黒い塔 作:dani - international manga award · 作:dani 2 1 母さんは僕を...
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黒い塔作:Dani
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母さんは僕を見て、真剣な顔で言いました。「私には正直でいてほしいの」。
僕は隠し事はできないと気付いて、真っ赤になって小さな声で言いました。
母さんは僕に近づいて、頭に触れると穏やかな声で言いました。
「過ちを認められるのはいいことよ」
「うん、僕だよ。僕が鏡を割ったんだ」。そして、恥ずかしさにうなだれました。
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忘れられない、ある日曜の出来事です。
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いいわ、ヤン・ハオ。座って。いいかしら、皆さん。良い作文というのはこういうものをいう
のよ。
提出は来週よ。
出来事の経過を明確に描写し、最後にタイトルにたどり着く。
さあ、今週の宿題は
今日の授業の内容をまとめて作文を書きなおすことです。
そして、ヤン・ハオ。
あなたは書き直しの必要はありません。清書して誤字を直し
なさい。
はい!
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宿題は終わったの?
うん。
ずいぶん早いね… おい、後ろに
なんかいるぞ、気を付けろ!
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うーん、今回は…ここまでにした方がいいんじゃないかな…
はあ、ここまで来るの大変なのに。
ああーっ!
えーっ!何で?
めげるな。もういっちょ!
テレビが熱をもっちゃうだろ!
退屈だなぁ…
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このマンガ、もう何度も何度も読んだし
うちの父さんなら、宿題さえ終われば好きに遊ばせてくれるのにさ
僕は母さんに、週に 1時間しか遊ばないって約束しちゃってるんだ。今朝もう遊んだからね
ない
金を手に入れて、ゲーセンで遊ぶって
のはどう? どうするのさ?
……なあ、金ある?
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ねえ、大丈夫? 大人に告げ口されない?
ふむ… 3元やろう。ええっ、前回より多く持ってきたのに!
この鉄の出どころがわからないとでも思ったか! 3 元だけだ!
心配するなよ、この人は大丈夫さ
盗んだわけじゃないよ。家から持ってきたんだ。