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KDP Corporation Environmental Report 2009
取締役会
統括本部
営業本部部
営業部
業務部
ソリューション部
総務部
システム部
経理部
CSR
PMS
EMS
京 橋
南大阪
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環境活動レポート2009
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ごあいさつ
環境問題が地球規模で深刻化している中企業の経営活動はもちろんのこと家計分野をはじめあらゆる分野において地球温暖化防止に向けた取り組みが急務となっています。さて、私たちには何ができるでしょうか?まず私たちにできる事は「自然から学ぶ」ことです。実は自然こそが「持続可能性」の本物の専門家なのです。生態系のどの部分をとっても、詳しく調べてみれば、すべてのものが調和の中で動いていることに気づきます。システムの中のすべての要素が持続可能性を維持するように働き、互いに関わりあって全体をつくっています。
持続可能性をさがそうと思ったら、目の前にある自然のシステムを理解しなければなりません。それには、外へ出て自然と親しむことが一番です。そして、私たちが自然環境とどのように深い関係を持っているのかを知ることが大切です。自然と一体だという感覚を持ち続けるのは本当に重要なことであり、私たちは自然によって生かされていることを知る必要があるからです。
私たちは今、人類のみならず地球上全ての生命にかかわる未来を選択しなければならないという、歴史上重大な転換点にさしかかっています。各界のリーダーも政府も、そして市民も何らかの行動を起こそうとしています。温暖化の影響を最もひどく受けるのは、私たちの子供であり孫たちです。数十年先の将来を考え、私たちがいままさに行っている事が数十年後の未来を決定するのですから。未来に生きる子供たちには、自分たちが住む世界を選ぶことができません。
つまり地球環境破壊から地球を守り、未来の環境を変えることができるのは、いまこうして生きている私たちだけだからです。私たちは、持続可能社会を目指すため、人材サービス業の果たすべき役割として、グループ内事業活動全てにおいて、CO2の排出量を削減するとともに、社員やその家族への積極的な環境への取組に対する啓発活動を行い家計分野における温暖化防止に取り組みます。そして2010年度はさらに、同友会が推進するグリーン化プログラムにおける植樹など生物多様性保全を強化した取組を中心に、よき企業市民として地域の皆様とともに社会貢献活動や環境保全活動の展開に積極的に取り組んでまいります。
代表取締役会長 金谷 宏
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代表者
代表取締役会長 金谷 宏
環境保護推進部門長
京橋営業所
係長 本山 博嗣
環境委員会 委員
樋口 清枝
電力・燃料・廃棄物
データ収集
環境委員会 委員
小川 紀子
環境美化・エコキャップ活動・推進
環境保護推進部門長
本 社
係長 谷山 英智
環境委員会 委員
松井 美穂
電力・燃料・廃棄物
データ収集
環境委員会 委員
瀬川 雅弘
環境美化・エコキャップ
活動・推進
環境保護推進部門長
南大阪営業所
係長 船冨 剛
環境委員会 委員
大上 陽子
電力・燃料・廃棄物
データ収集
環境委員会 委員
田中 克朊
環境美化・エコキャップ
活動・推進
環境管理責任者
常務取締役 沼澤 正治
EMS環境事務局
営業本部長 金谷 浩樹
EA21推進委員会
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科学性
私たちは人材サービスを通じて、お客様に最も信頼される
企業を目指します。人間性
私たちはお互いを尊重し、共に人間力を磨きながら高い次元の経営を目指します。
社会性
私たちは誠実な事業活動を通じて、地域社会から信頼される企業を目指します。
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【環境方針】• 私たちは、人材サービスを通じて、地域雇用の増進を図り、社員やスタッフの能力開発に努め、地域経済の
持続的発展に貢献することです。そして「持続可能な社会」を目指し、未来の子供たちの笑顔の為に、私たち一人ひとりが環境行動宣言をし「自主的・積極的」な取り組みを行います。
1. 私たちは具体的に次のことを宣言します。【環境保全への行動指針】
① 電力・燃料の消費に伴う二酸化炭素排出量の削減。
② 廃棄物排出量の削減および再資源の利用率の向上。(過剰包装・ごみを持ち込まない)
③ 水道使用量の削減。(節水シール・節水コマ・呼び掛け)
④ グリーン購入など環境に配慮した資材の調達。
⑤ 地域環境美化運動促進(会社周辺の清掃・環境美化啓発活動)
⑥ 生物多様性への配慮(在来種を中心の植樹活動)
⑦ 社員・スタッフの家庭内での3Rの促進
⑧ 専門家による環境分野の人材派遣
※これらについて環境目標・活動計画を定め、定期的に見直しを行い、継続的な改善に努めます。
2.環境関連法規制や当社が約束したことを遵守します。
3.環境への取り組みを環境活動レポートとしてとりまとめ公表します。制定日:2007年10月16日改定日:2010年 5月12日
代表取締役会長 金谷 宏
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事業者名・代表者 株式会社KDP 代表取締役会長 金谷 宏
資本金 3,300万円
設 立 1992年4月1日(平成4年)
所在地(本社)
南大阪営業所京橋営業所
〒552-0021大阪市港区築港2-1-2第一大阪港ビルTEL:06-6577-2977 FAX:06-6577-2978URL:http://www.kdp21.com/ E-mail:[email protected]
南大阪営業所:泉佐野市下瓦屋4-2-22第三あさひビル3F京橋営業所:大阪市都島区東野田町2-9-12松和京橋第3ビル6F
事業内容(認証・登録の範囲)事業年度
一般労働者派遣事業・有料職業紹介事業・環境支援コンサルティング4月~3月(活動レポート対象期間、2009年4月1日~2010年3月31日)
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※本社事務所の見取り図。 ※南大阪営業所の見取り図。 ※京橋営業所の見取り図。
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事業所名 本 社 南大阪営業所 京橋営業所
社員数 22名 7名 7名
延べ床面積 330㎡ 97㎡ 63㎡
活動規模 2007年度 2008年度 2009年度
売上金額 15億3,000万円 15億4,500万円 14億3,100万円
正社員数 35名 42名 41名
パート・派遣(12月実績) 1,321名 1,655名 1,223名
※事業の規模・営業売上高は下記の通りです。
1000
1100
1200
1300
1400
1500
1600
売上高
2007
2008
2009
20
25
30
35
40
45
社員数
2007
2008
2009
0
500
1000
1500
2000
パート・バイト
2007
2008
2009
二酸化炭素・一般廃棄物
項 目 単位 2008年(基準年度)
2009年
二酸化炭素排出量(達成率%)
kg-CO2/年 134,798---
105,77278%
一般廃棄物排出量(達成率%)
kg 900---
30334%
0
20000
40000
60000
80000
100000
120000
140000
二酸化炭素排出量 (単位kg-CO2)
2008
20090
200
400
600
800
1000
一般廃棄物排出量 (単位kg)
2008
2009
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項目 年度 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
(基準年) (目標) (実績) (目標) (実績) (目標) (実績) (目標) (実績)
二酸化炭素排出量 kg-CO2 22,050 21,277 17,942 20,727 20,286 19,845
削減目標と(実績) 電 力 96% 81% 94% 92% 90%
二酸化炭素排出量 kg-CO2 112,748 108,238 87,830 105,983 103,728 101,473
削減目標と(実績) 自動車 96% 78% 94% 92% 90%
二酸化炭素排出量【合計】 134,798 129,515 105,772 126,710 124,014 121,318
削減目標と(実績) 合 計 96% 78% 94% 92% 90%
一般廃棄物 kg/年 900 864 303 846 828 810
削減目標と(実績) ご み 96% 34% 94% 92% 90%
社員・スタッフへの環境活動推進及び啓発
回/年 12 12 12 12 12 12
実施目標と(実績) 啓発活動 100% 100% 100% 100%
節水 ㎥/年
実施目標と(実績)
地域環境美化運動 回/年 48 48 48 48 48 48
実施目標と(実績) 100% 100% 100% 100% 100%
12
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
(単位:kg-CO2)
0
20000
40000
60000
80000
100000
120000
2008
目標値
2009
19%減
22%削減
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項 目 単位 2008年(基準年) 目標値 2009年(実績)
一般廃棄物の削減 目標(実績) kg/年 900kg 864(96%) 303(34%)
社員・スタッフへの環境推進活動 回数/年 12 12(100%) 12(100%)
地域環境美化促進(達成率%) 回数/年 48 48(100%) 48(100%)
0
200
400
600
800
1000(単位:kg/年
基準
目標
実績
一般廃棄物の削減社員・スタッフへの環境推進活動
0
10
20
30
40
50
基準
目標
実績
(単位:回/年
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取組計画 達成状況 単位基準年度比
評価(結果と今後の方向)
電力の削減節電運動展開不要照明の消灯クールビズ運動ウオームビズ運動設備のから運転防止冷房28℃暖房20℃
基準年度目標実績
22,05021,27717,942
kg-CO2
96%
81%
(目標達成!)
節電運動で不要照明を徹底した。
クールビズ・ウオームビズの徹底
燃料使用量の削減(自動車)
アイドリングストップ急加速・急停車の防止エコドライブの推進冷暖房の控えめ使用
基準年度目標実績
112,748108,238
87,830
kg-CO2
96%
78%
(目標達成!)エコドライブの指導開始!営業車を軽自動車に替えたので燃費効率が良くなった。来季は更に削減が期待される。エコドライブシールを車に貼るなどして意識を促す指導を行う。
一般廃棄物の削減分別ボックスの設置コピーの裏紙使用ミスコピー防止古紙のリサイクル化帳票見直し印刷物の削減FAX用紙の削減
基準年度目標実績
900864303
kg96%
34%
(目標達成!)分別ボックスを設置し(一般・プラ等)を分別するようにしたためリサイクルに回すことで大幅な削減となった。コピー用紙は一般廃棄から溶解処理しリサイクルへ、裏面使用とFAX使用をメールへ
22%削減
66%削減
19%削減
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取組計画 達成状況 単位基準
年度比
評価(結果と今後の方向)
社員・スタッフへの環境活動推進
家庭で出来る環境活動指導廃棄物の排出抑制リサイクルの推進節電・節水ホームページへの活動掲載エコバッグ使用
基準年度
目標実績
12
1212
回
回回
100% (目標達成!)
毎月1回開催する教育訓練の際に家庭での環境活動報告をさせる。地域の環境美化運動への参加呼びかけ
節水節水シールの貼り付け雨水利用による植木の水やり※共同水道のため計測は不可!
基準年度目標実績
0
0
㎥
㎥
共同水道ですが、節水シールを貼らさせていただき当社のみならず利用者すべてに節水を呼びかける。
地域環境美化促進活動会社周辺の放棄ゴミの清掃活動
※毎週火曜日実施!
エコキャップ推進運動
基準年度目標実績
484848
回回回
清掃活動をすることで、最近歩行者がゴミを捨てないようになってきている。 以前はタバコのポイ捨てが多かったが最近めっきり尐なくなった。 周辺の会社も掃除に参加するようになってきた。 派遣先や請負先にも協力をもらいペットボトルのキャップを分別
して回収し、指定された工場へ持ち込むようにしている。個数にして18,800個、23.5人分のポリオワクチン分に相当する。
※個数にして18,800個、このキャップをごみとして焼却すれば148kgの-CO2が発生することになる。 16
適用される法規制 適用される施設等 関連条例による規制 該当する活動 環境関連法規への違反、訴訟等の有無
廃棄物処理法 事務所廃棄物集積場 大阪府生活環境保全等に関する条例
テナントビルの契約内容に準ずる。 無
家電リサイクル法 事務所 大阪府環境基本条例 家電リサイクル法に基づいて処理 無
自動車リサイクル法 車用自動車 使用済自動車の再資源化に関する法律
自動車リサイクル法に基づいて処分 無
環境関連法規等の遵守状況の結果、環境法規制等の逸脱はありませんでした。また、過去3年間にわたって違反や訴訟もありませんでした。
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2010 2015
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Text in here* Description of the contents
さて初めて環境レポートを発行してから3年目を迎えました。関係各位の皆様方にご助力いただき、大変お世話になりました事改めてお礼申し上げます。私たちは「地域に喜ばれ、地域に必要とされる」会社作りを目指し、日々様々な活動を実施するとともに、その情報公開に努めてまいりました。「わかりやすい・読みやすい・楽しい」報告書を心がけています。
この環境活動レポートは、当社の環境活動をはじめ、社会活動、社員への活動を含めた環境レポートに近い形にしております。わたしたちの活動内容を皆様にわかりやすくお伝えできるように作成しましたが不十分な点があると思いますので、ぜひ皆様のご意見・ご感想をお聞かせくださいますようお願い申し上げます。
本年度より、南大阪営業所・京橋営業所が加わりました。いずれも過去の1年分しかデータが抽出できないこともあり、基準年度を2008年に設置する事といたしました。各営業所におけるデータ管理に難点はありましたが、今後スムーズな運営を目指し担当責任者を明確にし、連携を深め積極的な環境への取組を進めてまいります。
私たちの会社には、年間3,000人を超すスタッフが仕事に従事します。その家族を含めると恐らく5,000人にも上るでしょう。そいう言う意味でも私たちの会社は社会への影響は決して尐なくありません。またその責任の重さも感じえずにはいられません。一人ひとりの力は小さくとも、其々が自主的・積極的に環境への取組を行うことでその力は決して小さなものではないと確信しています。
最後に南米ペルーに古くから伝わる物語に「ハチドリの一滴」というのがあります。私たち一企業、一個人ができることは小さなことです。その小さなことでも、ハチドリの一滴のように、自分たちが今できる事から始めなくてはなりません。当社はこれまでも、そしてこれからもこの事を常に念頭に置き事業活動を続けてまいります。
代表取締役会長:金谷 宏
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