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【大会名】第2回 Digital Orthodontics 研究会大会   【主催】Digital Orthodontics 研究会

     住所:〒 834-0063 福岡県八女市本村 378-6 プラザホテルアベニュー 1F ユアーズ矯正歯科内 TEL:0943-25-6057

【日時】平成 25 年 5 月 30 日 9:30 ~ 17:30     【場所】ベルサール八重洲 3 階 ルーム 2

     住所:〒 103-0028 東京都中央区八重洲 1-3-7 八重洲ファーストフィナンシャルビル 2F・3F TEL: 03-3548-3770

懇親会について

 【会場】八重洲富士屋ホテル 2 階 櫻の間  住所:〒 104-0028 東京都中央区八重洲2丁目9−1 TEL:03-3273-2111

 【時間】18:30 ~ 20:00  【会費】無料

【タイムスケジュール】 9:00 - 9:30 : 受付

    9:30 : 開会・挨拶

9:30 - 10:45 : 総説:Rohit Sachdeva「Convergence of Analog and Digital Orthodontics to Better Patient Care」

10:45 - 10:50 : 質疑応答

10:50 - 11:00 : 休憩

11:00 - 11:30 : 講演:林 一夫 「Redefi ning the Practice of Orthodontics with Digital Technologies vol.1」

11:30 - 11:35 : 質疑応答

11:35 - 12:05 : 講演:後藤 光利 「スタディモデルのデジタル化とその応用」

12:05 - 12:10 : 質疑応答

12:10 - 13:10 : 昼食

13:10 - 13:55 : 講演:杉山 晶二 「Incognito System のバイオメカニクス特性と治療効果について」

13:55 - 14:05 : 質疑応答

14:05 - 14:50 : 講演:布川 隆三 「Clinical advantages of the Digital system with Lingual technique」

14:50 - 15:00 : 質疑応答

15:00 - 15:10 : 休憩

15:10 - 15:55 : 講演:松野 功 「舌側矯正におけるデジタル化へのながれ」

15:55 - 16:05 : 質疑応答

16:05 - 16:50 : 講演:久保田 隆朗 「Redefi ning the Practice of Orthodontics with Digital Technologies vol.2」

16:50 - 17:00 : 質疑応答

17:00 - 17:45 : 座談会

    17:45 : 挨拶・閉会

2nd annual digital orthodontics study club conference

THE INSTITUTE OF ORTHODONTIC CARE IMPROVEMENT

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Dr. Rohit Sachdeva(ロヒット サチデバ 先生)【略歴】

1978 年 ナイロビ大学卒業

1983 年 コネチカット大学 矯正修士

現 在 オーラメトリックス社 CCO

  コネチカット大学 マニトバ大学 ベイラー大学 テキサス A&M 大学 講師

     特許数 70 以上 論文数 150 以上

「Convergence of Analog and Digital Orthodontics to Better Patient Care」Advances in digital technology in Orthodontics are providing the Orthodontists with new tool sets to deliver

personalized patient care both efficiently and effectively. These technologies are not designed to replace the

expert but to complement their skills.

The purpose of this presentation is to provide an overview of the digital technologies available in the

marketplace to enable customized care. The rationale for these technologies will be discussed. Furthermore the

imperative for the professional to take the responsibility for driving the ' New' technology in achieving better

care will be emphasized. Also, an orthodontic technology assessment algorithm the author has developed will be

discussed.

In closure, the impact of digital orthodontics on the Professional and the care delivery system will be presented.

 Digital 技術の進歩は矯正医に効率的で効果的な、個別化した治療を可能にするツールを提供します。これらの

最先端技術はその専門性を奪うものではなく、補填するものです。

 今回の発表は、現在カスタマイズ治療を可能にした、市場で利用できる digital 技術の概略を述べるつもりです。

また、これらの技術の合理性について討論しましょう。さらに新しい技術の導入者として、より良い治療を行う

ためにはどうすれば良いのかについてお話をします。特に私が開発したアルゴリズムについてお話しましょう。

 最後に、Digital 矯正治療でのすばらしい症例をお見せしましょう。

09:30 - 10:45

THE INSTITUTE OF ORTHODONTIC CARE IMPROVEMENT

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Dr. Kazuo Hayashi(林 一夫 先生)【略歴】

1995 年 北海道医療大学歯学部卒業 同大学大学院入学

1999 年 歯学博士 矯正歯科学講座助手

2003 年 ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員

2006 年 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師

2007 年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師

2008 年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授

2009 年 ノースカロライナ大学歯学部 客員研究員

「Redefining the Practice of Orthodontics with Digital Technologies vol.1」

 今回は、主に SureSmile に関連したデジタル技術の有効性を研究的な側面からお話しさせていただきます。

OraMetrix 社が開発した口腔内を直接計測することが可能な光学スキャナー(OraScanner)は、SureSmile を運

用する上で必要不可欠な装置であり、その精度と信頼性はシステム自体の妥当性を左右すると考えられます。

今回は幾つかの三次元計測器と OraScanner との比較を行い、三次元モデルの信頼性を評価した結果を報告させ

ていただきます。

 また、三次元モデルを用いた新しい評価法を用い、SureSmile における歯の移動の正確性を幾つかのパラメー

タを基に解析した結果もご報告させていただきます。さらには関連する最新の研究報告のレビューも紹介させて

いただければと思います。

1 1:00 - 1 1:30

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Mr. Mitsutoshi Goto(後藤 光利 様)【略歴】

1955 年 名古屋市生まれ

1976 年 歯科技工士免許取得、補綴技工に従事ののち矯正専門医勤務

1986 年 アバンテック矯正技工開設

1995 年 株式会社アバンテックに組織改変

2008 年 矯正用 CAD/CAM システム、 株式会社 CATS システム設立。自社開発を行う。

「スタディモデルのデジタル化とその応用」

 今日、歯科矯正領域においてもデジタル技術の応用が進んでいる。アナログ写真やレントゲンは今やデジタルデーター

に置き換わって久しい。最近では 3 次元データーを活用することで、これまで多大なコストと時間を費やしていた経験

や勘による作業が数値化されることで客観的評価ができるようになってきている。また、これらの技術を応用して患者個々

に対応したカスタムメイドの矯正治療システムも確立されてきており、さらに進化していくことが期待されている。デジ

タルシステムは合理的であり、精度と予知性の高い安全な矯正治療に寄与できると考える。

 私どもはかなり以前からラボサービスの一環として、院内で増え続ける患者資料の保管代行業務をおこなっていたが、

度々依頼のある資料の出し入れの煩雑さや長期間にわたる保管コストに問題を抱えていた。

 程なくアナログ写真やレントゲン等の資料のデジタルデーターへの変換はコストもそれ程かからず容易にできるように

なったが、当時からスタディーモデルを 3 次元データーとして取り込む技術はあっても簡単に導入できるものではなかっ

た。しかし、3 次元データーの活用は模型の読み取りだけでなく、リバースエンジニアリング技術を応用すればバーチャ

ルで規格模型を作り、診断用のセットアップもできる。さらには IDBS、アライナー等の装置にも発展させることが可能

であることから、これまでアナログで培って来た技術や考え方に基づいたデジタルシステムの開発に取り組んだ。 

 今回この CATS システム (Computer Aided Treatment Support System) の紹介をする機会が得られた。このシステムは、

1 既にある模型をデジタルデーター化

2 スナップ印象のデーターをバーチャルで完成度の高い規格模型を製作(模型計測もおこなえる)

3 デジタルセットアップ(アナログ感覚のデジタル支援セットアップシステム。インオフィスセットアップ、ラボ  

  への依頼も自由)

4 高精細 3D プリンターによるモデル出力サービスで構成されている。

 ユーザーは必要なサービスだけを利用できる。シンプルなインターフェイスは習得も容易であるし、アプリケーション

は無償提供される。簡便でありながら高精度でクオリティーの高いサービスが受けられるシステムである。

1 1:35 - 12:05

THE INSTITUTE OF ORTHODONTIC CARE IMPROVEMENT

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Dr. Syoji Sugiyama(杉山 晶二 先生)【略歴】

1985 年 日本歯科大学卒業

1991 年 日本歯科大学歯学部矯正学大学院博士課程修了

1994 年 東京都渋谷区にて医療法人社団矯晶会杉山矯正歯科開設

「Incognito System のバイオメカニクス特性と治療効果について」

 Incognito System は、Dr.Wiechmann らにより考案され 2004 年より実用化されたデジタル技術を駆使し

たフルカスタムメイドの舌側矯正システムである。2012 年の段階で、ヨーロッパでの舌側矯正治療の多くが

Incognito System で治療されており、世界 60 カ国以上で採用されている現在最もポピュラーな舌側矯正システ

ムである。

 Incognito 装置の製作に関しては、口腔内模型を3D スキャナーで スキャニング後、デジタルセットアップ

を行い、デジタル歯列上でブラケットをデザイン(CAD)してワックスパターンを削りだし(CAM)鋳造作製す

るという、極めて精密性の高い製造行程が構築されている。従来までの舌側矯正装置と比較すると以下の特徴が

みられる。

1 装置が非常に薄く、表面は完全にポリッシングされているため違和感が少なく患者の快適性に大きな優位性がある。

2 ブラケットは、CAD/CAM で精密に作製され、ワイヤーはロボットにより各患者の歯列にあわせて屈曲される。

3 Ribbon Arch 採用のためブラケットのプロファイルが低く従来の舌側矯正にあった、発音障害が著しく軽減される。

4 Bracket のデザインは、前歯部 Vertical slot 臼歯部 Horizontal Slot 形式の Ribbon VH System であり、前歯部のトル

  ク値は Set up に極めて近い適正なトルク確立が可能である。

5 カリエスのリスクが、唇側矯正の 1/5 に軽減する。

 演者と居波は、2010 年に 3 回ドイツのバドエッセンを訪れ、Dr.Wiechmann による認定講習会用講師育成プ

ログラムを受講した。育成コースで供覧されたケースは Caucasion のものであったが、帰国後日本人のケースを

治療した結果から、抜歯ケースでの Incognito System 固有のバイオメカニクス特性、叢生の強いケース治療で

の留意点を述べてみたい。

13:10 - 13:55

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Dr. Ryuzo Fukawa(布川 隆三 先生)【略歴】

1980 年 大阪歯科大学卒業後、同大学矯正学教室にて歯科矯正学を専攻

1985 年 南カリフォルニア大学 Dr. Dougherty course 修了

1991 年 布川矯正歯科開設(東大阪市にて)

1993 年 米国カリフォルニア F.A.C.E(医学生涯継続教育財団) course 修了

2000 年〜 2013 年 フランス、パリ大学 DidierFILLION のもとで、舌側矯正治療を研鑚

2001 年 英国矯正歯科認定医試験合格

2006 年 第 1 回日本矯正歯科学会専門医試、験に合格

2006 年 日本成人矯正歯科学会専門医審査に合格

2010 年 世界舌側矯正歯科専門医認定試験に合格

「Clinical advantages of the Digital system with Lingual technique」

 今回、デジタルシステムを使用したリンガル矯正治療について紹介したい。唇側からの治療と比較してリンガ

ル治療では、その舌面形態が唇側に比較して複雑なためブラケットポジショニングが難しい。不適切なブラケッ

トポジショニングはフィニッシングステージの治療期間を遅延させるだけでなく、その治療精度も低くなる。さ

らに従来のアーチワイヤーはマッシュルームの形状を呈しているため、抜歯症例では歯列弓の弓なり現象が起き

やすい。これらの欠点を補うために開発されたシステムが Digital system with Lingual technique である。

 新しいシステムは患者、矯正歯科医、ラボラトリィーの三者が PC 上のバーチャル • セットアップの情報を共

有できるだけでなく、矯正歯科医とラボラトリィーの所在位置が遠距離にあっても PC 上での遠隔操作により正

確な情報の共有が可能であることが利点である。実祭のデジタルセットアップの特徴は咬頭対窩および咬頭対辺

縁隆線の関係、前歯のオーバージェット、オーバーバイトの量が適正かどうか、咬合接触の状態などを拡大像に

て正確に把握しながら修正が可能である。すなわちマニュアルのセットアップ作製上での骨の折れる技工操作に

対して、正確な歯のポジショニングのセットアップが可能になる。個々の患者固有の理想咬合の確立に際し、複

雑なポジショニングベンドも要しないバーチャルセットアップをすることが理想であるが、臨床的にはフィニッ

シングステージで歯冠の位置だけでなく歯根の位置も Alveolar housing できるような補正のベンディングが必要

である。またワイヤーの形状については従来のマッシュルーム形ではなくステップのないストレート化にするこ

とにより、歯列の水平的および垂直的コントロールを容易にする。さらに抜歯症例では歯列弓の弓なり現象を軽

減しやすいのも特徴である。

 それらのデジタルセットアップの構築手順に加えて、矯正治療に不可欠な審美的診査、診断法、術後の顎骨内

の歯の予想位置の立て方について症例を通して紹介したい。

14:05 - 14:50

THE INSTITUTE OF ORTHODONTIC CARE IMPROVEMENT

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Dr. Isao Matsuno(松野 功 先生)【略歴】

1956 年 東京生まれ

1983 年 北海道大学歯学部卒業

1987 年 北海道大学大学院修了 歯学博士 北海道大学歯学部助手

1993 年 北海道大学歯学部講師 赤坂まつの矯正歯科 院長

2005 年 昭和大学歯学部非常勤講師

「舌側矯正におけるデジタル化へのながれ」

 矯正歯科の中でデジタル化が進んでいる。特にリンガルの世界ではその傾向が強い。舌側矯正に対し、以前か

ら、いや今でも頬側からの治療に比較して歯の並びが甘い。と言われ続けてきた歴史がある。確かに舌側矯正は、

歯並びのコントロールが非常に難しい。そこで、舌側矯正ではストレートワイヤー的な考え、つまりブラケット

をいい位置につけ、ワイヤーのベンドは極力なくすような治療が行われてきた。さらに、舌側矯正の特色ともい

うべき工夫、すなわち歯の舌側形態が頬側のそれに比較して複雑なため、カスタムメードのブラケットの作製が

行われた。この様に頬側からの矯正治療では行われなかった手法が盛んに開発、実践された。

 カスタマイズされたブラケットを作製する試みは、まず、石膏模型から歯列模型をスキャニングする。つまり

デジタルデータ化するところから始まり、次にそのデジタル化した歯をコンピュータにてセットアップする。い

わゆる3Dセットアップまたはデジタルセットアップと呼ばれるものである。ブラケットの作製はハーモニーシ

ステムの場合、ブラケット形状をデザインし、作製する。つまり CAD/CAM システムを用いたブラケット作製で

ある。このようにリンガルの世界では、必然的にデジタル化の流れがおきたといっても過言ではない。

 

 ここで考えなくてはいけないのは、このデジタル化がすべてアドバンテージなのかということである。前提と

して、患者の口腔内の治療である以上、治療のある部分にデジタル化を利用していることを忘れてはいけない。

アナログの口腔内情報をデジタル化し、ブラケットをデザインし、作製する。この過程はデジタルの世界で可能

である。しかし、そのデジタルデータから作成されたブラケットを現実の歯につける時点で、アナログへの世界

に戻るところにいろいろな問題がある。このような観点から舌側矯正のデジタル化の流れをさまざまな角度から

考察してみたい。

15:10 - 15:55

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Dr. Takao Kubota(久保田 隆朗 先生)【略歴】

1981 年 神奈川歯科大学卒業後、同大学矯正学教室大学院入学

1985 年 卒業 歯学博士、矯正学教室助手

1988 年 カナダ、トロント大学留学

1998 年 神奈川歯科大学矯正学教室 講師

1999 年 神奈川歯科大学矯正学教室 大学院講師

2001 年 神奈川県歯科大学矯正学教室非常勤講師

     八女市にユアーズ矯正歯科開院

「Redefining the Practice of Orthodontics with Digital Technologies vol.2」

 近年、矯正治療においても 3D セットアップモデルの作成やロボットを応用したワイヤーベンディングなど、

デジタル技術の進歩と応用には目を見張るものがあります。さらに、CBCT の情報を取り入れることで、今まで

の歯冠中心の考え方から、歯根、歯槽骨、顎関節を含め、統合した治療計画の立案が可能となって来るのです。

そこで、今回このような最先端技術を応用することにより、どのような治療の変革が可能なのか、症例を通して

述べてみたいと思います。

 今回、OraMetrix 社の SureSmile システムを用い、個々の患者に適応しました。そのシステムの概要は以下の

通りです。

1 最初に患者の模型をオーラスキャナーや CBCT を用いスキャニングすることにより診断用の 3D モデルをコ

  ンピュータに再現します。その 3D モデルで術後状態を予想しシミュレーションすることにより、治療目標

  を三次元で明確化することができます。

2 ブラケットを装着し、レべリング、アライメント後、再度スキャンを行うことで、歯根、歯槽骨の状態、お

  よびブラケットと歯の正確な位置が再現されたモデルが完成します。このモデルを基に、セットアップモデ

  ルを再構築することで、歯根と歯槽骨の相対的位置関係も考慮した理想的な治療目標が設定できるのです。

3 このセットアップの情報に基づき、ロボットで正確にワイヤーベンドを行い患者に適応することで、歯冠、

  歯根、歯槽骨を含め、きわめて安全で、効率的な治療が可能となるのです。

 従来の矯正治療では、歯冠中心の静的咬合を目標としてきました。しかし、3D-CBCT を矯正治療に応用すれ

ば従来の治療では、観察することができなかった歯根、歯槽骨を三次元的に観察できるようになります。その結

果、歯槽骨からの歯根露出、無理な拡大や非抜歯治療による歯槽骨の退縮等を避け、より安全な従来にない治療

目標の設定および治療が可能であると思われます。

16:05 - 16:50

THE INSTITUTE OF ORTHODONTIC CARE IMPROVEMENT

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【出展企業一覧】(50音順)

株式会社アソインターナショナル  住所:〒 104-0061 東京都中央区銀座 2-11-8 

  TEL:03 - 3547 - 0471 FAX:03 - 3547 - 0475 担当者:曽我 雄作

カボデンタルシステムズジャパン株式会社  住所:〒 140-0001 東京都品川区北品川 4-7-35 御殿山トラストタワー 15F

  TEL:03 - 6866 - 7482 FAX:03 - 6866 - 7483 担当者:沖野 美幸

コアフロント株式会社  住所:〒 162-0845 東京都新宿区市谷本村町 2-11 外濠スカイビル 4F

  TEL:03 - 5579 - 8710 FAX:03 - 5579 - 8711 担当者:稲葉 隆介

東京臨床出版株式会社  住所:〒 541-0053 大阪府大阪市中央区本町 1-1-3

  TEL:06 - 6264 - 7136 FAX:06 - 6264 - 7137 担当者:佐藤 祐子 / 辻 明彦

株式会社ヨシダ  住所:〒 110-8507 東京都台東区上野 7-6-9

  TEL:03 - 5821 - 2921 FAX:03 - 5821 - 2920 担当者:渡邉 健

【賛助会員一覧】(50音順)

カボデンタルシステムズジャパン株式会社  住所:〒 140-0001 東京都品川区北品川 4-7-35 御殿山トラストタワー 15F

  TEL:03 - 6866 - 7482 FAX:03 - 6866 - 7483

東京臨床出版株式会社  住所:〒 541-0053 大阪府大阪市中央区本町 1-1-3

  TEL:06 - 6264 - 7136 FAX:06 - 6264 - 7137

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2nd annual digital orthodontics study club conference

THE INSTITUTE OF ORTHODONTIC CARE IMPROVEMENT

■ 場所    ベルサール八重洲 3階 ルーム2     住所:〒 103-0028 東京都中央区八重洲 1-3-7 八重洲ファーストフィナンシャルビル 2F・3F TEL: 03-3548-3770

■ 交通    「日本橋駅」A7 出口 直結(東西線・銀座線・浅草線)    「東京駅」八重洲北口 徒歩 3 分(JR 線・丸ノ内線)

■ 場所    八重洲富士屋ホテル 2階 櫻の間     住所:〒 100-0028 東京都中央区八重洲2丁目9−1 TEL: 03-3273-2111

■ 交通    セミナー会場より徒歩12分/セミナー会場よりタクシー4分

【セミナー会場】

【懇親会会場】

■ 当日お問い合わせ Degital Orthodontics 研究会 講習会担当:蓮田 090 - 3320 - 8142 または 080 - 3619 - 7399

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Digital Orthdontics研究会 〒834-0063 福岡県八女市本村378-6プラザホテルアベニュー1Fユアーズ矯正歯科内 TEL:0943-25-6057