学年通信 第35号(最終回) が、しっかり話し合って考えてくれ...

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-1- 学年通信 第35号(最終回) 奈良市立平城中学校 第3学年 33期生(緑学年) 2016年3月15日(火)発行 発行者 中嶋 昭夫 早いもので、明日は卒業証書授与式ですね。 思い返せば、3年前の4月、みなさんは、大い なる期待と初めての中学生活に対する不安をも って平城中学校の門をくぐりましたね。そのと きに見た平城中学校と、今見る平城中学校では 全然違うと思います。そこにみなさんの成長の 跡が見られると思います。 みなさんがこの3年間で築き上げたものも多 くあります。また、先輩達から守り継いできた ものもありました。それが今の平城中学校をつ くっています。こういうことがよき伝統となり、 さらに後輩達に引き継がれていくといいですね。 この3年間でみなさんはいろいろな事を学んでくれたと思います。その貴重な 経験をこれからの人生で活かしてほしいと思います。ひとり一人進む道は違いま すが、一歩ずつ着実に歩んで行きましょう。 明日の卒業式ですが、33期生として行う最後の行事になります。中学校生活 の集大成です。みなさんひとり一人が主役です。ひとり一人が輝いている日にす るために、全員が団結し頑張っていきましょう。心に残る卒業式にしていきまし ょう。 3学期の月目標 を載せる機会がな かったので、ここ で紹介します。進 路関係や卒業式の 目標になっていま す。後期の学年代 表者会のみなさん -2- が、しっかり話し合って考えてくれました。特に3月の目標は、代表者会のメン バー全員が最低1文字は書いてくれた合作になっています。 後期の学年代表者会や専門委員会、各学級の係も活動が終了しました。お疲れ さまでした。 厳しい寒さがようやく和らぎ、日差しにもあたたかな春が感じられるようにな りました。このよき日に、私たち33期生は、平城中学校を卒業します。 3年前の春、私たちは初めて平城中学校の門をくぐりました。ここから新たな 生活が始まると思い、少し緊張していたことが、つい最近のことのように感じら れます。中学校生活は長いようでありながら、私たちにとってはとても短いもの でした。でも、私たちの胸には本当にたくさんの思い出がつまっています。 みんなとの絆が深まった校外学習。1年生で行った友愛の丘では、みんなで火 をおこして料理を作りました。2年生で行った神戸では、震災の恐ろしさと防災 の大切さを学びました。 職場体験学習では働くことの難しさを知り、また、社会の厳しさに触れること ができました。お父さん、お母さんが毎日大変な思いをしながら仕事をがんばっ てくれているんだと改めて感じることができました。 奈良市合同音楽会では、後輩とともに一つになって歌をつくりあげました。 3年生の行事の思い出と言えば、待ちに待った修学旅行。奈良県では見ること や体験することのできない美しく透き通る海や、南国の木々、沖縄の伝統ある食 事や歴史など、沖縄独特の文化を体全体で感じることができました。 民泊では、読谷村の方々が私たちに家族のように接してくださいました。その 私たちへの心温かい気遣いと優しさに、とても感動させられました。奈良にはな い海の中だからこそ新鮮に感じたマリンスポーツ。沖縄のすばらしい自然を肌で 感じることのできた瞬間でした。 そして、大切なことを学んだ平和学習。今、あたりまえのように平和に過ごし ている私たちにとって、戦争は耳をふさぎたくなるような想像もできない現実で した。ですが、未来を担う私たちには現実を受け止めて平和を守り続ける義務が あります。決して、戦争を許さず、安心して笑顔で暮らせる世界を築いていかな ければならないと、心に誓いました。 仲間の大切さを教えてくれた合唱コンクール。もちろん仲間との衝突もありま した。お互いの思いを伝えきれず、悔しい思いをしたこともありました。しかし、 それさえも、今、振り返れば、私たちの絆を深めてくれる機会であったと思いま す。クラス対抗では、どうしても力が入り、駆け引きをして先生方に怒られたこ ともありました。ですが、全力でぶつかる大切さを学んだ貴重な体験となりまし た。 仲間とともに全力で取り組んだ体育大会。どのクラスも今までの力を使い切る

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学年通信 第35号(最終回)

奈良市立平城中学校 第3学年

33期生(緑学年)

2016年3月15日(火)発行

発行者 中嶋 昭夫

早いもので、明日は卒業証書授与式ですね。

思い返せば、3年前の4月、みなさんは、大い

なる期待と初めての中学生活に対する不安をも

って平城中学校の門をくぐりましたね。そのと

きに見た平城中学校と、今見る平城中学校では

全然違うと思います。そこにみなさんの成長の

跡が見られると思います。

みなさんがこの3年間で築き上げたものも多

くあります。また、先輩達から守り継いできた

ものもありました。それが今の平城中学校をつ

くっています。こういうことがよき伝統となり、

さらに後輩達に引き継がれていくといいですね。

この3年間でみなさんはいろいろな事を学んでくれたと思います。その貴重な

経験をこれからの人生で活かしてほしいと思います。ひとり一人進む道は違いま

すが、一歩ずつ着実に歩んで行きましょう。

明日の卒業式ですが、33期生として行う最後の行事になります。中学校生活

の集大成です。みなさんひとり一人が主役です。ひとり一人が輝いている日にす

るために、全員が団結し頑張っていきましょう。心に残る卒業式にしていきまし

ょう。

3学期の月目標

を載せる機会がな

かったので、ここ

で紹介します。進

路関係や卒業式の

目標になっていま

す。後期の学年代

表者会のみなさん

- 2 -

が、しっかり話し合って考えてくれました。特に3月の目標は、代表者会のメン

バー全員が最低1文字は書いてくれた合作になっています。

後期の学年代表者会や専門委員会、各学級の係も活動が終了しました。お疲れ

さまでした。

厳しい寒さがようやく和らぎ、日差しにもあたたかな春が感じられるようにな

りました。このよき日に、私たち33期生は、平城中学校を卒業します。

3年前の春、私たちは初めて平城中学校の門をくぐりました。ここから新たな

生活が始まると思い、少し緊張していたことが、つい最近のことのように感じら

れます。中学校生活は長いようでありながら、私たちにとってはとても短いもの

でした。でも、私たちの胸には本当にたくさんの思い出がつまっています。

みんなとの絆が深まった校外学習。1年生で行った友愛の丘では、みんなで火

をおこして料理を作りました。2年生で行った神戸では、震災の恐ろしさと防災

の大切さを学びました。

職場体験学習では働くことの難しさを知り、また、社会の厳しさに触れること

ができました。お父さん、お母さんが毎日大変な思いをしながら仕事をがんばっ

てくれているんだと改めて感じることができました。

奈良市合同音楽会では、後輩とともに一つになって歌をつくりあげました。

3年生の行事の思い出と言えば、待ちに待った修学旅行。奈良県では見ること

や体験することのできない美しく透き通る海や、南国の木々、沖縄の伝統ある食

事や歴史など、沖縄独特の文化を体全体で感じることができました。

民泊では、読谷村の方々が私たちに家族のように接してくださいました。その

私たちへの心温かい気遣いと優しさに、とても感動させられました。奈良にはな

い海の中だからこそ新鮮に感じたマリンスポーツ。沖縄のすばらしい自然を肌で

感じることのできた瞬間でした。

そして、大切なことを学んだ平和学習。今、あたりまえのように平和に過ごし

ている私たちにとって、戦争は耳をふさぎたくなるような想像もできない現実で

した。ですが、未来を担う私たちには現実を受け止めて平和を守り続ける義務が

あります。決して、戦争を許さず、安心して笑顔で暮らせる世界を築いていかな

ければならないと、心に誓いました。

仲間の大切さを教えてくれた合唱コンクール。もちろん仲間との衝突もありま

した。お互いの思いを伝えきれず、悔しい思いをしたこともありました。しかし、

それさえも、今、振り返れば、私たちの絆を深めてくれる機会であったと思いま

す。クラス対抗では、どうしても力が入り、駆け引きをして先生方に怒られたこ

ともありました。ですが、全力でぶつかる大切さを学んだ貴重な体験となりまし

た。

仲間とともに全力で取り組んだ体育大会。どのクラスも今までの力を使い切る

Page 2: 学年通信 第35号(最終回) が、しっかり話し合って考えてくれ …111,c,html/111/20160317... · - 1 - 学年通信 第35号(最終回) 奈良市立平城中学校

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かのように練習しました。中々跳べずに苦労し、悩んだ大縄跳び。息が合わずに

対立したこともあったムカデ競走。団体種目は朝早くから、昼休みもずっと練習

しました。応援練習も、声が枯れるまで、三冠を目指して叫びました。応援団に

入って色団を引っ張っていこうとした人や、団体種目のために朝から練習をかか

さなかった人、家に帰ってからも練習した人、とにかくみんなが色団の勝利のた

めに闘っていました。迎えた本番は、応援やかけ声、何より各色団の熱気に包ま

れていました。最終的な結果に嬉し涙する人、悔し涙を流す人もいましたが、み

んなが一つになれた胸の熱くなる最高の体育大会であったことに間違いありませ

ん。

中学校での生活に華やかな彩りを与えてくれたのが部活動でした。上級生に憧

れて、それぞれの部活動を選んだ私たちにとって、そこで偶然出会った仲間が一

生忘れることのできない宝物となりました。新学期を迎えるたびに学年が進み、

上級生と呼ばれる重圧に押しつぶされそうになりました。厳しい練習にも何度も

くじけそうになりました。それでも続けられたのは、同じ部活の仲間の支えがあ

ったからです。部活動では努力の大切さ、仲間の大切さを知り、人として少し成

長できたと思います。

合唱「証」

この平城中学校で過ごした3年間、私たちはたくさんの人々に支えられてきま

した。間違ったことをすれば、私たちのことを思い、本気で叱ってくださった先

生方。毎日、裏で支えてくださった地域の方々。そして、お父さん、お母さん。

休日に部活があるとき、朝早くからお弁当を作ってくれてありがとう。塾などで

夜遅くになったときも帰りを待っていてくれてありがとう。それなのに、たくさ

んわがままを言ってしまいました。特に受験のときは本当に迷惑をかけたことと

思います。こんな私たちを3年間支えてくれて、ありがとうございます。これか

ら先、どんな困難が待ち受けているかはわかりませんが、平城中学生であったこ

との誇りを胸に、一歩を踏み出します。

合唱「旅立ちの日に」

平成28年3月16日

卒業生代表 舟守 神威

中本 文

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氏 名 メ ッ セ ー ジ

卒業おめでとう!中学校生活はどうでしたか?

僕自身は、中学校生活の3年間が今の自分に大きく影響し

ていると思います。僕は、いつも新しい環境に行ったり、新

しい人と出会ったりしたときに、マイナスから入ってしまい、

否定的な後ろ向きな態度を取ってしまいます。自然と周りが

居心地のよいものになるのを待っている人でした。でも大学

石木 雅人 の時に先輩から「自分から楽しもうとしないと、どんなこと

(1組担任) も楽しくなんかならへんで!」と言われました。この言葉か

ら前向きに頑張ろうとするようになりました。もちろん今で

も人見知りで、いろいろ困ることもありますが、自分自身の

手で自分の環境を楽しいものにしようとしています。だから

みんなとする活動が好きで大事でした。いろんなことを一緒

にやってくれて嬉しかった。バスケやサッカーめっちゃ楽し

かった。みんなも前向きに物事に向き合う姿勢を忘れずにこ

れからも頑張ってね!!

卒業おめでとう!

みんなとは3年間共に過ごせて、とても楽しかったです。

33期生は、とてもエネルギッシュで体育大会の応援合戦や

吉田 徹 合唱など、やる気を見せた時のパワーはすごいものがありま

(2組担任) した。また、3年生の最後の最後まで休み時間も元気いっぱ

いで、男女の仲もよかったと思います。

これからそれぞれ別の道を歩んでいきますが、この平城中

の仲間との思い出を胸に、新しい生活を頑張ってほしいと思

います。

みんなと過ごした3年間は、すごく楽しくてあっという間

に過ぎました。本当に早かったです。いろいろな事を学んで

下浦 みわ 成長してくれたと思います。みんなの貴重な3年間を過ごし

(3組担任) た平城中学校は母校です。これから先、迷ったり立ち止まっ

たりした時、ここで頑張っていた自分を思い出して下さいね。

平城中学校 33期生に 幸多かれと願っています。

平城中学校33期生のみなさん、ご卒業おめでとうござい

ます。いよいよ義務教育を終えてそれぞれの進路に向けて旅

立つ日がやってきました。

吉田 央 みなさんはこの平城中学校で、今までに多くのことを学び、

(4組担任) 経験してきたと思います。その中で培ってきた「思いやり」

や「やさしさ」を大切にして、これからの人生をより豊かに

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歩んで行ってください。みなさんの今後の活躍を心より期待

しています。

卒業おめでとうございます。

それぞれの山を

喜田 篤志 それぞれの高さ目指して

(特別支援) 頑張って下さい。

Where there is a will,

there is a way!

卒業おめでとうございます。

石西 禎子 この3年間、みんな何事にも一生懸命でしたね。

(副担任) 平城中最高の33期生になりましたね!この学校で培った向

上心を忘れず、自分の夢に向かって歩んでください。

Congratulations! 卒業おめでとう。

鈴木 直子 たくさんの思い出を、これからの新しい生活の力に変えてみ

(進路指導) んな幸せになっていこう。困難に思えることにも、自分なり

に精一杯、挑んで心大きく育ってね。また会いましょう。

Do your best and be happy!!

中嶋 昭夫 PTA新聞(平城山)の「あきしの雀」を見てください。

①3/17(木)は、公立高校一般選抜合格発表

日です。各学校によって発表時刻が違います。

余裕を持って見に行ってください。受検票を忘

れないようにしてくださいね。下に各高校の発表時刻を載せておきます。合

格した人は、必ず手続きを忘れないようにしてください。

13:00 高円 添上 大和広陵

14:00 西の京 平城 登美ケ丘 郡山 生駒 奈良北 西和清陵

法隆寺国際 一条

14:30 奈良

②公立高校の合格者説明会(保護者同伴)が実施されます。特色選抜合格者の

人は、合格発表から日数が経っていますので、特に注意してください。実施

日は各高校によって違いますが、3/18(金)か3/19(土)に実施の

学校がほとんどです。高校から配付されたプリントで確認して下さい。物品

購入や制服の採寸などもあり費用が必要になります。

①本日、卒業アルバムが配付されますが、例年先生方にメッセージを書いても

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らう人がいます。しかしこの日は卒業式前日で先生方は非常に忙しくされており、

書いてもらうことはできません。そこでメッセージを希望する人は、次の日時に

登校して書いてもらいましょう。ただし、1・2年の先生方は3/24(木)ま

では会議が多く、そのような時間はとれませんので、春休みに先生がいるかどう

かを確認してから登校してください。

日時 3/22(火) 13:00~14:00(職員室へ)

3/23(水) 13:00~14:00(職員室へ)

お子様のご卒業おめでとうございます。中学校の

課程を終了され、4月からはひとり一人が新しい道

を進まれます。その道には多くの希望や光がある反

面、困難なことも待ち受けていると思います。中学

校の3年間でかなり成長されたと思いますが、まだ

まだ一人では解決が難しいことも出てくることが予想されます。その時には適切

な示唆を与えて頂き、暖かく背中を押して頂ければ幸いです。よろしくお願い申

し上げます。

私たち学年の職員も、お子様にいろいろな場面で関わってきました。今では、

1つ1つのことがいい思い出として残っています。しかし、私たちの力不足で十

分な関わりがもてなかったこともあったと思います。この場を借りてお詫び申し

上げます。

保護者の皆様には、この3年間いろいろなことでご支援・ご協力を頂き、本当

にありがとうございました。また折に触れ、貴重なご意見を頂けたことにもお礼

申し上げます。今後とも中学校へのご支援・ご協力の程お願い申しあげます。

最後にお子様の輝かしい未来に幸多いことをお祈りして終わります。