伊豆半島で釣り中の死亡事故が多発!!
1 本年に入り、下田海上保安部管内での釣り中の事故(海中転落)が、3 月 19 日
現在で、既に 4 件(死亡 2 名)発生しており、死亡者数にあっては、すでに昨年
と同数となっております。
平成 26 年~平成 31 年(3/18 時点)までの釣り中の事故件数
2 事故原因等
・足場が悪くふらつき、岩場に転落し、その勢いで海中に転落。自力にて磯場
に這い上がる。(救命胴衣の着用なし)全治約 2ヶ月の怪我
・何らかの原因で海中転落し、救助されるも死亡が確認。(溺水)
・家族から釣りに行った事故者が帰ってこないとの連絡を受け、釣り場を捜索
したところ、海中にて没している事故者を発見。(溺水)
・死亡者 2名は、県外からの遠征でのレジャー客
3 注意事項
このため、下田海上保安部では、特に次の点について注意喚起を行うため、別
添のリーフレットを作成し、釣具店などに配布し、注意喚起を行っていきます。
つきましては、各報道各社におかれましては、事故防止のため、周知に関しま
してご支援をよろしくお願いいたします。
① 最新の気象・海象情報の入手
突然の高波にさらわれ、海中転落する場合があります
同じような波の状態が続くと、1000 波に 1 波(約 2 時間)は見えている
波の 2倍程度の高波が現れますので、海面から十分に高い場所で釣りを行
い、海には背を向けないでください。
② 適切な装備品の着用
磯場からの海中転落が多発しています。釣り場によっては、とても滑りや
すくなっていますので、ライフジャケットの着用とともに耐滑性のあるス
パイクシューズ等を使用しましょう。
年 26年 27年 28年 29年 30年 31年
事故件数 11 5 11 6 8 4
死亡者数 7 1 5 3 2 2
平 成 3 1 年 3 月 1 9 日 下田海上保安部 交通課長 今城 英夫
(担当:佐藤、跡上) 電話 0558-23-0145
③ 事故等への備え
万が一に備え、ライフジャケットの着用、連絡手段の確保、事前に行き先
や帰宅時間等を家族等へ連絡しておきましょう
*別紙リーフレットにつきまして、元データが御用の方は、メールにて下田海
上保安部交通課までお問い合わせください。
釣り場での事故防止のために
お問い合わせ
海の安全情報
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海上保安庁では、インターネットや電子メールで全国各地の灯台などで観測した気象・海象の状況、気象庁が発表する気象警報・注意報をはじめとした、海の安全に関する情報を提供しています
万一の海中転落等に備え、ライフジャケット着用するとともに、防水パック等に入れたスマート
フォン等を携行し、連絡手段を確保しましょう。
また、事前に行き先や帰宅時間等を家族等へ連絡しておきましょう。
出発前はもちろんのこと、釣り場でも最新の気象・海象情報を入手し、荒天が予想される場合は、
中止や早めに切り上げましょう。
突然の高波にさらわれ、海中転落する場合があります。
十分に高い場所で釣りを行い、海には背を向けないでください。
一発大波に注意!
平成26年~平成30年 釣り中の事故統計(茨城県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県)
潮が満ちて帰れなくならないよう潮汐を確認しましょう。
潮汐の干満差は大きいときは、大人1人分程あります。
波に関する豆知識気象庁の予報や「海の安全情報」で表示される、波の高さは”有義波高”と呼ばれ、同じような波の状態が続くとき、100波に1波は有義波高の1.5倍、1,000波に1波は有義波高の2倍近い高波が出現します。
平成31年3月に伊豆半島で3名の死亡事故発生!!
最新の気象・海象情報の入手
適切な装備品の着用☞磯場からの海中転落が多発しています。岩には、海藻や
海苔などが付着して、とても滑りやすくなっていますので、ライフジャケットの着用とともに耐滑性
のあるスパイクシューズ等を使用しましょう。
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〒415-0023 静岡県下田市3丁目18-23(代表電話) 0558-23-0145
事故等への備え
下田海上保安部
●「海の安全情報」~最新の気象情報を入手しましょう!~
伊豆半島の釣り事故ゼロを目指して
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158人
海中転落 約8割!