Download - 評価を超えてマネジメントへ: 五つ星マネジメント
いきなりワークショップ
お手元の資料「ワークシート1 (農業セクター編)」を読んでください。
グループ(3人程度)になって、各設問について話し合いをしてください。
特に最初の質問についてはグループとしての結論を決めてください。
時間は20分
結果
チーム名プロジェクト
Aプロジェクト
Bプロジェクト
C主な理由
おじさん 〇 △ 将来。
ミックス △ 〇 分析・制度教訓が残る。
レディース 〇 ?? プロ目は人材育成
大使館vs JICA 〇 △ 持続性・長期
ヤング △ 〇 教訓
農業? 〇 △ 命が重要!
評価項目(Evaluation Criteria)
by JICA (from DAC)
Efficiency 効率性
Effectiveness 有効性
Impact インパクト
Relevance 妥当性
Sustainability 自立発展性
評価5項目の視点
Effectiveness Efficiency
Sustainability
Social environment
Natural environment National Plan
Impact
Relevance
評価項目
妥当性 / 関連性 (Relevance)
有効性 (Effectiveness)
効率性 (Efficiency)
インパクト (Impact)
自立発展性/ 持続性 (Sustainability)
プロセス/ 役所仕事= Accountability?
プロフィット/ 業者の視点
さまざまな関係者
(仮説)プロジェクトの関係者は、意識的ま
たは無意識的に評価項目の思考パターンで、プロジェクトの評価し、マネジメントしている。
であれば、それを顕在化し自覚することで、関係者間の理解を促進し、ひいてはプロジェクトマネジメントに活用することはできないだろうか。
参考: プロジェクト成功の概念の国際ギャップ
S uccess C riteria"O riginal"
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
Relevance
Effectiveness
Efficiency
Im pactSustainability
Process
Profit
S uccess C riteria"A djusted"
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
Relevance
Effectiveness
Efficiency
Im pactSustainability
Process
Profit
LEG END: = JAPAN= ZAM BIA
「アフリカにおけるJICAの技術協力プロジェクトの成功と成功要因に関する一考察」国際開発研究 vol.17-2 より
妥当星人(Relevantine)
妥当星人は、優しい人たち。いつも人の目を気にしています。事業は「誰かのため」にするものであり、その人のニーズにそっていることが一番です。
良い所: やさしくて、人の輪を重視。
悪い所: 人の目を気にし過ぎ。
有効星人(Effectivaltan)
有効星人は勇猛果敢。一度決めた目標のためなら手段を選ばず。どんなにニーズがあっても、成果を出せない事業など、やらないのと同じ。
良い所:はっきりしている、頼もしい
悪い所: 唯物論・周りを気にしない
インパクト星人 (Impactia)
事業を計画に書かれたことだけやるだけじゃ、つまんない。可能性をもっと引き出して、いろいろなことをやってみたいの。環境にも興味があるわ。
良い所: 興味が広く、器がでかい
悪い所: 奔放すぎ、計画無視
自立発展星人 (Sustiena)
今よりも未来のことが大事。今日を犠牲にしても明日のために。米百俵の精神。事業終了後を重視しています。
良い所: 本質的かつコツコツと進める
悪い所: パッとしない。(わかりにくい)
その他の星人
プロセス星人 (または役人)
計画書や報告書はしっかりと出すことが一番重要です。鉛筆一本でもしっかりと記録・報告。国民の血税ですから。
利益星人 (Profitter)
もうけなくっちゃ、
やっぱりこれが本音でしょ。
みなさんは何星人でしたか?
これは分類アプローチのひとつ
Social Style by Merril & Reid
Organizational Culture by Hostede
クレッチマー分類
Six hats by Bono
ほかにもいろいろ
どう活かすか?
分類アプローチから学ぶこと
「みんな違う。」という事実を認める。
それぞれに強みと弱みがある。
その組み合わせが重要。
プロジェクトへの応用 プロジェクトもみんな違う。
3高(年収、背丈、性格)の男は存在しないように、プロジェクト評価五項目のすべて高いプロジェクトは存在しない。
五つ星プロジェクト・マネジメントの提言
プロジェクトの多方面での成功のために
1. 自分が何星人か(思考パターン)を知る。
2. メンバーや関係者が何星人かを知る。
そうすると・・・
各星人の視点からプロジェクトを改善
コミュニケーションの改善
五つ星プログラム・マネジメントの提言
より上位の目標達成のために
1. 自分のプロジェクトが何星人か知る。
2. 他のプロジェクトが何星人かを知る。
そうすると・・・
プロジェクトの立ち位置(役割)を確認
より良い組み合わせを考えられる。
プログラム化。
結論はありませんが・・自分、そしてプロジェクトメンバーや関係者がどういう思考パターンでプロジェクトをとらえているかということを自覚するのは、重要と思います。
また、あえて自分とは真逆の思考パターンを使うことで、新しいアイデアやより高い見地からプロジェクトをマネジメントできるかもしれません。