豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通...

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豊田市交通まちくりジョン2040 豊田市交通まちづくり行動計画 豊田市交通まちづくり行動計画 (2016~2020)

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豊田市交通まちづくりビジョン2040豊田市交通まち くり ジョン

豊田市交通まちづくり行動計画豊田市交通まちづくり行動計画(2016~2020)

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目 次

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1ー1 交通まちづくりビジョン及び交通まちづくり行動計画とは・・・・・・・・・・・・・・・

1ー2 上位・関連計画との関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

1

2

1-3 上位・関連計画の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 社会情勢や豊田市の現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2-1 社会情勢の変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2-2 豊田市の現状(交通特性等)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3

9

9

142-2 豊田市の現状(交通特性等)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2-3 現行計画の評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2-4 交通に関する市民意識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2-5 交通課題の整理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

14

21

39

40

3 交通まちづくりビジョン2040・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3-1 基本理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3-2 目標実現に向けた施策の枠組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3-3 ビジョン達成に向けた指標及び目標値の設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

41

41

42

43

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4-1 行動計画の施策の枠組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4-2 重点戦略プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

重点戦略プログラム1「地域内外の交流拡大につながる環境の創出」・・・・・・・・・

44

44

45

46重点戦略プログラム1 地域内外の交流拡大につながる環境の創出」

重点戦略プログラム2「便利さを実感できる交通ネットワークの構築」・・・・・・・・

重点戦略プログラム3「世界一安全・安心な交通環境の創出」・・・・・・・・・・・・

重点戦略プログラム4「先進的な環境技術・行動の推進」・・・・・・・・・・・・・・

4-3 事業計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

46

50

53

56

58

4-4 推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65

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P11 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

1 1 交通まちづくりビジョン及び交通まちづくり行動計画とは

豊田市の将来都市像

第7次豊田市総合計画(2008-2017)等の上位計画

豊田市交通まちづくりビジョン2040は、第7次豊田市総合計画等の上位計画に示された将来都市像を実現するための交通まちづくりの基本理念、基本方針・目標、目標実

現に向けて取り組む施策を示したものである。交通まちづくり行動計画は、交通まちづくりビジョンの理念や方針に基づいた短期的な事業展開を図るための計画である。

■将来都市像を実現するために目指すべき姿

1-1 交通まちづくりビジョン及び交通まちづくり行動計画とは

豊田市の将来都市像を支える交通基盤

豊田市の将来都市像

人が輝き 環境にやさしく 躍進するまち・とよた

道路交通ネットワーク道路交通ネットワーク 公共交通ネットワーク公共交通ネットワーク

広域交通ネットワーク広域交通ネットワーク

■将来都市構造イメージ(多核ネットワーク型都市)豊田市の土地利用は、産業技術の中枢拠点にふさわしい都市的土地利用と、市域の約70%を占める森

林等の自然的土地利用との調和を基本としている。その上で、広大な市域の効率的な都市経営と地域特性を活かした共働の地域づくりを進めるため、選択と集中による都市基盤の整備を促進することで、一体的な市街地の形成、拠点・核への機能の集積又は集約、相互連携を図り、『多核ネットワーク型都市構造』の確立を目指すこととしている。

豊田市交通まちづくりビジョン2040

ⅰ)交通まちづくりの基本理念

ⅱ)交通まちづくりの基本目標と目指すべき姿

ⅲ)交通まちづくりの目標値(目標達成度の評価指標)の設定

豊田市の交通まちづくりに関する総合的な計画

地域核

●山村振興業務の中核を担う。(観光振興、都市と農山村の共生、定住等)

●過疎山村地域における医療サービス、複合的行政サービス機能の維持確保を図る。(医療・福祉等の一次対応確保)

地域核への移動手段の確保(地域交通)

自動車専用道路、地域高規格道路

国道、内・外環状線等

インターチェンジ(スマートインターチェンジ含む。)

鉄道等

基幹バス

地域交通

ⅲ)交通まちづくりの目標値(目標達成度の評価指標)の設定

豊田市交通まちづくり行動計画(2016~2020)

ⅰ)重点化による戦略的な取組プ グ ① 地域内外 交流拡大に が 環境 創出

拠点地域核 拠点

地域核

地域核

地域核地域核

地域核

地域核(複合)

複合地域核へのアクセス交通

プログラム① 地域内外の交流拡大につながる環境の創出プログラム② 便利さを実感できる交通ネットワークの構築プログラム③ 世界一安全・安心な交通環境の創出プログラム④ 先進的な環境技術・行動の推進

ⅱ)交通まちづくりの目標実現に向けた施策毎の取組交 流 促 進 交流拠点対策 交流機会対策

拠点地域核

拠点地域核 拠点

地域核

地域核

拠点地域核

地域核

鉄道駅周辺へのアクセス性の確保

国道248号、愛知環状鉄道等交通基盤を活かした両地区の連携強化

交 流 促 進 ;交流拠点対策、交流機会対策移 動 円 滑 化 ;公共交通対策、交通円滑化対策安 全 ・ 安 心;交通事故削減対策、防災・災害対策、老朽化対策

環 境;環境対策鉄道路線の活用

拠点地域核

拠点地域核

地域核

基幹バス路線の確保幹線道路整備

(地域交通)

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P2

1 2 上位・関連計画との関係

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

1-2 上位・関連計画との関係豊田市交通まちづくりビジョン2040及び豊田市交通まちづくり行動計画(2016~2020)は、第7次豊田市総合計画等の上位計画に従い、関連する他分野の各種関連計

画と整合させるとともに、国が新たに制度化した立地適正化計画(※策定を検討中)などとも整合を図った内容としている。

都市再生特別措置法(立地適正化計画の活用等)

【国の方

第7次豊田市総合計画 〔2008(H20).3〕※第8次豊田市総合計画〔2017(H29).4~〕 策定中

豊田市都市計画 タ プラン〔 〕

都市・地域総合交通戦略要綱

(都市・地域総合交通戦略計画)

地域公共交通活性化再生法

(地域公共交通網形成計画)

方針と整合】

豊田市都市計画マスタープラン〔2008(H20).3〕※次期マスタープラン〔2018(H30).4~〕 策定中

豊田市交通まちづくり

位置づけ

豊田市の幹線道路

豊田市

豊田市公共交通基本計画

〔2016(H28).3〕

豊田市交通まち くりビジョン2030

〔2012(H24).3〕

豊田市交通まちづくり行動計画

豊田市交通安全計画〔2011(H23).12〕※次期策定中

幹線道路整備計画

〔2005(H17).4〕

第2次豊田市環境モデル都市

豊田市環境基本計画〔2008(H20).12〕

都心環境計画〔2016(H28).3〕

第2期豊田市中心市街地活性化

基本計画〔2013(H25).3〕とよた

快適自転車

交通まちづくりビジョン2040

(2011~2015)〔2012(H24).3〕

環境モデル都市アクションプラン〔2014(H26).3〕

快適自転車プラン

〔2015(H27).4〕

交通まちづくりビジョン2040

交通まちづくり行動計画(2016~2020)

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P3

1 3 上位・関連計画の概要

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

1-3 上位・関連計画の概要上位・関連計画の概要を整理する。

基本理念・将来像

交通関連事項計画

〔策定年月〕期間

方針・取組

上位計画豊田市都市計画マスタープラン 道路交通の円滑化 歩行者・自転車空間のネットワーク化 自動車交通と公共交通のバランスの

人が輝き 環境にやさしく 躍進するまち・とよた

第7次豊田市総合計画〔2008(H20).3〕※次期総合計画策定中〔2017(H29).4~〕

多核ネットワーク型都市構造の確立、 都市と農山村の豊かさを体感できる活発な交流の推進、本市の特徴と強みを活かした低炭素社会の推進(次世代自動車の普及促進、利便性の高いバスネットワークの整備による公共交通への転換、持続可能な低炭素交通システムなど)、自動車産業の戦略的な展開の促進、 企業立地に向けた総合的な環境の整備(利便性の高い道路整備など)、大規模災害に強いまちづくり(道路、橋梁等の耐震化など)

2008~2017(H20~H29)

画豊田市都市計画マスタ プラン〔2008(H20).3〕※次期マスタープラン策定中〔2017(H29).4~〕

豊田市公共交通基本計画〔2016(H28).3〕

多核ネットワーク型都市の確立

道路交通の円滑化、歩行者・自転車空間のネットワ ク化、自動車交通と公共交通のバランスのとれた交通体系の構築を目的とした公共交通の機能強化、交通結節点における機能強化、交通弱者に配慮した公共交通の実現、新たな公共交通システムの導入検討、駐車場の適切な配置

2008~2017(H20~H29)

様々な暮らし方を質の高い多様な移動で支えるまちの実現

①快適で利用しやすい公共交通ネットワークの形成②持続可能な公共交通サービスの確立③先進的で多様な移動環境の創造

2016~2025(H28~H37)〔 ( ) 〕

豊田市交通安全計画〔2011(H23).12〕※次期計画策定中交

③先進的 多様な移動環境 創造

人命尊重、人優先の交通安全思想、交通事故のない社会

高齢者及び子どもの安全確保、歩行者・自転車利用者の安全確保、生活道路及び幹線道路における安全確保

2011~2015(H23~H27)

豊田市の幹線道路整備計画〔2005(H17) 4〕

広域交流を支える道路整備、都市機能の強化を図る道路整備

広域交流・都市間交流を支える幹線道路整備(2環境、8放射、3名古屋連絡)市域の一体性を高める幹線道路整備(30分交通圏ネットワーク)―

関連計画豊田市環境基本計画 一人ひとりの行動と共働により

持続 能な社会を 指 ます

「低炭素社会」、「自然共生社会」、「循環型社会」の3つの目指す社会像基本方針:温暖化防止・・・交通システムの総合的な改善2008~2017

( )

〔2005(H17).4〕 市機能の強化を図る道路整備 市域の 体性を高める幹線道路整備(30分交通圏ネットワ ク)

とよた快適自転車プラン〔2015(H27).5〕

歩行者・自転車・自動車が互いに意識譲り合える安全で快適な利用環境を整備し、人と環境にやさしい自転車のまち豊田

誰もが安全・安心で通行方法が分かりやすい通行空間を創出、子どもから大人まで通行ルールの共通意識が持てる啓発・教育の充実、自転車に乗りたくなる取組の充実

2015~2017(H27~H29)

〔2008(H20).12〕

第2次豊田市環境モデル都市アクションプラン〔2014(H26).3〕

都心環境計画

環境

持続可能な社会を目指します基本方針:温暖化防止 交通システムの総合的な改善重点プロジェクト:温暖化防止・・・使いたくなる公共交通の整備、エコカー・ライフの実現(H20~H29)

人と環境と技術が融合する環境先進都市「ハイブリッド・シティ とよた」

次世代型低炭素交通システムの導入(次世代自動車の普及促進、公共交通の利用促進、道路ネットワークの形成)、未来の暮らしを国内外に情報発信

2014~2018(H26~H30)

森と矢作川に育まれた 祝祭・ 来街機会を増やす魅力の創出、滞在時間を延ばす憩い空間の演出、「まち」と「さと」をつなぐアク2016~2027

第2期豊田市中心市街地活性化基本計画〔2013(H25).3〕

〔2016(H28).3〕都心

緑の環境都市軸(スタジアムアベニュー)の創造

活力とにぎわいの創出、先進的な交通モデルを体感できる中心市街地の実現、緑に包まれた中心市街地の実現

2013~2017(H25~H29)

交流空間の創造 セスの利便増進と適正化、歩きたくなる快適で安全な回遊空間の形成(H28~H39)

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P4

<参考>上位計画等の概要

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

<参考>上位計画等の概要

第7次豊田市総合計画〔2008(平成20)年3月〕

◇目標年次:2017(平成29)年◇将来像:『人が輝き 環境にやさしく 躍動するまち・とよた』◇まちづくりビジョン(目指すべき姿実現に向けての重点テーマと重点戦略プログラム)◇まちづくりビジョン(目指すべき姿実現に向けての重点テーマと重点戦略プログラム)

生涯を安心して生き生きと暮らせる市民

安全・安心のまちづくり●暮らしの安全の確立●自立、支え合いによる安心な暮らしの創出

人材育成と多様な能力の活用●人間力の育成●生涯を通して学び、個性や能力を発揮できる環境の整備

目指すべき姿 重点テーマ 重点戦略プログラム

“暮らし満足都市”創造プログラム

① 都市と農山村の豊かさを体

“環境先進都市”加速プログラム “ものづくり中枢都市”進化プログラム “命を守る安全・安心都市”実現プログラム

①再生可能エネルギーの戦略的な活用の推進

① 自動車産業の戦略的な展開の促進企業や大学との実証実験を通した低炭素交通シ ①大規模災害に強いまちづくり

~無理・無駄のない低炭素な暮らしと活発な環境産業の展開を目指します~

~都市と農山村の共生により多様なライフスタイルを創出します~

~自動車産業の更なる強化と次代を担う産業・技術の集積を目指します~ ~共働により防災と防犯を強化します~

共働による個性豊かな地域

水と緑につつまれたも づくり

都市と農山村の共生●豊かな自然環境の保全・活用と良好な水循環の形成●都市と農山村の交流機会の拡大●過疎・山村地域における定住・交流人口の確保●地域力を高める

ものづくり基盤の更なる強化●産業活性化を促すまちづくり●労働力人口の確保と産業を支える人づくり

環境に配慮した快適で魅力ある都市づくり

① 都市と農山村の豊かさを体感できる活発な交流の推進

② 地域資源の地産地消の推進

用の推進

②本市の特徴と強みを活かした低炭素社会の推進

-次世代自動車 普及促進

-利便性の高いバスネットワークの整備による公共交通への転換

-持続可能な低炭素交通システムの構築

③暮らしの低炭素化の促進

-企業や大学との実証実験を通した低炭素交通システムの構築

- 次世代エネルギー・モビリティ創造特区の指定による支援策を活用

-次世代自動車の普及による新たな市場の創出と市場ニーズに応える技術開発を促進

②ものづくり企業の新たな展開の促進- 国道301号の整備の支援や関連する市道及び

上水道の整備

①大規模災害に強いまちづくり- 道路、橋りょう、上下水道などの耐

震化や防災対策

② 自助・共助・公助による地域防災力の向上

豊田市都市計画マスタープラン〔2008(平成20)年3月〕・・・第7次豊田市総合計画の将来都市像の実現に向けた、土地利用と都市施設整備の基本的な方針を定めた計画

◇目標年次:2017(平成29)年 ◇将来都市構造

たものづくり・環境先進都市

環境に配慮した快適で魅力ある都市づくり●集約型の都市づくり●世界に開かれた都市づくり●人と環境にやさしい先進交通の都市づくり●人と自然を元気にする環境先進都市づくり

③ ライフスタイルに応じた暮らしの促進

③暮らしの低炭素化の促進

④戦略的な「見せる化」による低炭素なまちづくりの推進

上水道の整備

③ 企業立地に向けた総合的な環境の整備③共働による地域防犯力の向上

◇目標年次:2017(平成29)年◇将来都市構造と土地利用の基本的な考え方・多核ネットワーク型都市構造の確立 ・緑につつまれた一体的な市街地の形成

◇都市づくりの目標① 環境に配慮した快適で魅力ある都市づくり・自動車交通と公共交通が調和した交通体系の構築を図るとともに、集約型のまちづくり、自然環境の保全や、水と緑のネットワークの形成等、人と環境にやさしい都市づくりを進める。

◇将来都市構造

② ものづくり基盤の更なる強化を支える都市づくり・自動車産業を基軸とした機能集積、研究・開発機能等の新たな立地需要に応える産業用地の確保と住宅地の整備等、都市基盤整備を推進し、持続的な成長を支える都市環境の形成を進める。

③ 安全・安心の都市づくり・都市基盤の整備による防災機能の充実を図るとともに、地域特性に合わせた防災力の向上を図っていく。ユニバーサルデザインの導入等により、住み慣れた地域で誰もが安全に安心して生活を送ることができる都市づくりを進める。を進 る。

④ 都市と中山間地域が共生するまちづくり・都市と中山間地域を結ぶ幹線道路の整備や公共交通の充実を図るとともに、都市と中山間地域が共生するまちづくりを進める。

⑤ 共働による地域特性を活かしたまちづくり・地域力を高め、地域住民が主体となった住環境整備に向けたまちづくりを促進するとともに、地域特性(歴史、自然等)を活かした個性あるまちづくりを進める。

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P5

<参考>関連計画等の概要

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

<参考>関連計画等の概要

豊田市公共交通基本計画〔2016(平成28)年3月〕

◇計画期間:2016~2025(平成28~平成37)年

◇将来像:様々な暮らし方を質の高い多様な移動で支えるまちの実現

◇基本方針と主な施策

◇将来のネットワークイメージ

◇基本方針と主な施策

基本方針① 快適で利用しやすい公共交通ネットワークの形成

○鉄道複線化(高速化)、高架化○バス停上屋整備、バスベイの改良

○鉄道施設の老朽化、耐震化対策○地域核等における結節点整備

基本方針② 持続可能な公共交通サービスの確立

○健康づくりと連動した利用促進のための施策展開 ○公共交通による観光周遊ルートの開発○健康づくりと連動した利用促進のための施策展開○車内環境の魅力向上○基幹バス、地域バスへのバス評価実施

○公共交通による観光周遊ルートの開発○通勤交通手段の転換促進

基本方針③ 先進的で多様な移動環境の創造

○ICカードデータ等の活用による運行改善○タクシー会社と地域住民の連携による移動サービスの確保

○超小型モビリティ等を活用したシェアリングシステムの活用○中山間地域における共助的移動サービスの確立

豊田市交通安全計画〔2011(平成23)年12月〕

◇計画期間 2011 2015(平成23 平成27)年[長期目標 2025(平成37)年]

◇計画の目標値 基準年(H26) 目標年(H37) 増加率(基準年比)公共交通利用者数 74,985人/日 92,000人/日 約23%

バス利用者数 13,281人/日 17,000人/日 約28%

◇計画期間:2011~2015(平成23~平成27)年[長期目標 2025(平成37)年]

◇対策の視点①高齢者及び子どもの安全確保②歩行者・自転車の安全確保③生活道路及び幹線道路における安全確保

◇重点対策

施策2 交通安全思想の普及徹底・段階的かつ体系的な交通安全教育の推進・効果的な交通安全教育の推進・交通安全に関する普及啓発活動の推進・交通の安全に関する民間団体等の主体的活動の推進等

◇重点対策施策1 道路交通環境の整備・生活道路等における人優先の安全・安心な歩行空間の整備・幹線道路における交通安全対策の推進・交通安全施設等整備事業の推進・自転車利用環境の総合的整備

・住民の参加・協働の推進施策3 救助・救急活動の充実・救助・救急体制の整備・救急医療体制の整備

施策4 研究開発及び調査研究の充実・道路交通の安全に関する研究開発の推進転車利用環境 総合 備

・高度道路交通システムの活用・交通需要マネジメントの推進・総合的な駐車対策の推進・道路交通情報の充実・交通安全に寄与する道路交通環境の整備

道路交通の安全に関する研究開発の推進

・道路交通事故原因の総合的な調査研究の充実強化

Page 8: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P6

<参考>関連計画等の概要

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

豊田市の幹線道路整備計画〔2005(平成17)年4月〕

◇幹線道路の整備方針・高規格幹線道路のインター

チェンジを活かした広域的な

<参考>関連計画等の概要

チェンジを活かした広域的な交流の活性化や産業・物流機能の強化、近隣都市との連携を図るため、都市内環状道路と広域・都市間、地区間を結ぶ放射道路の整備を促進都市機能 便性を高・都市機能の利便性を高めるために、隣接する地域核間を結ぶ30分交通圏ネットワークや鉄道駅、医療・観光などの拠点施設へアクセスする幹線道路の整備を促進し、道路道路の整備を促進し、道路ネットワークで結ばれた都市基盤の形成を図る。

とよた快適自転車プラン~豊田市自転車利用環境整備計画~〔2015(平成27)年5月〕

<基本方針> <実施計画><基本方針>◇目標年次:2017(平成29)年◇自転車利用環境整備の目標・歩行者・自転車・自動車が互いに意識し譲り合える安全で快適な利用環境を整備し、人と環境にやさしい自転車のまち豊田の実現を目指す

<実施計画>◇計画期間:2015~2017(平成27~平成29)年度の3年間◇体系○空間づくり ~自転車通行空間の整備・おおむね外環状線内側の自転車ネットワーク路線を優先的に整備

整備計画路線 約30km

国 5.3km

県 10 8k◇取り組むべき施策事項○空間づくり ~自転車通行空間の整備・誰もが安全・安心で通行方法が分かりやすい通行空間を創出○意識づくり ~通行ルール周知、マナー向上の取組~・子どもから大人まで通行ルールの共通意識が持てる啓発・教育の充実○仕組みづくり ~自動車から自転車への転換を促す取組~

・既存道路空間の再配分等によって整備・整備重要度の高い路線を最優先に整備

○意識づくり ~通行ルール周知、マナー向上の取組~・企業、学校、警察等と連携した、効果的な意識啓発・年代等に応じた段階的かつ体系的な安全教育の充実

県 10.8km

市 14.1km

○仕組みづくり 自動車から自転車 の転換を促す取組・自転車に乗りたくなる取組の充実

年代等に応じた段階的かつ体系的な安全教育の充実

○仕組みづくり ~自動車から自転車への転換を促す取組~・エコ交通と連携した、自転車利用の促進(有用性や楽しさ等のPR)

Page 9: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P7

<参考>関連計画等の概要

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

<参考>関連計画等の概要

豊田市環境基本計画〔2008(平成20)年12月〕

◇計画期間:2008~2017 (平成20~平成28)年度の10年間◇基本理念:『一人ひとりの行動と共働により持続可能な社会を目指します』◇目指す社会像

◇分野別施策の展開①市民の環境行動力の向上と共働の推進②豊田市から取り組む地球温暖化の防止◇目指す社会像

①低炭素社会・化石燃料の消費等に伴う温室効果ガス排出量を大幅に削減させ、大気中の濃度

を安定させることにより、地球温暖化の危機から脱却した社会②自然共生社会・生物多様性が適切に保たれ、自然とのふれあいの場や機会を確保することによ

自然 恵 を将来 わ 享受 き 社会

②豊田市から取り組む地球温暖化の防止③豊かな自然環境との共生④循環型のライフスタイル・産業活動への転換⑤安全・安心で快適な生活環境の保全

◇重点プロジェクトり、自然の恵みを将来にわたって享受できる社会

③循環型社会・資源採取、生産、流通、消費、廃棄などの社会経済活動の全段階を通じて、廃

棄物の発生抑制や資源の循環利用により、環境への負荷をできる限り少なくする社会

①地球温暖化防止のための土台づくり【交通】・使いたくなる公共交通の整備

・エコカー・ライフの実現②地域の特性に応じた生物多様性の保全③廃棄物の発生抑制、資源の循環利用の推進

第2次豊田市環境モデル都市アクションプラン〔2014(平成26)年3月〕

◇計画期間:2014~2018 (平成26~平成30)年度の5年間◇計画期間:2014~2018 (平成26~平成30)年度の5年間◇都市の将来像・人と環境の技術が融合する環境先進都市「ハイブリッド・シティ とよた」

◇CO2削減目標

◇次世代型低炭素交通システムの導入(交通)の取組内容①次世代自動車の普及促進・充電施設整備・水素ステーション整備・エコファミリー支援補助制度の拡充・軽EV・小型EV税の減免

◇取組内容

①エネルギー地産地消モデルの構築(民生)

②次世代型低炭素交通システムの導入(交通)

軽EV 小型EV税の減免

②公共交通の利用促進・鉄道の利便性向上(複線化・高架化)・バスの利便性向上(基幹バス・地域バス)・端末交通の整備(ワンマイルモビリティ)・自転車への転換

③活力あるものづくり基盤の強化(産業)

④豊かな自然と持続可能な農山村の育み(森林)

⑤未来の暮らしを国内外に情報発信(都心)

自転車 の転換・公共交通への転換

③道路ネットワークの形成・幹線道路ネットワーク整備促進・ITS活用による交通環境の整備

Page 10: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P8

<参考>関連計画等の概要

1 豊田市交通まちづくり行動計画の位置づけ

<参考>関連計画等の概要

都心環境計画〔2016(平成28)年3月〕

◇計画期間:2016~2027(平成28~平成39)年度までの12年間

◇対象区域:約196ha(中心市街地活性化基本計画区域と同区域)

◇目指すべき都心の将来の姿◇目指すべき都心の将来の姿

『森と矢作川に育まれた 祝祭・交流空間の創造』

◇目標

①“まちを使う・体感する”賑わい交流拠点の創出

②“まちに行く・回遊する”交通拠点の形成

③“まちを知る・発信する”情報拠点の創出③ まちを知る 発信する 情報拠点の創出

◇基本方針

①来街機会を増やす魅力の創出

②滞在時間を延ばす憩い空間の演出

③「まち」と「さと」をつなぐアクセスの利便増進と適正化

④歩きたくなる快適で安全な回遊空間の形成

第2期豊田市中心市街地活性化基本計画〔2013(平成25)年3月〕

④歩きたくなる快適で安全な回遊空間の形成

◇計画期間:2013(平成25)年4月~2018(平成30)年3月 ◇基幹事業◇計画期間:2013(平成25)年4月~2018(平成30)年3月◇区域:豊田市駅周辺地区 196ha◇目指す将来像『緑の環境都心軸(スタジアムアベニュー)の創造』

◇基幹事業①買い物拠点としての魅力向上・まちなか賑わい・回遊性向上 ・竹生線沿線商業魅力化推進②時間消費型の都市機能の充実・豊田市駅前通り北地区第1種市街地再開発事業・ペデストリアンデッキ活用③

◇基本コンセプト

③昼間人口・夜間人口の増加・豊田市駅前通り北地区第1種市街地再開発事業④都市空間の快適さ・演出の向上・低炭素社会モデル地区整備(とよたエコフルタウン)

・グリーンプロムナード、

民有地緑化支援◇基本コンセプト①「まちなか・魅力・再発見」②「未来へ・つなぐ・まちづくり」

民有地緑化支援

・マルチモビリティ共同利用

システム構築

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P9

2 1 社会情勢の変化

2 社会情勢や豊田市の現状と課題

○交通政策基本法、交通政策基本計画に基づく施策推進

2-1 社会情勢の変化

2-1-1 交通まちづくりの新たな方向性

○まちづくりと交通ネットワークの連携によるコンパクトシティの形成

急激な人 減少と高齢化により 安心 きる健康 快適な生活環境 実現 財交通に関する基本的な指針を す我が国初め 基本法 ある交通政策 ・急激な人口減少と高齢化により、安心できる健康で快適な生活環境の実現、財政面及び経済面での持続可能な都市経営が今後のまちづくりの大きな課題

・こうした中、医療・福祉施設、商業施設や住居等がまとまって立地し、高齢者を始めとする住民が公共交通によりこれらの生活利便施設等にアクセスできるなど、福祉や交通なども含めて都市全体の構造を見直し、『コンパクトシティ・プラス・ネットワーク』の考えでまちづくりを進めていくことが重要

・交通に関する基本的な指針を示す我が国初めての基本法である交通政策基本法が2013(平成25)年11月27日成立(12月4日に公布・施行)。交通政策基本法に基づき、交通政策基本計画が閣議決定(2015(平成27)年2月)。計画期間は2014(平成26)年度~2020(平成32)年度

・地方自治体はこれらを踏まえ、国との適切な役割分担の上、施策を策定し、実施する責務を有する また 国による新たな制度整備も進む中 自治体

交通政策基本法の概要◇基本認識・・・国民等の交通に対する基本的な需要が適切に充足されることが重要◇基本理念・・・「豊かな国民生活の実現」、 「国際競争力の強化」、「地域の活力の向

上」 「大規模災害への対応」「環境負荷の低減」など

ネットワ ク』の考えでまちづくりを進めていくことが重要・都市再生特別措置法の一部改正(2014(平成26)年5月)によって、立地適正化計

画制度がスタート。市町村はマスタープランを作成することができる。

実施する責務を有する。また、国による新たな制度整備も進む中、自治体の柔軟で積極的な活用が求められる。

上」、「大規模災害への対応」「環境負荷の低減」など◇基本的な施策

・まちづくりと一体となった公共交通ネットワークの維持・発展を通じた地域の活性化・国際的な人流・物流・観光の拡大を通じた我が国の国際競争力の強化・交通に関する防災・減災対策や多重性・代替性の向上による巨大災害への備え・少子高齢化の進展を踏まえたバリアフリー化を始めとする交通の利便性向上・以上の取組を効果的に推進するための情報通信技術(ICT)の活用以上の取組を効果的に推進するための情報通信技術(ICT)の活用

財政状況の悪化や施設の老朽化等を背景とした、

公的不動産の見直しと連携し、将来のまちのあ

り方を見据えた公共施設の再配置や公的不動産

を活用した民間機能の誘導を進めます。

(出典)「都市再生特別措置法」に基づく立地適正化計画概要パンフレット(国土交通省)(資料)国土交通省

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P102 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-1-2 環境技術の進展と環境志向の高まり

○水素など新たなエネルギーへの期待

・東日本大震災による原発問題が発生し、原子力や化石燃料など従来のエネルギー利用への不安が高まる中 太陽光発電などの再生可能エネルギーや水素

○自転車など健康と環境にやさしい交通手段の利用拡大

・健康や環境志向が高まりをみせ、ウオーキングやランニング、自転車などの健康と環境にやさしい移動が注目されているギー利用への不安が高まる中、太陽光発電などの再生可能エネルギーや水素

を活用した燃料電池など新たなエネルギーの利用が拡大しつつある。2015(平成27)年には燃料電池自動車の商業販売も開始され、水素ステーションの整備も進められつつある。

・新しい技術を活かした水素社会やスマートグリッドなど新しいエネルギー供給体制に期待が高まっている

康と環境にやさしい移動が注目されている。

・国内外では、自転車を環境と健康に資する重要な役割をもつ都市交通手段として位置づけ、利用の促進を図る都市が増えている。

・国では、自転車の事故割合の増加や利用ニーズの高まりを受けて、国土交通省と警察庁が2012(平成24)年に「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」を策定し 自転車通行空間やル ルについての指針を示した また 2015制に期待が高まっている。

水素・燃料電池戦略ロードマップ(2014、水素・燃料電池戦略協議会)イン」を策定し、自転車通行空間やルールについての指針を示した。また、2015(平成27)年には自転車の安全対策を強化する道路交通法の改正がなされた。

自転車保有台数の推移

燃料電池車 水素ステーションFCバス

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P112 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-1-3 新たな交通技術の進化・普及

○自動走行やITSなど 先端技術の進展○多様なモビリティ、交通システムの導入が進む

・近年の蓄電池技術等の進展を受け、革新的な環境技術を活用した超小型EVやパ ソナルモビリティ また乗降の容易性 定時性 速達性 快適性な

・近年は、ITSを活用し、自動走行(運転)システムを巡る大きなイノベーションの中にあり 自動車メーカーに限らずIT事業者などを含め 実用化・普及にVやパーソナルモビリティ、また乗降の容易性、定時性、速達性、快適性な

どの面で優れた特徴を有する次世代の軌道系交通システムであるLRTなど新たなモビリティへの注目が高まり、導入に向けた実証や調査・検討が各地で進められている。

・また、国内外の各地で、カーシェア、コミュニティサイクルなどのシェアリングシステムが普及・拡大しつつある

の中にあり、自動車メ カ に限らずIT事業者などを含め、実用化 普及に向けた国際的な開発競争が行われている。

・また、安全運転支援システムやプローブ情報などITSの技術開発も進められ、実用化が始まっている。

官民ITS構想・ロードマップ2015

システムが普及 拡大しつつある。

・豊田市においても、全国に先駆けて、構造改革特区の指定を受け、パーソナルモビリティや超小型EV共同利用システム(シェアリング)の実証を行ってきており、今後の実用化が期待されている。

Ha:mo RIDE(超小型EV共同利用システム)

自動運転の実証(出典)トヨタ自動車株式会社

安全運転支援システムの実用化

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P122 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-1-4 高齢者・自転車事故への対応 2-1-5 交流圏の拡大

○高齢者・自転車事故割合の増加 ○リニア開通や世界的イベントを契機とした交流拡大

・交通安全意識の浸透や自動車の安全性能の向上などから、交通事故件数や交通事故死傷者数は減少傾向にあるものの 高齢化の進行とともに 65歳以

・今後、国内において様々な国際的なイベントが開催される。2019(平成31)年にはラグビーワールドカップが開催され 豊田スタジアムも会場となる 2020(平成32)交通事故死傷者数は減少傾向にあるものの、高齢化の進行とともに、65歳以

上の高齢者の死者数の割合は増加傾向にある。豊田市では高齢者の死者数の割合が全国平均よりも高い年が多い。

・自転車が関連する事故件数も全国では減少しているものの、その割合は横ばいが続いている。

ラグビーワールドカップが開催され、豊田スタジアムも会場となる。2020(平成32)年には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、この開催に向けて、海外からの観光客の積極的な誘致が展開される。

・国内では、2027(平成39)年に東京と名古屋を約40分で結ぶリニア中央新幹線が開通予定となっている。これにより、東京~名古屋が一体となった一大交流圏が形成される交通事故の死者数及び65歳以上が占める割合の推移 形成される。交通事故の死者数及び65歳以上が占める割合の推移

52 5%

50.0%

78.6%

61.1%64.3%

72.2%

58.8% 60.0%

50%

60%

70%

80%

90%

リニア開通で形成される中京大都市圏のイメージ

20.8%26.0%

14.6%

20.8%

43.6%

52.5%

26.7%

40.0%

0%

10%

20%

30%

40%

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

952,72025%

30%

1 000 000

1,200,000(件)

(資料)警察庁、総務省

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

全国 高齢化率 豊田市 高齢化率

全国 高齢者交通事故死者割合 豊田市 高齢者交通事故死者割合

自転車事故が占める割合の推移

573,842

19.8%

19.0%

10%

15%

20%

25%

400,000

600,000

800,000

1,000,000

188,338

109,269

0%

5%

0

200,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

自転車関連事故件数 交通事故発生件数 自転車関連事故割合

(資料)警察庁

(資料)あいちビジョン2020(愛知県)

Page 15: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

2 社会情勢や豊田市の現状と課題<参考>上位関連計画、国・県・社会等の動向一覧

P13

年度 豊 市 国 県等 法令 計画等 社会動向等年度 豊田市 国・県等の法令・計画等 社会動向等

2006 H18

・豊田市交通まちづくりビジョン2025

・豊田市交通まちづくり行動計画(2006~2010)

・豊田市公共交通基本計画〔2007.3〕

2007 H19・第7次豊田市総合計画〔2008.3〕

・豊田市都市計画マスタープラン〔2008.3〕

・豊田市中心市街地活性化基本計画〔2008.7〕 ・『環境モデル都市』創設〔2008.4〕

2008 H20・『環境モデル都市』に選定〔2009.1〕

・第1次豊田市環境モデル都市アクションプラン〔2009.3〕

・ITSを活用した5つのプロジェクト

・『ITS実証実験モデル都市』の選定〔2009.3〕

・都市・地域総合交通戦略要綱⇒都市・地域総合交通戦略計画〔2009.3〕

2009 H21 ・中部圏広域地方計画〔2009.8〕

2010 H22 ・「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」〔2010.8〕 ・『次世代エネルギー・社会システム実証地域』の選定〔2010.4〕

・第9次豊田市交通安全計画〔2011.12〕

・豊田市交通まちづくりビジョン2030〔2012 3〕

・『環境未来都市』創設 ・東日本大震災〔2011.3〕

2011 H23豊田市交通まちづくりビジョン2030〔2012.3〕

・豊田市交通まちづくり行動計画(2011~2015)〔2012.3〕

・次世代エネルギー・モビリティ創造特区に指定

2012 H24

・第2期豊田市中心市街地活性化基本計画〔2013.3〕 ・超小型モビリティ導入に向けたガイドライン〔2012.6〕

・安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン〔2012.11〕

・超小型モビリティ認定制度創設〔2013.1〕

2013 H25

・豊田市環境基本計画後期重点プロジェクト(2013~2017)

・第2次豊田市環境モデル都市アクションプラン〔2014 3〕

・世界 先端 IT 国家創造宣言〔2013.6〕

・交通政策基本法〔2013 12 4施行〕

・第20回ITS世界会議東京2013〔2013.10〕

・名古屋COI拠点ビジョン〔2013~〕2013 H25 ・第2次豊田市環境モデル都市アクションプラン〔2014.3〕

・第7次豊田市総合計画後期実践計画〔2013~2017〕

・交通政策基本法〔2013.12.4施行〕

・歩行者移動支援サービスの導入に関するガイドライン〔2014.3〕

・名古屋COI拠点ビジョン〔2013~〕

2014 H26

・低炭素モデル地区「とよたエコフルタウン」全面オープン〔2014.4〕

・新豊田市誕生10周年プロジェクト〔2014~2015年度〕

・都心環境ビジョン〔2015.1〕

・都市再生特別措置法改正⇒立地適正化計画〔2014.2〕

・官民ITS構想・ロードマップ〔2014.6〕

・水素・燃料電池戦略ロードマップ〔2014.6〕

・国土強靭化基本計画〔2014.6〕

・国土のグランドデザイン2050〔2014.7〕

中京都市圏交通計画〔 〕

・ETC2.0(旧:ITSスポットサービス)〔2014.10〕

・燃料電池車「ミライ」発売開始〔2014.12〕

2014 H26・中京都市圏交通計画〔2014.9〕

・あいちビジョン2020〔2014.9〕

・第3次まんなかビジョン〔2014.11〕

・地域公共交通活性化再生法改正⇒地域公共交通網形成計画〔2014.11〕

・交通政策基本計画〔2015.2.13閣議決定〕

・とよた快適自転車プラン(豊田市自転車利用環境整備計画)〔2015.5〕

・とよたエコフルタウン水素ステーション販売開始〔2015.5〕

・道路交通法改正、施行〔2015.6〕

・国土形成計画(全国計画)〔2015.8〕

・搭乗型移動支援ロボットの公道実証実験事業の全国

展開〔2015.7〕

2015 H27

・都心環境計画〔2016.3予定〕

・豊田市公共交通基本計画〔2016.3〕

・豊田市都市交通マスタープラン〔2016.3〕

・豊田市交通まちづくりビジョン2040〔2016.3予定〕

・豊田市交通まちづくり行動計画(2016~2020)〔2016.3予定〕

・中部圏広域地方計画 ・全国都市緑化あいちフェア〔2015.9~11〕

・新東名高速道路浜松いなさJCT~豊田東JCT開通

〔2016.2〕

2016 H28・第10次豊田市交通安全計画〔2016.8予定〕

・第8次豊田市総合計画〔2017 3予定〕

・あいち公共交通ビジョン〔予定〕 ・伊勢志摩サミット〔2016.5〕

第8次豊田市総合計画〔2017.3予定〕

2017 H29・駅前北地区再開発事業竣工

・豊田市都市計画マスタープラン

・レゴランドオープン

2018 H30

2019 H31 ・ラグビーワールドカップ2019

2020 H32 ・東京オリンピック・パラリンピック〔2020〕

・・・ ・名鉄三河線複線化 ・リニア中央新幹線開通〔2027〕

計画期間

Page 16: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P142 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-2 豊田市の現状(交通特性等)2-2 豊田市の現状(交通特性等)

2-2-1 人口、年齢構成

人口減少、少子化・超高齢社会への移行

全国 人 は (平成 )年をピ クに減少 ズに入 たが 豊

山村部で高い高齢化率

山村部 は高齢化率が高く 旭地区 稲武地区 と を超え・全国の人口は2010(平成22)年をピークに減少フェーズに入ったが、豊田市では2020(平成32)年をピークに減少に転じることが予測されている。

・豊田市の高齢化率は一貫して上昇しており、2015(平成27)年の20.7%から2040(平成52)年には29.6%まで上昇する。全国の36.1%と比較すると低いものの高齢化は着実に進行する。

・山村部では高齢化率が高く、旭地区42.5%、稲武地区41.7%と40%を超えている地区もある。

・都市部では高齢者数、高齢化率ともに増加傾向にある。一方、山村部では高齢者数が横ばい、高齢化率が微増している。

111,940117,060

121,049 123,611 125,570 126,926 127,768 128,057 126,597 124,100120,659

116,618112,124

107,276102,210

97,076100,000

120,000

140,000(千人)

人口3,862人高齢化率36.2%

人口2 524人

山村部全国の人口推計

小原地区

旭地区稲武地区

20,000

40,000

60,000

80,000人口19,665人

高齢化率16.3%

人口2,869人高齢化率42.5%

人口2,524人高齢化率41.7%藤岡地区

旭地区

足助地区猿投地区

01975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050

人口8,289人高齢化率36.6%

豊田市の人口推計

足助地区

高橋地区拳母地区

412,141 421,487 426,787 428,385 426,697 422,338 415,420 406,258450,000

500,000(人)

0-14歳 15-64歳 65歳以上

人口4,812人高齢化率27.6%

※人口、高齢化率は2015年9月1日現在人口380 763人

都市部

下山地区松平地区

高岡地区

上郷地区290,059(70.4%)

285,530(67.7%)

276,148(64.7%)

270,594(63.2%)

267,585(62.7%)

262,641(62.2%)

252,241(60 7%)

236,677

58,687(14.2%)

69,550(16.5%)

88,409(20.7%)

98,362(23.0%)

103,297(24.2%)

107,274(25.4%)

112,496(27.1%) 120,140

(29.6%)

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

※人口、高齢化率は2015年9月1日現在

資料:豊田市ホームページ人口380,763人高齢化率20.1%

(資料)国勢調査、国立社会保障・人口問題研究所

63,395(15.4%)

63,534(15.1%)

62,230(14.6%)

59,429 (13.9%)

55,815(13.1%)

52,423(12.4%)

50,683(12.2%)

49,441(12.2%)

(62.2%) (60.7%) (58.3%)

0

50,000

100,000

150,000

2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040

Page 17: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P152 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-2-2 道路交通

未整備区間が残る道路ネットワーク

・豊田市は都心部を中心とする放射状の幹線道路網を形成している。

強い自動車依存、今後も自動車分担率は増加の見通し

・豊田市の自動車トリップ、走行台キロは1999(平成11)年以降、増加傾向にある。方 名古屋市や愛知県では減少傾向にある・豊田市の道路整備は、県下の他都市と比較して進んでおらず、都市計画道路

の整備率は68.7%(2015.4.1)となっている。

・環状、放射状の幹線道路の整備は着実に進められているが、未整備区間が残る。

一方、名古屋市や愛知県では減少傾向にある。

・自動車分担率は71.6%と中京都市圏61.9%よりも高く、かつ増加傾向にある。特に、山村部では分担率が80~90%と非常に高く、自動車に頼らざるを得ない状況にある。

・免許保有率は都市圏平均より高い。中でも、高齢者の保有率が70歳以上でも約と高 点が特徴 ある

62.367.1 65.1

50

60

70(百万台キロ)

1999

2005

80%と高い点が特徴である。

・自動車分担率は今後も増加する見通しである。

走行台キロの推移放射状の国道網

4.6

20.4

6.5

20.6

6.7

19.7

0

10

20

30

40

豊田市 名古屋市 愛知県

2010

(資料)道路交通センサス

10.4

5.4

1.2

0.6

61.9

71.6

10.9

7.1

14.3

13.3

1.2

0.6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

中京都市圏

豊田市

豊田市 名古屋市 愛知県

代表交通手段分担率(発生集中、2011(H23))

(資料)道路交通センサス

4.4 0.9 62.5 11.4 20.9 0.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1991 (H3)

鉄道 バス 自動車 二輪車 徒歩 不明

代表交通手段分担率の推移(発生集中 ※第3回圏域集計)

(資料)第5回中京都市圏パーソントリップ調査

4.6

5.9

0.4

0.5

69.2

71.6

9.1

7.5

16.7

13.9

0.0

0.6

( )

2001 (H13)

2011 (H23)

鉄道 バス 自動車 二輪車 徒歩 不明(資料)豊田市都市計画マスタープラン (資料)第3~5回中京都市圏パーソントリップ調査

Page 18: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P162 社会情勢や豊田市の現状と課題

2 2 3 公共交通2-2-3 公共交通

構築された公共交通ネットワーク

・豊田市公共交通基本計画の推進によって、公共交通ネットワークはおおむね構築された。

利用者は微増だが、依然低い分担率

・バス利用者数は近年、基幹バス、地域バスともに増加が続いている。特に基幹バスは、2009(平成21)~2012(平成24)年で大きく増加し、ほぼ倍増した。鉄道利構築された。

・市内のバスネットワークは、幹線である基幹バスと支線である地域バスを基本に形成されている。地域バスは、デマンドバスなど様々な形態により運行されている。

・鉄道は、名鉄三河線、愛知環状鉄道、名鉄豊田線、リニモの4路線が運行し、25駅設置されている。

は、 (平成 ) (平成 )年で大きく増加し、ほぼ倍増した。鉄道利用者数も近年微増を続けている。

・公共交通利用者数は増加傾向にあるが、その分担率は依然として低く、鉄道5.4%(中京都市圏10.4%)、バス0.6%(中京都市圏1.2%)にとどまっている。

・また、山村部では、自動車の運転ができない場合、バスに頼らざるを得ない状況にある。

3,601 3,427

4,676

6,148

7,0617,226 7,403

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000 (人)

基幹バス

地域バス

25駅設置されている。

バスの1日平均利用者数の推移(基幹、地域バス)

況にある。【平成17年(合併後)】【2005(平成17)年 (合併後)】

80 000(人)

817 823 800 674 803 870 923

0

1,000

2,000

3,000

2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

鉄道の1日平均乗車人員の推移(名鉄、愛環、リニモ)公共バス

民間バス

鉄道

福祉バスなど

41,643 42,235 43,223

54,221

73,626

50,40053,525

57,21254,944 55,774 56,976

58,99261,642 61,703

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

【平成24年】

10

【2012(平成24)年】

鉄道 バス自家用車 タクシー 原付 バイク 自転車

徒歩

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

凡例

30,000

40,000

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

年をとって自動車の運転をやめた後の利用交通手段

基幹バス(おいでんバス)

鉄道

鉄道

5.6

22.5

バス

46.3

30.3

(家族等の送迎)

22.2

19.5

タクシー

7.4

4.7

原付・バイク

5.6

1.9

自転車

1.9

10.9

(シニアカー含む)

11.1

10.3

凡例

山村部

全市

地域バス

(おいでん ス)

デマンドバス11

基幹バス(民間バス)

Page 19: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P172 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-2-4 交通事故

交通死亡事故が県下ワースト、高齢者の事故も多い

・市内では、都市部を中心に交通事故件数が多い。

愛知県内各市(名古屋市除く)の交通事故死者数は 近年 豊田市が2006

2-2-5 環境

運輸部門CO2排出量が減らず、対基準年比で大幅増加

・豊田市のCO2排出量は近年横ばいで推移しているが、基準年である1990(平成2)年値を上回っている 特に運輸部門の対1990(平成2)年比は全国が+9 7%に対して

6 000(千t-CO2)

・愛知県内各市(名古屋市除く)の交通事故死者数は、近年、豊田市が2006、2008、2010、2011、2013年とワースト1となっており、死者数が も多い。

・乗車交通手段別にみると、歩行者の死亡率が5割と も高い。

・死亡者の約6割が高齢者であり、特に自動車に関連した事故が多くなっている。

年値を上回っている。特に運輸部門の対1990(平成2)年比は全国が+9.7%に対して、+37.6%と高い。

・一方、豊田市で全体の61.4%と大部分を占める産業部門は、-7.4%と減少している。

・運輸部門からのCO2排出量の約半分が乗用車による排出となっている。

CO2排出量の推移(豊田市) CO2排出量の部門別内訳(2012年)

交通事故多発信号交差点

423 559572

591 618 618

410 442447

463 475 472

637 884880

878 884 87797

121149

123 111 1195 ,154

5 ,423 5 ,182 5 ,527 5 ,457 5 ,408

3,000

4,000

5,000

6,000

産業部門,

33.4%

家庭部門,

15 7%

業務部門,

19 6%

運輸部門,

17.5%

廃棄物, 2.2%その他,

11.6%

【全国】交通事故多発信号交差点(2009~2013:件数) 年 ワースト1

2009(H21)

一宮市23人

2010(H22)

豊田市19人

交通事故死者数の推移

3,588 3,417 3,1343,473 3,369 3,322

0 -89 -97 -103 -107 -111 0

1,000

2,000

15.7%19.6%

産業部門, 家庭部門

業務部門,

8.7%

運輸部門,

16.2%

廃棄物, 2.2%

【豊田市】

2011(H23)

豊田市、豊橋市23人

2012(H24)

岡崎市16人

2013(H25)

豊田市17人

豊橋 -1,000

1990 2008 2009 2010 2011 2012

森林吸収量 廃棄物 運輸部門 業務部門 家庭部門 産業部門

年齢階層別死者数 (2014年)50%

軽自動車 8 5%特種車 6 1%

61.4%家庭部門,

11.4%

車種別CO2排出量(豊田市、2012年)CO2排出量の1990年比

2014(H26)

豊橋市19人

2015(H27)

一宮市14人

(※名古屋市を除く。)

子ども, 0人, 0% 若者, 0人, 0%

一般,4人, 40%

高齢者,

自動車

21.6%

原付・バイク

17.6%

自転車

18.1%

歩行者

41.2%

その他

1.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

凡例

愛知県(204人)

状態(乗車交通手段)別死者数 (2014年)

年齢階層別死者数 (2014年)37.6%

-7.4%

9.7%

-14.1%

0%

25%

軽自動車, 8.5%

普通貨物,

24.4%

特種車, 6.1%

自動車

CO2総排出量

858,707t-CO2高齢者,6,人 60%

40.0% 0.0%0.0% 50.0% 10.0%豊田市(10人)

(資料)とよたの交通事故(H26) -50%

-25%

1990 2008 2009 2010 2011 2012

豊田市の運輸部門 豊田市の産業部門

全国の運輸部門 全国の産業部門

乗用車, 52.5%

バス, 1.0%軽貨物, 3.0%

小型貨物, 4.3%

(資料)豊田市、日本の温室効果ガス排出量データ(国立環境研究所)

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P182 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-2-6 中心市街地

中心市街地の歩行者・居住人口は増加傾向

・中心市街地の歩行者数は、2009(平成21)~2010(平成22)年頃にリーマンショックなどの影響により 減少した しかし 平日は2011(平成23)年以降増加が続き

2-2-7 交流

名古屋~豊田間の移動は多いが、鉄道アクセスが不便

・豊田市は、名古屋や西三河との間の流動が多い。中京都市圏内での地域間トリップ数は 名古屋市-豊田地域が も多く 名古屋とのつながりが強いクなどの影響により、減少した。しかし、平日は2011(平成23)年以降増加が続き、

休日も2012(平成24)年以降増加が続いている。平日、休日ともに近年は増加傾向にあり、リーマンショック以前の歩行者数まで回復している。

・居住人口は長期的に増加が続いている。近年では全市人口は横ばいであるものの、中心市街地の居住者は増加している状況である。

リップ数は、名古屋市 豊田地域が も多く、名古屋とのつながりが強い。

・しかし、名古屋駅⇔豊田市駅間の移動は、アクセス性が低く、鉄道で約60分かかる状況にある。

・観光入込客数は横ばいで推移しており、2014(平成26)年度は1,059万人となっている。

中心市街地の歩行者数の推移中京都市圏の地域間流動

76,801

72,598 71,608 72,230 72,54174,771

78,23280,000

90,000 (人)中心市街地の歩行者数の推移

68,383

61,184

64,287 63,094 63,30866,312

69,252

60,000

70,000

平日

休日

50,000

2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

中心市街地の居住人口の推移(資料)第5回中京都市圏PT調査

観光レクリエーション資源・施設利用者数

※豊田地域(日進市、豊田市、長久手市、みよし市、東郷町)

420

440

12,500

13,000

豊田市全体

中心市街地居住人口

1,090 1,059

14,804 14,289

10,000

15,000

20,000

1,000

1,500

2,000

愛知県(万人

豊田市(万人

360

380

400

11,000

11,500

12,000

,

豊田市全体の人口[

中心市街地の人口[

中心市街地居住人口

0

5,000

0

500

2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

)人)

豊田市 愛知県

(資料)愛知県観光レクリエーション利用者統計

300

320

340

9,500

10,000

10,500

1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

千人]

[

人]

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P192 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-2-8 防災

道路施設の防災対策の必要性が高まる

・豊田市は、愛知県全体の約半数47.8%の土砂災害警戒区域を有し、土砂災害リスクが高い 市内中心部には矢作川(1級河川)が流れており 水害のリ

2-2-9 老朽化

道路施設は今後、急速に老朽化

・道路や橋梁など道路施設の老朽化による事故が全国的に社会問題化しているのに加え 市内の橋梁においても建設後50年を経たものが15%を占め 今後

現在 10年後 20年後

害リスクが高い。市内中心部には矢作川(1級河川)が流れており、水害のリスクも併せて持っている。

・近年、発生が懸念されている南海トラフ巨大地震では、南西部を中心に大きな被害が想定されている。一部道路の途絶、高速道路の通行規制や被害の大きい沿岸部へのアクセスの増加によって市内道路では渋滞が発生し、移動困難な状況になることが考えられる。また 沿岸部と比べて 比較的被害

のに加え、市内の橋梁においても建設後50年を経たものが15%を占め、今後、老朽化が急速に進むため、道路施設の老朽化対策が課題となっている。

橋梁の老朽化の推移

50年以上

15%

50年未満

85%

50年以上

40%50年未満

60%50年以上

67%

50年未満

33%

動困難な状況になることが考えられる。また、沿岸部と比べて、比較的被害が軽微な豊田市では、自立的な対応と他地域への支援拠点としての役割が求められている。そのため、緊急輸送道路の耐震化などによる移動環境の確保や自立的な対応に向けた、防災・減災対策が求められている。

愛知県内の土砂災害警戒区域の市町村内訳

南海トラフ地震被害予想(理論上 大想定モデル)

85% 67%

豊田市,

3,442箇所,

47 8%

その他,

2,729箇所,

37.9%

市町村内訳 論 定

47.8%

岡崎市,

502箇所,

7.0%

新城市,

524箇所,

7.3%計7,197か所

南海トラフ地震被害予想(道路被害、過去地震 大モデル)

ランク

被害規模

被害イメージ

AA 大 橋梁の落橋・倒壊 等

A 中道路閉塞、橋梁の亀裂・損傷 盛土・切土被害A 中 損傷、盛土・切土被害、地すべり 等

B 小液状化被害、その他の小規模な被害 等

C なし -

(資料)豊田市地震被害予測結果報告書

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P202 社会情勢や豊田市の現状と課題

2-2-10 景観・みどり

無電柱化、緑化が進展

・道路の無電柱化の整備が進められ、市道における整備済延長は2014(平成26)年度で13 19kmと順調に伸びている年度で13.19kmと順調に伸びている。

・都心部の緑被率は、2007(平成19)年の14.2%から2011(平成23)年で14.9%に増えたものの、2014(平成26)年には若干減少した。グリーンプロムナード事業や地域緑化制度など緑化施策が進められている。

無電柱化整備済延長(市道)

4 88

9.46 10.10 10.50 10.50 10.50 10.50

12.95 13.19

10

15 (km)

無電柱化整備済延長(市道)

4.88

0

5

2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014年度

都心中心部の緑被率の推移

14.2% 14.9% 14.4%

10%

15%

20%

都心中心部の緑被率の推移

0%

5%

2007 2011 2014

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P212 社会情勢や豊田市の現状と課題

2 3 現行計画の評価基本目標 交通まちづくり行動計画(2011~2015) 主な取組

<目標年次:2030>

2-3 現行計画の評価

交通まちづくりビジョン2030

移動円滑化

移動の円滑性を考慮した交通体系の構築

■重点戦略プログラム1公共交通の利便性の向上①評価・改善による持続可能な公共交通の実現(バス事業の評価)②新しい交通システムの構築(バス路線への次世代車両導入)③公共交通への転換(モビリティ・マネジメント(啓発)、鉄道高架化(設計)、西

口バスターミナル整備(設計)

2-3-1 現行計画の主な取組

<目標年次:2030>

交通モデル都市の実現

新しい21世紀の車の使い方、あるいは生活のあり方を豊田市で実現し、その成果を世界に発信できるようにする

環 境

環境負荷が小

口バスタ ミナル整備(設計)④公共交通の利用促進(共通ICカード導入検討、エコポイント等、P&R駐車場

整備・運用、P&BR駐車場確保、デマンドバス運行・バスロケの運用)

■重点戦略プログラム2次世代型低炭素交通システムの導入①実証実験による導入課題整理、中心市街地内の低炭素型移動支援システム

理 念

世界に向けて情報発信

豊田市で実現し、その成果を世界に発信できるようにする 環境負荷が小さく持続可能な交通体系の実現

① 炭 援の導入(EV・PHV共同利用システム実証、パーソナルモビリティ実証、コミュニティサイクル実証)

②エネルギー源の供給体制の確立(EV・PHV充電施設整備及び活用、水素ステーション整備支援)

③次世代自動車の積極導入(EV・PHV普及促進、公用車への次世代車両の導入)

~ 理 念 ~

世界に誇れる「かしこい交通社会」世界に誇れる「かしこい交通社会」を目指して人と環境にやさしい交通まちづくりを進めますを目指して人と環境にやさしい交通まちづくりを進めます

①クルマ 公共交通と新たな交通手段が調和した円滑な交通社会

安全・安心

ひとにやさしく安全・安心な交通環境の実現

■重点戦略プログラム3交通事故の削減①交通事故の調査分析(死亡事故調査分析)②交通事故削減対策(事故多発地点対策、特定経路安全施設整備、通学路等

安全施設整備、自転車走行空間確保)③エリアマネジメント 生活道路の速度抑制(安心歩行エリア 速度抑制エリア①クルマ、公共交通と新たな交通手段が調和した円滑な交通社会

②環境と利便性が両立した持続可能な交通社会③世界一安全・安心・快適で交通事故のない交通社会④豊田市の顔となる魅力と活気に満ちた都心地区と、地域間での

盛んな交流を促す交通社会

③エリアマネジメント、生活道路の速度抑制(安心歩行エリア、速度抑制エリア(ゾーン30)、速度抑制対策(ハンプ等)

④市民参加型安全教育(交通安全講習等、ドライバークリニック、安全・安心の通学路づくり)

⑤インフラ協調型安全運転支援システム(DSSS導入促進)⑥プローブ情報の分析利活用策の検討

魅力・活気・交流

まちに魅力を与え活気を興

■重点戦略プログラム4魅力ある都心にふさわしい交通計画の推進①安全・安心・快適な歩行者回遊空間確保策の検討(人主体の都心づくり(道路

断面再構築)、歩行者空間整備、東口駅前広場整備)②自動車交通の流入抑制策の検討(通過交通抑制エリア導入検討、主要道路

ネットワーク整備 中心市街地駐車場対策 荷捌き駐車場の活用)市民との共働、横断的なITSの活用による施策の支援 し、盛んな交流

を支援する交通体系の実現

ネットワ ク整備、中心市街地駐車場対策、荷捌き駐車場の活用)③交通環境の改善検討(駅西口バスターミナル施設整備事業、名鉄豊田市駅総

合整備事業)④関連事業(駅前通り北街区再開発事業、情報拠点施設の機能検討、施設緑

化の導入促進)

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P222 社会情勢や豊田市の現状と課題

2 3 2 現行計画の数値目標の達成状況

目標達成度の評価指標 基準年(現状) 2011年実績 2012年実績 2013年実績 2014年実績 2015年目標 達成状況

朝のマイカー通勤時の平均速度

17.9km/h(2008年)

17.9km/h(2008年)

17.9km/h(2008年)

17.9km/h(2013年)

20.6km/h(2014年)

25km/h -

交通 者数鉄道:54,944人/日 鉄道:56,974人/日 鉄道:58,991人/日 鉄道:61,642人/日 鉄道:61,704人/日

94 000人/日

移動円滑化 公共交通

道路交通対策

2-3-2 現行計画の数値目標の達成状況

公共交通利用者数 バス: 9,084人/日(2009年)

バス:12,609人/日(2011年)

バス:13,595人/日(2012年)

バス:13,606人/日(2013年)

バス:13,281人/日(2014年)

94,000人/日(鉄道・バス)合計 ×

運輸部門(自動車)のCO2排出量

625千.7t-CO2

(1990年)863千.3t-CO2

(2009年)860千.7t-CO2

(2010年)865千.3t-CO2

(2011年)858千.7t-CO2

(2012年)基準年比25%減[469千t-CO2] ×

円滑化

→【課題】道路ネットワークの継続的整備、利便性向上や交通結節機能強化による公共交通ネットワーク全体の利用拡大

公共交通対策

CO2排出量 (1990年) (2009年) (2010年) (2011年) (2012年) [469千t CO2]

EV・PHV・FCVの導入台数

21台[補助台数1台+

公用車20台](2010年)

58台[補助台数31台+

公用車27台]

250台[補助台数215台+

公用車35台]

384台[補助台数347台+

公用車37台]

479台[補助台数439台+

公用車40台]4,000台 ×

環 境

→ 【課題】市民の交通行動の変容、FCVを始め次世代自動車の導入支援、低炭素型移動支援システム実証成果の活用

環境対策

交通事故による死傷者数

2,638人(2010年)

2,551人(2011年)

2,779人(2012年)

2,659人(2013年)

2,275人(2014年)

15%削減[2,200人以下] ×

高齢者(65歳以上)の死傷者数

272人(2010年)

286人(2011年)

280人(2012年)

313人(2013年)

243人(2014年)

15%削減[230人以下] ×

重要橋梁(市道)の上部工 92橋 101橋 106橋 108橋 111橋 111橋 ○

安全・安心

交通事故

削減対策

防災・ 重要橋梁(市道)の上部工落橋防止対策実施橋梁数

92橋(2010年)

101橋(2011年)

106橋(2012年)

108橋(2013年)

111橋(2014年)

111橋(対策対象120橋) ○

中心市街地の歩行者数25,793人 ※1

(71,608人)(2010年)

25,568人(72,230人)(2011年)

26,978人(72,541人)(2012年)

-(74,771人)(2013年)

-(78,232人)(2014年)

20%増[30,950人]

([85,930人])×

→ 【課題】交通事故死傷者数削減に向けた活動の強化、高齢化に対応した高齢者の事故対策

防災・災害対策

中心市街

地活性化

中心市街地の居住人口12,085人 ※2

(12,698人)(2010年)

12,122人(12,715人)(2011年)

12,243人(12,803人)(2012年)

12,263人(12,846人)(2013年)

-(12,967人)(2014年)

5%増[12,700人]

([13,333人])×

観光入り込み客数1,084万人(2009年)

1,076万人(2011年)

1,066万人(2012年)

1,082万人(2013年)

1,059万人(2014年)

1,130万人 ×無電柱化整備済延長 10.50km 10.50km 10.50Km 12.95Km 13.19Km

12 65k ○

魅力・活気・交流

地活性化

対策

交流促進対策

無電柱化整備済延長(市道)

10.50km(2010年)

10.50km(2011年)

10.50Km(2012年)

12.95Km(2013年)

13.19Km(2014年)

12.65km ○都心中心部(196ha)の

緑被率14.2%

(2007年)14.2%

(2007年)14.9%

(2011年)14.9%

(2011年)14.4%

(2014年)14.6%

(2017年) △

→ 【課題】 「都心環境計画」に併せた都心の交通環境や観光情報拠点に関する事業の推進、景観や緑化など沿道整備の継続

景観対策

※1 上段:計測方法変更前(実測)、下段()内:計測方法変更後(自動計測) ※2 上段:計測範囲変更前(丁単位)、下段()内:計測範囲変更後(町単位)

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P232 社会情勢や豊田市の現状と課題

1)朝のマイカー通勤時の平均速度

実施事業(道路交通対策)

2-3-3 現行計画の数値目標の評価

事業箇所・測定区域図

○道路ネットワークの整備

豊田南バイパス・西バイパス

国道153号4車線化(陣中町)

国 号 車線 (陣中 )

国道248号4車線化(下市場町付近)

放射状幹線道路速度測定区間事業済箇所未整備箇所

<速度測定方法>①MOCS 情報活用(2008~2012年)・・・光

ビーコンを活用した業務車両(バス、タクシーなど)の走行軌跡情報から速度を算出

②実走(2013年)・・・計測のために実車を走行③プローブ情報(2014年)・・・民間テレマティッ

(国土地理院地図をもとに作成)

○TDM施策による公共交通への転換

○ITS活用による交通流整序

・エコ交通月間や豊田エコ交通をすすめる会などを実施し、企業や市民向けにエコ通勤のPRを行い、公共交通等への転換を促進

・ETCを活用した荷さばき駐車場やキャッシュレス駐車場の整備、信号制御の高度化などを実施

③プローブ情報(2014年)・・・民間テレマティックス車両の走行軌跡情報から速度を算出

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P242 社会情勢や豊田市の現状と課題

平均旅行速度の算出

路線計測区間(交差点名) 計測速度

完了(関連事業含む。)(2011~2015) 未整備・整備中 備考

起点 終点 距離 2008〔MOCS〕

2013〔実走〕

2014〔プローブ〕

①国道419号猿投東部(藤岡)

亀首八ッ口洞

西町4丁目 7.4 km 19.6km/h 16.7km/h 16.3km/h ・4車線化(梅坪町~上原町、

2012)・4車線化(上原町~猿投東IC、6km程度)

未整備区間が完成すれば、速度上昇の見込みあり(藤岡)

八ッ 洞 丁目 ) 猿投東 、 程度)みあり

②国道153号猿投東部(足助)

勘八町勘八

西町4丁目 8.5 km 26.2km/h 14.3km/h 26.9km/h

・4車線化(久保町~陣中町、2013)、交差点改良(2014)

・足助バイパス(2010)※

・伊勢神トンネル※

未整備・整備中事業は計測区間外であるため、速度上昇への寄与は未定

・野見山拡幅(4車線化) ・松平バイパス※ 未整備・整備中事業が③国道301号高橋・松平 松平橋東 西町

4丁目 6.4 km 11.8km/h 21.7km/h 26.3km/h・野見山拡幅(4車線化)・根引峠現道改良(2014完

了)※

・松平バイパス※・根引峠バイパス※・九久平交差点改良※

未整備・整備中事業が完了すれば速度上昇の見込みあり

④国道248号上郷 天神橋東

西町4丁目 10.5 km 17.2km/h 22.0km/h 21.9km/h

・4車線化(下市場町~挙母町、2012完了) ・なし

今後の整備事業がなく、速度上昇が見込めるか不明

⑤ バ 未整備事業が完成す⑤国道419号高岡

花園町下大切

西町4丁目 10.4 km 29.8km/h 18.0km/h 21.8km/h

・豊田南バイパス(美山町~東新町、2013) ・豊田南バイパス

未整備事業が完成すれば、通過交通が減り、速度上昇の見込みあり

⑥国道153号挙母西部(みよし)

東山台 西町4丁目 6.8 km 12.7km/h 13.3km/h 13.2km/h ・豊田西バイパス、東新高

架橋(2013) ・なし今後の整備事業がなく、速度上昇が見込めるか不明

⑦国道155号 篠原工業 未着手の未整備区間⑦国道155号猿投西部(八草)

篠原工業団地口 西町

4丁目9.9 km 8.0km/h 19.0km/h 17.6km/h ・豊田刈谷線道路新設(横

山町~朝日町、2013)・未整備区間あり・豊田北バイパス

未着手の未整備区間があるため、速度上昇の見込みあり

平均 17.9km/h 17.9km/h 20.6km/h

(※計測区間外)

■数値目標の評価 ・平均速度は上昇したものの、目標には達していない。愛知県全域の一般国道の混雑時旅行速度をみると、26.4km/h(H22センサス)、30.2km/h(H17センサス)であり、目標値25km/hが高過ぎるとはいえず、豊田市の自動車依存の高さや渋滞の影響などが目標に達しなかった理由の一つと考えられる。

・ただし、年度によって計測方法が異なったため、個々の路線の速度の変動や整備効果については明確には把握できない しかし 未整備や整備中の事業がある路線については 整備効果も期待できると考

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

□朝のマイカー通勤時の平均速度

には把握できない。しかし、未整備や整備中の事業がある路線については、整備効果も期待できると考えられるため、道路ネットワークの整備やTDM施策が求められる。

・速度の測定方法については、結果の信憑性を高めるため、測定方法を見直し、統一することが求められる。

17.9km/h(2008年)

20.6kmh 25km/h ―

計測方法が変更( 2008~2012年:MOCS、 2013年:実走、 2014年:プローブ情報)

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P252 社会情勢や豊田市の現状と課題

2)公共交通利 者数

実施事業(公共交通対策)

バ ス

2)公共交通利用者数

○バス事業に対する評価の実施、運行の見直し・2013(平成25)年度と2016(平成28)年度(予定)に評価を実施し、その結

果に基づいた路線改編等を実施。バス運行の改善を図り、ネットワークの基本骨格をおおむね整備

○ 駐車場 確保

○「みちナビとよた」リニューアル(2014(平成26)年8月)

・バスや電車の情報を中心に見やすく再構成 、防災・災害情報を追加・ スマートフォン版を新たに作成

公共交通ネットワーク

【現況(2014年)】

○P&BR駐車場の確保・支所等6か所で駐車場を確保

○共通ICカードの導入・2016(平成28)年4月、おいでんバスに導入予定

概ね1時間に⽚側2本以上概ね1時間に⽚側1本以上概ね2時間に⽚側1本以上朝、昼、⼣に1本程度基幹バス地域バス

●バス停上屋整備

・バス停上屋整備は予算規模縮小のために未実施となった。

(デマンド)

○P&R駐車場整備・運用

・愛環八草駅駐車場の拡張、四郷駅駐車場の新設により、愛環駅で5駐車場(八草、保見、貝津、四郷、末野原)を運用

鉄 道

で 駐車場(八草、保見、貝津、四郷、末野原)を運用

みちナビとよたリニューアル

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P262 社会情勢や豊田市の現状と課題

12,60913,595 13,606 13,281

12,000

14,000

16,000(人)

名鉄バス

地域バス

おいでんバス

豊栄交通

バス利用者の推移(1日平均乗車人員) 鉄道利用者の推移(1日平均乗車人員)

12,863

3,344 3,354 54 221

73,626

57,212 54 944

55,774

56,976 58,992

61,642 61,703

60,000

70,000

80,000 (人)

名古屋鉄道

愛知環状鉄道

リニモ

674

803 870 9235,897

4,762

4,082

5,787

5,731 5,510 4,95510,410

9,084 9,619

6,000

8,000

10,000

9,846 10,124 10,377 12,102

27,441

14,420 15,994

18,629 17,723 17,892 18,071 18,892

19,898 19,625 9,365 2,271 2,569

2,779 2,880 2,921 3,029

3,191 ,

41,643 42,235 43,223

54,221 50,400

53,525 54,944

30,000

40,000

50,000

,

3,601 3,4274,676

6,1487,061 7,226

7,403817 823

800

95 72 610

2,000

4,00031,797 32,111 32,846 32,754 33,322 33,709 34,962 35,804 34,341 34,961 35,876 36,909 38,400 38,724

0

10,000

20,000

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 20142008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

◇バス利用者数は増加傾向・おいでんバスの利用者数は2010年以降増加が続き、2014(平成

26)年の年間利用者数は約216万人に上っている。・地域バスの利用者数も、2012(平成24)年以降増加が続き、

・2005(平成17)年 愛・地球博開催・2008(平成20)年 愛環シャトル列車運行開始2009(平成21)年 リ マンシ クによる影響

◇鉄道利用者数は2009(平成21)年以降、全路線で増加傾向

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

2014(平成26)年の年間利用者数は、約28万5千人に上っている。 ・2009(平成21)年 リーマンショックによる影響

数値目標 評価

・2011(平成23)年 おいでんバス上郷・若林線の新設(2014年廃止)・2013(平成25)年 評価に基づく路線改編

■数値目標の評価 ・目標数値には到達しなかったものの、公共交通ネットワークの基本骨格はおおむね整備されたことにより、公共交通利用者数はバス、鉄道ともに着実に増加し、事業による成果はある程度出ているものと考えられる。

・未実施の事業等を含め、交通結節点機能や利便性の向上などにより、公共交通ネットワーク全体のより一層の利用拡大が求められる

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

鉄道:54 944人/日

鉄道:

□公共交通利用者数

のより 層の利用拡大が求められる。

・今後の人口減少、需要予測の結果を考慮すると、長期的にも目標達成は困難になる可能性が高いと考えられる。

54,944人/日バス:

9,084人/日(2009年)

鉄道:61,704人/日

バス:13,281人/日

94,000人/日(鉄道・バス)

合計×

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P272 社会情勢や豊田市の現状と課題

3)運輸部門(自動車)のCO2排出量、EV・PHV・FCVの導入台数

実施事業(環境対策)

○次世代低炭素型移動支援シ ム 実証○次世代低炭素型移動支援システムの実証

・2011(平成23)年に国から次世代エネルギー・モビリティ創造特区に指定・超小型EV(COMS、i-Roadなど)と電動アシスト自転車を活用したシェアリ

ングシステム(Ha:mo)の実証を実施

○エネルギー源の供給体制の確立

○次世代自動車の導入

・EV・PHV充電施設の整備・活用(39箇所、50基)・水素ステーションの整備支援

○次世代自動車の導入

○エコドライブの推進

・EV・PHV購入に対する補助・公用車にも積極的に次世代自動車を導入、FCHVバスの実証運行

低炭素型移動支援システム○エコドライブの推進

○エコフルタウンでの見える化

・交通安全市民運動週間にて「とよた3Sドライブ」の啓発活動を実施

低炭素型移動支援システム

・低炭素社会モデル地区「エコフルタウン」を整備。2012(平成24)年度に第1期オープン、2014(平成26)年度に全面オープン。スマートモビリティ、スマートタウン、水素ステーションなどの 先端の環境技術を展示し、市民へPR

エコフルタウン

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P282 社会情勢や豊田市の現状と課題

①運輸部門(自動車) 排出量

626 868 861 865 85997

121149

123 111 1195,000

6,000(千t-CO2)

5 ,1545 ,423

5 ,1825 ,527 5 ,457 5 ,408

①運輸部門(自動車)のCO2排出量

車種別CO2排出量割合(2012年度)

部門別CO2排出量の増減率(1990年値=1)CO2排出量の推移

軽自動車, 8.5%特種車, 6.1%1 6

1.8

423 559572

591 618 618

410 442447

463 475 47212 17

1717 19 18

626 868863

859

2 000

3,000

4,000

普通貨物,

24.4%自動車

CO2総排出量

1.46

1.15

1.56

1.37

1.2

1.4

1.6

3,588 3,417 3,1343,473 3,369 3,322

-89 -97 -103 -107 -1110

1,000

2,000

乗用車, 52.5%

バス, 1.0%軽貨物, 3.0%

小型貨物, 4.3%

858,707t-CO2

0.93

0.8

1

1990 2008 2009 2010 2011 2012

産業部門 家庭部門 業務部門-1,000

1990 2008 2009 2010 2011 2012産業部門 家庭部門 業務部門 運輸部門(鉄道)運輸部門(自動車) 廃棄物 森林吸収量

◇運輸部門(自動車)のCO2排出量は2008(平成20)年以降、横ばいで推移◇基準年である1990(平成2)年比で、産業部門は減少しているが、それ以外の運 10.4 1.2 61.9 10.9 14.3 1.2

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

中京都市圏

代表交通手段分担率(発生集中、2015(H23))

運輸部門(鉄道) 運輸部門(自動車) 廃棄物

◇基準年である1990(平成2)年比で、産業部門は減少しているが、それ以外の運輸部門(自動車・鉄道) 、家庭部門、業務部門、廃棄部門は増加。運輸部門(自動車)は増加率が3番目に大きい。

◇乗用車からの排出が約半分を占める。◇自動車分担率が71.6%と非常に高い。

C などの次世代自動車の普及があまり進まなか た と(後述) 同時に自動車分担率や

(資料)第5回中京都市圏パーソントリップ調査

5.4 0.6 71.6 7.1 13.3 0.6豊田市

鉄道 バス 自動車 二輪車 徒歩 不明

■数値目標の評価 ・EV・PHV・FCVなどの次世代自動車の普及があまり進まなかったこと(後述)、同時に自動車分担率や走行距離が依然として高く、公共交通利用への転換が進まなかったことなどがCO2排出量削減が進まなかった原因の一つだと考えられる。

・家庭部門でも基準年比で増加し、乗用車からの排出割合も高いことを考えると、移動面を含めた市民生活の変容が求められる。基準年

2014年実績

2015年目標

達成状況

□運輸門(自動車)のCO2排出量

・長期的には、全国でも先進的な取組である低炭素型移動支援システムの実証成果を活かし、実用化できるとより効果が期待できる。

・CO2排出量に関する現在の算定方法は事業効果が反映されにくいものとなっているため、より正確な算定方法への見直しを検討する必要がある。

実績 目標

625千.7t-CO2

(1990年)

858千.7t-CO2

(2012年)

基準年比25%減

[469千t-CO2]×

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P292 社会情勢や豊田市の現状と課題

600(台)

公用車

100%

② EV・PHV・FCVの導入台数

次世代自動車の普及割合EV・PHV・FCVの導入台数(累計)

37

40384

479

400

500

公用車

補助台数97.3%

91.5%88.8%

85.7%

60%

80%

普通自動車

HV

215

347

43935

58

250

100

200

300

8.1% 10.7%13.7%20%

40%

HV

EV、PHV、FCV

HV 約3.2万台

1 31202721

02010 2011 2012 2013 2014

2.4%

0.0%0.1% 0.3% 0.3%

0%

2007 2011 2012 2013

(資料)一般財団法人 自動車検査登録情報協会を基に作成

◇次世代自動車のうち、HVの普及割合は13.7%、EV・PHV・FCVの普及割合は0.3%。

EV・PHV・FCV約760台

■数値目標の評価

しかし、EV・PHV・FCVの導入台数、普及割合は、年々増加する傾向にある。

□EV・PHV・FCVの導入台数・EV・PHV・FCVの導入台数・普及割合は、年々増加しているが、普及台数は目標値(2014(平

成26)年までにPHV4000台、FCV12台)の約12%にとどまった。

・今後もEV・PHV・FCVの購入者への補助支援・販売促進などを官民連携によって、進めていく必要がある。

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

21台[補助台数1台

+公用車20台]

479台[補助台数439

台+車 台

4,000台 ×

□EV・PHV・FCVの導入台数

公用車20台](2010年)

公用車40台]

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P302 社会情勢や豊田市の現状と課題

)交通事故による死傷者数 高齢者(6 歳以上)死傷者数4)交通事故による死傷者数、高齢者(65歳以上)死傷者数

実施事業(交通事故削減対策)

○交通事故削減対策 ○生活道路 速度抑制

・幹線道路の事故多発地点における安全対策、通学路への交通安全施設整備、安心歩行エリアにおける事故抑止対策などを実施

・「自転車利用環境整備計画」を策定し、ハード・ソフト一体となった利用環境整備に着手

○交通事故削減対策 ○生活道路の速度抑制

・中心市街地等でゾーン30を実施(駅東地区、浄水地区、井郷地区、上原地区など)

・ITSを活用した速度抑制対策を実証環境整備に着手

○市民参加型安全教育○ITSの活用

・豊田市交通安全学習センターの施設講習・出張講習を通じて、園児から高齢者まで各年代に対して、体験学習を中心とした交通安全教育を実施し 交通事故の減少を目指す

・インフラ協調型安全運転システム(DSSS)導入プロ ブ情報の利活用策の検討育を実施し、交通事故の減少を目指す。

・全市一斉交通安全街頭活動を実施

・プローブ情報の利活用策の検討

交通安全講習(園児) ITSを活用したゾーン30での速度抑制実証交通事故削減対策(路面標示)

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P312 社会情勢や豊田市の現状と課題

交通事故死傷者数の推移 交通事故死者数のワースト記録の推移65歳以上事故死傷者数の割合

3,645 3,5903,350

3,091

2,829 2 779 600

700

800

3 000

4,000

6

死傷者数

65歳以上死傷者数

9.4% 9.6%10.0%10.3%

11.2%

10.1%

11.8%

10.7%

10%

12%

14%市 死者数 市 死者数 市 死者数 市 死者数 市 死者数

2009(H21)

一宮市 23 岡崎市 22 豊田市 16 豊橋市 14 春日井市 11

5    ワースト      順位 年

1 2 3 4

2,638 2,5512,779

2,659

2,275

237

320 316 296 282 272 286 280313

243 300

400

500

600

2,000

3,000 5

歳以上死傷者数(人

交通事故死傷者数(人

6.5%

8.9%9.4%

4%

6%

8%

10%2010

(H22)豊田市 19 一宮市 16 豊橋市 15 岡崎市 14 安城市 10

2011(H23)

豊田市豊橋市

23 一宮市 18 岡崎市 16西尾市豊川市

9

2012(H24)

岡崎市 16 豊橋市 14 一宮市 12豊田市

春日井市10

0

100

200

0

1,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

人)

人)

0%

2%

4%

65歳以上死傷者数割合

(H24) 春日井市

2013(H25)

豊田市 17豊橋市一宮市

14 春日井市 11

2014(H26)

豊橋市 19 岡崎市 12豊田市西尾市

10 一宮市 8

◇豊田市内の交通事故死傷者数は減少傾向にあり、2014(平成26)年の交通事故死傷者数は2,275人で、この10年でみると、過去高を記録した2005(平成17)年の3,645人に比べて、約37%減少している。

◇65歳以上の死傷者数も2012(平成24)年まではほぼ横ばいで推移し、2013(平成25)年は増加したものの、2014(平成26)年には減少し、243人となっている。しかし、65歳以上死傷者数の全死傷者数に占める割合は、増加傾向にある。

■数値目標の評価 ・交通事故死傷者数は2014(平成26)年で大幅に減少したものの、2010(平成22)年以降のトレンドを考慮すると、目標達成は難しいと思われる。また、高齢者死傷者数も、2013(平成25)年から2014(平成26)年にかけて2割強と大きく減少したものの、長期のトレンドでは横ばいで推移しており、目標達成は難しいと思われる

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

□交通事故による死傷者数

成は難しいと思われる。

・死傷者数減少の要因としては、2010(平成22)年度に開設した交通安全学習センターによる各年代に対する交通安全教育の充実、交差点等における交通安全施設の整備、道路交通環境の改良、車両の安全性能向上、警察の取締り強化等の複合的要因が考えられる。

・交通事故死傷者数は減少し 人口当たりの事故発生件数や交通事故死者数も県内では少ないほう

実績 目標

2,638人(2010年)

2,275人(2014年)

15%削減[2,200人以下] ×

基準年2014年 2015年

達成状況

□高齢者(65歳以上)の死傷者数

・交通事故死傷者数は減少し、人口当たりの事故発生件数や交通事故死者数も県内では少ないほうであるが、依然として交通事故死者数の合計はワースト上位に位置していることから、交通事故死傷者数削減に向けた活動を強化していくことが求められる。また、高齢化も進むため、高齢者の事故対策もより重要になる。

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

272人(2010年)

243人(2014年)

15%削減[230人以下] ×

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P322 社会情勢や豊田市の現状と課題

5)重要橋梁(市道)の上部工落橋防止対策実施橋梁数

実施事業(防災・災害対策)

○橋梁耐震対策

・災害時の安全確保のために、耐震対策対象橋梁を選定し、落橋防止対策工事を実施

○橋梁耐震対策

落橋防止装置(豊田大橋)

■数値目標の評価

計画どおりに 橋に対し 事業を実施する とが きた基準年2014年 2015年

達成状況

□重要橋梁(市道)の上部工落橋防止対策実施橋梁数

・計画どおりに111橋に対して、事業を実施することができた。基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

92橋(2010年)

111橋(2014年)

111橋[対策対象

120橋]○

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P332 社会情勢や豊田市の現状と課題

6)中心市街地の歩行者数、居住人口

実施事業(中心市街地活性化対策)

○ リ パ キ グ事業

・16箇所の駐車場において、フリーパーキング事業を実施。中心市街地へのアクセス向上に寄与

○フリーパーキング事業

○北地区再開発事業

・都心の道路断面再構築 駅東口駅前広場整備 通過交通抑制エリアの導

●都心交通環境に関する事業

・計画どおりに進捗し、2014(平成26)年度に工事着手

○北地区再開発事業

・都心の道路断面再構築、駅東口駅前広場整備、通過交通抑制エリアの導入など「都心環境計画」に関連する事業は、計画と歩調を合わせながら、進めている。 フリーパーキング事業

北地区市街地再開発事業

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P342 社会情勢や豊田市の現状と課題

①中心市街地 歩行者数

109.3 110100,000

①中心市街地の歩行者数 ※計測方法の変更

・2008(平成20)年に自動計測装置(パロッシー)を中心市街地18地点に設置したことにより、1年を通して、5~24時までの歩行者通行量を機械的に測定可能になった。

・ 数値目標にしている「中心市街地の歩行者数」 は、2012(平成24)年までは7地点での目視による実測値を採用していたが、中心市街地活性化基本計画の改訂(2013 3) に合わせて 自動計測装置による測定値に変更した 採用する値は 計

中心市街地歩行者数の推移

71,608 72,230 72,541 74,771 78,232

100100.9 101.3

104.4

99.1

104.6

100

105

50,000

75,000 増加率(20

10

歩行者数

(2013.3) に合わせて、自動計測装置による測定値に変更した。採用する値は、計測箇所18地点うち、重複計測される2地点を除いた計16地点の1日平均値としている。

25,793 25,568 26,978

90

95

0

25,000

0

=100

数(

人)

2010 2011 2012 2013 2014

自動計測(平日16地点) 実測(平日1日、7地点)

増加率(自動計測) 増加率(実測)

◇自動計測(16地点)による歩行者数の推移をみると、微増傾向にあり、2014(平成26)年には78,232人となり、2010(平成22)年比9.3%の増加

■数値目標の評価・計測方法が、中心市街地活性化基本計画の改訂(2013.3)によって、途中で変更になった。変更後

の自動計測による経年的な歩行者数の推移をみると微増傾向にあるが、2010(平成22)年比9.3%

となっている。

2014年 2015年

□中心市街地の歩行者数の自動計測による経年的な歩行者数の推移をみると微増傾向にあるが、2010(平成22)年比9.3%増にとどまり、目標値ほどの増加(2010年比20%増)には到達していない。

・目標に到達しなかった要因は、リーマンショックによる景気後退により、大型店の売上げ、宿泊施設の利用者数の減少などが大きな影響と考えられる。

・また、核事業であった名鉄豊田市駅総合整備事業やほかの交通面のハード整備は、今後、都心

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

変更前

25,793人(2010年)

-(2014年)

20%増[30,950人] ―

環境計画と歩調を合わせて具体化していく予定であり、また北地区再開発事業の完成も控えているため、それらの効果によって今後はより一層の中心市街地の歩行者数の増加が期待できる。

変更後

71,608人(2010年)

78,232人(2014年)

20%増[85,930人] ×

※計測方法・箇所数の変更により、数値が変更

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P352 社会情勢や豊田市の現状と課題

12.6% 68.1% 19.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

中心市街地12,967

105

13 000

13,200

中心市街地居住人

②中心市街地の居住人口

中心市街地居住人口の推移

年齢構成(2015年)

14.2% 64.9% 20.8%全市

0~14歳 15~64歳 65歳以上

12,270 12,273

12,792

12,62412,698 12,715

12,803 12,846,

100 1100.8

101.2

102.1

101

102

103

104

12,400

12,600

12,800

13,000

増加率

居住

中心市街地居住人口

増加率(中心市街地、2010年=100)

増加率(全市、2010年=100)

世帯人員(2015年)

11,622

12,02512,113 12,157 100 100.1

99.8 100.0 99.7 99.6

98

99

100

11,600

11,800

12,000

12,200率(20

10

年=1

00

住人口(人)

◇中心市街地の居住人口は2009(平成21)年以降、一貫した

中心市街地 全市

世帯人員 2.03 2.48

95

96

97

11,000

11,200

11,400

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

増加を示している。2014(平成26)年には12,967人となり、基準年である2010(平成22)年の12,698人から、約300人弱、2.1%増加した。

◇一方で全市人口はほぼ横ばいで推移

◇中心市街地の居住者を全市と比較すると、生産年齢人口が多 帯 約 な

■数値目標の評価・過去には2003(平成15)年と2008(平成20)年にマンション建設を要因とする大きな社会増があ

り、増加傾向にあったが、2009(平成21)年に景気低迷等の影響を受けて、大きな社会減が

(資料)住民基本台帳、毎年10月1日時点 が多く、世帯人員は約2人と少ない。

□中心市街地の居住人口

2014年 2015年発生した。しかし、その後は、再び順調な人口増加傾向が続いている。

・全市人口と比較すると、全市人口が2010(平成22)年以降横ばいで推移している一方、中心市街地は増加し続けている。

・2014(平成26)年には2010(平成22)年比で2.1%増となっているが、目標の5%増加には到達しな

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

変更前

12,085人(2010年)

-(2014年)

5%増[12,700人] ―

変更 12 698人 12 967人 %増 ていない。

・今後、北地区再開発事業などの都心の動きが具体化するため、居住人口の増加が期待できる。

変更後

12,698人(2010年)

12,967人(2014年)

5%増[13,333人] ×

※中心市街地活性化基本計画の改訂に合わせて、集計範囲を『丁』単位⇒『町』単位に変更

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P362 社会情勢や豊田市の現状と課題

)観光入込客数7)観光入込客数

実施事業(交流促進対策)

●情報拠点施設の機能検討○ITSスポットによる情報提供

・情報拠点施設の機能検討は、「都心環境計画」と歩調を合わせながら進めている。

●情報拠点施設の機能検討・ITSスポットから、プローブ情報などを活用した情報をドライバーに提供

・ルート検索などの情報をWEBやアプリを通して提供

○「みちナビとよた」による情報提供

観光入込客数の推移

◇全市の観光入込客数は2014(平成26)年で1,059万人。◇ 2008(平成20)年頃まで増加傾向にあったが、その後

は横ばいで推移◇観光地としての知名度が高まっていないのが現状で

986954

982962

1,080

1,126

1,0571,041

1,0921,0991,0901,123

1,0841,0831,0761,0661,0821,059

1 000

1,100

1,200

観光入 ◇観光地としての知名度が高まっていないのが現状で

あり、年間を通じて集客できるだけの魅力も不足している。

881 881914

954 962

800

900

1,000入り込み客数[

万人]

(資料)愛知県観光レクリエーション利用者統計

600

700

1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

]

■数値目標の評価

・豊田市の観光入込客数は、2008 (平成20)年以降横ばいで推移し、2014 (平成26)年は年間1,059万人。目標値である1,130万人には到達していない。

・2008 (平成20)年のリーマンショックや2011 (平成23)年の東日本大震災等もあり 国内経済の低迷が基準年

2014年実績

2015年目標

達成状況

□観光入込客数

・2008 (平成20)年のリ マンショックや2011 (平成23)年の東日本大震災等もあり、国内経済の低迷が続いていたことから、全国的に国民の観光旅行の回数等が減少し、豊田市の観光入込客数に影響していると思われる。

1,084万人(2009年)

1,059万人(2014年)

1,130万人 ×

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P372 社会情勢や豊田市の現状と課題

8)無電柱化整備延長(市道)8)無電柱化整備延長(市道)

実施事業(景観対策)

○電線類・電柱の地中化

・快適な道路空間を形成するために、電線類地中化工事を実施<整備箇所>中心市街地、足助地区など

■数値目標の評価

整備前(竹生通) 整備後

・中心市街地などにおいて、計画どおりに事業を進捗でき、都心や観光地にふさわしい景観を形成できた。

・今後も駅周辺などにおいて継続的に進めていく。

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

10.50km(2010年)

13.19km(2014年)

12.65km ○

□無電柱化整備済み延長(市道)

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P382 社会情勢や豊田市の現状と課題

9)都心中心部(約 96 ) 緑被率9)都心中心部(約196ha)の緑被率

実施事業(景観対策)

○緑化推進事業・「豊田市緑化推進条例」を制定し、2012(平成24)年10月から緑化地域制度

を導入。緑化助成制度とグリーンプロムナード事業を実施

20%都心中心部の緑被率の推移

グリーンプロムナード事業による緑化14.2% 14.9% 14.4%

10%

15%

0%

5%

2007 2011 2014

◇主な増加要因は、グリーンプロムナード事業による駅や沿道などの道路空間の緑化、エコフルタウンの整備など公共空間の緑化、地域緑化制度による民有地緑化など

◇主な減少要因は、宅地開発や駐車場整備、道路整備など

■数値目標の評価

・事業による道路空間を始め公共的空間や、地域緑化制度による民有地での緑化が進んだもの

とよたエコフルタウン

2014年 2015年

□都心中心部(196ha)の緑被率事業 よる道路空間を始 公共的空間や、地域緑化制度 よる民有地 緑化 進 もと思われるが、宅地開発や駐車場整備などによる減少もあったため、全体として緑被率は目標値(14.6%)に到達していない。

・引き続き、緑化推進に取り組む必要がある。

基準年2014年実績

2015年目標

達成状況

14.2%(2007年)

14.4%(2014年)

14.6%(2017年) △

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P39

2 4 交通に関する市民意識

2 社会情勢や豊田市の現状と課題

○交通分野の満足度は平均以下と低い。特に公共交通、歩行・自転車環境は 低評価。

2-4 交通に関する市民意識

・交通分野の調査項目は5つあるが、満足度の順位は全38項目中、28~38位と、いずれも下位に位置している。また、満足度の値も、全項目平均

4 30よりも低くな ている 特に 「公共交通ネ トワ クの形成」 「歩行 自転車環境の整備」は38項目中 37位 38位と 低の順位にな ている4.30よりも低くなっている。特に、「公共交通ネットワークの形成」、「歩行・自転車環境の整備」は38項目中、37位、38位と 低の順位になっている。

・しかし、いずれの項目の満足度も、H23の前回調査と比較すると、満足度は微増している。また、満足度の上昇に伴い期待度は微減、又は横ばい

となっている。

表 第20回市民意識調査結果(2014(平成26)年度実施)

施策項目(まちの状態)【全38項目】

満足度 期待度

順位2014(H26)

2011(H23)

増減 順位2014(H26)

2011(H23)

増減

表 第20回市民意識調査結果(2014(平成26)年度実施)

交通安全対策の推進( 交通安全対策が充実しているまち) 28 4.11 4.09 +0.02 19 5.15 5.34 -0.19

道路ネットワークの形成(市民生活や企業活動を支える自動車が円滑に走る道路が整っているまち)

29 4.11 3.94 +0.17 9 5.29 5.26 +0.03滑に走る道路が整っているまち)

快適な交通環境づくり(交通や観光等の移動に必要な情報が提供されているまち)

34 3.79 3.62 +0.17 34 4.88 4.93 -0.05

公共交通ネットワークの形成(利便性の高い公共交通サ ビスが整って 37 3 40 3 24 +0 16 25 5 02 5 27 0 25(利便性の高い公共交通サービスが整っているまち)

37 3.40 3.24 +0.16 25 5.02 5.27 -0.25

歩行・自転車環境の整備(歩行者や自転車利用者が安全で快適に移動できる道路が整っているまち)

38 3.38 3.14 +0.24 27 5.00 5.25 -0.25

平均 (全38項目) 4.30 5.14

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P40

2-5 交通課題の整理

2 社会情勢や豊田市の現状と課題

2 5 交通課題の整理豊田市を取り巻く社会情勢の変化、交通特性などの現状、現行計画の評価、交通に対する市民意識を踏まえて交通課題を整理し、課題解決の方向性をまとめる。

社会情

○交通政策基本法、交通政策基本計画に基づく施策推進○まちづくりと交通ネットワークの連携によるコンパクトシティの形成○水素など新たなエネルギーへの期待○自転車など健康や環境にやさしい交通手段の利用拡大 ○交通分野の満足度は平均以下と低い

今後重視するポイント

■超高齢社会、人口減少への対応

■世界的イベント等を見据えた外との交流拡大

豊田市の現状(交通特性等) 現行計画の評価 交通課題

情勢の変化

○自転車など健康や環境にやさしい交通手段の利用拡大○多様なモビリティ、交通システムの導入が進む○自動走行やITSなど 先端技術の進展○高齢者・自転車事故割合の増加○リニア開通や世界的イベントを契機とした交流拡大

市民意識

○交通分野の満足度は平均以下と低い。

○特に、「公共交通ネットワークの形成」、「歩

行・自転車環境の整備」は38項目中、37位、

38位と 低評価

■世界的イ ント等を見据えた外との交流拡大

■都心の再生、人中心の交通への転換

■自転車利用、健康志向への対応

■様々な 先端技術の活用・実用化

■社会変化に伴う新たな制度の活用

豊田市の現状(交通特性等) 現行計画の評価 交通課題

道路交通

○未整備区間が残る道路ネットワーク○強い自動車依存、今後も自動車分担

率は増加の見通し

○道路整備による速度上昇効果あり○未整備区間があるため、道路ネット

ワークの継続的整備が必要

■道路ネットワーク整備の推進■道路の機能向上、効果的・効率的な

利用向上

公共

○構築された公共交通ネットワーク○バス、鉄道利用者数は微増。しかし、

依然として低い分担率○未実施の事業等を含め、交通結節

点機能や利便性の向上

■公共交通ネットワーク全体の利便性向上(サービス、乗継等)

課題解決の方向性

●ネットワークや安全性など基盤づくりから、移動の質向上と交通行動の転換へ

交通依然として低い分担率

○山村部では、自動車がなければバスに頼らざるを得ない状況

点機能や利便性の向上○ネットワーク全体の利用拡大 ■公共交通利用者の拡大

(特に山村部、高齢者の利用)

交通事故

○交通死亡事故が県下ワースト○自動車、高齢者が関わる事故割合が

高い

○安全対策の成果により、交通事故死傷者・高齢者死傷者が減少

○交通事故削減に向けた取組強化が必要(特に高齢者等の歩行者や自

■より一層の安全性の確保対策の強化■自転車や高齢者の事故削減■自転車利用環境の整備■安全な歩行環境の確保

全体

転換

●人口減少や超高齢社会、大交流時代を見据え、人々の暮らしやすさやまちの魅力や活気・交流を重視

●都心や各地域などでの交流拡大に高い 必要(特に高齢者等の歩行者や自転車) ■安全な歩行環境の確保

環境

○運輸部門のCO2排出量が減らず、対基準年比で大幅増加

○乗用車による排出割合が約半分と高い

○次世代自動車の導入が進まず、今後も継続支援が必要

○市民の交通行動の変容が重要○低炭素型モビリティ実証成果の活用

■低炭素型モビリティ、インフラの普及拡大

■市民の環境行動の促進

中心 ○中心市街地の歩行者 居住人口は増 ○都心の交通環境に関する事業が未 ■駅前北地区再開発と連動した都心の

交流

●都心や各地域などでの交流拡大に向けた環境整備や情報提供

移動

●公共交通のサービスの向上、多様な移動のシームレスな連携

●道路交通の一層の円滑化中心市街地

○中心市街地の歩行者、居住人口は増加傾向

○都心の交通環境 関する事業が未実施であるため、今後の推進が必要

■駅前北地区再開発と連動した都心の交通環境の整備

交流

○名古屋-豊田間の移動は多いが、鉄道アクセスが不便

○観光入込客数は横ばい

○外部との交流を意識し、未実施である観光情報拠点に関する事業の推進が必要

■山村地域内の交流の活性化■市外とのネットワークの強化■来街者への情報提供、観光行動の活

性化(移動支援など)

安全・安心

●道路交通 層 円滑化

●高齢者などの歩行者や自転車などの安全な環境整備

●ITSなどの技術を活かした安全対策

●防災力の強化性化(移動支援など)

防災○道路施設の防災対応、老朽化対策が

必要 ○計画どおりに橋梁の耐震化を実施■防災力の強化■道路施設の老朽化対策

景観・みどり

○無電柱化、緑化が進展 ○景観整備や緑化など沿道整備の継続

■沿道環境の整備環境

●道路施設の長寿命化

●次世代低炭素型モビリティなど環境技術の活用

●市民等への環境行動の普及

Page 43: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P413 交通まちづくりビジョン2040

3 1 基本理念3-1 基本理念世界でも有数の自動車産業とともに発展してきた豊田市では、将来にわたって活力ある都市として持続的に発展、成長していくため、これまで環境に配慮したものづく

りの先進都市を目指しながら、交通面では、世界の 先端を歩むITSや新たなモビリティなどの 新技術を実証活用して未来の交通社会の姿を模索するとともに、公共交通や道路のネットワークや安全性などの基盤づくりを重視した交通まちづくりを進めてきた。

これから、国内では本格的な人口減少や超高齢社会に突入する一方で、グローバルな大交流による都市活力の維持・増大が求められている。その中で、本市においては これまでに培 てきた交通基盤や実証成果などをベ スに 市民や企業との共働 ITSやICTなどの 先端技術 TDMなどを活用しながら モビリテ (移動)の質ては、これまでに培ってきた交通基盤や実証成果などをベースに、市民や企業との共働、ITSやICTなどの 先端技術、TDMなどを活用しながら、モビリティ(移動)の質の向上と、それらをかしこく使える環境づくりを行うことで、移動の選択肢を増やし、1人ひとりの暮らしやすさやまちの魅力・活気・交流を高めることを重視した交通まちづくりを進め、世界に誇れる「かしこい交通社会」の実現を目指す。

また、目標年次は、2027(平成39)年のリニア開業による交流圏の飛躍的拡大、2030(平成42)年頃に普及が期待されている自動運転やFCVに代表される水素社会など、交通を軸にした社会の大変革の流れを見据えるとともに、次期(第8次)総合計画など上位計画の目標年次とも整合させて、2040年とする。

<目標年次:2040>

【豊田市としての交通まちづくりのあり方】

方向性4つの基本目標

~ 理 念 ~これまでの交通まちづくりネットワークや安全性など交通の基盤づくりを重視

人々の暮らしやすさ

まちの魅力・活気・交流

世界世界に誇れる「かしこい交通社会」に誇れる「かしこい交通社会」をを目指して人と環境目指して人と環境にやさしい交通まちづくりを進め、にやさしい交通まちづくりを進め、

人々の暮らしやすさとまちの魅力・活気・交流を高める人々の暮らしやすさとまちの魅力・活気・交流を高める

~ 理 念 ~

①都市部~山間部~市外まで、丸ごとつながる交流・躍動のまち

②多様な移動手段が調和し、誰もが快適に移動できるやさしいまち

③世界 安全 安心 快適 交通事故 な まち

これからの交通まちづくり

人口減少や超高齢社会、グローバルな大交流時代を

②移動円滑

①交流促進

人々の暮らしやすさとまちの魅力・活気・交流を高める人々の暮らしやすさとまちの魅力・活気・交流を高める

③世界一安全・安心・快適で、交通事故のないまち

④環境と利便性が両立した交通が支える持続可能なまち

民産学官による共働、横断的なITS ICT TDM等の活用による施策の支援

グ な大交流時代を迎える中で、人々の暮らしやすさとまちの魅力・活気・交流を高めることを重視し、モビリティ(移動)の質の向上と、それらをかしこく使え

③安全・安心

滑化

横断的なITS・ICT・TDM等の活用による施策の支援る環境づくりにより、移動の選択肢を増やす。 ④環 境

Page 44: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P42

3 2 目標実現に向けた施策の枠組み

3 交通まちづくりビジョン2040

3-2 目標実現に向けた施策の枠組み

基本目標 目標実現に向けて

■利用しやすい交通に支えられ 市内・市外を含めた交

取組の方向性

基本理念に即した「交流促進」 「移動円滑化」「安全・安心」「環境」という4つの基本目標に対し、実現に向けた対策と取組の方向性を示す。

理念

交流促進①都市部~山間部~市

外まで、丸ごとつながる交流・躍動のまち

交流拠点対策

交流機会対策

■利用しやすい交通に支えられ、市内・市外を含めた交流が盛んに行われる来街・生活拠点を形成する。

■交流を促進する機会や情報を、市民を始め誰もが得やすい環境を創出する。

②多様な移動手段が調和し、誰もが快適に

すい環境を創出する。

世界世界にに誇れる誇れる「「かしこい交通社会」かしこい交通社会」

を目指して人と環境を目指して人と環境にやさしいにやさしい

交通まちづくりを進め交通まちづくりを進め 移動円滑化

公共交通対策(※)■公共交通サービスの質の向上と多様な移動手段との

円滑な連携により、人にやさしく豊かな移動環境を形成する。

和し、誰もが快適に移動できるやさしいまち

交通まちづくりを進め、交通まちづくりを進め、

人々の暮らしやすさまちの魅力・活気・交流

移動円滑化

交通円滑化対策■自動車交通による渋滞や混雑を緩和するとともに、自

動車・自転車・歩行者等が円滑かつ快適に移動できる道路ネットワークの形成とバリアフリー化を進める。

■超高齢社会や高まる健康ニーズに対応し、子どもから

③世界一安全・安心・快適で、交通事故のないまち

を高めるを高める

安全・安心

交通事故削減対策

防災・災害対策

高齢者までの歩行者等交通弱者や自転車の交通安全を確保する。

■近い将来発生する地震や風水害に備え、安全で災害に強い交通基盤を確保する。

④環境と利便性が両立した交通が支 る持続

老朽化対策■交通インフラの老朽化対策を進め、持続可能な交通基

盤を確保する。

環 境■世界をリードする先進的なクルマのまちとして、新たな

た交通が支える持続可能なまち

※「公共交通対策」は、公共交通ネットワークを形成することで移動しやすくし、かつ自動車からの利用転換にもつながるため、移動円滑化だけでなく、交流促進や安全・安心、環境にも関わる。

環 境 環境対策 交通システムを導入し、移動時の行動や手段の低炭素化に率先して取り組む。

Page 45: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

3-3 ビジョン達成に向けた指標及び目標値の設定

3 交通まちづくりビジョン2040P43

3-3 ビジョン達成に向けた指標及び目標値の設定豊田市の交通まちづくりの目標実現に向けた施策を進めていく上で、その目標に対する達成度を評価、把握するための評価指標を設定する。

2040年までには自動運転を始めとする技術革新による大きな変化が予想されることを踏まえ、2040年の目標値は、2020年目標値と異なり、方向性を示すものとなっている。

指標の把握は行動計画目標年である2020年まで毎年行うものとするが、一部(★)は中間年(2018(平成30)年)及び 終年(2020(平成32)年)に把握するものとする。

数値目標目標実現に評価指標理念・基本目標

数値目標

基準年 2020年目標 2040年目標

目標実現に向けて

世界世界にに誇れる誇れる「「かしこい交通社会かしこい交通社会」」

総合指標

公共交通が利用でき、かつ目的や状況に応じて移動手段を使い分けている市民の割合

28%22.2%

(2015年度)50%

中心市街地の歩行者数 78,232人(2014年度)

88,300人 100,000人交流促進

外出率(通勤・通学を除く。) 55%53.1%

(2015年度)64%

交流拠点対策

観光入込客数 1,059万人(2014年度)

1,200万人 1,200万人

移動公共交通利用者数

鉄道:61,704人/日バス:13,281人/日

(2014年度)

鉄道:69,000人/日バス:15,300人/日

鉄道:75,000人/日バス:17,000人/日公共交通対策

促進交流機会対策

まちの魅

人々の基

交通事故による死傷者数 (うち 高齢者死傷者数)交通事故死者数

死傷者数:2,392人(うち高齢者320人)

死者数:13人

死傷者数:1,700人(うち高齢者220人)

死傷者数:720人(うち高齢者100人)

者数

交通事故削減対策

移動円滑化

渋滞損失時間

( 年度)

67.4時間/年・人(2015年度)

64時間/年・人 34時間/年・人交通円滑化対策

魅力・活気

の暮らしやす

基本目標別指標

安全・安心

交通事故死者数

重要橋梁(市道)の上部工落橋防止対策実施率

重要橋梁(市道)の長寿命化修繕着手率

死者数:13人(2015年)

85%(116橋)

(2015年度)

14%(16橋)

死者数:10人以下

91%(124橋)

52%

死者数:0人

100%(2022年:136橋)

100%

対策

防災・災害対策

老朽化対策

・交流

すさ

環 境 運輸部門(自動車)のCO2排出量

重要橋梁(市道)の長寿命化修繕着手率 (16橋)(2015年度)

414.7千t-CO2

(2013年度)

(61橋)

398.0千t-CO2

(2022年:118橋)

340.0千t-CO2環境対策

老朽化対策

Page 46: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P44

4 1 行動計画の施策の枠組み

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

4-1 行動計画の施策の枠組み

基本目標 実現に向けて 施策展開(★:今後5年で重視する施策)

目標実現に向けた施策展開の中で、今後5年間で重視して取り組むべき施策をパッケージ化し、4つの重点戦略プログラムとして取りまとめた。

重点戦略プログラム

重点戦略プログラム1★魅力ある都心にふさわしい交通空間の創出 本市の顔である都心空間の

今後5年で期待する効果

①交流促進

交流拠点対策

交流機会対策

『地域内外の交流拡大につながる環境の創出』

○都心での安全・安心・快適な回遊性の確保★地域での拠点機能の向上

★観光を支える交通インフラの利便性向上★外出機会の創出

魅力向上の取組を重点化するのと同時に、市民の外出機会や来街者の交流機会を創出することで、全市的な交流やにぎわいの拡大、市民の健康、市外へのアピール度の向上を期待

②移動円滑化

公共交通対策

交通円滑化対

『便利さを実感できる交通ネットワークの構築』

重点戦略プログラム2★公共交通ネットワーク全体の利便性向上○新しい交通システムの導入とシームレスな連携

★モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進

これまでに構築してきた交通ネットワークを活かし、更なる利便性向上とモビリティ・マネジメントによる市民の行動転換に重点的に取り組むことで 誰でも

★モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進

重点戦略プログラム3★ITSを活用したドライバーの安全運転の支援

交通円滑化対策

交通ネットワークの構築』通 の転換促進★主要道路ネットワークの整備○ボトルネック箇所の解消○ITS活用による交通流整序

点的に取り組むことで、誰でも多様な交通手段で円滑に移動しやすくなることを期待

近年の技術革新が著しいITS

通 の転換促進★主要道路ネットワークの整備○ボトルネック箇所の解消○ITS活用による交通流整序

③安全・安心

交通事故削減対策

防災 災害対

『世界一安全・安心な交通環境の創出』

★ITSを活用したドライバ の安全運転の支援★交通安全教育・啓発★プローブ情報を活用した交通事故対策★自転車利用環境の整備

★災害時の機能向上

を積極的に活用するとともに、交通事故の危険性が高まっている自転車や高齢者などへの対策を強化することで、社会の変化に対応した安全性の向上を期待。

また 交通インフラ等にも災害防災・災害対策

老朽化対策

重点戦略プログラム4

★災害時の機能向上○情報提供手段の拡充

★多様なエネルギーインフラの活用

★交通インフラの老朽化対策

また、交通インフラ等にも災害や老朽化による危険性が近年高まっているため、対策を重視し、安全性の向上を期待

水素エネルギーなどの 新の

④環 境 環境対策 『先進的な環境技術・

行動の推進』

重点戦略プログラム4★多様なエネルギーインフラの活用★次世代型低炭素交通システムの導入★モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交

通への転換促進(再掲)

○沿道環境の保全

水素エネルギ などの 新の環境技術を取り入れるとともに、これまで継続してきた低炭素化の取組や市民の行動転換を推進することで、効果的な環境対策を期待

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P45

4 2 重点戦略プログラム

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

4-2 重点戦略プログラム

『地域内外の交流拡大につながる環境の創出』

世界的な大規模イベントの開催やリニア開通などによる外との交

重点戦略プログラム1

『便利さを実感できる交通ネットワークの構築』

重点戦略プログラム2

・現状の公共交通ネットワークについて結節性や移動性 利用性な・世界的な大規模イベントの開催やリニア開通などによる外との交流拡大を意識し、観光やビジネス、買い物などで来訪した人が歩いて楽しめるように、人優先で環境にやさしい、世界に誇れる都心を創出

・都心や地域での交流促進に向け、人々が楽しく・気軽に外出や交流ができる機会や情報を提供

現状の公共交通ネットワ クについて結節性や移動性、利用性などの質を高めるとともに、モビリティ・マネジメントにより市民の交通行動を変容させ、公共交通ネットワークの利用促進を図る。高齢者等が気軽に移動できる環境を形成

・道路ネットワークの充実を図って、道路の円滑性を高め、公共交通ネットワークを補強するとともに、市民や産業の交流を活性化流 きる機会や情報を提供

●外出機会の創出

●魅力ある都心にふさわしい交通空間の創出

まちの魅

人々の

●公共交通ネットワーク全体の利便性向上

●主要道路ネットワークの整備

●モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進

●地域での拠点機能の向上

●観光を支える交通インフラの利便性向上

魅力・活気

の暮らしや

最 先 端 技 術全てのプログラムに 先端技術を率先導入することで取組を加速し、豊田らしさをPR

ITS ICT 自動運転 情報 エネルギー など

『世界一安全・安心な交通環境の創出』・安全運転支援システムなどの 先端の技術活用、自転車利用環境の整備とともに、高齢者・子ども・自転車利用者に対する交通安全教育を実施し ハ ド ソフト両面から安全 安心を確保

重点戦略プログラム3

・環境先進都市として、低炭素化や環境負荷の低減など環境にやさしい先進技術である水素ステーションなどのインフラ導入を進め、次世代モビリティの普及を促進

『先進的な環境技術・行動の推進』

重点戦略プログラム4気・交流

やすさ

全教育を実施し、ハード・ソフト両面から安全・安心を確保

・交通インフラや交通機関などにおいても、大規模災害に備えて安全性・対応力を強化するとともに、日常の適切な維持管理による老朽化対策を行い、誰もが安心できる交通環境を確保

●自転車利用環境の整備● ITSを活用したドライバーの安全運転の支援

次世代モビリティの普及を促進

・市民や事業者など各主体においても率先的な環境行動(ライフスタイル)の実践を促進

・技術と行動による低炭素化を図る

● 多様なエネルギーインフラ ●次世代型低炭素交通シス

●災害時の機能向上

●交通インフラの老朽化対策

安全運転の支援

● 交通安全教育・啓発

●プローブ情報を活用した交通事故対策

●モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進

● 多様な ネルギ インフラの活用

●次世代型低炭素交通システムの導入

Page 48: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P46

交流促進

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

『『地域内外の交流拡大につながる環境の創出地域内外の交流拡大につながる環境の創出』』

交流促進重点戦略プログラム

●魅力ある都心にふさわしい交通空間の創出

①豊田市駅周辺の整備

バスターミナルの整備、バ ト改編に伴う走行空間

●観光を支える交通インフラの利便性向上

①交通とタイアップした観光促進

市民参加型による市内の周遊ツアーやルートを企画・運営 観光周遊ルートの利用を促進するための1日

バスルート改編に伴う走行空間・待合室の整備、ペデストリアンデッキ改築等、豊田市駅整備、駅前広場整備(豊田市駅、新豊田駅)、駐輪場の整備

運営、観光周遊ル トの利用を促進するための1日乗車券等の販売や新たなモビリティの活用

②行楽シーズン等への対応

行楽シーズンやイベントに対応したバスの増便や経路変更等

駐輪場の整備、北地区再開発事業

②都心部への流入交通の抑制

誘導案内対策、ゾーン規制、フルモール化等

③インバウンド対応

外国人観光客に対応した公共交通利用環境やサイン等の改善

④ 交通情報提供の充実

みちナビとよたの改善・PRなど

③駐車場の利便性向上

駐車場機能のサービス向上

④ウェルカムセンターの設置

次世代モビリティのショールーム(展示 利用) 交通の案内

●外出機会の創出①健康づくりと連動した公共交通の利用促進のための施策展開

高齢者を対象とした公共交通利用促進(教室、イベント等)、公共交通利用による運動効果のPR、施設とタイアップした利用促進イベント

(展示・利用)、交通の案内、パーソナルモビリティの導入

⑤中心市街地における公共交通の充実

②施設・イベント等との連携

鉄道・バス車内外へのイベント情報の掲示、公共交通でアクセスできる沿線施設のイベントとの連携

③中山間地域における共助的な移動の支援

④ 交通情報提供 充実( 掲)域 ④ 交通情報提供の充実(再掲)みちナビとよたの改善・PRなど

⑤ ITSを活用した移動支援

モビリティ活用型モデルコミュニティ構築の実証支援

●地域での拠点機能の向上①地域核等における結節点機能の強化

支所等地域の核における都市機能の整備に併せ、交通結節点機能を強化

Page 49: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P474 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】【施策概要】

1 魅力ある都心にふさわしい交通空間の創出

1-③ 駐車場の利便性向上

1-① 豊田市駅周辺の整備

1-④ ウェルカムセンターの設置

フリーパーキング駐車場の制度(仕組み)を見直し、駐車需要の平準化を図る。

豊田市駅周辺は既存の商業施設や北地区再開発事業などを中心に魅力を創出するとともに、本市の玄関口となる交通結節点として、駅前広場やバスターミナルの形成、駅の整備、ペデストリアンデッキの改築などを進める。

クルマのまちである豊田市らしさをPRするため、人にも環境にもやさしい次世代の低炭素型モビリティを多数用意し、市民や来街者に展示・体感してもらう場、またこれまでの実証成果を活かして実装する場を豊田市駅前等に整備する。

同時に、来街者等へ主要施設への移動支援、観光案内、公共施設情報、各種イベントなど、国際対応を含めた総合案内を行う情報拠点機能も担う。

展示利用

1-② 都心部への流入交通の抑制

通過目的で都心に流入する自動車交通を外周道路 誘導案内するとともに 流

FCV

を外周道路へ誘導案内するとともに、流入を許容する自動車交通についてはゾーン30などによって、歩車共存を図る。

また、都心部内を歩行者が回遊しやすい環境とするために、フルモール化等、歩行者と公共交通優先のエリアを設定する

パーソナルモビリティ

超小型EV

・交通情報の案内・観光情報提供など

情報拠点機能

行者と公共交通優先のエリアを設定する。ウェルカムセンターのイメージ

1-⑤ 中心市街地における公共交通の充実

豊田市駅西口に集約するバスターミナルを発着するバスルートの再編及び公共施設を結び都市の中心的機能を高めるための新たな交通手段の検討を進める。

Page 50: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P484 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】

2 地域での拠点機能の向上

【施策概要】

2-① 地域核等における結節点機能の強化

支所等 日常的に地域住民がアクセスする施設を地域の拠点として機

3 観光を支える交通インフラの利便性向上

3-① 交通とタイアップした観光促進

鉄道やバス沿線の観光施設等を活用した観光ル トの提案とイベント実支所等、日常的に地域住民がアクセスする施設を地域の拠点として機能向上を図るため、バスターミナルや情報窓口など、結節点機能の環境整備を行うとともに、地域バスを含めたバスと鉄道のダイヤ調整を実施し、乗継利便性を高める。

鉄道やバス沿線の観光施設等を活用した観光ルートの提案とイベント実施を市民参加型で企画・運営する(例:ウオーキング、酒蔵巡り等)。

観光周遊ルートの利用を促進するために、1日乗車券等の販売や新たなモビリティの活用を行う。

【事例】市内循環バスによる観光ルートマップ(仙台市)市内の酒蔵や史跡等を巡るタ プ リ

図 多様な交通モードが連携した交通体系のイメージ

(出典:公益財団法人仙台観光国際協会)

3-② 行楽シーズン等への対応行楽シーズンやイベント開催時の利用者増加に対応できるようにバスの

増便や経路の変更等を行う。

3 ③ インバウンド対応

スタンプラリー

3-③ インバウンド対応今後増加が期待される外国人観光客等の利便性向上のため、公共交通

ガイドブック(外国語版)の作成や公共サインの充実、公共交通に乗りやすい環境づくり、利用方法のPRなどを行う。

3 ④ 交通情報提供の充実

地域核におけるバスターミナル整備例

3-④ 交通情報提供の充実

みちナビとよた(アプリ、WEB)の利用増加と利便性を向上させるために、WEBページの高速化、多言語等の機能の拡充を図る。同時に利用者の拡大に向けてPRを実施する。

Page 51: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P494 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】【施策概要】

4 外出機会の創出

4-④ 交通情報提供の充実(再掲)4-① 健康づくりと連動した公共交通の利用促進のための施策展開

みちナビとよた(アプリ、WEB)の利用増加と利便性を向上させるために、WEBページの高速化、多言語等の機能の拡充を図る。同時に利用者の拡大に向けてPRを実施する。

健康寿命の延伸等を見込み、高齢者を対象とした公共交通利用促進策の実施(バス乗り方教室、バスでおでかけイベント等)

公共交通利用時の運動への効果のPRや目的地となる施設とタイアップした利用促進イベントなどを実施する。

4-⑤ ITSを活用した移動支援

中山間地域における高齢者の移動性を高める社会システムを提供する。具体的には、多様なモビリティの提供、お出かけ促進策の実施、 健康維持のための生活の見守りをICTを活用して行う実証実験を、 足助地区において、

【事例】地区住民の参加により作成したエコ交通マップ

(名古屋市:名古屋市公式ウェブサイトから引用)

のための生活の見守りをICTを活用して行う実証実験を、 足助地区において、名古屋大学と共働で行う。

中⼭間地域のモビリティを⾼める社会システムモビリティスポットお出かけ促進

広域移動への交通結節移動支援

多様なモビリティの提供健康維持

センサーによる生活の見守り

4-② 施設・イベント等との連携

鉄道やバス(基幹バス、地域バス)など公共交通沿線の施設やイベント情報を鉄道・バス車内外で掲示し、利用者へのPRを行う。同時に、公共交通でアク

地域の主要施設交通結節点

共助のマイカー

モビリティスポット(MS)モビリティセンター(MC) 高齢者の自宅

地域バス

乗合タクシー

小型モビリティ

シニアカー

病院 役所 スーパー バス停 商店 集会所

医療・診察 移動美術館 買い物を鉄道 バス車内外で掲示し、利用者へのPRを行う。同時に、公共交通でアクセスできる沿線施設でのイベントとの連携を図る。

4-③ 中山間地域における共助的な移動の支援

地域バスの導入が困難な地域において、移動環境を改善するために、公

基幹バス(中心地へ)

お出かけ促進の情報提供 モビリティブレンドシステム 健康⾒守りデータ取得既存教室との連携 健康アドバイス多様な交通⼿段の提供

健康教室 ⽂化教室 買い物

タクシー・小型モビリティ・マイカー

共交通空白地における移動支援を検討する。

コミュニティ・サポートシステム(community support system )4つのサービスを統合的に提供する社会システム

共助促進ポイントMSPP

共助を促進する地域マネー

Page 52: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P50

移動円滑化

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

重点戦略プログラム

移動円滑化

『『便利さを実感できる交通ネットワークの構築便利さを実感できる交通ネットワークの構築』』

●公共交通ネットワーク全体の利便性向上 ●モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進①鉄道複線化(高速化)・高架化

②シームレスな乗車システムの導入 ①多様なMM(モビリティ・マネジメント)の実施②シームレスな乗車システムの導入

公共交通機関へのICカード導入を支援、

ICカード・バス位置情報システムデータの活用による運行改善

③情報化による運転支援・乗り継ぎ支援システムの検討

運転手への情報提供による乗り継ぎの確保

①多様なMM(モビリティ・マネジメント)の実施

エコ交通など事業所MM

小学校出前教室など学校MM

地域別MM

コミュニケーション・アンケート運転手 の情報提供による乗り継ぎの確保

④バス車両・車内の魅力向上

Wi‐Fi環境整備、内外装の改良

ケ シ ケ

各種情報提供など

②事業所等によるTDM(交通需要マネジメント)活動の拡充

●主要道路ネットワークの整備

①広域交流・都市間交流を支える幹線道路整備

②市域の一体性を高める幹線道路整備

デジタルサイネージ

⑤バリアフリー化

鉄道駅のバリアフリー化、バス車内でのルールの明確化、利用しやすいバス車内の開発支援バス停改良による正着性の向上

Page 53: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P514 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】【施策概要】

1 公共交通ネットワーク全体の利便性向上

1-④ バス車両・車内の魅力向上

快適な利用環境を提供するために、液晶表示などの情報による乗り継ぎ情

1-① 鉄道複線化(高速化)・高架化

リニア開業に向け 名古屋~豊田市間のアクセス性 速達性を向上させるため 快適な利用環境を提供するために、液晶表示などの情報による乗り継ぎ情報の提供や車内のフリーWi‐Fiの整備、シートやラッピングなど内外装の改良

など車両内外に工夫を施し、利用者が乗りたいと思えるバスへの魅力向上を図る。

リニア開業に向け、名古屋 豊田市間のアクセス性、速達性を向上させるため、名鉄三河線の複線化(高速化)・高架化を推進する。

1-② シームレスな乗車システムの導入公共交通へのICカード導入を支援するとともに、ICカード・バス位置情報シス

テムデータの分析によるODや遅延状況の把握等を運行計画の改善やダイヤ改善に活用できる仕組みを検討する。運行状況の発信による利用者への情報提供も行う

【事例】都営バス(東京都)車内液晶表示板 【事例】未来型バス SOLARVE

(出典)両備ホールディングス株式会社

1-⑤ バリアフリー化

鉄道駅のバリアフリー化の推進及びバス車内でのベビーカーや車いす乗車提供も行う。 時のルールの明確化、車両メーカーと連携した利用しやすい車両の開発支援、

正着性向上のためのバス停の改良を行う。

1-③ 情報化による運転支援・乗り継ぎ支援システムの検討③ 情報化 よる運転支援 乗り継ぎ支援シ テ 検討

ICカード・バスロケデータの活用による車載機での運転手への情報提供により、運行経路情報の提供や、異なる事業者間でも乗り継ぎを確保するなど、利用者の利便性を向上。災害時や運行障害時の乗客案内へも活用する。

Page 54: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P524 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】【施策概要】

3-① 広域交流・都市間交流を支える幹線道路整備

市街地に集中する交通の分散を図り 広域 都市間 地域間交通の円滑化

2 モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進

3 主要道路ネットワークの整備

2-① 多様なMM(モビリティ・マネジメント)の実施

かしこい交通手段の選択を広めると同時に、公共交通の利用促進を図るため、これまで行ってきた事業所向けのエコ交通などをベースに、多様なターゲットに対して、自発的な交通行動の変化を働きかけるモビリティ・マネジメントを拡大・展開する。

市街地に集中する交通の分散を図り、広域・都市間、地域間交通の円滑化、安全・安心の確保を図る都市内環状道路の整備を促進するとともに、近隣都市との連携を高め、広域・都市間交流の活性化を図る放射・連絡道路の整備を促進する。また、インターチェンジへのアクセス性を高め、高規格幹線道路を 大限に活かした道路整備を促進する。

学校(出前講座)

事業所(エコ交通)

地域

転入者

かしこい交通行動を促進

リーフレット、WEB等での情報提供

コミュニケーション・アンケート

ワークショップ

その広報 など

かしこい交通行動を促進

その広報 など

3-② 市域の一体性を高める幹線道路整備

市域に分散する公共施設や観光施設、医療福祉施設、産業施設など、② 事業所等による (交通需要 ネ ジメ ト)活動 拡充 人と物の交流拠点間を連絡し、地域の活性化を図る道路整備を促進する。

また、大規模災害(緊急輸送)や救急業務(消防救急)を円滑にし、住民の生命と財産を守る緊急輸送道路の整備を促進する。

2-② 事業所等によるTDM(交通需要マネージメント)活動の拡充

豊田エコ交通をすすめる会の更なる発展のため、新たな事業の検討・実施をする。

Page 55: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P53

安全 安心重点戦略

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

『『世界一安全・安心な交通環境の創出世界一安全・安心な交通環境の創出』』

安全・安心重点戦略プログラム

●自転車利用環境の整備●ITSを活用したドライバーの安全運転の支援

①自動運転技術等を活用した運転支援システムの普及促進

②路車間・車車間通信を活用した運転支援システムの普及促進

①自転車通行空間の整備

自転車利用環境整備計画の推進

②自転車利用者の意識づくり信号待ち ②自転車利用者の意識づくり

通行ルール周知、マナー向上

③自転車利用の仕組みづくり

自転車利用の推進・PR

路車間通信

システム

右折時注意喚起 赤信号注意喚起信号待ち

発進準備案内

●災害時の機能向上

①避難所等への公用車等(PHV・FCV・FCバス等)による外部電源供給(V2X)・給電設備の整備

車車間通信

システム

通信利用型レーダークルーズコントロール 緊急車両存在通知

設備の整備

②鉄道関連インフラの強靭化(駅舎、高架部等)

③道路インフラの耐震化(橋梁等)

④豊田市駅周辺における民間事業者と連携し

③ゾーン30の活用

実施区域の増設、ITSを活用した面的速度マネジメントの検討

●交通安全教育・啓発①高齢者への交通安全啓発

高齢者交通安全防犯世帯訪問事業、高齢者運転技術講習会の実施

●交通インフラの老朽化対策

④豊田市駅周辺における民間事業者と連携した帰宅困難者対策の推進

プ ブ ●交通インフラの老朽化対策①橋梁、トンネルなどの交通(道路)インフラのメンテナンスサイクル構築

②鉄道関連インフラ等の老朽化対策

●プローブ情報を活用した交通事故対策①幹線道路の事故多発地点対策

②生活道路の交通安全対策

Page 56: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P544 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】【施策概要】

1 ITSを活用したドライバーの安全運転の支援

1-① 自動運転技術等を活用した運転支援システムの普及促進自動運転技術等を活用した運転支援システムの導入を社会情勢や民間の

4-① 自転車通行空間の整備

自転車利用環境については、自転車利用環境整備計画に基づき、着実に

4 自転車利用環境の整備

動向に合わせて普及促進する。 整備を進める。計画期間後も継続して整備路線の延伸を図る。

1-② 路車間・車車間通信を活用した運転支援システムの普及促進路車間・車車間通信を活用した運転支援システムの更なるサービス対象箇

所の充実や、社会実験の実施に向けたフィールド提供等により、普及促進を行う。

4-② 自転車利用者の意識づくり

子どもから大人まで通行ル ルの共通認識が持てるように 意識啓発活動

1-③ ゾーン30の活用市街地等においてゾーン30の実施区域

を増設し、取組を拡大するとともに、ITSを活用した速度抑制対策による面的な速度マネジメントの検討などを進める。

2 交通安全教育・啓発

子どもから大人まで通行ルールの共通認識が持てるように、意識啓発活動や交通安全学習センター等での交通安全講習などを実施する。

2-① 高齢者への交通安全啓発

マネジメントの検討などを進める。

4-③ 自転車利用の仕組みづくり

自動車から自転車 転換を促すため 冊子やイベ ト など自転車

交通安全及び防犯に関する情報に触れる機会が少ない75歳以上(一部70歳以上)の高齢者が住む世帯を訪問し、交通安全及び防犯に対する意識の高揚と交通事故及び犯罪の防止を図る高齢者交通安全防犯世帯訪問事業を実施

また、高齢ドライバーに対して実車体験型の講習を実施し、受講者が自分の運転技術を省みて交通安全意識を高め、事故の未然防止を図る運転技術講習

自動車から自転車への転換を促すため、冊子やイベントでのPRなど自転車に乗りたくなる取組を実施する。

会を実施

3-① 幹線道路の事故多発地点対策幹線道路において交通事故が多発している危険箇所に対して安全対策を行う

3 プローブ情報を活用した交通事故対策

幹線道路において交通事故が多発している危険箇所に対して安全対策を行う。

3-② 生活道路の交通安全対策プローブ情報をもとに抽出した危険箇所などにおいて、安全対策を行う。

Page 57: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P554 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】【施策概要】

6-① 橋梁、トンネルなどの交通(道路)インフラのメンテナンスサイクル構築

橋梁 トンネルなどの交通(道路)インフラについて 自動車の走行情報を活用す

5 災害時の機能向上 6 交通インフラの老朽化対策

5-① 避難所等への公用車等(PHV・FCV・FCバス等)による外部電源供給(V2X)・給電設備の整備 橋梁、トンネルなどの交通(道路)インフラについて、自動車の走行情報を活用す

るなどして、メンテナンスサイクル(点検・診断・措置・記録)を構築し、持続可能で適切な維持管理を行う。

供給(V2X) 給電設備の整備

大規模地震等の災害時に応急対応として、市内の避難所等において、FCVやEVなどから電力供給を可能にする外部給電設備を設置するとともに、公用車等(PHV・FCV・FCバス等)による外部電源供給(V2X)の体制を整備し、実際の対応を想定した訓練などを実施する。

6-② 鉄道関連インフラ等の老朽化対策

鉄道の老朽化した橋梁やトンネルなどのインフラについて、長寿命化に向けた工事などの対策を支援する。

目視による点検 機材を利用した点検

5-② 鉄道関連インフラの強靭化(駅舎、高架部等)

発生が懸念される南海トラフ地震などの巨大地震に備えるため、駅舎や高架部などの鉄道関連施設の耐震化を計画に基づいて、進めていく。

5-③ 道路インフラの耐震化(橋梁等)5 ③ 道路インフラの耐震化(橋梁等)

発生が懸念される南海トラフ地震などの巨大地震に備えるため、道路インフラの耐震化(橋梁等)を計画に基づいて、進めていく。

5-④ 豊田市駅周辺における民間事業者と連携した帰宅困難者対策の推進

(平成 )年 月に公表した豊田市地震被害予測調査の中で算出した豊田2015(平成27)年8月に公表した豊田市地震被害予測調査の中で算出した豊田市駅前の帰宅困難者数の想定を基に、公助だけでは限界のある帰宅困難者対策について、駅前の民間事業者等と連携・協力して、豊田市駅前の帰宅困難者対策を協議するための会議体を立ち上げるとともに、大規模災害時の駅前における混乱防止など、帰宅困難者対策の推進を図る。

Page 58: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P56

重点戦略 環境

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

重点戦略プログラム

4 『先進的な環境技術・行動の推進』

環境

●次世代型低炭素交通システムの導入●多様なエネルギーインフラの活用

①次世代自動車の導入支援(FCV・EV・PHV)

②シェアリングシステムの普及促進

①水素ステーションの普及促進

FCVの普及に合わせて、水素ステ シ ンの普及を促進

③パーソナルモビリティの普及促進ステーションの普及を促進

②充電ステーションの普及促進

③V2Xの普及促進

EVやPHVなどから電源供給(V2X)するスマートハウスの取(V2X)するスマ トハウスの取組等を支援

●モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進

①多様なMMの実施(再掲)

エコ交通など事業所MM、小学校出前教室など学校MM、地域別MM、コミュニケーション・アンケート、各種情報提供など

Page 59: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P574 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

【施策概要】

1-① 水素ステーションの普及促進 2-① 次世代自動車の導入支援(FCV・EV・PHV)

1 多様なエネルギーインフラの活用 2 次世代型低炭素交通システムの導入

今後のFCV(燃料電池車)の普及に合わせて、水素ステーションの普及を促進する。

環境にやさしい次世代自動車の普及促進を図るために、FCV、EV、PHVの購入に対して補助による支援を実施する。

これまでの実証成果をもとに、課題の検証を行うなど、超小型EVのシェアリングシステムの本格導入に向けた展開を進める。1-② 充電ステーションの普及促進

EVやPHVに対応した充電設備のより 層の普及促進を

2-② シェアリングシステムの普及促進

備のより一層の普及促進を図っていく。

2 ③ パ ソナルモビリテ の普及促進

1-③ V2Xの普及促進

EVやPHVから家庭などへ電力供給する仕組み(V2X)を取り入れたエ(出典:トヨタ自動車株式会社)

2-③ パーソナルモビリティの普及促進

パーソナルモビリティ導入に向けた課題の整理、社会実験を実施し、次世代のモビリティと歩行者の共存についての検証及び導入を行う。

3 モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通へ

Vや Vから家庭など 電力供給する仕組み(V )を取り入れたネルギーシステムの導入や住宅のスマートハウス化などの取組を支援する。

3 モビリティ マネジメントによる環境にやさしい交通への転換促進(再掲)

※内容はP.52と同じ

Page 60: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P584 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

4-3 事業計画

施策 事業名 事業内容 実施主体

対象期間(2016~2020年度)での取組

2016年度(平成28年度)

2017年度(平成29年度)

2018年度(平成30年度)

2019年度(平成31年度)

2020年度(平成32年度)

【交流促進】 重点戦略プログラム1 『地域内外の交流拡大につながる環境の創出』

4 3 事業計画

①豊田市駅周辺の整備

利便性の高い交通拠点(バスターミナル等)を形成するとともに、車両(自動車等)の流入を極力抑えた歩行者優先の空間を創出する。また、豊田市駅についても自由通路等の整備を行う。

民間、鉄道・バス事業者、

市(都市計画課・都市整備課・交通政策課・都市再開発課)

予備・詳細設計、工事(駅前広場・駅舎・ペデストリアンデッキ・バスターミナル等)

②都心部への流入交 都心に目的のない自動車を外周道路へ誘警察、国・県

市(都市整備課・交通安全防 関係機関協議及び地元調整

1 魅力ある都心にふさわしい交通空間の創出

通の抑制 導し、都心部への流入交通を抑制する。市(都市整備課・交通安全防

犯課・交通政策課)関係機関協議及び地元調整

③駐車場の利便性向上

駐車場(特に中心部から離れた駐車場)の施設再整備やフリーパーキング16駐車場の誘導方法及びシステム見直しにより利用の平準化と利便性向上を図る。

民間

市(都市整備課・商業観光課・交通政策課)

駐車場設備の整備、案内板改修検討、歩行者空間整備

フリーパーキングシステム改変検討

フリーパーキング新システム運用

④ウェルカムセンターの設置

都心内や都心から豊田市各所の主要施設への移動支援、観光案内、公共施設情報、各種イベントなど、国際対応を含めた対面式の総合案内所を設置する。

市(都市整備課・商業観光課・交通政策課)

設置の検討

協議・設計・暫定整備

試験運用

⑤中心市街地における公共交通 充実

豊田市駅西口に集約するバスターミナルを発着するバスルートの再編及び公共施設を結び都市 中心的機能を高めるため

鉄道・バス事業者国 -

需要予測調査の実施

(調査結果に基づく新たな交通手段の検討・試験導入

公共交通の充実 設を結び都市の中心的機能を高めるための新たな交通手段の検討を進める。

国市(交通政策課)

(アンケート、ワークショップ等)

調査結果に基づく新たな交通手段の検討 試験導入

2 地域での拠点機能の向上

①地域核等における結節点機能の強化

支所等への結節点機能の付与、豊田市駅前バスターミナルの整備、主要結節点の環境整備を行う。

民間

市(地域支援課・各支所・交通政策課)

結節点機能の整備(豊田市駅前バスターミナル・藤岡支所・どんぐりの里いなぶ等)

鉄道 バス タクシ 新たなモビリティを 民間 鉄道・バス事業者 既存観光ル トの拡充

3 観光を支える交通インフラの利便性

①交通とタイアップした観光促進

鉄道、バス、タクシー、新たなモビリティを活用した観光ルートの提案、施設の協力によりイベントを実施する(史跡巡り、ウォーキング等)。

民間、鉄道・バス事業者観光協会

市(地域支援課・各支所・商業観光課・交通政策課)

既存観光ルートの拡充観光ルートのPRイベントの実施交通を活用した観

光ルート実施交通を活用した観光ルートの拡充

②行楽シーズン等への対応

行楽シーズンやイベント開催時の利用者増加に対応できるようにバスの増便や経路の変更等を行う

民間、鉄道・バス事業者観光協会

市(地域支援課・各支所・商業バスの増便や経路変更等の実施

ラの利便性向上

対応 路の変更等を行う。市(地域支援課 各支所 商業

観光課・交通政策課)

③インバウンド対応増加が期待される外国人観光客等へ向けて、外国語版バスガイドの作成、車内・バス停・窓口等での外国語案内を行う。

民間・鉄道・バス事業者観光協会

市(商業観光課・交通政策課)-

外国語版バスガイド検討

車内等での外国語案内検討

外国語版バスガイド発行車内等での外国語案内実施

Page 61: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P594 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

施策 事業名 事業内容 実施主体

対象期間(2016~2020年度)での取組

2016年度(平成28年度)

2017年度(平成29年度)

2018年度(平成30年度)

2019年度(平成31年度)

2020年度(平成32年度)

【交流促進】 重点戦略プログラム1 『地域内外の交流拡大につながる環境の創出』

RWCにおける外 東京OPにおける3 観光を支え

る交通インフラの利便性向上

④交通情報提供の充実

みちナビとよたについて、一般市民の利用増加及び利便性向上のためWEBページの高速化、多言語等の機能の拡充を図る。

市(交通政策課)

Webサイト高速化の実施

外国語版WEBページの拡充

-RWCにおける外国人観光客等へ

のPR

東京OPにおける外国人観光客等

へのPR

市外からの検索機能の検討・実施付加機能(通れた道マップ等)の検討・実施

事業者等と協力して、公共交通を使っ①健康づくりと連動した公

共交通の利用促進のための施策展開

事業者等と協力して、公共交通を使った外出による健康や生きがいづくりへの効果をPRするとともに、利用促進策を実施する(バス乗り方教室、ウォーキングイベント等)。

民間鉄道・バス事業者市(健康政策課)

ウォーキングイベント等の主催者との調整イベントや教室の企画検討・イベント等実施時の公共交通利用のPR

②施設・イベント等との連施設・イベントにおけるアクセス案内として公共交通を積極的に活用する。ま

民間鉄道・バス事業者 施設・イベントでのアクセス案内として公共交通の積極的な活用

4 外出機会の創出

②施設 イ ント等との連携

して公共交通を積極的に活用する。また鉄道・バス車内外へのイベント情報の掲示等を行う。

鉄道 バス事業者市(商業観光課・交通政策課・

教育委員会関係課等)

施設 イ ントでのアクセス案内として公共交通の積極的な活用車内外へのイベント情報の掲示

③中山間地域における共助的な移動の支援

地域バスの導入が困難な地域において、公共交通空白地における移動支援を検討する。

民間バス事業者

市(地域支援課・各支所・交通政策課)

支援方法の検討・実証(地域の実情把握、先進施策の情報収集、方針の検討)

を検討する。政策課)

④交通情報提供の充実(再掲)

みちナビとよたについて、一般市民の利用増加及び利便性向上のためWEBページの高速化、多言語等の機能の拡充を図る。

市(交通政策課)

Webサイト高速化の実施

外国語版WEBページの拡充

-RWCにおける外国人観光客等へ

のPR

東京OPにおける外国人観光客等

へのPR

市外からの検索機能の検討・実施付加機能(通れた道マップ等)の検討・実施付加機能(通れた道 ッ 等) 検討 実施

⑤ITSを活用した移動支援

中山間地域の特性やニーズに応じた多様なモビリティの提供を通じて、 適な移動手段の選択や外出機会の促進を図る実証実験を行う。

足助病院名古屋大学・東京大学

市(経営戦略室・足助支所・交通政策課)

システム開発(多

様なモビリティ選択、外出機会促進情報のレコメンド(推薦)

システム)

モニター実証

モニター実証

中山間地におけるコミュニティをサポートする 適モデルの評価・検証

継続運用・地域拡大

Page 62: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P604 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

施策 事業名 事業内容 実施主体

対象期間(2016~2020年度)での取組

2016年度(平成28年度)

2017年度(平成29年度)

2018年度(平成30年度)

2019年度(平成31年度)

2020年度(平成32年度)

【移動円滑化】 重点戦略プログラム2 『便利さを実感できる交通ネットワークの構築』

2027(平成39)年のリニア開業に向けて鉄道事業者

①鉄道複線化(高速化)・高架化

2027(平成39)年のリニア開業に向けて、三河線複線化(高速化)・高架化を推進する。

鉄道事業者国

市(都市計画課・交通政策課・街路課)

三河線複線化(高速化)、高架化に向けた関係者との連絡調整

公共交通へのICカードの導入を推進する。

鉄道・バス事業者市(交通政策課)

愛知環状鉄道へのICカード導入に向けた関係者との連絡調整地域バスへのICカード導入に向けた検討

②シームレスな乗車システムの導入

ICカード・バス位置情報システムデータの分析により、OD等を把握し、公共交通ネットワークを改善する。

バス事業者市(交通政策課)

データ分析手法の検討

データ分析手法の検討

分析の実施分析結果の活用によるネットワークの改善

公共交通の運行状況の発信により 利 鉄道・バス事業者

1 公共交通ネットワーク全体の利便性向上

公共交通の運行状況の発信により、利用者への情報提供を行う。

鉄道・バス事業者市(交通政策課)

みちナビとよた、バスゲットシステムの活用による情報提供

③情報化による運転支援・乗り継ぎ支援システムの検討

情報化により、運転手への運行経路情報の提供や事業者間の乗り継ぎ確保、災害時・運行障害時の乗客案内への活用を検討する。

鉄道・バス事業者市(交通政策課)

- - -

運行事業者等への聞き取りによる現状

把握システムの検討

システムの検討

④バス車両・車内の魅力向上

バス車内におけるWi-Fi環境の整備、多様な音声案内の実施、シートやラッピングなど内外装の改良を行う。キャラクターの活用等により夢のあるバス車両の導入を進める。

バス事業者市(交通政策課)

-Wi-Fi環境の整備音声案内の検討

内外装の改良検討

音声案内の検討内外装の改良検討

音声案内の実施内外装の改良実施夢のあるバス車両

の検討(先進事例の情報収集、活用方策・効果の検討)

⑤バリアフリー化

鉄道駅のバリアフリー化の推進及びバス車内でのベビーカーや車いす乗車時のルールの明確化、車両メーカーと連携した利用しやすい車両の開発支援、正着性向上のためのバス停の改良を行う。

鉄道・バス事業者市(交通政策課)

鉄道駅のバリアフリー化に向けた鉄道事業者との調整ベビーカーや車いす利用環境の改善に向けた課題等の検討

バス停の改良

Page 63: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P614 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

施策 事業名 事業内容 実施主体

対象期間(2016~2020年度)での取組

2016年度(平成28年度)

2017年度(平成29年度)

2018年度(平成30年度)

2019年度(平成31年度)

2020年度(平成32年度)

【移動円滑化】 重点戦略プログラム2 『便利さを実感できる交通ネットワークの構築』

2 モビリティ・マネジメントによる環境にやさしい交通への転換

①多様なMM(モビリティ・マネジメント)の実施

一般市民のエコ交通意識を醸成するため、小中学校、地域の高齢者を中心にエコ交通出前教室を実施する。

鉄道・バス事業者学校

市(環境政策課・交通政策課・学校教育課)

学校MMの実施(小中学校)

地域MMの検討 地域MMの実施

②事業所等によるTDM 豊田エ 交通をすすめる会のさらな民間、県

促進②事業所等によるTDM

(交通需要マネジメント)活動の拡充

豊田エコ交通をすすめる会のさらなる発展のため、新たな事業の検討・実施をする。

民 、県

市(環境政策課、交通政策課)

都市交通研究所

拡充の検討・実施

国道153号豊田北バイパス、国道155号豊田南バイパスの整備を実施する。

国 整備促進

①広域交流・都市間交流を支える幹線道路整備

国道419号(陣中町ほか)、(都)豊田則定線(日之出町ほか)、(都)豊田刈谷線(中田町ほか)、(主)名古屋岡崎線(和会町ほか)、国道301号(野見山拡幅、松平バイパス)の整備を実施する。

県 整備促進

3 主要道路ネットワークの整備

整備(都)高橋細谷線(野見町ほか)の整備を実施する。

市 用地補償、工事

(都)豊田刈谷線(西岡町ほか)の整備を実施する。

市 調査設計 調査設計 用地補償 用地補償用地補償

工事

上郷スマートIC(永覚新町ほか)の整備を実施す

市 全線供用予定 - - - -整備を実施する。

市 全線供用予定

②市域の一体性を高める幹線道路整備

国道153号伊勢神改良の整備を実施する。

国 整備促進

国道419号(迫町)、国道419号(藤岡飯野町)、国道420号(安実京町ほか)、国道473号(黒坂町ほか)、(主)

県 整備促進か)、国道473号(黒坂町ほか)、(主)豊田明智線(浅谷町ほか)、(主)足助下山線(大沼町ほか)、(主)足助下山線(篭林町)の整備を実施する。

県 整備促進

Page 64: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P624 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

施策 事業名 事業内容 実施主体対象期間(2016~2020年度)での取組

2016年度(平成28年度)

2017年度(平成29年度)

2018年度(平成30年度)

2019年度(平成31年度)

2020年度(平成32年度)

【安全・安心】 重点戦略プログラム3 『世界一安全・安心な交通環境の創出』

①自動運転技術等を活 自動運転技術等を活用した運転支援民間、警察

国・県 社会実験の実施に向けたフィールド提供

1 ITSを活用したドライバ 安全

用した運転支援システムの普及促進

システムの導入を社会情勢や民間の動向に合わせて普及促進する。

国 県

市(経営戦略室・交通政策課)

社会実験の実施に向けたフィ ルド提供先端技術の普及促進

②路車間・車車間通信を活用した運転支援システムの普及促進

路車間・車車間通信を活用した運転支援システムの更なるサービス対象箇所の充実や、社会実験の実施に向けたフィ ルド提供等により 普及促

民間、警察国・県

市(交通安全防犯課・交通政

先端技術の普及促進愛知県の先行整備・効果検証による実用化の加速全国展開につながる関係省庁への発信・連携強化バーの安全

運転の支援

テムの普及促進 けたフィールド提供等により、普及促進を行う。

策課・建設企画課)全国展開につながる関係省庁への発信・連携強化

③ゾーン30の活用

市街地等においてゾーン30の実施区域を増設し、取組を拡大するとともに、ITSを活用した速度抑制対策による面的な速度マネジメントの検討などを進

警察

市(交通安全防犯課・交通政策課・建設企画課)

関係自治区・豊田警察署との調整・

説明会ゾーン30の導入

地域との有効的な活用方法の検討

める。ゾ ン30の導入

2 交通安全教育・啓発

①高齢者への交通安全啓発

交通安全及び防犯に対する意識の高揚を図るため、高齢者が住む世帯訪問を実施する。また、高齢ドライバーに対して、事故の未然防止を図るために実車体験型の運転技術講習会を実施する

市(地域支援課・交通安全防犯課)

高齢者世帯訪問運転技術講習会

交通安全学習センターを活用した高齢者講習

の運転技術講習会を実施する。

3 プローブ情報を活用した交通事故

①幹線道路の事故多発地点対策

事故原因の特定を行い、道路改良等の対策を実施し交通事故を削減する。

警察国・県

市(交通安全防犯課・建設企画課・土木課)

事故多発地点対策の策定

対策の実施及び効果検証

警察プローブ情報を活た交通事故

対策 ②生活道路の交通安全対策

プローブ情報を収集し、分析することにより交通事故危険箇所を把握し、道路事情、交通状況に即した交通安全対策を実施する。

民間、警察国・県

市(交通安全防犯課・交通政策課・建設企画課)

プロ ブ情報を活用した交通安全対

策の効果検証プローブ情報を活用した交通安全対策の実施

プローブ情報収集・分析・関係機関との調整

Page 65: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P634 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

対象期間(2016~2020年度)での取組施策 事業名 事業内容 実施主体

対象期間(2016~2020年度)での取組

2016年度(平成28年度)

2017年度(平成29年度)

2018年度(平成30年度)

2019年度(平成31年度)

2020年度(平成32年度)

【安全・安心】 重点戦略プログラム3 『世界一安全・安心な交通環境の創出』

①自転車通行空間の整

歩行者の安全確保、自転車の交通事故削減を図るため、路面表示等により自転車に車道通行を促すとともに 自

警察国・県

整備効果検証 - -

4 自転車利用環境の整備

備自転車に車道通行を促すとともに、自動車に自転車の車道通行を注意喚起する。

国・県市(建設企画課・土木課)

効果検証効果検証 - -

②自転車利用者の意識づくり

子どもから大人まで通行ルールの共通認識が持てるように、意識啓発活動や交通安全学習センター等での交通安全講習などを実施する。

警察国・県

市(交通安全防犯課)

自転車・自動車利用者への啓発活動自転車通行ルール・マナーの周知

交通安全学習センターの自転車講習

③自転車利用の仕組みづくり

中心市街地等の大規模イベント時(産業フェスタ等)に、「エコ交通」を市民等へ周知し、自転車利用のPRを行う。また、エコ交通と連携した自転車利用に関するイベント(サイクリングや体験会等)の開催等を行う。

民間国・県

市(交通政策課)

各種大規模イベントでのPR活動自転車利用に関するイベント(サイクリングや体験会等)の開催等

①避難所等への公用車 避難所の生活環境を確保するため①避難所等への公用車等(PHV・FCV・FCバス等)による外部電源供給(V2X)・給電設備の整備

避難所の生活環境を確保するため、ポータブル発電機及びPHVなどの災害時の効果的な活用に向けた整備事業を推進するとともに、避難所の停電設備を活用した防災訓練を実施する。

市(防災対策課・環境政策課・交通政策課・庶務課)

PHV・FCV・FCバス等による外部電源供給の導入避難場所停電対策設備整備事業(25か所)

②鉄道関連インフラの強靭化(駅舎 高架部

駅舎や高架部など鉄道施設の耐震化対策へ向け 事業者の支援を実施す

鉄道事業者国・県 鉄道事業者への支援の実施

5 災害時の機能向上

靭化(駅舎、高架部等)

対策へ向け、事業者の支援を実施する。

国 県市(交通政策課)

鉄道事業者への支援の実施

③道路インフラの耐震化(橋梁等)

地震時における救援活動等の円滑化及び第三者被害の 小化を目的に既設橋梁の耐震化を行う。

国・県市(道路予防保全課)

重要橋梁の耐震化工事の実施

④豊田市駅周辺におけ 駅前の民間事業者等と連携・協力して、 (仮)豊田市駅前④豊田市駅周辺における民間事業者と連携した帰宅困難者対策の推進

駅前の民間事業者等と連携 協力して、豊田市駅前の帰宅困難者対策を協議するための会議体を立ち上げ、大規模災害時の駅前における混乱防止など、帰宅困難者対策の推進を図る。

市(防災対策課、商業観光課)

豊田市駅前民間事業者等

(仮)豊田市駅前帰宅困難者対策協議会の設置

事業者等との協定の締結

(仮)豊田市駅前帰宅困難者対策協議会での帰宅困難者対策の検討・実施

①橋梁、トンネルなどの交通(道路)インフラの

既設橋梁、トンネルなどの交通(道路)インフラのメンテナンスサイクル(点検 国 県

6 交通インフラの老朽化対策

交通(道路)インフラのメンテナンスサイクル構築

インフラのメンテナンスサイクル(点検⇒診断⇒措置⇒記録)を構築し、道路利用者の安全・安心を確保する

国・県市(道路予防保全課)

道路インフラメンテナンスサイクルの実施

②鉄道関連インフラ等の老朽化対策

鉄道施設の老朽化対策に向け、事業者の支援を実施する。

鉄道事業者国・県

市(交通政策課)鉄道事業者への支援の実施

Page 66: 豊田市交通まち豊田市交通まち くり ジョンづくりビジョン2040 豊田市交通 … · 豊田市交通安全計画 〔2011(h23).12〕※次期計画策定中

P644 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

施策 事業名 事業内容 実施主体

対象期間(2016~2020年度)での取組

2016年度(平成28年度)

2017年度(平成29年度)

2018年度(平成30年度)

2019年度(平成31年度)

2020年度(平成32年度)

【環境】 重点戦略プログラム4 『先進的な環境技術・行動の推進』

民間 国・県

1 多様なエネ

①水素ステーションの普及促進

市内各所への整備に向け、既存の水素ステーションを利用した啓発活動を行う。

民間、国・県市(環境モデル都市

推進課・環境政策課・ものづくり産業振興課・交通政策課)

普及促進啓発活動

②充電ステーションの普次世代自動車の更なる普及に向け 既設充電施設の利用率

民間、国・県市(環境モデル都市 充電ステーション利

利用促進の実行ルギーインフラの活用

及促進向け、既設充電施設の利用率向上施策を検討し、実施する。

推進課・環境政策課・交通政策課)

用率向上施策の検討利用促進の実行

③V2Xの普及促進

災害時の電源供給や家庭内のエネルギー利用 適化に向け、次世代自動車の蓄電池を活用した外部給電機能(家電用コンセント V2H)の普及促

民間市(環境モデル都市

推進課・環境政策課)

外部給電設備導入に対する支援制度の実施とよたSAKURAプロジェクトの推進

用コンセント、V2H)の普及促進を図る。

①次世代自動車の導入支援(FCV・EV・PHV)

交通部門からの環境負荷の低減を図るために、次世代自動車(FCV・EV・PHV)の購入に対して補助を実施する。

市(環境政策課) 次世代自動車購入に対する支援制度の実施

超小型モビリテ を活用した

2 次世代型低炭素交通システムの導入

②シェアリングシステムの普及促進

超小型モビリティを活用したシェアリングサービス導入に向けた課題の整理、社会実験を実施し、公共交通機関の補完機能についての検証及び導入を行う。

民間

市(交通政策課)

民間企業によるシェアリングシステムの

実運用化に向けた事業スキームの検討及

び整理

民間企業によるシェアリングシステムの実運用化

RWCでのシェアリングシステムのPR

東京OPでのシェアリングシステムのPR

パーソナルモビリティ導入に向

③パーソナルモビリティの普及促進

パ ソナルモビリティ導入に向けた課題の整理、社会実験を実施し、次世代のモビリティと歩行者の共存についての検証及び導入を行う。

民間、警察国

市(交通政策課)

中心市街地におけるシェアリングニーズの

把握模擬シェアリングの実施

RWCにおけるパーソナルモビリティの導入

東京OPにおけるパーソナルモビリティの導

3 モビリティ・マネジメント 一般市民のエコ交通意識を醸 鉄道・バス事業者 学校MMの実施(小中学校)ジによる環境にやさしい交通への転換促進

①多様なMMの実施(再掲)

般市民のエコ交通意識を醸成するため、小中学校、地域の高齢者を対象にエコ交通出前教室を実施する。

鉄道 バス事業者学校

市(環境政策課・交通政策課・学校教育課) 地域MMの検討 地域MMの実施

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4 4 推進体制

4 交通まちづくり行動計画(2016~2020)

4-4 推進体制交通まちづくりを市民や企業等と共働して総合的に推進していくために設立した『豊田市交通まちづくり推進協議会』を中心に、PDCAに基づく事業推進に対する協議

や進捗評価などを行う。協議会には、事業の分野ごとに実務レベルでの集中的な検討や具体的な事業の推進を図っていくために「検討部会」を位置づける。検討部会はできる限り既存組織を活用するとともに、目的、役割、メンバー構成などを明確にし、実効性のある組織とする。また、効率的な事業推進に向け、庁内の横断的な連携のために、「推進本部」を設置し、取組を推進する。

【構成メンバー】・名古屋大学 ・名古屋工業大学 ・豊田工業高等専門学校・公益財団法人豊田都市交通研究所・豊田市区長会 ・豊田商工会議所・NPO法人ITS JAPAN ・NPO法人ITSプラットフォ ム21

議交通まちづくり

○PDCAに基づく行動計画の推進管理

○交通まちづくり行動計画の方針協議

民・産・学・官関係機関

・NPO法人ITS JAPAN ・NPO法人ITSプラットフォーム21・国土交通省中部運輸局 ・国土交通省中部地方整備局 ・愛知県・愛知県警察本部 ・愛知県警察豊田警察署 ・愛知県警察足助警察署・トヨタ自動車株式会社 ・名古屋鉄道株式会社 ・愛知環状鉄道株式会社・豊田市

会推進協議会

庁内

体制 交通まちづくり推進本部 副市長・部長 ○横断的な連携強化

○事業の具体的な推進○実務レベルでの集中議論○既存組織の有効活用

検交流促進

都心環境計画 庁内推進会議

【新設】交流促進部会

都市整備課 都市再開発課 商業観光課 交通政策課等

商業観光課 地域支援課 健康政策課 生涯学習課交通政策課等 民

【新設】 先端技術導入検討部会

関係団体・機関による横断的な連携

移動円滑化公共交通会議・公共交通庁内検討会議

【新設】交通円滑化部会

【新設】交流促進部会交通政策課等

交通政策課 地域支援課 各支所 (福)総務課 学校教育課商業観光課等

交通政策課 建設企画課 幹線道路推進課 土木課環境政策課 学校教育課 地域支援課等

民産学との連

環 境

安全・安心 交通事故削減活動ワーキング

【新設】環境対策部会

交通安全防犯課 建設企画課 学校教育課 交通政策課等

環境政策課 環境モデル都市推進課 交通政策課ものづくり産業振興課等

連携