Transcript
Page 1: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-239-

平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号

平成25年12月18日(水曜日)

議事日程 第6号

平成25年12月18日(水曜日)午前9時30分開議

日程第 1 議案第102号 みどり市附属機関設置条例の一部を改正する条例について

日程第 2 議案第107号 指定管理者の指定について(黒坂石バンガロー・テント村)

日程第 3 議案第108号 指定管理者の指定について(ファミリーオートキャンプ場そうり)

日程第 4 議案第103号 みどり市税条例の一部を改正する条例について

日程第 5 議案第104号 みどり市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について

日程第 6 議案第105号 みどり市公害対策審議委員会条例を廃止する条例について

日程第 7 議案第109号 指定管理者の指定について(みどり市第2笠懸東学童クラブ)

日程第 8 議案第106号 みどり市風致地区内における建築等の規制に関する条例について

日程第 9 議案第110号 市道の路線認定について

日程第10 請願第 15号 「全国一斉学力テスト」学校別結果公表反対を求める請願について

日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基本法」(仮称)の制定を求める意見

書提出に関する請願書について

日程第12 議会議案第20号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の法制化を求める

意見書の提出について

日程第13 議案第122号 みどり市行政財産使用料条例の一部を改正する条例について

日程第14 議案第123号 和解及び損害賠償額の決定について

日程第15 閉会中の継続審査について

日程第16 閉会中の継続調査について

本日の会議に付した事件

議事日程に同じ

Page 2: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-240-

出席議員(17人)

1番 杉 山 英 行 2番 常 見 詔 子

3番 須 永 信 雄 6番 武 井 俊 一

8番 大 澤 映 男 9番 齊 藤 潤

10番 伊 藤 正 雄 11番 椎 名 祐 司

12番 荻 野 忠 13番 髙草木 良 江

14番 宮 﨑 武 15番 金 子 實

16番 藤 生 英 喜 17番 阿左美 守

18番 田部井 多 市 19番 上 岡 克 己

20番 古田島 和 茂

欠席議員 なし

説明のため出席した者

市 長 石 原 条 副 市 長 中 澤 哲 夫

教 育 長 尾 﨑 享 子 総 務 部 長 三 輪 浩 史

市 民 部 長 眉丈山 芳 一 保健福祉部長 武 井 正 枝

産業観光部長 橋 場 基 都市建設部長 川 端 正 弘

教 育 部 長 松 井 篤 会 計 管 理 者 高草木 貴 雄

競艇事業局長 奈 良 進 監 査 委 員 事 務 局 長

高 野 公 生

農 業 委 員 会 事 務 局 長

鈴 木 伸 一 総 務 課 長 岩 﨑 照 雄

秘 書 課 長 吉 野 茂 男 財 政 課 長 古田島 透

事務局職員出席者

事 務 局 長 星 野 英 明 局 長 補 佐 木 村 晴 彦

議 事 係 長 阿左美 恭 一 議 事 係 主 査 松 嶋 広 晃

Page 3: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-241-

◎開 議

午前10時30分開議

○議長(古田島和茂) 改めまして、おはようございます。

ただいまの出席議員は17人です。これより本日の会議を開きます。

─────────────────◇─────────────────

◎故須藤健久議員に対する弔詞贈呈の件

○議長(古田島和茂) 日程に入る前に、須藤健久議員が去る11月25日に逝去されましたことに

ついて、この際、哀悼の誠をあらわすため、議会の議決をもって弔詞を贈りたいと存じます。

これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご異議なしと認め、弔詞を贈呈することといたします。

お諮りいたします。文案については、議長に一任いただきたいと思いますが、これにご異議ござい

ませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) それでは、議長の手元において起草いたしました文案を朗読いたします。

〔弔詞朗読〕

─────────────────◇─────────────────

みどり市議会は、地方自治発展のため市政に貢献された須藤健久議員の長逝を哀悼し、謹んで弔詞

をささげます。

平成25年12月18日

みどり市議会

─────────────────◇─────────────────

○議長(古田島和茂) ただいま議決いたしました弔詞の贈呈については、議長において取り計らい

ます。

─────────────────◇─────────────────

◎諸般の報告

○議長(古田島和茂) 議事に入る前に、諸般の報告をいたします。

市長から議案2件の追加提出がありました。お手元に配付しておきましたのでご了承願います。

次に、地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分として、損害賠償額の決定について、

車両の損壊事故によるもの1件の報告がありました。

また、12日に開催された経済建設常任委員会において、副委員長互選の結果、杉山英行委員が副

委員長となりましたのでご報告いたします。

続いて、各常任委員会において所管事務調査を行いましたので、各常任委員長から報告をお願いい

Page 4: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-242-

たします。

最初に、総務文教常任委員会、宮﨑武委員長、お願いいたします。

宮﨑委員長。

〔総務文教常任委員長 宮﨑 武議員発言〕

○総務文教常任委員長(宮﨑 武) それでは、総務文教常任委員会所管事務調査報告をさせていた

だきます。皆様のお手元に、書面にお配りしてございますので、ご確認をお願いしたいと思います。

みどり市議会議長古田島和茂様、総務文教常任委員会委員長宮﨑武。

平成25年度の総務文教常任委員会の所管事務調査を実施しましたので、次のとおり報告をいたし

ます。

記。調査年月日、平成25年10月1日(火)から3日(木)まで。調査視察地、韓国公州市(1

0月1日)、韓国公州市(10月2日)、韓国慶州市(10月3日)、韓国釜山市(10月3日)。

調査目的、公州市石壮里博物館、岩宿展の開催内容の確認について。2点目が、開催地公州市及び議

会との交流について。調査団、総務文教常任委員会委員6名、随行職員2名、委員長宮﨑武、副委員

長齊藤潤、委員藤生英喜、委員古田島和茂、委員金子實、委員武井俊一、随行職員松井篤(教育部長)、

星野英明(議会事務局長)。

岩宿遺跡から出土した石器等の展示を、石壮里博物館で7月15日から来年2月2日まで開催して

おりますが、公州市からの要請で、みどり市議会総務文教常任委員会に招聘があり今回の訪韓になっ

たものです。

この1カ月間、岩宿遺跡についての勉強、公州市、石壮里博物館の展示内容などなどの研修を数回

行い、知識と教養を身につけて訪韓をいたしました。

10月1日午後、公州市石壮里博物館に到着し、みどり市及び明治大学から貸与の岩宿遺跡を確認

し、現地での岩宿の反響なども詳しく調査をいたしました。

日本での先史時代とは旧石器時代から弥生時代のことを言いますが、韓国では旧石器・中石器・新

石器時代のことです。そして、約70万年前に朝鮮半島に人類が定住し始め、旧石器時代の貴重な史

実を明らかにした遺跡が石壮里遺跡です。1964年の春に、石壮里錦江を調査中だったアメリカ人

の大学院生が、崩れた層から打製石器を発掘しました。その後、数々の遺跡や遺物が発掘され、青銅

器時代より古い旧石器時代から人が住んでいたということを発見し、この石壮里遺跡が明らかになり

ました。また、この発掘は、韓国の考古学界において旧石器考古学が定着する契機ともなり、韓国の

旧石器時代を代表する遺跡になりました。そして、現在、石壮里遺跡の隣に1万6,000坪以上の

広さの石壮里博物館があります。

石壮里博物館は、発掘された遺物展示だけでなく、旧石器時代の生活・自然・人類文化を学ぶ場と

して公州市に2006年に建設されました。入り口から、旧石器時代の自然を知る展示から始まりま

す。この時代に生息していた動物の化石などが飾られています。その次に、我々の先祖でもある人類

Page 5: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-243-

の進化過程を学べたり、生活の様子などを再現した立体模型が見られます。そして、石壮里遺跡で発

掘された遺物を見ながら、先史時代の文化を学べます。約3,000点以上の打製石器が発掘され、

さまざまな重要遺跡が展示されています。中でも、石壮里博物館を代表する象徴物であるゲンコツ斧

(ヂュモッドッキ)は、博物館のシンボルマークにもなっています。

また、発掘当時の写真や様子なども細かく展示され、石壮里遺跡の誕生から現在まで詳しく知るこ

とができます。

今後は、見るだけでなく、発掘体験や石器づくり等が体験できる博物館教室も開設する予定だそう

です。

この期間は、公州市を含む韓国の忠清南道(チュンチョンナムド)で開催されるお祭りである百済

祭開催中ということで、多くの観光客の皆様が岩宿展を鑑賞されていました。訪韓した当日も、多く

の皆様による鑑賞がされていました。

今回の所管事務調査で、岩宿遺跡の歴史的存在感がこれほど大きく、かつ偉大であるのか、余りに

も身近にあるため気がつかない日々を過ごしていたことは、まことに残念です。

初めて海を渡った一つ一つの旧石器時代の国指定重要文化財が放つオーラは、韓国の人々には偉大

な人類の足跡を身近に実感していただいていることを、訪韓してみて地肌に感じることができました。

この遺跡を通じて、わかり合えない部分の感情が尐しでも和らげられたらと思うばかりです。

以上、所管事務調査報告とさせていただきます。よろしくお願いします。

○議長(古田島和茂) ありがとうございました。

次に、市民福祉常任委員会、常見詔子委員長、お願いいたします。

常見委員長。

〔市民福祉常任委員長 常見詔子議員発言〕

○市民福祉常任委員長(常見詔子) 市民福祉常任委員会の所管事務調査の報告をさせていただきま

す。

調査年月日は、平成25年10月28日から30日の3日間です。

調査視察地は、新潟県新潟市、長野県松本市、長野県川上村でした。

視察研修先は、新潟県新潟市役所、28日の研修の報告をまずさせていただきます。

新潟市は、平成19年4月に、本州日本海側初の政令指定都市となり、平成24年12月現在の人

口は80万3,490人、世帯数31万9,100世帯で、世帯当たりの人数は2.5人、65歳以

上の高齢化率は24.4%となっています。

新潟市では、認知症や障がいなどにより判断能力が不十分な方の権利や利益を保護する成年後見人

制度の担い手、身近な地域住民の感覚を生かしたきめ細かな支援を行う市民後見人を養成する研修制

度を学んでまいりました。

市民後見人養成研修制度の概要は、成年後見人制度及び高齢者や障がい者に対する福祉活動に理解

Page 6: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-244-

と熱意のある25歳以上の市民を対象に、平成24年12月から平成25年3月までの間に、延べ1

2日間、合計55時間の研修を行い、原則として全ての研修に参加できる人を募集し、30人が養成

講座を受講したそうです。受講料は無料。研修にかかる交通費や昼食費は、各自が負担するというこ

とでした。また、市民後見人による後見活動は、地域の支え合いを推進するものであり、研修を修了

しても資格が取れるわけではなく、高額な収入が得られるものでもないそうです。

弁護士・司法書士などの資格を持たなくても、社会貢献への意欲が強く、研修などにより、成年後

見について一定の知識、態度を身につけた一般市民の後見人候補者ということです。

成年後見人制度利用の相談、助言は、新潟市社会福祉協議会の中にある新潟市成年後見支援センター

が行っています。相談には、成年後見制度の専門家である弁護士、司法書士が対応しているというこ

とでした。

翌29日は、松本市での研修です。

松本市は、平成25年4月現在の人口は24万2,554人、世帯数10万1,075世帯で、世

帯当たりの人数は2.4人となっています。

平成17年度の健康寿命は、男性77.1歳、女性79.9歳から、4年後の平成21年度では、

男性が77.3歳、女性は80.4歳と、それぞれ男性0.2歳、女性0.5歳の延伸となっている

ということでした。

健康寿命とは、一生涯のうち健康で自立して暮らすことのできる期間のことであり、それは、健康

で明るく元気に生活し、実り豊かで、満足できる生涯の期間でもあります。健康寿命は、平均寿命か

ら要介護などの期間を除いた期間として算出しています。

「健康寿命延伸都市・松本」の創造の基本理念は、量から質へと発想を転換し、市民一人一人の命

と暮らしを大切に考え、誰もが生き生きと暮らせるまちづくりに向け、健康寿命の延伸を目指してい

くということです。

健康寿命を延ばすためには、まずは歩くことから始めましょうということで、ウォーキングを勧め

ています。ウォーキングは、特別な用具は必要なく、自分のペースで無理なくできる運動です。楽し

く歩きながら足腰を鍛え、体力アップや生活習慣病の予防につながります。

松本市では、多くの皆さんが楽しくウォーキングを始められるよう、地区内の見どころなどを満載

したウォーキングマップを、各地域の住民の皆さんの取り組みをもとにして作成しています。また、

市は歩くための環境整備として、歩道の拡幅や自転車優先レーンの整備などを積極的に進め、市民の

皆さんがみずから健康づくりに取り組み、自分らしく生き生きと充実した暮らしを送っていけるよう

にしています。

「健康寿命延伸都市・松本」の取り組みは、平成25年3月「第1回健康寿命を延ばそう!アワー

ド」において、厚生労働大臣賞、自治体部門優秀賞を受賞しています。視察を終えた帰りのバスの中

では、「帰ったら、私たちも試しにウォーキングをしてみましょう」という声が上がり、実際に実施

Page 7: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-245-

してみました。

11月20日の午前10時から、委員全員が「健康増進てくてくウォーキング」と称して、「高津

戸峡・大間々町中ウォーキング」を実施し検証してみました。血圧測定と準備体操をした後、約2.

5キロを歩いてみました。歩いた後の血圧測定では、全員の血圧が下がり、気分も爽快だという感想

がありました。

3日目の最後の研修は、川上村になります。

川上村の人口は4,972人で、世帯数は1,336世帯、世帯の人数は3.7人。65歳以上の

高齢者の割合は26.5%です。

平成24年度の国民健康保険1人当たりの年間医療費は17万731円、国民健康保険加入率は6

2.4%で、1人当たりの国保税は10万4,678円です。みどり市では、医療費は、比べると6

万3,621円川上村のほうが低いです。みどり市では、1人当たりの保険給付費は平成24年23

万4,352円、川上村の17万731円と比べると、1人当たりの国保税は9万4,076円みど

り市のほうが高くなっています。そして、長野県の平均国保医療費が約25万円ですから、川上村は

日本一国保医療費の安い自治体となっています。

年間平均気温が7.5度C、蚊もゴキブリもすめない厳しい自然環境の中で、地域内就労率は93.

7%、自宅就業率は72.8%、女性の就業率は63.3%と、就労率は長野県で1番です。村の平

均収入は2,500万円にもなります。3カ月間で1年分を働く過重労働が村の現状であり、レタス

の栽培は群馬県を抜き、全国一になっています。

経済の豊かさで人は幸せになれないと、農業立村から精神立村へと総合満足度の高い村へ、①高度

情報化戦略、②村営バス黒字経営、③婦人・後継者海外研修制度、④ヘルシーパーク構想、⑤ふるさ

と村塾の5つの目標を掲げて取り組んでいるそうです。

今回の研修では、ヘルシーパーク構想について学んできました。保健、福祉、医療、介護の一体化

こそが、ヘルシーパーク構想の目指す、健康で生きがいのある福祉社会づくりの原点となっています。

構想から20年が経過し、今では毎日、医師、看護師、ケアマネジャー、ヘルパー、デイサービス

介護員、宅老所の介護員、保健師、包括支援職員による情報共有の連絡会議が開催されています。

在宅療養のための福祉、介護、医療連携システムが、川上村の自己完結型のヘルシーパーク構想で

す。地域医療は、国保診療所が昭和63年に診療開始され、平成22年には電子カルテ、午後の毎日

訪問診療を行うようになり、平成24年からは在宅支援診療所に認定されました。

国民健康保険料は長野県で一番高いです。一方、国民健康保険の医療費は長野県で一番安く、当然、

日本一国保医療費の低い自治体となっています。

基本理念の「ひとりの住民をヘルシーパーク全体で支えよう」という考え方、在宅療養のための福

祉、介護、医療連携システムを学ぼうと、全国からの視察も殺到している状況でした。

今回の所管事務調査は、これから尐子高齢化を迎えるみどり市にとっても、大いに役立つ研修だっ

Page 8: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-246-

たと思います。今後に役立てることができる意義深い研修であったことを、ここに報告させていただ

きます。

○議長(古田島和茂) ありがとうございました。

次に、経済建設常任委員会、阿左美守委員長、お願いいたします。

阿左美委員長。

〔経済建設常任委員長 阿左美守議員発言〕

○経済建設常任委員長(阿左美 守) それでは、経済建設常任委員会の所管事務調査を報告いたし

ます。

調査年月日、平成25年10月22日(火)から24日(木)までです。

調査視察地、北海道恵庭市(10月22日)、北海道深川市(10月23日)、記載はしていない

ですけれども、24日は小樽市に観光行政を視察してきました。

調査目的として、恵庭市では、道と川の駅整備事業(花ロードえにわ整備事業)についてでありま

す。2番目といたしまして、企業立地優遇制度について。

調査団といたしまして、委員長の私、阿左美守、副委員長の須藤健久、委員伊藤正雄、荻野忠、椎

名祐司、杉山英行、随行職員として中村真一(都市建設部都市計画課長)、正田一仁(議会事務局主

任主査)でございます。

それでは、朗読させていただきます。

道と川の駅整備事業(花ロードえにわ整備事業)についてであります。

恵庭市では、一般社団法人恵庭観光協会専務理事兼事務局長岡田宏一さん、恵庭市経済部花と緑・

観光課課長南浩之さん、主査の佃和弘さん、議会事務局次長上松登さんが出席され、詳細な説明を受

けました。

恵庭市は人口約6万8,800人で、道都札幌への大動脈である国道36号やJR千歳線が市内を

縦貫し、道央圏の中心に位置しております。

道と川の駅整備事業(花ロードえにわ整備事業)は、平成13年度に策定された都市農村交流ゾー

ン構想の一地区である上山口地区周辺交流エリアの国道36号と市のシンボルである漁川(いざりが

わ)の交差点に、道と川を生かした地域連携・地域交流・地域振興を目指し、恵庭の魅力を発見する

ことのできる施設整備として取り組んでいる。

また、道路事業の「特定交通安全施設整備事業」と河川事業の「水辺プラザ事業」をこの計画の関

連事業と位置づけ、北海道長距離自然歩道計画や一般道札幌恵庭自転車道線の事業を取り込み、まち

づくり交付金事業として採択を受けております。

道と川の駅「花ロードえにわ」は、社団法人恵庭観光協会が指定管理者となり、運営・維持管理経

費は独立採算制となっています。

建物としては、地域交流センター、多目的交流物産館があり、施設内には休憩・飲食コーナー、フー

Page 9: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-247-

ドコーナー、テイクアウトコーナー、ベーカリーコーナー等が整備されておりました。

平成18年のオープン以来、右肩上がりで入館者が推移し、平成24年度の入館者数は97万6,

780人(市内55%、市外45%のうち22%が札幌市)で、平成25年度には累計で700万人

を超えるとのことでありました。この施設は4月から12月までで、1月から3月いっぱいは雪のた

め閉館になっております。

花ロードえにわの施設周辺の植栽管理は、市民ボランティアである花サポーターによって行われて

おり、花のまちづくりプランに基づいた市民主導が実践されておりました。

さらに、隣接する恵庭農畜産直売所花野菜(かのな)では、恵庭市内で収穫された旪の新鮮野菜や

乳製品等を販売し、現在、販売品目の割合は市内が65%、市外35%となっている。

この農畜産物直売所は、恵庭市内の農業者等で構成されておりました恵庭農産物直売所運営協議会

で運営され、平成19年は45名であった農業者が平成24年は74名に増加しておりました。

花のまちづくり「花もよし 風もよし 人もよし ここが恵庭」を基本テーマとして、市民みずか

らがおもてなす立場になって市民参加し、一般家庭の個人の庭を開放して花を楽しむなど、美しい風

景をつくりながら、まちづくりの推進が行われていることには学ぶべきものが多くありました。

2番といたしまして、企業立地優遇制度についてであります。

北海道深川市では、経済・地域振興部地域振興課企業立地担当主幹伊藤久人さん、企業立地係長宮

谷修さん、市議会から議長の長野勉さん、議会事務局長伊藤政雄さん、議会庶務係梶原仁さんが出席

され、それぞれ詳細な説明を受けました。

深川市は、北海道のほぼ中央に位置し、札幌から高速道路で1時間(114キロメートル)、旫川

から22分(26キロメートル)、人口約2万2,700人で農業を基幹産業としておりました。

深川市では、市内製造業や建設業の倒産、撤退が相次ぎ、雇用の受け皿が縮小していることから、

製造業に限らず幅広い業種の企業、事業所誘致を積極的に展開するため、平成24年度深川市工業等

開発促進条例の助成制度を拡充しております。

主な助成内容としては、土地取得費助成として広里工業団地では100%助成、移転費助成、物流

経費助成、固定資産税免除等7年間、下水道料金助成5年間、工場等設置費30%助成、土地建物賃

料助成の7項目が拡充となっており、いずれも北海道内でも最大級の助成制度となっていました。

深川市では、企業・事業所誘致事業として企業立地意向調査を実施しています。これは、専門の調

査機関、民間ですが、帝国データバンクに調査を委託し、企業訪問の基礎調査を収集している。また、

郵送によるアンケート調査及びフォローコール業務委託800社分を行い、回答率は65%となって

おりました。

さらに、立地意向調査を経て、訪問企業を抽出するため専門の調査機関、これも帝国データバンク

であります、信用調査を委託している(27社分)。

こうした企業立地意向調査を経て、訪問企業を抽出し、企業誘致案内用主要施設概要図、企業立地

Page 10: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-248-

優遇制度紹介パンフレット、深川市紹介簡易版チラシを作成し、企業訪問を行っております。実績と

しては、北海道外が41社、北海道内が34社を実施しているが、北海道の寒さや輸送コスト等の問

題で、進出企業の誘致活動はなかなか進まないとのことであるというようなことでありました。

しかしながら、全国の企業立地優遇制度を調査し、各項目を北海道でもトップクラスにして、全国

的にアピールしていくという深川市の施政に対して、山下市長の強い意志や思いのあらわれがこうし

た優遇制度につながっていることには感銘を受けました。これ、「な」が抜けてしまっておるのです

けれども、お願いします。

このほか、北海道小樽市では、観光行政について視察研修を行った。

小樽市は、歴史的建造物を指定して保存にも努めているが、当日の観光客の多くが中国人と修学旅

行生でありました。

現在、観光政策として、宿泊客をふやす取り組みをしているとのことであるが、小樽運河を訪ねた

観光客の中には、ロリータファッションで散策する姿もあった。

今後、時代の趨勢の中でどのような層をターゲットにしていくのか、さらには通過型でなく滞在型

の観光客誘致をどう図るのかなどの課題にも取り組んでいく必要があると痛感しました。

3日間にわたる行政視察はとても充実したものであったことを報告し、終わらせていただきます。

ありがとうございました。

○議長(古田島和茂) ありがとうございました。

以上で諸般の報告を終わります。

本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。

─────────────────◇─────────────────

◎発言の訂正

○議長(古田島和茂) ここで、日程に入ります前に、常見議員より発言訂正の申し出がありますの

で、これを許可いたします。

常見議員。

〔2番 常見詔子議員発言〕

○2番(常見詔子) 12月6日の会議における私の発言のうち、次のとおり字句を訂正したいので、

議長において許可されるよう会議規則第65条の規定により申し出ます。

私の一般質問の発言の中で、「年金改悪法」と言った発言を「年金改正法」と訂正をお願いします。

○議長(古田島和茂) 続いて、市民部長より発言の申し出がありますので、これを許可します。

市民部長。

〔市民部長 眉丈山芳一発言〕

○市民部長(眉丈山芳一) 答弁の訂正をお願い申し上げます。

12月16日の常見議員の一般質問に対する私の答弁の中で、平成18年分と平成……。

Page 11: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-249-

〔「6日」の声あり〕

○市民部長(眉丈山芳一) すみません。6日の私の答弁の中で、平成18年分と平成24年分の給

与収入区分ごとの人数の比較について説明をさせていただく際に、平成24年分の給与収入400万

円以上800万円以下の人数を、誤って7,816人と申し上げましたが、正しくは6,770人で

ございます。大変申しわけありませんでした。おわびをして訂正をさせていただきます。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第1 議案第102号 みどり市附属機関設置条例の一部を改正する条例について

◎日程第2 議案第107号 指定管理者の指定について(黒坂石バンガロー・テント村)

◎日程第3 議案第108号 指定管理者の指定について(ファミリーオートキャンプ場そうり)

○議長(古田島和茂) 日程第1、議案第102号から日程第3、議案第108号までの3議案を一

括議題といたします。

3議案は、総務文教常任委員会に付託いたしたものであります。審査報告書の朗読を省略し、直ち

に宮﨑武委員長から報告を求めます。

宮﨑委員長。

〔総務文教常任委員長 宮﨑 武議員発言〕

○総務文教常任委員長(宮﨑 武) ご指名によりまして、総務文教常任委員会に付託をされました

議案第102号、議案第107号、議案第108号の3議案につきまして、審査の過程と結果をご報

告させていただきます。

本委員会は、12月13日、委員全員及び執行部出席のもと開催し、慎重に審査を行ったものです。

初めに、議案第102号 みどり市附属機関設置条例の一部を改正する条例について、企画課長よ

り説明をいただきました。附属機関の位置づけをしている中で、みどり市行政改革懇談会及びみどり

市観光制定委員会の2つを、当初の設置目的を果たし現在活動を行っていない、したがって今回削除

し、あわせて、附則においてそれぞれの報酬についても削除することとするという説明をいただきま

した。委員からの質疑、討論もなく、挙手全員により本案は可決すべきものと決定をさせていただき

ました。

議案第107号 指定管理者の指定について(黒坂石バンガロー・テント村)の件でございます。

指定管理者の指定について、東市民生活課長より説明をいただきました。黒坂石バンガロー・テント

村の指定管理者については、沢入地区施設管理委員会が管理者として施設の管理運営を行って良好に

来ております。引き続き3年間、沢入地区施設管理委員会を指定したいということで上程をさせてい

ただきますということで説明をいただきました。委員からの質疑、討論もなく、挙手全員により本案

は可決すべきものと決定をさせていただきました。

議案第108号 指定管理者の指定について(ファミリーオートキャンプ場そうり)の件でござい

ます。東市民生活課長より説明をいただきました。ファミリーオートキャンプ場については、東町5

Page 12: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-250-

区が平成18年度から指定管理者として施設の管理運営を行い、良好に行っていただいた。

ただ、市としては、両施設を一体的に管理運営を行ってもらうということで、26年度から沢入地

区の施設管理委員会にお願いしたいと思っていると。新年度からは、黒坂石バンガロー・テント村の

指定管理者と一体ということでやらせていただきたいということについて説明をいただきました。

委員からの質疑として、今までに管理をしていただいた団体と今回かわるということについての両

方とも地元の関係だが、地元での調整はうまく進むのかということが1点。また、3年間は赤字を補

填すると、黒字が出た場合、3年間は返還を求めないと。これは体力をつけておきたいという説明が

あったと思うが、この具体的に体力をつける、余剰金があった場合の処分というのは、どういう形で

具体的に考えているのかというような質疑がございました。

討論はなく、採決を行い、挙手全員により本案は可決すべきものと決定をさせていただきました。

以上、3議案が当委員会に付託されました議案でございます。当委員会の決定どおりご承認いただ

きますようお願いをいたしまして、説明にかえさせていただきます。

○議長(古田島和茂) 以上で、委員長の報告は終わりました。

これより質疑に入ります。議案第102号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

議案第107号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

Page 13: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-251-

議案第108号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第4 議案第103号 みどり市税条例の一部を改正する条例について

◎日程第5 議案第104号 みどり市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について

◎日程第6 議案第105号 みどり市公害対策審議委員会条例を廃止する条例について

◎日程第7 議案第109号 指定管理者の指定について(みどり市第2笠懸東学童クラブ)

○議長(古田島和茂) 日程第4、議案第103号から日程第7、議案第109号までの4議案を一

括議題といたします。

4議案は市民福祉常任委員会へ付託いたしたものであります。審査報告書の朗読を省略し、直ちに

常見詔子委員長から報告を求めます。

常見委員長。

〔市民福祉常任委員長 常見詔子議員発言〕

○市民福祉常任委員長(常見詔子) 市民福祉常任委員会に付託されました議案第103号、104

号、105号、109号の4議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。

12月11日に、委員全員と執行部出席のもと委員会を開催し、委員会に付託されました議案につ

いての審査を行いました。

議案第103号 みどり市税条例の一部を改正する条例についてと、議案第104号 みどり市国

民健康保険税条例の一部を改正する条例については、関連があることから、税務課長より一括説明が

ありました。個人住民税関係の年金特別徴収制度の見直しと、金融所得課税の一体化という2つの柱

から成っていること、また国民健康保険税に関しましては、金融所得課税の一体化に伴う改正という

形であるということの説明がありました。年金特別徴収額の決定について、仮徴収額と本徴収額につ

いて、納税の利便性と市の徴収義務の効率化を図るために改正を行うという趣旨であります。

内容的には、公的年金の支払いの際に、徴収する仮徴収税額を前年度の公的年金などに係る税額の

2分の1に相当する額にするという見直しで、年6回の年金から天引きされる額を平準化しますとい

Page 14: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-252-

う改正、また、他の市町村に転出した場合においても年金徴収を継続するという改正になっています。

これに伴っての税負担の増減はありません。

金融所得税の一体化ということは、上場株式や配当所得、それらの税率が違っているというところ

を、税率を同じにして課税方式も同じにするという内容です。金融商品の垣根を低くするということ

を目的に、所得税と住民税も同じように改正するという内容でございます。

議案第103号につきましては、質疑、討論もなく、挙手全員によって、本件を原案のとおり可決

すべきものと決定いたしました。

また、議案第104号につきましては、質疑、討論もなく、挙手全員により、本件を原案のとおり

可決すべきものと決定いたしました。

次に、議案第105号 みどり市公害対策審議委員会条例を廃止する条例について、生活環境課長

より説明がありました。公害対策に関する事項を審議する公害対策審議委員会設置について、公害基

本法が根拠になっていましたが、この公害対策基本法を発展的に継承する環境基本法制定に伴い廃止

されていることから、環境基本法及び環境基本条例に基づき、環境保全に関して審議などをするみど

り市環境審議会が設置され、審議事項は引き継がれることに伴い、みどり市公害対策審議委員会を廃

止するものです。質疑、討論もなく、挙手により全員賛成によって、本件を原案のとおり可決すべき

ものと決定いたしました。

次に、議案第109号 指定管理者の指定について(みどり市第2笠懸東学童クラブ)について、

こども課長より内容の説明がありました。

社会福祉法人みどり市社会福祉協議会を指定するもの、当法人は、第2笠懸東学童クラブの指定管

理者として、平成21年4月の開設当初から良好な施設の運営管理が行われております。また、安定

して保育環境の確保と保護者との信頼関係を維持するために、当該法人を指定管理者として選定いた

したいという説明でありました。

議案第109号につきまして、質疑、討論もなく、挙手全員によって、本件を可決すべきものと決

定いたしました。

以上が、市民福祉常任委員会に付託されました議案第103号、104号、105号、109号の

4議案の審査の経過と結果でございます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げまして、

委員長報告とさせていただきます。

○議長(古田島和茂) 以上で、委員長の報告は終わりました。

これより質疑に入ります。議案第103号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

Page 15: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-253-

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

議案第104号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

議案第105号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

議案第109号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

Page 16: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-254-

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第8 議案第106号 みどり市風致地区内における建築等の規制に関する条例について

◎日程第9 議案第110号 市道の路線認定について

○議長(古田島和茂) 日程第8、議案第106号及び日程第9、議案第110号の2議案を一括議

題といたします。

2議案は、経済建設常任委員会に付託いたしたものであります。審査報告書の朗読を省略し、直ち

に阿左美守委員長から報告を求めます。

阿左美委員長。

〔経済建設常任委員長 阿左美 守議員発言〕

○経済建設常任委員長(阿左美 守) それでは、委員長報告を申し上げます。

12月10日の本会議において、本委員会に付託されました議案第106号、第110号の2議案

についての審査の経過と結果をご報告申し上げます。

去る12月12日、委員及び執行部出席のもと委員会を開催し審査を行いました。

議案第106号でございます。みどり市風致地区内における建築等の規制に関する条例です。提案

説明では、この条例につきましては、第2次一括法で、地域分権により、風致地区内における建築等

の規制に係る条例の制定に関する基準等を定める政令が改正されたことにより、今までは群馬県条例

で規定されていた風致地区内における建築等の規定について市の条例で規定することとされたため、

県条例の内容をみどり市の条例として制定するものです。

施行期日につきましては、平成26年4月1日が施行日であります。

委員からの質疑では、風致地区内での伐採、植林などを今までボランティア団体等がしているが、

今後はどうなのかの質問がありました。答弁では、風致の維持のため必要な限度においてはよいとの

ことでありました。また、委員からは、里山保全をする団体、また市民等にも周知をきちんとする要

望が出されておりました。

討論もなく、採決の結果、賛成全員で可決すべきものと決定いたしました。

議案第110号、市道の路線認定についてであります。

市道笠懸1412号線は、笠懸町鹿の3067番地の1の地先から105.1メートルでございま

す。市道笠懸4391号線は、笠懸町阿左美1107番地の1の地先から42メートル、市道笠懸4

392号線は、笠懸町阿左美の673番地11の地先から35.4メートルの3路線の認定でありま

す。

説明では、3路線とも土地開発に伴う新設道路の寄附を受けたものでございます。

委員からの質疑では、2番の市道笠懸4391号線ですが、これは通り抜けになっておりますので、

Page 17: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-255-

既存の道路に接しているが、周辺住民との関係、かかわりは大丈夫なのかの質疑でありました。答弁

では、行政としては周辺の周知はしていないが、開発協議者との申請者に基づいて周知されていると

いうことでありました。

ほかに質疑、討論もなく、採決の結果、賛成全員で可決すべきものと決定いたしました。

以上が、当委員会における審査の経過並びに結果であります。よろしくご審議いただき、当委員会

の決定どおり賛同いただきますようお願いを申し上げまして、報告といたします。

○議長(古田島和茂) 以上で、委員長の報告は終わりました。

これより質疑に入ります。議案第106号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

議案第110号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第10 請願第15号 「全国一斉学力テスト」学校別結果公表反対を求める請願について

○議長(古田島和茂) 日程第10、請願第15号 「全国一斉学力テスト」学校別結果公表反対を

求める請願についてを議題といたします。

本件は、総務文教常任委員会へ付託したものであります。審査報告書の朗読を省略し、直ちに宮﨑

武委員長から報告を求めます。

Page 18: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-256-

宮﨑委員長。

〔総務文教常任委員長 宮﨑 武議員発言〕

○総務文教常任委員長(宮﨑 武) ご指名によりまして、総務文教常任委員会に付託されました請

願につきましての審査の経過と結果を発表させていただきます。

まず、12月13日、委員全員出席のもと審査を慎重に行わせていただきました。お手元にござい

ますように、審査報告書、結果としましては、継続審査とさせていただきました。継続審査に至るま

での内容につきましてをお話しさせていただきます。

まず、文書を書記により朗読をさせました。この請願書については、お手元にございますように、

大きく3つの事柄に分かれております。説明を、書面を読んだだけではわからない部分が多くござい

ましたので、当日、紹介議員の常見議員と請願者の石田清人さんが傍聴に来ておりましたので、皆様

のご了解をいただきながら、まずは、紹介議員からわからない部分の説明をということでしていただ

きました。

内容としましては、大金を投じて学力テストが実施されていると。民間の企業としては潤うかもし

れないが、決して子供たちや教師が元気になるわけではない。また、40年以上も行われなかった学

力テストが2007年度に復活して、順位をつけて差別と競争を生み出していると。競争を助長しな

いという理由からの結果の公表は控えてきた現実があると。学力テストの得点と学力がイコールであ

るものとして捉えていいのだろうかと。みどり市では、学力テストの状況、学習状況の調査結果を、

学校別にその結果の公表をしないように反対していただく意見書を、国、また政府に提出していただ

きたいということで、ご説明をいただきました。

また、請願者の石田清人さんからは、学校の先生でございますので、さまざまな現場を通して、い

ろいろな事例の紹介をいただきました。最終的には、学校現場で望んでいるのは学力の公表とか学力

テストではなくて、本当に落ちついた、普通に授業ができる、そういう環境を整備してもらいたいと

いうこと。そういったことから請願を提出し、また、そういった内容を酌んでいただいて採択してい

ただきたいというようなお話がございました。

そういった内容を踏まえた上で、委員のほうから何点も確認がございましたので、要約して紹介を

させていただきますけれども。

まず、この結果を公表するとどうして学校の序列化になるのかと。たった2科目の調査になるわけ

ですので、これを公表することによってどうして序列化につながるのか、あるいは過当競争につなが

っていくのかと。その因果関係がよくわからないというご意見や、請願の趣旨を読んでいくと、請願

の方の、全国一斉学力テスト、学校別結果公表反対を求める部分の請願であって、先ほど申し上げま

した、内容が3段になっているということで、この内容は中止、やめる、例えば、望まれない役立た

ないテストを行うということではなくという文章になっているので、表題の中身はちょっと違って、

3段の部分が整合性が図れないというようなお話もございました。

Page 19: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-257-

やはり、また、これは地域も関心を持って対応していかなければならないということだと思うと。

その地域に対して、今、学校の状況等がこうなっているということを教育委員会はどんなふうに考え

て地域との連携をとろうとしているのかというようなご意見もございました。

最後のご意見としては、学力テストによって、活用されて、いい方向に結びつくのであればいいと

思うと。また、学力テスト反対イコール公表反対という部分がよくわからないというようなご質疑も

ございました。

さまざまなやりとりをしていく中で、請願者及び紹介議員に一々についてお答えをいただきました。

そういう中で、最終的な判断は、この請願書をいただいたのが11月18日という日付になってお

ります。文部科学省が11月29日に新たな文書が出されています。そういったことも含めて考えて

いくと、今、軽々に、また早々に、これを採択するには時期が尚早ではないかという判断のもとに、

初めに継続審査ということで採決をとらせていただきました。採決の結果、挙手多数によって本案は

継続審査にしたいということで決定をさせていただきました。

以上でございますので、よろしくご審議のほどをお願いしたいと思います。

○議長(古田島和茂) 以上で委員長の報告は終わりました。

これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

本請願に対する委員長の報告は継続審査でございますので、お願いいたします。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第11 請願第16号 「こころの健康を守り推進する基本法」(仮称)の制定を求める意見

書提出に関する請願書について

○議長(古田島和茂) 日程第11、請願第16号 「こころの健康を守り推進する基本法」(仮称)

の制定を求める意見書提出に関する請願書についてを議題といたします。

本件は、市民福祉常任委員会へ付託いたしたものであります。審査報告書の朗読を省略し、直ちに

常見詔子委員長から報告を求めます。

常見委員長。

〔市民福祉常任委員長 常見詔子議員発言〕

○市民福祉常任委員長(常見詔子) それでは、ご指名によりまして報告させていただきます。

12月11日、市民福祉常任委員会を開会し、請願第16号 「こころの健康を守り推進する基本

法」(仮称)の制定を求める意見書提出に関する請願書についての審査を行いました。その審議の内

容を報告させていただきます。

初めに、書記より請願書の朗読を行い、その後、紹介議員から趣旨説明がありました。ストレス社

会と言われている現代、毎年3万人以上の方がみずから命を絶っている。また、国民の40人に1人

Page 20: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-258-

の方が精神疾患のために医療機関を受診しているという状況にあること。今回、請願を提出された「わ

たらせ虹の会」の会員は43名、そのうちみどり市の会員は13名。活動としては、支え合い、学び

合い、自助活動、陳情活動をしている団体だということなどが説明されました。

委員からは、群馬県議会、前橋市議会、渋川市議会、玉村町議会やお隣の桐生市議会などで採択さ

れているという意見などもありました。

そして、本日ぜひ採択していただきたいという旨の意見も出ました。

請願者から、資料として「こころの健康保持及び増進のための精神疾患の基本法」(仮称)の案が

提示され、委員全員に配付され、時間をとり、全員で黙読をいたしました。その後、請願の紹介議員

から、子供たちが孤立したり、この厳しい状況の中で勤めも正社員として採用されないなど、ストレ

スになっていることなども報告されました。みんなが国を挙げ、地域を挙げて対応していくことが求

められているという意見でありました。

反対討論はありませんでしたが、賛成討論では「心の病の方がたくさんいます。実際に面倒を見て

いる方が年をとって、兄弟も尐なく、どうしていいかわからないという人も周りにいます。こういう

基本法を推進することに賛成です」という意見がありました。

その後の採決の結果は、挙手全員によって本請願は採択すべきものと決定いたしました。

以上が、市民福祉常任委員会に付託されました請願の審査の経過と結果でございます。よろしくお

願いいたします。

○議長(古田島和茂) 以上で委員長の報告は終わりました。

これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

これより討論に入ります。討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本請願を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本請願は採択とすることに決定しました。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第12 議会議案第20号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の法制化を求め

る意見書の提出について

○議長(古田島和茂) 日程第12、議会議案第20号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮

称)」の法制化を求める意見書の提出についてを議題といたします。

Page 21: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-259-

朗読を省略し、提出者の趣旨説明を求めます。

2番常見詔子議員。

〔2番 常見詔子議員発言〕

○2番(常見詔子) それでは、「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の法制化を求める

意見書の提出について、この意見書の内容を朗読して、趣旨説明とさせていただきます。

「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の法制化を求める意見書

現在、国民の「こころ」は深刻な状態にあり、平成24年は減尐したものの、平成10年から平成

23年まで14年間毎年3万人以上の人々が自殺によって命をなくしている。更に320万人を超え

る人々、つまり国民の40人に1人以上が精神疾患により医療機関を受診しており、さらなる増加傾

向を示している。

自殺と精神疾患との密接な関わりや児童期のこころの健康問題等が、関係各方面から指摘されてお

り、こころの健康と精神疾患の問題は、まさに国民の健康及び生活上の重大な問題となっている。

しかし、わが国における精神保健医療福祉の施策は、こうした問題に対応するには不十分な状況に

あり、また、多くの困難を抱える精神障害を持つ人の家族に対する実効的な支援も求められている。

そこで、このような状態を改善し、国民が安心して生活ができる社会を実現するためには、こころ

の健康を国の重要施策と位置づけ、総合的で長期的な政策を実行することが必要である。

よって、みどり市議会は、国会及び政府に対し、国民すべてを対象とした、こころの健康について

の総合的、長期的な政策を保証する「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」を早期に制定さ

れるよう強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成25年12月18日

群馬県みどり市議会議長 古田島 和 茂

衆議院議長

参議院議長

内閣総理大臣 あて

文部科学大臣

厚生労働大臣

以上であります。

○議長(古田島和茂) これより質疑に入ります。ただいまの説明に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を

省略したいと思います。これにご異議ございませんか。

Page 22: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-260-

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。

よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。

これより討論に入ります。まず、原案に反対の方の討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ほかに討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

お諮りいたします。ただいま意見書1件が議決されましたが、字句、その他整理を要するものにつ

きましては、その整理を議長に一任されたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。

よって、字句、その他の整理は議長に一任することに決定いたしました。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第13 議案第122号 みどり市行政財産使用料条例の一部を改正する条例について

○議長(古田島和茂) 日程第13、議案第122号 みどり市行政財産使用料条例の一部を改正す

る条例についてを議題といたします。

朗読を省略し、直ちに執行部から提案理由の説明を求めます。

総務部長。

〔総務部長 三輪浩史発言〕

○総務部長(三輪浩史) 議案第122号 みどり市行政財産使用料条例の一部を改正する条例につ

いて、提案説明を申し上げます。

本件は、市が設置する公共施設の屋根等において、太陽光を電気に変換する設備を設置する場合に

おける使用料の額を設定するため、規定の整備を行うものです。

よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○議長(古田島和茂) これより質疑に入ります。ただいまの説明に対しご質疑ございませんか。

荻野議員。

〔12番 荻野 忠議員発言〕

○12番(荻野 忠) みどり市は環境基本計画をつくりまして、25、26年度の重点政策で新エ

Page 23: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-261-

ネルギー対策を位置づけられて、このような取り組みをしております。

特に市が所有する公共施設の屋根にこのような太陽光を電気に変換する設備を設置することは非常

にすばらしいことだと思っておりますが、その中で発電量に対して、賃料等という形ですが、安定し

た収入源を得るとした場合に、そういう形がよいのかどうか、お尋ねしたいと思います。

○議長(古田島和茂) 総務部長。

〔総務部長 三輪浩史発言〕

○総務部長(三輪浩史) まず、今回の条例の改正につきましては、太陽光の関係で売電したものを、

料金を取っていただくわけでございますけれども、安定した財源ということに関して申し上げますと、

この事業そのものが今回教育委員会の関係での事業になるわけでございますけれども、その目的とい

たしましては教育的観点等々の関係も踏まえて、事業を実施するようになります。

その中で、安定ということに関して言いますと、20年間の保証がございます。そういったものを

いろんな維持経費に充てていくという考え方も当然あるわけでございまして、一定の期間、20年間

でございますので、そういった保証に関して言えば安定的な確保はできるという解釈をしてございま

す。これが全てではございませんけれども、そういった趣旨も含めて、事業を実施する過程の中での

条例改正になりますので、よろしくお願いします。

○議長(古田島和茂) 荻野議員。

〔12番 荻野 忠議員発言〕

○12番(荻野 忠) とりあえず資料をいただいて、全協でちょっと読ませていただいたのですが、

例えばその中で多額の設備費用が必要というふうに書かれております。そういう関係と、また固定資

産税の話もありますけれども。

例えば、1つの学校の屋根にこのパネルを設置した場合に、この発電シミュレーションというのが

資料の4番に書かれていますが、果たして、例えばこのシミュレーションどおりの設備をつくった場

合、どのぐらいの投資額がかかるのかということも議論されたと思うのです。それによって固定資産

税も変わるわけですから、その辺の多額な設備費用というところをどのように見込んで計算したのか、

お聞かせ願いたいと思っております。

また、もう一点が、みどり市でも今年度中に、所有している土地に自前でつくりましたけれども、

それとこの、多額の設備費用がかかるから今度は貸すのだというような考え方というのがちょっと相

反するかなとは思っています。

私の考えとしては、貸し出すのであれば、面積に応じて貸し出すとすれば安定した賃料が私は入る

と見ていますが、この辺の考え方もまた、調査したと思いますが、お聞かせ願いたいと思います。

○議長(古田島和茂) 教育部長。

〔教育部長 松井 篤発言〕

○教育部長(松井 篤) まず、説明の資料の中で多額ということで、ではどのくらいの試算である

Page 24: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-262-

かと。おおむね400平米ぐらいを1つの規模として、おおむね、これは概算でございますが、20

00万程度が1カ所についてかかると、そのようなシミュレーションでございます。

また、金額については、4番のほうの説明資料でありますが、やはり今回のこの条例の改正のとこ

ろにはないのですが、4条のほうでやはりこの額が最低の額と、当然、仕様書等の中にも入れてプロ

ポーザルの中ではこの辺が3%か4%とか5%、その辺の状況によって総合的に業者のほうを判断し

ていきたいと、このように考えております。

以上でございます。

○議長(古田島和茂) 総務部長。

〔総務部長 三輪浩史発言〕

○総務部長(三輪浩史) まず、市の進めている直営での発電、売電の関係でございますけれども、

これは何回か申し上げていますけれども、市の再生可能エネルギーの推進導入、こういった検討の委

員会の組織の中で、環境対策等々を含めた中で、みどり市として、また行政として、どういう事業を

進めていくべきかという中の1項目として、先発として本年度、笠懸地区、大間々地区にそれぞれ1

カ所ずつということで事業を進めているわけでございますけれども、これらは規模的には先ほどの教

育施設の関係とは異なりまして、もう尐し大きい大規模なものでございます。これらも多額の設備投

資ということではございませんけれども、20年間の売電価格、こういったものが保証される中の収

支計算をして、市にとって当然収益もあると、かつ環境対策、それからエネルギー環境問題等々に関

しても効果があるということで進めているものでございます。

また、そうした中で、今回教育施設の関係については、これも当然、推進検討委員会の中でも、計

画の中として位置づけられた一部ではございますけれども、プラスそちらの関係につきましては、教

育問題等々に関係しても効果を得ていきたいということで、それぞれ、若干、大きな部分では太陽光

ということで同じでございますけれども、それぞれの目的については若干異にしてございます。それ

ぞれ、あくまでも効果、投下、そういったものを十分検討した中で、それぞれの目的に見合った達成

と同時に財政的な部分での収支、こういったものをしっかりとシミュレーションさせていただいて、

それぞれの分野での効果を期待して進めているところでございます。

以上でございます。

○議長(古田島和茂) 荻野議員。

〔12番 荻野 忠議員発言〕

○12番(荻野 忠) いろんな設置する理由は、もうすばらしいなとは思っています。

ただ、その中でやはり安定した収入ということを考えると、発電量よりも、私は、やはり面積でし

っかりとした条例ができていますから、そういうのがいいのかなと思っておりましたが、ただ、この

発電の将来的な目安というのは私には余りわかりませんが、落ちていくのではないかという話は聞い

ております。

Page 25: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-263-

ただ、もう一点、学校の上を使うという形ですけれども、プロポーザル方式でやる場合に、全ての

学校のあれを一括してプロポーザルで1つの業者に任せるのでしょうか。

また、その中で、今パネルがかなり不足しているという話を聞いていますけれども、市のほうでは

このパネル機材の指定は行ってこの募集を行うのでしょうか、その辺のお考えを。

○議長(古田島和茂) 教育部長。

〔教育部長 松井 篤発言〕

○教育部長(松井 篤) 今、指摘をいただいた内容につきましては、今、プロポーザルのほうの対

応をする組織のほうも素案をつくっているところですが、いずれにしても13校1園を、これをとり

あえずプロポーザルで出します。それで、その中で、手法としてはいろいろあるのですが、とりあえ

ずその中で先ほど言いましたように売電価格の何%とか、あとはうちのほうの仕様書に沿って対応が

できるものであれば、やっぱり一括ではなくそれぞれで考えたいと。

以上でございます。

〔12番 荻野 忠議員発言〕

○12番(荻野 忠) 終わります。

○議長(古田島和茂) ほかに質疑ございませんか。

須永議員。

〔3番 須永信雄議員発言〕

○3番(須永信雄) それでは、若干補足してお聞きしたいことがあるのですけれども、大体こうし

た太陽光発電のパネルについては、ベストエフォートといって、その機械が持つ最高の出力ですか、

それを示している場合が多いのですけれども、そこら辺は加味していらっしゃるのかということと、

年間の日照時間だと思うのですが、1,000時間というのを乗じて得た数値というふうに言ってい

ますので、多分日照時間を考えているのだとは思うのですけれども、この辺についてはどうなのかと

いうことをお聞きしたいと思います。

○議長(古田島和茂) 教育部長。

〔教育部長 松井 篤発言〕

○教育部長(松井 篤) まず一つは、上に乗せるパネルについても、確かに議員おっしゃるとおり

いろいろな製品があります。ただ、その辺についても、当然仕様書の中での対応もありますし、出て

きたものについて、その辺をプロポーザルの委員会等の中で検討していくと。それから、もう一つは、

確かに50キロワット未満の、今回は高圧の関係がありますので50キロワット以下になるわけです

が、ちょうど効率的にその量が出るかというふうな話でございますが、その辺についても、上げるパ

ネルによっても、プロポーザルの中でもその辺は教育部以外のところにも入っていただいて検討はし

ていきたいと。

それから、できれば、先ほどの繰り返しにもなりますけれども、3%でなくて、それ以上のものが

Page 26: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-264-

出れば、その辺については幾らか財源の充当に充てられるような形で、尐しでも率のいいところ等を

検討して決めていきたいと、このように考えております。

以上でございます。

○議長(古田島和茂) 須永議員。

〔3番 須永信雄議員発言〕

○3番(須永信雄) あと、50キロというのは、恐らくキュービクルという機械が間に入ってくる

ので、それを考えて50キロワット未満というふうにしているのだとは思うのですけれども、それは

いいのですが。

大体、大体なのですけれども、8割から7割ぐらいの出力だというふうに聞いております。実際の

50キロワットのパネルを乗っけたときにも出てくるものは8割から7割ぐらいというふうに聞いて

おります。

借料の決め方なのですけれども、尐しでも、今回3%というふうに出ているわけですけれども、そ

こが上乗せできるものなら上乗せしてというお考えはよくわかりましたけれども、その場合に、50

キロワットはもうあくまでも50キロワットで、それに例えば3%あるいは4%というふうに掛けて

いただいて、実際出てきたのが何キロワットだから幾らだよではなくて、最初の契約のときにベスト

エフォートで出してくる50キロワット未満の数字に何%を掛けてという形にしていただければ、安

定した収入になっていくと思います。

さっき、そういうふうにご回答いただいたのかとは思うのですけれども、確認でお願いします。

○議長(古田島和茂) 教育部長。

〔教育部長 松井 篤発言〕

○教育部長(松井 篤) 今、ご指摘いただいたところについては、今、プロポーザルの組織もつく

っているところですので、その中に、仕様書の中にも入れられるところは入れて、効率的な対応をし

たいと考えております。

以上でございます。

○議長(古田島和茂) 須永議員。

〔3番 須永信雄議員発言〕

○3番(須永信雄) 最後なので、これはあれですけれども、今言いましたように私の考えは安定し

た賃料が入ってくるようにということを考えておりますので、今申しましたようにベストエフォート

の数字に何%という掛け方をするか、あるいは先ほど荻野議員のほうでご質問なさいましたけれども、

貸し付け面積に対して幾らというような形で出してくると。いずれにしても、ある一定額で決まった

ものが入ってくるという形にしていただければいいのではないかと思います。

以上です。答弁、あれは結構です。

○議長(古田島和茂) 答弁よろしいですか。はい。

Page 27: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-265-

ほかにご質疑ございませんか。

常見議員。

〔2番 常見詔子議員発言〕

○2番(常見詔子) 1点だけ確認です。

一括発注ではなく、それぞれで出すというような答弁を荻野議員の質問にしておりましたので、1

3校1園、市内業者への発注になるかどうかの確認だけさせてください。

○議長(古田島和茂) 教育部長。

〔教育部長 松井 篤発言〕

○教育部長(松井 篤) 発注方法については、一つはぜひこの事業を遂行したいと、そういう中で

は、近隣で行いました足利市では2社の参加しかなかったと。そういうことを考えると、そういうこ

とも加味して、ちょっと全体的に検討はさせていただきたいと思います。

以上でございます。

○議長(古田島和茂) 常見議員。

〔2番 常見詔子議員発言〕

○2番(常見詔子) 足利の状況がちょっと詳しくわからないですけれども、要するにみどり市内に

は該当する業者が尐ないということなのでしょうか。

○議長(古田島和茂) 教育部長。

〔教育部長 松井 篤発言〕

○教育部長(松井 篤) そういうことも含めて、逆に、せっかくのこの事業の中で応募して事業者

がないという形は、それは避けたいと。そのためにもプロポーザルで、できれば当然市内の経済的効

果もそれは優先したいですが、プロポーザルである程度周知するときには、その辺は何社かぜひ応募

していただけるような形で考えていきたいと、そういうことでございます。すみません。

〔2番 常見詔子議員発言〕

○2番(常見詔子) よろしくお願いします。終わります。

○議長(古田島和茂) ほかに質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を

省略したいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。

よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。

これより討論に入ります。まず、原案に反対の方の討論ございませんか。

Page 28: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-266-

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ほかに討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第14 議案第123号 和解及び損害賠償額の決定について

○議長(古田島和茂) 日程第14、議案第123号 和解及び損害賠償額の決定についてを議題と

いたします。

朗読を省略し、直ちに執行部から提案理由の説明を求めます。

総務部長。

〔総務部長 三輪浩史発言〕

○総務部長(三輪浩史) 議案第123号 和解及び損害賠償額の決定について、提案説明を申し上

げます。

本件は、平成24年10月13日に発生した観光イベントでの安全管理上の過失による身体事故に

伴う損害賠償に関し、全国町村会総合賠償補償保険の適用を受け治療費等損害賠償の処理をしてまい

りましたが、今回、慰謝料等に係る最終的な損害賠償の支払いをもって事故を完結させるため、議会

の議決を求めるものです。

よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○議長(古田島和茂) これより質疑に入ります。ただいまの説明に対しご質疑ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。

お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を

省略したいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。

よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。

これより討論に入ります。まず、原案に反対の方の討論ございませんか。

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ほかに討論ございませんか。

Page 29: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-267-

〔「なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。

これより採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

○議長(古田島和茂) 挙手全員。

よって、本案は原案のとおり可決されました。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第15 閉会中の継続審査について

○議長(古田島和茂) 日程第15 閉会中の継続審査についてを議題といたします。

お諮りいたします。閉会中の委員会審査について、総務文教常任委員長からの申し出のとおり、許

可することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご異議なきものと認め、総務文教常任委員長からの申し出のとおり、閉会中

の委員会審査を許可することに決します。

─────────────────◇─────────────────

◎日程第16 閉会中の継続調査について

○議長(古田島和茂) 日程第16 閉会中の継続調査についてを議題といたします。

お諮りいたします。議会運営委員会並びに各常任委員会の閉会中の委員会調査について、各委員長

の申し出のとおり許可することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

○議長(古田島和茂) ご異議なきものと認め、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の委員会調

査を許可することに決します。

─────────────────◇─────────────────

◎閉 会

○議長(古田島和茂) 以上をもちまして今定例会の議事全てを終了いたしました。

今定例会、滞りなく終了しましたことを感謝申し上げます。

皆様におかれましては、健康には十分にご留意いただき、よい年が迎えられますようご祈念申し上

げます。

これをもって平成25年第4回定例会を閉会いたします。ご苦労さまでした。

午後0時5分閉会

Page 30: 平成25年みどり市議会第4回定例会会議録第6号 · 日程第11 請願第 16号 「こころの健康を守り推進する基 Ä法」(仮称)の制定を求める意見

-269-

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

みどり市議会議長 古 田 島 和 茂

みどり市議会議員 伊 藤 正 雄

みどり市議会議員 荻 野 忠


Top Related