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GISの新たな活用分野ー産官学民の連携・協力ー
高知工科大学社会システム工学科
高木方隆
GISは基盤技術
カーナビGPS携帯も今後主流に
Google MapsWebで地図の情報は必須
既に我々の生活になくてはならない存在
GIS活用の従来分野自治体での業務支援分野電気・水道・ガス・通信業での業務支援分野マーケティングツール分野測量業,不動産業,農林業
高価なことも相まって業務向けGISが主流だった
GIS活用の新分野?一般向けの○○マップ防災,防犯,バリアフリー,etc.
趣味(旅,釣り,etc.)
Web地図,紙地図ともに情報マップのニーズは高い
現状での問題点地図が絵としてしか活用されていない絵の情報の裏にはデータが必要
地図活用業務をやっつけ仕事で片付ける系統立てた形式でデータが蓄積されない
データは共有財産!
GISデータの統一フォーマット地理情報標準,G-XML,etc.
メタデータの保存更新履歴測地系,座標系
データのコード化とその統一
GISデータ共有のために
GIS実証実験で多くの成果を得るが未だに意識は低い状況
自治体の現状財政状況の悪化アウトソーシングを積極的に導入技術者の必要性さえ問われている
アウトソーシングで経費節減は可能?技術力を自治体内に復活させて財政再建!
GIS技術者が絶対必要と思われる
(すべてではありません)
GIS関連企業の現状地元企業は不況続きで先行投資の体力が無いとにかく儲けを出したいという気持ちが全面に現れている
総合力を持ち合わせた企業が少ない(Web・モバイル技術)
大手企業の提案は高価
(すべてではありません)
目標は儲けではなく,理想の実現へGISのみでのソリューションは困難
大学の現状すごい成果も特殊な条件を要求する一時的な成果が多く,継続性が無いGIS自体の研究やGISを使う研究は多いが,データ整備を本気で取り組む人は少ない
(すべてではありません)
理想と現実とのギャップニーズとシーズの隔たりを認識すべき
高知県の取組み状況GISモデル実証実験(H12~14)
データの流通高知県GIS推進WG(H14~15)
GISデータハウス構想高知県共有型GISの運用開始(H15)
高知県と市町村が連携した取組みあまり利用されていない...
GISデータハウス構想自治体の持つ地理情報を一括管理・更新データ提供をビジネスモデルとした組織県下統一仕様の基図を提供
1市町村あたり100~200万円/年
自治体の理解が得られず失敗!
サーバー構築フリーウェアが多く存在
PostgresSQL, PostGIS, Mapserver
ただし,UNIXの知識・プログラミング能力は,必須項目
GISアプリケーションこれもフリーウェアが多く存在
Grass, QGIS, STMS, etc.
著しいGISの低コスト化
http://www.infra.kochi-tech.ac.jp/takalab/
高知工科大学におけるMapserver活用例
データハウス復活へ向けて
高知工科大学においてデータハウスを設置各種データをWeb GIS, Post GISにより配信
自治体の協力を得て,多くのコンテンツを配信住民,技術者,研究者に有益な情報提供を目指す
既存の情報をGISデータに変換し利便性の高いデータに変換
画像処理により1:25,000地図を
利便性の高いデータに変換
2003年
1994年
高知,御免,土佐山田は完了今後,エリアを拡大予定
空間解析により町丁目別人口データを利便性の高いデータに変換
GPSカメラによる画像データベース
GPSカメラによる画像データベース
KUTデータハウスの目標自治体データの保存場所に活用して頂くデータの有効活用により自治体でのGIS活用促進につなげる
地域の情報ライブラリを目指す例えば,防災・防犯マップづくりのために
GISマニアを育てる
軌道に乗れば,他機関に運営を委託
Web GISの役割分担行政 Web GIS
大学 Web GIS GISベンダー
高度セキュリティ技術+統合型GIS
住民
情報提供 コンテンツ
技術協力
データ共有
データ公開 情報提供
データ公開
おわりに
自治体・企業とも技術力のアップが重要大学での社会人教育学会・協会での技術者資格制度
理想のGIS環境実現に向けてデータハウスは,一つの理想型産官学民の役割を明確にするデータの整備が今もって最重要課題