シンポジウム
大阪発!2020オリンピックイヤーへの夢ビジョン
科学技術イノベ シ ン政策にモノ申してみた
PESTI代表
〜科学技術イノベーション政策にモノ申してみた〜
PESTI代表
加納圭滋賀大学教育学部理科教育講座 准教授滋賀大学教育学部理科教育講座 准教授
(兼)京都大学物質-細胞統合システム拠点(WPI‐iCeMS)科学コミュニケーショングループ 特任准教授
お届け先=文部科学省「夢ビジョン」勉強会
人の若手文科省職員との文科省版の「夢ビジ ン これは仮称15人の若手文科省職員との文科省版の「夢ビジョン」、これは仮称ですが、に係る勉強会を開催いたします。これは 私が文科省の若手職員とともに ターゲットイヤー2020年これは、私が文科省の若手職員とともに、タ ゲットイヤ 2020年
における我が国のあるべき姿と、そのために必要な文部科学政策について一緒に考えるものであります。
下村博文文部科学大臣記者会見録(平成25年10月4日)より
お届けするまでのプロセス
将来 将来将来
ビジョン市民が集まって対話して、結果を集約してお届けする
将来ビジョンを政策
3 (7 ) 4 (8 )
について結果を集約してお届けする を政策へ
1.テーマ・届け先が決定
3. (7.)対話型パブコメ企画
4. (8.)対話型パブコメ実施
5. (9.)意⾒出しと集約
A.届け先での編集企画 実施
6
10.
届け2.
タイムライン設定
B.発表・公表
6.届け先からのフィードバック
(要望 リソ ス)
ける
ン設定 (要望・リソース)
B. 発表・公表
下村博文文部科学大臣記者会見録下村博文文部科学大臣記者会見録(平成26年1月14日)より一部抜粋
このビジョンは、「オリンピック・パラリンピックの成功は、日本
人・日本社会の転換の上に成り立つ」との考えに立って 省内人 日本社会の転換の上に成り立つ」との考えに立って、省内
職員からの約350件に上る提案のほか、市民とのワークショップ
や各界との集中的な意見交換から出てきたアイデアを、一つは、
ワクワク・カッコいいといった「感動」、二つ目に、国や世代を超ワクワク カッ と た 感動」、 目に、国や世代を超
えた「対話」、三つ目に、快適性や安全・安心などを生み出す
「成熟 と う う 整 を ながら 「オ ピ ク 感動 触れ「成熟」というふうに整理をしながら、「オリンピックの感動に触れ
る。私が変わる。社会が変わる。」、このコンセプトを導いており
ます。
対話型パブリ ク メントの企画と実施対話型パブリックコメントの企画と実施
1.テーマ・届け先が決定
3. (7.)対話型パブコメ
4. (8.)対話型パブコメ
5. (9.)意⾒出しと集約
A.届け先での編集け先が決定 企画 実施 と集約 編集
10.
届
2.タイムライ
B.発表・公表
6.届け先からのフィードバック
届ける
ン設定発表 公表フィ ドバック
(要望・リソース)
対話型パブリックコメント・方法1「対話式」
第1回「知ろう」(9/30) 第2回「語ろう」(10/28) 第3回「届けよう」(11/25)
情報の
⽂部科
第2回
アベノミクス第三の⽮と科学技術政策を解説(Ustream+Youtube)
将来ビジョン+科学技術イノベーション
をブレインストーミング
第2回の「将来ビジョン+科学技術イノベーション」をコンセプトマッピング
のインプッ
学省内での
+
WSのブレッ
ト のブレスト
レスト結果 ト
結果
果
アウトプットとして得られた「将来ビジョン+科学技術イノベーション」
アウトプットとして得られた「将来ビジョン+科学技術イノベーション」
アベノミクス第三の⽮(⾸相官邸ウェブページより) 「将来ビジョン+科学技術イノベ ション」
の1枚説明書き(ポンチ絵)の⼀例「将来ビジョン+科学技術イノベ ション」
のコンセプトマップの⼀例(⾸相官邸ウェブペ ジより)
意見の収集・集約
3 (7 ) 4 (8 )1.テーマ・届け先が決定
3. (7.)対話型パブコメ企画
4. (8.)対話型パブコメ実施
5. (9.)意⾒出しと集約
A.届け先での編集企画 実施
6
10.
届け2.
タイムライン設定
B.発表・公表
6.届け先からのフィードバック
(要望 リソ ス)
ける
(要望・リソース)
ビジョン
「対話」「感動」「成熟」
集約
価値観の大枠A 他者とのつながり・多様性
集約
A.他者とのつながり 多様性(+ワクワク・カッコいい)
B.安全・安心C.日本の誇り
(+ワクワク・カッコいい、ゆとり)D 日本社会の快適性 利便性 効率性D.日本社会の快適性・利便性・効率性
集約
意見(119件)
国民(74件) 文科省(45件)国民(74件) 文科省(45件)
技術予測との関連づけ技術予測 関連 け
NISTEP
「対話」「感動」「成熟」
ビジョン デルファイ技術予測(2020年頃技術的実現)
価値観の大枠
集約 紐づ
価値観の大枠A.他者とのつながり・多様性
(+ワクワク・カッコいい)
づける(+ワクワク カッコいい)
B.安全・安心C.日本の誇り
(+ワクワク・カッコいい ゆとり)
る
(+ワクワク・カッコいい、ゆとり)D.日本社会の快適性・利便性・効率性
読売新聞 2014 1 5読売新聞 2014.1.5.
技術予測ひも付け例
「対話」「感動」
ビジョン1. 顧客によりよい体験を与えるインタフェースの製造技術2. センシングに基づいて、匂いや味を再現できるディスプレイ
3. 旅行など外に出かけることができない人でも、観光地のロボットを遠隔操作することで行きたい所に広画角・立体カメラと高臨場感音声取得マイク、触覚・雰囲気・においセンサ など持 く と あたかもその場に るような感
価値観の大枠
サーなど持っていくことで、あたかもその場にいるような感覚をもたらすことができるようにする技術(テレイグジスタンス技術
4. 所有者の声を認識し、体験(位置、時間、動作、外界の情景・音等の状況)を記憶し、同一状況であるとの状況認識技術により 必要な時に音声メモを再生することによって記価値観の大枠
A.他者とのつながり・多様性+ワクワク・カッコいい
技術により、必要な時に音声メモを再生することによって記憶を呼び覚ますポータブルアシストデバイス(高齢者のQOL 改善)
5. 放送において、自由視点での視聴が可能にする技術(例えば、サッカー中継では選手を指定してその視点での映像を視聴したり、全体の動きを見るため天井からの視点を選択+ワクワク カッコいいできる技術)
6. 立体映像を含む多様な映像情報や音響効果を含む音声・音響情報を、質感やリアリティを伴って、視覚障害者・聴覚障害者に伝達することができる技術
1. おじいちゃんおばあちゃんから聞いた「あのときのあれは美味しかった」を実体験として次世代に受け継ぎたい
2 オリンピック中の記録を残しておけば AR技術など
6. スタジアムに入場できなくても多人数で臨場感をもてるパブリックビューイング
7. 自宅でも臨場感を体験できる遠隔臨場感技術(映像 音響)2. オリンピック中の記録を残しておけば、AR技術など
を使って、数年後でも、体験の一部は共有できる
3. 子どもたちに生のオリンピックを見せることができたらいい
4 世界の子どもを招いて セカイカメラのような仕組み
(映像、音響)
8. 著名スプリンターと並走する疑似体験を可能にするバーチャルスタジアム
9. 未体験の映像技術(バーチャライズド・リアリティ、ホログラムなど)4. 世界の子どもを招いて、セカイカメラのような仕組み
に書き残してもらう。すると、後からやってきたその国の大人が楽しめる。
5. 気温やにおいなどの五感に訴える技術開発
ホログラムなど)
http://www.mext.go.jp/a_menu/yumevision/index.htm