Nov. 07, 2015
Code for Kanazawaの目指すシビックテック ~ その誕生から現在まで
一般社団法人コード・フォー・カナザワ(Code for Kanazawa) 代表理事 福島 健一郎
今年のサミットのコンセプトは “Start”
なぜ、Code for Kanazawaが始まり、 どう活動してきたか
これは冬に雪が積もり消火栓が見えなくなることを防ぐために「消火栓マップ」を市民が共有し、有志で世話をする消火栓を分担するというもの
エンジニアが自分の持つスキルで 直接的に課題を解決できる形
素直に驚いた!
日本でもこれをやろう…
交流があり、起業家としても実績のあるH.Miyataさんに相談 「それは良いこと。ぜひやるべきだ」という後押しがきっかけに
Code for Kanazawaの主要なポリシー✤ ミッション:自らが書くコードによって地域の様々な社会問題を解決する
✤ ポジション:CfKは行政や民間企業の影響を受けず、中立・公益な立場で活動する定期的に行政とミーティングの場を持ち、協働していくまた、民間ができることはできるだけ民間に任せるCfKしかできないことをやる
✤ 権利:継続的なサービス運営のために著作権等の権利はCfKに帰属
✤ 資金:非営利とはいっても活動資金は必要寄付、補助金を中心に運営(したい)クラウドファンディングや将来はfellowship型についても検討
2012年夏より準備を始めて 2013年5月 Code for Kanazawaを9人で設立
日本で初めてのシビックテック(Code for)コミュニティ
2014年2月28日 一般社団法人化 現在 73名のプロジェクトメンバー
こんなこと困ってる!
市民
こんなのあったらいいなぁ~
市民
自治体
… (全部はやることできないなぁ)
市民
みんなで考えて みんなで解決しようよ
エンジニア デザイナー プランナー
市民参加型で解決法を考え、実現する
5374(ゴミナシ) 北海道から沖縄まで80都市以上に拡大
特徴1: ゴミをいつ捨てればいいかが 色分けされて一目で分かる (金沢市は四種類のゴミ)
特徴2:どのゴミがどういう種類のゴミかはタップすればすぐに分かる
Design: H.Miyata Program: Y. Ono, K. Ikagawa, Y. Takagi
金沢市とは月一回レベルで情報交換と協力体制
5374用のデータも使いやすい加工データの提供と その利用許諾を得る
5374については 本日14:40~ ”5374Party”へ!
場所:議場
活動を始めてからは積極的に県内外へ広報 協力できる方々と出会っていく
アイデアソンやハッカソンを定期的に開催/UDCにも参加 但し、課題ドリブンで!
Team: K. Fukushima, T. Torige, R. Sakai, Y. Iwai
プレパスチームは、石川県子育て支援財団に働きかけて、 石川県という単位で初めて”プレミアムパスポート情報”のオープンデータ化を実現 Team: K. Oura, T. Torige, T. Tada, R. Iida, H. Daimon, J. Shimazu, Y. Hasegawa
Civic Hack Nightの定期的開催により活動の幅が拡大 (会社員エンジニアや能登の女性たちと新しい出会い)
KANAZAWAアプリ開発塾への協力(金沢市より受託) Team: Y. Izawa, T. Kiyohara, M. Kato, K. Masada
新しい大型プロジェクトであるBrigade用CMSも近々β版を発表予定 Team:T. Torige, M. Kato, Y. Izawa, T. Kiyohara
コミュニティメンバーで創る プロジェクトチームが主体的に動く
主役はメンバーに、メンバーをヒーローに
Code for Kanazawaで活動するメリットは何なのか?
お金?奉仕?名誉?
人によって違うと思うが、直接的な金銭的利益は見込めない その中での持続的に活動できる仕組み
シビックテックは最終的に人と人をつなげる場創り みんなが気持ちよく活動できる場を創ろう
コードで世界をHappyにCode for Kanazawa