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Page 1: グルーヴィ・ファンク・フレーズ! 《超絶フレーズ …SUPER ULTRA JAZZ PIANO超絶への道~このフレーズを弾けるようになるにはコイツを練習するべし~

SUPER ULTRA JAZZ PIANO

超絶への道~このフレーズを弾けるようになるにはコイツを練習するべし~

オン・ビートを感じながらグルーヴィなファンク! マイナー・コード1発でのファンク・フレーズ。オン・ビートをしっかり感じつつ気持ちよく演奏しよう。模範演奏をよく聴いてもらえばわかると思うが、1~ 4小節目は16分音符の4つ目から1つ目にスピード感を持っていくようにし、グルーヴの流れを止めずに弾き切るのがポイント! 少しスウィング感を出しながら弾いたほうがスムーズに感じる(著者は!)。

グルーヴィ・ファンク・フレーズ!No.15

 左ページの解説で、1~ 4小節目16 分音符の 4つ目から1つ目にスピード感を持っていくようにと言ったのだが、弾いてみてわかる通り、このフレーズではその位置が右手左手ランダムになっているぞ。なおかつ、それをギターのカッティングをイメージして弾いてみると、グルーヴ感が増してくる! 左ページのフレーズはDm7の 1発によるソロの例だ。基本的にマイナー・ペンタトニック(レ、ファ、ソ、

ラ、ド)だけで弾いてもいいのだが、ブルーノートである(ラ♭)を加えて、よりファンキーさを出している。 他にも、Dドリアンを想定してミやシを付け加えるとモーダルなクールさも増すぞ! ここでは5~ 8小節目で左手コードをDm7からEm7と動かすことで、Dドリアンを強調させた雰囲気を演出しつつも、メロディーはAm7のマイナー・ペンタトニックを使用したりして、響きの多様性を試みている。

模範演奏Track 29カラオケTrack 30

《 超 絶 フ レ ーズ の テ ク ニ ッ ク 解 説 》超絶POINT.1

超絶POINT.2

両手でランダムに現れる16分音符のオモテとウラ!

ギターのカッティングのようなグルーヴ感!

楽曲のキーテンポ

使用しているテクニックは……

→リズム・コンビネーション→マイナー・コード1発系

Dm♩=80

 オススメの名盤はスティーヴィー・ワンダー『キー・オブ・ライフ』。彼はマルチ奏者でありながら、それを曲芸的に聴かせないのは、必要な音をありのままに表現しているからだろう。このアルバムはその真髄だ。

基礎練習からの応用フレーズ

常套スケール活用フレーズ

ジャンル別フレーズ

超絶中の超絶フレーズ

スティーヴィー・ワンダー『キー・オブ・ライフ』

 Dドリアン上で、Dマイナー・ペンタトニックとAマイナー・ペンタトニックのフレーズを弾く練習フレーズ。2小節

目や4小節目のミ♭(レ♯)は、ハズれているように感じると思うが、これをカッコいいと感じられたなら、アウトするフレー

ズも弾きたくなるはず。

 ファンク・フレーズの練習フレーズ。こういった短いパターンを繰り返し練習することでグルーヴ感を身に付けよう。

そこから長く自由なパターンへの道が開かれるのだ! 左手のほんのわずかな違いでスピード感が増すのも感じること!

ち ょ う ぜ つ

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