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取扱説明書 DocuPrint CG835 II カラーレーザープリンター ドキュプリント サーバー編

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  • 取扱説明書

    D o c u P r i n t C G 8 3 5 IIカラーレーザープリンター

    ドキュプリント

    サーバー編

  • AppleTalk プロトコルとコンピュータープログラムは、Apple Computer,Inc. のライセンス下にあり、AppleTalk、EtherTalk、LocalTalk、Apple および Macintosh は、Apple Computer,Inc. の商標です。

    Adobe、PostScript、Adobe PostScript 3、PostScript ロゴ、Adobe Caslon、Adobe Garamond、Adobe Wood Type、Blackoak、Carta、Lithos、Poetica、Tekton および Trajan は、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の登録商標または商標です。

    リュウミン L-KL、中ゴシック BBB は、株式会社モリサワの商標です。Helvetica、Palatino、Times は、Linotype-Hell AG および関連会社の登録商標です。

    ITC Avant Garde、ITC Avant Garde Gothic、ITC Bookman、ITC Zapf Chancery、ITC Zapf Dingbats は、International Typeface 社の登録商標です。

    Intel、Pentium、MMX は Intel Corporation の商標または登録商標です。Microsoft、Windows、Windows NT は、米国マイクロソフト社の米国およびその他の国における登録商標です。

    NetWare は、Novell, Inc. の登録商標です。TrueType フォント、TrueType は、Apple Computer, Inc. の登録商標です。

    X-Rite は、X-Rite 社の登録商標です。GretagMacbeth は、Gretag-Macbeth Holding AG の登録商標であり、

    Eye-One、Eye-One Logo、i1、Spectrolino、Spectroscan、SpectroChart、eye-One はその商標です。その他の製品名、会社名は各社の登録商標または商標です。

    画面の使用に際して米国マイクロソフト社の許諾を得ています。

    このソフトの中で使用されている TOYO COLOR FINDER のコンピュータービデオシミュレーションの色やカラープリンターにより出力された色は COLOR FINDER 色票の色と合わない場合がありますので正確な「TOYO COLOR FINDER 1050」の色は色票で確認してください。TOYO INK COLOR FINDER SYSTEM AND SOFTWARE の著作権は東洋インキ製造株式会社が所有し DocuPrint CG835 で使用する場合に限って富士ゼロックスプリンティングシステムズ株式会社に使用許可のライセンスが与えられています。したがって、DocuPrintCG835 に関連して使用する以外の目的で他のディスクにコピーしたり、メモリーに読み込む事を禁じます。TOYO INK COLOR FINDER SYSTEM AND SOFTWARE TOYO INK MFG. CO.,LTD.,1991-1994.「カラーファインダー」は東洋インキ製造株式会社の登録商標です。

    「東洋インキ標準色 ver.2.0」について本プリンターは、東洋インキ製造株式会社より「東洋インキ標準色 ver.2.0」の認定を受けています。「東洋インキ標準色 ver.2.0」とは、東洋インキ製造株式会社が、印刷物の標準化のために定めた規格です。「東洋インキ標準色 ver.2.0」の印刷条件は、以下の通りです。・インキ : TK ハイユニティ・イメージセッター : Creo Dolev 800・印刷機 :三菱ダイヤ 304 型・用紙 :パールコート 104.7g/m2(三菱製紙)・スクリーン :175 線 / インチ スクエアドット

    本プリンターは、大日本インキ化学工業株式会社より「DIC 標準色」の認定を受けています。「DIC 標準色」とは、大日本インキ化学工業株式会社が印刷物の色の標準化のために定めた規格です。この規格は,アート紙上のオフセット・プロセス印刷の色範囲として設定したものです。本プリンターは、D50 光源下で「DIC 標準色」の基準レベル「電子写真方式」に適合しています。これにより、標準的オフセット・プロセス印刷における印刷物の色を近似的にシミュレーションすることができます。

    本プリンターは、「DIC 標準色」の認定を受けていますが、大日本インキ化学工業株式会社の発行している「DIC カラーガイド・プロセスカラーノート」見本帳(*1)の色と必ずしも一致するとは限りません。本プリンターは、経時変化、環境変化等に伴う印画特性の変化により、プリント色に多少の色の誤差が生じる場合がありますのでご注意ください。本プリンターは、製品個々および消耗品の特性バラツキにより、プリント色に多少の色の誤差が生じる場合がありますのでご注意ください。本プリンターに搭載されている DIC 標準色プロファイルは、本プリンター用に開発されたものであり、大日本インキ化学工業株式会社が作成したオフセット標準印刷用プロファイル「DIC 標準色プロファイル(DIC Standard Color SFC)」とは異なります。*1:「DIC カラーガイド・プロセスカラーノート」見本帳は、特色見本帳「DIC カラーガイド 」、「DIC カラーガイド ・パート 2」の色を、アート紙上、DIC 製プロセスインキを用いて近似的にプロセス印刷(黄、紅、藍、墨)の網点%の組み合わせで色再現したプロセス見本帳です。

    DIC および DIC カラーガイドは大日本インキ化学工業株式会社の登録商標です。データベース「DIC カラーガイド 」は大日本インキ化学工業株式会社の著作物です。富士ゼロックスプリンティングシステムズ株式会社はDocuPrint CG835に搭載することにおいてデータベース「DICカラーガイド」のライセンスを大日本インキ化学工業株式会社より受けています。

    本プリンターのソフトウエアには、the Independent JPEG Group で作成されたコードの一部を利用しています。

    XEROX、THE DOCUMENT COMPANY、“デジタル X”のマーク、および Ethernet(イーサネット)は、米国ゼロックス社または富士ゼロックス株式会社の登録商標です。DocuWorks、Printing Force FUJI XEROX ロゴマークは商標です。

    ご注意① 本書の内容の一部または全部を無断で複製・転載・改編することはおやめください。② 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。③ 本書に、ご不明な点、誤り、記載もれ、乱丁、落丁などがありましたら弊社までご連絡ください。④ 本書に記載されていない方法で機械を操作しないでください。思わぬ故障や事故の原因となることがあります。万一故障などが発生した場合は、責任を負いかねることがありますので、ご了承ください。

    ⑤ 本製品は、日本国内において使用することを目的に製造されています。諸外国では電源仕様などが異なるため使用できません。また、安全法規制(電波規制や材料規制など)は国によってそれぞれ異なります。本製品および、関連消耗品をこれらの規制に違反して諸外国へ持ち込むと、罰則が科せられることがあります。

    ⑥ 本製品は、外国為替および外国貿易法および / または米国輸出管理規制に定める「輸出規制貨物」に該当します。つきましては、本品を外国へ輸出する場合には、日本国政府の輸出許可および / または米国政府の再輸出許可を受ける必要があります。

  • i

    このたびは DocuPrint CG835 Ⅱをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。Print Server Series(サーバー)は、Adobe PostScript を使用して、高品質のカラープリントを実現します。Print Server Series には、ネットワークプリントサーバーとして使用するために必要なソフトウエア、およびハードウエアが準備されています。本書は、色の調整やプリントの設定など、DocuPrint CG835 Ⅱをより高度に使いこなすための設定方法や情報が記載されています。なお、富士ゼロックス(株)の保証範囲は、PrintServer Series の標準構成、およびそのオプション製品に限ります。本書の内容は、Windows 2000 Professional の基本的な操作を習得されているかたを対象に、記述しています。

    富士ゼロックスプリンティングシステムズ株式会社

    本体のハードディスクに不具合が発生した場合、蓄積されたデータが消失することがあります。この場合のお客様のデータ消失による直接、間接の損害につき、当社はその責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

    コンピューターウイルスや不正侵入などによって発生した障害については、当社はその責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

    この取扱説明書のなかで と表記されている事項は、安全にご利用いただくための注意事項です。必ず操作を行う前にお読みいただき、指示をお守りください。

    プリンターで紙幣を印刷したり、有価証券などを不正に印刷すると、その印刷物を使用するかどうかにかかわらず、法律に違反し罰せられます。

    本機器は JIS C 61000-3-2(高調波電流発生限度値)に適合しています。

    受信障害についてラジオの雑音、テレビなどの画面に発生するチラツキ、ゆがみがこの商品による影響と思われましたら、この商品の電源スイッチを一旦切ってください。電源スイッチを切ることにより、ラジオやテレビなどが正常な状態に回復するようでしたら、次の方法を組み合わせて障害を防止してください。・本機とラジオやテレビ双方の位置や向きを変えてみる。・本機とラジオやテレビ双方の距離を離してみる。・この商品とラジオやテレビ双方の電源を別系統のものに変えてみる。・受信アンテナやアンテナ線の配置を変えてみる。(アンテナが屋外にある場合は電気店にご相談ください。)・ラジオやテレビのアンテナ線を同軸ケーブルに変えてみる。

    この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラス A 情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。

    はじめに

  • ii

    目 次

    ◆はじめに ..................................................................... i

    ◆目 次 ....................................................................... ii

    ◆マニュアル体系と本書の読み方 ................................................ vii

    第 1章 色の調整

    1.1 色の調整とは ............................................................... 2

    1.1.1 色の調整でできること ............................................... 2

    1.1.2 色調整のヒント ..................................................... 3

    1.2 プロファイルを使用したカラーシミュレーションの流れ ......................... 5

    1.3 キャリブレーションで色を補正する ........................................... 6

    1.3.1 キャリブレーションについて ......................................... 6

    1.3.2 自動キャリブレーション(簡易)...................................... 8

    1.3.3 自動キャリブレーション(エキスパート)............................. 15

    1.3.4 測色器キャリブレーション(簡易)................................... 22

    1.3.5 測色器キャリブレーション(エキスパート)........................... 26

    1.3.6 キャリブレーションファイルを割り当てる ............................ 31

    1.3.7 キャリブレーションファイルを適用する .............................. 33

    1.3.8 キャリブレーションファイルを操作する .............................. 34

    1.3.9 プリンターの濃度を調整する ........................................ 39

    1.4 スキャナーの使い方と調整 .................................................. 42

    1.4.1 スキャナーを調整する .............................................. 42

    1.4.2 スキャンした画像ファイルをサーバーに送信する ...................... 47

    1.5 RGB 用 ICC プロファイルを読み込む........................................... 56

    1.5.1 RGB 色補正プロファイルを読み込む................................... 56

    1.5.2 RGB 色補正プロファイルを割り当てる................................. 58

    1.5.3 RGB 出力プロファイルを読み込む..................................... 59

    1.5.4 RGB 出力プロファイルを割り当てる................................... 61

    1.6 CMYK プロファイルを作成する................................................ 63

    1.6.1 測色データを作成する .............................................. 63

    1.6.2 CMYK プロファイルを作成する........................................ 67

    1.6.3 CMYK プロファイルを割り当てる...................................... 69

    1.7 用意されているカラープロファイルの種類 .................................... 71

    1.8 ユーザー調整カーブを作成する .............................................. 74

    1.8.1 ユーザー調整カーブを作成する ...................................... 74

    1.8.2 ユーザー調整カーブを割り当てる .................................... 77

  • 第 2章 プリントの調整と設定

    2.1 両面印刷のずれを微調整する .................................................80

    2.2 濃度ムラを補正する .........................................................86

    2.2.1 目視で濃度ムラを補正する ...........................................86

    2.2.2 濃度計で濃度ムラを補正する .........................................90

    2.3 転写電圧調整 ...............................................................91

    2.4 用紙間隔調整 ...............................................................92

    2.5 FTP を使ってプリントする....................................................93

    2.6 EPS(JPEG エンコーディング)画像の扱いについて..............................94

    2.7 K オーバープリントの設定....................................................96

    2.8 プリントオプションについて .................................................97

    2.9 フォントについて ...........................................................98

    2.9.1 フォント情報を確認・バックアップする ...............................98

    2.9.2 代替フォントを指定する ............................................105

    2.10 カスタムサイズの用紙へのプリント ..........................................106

    2.11 SunRaster と XWD について...................................................108

    第 3章 スキャン

    3.1 サーバーでイメージをスキャンする ..........................................112

    3.1.1 スキャニングでできること ..........................................112

    3.2 クライアントでイメージをスキャンする ......................................118

    3.2.1 スキャニングでできること ..........................................118

    3.2.2 ScanUtility2 を使用したイメージの取り込み..........................120

    3.2.3 市販の TWAIN 対応アプリケーションを使用してイメージを取り込む ......127

    第 4章 便利な機能

    4.1 プリント結果をプレビューで確認する ........................................134

    4.1.1 TIFF データの取得(Windows の場合).................................134

    4.1.2 TIFF データの取得(Macintosh の場合)...............................135

    4.2 PostScript ファイルを作成する..............................................138

    4.2.1 Windows の場合.....................................................138

    4.2.2 Macintosh の場合...................................................141

    4.3 Web ブラウザーでジョブを管理する(WebManager)..............................142

    4.3.1 WebManager でできること............................................142

    4.3.2 WebManager を表示する..............................................143

    4.3.3 サーバーやプリンターの状況を確認する ..............................144

    iii

  • iv

    4.3.4 WebManager にログインする......................................... 145

    4.3.5 ジョブを確認・操作する ........................................... 146

    4.3.6 サーバーの設定を確認する ......................................... 147

    4.3.7 WebManager 画面からプリントする................................... 148

    4.3.8 プリンタードライバーなどをダウンロードする ....................... 150

    4.3.9 スキャンしたファイルをダウンロードする ........................... 154

    4.3.10 TIFF データをダウンロードする..................................... 156

    4.4 StatusMonitor3 でジョブを管理する(Macintosh のみ)........................ 158

    4.4.1 サーバーに接続する ............................................... 158

    4.4.2 StatusMonitor3 のウィンドウ....................................... 161

    4.4.3 StatusMonitor3 を終了する......................................... 162

    4.5 ファイル送信先をアドレス帳で指定する ..................................... 164

    4.5.1 送信先の指定について ............................................. 164

    4.5.2 アドレス帳の読み込みと保存 ....................................... 170

    4.6 ファイルを転送する ....................................................... 172

    4.6.1 ファイルを転送する ............................................... 172

    4.6.2 保存先を設定する ................................................. 173

    4.7 ボックスのジョブを保存・読み込む ......................................... 175

    第 5章 その他の環境設定

    5.1 プリンタードライバーのインストール ....................................... 178

    5.1.1 Windows 95/98/Me 用プリンタードライバーのインストール............. 178

    5.1.2 Windows NT 4.0 用プリンタードライバーのインストール............... 183

    5.1.3 Windows 2000/XP、Windows Server 2003 用プリンタードライバーのインストール(共有プリンターを使う場合).......................... 196

    5.2 ネットワーク環境の設定 ................................................... 199

    5.2.1 Microsoft Windows Network で使用する場合.......................... 199

    5.2.2 Mac OS X から IPP を使用する場合................................... 201

    5.2.3 NetWare で使用する場合............................................ 202

    5.2.4 TCP/IP からのプリント使用制限の設定............................... 212

    5.2.5 AppleTalk を使用する場合の注意事項................................ 213

    5.3 画像に対する警告値とメモ書きの設定 ....................................... 214

    5.3.1 RGB 画像警告の設定................................................ 214

    5.3.2 ヘアライン警告色の設定 ........................................... 216

    5.3.3 オーバープリント警告の設定 ....................................... 219

    5.3.4 オーバープリント再現モードの設定 ................................. 221

    5.3.5 特色警告の設定 ................................................... 222

  • 5.3.6 インキ総量警告の設定 ..............................................224

    5.3.7 メモ書きの変更 ....................................................225

    5.4 セキュリティに関する設定 ..................................................228

    5.4.1 Administrator のパスワードについて.................................228

    5.4.2 TIFF フォルダーの共有について......................................229

    5.4.3 FTP の匿名アクセスについて.........................................230

    第 6章 リファレンス

    6.1 ServerManager .............................................................232

    6.1.1 ServerManager のウィンドウ.........................................232

    6.1.2 ServerManager のメニュー...........................................239

    6.1.3 ServerManager の機能ボタン.........................................241

    6.1.4 ジョブメニュー ....................................................242

    6.1.5 ボックスメニュー (サーバーのみ )...................................249

    6.1.6 ダイアログボックス内の項目の説明 ..................................251

    6.2 スキャナーアプリケーション ................................................252

    6.2.1 サーバースキャンオプション ........................................252

    6.2.2 クライアント用スキャナーアプリケーション(ScanUtility2)...........260

    6.2.3 環境設定 ..........................................................261

    6.2.4 スキャンオプション ................................................264

    6.3 ServerPreview3 ............................................................273

    6.4 WebManager ................................................................275

    6.4.1 状態タブ ..........................................................275

    6.4.2 ジョブと履歴タブ ..................................................277

    6.4.3 ログインタブ ......................................................281

    6.4.4 プリファレンスタブ ................................................282

    6.4.5 アップロードタブ ..................................................284

    6.4.6 ダウンロードタブ ..................................................285

    6.5 StatusMonitor3 ............................................................286

    6.5.1 StatusMonitor3 のウィンドウ........................................286

    6.5.2 StatusMonitor3 のメニュー..........................................289

    6.5.3 ファイルメニュー ..................................................290

    6.5.4 ジョブ操作メニュー ................................................292

    v

  • vi

    付 録

    A エラージョブメッセージ一覧 ............................................... 296

    B ディスプレイの調整 ....................................................... 308

    C リカバリー CD-ROM の使い方 ................................................ 309

    D eye-one_Reader と測色器について........................................... 312

    D.1 eye-one_Reader の操作............................................. 312

    D.2 測色器の使い方 ................................................... 318

    E lpr のコントロールファイルを無視する場合.................................. 320

    F 用語集 ................................................................... 321

    索 引 .............................................................................. 323

  • マニュアル体系と本書の読み方

    マニュアルの種類

    本製品では、次のマニュアルを用意しています。使用目的に合わせてご利用ください。

    ■お使いいただくために

    同梱品のご案内と、箱を開けてから、印刷できるまでのプリンターの設置手順の概要を説明しています。まず、このマニュアルを見て、同梱品を確認してください。そのあと、以下の取扱説明書と合わせて参照しながら、プリンターを設置してください。

    ■取扱説明書(プリンター編)

    プリンター本体の設置手順を説明しています。また、プリンター本体の電源の入 /切、用紙のセット方法、紙づまりの処置、消耗品の交換など、日常プリンターを使用するときに必要なことがらについて説明しています。

    ■取扱説明書(導入編)

    DocuPrint CG835 Ⅱのパッケージに同梱されているハードウエアの接続方法、プリントサーバーとして使用するためのシステムのセットアップ方法、およびDocuPrint CG835 Ⅱの基本的な操作方法について説明しています。導入編の目次については、「取扱説明書(導入編)の内容」を参照してください。

    ■取扱説明書(サーバー編)<本書>

    色の調整やプリントの設定など、DocuPrint CG835 Ⅱをより高度に使いこなすための設定方法や情報が記載されています。

    プリンターに添付 / 同梱されている『お使いいただくために』、『取扱説明書(プリンター編)』に、参照先として『取扱説明書(サーバー編)』と記載されている場合は、本書または『取扱説明書(導入編)』を参照してください。

    vii

  • viii

    前提知識と前提条件

    本書は、サーバーとして本機を日常で使用するときに読んでいただきたいマニュアルです。本書の内容は、お使いの OS の環境の基本的な知識や操作方法を習得されていることを前提に、記述しています。お使いの OS については、OS に付属の説明書をお読みください。また、『取扱説明書(導入編)』をお読みになり、DocuPrint CG835 Ⅱの基本的な機能や操作方法を理解されていることを前提に、より高度な使用方法を説明しています。本書を読み始める前に、次の項目を確認してください。

    ■『取扱説明書(導入編)』の内容を理解していること

    ■接続対象となる機器やソフトウエアが明確になっていること

    ■本機を接続するために必要な製品については、販売店やカタログなどからの情報によって、準備できていること

  • 本書の表記

    ①本文中の「コンピューター」は、パーソナルコンピューター、Macintosh、ワークステーション、ホスト装置の総称です。

    ②本文中では、説明する内容によって、以下のマークを使用しています。

    注意すべき事項を記述しています。必ずお読みください。

    補足事項を記述しています。

    参照先を記述しています。

    ③本文中では、以下の記号を使用しています。

    「   」: 参照先は、本書内です。

    『   』: 参照先は、本書内ではなく、ほかの説明書です。

    「   」 : フォルダー、ファイル、アプリケーション、CD-ROM、機能などの名称や入力文字などを表します。

    [   ] : コンピューター上のメニュー、コマンド、ウィンドウやダイアログボックスとそれらに表示されるボタンやメニュー、項目などの名称を表します。

    〈   〉キー : キーボード上のキーを表しています。

    ④チェックボックスがチェックされている状態をオン、チェックされていない状態をオフで表します。

    ⑤メニュー、機能ボタン、ポップアップメニューなど複数の操作方法がある機能については、主にメニュー操作の手順を説明しています。

    ix

  • x

    1

    2

    3

    4

    5

    6

    本書の構成

    本書は、以下のような構成になっています。

    第 1章 色の調整プリンターのキャリブレーション方法とカラープロファイルの作成方法、およびプロファイルを使用したシミュレーションの流れについて説明しています。

    第 2章 プリントの調整と設定プリントにあたって行う、さまざまな調整と設定について説明しています。

    第 3章 スキャンスキャナーを使用したイメージのスキャンについて説明しています。

    第 4章 便利な機能プリント結果のプレビュー、ファイル転送などの便利な機能について説明しています。

    第 5章 その他の環境設定プリンタードライバーのインストール、ネットワーク環境の設定など、基本的な設定について説明しています。

    第 6章 リファレンススキャナーアプリケーション、WebManager などの主な機能について説明しています。

    付 録エラーメッセージ、ディスプレイの調整方法、リカバリー CD-ROM の使い方などについて説明しています。

  • 取扱説明書(導入編)の内容

    第 1章 サーバーをセットアップしましょうセットアップの前に

    ● 同梱品を確認する● 各部の名称● サーバーを設置する● サーバーを起動する /停止する

    サーバー環境を設定する● IP アドレスを設定する● Windows 2000 のアカウントを設定する

    ● AppleTalk で使用する場合● ServerManager にログインする● TCP/IP ネットワークで使用する場合

    ● スタートアップページのプリント● セットアップ時の障害対応

    第 2章 ソフトウエアをインストールしましょう

    インストールの前に● クライアント PC の動作環境● インストールの方法● サーバーからダウンロードする場合

    Macintosh をお使いの場合● Mac OS X 用プリンターを作成する● Macintosh 用プリンタードライバーをインストールする(68K/PowerPC 搭載の Macintosh)

    Windows をお使いの場合● Windows 2000/XP/Server 2003 用のプリンタードライバーをインストールする

    便利なソフトウエアをクライアント PC にインストールする

    ● Macintosh をお使いの場合● Windows をお使いの場合● PageMaker 用 PPD のインストール

    市販のフォントをインストールする色の調整

    ● プリント結果を安定させるキャリブレーション

    CMYK シミュレーション● カスタム CMYK プロファイルの作成● ユーザー調整カーブの作成

    第 3章 プリントしましょうプリントの基本操作

    ● 基本的なプリント操作の流れ● 印刷データをプリントする● サーバーで印刷データを編集・プリントする

    ● プリフライトでエラーチェックする● プリントオプションをカスタマイズする

    ● エラーシートがプリントされたときは

    ● サーバーの設定情報をバックアップする

    ● 印刷処理を強制停止・再開する

    用紙について● 使用できる用紙● 各トレイと使用できる用紙の種類・サイズ

    第 4章 便利な機能プリント前にデータを確認する

    ● RGB 画像を確認する● オーバープリントやトラッピングを確認する

    ● ヘアラインを確認する● 特色やインキ総量を確認する● プリフライトでエラー確認する

    いろいろな仕上がりでプリントする● 小冊子印刷でカタログ作成もラクラク

    ● カラーパッチやコメントをつける[メモ書き]

    ● 同じ画像を1枚の用紙に繰り返してプリントする [リピートプリント ]

    ● 複数のデータをまとめてプリントする [ジョブ連結 ]

    ● フォームと重ねてプリントする[差込印刷 ]

    ファイルを送受信する● 環境設定をする● ファイルを送信する● PDF ファイルを送信する● ファイルを受信する● 送信ジョブを管理する● DropPrint2 を使ってプリントする

    xi

  • xii

    ServerManagerをリモート接続で使用する● ServerManager の環境設定● 新規接続する● 接続設定ファイルから接続する● サーバーとの接続を切断する● 現在の接続状態を接続設定ファイルに上書き保存する

    ● 現在の接続状態を接続設定ファイルに名前を付けて保存する

    ● クライアントの通信設定をする

    第 5章 リファレンスプリンタードライバー

    ● 各タブ共通の項目●[ページ]タブ●[カラー]タブ●[排出指定]タブ●[出力指定]タブ●[画質]タブ●[グラフィックス]タブ●[ユーザー情報]タブ

    DropPrint2 プリントオプション

    ● 各タブ共通の項目●[情報]タブ●[ページ]タブ●[カラー]タブ●[排出指定]タブ●[出力指定]タブ●[画質]タブ●[グラフィックス]タブ●[ユーザー情報]タブ● 固有のプリントオプション   

    第 6章 困ったときはエラーウィンドウが表示されたらエラージョブメッセージ一覧Q&A

    付 録主な仕様

    ● 製品の仕様オプション製品について

    ● オプション製品の種類● ハードディスクの取り付け● 拡張メモリーの取り付け

    用語集『取扱説明書(サーバー編)』(電子マニュアル)の内容索引

  • 1 色の調整

    1.1 色の調整とは ............................................... 2

    1.2 プロファイルを使用したカラーシミュレーションの流れ ......... 5

    1.3 キャリブレーションで色を補正する ........................... 6

    1.4 スキャナーの使い方と調整 .................................. 42

    1.5 RGB 用 ICC プロファイルを読み込む........................... 56

    1.6 CMYK プロファイルを作成する................................ 63

    1.7 用意されているカラープロファイルの種類 .................... 71

    1.8 ユーザー調整カーブを作成する .............................. 74

    この章では、色の調整機能について説明します。

    人間の目で色の微妙な違いを判断することは、簡単にはできません。しかし、スキャナーや測色器を使えば、色をデータとして扱えるので、計算によって自動的に色を安定させる補正をしたり、商業印刷をシミュレーションするカラープロファイルを作成したりできます。

  • 2

    色の調整

    1

    1.1 色の調整とは

    色は、表示・入力・出力方法によって、結果が同じように再現されるとは限りません。加えて、プリンターは使用条件や頻度によって、色の再現性が劣化します。そこで、何らかの方法で、表示・入力した色と印刷結果が同じになるように調整する必要があります。それを「色の調整」と呼びます。

    1.1.1 色の調整でできること

    本機には、色の調整を行うための以下の機能があります。お使いのシステムや用途に応じてご利用ください。

    ■プリント結果を安定させるキャリブレーション

    プリント枚数による色再現性の劣化を補正する、キャリブレーション機能があります。キャリブレーションは、サーバーまたはクライアントコンピューターに接続されたスキャナーを使って行います。また、測色器を使って行うこともできます。

    「1.3 キャリブレーションで色を補正する」

    ■RGB カラープロファイルの読み込み

    モニターやスキャナーで使用した ICC プロファイルを、サーバーのカラープロファイルとして登録できます。また、RGB 出力プロファイルに印刷環境用の ICCプロファイルを登録すると、印刷環境に近い色味で出力できます。

    「1.5 RGB 用 ICC プロファイルを読み込む」

    ■CMYK プロファイルの作成

    印刷物をターゲットとして印刷シミュレーションをするための、より精度の高い CMYK プロファイルを作成できます。作成には、ICC(International ColorConsortium)プロファイルも使用できます。

    「1.6 CMYK プロファイルを作成する」

  • 1.1 色の調整とは色の調整

    1

    ■CMYK カラープロファイルを使った印刷シミュレーション

    CMYK プロファイル作成機能で作成したプロファイル、または標準で用意されているプロファイルを指定して、オフセット印刷の色味をシミュレーションできます。また、印刷会社、デザイン会社やクライアントなど環境が違っても、それぞれをサーバーに登録しておけば、切り替えて色味をシミュレーションできます。

    「1.2 プロファイルを使用したカラーシミュレーションの流れ」

    ■ユーザー調整カーブによる CMYK 調整

    ユーザー調整カーブを作成すると、CMYK それぞれの色の濃度を自由に調整できます。

    「1.8 ユーザー調整カーブを作成する」

    1.1.2 色調整のヒント

    入力、表示、そして出力にいたるまで、一貫して正確な色を保持することは簡単なことではありません。色と印刷についての知識を学ぶことも必要になるでしょう。ここでは、色調整を成功させるためのヒントをいくつか用意しました。期待どおりのプリント結果が得られなかったときや、ワークフローを見直すときの参考にしてください。

    印刷会社との打ち合わせプロセス校正や印刷物のような CMYK 出力の場合は、紙質やインク、印刷方法、環境要素などによって、色再現の領域が変化します。また、印刷機ごとに、使用すべきスクリーン線数や角度、網点などの設定は異なります。印刷会社と十分に打ち合わせをしてください。

    ICC プロファイルと、その他のプロファイル必ずしも ICC プロファイルを使う必要はありませんが、使用するとカラー管理が簡単になります。より厳密なカラーシミュレーションを行う場合は、測色データを作成することをお勧めします。

    3

  • 1.1 色の調整とは

    4

    色の調整

    1

    ユーザー調整カーブの活用ユーザー調整カーブは、キャリブレーション機能と分離されているうえ、CMYKそれぞれの色の濃度を調整できます。カーブを操作するだけで、明るさや色調を自由に変えることができます。ユーザー調整カーブを活用してください。

    入力機器と出力機器の補正モニター、スキャナー、およびプリンターの性能は、時間が経つと変化します。デバイスのキャリブレーションは、色の調整において重要なプロセスのひとつです。アプリケーションの操作を始める前に、必ず行ってください。

    アプリケーションとプリントオプションの設定プリントオプションの項目に、設定忘れはありませんか? また、アプリケーションの RGB、CMYK、および ICC プロファイル設定情報に、誤りはありませんか? 付属のマニュアルを参照して、もう一度確認してください。

    測色をするときの注意測色器のキャリブレーションや測色方法は、カラーシミュレーションの精度に大きく影響します。「1.6.1 測色データを作成する」の「測色時の注意」や、「付録D eye-one_Readerと測色器について」をお読みのうえ、正しくご利用ください。

    色パッチの確認印刷された各パッチに、汚れや色ムラがないことを確認します。汚れなどがあった場合は、印刷会社に再度印刷してもらってください。

  • 1.2 プロファイルを使用したカラーシミュレーションの流れ

    色の調整

    1

    プロファイルを使用したカラーシミュレーションの流れを説明します。

    「1.4 スキャナーの使い方と調整」

    「1.3 キャリブレーションで色を補正する」

    「1.3.7 キャリブレーションファイルを適用する」

    「1.5 RGB用ICCプロファイルを読み込む」~「1.7 用意されているカラープロファイルの種類」

    デバイスを調整スキャナーを調整します。

    プリンターをキャリブレーション

    プロファイルの用意

    ジョブの編集と最終チェック

    キャリブレーションの適用

    プリンターのキャリブレーションをします。

    ICC プロファイルを読み込みます。プロファイルの用意や、CMYKカラープロファイルの作成をします。

    クライアントからジョブを送信。サーバーでジョブを最終チェックします。

    キャリブレーションを適用するかしないかを設定します。

    5

  • 6

    色の調整

    1

    1.3 キャリブレーションで色を補正する

    色再現性の劣化を補正するキャリブレーションについて説明します。

    1.3.1 キャリブレーションについて

    キャリブレーションとはプリンターは、使用環境やプリント枚数などによって、プリントされる色が変化します。キャリブレーションとは、このような変化を補正する機能です。作成したキャリブレーションファイルを、任意の用紙トレイに割り当てます。

    キャリブレーション中は、受信ジョブは RIP 処理されません。

    キャリブレーションの方法と種類キャリブレーションには、次の 2つの方法があります。

    ■自動キャリブレーション

    キャリブレーションチャートを、サーバーまたはクライアントコンピューターに接続されたスキャナーから読み込む方法です。使用できるスキャナーは、次のとおりです。

    <サーバーに直接接続されたスキャナー>● EPSON ES-10000G● EPSON ES-8500● EPSON ES-2200<クライアントコンピューターに接続されたスキャナー>● DocuColor 1255(Print Server 接続機)● EPSON GT-9700F● EPSON ES-10000G● EPSON ES-8500● EPSON ES-2200

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    ■測色器キャリブレーション

    測色器を使って、キャリブレーションチャートを測る方法です。

    スキャナーを使用する場合(自動キャリブレーション)も、測色器を使用する場合も、次の 2つから、キャリブレーションの種類を選択できます。[カラー調整]メニューの[キャリブレーション]を選択して表示されるダイアログボックスで、どちらかを指定します。

    ■簡易キャリブレーション

    キャリブレーションファイルの新規作成と割り当てができます。

    ■エキスパートキャリブレーション

    キャリブレーションファイルの新規作成と割り当て、キャリブレーションファイルを適用するかしないかの設定、スキャナーの調整、確認印刷などができます。

    2つの方法と 2つの種類を組み合わせて、次の 4とおりのキャリブレーションができます。● 自動キャリブレーション(簡易)● 自動キャリブレーション(エキスパート)● 測色器キャリブレーション(簡易)● 測色器キャリブレーション(エキスパート)

    キャリブレーションの流れの例

    ①キャリブレーションチャートのプリント

    ②キャリブレーション用画像ファイルの用意〈自動キャリブレーション〉キャリブレーションチャートのスキャン・クライアントでスキャン→サーバーに送信・サーバーでスキャン

    〈測色器キャリブレーション〉キャリブレーションチャートの測色

    ③キャリブレーションファイルの作成と保存

    キャリブレーションを行う

    キャリブレーションファイルをトレイに割り当てる

    キャリブレーションを適用するかしないかを選択(エキスパートのみ)

    7

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    8

    色の調整

    1

    1.3.2 自動キャリブレーション(簡易)

    スキャナーを使って、自動キャリブレーションの簡易キャリブレーションを行う手順について説明します。

    より精度のよいキャリブレーション結果を得るためには、自動キャリブレーションを行う前に「1.4 スキャナーの使い方と調整」を参照して、スキャナーを調整してください。

    キャリブレーションチャートをプリントするまず、キャリブレーションチャートをプリントし、サーバーまたはクライアントコンピューターに接続されているスキャナーでスキャンします。

    ● キャリブレーションチャートをプリントするため、用紙トレイに A4 サイズ以上の用紙を、あらかじめセットしておきます。

    ● キャリブレーションには、J紙(弊社標準紙)を使用してください。

    1 [FX_ServerManager]ウィンドウの[カラー調整]メニューから、[キャリブレーション]を選択します。[キャリブレーション]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    2 [簡易キャリブレーション]を選択し、[OK]をクリックします。[キャリブレーション(簡易モード)]ダイアログボックスが表示されます。

    3 [トレイ]、[原稿タイプ]、[排出先]を選択し、[読み取り]から[スキャナ]を選択します。

    ● 簡易モードで作成するキャリブレーションファイルは、キャリブレーションチャートを出力したトレイに割り当てられます。キャリブレーションファイルを割り当てたいトレイを選択してください。

    ●[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスの[選択したトレイのファイルを全てのトレイに割り当てる]チェックボックスがオンになっていると、選択されているトレイ以外を選択できません。

    4 [スキャナ調整ファイル]から、使用するスキャナーに対応するスキャナ調整ファイルを選択し、[次へ]をクリックします。

    ● 選択したスキャナ調整ファイルが、使用するスキャナーと異なっている場合は、正しくキャリブレーションができません。

    ● 一度もスキャナーの調整を行っていない場合は、標準ファイルの中から、使用するスキャナーに対応するファイルを選択してください。

    9

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    10

    色の調整

    1

    [自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの出力]ダイアログボックスが表示されます。

    5 設定した内容を確認し、[印刷]をクリックします。しばらくすると、はじめにマシン調整シートがプリントされ、続いてキャリブレーションチャートがプリントされます。[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの読み込み]ダイアログボックスが表示されます。

    プリントされたキャリブレーションチャートの各パッチに、汚れや色ムラがないことを確認してください。汚れなどがあった場合は、[戻る]をクリックして再度プリントしてください。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    6 ■クライアントでスキャンする場合キャリブレーションチャートを、クライアントコンピューターに接続されているスキャナーでスキャンする場合は、[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの読み込み]ダイアログボックスの[キャンセル]をクリックして、作業を中断します。

    「1.4.2 スキャンした画像ファイルをサーバーに送信する」に進み、クライアントコンピューターに接続されているスキャナーでスキャンします。

    ■サーバーでスキャンする場合キャリブレーションチャートを、サーバーに接続されているスキャナーでスキャンする場合は、後述の「 自動キャリブレーションファイルを作成する」の手順 3に進みます。

    自動キャリブレーションファイルを作成する

    1 「 キャリブレーションチャートをプリントする」の、手順 1 ~ 4 までを実行します。[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの出力]ダイアログボックスが表示されます。

    11

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    12

    色の調整

    1

    2 [スキップ]をクリックします。[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの読み込み]ダイアログボックスが表示されます。

    3 サーバーに接続されたスキャナーから、キャリブレーションチャートを読み込む場合は、[スキャナから]を選択します。

    あらかじめクライアントコンピューターに接続されたスキャナーでスキャンした、キャリブレーションチャートを読み込む場合は、[画像ファイルから]を選択します。

    [スキャナから]は、[スキャンの設定]ダイアログボックスで[スキャナを使う]チェックボックスがオンになっているときに選択できます。ただし、[スキャナの機種を選択]で選択されているスキャナーと、サーバーに接続されているスキャナーが異なる場合は、[スキャナから]は選択できません。[スキャンの設定]ダイアログボックスは、[ツール]メニューから、[サーバーの環境設定]→[スキャンの設定]を選択して表示します。

    4 ■[スキャナから]を選択した場合プリントされたキャリブレーションチャートをスキャナーにセットします。

    キャリブレーションチャートの上に、白紙を 5枚以上重ねて置いてください。

    ● DocuColor 1255 の場合は、チャートの上部(天)をコピーガラスの左側に、左辺を奥の辺に合わせて置きます。

    ● EPSON ES-2200 の場合は、チャートの上部(天)を原稿台の奥に、左辺を右側に合わせて置きます。EPSON ES-10000G、ES-8500 の場合は、チャートの上部(天)をコピーガラスの左側に、左辺を奥の辺に合わせて置きます。詳細については、スキャナーに付属の取扱説明書を参照してください。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    ■[画像ファイルから]を選択した場合[参照]をクリックして、キャリブレーションチャートの画像ファイルを指定します。

    DropPrint2 を使ってサーバーに送信された画像ファイル(TIFF)は、「D:¥Fuji Xerox¥Print Server Series¥cpsi¥ColorProfile¥Calibration¥DPCG835_1¥AutoCalibration」フォルダーに保存されています。クライアントでのスキャンについては、「1.4.2 スキャンした画像ファイルをサーバーに送信する」を参照してください。

    5 [読み込み]をクリックします。

    キャリブレーションチャートから読み取られたパッチ濃度の状態によっては、プリンターの濃度調整を行う必要があります。この場合には、自動的に濃度調整を行う画面になるので、指示に従って濃度調整を行ってください。そのあとで、自動キャリブレーションを最初からやり直してください。濃度調整についての詳細は、「1.3.9 プリンターの濃度を調整する」を参照してください。

    キャリブレーションチャートの読み込みが始まります。読み込みが終了すると、[自動キャリブレーション - 測色終了]ダイアログボックスが表示されます。

    13

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    14

    色の調整

    1

    6 [作成]をクリックします。キャリブレーションファイルの作成が終了すると、[自動キャリブレーション - 保存と割り当て]ダイアログボックスが表示されます。

    7 [キャリブレーションファイル名]にファイル名を入力します。また、キャリブレーションファイルを、キャリブレーションした原稿タイプのすべてのトレイにも割り当てるかどうかを選択して、[保存]をクリックします。

    ● ファイル名のデフォルトは、「YYMMDD-HHMMSS」形式の日時です。●[上記原稿タイプの全てのトレイに割り当てる]は、初期状態では変更できません。[キャリブレーション -(エキスパートモード)]ダイアログボックスの[選択したトレイのファイルを全てのトレイに割り当てる]のチェックボックスをオフにすると、[上記原稿タイプの全てのトレイに割り当てる]チェックボックスを使用できます。

    [完了]ダイアログボックスが表示されます。

    8 [完了]をクリックします。キャリブレーションチャートを読み込んだ結果が新しいキャリブレーションファイルとして保存され、[キャリブレーション(簡易モード)]ダイアログボックスに戻ります。ダイアログボックスを閉じるときは、[終了]をクリックします。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    1.3.3 自動キャリブレーション(エキスパート)

    スキャナーを使って、自動キャリブレーションのエキスパートキャリブレーションを行う手順について説明します。

    より精度のよいキャリブレーション結果を得るためには、自動キャリブレーションを行う前に「1.4 スキャナーの使い方と調整」を参照して、スキャナーを調整してください。

    キャリブレーションチャートをプリントするまず、キャリブレーションチャートをプリントし、サーバーまたはクライアントコンピューターに接続されているスキャナーでスキャンします。

    ● キャリブレーションチャートをプリントするため、用紙トレイに A4 サイズ以上の用紙を、あらかじめセットしておきます。

    ● キャリブレーションには、J紙(弊社標準紙)を使用してください。

    1 [FX_ServerManager]ウィンドウの[カラー調整]メニューから、[キャリブレーション]を選択します。[キャリブレーション]ダイアログボックスが表示されます。

    2 [エキスパートキャリブレーション]を選択し、[OK]をクリックします。

    15

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    16

    色の調整

    1

    [キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスが表示されます。

    3 [読み取り]から[スキャナ]を選択します。4 [スキャナ調整ファイル]から、使用するスキャナーに対応するスキャ

    ナ調整ファイルを選択し、[新規作成]をクリックします。

    ● 選択したスキャナ調整ファイルが、使用するスキャナーと異なっている場合は、正しくキャリブレーションができません。

    ● 一度もスキャナーの調整を行っていない場合は、標準ファイルの中から、使用するスキャナーに対応するファイルを選択してください。

    [自動キャリブレーション -出力設定]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    5 出力する[トレイ]、[原稿タイプ]、[排出先]を指定し、[次へ]をクリックします。

    プリントオプションで、[原稿タイプ]から[文字 / 写真(写真優先)]を選択した場合は、[写真優先]に割り当てられたキャリブレーションファイルが使用されます。[文字 / 写真(文字優先)]を選択した場合は、[文字優先]に割り当てられたキャリブレーションファイルが使用されます。

    [自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの出力]ダイアログボックスが表示されます。

    6 設定した内容を確認し、[印刷]をクリックします。しばらくすると、はじめにマシン調整シートがプリントされ、続いてキャリブレーションチャートがプリントされます。[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの読み込み]ダイアログボックスが表示されます。

    17

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    18

    色の調整

    1

    プリントされたキャリブレーションチャートの各パッチに、汚れや色ムラがないことを確認してください。汚れなどがあった場合は、[戻る]をクリックして再度プリントしてください。

    7 ■クライアントでスキャンする場合キャリブレーションチャートを、クライアントコンピューターに接続されているスキャナーでスキャンする場合は、[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの読み込み]ダイアログボックスの[キャンセル]をクリックして、作業を中断します。

    「1.4.2 スキャンした画像ファイルをサーバーに送信する」に進み、クライアントコンピューターに接続されたスキャナーでスキャンします。

    ■サーバーでスキャンする場合キャリブレーションチャートを、サーバーに接続されているスキャナーでスキャンする場合は、後述の「 自動キャリブレーションファイルを作成する」の手順 3に進みます。

    自動キャリブレーションファイルを作成する

    1 前述の「 キャリブレーションチャートをプリントする」の手順 1~5までを実行します。[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの出力]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    2 [スキップ]をクリックします。[自動キャリブレーション - キャリブレーションチャートの読み込み]ダイアログボックスが表示されます。

    3 サーバーに接続されたスキャナーから、キャリブレーションチャートを読み込む場合は、[スキャナから]を選択します。

    あらかじめクライアントコンピューターに接続されたスキャナーでスキャンした、キャリブレーションチャートを読み込む場合は、[画像ファイルから]を選択します。

    [スキャナから]は、[スキャンの設定]ダイアログボックスで[スキャナを使う]チェックボックスがオンになっているときに選択できます。ただし、[スキャナの機種を選択]で選択されているスキャナーと、サーバーに接続されているスキャナーが異なる場合は、[スキャナから]は選択できません。[スキャンの設定]ダイアログボックスは、[ツール]メニューから、[サーバーの環境設定]→[スキャンの設定]を選択して表示します。

    4 ■[スキャナから]を選択した場合プリントされたキャリブレーションチャートをスキャナーにセットします。

    キャリブレーションチャートの上に、白紙を 5枚以上重ねて置いてください。

    ● DocuColor 1255 の場合は、チャートの上部(天)をコピーガラスの左側に、左辺を奥の辺に合わせて置きます。

    ● EPSON ES-2200 の場合は、チャートの上部(天)を原稿台の奥に、左辺を右側に合わせて置きます。EPSON ES-10000G、ES-8500 の場合は、チャートの上部(天)をコピーガラスの左側に、左辺を奥の辺に合わせて置きます。詳細については、スキャナーに付属の取扱説明書を参照してください。

    19

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    20

    色の調整

    1

    ■[画像ファイルから]を選択した場合[参照]をクリックして、キャリブレーションチャートの画像ファイルを指定します。

    DropPrint2 を使ってサーバーに送信された画像ファイル(TIFF)は、「D:¥Fuji Xerox¥Print Server Series¥cpsi¥ColorProfile¥Calibration¥DPCG835_1¥AutoCalibration」フォルダーに保存されています。クライアントでのスキャンについては、「1.4.2 スキャンした画像ファイルをサーバーに送信する」を参照してください。

    5 [読み込み]をクリックします。

    キャリブレーションチャートから読み取られたパッチ濃度の状態によっては、プリンターの濃度調整を行う必要があります。この場合には、自動的に濃度調整を行う画面になるので、指示に従って濃度調整を行ってください。そのあとで、自動キャリブレーションを最初からやり直してください。濃度調整についての詳細は、後述の「1.3.9 プリンターの濃度を調整する」を参照してください。

    キャリブレーションチャートの読み込みが始まります。読み込みが終了すると、[自動キャリブレーション - 測色終了]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    6 [作成]をクリックします。キャリブレーションファイルの作成が終了すると、[自動キャリブレーション - 保存と割り当て]ダイアログボックスが表示されます。

    7 [キャリブレーションファイル名]にファイル名を入力します。また、キャリブレーションファイルを、選択しているトレイ、および原稿タイプに割り当てるかどうかを選択して、[保存]をクリックします。

    ファイル名のデフォルトは、「YYMMDD-HHMMSS」形式の日時です。

    [完了]ダイアログボックスが表示されます。

    8 [完了]をクリックします。キャリブレーションチャートを読み込んだ結果が新しいキャリブレーションファイルとして保存され、[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスに戻ります。ダイアログボックスを閉じるときは、[終了]をクリックします。

    引き続き、「1.3.6 キャリブレーションファイルを割り当てる」に進んでください。

    21

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    22

    色の調整

    1

    1.3.4 測色器キャリブレーション(簡易)

    測色器を使って、測色器キャリブレーションの簡易キャリブレーションを行う手順について説明します。

    ● 測色器の使い方には注意事項があります。測色を始める前に、「付録 D eye-one_Reader と測色器について」を参照してください。

    ● 測色器に同梱されている、白色板を用意してください。● 測色データ形式は、[三刺激値(CIELAB)]を選択してください。

    ● キャリブレーションチャートをプリントするため、用紙トレイに A4 サイズ以上の用紙を、あらかじめセットしておきます。

    ● キャリブレーションには、J紙(弊社標準紙)を使用してください。

    1 [FX_ServerManager]ウィンドウの[カラー調整]メニューから、[キャリブレーション]を選択します。[キャリブレーション]ダイアログボックスが表示されます。

    2 [簡易キャリブレーション]を選択し、[OK]をクリックします。[キャリブレーション(簡易モード)]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    3 出力する[トレイ]、[原稿タイプ]、[排出先]を選択し、[読み取り]から[eye-one]を選択して[次へ]をクリックします。

    ● 簡易モードで作成するキャリブレーションファイルは、キャリブレーションチャートを出力したトレイに割り当てられます。キャリブレーションファイルを割り当てたいトレイを選択してください。

    ●[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスの[選択したトレイのファイルを全てのトレイに割り当てる]チェックボックスがオンになっていると、選択されているトレイ以外を選択できません。

    [測色器キャリブレーション - キャリブレーションチャートの出力]ダイアログボックスが表示されます。

    23

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    24

    色の調整

    1

    4 設定した内容を確認し、[印刷]をクリックします。しばらくすると、はじめにマシン調整シートがプリントされ、続いてキャリブレーションチャートがプリントされます。[測色器キャリブレーション - キャリブレーションチャートの測色]ダイアログボックスが表示されます。

    プリントされたキャリブレーションチャートの各パッチに、汚れや色ムラがないことを確認してください。汚れなどがあった場合は、[戻る]をクリックして再度プリントしてください。

    5 プリントしたキャリブレーションチャートを、Eye-One を使って測色します。

    Eye-One の使い方については、「付録 D eye-one_Reader と測色器について」を参照してください。

    6 [測色器キャリブレーション -キャリブレーションチャートの測色]ダイアログボックスの[次へ]をクリックします。[測色器キャリブレーション - 測色ファイルの読み込み]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    7 [参照]をクリックし、作成した測色ファイルを指定します。8 [読み込み]をクリックします。

    測色ファイルから読み取られたパッチ濃度の状態によっては、プリンターの濃度調整を行う必要があります。この場合には、自動的に濃度調整を行う画面になるので、指示に従って濃度調整を行ってください。そのあとで、測色器キャリブレーションを最初からやり直してください。濃度調整についての詳細は、「1.3.9 プリンターの濃度を調整する」を参照してください。

    測色ファイルの読み込みが終了すると、[測色器キャリブレーション - 測色終了]ダイアログボックスが表示されます。

    9 [作成]をクリックします。キャリブレーションファイルの作成が終了すると、[測色器キャリブレーション - 保存と割り当て]ダイアログボックスが表示されます。

    25

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    26

    色の調整

    1

    10 [キャリブレーションファイル名]にファイル名を入力します。また、キャリブレーションファイルを、キャリブレーションした原稿タイプのすべてのトレイにも割り当てるかどうかを選択して、[保存]をクリックします。

    ● ファイル名のデフォルトは、「YYMMDD-HHMMSS」形式の日時です。●[上記原稿タイプの全てのトレイに割り当てる]は、初期状態では変更できません。[キャリブレーション -(エキスパートモード)]ダイアログボックスの[選択したトレイのファイルを全てのトレイに割り当てる]のチェックボックスをオフにすると、[上記原稿タイプの全てのトレイに割り当てる]チェックボックスを使用できます。

    [完了]ダイアログボックスが表示されます。

    11 [完了]をクリックします。測色ファイルを読み込んだ結果が新しいキャリブレーションファイルとして保存され、[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスに戻ります。ダイアログボックスを閉じるときは、[終了]をクリックします。

    1.3.5 測色器キャリブレーション(エキスパート)

    測色器を使って、測色器キャリブレーションのエキスパートキャリブレーションを行う手順について説明します。

    ● 測色器の使い方には注意事項があります。測色を始める前に、「付録 D eye-one_Reader と測色器について」を参照してください。

    ● 測色器に同梱されている、白色板を用意してください。● 測色データ形式は、[三刺激値(CIELAB)]を選択してください。

    ● キャリブレーションチャートをプリントするため、用紙トレイに A4 サイズ以上の用紙を、あらかじめセットしておきます。

    ● キャリブレーションには、J紙(弊社標準紙)を使用してください。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    1 [FX_ServerManager]ウィンドウの[カラー調整]メニューから、[キャリブレーション]を選択します。[キャリブレーション]ダイアログボックスが表示されます。

    2 [エキスパートキャリブレーション]を選択し、[OK]をクリックします。

    [キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスが表示されます。

    3 [読み取り]から[eye-one]を選択し、[新規作成]をクリックします。

    [測色器キャリブレーション -出力設定]ダイアログボックスが表示されます。

    27

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    28

    色の調整

    1

    4 出力する[トレイ]、[原稿タイプ]、[排出先]を指定し、[次へ]をクリックします。

    プリントオプションで、[原稿タイプ]から[文字 / 写真(写真優先)]を選択した場合は、[写真優先]に割り当てられたキャリブレーションファイルが使用されます。[文字 / 写真(文字優先)]を選択した場合は、[文字優先]に割り当てられたキャリブレーションファイルが使用されます。

    [測色器キャリブレーション - キャリブレーションチャートの出力]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    5 設定した内容を確認し、[印刷]をクリックします。しばらくすると、はじめにマシン調整シートがプリントされ、続いてキャリブレーションチャートがプリントされます。[測色器キャリブレーション - キャリブレーションチャートの測色]ダイアログボックスが表示されます。

    プリントされたキャリブレーションチャートの各パッチに、汚れや色ムラがないことを確認してください。汚れなどがあった場合は、[戻る]をクリックして再度プリントしてください。

    6 プリントしたキャリブレーションチャートを、Eye-One を使って測色します。

    Eye-One の使い方については、「付録 D eye-one_Reader と測色器について」を参照してください。

    7 [測色器キャリブレーション -キャリブレーションチャートの測色]ダイアログボックスの[次へ]をクリックします。[測色器キャリブレーション - 測色ファイルの読み込み]ダイアログボックスが表示されます。

    29

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    30

    色の調整

    1

    8 [参照]をクリックし、作成した測色ファイルを指定します。9 [読み込み]をクリックします。

    測色ファイルから読み取られたパッチ濃度の状態によっては、プリンターの濃度調整を行う必要があります。この場合には、自動的に濃度調整を行う画面になるので、指示に従って濃度調整を行ってください。そのあとで、測色器キャリブレーションを最初からやり直してください。濃度調整についての詳細は、「1.3.9 プリンターの濃度を調整する」を参照してください。

    測色ファイルの読み込みが終了すると、[測色器キャリブレーション - 測色終了]ダイアログボックスが表示されます。

    10 [作成]をクリックします。キャリブレーションファイルの作成が終了すると、[測色器キャリブレーション - 保存と割り当て]ダイアログボックスが表示されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    11 [キャリブレーションファイル名]にファイル名を入力します。また、キャリブレーションファイルを、選択しているトレイ、および原稿タイプに割り当てるかどうかを選択して、[保存]をクリックします。

    ファイル名のデフォルトは、「YYMMDD-HHMMSS」形式の日時です。

    [完了]ダイアログボックスが表示されます。

    12 [完了]をクリックします。測色ファイルを読み込んだ結果が新しいキャリブレーションファイルとして保存され、[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスに戻ります。ダイアログボックスを閉じるときは、[終了]をクリックします。

    引き続き、「1.3.6 キャリブレーションファイルを割り当てる」に進んでください。

    1.3.6 キャリブレーションファイルを割り当てる

    作成したキャリブレーションファイルをプリントに適用するには、用紙トレイに割り当てる必要があります。簡易キャリブレーションやエキスパートキャリブレーションの新規作成時に、すでに割り当てられているトレイもあります。

    1 つのキャリブレーションファイルを、複数のトレイに割り当てることもできます。

    1 [FX_ServerManager]ウィンドウの[カラー調整]メニューから、[キャリブレーション]を選択します。[キャリブレーション]ダイアログボックスが表示されます。

    31

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    32

    色の調整

    1

    2 [エキスパートキャリブレーション]を選択し、[OK]をクリックします。[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスが表示されます。

    3 キャリブレーションファイルを割り当てるトレイを選択し、原稿タイプごとにキャリブレーションファイルを選択します。

    [選択したトレイのファイルを全てのトレイに割り当てる]チェックボックスをオンにすると、指定したトレイに割り当てられたキャリブレーションファイルが、すべてのトレイに割り当てられます。

    作成したキャリブレーションファイルをプリントに反映するときは、プリント時に、キャリブレーションを適用する必要があります。引き続き「1.3.7 キャリブレーションファイルを適用する」に進んでください。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    1.3.7 キャリブレーションファイルを適用する

    キャリブレーションの結果をプリントに反映させるには、キャリブレーションファイルを適用する必要があります。

    1 [FX_ServerManager]ウィンドウの[カラー調整]メニューから、[キャリブレーション]を選択します。[キャリブレーション]ダイアログボックスが表示されます。

    2 [エキスパートキャリブレーション]を選択し、[OK]をクリックします。[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスが表示されます。

    3 [キャリブレーションの適用]で、キャリブレーション結果を適用するかどうかを選択し、[終了]をクリックします。

    [適用する]を選択すると、通常のプリント処理に、キャリブレーション結果を適用します。デフォルトは、[適用しない]です。

    33

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    34

    色の調整

    1

    1.3.8 キャリブレーションファイルを操作する

    作成したキャリブレーションファイルに対して、次の操作ができます。各操作は、[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスを表示して行います。● キャリブレーションファイルを更新する● キャリブレーションファイルを管理する● キャリブレーションファイルを削除する● キャリブレーションファイルの名前を変更する● キャリブレーションファイルを確認する● キャリブレーションファイルの効果を確認印刷する

    スキャナーを使った自動キャリブレーションの画面を例に説明します。測色器キャリブレーションの場合も、操作は同じです。

    キャリブレーションファイルを更新する割り当てた状態は変更しないで、既存のキャリブレーションファイルを更新します。[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスで、[更新]をクリックします。表示されたダイアログボックスで、[キャリブレーションファイル]から更新するファイルを選択し、[更新]をクリックします。

    [更新]をクリックすると、[自動キャリブレーション -出力設定]ダイアログボックスが表示されます。以降の操作については、「 キャリブレーションチャートをプリントする」と同じです。前述の各キャリブレーション手順を参照してください。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    キャリブレーションファイルを管理する[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスで、[ファイル管理]をクリックすると、[キャリブレーションファイル管理]ダイアログボックスが表示されます。

    [キャリブレーションファイル管理]ダイアログボックスには、[写真優先]、[文字優先]、[グラフ]、[その他]のタブがあり、原稿タイプごとに作成されたキャリブレーションファイルの一覧が表示されます。ファイルの削除、および名前の変更はここから行います。

    ファイルを選択して[プロパティ]をクリックすると、次の項目が表示されます。・キャリブレーションファイル名 ・接続プリンタ・更新日時 ・用紙トレイ ・原稿タイプ・読み取り装置 ・スキャナ調整ファイル名・スキャナ調整ファイル作成日時・グラフ表示(目標カーブ、現状カーブ)

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  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    36

    色の調整

    1

    キャリブレーションファイルを削除するキャリブレーションファイルを削除したい場合は、[キャリブレーションファイル管理]ダイアログボックスで、ファイルを選択して[削除]をクリックします。表示されたダイアログボックスで、[キャリブレーションファイル]から削除するファイルを選択して[削除]をクリックします。確認のダイアログボックスで[はい]をクリックします。

    削除したキャリブレーションファイルが割り当てられていたトレイには、[標準]が設定されます。

  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する色の調整

    1

    キャリブレーションファイルの名前を変更するキャリブレーションファイル名を変更したい場合は、[キャリブレーションファイル管理]ダイアログボックスで、ファイルを選択して[名前変更]をクリックします。表示されたダイアログボックスで、[キャリブレーションファイル]から名前を変更するファイルを選択し、下の入力エリアに新しい名前を入力します。[名前変更]をクリックして、[OK]をクリックします。

    キャリブレーションファイルを確認する過去に作成したキャリブレーションファイルと、現在のプリンターの状態を比較できます。キャリブレーションファイルを確認したい場合は、[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスで、[確認]をクリックします。表示されたダイアログボックスで、[キャリブレーションファイル]から現在と比較するファイルを選択し、[確認]をクリックします。

    [確認]をクリックすると、[自動キャリブレーション -出力設定]ダイアログボックスが表示されます。以降の操作については、「キャリブレーションチャートをプリントする」と同じです。前述の各キャリブレーション手順を参照してください。なお、[確認]をクリックしたときのマシンの状態によって、マシン調整シートは出力されない場合もあります。キャリブレーション状態を確認する[自動キャリブレーション -測色終了]ダイアログボックスが表示されたら、[OK]をクリックします。

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  • 1.3 キャリブレーションで色を補正する

    38

    色の調整

    1

    キャリブレーションファイルの効果を確認印刷する作成したキャリブレーションファイルを適用したサンプルと、何も適用しないサンプルをプリントし、プリント結果を比較してキャリブレーション効果を確認できます。効果を確認したい場合は、[キャリブレーション(エキスパートモード)]ダイアログボックスで、[確認印刷]をクリックします。表示されたダイアログボックスで、確認印刷を実行する[トレイ]、[原稿タイプ]、[排出先]を選択して、[印刷]をクリックします。

    [キャリブレーションの効果の確認]ダイアログボックスの[トレイ]には、割り当てられているキャリブレーションファイル名が表示されます。

    キャリブレーションを適用しないものと適用したもの、2種類の確認サンプルがプリントされます。プリントされた確認サンプルの[チャートの種類]の表示を確認して、キャリブレーションフ