eai (asteria)warpの連携機能です。...
TRANSCRIPT
お客さまご導入事例集( EAI ASTERIA ) パナホーム株式会社 様
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
課題
期待効果は
報連携がうまく行えず、お客さまのご要望が建設担当者等にシステム上ですぐに共有できないということもありました」と、その問題点を語ります。さらに、「お客さまの建物情報をそれぞれのシステムに入力しなければならないなど、非効率も発生していました」(田口氏)と業務上の問題もあったと言います。
情報企画部 CRMシステム開発グループ チーフマネージャー 田口 仁啓 氏 ※所属情報は開発当時のものです。
新築住宅需要の先行きは楽観できない状況です。そのため、業務効率化やコストバランスの見直し、顧客対応力強化など、経営体質の強化に繋がる施策が求められていました」と話します。
システム導入で業務は止められない このような課題を解決するため、SIパート
120
パナホーム株式会社様(以下、パナホーム)は、業務プロセスの見直し・効率化やお客さまへの対応改善などの経営体質強化を目的に、2011年から住宅請負事業を扱うシステムの刷新に着手しました。多様なシステム間の情報連携、柔軟な帳票の作成などを迅速に構築する仕組みとして、ノンプログラミングEAIツール「ASTERIA WARP」が活用されています。
〒560-8543
大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 http://www.panahome.jp/
パナホームは1963年に創業。パナソニックグループの 住宅会社として、戸建住宅や分譲、リフォーム、賃貸 住宅や医療・介護など、多彩な事業を展開しています。 省エネや「きれいな空気の住環境」を生む商品や技術、 街づくりの総合的な取り組みで高い評価を受けています。
住宅の建設や改築では、一軒の家に対して、営業・設計・建設・アフターフォローと異なる職能(役割)が関わります。「以前はこれら職能別にシステムが作られており、データベースもバラバラでした」と溝渕氏は言います。また、パナホーム情報企画部CRMシステム開発グループ チーフマネージャーの田口 仁啓氏は、「部門を横断した情
システムが複数存在し、情報の確認・入力に問題
パナホーム株式会社 様 EAI (ASTERIA)
ナーのパナソニック インフォメーションシステムズ株式会社と検討を行い、情報の一元化を図る新たなシステムの企画・構想が持ち上がりましたが、課題となったのは、その導入方法です。田口氏は、「すべてのデータを一度に移行し、システムを切り替えるにはシステムを止めなくてはなりません。業務の流れを止めず、既存のシステムを順次新たな仕組みに吸収しながら、データの一元化を進める必要がありました」と語ります。そのために、新たなシステムの構築に合わせて、それぞれのデータベースの情報を柔軟に連携することは必須の要件でした。
再構築できたシステムと既存のシステムを連携させなければならない。 2
1
部門を横断した情報連携がうまく行えず、お客さまのお問い合わせにすぐ回答することができない。 住宅建築の営業から着工、アフターフォローまでを一元的に管理したい
業務を止めずに、順次一元化を進めたい
※「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2014」 特別優秀賞/優秀企業賞ダブル受賞 (一般財団法人 日本地域開発センター) ※平成25年度「新エネ大賞」新エネルギー財団会長賞受賞 (一般財団法人 新エネルギー財団)
情報企画部 設計プロセス改革グループ チーフマネージャー 溝渕 啓二 氏 ※所属情報は開発当時のものです。
“スマートシティ”や“スマート・マンション”を展開する街づくり事業、大型リフォームや買取再販を推進するストック事業、アジア地域での海外事業など、新たな価値の創造を続けるパナホーム。一方で、「創業以来メインで進めてきた新築請負事業は、業界として成熟段階に入っている」と語るのは、パナホーム情報企画部設計プロセス改革グループ チーフマネージャーの溝渕 啓二氏です。「今後は、世帯数の減少も見込まれ、
●お求め、ご相談は ・・・
120
効 果
パナホーム株式会社 様 EAI (ASTERIA)
YYB00125 【商品の情報やお問い合わせは】 https://is-c.panasonic.co.jp/
Copyright(C) 2018 Panasonic Information Systems Co.,Ltd. All rights reserved.
※本パンフレットに記載された社名および商品名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。 ※本パンフレットの記載内容は2018年5月現在のものです。内容および対象商品については、予告なく変更する場合があります。
TEL(06)6906-2801
TEL(03)5715-5470
TEL(03)5715-5477
TEL(052)561-3120
TEL(06)6377-0050
TEL(092)523-9730
本 社 東 京 支 社 東日本ソリューション営業部 中 部 営 業 所 西日本ソリューション営業部 九 州 営 業 所
大阪市北区茶屋町19-19
東京都品川区東品川2-3-14
東京都品川区東品川2-3-14
名古屋市中村区名駅南2-7-55
大阪市北区茶屋町19-19
福岡市中央区薬院3-1-24
〒530-0013
〒140-0002
〒140-0002
〒450-8611
〒530-0013
〒810-8530
加えて、一元化された情報は分析にも活用されています。分析しやすい形にASTERIA WARPで加工され、BIツールに連携されます。田口氏は「ボタン一つで全国共通形式の帳票が作成できるので、業務の効率化のみならず、“見える化”による迅速な戦略の立案に繋がっています」とその効果を挙げます。 このように、ASTERIA WARPを活用した業務基盤を作り上げたパナホーム。今後について溝渕氏は、「資材メーカーなど社外とのやり取りに活かして業務の効率化を進めたり、エネルギー使用状況の分析による省エネ提案など、新たなビジネス開拓にも活用したい」と、その展望を語りました。
データ分析や、さらなる用途への活用も ~データの抽出や加工もASTERIAなら簡単に実現~
情報の一元化がお客さま満足度向上に ~ASTERIAによるタイムリーな情報連携がポータルを支える~
担当SEからひとこと
職能をまたがる情報もすぐに確認ができるようになり、きめ細やかな対応が可能に。
2
短期間で情報の一元化を実現、お客さまに迅速な対応ができるようになった!
情報の連携・分析が進み、業務の効率化や迅速な戦略立案が可能となった!
1
(取材は2014年12月4日)
全国統一のフォーマットに加工したデータを自動連携することで、情報の見える化を実現。
ソリューションビジネス本部 カスタマーサービス事業部 渡部 進也
からタブレットですぐに確認できる、というような職能を超えた情報共有が一気に進みました。もちろんそれらの情報を常に最新の状態に保つのが、ASTERIA WARPの連携機能です。
今回、パナホーム様向けのシステムでは、およそ250本のASTERIAフローが動いています。データ連携のバッチや業務用帳票の作成に活用することで、すべてスクラッチで開発する場合と比べ、大幅なコスト削減と、それに伴う期間短縮が図れたと考えています。しかし、すべてをASTERIAで開発するのではなく、よりスムーズな連携を実現するため
職能別の各システムは2011年から約2年間で切り替えが進み、データベース情報の一元化が実現されました。既存システムを含む複雑な切り替えや連携がこのような短期間で実現できた背景には、EAIツール“ASTERIA WARP”があります。ノンプログラミングによるコーディングや、柔軟で豊富な加工・連携機能が、開発工数の削減やテストの効率化に繋がり、開発期間の短縮に貢献したのです。
システム群
Oracle 垂直統合型 データベースマシン
名簿管理 商談管理
建設管理
分譲管理
リフォーム管理
職能別ポータル
邸別データベース
【構成図(概略)】
入力・参照 表示 帳票
複雑な大規模システムの切り替えが、わずか2年で完了 ~ASTERIAの柔軟さ、開発のしやすさが期間の短縮に貢献~
既存システム群
またパナホームは、データベース情報の一元化と同時に、職能別ポータルに情報を抽出し表示する仕組みを構築しました。溝渕氏は「お客さまとの打ち合わせ内容などが、他の職能にも確実に伝わる点が大きなメリット」とその手ごたえを語ります。これにより、お客さま対応の精度やスピードが改善し、お客さま満足度の向上に繋がりました。さらに、設計者が書き上げた図面を営業社員が外出先
に、Javaなどと組み合わせる工夫も行いました。例えば、ASTERIAでは処理に時間のかかるロジックはJavaで行ったり、同時実行数を超える処理にはキュー機能を構築することで制御したりといったことです。これによりASTERIAの有効性をより高め、パナホーム様に快適に使っていただける最適の環境ができたと思います。
画面 リクエスト
キュー(処理待ち行列)
【帳票の種類に応じたキューに振り分けを行い、平均処理時間を短縮】
【集中する処理の一部をJavaで行い、処理待ち時間を短縮】
振り分け
すべてを ASTERIAで処理
処理待ち時間の発生
データ取得を Javaに切り替え
時間を 短縮
データベース
ワークテーブル
帳票
データ取得 →Javaに切り替え
帳票を生成
帳票
帳票
帳票
帳票を生成
※Oracle 垂直統合型データベースマシン: ストレージ、メモリ、ディスクなどをあらかじめ構成し、 最適化することで、高パフォーマンス・高可用性を実現した垂直統合型のデータベースサーバ
IS
営業 設計
建設
カスタマー
リフォーム
加工・連携 BI用データベース
生成 適用範囲
<変更前>
<変更後>