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Page 1: バイオマス系原料中の主成分分析 - jfe-tec.co.jp · PDF fileTitle: バイオマス系原料中の主成分分析 Author: JFEテクノリサーチ株式会社 Subject:

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背景

バイオマス製品の主成分分析によりバイオマス利用技術開発の支援をいたします。

バイオマス系原料中の主成分分析

Cat.No 3S3J-134-00-131015

● バイオマスとは

バイオマスは資源の循環的,効率的利用を進め,環境に対する負荷低減のためのひとつの方法として利用促進がなされています。木質バイオマスは間伐材や製材工場の残材、土木工事の建設現場や住宅の解体時に発生する木材などが該当します。これらを新たなエネルギーやマテリアル資源として活用するためにはその原料中の組成分析が必須となります。特にバイオエタノールを製造するプロセスではエタノールに変換可能なセルロースの含有量や糖化阻害物質である原料中のリグニン量を把握することが重要です。

● 分析項目と方法分析は主に紙パルプ技術協会が制定したJAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法に準拠して実施します。

適用分野

● バイオマス種類:間伐材、建設廃木材、PKSなどの木質系バイオマス、稲わら、籾殻などの草本系バイオマス等

● 利用分野:バイオマス発電、ガス化、液化、バイオエタノール製造プラント、セルロース系繊維、バイオプラスチック等の原料性状管理指標などの利用

● 元素分析・工業分析についても、お気軽にご相談下さい。一般社団法人 日本エネルギー学会分析室 を当社内に併設しております。

http://www.jie.or.jp/hanbai(bunseki).htm

JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.61リグニン

JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.60セルロース

亜塩素酸ナトリウム法(Wise法)ホロセルロース

JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.63アルコール・ベンゼン可溶分

JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.56水分

方法項目

分析事例

● 建築廃材についての分析事例をご紹介します。バイオマスからの発電、燃料製造などの原料管理指標として有用なデータをご提供します。

ヘミセルロース

a-セルロース (55.3)

0.2

95.9主成分

39.9リグニン

55.8セルロース

55.5ホロセルロース

4.9アルコール・ベンゼン可溶分

20.8水分

建築廃材分析項目

• 括弧内は参考値• ヘミセルロース = ホロセルロース – a-セルロース• 主成分:セルロース + ヘミセルロース + リグニン、成分の重複等により

完全に100%とはなりません。

(wt%)

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