建設経済常任委員会記録(速報版)...2...

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1 建設経済常任委員会記録(速報版) ○招 集 日 時 令和2年3月11日(水)午前10時00分 ○招 集 場 所 議事堂大会議室 ○出 席 委 員 ○欠 席 委 員 なし ○審査の経過 午前 10 時 分開議 ○金澤委員長 ただいまの出席委員は8名、定足数に達していますので会議は成立します。 ただいまから建設経済常任委員会を開会します。 それでは、審査を行います。当委員会の審査順序は、お手元に配付したとおりです。な お、質疑は一問一答とし、1議題につき質疑のみで5分間です。質疑時間残り1分でベル を1回、終了でベルを2回鳴らします。スムーズな委員会運営に御協力をお願いいたしま す。 これから審査に入りますが、発言は簡単明瞭に、発言者は挙手し、委員長の指名の後発 言するようお願いいたします。さらに、委員に対する最初の答弁の際、部署名と名前を述 べてから答弁に入っていただきますようお願いいたします。 最後に、各委員に申し上げます。質疑の内容として執行部の窓口で容易に確認ができる ものについては、委員会の円滑な運営・進行のため、厳に慎んでいただきますよう御協力 をお願いいたします。それでは、議案第8号、市道路線の認定についてを議題といたしま す。 説明を求めます。 森田次長。 ○森田建設部次長 建設部管理課の森田でございます。議案第8号、市道路線の認定につ きましてご説明申し上げます。本件につきましては、開発行為により新設され、市に帰属 した道路について、当該路線を市道として認定するため議会の決定、議決を求めるもので

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Page 1: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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建設経済常任委員会記録(速報版)

○招 集 日 時 令和2年3月11日(水)午前10時00分

○招 集 場 所 議事堂大会議室

○出 席 委 員 委 員 長 金 澤 克 仁

副 委 員 長 関 川 翔

委 員 鈴 木 三 男

〃 小 池 悦 子

〃 落 合 信 太 郎

関 戸 勇

〃 佐 藤 隆 治

〃 入 江 洋 一

○欠 席 委 員 なし

○審査の経過

午前 10 時 分開議

○金澤委員長 ただいまの出席委員は8名、定足数に達していますので会議は成立します。

ただいまから建設経済常任委員会を開会します。

それでは、審査を行います。当委員会の審査順序は、お手元に配付したとおりです。な

お、質疑は一問一答とし、1議題につき質疑のみで5分間です。質疑時間残り1分でベル

を1回、終了でベルを2回鳴らします。スムーズな委員会運営に御協力をお願いいたしま

す。

これから審査に入りますが、発言は簡単明瞭に、発言者は挙手し、委員長の指名の後発

言するようお願いいたします。さらに、委員に対する最初の答弁の際、部署名と名前を述

べてから答弁に入っていただきますようお願いいたします。

最後に、各委員に申し上げます。質疑の内容として執行部の窓口で容易に確認ができる

ものについては、委員会の円滑な運営・進行のため、厳に慎んでいただきますよう御協力

をお願いいたします。それでは、議案第8号、市道路線の認定についてを議題といたしま

す。

説明を求めます。 森田次長。 ○森田建設部次長 建設部管理課の森田でございます。議案第8号、市道路線の認定につ

きましてご説明申し上げます。本件につきましては、開発行為により新設され、市に帰属

した道路について、当該路線を市道として認定するため議会の決定、議決を求めるもので

Page 2: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810

号線は、起点が稲 602 番地1、終点が井野 602 番地 24、延長 155.8 メートル、幅員は最

大で 10.25 メートル、最小で6メートルでございます。

続きまして、路線名1-4301 号線は、起点が青柳 68 番地 25、終点が青柳 68 番地 16、

延長が 181.85 メートル、幅員は最大で 10.2 メートル、最小で6メートルでございます。

続きまして、路線名1-4302 号線は起点が青柳 68 番地8、終点が青柳 68 番地 11、延長

が 17 メートル、幅員は最大で 10 メートル、最小で5メートルでございます。

最後に、路線名2-6265 線は、起点が桜が丘四丁目 847 番 21――終点が桜が丘四丁目

847 番 17、延長が 64.02 メートル、幅員は最大で 8.2 メートル、最小で6メートルでござ

います。 議案書のページをめくっていただきまして、2ページから3ページをごらんください。

1-2810 号線の位置図及び認定図でございます。キヤノン株式会社取手事業所の西側、

市道1-2542 号線に接続した開発区域内の道路になっております。 議案書のページをめくっていただきまして、4ページ、5ページをごらんください。1

-4301 号線及び 4302 号線の位置図及び認定図でございます。井野なないろ保育所北側―

―北東側ですね。北東側の開発行為の区画道路でありまして、1-4301 号線につきまし

ては、起点・終点部分が、市道1-4313 号線に接続した道路となっており、同じく 4302

号線につきましては、起点部分が、今回ともに認定を上程しております 4301 号線に接続

し、終点部分には転回広場を設けた路線となっております。 議案書のページをめくっていただきまして6ページ、7ページをごらんください。2-

6265 号線の位置図及び認定図でございます。桜が丘第二公園――第二児童公園東側の開

発行為の区画道路でありまして、起点部分が市道2-6242 号線、終点部分が市道2-

6253 号線に接続した路線となっております。 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○金澤委員長 以上で、説明が終わりました。

これから質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 質疑なしと認めます。これで議案第8号の質疑を打ち切ります。

続いて、議案第9号、令和元年度会計補正予算(第 11 号)(所管事項)を議題といた

します。説明を求めます。 川田部長。 ○川田まちづくり振興部長 まちづくり振興部、川田でございます。それでは、議案第9

号、令和元年度取手市一般会計補正予算(第 11 号)建設経済常任委員会所管分について

御説明いたします。冒頭、各委員に報告します。補正予算説明の際に、人件費現員現給の

経費及び財源充当の変更による経費については割愛させていただきますので、ご了承願い

ます。それでは、各担当課長より、歳入歳出予算を一括してご説明申し上げます。

○金澤委員長 稲見次長。

○稲見まちづくり振興部次長 環境対策課、稲見です。それでは補正予算、環境対策課所

Page 3: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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管事項を順次説明させていただきます。歳出からなります補正予算書、29 ページ中段、

説明、環境基本計画推進に要する経費、6万円の減です。夏休み子ども環境教室の講師を

茨城県環境アドバイザーに依頼したことにより、謝礼の不要と、さらに、環境講座が全て

終了したことによる材料代の不用によるものです。その下、説明、22、合併処理浄化槽設

置整備費補助事業に要する経費 425 万 4,000 円の減、当初の見込みから再精査したことに

よる不用額によるものです。

次に 30 ページ、1目、上水道費、茨城県南水道企業団児童手当負担金6万 1,000 円の増、

児童手当負担金が確定し、当初の見込みから児童数の増による負担金によるものです。

次に、戻りますけれども歳入になります。13 ページ中段、県支出金、3目、衛生費県補

助金、合併処理浄化槽設置事業費補助金 156 万 8,000 円の減。先ほど説明しました設置数

の減による県補助金分です。続いて 14 ページ、繰入金、7目、環境基金繰入金、こちら

も先ほど説明しました環境基本計画推進に要する経費の減額による繰入金の減額です。以

上です。 ○金澤委員長 三石局長。

○三石農業委員会事務局長 農業委員会の三石です。農業委員会所管分を御説明いたしま

す。歳入になります。補正予算書 13 ページの中段、16 款、県支出金、2項、県補助金、

4目、農林水産業費県補助金の農業委員会費補助金を 57 万 6,000 円減額するものです。

内容につきましては、農地利用最適化交付金及び機構集積支援事業が国の交付金制度の見

直しによりまして、予算の組みかえが行われたため、農業委員会交付金のうち、農地利用

最適化交付金分の 187 万 2,000 円と農業委員会補助金の機構集積支援事業、69 万円をそ

れぞれ減額し、新たに農地集積・集約化対策推進交付金として農地利用最適化交付金分の

129 万 6,000 円と機構集積支援事業分の 69 万 5,000 円を合わせて、199 万 1,000 円を計上

するものです。なお、農地利用最適化交付金につきましては、当初の積算より委員の活動

日数が減る見込みのため、57 万 6,000 円を減額して計上しております。以上です。

○金澤委員長 川村課長。

○川村農政課長 農政課の川村です。農政課所管の補正予算について御説明いたします。

歳入から御説明させていただきます。13 ページ、中段をごらんください。2節、農業振

興費補助金強い農業・担い手づくり総合支援事業補助金 326 万円を計上するものでござい

ます。内容といたしましては、昨年の台風 15 号及び 19 号により被害を受けた農業用パイ

プハウスの修繕、再建等に係る国及び県からの補助金で、補助率は修繕、債権が国が

30%、県が5%市が5%で、合計 40%。撤去費用につきましては、国が 30%、県が 15%

市が 15%の合計 60%となっております。今回の補助事業は市内農家 26 戸、パイプハウス

30 棟が該当いたします。次に、その下の経営所得安定対策直接支払推進事業費補助金 124

万 4,000 円を減額するものでございます。こちらにつきましては、農業再生協議会が主体

となって行っている経営所得安定対策事業に対しまして、県を経由して、国からの事業費

等の補助金が交付されているところですが、当初計画――当初に計画していた予算額より

も、交付決定額が下回ることとなったため減額す――補正するものでございます。

続きまして、歳出について御説明させていただきます。補正予算書 20 ページ上段をごら

Page 4: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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んください。2款、総務費1項、総務管理費、11 目、災害対策費 25、災害時緊急処理経

費、13、令和元年 10 月 12 日、台風 19 号対応処理経費、守谷土地改良区区内小絹揚水機

場災害復旧工事負担金 187 万 7,000 円を増額補正するものでございます。内容といたしま

しては、守谷土地改良区管内にございます守谷――すみません、守谷土地改良区管内の陽

水につきましては、大部分が鬼怒川からつくばみらい市、小絹地先にある揚水機場で水を

くみ上げて、圃場に供給されておりますが、昨年の台風 19 号により用水施設が被害を受

け、守谷土地改良区が実施する復旧工事に対して一部負担金を交付するものでございます。

次に、飛びますけども、補正予算書 31 ページの中段をごらんください。5款、農業水産

業費、1項、農業費、3目、農業振興費、20、農業振興に要する経費、強い農業担い手づ

くり総合支援事業補助金 373 万 4,000 円を増額補正するものです。こちらは先ほど歳入の

際に御説明いたしましたけれども、昨年の台風被害による農業用パイプハウスの修繕など

に対する補助金でございますが、国と県の負担分 326 万円に、市の負担分でございます

47 万 4,000 円を加えた額となっております。次に、その下の認定農業者支援事業補助金

169 万 5,000 円を減額するものでございます。こちらは取手市認定農業者等支援事業補助

金交付要綱に基づきまして、認定農業者が実施する農地集積やエコファーマー等が実施す

る環境に優しい農業に補助金を実施面積に応じて交付しておりますが、特に担い手である

認定農業者への農地の集積が減少傾向にあり、不用額が生じたため減額補正するものです。

次に、その下の 44、水田農業構造改革対策に要する経費、県経営所得安定対策直接支払

推進事業費補助金 124 万 4,000 円を減額するものでございます。こちらは先ほど歳入のと

ころでも御説明させていただきましたけれども、全額、県の補助金で賄われておりますの

で、歳入と同額を減額補正するものです。次に、その下の4目、農地費、20、土地改良事

業に要する経費、福岡堰地区地盤沈下対策事業負担金 413 万 1,000 円を増額補正するもの

でございます。こちらは農業経営の安定化を目的に岡堰土地改良区が実施する地盤沈下に

伴う用水路等の機能改善事業に対して負担金を出しているところですが、国の令和元年度

一般会計補正予算により事業費が増額され、これに伴い、市負担金も増額となったことか

ら、予算に不足が生じたため増額補正するものです。以上、農政課の補正予算でございま

す。 ○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 産業振興課、海老原でございます。産業振興課所管につきまして、

初めに歳出から説明させていただきます。補正予算書 32 ページ中段をお願いいたします。

6款、商工費、1項、商工費の中小企業事業資金融資あっ旋事業に要する経費は、当初予

算では寄託金の追加補給を行わず、寄託金残高で代位弁済に備えておりましたが、残高よ

りも多く代位弁済が発生したことで、茨城県信用保証協会から寄託金追加要請を受けたた

め 27 万 6,000 円を増額しております。同じく1項の産業振興に要する経費は、産業活動

支援施設奨励金の当初見込み額が対象となる施設の固定資産税納税予定額としていたもの

に対し、最終納税予定額を確認したところ、一部奨励金1年目となる企業の償却資産分が

見込みを上回ったことなどから 971 万円を増額しております。また、産業活動支援雇用促

進奨励金は、新規雇用従業員数が当初見込みより少なかったため、50 万円を減額してお

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ります。同じく1項のプレミアム付商品券事業に要する経費は、プレミアム付商品券の非

課税者分の申請が当初の想定を下回ったため、通信運搬費、委託料、続きまして、歳入を

説明いたします。補正予算書は 12 ページ中段をお願いいたします。14 款、国庫支出金、

2項、国庫――国庫補助金のプレミアム――プレミアムつき商品券事務費補助金は、ただ

いま歳出で御説明させていただきましたが、当初想定より非課税者の申請が少なかったこ

とにより 628 万 1,000 円を減額、同じく、プレミアムつき商品券事業費補助金につきまし

ても、同様に 3,700 万円を減額しております。補正予算書 14 ページをお願いいたします。

下段になります。21 款、諸収入、5項、収益事業収入の競輪事業特別会計繰入金は当初、

10 開催を見込んでいた場外競輪発売について、茨城県との交渉によりまして 12 開催を実

施できる見込みとなったため、500 万円を増額しております。次に、6項、雑入のプレミ

アム付商品券販売代金です。先ほど説明させていただきましたプレミアム付商品券の補助

金と同様で、販売枚数が当初見込みを下回ったため、1億 4,800 万円を減額するものでご

ざいます。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 管理課、森田です。続きまして、建設部管理課所管の補正予算につい

て、歳入歳出の順に説明いたします。12 ページ中段をごらんください。15 款、国庫支出

金、2項、国庫補助金の社会資本整備総合交付金は、補助金交付額決定により 639 万

5,000 円を減額するものです。なお、都市計画課所管の定住化促進住宅政策に要する経費

が 300 万 3,000 円の増額交付となったため、差し引きで 339 万 2,000 円の減額しておりま

す。続きまして、補正予算書 13 ページの上段でございます。16 款、県支出金、1項、県

負担金の地籍調査費負担金は令和2年度予算にて予定しておりました白山二丁目、白山六

丁目及び新町三丁目の各一部地区の中の 15 ヘクタールの地籍調査事業と令和元年度当初

予算にて実施しております東六丁目、井野団地の各一部の 10 ヘクタールの地籍調査事業

について、国の令和元年度補正予算の交付を受けるため、あわせて歳入見込額の 1,125 万

円を計上しております。令和2年度新規実施予定の白山1地区の区域につきましては、区

域図を配付させていただきましたので、参考にしていただきたいと思います。

続きまして、歳出でございます。補正予算書 33 ページ下段をごらんください。7款、

土木費、1項、土木管理費の道路管理に要する経費は、北浦川谷中第5号橋架替負担金の

見直しにより、2,830 万円減額しております。本事業に関しましては、当初計画が変更さ

れ、2年間の延伸により、令和3年度までの事業計画となっております。資料といたしま

して、変更計画書を配付させていただきましたので、参考にしていただきたいと思います。

続きまして、補正予算書 34 ページ上段をごらんください。7款、土木費、2項、道路橋

梁費の道路維持補修に要する経費は、取手駅西口エスカレーターステップ交換工事が完了

し、事業費確定により、差額の 112 万 2,000 円を減額します。続きまして、補正予算書

38 ページの中段でございます。7款、土木費、3項、都市計画費の地籍調査事業に要す

る経費は、歳入で説明しました令和2年度に予定しました――しておりました白山二2丁

目、白山六丁目及び新町三丁目の各一部の 15 ヘクタールの地籍調査事業で、国の令和元

年度補正予算の交付を受ける補助対象経費、これに関します補助対象以外の経費もあわせ

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まして、1,740 万 8,000 円を増額しております。続きまして、41 ページ下段をごらんくだ

さい。7款、土木費、4項、住宅費の市営住宅管理に要する経費は、補助金の交付額決定

に伴う市営住宅改修工事設計委託料の 750 万 6,000 円と、工事完了に伴いまして、事業費

の確定により、市営住宅改修工事の 188 万 6,000 円の合わせて 759 万 2,000 円を減額して

おります。 ○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 道路建設課、堀口です。道路建設課所管の歳入からになります。補正

予算書 12 ページ中段をごらんください。15 款、国庫支出金、2項、国庫補助金、市道整

備事業費補助金、防災・安全交付金(生活空間の安全確保分)は 1,650 万円増額しており

ます。都市計画道路3・4・7号、取手駅東口・城根線整備のための国の令和元年度補正

予算を要望し、交付を受けることになった交付金でございます。要望額 7,150 万円が増額

交付されますが、令和元年度当初におきまして要望額に対し 5,500 万円減額交付されてお

りましたので、補正予算計上額が 1,650 万円となったものです。令和2年度中、部分配分

予定の増額交付であり、路線完成に向けて予算確保のため各裏負担……。続きまして、歳

出になります。補正予算書 34 ページ中段から、36 ページです。20、道路改良に要する経

費 2,172 万 1,000 円を減額しております。(31)戸頭新屋敷、(40)井野四丁目、(41)

井野台、(46)上高井三宝グラウンド前、(57)片町、(89)桑原につきましては、契約

額による減額補正です。なお、(42)米ノ井弁財天については、契約額の確定による減額

補正のほかに地権者協力の見通しが立ったことにより、設計延長の増加に伴い、地質調査

の必要箇所数が増えたことにより、地質調査を追加発注するため増額補正を行うものです。

続きまして、補正予算書 36 ページ中段から 37 ページをごらんください。25、通学路整

備に要する経費 70 万を減額しております。(12)山王から(24)藤代までが国庫補助対

象ですが、事業費確定に伴い、補助金の残額が生じ、事業内または他路線で、組み替える

ため補正するものです。(22)清水及び(24)藤代については事業費の確定に伴い減額す

るものです。減額となった補助金分を(12)山王及び(20)野々井の工事費として増額補

正し、翌年度に繰り越しをして施工するものでございます。なお、(28)東四丁目につい

ては、令和元年 12 月 25 日に寄附を受けた土地上にある建物が支障となり、見通しが悪く、

通学路の危険カ所となっていたため、建物解体工事費を増額補正するものです。済みませ

んスクリーンの映像をごらんください。 〔堀口建設部次長資料を示す〕

○堀口建設部次長 寄附を受けた土地・建物を西側から写した写真です。左側の手前のコ

ンクリートで一番深くなっているところ、ブルーの網が――なっているところが新道 26

分団の消防小屋の敷地です。また、左側の奥のオレンジ色の建物が新道さくら会館です。

新道さくら会館手前――前の道路や消防小屋敷地わきの道路及び写真右側の道路の三方に

囲まれた敷地になります。建物の東側から写した写真です。取手小学校への通学路が写真

手前から左側への――左側の道路へ向かう市道 4167 号線です。寄附を受けた建物で塞が

れているように見えます。平成 29 年度通学路安全対策推進会議におきまして、この建物

の影響で見通しが悪く危険であるとして、通学路危険箇所になっております。3枚目の写

Page 7: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

7

真がこの建物が老朽化している状況がよくわかると思います。実際、雨漏りしている状況

であり、2階の床が腐食して抜けそうな状況です。また、各道路から 40?線?ぐらいず

つ高くなっております。補正予算計上の建物解体工事費により、建物のを路面から上の部

分を全て解体――除去し、解体建物解体後の土地については、安全対策として、ガードパ

イプで各部予定でございます。済みませんなくなります。

続きまして、補正予算書 38 ページ下段から 39 ページ上段です。21、都市計画道路3・

4・7号取手駅東口城根線(台宿工区)に要する経費については 3,000 万の増額でござい

ます。歳入でも御説明しましたが、国の令和何年度補正予算の公布に伴い増額補正してお

ります。年度当初において要望額に対して減額交付されておりましたので、用地代は減額、

補償費は増額ということで計上しております。実際のところは、国の要望事業費1億

3,000 万について、過年度に土地開発基金で建てかえていた用地費や物件移転補償費の買

い戻しを予定しております。 ○金澤委員長 前野次長。

○前野建設部次長 排水対策課の前野です。排水対策課所管分は歳出のみとなります。そ

れでは補正予算書 39 ページの中段をごらん願います。6目、都市排水費、21、樋管の維

持管理に要する経費、工事請負費、排水施設改修工事 108 万 3,000 円の減額です。減額の

理由といたしましては、中谷津排水機場1号ポンプ交換工事、並びに新町排水機場2号ポ

ンプ分解整備工事の工事請負額確定により、契約差金が生じたことによる減額でございま

す。以上でございます。

○金澤委員長 森川課長。

○森川水とみどりの課長 水とみどりの課、森川です。水とみどりの課所管分を御説明さ

せていただきます。まずは歳入でございます。補正予算書は 12 ページ中段をごらんくだ

さい。4節、公園緑地費補助金、公共土木施設災害復旧事業費補助金 198 万 8,000 円は、

台風 19 号の影響により被災しました取手緑地運動公園の災害復旧に対し、国から交付さ

れた補助金でございます。なお、事業費に対する補助金の割合――補助率は 66.7%でご

ざいます。

続きまして歳出でございます。恐れ入りますが、補正予算書は 20 ページをお願いをいた

します。上段になります。25、災害時応急処理経費、(13)令和元年度 10 月 12 日台風

19 号応急処理経費の委託料 47 万 4,000 円の減は、処理委託費の額の確定によるものでご

ざいます。お手数かけます補正予算書 40 ページをお願いいたします。22、保存緑地・保

存樹木等に要する経費 16 万 6,000 円の減です。報償費などの減額は、巨木・名木めぐり

ツアーの開催回数の減によるものです。その下、委託料でございます。保存緑地・保存樹

木等標柱作成業務委託料のは作成本数の確定により、12 万 9,000 円を減額。保存緑地・

保存樹木等助成金は交付額が確定したことにより、2万 3,000 円を減額するものです。23、

取手駅西口緑地花壇管理に要する経費は、請負差金2万 2,000 円の減。25、緑地推進に要

する経費は、事業額の確定により2万 3,000 円を減額するものです。下のページになりま

す。34、小堀の渡し運航に要する経費 35 万円の減額でございます。このたびの新船就航

に合わせ作成をいたしました小堀の渡し事業のシンボルデザインの作成委託料の契約差金

Page 8: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

8

でございます。最後の補正予算書 51 ページをお願いをいたします。上段をごらんくださ

い。公共施設災害復旧に関する経費 202 万 4,000 円の減は、台風 19 号、災害復旧工事に

おいて額が確定することによる減額でございます。以上です。

○金澤委員長 渡来課長。

○渡来都市計画課長 都市計画、渡来です。続きまして、都市整備部都市計画課所管の補

正予算についてご説明申し上げます。初めに歳出から御説明いたします。補正予算書 41

ページの下段から 42 ページをごらんください。7款、土木費、4項、住宅費でございま

す。23、定住化促進住宅政策に要する経費に対しての国庫支出金が当初予算額に対して増

額交付となったため、300 万 3,000 円の増額及び財源充当の変更を行うものでございます。

なお、すぐ上段の 339 万 2,000 円の減額となっておりますのは、先ほど、管理課からも御

説明があったように、20、市営住宅管理に要する経費に対しての国庫支出金が 639 万

5,000 円の減額交付となったため、差し引きで 339 万 2,000 円の減額となったものでござ

います。

続きまして、歳入をご説明申し上げます。恐れ入りますが、補正予算書の 12 ページをご

らんください。15 款、国庫支出金2項国庫補助金の社会資本整備総合交付金(地域住宅

交付金分)でございますが、ただいま歳出補正で御説明したとおり、差し引きで 339 万

2,000 円の歳入減となるものでございます。 ○金澤委員長 川村課長。

○川村農政課長 農政課の川村です。続きまして、繰越明許費について御説明いたします。

補正予算書7ページをお開きください。初めに、農政課所管の繰越明許費について御説明

いたします。5款、農林水産業費、1項、農業費、強い農業・担い手づくり総合支援事業

補助金 373 万 4,000 円でございます。先ほど補正予算の際に御説明させていただきました

が、内容は、昨年の台風により被災した農業用パイプハウスの修繕及び再建等に係る補助

金でございます。資材不足や業者の人手不足等により、事業終了が困難になることが予想

されため計上するものでございます。次に、その下の福岡堰地区地盤沈下対策事業負担金

413 万 1,000 円でございます。こちらも先ほど補正予算で御説明させていただきましたが、

福岡堰土地改良区管内の用水路等の機能改善に伴う工事に対する負担金でございますが、

国の令和元年度補正予算に伴い、県が増額を行った分を未契約繰越として、令和2年度予

算と合わせて事業を実施する予定であるため、繰越明許費として計上するものでございま

す。以上です。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 管理課、森田です。続きまして、土木費の繰越明許費につきまして御

説明いたします。7款、土木費、1項、土木管理費の北浦川谷中第5号橋相橋架替事業負

担金は埋設管工事との調整に不測の日数を要したことから、元年度中に工事完了できない

ため、3,000 万円を繰り越しいたします。同じくその下段でございます。2項、道路橋り

ょう費の桑原地内樹木伐採事業は、JR常磐線に隣接した市道敷における伐採事業で、J

R東日本旅客鉄道株式会社との協議に不測の日数を要したことから、年度内に完了できな

いため、101 万 6,000 円を繰り越しいたします。

Page 9: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

9

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 道路建設課分、続きまして、西一、二丁目道路維持事業については、

近接工事の影響を受けたことにより年度内完成が難しいため、繰越明許費を設定させてい

ただくのです。続きまして、井野団地外周道路事業は、6月補正予算で承認を受けたもの

ですが、道路詳細設計に不測の日数を要し、年度内完成が難しいため繰越明許費を設定さ

せていただきます。市之代――続きまして市之代道路改良事業は地権者との調整に不測の

日数を要し、道路改良工事の年内完成が難しいため――年度内完成が難しいため、繰越明

許費を設定するものでございます。次に、井野台道路改良事業は、6月補正で承認いただ

いたものですが、道路詳細設計に不測の日数を要し、繰越明許費を設定させていただくも

のです。次に、米ノ井弁才天道路改良事業は地質調査のため追加発注をいたします、今回

補正予算を経済いたしまして今回補正予算を計上したものでございまして、来年度発注と

なるため、繰越明許費を設定するものでございます。山王通学路整備事業及び、野々井通

学路整備事業は減額となった他路線の補助事業費を今回の補正予算で工事費として補正し

たものですので、来年度発注するため、繰越明許費を設定するものです。東四丁目道路改

良事業は、今回の補正予算に計上した建物解体工事費を来年度発注するため、繰越明許費

を設定するものです。渡来課長。

○渡来都市計画課長 続きまして、都市計画課の繰越明許費についてご説明申し上げます。

同じく7ページ、3項、都市計画費です。桑原地区整備推進事業でございます。内容とい

たしましては、桑原地区土地区画整理事業の事業化に向け、都市計画決定に伴う国や県な

どの関係機関協議に必要な調査及び資料を作成する桑原地区都市計画決定調査業務として

前払い金を除いた 1,160 万 2,000 円。区画整理準備組合に対する事業化への支援として、

桑原地区土地区画整理事業補助金 2,455 万 2,000 円でございます。市街化区域への編入手

続の都市計画決定に係る関係機関協議及び、土地区画整理事業に対する、関係権利者の合

意形成に不測の日数を要したため、合計で 3,615 万 4,000 円の繰り越し手続をとらせてい

ただくものでございます。以上です。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 管理課、森田です。続きまして同じく、次の段でございます。3項、

都市計画費の地籍調査事業でございます。先ほど歳入歳出で説明申し上げましたが、交付

金が――済みません国の補正予算により、元年度の補正予算をいたした件でございます。

現年度中に事業完了ができないために 1,740 万 8,000 円を繰り越しいたします。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 その次に続きます。都市計画道路3・4・7号整備事業は、今回の補

正予算で追加となった補助金を含めまして繰り越しし、実施するため、繰越明許費を設定

するものです。その下段になります都市計画道路3・5・23 号北敷沼附線整備事業につ

いては、県警との交差点協議により、委託内容を追加変更したために、測量設計に不測の

日数を要したことから、年度内完成が困難なため、繰越明許費を設定させていただくもの

です。

○金澤委員長 前野次長。

Page 10: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

10

○前野建設部次長 排水対策課の前野です。排水対策課所管分の繰越対象事業は3事業に

なります。1点目は、藤代地区雨水排水整備事業です。本件につきましては、ガス管の本

管並びに宅地内への取り出し管、U字溝の敷設工事に支障を来すことから、ガス事業者と

の移設協議に不測の日数を要したため、1,144 万 9,000 円を翌の翌年度へ繰り越すもので

ございます。

続きまして、藤代横町雨水排水整備事業です。本件につきましては、国道6号バイパス

側道を掘削し、ボックスカルバートを埋設していくことから、工事による国道への影響に

ついて検討を重ね、国土交通省から掘削の許可を得るまでに不測の日数を要したことから、

3,496 万 9,000 円を翌年度へ繰り越すものでございます。最後に、野々井大門地区雨水排

水整備事業です。当該施工箇所は、取手地方広域下水道組合の汚水管敷設工事の施工箇所

と重複していることから、下水道組合と協議の結果、市で施工する雨水排水施設よりも深

い位置に埋設する汚水管敷設工事を先行して実施することとなりました。下水道組合で施

工する汚水管敷設工事エリアにおいて、所有者不明の空き家が3軒あったことから、汚水

管敷設工事の完成におくれが発生いたしました。それに伴いまして、市で実施する雨水排

水施設工事の着手時期にもおくれが生じたことから、2,896 万円を翌年度へ繰り越すもの

でございます。排水対策課分は以上です。 ○金澤委員長 森川課長。

○森川水とみどりの課長 水とみどりの課所管分を御説明いたします。その下、都市公園

施設長寿命化対策事業です。本件につきましては、公園遊具更新に際し、地元自治会や町

内会、また利用者との調整に期間を要したことから、3,212 万 5,000 円を翌年度に繰り越

させていただくものでございます。

以上で、令和元年度取手市一般会計補正予算(第 11 号)(所管事項)についての御説

明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 申しわけありません。先ほど補正予算の説明を申し上げた際に、7款、

土木費、4項、住宅費の市営住宅管理に要する経費の際、正しくは「570 万 6,000 円減

額」と申し上げるところ、「750 万 6,000 円減額」と説明してしまいました。訂正をお願

いいたします。申しわけありません。

○金澤委員長 訂正を認めます。

以上で、説明が終わりました。 これから質疑を行います。質疑ありませんか。 入江委員。

○入江委員 1点だけお伺いします。先ほどスクリーンに映し出されました東四丁目の寄

附の件なんですが、土地、建物込みで寄附を受けられたんでしょうか。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 そのとおりでございます。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 持ち主は、取手市民の方でしょうか。

Page 11: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 東四丁目にお住まいの方です。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 普通ですと、建物を壊して更地にしてから寄附を受けるのが筋ではないかと

思うんですが、なぜこのような結果になったんでしょうか。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 もともと未相続の土地、相続権者が5名ほどいらっしゃって、それで

5名で管理されていた土地、建物でございます。それで、実際のところ、5名の方が、今

回の台風とか、そういったもので、なかなか持ち切れなくなったということがまず1つご

ざいます。それから、ここ通学路の関係で、寄附を受けさせていただきましたが、もとも

とは都市計画道路3・4・5号新道・みずき野線の用地にも入っております。それで、ミ

スターマックスさんがこちらに開発で入られた際に、当時のたしか都市整備部長がこれの

件で動いて、それでどうでしょうという話をされていた経緯がございまして、それから動

き出したような事業でございますので、そういったことも含めまして、建物込みで受けさ

せていただいたというような経緯でございます。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 今までそのような事例ってございました。こういう建物つきで寄附を受けて、

即、市のほうでお金を出してその建物を壊すという。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 西口の駅北の区画整理事業の中で、今は白山交差点の用地になってお

りますが、角の部分にそういう建物つきの土地がございまして、それを寄附を受けたと。

そのときはゼロ円売買ということで、私やった経緯がございます。以上です。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 ちょっとお伺いしたのは、普通、通常的な考えであれば、建物を壊して更地

にして寄附を受けて、通学路の整備をするというのが常識的な考え方だと思ったので、ち

ょっとお尋ねしました。以上です。

○金澤委員長 ほかにありますか。

小池委員。

○小池委員 お願いします。私のほうは、まず 32 ページのプレミアム商品券についてな

んですけど、当初の想定を大分下回ったということだと思うんですが、どれぐらいを見込

んで、実際どれぐらいの数だったのかお願いします。

○金澤委員長 済みません。お名前名乗ってお願いします。

○豊島産業振興課副参事 産業振興課の豊島です。よろしくお願いします。小池委員の御

質疑にお答えしたいと思います。非課税者分と子育て世帯分とで2万 1,000 名を予算化し

ております。うち非課税者分が1万 9,000 名、子育て分が 2,000 名ということで予算化し

ておりました。そのうち、恐らく臨時福祉給付金のときに、約8割から9割ということで、

その程度、見込んではいたんですけれども、実際に申請された方は 8,153 名となっており

ます。予算に対しては 43%程度の申請率となっています。ただ、国のほうで想定してい

Page 12: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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ました取手市の非課税者1万 6,250 名に対しましては、50.2%ということになっておりま

す。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今、全体数を利用者の数、利用した方が 8,153 名というお答えだったと思う

んですけど、その非課税の1万 9,000 円を対象にして幾つだったのか。子ども・子育ての

ほうは 2,000 を対象で幾つだったのかはわかりますか。

○金澤委員長 豊島副参事。

○豊島産業振興課副参事 お答えしたいと思います。このもともとの1万 9,000 名という

のは、国の見込みの1万 6,250 人、それに加えること、当時、未申告の方が相当数見込ま

れるということで、市のほうとしては十分な対応ができるようにということで、非課税者

を1万 9,000 名と見込みました。そのうち 8,153 人の方が申請をされて、子育て分につき

ましては 2,000 名見込んでおりましたが、実際にはもう少し多くて 2,235 名、こちらの

方々が対象となっております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 そうすると、最初の想定したのが2万 1,000 名を想定していて、その実質的

な利用者は、先ほど言った 8,153 と 2,235 を足した数ということですか。

○金澤委員長 豊島副参事。

○豊島産業振興課副参事 小池委員のおっしゃるとおりで、合計1万 122 名、これが全体

での数字になります。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 減額の数がすごく大きかったので、利用した人が大分少なかったのかなとい

う印象を受けて、そこが利用しづらかったのかなというふうに感じたんですけど、その点

はどういうふうに考えていますか。

○金澤委員長 豊島副参事。

○豊島産業振興課副参事 全国的な傾向で、やはり申請率が低かったというのはあるんで

すけれども、その中で大きく――多く聞かれる声というのが、やはり申請がちょっと複雑、

それから制度的にもちょっとわかりにくい、そういったことが多かったです。あと、たか

だか 5,000 円分では、私は要らないというような声も聞かれたところでございます。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 わかりました。次は 38 ページの地籍調査のところなんですけど、今年度の

予定が示されたんですが、全体計画についてはどのようになっているか、お願いします。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 全体的には取手市小文間から、東の端から平成3年からスタートしま

して、随時、面積というよりは筆数でエリアを決めております。道路でどうしても切らな

きゃならないところがありますので、その筆数、面積も年度によって異なるのはそういう

理由でございます。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 そうすると、東のほうからずっと始まっているんですけど、今回、白山と新

Page 13: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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町三丁目に入ってるんですが、駅周辺というか、その辺はもう終わったということでよろ

しいんですか。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 「東の端から」と申し上げましたけれども、切れ目なく、引き続いて

段階的に進んでいってるものですので、そのように考えていただいて結構です。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 この地籍調査に関して、何か駅周辺というか、市民会館周辺、かなり混乱地

域があるという話も聞いていて、その点で、その辺が滞りなく、境界線決定が十分という

か、地権者同士、了解で終えられているのかちょっと心配な部分があったんですけど、そ

の辺も問題なく終わっているという認識でいいんですか。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 地図困難地域、東一丁目、市民センターの堤防寄りの東側あたりだと

思うんですけれども……

○金澤委員長 市民会館。

○森田建設部次長 (続)市民会館です。これにつきましては、昨年度と今年度の2年間

で、法務局のほうで国の経費で全て調査をしていただいておりまして、既に完了して登記

に至っております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 わかりました。ただ、実質的な声として、その境界決定が行われた後も民間

同士の話し合いを進める必要があるケースというのも多分生まれているかと思うんですけ

ど、その辺は市は承知してますか。

○金澤委員長 小池委員、あくまでも令和元年度の補正予算の審議をしてますので、その

中身に沿っての質疑をお願いいたします。改めてお願いします。

○小池委員 そうですね、では、これはまた別立てで確認をさせていただきますけど。

次は、41 ページの市営住宅の管理に要する経費なんですけど、補助金が削られたこと

で、先送りになってるという減額なんですが、実際に住んでいる人たちへの影響というの

は大丈夫だったんでしょうか。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 お答えします。市営住宅の先送りというお話がありました。外壁防水

工事、これにつきましては、今問題があって、改修の必然性があって行うのではなくて、

長寿命化という観点で計画的に改修を進めているところでございまして、この事業をこと

し先送りによりまして、直ちに不都合が起きるということはないと考えております。

○金澤委員長 小池委員。

〔髙橋議会事務局主事ベルを1回鳴らす〕 ○小池委員 なるほど、わかりました。ただ、実際予定とされていたところが実質的にそ

の年度内に終われなかったというところでは、ちょっと住んでる方の――例えば、自分の

家だったらという考え方をすると、滞りなく行わなければいけなかったんじゃないかなと

いうふうに思ったので、質疑をさせていただきました。以上です。

Page 14: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○金澤委員長 ほかにありませんか。

関戸委員。

○関戸委員 34 ページ、取手駅の西口のエスカレーターなんですけども、これ全部を―

―エスカレーター全部を交換したんですか。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 この工事請負の題名にもありますとおり、ステップ交換となっており

ます。皆様が踏みしめるこういう段ですね。これの交換でございます。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 傷んでいた箇所だけということですよね。

○金澤委員長 要はステップ全部交換したのか。

森田次長。 ○森田建設部次長 御存じのとおり、ここは雨が吹き込んだりしまして、グリストラップ

などの設備もあるということで、水が流れているエスカレーターで、なかなか大変なとこ

ろなんですけれども、それによって腐食などが生じるために、年度計画で交換は必要だと

思います。さらに、その雨ということで、交換時期が早いということもございまして、ス

テップの交換です。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 これ 10 年ぐらいで交換になったんですか。

○金澤委員長 森田次長。

○森田建設部次長 通常は 10 年は持つということは屋内ですとあるんですが、7年ほど

で限界が来るということは聞いております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 35 ページの道路橋りょう費の米ノ井弁才天のところです。今回増額という

ことで、新たに地権者と合意ができたということで増額ということになったんですが、こ

この今回の合意で、工事はこれで進むということでいいんでしょうか。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 米ノ井弁才天につきましては、医師会病院下の田んぼの部分、谷津田

になってる部分の狭くなってる部分を当初計画しておりました。それで地質調査測量等行

っておりました。それで、今回、294 号側に向かって、山でS字になっているところがご

ざいます。そこの地主さんと境界立ち会いをしたときに大分話が進みまして、その山の一

部を削り取って道路改良、安全対策できるんじゃないかということが見通せましたので、

その部分、擁壁等の工事も行う可能性がありますので、その部分で地質調査を補正増額さ

せていただきたいものです。以上です。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 294 に向かって右側ということですか。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 右側です。

○金澤委員長 関戸委員。

Page 15: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○関戸委員 ここは下がっておりますので、道路自身が。今度の工事で道路自身を上げる

ってことはしませんよね。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 これから設計になりますので詳しくは申せませんが、たるんでいる部

分なんかは修正しながらやる予定でございます。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 ここは長い――稲戸井駅の南側からずっと入ってくる排水路だと思うんです。

雨水排水。そういう意味では、長い期間にわたってしゅんせつがされてなくて、相当溜ま

って1メートルぐらい溜まってると思うんですが、今回の工事で、そういうところという

のは関連して何か考えてるんですか。

○金澤委員長 前野次長。

○前野建設部次長 排水対策課、前野です。今年度、ハーモニータウンの周辺のしゅんせ

つ、それは行っております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 完了したんですか。

○金澤委員長 前野次長。

○前野建設部次長 グリーンスポーツセンターの下までの区間については、一部しかまだ

完了しておりません。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 この道路の下側に――すぐ下側に大きなボックスカルバートがあると思うん

です。ここのしゅんせつもやるということで進むんでしょうか。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 工事の際にそこのしゅんせつを含めまして、あとボックスカルバート

の部分を延長するというようなことで考えております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 この排水路は、御存じのように埋め立てによって相当暴れまして、ごらんの

とおり側壁も相当もう曲がっちゃってるというか、折れてるとか、いろいろ……そういう

ところまでは踏み込まないですか。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 道路改良の範囲は、先ほどの御説明で申し上げたとおり、あそこの谷

津田の部分のみ考えておりますので、その先は考えておりません。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 しゅんせつをすると、今1メートルぐらい溜まってますから、恐らく、その

先が出るというふうに思うので、そういうところも関連してこの道路は考えておかなきゃ

ならないのかなと思って質問させていただいています。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 ある程度の影響範囲の中ではやらさせていただきたいと思ってます。

以上です。

Page 16: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 41 ページです。都市計画費です。今回、取手駅西口都市整備事業特別会計

繰出金で大きな減額ですが、これは2棟の解体がずれたということからですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 繰り越し、2棟の繰り越しということではなくて、補助金とか、

そういうものが対応できたという内容になります。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そうすると、2棟の解体が変わったと。おくれたということではないという

ことですね。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 そういうことではございません。

○金澤委員長 ほかにありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○金澤委員長 質疑なしと認めます。これで議案第9号、所管事項の質疑を打ち切ります。

続いて、議案第 22 号、令和元年度取手市一般会計補正予算(第 12 号)を議題といたし

ます。 説明を求めます。飯竹課長。 ○飯竹中心市街地整備課長 中心市街地整備課、飯竹です。続きまして、議案第 22 号、

令和元年度取手市一般会計補正予算(第 12 号)についてご説明申し上げます。補正予算

の内容につきましては、取手市が行った取手駅北C街区事業提案公募事業に関連して、平

成 25 年度水戸地方裁判所に提起されていた住民訴訟の判決が1月 31 日にございました。

その後、2週間の控訴期間を経て判決が確定したことから、弁護士報酬として、訴訟代理

委託料を計上するものです。

それでは、補正予算書3ページをお開きください。歳入から御説明いたします。19 款、

繰入金、2項、基金繰入金につきましては、財政調整基金繰入金 1,320 万円の増を計上し

ております。

続きまして、歳出について御説明いたします。7款、土木費、3項、都市計画費、土地

区画整理事務に要する経費の訴訟代理委託料としまして 1,320 万円の増を計上しておりま

す。 以上、議案第 22 号の説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げ

ます。以上で、説明が終わりました。 ○金澤委員長 これから質疑を行います。質疑ありませんか。 佐藤委員。

○佐藤委員 議案第 22 号の一般会計補正予算について、事実確認をさせていただきたい

と思います。まず最初にお伺いしたいのは、この住民訴訟において原告が訴えた相手は一

体誰なのでしょうかということ。そして何を求めてきたのでしょうか。明確にする必要が

あると思いまして、その点をお尋ねいたします。

○金澤委員長 飯竹課長。

Page 17: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○飯竹中心市街地整備課長 お答えいたします。この住民訴訟で原告が求めたものは、執

行機関である取手市長を相手にC街区の公有地の売却や、区画整理事業による造成工事に

伴う損害額を市長個人や当時の関係職員に対して請求せよというものでした。よって、こ

の住民訴訟による被告は、執行機関である取手市長となっております。

○金澤委員長 佐藤委員。

○佐藤委員 ありがとうございます。この住民訴訟で原告が訴えた相手は、市長や職員の

個人ではなくて、執行機関である取手市長であるということでよろしいでしょうか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 そのとおりです。そのためこの案件につきましては、当初か

ら取手市が市の顧問弁護士にある法律事務所に委託を行って訴訟を進めてきたところでご

ざいます。

○金澤委員長 佐藤委員。

○佐藤委員 ありがとうございます。では次に伺います。今回の補正予算に計上された訴

訟代理人委託料は 1,320 万円と大変高額であると思っておりますけれども、その算出の根

拠について、弁護士事務所からの説明はどのように受けているんでしょうか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長。 お答えいたします。このほど補正予算に計上させていただ

きました訴訟代理委託料につきましては、弁護士事務所から協議書という形で協議をいた

だいております。1,320 万円の算出根拠につきましては、原告が執行機関である取手市長

に対して、市長個人や職員等に対して損害賠償を求めよと要求した 5,900 万円とその遅延

損害金を基準に算出しているところでございます。

○金澤委員長 佐藤委員。

○佐藤委員 ありがとうございます。この協議書というのは、きのうメールでも拝見して、

今コピーもとってきてあるんですけれども、この 1,320 万円の根拠について、本会議のと

ころでも質疑があったと思うんですけれども、再度、この件に対して具体的な説明をお願

いいたします。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えいたします。市有地の売却であって、区画整理事業に

よる造成工事に関連して原告が損害賠償の額として要求したのが 5,900 万円、また、事業

完了から訴訟が結審するまでの8年分の遅延損害金、こちらを合わせると約 8,300 円とな

ります。8,300 万円ですね。この 8,300 万円に対して一般的に弁護士報酬費用として、そ

の額の 15%から 20%、一般的に弁護士報酬として行っているというふうなことも聞いて

おります。その額が今回、1,320 万円という額になっているところです。

また、弁護士報酬規定、過去に平成 16 年4月に廃止にはなりましたが、その後、自由

化されたことから、今回は訴訟において提示された額を基準にして算定したものと伺って

おります。また、内容としまして、今回の訴訟に当たりましては、6年8カ月という長期

にわたり、また約 30 回の口頭弁論、また、準備書面も 25 回の作成、また、証拠書類につ

きましても 100 種類の提出があったということもございます。そういったことから、報酬

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費用の算出についても考慮されていると伺っております。これらの算出根拠につきまして

確認したところ――しているところでございまして、今回、補正予算として計上させてい

ただいているところです。

○金澤委員長 佐藤委員。

○佐藤委員 わかりました。ありがとうございます。再度確認するわけですが、今回の弁

護士の報酬については、取手市ではなくて、市長や職員が支払うべきだというような何か

御意見もあったと聞きましたけれども、それはないということで再度整理して、その説明

をもう一度お願いします。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長。 先ほども答弁させていただきましたが、今回の住民訴訟、

被告になったのが執行機関である取手市長に対し提起された訴訟でございます。なので、

職員等が訴訟相手となったものではございません。また、弁護士費用の算出のもととなっ

た金額につきましては、弁護士報酬基準が廃止されていることから、今回は原告が訴訟に

当たって、損害賠償額として提示した額をもとに算出をしているところでございます。

○金澤委員長 佐藤委員。

○佐藤委員 ありがとうございます。確認できました。

○金澤委員長 ほかに……。

入江委員。 ○入江委員 私のほうからまず確認させてください。この住民訴訟が提起される前に市議

会の中で、大変多くの時間をかけて審議されたという記憶がございます。会議録を確認す

ればわかることなんですが、今、執行部として把握している部分の中で、決議や請願など

についてどのような状況であったか、その結果についても、把握してるのかお尋ねします。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。市議会における決議や請願の状

況につきましては、公有地の売却を中止する決議などを初めとして、幾つかの決議や動議、

また、C街区の公募事業に関連する請願など多数過去にございました。多数ございました

中でも、疑義を呈するような内容の決議や動議また請願につきましては、否決や、また不

採択となっていると記憶しております。

また、当該事案につきましては、当時、住民監査請求もございました。市に損害が生じ

るとは認められないということから、本件請求には理由がないものとして、監査の結果も

出ているところでございます。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 私、当時、そのとき監査委員を務めておりましたので、たしか住民監査請求

がありまして、そこできちんと監査をした結果、市に損害が生じていると認めないという

結果を出していますので、それを改めて確認したかったところでございます。

本題に入ります。今回の補正予算に計上された訴訟代理人の委託料、先ほど佐藤委員の

ほうから根拠について質疑がございましたが、私のほうからは、弁護士事務所と協議を行

ったということですけど、弁護士の報酬金額をほかといろいろと比較検討というのはして

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きたんですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。今回の成功報酬の算出などにつ

きましては、また別途、準備書面等の原稿の作成、またその作成に伴う打ち合わせ等に時

間等に関して、時給換算して算出する方法などもほかにあると伺っているところです。こ

ちらにつきましては答弁書――準備書1ページ当たりと原稿作成料を算出する場合、また

はこれらの資料の作成に当たり、相手方の主張に対する事実関係の調査、また法律面から

の検討、今回の事案につきましては、不動産鑑定評価基準等の検討も含むとは思いますが、

これらの検討や打ち合わせ等に要した時間について、時間当たりの時給というものを換算

して行う場合もあるとか、また、今回、証拠につきましても先ほど答弁させていただきま

したけど、100 個の証拠書類も作成してきたところです。証拠書類の作成に当たりも作成

料というものを算出して計算をするような場合もあると伺っているところです。仮に、今

回の事案などに当てはめて試算をしてみますと、1,600 万円以上の試算額もあり得るとの

意見も伺っているところです。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 わかりました。ただ言われた金額だけをポンと受けて、このように提出して

いるのでなく、いろいろと――いろんな角度から検討をされたということなので、その辺

は了承しました。以上です。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 何点かお聞きします。今度のこの判決です。これで、取手市が得られた利益

というのは、行政の適正さの確認というもので、金銭には換算できないものではないです

か。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。先ほども答弁させていただきま

したが、今回の原告から求められた損害金というのは 5,900 万円という……。この 5,900

万円は、確かに市に対してというわけではなくて、5,900 万円が取手市が、当時の市長、

職員に対して損害賠償を求めよというものです。その求めるものとしての 5,900 万円が経

済的利益という形で考えております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 今、答弁にあったように 5,900 万円、これを取手市が請求できるんだよと。

つまり、原告は 5,900 万円を請求できるはずだというふうにこの訴訟で主張しました。相

手は取手市なくて、藤井市長ではないですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 先ほども御答弁させていただきましたが、今回の訴訟に当た

る被告という者は、執行機関である取手市長になります。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 今質問しましたように、原告は――取手市長は 5,900 万円の損害を取手市に

返しなさいという訴訟ですから、被告は取手市長ということになると思うんですが、経済

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的な利益という点では何もないというふうに思うんですが、この点で日本弁護士連合会の

旧基準、この基準については、出されました書類で旧基準もありますがということで、計

算する方法もありますが、そうではないよというふうにしたんだと思うんですが、違う計

算でやったその理由は――旧基準に従わない理由なんですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。確かに昨日配付させていただき

ました協議書のほうに旧弁護士の報酬基準の算出の方法もありますし、また、そのほかに

訴訟の期間、今回で言うと6年8カ月と、長時間要しているところ、また論点も極めて多

岐にわたったところ、また事案の特殊性から、今回で言うと不動産鑑定基準、評価基準等、

専門的知識も必要とされました。また、今回、弁護士の対応も非常に難しい事案であった

ということから、拘束時間も長きにわたる事案でありましたので、今回はまた別途、旧報

酬基準によるものではなく、損害金に対しての1割5分、15%程度の報酬額を計上させて

いただいているところでございます。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そうすると旧基準でしなかった。旧基準の中には、今おっしゃられたような

ことは一切ないよという認識だったんですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 旧基準に一切なかったというか、その事案事案によって、弁

護士事務所のほうで、その事案の内容であったり、難易度であったりというものを考慮し

て評価基準に沿った額であったり、またそれに沿わない額であったりというものを計算し

ていると伺っております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 旧基準の中には、今おっしゃられたような様々なものが含まれていないとい

う認識ですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 今回の評価基準、旧基準というものは、当時、平成 16 年4

月には廃止されましたが、この事案について、各一律の――損害金に対して一律の評価基

準ではなくて――損害基準ではなくて、それぞれの事案に合った長時間であったり、難易

度であったりというものを考慮するために、この評価基準というものが廃止されたものと

考えております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 今回のこの書類を見ますと、協議というのが出されました。この協議の中に

今言ったように、旧基準ではないよということから始まってるんですが、一番最後に

「1,200 万円でお願いしたいと考えております。よろしく御検討ください。」というふう

にあります。つまりこれお願いなんですよね。これについては、その後どういう協議がさ

れたんですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 こちらの協議いただきまして、当然、先ほども御答弁させて

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いただきましたが、今回の訴訟に当たってのこの金額につきまして、例えば、原稿料作成

というようなことであれば 1,600 万円ほどかかるよというようなお話もいただいてお……

○関戸委員 もうちょっと大きな声で。

○飯竹中心市街地整備課長 1,600 万ほどかかるような御意見も伺っております。また仮

に、評価基準に合うものなのかどうなのかということもお話をさせていただいておりまし

て、今回の事案については先ほどからも御説明させていただいてるとおり、難易度がある

ことから、今回の事案については評価基準にはそぐわないということで御意見を伺ってい

るところです。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 聞いたのは、「お願い」ですから、お願いを受けて、どういう協議がされた

のかと聞いてるんです。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 今お話しさせていただいたとおり、この 1,200 万円の妥当性

について検討させていただいたところです。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 何回協議してるんですか。これが出されて以降。この「お願い」が出されて

以降。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 済みません。ちょっと回数については記憶しておりません。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 協議の中身を示すようなものがあります。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 電話等で確認をしているところでございまして、協議書とい

うものはございません。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 電話で協議をしてるということですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 そのとおりです。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 先ほど言いましたように、「1,200 万円でお願いしたいと考えておりますの

で、よろしく御検討のほどお願いします。」というふうに、大変ですね……

〔髙橋議会事務局主事ベルを1回鳴らす〕 ○関戸委員 (続)遠慮してるんですが、それ電話でということなんですか……わかりま

した。これの算出をする上で、千葉県の市川市で起きた学校給食の調理業務委託料をめぐ

る1億 1,600 万円の賠償争った。これについては、その中身をごらんなってますか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 済みません。私個人としては存じ上げておりません。

○金澤委員長 関戸委員、あと 30 秒です。

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○関戸委員 これ極めて重要な中身になっています。1,600 万の返還を求めた。原告が敗

訴しましたが、結果的に弁護士の標準基準で計算をして、着手金も含めて 144 万 6,000 円

で済んでいます。そういうことも……

〔髙橋議会事務局主事ベルを2回鳴らす〕 ○関戸委員 (続)参考になるわけじゃないか……

○金澤委員長 関戸委員、時間になりました。

○関戸委員 (続)では、参考にしたかどうかだけお答えください。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 先ほども御答弁させていただきましたとおり、私はその事案

については存じておりません。

○金澤委員長 質疑は……小池委員。

○小池委員 私のほうで、市が経済的利益というところを出したところの考え方が一番重

要なのかなというふうに考えているんですけど、この間の答弁で 8,300 万円を経済的利益

とした根拠がまだ何か明らかに伝わってこないんですけど、説明お願いします。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。今回、原告から求められた損害

賠償請求は 5,900 万円ということは御答弁させていただいたとおりです。これに対して年

5%の割合に対する遅延損害金というものがおおよそ 2,400 万円ほど発生しております。

合わせて合計で約 8,300 万円の損害金というものになりますが、こちらにつきましては、

今回、仮に取手市が敗訴した場合は、執行機関である取手市が、訴訟の中でありました個

人である取手市長、また、当時の関係職員に対して、損害賠償請求を求めよというような

訴訟でございますので、その損害金 8,300 万円を求めるということに対しての経済的利益

ということになっております。

○金澤委員長 小池委員。マイクお願いします。

○小池委員 経済的利益というのは、市にお金が一切入っていない状況で、どういった利

益を市は受けたというふうに解釈しているんでしょうか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 こちらにつきましては、弁護士事務所のほうに 8,300 万円を

取手市が求めなかったということが損害的利益になるというふうに伺っております。

〔発言する者あり〕 ○金澤委員長 続けてください。

○飯竹中心市街地整備課長 済みません。失礼しました。経済的利益。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今回、その原告から請求された 5,900 万円を支払わなくて済んだのは、市長

とか、職員の個人の方々なんですよね。だからそう考えると、原告から訴えられた市長が、

やはり支払うというところを――理屈じゃないかというふうに市民としては考えますけど、

今までの説明では、もうその負担を――というか責任を負うのは取手市ということで、こ

の裁判が行われているということなんですよね。

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○金澤委員長 澤部副参事。

○澤部総務課副参事 総務課の澤部です。訴訟一般の観点からお答えを申し上げます。小

池委員、御指摘の住民訴訟において個人が負担すべきではないかというお話ですが、確か

に、2000 年前半までは地方自治法上の住民訴訟というのは、職員個人あるいは首長個人

がそれぞれの負担に応じて、敗訴した場合には負担しなければならないという制度がござ

いました。ですが、2000 年前半ですが、そのような状況だと市政あるいは行政の萎縮を

招くのではないか。個人が過度に負担するのを求めることになると行政としては何もしな

くていいということになるのではないかというような話が行政、町村会・市長会の中から

出まして、2000 年前半に地方自治法が改正されております。

現行の法律は、その改正自治法――改正地方自治法に基づくものですが、現在は住民訴

訟の形態としては、あくまで行政体である組織の――行政体代表者である市長に対して訴

訟を提起していただくという形態になっております。以上です。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 私は、やっぱりこの経済的利益をもとにして、最初に出した着手金とか報酬

金額が決まっていくというところを考えると、そこの経済的利益のところが曖昧に対応さ

れてはいけないというふうに感じるんですね。平成 25 年度に支出した着手金の 250 万

3,000 円の根拠というのは、市はどういうふうに理解してたんでしょうか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。当初の着手金につきましては、

先ほどからお話がありました旧報酬基準――算定報酬基準に沿って算出をしております。

こちらにつきましては、着手金ということでございますので、当初この事案につきまして、

どれぐらいの訴訟期間がかかるであったりとか、その訴訟の難易度、専門的知識がどれだ

け必要かということは不明なことから、当初の着手金につきましては、旧報酬規定を準用

しております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 この着手金の金額のことと、あと今回請求されている額の決定について、や

はり今回、本会議で加増議員求めたんですけど、報酬規定、その弁護士事務所の報酬規定

と、その事務所からの請求書がまだ明らかにされていないんですけど、これは近日中に明

らかになるんですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長。 お答えいたします。報酬規定につきましては、こちらの当

該法律事務所のほうにございますが、こちらにつきましては、あえて公に公表するような

ものではないという弁護士事務所からのお答えをいただいておりますので、特にこちらで

は、報酬規定を持ち合わせていることではございません。

また、請求書につきましては、今回の事案、補正予算可決後につきまして、もし可決さ

れましたら、そちらにつきましては、再度請求書というものをいただく形になるかと思い

ます。

○金澤委員長 小池委員。

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○小池委員 報酬規定がこの議場の場で明らかにできなくても市は確認しているんですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 確認というのは、請求書の話ですか……お答えさせていただ

きます。請求書自体はまだいただいていない状況です。今回につきましては協議書という

ものを事前にいただいて、今回配付させていただいておりますが、請求書ではなくて、協

議書というものをいただいております。報酬規定につきましては、弁護士事務所の中で存

在しているものでございますので、こちらにつきましては口頭で確認しております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 これだけ重大な事件をお願いする弁護士事務所に、まず、報酬規定の確認を

しっかりとってないところがいかがなものかと思うんですけど。あと、なぜ 1,320 万円と

いう額を出しておきながら、その請求書をもらわないで、それを提示するというのは、ど

うなんでしょうか。一般常識的におかしいかと思いますけど。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。この事案につきまして、先に請

求書をいただいてしまいますと、請求を受理してから何日間以内に支払いを行わなければ

ならないというものもございます。今現在、こちら補正予算を計上している段階で、予算

を確保していない状況で請求書をいただいてしまいますと、支出できないということが発

生してございますので、今回につきましては、補正予算可決後に正式に請求書をいただく

形になります。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今回、その市民の大事な税金が支出されるというところで難しい事案であっ

たとか、年月がかなりかかったというところを指摘してるんですけど、年5%の損害遅延

金が8年分の計算で協議書の中に書かれていて、これはなぜ遅延したというところの原因

を市はどういうふうに考えてますか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 遅延をしたことを市がどう考えてるかということですか……

8年というものが、今回の事案が発生してから今回の判決に至るまでが8年経過した形に

なります。この8年の経過、中には6年8カ月の訴訟期間というものがございましたが、

この訴訟期間6年8カ月につきましては、裁判長の進行管理の中で裁判を行ってきた形に

なりますので、そのかかった期間、例えば訴訟の期間が6年8カ月かかったことに関して

は、裁判長の進行管理の判断のもと行ってきた形になっております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 裁判を……

〔髙橋議会事務局主事ベルを1回鳴らす〕 ○小池委員 (続)1日でも早く終わらせるという努力が必要だったと思うんですけど、

その点で市はどのような努力を行ってきたんでしょうか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。小池委員おっしゃるとおり、早

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く判決をいただくことが何よりだと私どもも考えておりました。こちらにつきましては、

この訴訟につきましては、原告、また取手市では被告、それぞれの主張を準備書面という

形で裁判所に提出して訴訟を進めてきた形になりますが、この要した時間につきましては、

どうしても被告・原告が短く、早く終わらせたいと言っても、やはり裁判長の進行管理の

もと、裁判を行われているわけでございますので、どうしてもそこにつきましては、裁判

長の判断によるところが大きいかと考えております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 この間、その裁判の日を被告側である市が議会だっていうところを理由にし

て伸びたっていうところも一部聞いたので、この点は、事実ですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。確かに準備書面の作成上、こち

ら行政としても、かかる時間というところもございますので、やはり市議会の開催の時期

に合わせてしまいますと、例えば期日、口頭弁論の期日が重なってしまいますと、なかな

か議会中、我々もその水戸地方裁判所に出向くことが不可能ということもございましたの

で、そういった時期につきましては、当然、ちょっと控えていただきたいというような御

意見は裁判所のほうに伝えております。

○金澤委員長 澤部副参事。

○澤部総務課副参事 総務課の澤部です。ただいまの答弁に補足を申し上げます。今回の

訴訟につきましては、もともと被告から損害賠償を求められたのが、市長、元副市長、元

部長などになります。いずれも皆様方、議会へとお出にいただいている方々でした。都度、

原告の方々から書面をいただくわけですが、その書面に対して市としては反論をする必要

がございます。そうしますと、その反論をどのように反論をすべきか、どのような書面を

つくるべきか、あとは実際に法廷にできるだけそういう方々は行っていただきました。そ

れは都市整備部部長、課長も同じでございます。そのような都度都度の状況に対して、ど

う反論して、あるいはどういう状況かを把握していただくというところもございましたの

で、できるだけ議会会期中は避けていただくように、ただ、どうしてもやむを得ない場合、

あるいはこちらとして特に対応の必要がない場合は、議会会期中でも出廷応じた経緯がご

ざいます。以上です。

○金澤委員長 小池委員、残り 27 秒。

○小池委員 今回、この件で本当に市長が疑惑を持たれるような言動を行ったところにす

ごく問題を感じるんですけど、市長は裁判に何回行かれましたか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。市長は傍聴には出向いておりま

せん。

○金澤委員長 小池委員、残り 10 秒です。

○小池委員 今回、この報酬規定のほうが明らかにしていただきたい。これを絶対にお願

いしたいんですけどいかがでしょうか。

〔髙橋議会事務局主事ベルを2回鳴らす〕

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○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。報酬規定につきましては、取手

市の文書ではございませんので、法律事務所の文書という形になりますので、特に公にす

る必要はないというふうな形で弁護士事務所からお伺いしているところです。

○金澤委員長 ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 質疑なしと認めます。これで議案第 22 号の質疑を打ち切ります。

それでは、議案第 10 号及び議案第 14 号を一括議題といたします。説明を求めます。 齋藤部長。

○齋藤都市整備部長 都市整備部、齋藤です。議案第 10 号、令和元年度取手市取手駅西

口都市整備事業特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。歳入歳出の総額

に、それぞれ5億 4,403 万 2,000 円を追加いたしまして、総額 23 億 2,407 万円とするも

のでございます。内容につきまして、担当から御説明させていただきます。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 区画整理課、海老原です。まず図面の概要のほう説明させてい

ただきたいと思います。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 区画整理課、浅野です。よろしくお願いします。それでは、議

案第 10 号、令和元年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計補正予算(第3号)につ

きまして、図面を用いて説明させていただきます。

〔図面説明〕 ○浅野区画整理課副参事 図面をごらんいただきたいと思います。図面の右側にあるのが

取手駅となります。取手駅から左下方向に都市計画道路 3315、はなの木通りでございま

す。左側南北に国道6号線、図面上の東西に都市計画道路3・4・8号線、そして取手駅

に向かいまして、南北に都市計画道路3・4・37 号、治助坂がございます。赤い線で囲

んだ部分が取手駅北土地区画整理事業区域であります 6.5 ヘクタールとなっております。

今回の補正につきましては、国の補正に伴いまして事業の進捗を考慮して、来年度予定し

ていた事業を前倒しで進めていくものでございます。その内訳といたしましては、来年度

の――失礼しました。今年度の交渉の中で執行できなかった工事請負費と補償費を減額し

て工事請負費へ流用し、国の補正を加えまして約9億円の事業費としたものでございます。

補正額といたしましては総額5億 4,403 万 2,000 円の増となります。続きまして、主な項

目毎に御説明いたします。委託料といたしまして、取手駅西口ペデストリアンデッキ詳細

設計業務委託料 6,600 万円でございます。今年度の概略設計に基づきまして、交通広場の

範囲内において詳細設計を行うものでございます。なお、エレベーター等の昇降設備の設

計なども含んでございます。続きまして、工事請負費といたしましてA街区地盤改良工事

5,000 万 6,000 円でございます。A街区及びはなの木通り拡幅部分に想定される軟弱地盤

対策工事となります。次に、A街区造成工事7億 7,570 万 2,000 円でございます。取手駅

西口交通広場整備に必要となる暫定広場の整備に向けて、基礎杭を含む建物5棟の地下構

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造物について撤去を行っていくものでございます。この撤去工につきましては、地下2階

などのものもございまして、周辺の道路や建物への影響なども考慮して、市において施工

いたします。繰越額といたしましては、先ほど御説明いたしました工事請負費及び委託料

の事業費約9億円と、そのほかに契約済みの建物解体完了払い分の補償費約2億 5,000 万

などを含めまして、総額 11 億 5,000 万円余りとなります。以上で、図面での説明を終わ

らせていただきます。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 それでは、重複するところはございますが、再度、御説明いた

します。補正予算書6ページをお開きください。歳入歳出補正予算事項別明細書、歳入か

ら説明いたします。2款、国庫補助金につきましては3億 800 万円の増となり、こちらは

国の補正予算の対象となったことから、増額となります。次に4款、一般会計繰入金につ

きましては 6,966 万 8,000 円の減となります。次に、7款、市債ですが、取手駅北土地区

画整理事業債2億 5,330 万円の増となり、減収補填債 5,240 万円の追加となります。

続きまして7ページ、歳出について御説明します。1款、事業費、取手駅北土地区画整

理事業に要する経費としまして5億 4,403 万 2,000 円の増となります。図面でも説明させ

ていただきましたが、内訳としましては委託料及び工事請負費となります。このたび国の

補正があり、事業の進捗を図るため、来年度予定していた暫定広場整備のための準備とし

て、A街区地盤改良工事及びA街区造成工事を進めてまいります。また、補正予算書に減

表示となっている事業残額は、補償交渉の経過により執行できなかった事業について、工

事請負費に流用させていただき、国の補正予算と合わせて、補正額5億 4,403 万 2,000 円

の増となります。 次に3ページに戻っていただきます。第2表、繰越明許費について説明します。取手駅

北土地区画整理事業費 11 億 5,071 万 8,000 円を繰り越しといたします。主な内容としま

しては、A街区造成工事と建物移転補償費となります。内訳としましては、建物移転補償

の2棟について、今年度末の完了が見込めなくなったため、完了払い分について繰り越し

させていただきます。また、先ほど説明いたしました補正による前倒し分の事業を合わせ

まして、11 億 5,071 万 8,000 円を繰り越しといたします。西口特会の説明は、以上とな

ります。 ○金澤委員長 川田部長。

○川田まちづくり振興部長 まちづくり、川田でございます。それでは、議案第 14 号、

令和元年度取手市競輪事業特別会計補正予算第1号について御説明いたします。既定の歳

入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3億 8,713 万 7,000 円を減額し、歳入歳出予算の

総額を歳入歳出それぞれ9億 5,408 万 9,000 円とするものです。詳細については、所管課

長から説明いたします。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 産業振興課、海老原でございます。歳入から説明させていただき

ます。補正予算書の4ページをお願いいたします。2款車券発売収入、1項車券発売収入

の通常開催車券発売収入は市の通常競輪前節の前日に予定されていた前橋競輪場のGⅠ最

Page 28: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

28

終日が台風の影響で順延となり、併用?発売での開催となったことなどから、車券売り上

げが目標額を下回ったため、4億 1,051 万 6,000 円を減額しております。5款繰越金、1

項繰越金の前年度繰越金は繰越額の確定により、2,221 万 1,000 円を増額しております。

6款諸収入、2項雑入の臨時場外車券発売業務代行費は、当初、場外施設競輪発売の開催

数を 10 開催と見込んでおりましたが、茨城県との交渉により 12 開催実施できる見込みと

なったことから、116 万 8,000 円を増額しております。続きまして、歳出について説明さ

せていただきます。5ページをお願いいたします。1款競輪事業費、1項総務費の競輪事

務に要する経費は、来年度から競輪場従事員の会計年度任用職員への移行に伴い、今年度、

全従事員への離職餞別金が生じることになるため、基金積み立てを行わず、支払いに対応

するため、1,000 万円を減額しております。続きまして、1款競輪事業費、2項事業費の

通常競輪事業に要する経費は、場間場外の発売場がほかの競輪開催との併用発売となった

ことなどにより、賃金請求が少なかったため、賃金を 985 万円減額、同じく、場間場外場

及びサテライトの車券売上額が目標額を下回ったため、役務費を 1,124 万 3,000 円減額、

同じく、通常競輪車券発売の売り上げ金額が目標額を下回ったため、委託料を 1,440 万円

減額、同じく、場間場外場及びサテライトの車券売上額が目標額を下回ったため、使用料

及び賃借料を 2,385 万 6,000 円減額しております。続いて6ページをお願いいたします。

負担金補助及び交付金につきましても車券売上額が目標額を下回ったため 1,306 万 7,000

円を減額しております。次に、償還金利子及び割引料につきましても、車券売上額が目標

額を下回ったため、3億 972 万 1,000 円を減額しております。なお、的中車券払戻金は通

常開催車券売上額の 75%を払い戻すものとなっております。続きまして、3款諸支出金、

1項諸支出金の競輪事業一般会計繰出金は、一般会計補正予算でも申し上げさせていただ

きましたが、今年度当初 10 開催を予定していた場外競輪発売を茨城県との交渉により、

12 開催実施できる見込みとなり、また、開催時の経費節減にも努めたことで 500 万円の

増額をしております。以上、ご審議賜りますようお願い申し上げます。

○金澤委員長 以上で、説明が終わりました。

これから質疑を行います。質疑ありませんか。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 まず、議案第 10 号のほうでお聞きします。7ページの取手駅北地区区画整

理事業なんですけど、A街区の地盤改良工事は、軟弱地盤が発覚したという説明をいただ

いてるんですけど、この点については、もっと早い段階でわからなかったのかというふう

に考えるんですが、いかがですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 お答えします。軟弱地盤というのは、当初からわかってたので

はないかということだとは思うんですが、西部南地区、A街区については、もともとは沼

であったというような形のものは把握はしておりましたが、現実に街区ごとに実施設計な

どを行って進めてきておりまして、昨年――25 年から西部の委託を進めておりまして、

そのような中で試験とかを行い、軟弱地盤の対策を検討してきたという結果に基づいてお

ります。

Page 29: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 あと、平成 31 年度、令和元年度の予算に対してなんですけど、取手駅の西

口のペデストリアンデッキの概略設計の業務委託料が、予算では 2,087 万 8,000 円に対し

て 968 万円の減額、これはどういった理由ですか。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 お答えさせていただきます。こちらにつきましては業務委託

の請負差金の減になっております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 そうする――そうしましたら、地下構造物の撤去工事も、予算に対して減額

になってるというのは同じような理由ですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 金額の多い部分に関しましては、事業の工期とか、そういうも

のが影響いたしまして、前年度の繰越金を利用して、その部分を行って――先行して行っ

ているという状況がありまして、差金も含めてこのような金額の減となっております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 その工事のほうが思うように進まなかったというのは、どういった理由です

か。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 工事が進まなかったというわけではないんですが、若干、補償

交渉という影響というのがあるかということかとは思うんですが、その部分もありますが、

補助事業をやっておりまして――未執行の部分を次の年度で先行して工事費に利用させて

いただき、進捗を図っているという状況もあります。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今おっしゃったの補償交渉というのは地権者との交渉を行っているというこ

とですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 そのとおりです。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 A街区の造成工事については、その区画整理の事業と再開発の整備というの

をなぜ結びつけて行っているのかがよく理解できないんですが。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 基本的には、区画整理事業は単独で進めております。区画整理

事業が終了して、今計画してますA街区の再開発というのは、その使用収益開始後に実施

されていくような内容となっております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 区画整理の事業が、やはり思うように進まないという現状というふうに受け

とめていいんですかね。

○金澤委員長 小池委員、今は元年度の西口特会の補正予算についての質疑を行っていま

Page 30: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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すので、その補正予算に沿った質疑をお願いします。どうぞ続けてください。

○小池委員 だから、その補正予算で、何ていうんですか、減額になってるからやはり区

画整理事業が進んでないということの理解でいいんですよねという問いなんですけど。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 基本的にはその減額というのは――何ていうんですか、財源の

配分とか、そういう形での内容のものなんですが、事業といたしましては来年度、暫定広

場を整備しまして、令和3年から令和4年で交通広場を整備する、この事業に変更はない

状況です。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 だから、先ほどおっしゃってたように、地権者との交渉が速やかに進まない

限りは、区画整理事業は終わらないということになりますね。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 事業計画どおり進むよう交渉のほうも丁寧に続けていきたいと

考えております。

○金澤委員長 ほかにありますか。関戸委員、ちょっと待ってください――関戸委員、ち

ょっと待って。お昼の時間になってしまったので、ここでお昼の休憩をとって、午後から

にいたします。

13 時まで休憩します。

午後 0時 分休憩

午後 1時 分開議

○金澤委員長 再開します。

ここで、小池委員より発言の訂正の意見を求められてますので、許可します。

小池委員。 ○小池委員 先ほど議案第 10 号のところの質疑で、ペデストリアンデッキの概略設計の

業務委託料について「960 万円の減額」という発言をしたんですが、「96 万 8,000 円」と

いうふうに訂正をお願いします。

○金澤委員長 訂正を許可いたします。

続きまして、各委員に申し上げます。本日、議案第 22 号に関連し、根岸議員から資料

配付の依頼がありましたので、委員長は許可し、お手元に配付しました。配付した資料で

A4横の表になっている資料のうち、網掛け部分のA4、横になっている資料のうち――

これです。 〔金澤委員長資料を示す〕

○金澤委員長 (続)網掛け部分の取手市住民訴訟の着手金の欄が「285 万 3,000 円」と

なっておりますが、3月6日、全議員に――資料請求により執行部から提出された資料で

は「258 万 3,000 円」となっております。根岸議員が作成した資料に誤りがありますので、

訂正をお願いいたします。正しくは「258 万 3,000 円」です。

それでは、議案第 10 号及び議案第 14 号に対する質疑を行います。

関戸委員。

Page 31: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○関戸委員 議案第 10 号です。先ほど繰越明許の部分で、この金額の内訳が言われたの

かなと思ったんですが、ちょっと聞き取れなかった部分があったものですから、再度、こ

の内訳をお願いします。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部副参事 繰越金額の内訳なんですが、補正の際に御説明させていただ

きましたA街区地盤改良工事、A街区造成工事、ペデストリアンデッキの詳細設計、この

金額を――おおよそ9億円なんですが、その金額と建物2棟分の繰り越し、完了払い分2

億 5,000 万円、合わせて 11 億 5,000 万円となります。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 全部で建物は6棟だと思うんですけど、今3棟壊してるので、2棟ではなく

て3棟ではないんですか。

○金澤委員長 齋藤部長。

○齋藤都市整備部長 都市整備部、齋藤です。今、3棟――確かに壊してます。そのうち

の1棟は年度内に終わりますので繰り越しはしません。残る2棟についてのみ繰り越しを

お願いするものです。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 7ページのこの地下構造物撤去工事なんですけれども、地下構造物というの

は、どういうふうに調べるんでしょうか。何でかと言いますと、ウェルネスのときも、途

中で実はやってたらコンクリートの大きなのが出てきたよということがわかったんですね。

あのとき何でわからなかったのという話になったんです。そういう点ではこの構造物とい

うのはどういうふうにわかるものなんですか。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 お答えします。こちらの地下構造物につきましては、A街区内

に存在していた堅牢な建物の地下階などが対象となっておりますので、プラザのときの地

下を――地下に基礎杭などを打っていくときに、従前ではわからなかったと、そういうよ

うな類いのものではなくて、もともと建物があったものの地下階。これを撤去していくと

いうような内容になっております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 これは全部の建物との――ものにこういうものがあるんですか。これから出

てくるということなんですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 今現在、建物移転6棟という話の中で、5棟のほうを整備せて

いただいてると。そのうちの地下の部分に関しては、このように、地下――取手市におい

て、撤去していきますよという内容になります。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そうすると、この金額はこれよりももっと大きくなるよということもある。

少なくなることもある。

○金澤委員長 海老原次長。

Page 32: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○海老原都市整備部次長 設計の段階ではこのような金額になっておりますが、現実に施

工した段階では、増減がある可能性はあると思います。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 減は少なくて増が多いということでもないの。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 その辺はちょっと把握できないような状況ですね。

○金澤委員長 関戸委員。

○海老原都市整備部次長 これは実際の構造物の設計とか、そういうの見て判断してるん

ですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 既存図――例えば、昔の建築確認をとったものとか、そういう

ものを利用して調査しております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 ほとんど正確にわかるもの。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 お答えします。ほとんどが既存図を参考にして設計して、どの

程度の規模のものが埋まっているのか。どういう内容になっているのかというのが、ほぼ

把握しておりますので、それによって、撤去にかかる費用というのはおよそ――もちろん

設計を組んでいくような形が可能です。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 全体的にこの6棟のうち、まだ1棟について合意が得られていないと。この

間、すごい時間を労して、費やして努力をされてきたと思うんですが、そういう意味では、

これが進まないと造成工事そのものが終了しないんだと思うんですが、それはその認識で

よろしいですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 暫定広場を今、来年度整備するという中におきましては、影響

のないように進めていきたいと考えております。また、事業完了に影響の出ないよう交渉

のほう続けてまいりたいと思います。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 影響のないようにするというのは、その意図を除いても設計をするよという

ことですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 計画どおりに進めるよう交渉のほうを続けてまいります。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 要するにこの間、多大な時間を労を費やしているんですが、それで進まない

んだと思うんですが、そういう意味では、もう大変な事態なのかなと思うんですが、大変

な事態という認識はないですか。

○金澤委員長 海老原次長。

Page 33: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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○海老原都市整備部次長 なるべく早く交渉がスムーズに進むよう努力しているという状

況です。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 努力してないと思っていませんが、この間努力してきて、つまり合意できな

いというのは、大変なことなんだという認識でよろしいですよね。

○金澤委員長 関戸委員、あくまでも今は、令和元年度の都市整備事業の特別会計補正予

算での質疑になりますので、改めて、質疑を行ってください。どうぞ。

○関戸委員 この先の話で、後でやることになると思いますが、いずれにしても、本当に

進むのかというのが大変心配をされるところです。先ほど、構造物の話をお聞きしました

が、地下構造物については、これは国の補助というのはあるんですか。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 お答えします。国の補助金を活用して進めております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 その解体費用も補助金が入ると思うんですが、地下構造物の撤去も同じよう

に入るということですか。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 はい。そのとおりでございます。

○金澤委員長 ほかにありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 質疑なしと認めます。これで議案第 10 号及び議案第 14 号の質疑を打ち切

ります。

続いて、議案第 16 号、令和2年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計予算を議題と

いたしまし――いたします。説明を求めます。 齋藤部長。 ○齋藤都市整備部長 都市整備部、齋藤です。それでは、令和2年度、取手市取手駅西口

都市整備事業特別会計について御説明いたします。本年度の予算額は歳入・歳出ともに、

9億飛んで 893 万 7,000 円。前年と比較しまして、8億 9,510 万 1,000 円の減となってお

ります。内容につきまして担当のほうから御説明させていただきます。

○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 予算説明の前に令和2年度、区画整理事業の予定カ所につき

まして、担当より図面にて説明させていただきます。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 区画整理課、浅野です。それでは、また図面をもとに御説明を

させていただきたいと思います。議案第 16 号、令和2年度取手市取手駅西口都市整備事

業特別会計予算につきまして、主な事業カ所について御説明をいたします。最初に、委託

料についてでございます。都市計画道路3・3・1号道路実施設計業務委託、360 万

8,000 円でございます。こちらは区画整理区域内と区域外の接続のために道路実施設計を

行うものでございます。続きまして、工事費でございます。まず、A街区造成工事、1億

Page 34: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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6,775 万円でございます。区画整理事業として残るは駅前交通広場、はなのき通り、治助

坂の整備となっております。A街区造成工事は、暫定広場の整備に向けたA街区全体の盛

り土造成工事を基本として進めてまいります。次に、駅前交通広場整備工事、8,221 万

4,000 円でございます。こちらにつきましては、A街区内に暫定広場を整備する工事でご

ざいます。既存の交通広場は3路線が接続し、一般車と路線バス、タクシーが利用する交

通広場となっております。利用者の利便性を確保し短期間での整備を進めるため、現在の

交通広場の機能を暫定広場に移しまして、既存の交通広場の整備を進めていく計画として

おります。広場を築造するために、歩道・車道の整備、排水構造物・道路附属施設などの

工事を行ってまいります。最後に、電線共同溝工事 6,000 万でございます。はなのき通り

と駅前交通広場の拡幅部分におきまして先行して、電線共同溝を整備していくものでござ

います。主な事業といたしましては以上でございますが、ここで、駅前交通広場と暫定広

場の概要などについて簡単に説明をさせていただきたいと思います。まず、最初に暫定広

場になります。暫定交通広場に関しましては、来年度、A街区内の地下構造物撤去工事な

どを行った後に一時造成工事を行って、その後暫定広場の築造工事に着手していく計画で

ございます。A街区は周辺の都市計画道路との高低差が大きいところから外周ののり面処

理を含め、約 6,000 平米強の面積を使用して築造していくこととしております。この暫定

広場は、現在の交通広場と同等の交通機能を有したものとして、バス停5カ所タクシー乗

降場2台程度。身障者用乗降場1カ所、一般車送迎用スペース5台分程度、それぞれを備

えた広場となっております。暫定広場の使用期間中におきましては、南側からの市道1-

4735 号線は一方通行となりまして、暫定広場に接続するような形になります。なお、黄

色と緑色の矢印につきましては、各方面からの歩行者動線などを示したものでございます。

整備スケジュールといたしまして、先ほど御説明いたしましたとおり、A街区内の一時造

成工事などを終えた後に工事を着手し令和2年度末に完了する計画で現在進めております。

続きまして、新設する新しい交通広場についてでございます。新設する交通広場に関し

ましては、昨年度より県警本部との協議、指導などを仰ぎながら計画を進めてまいりまし

た。この新設交通広場の概要でございますが、面積は現在の 4,100 平米から、1,400 平米

拡大されまして 5,500 平米へと広がることとなります。施設計画といたしまして、バス停

5カ所、身障者用乗降場1カ所、そして、新たに乗降用と降車専用のタクシーバースを設

けてございます。また、限られたスペースではありますけれども、一般車送迎用のスペー

スについても、新たに確保することといたしました。さらに、交通量の多い花の木通りか

ら交通広場への進入に関しまして、2車線化を計画したことによりまして、?通過交通?

との分離によって車両のふくそうが解消され、交通動線の正常化が図られていくものと考

えております。こちらが完成イメージ図となります。中央島に1カ所、ギャラリーロード

からの接続などを考慮した――して、駅ビル側の階段のわきにも1カ所、エレベーターを

設置いたします。垂直方向への歩行者経路もこれで確保されることとなります。そのほか、

広場内の歩道部には雨にぬれることなく駅方向などへ向かえように、連続性――連続した

シェルターも設けていく計画でございます。新しくなる新設交通広場は、交通結節拠点と

して、安全で円滑な街路空間の創出とともに、歩行者経路のバリアフリー化を初めとして、

Page 35: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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ユニバーサルデザイン対応の施設などを設置――施設などを設置していくことによりまし

て、安心で快適に回遊できる機能を備えた広場とな――備えたものとなっておりまして、

令和3年度から4年度にかけまして整備を行っていく予定でございます。以上で、図面に

よる説明を終わらせていただきます。 ○金澤委員長 飯竹課長。

○飯竹中心市街地整備課長 それでは改めまして、予算書の内容について御説明させてい

ただきます。特別会計予算書 14――14 ページからお願いしたいと思います。歳入・歳出

予算事項別明細書2の歳入から説明いたします。また、予算説明書では 184 ページからを

ごらんいただきたいと思います。それでは、1款、使用料及び手数料についてですが、行

政財産使用料としまして、1万円を計上いたしました。内容としましては、東電並びにN

TTの電柱敷地使用料になります。次に、2款、国庫支出金ですが、社会資本整備総合交

付金、防災安全交付金としまして、1億 5,942 万 3,000 円を計上しました。この交付金に

つきましては、取手駅北土地区画整理事務事業に要する経費分となります。続いて、3款、

県支出金、新市町村づくり支援事業費補助金 2,926 万円ですが、これまで整備を行ってま

いりました西口歩行者デッキ、サイクルステーションとりで、ウェルネスプラザの整備費

などに対して借り入れを行いました合併特例債の償還額の一部についての補助金となりま

す。次に4款、一般会計繰入金、5 億 9,863 万 4,000 円ですが、西口都市整備事業総務管

理に要する経費、取手駅北土地区画整理事業に要する経費、地方債元金償還金、利子償還

金及び一般職人件費等が主な内容となっております。続いて5款、繰入金――繰越金は

110 万円。次に6款、諸収入は預金利子1万円を見込んでおります。次に7款、市債です

が、取手駅北土地区画整理事業債として、1億 1,730 万円――地方道路等整備事業債とし

まして 320 万円を計上しています。続きまして、予算書 15 ページ、3の歳出について御

説明いたします。1款、事業費、1項、審議会費ですが、取手駅北土地区画整理審議会に

要する経費 13 万 9,000 円です。これは審議会委員 10 名で2回分の報酬を旅費を計上して

います。次に2項、総務費につきましては、一般職人件費となります。続きまして、16

ページ、西口都市整備事業総務管理に要する経費、118 万 7,000 円。主なものとしまして

は公用車2台のリース料及び取手駅北地区、まちづくり協議会補助金となります。次に、

下段3項事業費、取手駅北土地区画整理事業に要する経費として4億 5,060 万 1,000 円を

計上しております。内容につきましては、10 ページ、17 ページになります。初めに、工

事請負費3億 1,738 万 9,000 円の主な工事費については、A 街区造成工事1億 6,775 万円

となります。こちらは先ほど御説明したとおり、暫定交通広場の整備に向けた造成工事と

なります。次に、駅前交通広場整備工事、8,221 万 4,000 円となります。こちらは、A街

区の――に現在の交通広場の機能を移すため、暫定交通広場の整備工事を行うものです。

続きまして、補償補填及び賠償金、1億 2,668 万円の内容につきましては、主に?中

断?移転補償 23 件分となります。続きまして、予算書 18 ページ、取手駅東西自由通路整

備事業に要する経費としましては、JRとの協議の旅費3万 2,000 円となります。次に、

予算書 19 ページをお開きください。公債費につきましては、?関係?3億 5,627 万

8,000 円を計上しています。内容としましては、地方債元金償還金3億 1,597 万円。地方

Page 36: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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債利子償還金が 3,980 万 8,000 円となります。一時借入金利子償還金については 50 万円

を計上しています。次に 20 ページ、取手駅西口都市整備事業特別会計予備費は 50 万円を

計上しています。

続きまして、予算書 10 ページに戻っていただきまして、第2表地方債です。取手駅北土

地区画整理事業債としまして、1億 2,050 万円を限度額としています。次に申しわけあり

ません。29 ページをお開きください。債務負担行為の支出予定額等に関する調書となり

ます。内容としましては、過年度議決分のみとなっておりますが、3台の公用車リース料、

土木積算システム使用料及び保守点検委託となっております。最後に、30 ページの地方

債の現在高の見込みに関する調書について説明いたします。地方債の主なものとしまして

は、取手駅北土地区画整理事業債と合併特例債で合計としまして、前年度末現在高見込み

額、57 億 6,819 万 4,000 円。当該年度末現在高見込額 55 億 7,272 万 4,000 円となります。

以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○金澤委員長 以上で、説明が終わりました。

これから質疑を行います。質疑ありませんか。

小池委員。 ○小池委員 1点目は、先ほど、計画平面図を出していただいた図なんですけど、一般送

迎車の待避スペースというのは、どの部分で確保されているんでしょうか。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 済みません。暫定のほうですか、新しい新設のほうでしょうか。

〔発言する者あり〕

○金澤委員長 どうぞ。

浅野副参事。 ○浅野区画整理課副参事 新設のほうでよろしいですね……はい。図面の中で、赤く色を

染めてある部分――あちらが一般車送迎用のスペースとなっております。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 それはわかるんですよ。そこ――何台分というふうな説明いただきましたか。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 台数は具体的には先ほどの中でははしょらせていただきました

けれども、おおむね4台から5台程度がマックスかなと思います。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 そうすると、東口なんか見ていただいても、四、五台だとちょっと足りない

状況を考えられるんですけど、そのほか一般車がとまっていられる場所というのは計画に

は入ってないということですかね。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 お答えします。今回の交通広場の拡幅の面積、事業計画に基づ

いて進めているんですけれども、あくまでも 1,400 平米の全体での拡大ということになっ

ておりますので、その中で、交通広場のレイアウトいろいろ検討して、限られた面積・ス

ペースとはなってしまいましたけれども、新たに今までなかったものについて組み立てを

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することができたという御説明をさせていただきました。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今の西口の現状、多分、把握していただいているのであれば、路上駐車が結

構すごく多くて、この四、五台分で解消できるのかというのはちょっと心配というか、不

安な部分かなというふうに受けとめているんですけど。

もう1点は、先ほど補正のところで区画整理事業というのが、地権者との関係性もあっ

て進むのがなかなか大変な状況を説明されたんですけど、ただ、北土地区画整理事業とい

うのは平成5年に計画決定が行われていて、ことしで 27 年目に入るという状況を考える

と、すごく長い歳月がかかっていると思うんですが、この間、何ていうか、早く進めてい

くような努力は十分だったんでしょうか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 当然、事業計画に基づいて進めてきており、長引いているとい

うのは確かでございますが、当然、早く権利者の皆様が土地活用できるよう、区画整理完

了を目指して進めてきたところではございます。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 本会議のときに、共産党の加増議員の質問のほうでも、市長がしっかりと交

渉を行ってきたのかという点では、市長は個人的に自分がやる立場にはないというふうな

ことをおっしゃったんですけど、ただ、これだけ壮大なまちづくりの事業において、取手

市長のトップとしてしっかりと交渉を図るというのは大事なことだと思うんですが、それ

はこの間どれぐらい行われたのか。

○金澤委員長 齋藤部長。

○齋藤都市整備部長 本会議のときでの市長の答弁にもあったと思いますが、毎年の、そ

のまちづくり協議会――区画整理区域内の地権者の皆さんでつくっている集まりが――組

織があるんですけれども、そういったものの集まりのときには、市長が出向きまして御挨

拶を申し上げ、また御協力をお願いするというようなことはやってるわけです。ただ、個

別のそういう交渉を具体的な中身を伴うようなものについては、担当部署のほうで責任を

持ってやっているというふうに答弁させていただきました。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 ただ、その地権者の同意を得るというところでの努力は、やはり自治体の長

としてすごく必要な部分だと思うんですね。それはその大勢の場での協議にしか参加して

こなかったということなんですかね。

○金澤委員長 齋藤部長。

○齋藤都市整備部長 そういう集まりのある機会を捉えて、そこに訪れるということです。

来れば当然、その個々の地権者の方とも会話もすることもあると思いますけれども、そう

いう個別の交渉には、ということです。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 交渉が、やっぱり難航している地権者との向き合い方がどうだったのかとい

うのをすごく疑わしく感じているところです。

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○金澤委員長 ほかにありますか。

関戸委員。

○関戸委員 改めて、関連して聞きます。合意できない理由は何なんですか。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 個人的な内容となりますので、お答えはできない状況です。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 これまで鋭意努力してきても、この合意できないと、という点では、この先、

このまま行けば、合意できないまま、交通広場の整備もできないことになるんじゃないか

というふうに思うんですが、そういう意味では、どこかの場面で決断をするしかないんじ

ゃないかと思うんですが、そういうことはもう全く考えてない。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 繰り返しとなりますが、事業完了に影響のないよう交渉のほう

を進めてまいります。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そのお答えを何回も聞いていて進まないから、すごい心配なんです。ですか

ら、そういう意味では、鋭意努力するけども、どこかの時点で何かをするということを考

えなきゃならない時期に来てるんではないんですか。

○金澤委員長 同じ答弁だと思いますね。関戸委員、質疑を変えてください――海老原次

長。

○海老原都市整備部次長 先ほども御説明をさせていただいたんですが、来年度において

は暫定広場を整備して進めてまいりますよと、その暫定広場の際には影響なく進むことが

可能です。ですので、事業に影響のないよう、今後も交渉を続けてまいります。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 総事業費が今回変わると。これまで変わらないというふうにずっと言ってら

っしゃったと思うんですよ。そこのところについての整合性はどうなんですか。

○金澤委員長 浅野副参事。

○浅野区画整理課副参事 お答えします。事業計画――前回までの事業計画に基づきまし

て、これまで進めてきていたところですけれども、本会議でも御説明を差し上げたとおり、

物価上昇――年月がかかったこともありますけれども、物価上昇分があったこと、西部地

区において、軟弱地盤の対策費用に費用がかかったこと、交通広場の整備に際しまして、

バリアフリー化などの施設の設置、整備に費用がかかること、このようなところから、今

回、総事業費の増額で御説明をさせていただいたところでございます。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 事業がおくれればおくれる分だけ、移転補償費はふえるというふうに思うん

ですよね。そういう意味では、何としてもわからないのが、なぜ合意できないかというと

ころがどうもわからない。ここはだから、努力してますという答えしかないので、残念な

んですが、それでも努力をしても達成できてないということは、努力が足らないか、努力

する方向が違ってるか、どっちかなのかなというふうに思うんですが、この点では違って

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ないと。

○金澤委員長 海老原次長。

○海老原都市整備部次長 基本的には交渉を続けている中で、違う方向ではなく、同じ方

向で進めていると思っております。

○金澤委員長 ほかにありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○金澤委員長 質疑なしと認めます。これで議案第 16 号の質疑を打ち切ります。

続いて、議案第 20 号、令和2年度取手市競輪事業特別会計予算を議題といたします。

説明を求めます。川田部長。

○川田まちづくり振興部長 それでは、議案第 20 号、取手市競輪事業特別会計予算につ

いて御説明いたします。予算書、157 ページをお開き願います。歳入歳出予算の総額をそ

れぞれ 12 億 8,705 万 1,000 円とするものです。詳細については担当課長から説明いたし

ます。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 産業振興課の海老原でございます。初めに、令和2年度からの競

輪事業で変更になる点について概要を説明させていただきます。令和2年度より会計年度

任用職員制度が導入されることなどに伴いまして、場間場外発売事務につきまして、変更

――取り扱いに変更が生じます。これまでですと、場外発売事務に係る従事員人件費委託

料、賃借料、こういった開催経費が本条開催施行者の予算により執行されまして、場外発

売側での予算措置はありませんでした。令和2年度からは、事務委託方式と呼ばれており

ますが、場外発売事務を本条開催施行者から受託する形での実施となり、場外発売側での

予算計上が必要となるため、歳入では、場外車券発売事務受託収入、歳出では会計年度任

用職員報酬、委託料、使用料及び賃借料などの開催経費について、新たに予算計上してお

ります。なお、この事務委託方式への移行によりまして差し引き収支額に影響を及ぼすも

のではございません。それでは令和2年度予算について説明させていただきます。

164 ページの歳入から御説明いたします。1款、入場料収入、1項、入場料収入の特別

観覧席入場料は、340 万 7,000 円を計上しております。場外開催が事務委託方式へ変更に

なることで、場外発売を行った際の特別観覧席入場料につきましても、収入となることか

ら、前年度と比べて――比較して、154 万円の増となっております。2款、車券発売収入、

1項、車券発売収入の通常開催車券発売収入は 11 億円を計上しております。令和2年度

は正月の本条開催がない年度となるため、前年度と比較して1億 9,500 万円の減を見込ん

でおります。5款、繰越金は前年同額の 600 万円でございます。6款、諸収入、2項、雑

入は、前年度と比較して 3,695 万 2,000 円減の 129 万 4,000 円を計上しております。主な

減といたしまして、令和2年度からの事務委託方式移行に伴い、前年度までの臨時場外車

券発売業務代行費及び事務協力費から受託事業収入として予算計上するためでございます。

3項の、今申し上げました受託事業収入は場外車券発売実施に伴い、本条開催施行者から

事務経費を受けるもので、新たに1億 7,632 万 3,000 円を計上しております。歳入予算は

以上でございます。

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続きまして歳出を説明させていただきます。166 ページからになります。1款、競輪事

業費、1項、総務費の競輪事務に要する経費は、1,146 万 5,000 円を計上しております。

主なものとしては、競輪事業基金積立金で 1,001 万 5,000 円です。167 ページをお願いい

たします。1款、競輪事業費、2項、事業費の通常競輪事業に要する経費は、前年度比2

億 197 万 4,000 円減の 10 億 9,639 万 6,000 円を計上しております。主なものとして、地

方公務員法の改正等により、会計年度任用職員報酬 800 万円を計上しており、選手賞典費

を含む報償費は 6,677 万円。広告料や場外車券発売代行――発売業務代行協力委託手数料

を含む役務費は 2,131 万 9,000 円を計上しております。続きまして 168 ページになります。

委託料は 9,906 万 6,000 円を計上しております。主なものとしましては、場内テレビ放送

業務、場内外の清掃、警備業務、衛星通信業務、場外車券発売開催業務の委託料でござい

ます。次に、使用料及び賃借料は、取手競輪場や場外車券発売にかかる売り場施設、ファ

ン送迎バスの借上料で、2,595 万 1,000 円を計上しております。続きまして、負担金補助

及び交付金は 4,767 万円を計上しております。主なものとしましては、

全国競輪施行者協議会への分担金 1,050 万円。競輪開催共通経費負担金 950 万円。JK

A交付金 2,271 万 5,000 円でございます。続いて 169 ページになりますが、償還金、利子

及び割引料8億 2,500 万円。こちらは、車券発売収入 11 億円の 75%に当たる的中車券払

戻金となっております。続きまして、場外車券発売競輪事業に要する経費は、前年度比1

億 4,781 万 5,000 円増の1億 6,484 万 5,000 円を計上しております。これまで場外車券発

売の際は、本条開催の施工者からの資金で運営しておりましたが、事務委託方式への移行

に伴い、会計年度任用職員報酬、4,800 万円。統制業務管理委託料、場内外清掃委託料、

警備委託料などの委託料で 5,669 万 4,000 円。170 ページになりますが、施設借上料、送

迎バス借上料の使用料及び賃借料で、3,822 万 5,000 円を計上しております。続きまして、

負担金補助及び交付金ですが、これは取手競輪場借上の電気料水道料及び電話料分担金と

なっております。続きまして 172 ページをお願いいたし3款、諸支出金、1項、諸支出金、

競輪事業繰出金は、一般会計の繰出金で前年度と同額の 1,000 万円を計上しております。

以上、ご審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○金澤委員長 以上で、説明が終わりました。

これから質疑を行います。質疑ありませんか。

小池委員。 ○小池委員 通常競輪事業の経費を約2億円が減額の先ほど説明があったんですけど、ち

ょっと具体的にお願いします。

○海老原産業振興課長 令和2年度からは……

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 (続)済みません。これまでの競輪業務なんですが、場外競輪、

車券だけ売る場外開催の競輪というのを開催してしておりまして、その開催経費というの

は、本場――実際に走っている競輪場からの資金が送られてきて実施しておりました。た

だ、令和2年度からは、場外競輪を実施する施行者、取手競輪場であれば、茨城県とか取

手市こちらの予算の経費で実施するようになります。なので場外競輪の事業のほうは、予

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算がふえて、通常競輪のほうが減になるというようなことでございます。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 その現状の中で、利用者というのはどういった推移になってますか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 昨年度、今年度との比較といたしましては、場外競輪に関しまし

ては、1割弱ぐらいの減。微弱ということでございます。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今、景気もいい状況の中でない情勢の中で、やっぱり、公営ギャンブルの利

用者というのは、減少傾向なんじゃないかなというところで、私たち共産党では一貫して

公営ギャンブルは速やかに中止というか、そういうふうな方向性をということで、一貫し

て求めてるんですけど。その点はもう例年に変わらず継続になりますか。

○金澤委員長 川田部長。

○川田まちづくり振興部長 答弁いたします。今、課長が答弁したとおり、減少傾向にあ

ります。これは我々の努力不足で、新しいファンの獲得にうまくいってないという事実が

ございます。ということは、通常のファンが年々、正確に言うとなくなってるというよう

な状況なのかなというふうに判断しておりますので、これから若いファンの獲得に努力し

ていきたいというふうに思います。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 市の姿勢はわかったんですけど、やっぱり公営ギャンブルというところの考

え方でなくて、自転車競技のほうの充実であったり、あそこの県有地の施設利用というの

をもっと大きな転換を図っていくべきかなって、その視点は、市のほうでも持っていただ

きたいと思いますが、どうでしょう。

○金澤委員長 川田部長。

○川田まちづくり振興部長 競輪場施設の利用に関しましては、公営競技以外にも、昨年、

当然、茨城国体で使われたとおり、アマチュアやそのほかの各イベントにも、どんどん利

用していただけるよう働きかけは行ってきたいと思います。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 済みません。訂正をお願いしたいんですが、先ほどの小池委員か

らの質疑で、人員の推移ということで、私のほうで「微弱」というふうにちょっと表現し

てしまいまして、「微減」ということで訂正をお願いいたします。

○金澤委員長 訂正を許可します。

ほかに質疑ありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 質疑なしと認めます。以上で、議案第 20 号の質疑を打ち切ります。

これで当委員会における付託議案のうち、市長提出議案の審査を打ち切ります。 続いて、当委員会における付託議案外の質疑を行います。付託議案外の質疑も同様に、

質疑は一問一答とし、質疑のみで5分とされています。質疑席は通告順に行います。 関戸委員。

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○関戸委員 新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、様々なイベントが中止された

り、延期されたり、そういうような事態が起きています。そのほかにもそれに伴う様々な

雇用にかかわる問題、いろんな問題が出てるというふうに思います。市内の関係業者、あ

るいは中小企業、商店も含めて、こういうところからどんなようなやっぱり相談が寄せら

れているでしょうか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 産業振興課、海老原です。お答えいたします。商工会等に――と

も連携して今回のコロナウイルス対策には当たっているところではあるんですが、地元の

商店等の皆様の状況では飲食店などを営まれている方からは、お客さんの数が半減してま

いっているというような御意見、、そのほかには宴会団体客からキャンセルが増えている

というような状況をお伝えいただいております。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員」 そのほかどうですか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 済みません。また建築・建設関係の業種の皆様からは、海外から

の資材のほうが届かなくなってしまってまして、そういったことも事業が滞る原因となっ

ていると、また融資関係なんですが国でも経済産業省のほうでも、支援について新たに発

表したりとかしてますけども、そういったところでは商工会のほうには 10 件程度今御相

談をいただいてるということでございます。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 多大な影響が出てるというふうに思います。それで、。雇用にかかわる相談

とか、そういうのはどうですか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 現在のところはまだそういったことについては受けておりません。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 私のところにも直接声がかかってきていたりしてるんですが、そうすると今

のところ、雇用にかかわる件での相談はないと。これらの影響についての調査について、

県ですね――県などからは、何か来てますか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 現在のところはちょっと確認できておりません。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 担当のほうでアンケートをとるとかそういうふうな予定は今のところはない

ですか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 コロナウイルスの感染症に関しましては、国全体の問題として、

今国が取り組んでいるところでございます。市のほうでという対応は現在のところ考えて

おりません。

○金澤委員長 関戸委員。

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○関戸委員 商工会との連携というのはどういうふうにされているんですか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 例えば、収入が落ちてしまったとか、そういったところでセーフ

ティーネットなどの支援策が国によって講じられているところなんですが、そういったセ

ーフティネットを利用する際に、市の認定申請が必要になります。そういったところで商

工会に相談があった、市に相談があったというところで情報交換しながら、市に認定の申

請をしていただくように御紹介さし上げているところでございます。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そうすると、この連携は、電話かなんかでやってるということですか。

○金澤委員長 海老原課長。

○海老原産業振興課長 電話もありますし、お互い行き来もしますし、皆様へのお知らせ

という点では、ホームページ等の確認をお互いしながら業務に当たっているところです。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 新コロナウイルス感染症対策の本部ですか。これが設置されて、いろいろ動

いて取手でも動いてると思うんですが、こういう中で、例えば、イベントが中止、これは

中止になるとかいろんなことを決めてると思うんですが、そういう意味では、経済的な問

題、感染症拡大に伴って――防止にともなって、例えば、イベントが中止になって関連業

者への影響とか、こういうのは、いただいてる資料の中には全くないんですが、その後も、

この検討――対策会議の中には、そういうものというのは一切報告はされていないんでし

ょうか。

○金澤委員長 川田部長。

○川田まちづくり振興部長 ウイルス対策の感染症予防会議のほうへは、その被害の総額

だとか、そういったものの報告は、私どものほうからしておりません。また私どもでは取

りまとめも現時点で行っておりません。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 会議のほうにそういうのを出すとかというのはないんですか。うん、だから

担当部署として、そういう現状について報告する。そういうことは行っていないというこ

とを――行うというそういうことはしないんですか。

○金澤委員長 川田部長、市が発注した事業あるいは市が発注すべき事業について、業者

が被害をこうむったということであれば、また話は違いますが、まだ現時点ではそのよう

なものが出ておりませんので、本部のほうに報告する――何ていうんしょう、ネタという

か元がありません。

○金澤委員長 続いて佐藤委員。

○佐藤委員 市道5379号線の道路改良工事についての質問をさせていただきます。新

型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、この5379号線の事業が随分進んでいく中

で、このたび住民説明会を開催していただくということで、大変――15 日に開催すると

いうことで、地域の方も期待していたところですけれども、この件に関して、今回、延期

ということになったと思うんですけれども、どうして延期になったかということと、また

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今後の開催する予定等について、あれば、御答弁いただきたいと思います。

○金澤委員長 堀口次長。

○堀口建設部次長 議会の一般質問で佐藤議員等からいろいろ御質問を受けまして、それ

で、説明会をぜひやるということで、我々決定いたしまして、2月の 19 日の日に大体ま

とまりましたので、関係というか、隣接します、道路に――5379 号線に隣接します相馬

第3、相馬第5それから、本来ならば宮和田上なんですが、宮和田上の市政協力員の方、

今不在なものですから、駅前の新宮町の区長さんにご相談申し上げて、日程を調整いたし

ました。そうしましたところ各行事が入っていない3月 15 日の日曜日、藤代庁舎大会議

室で――1階大会議室で行うということで、2月の 20 日以降、各市政協力員の方、区長

さんにビラ――ビラびらじゃない、ごめんなさい、回覧を回していただきまして、それで

やろうと思っていました。ところが3月6日の金曜日の午前中なんですが、匿名で片町の

方という――お名前――ことしかわからないんですが、その方から連絡がございまして、

現在コロナウイルスで大変なときに、人が集まる行事やるのはおかしいだろうとというこ

とで、延期または中止はしないのかということがございまして、その日のうち、その日の

午後に私、議会から戻ってきまして、職員から相談を受けたもんですから、部長並びに、

佐藤議員のほうに報告して御相談して、それで延期ということで決定いたしまして、月曜

日市政協力員の方、それからあと、区長さんに通知を配りまして、回覧していただく。そ

れから、急だったものですから、間に合わない場合も考えられますので、沿線の方々約

30 名のお宅にポスティングいたしまして、延期ということで通知させていただきました。

それから、延期していつやるのかについてなんですが、部長と話したのは大体3月 15 日

ぐらいの週には大体国の方策も決まってくるんじゃないかというようなことで話し合って

いたんですが、つい先日、安倍首相のほうから 10 日、さらに延期というような話もあり

ますんで、今後の情勢を見ながら考えていきたいと思います。実際に委託業務のほうが3

月いっぱいの工期になってまして、15 日の意見を反映して、住民の皆さんの意見を反映

した中でやりたかったんですが、委託業務が3月 31 日で終わってしまいますので、皆さ

んに御報告をして、それでその後、工事の際にいろいろ検討させていただきたいと思って

おります。以上です。

○金澤委員長 佐藤委員。

○佐藤委員 丁寧にありがとうございました。いろんな事情があったんだと思いますけれ

ども、次年度の予算にも改良が進んでいくということが載せられて予算が計上されてるわ

けなんでぜひとも、請願も出ていたことですし、またいろんな議員さんが、ここもしっか

りと質問をされてきているので、また、早いタイミングで延期という形で進めていただき

ますようお願い申し上げまして終わりにします。

○金澤委員長 以上で、当委員会の付託議案外の質疑を終わります。

これから市長提出議案の討論、採決を行いますが、議会基本条例第 11 条第2項に委員

会活動を中心に委員間討議を行うものとする、とあります。委員間での自由討議が必要と

思われる議案はありますか。関戸委員。

○関戸委員 議案 22 号について。

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○金澤委員長 ほかにありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 それではまず、当委員会付託事項のうち、議案第 22 号について委員間討

議を行います。

討議に先立ちまして、各委員に申し上げます。発言を希望する委員は挙手し、委員長の

指名の後、発言するよう願います。

関戸委員。

○関戸委員 先ほどの質疑でいろいろ案件について聞きました。それでこの中で1つは、

弁護士費用の協議という文書が出されましたが、この協議の中で、1,200 万円でお願いし

たいと――「御検討をお願いをしたい」と、こういう文章になってるとこのことについて、

審議の中で、電話でやりとりしたよという中身が報告されています。そういう意味では、

そういうものではないだろうというふうに思うんですよね。御検討をお願いしたいという

ふうになってるんですから、電話でやればいいという話ではないというふうに1つは思っ

ています。

それから今1つは、今回のこういう訴訟に類似したもので、千葉県市川市の例がありま

した。ここは1億 1,600 万争う、そういう訴訟でしたが、原告側が負けまして、確定をし

ました。そうした中で当時の記録も読ませていただいたんですが、行政側がこれについて、

報酬金をこういう理由でという話をしています。1億 1,600 万円という大変大きな賠償請

求で争ったものですが、結果的には総額 144 万 600 円、しかも、ここには弁護士の着手金

も入っています。そういうふうに非常に安い金額で――安いというか、そういう日本弁護

士会の旧基準に基づく中身なんでしょうか。そういうことで決まっています。そういう点

で、これについても、検討というかね、「見ていない」というふうなお話でした。そうい

う意味では、やはりこれ、やっぱり継続審議に私はやっぱりするというふうにすることが

適当ではないかというふうに思っていますがいかがでしょうか。

○金澤委員長 ただい――関戸さんもう発言終わりね……はい。今、ただいま関戸委員よ

り、議案第 22 号について継続審査としたいとの申し出がありました。委員間討議終了後

に継続審査にすることの採決を行います。

ほかに討議のある委員はおりますか。

小池委員。 ○小池委員 やはり、さっきの質疑の中で、弁護士事務所の報酬規定の確認がとても曖昧

で、弁護を依頼する側として本当に基本的なことですけど、その事務所の報酬規定という

明細を確認することは当たり前のことで、それがしっかり行われていないというのでは、

やはり今回、この審議を認めるわけにはいかないというような状況になってるんじゃない

かと思います。弁護士事務所が出さないというようなその立場も、取手市は求める権利が

あるんじゃないかというふうにやっぱり考えるので継続して、しっかり審議を行わなけれ

ばいけないと思いますので、きょう根岸議員が出してくれたほかの行政訴訟の事例を見て

も、やはり取手市がその弁護士費用に出してるお金というのはかなり大きな、ちょっと飛

び抜けて大きな額なんじゃないかなというふうにやっぱり受けとめたので、皆さんはこれ

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本当によしとするのかどうかというようなを投げかけたいかなと思います。

○金澤委員長 ほかに討議のある委員はいますか。

入江委員。 ○入江委員 ただいま小池委員がおっしゃってましたけど、他の弁護の参照――参考もあ

るけど、やはりその事案その事案に見合った、中身は全然、弁護士さんが動いてる内容も

行動も時間も日数も違うと思うんですね。それぞれに合わせたことで、決めていけばいい

んじゃないかと思います。

○金澤委員長 ほかに。

小池委員。 ○小池委員 事案の内容によってというのは、もっともだと思いますし、それはもちろん

だと思うんですけど、でもそう――そのことも踏まえて、取手市のほうの今回、経済的利

益のところは本当に市は何の利益を得たのかというのは、全然、明らかというか、納得い

く答えにはなっていないと私は受けとめているので、やはりその点をもっと、しっかり審

議するべきだと思います。

○金澤委員長 ほかにありますか。

佐藤委員。 ○佐藤委員 弁護士費用の金額の高さという観点では、それはもちろんそういう金額を聞

けば高いというふうに感じるのは、普通の感覚なんですけれども、先ほど、私は執行部に

質問をさせていただいた中に、今回の訴訟に当たりましては、6年8カ月間の長きにわた

っての 30 回の口頭弁論と 25 回に及ぶ準備書類の作成や、100 種類にも及ぶ証拠書類の提

出があったと。報酬費用の算出にいろいろと考慮されているというお話、そういった算出

根拠に詳細に確認した結果の金額なのかなと思っております。

また、会派の中でも、先ほど、いろんな資料をいただきながら、そちらを拝見し、いろ

いろと考えていたのが実情でございます。これが、この金額だったら妥当だっていうのは

どこなのかという点では、なかなか絶対そうだと言い切れるところはないんですけれども、

大変、いろいろと負担のかかっているものなんじゃないかなとは思っております。以上で

す。

○金澤委員長 ほかに。

小池委員。 ○小池委員 その裁判の内容の経過というのは、6年8カ月の長きにわたったというとこ

ろの説明がありました。たくさん努力してきたようなことが協議書には書かれていました

けど、でも、そのお金の算出規定の基本になるその報酬規定の確認ができてないというこ

と自体がおかしいというふうに思うんですね。この報酬規定をしっかり確認しないことに

は認めるわけにはいかないんじゃないかというふうに思いますけど。 ○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そういう意味では、各弁護士事務所のホームページ開けると、結構しっかり

あの公示してるというところが多いように私は見受けるんですよね。ですから、公にしな

いというふうに言われてる事務所もあるんでしょうが、そういう意味では、基準が示され

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てないというのは、非常に不思議でなりません。

○金澤委員長 鈴木委員。

○鈴木委員 鈴木です。この弁護士の報酬基準なんですけども、これは関戸議員、「旧」

というふうになってますよね。ということは、今、こういう報酬基準というのは、基準と

しては恐らくないんじゃないかと思うんですよ。というのは、それぞれの弁護士が――事

務所が、それぞれの契約に応じて設定しているものであって、ですから今、税理士業務な

んかについても同じなんですけども、従来はこういう報酬基準というのがあったわけです

けれども、現在はないわけです。ないというのは、それぞれの依頼者との契約に応じて、

その成功報酬的なものを依頼者と弁護士が結んでるということであって、一概にこの旧基

準を元に算定するのは難しいのかなと思います。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そういう意味では、日本弁護士会は、この廃止するに当たって、いろいろ文

書を出しています。そういう中で、これで廃止されますが、この基準を準拠して考えてほ

しいという中身になってると。ですから、このいただいた資料でも、ここで言ってるよう

に、「当職の報酬につきましては、旧弁護士会の報酬基準で計算する方法もありますが」

と、わざわざここに述べているのは、そういう基準でやってくださいよということがある

んだと思うんです。日本弁護士会の旧基準をもとに……。ですから、弁護士事務所のホー

ムページあけますと、うちは旧基準に基づいて、準拠して、こういうふうに決めてますと

いういうのが出てくる。そういう点では、千葉県の市川市の例も、同じような中身で説明

をされています。だから、自由になったけども準拠してくださいよということです。

○金澤委員長 鈴木委員。

○鈴木委員 確かにそういう基準を準拠するというのは考えられるんですけども、今現在

は、そういう基準に基づいて顧問契約をしてるというのは、ないということは私も聞いて

おります。ですから、あくまでもそれが取り決めはない場合、旧基準を準拠するというこ

とはありますけれども、全てそれにこだわっているわけではないので、現在はこういう基

準は、余り意味がないというふうに捉えたほうがよろしいんじゃないかと思います。

○金澤委員長 ほかに。

小池委員。 ○小池委員 旧――弁護士会の旧基準等という議論は、また別の問題で、弁護士事務所が

それぞれに絶対、報酬規定を持っているはずで、まずこれをもし持ってないんだとしたら、

どういった弁護士事務所なのかというちょっと心配があるんじゃないかと思うんですよ。

依頼をする取手市としては、やっぱりそのお金の基準となる報酬規定というのをなぜちゃ

んと確認してないのかというところがすごく重要なんじゃないかと思うんですけど。どう

思いますかね。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 小池委員にちょっとお聞きしますけど、この弁護士事務所で例えば報酬規定

がありました。それを1年に――この訴訟に関しては6年8カ月かかってると思うんです

けど、1年で幾ら2年で幾ら3年で幾ら、それと、不動産鑑定の分野にまで調査をしてい

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ます。これをした場合には幾ら、証拠を幾つ出したから幾ら、何回準備書面の作成をした

から幾らと、そういうのって決められると思いますか。どの辺までのその規定があればい

いんでしょうか。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今おっしゃった詳細なのは、多分、金額として幾らとしては出せないという

ふうに思っています。だけど、一般的なその法律事務所の、やっぱり私も今回いろいろ調

べた中で、一定の報酬規定というのを皆さんがしっかり示しています。被害者事件だった

ら着手金が幾らで報酬金は幾ら、その被害者事件の問題で、事案が簡明な自白事件だった

り、否認事件等の困難事件とかと、やっぱり種類を分けて報酬規定の金額を持っていて、

あと経済的利益の額のところもしっかりと幾ら以下の部分は着手金がそれに対して何%、

報酬金が何%かかるというふうにきちんと報酬規定を持っているのがやっぱり信頼される

弁護士事務所として当然だと思うんですね。それを何で取手市がちゃんと確認してないの

かというのが不思議でならないというふうに思いますけど。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 私が言ってるのは、そういうのがあったとしても、今回のような例のケース

の場合は、幾らでしょうて出せないでしょということを言ってるだけです。その規定はあ

ったとしても、また刑事訴訟と民事訴訟じゃ違うと思いますし、規定はあっても、今回の

ように年数が何年なったら幾らだとか、そういうところまでは規定はないと思うので、そ

れは出せないでしょうって。今回のこと言ってるだけです。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今回の件はというか、でもいろんな裁判事件を弁護士事務所って受けるわけ

で、その中で、その報酬規定を基準として算定していくものだというふうに考えるのは常

識的じゃないかというふうに思いますけど。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 だから基準はあったとしても、今回の場合はそれにどうやって算定していく

のか。これは私たちがここでその規定を話し合ったってしようがないと思うんですよね。

ただ、規定を確認しないと言ってるだけでしょ。私が言ってるのは規定があったとしても、

今回みたいのは特例だからなかなか算出しにくいんじゃないですかということ言ってるだ

けです。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 だから、おっしゃることもわかるけれど、その何ていうか、市民の大事な税

金の支出なわけで、それの基本規定のところを取手市がしっかり確認とっていなくて、今

回 1,320 万円に承認しろというのは乱暴ではないかというふうに思うんですよ。

○金澤委員長 入江委員。

○入江委員 その報酬規定ちょっと外して、今、市民の大切な税金の支出だとおっしゃい

ましたけど、私は、これを見て思ってたんですが、議会の中でも、監査の中でも、市の正

当性が確認されてるわけですよ。それにもかかわらず、そのような訴訟を起こして、市民

の貴重な税金を使うということは残念で仕方ありません。

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○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 ここは何度も論議になるのかもしれませんが、今回の訴訟で得られた利益と

いうのは、行政の適正さの確認というものですから、そういう意味では、金銭に換算でき

ないというのが、旧――日本弁護士会の旧基準から来るものなんですよね。そこのところ

を思い切って変えてるというところが、今回のお願いなる文章だというふうに思っていま

す。やっぱりそういう点では、私は、もしそうだとすれば、やはり弁護士事務所の報酬基

準というのが示されないと本当にわからないというふうに思うんです。ですから、やっぱ

りそこは、しっかり出していただくなりしないと、ここは判断できないんじゃないかとい

うふうに思ってます。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 今、入江委員が言われた裁判を起こした側が悪いというような捉え方はちょ

っとおかしいんじゃないかというふうに思います。もともとを正せば、藤井市長がその疑

惑を持たれるような言動を行ってるから市民はそこに対して疑惑とか疑義を払拭し切れな

くて、それで、どうしても最終的な方法とったんだと思うんですよね。だから、それに対

して、だったらその市民の大事な税金の支出どれだけ抑える努力をしてきたのかとか、そ

ういうところだって、この間、十分に検証されなければいけないところだとは思いますけ

ど、

○金澤委員長 議案第 22 号についての委員間討議、今行っておりますけれども、少しず

つ論点かずれてきている感じがありますので、あくまでも議案第 22 号についての委員間

討議をお願いいたします。そろそろよろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○金澤委員長 以上で、当委員会に付託された市長提出議案の委員会討議を打ち切ります。

ただいま関戸委員から議案第 22 号を継続審査とすることについての意見が提出されま

した。

お諮りします。議案第 22 号を継続審査とすることについて、賛成の委員の挙手を求め

ます。 〔賛成者挙手〕

○金澤委員長 賛成少数です。したがって、議案第 22 号は継続審査とすることは否決し

ました。後ほど、本議案について採決を行います。

次に、当委員会に付託された市長提出議案の討論・採決を行いますが、討論ございます

か。

関戸委員。賛成、反対どっちですか。 〔発言する者あり〕

○金澤委員長 全部で全部。全て。反対から入ってもらって全部やってください。

関戸委員。

○関戸委員 それでは、反対討論です。議案第 22 号について反対討論をします。今回の

判決にかかわる訴訟は、平成 23 年 12 月 15 日に、取手市の市有地を 4,233 万 3,192 円で

売却した行為が違法として適正価格との差額 2,400 万円の損害を取手市に与えたこと。ま

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た、平成 23 年 10 月 26 日付けの請負契約及び平成 24 年1月 18 日付け、変更契約によっ

て支出した 3,500 万円の造成工事は違法であり、全額が損害となるとして、市民7人が藤

井市長を被告として争った取手駅西口住民訴訟です。

この案件は、当時の議会でも取り上げられ、疑惑の解明を求め、地方自治法に基づく

100 条調査委員会の設置が議会でも取り上げられ――僅差では否決されましたが、議会と

しても重大な案件でありました。取手駅前の区画整理事業は、市民の強い願いでもありま

すが、この事業に絡んだ疑惑は市民の市政への信頼を損なうもので、今回の判決で疑惑が

解消されるものではありません。今回、判決が確定したことで、弁護士への成功報酬とし

て 1,320 万円を支払うというこの議案は、以下のように、到底納得できるものではありま

せん。1つはこの判決で、取手市が得られた利益は、いわば行政の適正さの確認というよ

うなもので、金銭に換算できないものです。2つ目は、金銭的な利益は取手市には何もあ

りません。むしろ 5,900 万円を支払わなくて済んだ藤井市長初め、原告が請求の相手とし

た個人の人たちではないでしょうか。支払うなら被告である市長初めこの事業に責任を負

う当時の幹部職員の方々ではないのでしょうか。

3つ目に、市長を――ごめんなさい。市長初め当時の幹部職員の方々ではないでしょう

か。3つ目は、日本弁護士連合会の弁護士の法人に関する規定――報酬に関する規定に従

い、各弁護士が報酬を決めることになりましたが、計算の根拠である弁護士事務所の報酬

基準も示されていません。協議という文章の最後に「1,200 万円でお願いしたい。御検討

ください。」というお願いの文書ですが、その後、協議は行われていませんし、電話のみ

という――電話のみでやりとりしたというものがきょうの審議でもお答えになっています。 このように、取手市の行政にかかわり、市民が疑惑を持ち、また、当時の議会も疑惑の

解明に責任を果たせたのか。市長初め、関係者を相手に市民から起こされた住民訴訟とい

う方法でなく、疑惑を受けることのない行政のあり方と行政のチェック機能としての議会

の責任を深く感じるものです。

そして、今回の弁護士報酬がそういう意味ではいかに曖昧なものになっているかとても

容認できるものではなく、反対するものです。

次に、議案第 14 号について、この令和元年度取手市競輪事業特別会計補正予算です。

毎年のように、決算――予算と決算との差が大きい。これが顕著ですが、スポーツとして

の競輪ではなく、ギャンブルとしての競輪について人気は、今後も縮小すると思われます。

1日も早く撤退すべきことを求め、この補正予算には、反対するものです。

次に、第 16 号――議案第 16 号、令和2年度西口特別会計予算についてです。平成5年

に開始された取手駅西口都市整備事業は、25 年が経過してもなお駅前の一部土地所有者

との合意ができていません。新年度造成工事を始める計画ですが、駅前のビル1棟の所有

者との合意がとれず、このままでは予定している造成工事の進捗に重大な影響を与え、造

成工事は終了しません。また、既に駅前の1棟は移転し、莫大な移転補償費が使われてき

ました。これまでの経緯から、区画整理事業と、駅前再開発事業と連動した進め方。これ

を切り離し、区画整理事業のみを早期に終結させ、1日も早く交通広場を完成することに

専念すべきことを求め、反対討論とします。

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次に、賛成討論について……やめます。 〔笑う者あり〕

○金澤委員長 ほかにありませんか。

入江委員。

○入江委員 私は、議案第 22 号、令和元年取手市一般会計補正予算(第 12 号)について、

賛成討論を行います。今回の補正予算 1,320 万円は、取手駅西口C街区整備事業に関係す

る住民訴訟における訴訟代理人委託料です。この住民訴訟について、質疑をしたり、ほか

の委員の質疑を聞いていて私もちょっと整理をしてみました。

まず第1に、この住民訴訟は原告が執行機関である取手市長に対して、C街区の造成費

用や公有地の売却費用の損害額を、市長個人や市職員等に対して損害賠償として請求せよ、

と求めたものでした。つまり、この住民訴訟で原告が訴えた相手、つまり、被告は執行機

関である取手市長であり、そのため、当初から取手市が訴訟代理人を委託して裁判で争っ

てきたということが、これまでの経過です。

そして、取手市は市の顧問弁護士である法律事務所に訴訟代理人委託を行い、約6年8

カ月の長期にわたり約 30 回に及ぶ口頭弁論を行ってきた結果、原告側の主張は棄却及び

却下となり、取手市の勝訴となったわけです。口頭弁論に当たって訴訟代理人は土地の価

格の妥当性などを立証するため、不動産鑑定の分野にまで詳細に調査する必要があったと

いうことです。また、原告側の主張に対して延べ 25 回にわたる準備書面の作成と、100

にも及ぶ証拠書類の提出を行ったと聞いております。そうした結果、取手市の正当性が認

められて勝訴となった。その弁護士報酬が補正予算として計上されたものであります。弁

護士報酬は原告から執行機関である取手市長に対して、市長個人や職員等に請求を求めよ

と主張した損害賠償額 5,900 万円とその利子を合わせた額を基準に算出されたものです。

弁護士報酬規定は平成 16 年4月に廃止となり、その後は自由化された以上、今回の事例

のように、原告が求めた損害賠償額を1つの基準として、弁護士報酬を求めることは当然

あり得ることであり、また、担当課と弁護士事務所とは報酬金額について協議書を介して

十分に協議していることも確認しました。この弁護士報酬について、議会が報酬について

は中身は議会で議論をしても、金額については議会で疑義を呈して決める問題ではないと

考えるところです。

そもそもこの事案については、市議会においても十分に時間をかけて審議を行い、取手

駅西口C街区事業提案公募事業に疑義を呈する請願や決議は否決され、また、住民監査請

求におきましても、市の不当な財産処分に当たらず、市に損害が生じているとは認められ

ない。よって、本処置請求には理由がないものと判断するというような結果も出てきて、

この事業の正当性を判断してきたところであります。司法の場におきましても、市の正当

性が認められたところでございます。それでも原告らは住民訴訟を行い、その結果として、

取手市が勝訴した結果の訴訟代理人委託料であるわけです。

以上の観点から、この補正予算に対して反対する理由は見当たらず、賛成の討論といた

します。

○金澤委員長 ほかにありませんか。小池委員。

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○小池委員 議案第 10 号の西口補正予算について反対討論を行います。取手駅西口周辺

の区画整理事業、駅前広場の整備は、市民が待ち望む重要事業であることは私たちも受け

とめています。早急な駅前広場整備を望む立場では変わりがありません。しかし、取手市

の大きな問題は、取手駅西口周辺の区画整理事業を再開発整備と一体にして推し進めてき

ているやり方にあります。このことで中断補償費が膨れ上がっている実態は見通しのない

計画を進めてきたということにほかならない。この実態からも反対といたします。

次に、議案第 20 号の競輪事業の予算について反対討論を行います。私たち日本共産党

では一貫して指摘をしてきていますが、不安定な公営ギャンブル競輪事業はすぐに廃止を

するべきという立場です。自転車競技の競輪はもちろん賛成するもので、公営ギャンブル

は名称に「公営」と掲げているだけで、中身は精神や生活まで苦しめるギャンブルに一切

の変わりがないことから、取手市は一刻も早く公営ギャンブル競輪事業から撤退し、多く

の市民の憩いの施設への転換をもっと図ること。このことが大事だと考え、反対といたし

ます。

もう1点は、議案第 22 号についての反対を討論をさせていただきます。この点で、す

ごく大事なことは何なのか、私自身が考えて、市民のためにどうすることが一番よかった

のかという視点を持ちました。一番は裁判が行われなければよかった。このためにどうす

るべきだったか、それ裁判を起こさないためにどれだけの努力がなされたのか、市長が疑

惑を持たれるような言動をしなければよかったのではないか。二元代表制の議会として市

民の立場でしっかりとチェック機能を果たせたのか。 3番目は、この始まってしまった裁判を1日も早く終わらせる努力がどれだけなされた

のか。市税の持ち出しを少なくする努力はどれだけ行われたのか、和解を求め真相解明に

誠実に向き合う姿勢はあったのか、こういったところでの疑問が払拭されません。 4番目、弁護士への報酬費用の支払いについては、住民訴訟の仕組みにおいて、その支

払いが取手市ということで、市民の大事な税金を使うというところで、これをどれだけ抑

える努力が市に行われたのかが、この間、解明されていません。こういった点からも反対

討論といたします。 ○金澤委員長 ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 討論なしと認めます。これで当委員会に付託された市長提出議案の討論を

打ち切ります。

これより採決を行います。採決は挙手によって行います。また、採決は議案番号順に行

います。 議案第8号、市道路線の認定について、賛成の委員の挙手を求めます。

〔賛成者挙手〕 ○金澤委員長 全員賛成です。よって、議案第8号は可決しました。

議案第9号、令和元年度取手市一般会計補正予算(第 11 号)所管事項について賛成の

委員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕

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○金澤委員長 全員賛成です。よって、議案第9号のうち、当委員会所管事項は可決しま

した。

議案第 10 号、令和元年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計補正予算(第3号)

について賛成の委員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕

○金澤委員長 賛成多数です。よって議案第 10 号は可決しました。

議案第 14 号、令和元年度取手市競輪事業特別会計補正予算(第1号)について賛成の

委員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕

○金澤委員長 賛成多数です。よって、議案第 14 号は可決しました。

議案第 16 号、令和2年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計予算について、賛成

の委員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕

○金澤委員長 賛成多数です。よって、議案第 16 号は可決しました。

議案第 20 号、令和2年度取手市競輪事業特別会計予算について、賛成の委員の挙手を

求めます。

〔賛成者挙手〕 ○金澤委員長 賛成多数です。よって、議案第 20 号は可決しました。

議案第 22 号、令和元年度取手市一般会計補正予算(第 12 号)について、賛成の委員の

挙手を求めます。

〔賛成者挙手〕 ○金澤委員長 賛成多数です。よって、議案第 22 号は可決しました。

〔「委員長」と呼ぶ者あり〕 ○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 私は、ただいまの議案第 22 号の議決結果に反対でありますので、私が先ほ

ど委員間討議で発言、また、先ほどの討論でも発言をいたしましたが、提案も含めて、少

数意見として留保をします。

○金澤委員長 ただいま関戸委員から、少数意見の留保をしたいとの申し出がありました。

留保にはほかに出席委員1人以上の賛成者を必要とします。関戸委員の少数意見の留保に

賛成の方は挙手願います。

〔賛成者挙手〕 ○金澤委員長 1人以上の賛成者がありますので、関戸委員の意見は少数意見として留保

されました。

なお、少数意見報告書は、本日午後5時までに委員長に提出願います。

この後は、請願の審査に入ります。所管となっていない執行部の皆様は退席していただ

いて結構です。

〔発言する者あり〕 ○金澤委員長 海老原課長。

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○海老原産業振興課長 申しわけございません。先ほど、関戸委員の議案外質疑の際に、

コロナウイルスの事業者への影響について、県から調べがないかというような御質疑があ

ったと思うんですが、私のほうで「確認してない」というような形でお答えしたと思うん

ですが、一度2月の中旬に、早い段階で緊急調査が行われた際に、まだそのときには被害

の相談とかがなかったものですから、「確認してません」ということで回答してございま

す。申しわけございませんでした。

○金澤委員長 委員長は許可いたします。

それでは休憩します。 午後 2時 分休憩

午後 2時 分開議

○金澤委員長 それでは休憩前に引き続き会議を開きます。

ただいまは――東日本大震災から本日で9年目を迎えました。今、犠牲になられた方々

に哀悼の意をささげるため、皆様に発生時刻の午後2時 46 分から1分間の黙祷の御協力

をいただきました。

それでは、請願第2号、「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意

見書」採択の請願書を議題といたします。 本請願について――ここで報告いたします。請願第2号については、1人の追加署名が

提出され、請願提出者ほか1名となりましたのでご承知願います。本請願については、請

願提出者から、議会基本条例第5条第3項の規定による発言の申し出があります。なお、

発言は申し合わせにより1つの請願につき1回で、5分以内となります。残り1分で1度

ベルを鳴らします。5分たちましたら2度ベルを鳴らします。それでは岡野さんお願いい

たします。 ○岡野請願提出者 岡野です。挨拶とか何か時間がある――ないので、省略しますので、

申しわけありません。請願事項にかかわってなんですけれども、日本の最低賃金制度の問

題点は3つあるというふうに考えていて、1つは時給が安くてまともな生活ができない。

全国一律制ではないので、最低賃金の高い他県に労働力者が流出して、人手不足が深刻化

している。中小企業支援が極めて貧弱という3点です。最低賃金が低過ぎるという問題に

ついては、欧米なんかと比べると歴然としているわけです。欧米は 1,000 円から 1,500 円、

アメリカでは 15 ドルを最低賃金という形で決めている州が出てきているというようなと

ころがあります。皆さん方のほうでも、1,500 円というのはかなり高額に見えるかもしれ

ませんけども、月収に直してみてください。また年収に直してみてください。月収だと

25 万円、年収なら 300 万円というような状況で、それほど高い賃金ではないというなと

ころですね。そして、最低賃金ぎりぎりで働いている非正規労働者が 1,100 万人を超えて

るというような現状を考えると、やはり最低賃金を上げるというのは非常に重要だなとい

うふうなところです。それから、東京に比べて茨城は生活費が安いんじゃないのというよ

うな意見もあるんですけども、全労連が取り組んだ最低生計費積算調査という調査では、

東京なんかの場合、住居費は確かに地方から比べれば高いけれども、地方は車がないと生

活ができなくて、ガソリン代とかいろんなことを考えると高額な金額になってしまって、

Page 55: 建設経済常任委員会記録(速報版)...2 ございます。議案書1ページの表をごらんください。4路線ございます。路線名1-2810 号線は、起点が稲602番地1、終点が井野602番地24、延長155.8メートル、幅員は最

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ほとんど変わらないというような現実があるというところですね。それから、最低賃金が

上がれば中小企業はつぶれてしまうんじゃないのかというような意見があります。それに

ついては、やはり、中小企業に対する国からの税金であるとか、社会保障費なんかの事業

主負担なんかについての補助というのがきちんとなされていかなければ、やはりうまくい

かないし、実際にその中小企業支援というのが、今非常に重要になってるんだというふう

なことを考えていますので、そういう面でも、全国一律にして、そして 1,500 円というよ

うな最低賃金を実現するということが、労働者だけの問題じゃなくて、国のあり方の問題

としても非常に重要だなというふうに考えているところです。茨城県は昨年の 10 月から

849 円ということを決めましたけれども、これを決めてるのは、茨城地方最低賃金審議会

という審議会なんですけれども、この審議会には私たち茨城労連は毎年、引き上げの意見

書を提出していますけども、実は、18 年・19 年に茨城県が産業戦略部長名で最低賃金引

き上げの意見書を提出しています。それから、最近、県の労働政策課と懇談したんですけ

ども、労働政策課の課長さんは、今年も意見書を出したいと、今年は知事名で出すことも

検討しているんだ、というふうな意見が出ています。それから、国会のほうですけれども、

昨年……

〔髙橋議会事務局主事ベルを1回鳴らす〕 ○岡野請願提出者 (続)私たちの上部団体である、全労連という組織が院内集会を開い

たんですけども、そこには自民党、立憲民主党、国民民主党というような形で野党も――

自民党と野党が参加して、自民党の最低賃金、議連の事務局長さんのほうからは、全国一

律の最低賃金引き上げについて「自民党にも呼びかけて、そういう運動を強化したい。だ

から皆さんとも一緒に頑張りましょう」というような発言があってというような状況です。

今日、分けた資料の一番後ろのところに――一番後ろに現状の最低賃金であったり、それ

から各県ごとの最低生計費、資産調査の結果なんかも載っていますので、これを見ていた

だけると、私のほうで言ったことが――大体あれかなと思います。以上で。

○金澤委員長 以上で請願提出者の発言が終わりました。

これから請願提出者に対する質疑を行います。質疑はございますか。 小池委員。 ○小池委員 今、説明いただいた県の産業戦略部長が出席してというか、意見書を出して

るという経緯では、これは結構珍しいことなんでしょうか。

○岡野請願提出者 そうですね……

○金澤委員長 岡野さん。

○岡野請願提出者 済みません、ごめんなさい。いろいろ、他県の状況なんかを聞くとや

はり、県がそういう意見書出してるというのは、そんなにないことですよという話は聞い

ています。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 そうするとやっぱりその茨城県も、雇用条件に関してはかなり問題意識を持

って取り組んでいるということなんだなというふうに受けとめます。今その説明いただい

てた、やはり自民党の方々も、やはりこの立場では、声を出していくというか意見を求め

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ていくという動きがあるという状況なんですかね。

○金澤委員長 岡野さん。

○岡野請願提出者 そうですね、あの国会なんかの審議なんかを私なんかも見てたときに、

やっぱり自民党の議員さんの中から最低賃金についての意見――質疑みたいのがあって、

そういう中でやっぱり、自民党としても――自民党というか、国としてもちゃんときちん

と全国一律の最低賃金制度をつくるべきだというような意見がありますね。それからあと、

議連の事務局長さんが言ってたのは、一番問題なのは、東京に労働者が余りにも集まりす

ぎている。それが地域別最低賃金という形で、それが多いのが――そういうことがそうい

うことを促進しているということが、一番問題だということで……。今のままだと自民党

がそれを応援してるみたいなふうに見られてしまうのはやっぱり問題だなというふうに事

務局長さんは言ってました。

○金澤委員長 小池委員。

○小池委員 よくわかりました。今回、請願項目にしている3点目の中小企業への具体的

な支援策の拡充というところでは、どういったその支援策を考えていますか。

○金澤委員長 岡野さん。

○岡野請願提出者 これについてはやっぱり茨城労連だけではなくて、全労連組織でも―

―全労連組織でも、実際――全労連でも、この運動を進めましょうということで、地方な

んかにも呼びかけてという中で、中小企業支援については、やはり税金であるとか、社会

保障費の事業主負担を軽減するというような方向でやるべきだと。実際に、フランスとか

アメリカとか、そういうところだとやっぱり、1兆円って――兆を超える支援をしてるん

ですよね。そこんところがやっぱりないとだめだろうというようなところだったり、それ

から、先ほど言いました全労連が開いた 9・30?院内?集会でも、立憲民主党のほうから

もやはり1兆円を超える中小企業支援をしないと、最低賃金は上がらないという――上げ

られないというような話があって、だから私たちとしても、税金であるとか、社会保障費

の社会保障費の事業主負担のほうを上げて――引き上げ――支援するための予算を増額、

一兆円を超える――ものをつくっていかなきゃいけないんだという話をしてました。

○小池委員 ありがとうございました。

○金澤委員長 ほかにありますか。

関戸委員。 ○関戸委員 請願趣旨でいろいろ書かれていまして、先ほどもあったように、1,500 円と

いうのは、月額に直せば 25 万円、年収に直せば 300 万円。確かに決して高くはないとい

うふうに思うんです。それで、現状なんですけど若い労働者、若年労働者、雇用が大変な

状況がこれまで起きていると思うんですが、こういう現状というのはやはりどのように、

把握してるんでしょうか。この最低賃金を上げようということとの関連であれば……。お

願いしたいと思います。

○金澤委員長 岡野さん。

○岡野請願提出者 茨城労連は 2006 年ぐらいから、毎年 44――県内の市町村に対して公

契約に関するアンケートというのをやってます。それで、このアンケートの中心的なもの

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は、非正規労働者がどれだけいるのかというと、非正規労働者の賃金は――時給は幾らで

すかというやつです。2018 年度の調査結果だと 854 円が平均でした。ただ、平均ですか

ら、よく見ると 849 円以下が 20――ごめんなさいね、849 円以下が、19 市町村で 850 円

が 10 市町村です。だから、30 近いところは 850 円以下なんです。そのときの最低賃金は

822 円でしたけども、822 年のときに 850 円以下が 30 市町村ですから、だから、非正規で

働いている人たちが、いわゆる最低賃金プラス 30 円ぐらいのところで働いているわけで、

ですからその人たちはやはり、月収にしても 20 万円行かないで、年収にしても 200 万円

いかないでという中ですから、非常に大変な生活になってしまってるわけです。じゃあそ

れで、でもそれは市町村だけで、民間はという話もあるんですけど、もし、市町村だけが

そんなに低くて、民間が高い場合には、みんな民間のほうに行ってしまうわけですから、

そういうふうにならないということは、結局市町村と民間がほとんど変わらない、最低賃

金プラス、30 円、50 円、いいとこだと 100 円というような状況になってるんだろうとい

うふうに思っています。そういう中でやっぱり生活が非常に大変で、当然、結婚もできな

いし、子どももつくれないというふうになってるんだろうというふうに思っています。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 今お話しいただいたように、若い人が結婚も子育てもできない。これが少子

化に一層拍車をかけているというふうに思えています。高齢化は、元気で長生きするのは

いいことなんですけど、なかなか――状況ですから、高齢になっても安心できないんです

けど。一番はとにかく少子化を克服する。これがないと日本そのものがもたない。そうい

う意味では、最低賃金を 1,500 円に上げるということで、この点での変化というのは、や

っぱり期待できるんだと思うんですが、どんなもんでしょうか。

○金澤委員長 岡野さん。

○岡野請願提出者 よく、安倍首相なんかも、少子化は国難であるというような言い方を

されるんです――してましたけれども、私もいろんなことを調べていったときに、そうい

うことなんだなあと思ったのは、少子化以上に少子化の前に、結婚する人たちが減ってる

んですよね。ある社会学者の文章を読んでたら、やっぱり去年よりも減っているというよ

うな状況の中で、だから、結婚しない人たちがふえてるということを考えて、そしたらそ

んで結婚しても――となったときに、結婚しても最低賃金ぎりぎりで働いているという状

況では、やはり、子どもをつくろうというふうにはならないわけだし、子どもができない

というのは一番の問題は、労働力の再生産ができないことだと思うんです。やはり皆さん

だって、親から――親に産んでもらって大きくなってとなったときに、大きくなったとき

に、労働者として働いているわけですから、今の若い人たちが、少子化で子どもができな

いとなったら、その人たちの――その人たちが年をとったときに、子どもたちが働く労働

力になってないということを考えると、非常に深刻だなというふうに思っています。

○金澤委員長 関戸委員。

○関戸委員 そういう意味では、これは、何ていうかね、党派を超えた全体的な課題とし

て、日本の今後にとって非常に大きい問題だろうなというふうに思っています。それで、

最後に、中小企業についての手だてはいろいろあると思うんですが、例えば、社会保険料、

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これは赤字でも――中小企業ね、企業が赤字でも負担しなきゃならないという制度です。

こういうところの減免などもやはり大事な対策の中小企業による対策の一つだというふう

に思うんですが、そういう、それはそれでよろしいんでしょうか。

○金澤委員長 岡野さん。

○岡野請願提出者 私たちも、まずそこだと思ってます。で、今の中小企業支援策という

のは、最低賃金を少し上げたら、支援しますよ、みたいな話なんですよね。だから、結局

あげられないから支援も受けられないというような状況だったりするわけで、だから、中

小企業が今困っていることに対して、きちっと手当てをして賃金が上げられるような環境

をつくっていかないとだめだし、特に社会保障費なんかの自己負担――事業主負担という

のは、やはりきちっと国のほうで手当てをしていくべきだというふうに思っていて、私た

ちの上部団体である全労連もそうだし、それから、各県の地域労連なんかも同じような運

動を展開してるというのが現状です。それからあと……

○金澤委員長 岡野さん、済みません、できるだけ簡明に……。

○岡野請願提出者 (続)ごめんなんさい、そのとおりです。

○金澤委員長 ほかに。

以上で、提出者に対する質疑を打ち切ります。岡野さん、ありがとうございました。席

の移動をお願いいたします。

次に、執行部に確認することはございますか。質疑――関川副委員長。 ○関川委員 関川です。今話を聞いていて思ったのが、県のほうでも、今度は知事名で、

値上げする要請を出すみたいな話をお伺いしたんですが、もちろん県のほうでそういう動

きがあれば、もちろん市のほうにもそういう話は、おりてくるのかなと思ったんですが、

今のところ情報としてはそういうことは、市のほうにおりてきていますか。

○金澤委員長 川田部長。

○川田まちづくり振興部長 すいません。市のレベルになりますと、人事課所管になると

思うので、私のほうでちょっとお答えできません。

○金澤委員長 ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 これで請願第2号の審査を打ち切ります。

これから当委員会に付託された請願の討論、採決を行いますが、議会基本条例第 11 条第

2項に委員会活動を中心に委員会討議を行うものとするとあります。討論に入る前に確認

します。この請願について、委員間での自由討議が必要な請願はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 ないようですので討論採決を行います。

続いて、当委員会に付託された請願についての討論を行います。討論はございますか。 ○金澤委員長 鈴木委員。賛成、反対……。

○鈴木委員 反対の意見――立場から……

○金澤委員長 鈴木委員どうぞ。

○鈴木委員 (続)よろしいですか。今、話聞いたんですけれども、もともと最低賃金を

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引き上げるということ自体に反対しているわけではないんですけども、実際、この賃金を

支払うのは企業経営者または個人事業者となるかと思うんですが、都内でも最低値は今、

1,000 円前後と聞いております。これを一気に 1,500 円に引き上げるのという意見書は現

実的に実行不可能ではないかというのが1点ですね。それから2点目に……

○金澤委員長 鈴木委員、少しマイクから離して発言……。

○鈴木委員 (続)2点目は、今、新型コロナウイルス数の影響で最近、原油とか株価が

世界的暴落しております。こういったことで経済成長率も下方修正されてる昨今、政府に

対してこのような中小企業の具体的な支援を求めるのは、難しいのではないかという2つ

の点から反対意見といたします。

○金澤委員長 ほかにありますか。

小池委員。 ○小池委員 小池です。私は賛成討論を行います。今、格差と貧困が広がる社会の中で、

最低賃金を引き上げることは、市民生活を潤し経済を活性化させるという点から、とても

重要な課題だと考えます。そのためにも、今回の請願の中の意見書で求められている請願

事項を、政府がしっかりと対応を図っていくことが重要だと考えます。質疑の中でも明ら

かになったのは、茨城県としても、やはりこの最低賃金を引き上げるために、意見を上げ

て努力をしているという状況が確認できたことや、あとまた、国のほうでもやはり、自民

党のほうを含めて、党派を問わずに取り組んでいる現状も明らかにわかりました。時給

1,500 円ということを――説明の中でも月収で考えれば 25 万円、年収で 300 万円という

ふうに換算されるわけで、これは全く高くない状況も理解できましたし、あと、労働力や

雇用の安定につながれば企業にとってもそれは経済利益につながっていくことで、経済循

環がよくなるということだというふうに受けとめました。中小企業の支援では、おっしゃ

った税や社会保険料の事業主負担を軽減するというところもやはり納得できる説明でした。

最低賃金の引き上げは、日本社会の健全な発展や、持続可能な社会づくりに、やはり欠か

せない重要な課題だということを、十分理解できましたので、請願に賛成といたします。

○金澤委員長 ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 討論なしと認めます。これで当委員会に付託された請願の討論を打ち切り

ます。

これから採決を行います。採決は挙手により行います。

請願第2号、「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意見書」採択

の請願書、について賛成の委員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕

○金澤委員長 賛成少数です。よって、請願第2号は不採択とすることに決定しました。

これで、当委員会に付託された案件の審査は全て終了しました。執行部の皆さんお疲れ

さまでした。退席していただいて結構です。

委員はこのまま残っていただき、令和元年第2回市民との意見交換会での要望・意見に

ついて協議調整を行います。

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休憩します。

午後 3時 分休憩 午後 時 分開議

○金澤委員長 それでは再開します。 令和元年第2回市民との意見交換会でのご意見・ご要望についてを議題といたします。

過日、メールにてお送りいたしました令和元年第2回市民との意見交換会での要望意見集

約表を、前任の建設経済常任委員より引き継ぎました。ただいまの休憩中、皆様と調整し

たところ、本委員会で調整しておりました提言理由について、この際、調査の経過を本会

議に中間報告をしたいと思います。それでその内容ですが、お手元に配付した表を基本と

し、文言の修正については委員長にご一任願いたいと思います。これに御異議ありません

か。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。 もう一度確認しますけれども、中間報告については、調査の結果経過を本会議に中間報

告したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○金澤委員長 異議なしと認め、本件につきまして中間報告することに決定しました。

次に令和元年度、議会を知り未来を語る取手二中3年生&取手市議会における中学生市

議から提言された事項についてを議題といたします。当委員会として調査していく提言は、

商店街の活性化のために若者が来るようなイベントの開催、フリーマーケット、また、地

方紙やネットに広告を出す、翻訳機、ごみ箱、トイレ、休憩所設置、喫煙所の設置の提言

を調査していくことと、したいと思いますこれに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 異議なしと認めます。なお調査については、建設経済常任委員会として委

員長名で、執行部のほうに調査を依頼する形といたします。これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○金澤委員長 そのほか、委員の皆様から何かございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○金澤委員長 以上――ないようですのでその他を終わります。

以上で、本委員会の全ての日程が終了しました。

これで建設経済常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。 午後 3時 分散会