Download - 【簿記3級】 有形固定資産の購入と売却の仕訳
簿記3級
有形固定資産の購入と
売却の仕訳
今回説明すること
1.買う
2.売る
2-1 直接法
2-2 間接法
1.買う
有形固定資産買うときって、
だいたい付随費用がついてくる。
建物 →
土地 →
備品 →
車両運搬具 →
1.買う
有形固定資産買うときって、
だいたい付随費用がついてくる。
建物 → 仲介手数料
土地 → 登記料
備品 → 運賃
車両運搬具 → 購入手数料
1.買う
有形固定資産買うときって、
だいたい付随費用がついてくる。
建物 → 仲介手数料
土地 → 登記料
備品 → 運賃
車両運搬具 → 購入手数料
付随費用も固定資産の取得原価、
つまり固定資産の額そのものに含める!
1.買う
建物3,800,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
登記料150,000円と仲介手数料50,000円は現金で支払った。
1.買う
建物3,800,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
登記料150,000円と仲介手数料50,000円は現金で支払った。
(借) (貸)
1.買う
建物3,800,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
登記料150,000円と仲介手数料50,000円は現金で支払った。
(借) (貸)( 未払金 ) 3,800,000
( 現 金 ) 200,000
1.買う
建物3,800,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
登記料150,000円と仲介手数料50,000円は現金で支払った。
(借) (貸)( 未払金 ) 3,800,000
( 現 金 ) 200,000
注意!
商品以外の支払いは、未払金!
1.買う
建物3,800,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
登記料150,000円と仲介手数料50,000円は現金で支払った。
(借)( 建 物 ) 4,000,000 (貸)( 未払金 ) 3,800,000
( 現 金 ) 200,000
注意!
商品以外の支払いは、未払金!
1.買う
建物3,800,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
登記料150,000円と仲介手数料50,000円は現金で支払った。
(借)( 建 物 ) 4,000,000 (貸)( 未払金 ) 3,800,000
( 現 金 ) 200,000
注意!
商品以外の支払いは、未払金!
登記料、仲介手数料も
全て建物の価格に含める!
2-1.売る(直接法)
2-1.売る(直接法)
期首に帳簿価額80,000円の備品を60,000円で売却し、
代金は月末に受け取ることとした。
(借) (貸)
2-1.売る(直接法)
期首に帳簿価額80,000円の備品を60,000円で売却し、
代金は月末に受け取ることとした。
(借) (貸)( 備 品 )80,000
80,000円の備品を失った!
2-1.売る(直接法)
期首に帳簿価額80,000円の備品を60,000円で売却し、
代金は月末に受け取ることとした。
(借) ( 未収金 )60,000 (貸)( 備 品 )80,000
80,000円の備品を失った! 商品以外の代金の受け取りは
未収金!
2-1.売る(直接法)
期首に帳簿価額80,000円の備品を60,000円で売却し、
代金は月末に受け取ることとした。
(借) ( 未収金 )60,000 (貸)( 備 品 )80,000
80,000円の備品を失った! 商品以外の代金の受け取りは
未収金!
(固定資産売却損)20,000
売った値段の方が安いので、
差額は固定資産売却損!
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
減価償却費は
次の通り!
100,000円 – 10,000円
10年 ×
6ヶ月
12ヶ月 = 4,500円
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
減価償却費は
次の通り!
100,000円 – 10,000円
10年 ×
6ヶ月
12ヶ月 = 4,500円
(借) (貸)
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
減価償却費は
次の通り!
100,000円 – 10,000円
10年 ×
6ヶ月
12ヶ月 = 4,500円
(借) (貸)( 備 品 )80,000
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
減価償却費は
次の通り!
100,000円 – 10,000円
10年 ×
6ヶ月
12ヶ月 = 4,500円
(借) (貸)( 備 品 )80,000 ( 現 金 )79,000
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
減価償却費は
次の通り!
100,000円 – 10,000円
10年 ×
6ヶ月
12ヶ月 = 4,500円
(借) (貸)( 備 品 )80,000 ( 現 金 )79,000
(減価償却費) 4,500
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
減価償却費は
次の通り!
100,000円 – 10,000円
10年 ×
6ヶ月
12ヶ月 = 4,500円
(借) (貸)( 備 品 )80,000 ( 現 金 )79,000
(減価償却費) 4,500 (固定資産売却益) 3,500
2-1.売る(直接法)期中に売却
X1年1月1日(期首)に帳簿価額80,000円(取得原価100,000円)
だった備品をX1年6月30日に79,000円で売却し、
代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
直前に減価償却を行ったのが1月1日で、
備品を売ったのが6月30日なので、6ヶ月分減価償却する必要があります!
減価償却費は
次の通り!
100,000円 – 10,000円
10年 ×
6ヶ月
12ヶ月 = 4,500円
(借) (貸)( 備 品 )80,000 ( 現 金 )79,000
(減価償却費) 4,500 (固定資産売却益) 3,500
固定資産売却益!実は儲かってた! 備品の価値は期中は下げない。
2-2.売る(間接法)
2-2.売る(間接法)
期首に備品(取得原価100,000円、減価償却累計額20,000円、
間接法で記帳)を85,000円で売却し、代金は月末に受け取るこ
ととした。
(借) (貸)
2-2.売る(間接法)
期首に備品(取得原価100,000円、減価償却累計額20,000円、
間接法で記帳)を85,000円で売却し、代金は月末に受け取るこ
ととした。
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
2-2.売る(間接法)
期首に備品(取得原価100,000円、減価償却累計額20,000円、
間接法で記帳)を85,000円で売却し、代金は月末に受け取るこ
ととした。
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
( 未収金 )85,000
2-2.売る(間接法)
期首に備品(取得原価100,000円、減価償却累計額20,000円、
間接法で記帳)を85,000円で売却し、代金は月末に受け取るこ
ととした。
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
( 未収金 )85,000 (固定資産売却益) 5,000
2-2.売る(間接法)
期首に備品(取得原価100,000円、減価償却累計額20,000円、
間接法で記帳)を85,000円で売却し、代金は月末に受け取るこ
ととした。
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
( 未収金 )85,000 (固定資産売却益) 5,000
間接法の場合、貸方の固定資産の価値は取得原価のまま、
借方に減価償却累計額(資産のマイナス)を記入し、
売却した値段と減価償却累計額を足して、損したか得したかを計算する。
2-2.売る(間接法)期中に売却
X1年6月30日に、備品(取得原価100,000円、期首(1月1日)
の減価償却累計額20,000円、間接法で記帳)を65,000円で売
却し、代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
6ヶ月分減価償却する必要がある!金額はさっきと同じ計算で4,500円!
(借) (貸)
2-2.売る(間接法)期中に売却
X1年6月30日に、備品(取得原価100,000円、期首(1月1日)
の減価償却累計額20,000円、間接法で記帳)を65,000円で売
却し、代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
6ヶ月分減価償却する必要がある!金額はさっきと同じ計算で4,500円!
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
2-2.売る(間接法)期中に売却
X1年6月30日に、備品(取得原価100,000円、期首(1月1日)
の減価償却累計額20,000円、間接法で記帳)を65,000円で売
却し、代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
6ヶ月分減価償却する必要がある!金額はさっきと同じ計算で4,500円!
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
( 現 金 )65,000
2-2.売る(間接法)期中に売却
X1年6月30日に、備品(取得原価100,000円、期首(1月1日)
の減価償却累計額20,000円、間接法で記帳)を65,000円で売
却し、代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
6ヶ月分減価償却する必要がある!金額はさっきと同じ計算で4,500円!
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
( 現 金 )65,000
(減価償却費) 4,500
2-2.売る(間接法)期中に売却
X1年6月30日に、備品(取得原価100,000円、期首(1月1日)
の減価償却累計額20,000円、間接法で記帳)を65,000円で売
却し、代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
6ヶ月分減価償却する必要がある!金額はさっきと同じ計算で4,500円!
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
( 現 金 )65,000
(減価償却費) 4,500
(固定資産売却損)11,000
2-2.売る(間接法)期中に売却
X1年6月30日に、備品(取得原価100,000円、期首(1月1日)
の減価償却累計額20,000円、間接法で記帳)を65,000円で売
却し、代金は現金で受け取った。
(定額法、耐用年数10年、残存価額は取得原価の10%)
6ヶ月分減価償却する必要がある!金額はさっきと同じ計算で4,500円!
(借) (貸) ( 備 品 )100,000 (減価償却累計額) 20,000
( 現 金 )65,000
(減価償却費) 4,500
(固定資産売却損)11,000
6ヶ月分の減価償却費は減価償却費のみで処理。
減価償却累計額の金額を増やす必要はない(減価償却累計額の増減は決算のときの
処理なので、期中には金額をいじらない)。
以上、
・固定資産を買うとき付随費用を固定資産の額に含める
・固定資産を期中に売却した場合、その期間の減価償却を行う必要がある
に注意しましょう!