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1 平成 29 年度 東京都「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業 EcoBuy 実証実験 実施報告書 平成 30 年 2 月 28 日 株式会社 NTT ドコモ

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平成 29年度 東京都「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業

EcoBuy実証実験

実施報告書

平成 30年 2月 28日

株式会社 NTTドコモ

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目次

内容

事業の概要 ........................................................................................................................................................................ 4

事業背景 ........................................................................................................................................................................ 4

実証実験の目的およびステークホルダー構成 .............................................................................................................. 5

実証実験の実施概要および成果(サマリー) .............................................................................................................. 6

EcoBuyサービス内容 ................................................................................................................................................... 7

EcoBuyプロモーション内容 ...................................................................................................................................... 13

店頭での EcoBuyプロモーション内容 ....................................................................................................................... 14

EcoBuyサービス利用実績 .......................................................................................................................................... 15

EcoBuyの取り組みに対していただいたご意見 ......................................................................................................... 16

EcoBuyサービス実施結果詳細内容 ............................................................................................................................... 17

ポイント還元申請が行われた商品数 ....................................................................................................................... 17

ポイント還元申請が行われた時間帯 ....................................................................................................................... 18

ポイント還元申請を実施したことのある EcoBuy 会員の構成 ...................................................................... 19

家庭での食品ロス削減の取組と結果 ........................................................................................................................... 20

家庭での消費状況登録 ............................................................................................................................................. 20

食品ロスの削減量計測 ................................................................................................................................................. 21

総評 .......................................................................................................................................................................... 24

本実証実験での効果検証 ................................................................................................................................................. 32

食品ロスの認知度計測 ................................................................................................................................................. 32

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Appendix.A ................................................................................................................................................................. 34

Appendix.B ................................................................................................................................................................. 35

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事業の概要

事業背景

日本では「食品ロス」として年間約 621万トン 、国民 1人 1日当たり、おおよそお茶碗約 1杯分(約 134g)の食

べ物が捨てられています。日本ではさまざまな場所、さまざまな理由から世界の食糧援助量に匹敵するほどの食品ロ

スが発生しています。

これら「食品ロス」への取り組みとして「EcoBuyサービス」の実証実験を実施いたしました。

図 1 日本の食品ロス状況

引用:農林水産省食糧産業局「食品ロスの削減に向けて」

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実証実験の目的およびステークホルダー構成

こうした背景から、EcoBuyサービスは”お客様と共に社会的課題を解決する”をコンセプトにアプリで何ができるか

を検討した結果生まれた、食品ロス削減の認知・啓蒙活動を目的としたサービスです。本サービスを通じて消費者に

向けて『EcoBuy(Economized Buy※倹約者の買い方)』を提案することにより、購買や消費動向のようなライフス

タイルの変化を促して、食品ロス問題の継続的な解決を目指します。

EcoBuyサービスがもたらす変化

1. 消費者の意識を変化させる。

2. 消費者の購入行動を変化させる。

3. 店舗や家庭での食品廃棄量の削減を促す。

表 1 EcoBuy がもたらす変化

ステークホルダー 現状 EcoBuyがもたらす変化

消費者 新鮮なものを購入したい

食品ロス問題を知らない。

知っていても対応の仕方がわから

ない。

期限間近でも購入したい。

食品ロス問題の認知。

期限間近なものを購入す

るという具体的な対応案

小売・流通 見切り販売・廃棄にコストがかか

っている状況

見切り販売・廃棄にかかる

コストの削減

メーカー

(今回未実施)

1/3ルールに基づく納品期限によ

る未出荷の廃棄。

納品期限の緩和による廃

棄量の削減

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実証実験の実施概要および成果(サマリー)

EcoBuyサービスの目指す変化が、実際に可能であるかを検証するため、東京都内の店舗にて実証実験を実施しました。

実施内容は以下となります。

実証実験の実施期間

• 2017年 12月 EcoBuyのプロモーション開始

• 2018年 1月 EcoBuy実証実験の開始

• 2018年 2月末 EcoBuy実証実験の終了

実証実験の実施場所

• (株)99イチバ miniピアゴ 入船1丁目店

東京都中央区入船 1丁目 4-10

miniピアゴ旗艦店、24H営業

※店頭にて 12:00~22:00の時間帯に

スタッフ A、Bの 2人態勢にて参加者を募集

実施内容

① EcoBuyサービスの展開

② EcoBuyプロモーションの実施

EcoBuy対象品目数 : 30品目

(牛乳、食パン、生鮮食品、チルド食品など)

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EcoBuy サービス内容

EcoBuyサービスは、賞味期限/消費期限が間近となった商品を購入してポイント還元申請を行うことによって、

EcoBuy会員(消費者)へポイントを付与するサービスです。

このサービスを実施するため、専用のスマホアプリ開発、ポイントセンターの開設、およびそれらの運用を行いまし

た。

EcoBuyサービスへの対象商品情報登録からポイント付与までの流れは以下となります。

1. EcoBuy対象となる商品の情報(写真、付与ポイント数など)をシステムへと登録する。

2. 登録された商品情報が EcoBuyアプリを通じて「レコメンド」として EcoBuy会員(消費者)へと

通知される。

3. 通知された情報を元に EcoBuy会員(消費者)が EcoBuy対象商品を購入する。

4. 購入した商品とレシートを EcoBuyアプリで読み込み「ポイント還元申請」としてポイントセンタ

ーへ送信する。

5. ポイントセンターにて「ポイント還元申請」情報を元に内容を確認し、条件に合致していれば

EcoBuy会員(消費者)へポイントを付与する。

図 2 ポイント付与までの流れ

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また、ポイント還元申請をおこなった商品については、家庭での消費状況を確認するために PUSH通知が行われ、食

べたのであれば「完食」、まだ食べていないのであれば「レシピ」を選択すると、それぞれサンキューメッセージと

レシピを提示することにより、家庭での食品ロスに対しても削減できるような運用を行いました。

図 3 家庭での消費登録

さらに、消費期限と賞味期限の違いなどを示すことによって、まだ食べられる食品であるかを正しく判断して食べ

きることによって家庭での食品ロスを削減できるよう EcoBuy会員(消費者)に対する認識や理解の啓蒙促進を行い

ました。

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EcoBuy 対象商品

実証実験は、店舗にある約 300品目の中から比較的数が売れているもの、実際に廃棄があるもの、消費期限や賞味期

限が 1日~2週間程度(実証実験期間が 2か月のため)のものを条件に、小売店舗が選択した 30品目を EcoBuy対

象商品として実証実験を実施しました。

EcoBuy対象商品として選定した 30品目の食品は以下となります。

表 2 EcoBuy 対象品目一覧

No 商品名 ポイント対象期間 ポイント数 備考

1 酪農牛乳 1000ml 4日間 ⇒ 5 日間 30 ※2/15よりポイント対象期

間切替

2 ナチュレ恵 5日間 ⇒ 8 日間 30 ※2/15よりポイント対象期

間切替

3 カスタード&ホイップシュー 2 日間 20

4 ふんわり食感 6枚切 2 日間 20

5 ふんわり食感 8枚切 2 日間 20

6 紅玉 10個 5日間 ⇒ 7 日間 30 ※2/15よりポイント対象期

間切替

7 温泉たまご3個入り 5日間 ⇒ 7 日間 30 ※2/15よりポイント対象期

間切替

8 玉うどん3食 5日間 ⇒ 8 日間 20 ※2/15よりポイント対象期

間切替

9 おかめ納豆極小粒ミニ3 4日間 ⇒ 6 日間 20 ※2/15よりポイント対象期

間切替

10 StyleOneちくわ 3日間 ⇒ 4 日間 20 ※2/15よりポイント対象期

間切替

11 StyleOne絹とうふ 150g×3 5日間 ⇒ 8 日間 20 ※2/15よりポイント対象期

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間切替

12 昔あげ2枚 7日間 ⇒ 11 日間 30 ※2/15よりポイント対象期

間切替

13 StyleOne肉しゅうまい 2日間 ⇒ 3 日間 20 ※2/15よりポイント対象期

間切替

14 香薫ウインナー2束 10日間 ⇒ 15 日間 50 ※2/15よりポイント対象期

間切替

15 山崎 漬けバチ赤身&漬けバチハラモ

セット

8時間 ⇒ 1 日間 100 ※2017年度新規取扱商品

※2/15よりポイント対象期

間切替

16 山崎 バチ赤身切り落とし(生食用) 8時間 ⇒ 1 日間 100 ※2/15よりポイント対象期

間切替

17 山崎 サーモン切り落とし(生食用) 8時間 ⇒ 1 日間 50 ※2/15よりポイント対象期

間切替

18 山崎 ばち鮪角切り(とろろ付) 8時間 ⇒ 1 日間 50 ※2/15よりポイント対象期

間切替

19 山崎 まぐろ丼セット 8時間 ⇒ 1 日間 50 ※2017年度新規取扱商品

※2/15よりポイント対象期

間切替

20 ハム野菜ミックスサンド 8 時間 50 ※2017年度新規取扱商品

21 チキンとたまごサンド 8 時間 50 ※2017年度新規取扱商品

22 たまご焼サンド 8 時間 50 ※2017年度新規取扱商品

23 ベーコンエッグレタスサンド 8 時間 50 ※2017年度新規取扱商品

24 たまごサンド 8 時間 30 ※2017年度新規取扱商品

25 ツナたまごサンド 8 時間 30 ※2017年度新規取扱商品

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26 ひとくちサンドBOX 8 時間 50 ※2017年度新規取扱商品

27 ハムカツサンド 8 時間 50 ※2017年度新規取扱商品

28 ロースハム&レタスサンド 8 時間 50 ※2017年度新規取扱商品

29 ベジテック オニオンサラダ 8 時間 30

30 ミックスサラダ 8 時間 30

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EcoBuy アプリ画面

ポイント還元申請を行う EcoBuyアプリでの画面フローは以下となります。

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EcoBuy プロモーション内容

EcoBuyサービスの告知、普及、説明を行うため、実証実験店舗でのプロモーション活動を実施しました。プロモーシ

ョン活動としての制作物は以下となります。

表 3 プロモーションでの制作物

EcoBuyポスター

EcoBuy説明チラシ

EcoBuy告知チラシ

(実証実験店舗が発行している新聞折チラシの一部を利用)

商品 POP

対象品目ボード

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店頭での EcoBuy プロモーション内容

各制作物を利用して、以下のように店頭でのプロモーションを行いました。また店頭に EcoBuyスタッフを配置して、

EcoBuyの取り組みについての説明、EcoBuyアプリの使い方等の説明を行いました。

図 4 店頭プロモーション

図 5 EcoBuy スタッフによる店頭説明

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EcoBuy サービス利用実績

実証実験期間である 1月 19日~2月 28日の期間における EcoBuyサービスの利用実績は以下となります。

表 4 EcoBuy サービス利用実績

実績数 備考

会員登録数 428人

ポイント還元申請実施会員数 83人

ポイント還元申請累計回数 238回 ※条件に合致せず却下となった申請を含みます。

ポイント還元申請累計商品数 298個 ※条件に合致せず却下となった申請を含みます。

アンケート回答数 463

累計アプリダウンロード数 906回

iPhone端末 261回

Android端末 645回

レシピ閲覧可能数 69回

実証実験店舗での質問数 160回

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EcoBuy の取り組みに対していただいたご意見

EcoBuy実証実験に対して以下のようなご意見をいただきました。

表 5 EcoBuy 会員(消費者)からのアンケート回答(抜粋)

1 ポイントの還元率が高くて、おトクだと感じた(40代 女性)

2 対象商品が少な過ぎる(30代 女性)

もっと色々なものを対象にしてほしい(50代 男性)

お弁当、おにぎりも対象にしてほしい(40代 女性)

3 レシートの撮影に手間取いました(30代 女性)

うまく写真が撮れない(40代 男性)

表 6 EcoBuy へ寄せられた意見(抜粋)

1 もったいないという意識はあったけど、EcoBuyをきっかけに余りもので作れる料理を工夫して作ろうかな

と思いました(40代 女性)

2 ポイントをきっかけで登録しました。対象商品を意識して買うことが多くなり、食品ロスが気になりインタ

ーネットで検索しました(20代 男性)

3 飲み会でたくさん食べ残したことを思い出しました。私ができることは何なのかを考えた時、まずは自分が

食べ残さないことだと思いました(30代 男性)

4 妻が賞味期限の物を捨てているのをよく見かけます。今の日本は食べられるのが普通ですが、他の国では困

っている人も多いので私にできることはないかを探します(50代 男性)

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EcoBuy サービス実施結果詳細内容

ポイント還元申請が行われた商品数

EcoBuyサービスの利用動向として、EcoBuy会員(消費者)から行われた、条件に合致したポイント還元申請の数、

およびポイント還元申請された重量を結果としてまとめました。

ポイント還元申請における承認条件

EcoBuy対象商品であること

実証実験店舗で購入していること

賞味期限/消費期限が EcoBuy対象期間であること

表 7 ポイント還元申請での承認回数

ポイント還元申請数 147回

ポイント還元申請商品数 189個

ポイント還元申請重量 約 33 kg

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ポイント還元申請が行われた時間帯

EcoBuyサービスの利用動向として、ポイント還元申請を EcoBuy会員(消費者)が実施する時間帯についてまとめ

ました。

時間帯を 5つのクラスへと分類し、全 147回のポイント還元申請が各クラスでどれだけ行われたかを分析しました。

図 6 時間帯別のポイント申請数

図 7 時間帯別ポイント還元申請数(性別比)

ポイント申請数が多い時間帯は 14-18時が最多で、対象商品購入からポイント申請を行うまでの時間は約 25分であ

るため、午後~夕方の時間帯に買い物を行う方々の利用が多い傾向を見ることができました(図 6 時間帯別のポイ

ント申請数)。また、この傾向は性別にかかわらず見られましたが、男性の場合は朝の時間帯にもポイント還元申請

を行っている様子が見られました(図 7 時間帯別ポイント還元申請数(性別比))。

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ポイント還元申請を実施したことのある EcoBuy 会員の構成

実際に EcoBuyアプリよりポイント還元申請を実施した EcoBuy会員 83人の構成を分析しました。

図 8 アプリ利用の男女別、年代別構成比

男女別構成比は約 1:2であり、女性のほうが積極的にアプリを利用してのポイント還元申請を行っている様子が見ら

れました。また、年代別構成比では 20代~50代で全体の 77%を占めており中心的な利用者である傾向がみられまし

た。

図 9 アプリ利用の年代別構成比

年代構成をさらに性別で分けると、男性は 30代~40代が主な利用者、女性は 30代~50代が主な利用者であり、女

性の方に幅広く利用されている傾向がみられました。

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家庭での食品ロス削減の取組と結果

家庭での消費状況登録

EcoBuy会員(消費者)から行われた、ポイント還元申請された商品に対する家庭での消費登録の数、および重量を結

果としてまとめました。

表 8 ポイント還元申請が行われた商品のうち消費登録が行われた数

登録数 101個

登録重量 約 17 kg

ポイント還元申請が行われた商品(189個)に対して約53%が消費登録

されました。

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食品ロスの削減量計測

今回選定した 30商品を 11群にわけ、EcoBuy対象商品としてポイント還元が行われた商品数と廃棄された商品数か

ら、EcoBuyがどの程度利用されたか傾向を分析しました。

1. 牛乳

ポイント還元申請商品個数 5個

期間中廃棄商品個数 0個

本商品群については商品の回転率が高く、EcoBuy対象となる期限間

近の商品が店頭に並ぶ機会が非常に少なかった商品でした。期限間近

の商品を手に取る EcoBuy参加者の方に購入、ポイント還元申請して

いただいたことにより廃棄量削減へとつながりました。

2. ヨーグルト

ポイント還元申請商品個数 11個

期間中廃棄商品個数 1個

本商品群も商品の回転率が高く、EcoBuy対象となる期限間近の商品

が店頭に並ぶ機会が非常に少なかった商品でした。期限間近の商品を

手に取る EcoBuy参加者の方に購入、ポイント還元申請をしていただ

いたことにより、廃棄量削減へとつながりました。

3. 生菓子

ポイント還元申請商品個数 68個

期間中廃棄商品個数 19個

実証実験開始より 3週目を迎えた頃に、来店されたお客様より

「EcoBuy対象商品が並んでいない」とのご意見を頂き、意図的に対

象期間の商品を棚へと並べる操作を実施した商品群となります。結果、

商品数は増えましたが、期間後半に廃棄量が増えることとなりました。

EcoBuy対象商品を増やす操作を行わない状態であれば、廃棄量削減

の効果があったと考えられます。

4. 食パン

ポイント還元申請商品個数 9個

期間中廃棄商品個数 21個

今回の実証実験では還元されるポイント数を売価の約 20%で固定し

ていましたが、従来の値引きシール運用では 50%引きまで実施してい

た商品群のため、実証実験開始前からの固定客にとっては値引き率が

違うことで購入率が下がり、結果、廃棄量が増加傾向となった商品群

です。

5. 卵製品

ポイント還元申請商品個数 3個

期間中廃棄商品個数 3個

比較的、商品の回転率が高く、EcoBuy対象となる期限間近の商品が

店頭に並ぶ機会が少なかった商品でした。期限間近の商品を手に取る

EcoBuy参加者の方に購入、ポイント還元申請していただいたことに

より廃棄量削減へとつながりました。

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6. 麺類

ポイント還元申請商品個数 3個

期間中廃棄商品個数 0個

比較的、商品の回転率が高く、また商品の賞味期限が 1~2週間ほど

あるため、EcoBuy対象となる期限間近の商品が店頭に並ぶ機会が少

なかった商品でした。期限間近の商品を手に取る EcoBuy参加者の方

に購入、ポイント還元申請していただいたことにより廃棄量削減へと

つながりました。

7. なっとう

ポイント還元申請商品個数 8個

期間中廃棄商品個数 0個

比較的、商品の回転率が高く、また商品の賞味期限が 2週間ほどある

ため EcoBuy対象となる期限間近の商品が店頭に並ぶ機会が少なかっ

た商品でした。期限間近の商品を手に取る EcoBuy参加者の方に購入、

ポイント還元申請していただいたことにより廃棄量削減へとつながり

ました。

8. チルド食品

ポイント還元申請商品個数 42個

期間中廃棄商品個数 8個

当初想定より、ポイント還元申請が行われる数の多かった商品群です。

商品の賞味期限が 1~2週間ですが、EcoBuy対象となる期限間近の

商品が他と比べて棚に並んでいたため EcoBuy参加者の手に取られる

機会が多い商品です。

この結果から、チルド食品は廃棄量削減効果が高いと考えられます。

9. 生鮮食品(刺身)

ポイント還元申請商品個数 12個

期間中廃棄商品個数 163個

前年と商品ラインナップが異なったため、単純な対比はできない商品

具です。2月の中旬よりレコメンド PUSH通知に注力しましたが、大

きく効果は表れませんでした。

今回の実証実験では対象期間が消費期限の当日となっていたこともあ

り、消費期限を気にする方々にはハードルが高いという結果となりま

した。

10. サンドイッチ

ポイント還元申請商品個数 24個

期間中廃棄商品個数 266個

今回の実験において最も申請数が多いことを期待していた商品群のた

め、実証実験用に例年よりも仕入れ数を増加していただいた商品群で

す。

しかし商品棚に陳列した状態で消費期限が裏となってしまうパッケー

ジのため消費期限の確認がしづらい状況でした。また、商品全体の傾

向として午前中に購入されるものですが、ヘルパーによる誘導が12

時からであったことも影響して十分な対応ができなかったことで、廃

棄量が大きいものになったと考えられます。

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11. サラダ

ポイント還元申請商品個数 4個

期間中廃棄商品個数 30個

今回の実験において、申請数が多いことを期待していた商品群のため、

実証実験用に例年よりも仕入れ数を増加していただいた商品群です。

また、実証実験開始当初に対象商品が棚になかったことから他店舗よ

り対象商品を輸送したため廃棄量の増加となっています。これらイレ

ギュラーなものを除けば、削減効果があったと考えられます。

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総評

実証実験実施における諸条件、変動要素

EcoBuyサービスの実証実験は、以下の条件で実施されました。

(1)実証実験実施条件

対象店舗 miniピアゴ入船1丁目店

対象期間 2018年 1月 19日 ~ 2018年 2月 28日

対象商品 30品目(牛乳、生鮮食品、チルド食品、サンドイッチ、生菓子、サラダ等)

※実証実験店舗(通常 300品目)における約 10%相当の品目に該当する。

(2)実証実験期間での対象商品陳列対応(※変動要素)

商品棚の EcoBuy対象商品数が想定より少なかったため、以下の対応を実施しました。

① EcoBuy対象期間商品の仕入れ増(食パン、サンドイッチ、サラダ等)

② EcoBuy対象期間商品を用意するための取り置き(シュークリーム、牛乳等)

③ 隣接店舗からの取り寄せ(サンドイッチ、生鮮食品等)

(3)実証実験結果から考えられる商用化時の考慮事項

① システム運用の観点から、生鮮食品(刺身)の対象期間については当日のみであったこと、これまでの値引き

シール(5割引き)とポイント設定(20%)と乖離があったこと。

② サンドイッチのように購入時間(主に午前中に購入される)の傾向があるものについて、EcoBuy対象となる

期間の適正化を行うことによって、購入率が向上できると考えられること。(EcoBuyの誘導係も 12時から

接客開始のため案内が不足していた)

③ サンドイッチのパッケージについては、棚に陳列されているときに消費期限表示が裏となって視認できないた

め、EcoBuy対象期間であるかを判別しにくい状況であった。

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実証実験での EcoBuy サービス利用に対する評価

以上の条件を踏まえて、実証実験結果を以下のように評価いたします。

廃棄数量に対する効果

(1)実証実験実データ

表 9 実証実験結果

ポイント還元申請総数 189回

期間中の廃棄総数 511個

合計数 700個

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(2)条件の変動要素を換算した想定値

前項「(2)実証実験期間での対象商品陳列対応」で実施した変動要素を換算し、通常運用時であった場合の状況を

以下のように想定しました。

① 日単位での廃棄数平均から突出している値(閾値10)が「通常運用時は平均値になる」との想定で換

算。

(ア) サンドイッチの日単位平均廃棄数 5

(イ) 生鮮食品(刺身)の日単位平均廃棄数 4

② 廃棄数の換算値と同じ割合で申請数を換算。

表 10 変動要素換算

総廃棄数換算 申請回数換算

サンドイッチ 266個 ⇒ 172個

(差分 94個)

24回 ⇒ 16回

(差分 8回)

生鮮食品 163個 ⇒ 140個

(差分 23個)

12回 ⇒ 10回

(差分 2回)

差分合計 117個 10回

• 表 11 変動要素想定後の値

ポイント還元申請総数 179回

期間中の廃棄総数 394個

合計数 573個

以上から、EcoBuyサービスで得られる廃棄数に対する食品ロス削減効果は以下と考えられます。

食品ロス削減効果 = 31.2%

EcoBuyポイント還元申請数 / 総販売数(EcoBuyポイント還元申請数+廃棄数)

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(3)店舗における商用化効果シミュレーション

また、実証実験で考慮できなかった内容について、以下のように商用化時の対応を行うことで、更に効果の向上が期

待できます。

• 対象商品を絞らずに店舗内全体 300品目へ拡大することにより、単純に申請個数については約 10倍。

そのため店舗側での値引きシールの貼付、および廃棄処分にかかる手間が 1890回削減できます。

• 1日 2時間半程度、値引きシール張り/廃棄の作業稼働がかかっていますが、31.2%の削減ができれば約 45

分/日程度の稼働削減につながります。今後、値引きシール張り作業が廃止されることにより、更に効果が高

まります。

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廃棄率に対する効果

(1)実証実験実データ

実証実験期間での対象商品廃棄金額は、1日あたり約 4,000円の結果となりました。

約 4,000円 ≒ 廃棄金額 161,439円 / 実証実験期間 41日間

表 12 各商品群の廃棄金額

廃棄数 平均売価 廃棄金額 ポイント申請数

牛乳 0 182 0 5

ヨーグルト 1 149 149 11

生菓子 19 106 2,014 68

食パン 21 106 2,226 9

卵製品 3 169 507 3

麺類 0 106 0 3

なっとう 0 96 0 8

チルド食品 8 107 856 42

生鮮食品(刺身) 163 495 80,685 12

サンドイッチ 266 262 69,692 24

サラダ 30 177 5,310 4

合計 511 - 161,439 189

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(2)店舗全体での廃棄金額想定値

店舗にある約 300品目の商品に対して EcoBuy対象の商品は 30品目と 1/10の商品数ですが、廃棄金額で比較した

場合、実証実験店舗での 1日あたりの廃棄金額は約 10,000円、EcoBuy対象品目の廃棄金額 4,000円と 1/10とは

なっていません。

これは EcoBuy対象品目の廃棄金額の中で 93%を占めている「生鮮食品(刺身)」と「サンドイッチ」が主な原因と

なっています。この2商品群が占める廃棄金額の割合からも、これら期限の短い食品が廃棄される食品の大部分であ

る傾向が見えており、これらの「日配品」が EcoBuy対象品目に含まれていることから金額の偏りが発生したと考え

られます。

この偏りを鑑みて、店舗にある約 300品目の商品全体に対する廃棄金額の想定を行いました。

図 10 廃棄金額想定

300品目時の廃棄金額想定にて「生鮮・サンドイッチ」については全種類が EcoBuy対象商品となっているため、商

品全体に対しても廃棄金額は同額としています。また「その他」と分類した「生鮮食品(刺身)」「サンドイッチ」

以外の商品については他の商品も多数あることから商品数に正比例させ 10倍の金額としています。

「不明」となっている差額部分については、「生鮮・サンドイッチ」の傾向から、今回 EcoBuy対象になっていなか

った「日配品」類が中心であったと考えられます。

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(3)廃棄金額より店舗全体の廃棄数を想定

実証実験での廃棄金額と店舗全体での廃棄金額比率は 2:5(4,000円:10,000円)となっています。この金額を基と

して、店舗全体での廃棄数を想定した場合、以下となります。

表 13 廃棄数想定

EcoBuy対象商品のみ 店舗全体

廃棄金額 約 4,000円 約 10,000円

廃棄個数 511個 1,278 個(想定)

図 11 廃棄数想定 内訳

この想定に従って店舗全体の廃棄数を 1,278個とした場合、EcoBuyサービス導入の有無によって廃棄率に以下の差

が出てきます。

表 14 EcoBuy 導入有無による廃棄率の差

EcoBuyあり EcoBuyなし

商品入荷数(想定) 約 10,000個

廃棄数(想定) 1,088個 1,278個

ポイント還元申請総数 189個 -

廃棄率 約 11% 約 13%

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以上から、EcoBuyサービスで期待できる廃棄率改善効果は以下と考えられます。

廃棄率改善効果 = 約 2%の廃棄率改善

EcoBuy対象商品 30品目を 300品目へと増やした場合、ポイント還元申請数と廃棄数の比率を適用とした場合、店

舗全体想定との差分である 577個のうち、約 27%である 155個がポイント還元申請されると予想される。

その場合、廃棄率の改善効果は以下となる。

廃棄率改善効果 = 約 3%の廃棄率改善

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本実証実験での効果検証

食品ロスの認知度計測

参加者へのアンケートを実施し、EcoBuyサービス利用前と利用後での認知度変化を調査しました。

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APPENDIX.A

EcoBuyサービスの実証実験について、以下報道が行われました。

媒体 媒体名 見出し

新聞

読売新聞 食品ロス減へ、お得アプリ

~ポイント付与・賞味期限通知・レシピ提案~

日本経済新聞 価格 20%分ポイント

~賞味期限迫る商品を購入~

テレビ

①NHK総合・東京 <首都圏ネットワーク>

「食品ロス」を減らせ!スーパーで実証実験

②テレビ東京 <ワールドビジネスサテライト>

NTTドコモ・廃棄ロス対策の実証実験

③テレビ東京 <ゆうがたサテライト>

お得な食品ロス削減・価格の 20%還元

④日本テレビ <ヒルナンデス!>

「食品ロス」減らせ NTTドコモが実験

⑤日本テレビ <NNNニュース>

期限が近い商品でポイント

⑥日本テレビ <Every Xtime4>

食品ロス・ITで削減へ期限迫る商品購入でポイント

⑦TBSテレビ <ゴゴスマ~GOGO!Smile!A>

アプリで“食品ロス”を減・買い物もお得に

⑧フジテレビ <みんなのニュース>

「もったいない」どう減らす?1830

WEB

ITpro 賞味期限が近い商品を買うとポイント付与、NTTドコモが食品ロス削減に向けた実証実験

日テレNEWS24 「食品ロス」減らせ NTTドコモが実験

TOKYO MX 防げ!食品ロス…期限切れ間近商品でお得に

ケータイWatch スーパーの食品廃棄を半減できるか、東京都×ドコモの実験開始

日経新聞 ドコモ・都、食品ロス削減へ実験

FNN 「食品ロス」を減らせ!ドコモがアプリで実験

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APPENDIX.B

EcoBuyサービスの実証実験について、多くの方に視察していただきました。

視察日 視察団体

2018年 2月 1日

東京都環境局

愛知工業大学(食品ロス削減パートナーシップ会議)

消費者庁

農林水産省

東京都環境科学研究所

味の素株式会社(食品ロス削減パートナーシップ会議)

江崎グリコ株式会社(食品ロス削減パートナーシップ会議)

(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会

2018年 2月 7日 専修大学(食品ロス削減パートナーシップ会議)

2018年 2月 14日 公明党 参議院議員 東京都議会議員

2018年 2月 26日 セブン&アイ HLDGS