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阪急電鉄「梅田」駅から、「北千里」行で「関大前」駅下車(この間約20分)、すぐ。または「河原町」行の場合「淡路」駅下車、「北千里」行に乗り換えて「関大前」駅下車。

大阪(梅田)からのアクセス

Osaka Metro堺筋線(阪急電鉄に相互乗り入れ)が阪急電鉄「淡路」駅を経て「関大前」駅に直通しています。

Osaka Metro利用のアクセス

阪急電鉄「梅田」行で「淡路」駅下車、「北千里」行に乗り換えて「関大前」駅下車、すぐ。

京都(河原町)からのアクセス

大阪モノレール「大阪空港」駅から「門真市(かどまし)」行で「山田」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「関大前」駅下車(この間約30分)、すぐ。

大阪国際(伊丹)空港からのアクセス

JR「新大阪」駅からOsaka Metro御堂筋線「なかもず(方面)」行で「西中島南方」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「南方(みなみかた)」駅から「淡路」駅を経て「関大前」駅下車(この間約30分)、すぐ。

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経済学部

学部案内 2 0 2 0

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■経済学科経済理論専修

金融·会計専修

公共経済専修

歴史·社会専修

産業·企業経済専修

国際経済専修

統計·情報処理専修

経済学を通じ、ビジネスに欠かせない思考と行動のベースを身に付けます

経済学の視点を身に付けることで複雑な経済の動きを体系的に理解できます

c o n t e n t s

景気や雇用などの少し難しい話から、最近人気のインスタグラマーまで、経済学を学び社会の見方が変わることで、生活がもっと面白くなります。社会を見通す力は、みなさんの大学卒業後の道で必ず生きるはず。経済学を通して、生活を豊かにさせる第一歩を踏み出してみませんか?

 経済の動きは複雑であり、単純にデータだけを見ていても経済が変化する仕組みは理解できません。例えば、人の仕事を代わりに行うAI(人工知能)が登場すれば人々の雇用が奪われて失業率が大幅に上昇するかと言えば、必ずしもそうとも限りません。AIの使用に伴い新しい雇用が創出されるなどさまざまな影響が予想されるからです。経済学の知見をもとに分析すれば、こうした技術が社会に及ぼす経済効果、人材配置の変化について手がかりをつかむことができます。 経済学を学ぶことは、過去や現在、そして未来においても普遍性をもつ視点を身に付けることに他なりません。個々の経済主体がどのように行動するか、取引間の相互関係はどうなっているのか。身のまわりで起こっている現象を経済学の視点からとらえると、世界の見え方は大きく変わります。 関西大学経済学部の特徴は、考え行動する力を養うゼミ活動が盛んなこと、そして世界経済を体感したり、さまざまな地域で実践的に学んだりと、キャンパス以外も学びの場にできることが挙げられます。世の中を読み解く普遍的な視点と、大学生活で得た経験と自信をもとに、社会のさまざまな分野で活躍されることを期待しています。

経済データを分析し、あらゆる経済現象の情報の背景にある意味を読み取る

さまざまな経済現象を引き起こす要因を、経済理論を用いて明らかにする

財政・社会保障・環境・公共政策などの公的部門に関わる問題を考察する

各国の経済と思想の発展史から、現代経済の問題を解決するための新たな切り口を考える

企業や産業の現場で起きているさまざまな現象の本質を読み解く

ヒト・モノ・サービス・カネが国や地域を越えて移動するグローバル社会を考察する

カネと経済のつながりや、カネの価値の決まり方について考える

野坂 博南 教授経済学部長

学生が考える経済学部7専修の魅力とは 3 - 4

経済学部の学びプロセス 5 - 6

Local -地域に貢献する-

7- 8Global -世界で成長する-

9-10キャリアデザイン 1 3 -1 4

PBL&ディベート 11

ゼミナール大会 1 2

ダミー

経済理論専修

金融・会計専修

公共経済専修

統計・情報処理専修

国際経済専修

産業・企業経済専修

歴史・社会専修

市場の働きゲーム理論経済成長

経済学部経 済 学 科

仮想通貨先物取引企業会計

少子高齢化年金ふるさと納税

日本の近代化資本主義植民地

マーケティング地域経済の活性化日本の食と農

貿易摩擦海外援助移民・難民

ビッグデータデータサイエンスデジタルマーケティング

01 02Faculty of Economics

経済学部 経済学部の学生は2年次秋学期からゼミナールに所属し、7つの専修でそれぞれ専門的に学び始めます。専修・ゼミの魅力を7名の学生に語ってもらいました。専修 ?

 経済制度を理論的に解明する方法を学びます。私は「メカニズムデザイン」に関する授業を受けて魅力を感じ、本専修のゼミを選びました。メカニズムデザインとは効率的な人や資源の配置について、ミクロ経済学やゲーム理論に基づいて分析する研究分野です。海外では、研修医と病院、患者とドナーのマッチングにも使われる研究分野で、さまざまな分野での応用可能性を感じます。また学びの幅を広げるために、個人的に株式投資を実践したり、理系の学部で物理学の講義を受講しています。将来は、大学で学んだメカニズムデザインの知識を生かし、人事企画に携わる仕事に就きたいと考えています。

経済制度を理論的に解明し、応用範囲が広い知識を学べる点が魅力です

歴史の観点から経済問題を掘り下げ、視野を広げて考察します

藤澤 諒4年次生

 年金、医療、教育など行政が供給するサービスや、その活動に必要な資金となる租税、社会保険料などについて学びます。例えば、財政・金融政策を学ぶことによって、人々の消費行動や雇用がどのような影響を受けるのか、広い視点から社会と経済を捉えることができるようになりました。なかでも「経済政策」という講義は、世間で話題になっている時事問題を取り上げ、経済学の観点から分析する内容なので、特に興味をもって学ぶことができました。以前は少し縁遠く感じていた経済政策と私たちの日常のつながりを、具体的に実感できるようになりました。

南島 賢4年次生

 企業の経営 データや株式の動向などについて、具体的な数字から分析す る方法を学んでいます。メディアや広告から抱く企業イメージ ではなく、会計関連の書類など根拠のあるデータを用いて 分析することで、自分自身でその企業の経営状況を確かめる 力が身に付きました。現在所属するゼミでは、グループの仲間 とともに「広告媒体における企業戦略」について研究中です。 日本全体の広告宣伝費のデータを回帰分析を用いて検証し、 景気の動向と広告宣伝費の関係についてゼミナール大会で発 表しました。今後は、先生からいただいた講評をふまえ、さら に内容の精度を高めたいと思います。

藤村 聡之4年次生

企業の戦略的行動を考察することで社会の成り立ちを把握できます

各国の社会と経済について学ぶなかで日本と世界の結びつきを実感します

 さまざまな国や地域の経済と社会について、多様な角度から学んでいます。例えばタイやフィリピンなどの東南アジアの国々は、数十年前には予想もつかなかったほどの変貌を遂げました。急速な経済成長が国の在り方に大きな影響を与えるということを改めて知り、国際経済を体系的に学ぶおもしろさを感じることができました。また、1年間大学を休学してオーストラリアに留学し、東南アジアや南米から来ている留学生と友達になり、それぞれの文化や世界観の違いを体感し、大きな刺激を受けました。将来は大学時代の経験を生かして、日本と外国をつなぐ仕事に携わりたいと思います。

白枝 佳介4年次生

 企業の戦略的行動や産業の動向を経済的な視点から学びます。私がゼミで取り組んでいる研究テーマは「自動販売機をめぐる販売戦略」。飲料メーカーが設置する自動販売機の台数は減少傾向にありますが、自動販売機は値下げが起こりにくく、人件費もかからないというメリットがあります。販売チャネルとして自動販売機を有効活用する各企業の戦略を、グループ単位で研究しました。各々の異なる考え方や意見をまとめることは大変でしたが、ゼミナール大会での発表を通して仲間と大きな達成感を共有。この研究を通して、社会の産業構造がどのような仕組みで成り立っているのかイメージしやすくなりました。

甲斐 玲名4年次生

 昔の出来事や人の考え方が現在にどのような影響を与えているのか、その知見を未来にどう生かせられるのかを学んでいます。私は江戸から昭和にかけての日本経済の変遷・歴史を詳しく学び、ゼミナール大会では明治政府が施行した救貧法の「恤救規則(じゅっきゅうきそく)」について発表しました。古文書を読み解くことも、研究内容にオリジナリティをもたせることも大変でしたが、当時の人々が規則や条文を作る過程で苦悩した様子を読み取ることができ、経済史とともに、社会思想や政治に関する知識を広げることができました。

篠田 夢実4年次生

 各種データの分析を通して、さまざまな物事の将来を予測する方法を学びます。例えば、USJの新アトラクション「ハリーポッター」のオープンによる1年目の来場者増加数も、映画の観客動員数、CMのオンエア回数などから予測できます。私が取り組んでいる研究テーマは「学力と進学率の関係」。地方の高校のなかには、偏差値が高くても進学率が全国平均並みに留まっているケースがあります。その原因を探るために、近隣の大学数や世帯収入、地元の就職充実度などのデータを集めて検証中。この研究が地方の大学進学率の向上に貢献できたらと思います。

長屋 智紗4年次生 さん

経済やビジネスを分析することによって気になる物事の未来を予測します

印象にとらわれず、 データに基づいて状況を判断する手 法 が身に付きます

行政が行う経済活動を広い視点から学ぶことで日常生活とのつながりを実感できます

学生が考える の魅力とは

歴史・社会専修

経済理論専修 金融・ 会計専修 公共経済専修

産業・企業経済専修 国際経済専修 統計・情報処理専修

さんさんさん

さん さん さん

03 04Faculty of Economics

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経済学部の学びプロセス        

学生が主体的に学べる環境が整っていることが経済学部の特徴です。 経済学への興味を高め、4年間を通じ各々の関心に応じた学修をしっかりとサポートします。学びダイジェスト経済学部

 ゼミでは、明治時代に発令された「学制」という日本初の教育制度について、政府予算の面から研究しました。卒業論文は「明治時代の義務教育の発展」をテーマとし、歴史をお金から読み解き、経済的な観点から知識・見識を深めました。卒業後は、中学校の社会科教員として働きます。大学で学んだ知識・経験を生かし、歴史上の出来事にどのような背景があるのかを調べる楽しさを伝えていきたいです。

 経済学部では2年次秋学期からゼミがス タートします。私は国際経済の視点とマクロ経済学を深く学べる経済理論専 修のゼミを選択しました。ゼミでは、グループに分かれて教科書の内容をま とめ、定期的にプレゼンテーションを行います。研究内容をまとめてアウト プットすることで、自身の学びが深まることを実感しています。いよいよ始まる 卒業論文の作成に向け、先生やゼミメンバーと協働しながら、自身の考えを 広げていきたいです。

近代日本の歴史を経済的視点から紐解きます 国家や地域といった大きな視点から考える「マクロ経済学」と、個人や企業といった個別の視点から分析する「ミクロ経済学」の両方に関心をもっています。得意だった数学を生かすことができ、特に市場のメカニズムを一次関数によって把握できることに驚きました。高校で抽象的に学んだ数学の知識が、社会を具体的に理解するツールとして結びつくことに面白さを感じます。今後も幅広く履修し、自分に合った専修をじっくり選びたいと思います。

数学の知識を用いて経済学を読み解く面白さを実感しています 定期的にアウトプットする機会を設 け、知識をより深めます

経済学の入門的な科目を通して専門知識を身に付けます年次1 専門分野を深め、自ら設定した研究テーマをまとめ上げます

年次3-4目的や興味に応じて各専修 に分属し、専門領域を探求します

年次2

経済学部では、経済学を読み解く基本 ツールの確実な習得、論理的な思考力の養成、問題の分析と解決能力の習得をめざしています。1年次、2 年次春学期で経済学の基礎能力を習得したうえで、2年次秋学期以降は各々の関心と目的に沿って、ゼミ ナールに所属するとともに、7つの専修に分属します。

2年次秋学期より専修・ゼミに分属となり、少人数でのより深い研究を行います

7つの基礎入門的科目を通して、経済学の魅力に触れます

専修・ゼミ分属に向けてより専門的な学修を開始します

統計・情報処理専修国際経済専修

産業・企業経済専修歴史・社会専修

公共経済専修

経済理論専修 金融・会計専修

統計・情報処理専修国際経済専修

年次 秋学期2年次 春学期2 年次・3 4年次1

(修得した科目は、2年次秋学期に分属する専修に基づき、選択必修科目または選択科目の卒業所要単位に算入されます。)

金融コース 会計コース

財政学Ⅱ金融経済論Ⅱ経済政策Ⅱ中級ミクロ経済学Ⅱ中級マクロ経済学Ⅱ計量経済学入門Ⅱゲーム理論Ⅱ日本経済論Ⅱ国際経済論Ⅱ組織の経済学Ⅱ ほか

財政学Ⅱ金融経済論Ⅱ経済政策Ⅱ中級ミクロ経済学Ⅱ中級マクロ経済学Ⅱ経済統計学Ⅱ計量経済学入門Ⅱゲーム理論Ⅱ日本経済論Ⅱ国際経済論Ⅱ ほか

産業・企業経済 専修歴史・社会専修

公共経済専修

財政学Ⅱ金融経済論Ⅱ経済政策Ⅱ中級ミクロ経済学Ⅱ中級マクロ経済学Ⅱ計量経済学入門Ⅱ経済と法Ⅱゲーム理論Ⅱ日本経済論Ⅱ ほか

日本経済論Ⅱアジア・太平洋経済論Ⅱ日本経済史Ⅱアジア経済史Ⅱ西洋経済史Ⅱ経済学説史Ⅱ社会思想史Ⅱ政治経済学Ⅱ人的資源論Ⅱ ほか

経済政策Ⅱ中級ミクロ経済学Ⅱゲーム理論Ⅱ日本経済論Ⅱ農業経済学Ⅱ中小企業論Ⅱ流通経済論Ⅱ地域経済論Ⅱ組織の経済学Ⅱ政治経済学Ⅱ人的資源論Ⅱ ほか

経済政策Ⅱ経済統計学Ⅱ計量経済学入門Ⅱ日本経済論Ⅱ農業経済学Ⅱ流通経済論Ⅱ地域経済論Ⅱ国際経済論Ⅱアジア・太平洋経済論ⅡEU経済論Ⅱアメリカ経済論Ⅱ中国経済論Ⅱアジア経済史Ⅱ ほか

財政学Ⅱ金融経済論Ⅱ経済政策Ⅱ経済統計学Ⅱ計量経済学入門Ⅱ日本経済論Ⅱ国際経済論Ⅱ経済情報処理演習 ほか

中級ミクロ経済学Ⅱ中級マクロ経済学Ⅱ経済統計学Ⅱ日本経済論Ⅱ会計学原理財務諸表論現代の企業と社会企業経営の組織と戦略民法Ⅰb(物権) ほか

金融コース 会計コース(修得した科目は、2年次秋学期に分属する専修に基づき、選択必修科目または選択科目の卒業所要単位に算入されます。)

選択必修科目及び選択科目財政学Ⅰ金融経済論Ⅰ経済政策Ⅰ中級ミクロ経済学Ⅰ中級マクロ経済学Ⅰ経済統計学Ⅰ計量経済学入門Ⅰ経済と法Ⅰゲーム理論Ⅰ日本経済論Ⅰグローバルエコノミー論Ⅰ農業経済学Ⅰ中小企業論Ⅰ流通経済論Ⅰ地域経済論Ⅰ国際経済論Ⅰアジア・太平洋経済論ⅠEU経済論Ⅰアメリカ経済論Ⅰ組織の経済学Ⅰ

中国経済論Ⅰ日本経済史Ⅰアジア経済史Ⅰ西洋経済史Ⅰ経済学説史Ⅰ社会思想史Ⅰ政治経済学Ⅰ人的資源論Ⅰ時事英語Ⅱ経済情報処理論外国書研究経済学特別演習(各テーマ)寄附講座(各テーマ) 民法Ⅰa(総則)公共政策1 ほか

初級ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ初級マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ

経済ツール入門現代経済入門Ⅰ(各テーマ)経済学ワークショップⅠ・Ⅱ情報リテラシー入門

経済数学Ⅰ・Ⅱ統計学Ⅰ・Ⅱ経済史Ⅰ・Ⅱ現代経済入門Ⅱ(各テーマ)経済調査実習(各テーマ)海外経済研究(各セミナー)時事英語Ⅰ簿記演習商業簿記工業簿記

必修科目

選択必修科目及び選択科目 (注:同一科目でも専修・コースにより、選択必修科目、選択科目の扱いが異なります。)

経済学演習Ⅱ(3年次春)経済学演習Ⅲ(3年次秋)

経済学演習Ⅳ(4年次春)経済学演習Ⅴ(4年次秋)

卒業論文(4年次秋)必修科目必修科目

共通科目 選択必修科目及び選択科目 (注:同一科目でも専修・コースにより、選択必修科目、  選択科目の扱いが異なります。)

経済学演習Ⅰ(2年次秋)

※このカリキュラムは2018年度のものです

選択必修科目及び選択科目

経済学特殊講義Ⅰ(各テーマ)経済学特殊講義Ⅱ(各テーマ)

経済学特殊講義Ⅲ(各テーマ)経済学特殊講義Ⅳ(各テーマ)

実用英語研究(国際ビジネス英語)

民法Ⅱa(債権総論)民法Ⅱb(債権各論)

商法Ⅰa(総則)商法Ⅰb(商行為)

商法Ⅱa(会社(1))商法Ⅱa(有価証券(1))

商法Ⅱb(会社(2))商法Ⅱb(有価証券(2))

経済法a経済法b

労働法a労働法b ほか

全専修共通

カリキュラム紹介

学びのステップ

● メーカー ● 金融(銀行、保険、証券)● 公務員 ● 公認会計士 ● 税理士 など

将来の進路例

経済理論専修

全専修共通選択科目

本格的な専門教育専門教育への準備基礎学力の定着

産業・企業経済専 修

国際経済専 修

統計・情報処理専 修

経済理論専 修

金融・会計専 修

公共経済専 修

歴史・社会専 修

金融政策Ⅰ・Ⅱ国際金融論Ⅰ・Ⅱコーポレート・ファイナンスⅠ・Ⅱ国際政治経済学Ⅰ・Ⅱ ほか

上級ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ上級マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ経済成長論Ⅰ・Ⅱ ほか

計量経済学Ⅰ・Ⅱ地方財政論 公共経済学Ⅰ・Ⅱ人口学Ⅰ・Ⅱ公共選択論Ⅰ・Ⅱ環境経済学Ⅰ・Ⅱ社会保障論Ⅰ・Ⅱ ほか

近代経済学史Ⅰ・Ⅱ国際政治経済学Ⅰ・Ⅱ社会経済システム論Ⅰ・Ⅱ社会保障論Ⅰ・Ⅱ ほか

計量経済学Ⅰ・Ⅱ労働経済学Ⅰ・Ⅱ産業組織論Ⅰ・Ⅱ ほか

経済発展論Ⅰ・Ⅱ国際政治経済学Ⅰ・Ⅱ北東アジア経済論Ⅰ・Ⅱ ほか

計量経済学Ⅰ・Ⅱ公共経済学Ⅰ・Ⅱ労働経済学Ⅰ・Ⅱ環境経済学Ⅰ・Ⅱ社会保障論Ⅰ・Ⅱ ほか

コーポレート・ファイナンスⅠ・Ⅱ社会経済システム論Ⅰ・Ⅱ実用英語研究(国際ビジネス英語)ビジネス・マネジメント商法Ⅰa(総則)・Ⅰb(商行為)商法Ⅱa(会社(1))・Ⅱa(有価証券(1))商法Ⅱb(会社(2))・Ⅱb(有価証券(2))          ほか

金融・会計専修

経済情報処理演習 公共政策2民法Ⅰb(物権)

高尾 隼司2年次生

さん 山中 有紗3年次生

嶋田 一輝2019年3月卒業

さん さん

05 06Faculty of Economics

ビジネスの市場が国境を超えて広がる昨今、世界で活躍できるスキル・感覚を身に付けた人材が社会で求められています。経済学部では、2009年に学部独自の留学プログラムであるGoLDプログラム(Global Leadership Development Program)をスタートしました。一般的な留学と同様に、語学力の向上が目的となるのはもちろんですが、具体的な特色として以下が挙げられます。

GoLDプログラムに参加したきっかけは? 参加して変化したこと、成長したことは?

将来はどんなキャリアを考えている?

高校の時に語学研修でニュージーランドに行ったのですが、2週間の留学では物足りず、大学でも留学したいと考えていました。国際経済にも興味があったので、私にぴったりのプログラムだと思いました。

伊東

伊東さんが参加したのはオーストラリアのアデレード大学で、5週間のプログラムでしたね。

岡田

はい。留学期間がもっとも長いプログラムがオーストラリアだったので選択しました。高校の時と同じようにホームステイができるのも魅力でした。

伊東

ホームステイを通して、密度の高いコミュニケーションを体験できたのではないでしょうか。経済学部のGoLDプログラムは語学を学ぶだけの内容ではありません。現地の経済を学び、海外の学生やホストファミリーと経済や文化についてディスカッションすることを通して、幅広い学びと経験を得られるのが特徴です。

岡田

平日は、英語や経済学の講義を受けました。英語の授業は16名の少人数クラスで先生との距離も近く、経済学の講義では世界の経済発展について学びました。日本での事前授業で内容を予習できたので、英語だけで解説される講義でも安心して取り組むことができました。放課後は、大量のレポート課題をこなすことが大変でしたが、この経験が英語力の向上につながったと実感しています。また、英語と経済学の授業に加えて、オーストラリアの社会・文化に触れられるプログラムが充実していて驚きました。週末に1泊2日のカンガルー島ツアーに参加したり、ホストファミリーと地元のお祭りであるフリンジ・フェスティバルに出かけたりしました。アデレード大学の近くにある植物園や動物園に行く機会もありました。

伊東

多文化共生を実体験できて本当に良かったです。その中で一生懸命に自分のことを伝える努力をして、成長できたと感じています。

伊東

英語が好きになったので、将来は海外で生活をしてみたいです。帰国後に、滞在中の学習成果として、中国の政治経済の状況について英語でプレゼンテーションしました。国際間の不平等の問題や経済格差について、もっと掘り下げて学びたいと考えています。

伊東

伊東さんのグループは、ベストプレゼンテーション賞を受賞しましたね。5週間で英語に慣れつつ、しっかり勉強をしていたことがよく伝わりました。海外に行ったらどんな仕事がしたいですか。

岡田

まだ漠然としていますが、海外で活躍できるような仕事に就きたいです。また、今度は私がホストファミリーになって留学生を受け入れたいとも考えています。約1カ月間、家族として受け入れてもらい、ホームシックを感じることなく充実した毎日を送りました。私も素敵な経験を与える側になりたいです。

伊東

ぜひ、その夢を実現させてください。海外で経済学と英語を学んだことで、これからも海外の人たちと共通意識をもって話ができると思います。異なる文化をもつ人と、対等にコミュニケーションを取れる人になってください。

岡田

毎日、夕食後にホストファミリーと会話を楽しむ時間が2時間ほどありました。私は中国人留学生と一緒にホームステイをしていたのですが、彼女のほうがとても積極的で、最初の頃は引っ込み思案になってしまいました。でも、徐々に打ち解けて私も積極的に話せるように。ホストファミリーがフィリピン系のご夫婦だったので、ちょっとした異文化交流ができました。

伊東

オーストラリアはイギリスの植民地だったことから西洋の方が多いという印象があるかもしれませんが、国の方向性として多文化主義社会を進めていますので、さまざまなバックグラウンドを持った人が集まっています。

岡田

確かに、大学のスタッフも国際色豊かでした。伊東

ホームステイ先で中国人の学生と一緒に過ごすなど、オーストラリア以外の国の人とも話せる機会が多くて良かったですね。

岡田

他国からの留学生と一緒にサッカー観戦に出かけたという学生もいたそうですね。授業だけではなく、オーストラリアの文化に触れることも素晴らしい経験になると考えています。特に思い出に残っている課外活動はありますか。

岡田

カンガルー島は、南オーストラリアの大自然を満喫できる素敵なところでした。電波が圏外で届かないような場所で、みんなで自炊をして一晩中語り明かしました。仲間と絆を深められたことは一生の思い出です。

伊東

それは素晴らしい経験ですね。座学では得られない日本との違いをさまざまな視点から感じることも外国留学の意義だと思います。

岡田

具体的にはどんなプログラム内容だった?

伊東 亜美さん4年次生

世界で成長する現代は、ヒト・モノ・サービス・カネ・情報が国境を越えて行きかいます。目まぐるしく変わる社会情勢を的確に把握するためにはグローバルな経済的視点が必要不可欠です。その第一歩となるような、学部独自の留学プログラムを経済学部では展開しています。

経済学部独自の留学制度 G o L Dプログラム

GoLDプログラムの魅力とは?岡田 啓介 准教授国際経済専修

※上記は2018年度のプログラム実績となります。留学先や期間などは変更になる可能性がありますので、あらかじめご了承ください

また現地に精通した教員が引率し、留学自体が初めての学生に対してのサポートも手厚く行います。

外国語を用いて経済学を学び、経済学に関する知識やスキルを身に付けます

現地企業等へ訪問し、他国のビジネスの現場に触れることができます

本学と連携している現地大学にて講義を受け、現地学生とディスカッションができます

現地大学の学生との交流や多様なアクティビティーを通じ、異文化社会を体感します

07 08Faculty of Economics

Global

30~40日間のプログラム 7~10日間のプログラム

2018年度留学先実績

ニュージーランド/オークランド工科大学内容 ● 英語でニュージーランドの社会や経済を学び、ビジネス

英語を学びます

● ニュージーランド航空本社でキャリアガイダンスを受講します

● ホームステイを通じ、日常的に英語に触れて生活できます

● 英語による講義を通じ、タイの経済や文化など、 タイに関する幅広い知識を学びます

● 講義内容についてディスカッションを行います

● タイの現地企業や日系企業を訪問し、ビジネスの最先端に触れます

内容

タイ/パンヤピワット経営大学

ベトナム/ダナン大学内容 ● 英語による講義を通じ、ベトナムの経済や文化など、

ベトナムに関する幅広い知識を学びます● ベトナムの巨大ゴミ埋め立て場を訪問したり、現地学生と ディスカッションを行います

台湾/国立高雄科技大学・台湾大学・政治大学内容 ● 現地学生と双方の国の文化、社会についてディスカッションを

行います

● 日本語、英語、中国語を使って、考え・調べ・まとめるプレゼン テーションスキルを養います

中国/復旦大学内容 ● 現地大学での講義や上海在住の日本人ビジネスパーソンから

 講演を聞き、中国の生きた経済事業を学びます

● 上海の商業施設、コンテナ港の見学、日系企業訪問を通じ、 中国経済を多方面から考察します

オーストラリア/アデレード大学内容 ● 少人数クラスで集中的に英語を学び、英語力を飛躍的

に向上できます

● 関心のあるトピックに対しプレゼンを行うことで 自身の考えを英語で相手に伝える力を養います

● ホームステイを通じ、海外の生活を体験します

地 域に貢 献 する

 鹿児島県曽於市で、産業振興、雇用創出に関する政策提言を行いました。曽於市は九州南部に位置し、過疎化と高齢化の問題を抱えています。また、芋や柚子など農産物の生産は盛んですが、加工・販売の部分が弱いのが実情です。私たちはまず、現地の企業20社以上にアポイントを取り、ヒアリング調査を行いました。その結果、人々が地元への強い愛着をもっていること、曽於市の特性や強みを生かした提言が必要であることなどが見えてきました。

 こうした調査をもとにした提言は、近隣の志布志市や都城市と連携して加工・販売の弱みをカバーし、1つのエリアとして市場での競争力を高めるというものです。そのために、まずは各エリアの行政や企業の関係者が集まり、意見を交換する場の必要性をお伝えしました。情報と目的を共有する基盤ができれば、人や経済の交流が活性化し、雇用創出や若者層の定着にもつながると考えました。プロジェクトの発足当初よりも、地元の方 と々の信頼関係が増してきたと感じています。

地域の血流ともいえる交通から、まちづくりを考えます

先進的な交通プロジェクトやまちづくりの事例を視察 地球温暖化、少子高齢化、訪日外国人の増加といった現代日本の状況を踏まえたうえで、まちを活性化する方策を考えます。本ゼミの特徴は、交通を切り口にまちづくりを考えること。ゼミ生は自ら各地の視察に出かけ、地元の交通事業者や商店街、役所などを対象にヒアリングを行い、現状把握と分析を進めます。これらのフィールドワークを通して、問題解決能力を身に付けることも重視しています。また夏季休業の期間中には、少し足を延ばしてゼミ生たちと視察旅行を実施。これまで、LRT※(次世代路面電車)の導入でコンパクトシティ戦略を進める富山市や、鉄道会社と連携してまちの活性化を図る福井市などを訪ね、理解を深めました。

「企業見学」で実践し、理論の理解を深める

宇都宮 浄人教授

宇都宮 ゼミ

統計・情報処理専修

学生が自ら企画・運営する企業見学は、重要な学びの場です

 経済のグローバル化が叫ばれる中で、日本の企業がどのように変貌し、また企業が立地する地域経済がどのような変化をしているのかを研究しています。本ゼミでは理論を学ぶだけではなく、「現場を見ること」を重視し、フィールドワークとして企業見学を行います。この写真は、姫路にある鉄鋼メーカーの工場を見学した時のものです。決して新しくない設備を使いながらも、国際的に競争力のある製品を作るための数々の企業努力をうかがうことができました。ゼミ生が自分たちで何が重要なのかを考え、自ら企画・運営する企業見学は、現場を学ぶ場として極めて重要だと考えています。榊原 雄一郎教授

産業・企業経済専修

榊原 ゼミ

学生のアイデアで地方産業を次のステージへ

Q & A後藤ゼミ

経済学部では、2年次秋学期よりゼミに所属し、少人数で研究内容を深めることができます。各々のゼミでは幅広いテーマを扱っていますが、ここでは少子高齢化や非正規雇用など、現代日本が抱える問題に多様な方面からアプローチしているゼミを中心に紹介します。

09 10Faculty of Economics

ゼミ紹介

Local

現地での調査を通して、地域産業の活性化の道を探りました

1度きりの提言で終わらせず、継続することで信頼関係が生まれます

先生と先輩方が積み上げてきたプロジェクトをさらに発展させるために、2年次の10月からアイデアを出し合い、夏休みも集まって議論を重ねました。発表内容に対する先生の指摘は非常に厳しいのですが、具体的なアドバイスをいただけるので、回を重ねるごとに方向性が固まっていき、3年次の8月末には曽於市で提言を行うことができました。

企画はどのように進めるのですか?

A.

Q.

将来は海外とつながりのある仕事に就きたいと考えており、JICAをはじめとする国際機関で活躍されてきた後藤先生の下で学びたいと思いました。国内外で多彩な経験をされた先生のお話は常に刺激的です。

なぜ後藤ゼミを選びましたか?

ゼミナール

A.Q.

春からは味の素食品株式会社で働きます。ゼミ活動を通して、地域が抱える課題に取り組むには日本のみならず、海外もマーケットとして考える広い視点が必要であることを学びました。世界の中の日本そして地域という視点を忘れず、企業目標の達成に向けて貢献することをめざします。

ゼミでの経験は、今後どのように生かしていきたいですか?

A.

Q.

※Light Rai l Transit

 本ゼミでは、学生を主体とする実践的な政策提言型プロジェクト「SKIMA Project」を運営しています。このプロジェクトは鹿児島県曽於市と連携し、地域産業・経済の発展をめざすものです。学生は毎年、1週間の現地調査を行い、現実の発展・開発課題に向き合いながら考えを深め、問題解決へのアプローチ方法を探ります。市役所、市議会、企業、産業団体、さらには近隣の志布志市や都城市の関係者も巻き込む本気のプロジェクトですから、学生の言動にはとても大きな責任が伴います。大学の枠を超えた本気の政策提言に対し、実際に自治体が動く。だからこそ、一切の甘えは許されません。 コミットメントに対する自主性・考動力・チーム力が問われ、頭だけではなく体を動かすプロジェクトです。こうしたゼミでの経験を通じて、ダイナミックなグローバル化社会を生き抜くための力を身に付けてもらいたいです。

後藤 健太教授国際経済専修

大学の枠を超えた本気の政策提言プロジェクトが、地域経済を動かします

後藤先生からのメッセージ

田﨑 彩乃さん国際経済専修 2019年3月卒業

(後藤ゼミ所属)

P B L &ディベート ゼミナール大会

経 済学ワークショップ

ファイナンス論を通じて日本の経済問題を考えます

社会に出てから役立つ企業金融の知識を習得

経済学部生全員が1年次春学期に履修する「経済学ワークショップ」では、グループで課題解決に取り組むPBL(Project-Based Learning)を導入しています。PBLでは課題解決の方法を自分たちで一から主体的に考え、解決策を発表。グループワークの中で、ノートテイキングやプレゼンテーション、ディベート、レポート作成などの基礎的スキルを身に付けながら、社会で役立つ基礎能力を養います。

STEP 1

課題の把握

STEP 2

チームで討論

STEP 3

情報収集・分析(授業内外)

STEP 4

解決策の立案・発表

STEP 5

フィードバック・振り返り

出題されたテーマは「百貨店の売り上げを拡大するにはどうすべきか」。インバウンド需要が増加している点に着目し、外国人観光客が言葉の面で困っているというデータから、二次元コードを利用した商品説明の多言語化システムを提案しました。

山口

企業の売り上げ拡大は、将来、企業で働く人にとって重要なテーマですね。そこで、最近話題になっている内容に関連させて、解決策を考えてもらいました。二次元コードのアイデアには感心しました。グループでの課題の進め方はどうでしたか。

菅田

私の作ったレポートが選ばれたので、メンバーには資料集めや内容のブラッシュアップなど、いろいろな作業を分担してもらいました。PBLで一番難しかったのは、コミュニケーションの取り方とチームをまとめること。また、情報収集力の弱さも実感しました。

山口

それは社会に出ても必要となってくることなので、学生時代に経験できたのはとても良いことだと思います。グループに仕切るのが上手な人がいればいいけれど、なかなか難しいですね。そのような状況でも、終盤は全員が目標に向かってまとまっていた印象です。

菅田 1年次にPBLを実践することによって、自発的に勉学に取り組むための土台ができることと期待しています。少人数のワークなので、クラスメイトとも仲良くなりやすいと思います。この経験を2年次秋学期からのゼミ活動にもぜひ生かしてください。

菅田

プレゼンは、やはり緊張しました。プレゼン後の質疑応答の内容はある程度予測していましたが、想定外の質問が出たりして難しかったです。また、他のグループの発表を見ることも勉強になりました。とても綺麗なスライドを作っていて、それに影響されて私たちも何回も作り直しました。

山口

リハーサルの時と比べると、本番は良くなっていたと思います。提案内容をきちんと整理して、スライド内の文字量などにも配慮すれば、視覚的に見やすくなります。それにしても、最近の学生はプレゼンが上手で感心します。

菅田

1年次でグループワークを経験したことで、仲間と協力することや分かりやすく伝えることなど、大学の学び方を知ることができて良かったです。残りの学生生活でより知識を広げるために、これまで以上に意欲的に学びたいと思います。

山口

山口 雄太2年次生

菅田 一 教授PBLの魅力とは?

少人数クラス制の実践的な学びで、主体的な課題解決スキルを身に付けます

第5 4回経商合同学内ゼミナール大会を開催

経済学部・商学部が合同で行っている学術大会です。さまざまなゼミから学生たちがチームを組んで参加し、約1年間にわたって学んできた研究成果の集大成を披露します。54回目を迎えた2018年度は、研究発表部門、プレゼンテーション部門、有志部門に分かれ、経済学部から29ゼミ116チームが参加。年に一度の貴重な機会を生かし、学生間でも積極的な意見交換がなされるなど、大会は大いに盛り上がりました。

 「ファイナンス論」と呼ばれる経済学の中で、「企業金融論」という分野を扱います。例えば「わが社はどうすれば銀行からお金を借りられるのか」という課題の解決法や、逆の立場から見れば「どの企業にお金を貸し付ければ地元経済を活気づけられるのか」といった、将来に役立つ内容を学びます。ゼミでは金融に特化した新聞・テキストを使って基礎を学習し、証券取引所などの見学も行います。さらにグループ研究、プレゼン大会への参加、卒業論文の作成までを一貫して行うことで、問題解決能力、自己表現能力、文章作成能力を養います。これらの活動を3年次末までに終え、その実績をもって就職活動に臨めるようにしています。

自治体が抱える課題を経済的視点から研究、政策を立案します

フィールドワーク主体の調査で実社会と関わる 地方自治体の政策をテーマに、実現可能な政策立案に取り組んでいます。例えば「放置自転車問題」「高齢者の免許返納促進」「保育士の労働問題」など、自治体が実際に直面している課題を選び、フィールドワークを行います。また、子どもの金融教育について研究を進めるチームは、小・中学生を対象に金融に関するミニ講義を行い、社会貢献活動につなげました。 経済学部のゼミで重要なのは、数字で根拠を示すこと。アンケートの実施や関係者へのインタビューを通して集めた独自の情報を冷静に分析して、結果を誰にでもわかるように発信するプロセスを学んでほしいと思います。本西 泰三教授

本西 ゼミ

公共経済専修

中川 ゼミ

 近年、「パワハラ」が日本社会で大きな問題になっています。現在、このパワハラを減らす方法として「上司評価制度」の導入が有効であると考えられており、導入企業からは上司と職場の改善につながるという意見も多くみられます。そこで私たちのチームは、企業が上司評価制度を導入した際の離職率や株価への反応を分析し、企業にとってのメリットがあるかどうかを探りました。 調査は企業1408社へアンケートを送付し、180社からいただいた回答をもとに分析を実施。パワハラの背景として「職場のコミュニケーション不足」や、「上司のコーチング力不足」などの実態が見えてきました。そこで具体的な改善策として、社内評価制度の研修会の実施や制度実施における社外委託を提言に盛り込むことを考え、それらをスライドに分かりやすくまとめ、プレゼンテーションの練習を繰り返し行いました。 その結果、ゼミナール大会で優勝を勝ち取ったほか、学外のゼミナール大会でも最優秀賞などを獲得。「企業にとって新規性のあるテーマでおもしろい」という講評もいただきました。 今後はこのゼミ活動を通じて得た経験や知識を生かし、自身の納得する進路に進むことが目標です。

▲日本全国の経済系ゼミが集まる 大会で第3位を獲得

▲関西ブロック大会では 最優秀賞を受賞

山本 太成さん4年次生

(中川ゼミ所属)

さん

中川 竜一教授金融・会計専修

金融・会計専修

参加した学生の声

企業が今直面している課題を取り上げ、具体的な改善策を提案しました

上司評価制度は企業にとって有益か否か発表テーマ

11 12Faculty of Economics

ゼミ紹介

98.5%98.5% 98.5%

卒業生の主な就職先( 2 0 1 8 年度実績)

金融業・保険業

21.6%

製造業

19.3%卸売業・小売業

15.6%

情報通信業

11.4%建設業

4.6%

公務員・公立学校教員

4.3%

運輸業・郵便業

4.0%不動産業・物品賃貸業 3.1% 電気・ガス・熱供給・水道業

0.7%その他

1.3%

教育・広告・その他サービス業

14.1%

※原則として業種別、50音順で記載しています

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ、阿波銀行、池田泉州銀行、愛媛銀行、関西みらい銀行、京都銀行、山陰合同銀行、滋賀銀行、四国銀行、中国銀行、南都銀行、西日本シティ銀行、百五銀行、百十四銀行、広島銀行、福井銀行、北陸銀行、三菱UFJ信託銀行、みなと銀行、りそな銀行、尼崎信用金庫、京都中央信用金庫、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、近畿産業信用組合、あいおいニッセイ同和損害保険、かんぽ生命保険、共栄火災海上保険、住友生命保険相互会社、損害保険ジャパン日本興亜、第一生命保険、大同生命保険、太陽生命保険、東京海上日動あんしん生命保険、東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、日本生命保険相互会社、三井住友海上火災保険、明治安田生命保険相互会社、SMBC日興証券、岡三証券、野村證券、大和証券、みずほ証券、オリックス、クレディセゾン など

金融・保険業

アサヒ飲料、旭食品、アルフレッサ、ICDAホールディングス、岩谷産業、岡谷鋼機、オークワ、クラレトレーディング、国分グループ本社、コスモス薬品、サントリービバレッジサービス、JFE商事、ジャパンビバレッジ、JAL-DFS、鈴与商事、セブンーイレブン・ジャパン、大丸、太陽石油、大和、髙島屋、蝶理、豊通マテックス、トラスコ中山、日本アクセス、阪和興業、富士ゼロックス大阪、山善、ユアサ商事、三菱重工冷熱、三菱電機ビジネスシステム、生活協同組合連合会大学生協事業連合 など

卸売・小売業

IHI、アシックスジャパン、アイシン・エィ・ダブリュ、アイリスオーヤマ、伊藤ハム、エクセディ、大関、小野薬品工業、カネカ食品、川崎重工業、キーエンス、クノール食品、クラシエ製薬、神戸製鋼所、コニカミノルタジャパン、GSユアサ、ジェイテクト、スズキ、住友大阪セメント、第一三共、第一屋製パン、大日本印刷、太平洋セメント、ダイフク、大陽日酸、タキロンシーアイ、田辺三菱製薬、DIC、THK、デサントジャパン、TDK、デンソー、東京計装、東洋シヤッター、東洋炭素、東和薬品、ニチハ、日本製粉、日本電産リード、日本ペイントホールディングス、パイオニア、パナソニック、林テレンプ、バンダイ、日立アプライアンス、日立造船、富士通、ミネベアミツミ、村田製作所、Meiji Seika ファルマ、メニコン、森永乳業、モンベル、山崎製パン、UCC上島珈琲、ユニ・チャーム、LIXIL、レンゴー など

製造業

NTTフィールドテクノ、エン・ジャパン、学情、サイバー・コミュニケーションズ、ジェイアール西日本ウェルネット、電通東日本、博報堂プロダクツ、パナソニックコンシューマーマーケティング、サンリオエンターテイメント、JTB、税理士法人FIA、TAKAMI HOLDINGS、WDB、直島文化村、特殊法人日本年金機構、地方公務員共済組合連合会、全国農業協同組合連合会、京都生活協同組合 など

教育・広告・その他サービス業

伊藤忠テクノソリューションズ、エクサ、NECソリューションイノベータ、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTデータSBC、エヌ・ティ・ティ・データ関西、オービック、関電システムソリューションズ、コスモネット、JR西日本ITソリューションズ、スミセイ情報システム、住友電工情報システム、SB C&S、TISシステムサービス、帝国データバンク、西日本電信電話、ニッセイ情報テクノロジー、日本電気、日本電子計算、パソナテック、日立社会情報サービス、日立物流ソフトウェア、富士ソフト、富士通ビー・エス・シー、ヤマトシステム開発、楽天 など

情報通信業

運輸・郵便業

ANAエアポートサービス、小田急電鉄、川崎汽船、近鉄エクスプレス、商船三井、神鋼物流、センコー、西日本旅客鉄道、日本航空、日本通運、広島電鉄、日本郵便 など

不動産・物品賃貸業

東急コミュニティー、野村不動産、パナソニックホームズ不動産、三井不動産レジデンシャルリース、オリックス自動車 など

電気・ガス業

大阪ガス、東京ガス、四国電力 など

建設業きんでん、鴻池組、新菱冷熱工業、大和ハウス工業、千代田化工建設、パナソニックLSテクノサービス、三井住友建設、三井ホーム、三菱電機ビルテクノサービス、三和ペイント、LIXILリニューアル など

国家公務員一般職、国税専門官、大阪府職員、香川県職員、京都府職員、滋賀県職員、鳥取県職員、東京都特別区職員、池田市職員、伊丹市職員、加古川市職員、坂出市職員、吹田市職員、高槻市職員、豊中市職員、中津市職員、大阪府警察官、徳島市消防吏員、阪神水道企業団、大阪府教員 など

公務員・教員

就 職 率

■ 業種別  就職状況

キャリア デザイン経済学部の卒業生は、国内外の経済を理論と実践から学んだ経験を生かし、メーカーや金融、公務員など多様な業界・職種にて活躍しています

 2018年度の経済学部の就職率は、男子、女子ともに98.5%を記録しています。例年9割を超える就職率を維持できている要因としては、昨今の

「売り手市場」の影響だけでなく、毎年1,400社以上の企業を学内に招きセミナーを実施していることが挙げられます。業界・企業研究セミナーに加え、

一次選考も含めて学内で実施される単独企業セミナーなど、学生の興味・関心の幅を広げ、キャリア支援の一助となる行事を多く実施しています。

経済学部を卒業し、幅広いフィールドで活躍する先輩方に現在のキャリアに在学中の学びがどのようにつながっているかを教えてもらいました

男子 女子

 卒業後は証券会社で金融商品を取り扱っていましたが、小売業にとどまらず多様なサービスや技術を生み出しているAmazonに魅力を感じ転職しました。現在は「地球上で最も豊富な品揃え」という企業理念の実現に向けて、事業本部にて品揃えのさらなる拡大をめざしています。ビジネスには常に大局的な視点と局所的な視点の双方が重要であり、学部で学んだマクロ経済とミクロ経済が、マーケティングのベースになっていると感じています。

北山 綾真さん2012年卒業

アマゾンジャパン合同会社

お金の流れや市場のメカニズムに興味をもちました

ゼミで統計学を深く学び、チャート分析を実施しました

SNSの展望について卒論を作成し、仮説検証能力を磨きました

マクロ経済・ミクロ経済を学ぶ

ゼミで統計を学び、株式市場を分析

卒業論文の作成に没頭

新規の販売事業者様の開拓と販売サポートを担当

ビジネスにおいて欠かせない視点は、経済学にて養われたと実感しています

現在につながる在学中の学び

1年次

3年次

4年次

村上 昌志さん2019年3月大学院卒業

関西大学会計専門職大学院

会計学の知識を深め、2018年に公認会計士試験に見事合格

 学部生のときは、金融・会計専修で専門科目を履修しながら、エクステンション・リードセンターの公認会計士講座を受講。ゼミでは、複数の企業の会計データを分析し、企業価値の根拠を見つけプレゼンを行いました。研究を通じてファイナンスに関する理解も深まり、公認会計士の実務につながる知見を得ることができました。大学院では、会計の知識のみならず、企業のM&Aや語学力の向上にも注力。大学で学んだことを存分に生かし、これから公認会計士としての一歩を踏み出します。

日商簿記検定2級レベルで優勝しました

ゼミの仲間と企業の経営分析を行いました会計専門職大学院へ飛び級進学

簿記コンテストで優勝

会計コース・宗岡ゼミに所属

公認会計士試験に向け猛勉強

会計を学ぶゼミで興味を深め大学院へ進学公認会計士試験に合格しました

現在につながる在学中の学び

2年次

3年次

大学院

浅川 智弘さん2016年卒業

大阪府庁

都市整備部にて大阪市内の河川を担当し、管理や水害対応を担当

 生まれ育った大阪の魅力を行政の立場から世界に発信したいという想いから、大阪府庁で働いています。主に大阪府下の河川管理を行っていますが、予想できない水害時にも臨機応変に対応します。大学時代はゼミ活動に注力し、学内のみならず様々な企業と交渉し、協力を得て研究を行いました。学生時代に培った多くの人を巻き込みながら業務を遂行する力は現在の仕事でも大いに役立っています。経済学を学び、社会の仕組みを知ることはどのような仕事でも生かせると思います。

物事を一から組み立て交渉しながら遂行する、仕事で生きる力を身に付けました

現在につながる在学中の学び

1年次

2年次

4年次

海外の経済状況を学び、視野が広がりました

ゼミ大会出場に向け、研究に全力を注ぎました

全国の大学生の発表から大きな刺激を受けました

カナダ留学で語学と経済を学ぶ

グループで研究に打ち込む

全国経済ゼミナール大会に参加

角矢 桃子さん2013年卒業

南海電気鉄道株式会社

泉北ニュータウン周辺の再開発や地域活性化事業を担当

 駅前広場を活用したマルシェイベントや大学と連携した高齢者向けの行事を開催するなど、地域の賑わいづくり・交流の場づくりを企画・立案しています。沿線価値が向上し、目に見える形で人の生活に影響を与えられることにやりがいを感じています。会社では幅広い事業を扱っていますが、経済学の基礎力のおかげでスムーズに理解が進みます。在学中は商店街の地域活性化について研究しましたが、アイデア次第で状況が打破できることを実感し、今でもその想いは変わりません。

「アイデア次第で状況は打破できる」ゼミで学んだこの言葉が今でも大切です

現在につながる在学中の学び

2年次/春

2年次/冬

3年次

地域活性化と経済の結びつきに興味を抱きました

海外と日本のライフスタイルの違いに関心をもちました

農林水産省や農家などへ情報収集に伺いました

基礎演習で「商店街の活性化」を調査

オーストラリアの留学プログラムに参加

全国プレゼン大会に出場

13 14Faculty of Economics

在学中に資格試験合格!


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