design literacy: organizing self-organization のまとめ

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DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELFORGANIZATION By Dick Rijken 高高 高高

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Page 1: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

DESIGN LITERACY:ORGANIZING SELFORGANIZATION

By Dick Rijken

高橋 杏子

Page 2: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

DESIGN LITERACY:ORGANIZING SELFORGANIZATION

=読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。利用能力。応用力。(YAHOO!JAPAN 辞書 )

Page 3: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

DESIGN LITERACY:ORGANIZING SELFORGANIZATION

=デザイン ( 自己表現のために必要な知識や技術 )を使いこなせる能力。

Page 4: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

DESIGN LITERACY:ORGANIZING SELFORGANIZATION

オープンなネットワークにおいて、知識や専門性の位置づけはどのように変化するのか。プロデザイナーの役割とは?アマチュアデザイナーが、現代ネットワーク社会において”自己”を形成するためには、何が必要なのか…。

Page 5: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

モダニズムの終焉モダニズム[ 普遍的な真実 ][ 右肩上がりの進歩 ]  は終わりをむかえた。正解のない世の中カオスの迷宮のなかに、自分自身を見出す必要。

個人的な意義のために果てしない旅を続ける→ 悪くはないが、先の見えない不安はある。

即興で何かを作ったり適応したりすることを学習できれば、

人生は意味深く価値あるものになるに違いない

Page 6: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

固有性( アイデンティ

ティ )の矛盾

選択の矛盾

ネットワーク社会における基本的な矛盾

Page 7: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

ネットワーク社会における基本的な矛盾

固有性( アイデンティ

ティ )の矛盾

個人の特性は、周りとの関係性によって明らかになる。 …facebook, LinkedIn, LINE など

Page 8: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

ネットワーク社会における基本的な矛盾

固有性( アイデンティ

ティ )の矛盾

→ 現代ネットワーク社会を文化的な場にしてる[ 文化の大事 point]

“ 表現し、省察する”を可能にしている

個人の特性は、周りとの関係性によって明らかになる。 …facebook, LinkedIn, LINE など

Page 9: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

ネットワーク社会における基本的な矛盾

選択の矛盾

自己選択する自由がある ( 権利 )

=たくさんの選択肢の中から選択しなければならない ( 義務 )

Page 10: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

「文化としてのデザイン」から、「 ( 自己を含め ) デザインする文化」へ

ネットワーク社会における基本的な矛盾

選択の矛盾

自己選択する自由がある ( 権利 )

=たくさんの選択肢の中から選択しなければならない ( 義務 )

Page 11: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

SELF ORGANIZATION ( 自己組織化 )

選択し、表現することにより、ばらばらの自分を 1 つのかたちあるものにする。

Page 12: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

-Youtube や instagram など…非常にシンプル。分かりやすくデザインされてる。( 文書、写真、動画など…アップロードされるものもシンプル )

もっと複雑なメディアや人工物について言えば、“ あとはご自由に使って!どうぞ”では足りなくて、もっと助け ( サポート体制 ) を充実させる必要がある。

Ex) STEIM であれば、楽器。

SELF ORGANIZATION ( 自己組織化 )

Page 13: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

どう助けるか?注目すべきデザインリテラシーの、 3 つの要素

戦略的ビジョン

戦略的選択

オペレーションスキ

自己表現のために必要な知識や技術を使いこなす能力=デザインリテラシー

Page 14: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

自己表現のために必要な知識や技術を使いこなす能力=デザインリテラシー

戦略的ビジョン

何を達成したいか、目的をはっきりさせる( ビジョンを明確化 )

Ex) 清掃員さんが楽に分別できるゴミ箱を作りたい。

どう助けるか?注目すべきデザインリテラシーの、 3 つの要素

Page 15: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

戦略的選択

大きな部分から小さな部分まで、詳細を選択し、決定する。( 大きな選択は、小さな選択をする際のよりどころになる )

自己表現のために必要な知識や技術を使いこなす能力=デザインリテラシー

どう助けるか?注目すべきデザインリテラシーの、 3 つの要素

清潔感か、かっこよさか…サイズは、角度は…

Page 16: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

オペレーションスキ

生産ツールやインフラを使えるようになる

自己表現のために必要な知識や技術を使いこなす能力=デザインリテラシー

どう助けるか?注目すべきデザインリテラシーの、 3 つの要素

Page 17: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

学習でき得るものである→操作を学ぶこと以上に頭つかう

戦略的ビジョン

戦略的選択

オペレーションスキ

自己表現のために必要な知識や技術を使いこなす能力=デザインリテラシー

どう助けるか?注目すべきデザインリテラシーの、 3 つの要素

Page 18: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

どう助けるか?プロのデザイナーが果たしうる役割

プロのデザイナーは、デザインリテラシーをしっかりと持ち合わせている( 必要なすべての専門性=知識、技術を持ち合わせている )

Page 19: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

どう助けるか?プロのデザイナーが果たしうる役割

戦略的ビジョン

問題はどこにあるのか、見定めるためのサポート

良質なデザインの紹介、説明、議論…インスピレーションをもたらす存在に。

Page 20: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

どう助けるか?プロのデザイナーが果たしうる役割

戦略的選択

良質な事例の構築、面談・ディベートを通して自分たちの方法論や見識を共有。

ユーザーは、オープンにされた事例を綿密に検証したうえで、改変し、利用し、共有する。( オープンデザインの利点を最大限に活用 )

Page 21: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

どう助けるか?プロのデザイナーが果たしうる役割

オペレーションスキ

関連ツールのための適切なインターフェイスをデザインする。

Page 22: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

どう助けるか?プロのデザイナーが果たしうる役割

戦略的ビジョン

戦略的選択

オペレーションスキ

オンライン上だけではなく、プロ・アマが対面して、知識共有しあうのも、もちろん大事。そういう場は、「ホットスポットになり得る」Ex) STEIM

Page 23: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

STEIM- オランダ、アムステルダムにある電子音楽・電子楽器にかかわる自主運営の研究施設。

-録音スタジオ、開発用の研究施設、イベントスペース、宿泊施設を備えており、充実した設備+スタッフのサポートのもと、滞在しながら楽器の制作を行うことができる。

Page 24: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

未来のデザイン

オープンデザインにアマチュア集まるが、そこにはプロ ( カリスマ ) のサポートが必須である。 (←3 つのレベルのリテラシー )

※人々、施設、関係性、ツール、オープンなインフラの生態系が必要

Page 25: DESIGN LITERACY: ORGANIZING SELF-ORGANIZATION のまとめ

未来のデザイン

- 人々はカリスマの周りに集まり、彼らから学び、お互いに学び合いもする。一部は成長し、自立的に発展。

-それ以外の部分は活気ある生き生きとした環境を作る為に、意識的にデザインされ計画される必要がある。

- この生態系は、複雑なネットワーク社会において、固有性 ( アイデンティティ ) や選択、といった厄介な問題をどう扱ってていけばよいか、新しい方法を発見させてくれるだろう。