ＡＢケイマン・トラスト -

日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

クラスＡ受益証券 クラスＢ受益証券

ケイマン籍オープンエンド契約型公募外国投資信託（円建）

運用報告書（全体版）

作成対象期間 第 ３ 期 （2014年10月１日～2015年９月30日）

受益者の皆様へ 毎々、格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 さて、ＡＢケイマン・トラスト（以下「トラスト」といいます。）のサブ・ファンドである日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド（以下「ファンド」といいます。）は、このたび、第３期の決算を行いました。 ここに、運用状況をご報告申し上げます。 今後とも一層のお引立てを賜りますよう、お願い申し上げます。 ファンドの仕組みは、以下のとおりです。 ファンドの形態 ケイマン籍オープンエンド契約型公募外国投資信託（円建）

信託期間 ファンドは、平成31年７月31日に終了する予定です。ただし、管理会社が、受託会社と協議の上、受益者の利益のためと判

断した場合には、事前にファンドを終了させる、またはファンドの償還日を延期することがあります。

運用方針 ファンドの目的は、高いインカムゲインの獲得と、投資元本の着実な成長を目指すことです。

主要投資対象 主にＧ－ＳＩＦＩｓ（Global Systemically Important Financial Institutions）が発行する、債券と株式の特色を併せ持

つ、劣後債および優先証券等のハイブリッド証券（以下「ハイブリッド証券」といいます。）に投資を行います。

ファンドの運用

方法

管理会社によるファンドの運用は、債券リサーチ・チームによる計量分析とファンダメンタル分析に基づき、債券運用チー

ムが行います。

ファンドは、主に外貨建証券に投資します。ファンドは、投資対象の通貨エクスポージャーについて円に対してヘッジを行

うことにより、外貨建である投資対象と円との為替変動による影響の軽減を目指します。

主な投資制限 管理会社は、ファンド資産の運用にあたり、以下の投資制限を遵守します。以下は、ファンドの投資制限の要点を示したも

のです。

・証券取引所で取引可能でない証券、または公認され、定期的に営業しているその他の規制市場で取引されていない流動性

の低い証券に、ファンドの資産の15％を超えて投資を行いません。

・他の投資信託受益証券または投資証券への投資は行いません。

・証券の空売りは行いません。

・借入総額がファンドの純資産総額の10％を超えることになる借入れは禁止されています。ただし、合併等の緊急事態の場

合には、一時的に10％の制限を超過することができます。

・ある会社の株式の取得の結果、ファンドおよび管理会社が運用するすべてのファンドが保有する株式の議決権の総数が、

かかる会社の株式の議決権の50％を超える場合には、かかる会社の株式を取得しないものとします。この場合における百

分率は、買付基準時点または時価基準によって計算することができます。

・受託会社、管理会社または受益者以外の第三者の利益のための取引といった受益者保護に反する、またはファンドの資産

の適正な運用を害する取引は禁止されています。

分配方針 年２回

原則として、毎年６月20日および12月20日（当該日がファンド営業日でない場合は翌ファンド営業日）を分配基準日として

分配を行います。

管理会社

アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー

代行協会員 ＳＭＢＣ日興証券株式会社

目 次

頁

Ⅰ．運用経過および運用状況の推移等…………………………………………１

Ⅱ．運用実績………………………………………………………………………５

Ⅲ．ファンドの経理状況…………………………………………………………12

Ⅳ．お知らせ………………………………………………………………………41

（注１）クラスＡ受益証券およびクラスＢ受益証券は円建てとします（この意味における円を、以下「表示通貨」とい

います。）。

（注２）本書の中で金額および比率を表示する場合には、四捨五入しております。したがって、合計の数字が一致しな

い場合があります。また、円貨への換算は、本書中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のう

え、必要な場合には四捨五入しております。したがって、本書中の同一情報につき異なった円貨表示がなされ

ている場合もあります。

（注３）本書の中で、計算期間（以下「会計年度」ということもあります。）とは10月１日に始まり翌年９月30日に終

了する一年を指します。ただし、第１会計年度は、平成25年６月27日（ファンドの運用開始日）から平成25年

９月30日までの期間を指します。

－ －

1

Ⅰ．運用の経過および運用状況の推移等

(1）当期の運用の経過および今後の運用方針

■当期の１万口当たり純資産価格等の推移について

＜クラスＡ＞

第２期末の１万口当たり純資産価格：

10,709円

第３期末の１万口当たり純資産価格：

10,607円 （１万口当たり分配金額：400円）

騰落率：

2.83％

■１万口当たり純資産価格の主な変動要因

上昇要因

・保有債券のクーポン収入

下落要因

・保有債券の価格下落

・為替のヘッジコスト

＜クラスＢ＞

第２期末の１万口当たり純資産価格：

10,628円

第３期末の１万口当たり純資産価格：

10,460円 （１万口当たり分配金額：400円）

騰落率：

2.24％

■１万口当たり純資産価格の主な変動要因

上昇要因

・保有債券のクーポン収入

下落要因

・保有債券の価格下落

・為替のヘッジコスト

（注１）騰落率は、税引前の分配金を分配時に再投資したものとみなして計算しています。以下同じです。

（注２）１万口当たり分配金額は、税引前の１万口当たり分配金額を記載しています。以下同じです。

（注３）分配金再投資１万口当たり純資産価格は、税引前の分配金を分配時にファンドへ再投資したとみなして算出したもので、ファ

ンド運用の実質的なパフォーマンスを示すものです。以下同じです。

（注４）分配金再投資１万口当たり純資産価格は、第２期末の１万口当たり純資産価格を起点として計算しています。

（注５）ファンドの購入価額により課税条件は異なることがありますので、お客様の損益の状況を示すものではありません。

（注６）ファンドにベンチマークは設定されていません。

－ －

2

■分配金について 当期（2014年10月１日～2015年９月30日）の１万口当たり分配金（税引前）はそれぞれ下表のとおり

です。なお、下表の「分配金を含む１万口当たり純資産価格の変動額」は、当該分配落日における１万

口当たり分配金額と比較する目的で、便宜上算出しているものです。

＜クラスＡ＞

（金額： 円）

分配落日 １万口当たり 純資産価格

１万口当たり分配金額（注１） (対１万口当たり純資産価格比率（注２）)

分配金を含む １万口当たり純資産価格

の変動額（注３）

2014年12月29日 10,576 200

（1.856％） －25

2015年６月24日 10,639 200

（1.845％） 263

（注１）「１万口当たり分配金額」には分配落日における１万口当たりの分配金額を記載しています。

（注２）「対１万口当たり純資産価格比率」とは、以下の計算式により算出される値であり、ファンドの収益率とは異なる点にご留意

ください。

対１万口当たり純資産価格比率（％）＝100×ａ／ｂ

ａ＝当該分配落日における１万口当たり分配金額

ｂ＝当該分配落日における１万口当たり純資産価格＋当該分配落日における１万口当たり分配金額

以下同じです。

（注３）「分配金を含む１万口当たり純資産価格の変動額」とは、以下の計算式により算出されます。

分配金を含む１万口当たり純資産価格の変動額＝ｂ－ｃ

ｂ＝当該分配落日における１万口当たり純資産価格＋当該分配落日における１万口当たり分配金額

ｃ＝当該分配落日の直前の分配落日における１万口当たり純資産価格

以下同じです。

（注４）2014年12月29日の直前の分配落日（2014年６月24日）における１万口当たり純資産価格は、10,801円でした。

＜クラスＢ＞

（金額： 円）

分配落日 １万口当たり 純資産価格

１万口当たり分配金額（注１） (対１万口当たり純資産価格比率（注２）)

分配金を含む １万口当たり純資産価格

の変動額（注３）

2014年12月29日 10,478 200

（1.873％） －59

2015年６月24日 10,508 200

（1.868％） 230

（注）2014年12月29日の直前の分配落日（2014年６月24日）における1万口当たり純資産価格は、10,737円でした。

－ －

3

■投資環境について 当期のハイブリッド証券市場は、期初から2014年12月にかけては、原油安や地政学リスクを懸念した

投資家のリスク資産に対する慎重な姿勢、新規発行の増加などを背景にやや軟調に推移しました。2015

年４月にかけては、欧州中央銀行（ＥＣＢ）による量的金融緩和は銀行資産に対してもプラス効果が大

きいとの期待などから上昇しましたが、その後は、原油価格や中国経済に対する懸念、米連邦準備理事

会（ＦＲＢ）の利上げ時期に対する思惑などを背景に欧米金利が上下する中、上値の重い展開となりま

した。

■ポートフォリオについて ファンドは主としてＧ－ＳＩＦＩｓ（グローバルな金融システムの維持・安定に欠かせない重要な金

融機関）が発行するハイブリッド証券に投資を行い、高いインカムゲインの獲得と、投資元本の着実な

成長を目指します。運用にあたっては、当期も引き続き、計量分析とファンダメンタル分析に基づき、

魅力的であると判断した銘柄への投資を行いました。

その結果、証券種別では、優先証券を中心に、永久劣後債、期限付劣後債の銘柄へも投資を行い、ハ

イブリッド証券への高い組入比率を維持しました。国別では、イギリス、フランス、アメリカ等が上位

となりました。また、外貨建資産については、対円での為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減を図

りました。

■投資の対象とする有価証券の主な銘柄 当期末現在における有価証券の主な銘柄については、後記「Ⅲ.ファンドの経理状況 ③ 投資有価証

券明細表等」をご参照ください。

■今後の運用方針

運用にあたっては、希少性の高まりが期待されるバーゼルⅢ（金融機関への自己資本比率規制）対応

前のハイブリッド証券を中心とした投資を継続します。中でも、財務健全性の向上の実績が見られるア

メリカの銀行のほか、イギリスや欧州主要国の銀行についても投資妙味があると着目しています。また、

金融機関の新たな資金調達手段として発行が増加しているバーゼルⅢ対応型ハイブリッド証券の中には、

割安な価格水準の銘柄があると見ており、収益の獲得を目指して選別的に組み入れる方針です。

－ －

4

(2）費用の明細

項目 項目の概要

管理会社報酬 純資産総額の年率0.80％ ファンド資産の管理運用業務、受益証券の発行業務、ファンドの投資運用業務の対価

販売報酬

＜クラスＡ＞ クラスＡ受益証券に帰属する純資産総額の年率0.35％ ＜クラスＢ＞ クラスＢ受益証券に帰属する純資産総額の年率0.10％

ファンドの受益証券の販売業務・買戻しの取扱業務、運用報告書の交付業務、購入後の投資環境等の情報提供業務およびこれらに付随する業務の対価

販売管理代行報酬 ＜クラスＢ＞ クラスＢ受益証券に帰属する日次平均純資産総額の年率0.85％

販売関連費用の支払い等の販売関連サービス業務の対価

受託報酬 年間10,000米ドル ファンドの受託業務の対価

代行協会員報酬

＜クラスＡ＞ クラスＡ受益証券に帰属する純資産総額の年率0.10％ ＜クラスＢ＞ クラスＢ受益証券に帰属する純資産総額の年率0.10％

受益証券１口当たり純資産価格の公表、決算報告書等の販売会社への送付およびこれらに付随する業務の対価

その他の費用（当期） 0.15％ 管理事務代行報酬、名義書換事務代行報酬、保管会社報酬、専門家報酬、印刷費用、その他の報酬

（注）各報酬については、有価証券報告書に定められている料率および金額を記しています。「その他の費用（当期）」には、運用状

況等により変動するものや実費となるものが含まれます。便宜上、当期のその他の費用の金額をファンドの当期末の純資産総額

で除して100を乗じた比率を表示していますが、実際の比率とは異なります。

－ －

5

Ⅱ．運用実績

（１）投資状況 （資産別および地域別の投資状況）

本表は、当ファンドのクラスＡ受益証券およびクラスＢ受益証券の資産を合計して表示した

ものです。

（2016年１月末日現在）

資産の種類 国 名 時価合計 （円）

投資比率 （％）

債券 イギリス 25,010,060,862 31.38

フランス 23,381,891,304 29.33

米国 10,634,310,345 13.34

スペイン 3,350,640,027 4.20

オランダ 3,320,489,898 4.17

日本 2,228,868,601 2.80

ドイツ 1,495,294,814 1.88

スイス 1,310,927,527 1.64

香港 1,026,046,507 1.29

カナダ 795,769,918 1.00

スウェーデン 747,828,179 0.94

デンマーク 519,845,353 0.65

イタリア 361,567,518 0.45

オーストラリア 211,120,868 0.26

優先証券 米国 2,046,712,752 2.57

小計 76,441,374,473 95.90

現金・その他の資産（負債控除後） 3,265,330,421 4.10

合計（純資産価額） 79,706,704,894 100.00

（注１）投資比率は、当ファンドの純資産価額に対する当該資産の時価の比率です。以下同じです。

（注２）上記は管理事務代行会社のデータに基づいて作成されています。

－ －

6

（２）投資資産 ① 投資有価証券の主要銘柄

上位30銘柄（2016年１月末日現在）

＜債券＞

順位 銘柄名 国名 種類利率(％)

償還日 額面価額簿価 (円)

時価 (円)

投資比率(％)

1 Standard Chartered Bank イギリス 社債 5.375 2020/7/1432,175,000

英ポンド5,753,233,495 5,308,790,691 6.66

2 HBOS Capital Funding LP イギリス 社債 6.461 2018/11/3024,506,000

英ポンド4,453,179,946 4,428,222,466 5.56

3 Credit Agricole SA フランス 社債 6.637 2017/5/3133,163,000

米ドル3,443,366,990 4,022,731,636 5.05

4 Societe Generale SA フランス 社債 5.922 2017/4/532,628,000

米ドル3,238,421,702 3,989,609,847 5.01

5 Credit Agricole SA Series TSDI フランス 社債 5 2018/6/2021,577,000

英ポンド3,498,984,996 3,779,844,724 4.74

6 ING Bank NV オランダ 社債 4.125 2023/11/2121,900,000

米ドル2,205,220,126 2,689,582,057 3.37

7 Bank of America Corp. Series K 米国 社債 8 2018/1/3021,990,000

米ドル2,374,395,836 2,687,989,592 3.37

8 Barclays Bank PLC イギリス 社債 8.25 2018/12/1513,927,000

英ポンド2,702,575,617 2,649,940,106 3.32

9 Citigroup Capital XVIII 米国 社債 6.829 2067/6/2815,247,000

英ポンド2,588,603,323 2,602,311,473 3.26

10 JPMorgan Chase & Co. Series 1 米国 社債 7.9 2018/4/3019,720,000

米ドル2,079,127,588 2,409,783,655 3.02

11 BBVA International Preferred

SAU スペイン 社債 5.919 2017/4/18

19,140,000

米ドル2,201,182,630 2,317,184,064 2.91

12 SMFG Preferred Capital USD 3

Ltd. 日本 社債 9.5 2018/7/25

16,000,000

米ドル2,211,858,240 2,228,868,601 2.80

13 BPCE SA フランス 社債 5.7 2023/10/2216,100,000

米ドル1,734,914,212 2,027,613,259 2.54

14 Royal Bank of Scotland Group

PLC イギリス 社債 6.99 2017/10/5

14,150,000

米ドル2,074,460,128 1,961,464,834 2.46

15 Natixis SA フランス 社債 10 2018/4/3013,100,000

米ドル1,491,337,851 1,806,002,243 2.27

16 BNP Paribas SA フランス 社債 5.945 2016/4/1910,000,000

英ポンド1,725,855,311 1,690,553,993 2.12

17 Wells Fargo & Co. Series K 米国 社債 7.98 2018/3/1513,270,000

米ドル1,497,081,480 1,678,826,489 2.11

18 BNP Paribas SA フランス 社債 7.436 2017/10/239,050,000

英ポンド1,491,989,683 1,639,233,604 2.06

19 Societe Generale SA フランス 社債 8.875 2018/6/166,950,000

英ポンド1,181,335,910 1,302,319,562 1.63

20 Societe Generale SA フランス 社債 8.25 2018/11/299,990,000

米ドル1,059,488,887 1,260,535,724 1.58

21 Barclays Bank PLC イギリス 社債 6.369 2019/12/157,040,000

英ポンド1,259,944,113 1,252,923,137 1.57

22 Mellon Capital III 米国 社債 6.369 2066/9/57,100,000

英ポンド1,282,606,585 1,230,423,147 1.54

23 Barclays Bank PLC イギリス 社債 6.75 2023/1/166,400,000

英ポンド1,166,966,367 1,178,707,789 1.48

24 Credit Suisse AG/Guernsey

Series 1 スイス 社債 1.01 2017/5/15

9,900,000

米ドル1,093,932,080 1,132,623,590 1.42

－ －

7

25 Standard Chartered Bank Hong

Kong Ltd. 香港 社債 5.875 2020/6/24

7,645,000

米ドル881,191,397 1,026,046,507 1.29

26 Royal Bank of Scotland PLC

(The) イギリス 社債 4.956 2049/8/29

5,244,000

英ポンド873,183,559 876,443,632 1.10

27 BBVA International Preferred

SAU スペイン 社債 1.519 2016/3/22

6,885,000

ユーロ788,209,972 868,075,156 1.09

28 Barclays Bank PLC イギリス 社債 7.125 2020/10/244,581,000

英ポンド880,861,108 861,370,035 1.08

29 Lloyds Banking Group PLC イギリス 社債 6.267 2016/11/147,077,000

米ドル638,187,700 858,918,934 1.08

30 Deutsche Bank Capital Trust IV ドイツ 社債 4.589 2016/6/307,000,000

米ドル608,538,414 847,743,122 1.06

＜優先証券＞

順位 銘柄名 国名 種類

(業種) 口数

取得原価（円） 時価（円） 投資比率(％)単価 金額 単価 金額

1 Wells Fargo & Co. 米国 金融機関 654,000 2,558.40 1,673,191,586 3,129.53 2,046,712,752 2.57

（注）上記は管理事務代行会社のデータに基づいて作成されています。

② 投資不動産物件

該当事項はありません。（2016年１月末日現在）

③ その他投資資産の主要なもの

該当事項はありません。（2016年１月末日現在）

－ －

8

（３）純資産の推移 下記会計年度末および第３会計年度中の各月末の純資産の推移は、以下のとおりです。

（クラスＡ受益証券）

純資産価額（円）

１口当たり 純資産価格（円）

第１会計年度末（注） （2013年９月末日）

514,670,948 1.0293

第２会計年度末（注） （2014年９月末日）

1,125,500,429 1.0709

第３会計年度末（注）

（2015年９月末日） 823,118,681 1.0607

2014年10月末日 1,129,269,158 1.0745

11月末日 1,133,657,836 1.0787

12月末日 1,111,453,345 1.0576

2015年１月末日 1,122,250,708 1.0678

２月末日 1,134,451,966 1.0794

３月末日 842,357,766 1.0855

４月末日 845,806,373 1.0900

５月末日 845,546,905 1.0896

６月末日 822,831,790 1.0603

７月末日 826,462,921 1.0650

８月末日 826,190,877 1.0647

９月末日（注） 823,118,681 1.0607

（注）各会計年度末（９月末日）の数値（財務諸表に記載された数値も含みます。）は、各会計年度末で約定し翌営業日に

計上される取引を含み計算されているため、日本における販売会社が公表する数値とは一致しない場合があります。

－ －

9

（クラスＢ受益証券）

純資産価額（円）

１口当たり 純資産価格（円）

第１会計年度末（注） （2013年９月末日）

25,955,062,312 1.0277

第２会計年度末（注） （2014年９月末日）

121,870,186,195 1.0628

第３会計年度末（注）

（2015年９月末日） 94,624,237,482 1.0460

2014年10月末日 121,033,453,832 1.0658

11月末日 120,752,042,144 1.0694

12月末日 117,144,432,244 1.0478

2015年１月末日 116,850,917,374 1.0574

２月末日 116,398,623,802 1.0684

３月末日 115,306,167,194 1.0739

４月末日 113,597,672,504 1.0777

５月末日 111,676,197,530 1.0769

６月末日 106,037,872,818 1.0472

７月末日 103,027,129,044 1.0512

８月末日 99,122,234,312 1.0504

９月末日（注） 94,624,237,482 1.0460

（注）各会計年度末（９月末日）の数値（財務諸表に記載された数値も含みます。）は、各会計年度末で約定し翌営業日に

計上される取引を含み計算されているため、日本における販売会社が公表する数値とは一致しない場合があります。

－ －

10

（４）分配の推移

会計年度

１口当たり分配金（円）

クラスＡ クラスＢ

第１会計年度

(2013年６月27日～2013年９月30日) 0 0

第２会計年度

（2013年10月１日～2014年９月30日） 0.044 0.044

第３会計年度

（2014年10月１日～2015年９月30日） 0.040 0.040

（注１）当該会計年度における累計額を記載しています。

（注２）初回の分配基準日は、2013年12月24日でした。

－ －

11

（５）販売及び買戻しの実績

下記会計年度における販売および買戻しの実績ならびに下記会計年度末現在の発行済口数は、

以下のとおりです。

（クラスＡ受益証券）

会計年度 販売口数 買戻し口数 発行済口数

第１会計年度

(2013年６月27日～ 2013年９月30日)

500,000,000 (500,000,000)

0 (0)

500,000,000 (500,000,000)

第２会計年度

(2013年10月１日～ 2014年９月30日)

1,050,965,435 (1,050,965,435)

500,000,000 (500,000,000)

1,050,965,435 (1,050,965,435)

第３会計年度

(2014年10月１日～ 2015年９月30日)

0 (0)

274,963,251 (274,963,251)

776,002,184 (776,002,184)

（注１）（ ）内の数字は本邦内における販売・買戻しおよび発行済口数です。以下同じです。

（注２）第１会計年度の販売口数は、当初申込期間に販売された販売口数を含みます。以下同じです。

（クラスＢ受益証券）

会計年度 販売口数 買戻し口数 発行済口数

第１会計年度

(2013年６月27日～ 2013年９月30日)

25,283,640,000 (25,283,640,000)

29,100,000 (29,100,000)

25,254,540,000 (25,254,540,000)

第２会計年度

(2013年10月１日～ 2014年９月30日)

94,578,880,000 (94,578,880,000)

5,165,550,000 (5,165,550,000)

114,667,870,000 (114,667,870,000)

第３会計年度

(2014年10月１日～ 2015年９月30日)

0 (0)

24,202,441,000 (24,202,441,000)

90,465,429,000 (90,465,429,000)

－ －

12

Ⅲ．ファンドの経理状況

ａ．ファンドの直近会計年度の日本文の財務書類は、米国における法令および米国で一般に公正妥

当と認められる会計基準に準拠して作成された原文の財務書類を翻訳したものです。これは「特

定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、「財務諸表等の用語、様式及び作成方

法に関する規則」第131条第５項ただし書の規定の適用によるものです。

ｂ．ファンドの原文の財務書類は、外国監査法人等（公認会計士法（昭和23年法律第103号）第１条

の３第７項に規定する外国監査法人等をいう。）であるプライスウォーターハウスクーパース ケ

イマン諸島から監査証明に相当すると認められる証明を受けており、当該監査証明に相当すると

認められる証明に係る監査報告書に相当するもの（訳文を含みます。）が当該財務書類に添付さ

れています。

ｃ．ファンドの原文の財務書類は日本円で表示されています。

－ －

13

（訳文）

独立監査人の監査報告書

日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンドの受託会社としての立場に限定したインタート

ラスト・トラスティーズ（ケイマン）リミテッド御中

私どもは、添付の日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド（以下「ファンド」とい

う。）（ＡＢケイマン・トラストのシリーズトラスト）の財務書類、すなわち、2015年９月30日現在の

投資ポートフォリオを含む資産負債計算書ならびに同日に終了した会計年度における損益計算書および

純資産変動計算書の監査を行った。

財務書類に関するマネジメントの責任

マネジメントは、米国において一般に公正妥当と認められる会計原則に準拠して財務書類を作成し適

正に表示することについて責任を負っている。これには、不正または誤謬による重要な虚偽表示のない

財務書類を作成し適正に表示することに関連した内部統制の整備、運用および維持が含まれる。

監査人の責任

私どもの責任は、私どもの監査に基づいて財務書類について意見を表明することである。私どもは、

米国において一般に公正妥当と認められる監査基準に準拠して監査を行った。当該基準は、財務書類に

重要な虚偽表示がないかどうかについての合理的な保証を得るために、私どもが監査を計画し実施する

ことを要求している。

監査は、財務書類上の金額および開示内容に関する監査証拠を得るための手続の実施を含んでいる。

不正や誤謬による財務書類の重要な虚偽表示のリスク評価を含む、選択された手続は監査人の判断によ

る。これらのリスク評価を行うにあたり、私どもは、ファンドによる財務書類の作成および適正な表示

に関する内部統制を検討するが、これは状況に応じた適切な監査手続を立案するためであって、ファン

ドの内部統制の有効性についての意見を表明することが目的ではない。したがって、私どもは当該事項

についての意見表明はしない。監査は、マネジメントが採用した会計方針の適切性およびマネジメント

によって行われた重要な会計上の見積りの合理性についての評価も含め全体としての財務書類の表示を

検討することを含んでいる。私どもは、私どもの監査意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を

入手したと確信している。

意見

私どもは、上記の財務書類は、米国において一般に公正妥当と認められる会計原則に準拠して、日興

ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンドの2015年９月30日現在の財政状態ならびに同日に終

了した会計年度における運用成績および純資産の変動をすべての重要な点において適正に表示している

ものと認める。

プライスウォーターハウスクーパース

ケイマン諸島

2016年１月４日

－ －

14

注：この監査報告書の訳文は、英語で作成された原文監査報告書を翻訳したものです。情報、見解また

は意見のあらゆる解釈において、英語版の原文監査報告書がこの訳文に優先します。

－ －

15

－ －

16

① 貸借対照表

ＡＢケイマン・トラスト－日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

資産負債計算書

2015年９月30日現在

円

資産

有価証券への投資、評価額（取得原価：82,823,917,208円） 91,180,779,509

現金 1,026,461

外国通貨、評価額（取得原価：4,702円） 4,727

先渡外国為替契約に係る未実現評価益 3,480,627,469

未収利息 1,870,957,229

その他の資産 7,620,624

資産合計 96,541,016,019

負債

受益証券買戻未払金 833,096,990

未払販売管理代行報酬 67,811,370

未払投資運用報酬 64,080,209

先渡外国為替契約に係る未実現評価損 36,075,256

未払販売報酬 26,189,861

未払代行協会員報酬 25,668,795

未払管理会社報酬 804,581

投資有価証券購入未払金 188,494

未払費用およびその他の負債 39,744,300

負債合計 1,093,659,856

純資産 95,447,356,163

クラス 純資産 受益証券残高 純資産価額

（円） （口） （円）

Ａ 823,118,681 776,002,184 1.0607

Ｂ 94,624,237,482 90,465,429,000 1.0460

財務書類に対する注記を参照。

－ －

17

② 損益計算書

ＡＢケイマン・トラスト－日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

損益計算書

2015年９月30日に終了した年度

円

投資収益

受取利息（外国源泉徴収税228,780,657円控除後） 4,828,184,967

受取配当金（外国源泉徴収税62,978,391円控除後） 146,949,265

4,975,134,232

費用

投資運用報酬 896,892,434

管理会社報酬 11,353,076

販売管理代行報酬 956,723,122

販売報酬 115,968,239

代行協会員報酬 113,530,690

管理事務代行報酬 60,073,903

名義書換事務代行報酬 40,491,624

保管会社報酬 21,117,393

専門家報酬 11,140,063

印刷費用 5,310,122

受託会社報酬 861,849

その他の報酬 9,656,599

費用合計 2,243,119,114

投資純利益 2,732,015,118

投資ならびに為替取引に係る実現および未実現利益（損失）

実現純利益（損失）：

投資取引 8,015,277,602

為替取引 (15,811,179,298)

未実現評価損益の純変動：

投資 621,650,434

外貨建資産および負債 7,155,346,930

投資および為替取引に係る純損失 (18,904,332)

運用による純資産の純増加 2,713,110,786

財務書類に対する注記を参照。

－ －

18

ＡＢケイマン・トラスト－日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

純資産変動計算書

2015年９月30日に終了した年度

円

運用による純資産の増加（減少）

投資純利益 2,732,015,118

投資および為替取引に係る実現純損失 (7,795,901,696)

投資ならびに外貨建資産および負債の未実現評価損益の純変動

7,776,997,364

運用による純資産の純増加 2,713,110,786

受益者への分配金

クラスＡ (36,538,983)

クラスＢ (4,272,115,200)

受益者への分配金合計 (4,308,654,183)

受益証券取引

再投資 38,983

買戻 (25,952,826,047)

受益証券取引合計 (25,952,787,064)

減少合計 (27,548,330,461)

純資産

期首 122,995,686,624

期末 95,447,356,163

財務書類に対する注記を参照。

－ －

19

ＡＢケイマン・トラスト－日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

財務書類に対する注記

2015年９月30日

１．組織

ＡＢケイマン・トラスト（以下「トラスト」という。）は、ケイマン諸島の信託法（2013年

改訂）に基づき、2010年11月１日に設立されたオープン・エンド型の免税アンブレラ・ユニッ

ト・トラスト（2013年５月10日付補遺信託証書による修正に基づく）であり、2011年１月31日

に運用を開始した。トラストは、シリーズ・トラストとして、現在３つのポートフォリオであ

る、エマージング・ボンド・ファンド（外貨建）、グローバル・ハイ・インカム・エクイ

ティ・ファンド（外貨建）および日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンドを運

用している。当報告書は、日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド（以下

「ファンド」という。）のみに関連している。ファンドの登録事務所は、インタートラスト・

トラスティーズ（ケイマン）リミテッド（以下「受託会社」という。）気付となる、ケイマン

諸島、ＫＹ1-9005、グランドケイマン、エルジン・アベニュー190に所在する。ファンドの投資

目的は、高いインカムゲインの実現と投資元本の着実な成長を追求することである。ファンド

が投資目的を達成することまたは投資リターンを得ることは保証されていない。

ファンドは、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法（2013年改訂）に基づく投資信託

として登録されており、ケイマン諸島金融庁の規制に従っている。

現在、ファンドは、日本円（以下「円」という。）建クラスＡ受益証券および円建クラスＢ

受益証券という２クラスの受益証券の発行が可能である（注記３）。募集されている受益証券

の各通貨は、表示通貨（以下「表示通貨」という。）として認知されている。クラスＡおよび

クラスＢの表示通貨は、円である。

アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーは管理会社（以下「管理会社」という。）とし

て従事する。

管理会社が受託会社と協議の上、ファンドを事前に終了させる、もしくは終了を延期するこ

とが受益者の利益のためと判断する場合を除き、ファンドは2019年７月31日に終了する。

２．重要な会計方針の要約

作成基準

本財務書類は、米国において一般に公正妥当と認められた会計原則（以下「米国ＧＡＡ

Ｐ」という。）に準拠して作成され、円で表示される。本ファンドは米国ＧＡＡＰに基づく

投資会社であり、投資会社に適用される会計および報告指針に従っている。

有価証券への投資の評価

取引所に上場される有価証券は、その価格が決定されるファンド営業日における取引所終

了時の総合テープシステムに反映された直近の売値で評価される。当該日に取引が行われな

い場合には、かかる有価証券は、同日の 終買気配値および売気配値の仲値で評価される。

当該日に買気配値および売気配値がつかない場合には、かかる有価証券は、管理会社による

公正価値、または管理会社により策定された手続に従い誠実に評価される。主要な市場が店

－ －

20

頭であると考えられる取引所で上場されている有価証券を含む、店頭市場で取引される有価

証券（ただし、ナスダック株式市場（以下「ナスダック」という。）で取引される有価証券

を除く。）は、直近の買気配値および売気配値の仲値で評価される。ナスダックで取引され

る有価証券は、ナスダック公表終値で評価される。

満期までの残存日数が60日以下の米国政府証券およびその他の債務証券は、通常、市場価

格が入手可能な場合、独立した値付け業者によって時価で評価される。市場価格が入手可能

ではない場合、当該有価証券は償却原価で評価される。この手法は、一般的に、当初満期が

60日を超えていた短期有価証券だけでなく、当初満期が60日以下である短期有価証券にも使

用される。償却原価が使用される場合、評価委員会（以下「委員会」という。）は、使用さ

れる償却原価が有価証券の公正価値とほぼ同じであると合理的に結論付ける必要がある。委

員会が考慮するこうした要因には、発行体の信用度の低下または金利の重大な変動が含まれ

るが、これらに限定されない。

確定利付証券は、当該確定利付証券の市場価格を反映する価格、および値付けサービスに

よって提供される価格が当該確定利付証券の公正価値を反映すると考えられる場合の当該価

格に基づいて評価される。値付けサービスによって提供される価格は、企業の規模、類似の

グループ内有価証券取引および特定の有価証券に関する成長性を含む多数の要因を考慮して

いる。管理会社が適切な値付けサービスが存在しないと判断した有価証券は、買気配値、ま

たはかかる有価証券の主要ブローカー・ディーラー間のスプレッドに基づき評価される可能

性がある。

その他のすべての有価証券は、管理会社が策定した手続により決定される容易に入手可能

な市場相場に従って評価される。特別な事態により、かかる評価を実行することが不可能に

なる場合または不適切になる場合には、管理会社は、ファンドの資産の公正な評価のため、

慎重かつ誠実に他の規則に従うことができる。

先渡外国為替契約

先渡外国為替契約は、契約締結日における先渡外国為替レートと期末日におけるその先物

レートとの差額で評価される。

現金および現金同等物

ファンドは、当初満期日まで90日未満のすべての流動性の高い投資を現金同等物としてみ

なしている。

外貨

外貨建投資有価証券ならびにその他の資産および負債は、評価日現在の円の金額に換算さ

れる。外貨建投資有価証券の売買ならびに収益および費用は、各取引日の円の金額に換算さ

れる。

ファンドは、投資に係る外国為替レートの変動による運用結果の部分を、保有証券の市場

価格の変動による変動と区分していない。かかる変動は、損益計算書の投資に係る実現純利

益（損失）および未実現評価損益の純変動に含まれる。

外貨に係る実現純損益の計上額は、外貨の売り、証券取引にかかる取引日と決済日との間

の実現為替差損益およびファンドの帳簿に計上された配当金および利息の金額と実際に受領

－ －

21

されたまたは支払われた円同等額との差額である。

収益認識

証券取引は取引日基準で計上される。受取および支払配当金は配当落日に認識され、受取

および支払利息は発生主義で認識される。投資取引に係る実現損益は先入先出法で決定され

る。投資に係る実現可能と見込まれるディスカウントおよびプレミアムは、実効金利法を用

いて各投資の残存期間にわたり償却される。

収益および費用の配分

ファンドは、計算期間の始めに適用されるクラスまたはシリーズの純資産価額に基づき、

各クラスおよびシリーズへ収益および費用（販売報酬および販売管理代行報酬は除く）を比

例配分する。注記４に記載のとおり、販売報酬および販売管理代行報酬は計算され各シリー

ズに課される。注記５に記載のとおり、各クラスの指定通貨に対する特定のヘッジクラス受

益証券を通じて認識された損益は、各クラスへと配分される。

所得税

米国ＧＡＡＰの所得税等の不確実性に関する会計処理の要件に従って、マネジメントは、

該当する税務期間のファンドの税務ポジションを分析し、ファンドの財務書類において所得

税引当金が不要であるとの結論に達した。

ファンドは、ケイマン諸島政府の現行税法に基づき、税金が課されていないが、ファンド

が投資している国々により課税の対象となる可能性がある。かかる税金は、通常、稼得した

収益および／または本国に送金されたキャピタルゲインに基づいている。税金は、稼得した

投資純利益、実現純利益および未実現純利益（損失）について課され、未払計上される。

2015年９月30日以前の一定の期間において、ファンドは依然として国際的な司法管轄によ

る調査の対象となっている。（税務管轄により行われる場合）当該調査の完了時に税務上の

調整が必要となり、該当する全税務期間に遡及修正される。

見積りの使用

米国ＧＡＡＰに準拠した財務書類の作成では、マネジメントに、財務書類の日付における

資産および負債の計上額ならびに偶発資産および負債の開示（該当があれば）、ならびに報

告年度における収益および費用の計上額に影響を与える見積りおよび仮定を要求している。

実際の結果はこれらの見積りと異なる可能性があり、その差額は重大なものとなりうる。

補償および保証

ファンドは、通常の業務において、補償または保証を含む契約や合意書を締結している。

ファンドに対するこれらの条項の実行をもたらす将来の事象が起こるかもしれない。これら

の契約に基づくファンドの 大エクスポージャーは、未だ発生していない将来の事象を含む

ため不明である。

－ －

22

３．受益証券取引

受益証券の説明

各受益証券は、ファンドの無分割受益権を表しており、その結果、ファンドの終了時に受

益者に対して支払われる金額は、当該クラスのすべての受益証券残高で除された関連する受

益証券クラスに帰属する純資産価額における受益者の持分と等しくなる。クラスのすべての

受益証券は、発行の際、買戻しおよび分配に関して同等の権利を付与する。各受益証券は、

１受益証券当たり１議決権を含み、その他の各受益証券と同等の権利および権限を有する。

ファンドは、特定の投資家のクラスの要求に応えるため、または市場慣行や一部の管轄に

おける規制に従うために、異なる報酬体系や発行要件を持つ様々なクラスの受益証券を受益

者の同意なしで、現在において募集または将来において募集することができる。

管理会社はその裁量において随時、特定の国または地域に居住または定着している投資家

に対する受益証券発行を、一時的に中止したり、無期限に停止したり、または制限したりす

ることができる。管理会社は、受益者全体および各ファンドの保護に必要な場合には、特定

の投資家による受益証券の取得を禁じることもできる。

受益証券の当初発行

受益証券は、当初、クラスＡ受益証券およびクラスＢ受益証券１口当たり１円で募集され

た。 低当初投資額は１口であり、 低追加投資額はいずれのクラスについても１口である。

管理会社は、受益者全体およびファンドの保護に必要な場合には、特定の投資家による受益

証券の取得を禁じることもできる。

受益証券の継続発行

受益証券は、各ファンド取引日において、それぞれの受益証券１口当たり純資産価格（適

用される販売手数料が加算される）で表示通貨により購入することができる。ファンド取引

日とは、各ファンド営業日（日本、ルクセンブルグにおける銀行営業日、およびニューヨー

ク証券取引所の営業日、および／または管理会社が決定するその他の日。以下「ファンド営

業日」という。）をいう。純資産価額は、別段の規定がない限り、各ファンド取引日の評価

時点（かかるファンド取引日の米国東部時間午後４時）に決定される。クラスＡ受益証券

1,000,000,000口未満の購入については、販売時に日本における申込手数料0.75％（日本の消

費税にあたる付加価値税（以下「VAT」という。）を除く。）が課される。クラスＡ受益証券

1,000,000,000口以上の購入については、販売時に日本における申込手数料0.50％（VATを除

く。）が課される。2015年９月30日に終了した年度において、クラスＡ受益証券の販売によ

りＳＭＢＣ日興証券株式会社（以下「販売会社」という。）が得た申込手数料はなかった。

受益証券の買戻し

受益者は、管理事務代行会社に対して、ファックスまたは郵便により取消不能である買戻

注文を送付することにより、各ファンド取引日に、受益証券の買戻しをすることができる。

買戻代金の支払額（クラスＢ受益証券のうち、受益証券発行日から５年未満で買い戻される

受益証券については、買戻価格から4.00％から0.80％の条件付後払申込手数料（以下「ＣＤ

ＳＣ」という。）を差し引いた買戻価格）は、正味買戻額に適合する。ＣＤＳＣは、投資家

－ －

23

により買戻代金からアライアンス・バーンスタイン・ホールディングス（ケイマン）リミ

テッド（以下「販売管理代行会社」という。）に支払われる。2015年９月30日に終了した年

度において、クラスＢ受益証券は800,680,160円のＣＤＳＣ手数料を支払った。

管理会社は、各ファンド取引日について、受益証券の買戻しが通常の状況下で買戻請求を

行う受益者に対して同日に速やかに実行されるように、適切な流動性が各クラスに関して維

持されることを確保するように努めている。ただし、管理会社は、ファンドが各ファンド取

引日において、同日におけるファンドの発行済受益証券の10％超の買戻請求を受領した場合

には、受益証券の買戻しを制限することができる。かかる場合には、ファンドの受益証券を

比例按分ベースで償還させることができる。このような制限がある場合、これらの買戻請求

を行った受益者にすべて通知される。さらに、特定の状況において、受託会社は、管理会社

と協議の上、受益者の受益証券を償還する権利を停止することができる。

分配金

管理会社は、2013年12月20日以降、毎年６月20日と12月20日（以下「分配基準日」とい

う。）に受益者に対して半年ごとに分配を宣言することを予定している。宣言があった場合、

分配金はファンドに再投資されることがある。

管理会社は、ファンドの(1) 受益証券の各クラスに帰属する純利益、および(2) 通貨の運

用に帰属する特定の受益証券クラスのリターン部分について、すべてまたは実質的にすべて

の額を分配することを予定している。また管理会社は、関連する受益証券のクラスに帰属す

る実現および未実現利益、および／または分配可能な元本から分配対象の範囲とするか否か、

する場合にはその範囲について決定することができる。管理会社は、上述のリターンのソー

スが特定の分配／さまざまな分配を支えられる範囲で、各受益証券クラスの半年ごとの分配

金について比較的安定した分配率の維持に努める予定である。

2015年９月30日に終了した年度における受益証券取引は、以下のとおりである。

受益証券（口） 金額（円）

2015年９月30日に

終了した年度

2015年９月30日に

終了した年度

クラスＡ

受益証券買戻 (275,000,000) (298,045,000)

分配金の再投資による受益証券発行 36,749 38,983

純減少 (274,963,251) (298,006,017)

クラスＢ

受益証券買戻 (24,202,441,000) (25,654,781,047)

純減少 (24,202,441,000) (25,654,781,047)

受益証券取引合計額 (25,952,787,064)

2015年９月30日現在、１投資家がクラスＡおよびクラスＢへの投資を通じてファンドの純

資産を実質的に保有していた。販売会社および／またはファンドの重大な保有割合を有する

投資家による取引は、他の投資家に影響を与えることがある。ファンドの受益証券は、アラ

－ －

24

イアンス・バーンスタイン・インベスター・サービセズの口座で保有されている、クラスＡ

に係る管理会社からのシードマネー1,063,034円（1,002,184口の受益証券）を除き、販売会

社のオムニバスアカウントで保有されている。

４．報酬および費用

受託会社報酬

受託会社は、ファンドの受益証券の発行入金から支払われる年間10,000米ドルの報酬を受

領する権利を有する。受託会社はまた、ファンドのために受託会社が支払った臨時の受託会

社のサービスに対する報酬および直接の立替費用をファンドの資産から受領する権利を有す

る。

2015年９月30日に終了した年度において、ファンドでは861,849円の受託会社報酬が発生し、

2015年９月30日現在において、全額が未払いであり、資産負債計算書の未払費用およびその

他の負債に計上されている。

管理会社報酬

管理会社は、ファンドの管理会社として提供するサービス（以下「管理会社報酬」とい

う。）に関して、ファンドの資産から各月の各ファンド営業日におけるファンドの平均純資

産価額の年率0.01％に相当する、クラスＡおよびクラスＢに関する報酬の支払いを受ける権

利を有する。

管理会社は、ファンドの投資運用会社として提供するサービス（以下「投資運用報酬」と

いう。）に関して、ファンドの資産から各月の各ファンド営業日におけるファンドの平均純

資産価額の年率0.79％に相当する、クラスＡおよびクラスＢに関する報酬の支払いを受ける

権利を有する。

管理会社はまた、ファンドの資産からファンドのために管理会社が支払った立替費用およ

び支出の支払いを受ける権利を有する。

2015年９月30日に終了した年度において、ファンドでは896,892,434円の投資運用報酬およ

び11,353,076円の管理会社報酬が発生し、2015年９月30日現在において、うちそれぞれ

64,080,209円および804,581円が未払いであり、資産負債計算書の未払投資運用報酬および未

払管理会社報酬に計上されている。

管理事務代行会社および保管会社報酬

受託会社は、ファンドの管理事務代行会社（以下「管理事務代行会社」という。）として

活動するためにブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・コーと管理事務代行契約を締結

した。管理事務代行会社は、ファンドに関して提供するファンドの会計・管理事務サービス

について、ファンドの資産から関連する月末から30暦日以内に毎月、円により後払いされる

報酬の支払いを受ける権利を有する。ファンドの会計・管理事務サービスに関する報酬は

15,000米ドルおよびその他取引手数料である。2015年９月30日に終了した年度において、

ファンドでは60,073,903円の管理事務代行報酬が発生し、2015年９月30日現在において、う

ち12,327,092円が未払いであり、資産負債計算書の未払費用およびその他の負債に計上され

ている。

－ －

25

保管サービス契約に従い、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・コーは、保管会社

への資産の受け渡しおよび保管会社が保有する資産に関して、ファンドの保管会社（以下

「保管会社」という。）として活動する。保管会社は、合意した取引手数料および立替費用

の回収について、関連する月末から30暦日以内に毎月、円による後払いによりファンドの資

産から支払いを受ける権利を有する。2015年９月30日に終了した年度において、ファンドで

は21,117,393円の保管会社報酬が発生し、2015年９月30日現在において、うち4,268,950円が

未払いであり、資産負債計算書の未払費用およびその他の負債に計上されている。

名義書換事務代行報酬

ファンドの受託会社は、ルクセンブルグＬ-2453、ユージェーヌ・リュペール通り２-４に

事業拠点を置く、ルクセンブルグ大公国の法律に基づいて組織された有限会社であるアライ

アンス・バーンスタイン（ルクセンブルグ）エス・エイ・アール・エルの１部門であるアラ

イアンス・バーンスタイン・インベスター・サービセズ（以下「名義書換事務代行会社」と

いう。）をファンドの名義書換事務代行会社として任命した。名義書換事務代行会社は、実

施するサービスと引き換えに、受託会社および管理会社と合意した名義書換事務代行報酬な

らびに受託会社および管理会社と合意した一定の立替費用の払戻しを受領する権利を有する。

名義書換事務代行会社は、ファンドの資産から関連する月末から30暦日以内に毎月、円によ

り後払いされる報酬の支払いを受ける権利を有する。ファンドは名義書換事務代行会社に対

して、１受益証券クラスにつき、各月の各ファンド営業日におけるファンドの平均純資産価

額の49,147,500,000円までについては年率0.05％、49,147,500,000円を超える部分について

は年率0.01％の報酬を支払う。

2015年９月30日に終了した年度において、ファンドでは40,491,624円の名義書換事務代行

報酬が発生し、2015年９月30日現在において、うち10,022,166円が未払いであり、資産負債

計算書の未払費用およびその他の負債に計上されている。

代行協会員報酬

管理会社は、ＳＭＢＣ日興証券株式会社を日本における代行協会員として任命した。代行

協会員は、ファンドの代行協会員として提供するサービス（以下「代行協会員報酬」とい

う。）に関して、ファンドの資産から各月の各ファンド営業日におけるファンドの平均純資

産価額の年率0.10％に相当する報酬の支払いを受ける権利を有する。

2015年９月30日に終了した年度において、ファンドでは113,530,690円の代行協会員報酬が

発生し、2015年９月30日現在において、うち25,668,795円が未払いであり、資産負債計算書

の未払代行協会員報酬に計上されている。

販売会社報酬

販売会社は、ファンドの販売会社として提供するサービス（以下「販売報酬」という。）

に関して、ファンドの資産から各月の各ファンド営業日におけるクラスＡの平均純資産価額

の年率0.35％、およびクラスＢの平均純資産価額の年率0.10％に相当する報酬の支払いを受

ける権利を有する。その他の販売会社が将来的に任命される可能性がある。

2015年９月30日に終了した年度において、ファンドでは115,968,239円の販売報酬が発生し、

－ －

26

2015年９月30日現在において、うち26,189,861円が未払いであり、資産負債計算書の未払販

売報酬に計上されている。

販売管理代行報酬

販売管理代行会社は、ファンドの販売管理代行会社として提供するサービス（以下「販売

管理代行報酬」という。）に関して、ファンドの資産から各月の各ファンド営業日における

クラスＢの平均純資産価額の年率0.85％に相当する報酬の支払いを受ける権利を有する。

2015年９月30日に終了した年度において、ファンドでは956,723,122円の販売管理代行報酬

が発生し、2015年９月30日現在において、うち67,811,370円が未払いであり、資産負債計算

書の未払販売管理代行報酬に計上されている。

５．デリバティブ金融商品

ファンドは、収益を稼得しリターンを向上させること、当該ポートフォリオおよび受益証券

クラスのリスク・プロファイルをヘッジまたは調整すること、より伝統的な直接投資を代用す

ること、または他のアクセス不能な市場に対するエクスポージャーを得ることを目的として、

デリバティブを活用している。

ファンドは、オフバランスシート・リスクを表す可能性があるデリバティブ契約を締結して

いる。オフバランスシート・リスクは、特定の投資に係る 大の潜在的損失が、資産負債計算

書に反映されたかかる投資の評価より大きい場合に存在する。

一部のデリバティブ契約は、取引相手方に対して負うあらゆる純債務に対する遅延損害金の

支払い原因になりうる事象である、ファンドの純資産が規定水準まで下落すること、または、

ファンドが当該契約におけるその他信用リスクに関する制限条項の充足に違反することに対し

て、店頭取引デリバティブの取引相手方に担保の要求や期限前にデリバティブ契約を終了する

ことを認めている。

ファンドが活用する主要なデリバティブ取引の種類および手法は以下のとおりである。

先渡外国為替契約

ファンドは、下記の「通貨取引」に記載のとおり、ファンドの外国ポートフォリオの保有

高に係る外国為替レート変動に対するエクスポージャーをヘッジする目的、外貨建ての売買

に係る特定の確定約定をヘッジする目的、ならびに外貨に対する直接投資を行う手段として

のヘッジ以外の目的で先渡外国為替契約を締結することができる。

先渡外国為替契約は、外貨を将来の日付に合意価格で売買する義務である。

未決済の先渡外国為替契約の評価額の変動は、資産負債計算書の先渡外国為替契約に係る

未実現評価損益ならびに損益計算書の外貨建資産および負債に係る未実現評価損益の純変動

として計上される。当初契約と契約終了時の差額から生じる損益は、損益計算書の為替取引

に係る実現純損益に含まれる。

リスクは、取引相手方が契約条件を満たすことができない可能性や、円に対する外貨の評

価額の予想しない動きから生じることがある。額面または契約金額は、円建で特定の通貨契

約においてファンドが有するエクスポージャーの合計を反映している。

2015年９月30日現在、ファンドの未決済の先渡外国為替契約は以下のとおりである。

－ －

27

先渡外国為替契約

純資産比率 （％）

未実現評価益／（損） （円）

複数の評価益契約 3.65 3,480,627,469

複数の評価損契約 (0.04) (36,075,256)

先渡外国為替契約合計 3.61 3,444,552,213

通貨取引

ファンドは、為替ヘッジまたは為替ヘッジなしで円建て以外の有価証券に投資する。ファ

ンドは、先渡外国為替契約等の通貨関連デリバティブの利用を通じて、通貨の買いポジショ

ンまたは売りポジションをとることにより投資機会を追求する。ファンドが当該通貨建ての

有価証券を保有しておらず、また、魅力的な投資機会を示していない場合であっても、当該

外国通貨価値の値上がりまたは値下がりが予想される際には、ファンドは投資機会のために

取引を行う。かかる取引は、管理会社が、外貨建て有価証券への直接投資よりも、より効率

的であるかもしれないと判断した場合にも利用される。

ファンドは通常、特に、取引相手に対する信用リスクを軽減する目的で、店頭デリバティ

ブ契約の取引相手と国際スワップ・デリバティブ協会のマスター・アグリーメント（以下

「ＩＳＤＡマスター・アグリーメント」という。）または類似のマスター・アグリーメント

（以下、総称して「マスター・アグリーメント」という。）を締結している。ＩＳＤＡマス

ター・アグリーメントには、一般的な債務、表明、担保ならびに債務不履行または終了事由

に関する規定が含まれている。ＩＳＤＡマスター・アグリーメントに基づき、ファンドは通

常、債務不履行または終了事由が生じた場合に、取引相手との間で特定のデリバティブ金融

商品の債務および／または債権を、保有する担保および／または差し入れた担保と相殺して、

純額で一括清算（クローズアウト・ネッティング）することができる。

様々なマスター・アグリーメントが取引相手との特定の取引条項を規定しており、これに

は、取引所で取引されるデリバティブ取引、レポおよびリバース・レポ取引などの取引が含

まれる。これらのマスター・アグリーメントは、一般的に、信用保護のメカニズムを特定し、

標準化を提供して法律上の確実性を高めることで、かかる取引に伴うカウンターパー

ティー・リスクを軽減することを目的としている。マスター・アグリーメントに基づくクロ

ス・ターミネーション条項は、一般的に、ファンドと取引相手との間のある取引に関連する

債務不履行があった場合に、不履行を起こしていない当事者に、不履行当事者と締結してい

る他のすべての取引を終了して不履行当事者に対する債務／債権を純額で一括清算する権利

を与えることを規定するものである。マスター・アグリーメントの取引相手による債務不履

行が生じた場合、ファンドの純負債を上回る市場価値を有する不履行当事者が保有する担保

の回収が遅れる、もしくは拒否される可能性がある。

ファンドのマスター・アグリーメントには、ファンドの純資産が一定の水準以下に下落し

た場合（純資産に係る偶発特性）にデリバティブ取引を早期終了する規定が含まれているこ

とがある。これらの水準を割り込んだ場合、ファンドの取引相手は、かかる取引を終了し、

ファンドに対して、その終了した取引に関連する清算額の支払いまたは受領を要求する権利

を有する。追加の詳細については、下表の取引相手別のネッティング契約を参照のこと。

－ －

28

2015年９月30日現在、デリバティブの種類別に分類したファンドのデリバティブ残高は以

下のとおりである。

デリバティブ資産 デリバティブ負債

デリバティブの種類 資産負債計算書上の

勘定科目 公正価値 （円）

資産負債計算書上の勘定科目

公正価値 （円）

外国為替契約 先渡外国為替契約に係る未実現評価益

3,480,627,469先渡外国為替契約に係る未実現評価損

36,075,256

合計 3,480,627,469 36,075,256

2015年９月30日に終了した年度における損益計算書上のデリバティブ商品の影響は以下の

とおりである。

デリバティブの種類 デリバティブに係る利益（損失）の勘定科目

デリバティブに係る

実現利益（損失）

（円）

未実現評価益（損）における変動

（円）

外国為替契約

為替取引に係る

実現純利益（損失）；

外貨建資産および負債の

未実現評価損益の純変動

(19,153,713,593) 7,306,259,827

合計 (19,153,713,593) 7,306,259,827

以下の表は、2015年９月30日に終了した年度におけるファンドのデリバティブ取引の月次

平均の規模を表している。

外国為替契約： （円）

買い約定の平均元本金額 3,132,934,396

売り約定の平均元本金額 117,140,967,832

財務報告目的上、ファンドは、ネッティング契約の対象であるデリバティブ資産とデリバ

ティブ負債を資産負債計算書上で相殺していない。

期末日において保有するすべてのデリバティブは、ネッティング契約の対象であった。以

下の表は、マスター・アグリーメント（以下「ＭＡ」という。）に基づいて相殺可能な金額

を控除し、さらにファンドが受領した／差し入れた関連する担保を控除した、2015年９月30

日現在のファンドの取引相手別のデリバティブ資産および負債を表示している。

－ －

29

取引相手

ＭＡの対象であるデリバティブ資産

（円）

相殺可能な

デリバティブ

（円）

純額

（円）

受領した担保

（円）

デリバティブ

資産純額

（円）

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・コー

990,816,147 (35,344,569) 955,471,578 0 955,471,578

シティバンク、エヌ・エー

5,062,183 (126,159) 4,936,024 0 4,936,024

ゴールドマン・サックス・インターナショナル

7,313,080 0 7,313,080 0 7,313,080

ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・ピーエルシー

255,546,871 0 255,546,871 0 255,546,871

ＵＢＳエージー 2,221,889,188 (604,528) 2,221,284,660 0 2,221,284,660

合計 3,480,627,469 (36,075,256) 3,444,552,213 0 3,444,552,213

取引相手

ＭＡの対象であるデリバティブ負債

（円）

相殺可能な

デリバティブ

（円）

純額

（円）

差し入れた

担保

（円）

デリバティブ

負債純額

（円）

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・コー

35,344,569 (35,344,569) 0 0 0

シティバンク、エヌ・エー

126,159(126,159) 0 0 0

ＵＢＳエージー 604,528 (604,528) 0 0 0

合計 36,075,256 (36,075,256) 0 0 0

６．公正価値の測定

会計基準成文化（以下「ＡＳＣ」という。）第820号に準拠して、公正価値は、ファンドが測

定日における市場参加者間での秩序ある取引における資産の売却に伴って受け取る価格または

負債を移転するために支払う価格と定義されている。またＡＳＣ第820号は、資産または負債の

評価に対するインプットの透明性に基づき、公正価値の測定および公正価値の測定に関する３

つのレベルの階層に関する枠組みを確立している。インプットは観察可能または観察不能であ

る場合があり、概して、市場参加者が資産または負債の価格設定に利用するであろう仮定を指

す。

観察可能なインプットは、市場参加者がファンドから独立した情報源から入手した市場デー

タに基づいて資産または負債の価格設定に利用する仮定を反映する。観察不能なインプットは、

市場参加者が状況に照らして入手できる 善の情報に基づいて、算定される資産または負債の

価格設定に利用する仮定についてファンド独自の仮定を反映する。各投資は、評価全体に対す

る重要性を勘案したインプットの観察可能性に基づき、レベル分類されている。

３つの階層のインプットは以下に要約されている。

－ －

30

・レベル１－同一の投資に対する活発な市場での相場価格。

・レベル２－その他の観察可能で重要なインプット（類似の投資に対する相場価格、金利、

期限前償還率、信用リスク等を含む）。

・レベル３－観察不能で重要なインプット（投資の公正価値を決定する際のファンド独自の

仮定を含む）。

一部の株式投資について、容易に入手可能な市場価格または関連する買気配値を入手できな

い場合、かかる投資は類似の上場投資、入手可能な直近の価格以降の関連する指標の変動、ま

たは基礎となる企業のファンダメンタルズおよび比較可能な企業データ（株価収益率または株

式に対する他の収益率等）に基づいて評価される場合がある。投資が別の上場有価証券等の観

察可能なインプットを用いて評価される場合、投資はレベル２に分類される。マネジメントが、

再売却、非流動性または不確実性に対する制限に基づく調整が適切であり、かかる調整が評価

の重要な構成要素であると判断する場合、投資はレベル３に分類される。マネジメントが評価

の決定に企業のファンダメンタルズおよび他の重要なインプットを利用する場合にも、投資は

レベル３に分類される。

債券および店頭デリバティブ取引等の債務証券の公正価値は、一般的に市場相場価格、直近

の市場取引（観察可能である場合）または業界で認められたモデリング技法に基づいており、

通常レベル２に分類される。レベル２の評価に対するインプットは観察可能であり、また公正

価値算定のために割引キャッシュ・フローを見積るため、活発な市場における類似投資の相場

価格、金利、クーポンレート、イールドカーブ、オプション調整後スプレッド、デフォルト率、

信用スプレッドおよびその他有価証券固有の特性が含まれる可能性がある。当該インプットが、

観察不能でかつ公正価値に対して重要性がある場合、当該投資はレベル３に分類される。また、

格付機関に格付けされていない投資もレベル３に分類される。

米国以外の国債および社債を含むその他の確定利付証券は、入手可能な場合には、通常市場

相場価格を用いて評価され、現行の金利、満期日および発行者の認識された信用リスクにより

一般的に影響を受ける。さらに、市場相場価格がない場合、当該インプットは、業界または独

自モデル（関連する利回り／スプレッドについて、主要な特性が類似し、かつ、より広範に取

引されている債券と比較した発行会社による特定データ）に基づいた評価を算出するために値

付け業者により利用される。観察可能なインプットがある当該投資は、レベル２に分類される。

インプットが観察可能でない場合、当該投資はレベル３に分類される。

－ －

31

下表は、2015年９月30日現在におけるファンドの投資評価額を公正価値の階層レベル別に要

約したものである。

（円）

投資有価証券 レベル１ レベル２ レベル３ 合計

社債－非投資適格 0 53,957,656,366 826,940,326 54,784,596,692

社債－投資適格 0 30,392,725,982 0 30,392,725,982

優先証券 2,539,051,388 0 0 2,539,051,388

国債－ソブリン機関債

0 1,221,195,695

0 1,221,195,695

短期投資 0 2,243,209,752 0 2,243,209,752

投資有価証券合計 2,539,051,388 87,814,787,795 826,940,326 91,180,779,509

その他の金融商品*：

資産

先渡外国為替契約 0 3,480,627,469 0 3,480,627,469

負債

先渡外国為替契約 0 (36,075,256) 0 (36,075,256)

合計 2,539,051,388 91,259,340,008 826,940,326 94,625,331,722

* その他の金融商品は、先物、先渡およびスワップなどのデリバティブ商品であり、当該商

品に係る未実現評価損益で評価されている。

（訳注）上記は管理事務代行会社のデータに基づいて作成されている。

2015年９月30日に終了した年度において、レベル１、レベル２またはレベル３の間における

有価証券の振替はなかった。

以下は、公正価値の決定の際に利用された重要な観察不能なインプット（レベル３）におけ

る投資の調整である。公正価値階層のレベル間における振替は、当該金融商品が報告期間期首

に振替えられたと想定している。

（円）

社債

－非投資適格

2014年９月30日現在 744,693,236

未収ディスカウント／（プレミアム） 981,969

実現利益（損失） 0

未実現評価損益における変動 81,265,121

購入 0

売却 0

レベル３への振替 0

レベル３からの振替 0

2015年９月30日現在 826,940,326

2015年９月30日現在保有している投資からの未実現評価損益の純変動 81,265,121

管理会社は、ファンドが保有するすべての有価証券の価格決定および評価を監視するために

委員会を設置した。委員会は、管理会社が策定しかつ受託会社が承認した価格決定および評価

に関する方針および手続（かかる方針および手続を実行するために、日次基準で採択されたメ

－ －

32

カニズムおよびプロセスに対する価格決定方針も含む）に従い業務を遂行している。特に、価

格決定方針には、有価証券およびその他の商品に関する市場相場の決定方法について記載され

ている。委員会の責任には、以下が含まれる。１）公正価値および流動性の決定（公正価値お

よび流動性の決定に対する責任を委任された第三者の監督も含む）、および２）管理会社の価

格決定、評価に関する方針および手続の定期的なモニタリング、ならびに委員会が適切である

と判断する場合のかかる方針および手続に関する修正または強化（またはかかる方針および手

続に関する修正の提案）。

委員会はまた、管理会社の価格決定グループ（以下「価格決定グループ」という。）による

価格決定方針の実施と、当該価格決定方針に従って一部の価格決定の機能を果たしている第三

者をモニタリングする責任がある。価格決定グループは、かかる第三者を日々監督する責任が

ある。委員会および価格決定グループは、価格の正確性に対して合理的な保証を提供するため

に以下の様々な活動を行っている。１）定期的な業者のデュー・デリジェンス会議、業者のメ

ソドロジー／新開発、およびプロセスに関するレビュー、２）設定された閾値を超えたすべて

の有価証券に対して日々行う評価の前日比較、および３）上級管理職および委員会による、値

がつかない／ステール／差異に関する報告書（例外事項を含む）の日々のレビュー。

さらに、価格決定プロセス以外にも、評価上の問題を監視するために以下の様々なプロセス

が利用されている。１）パフォーマンスおよびパフォーマンス帰属報告書は、ベンチマークの

パフォーマンスに基づき異常な影響がないか監視されている、および２）ポートフォリオ・マ

ネージャーは（管理会社の価格を用いて算出された）すべてのポートフォリオのパフォーマン

スおよび分析のレビューを行う。

７．財務ハイライト

財務ハイライトは、2015年９月30日に終了した年度におけるファンドの財務パフォーマンス

を表している。

１口当たりの運用パフォーマンスおよび比率は、それぞれ2015年９月30日に終了した年度に

おける平均受益証券総数および平均純資産に基づき計算される。

受益者のパフォーマンスは、受益証券取引のタイミングや各受益証券クラスの指定通貨に対

する固有の通貨管理に基づき変化する可能性がある。トータル・リターンは、期中における受

益証券１口当たり純資産価格（分配金の再投資を含む）の変動に基づき計算される。投資リ

ターン合計は、表示通貨の純資産価額に基づいている。

－ －

33

クラスＡ

2015年９月30日に終了した年度

期首純資産価額（円） 1.0709

投資運用による収益

投資純利益 0.0323

投資ならびに為替取引に係る実現および未実現純損失 (0.0025)

運用による純資産価額の純増加 0.0298

控除：分配金

受益者への分配金 (0.0400)

期末純資産価額（円） 1.0607

トータル・リターン

純資産価額に基づく投資リターン合計 2.82％

割合／補足データ

期末純資産（千円） 823,119

平均純資産に占める割合：

費用 1.38％

投資純利益 3.01％

クラスＢ

2015年９月30日に終了した年度

期首純資産価額（円） 1.0628

投資運用による収益

投資純利益 0.0255

投資ならびに為替取引に係る実現および未実現純損失 (0.0023)

運用による純資産価額の純増加 0.0232

控除：分配金

受益者への分配金 (0.0400)

期末純資産価額（円） 1.0460

トータル・リターン

純資産価額に基づく投資リターン合計 2.21％

割合／補足データ

期末純資産（千円） 94,624,237

平均純資産に占める割合：

費用 1.98％

投資純利益 2.40％

－ －

34

８．ファンドの投資上のリスク

為替リスク

ファンドの裏付けとなる投資は、ファンドの表示通貨とは異なる１つの、または複数の通

貨建てとなっていることがある。このことは、裏付けとなる投資の為替変動が、ファンドの

受益証券の純資産価額に対し多大な影響を及ぼすことがあることを意味する。ファンドにお

いて特定の通貨建てにより投資がなされることにより、当該通貨の価値が１つの、または複

数の他の通貨に関連して変動するリスクを負う。通貨価値に影響を及ぼし得る要因には、貿

易収支、短期金利水準、異なる通貨建ての類似する資産の相対的価値の相違、長期的な投資

および投資元本の値上がりの機会ならびに政治的動向が含まれる。ファンドは、円以外の通

貨建て資産の比率については制限されない。

カントリー・リスク

ファンドは、様々な国および地域に所在する発行体の証券に投資することができる。各国

の経済は、国内総生産または国民総生産の成長、インフレ率、資本金の再投資、資源の自給

自足および国際収支ポジション等の点に関し、互いに有利にもまたは不利にも異なることが

ある。一般的な発行体は、インサイダー取引規制、市場操作に関する制限、受益者の権利行

使に関する要件および情報の適時開示等の事項につき、様々な水準の規則の適用を受ける。

発行体の報告、会計および監査基準は、重要な点について国ごとに著しく異なることがあり、

また証券の投資家またはその他の資産への投資家に対し、国ごとに情報の提供が十分になさ

れないことがある。このような国の経済は、国有化、収用・没収に係る課税、通貨ブロック、

政治的変革、政府規制、政治的・社会的不安定さまたは外交上の展開により、悪影響を受け

ることがあり、またファンドの投資対象資産も悪影響を受けることがある。収用、国有化ま

たはその他の没収の場合、ファンドは該当する国への投資全体を失うことがある。さらに、

事業団体、破産および債務超過について定める国々の法律により、ファンドのような証券保

有者に対する保護が限定されることがある。

ファンドは、様々な市場で多くの異なるブローカーおよびディーラーとファンドの証券を

取引することができる。ブローカーまたはディーラーの倒産の結果として、当該ブローカー

またはディーラーに適用される規制によって当該ブローカーまたはディーラーに預託されて

いるファンド資産が全額損失することがある。さらに、特定の国々の売買委託手数料が他の

国々より高かったり、特定の国々の証券市場が他の国々と比べ、流動性が低く、より不安定

であったり、また政府による監督規制が必ずしも厳格でなかったりする。

また多くの国々の証券市場は、比較的小規模であり、そのような市場においては、時価総

額および取引高の大部分が、少数の産業を代表する限定された数の企業に集中する。その結

果として、ファンドがこうした国の企業の株式に投資している場合、ファンドは相対的に大

きな証券市場を有する国々の企業の株式のみに投資しているファンドに比べ、より大きな値

動きおよび著しい流動性の低下を経験することがある。かかる小さな市場では、市場全体に

影響を及ぼす不利益な事由により、また大量の証券を取引する大口投資家により、さらに大

きな影響を受けることがある。また証券決済に関して、遅延やオペレーション上の不確実性

にさらされる場合もある。

国によっては、外国人が投資を行う前提として政府の承認を要していたり、外国人による

－ －

35

投資を発行体の発行済証券の特定の比率のみに限定していたり、または国民が買付ける場合

に提供される企業の証券よりも不利となり得る条件（かかる条件には価格を含む）が付され

ている証券の特定の種類のみに外国人による投資を限定していたりする場合がある。かかる

制限または規制は、場合によっては、特定の証券に対する投資を制限しまたは妨げることが

あり、ファンドの経費および費用を増加させることがある。さらに、投資収益、投資元本ま

たは証券の売却代金をある国から本国に送金することは、一部の国において規制されており、

事前に政府に対して一定の届出を行うことまたは一定の認可を得ることが必要となる場合が

ある。国によっては、国際収支が悪化した場合には、かかる国が海外からの元金の送金を一

時的に制限することがある。また、投資上のその他の制限の適用による場合に加えて、ファ

ンドは、送金のために必要な政府の承認が遅れることまたは拒否されることにより、悪影響

を受ける場合がある。局地的な市場に対する投資については、ファンドは追加費用の負担を

伴うことがある特別な手続を採用することが要求されることがある。かかる要因は、ある国

に対するファンドの投資の流動性に影響を及ぼすことがあるため、管理会社は、当該要因が

ファンドの投資に及ぼす影響を監視している。

金利リスク

ファンドの受益証券の価値は、その投資対象の価値とともに変動する。ファンドの確定利

付証券に対する投資価値は、一般的な金利水準の変動に応じて変動する。金利低下時は確定

利付証券の価値は一般的に上昇するが、金利の低下が景気後退の前兆とみなされる場合には、

ファンドの保有する証券の価値は金利の低下とともに下落することがある。逆に、金利上昇

時は確定利付証券の価値は一般的に下落する。満期およびデュレーションが長い確定利付証

券は、満期およびデュレーションが短い証券に比べて金利の変動の影響を大きく受ける。

デリバティブ・リスク

ファンドはデリバティブを活用することができる。デリバティブは、その価値が裏付けと

なる資産、基準金利または指数の値により決まる、またはそこから生じる金融契約である。

副投資運用会社は、場合によっては、他のリスクを軽減する戦略の一環としてデリバティブ

を活用することがある。ただし、概して、ファンドは、収益を得ること、通貨エクスポー

ジャーをヘッジすること、利回りを向上させることおよびポートフォリオの分散を図ること

を目的として、直接投資としてデリバティブを活用することがある。取引相手方の信用リス

ク等のその他のリスクに加え、デリバティブは、価格設定や評価が困難であるリスクおよび

デリバティブの価値の変動が関連する裏付けとなる資産、レートまたは指数と完全に連動し

ない可能性があるリスクを伴う。

クラス間債務に係るリスク

ファンドは、特定の受益証券クラスについて、ファンドの基準通貨に対して関連する表示

通貨へのエクスポージャーを軽減するために、先渡為替予約等の通貨デリバティブ取引を行

うことができる。ファンドは、通常、先渡為替予約が締結される特定の受益証券クラスに償

還を限定することに同意した取引相手との間でのみ先渡為替予約を締結するが、ファンド内

の様々な受益証券クラス間において負債が法的には分離されないことから、特定の受益証券

－ －

36

クラスについての特定の指定通貨に関する通貨デリバティブ取引は、一定の状況下において、

ファンドのその他の受益証券クラスの純資産価額に影響を及ぼし得る債務を発生させるとい

うリスクが存在する。かかる場合には、ファンドのその他の受益証券クラスの資産は、当該

受益証券クラスが被る債務を補填するために利用されることがある。

市場リスク

市場リスクは、金利および為替レートの動きだけでなく投資ポジションの価格の変動など

の市場の変化により、投資ポジションの価値が変化する可能性である。市場リスクは、裏付

けとなる金融商品が取引される市場の変動性および流動性により直接影響を受ける。ファン

ドは、エクスポージャーの分散、持ち高における制限の設定、関連する証券またはデリバ

ティブ金融商品のヘッジなどを通じて、様々な方法で市場リスクを管理するよう努めている。

市場リスクの管理能力は、投資ポジションおよびかかる投資ポジションをヘッジするために

利用された商品との間の流動性、関連価格、変動性および相関関係の変化により制約される

可能性がある。

信用リスク

信用リスクは、取引相手方が契約義務を履行できなくなる、または担保価値が適切でなく

なるリスクである。ファンドは、取引相手方の信用エクスポージャーや信用価値をモニタリ

ングすることにより、信用リスクを 小限に抑えるよう努めている。

オフバランスシート・リスク

ファンドは、オフバランスシート・リスクを示す可能性のある投資取引の契約を締結する

ことができる。オフバランスシート・リスクは、特定の投資に係る 大の潜在的損失が、資

産負債計算書に反映された当該投資の価値より大きい場合に存在する。オフバランスシー

ト・リスクは、一般的にデリバティブ金融商品の活用から発生する。

９．後発事象

マネジメントは、財務書類の発行準備が整った日である2016年１月４日までのファンドの財

務書類における後発事象の存在の可能性を評価した。

2015年10月１日から2016年１月４日までの間、ファンドは受益証券発行に関して6,085,360円

を受領し、受益証券再投資に関して18,039円を受領し、受益証券買戻に関して11,032,894,823

円を支払い、総額1,465,252,221円の分配金を支払った。

－ －

37

③ 投資有価証券明細表等

投資ポートフォリオ

2015年９月30日現在

ＡＢケイマン・トラスト－日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

利率 期日 元本

（単位：千）

評価額 （円）

純資産%

社債－非投資適格

金融機関

銀行

Bank of America Corp., Series K(a) 8.00% 1/30/18 USD 21,990 ¥ 2,756,741,673 2.9%

Bank of Scotland Capital Funding LP(a) 7.75% 5/31/21 GBP 500 103,441,914 0.1

Barclays Bank PLC(a) 6.37% 12/15/19 7,040 1,325,565,808 1.4

Barclays Bank PLC(a) 6.38% 4/19/17 4,588 858,844,095 0.9

Barclays Bank PLC(a) 7.13% 10/24/20 4,581 918,434,847 1.0

Barclays Bank PLC(a) 7.70% 4/25/18 USD 3,035 397,350,822 0.4

Barclays Bank PLC 7.75% 4/10/23 5,000 642,562,521 0.7

Barclays Bank PLC(a) 8.25% 12/15/18 GBP 10,427 2,113,655,670 2.2

Barclays PLC(a) 8.00% 12/15/20 EUR 6,295 891,303,612 0.9

BBVA International Preferred SAU(a) (b) 1.61% 12/22/15 6,885 907,759,207 0.9

BBVA International Preferred SAU(a) 5.92% 4/18/17 USD 19,140 2,324,831,690 2.4

BNP Paribas SA(a) 5.95% 4/19/16 GBP 10,000 1,810,233,496 1.9

BNP Paribas SA(a) 7.38% 8/19/25 USD 4,800 579,430,941 0.6

BNP Paribas SA(a) 7.44% 10/23/17 GBP 9,050 1,735,571,572 1.8

Citigroup Capital XVIII 6.83% 6/28/67 15,247 2,750,381,347 2.9

Countrywide Capital III, Series B 8.05% 6/15/27 USD 166 25,027,377 0.0

Credit Agricole SA(a) 6.63% 9/23/19 9,700 1,118,568,638 1.2

Credit Agricole SA(a) 6.64% 5/31/17 39,713 4,883,274,220 5.1

Credit Agricole SA(a) 8.38% 10/13/19 2,400 326,842,238 0.4

Credit Suisse AG/Guernsey, Series 1(a) (b) 1.01% 5/15/17 9,900 1,128,270,807 1.2

Danske Bank A/S(a) 5.56% 3/16/17 GBP 1,500 275,618,258 0.3

Danske Bank A/S(a) 5.68% 2/15/17 1,500 275,618,258 0.3

Deutsche Bank Capital Funding Trust VII(a) 5.63% 1/19/16 USD 3,148 376,705,690 0.4

Deutsche Bank Capital Trust IV(a) 4.59% 6/30/16 7,000 826,940,326 0.9

Deutsche Postbank Funding Trust IV(a) 5.98% 6/29/17 EUR 5,000 694,654,734 0.7

HBOS Capital Funding LP(a) 6.46% 11/30/18 GBP 33,506 6,439,323,393 6.7

Lloyds Bank PLC(a) 4.39% 5/12/17 EUR 3,000 415,216,425 0.4

Lloyds Banking Group PLC(a) 6.27% 11/14/16 USD 8,266 1,001,546,982 1.0

National Westminster Bank PLC(a) (b) 2.14% 1/5/16 EUR 5,650 719,696,741 0.8

Natixis SA(a) 10.00% 4/30/18 USD 14,900 2,055,600,243 2.1

RBS Capital Trust D(a) 5.65% 6/8/17 GBP 2,500 458,229,985 0.5

Royal Bank of Scotland Group PLC(a) 6.99% 10/5/17 USD 14,150 1,977,593,003 2.1

Royal Bank of Scotland PLC (The)(a) 4.96% 8/29/49 GBP 5,244 952,947,503 1.0

Santander UK PLC(a) 6.22% 5/24/19 3,490 652,244,686 0.7

Societe Generale SA(a) (b) 1.08% 4/5/17 USD 5,050 560,386,498 0.6

Societe Generale SA(a) 5.92% 4/5/17 36,128 4,377,436,407 4.6

Societe Generale SA(a) 7.88% 12/18/23 4,500 527,021,232 0.5

Societe Generale SA(a) 8.25% 11/29/18 9,990 1,247,526,872 1.3

Societe Generale SA(a) 8.88% 6/16/18 GBP 6,950 1,387,391,988 1.5

UBS Group AG(a) 7.13% 2/19/20 USD 6,446 793,593,355 0.8

UniCredit Luxembourg Finance SA 6.00% 10/31/17 4,250 535,569,158 0.6

UniCredit SpA 6.38% 5/2/23 3,000 372,680,984 0.4

54,521,635,216 57.1

保険

ING Capital Funding Trust III, Series 9(a)(b) 3.93% 12/31/15 2,203 262,961,476 0.3

(取得原価合計 \49,882,296,662) 54,784,596,692 57.4

社債－投資適格

金融機関

銀行

ABN AMRO Bank NV(c) 7.75% 5/15/23 2,500 360,143,922 0.4

－ －

38

投資ポートフォリオ（続き）

ＡＢケイマン・トラスト－日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

利率 期日 株数／元本

（単位：株／千）

評価額 （円）

純資産%

Banco Bilbao Vizcaya Argentaria SA, Series 1 4.70% 8/9/21 EUR 1,300 ¥ 169,034,426 0.2%

Barclays Bank PLC 6.75% 1/16/23 GBP 6,400 1,246,261,212 1.3

BPCE SA 5.15% 7/21/24 USD 5,000 609,651,923 0.6

BPCE SA 5.70% 10/22/23 16,100 2,036,608,980 2.1Credit Agricole SA, Series TSDI(a) 5.00% 6/20/18 GBP 21,577 3,974,466,092 4.2Credit Suisse Group Finance Guernsey Ltd.(a) 6.88% 6/7/17 1,000 188,747,557 0.2HSBC Bank Capital Funding Sterling 2 LP(a) 5.86% 4/7/20 3,486 662,678,845 0.7ING Bank NV 4.13% 11/21/23 USD 33,900 4,162,574,693 4.4

JPMorgan Chase & Co., Series 1(a) 7.90% 4/30/18 27,220 3,391,983,330 3.5

JPMorgan Chase & Co., Series S(a) 6.75% 2/1/24 4,500 562,110,994 0.6

Lloyds Banking Group PLC(a) 6.00% 6/7/32 GBP 4,500 725,037,714 0.7

Mellon Capital III 6.37% 9/5/66 7,100 1,301,371,870 1.4

Nordea Bank AB(a) 6.13% 9/23/24 USD 6,500 768,075,901 0.8

Standard Chartered Bank(a) 5.38% 7/14/20 GBP 32,175 5,839,023,833 6.1

Standard Chartered Bank(a) 7.75% 1/31/22 3,000 616,836,111 0.6

Standard Chartered Bank Hong Kong Ltd. 5.88% 6/24/20 USD 7,645 1,014,231,971 1.1

Standard Chartered PLC 4.00% 7/12/22 9,000 1,082,404,710 1.1

Wells Fargo & Co., Series K(a) 7.98% 3/15/18 13,270 1,681,481,898 1.8

(取得原価合計 \27,305,070,383) 30,392,725,982 31.8

優先証券

金融機関

銀行

State Street Corp., Series D 5.90% 70,375 219,168,254 0.3

Wells Fargo & Co. 5.85% 694,000 2,123,020,572 2.2

Wells Fargo & Co. 6.63% 60,000 196,862,562 0.2

(取得原価合計 \2,112,795,710) 2,539,051,388 2.7

国債－ソブリン機関債

英国

Royal Bank of Scotland Group PLC(a) 7.50% 8/10/20 USD 10,000 1,197,022,748 1.3

Royal Bank of Scotland Group PLC(a) 8.00% 8/10/25 200 24,172,947 0.0

(取得原価合計 \1,277,593,157) 1,221,195,695 1.3

88,937,569,757 93.2

短期投資 定期預金

BBH, Grand Cayman 0.06% 10/1/15 GBP 2 337,324 0.0

Standard Chartered Bank, Singapore 0.03% 10/1/15 USD 16,351 1,961,563,142 2.0

Sumitomo, Tokyo (0.24)% 10/1/15 EUR 50 6,766,297 0.0

Sumitomo, Tokyo 0.01% 10/1/15 JPY 274,543 274,542,989 0.3

(取得原価合計 \2,246,161,296) 2,243,209,752 2.3

投資有価証券合計

(取得原価 \82,823,917,208) ¥ 91,180,779,509 95.5%

負債控除後のその他の資産 4,266,576,654 4.5

純資産 ¥ 95,447,356,163 100.0 %

(a) 永久債であるため、償還日は設定されていない。表示された日付は（該当ある場合）、次回の繰上償還日を示して

いる。

(b) 変動利付証券であり、2015年９月30日現在の有効な利率を示している。

(c) 非流動性証券。

－ －

39

投資ポートフォリオ（続き）

ＡＢケイマン・トラスト－日興ＡＢグローバル金融機関ハイブリッド証券ファンド

通貨略称：

EUR － ユーロ

GBP － 英ポンド

JPY － 日本円

USD － 米ドル

財務書類に対する注記を参照。

－ －

40

国別内訳＊

35.2% 英国

30.6% フランス

16.9% 米国

5.4% オランダ

3.8% スペイン

2.4% スイス

2.1% ドイツ

1.1% 香港

1.0% イタリア

0.9% スウェーデン

0.6% デンマーク

100.0 % 長期投資有価証券合計

＊ すべて2015年９月30日現在のデータである。ファンドの国別内訳は、長期投資有価証券合計に占める割合として表示

されており、経時的に変化することがある。

－ －

41

Ⅳ．お知らせ

運用報告書（全体版）について電磁的方法により提供するための所要の信託証書変更を行いました。

（変更適用日：2015年12月18日）