豊田通商のリチウム資源開発

第23回日亜経済合同委員会 第5回全体会議

常務執行役員（南米地域担当） 荒木良文

2014年12月5日

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会社概要• 本 社: 名古屋・東京

• 設 立: 1948年7月1日

• 従 業 員: 50,423（連結）

• 関連会社数: 国内 147

海外 808

• 資 本 金: 649億3千6百万円

• 主 要 株 主: トヨタ自動車㈱ (21.6%)㈱豊田自動織機 (11.1%) 他

豊田通商株式会社の概要

売上高(億円）

77,432 (US$77,432 Mil)*

営業利益（億円）

1,613 (US$1,613 Mil)*

当期純利益（億円）

(US$730 Mil)*

•為替レート： JPY100/US$ 2013年通期平均

主要財務データ (FY 2013)

事業概要

生活産業・資材本部

食料本部化学品・エレクトロニクス本部

機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部

自動車本部グローバル部品・ロジスティクス本部

金属本部

JPY

JPY

730JPY

*従業員は2014年3月末時点、関係会社数は2014年7月末時点

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南米地域における取組み事例

自動車鋼板加工 （ブラジル） ディ－ラ－事業（南米各拠点）物流事業（南米各拠点）

穀物や鶏肉の輸出

（ブラジル・

アルゼンチン）

化粧品等の消費者市場向け事業

（ブラジル）

食糧・生活関連

自動車関連

リチウム資源開発・生産事業

(アルゼンチン)

ヨード資源開発・生産事業（チリ）

風力発電ビジネス

ユーラスエナジー

(ウルグアイ)

資源・エネルギー関連

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アルゼンチンにおける歴史

‘70

Toyota Tsusho Representative Office

‘90 ‘00

TTC Invested in Lithium Project in Jujuy- 1960年代にアルゼンチンに進出

- 自動車分野を中心にビジネスを発展させ、近年は、

リチウムや食料など、事業領域を拡大

TTC Auto Arg S.A. (El Talar – Head office)

Toyota Tsusho Argentina S.A.

Toyoda Tsusho NTN Arg S.A.C

‘10

TTC Auto Arg S.A. (Campana – Branch)

‘80

•Founded: 1980

•Shareholders: Toyota Tsusho Corp 95%

Toyota Tsusho do Brasil:5%

•Employees: 220 (2014年10月時点）

•Founded: 1998

•Shareholders:Toyota Tusho Corp: 70%

Toyota Tsusho Argentina S.A.: 30%

•Employees: 90(同左）

リチウム資源開発プロジェクトの概要

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◎スケジュール：着工開始： 2012年12月生産開始： 2014年11月

◎事業内容：塩湖かん水から

炭酸リチウムを製造

◎投資規模：総投資額：約270億円当社出資分 約54億円(25％)

◎パートナー：JEMSE（アルゼンチン州政府系機関）

JOGMEC（政府系機関）

OROCOBRE社（豪州）

生産物：

炭酸リチウム（17,500t/年）

世界市場の約15%に相当

オラロス塩湖

ブエノスアイレス

アルゼンチン

標高3,900m

アルゼンチン リチウム開発プロジェクト

パイロットプラントサンプル

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プロジェクトストラクチャー

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事業会社- SDJ SA (Jujuy, Argentina)

持株会社 - SDJ PTE(Singapore)

投資SPC - TLPTE (Singapore)72.68%

(SDJ SA 66.5%)

91.5%

OROCOBRE(Australia)

豊田通商(Japan)

27 .32% (SDJ SA 25.0%)

100%

JEMSE(Jujuy, Argentina)

8.5%

みずほ銀行(Japan)

JOGMEC(Japan)

融資

保証

NEXI(Japan)

投資保険

プロジェクト全景

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井戸蒸発池

工場

プロジェクト全景

完成品パイロットプラントのサンプル 9

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事業会社

SDJ SAリチウム

生産

販売代理店

TTC

得意先

販売（100%販売権

所有）

主に

バッテリーの

材料として購入

日本

韓国

中国

北米

EU

主に硝子、セラミックの材料として購入

アルゼンチン 日本全世界

ビジネススキーム

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（ご参考）リチウム需要の見通しと用途別シェア

用途別シェア

(2012年、世界総需要=１５万トン)

用途別シェア

(2020年、総世界需要=24万トン)

二次電池27%

ガラス、セラミックス

35%

洗浄剤7%

アルミ添加剤5%

潤滑剤5%

医薬品5%

その他16%

二次電池39%

ガラス、セラミックス

20%

洗浄剤5%

アルミ添加剤2%

潤滑剤4%

医薬品5%

その他25%

※出典：Roskill2012

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現地画像 ①

井戸： 塩湖からかん水を抽出

蒸発池： 天日干しにより井戸で抽出したかん水を濃縮

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現地画像 ②

石灰工場：かん水からカルシウム、マグネシウムを除去

炭酸リチウム工場： 濃縮されたかん水から炭酸リチウムを精製

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その他： 水処理工場、ラボ棟、宿泊キャンプを完備

現地画像 ③

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CSR関連：環境モニタリング調査、無料医療提供等実施

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