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Page 1: PRODUCTION TECHNOLOGY48 4 高精度の品質検証 PMCの中央に設けた、先進の3次元測定器 コーディネートメジャーリングマシンを用い てスペースフレームの寸法精度を検証します。2,700箇所を極めて高い精度で測定し、結果

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4 高精度の品質検証

PMCの中央に設けた、先進の3次元測定器

コーディネートメジャーリングマシンを用い

てスペースフレームの寸法精度を検証します。

2,700箇所を極めて高い精度で測定し、結果

を各部門にフィードバック。全方位ガラス張り

で、PMCのあらゆる場所から検証の様子を見

ることができます。

7 塗装・エクステリア仕上げ

異なる素材の部品を近接させ、同時に塗装す

ることで、極めて高い精度の色合わせを実現

しました。ボディーパネルは固定具に取り付

けられた状態で塗装ブースに入れられ、完成

車に取り付けられた状態と同じ位置・同じ角

度に位置決めされます。異なる素材でも同様

の発色となるよう、すべてのパネルに下地と

なる特殊プライマーを塗布してから塗装工程

を実施。さらに、仕上げ処理を施すことで突

出して美しい外観を実現します。ブース内の

空気の80%をリサイクルし、また、照明には

LEDを用いるなど環境にも配慮しています。

5 塗装前ジルコニウム処理

完成したスペースフレームに、ジルコニウム前

処理素材を使用した高度化成皮膜工程と電

着塗装工程を施します。

8 ビジュアル作業標準システム9 ボルト留め

主要なボルトの取り付けは、先進のビジュア

ル作業標準システムを用いて行います。技術

者は手締めによってボルトを取り付け、その

後、通信機能を備えたデジタルトルクレンチ

で締め付けます。規定の締め付けトルクに達

した場合、システムはモニターのグリーン表示

とレンチハンドルへの振動で技術者に合図を

送り、全ボルトの適正な締め付けを補助しま

す。また、車両ごとにボルト一点一点のトルク

実績を記録することで品質を保証します。

6 回転式治具によるシーラー塗布

スペースフレームを360度回転式の冶具に据

え付け、生産技術者が手作業で約100mの

シーラーを塗布します。スペースフレームを自

在に上昇・回転させることにより、塗布作業の

精度を向上させるとともに技術者の負担も軽

減します。治具はスペースフレームを一方向か

ら保持することができるため、スペースフレー

ムの据え付けや取り出しを効率的に行うこと

ができます。乾燥後、技術者自身が入念に検

査し、さらに防音スプレーフォームを塗布して

次の行程に送られます。

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