食物アレルゲン検査用elisaキットの自動化...cv(%) n h 4.21 0.06 1.4 4 m 2.23 0.05 2.2...

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自動化 によるバラツキの軽減と問題解決 ピペティングのバラツキを軽減 リバースパイペティング法や液面センシングでバラツキや液 ダレが少ない分注が可能。 反応の不均一性を軽減 ロボットの繰返し精度が高いためアスピレーターやチップに よるウェル底のひっかきトラブルを軽減。 洗浄液の残量も安定(完全に除くことは難しい)。 表3 同時再現性データ(Gemini) 表4 測定間再現性データ(Gemini) 自動化で研究者の拘束時間が軽減される ELISA の結果がバラツク原因と問題点 ピペッティングのバラツキ 特に標準溶液や検体をウェルに加える際のピペッティング のバラツキはそのまま測定値のバラツキに結びつく。 反応の不均一性 洗浄時にアスピレーターがウェルの底をひっかいた。 試薬添加の際ピペットがウェルの底をひっかいている。 (特に、マルチチャンネルの場合、ウェルプレートとチップ を平行にすることが困難) 洗浄液が完全に除去されておらず、ウェルに残っていた。 表1 同時再現性データ(手作業) 表2 測定間再現性データ(手作業) 時間が拘束される(結構時間が掛かるわからない ことはキコーに聞こう! 食物アレルゲン検査用 ELISA キットの自動化 キコーテック 検索 y = 0.0286x + 0.0124 R² = 0.9973 0 0.5 1 1.5 0 10 20 30 40 50 60 OD値 濃度(ng/ml) 図1 森永生科学研究所社製 モリナガ FASPEKエラ イザⅡ牛乳(カゼイン)の希釈標準品データ y = 0.0293x + 0.0065 R² = 0.999 0 0.5 1 1.5 0 10 20 30 40 50 60 OD値 濃度(ng/ml) 図2 日本ハム株式会社製 FASTKITエライザ Ver.Ⅲ 卵の希釈標準品データ Gemini y = 0.0198x - 0.0069 R² = 0.9988 0.0 0.5 1.0 0 10 20 30 40 50 60 OD値 濃度(ng/ml) 図3 マルハニチロ社製 甲殻類キットⅡ「マルハニチ ロ」の希釈標準品データ メソッド通りに決められた作 業を行う 環境を統一できる 研究者毎にノウハウ蓄積に差 がある ヒトの手の温度の違いにより、 ピペッターの精度変化が起こる サンプル 定量値 (ng/mL) SD (ng/mL) CV(%) n H 5.81 0.39 6.7 24 M 2.98 0.20 6.8 24 L 1.42 0.08 5.4 24 サンプル 定量値 (ng/mL) SD (ng/mL) CV(%) n H 5.99 0.56 9.3 6 M 3.03 0.23 7.7 6 L 1.42 0.14 10.3 6 サンプル 定量値 (ng/mL) SD (ng/mL) CV(%) n H 4.21 0.08 1.8 24 M 2.24 0.05 2.2 24 L 1.15 0.03 2.6 24 サンプル 定量値 (ng/mL) SD (ng/mL) CV(%) n H 4.21 0.06 1.4 4 M 2.23 0.05 2.2 4 L 1.25 0.08 6.3 4 サンプル添加〜測定・解析の自動化 キット名/材料 サンプル 定量値 (ng/ml) %CV n モリナガ FASPEKエライザクッキー抽出液 H 35.09 1.98 3 M 8.81 0.63 3 L 2.28 3.40 3 FASTKITエライザVer.Ⅲ クッキー抽出液 H 31.92 0.34 3 M 8.36 3.57 3 L 2.04 1.89 3 甲殻類キット「マルハニチロ」 エビ系スナック H 40.65 1.01 3 M 10.75 0.98 3 L 2.86 2.04 3 表5 各キットのサンプル抽出液の測定精度 まとめ 全てのキットで、希釈標準品データのR 2 値が1に近く、 また、サンプル抽出液のバラツキも少なく良好な結果が 得られた。 株式会社免疫生物研究所様よりご提供 株式会社免疫生物研究所様よりご提供 株式会社 シバヤギ様ホームページより抜粋

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Page 1: 食物アレルゲン検査用ELISAキットの自動化...CV(%) n H 4.21 0.06 1.4 4 M 2.23 0.05 2.2 4 L 1.25 0.08 6.3 4 サンプル添加〜測定・解析の自動化 キット名/材料

自動化によるバラツキの軽減と問題解決• ピペティングのバラツキを軽減✓ リバースパイペティング法や液面センシングでバラツキや液ダレが少ない分注が可能。

• 反応の不均一性を軽減✓ ロボットの繰返し精度が高いためアスピレーターやチップによるウェル底のひっかきトラブルを軽減。

✓ 洗浄液の残量も安定(完全に除くことは難しい)。

表3 同時再現性データ(Gemini)

表4 測定間再現性データ(Gemini)

• 自動化で研究者の拘束時間が軽減される

ELISAの結果がバラツク原因と問題点• ピペッティングのバラツキ✓ 特に標準溶液や検体をウェルに加える際のピペッティングのバラツキはそのまま測定値のバラツキに結びつく。

• 反応の不均一性✓ 洗浄時にアスピレーターがウェルの底をひっかいた。✓ 試薬添加の際ピペットがウェルの底をひっかいている。(特に、マルチチャンネルの場合、ウェルプレートとチップを平行にすることが困難)

✓ 洗浄液が完全に除去されておらず、ウェルに残っていた。

表1 同時再現性データ(手作業)

表2 測定間再現性データ(手作業)

• 時間が拘束される(結構時間が掛かる)

わからないことはキコーに聞こう!!

食物アレルゲン検査用ELISAキットの自動化

キコーテック 検索

y = 0.0286x + 0.0124

R² = 0.9973

0

0.5

1

1.5

0 10 20 30 40 50 60

OD値

濃度(ng/ml)

図1 森永生科学研究所社製 モリナガ FASPEKエライザⅡ牛乳(カゼイン)の希釈標準品データ

y = 0.0293x + 0.0065

R² = 0.999

0

0.5

1

1.5

0 10 20 30 40 50 60

OD値

濃度(ng/ml)

図2 日本ハム株式会社製 FASTKITエライザVer.Ⅲ 卵の希釈標準品データ

Gemini

y = 0.0198x - 0.0069

R² = 0.9988

0.0

0.5

1.0

0 10 20 30 40 50 60

OD値

濃度(ng/ml)

図3 マルハニチロ社製 甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」の希釈標準品データ

メソッド通りに決められた作業を行う

環境を統一できる

研究者毎にノウハウ蓄積に差がある

ヒトの手の温度の違いにより、ピペッターの精度変化が起こる

サンプル定量値

(ng/mL)SD

(ng/mL)CV(%) n

H 5.81 0.39 6.7 24

M 2.98 0.20 6.8 24

L 1.42 0.08 5.4 24

サンプル定量値

(ng/mL)SD

(ng/mL)CV(%) n

H 5.99 0.56 9.3 6

M 3.03 0.23 7.7 6

L 1.42 0.14 10.3 6

サンプル定量値

(ng/mL)SD

(ng/mL)CV(%) n

H 4.21 0.08 1.8 24

M 2.24 0.05 2.2 24

L 1.15 0.03 2.6 24

サンプル定量値

(ng/mL)SD

(ng/mL)CV(%) n

H 4.21 0.06 1.4 4

M 2.23 0.05 2.2 4

L 1.25 0.08 6.3 4

サンプル添加〜測定・解析の自動化

キット名/材料 サンプル定量値

(ng/ml)%CV n

モリナガ FASPEKエライザⅡクッキー抽出液

H 35.09 1.98 3M 8.81 0.63 3L 2.28 3.40 3

FASTKITエライザVer.Ⅲクッキー抽出液

H 31.92 0.34 3M 8.36 3.57 3L 2.04 1.89 3

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」エビ系スナック

H 40.65 1.01 3M 10.75 0.98 3L 2.86 2.04 3

表5 各キットのサンプル抽出液の測定精度

まとめ全てのキットで、希釈標準品データのR2値が1に近く、また、サンプル抽出液のバラツキも少なく良好な結果が得られた。

株式会社免疫生物研究所様よりご提供 株式会社免疫生物研究所様よりご提供

株式会社 シバヤギ様ホームページより抜粋