工事説明書 - harman- 2 -...

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1 ハーマン ガスふろ給湯器〔屋外式〕 工事説明書 SAR8116 一般的な禁止 電源プラグを 抜け 必ずアースを 接続せよ 必ずおこなう こと YV2460R YV2460RT YV2460RM YV2060R YV2060RT YV2060RM YV1660R YV1660RT YV1660RM YV1658R YV1658RT YV1658RM 警告 工事を誤った場合に危害・損害の程度を、次のように区分しています。 いずれも安全に関する重要な内容ですので、必ず守ってください。 注意 この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業後の不具合によって使用者が傷 害を負う可能性や物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。 この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業後の不具合によって使用者が死 亡、重傷を負う可能性、または火災の可能性が想定される内容を示しています。 危険 この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業後の不具合によって使用者が死 亡、重傷を負う危険、または火災の危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。 カバ― ふろアダプタ― ■ふろアダプターについて (1)新規取り付けの場合 ふろアダプターはサーミスタ(YPAD16シリーズ) タイプを使用してください ※上記以外(他メーカー)のふろアダプターは使用できません。 ケC88 *SAR8116 C* (2)取り替えの場合 ふろアダプターが サーミスタタイプの場合 ●ふろアダプターが 安全装置付きの場合 ●ふろアダプターが 安全装置なしタイプの場合 上面に穴あり 取り替えの場合、ふろアダプターもサーミスタータイプ(YPAD16シリーズ)に交換してください。 ※ふろアダプターを交換せずに機器のみ交換した場合、機器が正常に動作しない場合や、やけど のおそれがあります。 ●ふろアダプター交換の詳細は12~15ページを確認してください。

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Page 1: 工事説明書 - HARMAN- 2 - 付属部品の確認梱包内には取扱説明書(保証書付)、工事説明書の 他に下記の付属部品が入っております。1

- 1 -

ハーマン ガスふろ給湯器〔屋外式〕

工事説明書

品 名

SAR8116

一般的な禁止 電源プラグを抜け

必ずアースを接続せよ

必ずおこなうこと

YV2460RYV2460RTYV2460RMYV2060RYV2060RTYV2060RM

YV1660RYV1660RTYV1660RMYV1658RYV1658RTYV1658RM

警告

工事を誤った場合に危害・損害の程度を、次のように区分しています。いずれも安全に関する重要な内容ですので、必ず守ってください。

注意 この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業後の不具合によって使用者が傷害を負う可能性や物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。

この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業後の不具合によって使用者が死亡、重傷を負う可能性、または火災の可能性が想定される内容を示しています。

危険 この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業後の不具合によって使用者が死亡、重傷を負う危険、または火災の危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。

カバ―

ふろアダプタ―

■ふろアダプターについて

(1)新規取り付けの場合

●ふろアダプターはサーミスタ(YPAD16シリーズ)タイプを使用してください

※上記以外(他メーカー)のふろアダプターは使用できません。

ケC88*SAR8116 C*

(2)取り替えの場合

●ふろアダプターが サーミスタタイプの場合

●ふろアダプターが 安全装置付きの場合

●ふろアダプターが 安全装置なしタイプの場合

上面に穴あり

●取り替えの場合、ふろアダプターもサーミスタータイプ(YPAD16シリーズ)に交換してください。※ふろアダプターを交換せずに機器のみ交換した場合、機器が正常に動作しない場合や、やけどのおそれがあります。

●ふろアダプター交換の詳細は12~15ページを確認してください。

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付属部品の確認梱包内には取扱説明書(保証書付)、工事説明書の他に下記の付属部品が入っております。取り付けの前にご確認ください。1.

タッピンネジ 5 小ネジ

小ネジ 9

部 品 名 形 状 個 数

31ナイロンクランプ(リモコン配線用)

Rタイプ

RT、RMタイプ

ナイロンクランプ(リモコン配線用)

■システム図(壁掛設置形)

台所リモコン (別売品)

給湯配管機器の接続口径の配管を使用する

リモコンコードM(別売品)電源コード

アース端子付防雨型コンセント

化粧カバー(別売品)

ガス栓

給水元栓

ふろ配管機器の接続口径の配管を使用する

給水配管機器の接続口径の配管を使用する

機器の電源コード1.5m以内に必要

ガス配管

逆止弁

リモコンコードS(別売品)

浴そう

浴室リモコン(別売品)

保温材凍結予防のため地域に応じた保温処置をする

浴そうサーミスタ接続線(ふろアダプターがサーミスタタイプの場合のみ)

※YS1658シリーズはなし

工事される方へ

警告

●機器を正しく安全にご使用いただくため、この工事説明書をよく読んでから、指定された工事をおこなってください。

●(財)日本ガス機器検査協会発行の「ガス機器の設置基準および実務指針」を参照してください。

●機器の設置・移動および付帯工事には専門の資格・技術が必要です。工事は必ずお買い上げの販売店または専門業者に依頼し、有資格者による正しい工事がおこなわれるようにしてください。

・この工事説明書の記載内容をはずれた設置が原因で生じた故障および損傷は、保証期間内であっても 保証の対象とならないので注意してください。・設置工事が終わったら、この工事説明書にもとづいて設置されていることを確認します。・工事終了後、取扱説明書(保証書付)の保証書に必要事項を記入し、必ずお客様に渡してください。

部 品 名 形 状 個 数 部 品 名 形 状 個 数

※部 品 名 形 状 個 数 部 品 名 形 状 個 数

浴室用屋外カバー(別売品)

ふろアダプター(別売品)当社品を使用してください他メーカーのふろアダプターは使用できません

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2.設置前のご注意

●銘板(ラベル)に表示してあるガスの種類(ガスグループ)で使用する。

  表示以外のガスで使用すると、爆発・火災の原因になります。

使用ガスの確認

● 電源はAC100V、50/60Hzです。  表示以外の電源で使用すると火災・感電の 原因になります。

● この機器は家庭用機器です。  業務用など長時間使用しますと、機器の寿命が極端に短くなります。

家庭用機器

● この機器は給湯・シャワ-・ふろ以外には使用しない。 思わぬ事故、機器の故障の原因になります。

太陽熱温水器との接続禁止

注意

● 太陽熱温水器とは絶対に接続しないでください。  太陽熱温水器の水温が高くなった時に、お湯の温度制御ができなくなり、高温のお湯がそのま ま出ます。

使用電源の確認

用途外の使用の禁止

● 温泉水や井戸水を使用しない。水道法に定められた飲料水の水質基準に適合しない水を給水した場合は、機器を腐食させることがあります。腐食した場合に水漏れに至ることがあります。

温泉水や井戸水の禁止

(12A,13Aの場合)

製造年 製造月

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3.設置場所の確認

●周囲に障害物がなく、空気の流れが停滞することのない場所に設置する。不完全燃焼の原因になります。

●設置場所を決めるときはお客様とよく相談すること。●階段、避難口近くへの設置は避ける。●設置場所によっては、近隣の家と騒音・排気ガスの熱風によるトラブルが生じることがありますので、十分に配慮して設置する。

●引火性危険物(ガソリン・ベンジン・接着剤など)取扱い場所または、腐食性ガス(アンモニア・塩素・イオウ・エチレン化合物・酸類)の発生する場所には設置しない。火災の原因になります。

●ガスメーター・ガス配管・ガス容器などの点検に支障のない場所に設置する。●換気扇・レンジフードなどからの風が、機器の給排気に影響を与えない場所へ設置する。不完全燃焼の原因になります。

●排気ガスが直接建物の外壁や窓、ガラス、アルミサッシなどに当たらないように設置する。また、動植物への影響も考慮する。ガラスが割れたり、変色・腐食・動植物への危害の原因になります。

・網入板ガラスの耐熱温度は、一般ガラスの約半分程度で割れやすいため、機器の排気方向(約1m以内)に網入板ガラスなどがある場合、排気ガスの熱でガラス壁面が割れるおそれがありますので、設置を避けるか排気方向の変更の処置を必ず取ってください。

●砂や綿などのほこりのたちやすい場所には設置しない。機器の送風機の性能を低下させ、不完全燃焼の原因になります。

注意

●高所の外壁に機器を設置する際、機器正面でアフターメンテなどの作業ができ、落下防止の手摺りなどの措置のある場所(ベランダなど)に設置する。作業ができない場合は、アフターメンテをお断りすることがあります。

●排気筒が指定通り設置できる場所であるか確認する。●塩害が考えられる地域(海に近く潮風が当たりやすい地域)での注意・機器本体の設置は建物の風下にする。・やむを得ず、海岸面に設置する場合でも防風板を設けるなどで、直接潮風が当たらないようにする。・水はけの良いところに設置する。・据置設置では、泥 などが直接つかないように土台を少し高くする。

屋内

・この機器は屋外設置形です。屋内、浴室内への設置は絶対にしない。また、波板などによって簡易な囲いもしない。  一酸化炭素中毒の原因になります。

危険

防火 ダンパー

外壁の延焼の恐れのある部分 耐火構造などの防火区画

防火ダンパー

・ 排気筒には、絶対に防火ダンパーを設置しない。※防火ダンパーの作動(閉塞など)により、重大なガス事故となるので絶対に取り付けないでください。

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4.機器の設置基準

項 目 確 認 事 項   説 明 図

可燃材との離隔距離

設置場所の周辺について

● バルコニーなどに機器を設置する場合は、幅600mm以上の避難通路を確保する。

● 設置する高さについては、所轄の消防署などへ確認する。

● 機器の点検・修理ができるように、機器前方は600mm以上の空間を設けること。また、2階壁面など手の届かない所へは設置しない。

● 共用片廊下に設置する場合、機器前方は1200mm以上離します。

● 排気口の下端が廊下床面から1800mm程度にする。

● 排気が家の中に入らないように、開口部のない場所に設置します。もし、上方に窓がある場合は300mm以上、側方にある場合は150mm以上離します。

※施工される前に設置場所について、次のことを確認してください。燃焼機器を設置する場所には、建築基準法や電気設備技術基準、ガス事業法、液化石油ガス法、消防法に基づく火災予防条例に定める防火処置を施す必要があります。次の事項の他、当該地区の市・町・村火災予防条例にしたがってください。

● 機器の周囲の可燃材(可燃材料・難燃材料または準不燃材料による仕上げをした建物の部分も含む)とは、次の離隔距離をとってください。

※( )内は防熱板〔金属以外の不燃材(厚さ3mm以上)〕を取り付けた場合及び「不燃材料で有効に仕上げをした建築物の部分など」との寸法です。但し、排気ガスが壁面ではね返り機器が燃焼不良を発生する場合があります。また、機器の点検・修理の為、機器前方は600mm以上の空間を設けてください。

注)-RT, -RMタイプは45mm以上必要です。

● 排気カバー(別売品)を取り付けた場合は、排気吹き出し側と可燃材との離隔距離が600mm以上になるように取り付けてください。

・熱交換形換気扇の給気口は、燃焼排ガスが流入する おそれのある開口部にあたる。

(単位:mm)

(単位:mm)

上方可燃材

300以上

150以上

下方可燃材150以上

側方可燃材

共用片廊下

手すり

1200以上

1800程度

注意

後方可燃材

前方可燃材

600(300)以上

10以上注)

(単位:mm)

手すり

バルコニーなど

600以上

(単位:mm)

150以上

(側方の窓)

(上方の窓)

300以上

150以上

この範囲に建物開口部がないこと

150以上

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機器の設置5.

●電気設備技術基準により、メタルラス張り、ワイヤラス張りなどの木造の造営物に電気機器を取り付ける場合、機器と造営物とは、電気的に接触しないように施設しなければなりません。したがって右図のような施工が必要となります。

●地震その他の振動又は衝撃により転倒したり、亀裂又は破損がないよう設置してください。

説 明 図作 業 内 容項目

30mm以上

5mm以上

5mm以上

絶縁物

造営物 (メタルラス張り等)

ネジ穴位置

取付板(上) カールプラグ(現場手配)

1. タッピンネジ仮止め用の下穴をあけ、カールプラグを打ち込んでください。

2. タッピンネジを壁面に仮止めして、機器の取付板(上)をタッピンネジに引っかけます。

3. 壁面のネジ穴位置(上下各2ヶ所)を決めて機器を外します。

4. 壁面のネジ穴位置にドリルで下穴をあけてカー ルプラグを打ち込んでください。5. 機器を仮止めのタッピンネジに再度引っかけ、 タッピンネジ(上下各2本)で固定してくださ い。6. 機器を取り付けたネジから建物内に水が入らな いように防水処理をする。

タッピンネジ(仮止め)

機器と造営物

機器本体の取り付け

ネジ穴の位置決め

・設置する壁には、機器の重量が加わりますので、十分な強度がない場合は補強工事をしてください。・機器を設置する場合、落下させたり、衝撃を加えたりしないでください。機器内部の部品が破損することがあり危険です。・必ず垂直な壁に取り付けてください。

取付板(下)

・素手で設置する場合は、ケガをしないように注意すること。

・穴あけの際は、壁内の電気配線、ガス・水道配管など注意すること。

注意

■屋外壁掛け設置の場合

タッピンネジ

カールプラグ(現場手配)

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■PS(パイプシャフト)設置の場合

※PS取付ピッチ

項 目    作   業   内   容 説  明  図

機器本体の固

q取付金枠上部に付属の小ネジを仮止めして、機 器ケースの上方の取付穴を小ネジに引っかけます。

※取付板(上)が機器の取り付けの邪魔になるとき は機器ケースよりはずし、下向きに取り付けて ください。

w機器ケースの下部2ヶ所を付属の小ネジにて取付金枠に固定、続いて上部の小ネジをしめてください。

(単位:mm)

機器本体

小ネジ(M5×12)×3

取付金枠 上部取付部

※PS取付ピッチは金枠の種類により異なりますので外形寸法図を参照

PS金枠について・PS内の換気のために、扉の上下に各々100F以上の開口部を設けてください。・地震対策などから開口部の大きさを、PS正面の面積の5%又は、500Fの大きい方という様に、別に規定している自治体もありますので注意してください。・RT、RMタイプは排気筒の断面積以上の給気口を設けてください。

※RT、RM金枠の様式や大きさなどは、各自治体、各地消防署、水道局などの規制

※RTタイプの場合は、機器のフロントカバー貼 り付けている「やけど注意ラベル」を、パイプ シャフト扉の排気口付近の見やすいところへ、

パイプシャフト扉

【RT、RMタイプ】の場合

●この機器を扉内設置するには、扉内ケース(別 売品)が必要です。扉内ケースに付属の工事説 明書により取り付けてください。●RT、RMタイプは排気延長ができます。 PS金枠への取り付けは上下3カ所の取り付け 穴を使用します。

「やけど注意ラベル」

【Rタイプ】標準設置の場合

取付板(上)

取付板は上記の方法で必ず取り付けてください。取り付けないと、防火上

※PS取付ピッチ

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■工事前の注意

RT、RM YV1658RT

排気筒径φ 80mm(16号,20号)φ100mm(24号)

φ60mm

排気筒延長限界 4曲り7m

●排気筒径と排気筒延長限界

※前記に定める範囲を壁面に投影した範囲内(排気筒トップ開口部から600mm以上離れた部分を除く)に、燃焼排ガスが室内に流入するおそれのある開放可能な窓などがない場所に設置してください。

●排気筒はJIA認証品を使用してください。●排気筒は容易にはずれないように強固に接続し、燃焼排ガス漏れを防ぐ処置をすること。(JIA認証の排気筒は、この措置をした構造になっています。)

●機器からの立ち上がり管はできるだけ短くしてください。

●取替現場などでも排気筒、排気筒トップは同時に取替えるようにしてください。使用する場合は、その穴あき、減肉、サビなど異常のないことを確認の上使用してください。

●排気筒は支持金具(JIA認定品)を用いて通常1.5~2m間隔で固定すること。

●排気筒トップと可燃材との離隔距離

可燃材

可燃材

可燃材

可燃材

(単位:mm)

<正面> <側面>

●積雪が予想される場合、排気筒トップは周囲の積雪や落雪に阻害されないように施工方法を考慮してください。

●排気筒トップ先端に危険物は置かないでください。

●排気の延長は排気筒トップに向って水平又は1/50程度の下り勾配となるように施工してください。

●排気筒トップの先端から水蒸気(煙状のもの)や水滴が出ることがあります。排気筒トップの位置は水蒸気の見えにくい場所や、水滴落下による床ぬれ、飛散による支障のない場所を選んで設置してください。

●排気延長した排気筒トップの位置と機器の給気位置とは、同一風圧帯になるように設置してください。

●機器を設置する場所から排気筒トップまでは所定の延長距離内にあることを確認してください。

●排気筒トップは必ず屋外へ通じるように設置してください。

●排気筒を延長する場合防火区画の貫通をさけて排気筒の経路を決定してください。

●強制排気の屋外用ガス機器をパイプシャフト又はチャンバーに設置し、開放空間まで専用の排気を用いて導く場合、屋内を通してはいけません。

●この機器は屋外用ガス機器ですので、排気筒は屋内には設置できません。

※排気筒延長限界を超えた場合は着火遅れ、着火爆発など発生し、危険です。

通路 通路

開口部の開口条件を満足すること

【RTタイプ】の例

※RMタイプは機器の排気取出位置が異なり ますが、同様に設置してください。

排気筒トップ 排気筒

機器

可燃材

可燃材

150以上

300以上

600以上

150以上

150以上

φ100mmの場合1曲り当り4mに相当します。φ80mmの場合1曲り当り3mに相当します。φ60mmの場合1曲り当り2mに相当します。

0曲0m以上 RTタイプ     (1曲1mまでは排気口キャッ

  プは取り付けてください。) RMタイプ 1曲1m以上

●最短排気延長は下記を必ず守ってください。

(排気筒トップは曲りに含みません。)

(排気筒トップは曲りに含みません。)

排気筒工事【RT、RMタイプ】の場合 

4曲り5m

・防火ダンパーは絶対に設置しないでください。

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開放空間 隠ぺい空間

断熱工事有り 断熱工事無し 断熱工事有り

接しない

接しない

断熱材厚さ20以上

空間部

貫通部

接しない

断熱材厚さ20以上 接しない

隠ぺい空間に排気筒を通す場合

【RMタイプ】の場合

●排気筒は20mm厚以上のロックウール保温筒(金網じめ)を使用する。●点検口の設置場所は、隠ぺい空間への飛び込み口近くと外壁より屋外への出口近くの2ヶ所以上と し、その大きさは450mm角以上とする。●間仕切り壁を貫通する場合は、その壁の近くに点検口を設ける。

【RTタイプ】の場合

以上D-2

D-2

排気筒

排気筒 排気筒D

めがね鉄板

点検口 点検口

天井めがね鉄板

天井

排気筒延長時の条件(単位:mm)

・20mm以上の金属以外の不燃 材料で巻いた場合

D

・20mm以上の金属以外の不 燃材料で巻いた場合

接しない

20以上

20以上排気筒

接しない D-2以上

D-2以上

以上

アルミクロス付ロックウールを締めつけるものとして、金網の他に番線締めなどでもよい。

断熱仕様(参考)

金網

アルミクロス付20mm厚以上ロックウール

排気

天井裏飛込部詳細

排気筒

接しない

接しない

天井(可燃物) 断熱材

厚さ20以上化粧カバー(不燃材)

20以上

接しない

接しない

D20以上

排気筒

D-2

排気筒

・周囲排気筒径の1/2以上の空間

・鉄板製めがね板

以上

以上

D-2

D-2

通気性のよい空間

排気筒D

D以上

以上D-2

D

以上D-2

以上D-2

排気筒

鉄板など(片面のみ)

鉄板製ガラリなど(両面)

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■配管上の注意● 配管材料は必ず関係水道局の承認または検査に合格したものを使用する。● 機器に接続する前に必ず水を流して配管内の切粉・砂・ゴミなどを排出する。● 接続口にはユニオン継手などを使用し、無理な力をかけないようにする。● 配管口径は機器の接続口径以下にしない。● 銅管を使用の場合、必ずろう付にて接続する。● 給水圧が高い場合は減圧弁を入れるか、ウォ-タ-ハンマ-防止措置をおこなう。● 継手類はできるだけ少なくし、複雑な配管はしない。● 配管途中に空気溜りのできるような配管はしない。

6.給水・給湯配管工事 当該地区の指定工事店に依頼し水道事業条例の規定にしたがってください。

■給水配管●給水接続口付近に逆止弁と給水元栓または、逆止弁付給水元栓を取り付ける。●この機器をお客様に快適に使っていただくには、給水圧力が98.1~491kPa(1~5kgf/F)は必要です。特に水圧が低い場合には、機器の能力が十分発揮されず、お客様とのトラブルの原因にもなりますので、加圧ポンプを設置するなどの対策をおこなう。■給湯配管●配管距離が長くなると、熱損失が多くなります。できるだけ短距離になるよう配管する。●混合水栓は通水抵抗の少ない機種を選びます。また、シャワーヘッドは極力、瞬間湯沸器用の圧 力損失の少ないものを使用する。

●階下への給湯は、1フロア下までにする。1フロアを超えて給湯すると、機器内が負圧になりお湯が沸騰する場合があります。

すきまがない ように保温 する

水抜き栓が操作 できるように 保温材を逃がす

すきまがないよう に保温する

■排水処理●過圧防止安全装置から機器内の膨張水を排出しますので必要に応じ排水処理する。■凍結予防●凍結予防のため、地域に応じた保温処理(保温材、電気ヒータなど)をする。

●給水・給湯配管からの水漏れがないことを確認したのち、配管を完全に保温する。

●給水元栓と給水・給湯接続口の凍結に注意してください。(給水元栓はすきまがないように保温する。 給水・給湯接続口は根元まで保温する。)(右図参照)

●配管内の水抜きができるように水抜き栓を保温材で包み込まない。(右図参照)

7.ガス配管工事 ガス供給業者の指示にしたがって施工してください。

■ガス接続について● ガスの配管は、強化ガスホース・金属可とう管又は金属配管としゴム管は使用しない。

● 配管口径は機器の接続口径以下にしない。● 機器の接続口に配管するときは、受け工具を必ずスパナがけ部にかけます。

● 配管接続後、接続部のガス漏れを調べます。■LPGの容器についてLPGの容器は50kgボンベ2本以上を併用します。また、機器から2m以上離して設置します。

■ガス栓機器を使用する場所にガス栓がない場合、又はあっても位置や寸法などが適切でない場合には新設・移設又は交換などが必要ですので、ガス供給業者と相談してください。■ガスメ-ターについて他の燃焼機器と同時に使用しても、機器に十分ガスが供給できるガスメ-ターを取り付けます。

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●ふろアダプターは当社指定のふろアダプター(別売品)を使用してください。他メーカの物は使用できません。

・機器取り替え時は、機器本体の取り替えと合わせて浴そう内のふろアダプターも新しい部品に交換してください。取り替えが出来ない場合は、次ページ「既存ふろアダプターを使用する場合」を参照してください。

●配管材料としては、被覆銅管φ15A(1/2B)、1/2Bフレキシブルホース、配管径15A(1/2B)脱酸銅管のいずれかをご使用ください。

●銅管は接続前にゴミを取り除き、あらかじめ曲げておいてください。接続後に曲げると接続部で変形するおそれがあります。また、熱伸縮による力が加わっても破損しないように「遊び」を設けておいてください。

●ふろ配管の最大延長は15m10曲がりです。●配管はできるだけ短くし、凍結予防のため必ず保温処置(保温材巻、電気ヒータなど)をしてください。

●配管中のゴミなどが機器に入りますと故障の原因となりますので、ゴミなどが入らないようご注意ください。

8.ふろ(湯はり・追いだき)配管工事 機器と浴そうとの位置関係に合った設置をおこなってください。

●バキュームブレーカー用オーバーフローについて、万一弁座にゴミが付着しますと、お湯はり時や追いだき時に、水が連続して排水されますので、15A塩ビ管などで必ず排水処理をしてください。 (接続口の両サイドに開いている長穴はふさがないでください。バキュームブレーカー用空気吸い込み穴です。)

■排水処理工事

右の図のオーバーフロー接続口(R1/2)1ヶ所の排水処理工事をします。

〈下から見た図〉

● YV1658Rシリーズ以外の場合

バキュームブレーカー用オーバーフロー接続口(R1/2)

● YV1658Rシリーズの場合

バキュームブレーカー用オーバーフロー接続口(R1/2)

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- 12 -

●上限:機器のバキュームブレーカ位置から浴そうのあふれ縁までは15cm以上必要です。●凍結事故を予防するため、ふろ配管には浴そうに水が抜けるように勾配をつけてください。 水が抜けない場合、凍結のおそれのある所では、配管のもっとも低いところに水抜き栓または低温作動弁を取り付けてください。

■浴そうが機器の下にある場合

機 器

バキュームブレーカ

15cm以上

ふろアダプター

下り勾配

1/100~1/200

浴そう あふれ縁

浴そう

(ケース側面に印有り)

浴そう

バキュームブレーカ

15cm以上 浴そう あふれ縁

ふろアダプター

上り勾配

水抜き栓 または 低温作動弁

機 器

(ケース側面に印有り)

■機器と浴そうとの位置関係

本製品は使用出来ません。浴そうより上に機器を取り付けてください。

■浴そうが機器の上にある場合

浴そう

浴そう あふれ縁

ふろアダプター

15cm以上

機 器

(とりい配管の場合)

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- 13 -

◎ふろアダプターの取り付けふろアダプターの取り付け方法については、別売部品のふろアダプターに同梱されている「取付説明書」をご覧ください。◎ふろアダプターと浴室リモコンの接続ふろアダプターのふろサーミスタを浴室リモコンへ接続する必要があります。(図1参照)接続方法については浴室リモコンの工事説明書をご覧ください。

● 必ずふろアダプターYPAD16シリーズを使用してください

■新規取り付けの場合

■取り替えの場合

ふろアダプター (サーミスタタイプ)

リモコンコード

浴そう

浴室リモコン

ふろアダプター 接続コード

コネクタをカットして 閉端接続子で接続する

図1

◎設置工事される方へのお願い●ふろアダプターの取り替え 長年ジェットフローをご使用いただいた後、新しい機器に取り替える場合、必ず機器本体の取り替えと合わせてふろアダプターも新しいサーミスタタイプのふろアダプターを交換してください。 別売部品:YPAD16シリーズを準備しています。 《設置条件に合ったふろアダプターを使用してください。》 ふろアダプターを新しいサーミスタタイプのふろアダプターに交換しないと、機器が正常に動作しない場合や故障の原因となります。●ふろアダプターの交換が容易にできない場合は、次のページの別売部品を使用して浴そう内のふろアダプター部品を取り替えてください。

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- 14 -

● 取り替え現場のふろアダプターが浴そう温度検知付のデラックスタイプ用の時 (浴そう温度検知用サーミスタが付いているタイプ)

浴そうに温度検知用サーミスタが無いタイプのふろアダプターは、安全装置付きと安全装置無しがあり合計4種類のふろアダプターが有ります。(次ページの一覧表を参照) 取り替え現場のふろアダプターを確認して、適応する別売部品を使用して浴そう内のふろアダプター部品を取り替えてください。

● 取り替え現場のふろアダプターが浴そう温度検知機能がない場合 (浴そう温度検知用サーミスタが無いタイプ)

■既設ふろアダプターの取り替え

下記の別売部品を使用して、浴そう内のふろアダプター部品を取り替えてください。

カバー

ふろアダプター本体

止ピン

サーミスタ

カバープレート

カバー

本体

サーミスタ

作業手順は取り替え部品に同こんされている説明書に従ってください。

ふろアダプター外観形状 処   置別売部品《ふろアダプター取替セット

サーミスタタイプ(1)》YP2923HMを使用してください。

別売部品《ふろアダプター取替セット

サーミスタタイプ(2)》YP2924HMを使用してください。

注)取り替えないと追いだきができない場合があります。また、浴そう水検知機能がはたらきません。

注)取り替えないと浴そう水検知機能がはたらきません。

注)ふろアダプター上部は吸入口としてφ15程度の穴があいています。

吸入口

吐出口

吸入口

吐出口

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ふろサーミスタ

黒色(灰色チューブ付き)

黄色

● 既設ふろアダプターと取り替え用 別売部品一覧

■既設ふろアダプターの取り替え

● 機器本体側の設定変更 上記別売部品を使用して浴そう内部品を取り替えた場合、機器本体側のコネクタの差し替えが必要です。下図を参照してコネクタを交換してください。※100V電源を切った状態で「接続あり(黄色コード)」から「接続なし(黒色コード)」に交換してください。※コネクタを差し替えないとリモコンに故障表示「312」が出ます。

分 類

安全装置なし

既設のふろアダプター

【対象熱源器:V16R1 V16R3】

【対象熱源器:YV1604R以降ジェットフロー】

使用する別売部品の名称と品名

安全装置付き

形状記憶合金タイプ

ワックスペレットタイプ

ふろアダプター取替セット(3)

(品番)YP2922HM

ふろアダプター取替セット(1)

(品番)YP2920HM

ふろアダプター取替セット(2)

(品番)YP2921HM

別売部品の概要

上※正面部に  と注湯口の刻印があります。

正面(丸型) 側面 ななめ上

注湯口

ふろアダプターカバー

アダプター本体取付金具

内金具取付板 ふろ接続金具

ふろアダプター接続カラーカバープレート

OリングP-16

ネジ類

ふろアダプター本体(S)

ふろアダプターカバー

カバープレート ネジ類ふろアダプター本体(S)

カバープレート付上面に穴あり

正面(丸型) 側面 ななめ上

ふろアダプターカバー

カバープレート ネジ類ふろアダプター本体(S)

正面(丸型) ななめ上側面図

スリット

正面(丸型) ななめ上側面図

スリット

注意:上記の別売部品は、ふろ配管材料に樹脂管を使用している場合は使用出来ません。   安全装置の作動時に樹脂管が破損し水漏れ被害が発生する場合があります。

〔差し替える〕

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■ふろ配管の耐圧テスト

●ふろアダプターの配管完了後、耐圧テスト用プラグを取り付け、ふろ配管のテストをおこなってください。●耐圧テストはふろ配管の保温工事の前におこなってください。●耐圧テスト方法1.ふろアダプターの取付金具(内)に耐圧テスト用プラグ(YP2906HM)を上図のように取り付け止ピンでしっかり固定する。 ※Oリングを忘れないようにしてください。2.機器本体側のふろ配管接続部をはずし、ふろ配管に空気圧をかけ、圧力計により漏れのないことを確認する。 空気圧‥‥‥196kPa(2.0of/f)、15分間以上3.耐圧テスト完了後、耐圧テスト用プラグをはずし、ふろアダプターを取り付け、機器側のふろ配管を接続する。

電気配線工事9. 電力会社の指定工事店にご相談ください。

パイプシャフト設置と屋外壁掛け設置では接続方法が異なります。下記を確認のうえ工事をおこなってください。

電気配線工事が完了するまで、機器本体の電源プラグはコンセントに差し込まないでください。感電、機器の故障の原因となります。

1.パイプシャフトはケーブル工事をしてください。2.ケーブル配線は、可とう管で保護してください。機器から壁貫通穴まで可とう管で保護してください。3.パイプシャフト内では、電源用ケーブルおよび 接続電線を切断しないでください。

4.パイプシャフト内及び内壁面には、配線用ボックスを使用しないでください。但し防爆構造を施したものは、この限りではありません。5.電線管がパイプシャフト内壁面を貫通する部分は コーキング材によりシールし、パイプシャフト の外との気密が保たれる措置をしてください。6. 漏電遮断器を取り付けてください。「感度電流 15mA以下、動作時間0.1秒以下」の性能を有する遮断器を使用してください。

7. 24V、100Vケーブルであれば可とう管に電源用電 線と同時に納めることが可能です。8. リモコンは1個用スイッチボックス深型(カバー なし)又はプレキャストコンクリート用スイッチボックスを使用してください。

9. ガス配管とケーブルとは接触しないようにご注意ください。

コーキング材でシール

2種可とう管1個用スイッチボックス

リモコンコード2心

電線管(呼びφ19)

分電盤

電源コードVCT3心

漏電安全装置

アウトレットボックス又はプルボックス

台所リモコン電線管(呼びφ31)

パイプシャフト設置の場合

Oリング

取付金具(内)

耐圧テスト用プラグ 止ピン

ふろアダプター側 (浴そう側)

コンプレッサー

自記圧力計

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- 17 -

リモコン 調圧

電線管接続口

電源コード3心

漏電安全装置

端子台

クランプ

アース端子

電線管接続口

電源コード3心

漏電安全装置

端子台

クランプ

屋外壁掛け設置の場合

●機器から1.5m以内にコンセントが必要です。(組付けの電源コードの長さは約1.8mです。)●機器の電源は交流100V(50/60Hz)です。消費電力は機種およびガス種によって異なりますので、銘板で確認のうえ必ずこれに適したコンセントを設けること。

●コンセントは防雨型コンセントを使用すること。※防雨型以外のコンセントの場合は、雨線内に設置するか適切な防水箱内に収めるかまたは屋内の分電盤を利用すること。※落雷の多い地域では、給湯機器の電源プラグは屋内でお客様が安全に抜き差しできる場所に設置してください。

●防水コンセントは、地上より300mm以上の高さの位置に取り付けること。

●コンセントとガス管および水道管とは、100mm以上離すこと。

●電源コードはガス管と接触しないようにすること。

●電源にタンブラスイッチを使用しない。タンブラスイッチで電源を切にすると、機器内の凍結予防ヒータが作動せず、凍結破損の原因となります。

●電源コードが余った場合は、機器外でまとめ機器内には入れない。 機器の故障の原因になります。

■電源コードをケーブル工事にする場合

電源コードは、VCT2心を機器に組み付けていますが、パイプシャフトの構造によりケーブル工事が必要な場合は、電源コード(VCTの3心)の交換が必要です。

1.フロントカバーを外します。2.漏電安全装置を取付板ごと外します。(YV1658Rシリーズのみ)3.電源コード(組付品)を取り外します。4.電源コード(3心)を電線管接続口から機器内に差し込みます。5.電源コードの丸型端子(現場で取り付け)を漏電安全装置に接続します。また、アース線をアース端子に接続してください。6.2で外した漏電安全装置を取付板ごと機器に取り付けてください。(YV1658Rシリーズのみ)7.電源コードは元通りクランプで固定してください。8.フロントカバーを元通りに取り付けてください。 

※端子台へのビス締めは必ず手締めでおこない、  電気ドライバーは絶対に使用しないでください。 基板破損の恐れがあります。

●YV1658Rシリーズ以外

●YV1658Rシリーズ

電源コードが機器のヒータに接触しないように配線してください。

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- 18 -

●適用リモコン●リモコンの梱包内に付属している工事説明書により取り付けてください。●リモコンは台所、浴室、増設合わせて3個以内にしてください。

●JIS防雨型アース端子付でない場合

機器

アース線D種接地工事をおこなう。

地面

アース接続ねじ

注意■接地(アース)工事●万一の感電事故防止の為、電気工事士によるD種接地工事(接地抵抗500Ω以下)を必ずおこなってください。

●接地端子は機器の底面にあり、アース表示しています。※D種接地工事は法令で規定されています。基準に適合しない場合は機器の使用停止を命じられる場合があります。

水道・ガス配管には接地(アース)しないでください。また、電話・避雷針のアースにも接続しないでください。

●電気設備に関する技術基準により漏電したとき 自動的に電路を遮断する装置(漏電遮断器)  を、電源側に設けてください。

D種接地工事をおこなう。アース線

防雨型コンセント

アース端子アース接続ねじ

機器

●JIS防雨型アース端子付の場合

※リモコンコードが余った場合は、機器外でまとめ機器内には絶対入れないでください。※コードは1つの端子台に2本まで共締め可能です。※リモコンコードのY型端子は樹脂スリーブ付を使用してください。

(スリーブがないものは、銅線が腐食し不良の原因になります。)※ リモコンコードを途中で中継して、リモコンからリモコンへ配線しないでください。

 《1つのリモコンに対し、1本のコードを使用してください。》  機器の故障・作動不良の原因になるので、絶対に避けてください。

※端子台へのネジ締めは必ず手締めでおこない、電気ドライバーは絶対に使用しないでください。

  端子台が破損する恐れがあります。

機 器 浴室リモコン 台所リモコン

リモコンコード

機 器 浴室リモコン 台所リモコン

リモコンコード

■リモコンコードと機器との接続

台 所浴 室増 設

リモコンYPRM65YPRF65

YPRR66YPRR66

YPRP63・YPRP64

■リモコンの取り付け

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- 19 -

リモコン 調圧

電線管接続口

リモコンコード

クランプ

リモコン端子台

※リモコンコードを2本取り付ける場合、端子台 で共締めしてください。

1. 壁面よりリモコンコードが、リモコンコード端子台へ接続できる十分な長さまで引き出されていることを確認してください。

2. 機器のフロントカバーを外します。3. リモコンコードを電線管接続口から機器内に引き込み、Y型端子をリモコンコード端子台に接続します。リモコンコードは、前管とコントローラーの間に押し込んでください。

 (フロントカバーが取り付けられません。)押し込む時、手切れに注意してください。

4. リモコンコードを付属部品のナイロンクランプで固定します。

5. 元通りフロントカバーを取り付けます。

●YV1658Rシリーズ

●YV1660R、YV2060R、YV2460Rシリーズ

1. 壁面よりリモコンコードが、外部接続端子へ接続できる十分な長さまで引き出されていることを確認してください。

2. 外部接続端子蓋の固定ネジ1本を外します。3. リモコンコードを電線管接続口から外部接続端子に引き込み、Y型端子を外部接続端子に接続します。

4. 元通り蓋を取り付けます。

外部接続端子蓋

電線管接続口

リモコンコード

外部接続端子台

※リモコンコードが機器のヒータ及び燃焼器部 品に接触しないように配線してください。

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- 20 -

10.試運転●準備q給水元栓を開き、全ての給湯栓から水が出ることを確認し、再度閉めます。wガス栓を開き、電源プラグをコンセントに差し込み、リモコンの運転スイッチを「入」にします。 (運転ランプ点灯)※電源投入時、数秒間モーター音がする場合がありますが異常ではありません。 (音が止まれば正常です。)※電源投入で故障表示「312」が出た場合は12ページを参照に、ふろサーミスタと浴室リモコンの接続 および機器内のコネクタを確認してください。

■給湯側q給湯栓を開き、給湯燃焼表示が点灯し、お湯が出るのを確認します。※リモコンの表示画面に故障表示「111」が出た場合は、運転スイッチを「切」にした後再度「入」に して、もう一度給湯栓を開きます。 (最初は、ガス配管の空気が抜けるまで給湯栓の開・閉操作を繰り返します。)w給湯温度設定スイッチを操作して、湯温が変わることを確認します。

■ふろ側※ ふろアダプターカバーが正常に取り付けられていることを確認してください。カバーを外したまま、または、正常に取り付けられていない状態で使用すると、機器の故障、やけどなどの原因となりますので、必ず正常に取り付けた状態で使用してください。

※ 浴そうの排水栓が閉まっている事を確認してください。q「ふろ自動」スイッチを押し、ふろアダプターよりお湯が出ることを確認します。w浴そうに水、またはお湯がふろアダプター上端より5cm以上入っていることを確認し、浴室リモコンの 「追いだき(高温差し湯)」スイッチを押します。※浴そうが空の状態や、ふろアダプターまで水、またはお湯がない状態で「追いだき(高温差し湯)」スイッチを押すと、高温差し湯を停止します。この場合は下記の方法でやり直してください。・運転スイッチをいったん「切」にし、再度「入」にします。給水栓から水またはお湯を入れ、ふろアダプター上端より5cm以上入っていることを確認し「追いだき(高温差し湯)」スイッチを押します。しばらくして追いだき(高温差し湯)運転が始まれば正常です。※ふろ自動中または、追いだき(高温差し湯)中に故障表示「312」がでた場合は12ページを参照に、ふろサーミスタと浴室リモコンの接続および、機器内のコネクタを確認し、一度電源を切ってから再度試運転を行ってください。

●正常運転しない場合は、取扱説明書の「故障かな?と思ったら」を参照してください。※試運転が終わりましたら、給水接続口のフィルターにたまったゴミなどを掃除してください。■お客様への説明●取扱説明書に従って「使用方法」を説明してください。特に取扱説明書の「必ずお守りください(安全上の注意)」をよく説明してください。

●保証書に必要事項を記入してください。また、取扱説明書の「アフターサービスについて」を説明してください。

●取扱説明書(保証書付)をお客様に渡してください。

※試運転終了後の処置凍結予防の水抜きとガス栓、給水元栓の閉止 すぐ使用する場合を除き、凍結して機器が破損するのを予防するため、機器に貼り付けてある施工チラシまたは取扱説明書に従って必ず水抜きをおこない、ガス栓、給水元栓を閉じてください。 (凍結により破損したときの修理は、保証期間内でも有料になります。)

取扱説明書の内容に基づき試運転をおこない、正常に作動することを確認のうえ、お客様に使用方法を説明して、お引渡しください。

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- 21 -

外形寸法図(単位:mm)

■YV2460R YV2460R YV1660R

350334

600

4225

566

3691144159177268

3262

112 33 4784

338

ふろ接続口R1/2

水抜き栓

水抜き栓

13

11133

28

10 133

567

10 170

4545 10622

10

120

5085

12060 13

8

3-6.5×16.5長穴

4-φ13絶縁ブッシュ用穴

(PS金枠取付ピッチ) イ部 バキュームブレーカー位置

(PS金枠取付ピッチ)

給気口

排気口

過圧防止安全弁 水抜き栓

給湯接続口A オーバーフロー接続口R1/2

電線管接続口C31アース接続ねじ

ガス接続口R1/2

給水接続口A

4-φ13絶縁ブッシュ用穴 2-6.5×13長穴

ア部

(器具上方よりの透視図)

588.8(BL580)

318(BL320)

9 616

14.6

7.5

21

1030

9 15.2

6

13

R3

R3

(PS金枠取付ピッチ)

(PS金枠取付ピッチ)

■ア部詳細 ■イ部詳細

R5R3

●アルコーブ取付図

3

96

タッピンねじ

アルコーブ排気カバー

排気吹き出し方向によって アルコーブ本体の向きを 変えて取付けます。

アルコーブ本体

20130

記号

253R3/4YV2460RA L 機種

R1/2 253YV2060RR1/2 178YV1660R

■底板よりの各継手高さ

電線管 給 湯 給 水 ふ ろ ガ ス オーバーフロー

24 4457495028

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- 22 -

(単位:mm)■YV2460RT YV2060RT YV1660RT

記号

φ100R3/4YV2460RTA φB 機種

R1/2 φ80YV2060RTYV1660RT

93C

83

80D

70

106E

98

600

566

334350

3262

3691

159177

33 47

268

84112

144

338

13

φ B

3928

170

567

16

355

601

バキュームブレーカー位置 (PS金枠取付ピッチ)

586.6

588.8(BL580)

138(PS金枠取付ピッチ)

(扉内ケース取付ピッチ)

排気口

給気口

給湯接続口A

オーバーフロー接続口R1/2

アース接続ねじ

ふろ接続口R1/2

ガス接続口R1/2

電線管接続口C31

給水接続口A

(器具上方よりの透視図)

318(BL320)

■底板よりの各継手高さ

電線管 給 湯 給 水 ふ ろ ガ ス オーバーフロー

24 4457495028

■YV2460RM YV2060RM YV1660RM

記号

φ100R3/4YV2460RMA φB 機種

R1/2 φ80YV2060RMYV1660RM

80C

70

93D

83

114E

107

給気口

4733

給水接続口A 電線管接続口C31アース接続ねじ ガス接続口R1/2

36

32

91

62

159

268

112

84

177

144

338

ふろ接続口R1/2

(器具上方よりの透視図)

566

334350

600

2839

170E

31

オーバーフロー接続口R1/2給湯接続口A

排気口

バキュームブレーカー位置

C 13

φ B

156

355

567601

586.6

588.8(BL580)

(扉内ケース取付ピッチ)

(PS金枠取付ピッチ)

(PS金枠取付ピッチ)

138

318(BL320)

■底板よりの各継手高さ

電線管 給 湯 給 水 ふ ろ ガ ス オーバーフロー

24 4457495028

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- 23 -

486

42

178334350

25

520

3287

145184255

326287112 3257

137

338

ふろ接続口R1/2

16

512(BL510)

10

27

11

487

10 133

132170

85

4545

542

1010

50

120

12060

(PS金枠取付ピッチ)

ア部

水抜き栓

138

2-6.5×13長穴 4-φ13絶縁ブッシュ用穴

4-φ13絶縁ブッシュ用穴

ガス接続口R1/2

アース接続ねじ

電線管接続口C31オーバーフロー接続口R1/2

給水接続口R1/2

給湯接続口R1/2

排気口

給気口

過圧防止安全弁(水抜き栓)

水抜き栓

水抜き栓

バキュームブレーカー位置

3-6.5×16.5長穴 イ部

(PS金枠取付ピッチ)

(器具上方よりの透視図)

318(BL320)

914.6

16

67.5

2.8

6

169

10

13

(PS金枠取付ピッチ)

R3

R3

(PS金枠取付ピッチ)

穴 穴

■ア部詳細 ■イ部詳細

R3

●アルコーブ取付図

3.2

96

排気吹き出し方向によって アルコーブ本体の向きを 変えて取り付けます。

タッピンねじ アルコーブ本体

アルコーブ排気カバー

130

20

(単位:mm)■YV1658R

■底板よりの各継手高さ

電線管 給 湯 給 水 ふ ろ ガ ス オーバーフロー

24 4457495028

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- 24 -

318(BL320)

486

334350

520

32

32

87

62

145

32 57

184

87

255

112

137

338

7016

27

170

φ80

107

38

487

37

86

512(BL510)

138

アース接続ねじ 電線管接続口C31オーバーフロー接続口R1/2

給気口

(PS金枠取付ピッチ)

(PS金枠取付ピッチ)

バキュームブレーカー位置

ガス接続口R1/2

ふろ接続口R1/2

排気口

給湯接続口R1/2給水接続口R1/2

(器具上方よりの透視図)

(単位:mm)

■YV1658RM

■底板よりの各継手高さ

電線管 給 湯 給 水 ふ ろ ガ ス オーバーフロー

24 4457495028

486

334350

520

32

3287

62

145

32 57

255

112

137

87

184

338

60

16

φ60

2738

170

487

86

37

16

512(BL510)

76

138

オーバーフロー接続口R1/2

給湯接続口R1/2給水接続口R1/2

ふろ接続口R1/2

ガス接続口R1/2

電線接続口C31アース接続ねじ

排気口

給気口

バキュームブレーカー位置 (PS金枠取付ピッチ)

(PS金枠取付ピッチ)

(器具上方よりの透視図)

318(BL320)

■YV1658RT

■底板よりの各継手高さ

電線管 給 湯 給 水 ふ ろ ガ ス オーバーフロー

24 4457495028