Remote Nakama
TECHNOLOGICAL RENAISSANCE
日本における産業の新たな将来像 - 機械だけでなく人もつながる社会へ -
国内の製造業に関するGDP(国内総生産)は縮小傾向が続き、ピークだった1997年の114兆円から2017年には90兆円前後と約2割減少しています。一方で
製造業の現場では、産業革命以来生産に高度化・高効率化・高品質・低コストのための技術革新に取り組んできました。近年では、デジタルトランスフォーメー
ション(DX)に伴い、取扱うデータ量の飛躍的な増大やハードウエア性能の爆発的的な向上、さらにAI(人口知能)やディープラーニングなど革新的な技術の台
頭により、今まで不可能と思われてきたことが可能になり、産業構造の変革の機運が高まっています。
生産現場からあらゆるデータを取得し、それを高度に活用してものづくりを変革する動きは、これまでの製造業の課題解決にとどまらず、長期的な利益をもたら
すとなどの新たな付加価値の創出に期待されています。“Remoto Nakama” は革新的な技術を取り込み人がモノだけでなく機械やシステム、さらには社会に
つなげるツールとしてご紹介します。
INDUSTRY PAIN POINTS
生産作業員の品質・生産性の向上 効果的なトレーニング knowledge Transfer
能動的な学習として実際の機材による演習を計画にするも、生産稼働中の設備を演習に利用する
ことはできず、新たに演習用の機材を購入する必要があり、すべてをそろえるのは現実的でなく、
限定的な演習となりがち。その結果、トレーニングの浸透率・効果の低下を招いている。効果的な
トレーニング方法が求められています。
また、(作業中の)能動的な学習は非常に効果的であることが証明されており、新しい労働者がプラント全体の生産性に貢献しながらトレーニングできるようになります。工場の作業方法を学習するのに、座学を中心に受動的な学習が多く見受けられます。
日本の生産システムは、作業員がひとりで組み付けをして完成品を作るセル生産や、流れ
作業を正確に時間内に行うライン生産が主流です。
工場の設備は高い能力が必要とされる保全担当の作業員によって予防保全が行われ、常
に精度が高い状態で生産できるよう整備されています。
つまり生産現場は、能力の高い作業員の存在を前提にして成り立っているといえます。
しかし、工場の移転、熟練作業者の離職、労働人口の減少などが進むことにより、人的作業に高度な成果を期待し難くなる可能性があります。
製造現場における主な課題
製造品質の保証 適切な部材や設備等のアセット管理
不適合品として返品された製品の製造履歴の確認や、部材や設備の管理が個別であるこ
とから、それぞれ分散したデータの確認に多くの時間費やすなど、困難な状況に陥ってい
います。
製造した製品の検査では、テストツールなどによる定量的な検査の場合をの
ぞき、その他は検査員の主観的判断による検査が中心となっている。また、
ときには検査手順の漏れや検査の誤りなどもあり、製造品質の保証に対する
リスクがあります。
INDUSTRY PAIN POINTS製造現場における主な課題
FACTORS DRIVING TECHNOLOGY ADOPTION
匠のオープン化
モノづくりの現場では、作業品質のバラつきを解消するために、 OJT、作業手順書、マニュアル化など様々な教育や引継ぎが行われています。しかし、熟練作業者の離職、労働人口の減少等が進めば人から人への伝承には無理が生じてくることが考えられます。そこで、熟練作業者の行動や考え方などを新人や経験の浅い作業員など誰もが利用できる仕組みが求められています。
また、単にトレーニングによる利用だけでなく、実際の作業でも利用できることが求められています。
現場作業や設備のオープン化
熟練者の作業内容だけでなく、設備の状態などを IoTで収集する膨大なデータを見える化することにより、作業ならびに製造における課題を抽出し品質や生産性の改善への利用が求められています。
さらに、リモートからの熟練者あるいは専門化からの支援により、作業ミスや非効率のリスク低減が求めれています。
膨大なデータのオープン化
膨大なデータを分析することにより、これまでわからなかったエラーや非効率のリスクを予兆したり、リスクが顕在化した場合にどのような影響がでるのかをシミュレーションしたり、さらにそれを作業員や設備のメンテナンスにフィードバックするなど、最適な製造現場の実現が求めらています。
製造業の課題解決に求められること - 3つのポイント
現場作業を遠隔で監視することを実現し、
現場作業者の「安全性確保」「作業品質の確保」に加え、
現場作業に対する「付加価値の提供」を実現
ソリューション概要1.作業品質の確保
● 作業者にハンズフリーなウェアラブルデバイス( ARグラス)を装着、 ARグラスで
撮影した映像を遠隔の監視者と共有することにより、作業の誤りや漏れ等を防止
することができます。
● 熟練者当の標準となる作業手順をあらかじめコンテンツ化することにより、
作業時にその手順を ARグラスに投影することにより、作業者が自ら誤りに気付き、
作業ミスを未然に防ぐことが可能となります。
● また、熟練者の手順を知ることにより、新人あるいは経験の浅い作業員でも質の
高い作業が実現できます。
2.現場作業者の安全性確保
● ARグラスで撮影する映像だけでなく、現場に 360°カメラを設置することにより、
周囲の作業空間の映像を共有することにより、作業者ならびに作業現場の
不安全要素をビジュアルに確認することが可能になります。
● 不測の事態だけでなく監督者から現場へ指示あるいは連絡が必要な場合に、
現場と監督との音声・映像・テキストによるコミュニケーションが可能に。
3.現場作業の付加価値の提供
● 現場からの映像情報や作業状況あるいは周囲の環境情報を AI等で分析できます。
● 分析した結果を、事故を防ぐためのトレーニングや作業前の KYに活用したり、
● 仮に事故等のリスクが発生した場合の影響をシミュレーションしたり、
関連するシステムとの連携するなど、これまでわからなかったことをデータ化する
ことにより、新たな付加価値を提供します。
REMOTE NAKAMA SOLUTIONソリューション紹介
REMOTE NAKAMA SOLUTION
【特徴】● 現場作業員の安全性の確保● 現場作業の品質の確保 - 熟練者の作業をARコンテンツ化し現場作業者を支援● コミュニケーション手段の実現● 重要な現場のデータを確実に記録● 作業内容をAIで分析し危険予知などに活用
【主な提供機能】
● ウェアラブルデバイス・360°カメラ設定● 映像他通信コミュニケーション設定● クラウドサービス設定● 音声設定
● アカウント・実行権限等の管理● 提供コンテンツ※登録等の管理● ※作業チェックリストや、作業手順(ステッ
プバイステップ)等● 映像等のコミュニケーション (リアル
タイム通信)
● オブジェクト認識● AI分析による画像認識● スキャン、テクストや番号の読取● 各種データ(3D等)取込み● トレーニングコンテンツ化
● 映像コミュニケーションの蓄積● コミュニケーションデータの蓄積● コミュニケーションダッシュボード
ソリューション紹介
(1)各種設定
(2)アカウン・ソリューショントサービス管理
(3)データ分析・利活用
● 作業支援コンテンツ● 予兆診断● 各種シュミレーション
MANUFACTURING
製造業界全体は高いスキルを持つ作業員をベースとしている一方、熟練者の離職や、労働
人口の減少の影響を考慮すると、新人あるいは経験の少ない作業員でも高い質の作業がで
きる仕組みが求められています。
REMOTE NAKAMAを適用することにより、熟練者の行動や経験をコンテンツ化し、
さらに、現場作業ではARグラスを装着することにより、コンテンツ化された手順に
従い作業者へ指示を促します。
さらに、遠隔の監督あるいは専門家とのコミュニケーションを実現することで、
質の高い業務を可能にします。
REMOTE NAKAMAの適用効果は以下の通り。
Industry Benefits:
● 新人あるいは経験の少ない作業員でも質の高い作業を支援
● 高品質な製品の製造
● 能動的なトレーニングによる、短期間での習熟度を達成
ソリューション適用による期待効果
FIELD SERVICE
経験の少ない作業員は熟練者あるいは専門家の支援が必要となります。
熟練者あるいは専門家とは離れた現場で、しかも共同作業を行う場合は遠隔での
コミュニケーションが必要になります。
REMOTE NAKAMAを適用することにより、遠隔でのコミュニケーションを
実現するだけでなく、コミュニケーションに必要な情報をARコンテンツや
ビデオ等により共有することが可能となります。
REMOTE NAKAMAの適用効果は以下の通り。
Industry Benefits:
● 遠隔の熟練者あるは専門家はダッシュボードを用いて、
現場のARグラスで表示する映像だけでなく、360°カメラによる映像を監視し、作
業員ならびに作業環境把握することで、正確な要因分析と迅速な
対応を支援します。
● 過去の専門家との履歴の共有による、迅速な対応を支援します
● 熟練者あるいは専門化を現場へ向かわせることが不要となることで、
交通費と移動時間の節約できます。
● 現場作業員はハンズフリーなARグラスにより、生産性の高い作業を支援
します。
ソリューション適用による期待効果
WAREHOUSE LOGISTICS
従来の倉庫での物品管理は物理的に行われることが多く、
部品の調査やピックアップが必要となる場合は
都度作業員が物品を探しあてる必要があります。
REMOTE NAKAMAを適用することにより、物品のデータを一元管理し、
さらにARテクノロジーにより効率的な物品検索を可能にします。
さらに物品の取引と連携することにより、倉庫内の最新の物品情報を提供することが可能とな
ります。
REMOTE NAKAMAの適用効果は以下の通り。
Industry Benefits
● ARテクノロジーにより、倉庫内の物品のデータを一元管理
● 一元管理したデータをもとに、作業員へ対象となる物品ならびに場所を指示すること
で、平均ピックアップ時間の短縮を支援
● 注文に対する引き当てる部品の誤り解消を支援
ソリューション適用による期待効果
TELE-MEDICINE
医療の専門知識の活用は世界的な共通の問題です。
また、専門家の医師も少ないことから、知識のデータ化とあわせて限られた専門家との
遠隔でのコミュニケーションが必要となります。
特に、遠隔医療はコミュニケーションテクノロジーを介した医療サービスとして、
リアルタイムに専門家による医療内容に対する情報共有、フィードバックが必要
となります。
REMOTE NAKAMAを適用することにより、医療知識や医療器具等の操作方法などを最新
情報として管理することで、医師は適切な医療行為が可能となります。
REMOTE NAKAMAの適用効果は以下の通り。
Industry Benefits
● 医療知識のデータプラットフォーム化することで、常に最新のデータとして医療従事者に
共有することが可能
● 患者・担当医・専門家とのリアルタイムなコミュニケーションにより、
適切な医療行為を支援
● コミュニケーション・治療の履歴管理で、適切な医療行為を支援
ソリューション適用による期待効果
REMOTE ASSISTANCE POV
VUZIX SMART GLASSES M400
FAST SPECS OF THE FEATURE-PACKED VUZIX M400:
メイン:•8コア2.52Ghz Qualcomm XR1•6GB LPDDR4 RAM•64GB内蔵フラッシュメモリ•Android 8.1 OS•OSおよびアプリOTAアップグレード可能 •複数のパートナーから利用可能なMDM
光学:ディスプレイ解像度: HDカラーディスプレイ •ディスプレイタイプ: OLED•アスペクト比: 16:9•視野(対角線): 16.8度、17インチの5インチモバイルデバイススクリーンソーに相当 •明るさ:> 2000ニット•コントラスト:> 10,000:1•24ビットカラー、真の黒 •左または右をサポート目の使用
高度な制御:3つの制御ボタン •音声制御–カスタマイズ可能で、複数の言語をサポートします •マルチフィンガーをサポートする 2軸タッチパッド
統合ヘッドトラッキング :3自由度のヘッドトラッキング •3軸ジャイロ•3軸加速度計•3軸マグ/統合コンパス
カメラ:最大12.8メガピクセルの静止画 •最大4k30ビデオ•改善されたオートフォーカス( PDAF)•光学式画像安定化の向上 •LEDフラッシュ /シーン照明•バーコードスキャン
オーディオ:内蔵スピーカー(最大 97db出力)•トリプルノイズキャンセリングマイク •BTオーディオ:HSP / A2DP
接続性:USB Type-CのUSB 3.1 Gen 2•Wi-Fi 2.4 / 5Ghz 802.11 a / b / g / n / ac•Bluetooth 5.0 BR / EDR / LE
バッテリー:135mAh内蔵バッテリーは、外部バッテリーのホットスワップをサポートします •3レベルLEDインジケーター付き 1000 mAhヘッド装着USB-C外部バッテリー •ヘッド装着バッテリーの代わりにサードパーティ USBバッテリーパックから電力供給可能 •2 –外部バッテリーの選択に基づく 12時間の稼働
柔軟な人間工学:左目または右目の使用をサポート •複数の調整可能な(工業用)取り付けオプション
アクセサリライン :レンズなし、処方箋対応のセーフティフレーム、ヘルメットおよびヘッドバンドマウント、交換可能なフレーム内バッテリーなどのアクセサリで、作業環境に合わせて機能を拡張できます
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