EdTech導入実証事業補助金制度概要

（令和元年度補正 先端的教育用ソフトウェア導入実証事業）

2020年2月28日 学校等設置者用資料

※詳細内容や諸様式は今後開設するwebサイトや説明会を通じて周知いたします。

※本資料掲載内容は説明会までに変更の可能性があります。

経済産業省教育産業室

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0.本事業のポイント（学校等設置者様向け）

本事業は、学校現場にEdTechを導入する事業者に対してその経費を補助する制度です。事業者が補助申請者となり、自治体・学校法人等の学校等設置者と連携し事業を進めます。

教育現場にて使用される、学習の効率化・高度化等に資するソフトウェアが導入実証の対象となります。※端末等ハードは対象外です

学校等設置者に、本年度の導入実証に係る経費負担は基本的に発生しません。※電気料・通信料や端末購入費等は除く

事業者による教員研修や伴走支援に係るサポート費用も補助対象としており、確実な活用・定着を目指します。

学校等設置者および学校等は、事業実施の他、申請・報告書類作成にご協力を頂きます。

各学校等設置者の皆様におきましては、各々の教育方針を前提に、継続的・長期的な活用を視野に入れたEdTech活用の第一歩として本事業を活用頂けますと幸いです。

本事業のポイントは以下の通りです。

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1.事業目的

Society5.0時代における教育現場では、個別最適化された格差のない公平な学びと、プログラミング教育をはじめとするSTEAM学習の環境を構築することが必要であり、そのためにはパソコン端末や高速通信網等の教育ICTインフラの整備と併せ、教育産業が開発を進めているEdTechサービスの学校等における積極的な導入が必要不可欠である。本事業では、学校等におけるEdTechソフトウェアとそれに係るサービスの導入を行う事業を実施する者に対する事業費等に要する経費の一部を補助する事業を行うことにより、学校等設置者と教育産業の協力による教育イノベーションの普及を後押しすることを目的とする。

本事業の目的は下記の通りです。

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2.事業スキーム

EdTech事業者（補助事業者）は、導入先学校等設置者と実施計画を協議・策定のうえ、事務局に応募・交付申請、各種手続きを行います。また、学校等へのEdTechソフト・サービス導入後のサポートも実施します。

経済産業省

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導

入

実

証

事

業

補

助

金

事

務

局

補助金交付

審査・採択補助金交付

補助金申請各種手続き

提案・導入アフターサポート

連携

※本実証事業以外に係る経費などは補助金の対象とはなりません。※実証事業以外に係る経費について、あらかじめEdTech事業者と学校等設置者は確認をしてください。

EdTech事業者

（補助事業者）

学校等設置者（自治体教育委員会・学校法人等）

学校等

導入計画協議

補助事業計画策定

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3.補助対象事業

本事業で補助対象となる事業の定義は下記の通りです。

■補助対象事業１）学校教育法に規定する学校（ただし、幼稚園及び大学を除く）、教育支援センター（適応指導教室）

あるいはフリースクール（※）に対してEdTechソフト・サービスを導入する事業であること。※フリースクールについては下記の条件全てを満たす者であること。(1)不登校児童生徒に対する相談・指導を主たる目的としていること。(2)非営利法人（学校法人を除く。）が運営する施設であって、かつ２年以上の活動実績があること。(3)学校又は教育委員会との間に十分な連携・協力関係が構築されていること。(4)複数の児童生徒（小、中学生）を受け入れていること。

２）実効性の観点から、少なくとも1学校あたり必ず1クラス分に対してソフトウェアを導入するなど、事務局が求める導入効果の測定等に応じられる規模のソフトウェアを導入する事業であること。

３）EdTech事業者（補助事業者）と学校等設置者及び学校が一体となり、EdTechソフト・サービスの継続的な活用を前提に策定した計画を実行し、事後の報告やアンケート等への協力を行うことを確約することができる事業であること。

４）学校等設置者及び学校責任者の事業に対する合意と協力の意志があり、次年度以降の継続活用や予算化を具体的に検討できる事業であること。

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4.補助対象ツール

本事業で補助対象となるEdTechソフトウェア・サービスの定義は下記の通りです。

■補助対象ソフトウェア・サービス１）学校等教育現場にて使用し、学習の効率化・高度化等に資するソフトウェアであること。

自宅学習等シームレスに活用できるものが望ましいが、学校外のみの使用となるソフトは対象外となる。２）令和元年度までに、P.4の１）に定義する学校等教育現場での導入実績を有すること。３）学習者自身が使用するソフトウェアであること。

※教員のみが使用する校務支援システム等は、学習者が使用するソフトウェアと併せて導入する場合に限って補助対象とする。教員のみが使用する校務支援システム等単体の導入は補助対象外とする。

４）クラウドサービスであること。※オンプレミスサーバ等の費用は本事業の補助対象外となる。また、マニュアルやテキスト等の紙媒体の補助教材製作費は、EdTechソフトウェアの補助手段と判断できる場合に限り補助対象として認める。

５）特定の学校に対してのフルスクラッチ開発ではないこと。６）電子書籍、デジタル教科書（動画・音声やアニメーション等のコンテンツは、学習者用デジタル教科書に該当せ

ず、学校教育法第34条第4項に規定する教材（補助教材）のことをいう）でないこと。７）導入効果として、検証可能なデータを有し、個人情報を除く統計的なデータを必要に応じて開示できること。８）広告表示や広告記事を含んでいないこと。また生徒アカウント等に対してDMなどの送付を行わないこと。９）サービスの料金形態が対外的（ホームページ、製品カタログ、顧客向けの説明資料等）に明示されていること。１０）本事業で申請予定の導入校において、すでに有償契約の元、利用されているソフトウェアではないこと。１１）教育現場の実態を踏まえた情報セキュリティの設計及び対策を確立していること。

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5.補助対象経費

本事業で補助対象となるEdTechソフトウェアは下記のように類型化されます。

本事業で補助対象となるソフトウェア利用費はクラウドシステムの利用料（アカウント、ライセンス費用等）であり、オンプレミス製品は一律補助対象外です。

大別 機能分類 概要対象可否

フロント系（直接的に生徒の学びに有効的なもの）

学習管理（LMS） 教員や生徒間で学習データを共有・管理・分析することで、学びの効率化を図るもの

対象

学習支援コンテンツ 授業を円滑に進める、または個々の生徒の知識・理解度を深めるために補助的に導入される教育ツール（オンライン学習、共同学習、ドリル教材、AI教材、プログラミング教材等）

発展的な学び 特定の教科の学びにとどまらない発展的な学びを促すもの（STEAM化された学び）

バックヤード系（学び以外の効率化を図るもの）

校務支援ツール 教職員の業務負担軽減や校務の統一化・標準化・業務改善など、学校等内の諸業務を効率化するもの

対象但しオプション（単独導入不可）

コミュニケーションツール 学校等と生徒・保護者間で掲示板やチャット・SNS等での連絡コミュニケーションツール（教育現場向けに開発されたものまたは本補助金で対象となっている導入先教育機関へ導入実績を有するものに限る）

補助対象EdTechソフト

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・補助対象外EdTechソフトウェア１）電子書籍

電子書籍、デジタル教科書（動画・音声やアニメーション等のコンテンツは、学習者用デジタル教科書に該当せず学校教育法第34条第4項に規定する教材（補助教材）のことをいう）

２）遠隔学習、研修サービス・遠隔会議システム等を利用した遠隔授業を実施するためのシステム・オフラインで行う研修代行サービス等、役務提供を伴うもの

３）一般的な汎用ソフト教育向けに開発されたツールではなく一般的に幅広く利用が可能な文書作成ソフト、表計算ソフト、レタッチソフト写真加工ソフト等

・補助対象外経費１）パソコンやタブレット等のハードウェアの調達や購入に係る費用２）電気料金および通信料３）特定の学校に対してのフルスクラッチ開発製品４）役務サービスが学習指導の主体となるサービスの費用５）一般的、恒常的にすでに無料で提供されているツール６）広告宣伝費７）補助金申請、報告に係る申請代行費８）リース料金９）公租公課（消費税など）１０）その他、本事業の目的・趣旨から適切でないと経済産業省および補助金事務局が判断するもの 7

6.補助対象外経費

本事業で補助対象外となるEdTechソフトウェア及び経費は下記の通りです。

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10.本事業の手続きについて

本事業の申請及び補助金交付に必要となる手続きの概要は下記の通りです。

学校等設置者および導入校は、以下フローを事業者と連携・協力して進めます。

①学校等設置者及び学校等に対するEdTechソフトの導入提案②導入計画の協議・策定③見積り

事前準備

応募申請

④応募申請書の作成・確認⑤応募申請

応募採択

交付申請

⑥応募申請書の見直し・再確認⑦交付申請書の作成・確認⑧交付申請

交付決定

事業実施

⑨EdTechソフト導入～研修等実施➉実績報告作成・提出

※事務局及び第三者委員会による審査のうえ採択事業者が決定

※事務局及び第三者委員会による審査のうえ交付決定事業者が決定

※事務局による確定検査のうえ補助金交付額が確定

補助金確定

補助金額の確定後は、EdTech事業者に対し、順次補助金の支払いが行われます。

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11.スケジュール

本事業における各イベント毎のスケジュールは下記の通りです。

※事業状況等によりスケジュールは変更となる可能性があります。

イベント 対象期間（仮）

応募申請期間 2020年4月

応募採択 2020年5月

交付申請期間 2020年5月下旬～2020年6月

交付決定 2020年7月上旬

導入実施期間 2020年7月上旬～2020年12月下旬

導入報告期間 2020年8月上旬～2020年12月末

補助金交付 事務局による確定検査完了後、随時

効果報告（短期） 令和2年度末までに実施予定※報告内容については後日公開予定

効果報告（長期） 補助金交付後、実施予定※集計期間、報告内容については後日公開予定

（予定）

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12.学校等設置者の今後のアクションについて

３・4月にかけて学校等設置者がとるアクションのイメージは下記の通りです。

各々の教育方針を前提に、長期的・継続的な活用を見据えたツール選定および事業者とのコミュニケーションをお願いいたします。

方針検討• 教育方針や計画を踏まえ、EdTechの活用方針を検討

事業者選定• 導入したいEdTechソフトウェア・事業者候補を選定

事業者打診• 候補事業者に対して導入実証連携の打診

※本事業においては、学校等設置者が導入を希望した場合でも、企業のキャパシティや方針によって申請ができない場合がございます。また、採択・交付決定は審査の上で実施します。予算を超える申請があった場合などは、不採択となる場合がございます。ご了承ください。

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13.お問い合わせ

本件に関する詳細情報や諸申請様式については、事業webサイト（3月中旬頃公開予定）にて随時公開してまいります。

お問い合わせは、以下メールアドレスまでお送りください。

経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課 教育産業室 補助金担当meti-edtech-hojo@meti.go.jp

※webサイトおよびコールセンター構築後は問い合わせ窓口を移管いたします。最新情報は経産省webサイト・「未来の教室」ポータルサイト等で周知いたします。

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