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立山外来植物除去マニュアル

スズメノカタビラ

掘り取り

スズメノカタビラ 全景

スズメノカタビラ  葉の先端(舟の舳先状になる) スズメノカタビラ 花

スズメノカタビラ  イネ科

Poa annua 国内低地

  開花期までに全草を鎌やシャベルで除去。最低限、地上部を切除して開花・結実を阻止する。  根の除去は土壌攪乱を伴うことがあるので注意して行う。 種内分類群に対しても同様に対処。

生育状況

  旺盛な繁殖により地上を占拠し、在来種を排除する。在来種との交雑の可能性がある。  復元途上の植生に混生し景観を変える。 (一方で、踏圧の高い環境における土留め効果がある。)

 アルペンルート沿線の路傍から室堂平までほぼ連続的に生育し、時に群生する。 バラス敷きの遊歩道面およびベンチ等の工作物周辺に生育することも多い。

  室堂平で重点的に除去する。  特に、自然植生と接触している状態にあるものを除去し、自然植生内への侵入・定着を防ぐ。

  低地の路傍や耕作地に普通に生育する小型の越年草(立山では多年草として生育か)。葉身の断面はV字型となり、葉先は舟の舳先状になる。春から秋までの長い期間にわたって開花・結実がつづく。  道路工事に伴い、また、車輌等に付着して立山に侵入したと考えられる。

対処

除去目標

危険性

立山外来植物除去マニュアル

※ 小型なので、必ず、花を確かめて区別する

スズメノカタビラ

近縁外来種

スズメノカタビラ 類似外国外来種 ミスジナガハグサ

室堂より上の全区域

スズメノカタビラ 砕石の中に スズメノカタビラ ベンチの際に

スズメノカタビラ 花

スズメノカタビラ 側溝に 自然植生ショウジョウスゲ群落との接点に

掘り取り

両外来種の区別点は <花>

対象エリア

対処は

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6

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7

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0

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5

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2300

2500

立山

美女

大観

弘法

追分

弥陀

ヶ原

美松

天狗

国見

室堂

標高(m)


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