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英語が出来る人が
必ず知っている13のコツ
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はじめに
こんにちは、藤永です。
動画その1は如何でしたか? それと、このネイティブ養成プロジェクトに参加いただきまして本当にありがとうご
ざいます!
英語指導に追われる毎日の中で、なかなかこのように、英語に対する気持ちを語る機会がないので、ちょっと、
熱くなりました(笑)。
自分が英語を習得したきっかけなどを再度思い出して、私のような落ちこぼれだった人間でも出来た英語を、
「みんなにも本当に習得して欲しい!」と再認識した時間でもありました。
でも、勉強は一切しないですよ。 これは何度でも言わせて頂きます!
しつこいですよ(笑) と、いうのも、私自身今でも机の上に 30分程度しか座ってられないのですから・・・。多分、
それくらい言わないと英語習得に関するみんなの「間違った固定概念」を取り除けないと思っているからです。
それくらい、受験英語は日本人のみんなに悪影響を及ぼしているのを、指導者になって毎日実感しています。
これは皆様が思う以上に、根深いものです。
しかし、言い方を変えれば、その固定概念さえ取り除けば、「英語習得なんて簡単」ということで
す。
だって皆さんは、世界の言語でも難しいと言われている日本語を習得しているんですよ!ひらがな、カタカナ、漢
字が存在する日本語をですよ! 学習するのに膨大な時間を要するのは一目瞭然ですよね。
仮に、Aさんという日本語も英語も母国語ではない女性がいたとします。同じ 1ヶ月間、同じ時間日本語と英語を
学習したとしましょう。
どちらの言語が習得スピードが早いのか?
それは、英語でしょう!というふうに思いませんか? 26アルファベットさえ把握していればいい英語の習得の
方が早いのは何となく察しが付きますよね。だから、世界共通語になっているんです。 これは、紛れもない事実
です。
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でも、日本人は英語の勉強に多くの時間を費やしてきたにも関わらず、英語が上達しない・・・
「ひたすらリスニングしても、英語の意味がずっとわからないまま…」
「単語を暗記し、文法も覚えたのに、英語が口から出てこない…」
「外国人の前では、簡単な英語表現さえ、うまく喋れない…」
なぜ、日本人は英語が上達しないのか?それは、何十年にもわたって、受験英語という間違った勉強法を繰り
返しているからに他ならないのです。
勉強すら一切必要ないのに・・・ ねっ、何度でも言いますよ(笑)
「もー分かった!」、「いいから、どうやったらいいのかを教えてくれ!」という方、これからが大事なパートですの
で、是非お読みください。
赤ちゃんが言葉を覚えていくとき、文字や文法や語彙など少しも必要としませんよね?言語を勉強するという感
覚ではなく、自然に母国語と慣れ親しみながら、聞き、話し、読み、書く能力を順序良く身につけていきます。
これは、私たち日本語でも全く同じです。英語だから特別ではありません。全ての言語に共通することです。
つまり、皆様が目にする、または過去に試した勉強法では、どれほど学んでも本来の言語(ここでは、英語という
言語)を習得する土台となるものが出来上がっていないケースが多いのです。これまでの英語勉強法というのは、
実はただ英語の知識を増やしているだけで、本来の英語運用には直結しない状態のまま、時間と労力だけが過
ぎ去っているということになるのです。
それでも、英語が出来る日本人がいるのは何故?というふうに思った事はありませんか?
私は本当に、「英語以外」何もできません。数学も苦手、暗記も苦手だから社会もダメ!
漢字も分からないし、字も汚いから、本当に小学校 5年生の息子が、国語の宿題で分からないことがあっても私には決して
聞いてきません・・・(涙)
だから、頭の良さや勉強の成績=英語習得では絶対にありません!
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そこには、必ず言語を習得する時のコツと、そこから築かれるスキルが存在するのです。
これは絶対です!英語が出来る人は必ずこれから説明する13のコツとスキルを持ち合わせています。
でも、このスキルは特別なものではなく、誰でも身につけることが出来るものです。100%絶対で
す。
そこで、本 PDFでは、その13のスキルを紹介しようと思います。 必見ですよ。
これを知っているのと知らないのでは、英語習得スピードに大きく影響してくるので、是非最後までお読みくださ
い。今まで、英語をあきらめていた方、どうしても英語が苦手な方、などなど、もう悲観的にならないでください!
この13のコツを知るだけ!英語習得への爆発的スピードを生み出します。
それでは、一つ一つ簡単に説明させて頂きますね。
英語が出来る人が必ず知っている13のコツ
1.「音と音のつながり」
まず 1つ目ですが、英語には独特な音のつながりがあるのをご存じですか?
そして、そこには一定の法則が存在します。この音のつながりが、日本人の英語の聞き取りを複雑にしていま
す。
例えば、「have him」という英語がある。おそらく、日本人なら「ハブ・ヒム」と発音するのが一般的ですが、ネイテ
ィブスピーカーは?というとそのようには発音しません。たいていの場合は「ハビム」と発音します。
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Him の h の部分が消えているのですね。 しかし、これはあくまで無数に存在する音と音のつながりの一例です。
2つ、3つ、4つとつながる場合も多く存在します。
ここでは、haveと himの2つの単語で構成されているのに、ハビムという1つの聞いたこともないような単語に聞
こえるのです。
しかも、両単語とも中学1年の 1学期に習うような簡単な単語ですが、全く、別の単語のように聞こえますよね?
実は、こうした英語特有のつながった音につまずいてしまう日本人がもの凄く多いのが現状です。
そりゃそうですよね? だって、受験英語では絶対このような「音と音のつながり」は教えませんし、英語の教師
ですら知らないケースも多いのですから・・・
これは、話す時も全く同じになります。
2.英語独特のリズム
あるビジネス会議の場で、私の知り合いの日本人が他の国の人たちと英語でコミュニケーションを取った時のこ
とでした。
彼は会社の中でも英語が出来ると信じられていました。単語もいっぱい知っているし、英語が得意だと自分でも
豪語していたのですから・・
しかし、彼が話す英語は、他の人々に全く通じなかったのです。
なぜだと思います?
それは、前述通り、彼に語彙力がなかったというわけではありません。自信もありましたし。
足りなかったのは・・・ リズム感だったのです。
もちろん、単語の発音にも多少の問題はあったでしょう。しかし、それ以上に、彼の話す英語には、英語特有のリ
ズム感がなかったということです。
リズム感とは?という疑問だが出るかもしれませんが、それを「周波数」で簡単に説明させて頂きます。
英語の周波数 - 2,000~12,000ヘルツ
日本語の周波数-100~1,500ヘルツ
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と言われています。
つまり周波数上は、英語と日本語は全く交わることがありません。これでは、いつまでたっても「英語のリズム」を
分からないですよね。英語が雑音やめちゃくちゃ早い言語にしか聞こえないはずです。
つまり、リズム感の欠如した彼の英語は、ネイティブに聞き取ってもらうのに不十分だったのです。
日本語の周波数帯で話していたのだから不思議ではありませんよね。これは、英語を聞く際でも同様だというこ
とです。 英語独特の周波数帯を身につけるコツを知る必要があるのです。
3.英語を聞き流さない
私が、企業へ英語指導をしていると、必ずと言っていいほど、「聞き流しを続けていると、何となく上達している気
がするんですけど…」という方がいらっしゃいます。
まあ、流行りの宣伝や類似品が広告とかで煽っているので、目にする機会が多いでしょうから、一種の間違った
思い込みというところでしょうか・・・
なぜ、何となく聞き取れるような気がするか?
それは、簡単です。それは、中学校などで勉強した英単語を、ある程度知っているからです。
例えば、「I」「YOU」など、日本の中学生なら誰もが知っている英単語が部分、部分に登場するため、聞き流すだ
けでも、何となく聞き取れたような気がしてしまう、たったそれだけの暗示・・・
ハッキリ言います。大人が聞き流しを続けても、コミュニケーションで使えるレベルにまで英語が上達することは
絶対にあり得ません!
そんな魔法はどこにも存在しません。
そのような方法で本当に英語がペラペラしゃべれるようになるのであれば、日本人はこんなに英語に苦労するこ
とはありません。
本 PDFをご覧の方に、仮にもしかしたら、英語を聞いているうちに突然英語が口から出るのでは?という考えの
方がいらっしゃったら、その考えは今すぐ捨てて下さい。
言語習得にはコツ、そして意識的に英語を聞くといった流れが必ず存在するからです。
意識的から無意識の流れ・・・ そのサイクルが必ず存在します!
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最初は必ず英語のある部分などに意識を傾ける工程が必要となります。
それと関連していることですが、留学をしたほとんどの人が英語をマスターできずに帰国している事実をご存じで
すか?最近は、東南アジアなどへの留学も、費用の面で人気があります。
しかし、それは、「環境を変えれば何とかなる」「量をこなせば何とかなる」という考えが間違っていることを証明し
ているようなもので、英語を上達させる上で大切なのは、環境ではなく、「コツ」に他ならないのです。
とは言っても、私は、留学を全否定しているわけではありませんよ。
外国の文化や外国人とのコミュニケーションは非常に人生において大きな価値を生み出し、自分自身の人生を
よりカラフルなものにするといった良い面があると思います。それは私も同様です。
しかし、英語を習得するには、日本にいても十分できますし、外国に住む=英語がうまくなる ではないことを今
一度認識してほしいのです。
4.英語をイメージでとらえる
義務教育式の英語勉強法に慣れている日本人は、残念ながら文字から英語の勉強を始めてしまったため、英
語を何でも和訳しようとする癖がすでに身についてしまっています。
これは私が英語を習得しよう!と決めてからも全く同じでした。
それはそうですよね? 和訳しないと意味が分からないわけですから・・・
しかし、これが大きな落とし穴だったのです!
この悪い癖を取り除けば、「英語を英語でとらえる」というイメージ感覚が自然に身に付いてきま
す。
例えば、日本語で「疲れた」という言葉を聞いた時、あなたの脳にはどのような反応が起こっているのか、ちょっと
検証してみましょう。
「ソファーにうたた寝をしている」
「うなだれている」
「眠そうにしている」
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これは各個人によって異なりますが、いずれにしても、脳の中には上記のような「疲れたイメージの画像」が無意
識に浮かんでいるはずではないでしょうか?
つまり、文字情報の「疲れた」という言葉は頭に一切浮かんでこず、単なるイメージだけですよね。
これは、英語でも同様で、He is tired という英語を聞いた時に、文字情報化と和訳をせずにイメージ化(映像化)
すればいいだけなのです。この癖付けが、日本語が全く頭に浮かばない、英語を英語として理解する上では大
事なコツとなります。
これは、英語が出来る人の誰もが簡単に習得しているものなのです。
文字情報化と和訳をしないコツ??
めちゃくちゃ難しそう!
自分にはできなそうだ!と思ってらっしゃる方ほど、簡単なゲーム形式で本当に直ぐに習得できるものなので
す。
5.リスニングの前段階で「音素」を把握する
英語のリスニングが出来る人は、英語の音素をしっかり把握しています。
これはいわゆる、あなたが思っている「英語のリスニング力」とは大きくコンセプトが異なります。
従来のリスニング力とは「英語を聞き取り、理解することができる能力」ですが、私の言うリスニング能力とは、あ
くまで「英語の音の違いを聞き取ることができる能力」のことを指します。
英語の意味や理解は必要なく、英語の音を聞きとれる能力の事です。
実は、日本人で英語がペラペラな人に話しを聞くと、「音の違いさえ聞き分けられれば、英語は簡単にできるよう
になりますよ!」という人が多く存在します。
受験英語を叩きこまれてきた私たちは、意味を理解して、そして和訳して、正解を見つける、といった流れで英語
を聞こうとしているはずです。
もちろん、最初からリスニングの勉強を普通にやって、リスニングが上達するのに越したことはありませんが、多
くの日本人はリスニングや英会話を上達させたくても、脳内に「日本語回路」が出来上がっている以上、英語が
苦手な初心者がリスニングを始めても、かなり無理があります。
つまり、泳いだことがない子供を、いきなり足のつかないプールに叩きこむようなものなのです。
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日本の英語教育では初心者にリスニングをやらせていますが、いきなりネイティブと同じ能力を求められても「聞
き取れない…」「理解できない…」といった状況に直面するのは火を見るより明らかなのがお分かり頂けますね。
その結果として、多くの日本人がリスニングの初期の段階から簡単な英語さえ聞き取れずに挫折してしまうので
す。
私が日頃、英語の勉強法や参考書などを見ていて感じるのは、どの参考書も、いきなり「リスニング」を強要して
いること。
私に言わせれば、英語ができない人間に、いきなり「リスニング」=「英語を聞き取り、理解することができる能力」
を身につけさせるのは無理なのです。まずは正しい流れで英語の音を掴む感覚を身につける必要があるのです。
これも言語習得の流れで大変重要な工程です。
それを出来ない多くの日本人がいるから、英語周波数と同様に、英語が早く聞こえたり、聞こえない英語だらけ
になるのです。
6.サイレント・ピリオドを作る
前述通り、ほとんどの人は英会話スクールに通っても、留学しても英語を完全にマスターすることができません。
年間に100万円ほどかけている方もいると聞いてびっくりしました・・・ しかも上達しないのですから、2度びっく
りです。
多額の費用を投資しても、なぜ上達しないのか?
英会話スクールも留学も英語習得サイクル上、決定的な弱点があるからです。それは、インプット(聞く)とアウト
プット(話す)を同時に行う点。
赤ちゃんが言語を習得する際には、必ず「言語をしゃべらない期間」が存在しますよね?
この期間を言語学では、「サイレント・ピリオド」と言っています。
例えば、赤ちゃんは生まれてすぐに「お父さん」「お母さん」などとは言いません。一定の沈黙期間、つまり言語を
インプットする期間を経て、次第にアウトプット(=発語)をするようになります。これが、言語習得における自然な
流れとなります。
意識しなければならないのは、インプットとアウトプットを切り離すこと。つまり、インプットを行った後、「一定の沈
黙期間」=「サイレント・ピリオド」を意図的に作ることとなります。
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インプット(英語を聞く) → サイレント・ピリオド → アウトプット(英語を話す)という順序が必ず
必要になります。
これは、絶対的な流れで、私が指導する時もこの流れは絶対に厳守します。
アウトプットは絶対に、絶対に最初から強要しませんし、英語が出来る人はこのサイレント・ピリオドの重要性を
ちゃんと認識していますし、その工程を経ています。
7.英単語の暗記はしない
私の英単語習得数はおそらく2万5000語以上あるのではないかと思います。
ちなみに、私が取得した英検1級を取るために必要な目安の単語数は、1万5000語以上と言われています。
そんな私ですが、今までの著書、教材、英語講座を通じて、一貫して「単語は覚えるな!」と訴えてきました。そし
て、多くの人からは「何を言ってるの?単語を覚えなければ、英語は分からないでしょ!」と猛反発されてもきま
した。
でも、それには絶対に一歩も引きませんでしたよ。 だって、真実ですから・・・
指導法で一番楽なのは、●●ページの単語を全部暗記して!です。だって、何も教えなくて丸暗記させて、覚え
ているかどうかをチェックするだけですから・・・ でも私はそんな手抜き指導は絶対にしません! まあ、私が暗
記なんか出来ないですし・・・(笑)
特に、有名な大学などの出身者の方ほど、唖然とすることが多いですね。
今まで塾や学校などで何百、何千時間を費やしてきた「暗記」を否定するのだから、当然と言えば当然でしょう
ね。
でも、そんな人たちでも英語が聞けない、しゃべれないのに、私の指導に反発する意味が分かりません。
あなたにも経験があるのではないでしょうか?単語帳を片手にして一生懸命、見たことも聞いたこともない英単
語を、通勤中や通学中に必死に覚えようとしたこと…。
果たして、結果はどうでしたか?何不自由なく英単語が使いこなせて、英語がスラスラと話せるように変わりまし
たか?
暗記するのが得意、つまり勉強が出来る人が英語も出来る、というわけの分からない方程式のよ
うなものを無意識に作り上げていませんか?
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まず、誤解しないでほしいのが、私は単語を知ることは大切だと思っています。単語を全く知らなければ、英語で
コミュニケーションをとることはできません。それは事実なので否定もしません。それよりも問題だと思うのは、そ
の「記憶法」なのです。
単語を暗記する=英語が出来る、という方程式は、言語習得の世界では存在しないことを認識して下さい。
まして、英単語なんて暗記する必要はありません!
だから、私のような偏差値 40でも英語が習得できたのです。 私自身がその証明です。
暗記から脱却するだけで、いとも簡単に頭にどんどん吸収されていくものなのです。
8.英語の記憶が無意識で蘇る感覚
ここでは、上述の7「英単語は暗記しない」からの流れでちょっと詳しく説明させて頂きますね。
もし、自宅で奥さんや家族から「(自分の)パンツをタンスにしまっておいて!」と声が飛んできたら、何段目のタン
スに入っていたものか、すぐに言えますか?でも、もし、パッと出てこなくても、いざタンスの目の前に行けば、自
然とどこに何が入るのか思い出すことができるかと思います。
「そうそう、パンツは二段目だったな。靴下は三段目で…」
これはあなたが頭の中で「どこに何が入るのか?」、記憶を再現するように理解しているからなのです。タンスの
目の前に行きさえすれば、それを条件反射的に思い出すことができる。つまり、言われた時は分からないけれど、
タンスの前に行きさえすれば分かる。実は英語でも同じことです。
「記憶が無意識レベルで蘇る感覚を持つこと」
実は英語の運用能力で大切なのはこの感覚となります。
私の場合も同様で、今すぐ知っている単語や熟語を書き出しなさい!と言われても、100ぐらいは出るでしょう
か・・・ 2万5千語以上知っていてもそんなものです。
つまり、「今は分からないけど、目の前に行けば分かる」というタンスの例と同じように、その状況に触れた瞬間、
英語の「意味」「発音」「文脈」などが、すべて頭の中に蘇る感覚になります。
実際、会話のどんな状況で使うべきかを把握している子供は言語を習得していく際に、単語を単体で覚えようと
はしません。これはどの言語でも同様です。無意識的にせよ、常にどんな状況で使うのかを考えながら、言葉を
覚えていくものなのです。
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これに対して、大人はどうしても、言葉を「単語」「熟語」「文法」といった形で整理し、分類して習得しようとする。
これは一見、効率が良いように思えますが、実際はどうでしょうか?
もしも、こうした英語勉強法が効率が良いのであれば、日本中は英語が話せる人で溢れかえっているでしょう。し
かし、私は未だにそういう話を聞いたことがありません。いくら語彙力があっても、どんな状況で使うべきかを把
握していなければ、実際の英会話で使うことはできないのです。
暗記の弊害はこのようなところにも大きく影響しているのです・・・
英語を記憶する方法をちょっと変えるだけで、この「蘇る感覚」が身につくものなのです。
だから、暗記のような、勉強は絶対にしないですよ。 何度でも言います(笑)・・・ 勉強はしません!
9.英語の「語順感覚」
はっきり言って、英語を上達させるのに、わざわざ「英文法」を勉強する必要はありません!
これは、うれしくないですか?
というのも、実際、私は英文法の説明ができません・・・ これは事実です。
「英文法も分からないのに、TOEIC満点や英検 1級が取れますか?」という質問をよく受けます。
逆に質問しますね。
あなたは習得した日本語の文法を外国人に今すぐ説明できますか?
あなたは日本語の文法をどの程度知っていますか?
あなたは日本語の文法について、どのくらい勉強しましたか?
日本語で話している時に、日本語の文法が頭に浮かびますか?
おそらく専門家でないかぎり、ほとんどの人が日本語の文法について、説明できないのではないでしょうか?
私のような勉強が出来ない人たちはそれに輪をかけて、日本語すらまともにしゃべれないかもしれません・・・(笑)
まあ、これは冗談ですが・・・
それでも、しっかり日本語をマスターしていますよね。
誤解を恐れずに言うと、文法は「語順」です!
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語順感覚を身につけさえすれば、何も「受動態が云々、前置詞、副詞が何々」といった、難しい用語を覚える必
要は決してありません。
だって、あなたは英語の言語研究をして、論文を出すわけではないですよね?
だから、英文法の勉強は一切必要ないのです!
それでも、ちゃんとした英語を聞けるし、話せるし、読めるし、書けるようにもなるものなのです。
だから、もし英文法の参考書をお持ちであれば、今すぐ捨てて下さい! 学者になりたいのなら別ですが・・・
10.英会話・リスニングに対する「瞬発力」
ここでまた、リスニングに戻ってお話しましょう!
英語を聞き取ることができない日本人はよく「英語が速くて聞き取れない…」と言います。
まして、「英語を聞き流していたらいつの間にか耳が慣れて、英語を聞き取ることができるようになった」というこ
とはありえない。
これは前にも言いましたね。
でも、なぜ、日本人は英語を聞き取れないのか?
実は、英語の聞き取りが出来ない人には、ある共通点があります。
それは「英語を途中からや語尾のみしか聞くことができない」こと。
前述していますが、英語は、周波数から派生するイントネーションなども含めて、ありとあらゆる点で日本語とは
違います。全ての音が日本語と違うといっても過言ではありません。
そこで英語習得の第一歩で一番大切なコツ、そしてスキルは「瞬発力」となります。
バイリンガルや通訳者をイメージしてみて下さい。
日本語を喋っていたかと思えば、いきなり英語を聞いて、それを訳したり、英語で会話を始めたりしますよね。実
は、こうしたことが可能なのは、英語に対する「瞬発力」を彼ら(彼女ら)が身につけているからなのです。
この瞬発力のコツを知って実践するだけで、英語への反応が何十倍も倍速で増していきます。
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これは、私もよく言われます。 2重人格ですか?と・・・(笑) それくらい瞬発力が付いてくるんですね。 無意識
ですよ・・・
11.英会話やリスニングに対する「持久力」
10からの流れですが、英語に対する瞬発力だけでなく、文章全体に反応する持久力が次の工程で重要となりま
す。瞬発力を身につけていない段階で、文章全体を把握するなんて出来ないですよね?
瞬発力 → 持久力の流れで聞き取りのコツを完成させていくのです。
いきなり持久力を強要しているのが、受験英語や他に存在する教材であり、それではいつまでたってもドラマや
ニュース、映画などを英語で見ることは不可能です。 言語を習得する流れに沿っていきます。 英語習得には
絶対に欠かせない流れとなります。
12.英語の文章全体を素早く理解する
ここで、『英語を読む』という能力も見てみましょう!
今までの英語の勉強法では、「長文読解」というと、おそらく辞書を片手に、分からない単語が出てくるたびに調
べてはノートに書きとめ、地道に和訳する作業を繰り返していたのではないでしょうか?
おそらく「長文読解」と聞いただけで、頭が痛くなる人も多いかもしれません。
私もその一人です・・・ 「長文読解」・・・ 頭が良さそうな人が、眼鏡をかけて机に向かって必死に勉強している
イメージしか湧きません・・・(笑)
私に言わせれば、これほど非効率な英語勉強法はありません。
なぜなら、長文読解でいちいち1つ1つの単語を読みこむ必要はないのですから・・・
「1つ1つの単語の意味が分からなければ、文章を理解できないじゃないか!」と怒られそうですが、少し話を聞
い下さい。
先ほども話しましたが、私がマスターしている単語数は、おそらく2万5000語以上になると思います。そんな私
でも、今でも英語に触れるたびに新しい単語や表現に出会います。これは少し考えてみれば当たり前の話で、
英語には何十万以上という単語や熟語があり、中には「スラング」といった厄介な英語もたくさん存在します。
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これらをすべてマスターすることは、事実上不可能でしょう。
ですから、単語よりも文章を読んで即イメージ化するコツが不可欠なのです。脳の中に英語の文章全体を素早く
理解できる状態を作っておく必要があります。
たとえ新しい表現に出会ったとしても、文章を予測する能力が身についているのです。
なんか、かっこつけた言い回しにして、自分自身を能力者のように表現してしましましたね・・・(笑)
でも、ちゃんとしたステップを踏めばそれだけで、能力というかっこいいものではなく、単なる英語掴むコツにすぎ
ないのです。
13.英語で「ものごとを説明する力」
さあ、最後は英語のアウトプット(英語を話す)に焦点を当ててみましょう!
英語をしゃべる能力とは、基本的に「ものごとを説明する力」です。
例えば、日本語で「駅って何ですか?」と聞かれたとしましょう。おそらくあなたは「電車が止まるところです」とい
う具合に、自分なりの説明ができるはずです。
どうしてこうした答え方ができるのかというと、それはあなたに日本語の基礎能力、つまり「ものごとを説明する力」
が備わっているからです。
ですから、「英語でものごとを説明する力」がなければ、英語をしゃべるとは言えないのです。
その能力こそが、英語を話す力となっていきます。
日本語を習得したように、英語でも同じ流れでそのコツを知るだけで、簡単に説明力が身に付いてくるのです。
以上が、英語が出来る人が知っている13のコツとなります。
まずは誤った英語勉強や教育法を脱却し、本来の意味での言語習得の流れに沿って、英語の基礎を作ることが
重要!
一番の近道が、これらのコツを知って実践するだけなのです。
断言します! これが英語の全ての基礎となります。
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基礎がないために、いったい、どれだけの人が英語習得をあきらめたことか。スポーツでも何でもそうですが、基
礎ができていなければ、いくら一生懸命練習しても無駄ですよね。逆に基礎さえしっかりしていれば、練習したこ
とが加速度的に身につくようにるのです。
そのためにも、効果のある正しい英語習得法を実践することです。
文章じゃ分かりにくいし、13のコツを身につける「方法」を知りたい!という方
は、動画その2、その3、その4でその方法とステップをご紹介するので、是非お楽しみに!
ただし、最後に言いますね。 勉強は一切しないです!
そうですね、新型で、しかも超速で英語を習得するゲーム感覚の習得法とでもいいましょうか・・・
今英語は必要ないと思っていても、無料で公開できる数少ないチャンスですので、見逃さないで下さいね。
誰も教えてくれない、いつでも簡単に実践できる方法です。 それでは、動画その2でまたお会いしましょう!
目から鱗ですよ・・・ ちゃんとした日本語を使えました(笑)
藤永丈司