東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. ·...

19
東京電力福島第一原子力電所 構内視察報告 視察日:2016/07/20 3号機( 3号機( 3号機( 3号機(2011/03/14 2011/03/14 2011/03/14 2011/03/14 水素爆) 水素爆) 水素爆) 水素爆) 1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの 1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの 1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの 1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの 報告内容 1. 視察ルート 2. 放射性質の基礎知識 3. 農地除染の況 4. 帰困難区域の況 5. 1F(いちえふ )構内の況 ※ 東京電力福島第一原子力電所の 称は「ふくいち」ではなく「いちえふ」

Upload: others

Post on 28-Jul-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

東京電力福島第一原子力発電所

構内視察報告

視察日:2016/07/20

3号機(3号機(3号機(3号機(2011/03/142011/03/142011/03/142011/03/14 水素爆発)水素爆発)水素爆発)水素爆発)

1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの1F構内の画像は、全て東京電力HP等で既報、または視察時に撮影提供されたもの

報告内容

1. 視察ルート

2. 放射性物質の基礎知識

3. 農地除染の状況

4. 帰還困難区域の状況

5. 1F(いちえふ※

)構内の状況

※ 東京電力福島第一原子力発電所の

略称は「ふくいち」ではなく「いちえふ」

Page 2: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

視察ルート (福島→Jヴィレッジ→1F→Jヴィレッジ→福島)

Jヴィレッジ

DASH村

福島第二原子力発電所福島第二原子力発電所福島第二原子力発電所福島第二原子力発電所

大柿ダム(農水)

← 東京電力バス →

放射性物質の基礎知識

放射性物質と放射能

放射性物質:放射線を出す物質

放射能 :放射線を出す能力

ベクレルとシーベルト

ベクレル :放射性物質の含有量(Bq/kg、Bq/L)

底泥や土壌、用水をベクレルで表示

シーベルト:人体への放射線の影響度合いを表したもの(Sv/hr)

空間放射線量率をシーベルトで表示

※ グレイ

放射線エネルギーが物質

や人体組織に吸収される

吸収線量(Gy)

これに放射線や組織の種

類別に係数を乗じたもの

がシーベルト

参 考

8,000Bq/kg以上:環境省の除染対象指定廃棄物

100Bq/kg未満:一般食品の規制値(米国は1,200Bq/kg)

0.028~0.079μSv/hr:事故前の東京都の平均空間

放射線量率

0.23μSv/hr:追加被ばく限度量を1mSv/年としたとき

の空間放射線量率の上限

資料:ため池の放射性物質の実態と対策(東北農政局)

Page 3: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

農地除染の状況

表土すき取り(川俣町) 仮置き場(川俣町)

仮置き場(飯舘村 2016/02/17)積上げ高さ5m(飯舘村 2016/02/17)

参考:飯舘村の事故前から今年まで

出典(キャプション共):福島県飯舘村 福島第一原子力発電所 事故前と事故後の比較写真

いいたてネットワーク http://iitatephotobeforeandafter.blogspot.jp/

事故前:H22(2010).08.07

田んぼを見回る父と釣りを楽しむ地域のおじいちゃん

事故2年5ヶ月後:H25(2013).08.15

田は荒れ放題 川の魚は食べられません

事故4年5ヶ月後 H27(2015).08.13)

除染は終わりましたが、

除染前の様子に戻ってしまいました

事故5年5ヶ月後:H28(2016).08.12

農地保全事業

が始まりました

先は長いと感じます (※ 福島再生加速化交付金)

Page 4: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

事故前:H16(2004).08.07

きれいに手入れされた川と葉桜

事故後2年5ヶ月後:H25(2013).08.15

川の手入れする人が誰もいないと・・・

こうなります

事故4年5ヶ月後:H27(2015).08.13

まもなく水面が草で覆い隠されます

事故5年5ヶ月後:H28(2016).08.12

誰も何もできません

事故前:H21(2009).08.12

減農薬栽培の田んぼ

事故後2年5ヶ月後:H25(2013).08.15

見るも無残な荒れた田んぼに変わってしまいま

した

事故4年5ヶ月後:H27(2015).08.13

除染しても、この状態

父が一度草刈りをしています

事故5年5ヶ月後:H28(2016).08.12

農地保全のため、牧草の種をまきました

一番草を刈った後です

Page 5: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

事故前:H21(2009).07.27

母の野菜畑

事故後2年5ヶ月後:H25(2013).08.15

どうすることもできない母の野菜畑

事故4年5ヶ月後:H27(2015).08.13

除染して表面の土を新しく入れ替えた

黒土から白っぽい茶色土に変わった

事故5年5ヶ月後:H28(2016).08.12

雑草の勢いがすごい

野菜畑や田んぼがあったことを忘れてしまいそ

うです

事故前:H16(2004).08.22

転作田に放牧された飯舘牛の母牛

事故後2年5ヶ月後:H25(2013).08.15

家族のようだった牛たちは、

飯舘村から全ていなくなった

事故4年5ヶ月後:H27(2015).08.13

牛の放牧地が・・・・

除染土の仮仮置場に変わった

事故5年5ヶ月後:H28(2016).08.12

そこに昔からあったかのように感じる

除染土の黒袋

Page 6: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

事故前:H21(2009).08.16

夕方、子供と一緒に散歩です

【HP掲載者のコメント】

原子力発電所に事故が起きると・・・こう

なります

原子力発電所が再稼働されるということは

住み慣れた地域がこうなる可能性があると

いう覚悟が必要だと思います

原子力発電所事故を経験し、そう思いまし

た。

事故4年5ヶ月後:H27(2015).08.13

なんか涙が出ます

こんなに変わってしまって

事故5年5ヶ月後:H28(2016).08.12

家族の大事な場所を失った

そんな気がします

帰還困難区域内へ 検問(浪江町)

検問員が車内に乗り込み、

事前に提出している名簿と、

身分証明書(免許証等)を確認する

Page 7: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

一時立入り注意事項

一時立入り注意事項(2012/03当時)

Page 8: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

調査時に出会った野良牛・野良豚(2012/03)

大熊町幹線道路を横断する野良牛大熊町幹線道路を横断する野良牛大熊町幹線道路を横断する野良牛大熊町幹線道路を横断する野良牛

調査中 食事中

事故後に自然分娩した仔牛(耳タグ無し)事故後に自然分娩した仔牛(耳タグ無し)事故後に自然分娩した仔牛(耳タグ無し)事故後に自然分娩した仔牛(耳タグ無し)

現在、牛は全て捕獲済み現在、牛は全て捕獲済み現在、牛は全て捕獲済み現在、牛は全て捕獲済み

仔牛

住宅街をうろつく黒豚の群れ住宅街をうろつく黒豚の群れ住宅街をうろつく黒豚の群れ住宅街をうろつく黒豚の群れ

豚は繁殖力が旺盛なため捕獲は困難豚は繁殖力が旺盛なため捕獲は困難豚は繁殖力が旺盛なため捕獲は困難豚は繁殖力が旺盛なため捕獲は困難

野生化野生化野生化野生化して増殖しているして増殖しているして増殖しているして増殖している

DASH村付近は、3.50μSv/hr(車内計測参考値)

※ DASH村(ダッシュむら)

● 双葉郡浪江町津島地区にある

● 日本テレビ系列で放送されている「ザ!鉄腕!

DASH!!」で2000年から舞台となっていた

● 原発事故後は、年間放射線量率が50mSv以上

の帰還困難区域となり、ここでの収録は中止さ

れた

撮影方向DASH村役場DASH村役場DASH村役場DASH村役場

DASH村※

ここは水田!

Page 9: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

大柿ダム 放射性物質調査

受益面積 水田 約3,500ha

流域面積 110.2km

2

総貯水容量 19,500千m

3

有効貯水容量 17,300千m

3

堤体高 84.5m

堤体長 262.0m

ダム形式 中心コア型ロックフィルダム

2012年2月から水質・底質の放射性セシウム濃度のモニタリング調査を継続中

大柿ダム 放射性セシウム濃度

水 質(溶存態セシウム):1Bq/L未満 < 飲料水の基準 10Bq/L

底 質(懸濁態セシウム):3,000~32万Bq/kg > 指定廃棄物基準 8,000Bq/kg

資料:大柿ダムの放射性セシウムの実態と対策(東北農政局)

Page 10: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

常磐自動車道を南下(浪江I.C.~広野I.C.)

原発最近地点 4.4μSv/hr要所に放射線量表示板がある

除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場 → 中間貯蔵施設へ)

Jヴィレッジの変遷

●楢葉町に、東京電力の地元貢献策

(7・8号機建設の見返り?)として1997

年に開設された、日本サッカー界初の

ナショナルトレーニングセンター

●総面積約49.5ha、天然芝11面

●事故後ピッチ10面は、ヘリポート・駐

車場・除染場・作業スペース・資材保管場

所となり、除染と共に舗装された

●2011年3月15日以降、スポーツ施設

としては全面閉鎖され、原発事故対

処の前線拠点となる

●2013年7月1日、Jヴィレッジ内に

置かれていた1Fへの入退管理機能

の多くを、原発敷地内の「入退域管理

施設」に移転

●1Fに隣接した駐車場が確保でき

れば、2017年度には全面的に返還、

2018年度に復旧予定

Page 11: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

国道6号線を北上

(オートバイ・歩行者は通行禁止、車は窓を閉めベンチレーターを閉にする)

帰還困難区域の区間は、盗難防止のため、家屋・店舗等の入口をバリケードで閉鎖している

検問所は、全ての交差点に検問所は、全ての交差点に検問所は、全ての交差点に検問所は、全ての交差点に

事故当初からある横断幕事故当初からある横断幕事故当初からある横断幕事故当初からある横断幕

集落内は当時と基本的に変化なし(撮影:2012/03)

投函口は閉鎖されている投函口は閉鎖されている投函口は閉鎖されている投函口は閉鎖されている

この門は撤去されたこの門は撤去されたこの門は撤去されたこの門は撤去された

この建物は解体されたこの建物は解体されたこの建物は解体されたこの建物は解体された 当時のままのパチンコ店当時のままのパチンコ店当時のままのパチンコ店当時のままのパチンコ店

当時のままの車販売店当時のままの車販売店当時のままの車販売店当時のままの車販売店

住民が居ないだけ住民が居ないだけ住民が居ないだけ住民が居ないだけ富岡町商店街富岡町商店街富岡町商店街富岡町商店街

自動販売機自動販売機自動販売機自動販売機 盗難?搬出?盗難?搬出?盗難?搬出?盗難?搬出?

Page 12: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

いよいよ1Fへ

正門ゲート正門ゲート正門ゲート正門ゲート

撮影:1975年11月02日

撮影:2015年12月頃

上の画像から40年後

森や緑地は、除染施設、タン

クと廃棄物置き場に

5・6号機は建設中

Page 13: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

東京電力福島第一原子力発電所 構内主要施設と視察ルート

メガフロート(移動済み)

6号機

5号機

多核種除去設備(アルプス)

免震重要棟

大型休憩所

入退域管理施設

4号機(3号機水素による爆発で大破)

正門ゲート

1号機(メルトダウン、水素爆発・大破)

2号機(メルトダウン、ブローアウトパネル飛散)

3号機(メルトダウン、水素爆発・大破)

共用プール

淡水化設備

使用済吸着塔

一時保管施設

伐採木一時保管槽

瓦礫覆土一時保管施設

瓦礫保管テント

伐採木屋外集積

瓦礫屋外集積 送電塔倒壊

セシウム吸着装置群

(サリー、キュリオン)

貯蔵タンク群

乾式キャスク保管庫

6号機発電機

2011201120112011年年年年1111月頃(事故の約2ケ月前月頃(事故の約2ケ月前月頃(事故の約2ケ月前月頃(事故の約2ケ月前))))

太平洋側太平洋側太平洋側太平洋側

事故の状況

(画像:東京電力HP)

3月14日

11時01分

3号機爆発3号機爆発3号機爆発3号機爆発

3月15日

06時14分頃

4号機爆発4号機爆発4号機爆発4号機爆発

1号機1号機1号機1号機 2号機2号機2号機2号機3号機3号機3号機3号機 4号機4号機4号機4号機

3月12日

15時36分

1号機爆発1号機爆発1号機爆発1号機爆発

同時刻

2号機ブローアウト2号機ブローアウト2号機ブローアウト2号機ブローアウト

パネル脱落パネル脱落パネル脱落パネル脱落

2号機

●1号機の爆風で建屋海側のブローアウトパネ

ルが脱落、建屋内部が外気に通じ水素が充満し

なかったため水素爆発しなかった

●15日午前中に格納容器が破損と推定、格納容

器から直接放射性物質が放出

●事故で放出された放射性物質は、15日に2号

機から放出されたものが最も多かった

4号機(定期点検で停止中)

●3号機の水素が4号機へ漏れて爆発

Page 14: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

事故の原因

津波による自家電源喪失

送電塔倒壊等による外部電源喪失

加えて、地震動による配管等の破損による冷却機能喪失?

構内視察(カメラ・携帯・スマホ持ち込み禁止のため、東京電力のカメラ画像のみ)

① 大型休息所(2015/05運用開始)

1,200人収容、放射線防護のため窓無し

③ 構内専用車両

ナンバープレート無し

② 多核種除去設備(アルプス)

増設設備当初設備

処理水タンク

②②②②

③③③③

①①①①

Page 15: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

① 線量率モニタ

構内に86台設置

③ 初期の貯蔵タンク

溶接タイプに順次変更

④ 初期の貯蔵タンク(小型)② 貯蔵タンク(溶接タイプ)

③③③③

②②②②

①①①①

④④④④

① 1号機遠景

爆発時に覆ったカバーを撤去中

② 2号機遠景

建屋内の線量が最も高く未着手

③ 3号機遠景

建屋上部の瓦礫撤去、燃料取り出し用カ

バーと取り出し装置の設置準備中

③③③③②②②②①①①①

Page 16: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

① 4号機遠景

燃料取り出し用カバー部

燃料は取り出し済み

① 4号機

至近距離まで接近

車内計測参考値で

30.91μSv/30.91μSv/30.91μSv/30.91μSv/hrhrhrhr

(2012年3月は

実測300μSv/hr)

①①①①

4号機 燃料棒取り出し

燃料取り出し用カバー完成イメージ

オペフロ

※1

撤去・基礎工事工事工事工事完了

(2012/12/18)

4号機4号機4号機4号機爆発

(2011/03/15)

第一節鉄骨建方完了第一節鉄骨建方完了第一節鉄骨建方完了第一節鉄骨建方完了

((((2013/01/142013/01/142013/01/142013/01/14))))

原子炉建屋上部を除く鉄骨建方完了原子炉建屋上部を除く鉄骨建方完了原子炉建屋上部を除く鉄骨建方完了原子炉建屋上部を除く鉄骨建方完了

((((2013/04/102013/04/102013/04/102013/04/10))))

鉄骨建方完了鉄骨建方完了鉄骨建方完了鉄骨建方完了

((((2013/05/292013/05/292013/05/292013/05/29))))

外壁・屋根パネル外壁・屋根パネル外壁・屋根パネル外壁・屋根パネル設置設置設置設置

((((2013/07/202013/07/202013/07/202013/07/20))))

※1 オペフロ(オペレーティングフロア)

建屋最上階にある作業フロア

※2 燃料デブリ

燃料と被覆管などが溶融し再び固まった

もの

使用済み燃料プールにある使用済み燃料棒

と、定期点検中のため移していた燃料棒、

計1,535体を取り出し、敷地内の共用プー

ルに移送・保管する

他の号機の使用済み燃料プールにある使用

済み燃料棒は、1号機392体、2号機615体、

3号機566体あり、順次取り出し予定

1~3号機の原子炉圧力容器内の燃料棒は、

溶け落ち、燃料デブリ

※2

として原子炉格納

容器内にあると推定されている

Page 17: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

4号機 燃料棒取り出し作業(2013/11/18-2014/12/22)

白いカバーの内部白いカバーの内部白いカバーの内部白いカバーの内部

トレトレトレトレーラーに載せ共用プールに移送ーラーに載せ共用プールに移送ーラーに載せ共用プールに移送ーラーに載せ共用プールに移送

燃料集合体をキャスクに納める燃料集合体をキャスクに納める燃料集合体をキャスクに納める燃料集合体をキャスクに納める燃料ラック燃料ラック燃料ラック燃料ラック

燃料集合体燃料集合体燃料集合体燃料集合体

燃料集合体を引出す燃料集合体を引出す燃料集合体を引出す燃料集合体を引出す

燃料集合体のハンドルを掴む燃料集合体のハンドルを掴む燃料集合体のハンドルを掴む燃料集合体のハンドルを掴む

燃料棒燃料棒燃料棒燃料棒

① 第二セシウム吸着装置建屋

② 1~4号機の周囲に元々設置されてい

る井戸ポンプ

③ サブドレン他浄化設備(④)への送水管

③③③③

②②②②

①①①①

④④④④

Page 18: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

① 緑地法面は、除染及び雨水地下浸透防

止のため、全てモルタル吹付されている

②②②②

①①①①

② 凍土遮水壁の凍結管② 凍土遮水壁用の冷媒循環配管

② 津波被害当時のままの燃料タンク

① 2号機(左)と3号機

クレーンは遠隔操作の無人機

③ 倒壊した送電鉄塔(夜の森線No.27送電塔)

外部電源喪失の原因の一つ

③③③③

②②②②

①①①①

Page 19: 東京電力福島第一原子力瘠電所 構内視察報告file. · 除去した土壌の仮々置き場(この後、仮置き場→ 中間貯蔵施設へ) Jヴィレッジの変遤

① 使用済吸着塔一時保管施設

6号機

5号機

③ 6号機非常用ディーゼル発電気建屋

唯一6B系統が津波被害を受けず無事だっ

たことから5号機に電源融通できた

② 5・6号機の敷地高は1~4号機よりも

3m高く、津波浸水は少なく済んだが5号

機は全ての自家電源を喪失した

③③③③

②②②②

①①①①

今日の視察の累積被ばく量は、8.97μSv(車内計測参考値)

東京電力福島第一原子力発電所

構内視察報告 完