青山商事株式会社 - menswear sales business credit card...

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第41期中間事業報告書 平成16年4月1日から平成16年9月30日まで 株主通信 Credit Card Business Commercial Printing Business Menswear Sales Business Sundry Sales Business

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Page 1: 青山商事株式会社 - Menswear Sales Business Credit Card ......の発売を「洋服の青山」全店で開始しました。これら営業戦略の強化と、これまでの改革への取

■ 第41期中間事業報告書平成16年4月1日から平成16年9月30日まで

株主通信

Credit Card Business

Commercial Printing Business

Menswear Sales Business

Sundry Sales Business

Page 2: 青山商事株式会社 - Menswear Sales Business Credit Card ......の発売を「洋服の青山」全店で開始しました。これら営業戦略の強化と、これまでの改革への取

「顧客満足度世界一」をめざします

ザ・スーツカンパニー ザ・シャツカンパニー

キャラジャ

洋服の青山

ユニバーサルランゲージ

青山スーツ工房 プラスエー・ザ・スーツ・アオヤマ

青山商事は1964年の創業以来、「より良いものをより安く」をスローガン

に、品質にこだわった商品開発、顧客別にセグメントした「新業態店」

の展開、ITを駆使した顧客サービスの充実など、常にお客様の視点に

立った経営革新で業界をリードしてまいりました。平成10年に、ギネ

スブックよりスーツ販売着数世界一の認定を受け、平成16年3月期には、

スーツ販売着数が、過去最高の226万4千着を記録いたしました。青山

商事は、これからも品質・価格はもちろん、接客・サービスなど全ての

点で「顧客満足度世界一」をめざしてまいります。

「ユニバーサルランゲージ」店内

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代表取締役社長 宮前省三

連結経営が一段と強化され、各事業すべてにおいて増収となりました。

To Our Shareholders株主の皆様へ

株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。

はじめに、青山商事グループは2004年度中間期の連結決算で増収増

益を達成しましたことをご報告申しあげます。主力の紳士服販売事業はも

ちろん、連結経営の強化により、各事業の売上がすべて前期の実績を上

回りました。とくに主力のスーツ販売着数は、過去最高だった昨年中間期

の実績を更新しました。シェア拡大のための新規出店や既存店のリニュー

アルも積極的に進めております。

その結果、売上高862億67百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益

66億29百万円(前年同期比21.9%増)、経常利益68億10百万円(前年

同期比17.0%増)、中間純利益29億77百万円(前年同期比19.3%増)と

なりました。連結売上高につきましては、主力事業であります紳士服販売

事業が天候不順等の影響を受け、当初予想を若干下回りましたが、紳士

服販売事業の売上総利益率の改善により経常利益は当初予想を19.5%

上回る伸びを示しました。

下期につきましても、長年築いてきた「洋服の青山」という強いブランドパ

ワーを活かしながら、過去の成功体験にとらわれず、新たな発想と失敗を

恐れぬチャレンジ精神で競争の時代を勝ち抜き、通期の業績目標の達成

に全力を注いでまいります。

株主の皆様におかれましては、より一層のご支援、ご理解を賜りますよう、

お願い申しあげます。

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President's Messageトップメッセージ

■ 当中間期の営業の概況

皆様ご承知のように、わが国経済は昨年後半から

回復基調となり、個人消費も持ち直してまいりました。

しかし、消費行動はサービスやデジタル家電など選択

的な支出が多く、紳士服の販売を主力とする当社グ

ループにとりまして、引続き厳しい環境が続きました。

こうした中、当社グループは紳士服販売における圧

倒的な競争力の確保と、グループ経営の基盤整備、

収益力強化に注力した結果、前述しましたように好業

績を収めることができました。

事業セグメント別では、主力の紳士服販売事業は

積極的な出店、移転などの店舗戦略が効を奏し増

収となり売上総利益率の改善により、営業利益で増

益となりました。

カード事業も、カード会員の増加、営業貸付金の伸

びにより前期の実績を上回り、商業印刷事業、雑貨

販売事業につきましても営業努力や新規出店などに

より増収となり、営業利益ベースでも増益となりました。

■ 当中間期の主な施策

紳士服販売事業では、寡占化する市場でシェア拡

大を図るため、積極的な出店と、既存店の移転、改

装を実施しました。商品面では、地域特性を考慮し

た商品戦略を展開するため、ITを駆使した「商品振

り分けシステム」を本年9月に稼動させました。

グループ会社では、㈱青山キャピタルが7月より特典

付きクレジットカード「ザ・スーツカンパニーカード」の募

集・発行を開始いたしました。9月には新たな収益源

連結財務ハイライト

平成15年9月 平成16年9月 対前期比中間期 中間期

売上高 82,399 86,267 4.7紳士服販売 65,404 68,585 4.9カード 3,530 3,870 9.6商業印刷 4,115 4,241 3.1雑貨販売 10,518 10,791 2.6消去又は全社 △1,168 △1,221 -営業利益 5,438 6,629 21.9紳士服販売 4,082 4,474 9.6カード 663 1,205 81.7商業印刷 △18 103 -雑貨販売 301 355 17.9消去又は全社 408 489 -経常利益 5,822 6,810 17.0中間純利益 2,495 2,977 19.3総資産 272,927 283,055 3.7株主資本 204,378 202,242 △1.01株当たり中間純利益(円) 37.96 45.25 19.21株当たり株主資本(円) 3,131.53 3,084.29 △1.5

(単位:百万円) (%)

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を確保し、成長基盤のさらなる拡大をはかるため、イ

ンターネットを利用した語学学習サービスを提供する

『Language Channel』(ランゲージ・チャンネル)を立ち

上げました。いずれも、紳士服販売事業とのシナジー

効果を期待しています。

■ 下期の施策と展望

紳士服販売事業における主力業態であります「洋

服の青山」では、顧客データに基づき、お客様の定着

化戦略を推進するとともに、一層のシェア拡大をはか

るため、新規出店、移転や既存店のリニューアル

を継続してまいります。また、「ユニバーサルランゲー

ジ」を10月に東京渋谷に実験店としてオープンしまし

た。これは、「ザ・スーツカンパニー」では満足しない

セレクトショップ層を対象にした都市型新業態であり

ます。

新商品では、ナノテクノロジーによるシワ防止や消臭

加工を施し、スーツの主力ブランドをめざす『REGAL』

の発売を「洋服の青山」全店で開始しました。

これら営業戦略の強化と、これまでの改革への取

り組みで定着してきたローコスト・高効率運営をさらに

推し進め、グループ各社でも成長性と生産性の一層

の向上に邁進することで、通期でも増収増益を達成

する決意でございます。

■ 株主価値重視の経営を推進

当社グループは、株主価値を重視した経営を推進

することを柱に、経営判断の迅速化と経営チェック機

能の充実に努めております。

当中間期もコーポレート・ガバナンスの充実をはか

る一方、社長を委員長とするコンプライアンス委員会

を開催し、社内コンプライアンス体制の強化を図りま

した。

さらに、2005年4月に全面施行される個人情報保

護法を控え、顧客情報管理体制の一層の強化をはか

るべく、本年5月「情報セキュリティ」担当役員を設置

したほか、6月には「個人情報保護推進プロジェクト部

会」を設け、推進体制を強化しております。

今後も、青山商事(株)の健全かつ強固な財務基盤

を活用し、グループ相互のシナジー効果を発揮しな

がら、各社が経営効率化を推進し、株主価値の増大

をめざしてまいります。

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『REGAL』は、「洋服の青

山」の新たなメインブランド

として本年10月から全国の

店舗で販売を開始したベイ

シックスーツです。

最新のナノテクノロジー

(超微細技術)でウール繊維

への水分・湿気の吸着を大

幅に抑え、クリーニングでも機能が低下しない防シ

ワ効果に加え、強力で半永久的な消臭素材を使用

しています。これに、当社が長年培ってきたフィッテ

ィングテクニックを採り入れ、他では味わえない快

適な着心地を実現しました。

「強さ」「丈夫」をブランドコンセプトに、スーツを

仕事着としてハードに着こなす30代~40代のビジ

ネスマンの“愛着スーツ”をめざしています。価格は

40,950円(税込)からで、国内最高級生地ミユキを使

用した『リーガル プレステージ』71,400円(税込)も

加え、今秋冬で15万着の販売を計画しています。

スーパーNANOテクで半永久消臭効果

4

AOYAMAニュース

新商品スーパーナノテクスーツ『REGAL』を「洋服の青山」で独占販売

新業態店新しいタイプのセレクトショップ「ユニバーサルランゲージ」オープン

本年10月、東京・渋谷の新商業施設「ピカソ347」

に、「ザ・スーツカンパニー」では満足しないファッシ

ョン感度の高いセレクトショップ層を対象にした都

市型新業態「ユニバーサルランゲージ」を開店しま

した。「世界共通語」という店名には、世代や国境、

人種、性別などの垣根を超えて世界に通用するファ

ッションを提供したいという想いを込めています。

欧州を代表するデザイナーや老舗セレクトショッ

プとの共同開発などで今までにないアイテムをリリ

ースする「コラボレーション」、国内外の生地生産者

と提携し、品質と価格の両立を実現した「オリジナ

ル」、ヨーロッパを中心にシューズから小物まで、こ

だわりのブランドやセレクトショップのアイテムを選

別した「セレクト」。このように、既存のセレクトショッ

プとは一線を画した3つのチャネルで構成され、初

年度の売上6億円を目標としています。NANOレベルの防シワ素材を採用

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Review of Operations事業の概況

紳士服販売事業

当中間期の売上高は632億99百万円(前年同期比

5.7%増)と増収になりました。

主力業態の「洋服の青山」では、前期に引き続き2着

目1,000円などの価格訴求の販促を実施するとともに、サ

ビルロウなどのハイグレード商品の販売も強化しました。

広告宣伝では、顧客データをもとに対象者層別にDMの

中味を変えるなど、来店頻度の向上につながるマーケテ

ィング策を実施しました。

また、店舗面では18店舗の出店、8店舗の移転を実

施し、非効率な5店舗を閉鎖しました。

主力アイテム

であるスーツの

平均販売単価

は、2着目1,000

円などの販促策

の影響もあり

24,198円(前年

同期比 2 . 8 %

減)でしたが、スーツ販売着数は103万6千着(前年同期

比11.4%増)と過去最高となりました。

下期につきましては、「洋服の青山」では引き続き、低価

格品からハイグレード品まで幅広く品揃えし、新商品

『REGAL』の育成と拡販を図りながら、CRM(カスタマ

ー・リレーションシップ・マネジメント)を駆使した顧客定着

化を推進するとともに、積極的な出店でシェア拡大をはか

り、通期での増収増益をめざしてまいります。

当社グループの中核事業で、「洋

服の青山」を中心に「青山スーツ

工房」「ザ・スーツカンパニー」を

全国展開し、業界No.1の地位を

確立しています。少子高齢化の

進行でスーツ需要の減少が予想

される中、収益を継続的に計上

できる体制構築を経営課題とし、さらなるシェア拡大によってトップ

を独走する事業戦略を推進しています。

そのため、新規出店の加速と個店競争力の強化、他店では購入できな

い差別化した付加価値商品の開発に注力する一方、年齢層や購買履

歴などの顧客データベースを活用した、きめ細かなマーケティング戦

略で堅調に販売を拡大しています。

紳士服販売�79.5%

●売上高構成比率(平成16年9月中間期)

●スーツ事業既存店業績の推移(前年同期比)

●売上高・営業利益の推移

スーツ事業

64,265 65,4044,082

68,5854,474

売上高� 営業利益�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

(百万円)� (百万円)�

0

15,000

30,000

45,000

60,000

75,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

2,750

0

85

90

95

100

105

99.4101.6

97.8

100.7100.7100.0 99.199.7 100.6

売上高� 客数� 客単価�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

(%)�

●スーツの販売着数・平均販売単価の推移

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

21

22

23

24

25

26

906

23.9

930

24.8

1,036

24.1

販売着数� 平均販売単価�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

(千着)� (千円)�

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Review of Operations事業の概況

記録的な猛暑

や相次ぐ台風の

上陸など異常気象

が重なり当部門の

売上高は52億85

百万円(前年同期

比4.4%減)でした。

しかし、前期より進めております「洋服の青山」との仕入

れ一元化による仕入力強化が効を奏し、粗利益率の改

善に結びつきました。

当中間期の既存店の客数は前年同期比4.9%減となり

ましたが、客単価は前年同期より3.1%上昇しております。

今後も、店舗コンセプトを“30代中心のファミリーカジュ

アル”と位置づけ、品質を重視しつつ、ブランド、トレンド

などを採り入れ

た高付加価値商

品をタイムリーに、

お求めやすい価

格で提供し、他

店との差別化を

図ってまいります。

キャラジャ事業

青山商事では、お客様のニーズに対応する新商品や価値ある商品を提供するため、

従来から商品の単品管理を実施し、売れ筋商品のタイムリーな品揃えを徹底してお

ります。この商品戦略をさらに押し進める一貫として、本年9月にITを駆使した「商

品振り分けシステム」の稼動を開始いたしました。

今後は、このシステムを活用し、売れ筋商品の品揃えがよりタイムリーにできる発

注・補充体制の構築に取り組んでまいります。

科目 平成15年9月中間期 平成16年9月中間期 平成16年3月通期金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比

スーツ事業 57,693 88.2 61,113 89.1 134,600 88.5

キャラジャ事業 5,526 8.4 5,283 7.7 12,563 8.3

ポイント還元分 1,086 1.7 988 1.4 2,486 1.6

補正加工賃 1,097 1.7 1,200 1.8 2,475 1.6

合計 65,404 100.0 68,585 100.0 152,124 100.0(注)金額は単位未満を切捨てています。

スーツ・スリーピース・中衣料 23,463 35.9 25,255 36.8 55,617 36.5

ジャケット 3,212 4.9 3,043 4.4 7,548 5.0

スラックス 4,461 6.8 4,570 6.7 8,722 5.7

コート 28 0.0 54 0.1 4,042 2.7

礼服 9,651 14.8 10,082 14.7 18,794 12.4

洋品類その他 16,875 25.8 18,106 26.4 39,877 26.2

キャラジャ 5,526 8.4 5,283 7.7 12,563 8.3

ポイント還元分 1,086 1.7 988 1.4 2,486 1.6

補正加工賃 1,097 1.7 1,200 1.8 2,475 1.6

合計 65,404 100.0 68,585 100.0 152,124 100.0

(注)金額は単位未満を切捨てています。

(単位:金額は百万円、構成比は%)

部門別売上高の推移

店舗特性に応じた商品投入システムが稼働

商品別売上高の推移

井原商品センター

80

90

100

110

120

89.3

99.6

95.1

83.0

95.998.0

107.6

96.3

103.1

売上高� 客数�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

(%)� 客単価�

●キャラジャ事業の既存店業績の推移(前年同期比)

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地域別店舗数(平成16年9月末現在)

店舗数の推移

平成15年9月末 平成16年3月末 平成16年9月末

店舗数 店舗数 店舗数 (出店) (移転) (閉店)

洋服の青山 588 609 624 (18) (8) (3)

青山スーツ工房 31 26 24 (-) (-) (2)

ザ・スーツカンパニー 23 24 24 (-) (-) (-)

キャラジャ 85 85 81 (-) (-) (4)

合計 727 744 753 (18) (8) (9)(注)1.「プラスエー・ザ・スーツ・アオヤマ」(平成16年9月末で1店舗(岡山県))は、「洋服の青山」に含めて

おります。2.「ザ・シャツカンパニー」(平成16年9月末で2店舗(東京都・埼玉県))は、「ザ・スーツカンパニー」に含めております。

スーツ事業では、より一層のシェア拡大をめざし

て、新規出店とマーケットの変化に対応した好立

地への移転に積極的に取り組んでいます。出店に

当たっては、各店舗の収益性、効率性及び地域性

を重視した出店と店舗運営を行うことを基本方針

としています。

当中間期は、「洋服の青山」18店舗を出店し、8

店舗を移転しました。また、採算重視の観点から、

「青山スーツ工房」2店舗、「洋服の青山」3店舗を

閉店しました。

「キャラジャ」につきましては、非効率な4店舗を

閉鎖し、当中間期末現在で81店舗となりました。

今後の店舗政策は、引き続き収益性にポイント

を置いて主力業態である「洋服の青山」の出店を

推進すると同時に、既存店舗の移転と店舗活性化

のためのリニューアルを実施いたします。

平成16年4月にオープンした廿日市地御前店(広島県)

北海道

東北

関東

中部116/1/10

近畿168/14/9

20/10

上海

青山スーツ工房

洋服の青山

ザ・スーツカンパニー

キャラジャ

41/14/1/6

中国50/3/9 118/3/31

86/2/13九州 25/3

四国

3

台湾4

(単位:店)

店舗の状況

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Review of Operations事業の概況

引続き「AOYAMAカード」の会員募集に注力し、

平成16年8月期の有効会員数は前期末に比べ約20万

人増の260万人となりました。営業貸付金残高は前期

末に比べ6.7%増の447億58百万円と好調に推移しま

した。この結果、営業収益38億70百万円(前年同期

比9.6%増)、営業利益12億5百万円(前年同期比

81.7%増)と収益が大幅に伸長し、連結業績に貢献い

たしました。

また、新たな成長基盤を確保し、収益力の強化を図

るため、インターネットを利用した語学学習サービス

「Language Channel」(ランゲージ・チャンネル)の提

供を本年9月より開始いたしました。

なお、営業貸付金の増加に対応するため、本年6月に

私募債発行により100億円を調達いたしました。

連結子会社の(株)青山キャピタルが、紳士服販売事業の販促を支援することを主な目的として事業展開しています。「AOYAMAカード」会員の募集と金融サービスを柱に、新規事業にも挑戦しています。

カード�4.5%

(株)青山キャピタル所在地:広島県福山市資本金:5,000百万円当社の議決権比率:100%主な事業内容:クレジットカード事業

●売上高構成比率(平成16年8月中間期)

カード事業

●営業収益・営業利益の推移

インターネットを使った語学学習サービスを開始

0

1,000

2,000

3,000

4,000

2,927

494

3,530

663

1,205

営業収益� 営業利益�

平成14年8月�中間期�

平成15年8月�中間期�

平成16年8月�中間期�

(百万円)�3,870

本年9月10日よりスタートした「Language Channel」

(ランゲージ・チャンネル)は、インターネットに接続でき

る環境があれば誰でも利用できる語学学習サービスで、

自宅で気軽に学ぶことができます。

語学学習の原点である「ヒヤリング(聴く)」に着目し、

“音楽を聴くように学ぶ”をコンセプトに、時事ニュース、

ビジネス会話、日常会話、子供向け会話など、子供から

大人まで幅広くご利用いただけるコンテンツを多数用

意しました。女性層にも楽しく学んでいただけるよう、

サンリオ社のハローキティや映画会社等とも提携してい

ます。

今後、カード事業の新たな成長基盤として利用者を増

やしていく計画で、「AOYAMAカード」会員には学習料

金を半額(基本料金月額3,000円→1,500円)に割り

引くなど、既存会員向けサービスの拡充や新規会員の獲

得につなげてまいります。

10月初旬からは英語以外にいまブームの韓国語も開

始し、中国語など多国語のサービスも順次、提供してい

く予定です。

「Language Channel」(ランゲージ・チャンネル)の

お申込アドレスは次のとおりです。

http://www.L-ch.tv/

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主要取引先の流通小売業界は、広告宣伝費を削減す

る傾向にあり、同業他社との競合による受注単価の下落

と相俟って厳しい環境にあります。そうした中、新規顧客

の開拓と既存顧客からの受注拡大に努め、小売店に対し

てはチラシの制作ソフト「チラシっ子」を提案するなど、販促

活動のコンサルティング支援を行いました。

その結果、売上高は42億41百万円(前年同期比3.1%

増)、営業利益1億3百万円(前年同期は18百万円の損

失)と増収増益となりました。

同社は、チラシ、ネット、DM等の総合的、統括的な販促

支援を武器に、新規顧客開拓を図りつつ、「ローコスト・ハ

イクオリティ」を追求しながら受注の拡大、利益率の改善

を図ってまいります。こうした取り組みにより増収増益をめ

ざします。

9

100円ショップ業界も、同業者間の競争が熾烈さを増

しています。

「洋服の青山」「キャラジャ」の閉鎖店舗の利用や、「洋

服の青山」とのシナジー効果を狙った併設による出店

を進めております。当中間期には11店舗を出店し、3

店舗を閉鎖しました結果、平成16年8月末の店舗数は

合計127店舗となりました。

当中間期の売上高は107億91百万円(前年同期比

2.6%増)、営業利益は3億55百万円(前年同期比

17.9%増)と増収増益になりました。

今後は、不採算店の閉鎖や店舗オペレーション経費

の徹底した見直しなど、より一層のローコスト・オペレ

ーションに努め、通期でも増収増益をめざします。

連結子会社の(株)アスコンが、DM、チラシなどの印刷事業を展開するとともに、主に小売業を対象にした販促支援サービスを提供しています。

連結子会社の(株)青五が、青山商事(株)からの賃借物件を中心に「ダイソー&アオヤマ100YEN PLAZA」の店名で100円ショップを展開しています。

(株)青五所在地:広島県福山市資本金:200百万円当社の議決権比率:40.0%主な事業内容:雑貨販売業

商業印刷事業

商業印刷�3.5%

●売上高構成比率(平成16年9月中間期)

●売上高・営業利益の推移

雑貨販売�12.5%

●売上高構成比率(平成16年8月中間期)

●売上高・営業利益の推移

(株)アスコン所在地:広島県福山市資本金:720百万円当社の議決権比率:56.1%主な事業内容:商業印刷物の企画・制作

-1,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,0004,083

93

4,115

△18

4,241

103

売上高� 営業利益�(百万円)�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

0

5,000

2,500

7,500

10,000

12,500

7,878

362

10,518

平成14年8月�中間期�

平成15年8月�中間期�

平成16年8月�中間期�

301

10,791

355

売上高� 営業利益�(百万円)�

雑貨販売事業

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10

■ 連結財務の状況 Consolidated Financial Review

●売上高

すべての事業が前年同期の売上実績を上回ったことにより、

当中間期の連結売上高は前年同期比38億68百万円(4.7%)

増の862億67百万円となりました。

この増収を事業別で見ますと、紳士服販売事業が31億81

百万円(4.9%)増、カード事業が3億40百万円(9.6%)増、商

業印刷事業が1億26百万円(3.1%)増、雑貨販売事業が2

億72百万円(2.6%)増となりました。

受取利息、受取配当金、支払利息などの営業外損益につい

ては、前年同期に比べて大きく変動した項目がなかったため、

経常利益は前年同期比9億88百万円(17.0%)増の68億10

百万円となりました。

特別損益では、紳士服販売事業における店舗の閉鎖、移転、

リニューアルなどに伴う固定資産除却損5億86百万円や過年

度役員退職慰労引当金繰入額9億41百万円を特別損失に

計上しました。

以上の結果、中間純利益は前年同期比4億81百万円

(19.3%)増の29億77百万円となりました。また、1株当たり中

間純利益は前年同期の37円96銭から45円25銭に増加しま

した。

● その他の損益及び中間純利益

売上総利益は前年同期に比べて26億87百万円(6.1%)増

加し、売上総利益率は前年同期の53.5%から54.2%に向上

しました。これは主に、紳士服販売事業において積極的な出

店、移転などによる増収と、売上総利益率の改善により、売

上総利益が前年同期に比べ22億28百万円(6.1%)増加した

ことによるものです。

営業利益は前年同期比11億90百万円(21.9%)増の66億29

百万円、営業利益率は前年同期の6.6%から7.7%に向上し

ました。これは主に、紳士服販売事業において広告宣伝費

や人件費など販売費及び一般管理費の増加(前年同期比

0.4%増)がありましたが、前述した紳士服販売事業での売上

総利益の増加がこれを吸収したのに加え、カード事業の営業

利益が前年同期に比べて5億42百万円(81.7%)増加したこ

とによるものです。

●営業費用及び営業利益

(注)「外形標準課税制度」導入に伴う影響について「地方税法等の一部を改正する法律」が平成15年3月31日に交付され、平成16年4月1日以後に開始する事業年度より外形標準課税制度が導入されました。これに伴い、法人事業税の付加価値割と資本割の部分については、当中間期より販売費及び一般管理費に計上しています。この結果、従来の処理方法によった場合に比べて、販売費及び一般管理費が2億32百万円増加し、営業利益、経常利益及び税金等調整前中間純利益がそれぞれ同額減少しています。

営業成績

● 売上高の推移 ● 営業利益/営業利益率/経常利益の推移● 売上総利益/売上総利益率の推移

0

25,000

50,000

75,000

100,000

0

20,000

40,000

60,000

80,000

35

40

45

50

55

0

2,500

5,000

7,500

10,000

0

2

4

6

8

77,89082,399

86,267

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

(百万円)� (百万円)� (%)� (百万円)� (%)�売上総利益� 売上総利益率� 営業利益� 経常利益� 営業利益率�

39,950

3,9624,192

5,4385,822 6,629

6,810

44,06046,747

51.3

5.1

6.6

7.753.554.2

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11

当中間期における現金及び現金同等物(以下「資金」)は

当中間期の期首に比べて77百万円減少し、当中間期末の

資金残高は250億8百万円となりました。

● 営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動の結果使用した資金は29億88百万円(前年同期

は75億94百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調

整前中間純利益53億23百万円、減価償却費28億15百万円、

売上債権の減少額30億円、仕入債務の増加額21億37百万

円といった資金の増加要因があったのに対し、たな卸資産の

増加額19億36百万円、カード事業における営業貸付金の増

加額27億95百万円、主としてファクタリング取引等に係る未払

金の減少による未払金の減少額79億97百万円、法人税等の

支払額54億34百万円といった資金の減少要因があったことに

よるものです。

● 投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動の結果使用した資金は29億93百万円(前年同期

は13億95百万円の獲得)となりました。これは主に、有価証券の

売買による収入(純額)が45億16百万円、定期預金の払戻、預

け入れによる収入(純額)が9億17百万円あったのに対し、紳士

服販売事業及び雑貨販売事業における新規出店や業態の変

更を含むリニューアルの実施に伴う有形固定資産の取得による

支出が84億40百万円、建設協力金としての貸付金の貸付・回

収による支出(純額)が14億12百万円あったことによるものです。

科目 第40期 第41期 第40期(平成15年9月中間期)(平成16年9月中間期) (平成16年3月通期)

売上高 82,399 86,267 186,400

売上原価 38,339 39,520 86,698

売上総利益 44,060 46,747 99,701

販売費及び一般管理費 38,622 40,118 83,130

営業利益 5,438 6,629 16,570

営業外収益 670 414 1,235

受取利息及び受取配当金 191 152 350

その他 478 261 884

営業外費用 286 232 429

支払利息 168 165 334

その他 117 66 95

経常利益 5,822 6,810 17,376

特別利益 ― 56 134

特別損失 1,360 1,543 2,424

固定資産除却・売却損 465 586 1,530

過年度役員退職慰労引当金繰入額 894 941 894

その他 ― 15 ―

税金等調整前中間(当期)純利益 4,462 5,323 15,086

法人税、住民税及び事業税 2,168 2,371 7,820

法人税等調整額 △309 △158 △1,294

少数株主利益 107 133 242

中間(当期)純利益 2,495 2,977 8,317

(単位:百万円)

連結損益計算書(要約)

キャッシュ・フローの状況

● 中間(当期)純利益/中間(当期)純利益率 ● 総資産回転率/株主資本純利益率● 1株当たり中間(当期)純利益

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

0 0.0

10

20

30

40

50

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

0.1

0.2

0.3

0.4

0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

1,997

2,495

2,977

(百万円)� (%)� (回)� (%)�(円)�中間(当期)純利益� 中間(当期)純利益率�

30.26

37.96

45.25

0.30 0.30 0.302.5

0.99

1.22

1.47

3.0

3.5

株主資本純利益率�総資産回転率�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

(注)金額は単位未満を切捨てています。

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12

■ 連結財務の状況 Consolidated Financial Review

●財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動の結果、獲得した資金は59億4百万円(前年同期

は35億72百万円の使用)となりました。これは主に、自己株

式の取得・売却による支出(純額)が13億15百万円、配当金

の支払額が27億10百万円あったのに対し、カード事業を展

開する㈱青山キャピタルによる私募債発行に伴う収入が100

億円あったことによるものです。

●流動資産及び流動負債

流動資産が前年同期に比べて61億33百万円増加したのに対

し、流動負債は前年同期に比べて210億22百万円増加しました。

その結果、運転資金は前年同期比148億88百万円減の818億

31百万円、流動比率は前年同期の336%から232%となりまし

た。

流動資産の増加は主に、営業貸付金(㈱青山キャピタル)の増加

が71億51百万円あったことによるものです。他方、流動負債の増

加は主に、無担保普通社債200億円(2004年11月満期)が固定

負債から流動負債に振り返られたことによるものです。

●固定資産

有形固定資産は前年同期に比べて104億4百万円増加しまし

た。これは主に、紳士服販売事業において出店、移転、リニュー

アルを含む積極的な設備投資を行ったことにより、建物及び構築

物が64億67百万円、土地が28億30百万円それぞれ前年同期

に比べて増加したことによるものです。なお、当期(平成17年3月

期)においては、上述した設備投資を中心に総額180億円程度の

支出を予定しています。

投資その他の資産は前年同期に比べて65億20百万円減少し

ましたが、これは主に、事業用土地の再評価に係る会計処理の

変更に伴い、平成16年3月期に再評価に係る繰延税金資産78

億18百万円を取り崩し、これを土地再評価差額金として資本の

財政状態

0

75,000

150,000

225,000

300,000

60

70

80

90

100(百万円)� (%)�株主資本比率�総資産� 株主資本�

261,479272,927 283,055

201,414 204,378 202,242

77.074.9

71.4

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000(百万円)� 設備投資額� 減価償却費�

1,387

2,265

6,080

2,8152,420

9,000

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

● 総資産/株主資本/株主資本比率の推移 ● 設備投資額/減価償却費の推移

科目 第40期 第41期 第40期(平成15年9月中間期)(平成16年9月中間期)(平成16年3月通期)

営業活動によるキャッシュ・フロー △7,594 △2,988 6,867

投資活動によるキャッシュ・フロー 1,395 △2,993 △9,711

フリー・キャッシュ・フロー △6,199 △5,981 △2,844

財務活動によるキャッシュ・フロー △3,572 5,904 △2,468

現金及び現金同等物に係る換算差額 △25 - 0

現金及び現金同等物の増減額(減少:△) △9,797 △77 △5,311

現金及び現金同等物の期首残高 30,397 25,086 30,397

現金及び現金同等物の中間期末(期末)残高 20,600 25,008 25,086

(単位:百万円)

連結キャッシュ・フロー計算書(要約)

(注)金額は単位未満を切捨てています。

(注)業績の季節変動について上半期における営業キャッシュ・フローは、通常次の要因によりマイナスになる

傾向があります。・下半期の売上に対応する営業支出が翌年度の上半期にずれ込む。・前期に係る法人税などの支払い時期が翌年度の上半期になる。この傾向は当中間期についても変りありません。

0

8,000

16,000

24,000

32,000

40,000

10

12

14

16

18

20(百万円)� (%)�デッド・エクイティ・レシオ�有利子負債�

23,130 23,890

33,950

11.5 11.7

16.8

平成14年9月�中間期�

平成15年9月�中間期�

平成16年9月�中間期�

● 有利子負債/デッド・エクイティ・レシオの推移

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部に計上したことによるものです。

●有利子負債及び株主資本

有利子負債は前年同期に比べて100億60百万円増加し339億

50百万円となりました。この増加は主に、カード事業を展開する

(株)青山キャピタルが100億円の私募債を発行したことによるもの

です。

株主資本は前年同期に比べて21億36百万円減少しました。こ

れは主に、中間純利益の計上などにより利益剰余金が59億68

百万円増加しましたが、事業用土地の再評価に係る会計処理の

変更により、平成16年3月期に土地再評価差額金を78億4百万

円計上したことによるものです。

以上の結果、株主資本比率は前年同期の74.9%から71.4%に、

デッド・エクイティ・レシオは前年同期の11.7%から16.8%となりまし

た。

当社及び当社子会社の取締役、従業員の一部を対象にした新

株予約権の割当(予約権行使に伴い移転する当社普通株式数

は1,439千株で、移転される当社普通株式の総額は39億34百

万円。行使期間は平成18年7月3日から平成21年6月30日)につ

いて、平成16年6月29日開催の定時株主総会において承認され

ています。

平成16年6月30日から平成16年7月28日の期間に、総数70万

株の当社普通株式の市場買付(買付総額19億53百万円)を実

施しました。

当期(平成17年3月期)の配当金については、前期に実施した創

立40周年記念配当5円を普通配当に切り換え、1株当たり40円

の配当を実施する予定です。

科目 第40期 第41期 第40期(平成15年9月末) (平成16年9月末) (平成16年3月末)

流動資産 137,690 143,824 151,741現金及び預金 20,892 20,437 24,931受取手形及び売掛金 4,521 4,630 7,631有価証券 19,496 19,900 14,212たな卸資産 35,834 36,683 34,746営業貸付金 37,607 44,758 41,962その他 19,885 18,034 28,916貸倒引当金 △547 △620 △659固定資産 135,233 139,231 135,340有形固定資産 67,187 77,591 74,329建物及び構築物 41,152 47,619 45,443土地 20,727 23,557 22,773その他 5,307 6,415 6,112無形固定資産 1,024 1,138 1,082投資その他の資産 67,021 60,500 59,928投資有価証券 6,166 8,440 8,379再評価に係る繰延税金資産 7,818 ― ―敷金・保証金 46,040 44,641 44,105役員・従業員に対する保険積立金 674 185 866その他 6,634 7,297 6,726貸倒引当金 △312 △64 △148

繰延資産 3 ― ―資産合計 272,927 283,055 287,081

科目 第40期 第41期 第40期(平成15年9月末) (平成16年9月末) (平成16年3月末)

流動負債 40,971 61,993 75,586支払手形及び買掛金 13,598 13,535 10,987短期借入金 3,140 3,920 3,340一年以内償還予定の社債 ― 20,000 20,000未払金 12,053 13,048 21,471その他 12,179 11,489 19,787固定負債 26,510 17,575 6,927社債 20,000 10,000 ―長期借入金 750 30 680その他 5,760 7,545 6,247負債合計 67,482 79,569 82,513〈少数株主持分〉 1,065 1,243 1,200〈資本の部〉資本金 62,504 62,504 62,504資本剰余金 62,325 62,405 62,370利益剰余金 94,649 100,618 100,464土地再評価差額金 △11,758 △19,563 △19,563その他有価証券評価差額金 1 41 5自己株式 △3,344 △3,764 △2,414資本合計 204,378 202,242 203,367負債、少数株主持分及び資本合計 272,927 283,055 287,081

〈資産の部〉 (単位:百万円)

〈負債の部〉 (単位:百万円)

連結貸借対照表(要約)

(注)金額は単位未満を切捨てています。

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■ 単独財務諸表 Non-Consolidated Financial Statements

(注)金額は単位未満を切捨てています。

貸借対照表(要約) 損益計算書(要約)

科目 第40期 第41期 第40期(平成15年9月末) (平成16年9月末) (平成16年3月末)

流動資産 130,220 124,932 143,127

固定資産 134,325 138,114 134,431

有形固定資産 61,854 72,355 69,090

無形固定資産 754 875 852

投資その他の資産 71,716 64,883 64,487

資産合計 264,546 263,047 277,558

〈資産の部〉 (単位:百万円)

科目 第40期 第41期 第40期(平成15年9月中間期)(平成16年9月中間期) (平成16年3月通期)

売上高 65,404 68,585 152,124

売上原価 28,764 29,717 67,702

売上総利益 36,639 38,867 84,422

販売費及び一般管理費 32,567 34,415 71,323

営業利益 4,072 4,451 13,099

営業外収益 915 791 1,678

営業外費用 261 159 386

経常利益 4,725 5,083 14,391

特別利益 84 195 134

特別損失 1,327 1,440 2,221

税引前中間(当期)純利益 3,482 3,837 12,304

法人税、住民税及び事業税 1,563 1,587 6,481

法人税等調整額 △141 △33 △1,102

中間(当期)純利益 2,060 2,283 6,926

前期繰越利益 572 525 572

土地再評価差額金取崩額 - - △7

中間(当期)未処分利益 2,633 2,808 7,491

(単位:百万円)

科目 第40期 第41期 第40期(平成15年9月末) (平成16年9月末) (平成16年3月末)

流動負債 35,018 55,398 69,385

固定負債 25,390 7,240 6,003

負債合計 60,408 62,639 75,388

〈資本の部〉

資本金 62,504 62,504 62,504

資本剰余金 62,325 62,405 62,370

利益剰余金 94,217 98,592 99,075

土地再評価差額金 △11,567 △19,372 △19,372

その他有価証券評価差額金 1 42 6

自己株式 △3,344 △3,764 △2,414

資本合計 204,137 200,408 202,169

負債・資本合計 264,546 263,047 277,558

〈負債の部〉 (単位:百万円)

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15

■ 会社データ Corporate Data

代表取締役会長

代表取締役副会長

代表取締役社長

代表取締役副社長

専 務 取 締 役

常 務 取 締 役

取   締   役

監   査   役

青山五郎

青山睦雄

宮前省三

宮前洋昭

青山 理(営業本部長)

真野耕史(総合企画本部長兼第一商品部長)

金生嘉夫(広報室長兼東京本部長)

宮川道信(開発本部長)

三村則夫(管理本部長)

橋弥良一(総合企画本部長補佐兼IT推進部長兼

情報セキュリティ担当)

原田二郎(第一営業部長)

川本健三(営業企画部長)

藤原弘太郎(第二商品部長)

宮武真人(社長室長)

遠藤幸辰(常任監査役(常勤))

新浜英明(常勤)※

内林誠之※

大木 洋※

社   名

設   立

資 本 金

従 業 員 数

事 業 所

営 業 店 数

(平成16年9月30日現在) (平成16年9月30日現在)

青山商事株式会社

昭和39年5月6日

625億471万円

3,108名

本  社:

広島県福山市王子町一丁目3番5号

東京本部:

東京都台東区上野四丁目5番10号

TSC TOWER 7階

神辺商品センター:

広島県深安郡神辺町大字西中条字深水

1727番地の1

井原商品センター:

岡山県井原市大江町1345番地の2

753店

(注)※は社外監査役であります。

役員の状況会社概要

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■ 株式情報(平成16年9月30日現在)

Stock Infomation

16

0

4,000

8,000

12,000

16,000

20,000(円)� (円)�

0

600

1,200

1,800

2,400

3,000■ 株価推移(大証一部)� ● 日経平均株価(終値)�

�平成14年�

�平成15年�

9月�8月� 10月�6月�7月�3月� 5月�11月�12月� 2月� 4月�2月�1月� 3月�10月� 11月�12月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月� �平成16年�1月�

■ 出来高推移(大証一部)�

0

1,500

3,000

4,500

6,000

7,500(千株)�

�平成14年�

�平成15年�

�平成16年�

4月�5月�6月�7月�8月� 10月�9月�10月�11月�12月�1月�2月�3月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月�11月�12月�1月�2月�3月�

発行する株式の総数 174,641,100株

発行済株式数 67,394,016株

株主数 7,860名

株式の状況

株主名 持株数 議決権比率(千株) (%)

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) 7,437 11.04

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口) 6,411 9.51

㈲青山物産 3,380 5.02

青山五郎 3,363 4.99

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口4) 1,158 1.72

インベスターズ バンクウェスト ペンションファンドクライアンツ 1,123 1.67

資産管理サービス信託銀行㈱(信託A口) 1,038 1.54

星野商事㈲ 1,001 1.49

㈱三井住友銀行 1,000 1.48

000689ステート ストリート信託銀行㈱ 931 1.38

大株主

株主数 持株数 持株比率(名) (千株) (%)

金融機関 87 29,430 43.7

証券会社 28 431 0.6

その他の法人 261 7,436 11.0

外国法人等 252 16,239 24.1

個人・その他 7,232 13,856 20.6

株式の分布状況

(注)持株数は単位未満を切捨てて表示しております。

(注)1. 持株数は千株未満を切り捨てて表示しております。2. 当社は、自己株式1,822千株を保有しておりますが、当該株式には議決権がないため上記の大株主から除いております。

3. 自己株式について、株主名簿上は当社株式となっておりますが、実質的に所有していない株式100株が含まれております。

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■ 株主情報

17

Shareholders Information

決算期 毎年3月31日定時株主総会 毎年6月に開催いたします。基準日 決算期日現在の株主名簿及び実質株主名簿によりその決算期

に関する定時株主総会において権利を行使すべき株主といたします。その他必要があるときは、その都度公告いたします。

利益配当金 決算期日現在の株主名簿及び実質株主名簿によりお支払いいたします。

中間配当 中間配当を実施する時は9月30日現在の株主名簿及び実質株主名簿によりお支払いいたします。

名義書換代理人 大阪市中央区北浜四丁目5番33号住友信託銀行株式会社

同事務取扱場所 大阪市中央区北浜四丁目5番33号住友信託銀行株式会社 証券代行部

郵便物送付先 〒183-8701 東京都府中市日鋼町1番10電話照会先 住友信託銀行株式会社 証券代行部

(住所変更等用紙のご請求) 0120-175-417(その他のご照会) 0120-176-417

同取次所 住友信託銀行株式会社 全国各支店公告の方法 日本経済新聞

(注)1.上場証券取引所 株式会社東京証券取引所(市場第一部)

株式会社大阪証券取引所(市場第一部)

株主メモ

財務情報は当社のホームページ上でもご覧になれます。http://www.aoyama-syouji.co.jp

株主優待割引券のご案内

毎年3月31日現在の当社の株主の皆様に「株主優待割引券(15%割引券)」をご送付申し上げております。

■株主優待割引券の発行基準

毎年3月31日現在の株主名簿及び実質株主名簿に記載又は記録された株主各位に対し、そのご所有株数に応じ、次のとおり株主優待割引券を発行いたします。

■所有株式数

100株以上1,000株未満…………………… 4枚1,000株以上3,000株未満 ………………… 6枚3,000株以上………………………………… 8枚

■有効期限

翌年6月30日まで

■取扱い店舗

「洋服の青山」「青山スーツ工房」「プラスエー・ザ・スーツ・アオヤマ」「ザ・スーツカンパニー」「ザ・シャツカンパニー」「ユニバーサルランゲージ」「キャラジャ」にてご利用いただけます。

� AOYAMA DATA �決算公告�ニュースリリース �月次情報�株価情報 �決算短信情報(単独及び連結)�株主優待券 トップインタビュー他有価証券報告書

■ホームページ上で入手できる財務情報

本社・社長室 電話(084)920-0029FAX(084)921-8129

お問い合わせ先

( )

(注)1. 決算公告の電子化について当社の決算公告は、日本経済新聞による決算公告に代えて、ホームページに掲載しておりますのでお知らせいたします。当社の決算公告が掲載されているホームページアドレスは次のとおりです。

http://www.aoyama-syouji.co.jp

2. 単元未満株式の買増請求について単元未満株式をご所有の株主様は、単元株式(100株)までの不足分を買増請求して、単元株式とすることができます。ご請求手続きは、下記電話照会先にお問い合わせください。株券保管振替制度をご利用される場合は、お取引きの証券会社にお問い合わせください。なお、単元未満株式の買取請求につきましては、従来どおりお取扱いいたしておりますので、下記電話照会先へお問い合わせください。

買増請求の受付場所 大阪市中央区北浜四丁目5番33号住友信託銀行株式会社 証券代行部

郵便物送付先 〒183‐8701東京都府中市日鋼町1番10住友信託銀行株式会社 証券代行部

電話照会先 フリーダイヤル0120‐176‐417

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