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議会運営委員会 視察調査結果報告書 令和元年度 四日市市、呉市 11月11日~13日

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Page 1: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

議 会 運 営 委 員 会

視察調査結果報告書

令和元年度

四日市市、呉市

11月11日~13日

Page 2: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

日 程

(令和元年) 11月11日~11月13日(3日間)

調査都市

四 日 市 市

呉 市

委 員 長

副委員長

委 員

飯 島 弘 之

しのだ 江里子

北 村 光一郎

小 竹 ともこ

川 田ただひさ

林 清 治

中 村 たけし

福 田 浩太郎

丸 山 秀 樹

小 形 香 織

太 田 秀 子

随 行 書 記

佐 藤 善 宣

羽 貝 拓 己

調 査 項 目

1 議員定数・議会構成等について

2 本会議及び予・決算審査の委員会運営について

3 議会活性化に向けた取り組みについて

4 正副議長選挙における所信表明演説について

5 大規模災害時の議会対応について

Page 3: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

四日市市議会の主な特徴

1.本会議における質疑・質問の範囲・形態

□代表質問

・当初予算を審議する議会(2月定例月議会)における

市長の施政方針及び市長が当選後に行う所信表明に対

して実施。

・会派を代表した1人が1時間以内(答弁含む)で実施。

□一般質問

・委員会における議案審査の前に定例月議会ごとに実施。

・平成30年度の実績

6月:20人、8月:22人、11月:23人、2月:23人

・定例月議会ごとに議員1人当たり答弁を含めて30分を

基準とし、所属議員数に応じて各会派に時間を配分す

る。なお、1人当たり答弁を含め1時間を超えられな

い。

・質問方法は、一括質問方式、一問一答方式の選択制。

□議案質疑

・一般質問最終日に議案に対して実施。

・人数制限はなく、当初予算とそれに関連する議案は、

30分以内、それ以外は15分以内。

・質疑方法は、一括質問方式、一問一答方式の選択制。

□関連質問

・一般質問に限り、同一会派の議員の質問事項に関して

同一会派の質問通告をしていない議員1人が答弁を含

めず、5分以内で実施することが可能。

2.決算・予算の審査方法

□予算・決算

・予算常任委員会は、議長を除く全議員が所属。

・決算常任委員会は、議長と議会選出の監査委員を除く

全議員が所属。

・予算常任、決算常任ともに、総務、教育民生、産業生

活、都市・環境、それぞれの常任委員会の所管をもと

に4つの分科会を置き、それぞれが所管する事項につ

いて分科会にて審査を行う。

Page 4: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

3.議会活性化に向けた取り組みについて

【主な議会改革の取組】

〇議案聴取会の実施(平成9年)

議会開会の1週間前から前日までの間に、議員全員を

対象とした議案聴取会及び常任委員会別の議案聴取会

を開催。

〇市政活性化推進等議員懇談会の実施(平成12年)

市行政の様々な課題について、執行部を交えず、議員

が自主的に意見交換等を行える場として設置。(略称

名、市活懇)

〇議員政策研究会の設置(平成17年度)

政策立案機能のさらなる向上に資するため、市活懇の

発展的組織として設置。

〇一問一答方式の採用、質問者席の設置(平成17年)

議場を対面式に改修したことに併せ、一般質問等にお

いて実施。

〇通年議会の導入(平成23年)

議長により速やかに本会議を開くことができ、災害な

どの突発的・緊急な事案に対応できる体制となった。

4.正副議長選挙における所信表明演説について

・四日市市議会正副議長選出に関する内規を平成13年5

月に作成。

・四日市市議会役員選考委員会設置要綱を平成21年4月

に制定。

【要綱の概要】

第2条 各派代表者会議において当委員会を設置

第6条 正副議長に立候補する議員は、委員会が定め

た日時までに届け出が必要

第9条 立候補した議員から所信、抱負等を聴取する

ため、所信表明演説会を開催

第10条 演説会は、議場で実施

第11条 立候補した議員は演説会で所信、抱負等を表

明しなければならない

第15条 演説会は公開で実施

・所信表明に対する質疑を行うことを平成22年5月に可

とした。

・演説会は、傍聴可能であり、インターネット中継の生

配信と録画配信を行っている。

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呉市議会の主な特徴

1.本会議における質疑・質問の範囲・形態

□一般質問

・一般質問は、「代表質問」と「個人質問」に分けられ

る。

・3月定例会は、予算総体質問を行うため、一般質問は

実施しない。

□代表質問

・会派の代表者1人が実施。質問方法は選択制。

・一括質問方式の場合、1回目は20分以内、2・3回目

はそれぞれ10分以内で実施(答弁は除く)。

・一問一答方式の場合、60分以内で実施。

□個人質問

・人数制限はなく、40分以内で実施。ただし、代表質問

を実施した者は行えない。

・質問方法は、一問一答方式。

□議案質疑

・質疑内容は、大綱的な程度。

・人数に制限はないが、同一議案に対する質疑は、同一

会派において、1人が代表して実施。質問方法は選択

制。

・一括質問方式の場合、1回目は20分以内、2~3回目

はそれぞれ10分以内で実施(答弁は除く)。

・一問一答方式の場合、40分以内で実施。

2.決算・予算の審査方法

□決算

・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。

・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

当てている。

・質疑について、時間、人数及び回数に制限はない。

□予算

・議案が付託された都度、予算特別委員会が設置され、

議員全員で構成される。

・発言は、会派等の持ち時間制(1日単位)があり、人

数及び回数に制限はない。

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3.議会活性化に向けた取り組みについて

□委員会の所管事務の調査

〇導入の背景・経緯

委員会運営において、報告案件は市側の裁量で決ま

り、行政報告をもって議会の同意が得られたかのよう

な政策執行がなされることが課題としてがあった。

そのため、議会が主導で調査を行う所管事務調査を

常任委員会に導入し、質問や資料要求を執行部に対し

て行っていくようになった。

〇進め方(年間スケジュール)

〇実績例

文教企業委員会が、教育環境の整備の観点から、小

中学校の普通教室へ空調設備設置の提言を行い、各校

への施工に至った。

4.大規模災害時の議会対応について

□議会における災害発生時の対応要領の策定

〇策定の背景・経緯

災害発生の際、議会・議員の対応すべき基準はなかったが、災害拠点となる市役所

新庁舎完成を契機に、議会・議員の適切に対応すべき指針を定めることとなった。

〇対応要領の概要

市の災害対策本部が設置された場合、議長が必要に応じて、「災害対応連絡会議」

を設置。(構成員:議長、副議長、各会派代表者、会派に所属しない議員の代表者)

〇連絡会議の任務

1 議員の安否確認を行うこと

2 市対策本部から災害情報を収集し、議員に

情報提供を行うこと

3 議員から災害情報を収集、整理し、市対策

本部に情報提供を行うこと

※安否確認、情報提供はタブレット端末を活用

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札幌市議会運営委員会 視察調査票

( 四日市市議会 )

1 議員定数・議会構成等について

⑴ 法定数(平成23年自治法

改正までのもの)及び条例

定数(これまでの推移を含

む)

・条例定数 34人

・現 員 数 34人

選 挙 年 法 定 数 条例定数

平成3年 44人 41人

平成7年 44人 41人

平成11年 44人 39人

平成15年 38人 36人

平成19年 46人 36人

平成23年 46人 36人

平成27年 34人

令和元年 34人

⑵ 選挙区毎の人口と議員条

例定数及びその格差

四日市市議会議員選挙は選挙

区に分かれておりませんので

割愛させていただきます。

(単位 人)

選挙区名 平成 27年国勢

調 査 人 口

現行議員

定 数

議員一人当た

り の 人 口

人口比例

議員定数

選挙区名 議員一人当たりの人口 格 差

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⑶ 定数算定の基準、考え方 議員定数の算定について、議会内で統一された基準、考え方は

特に設けていない。

⑷ 議員定数の見直し 平成26年11月定例月議会において、議員定数を36名から2名減

じ、34人としようとする議員提出議案「発議第13号 市議会議

員定数条例の一部改正案」が発議され、平成27年2月緊急議会

において賛成多数で可決した。

⑸ 会派構成

いずれの会派にも属さない議員

・日本共産党 2人

・無会派 1人

会 派 名 称 人 数

政友クラブ 9人

新風創志会 8人

リベラル21 6人

公明党 5人

市民eyes 3人

⑹ 交渉団体となる会派の条

件設定

3人以上の議員で構成される団体を会派として認めている。

⑺ 議会運営委員の選出方法 会派の所属議員数に応じて選出し、議会の議決で決める。

所属議員数 3 人 … 1人

4~6人 … 2人

7~9人 … 3人

10~12人 … 4人

13~15人 … 5人

16人以上 … 6人

※現在の委員構成

政友クラブ … 3人

新風創志会 … 3人

リベラル21 … 2人

公明党 … 2人

市民eyes … 1人

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2 本会議及び予・決算審査の委員会運営について

⑴ 本会議について

ア 質疑・質問の範囲・形態 代表質問 … 当初予算を審議する議会(2月定例月議会)に

おける市長の施政方針及び市長が当選後に行う所信表明に対

して行う。

一般質問 … 委員会における議案審査の前に定例月議会ご

とに行う。

関連質問 … 一般質問に限り、同一会派の議員の質問事項に

関して同一会派の質問通告をしていない議員一人が答弁を含

めずに5分以内で行うことができる。

議案質疑 … 一般質問最終日に議案に対して行う。

イ 人数・時間制限の有無 代表質問 … 会派を代表して各一人、1時間以内(答弁含む)

一般質問 … 1定例月議会ごとに議員1人当たり答弁を含

めて30分を基準とし、所属議員数に応じて各会派に時間配分す

る。なお1人当たり答弁を含めて1時間を超えないものとす

る。

関連質問 … 同一会派の質問通告をしていない議員1人。答

弁を含めず5分以内。

議案質疑 … 人数制限なし。当初予算とそれに関する議案は

30分以内。それ以外は15分以内。

ウ 説明員出席者の範囲及

び主な答弁者

市長、副市長、各部局長が出席。質問内容に応じてそれぞれが

答弁する。

エ 一問一答制採用の有無 一般質問、議案質疑は一問一答方式を選択できるとしている。

オ 質疑・質問が行われる本

会議日数

代表質問は概ね1日間、一般質問は各定例月議会ごとに概ね5

日間で行われる。

カ 1日あたりの総質疑・質

問時間

1日あたり答弁を含めて約3~5時間

キ 平成30年度の質疑質問

者数の実績

6月 8月 11月 2月

代 表 質 問 ― ― ― 5人

一 般 質 問 20人 22人 23人 23人

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ク 傍聴者への対応・市民へ

の情報提供

本会議の傍聴は自由。住所氏名の記入は必要なく、代わりに

傍聴券を交付している。傍聴者へは、当日の議事日程及び代表

質問、一般質問の際は、質問通告一覧を配布している。

・テレビ放映

放送局 … 株式会社シー・ティー・ワイ(CTY)

経緯 … 平成9年度から地上波(三重テレビ)による生中継

を実施。平成10年度から三重テレビ と CTY の2社で交互(1

日単位)に放映。平成16年度から市内全域でケーブルテレビ視

聴が可能となったため、CTYに一本化し、生中継を実施。平成

23年度から地上デジタル放送(122ch)で生中継を実施。

放送内容 … 代表質問・一般質問

・インターネットによる映像の配信

平成18年12月から録画配信を開始(平成18年6月定例会以降分

を公開)平成23年5月から生中継を開始(平成23年5月開会議

会分から)

配信対象 … 代表質問・一般質問( テレビ放送と同じ映像 )

本会議の開会日、再開日、議会期間最終日、代表質問・一般質

問終了後の議事等、正副議長立候補者の所信表明演説会

配信期間 … 約4年間(4年後の同月末日までの期間 )

公開までの日数 … 生中継は即時公開し、その日から4日以内

に録画配信を開始する。

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⑵ 予・決算審査の委員会について

ア 設置形態 予算常任委員会は、議長を除く全議員が所属。決算常任委員会

は、議長及び議会選出の監査委員(2人)を除く全議員が所属。

総務、教育民生、産業生活、都市・環境それぞれの常任委員会

の所管を基に4つの分科会を置き、それぞれが所管する事項に

ついて分科会にて審査を行う。その後全体会をおこない、分科

会長報告、全体会審査が行われ、討論、採決をおこなう。

イ 事前通告制の有無 なし

ウ 人数・回数・時間制限の

有無

なし

エ 説明員出席者の範囲及

び主な答弁者

分科会審査 担当部課

全体会審査 政策推進部長、総務部長、財政経営部長及び担当

部課

全体会採決 政策推進部長、総務部長、財政経営部長及び担当

部課

オ 質疑を行う審査日数

定例月議会 分科会 全体会

予算 決算 予算 決算

令和元年8月 5日 1日 3日

令和元年6月 1日 ― 1日 ―

平成31年2月 3日 ― 3日 ―

平成30年11月 2日 ― 2日 ―

カ 平成30年度の質疑者数

の実績

計数できないため割愛させ

ていただきます。

決算

(平成30年3定)

予算(※骨格)

(平成31年1定)

質 疑 者 数

キ 傍聴者への対応・市民へ

の情報提供

本会議の傍聴は自由。住所氏名の記入は必要なく、代わりに

傍聴券を交付している。

開始 … 平成25年6月定例月議会から動画配信サービスUS

TREAMを活用し、無料でライブ中継・録画配信を開始。

平成26年11月1日からUSTREAMの映像をYouTub

eで録画配信を開始。平成30年8月からUSTREAMでのラ

イブ中継を終了し、YouTubeでのライブ中継を開始。

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配信対象 … 総務常任委員会、教育民生常任委員会、産業生活

常任委員会、都市・環境常任委員会の4常任委員会(平成25

年6月定例月議会から)予算常任委員会、決算常任委員会(平

成25年8月定例月議会から)広報広聴委員会(平成26年5月開

会議会から)議会運営委員会、特別委員会(平成28年9月から)

4常任委員会報告会(平成29年4月21日から)

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3 議会活性化に向けた取り組みについて

「四日市市議会の改革について」により説明します。

4 正副議長選挙における所信表明演説について

「四日市市議会の改革について」により説明します。

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四日市市議会の改革について四日市市議会の改革について四日市市議会の改革について四日市市議会の改革について

令和元年度版

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目目目目 次次次次

[Ⅰ]主な実施内容[Ⅰ]主な実施内容[Ⅰ]主な実施内容[Ⅰ]主な実施内容

1.議会の活性化1.議会の活性化1.議会の活性化1.議会の活性化 1

(1) 議案聴取会の実施 1

(2) 市外郭団体審議会 1

(3) 市政活性化推進等議員懇談会(市活懇) 1

(4) 議員政策研究会 1~2

(5) 議会活性化検討会 2

(6) 正副議長選挙における立候補制の導入 2

(7) 一般質問の時間制限の緩和 2

(8) 地方自治法 第 96 条第2項の活用 2

(9) 議員提案による政策条例制定改正への取り組み 2~3

(10) 予算・決算議案の審査方法 3~4

(11) 一問一答方式の採用、質問者席の設置(対面式) 4

(12) マニフェスト大賞審査委員会特別賞 4

(13) 通年議会 4

(14) 反問権 4

(15) 文書質問 4

(16) 各種委員会、審議会等への参画の見直し 4

(17) 専門的知見の活用 5

(18) 政策提言 5

(19) 各定例月議会における議案に対する意見募集 5

(20) 第9回マニフェスト大賞優秀成果賞 5

(21) 常任委員会年間白書の作成 5

(22) 議会改革特別委員会の設置 5

2.議会の透明化2.議会の透明化2.議会の透明化2.議会の透明化 6

(1) 議会報の充実 6

(2) 委員会等の公開 6

(3) 委員会室へのマイク設備、傍聴用テレビカメラの設置 6

(4) 議会ホームページの開設 6

(5) 本会議のテレビ放送 6

(6) 四日市市議会政治倫理要綱の制定 7

(7) 市議会情報化検討委員会 7

(8) 議会録画映像の貸出 7

(9) 本会議、委員会のFM放送 7

(10) 市議会モニターの設置 7

(11) 広報広聴委員会 7

(12) シティ・ミーティングの開催 7

(13) 傍聴手続きの簡素化 7

(14) 議会報告会の開催 7~8

(15) 議案の表決の公表 8

(16) 手話通訳の実施 8

(17) 議長の定例記者会見 8

(18) 議会報告会、シティ・ミーティングにおける市民意見のフィードバックについて 8

(19) 委員会のインターネット中継 8

(20) 議会の見える化検討会設置 8

(21) タブレット端末の導入 8

(22) 大型スクリーン・採決システムの設置 9

(23) フェイスブックの開始 9

(24) 会議用システムの導入 9

(25) 政務活動費の後払い方式への変更 9

3.議会事務局の体制整備3.議会事務局の体制整備3.議会事務局の体制整備3.議会事務局の体制整備 9

[Ⅱ]参考資料[Ⅱ]参考資料[Ⅱ]参考資料[Ⅱ]参考資料 10

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- 1 -

[[[[Ⅰ]Ⅰ]Ⅰ]Ⅰ]主な実施内容主な実施内容主な実施内容主な実施内容

1.議会の活性化1.議会の活性化1.議会の活性化1.議会の活性化

(1)(1)(1)(1) 議案聴取会の実施議案聴取会の実施議案聴取会の実施議案聴取会の実施 [平成 9 年度~]

議会期間初日1週間前の議会運営委員会開催日から議会期間初日の前日までの間に、議員全員を対象とした議案

聴取会、および各常任委員会別の議案聴取会の開催

((((2222) ) ) ) 市外郭団体審議会市外郭団体審議会市外郭団体審議会市外郭団体審議会 [平成 10 年度~]

市が 100%出資の外郭団体に、議員が役員として参画することは好ましくないとの意見集約がなされ、全ての団

体から役員を引き上げたのを機に設置

当初は6団体(開発公社・土地開発公社・都市整備公社・国際交流協会・文化振興財団・霞ケ浦振興公社)全て

の事業報告を受けていたが、土地開発公社のみを扱い、他団体については所管の常任委員会で報告

(平成 13 年度~)

その後、平成 20 年度に文化振興財団、国際交流協会、都市整備公社及び霞ヶ浦振興公社の4つを統合し設

立された「財団法人まちづくり振興事業団」についても対象とした(平成 21 年度~)

((((3333) ) ) ) 市政活性化推進等議員懇談会(市政活性化推進等議員懇談会(市政活性化推進等議員懇談会(市政活性化推進等議員懇談会(市活懇市活懇市活懇市活懇し か つ こ ん

)))) [平成 12 年度設置]

<資料 p11~12>

市行政を取り巻く様々な課題について、執行部を交えず、議員だけで自主的に意見交換、情報交換を行う場とし

て設置

議員が提出を予定している議案(主に条例議案)について、事前に議員間の調整を行う場としても活用

(取り上げた項目)

○ 地方分権の推進における地方議会について

○ 地方自治法第 96 条第2項について

○ 市長専決処分事項の指定について

○ 議員提案による条例案について

平成平成平成平成 17171717 年度に年度に年度に年度に

「議員政策研究会」に改編「議員政策研究会」に改編「議員政策研究会」に改編「議員政策研究会」に改編

<以下<以下<以下<以下(4)(4)(4)(4)参照>参照>参照>参照>

((((4444) ) ) ) 議員政策研究会議員政策研究会議員政策研究会議員政策研究会 [平成 17 年度設置]

全議員が一堂に会して意見交換を行い、市政に関するさまざまな課題に対して共通認識の醸成をはかり、政策立

案機能のさらなる向上に資するため市政活性化推進等議員懇談会の発展的組織として設置

・議会基本条例分科会 (定員 20 人) 2分科会を設置(平成 21 年度~22 年度)

・市民協働促進条例分科会 (定員 18 人)

・総合交通政策分科会 (定員 25 人) 分科会を設置(平成 23 年度~24 年 6月)

・議会改革分科会 (定員 31 人) 分科会を設置(平成 23 年度~26 年度)

・産業振興に関する分科会 (定員 12 人) 分科会を設置(平成 24 年度)

・四日市公害分科会 (定員 12 人) 分科会を設置(平成 24 年度~26 年度)

・スポーツ政策分科会 (定員 12 人)

・人権施策推進分科会 (定員 16 人) 分科会を設置(平成 25 年度~26 年度)

・既存集落の維持に向けた市街化調整区域の規制緩和

を目指す分科会

(定員 18 人) 分科会を設置(平成 26 年度)

・学校規模等適正化の現状と取り組みについて (全体会) (平成 27 年度)

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- 2 -

・市街化調整区域における土地活用の規制緩和分科会 (定員 19 人) (平成 27 年度~28 年 4月)

・新しい図書館を考える分科会 (定員 22 人) (平成 27 年度~28 年 4月)

・スポーツ振興条例分科会 (定員9人) (平成 27 年度)

・公共交通のあり方を考える分科会 (定員 15 人) (平成 28 年度)

・障害者差別解消調査研究分科会 (定員8人) (平成 28 年度)

・防災対策分科会 (定員9人) (平成 28 年度)

・議会のICT推進分科会

・三世代家族支援条例づくりについて

(定員8人)

(全体会)

(平成 29 年度)

(平成 30 年度)

(5) (5) (5) (5) 議会活性化検討会議会活性化検討会議会活性化検討会議会活性化検討会 [平成 12 年度設置]

議長から議会の改革事項の検討について諮問され、答申を行う

平成 12年度に各会派から議会運営委員会の選出区分に応じた委員が選出され設置。答申に基づき、従来の1日

4委員会同時開催を、日程の許すかぎり1日2委員会開催に改善し、検討を終了した(平成 13 年 3 月定例会)

平成 26年度に副議長をキャップとして各会派から参加を募り、議会をより活性化していくための方策を検討す

るために設置(平成 26 年度)

((((6666) ) ) ) 正副議長選挙における立候補制の導入正副議長選挙における立候補制の導入正副議長選挙における立候補制の導入正副議長選挙における立候補制の導入 [平成 12 年 5 月臨時会~]

四日市市議会正副議長選出に関する内規を作成(平成 13 年 5 月)

四日市市議会役員選考委員会設置要綱を制定(平成 21 年 4 月)

所信表明に対する質疑を行うことを可とした(平成 22 年 5 月~)

<資料 p13>

((((7777) ) ) ) 一般質問の時間制限の緩和一般質問の時間制限の緩和一般質問の時間制限の緩和一般質問の時間制限の緩和 [平成 12 年 6 月定例会~]

議員1人あたり 20 分として、各会派に所属議員の人数分を割り振っていた一般質問の時間を、1人あたり 30

分に増やすとともに、一般質問の日程は、3日から4日とした(平成 12 年 6 月定例会~)

((((8888) ) ) ) 地方自治法地方自治法地方自治法地方自治法 第第第第 96969696 条第2項の活用条第2項の活用条第2項の活用条第2項の活用 [平成13年3月定例会 可決]

<資料 p39>

地方自治法第 96 条第2項の活用を検討し、5つの法に基づく計画を議決事件とする条例を議員提案により制定

した

総合計画の基本計画について議決事件とすることとした(平成22年9月定例会 可決)

議会基本条例の制定にあたり、以上の議決事件の拡大については、議会基本条例において規定することとした(平

成23年5月1日)

地方自治法改正に伴い、総合計画の基本構想についても議決事件とすることとした(平成23年6月定例月議会 可決)

(9) (9) (9) (9) 議員提案による政策条例制定改正への取り組み議員提案による政策条例制定改正への取り組み議員提案による政策条例制定改正への取り組み議員提案による政策条例制定改正への取り組み((((17171717 件)件)件)件)

○ 四日市市情報公開条例の全部改正について (改正あり)

(平成 12年9月定例会可決、 提案者 全議員)<資料 p14~21>

○ 四日市市議会の議決すべき事件を定める条例の制定について (改正あり)

(平成 13年3月定例会可決、 提案者 議会運営委員)※四日市市議会基本条例の制定に伴い、廃止

○ 市長専決処分事項の指定についての一部改正について

(平成 13年3月定例会可決、 提案者 議会運営委員)<資料 p22>

○ 四日市市安全なまちづくり条例の制定について

Page 18: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

- 3 -

(平成 13年 12月定例会可決、 提案者 各派代表者)

○ 議決事件に該当しない契約についての報告に関する条例の制定について(改正あり)

(平成 14 年3月定例会可決、 提案者 各派代表者等)

○ 四日市市文化振興条例の制定について

(平成 14 年6月定例会可決、 提案者 各派代表者等)

○ 四日市市市民自治基本条例(理念条例)の制定について (改正あり)

(平成 17 年1月臨時会可決、 提案者 市政活性化推進等議員懇談会小委員会委員)<資料 p24~29>

○ 四日市市議会基本条例の制定について (改正あり)

(平成 23年3月定例会可決、 提案者 議会基本条例調査特別委員会委員)<資料 p30~60>

○ 四日市市議会における参考人の実費弁償に関する条例の制定について

(平成 24 年2月定例月議会可決、 提案者 各派代表者)

○ 四日市市観光大使設置条例の制定について

(平成 24 年8月定例月議会可決、 提案者 各派代表者等)

○ 四日市市市民協働促進条例の制定について

(平成 26年 11月定例月議会可決、 提案者 各派代表者)

○ 四日市市開発許可等に関する条例の一部改正について

(平成 27 年2月定例月議会可決、提案者 議員政策研究会既存集落の維持に向けた市街化調整区域の規制

緩和を目指す分科会の正副分科会長及び議員政策研究会幹事 )

○ 四日市市障害者の医療費の助成に関する条例の一部改正について

(平成 28年2月定例月議会可決、 提案者 議員3名)

○ 四日市市幼稚園保育料及び教育委託料徴収条例の一部改正について

(平成 28年8月定例月議会可決、 提案者 議員3名)

○ 四日市市みんなのスポーツ応援条例の制定について

(平成 28年 11月定例月議会可決、 提案者 スポーツ振興条例調査特別委員会委員)

○ 四日市市障害を理由とする差別の解消を推進する条例

(平成 30年6月定例月議会可決、 提案者 障害者差別解消条例等調査特別委員会)

○ 四日市市防災対策条例

(平成 30年 11月定例月議会可決、提案者 防災対策条例調査特別委員会)

(10)(10)(10)(10) 予算・決算議案の審査方法予算・決算議案の審査方法予算・決算議案の審査方法予算・決算議案の審査方法

○予算特別委員会を設置し、それまで所管の各常任委員会に分割付託していた当初予算議案を一括付託したが、

各常任委員会で所管事務調査として議論された。全議員の約半数を委員とし、残りの議員を委員外議員とし

た(平成 15 年度)

○予算特別委員会を設置。全議員の約半数を委員とし、残りの議員を委員外議員としたが、各常任委員会で所

管事務調査として議論された。委員外議員の発言は文書による通告制を採用した(平成 16 年度)

○予算特別委員会を設置。全議員を委員とし、分科会方式を採用した。各分科会で採決まで行い、全体会で審

査する議案は、①附帯決議を付すべきと決したもの、②修正すべきと決したもの、③否決すべきと決したも

のとした(平成 17 年度)

○所管する常任委員会に分割付託した(平成 18 年度)

○予算特別委員会及び決算特別委員会を設置。全議員から正副議長及び監査委員の計4人を除いた 32 人の半数

の 16 人を、予算・決算それぞれの特別委員会委員とした。補正予算議案も予算特別委員会の審査対象とした。

決算審査についても、それまで所管の各常任委員会に分割付託していた議案を一括付託した(平成 19 年度)

○予算特別委員会及び決算特別委員会を設置。前年度同様、全議員から正副議長及び監査委員の計4人を除い

た 32 人の半数の 16 人を、予算・決算それぞれの特別委員会の委員としたが、原則的に前年度に決算の委員

は予算に、予算の委員は決算に所属することとした。補正予算議案も予算特別委員会の審査対象とした。決

Page 19: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

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算審査についても、それまで所管の各常任委員会に分割付託していた議案を一括付託した(平成 20 年度)

○予算常任委員会及び決算常任委員会を設置した

• 予算常任委員会 全議員(36 人)のうち議長を除く 35 人で構成

• 決算常任委員会 全議員(36 人)のうち議長、監査委員を除く 33名で構成

上記いずれの委員会も、常任委員会の所管ごとの4分科会を設置し、各分科会で審査を行い、①附帯決議を

付すべきもの、②修正すべきもの、③複数の分科会に係る事項等については全体会で審査するものとした。

なお、正副分科会長は常任委員会の正副委員長とした(平成 21 年度~)

(11(11(11(11)))) 一問一答方式の採用、質問者席の設置(対面式)一問一答方式の採用、質問者席の設置(対面式)一問一答方式の採用、質問者席の設置(対面式)一問一答方式の採用、質問者席の設置(対面式) [平成 17 年 3 月定例会~]

議場を対面式に改修したことと併せ、一般質問及び議案質疑において一問一答方式で行うことも可とした

(1(1(1(12222)))) マニフェスト大賞マニフェスト大賞マニフェスト大賞マニフェスト大賞((((※※※※))))審査委員会特別賞審査委員会特別賞審査委員会特別賞審査委員会特別賞 [平成 18 年度]

本市議会の議会活性化の取り組みが、第1回マニフェスト大賞(地方議会)審査委員会特別賞を受賞(平成 18

年 11月 10 日)

※これまで注目を集めることの少なかった地方自治体の首長、議員や地域主権を支える市民の活動実績を募集・表

彰し発表することで、地方政治で地道な活動を積む人々に名誉を与え、更なる政策提言意欲の向上につながるこ

とを期待するもの

(13)(13)(13)(13) 通年議会通年議会通年議会通年議会 [平成 23 年 5 月開会議会~]

<資料 p30~31,38,60>

会期を通年とすることで、議長により速やかに本会議を開くことができ、災害などの突発的な事件や緊急の行政

課題に対応ができるようになった

また、常任委員会・特別委員会の活動を活発化し、より慎重な議案審査や、より専門的な調査を行うことが可能

となった

(14)(14)(14)(14) 反問権反問権反問権反問権 [平成 23 年 5 月開会議会~]

<資料 p31,42>

市職員が質問や質疑を行った議員に対して、議論を明確にしようとするために反問することができるもの。反問に

は、議論の明確化に加え、市職員から議員の考え方を問い返したり、対案の提示を求める、「反論」も含まれる

(15)(15)(15)(15) 文書質問文書質問文書質問文書質問 [平成 23 年 5 月開会議会~]

<資料 p31,43>

議会期間中を除き、文書により執行部に対して質問を行うことができる

(平成 23年度:15件、平成 24 年度:6件、平成 25年度:7件、平成 26年度:8件、平成 27 年度:15件、

平成 28年度:5件、平成 29年度:3件、平成 30年度:7件)

(16)(16)(16)(16) 各種委員会、審議会等への参画の見直し各種委員会、審議会等への参画の見直し各種委員会、審議会等への参画の見直し各種委員会、審議会等への参画の見直し [平成 25 年 5 月開会議会~]

二元代表制の観点から、議員の充て職として参画していた各種委員会、審議会等(以下、審議会等)のうち法

律により参画が定められている審議会等以外について、参画の見直しを行った

参画を取りやめた審議会等については、その所管する常任委員会において、必要に応じて所管事務調査を実施し

て、執行部から審議会等の協議内容等の報告をもらうなどで補完し、全議員間で情報共有が図られるようにする

Page 20: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

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(17)(17)(17)(17) 専門的知見の活用専門的知見の活用専門的知見の活用専門的知見の活用 [平成 25 年度]

四日市市議会基本条例第 15 条に基づき、学識経験者等の専門的な知識を有する人に、議案や本市の事務に関す

る調査を積極的に依頼し、その調査結果を議論に反映させる

・四日市市の補助金に関する調査業務委託(受託者:金井 利之氏〈東京大学大学院法学政治学研究科教授〉、調

査期間:平成 25年 7月 25 日~平成 25年 10月 4日)

・四日市市スポーツ振興条例制定に係る調査業務委託(受託者:杉田正明氏〈三重大学教育学部教授、大隈節子

氏〈三重大学教育学部准教授〉〉

(18)(18)(18)(18) 政策提言政策提言政策提言政策提言 [平成 25 年度]

四日市市議会基本条例第 28 条に基づき、議員間での討議の結果、意見集約された事項について、市長等に対し

て政策提言を行った

・本市のスポーツ振興に関する提言(平成 25 年 10 月 15 日)

・決算常任委員会所管事務調査報告書「補助金調査について」(平成 26 年 3月 26 日)

・新しい図書館構想に向けた提言(平成 28 年 5月 16 日)

・新しいデマンド型公共交通ネットワークの構築及び防災力のさらなる向上に向けた提言(平成 29 年 5月 15 日)

・新総合計画策定に向けた提言(平成 31 年3月 26 日)

(19)(19)(19)(19) 各定例月議会における議案に対する意見募集各定例月議会における議案に対する意見募集各定例月議会における議案に対する意見募集各定例月議会における議案に対する意見募集 [平成 26 年度~]

各定例月議会における議案(市民サービスに大きな変化をもたらすような条例や事業)について取り上げ、

市議会のホームページで市民の皆さんに情報提供を行い、議案に対する意見をいただき、その意見を委員会

で審査される前に全議員に配付し審査の参考とする取り組みを開始 (平成 26年8月定例月議会~)

(20)(20)(20)(20) 第9回マニフェスト大賞において優秀成果賞を受賞第9回マニフェスト大賞において優秀成果賞を受賞第9回マニフェスト大賞において優秀成果賞を受賞第9回マニフェスト大賞において優秀成果賞を受賞 [平成 26 年度]

本市議会のさまざまな議会改革の取り組みに関して応募した、第9回マニフェスト大賞(※)において、

四日市市議会が優秀成果賞を受賞した。

※ マニフェスト大賞実行委員会の主催で、マニフェスト賞(首長)、マニフェスト賞(議会)、マニフ

ェスト賞(市民)、成果賞、政策提言賞、ネット選挙・コミュニケーション戦略賞、復興支援・防災

対策賞の各賞があり、1,459 の団体・個人から過去最多の 2,223 件の応募の中、四日市市議会を含む

46 の団体等が優秀賞に選ばれた

(21)(21)(21)(21) 常任委員会年間白書の作成常任委員会年間白書の作成常任委員会年間白書の作成常任委員会年間白書の作成 [平成 27 年度~]

総務、教育民生、産業生活、都市・環境、予算、決算の各常任委員会において、各常任委員会における課

題、懸案事項等を明確にし、新たな委員会の構成となっても前年度の委員会における課題等をスムーズに引

き継ぐことができるよう、1 年間に議論された内容を白書として取りまとめることとした。

(22(22(22(22)))) 議会改革特別委員会の設置議会改革特別委員会の設置議会改革特別委員会の設置議会改革特別委員会の設置 [平成 30 年度]

議会の政策サイクルの確立や委員の任期等の見直しなど、議会改革に関する制度の検討を行い、市議会委

員会条例の一部を改正し、常任委員会委員の任期を1年から2年とした。

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2.議会の透明化2.議会の透明化2.議会の透明化2.議会の透明化

(1) (1) (1) (1) 議会報の充実議会報の充実議会報の充実議会報の充実 [昭和 35 年 6 月発行開始]

質問議員名の掲載(平成 11 年 6 月定例会号~)

顔写真の掲載(平成 13 年 6 月定例会号~)

縦書き・右綴じから横書き・左綴じに変更(平成 20 年 5 月臨時会号~)

議員個人の表決および討論等の内容の掲載(平成 24 年 2 月定例月議会号~)

表紙のリニューアルを行った(平成 31 年 2 月定例月議会号)

(2) (2) (2) (2) 委員会委員会委員会委員会等等等等の公開の公開の公開の公開 [平成 9 年 6 月定例会~]

常任委員会・議会運営委員会を公開

特別・常任委員会の閉会中調査 及び 委員会協議会を公開(平成 15 年 3 月~)

委員会傍聴のための入室について、従来は審査中の入室を禁止していたが、自由に入退室できるものとした

(平成 20 年度~)

議員説明会、議案聴取会、各派代表者会議等の会議を会議規則に位置付け、それぞれの要綱で各会議の公開を明

文化(平成 21 年 4 月~)

(3) (3) (3) (3) 委員会室へのマイク設備、傍聴用テレビカメラの設置委員会室へのマイク設備、傍聴用テレビカメラの設置委員会室へのマイク設備、傍聴用テレビカメラの設置委員会室へのマイク設備、傍聴用テレビカメラの設置 [平成 9 年 6 月定例会~]

(4) (4) (4) (4) 議会ホームページの開設議会ホームページの開設議会ホームページの開設議会ホームページの開設 [平成 9 年 12 月~]

・議会ホームページを開設し、議員の紹介、会議録、会期日程等を掲載

・代表・一般質問の録画映像を配信開始(平成 18 年 12 月~)

・委員会等の開催案内を掲載(平成 22 年 4 月~)

・本会議・正副議長立候補者の所信表明演説会等の映像を生中継・録画配信開始(平成 23 年 5 月~)

・平成 24 年6月定例月議会からの総務、教育民生、産業生活、都市・環境常任委員会の会議録掲載及び平

成 24 年度以降に調査が終了した特別委員会の会議録を掲載することとした(平成 24 年 11 月)

・議案書・予算書等のインターネットでの公開を開始(平成 24 年 8 月定例月議会~)

・インターネット録画配信の期間を1年から4年に変更(平成 24 年 11 月~)

・代表質問・一般質問において使用したパネルのホームページへの掲載(平成 24 年 11 月定例月議会~)

・総務、教育民生、産業生活、都市・環境常任委員会の行政視察報告の掲載(平成 24 年度分~)

・議会ホームページのトップページのデザインを変更(平成 25 年 6 月)

・市議会交際費の支出状況の掲載(平成 26 年 3 月~)

(5) (5) (5) (5) 本会議のテレビ放送本会議のテレビ放送本会議のテレビ放送本会議のテレビ放送 [平成 10 年 3 月定例会~]

・三重テレビ(地上波・生中継)で代表・一般質問を放送開始

・CTY(ケーブルテレビ・生中継)でも放送(平成 10 年 6 月定例会~)

・テレビ放送をCTYに一元化(平成 16 年 6 月定例会~)

・議場に固定カメラを設置(平成 16 年 9 月定例会~)

・地上デジタル化に伴いデジタル 122chにて放送(平成 23 年 6 月定例月議会~)

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(6) (6) (6) (6) 四日市市議会政治倫理要綱の制定四日市市議会政治倫理要綱の制定四日市市議会政治倫理要綱の制定四日市市議会政治倫理要綱の制定 [平成 10 年 3 月]

<資料 p61~63>

次のとおり一部改正(平成 16 年 11 月、平成 30 年1月)

・政治倫理基準の一部見直し(不祥事一般を規定する項目の追加)

・一定の場合に四日市市議会議員倫理検討調査会の設置を義務づけると共に、同調査会の職務及び権能を明確

化(平成 16 年 11 月)

・政治倫理要綱の見直しを行い、調査会の会議を公開とした(平成 30 年1月)

((((7777) ) ) ) 市議会情報化検討委員会市議会情報化検討委員会市議会情報化検討委員会市議会情報化検討委員会 [平成 13 年度設置]

現在は設置されていない現在は設置されていない現在は設置されていない現在は設置されていない

議員全員に1台ずつパソコンが貸与されることになり、議会の情報化について検討を行う機関として設置。委

員は各会派から1名ずつ選出

((((8888) ) ) ) 議会議会議会議会録画録画録画録画映像の貸出映像の貸出映像の貸出映像の貸出 [平成 13 年 6 月定例会~]

代表・一般質問のビデオテープを貸し出し開始(平成 13 年 6 月~)

貸出媒体をビデオテープからDVDに変更(平成 22 年 6 月~)

本会議全ての録画映像を貸し出し開始(平成 23 年 5月~)

(9(9(9(9)))) 本会議、委員会の本会議、委員会の本会議、委員会の本会議、委員会の FMFMFMFM 放送放送放送放送 [平成 14 年 9 月定例会~]

平成平成平成平成 18181818 年度から休止年度から休止年度から休止年度から休止

代表・一般質問、委員会の中継を、FMよっかいち(76.8Mhz)で放送開始

(1(1(1(10000)))) 市議会モニターの設置市議会モニターの設置市議会モニターの設置市議会モニターの設置 [平成 16 年 11 月~]

<資料 p65~75>

四日市市市民自治基本条例(理念条例)制定の際、議会への市民参加の取り組みとして設置

従来の推薦に加え、公募による募集を開始(平成 24 年度~)

(11(11(11(11)))) 広報広聴委員会広報広聴委員会広報広聴委員会広報広聴委員会 [平成 17 年度~]

<資料 p76>

議会報編集のため設置した「議会報編集委員会」を、議会の広報および広聴活動全般について協議する機関と

して再編

(1(1(1(12222)))) シティ・ミーティングの開催シティ・ミーティングの開催シティ・ミーティングの開催シティ・ミーティングの開催 [平成 18 年度~]

<資料 p77~78>

議会が地域に出かけ、市民へ議会活動について説明・報告し市民の要望を把握する意見交換会の開催

より多くの方に参加してもらえるよう、手話通訳者を配置(平成 22 年度~)

(1(1(1(13333)))) 傍聴手続きの簡素化傍聴手続きの簡素化傍聴手続きの簡素化傍聴手続きの簡素化

本会議傍聴手続きにおける住所氏名の記入を廃止し、傍聴券の交付に変更(平成 20 年 3 月定例会~)

委員会傍聴手続きにおける住所氏名の記入を廃止し、傍聴券の交付に変更(平成 23 年 6 月定例月議会~)

((((14141414)))) 議会報告会の開催議会報告会の開催議会報告会の開催議会報告会の開催 [平成 23 年 9 月定例月議会~]

<資料 p82~90>

Page 23: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

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四日市市議会基本条例の三本柱の一つである「市民との情報共有」を進めるため、定例月議会ごとに議会が

直接地域に出かけ、議案の審査における議論の経過や結果など、議会としての考え方を市民に報告する場とし

て開始

第1部を議会報告会、第2部をシティ・ミーティングとして2部構成で実施

(15(15(15(15)))) 議案の表決の公表議案の表決の公表議案の表決の公表議案の表決の公表 [平成 24 年 2 月定例月議会~]

四日市市議会基本条例の三本柱の一つである「市民との情報共有」を推進するため、議員個人の表決及び討

論等の内容を議会報に掲載し、ホームページにも議員個人の表決を掲載することとした

(1(1(1(16666)))) 手話通訳の実施手話通訳の実施手話通訳の実施手話通訳の実施 [平成24年11月定例月議会~]

より多くの方に議会を傍聴してもらうため、本会議・委員会等の会議において事前申し込み制による手話通

訳を実施

(17(17(17(17)))) 議長の定例記者会見議長の定例記者会見議長の定例記者会見議長の定例記者会見 [平成24年11月定例月議会~]

四日市市議会基本条例の三本柱の一つである「市民との情報共有」を推進するため、定例月議会終了後、各

定例月議会の内容について議長による記者会見を行うこととした

(1(1(1(18888)))) 議会報告会、シティ・ミーティングにおける市民意見の議会報告会、シティ・ミーティングにおける市民意見の議会報告会、シティ・ミーティングにおける市民意見の議会報告会、シティ・ミーティングにおける市民意見の

フィードバックについてフィードバックについてフィードバックについてフィードバックについて

[平成24年11月定例月議会~]

議会報告会、シティ・ミーティングにおける市民からの意見を、各常任委員会で整理し、議会運営委員会に

おいて議会として協議すべき意見と各常任委員会で協議すべき意見に分けた上で、それぞれ課題に対する調

査・研究を行い、その結果を次回以降の議会報告会で報告、市議会ホームページへ掲載するなどして市民へフ

ィードバックすることとした

(19(19(19(19)))) 委員会のインターネット中継委員会のインターネット中継委員会のインターネット中継委員会のインターネット中継 [平成 25 年 6 月定例月議会~]

より開かれた議会のため、総務、教育民生、産業生活、都市・環境の4常任委員会について、USTREAM を

利用したインターネット中継を開始

予算、決算常任委員会(平成 25 年 8月定例月議会~)、広報広聴委員会(平成 26 年 5 月~)、議会運営委員

会及び特別委員会(平成 28 年 9 月~)を開始

平成 30 年8月よりYouTubeを利用しての中継へ変更

(2(2(2(20000)))) 議会の見える化検討会の設置議会の見える化検討会の設置議会の見える化検討会の設置議会の見える化検討会の設置 [平成 26 年度~]

本会議における議論を視覚的にわかりやすくし、また、議会意思の決定に係る状況を議会みずからが積極的

に情報提供することで市民に開かれた議会とするため、議長の諮問機関として「議会の見える化検討会」を設

置し、本会議場における大型スクリーン、採決表示システムの導入及びペーパーレス化を目指したタブレット

端末の導入について、検討を開始

(21(21(21(21) ) ) ) タブレット端末の導入タブレット端末の導入タブレット端末の導入タブレット端末の導入 [平成 27 年度~]

議会のペーパーレス化を進めるためタブレット端末を配布(平成 27 年 10 月~)

Page 24: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

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(22(22(22(22) ) ) ) 大型スクリーン・採決システムの設置大型スクリーン・採決システムの設置大型スクリーン・採決システムの設置大型スクリーン・採決システムの設置 [平成 27 年度~]

本会議場に、議員の質問資料や採決の結果を表示し、傍聴者に分かりやすく伝えることができる大型スク

リーンを設置し、採決システムを導入(平成 28 年 2 月定例月議会~)

(23(23(23(23) ) ) ) フェイスブックの開始フェイスブックの開始フェイスブックの開始フェイスブックの開始 [平成 28 年度~]

市議会の取り組み等の情報を積極的に発信することを通じ、市議会について理解を深めてもらい、より開かれ

た議会を推進する(平成 28 年 4 月~)

(24(24(24(24) ) ) ) 会議用システムの導入会議用システムの導入会議用システムの導入会議用システムの導入 [平成 28 年度~]

タブレット端末を活用したペーパレス化をさらに推進するため、会議用システムを導入する(平成 29 年 2月~)

(25(25(25(25) ) ) ) 政務活動費の後払い方式への変更政務活動費の後払い方式への変更政務活動費の後払い方式への変更政務活動費の後払い方式への変更 [平成 29 年度~]

平成 29年4月より政務活動費の支払い方法を、後払い方式へと変更した

3.議会事務局の体制整備3.議会事務局の体制整備3.議会事務局の体制整備3.議会事務局の体制整備

[平成 13 年度] 議員提案案件の増に伴い事務局体制を整備

調査係を調査法制係へと組織変更(法制担当者1名配置)

[平成 17 年度] 調査法制係を、調査・情報収集・政策法務等を担当する「調査法制係」と、

議会報等市議会の広報広聴活動を担当する「広報広聴係」に再編

[平成 25 年度] 議会基本条例が施行されてから約2年が経過し、事務量の増大に対応するため

調査法制係を1名増員

<参考> 平 31 年度四日市市議会事務局体制

議会事務局長(1人)― ― 総務係(3人)(臨時1人)

議員の身分・報酬・費用弁償・政務活動費・

議員共済会・議長会・議会費の予算等

― 議事係(3人)

議会・委員会・議事日程・議案・

会議録・議事運営等

― 調査法制係(4人 /係長は課長補佐が兼務)

議会に関する調査・資料情報収集・

議員提出議案・条例規則の制定改廃等

― 広報広聴係(4人)(臨時1人)

議会報・市議会モニター・ホームページ・

(一般職員 16 人、臨時職員 2人、計 18 人) 議会中継・視察受入等

次長兼

議事課長

(1人)

副参事兼

課長補佐

(1人)

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[[[[ⅡⅡⅡⅡ] ] ] ] 参考資料参考資料参考資料参考資料

● 市政活性化推進等議員懇談会について…………...........................................11~12

● 四日市市議会役員選考委員会設置要綱………………………………………………….13

● 四日市市情報公開条例……………………………………………………………….14~21

● 市長専決処分事項の指定について……………………………………………………….22

● 議決事件に該当しない契約についての報告に関する条例……………………………23

● 四日市市市民自治基本条例(理念条例)………………………………………….24~27

● 市民自治の早期実現に関する決議………………………………………………………..28

● 四日市市市民自治基本条例(理念条例)の制定までの経緯………………………….29

● 四日市市議会基本条例 概要………………………………………………………..30~31

● 四日市市議会基本条例 逐条解説…………………………………………………..32~51

● 四日市市議会基本条例の構成図…………………………………………………………...52

● 四日市市議会基本条例 運用規程…………………………………………………..53~59

● 通年議会関係例規……………………………………………………………………………60

● 四日市市議会政治倫理要綱………………………………………………………… 61~64

● 市議会モニター資料………………………………………………………………….65~75

● 四日市市議会広報広聴委員会規程……………………………………………………….76

● シティ・ミーティング資料………………………………………………………….77~78

● 議会報告会資料…………………………………………………………………….… 79~95

● 四日市市議会 改革年表…………………………………………………………. 96~99

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市政活性化推進等議員懇談会について市政活性化推進等議員懇談会について市政活性化推進等議員懇談会について市政活性化推進等議員懇談会について

(1) 構 成 員 全議員

(2) 設置時期 平成 12 年 8 月 11 日

(3) 位置づけ 議長の諮問機関

(4) 設置目的 (1)市行政を取り巻く様々な課題について、議員全員で議論を行

い、その結果に基づき、議会としての政策を立案し、市政の

活性化に資する。

(2)議会の諸課題について、議員全員で議論を行う場とする。

(5) 設置の経緯 平成 12 年 6 月 27 日に開催された各派代表者会議において、議会

改革に熱心に取り組んでいた当時の議長から

「現在の議会は執行部から提出された議案を審査するのみにとど

まっているのではないか。また、議員全員が本音で議論する機会

が少ないと思う。今後、議会の自主的な意見交換の場を設定し

て、執行部に対して政策を立案、提言していくことができるような体

制を設定してはどうか」

との提案がなされ、協議の結果、議長の提案どおり、議長の諮問機

関として設置することを決定。

(6) 開催回数 平成 12 年度(4 回)

平成 13 年度(3 回)※ 4 分科会 各 2 回開催

平成 14 年度(1 回)

平成 15 年度(2 回)

(7) 検討内容 H12. 7.17 今後の進め方について

座長の選出について

第 1 回

H12. 8.11

正副座長互選

会の名称・運営方法等の協議

地方分権の推進における地方議会について懇談

第 2 回

H12.10.11

議会のチェック機能の強化・見直しについて協議

地方自治法第 96 条第 2 項の規定に基づく議決事件の

指定、地方自治法第 180 条の規定に基づく市長専決

処分事項の指定の見直しについて

第 3 回

H12.11. 6

議会のチェック機能の強化・見直しについて協議

地方自治法第 96 条第 2 項の規定に基づく議決事件の

指定、地方自治法第 180 条の規定に基づく市長専決

処分事項の指定の見直しについて

第 4 回

H13. 2.13

議会のチェック機能の強化・見直しについて協議

地方自治法第 96 条第 2 項の規定に基づく議決事件の

指定、地方自治法第 180 条の規定に基づく市長専決

処分事項の指定の見直しについて

第 5 回

H13. 5. 7

平成 13 年度の議題について協議

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第 6 回

H13. 8.20

今後の進め方及び議題について協議

課題ごとに分科会 [商業活性化・工業活性化・合併問

題・四日市港活性化] で調査研究し、市政活性化推進

等議員懇談会において問題提起

分科会 各分科会において、それぞれ 2 回の分科会を開催

[商業活性化分科会]

松坂屋四日市店及びジャスコ四日市店の閉鎖による

中心市街地の活性化策について

[工業活性化分科会]

三菱化学四日市事業所のエチレンプラントの停止、

東芝四日市工場の第 1 製造棟生産停止を踏まえた、

今後の本市の新たな産業の展開について

[合併問題分科会]

市町村合併について ―なぜ今合併なのか、合併の意

義・是非について考える―(鈴鹿市、三重郡 4 町等

との合併構想について)

[四日市港活性化分科会]

港を軸とした本市のまちづくりについて(中部国際

空港への海上アクセスを活用した四日市港の活性化

について)

第 7 回

H13. 9.28

各分科会における協議・検討結果を報告、各分科会に

おける協議・検討結果について協議

第 8 回

H14.11.12

客引き行為に関する条例制定要望書について

繁華街における客引き行為規制条例の制定の可能性

について協議

第 9 回

H15.11.25

自治基本条例について

議員から示された条例案について協議

第 10 回

H16. 1.19

自治基本条例について

議員から示された条例案について協議

第 11 回

H16. 1.30

自治基本条例について

議員から示された条例案について協議

第 12 回

H16. 2.13

自治基本条例について

議員から示された条例案について協議

(8) 効 果 平成 12 年度の懇談会において、「四日市市議会の議決すべき事件

を定める条例の制定」及び「市長専決処分事項の指定についての一

部改正」について、一部の会派より議題として提出され、3 回の懇

談会での協議、検討を経て、平成 13 年 3 月定例会において全会一

致で当該 2 議案が可決された。

また、平成 13 年度においては、中心市街地の衰退、コンビナー

トのプラントの停止、合併問題、中部国際空港への海上アクセス等、

本市の抱える重要課題について協議するため、懇談会の中で 4 つの

分科会を設置し、協議・検討結果を議長に答申した。議会が、議案

外の市の重要政策について意思決定を行う必要がある場合、懇談会

の開催は有効であった。

(9) 課 題 執行部に対して政策を立案、提言していくことができるような課題

の選定について検討していく必要がある。

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四日市市議会役員選考委員会設置要綱

(趣旨)

第1条 この要綱は、正副議長をはじめとする議会役員の選出について協議を行うため、四日市市議会役員

選考委員会(以下「委員会」という。)を設置するにあたり、必要な事項について定めるものとする。

(設置)

第2条 委員会は、各派代表者会議において、設置の合意がなされた後に、設置するものとする。

(組織)

第3条 委員会の委員は、各会派から1名ずつ選出するものとし、委員会の委員長は、委員会の中で原則と

して年長の委員がその職務を行う。

2 市議会内で2人の所属議員を有する団体(以下「団体」という。)の代表者は、オブザーバーとして出席

することができる。

(会議)

第4条 委員会の会議は、非公開とする。

(記録)

第5条 委員会は、会議録は作成せず、また、記録も保存しない。

(正副議長への立候補)

第6条 正副議長に立候補しようとする議員は、委員会の所定の届出用紙を委員会が別に定める日時までに

委員会に届け出なければならない。ただし、委員会の委員は、正副議長に立候補することができない。

第7条 立候補者の追加及び差替えは、立候補の届出を締め切った以降は認められない。

(立候補の辞退)

第8条 立候補の届出をした議員は、委員会が別に定める日時以降は、立候補を辞退することができない。

(所信表明演説会)

第9条 四日市市議会は、正副議長に立候補した議員から所信、抱負等を聴取するため、所信表明演説会(以

下「演説会」という。)を開催する。

(演説会の開催場所)

第10条 演説会は、正副議長の選挙を行う本会議の会議までに本会議場において行うものとし、委員会の

委員長が進行に当たる。

(立候補者の所信表明)

第11条 正副議長に立候補した議員は、演説会において所信、抱負等を表明しなければならない。

(所信に対する質疑)

第12条 所信表明に対しては質疑を行うことができる。

2 所信に対する質疑を行う場合は各会派1名とし、市議会内で2人の所属議員を有する団体又はいずれの

会派にも所属しない議員についても会派と同様とする。

(発言時間)

第13条 演説会における所信表明及び所信に対する質疑の発言時間は、別に定める。

(発言の順位)

第14条 演説会における所信表明の順位は、あらかじめ委員会において、正副議長ごとにくじ引きを行い

決定する。

(演説会の公開)

第15条 演説会は公開で行うものとする。

(委任)

第16条 この要綱に定めるもののほか、正副議長及び議会役員の選出について必要な事項は、別に定める。

附 則

この要綱は、平成21年4月1日から施行する。

附 則

この要綱は、平成22年5月6日から施行する。

附 則

この要綱は、平成23年5月13日から施行する。

附 則

この要綱は、平成27年5月13日から施行する。

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○四日市市情報公開条例

平成12年9月29日条例第63号

改正 平成17年12月27日条例第78号

平成18年6月29日条例第27号

平成21年3月24日条例第3号

平成28年3月23日条例第3号

四日市市情報公開条例(昭和63年四日市市条例第29号)の全部を改正する。

目次

第1章 総則(第1条―第4条)

第2章 行政情報の開示

第1節 行政情報の開示を請求する権利等(第5条―第16条)

第2節 審査請求に基づく諮問等(第17条―第21条)

第3章 情報公開の総合的推進(第22条―第27条)

第4章 補則(第28条―第31条)

附則

第1章 総則

(目的)

第1条 この条例は、四日市市市民自治基本条例(理念条例)(平成17年条例第1号)の理念を

尊重するとともに、地方自治の本旨にのっとり、市民の知る権利を保障するため、四日市市(以

下「市」という。)の保有する情報を開示する際の手続を定めるとともに、市の諸活動を市民

に説明する責務が全うされるよう情報公開の総合的な推進に関し必要な事項を定めることによ

り、市民による参加の下、市民と市との協働を進め、公正で民主的な開かれた市政の推進に資

することを目的とする。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(定義)

第2条 この条例において「実施機関」とは、市長、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会、

農業委員会、固定資産評価審査委員会、監査委員、公営企業管理者、消防長及び議会をいう。

2 この条例において「行政情報」とは、実施機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書、

図画、写真、フィルム、電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識

することができない方式で作られた記録をいう。以下同じ。)及びこれらに記録された情報で

あって、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が保有しているもの

をいう。ただし、次に掲げるものを除く。

(1) 官報、公報、白書、新聞、雑誌、書籍その他不特定多数の者に販売することを目的として発

行されるもの

(2) 市立図書館その他実施機関が別に定める機関において管理され、かつ、歴史的若しくは文化

的な資料又は学術研究用の資料として公にされ又は公にされることが予定されているもの

3 この条例において「開示請求者」とは、行政情報の開示を請求しようとする者又は開示を請

求した者をいう。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(実施機関の責務)

第3条 実施機関は、この条例の解釈及び運用に当たっては、行政情報の開示を請求する市民の

権利を十分に尊重するものとする。この場合において、実施機関は、個人のプライバシーに関

する情報がみだりに公にされることがないよう最大限の配慮をしなければならない。

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(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(開示請求者の責務)

第4条 開示請求者は、この条例の目的に即し、行政情報の適正な請求及びそれによって得た情

報の使用を適正に行わなければならない。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

第2章 行政情報の開示

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

第1節 行政情報の開示を請求する権利等

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(開示請求権)

第5条 何人も、この条例の定めるところにより、実施機関に対し、当該実施機関の保有する行

政情報の開示を請求することができる。

2 開示請求者は、実施機関に対して、開示請求に必要な情報の提供及び助言を求めることがで

きる。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(開示請求の方法)

第6条 開示請求者は、次に掲げる事項を記載した書面(以下「開示請求書」という。)を実施

機関に提出してしなければならない。

(1) 開示請求者の氏名(法人その他の団体にあってはその名称及び代表者の氏名)

(2) 開示請求者の住所又は居所(法人その他の団体にあっては事務所又は事業所の所在地)

(3) 行政情報の名称その他開示請求に係る行政情報を特定するために必要な事項

(4) 開示請求者が希望する開示の方法

2 開示請求者は、実施機関が行政情報の特定を容易にできるよう必要な協力をしなければなら

ない。

3 実施機関は、開示請求書に形式上の不備があると認めるときは、開示請求者に対し、相当の

期間を定めて、その補正を求めることができる。この場合において、実施機関は、開示請求者

に対し、補正の参考となる情報を提供するよう努めなければならない。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(開示義務)

第7条 実施機関は、開示請求があったときは、開示請求者に対し、当該開示請求に係る行政情

報を開示しなければならない。

2 前項の規定にかかわらず、実施機関は、開示請求に係る行政情報に次の各号のいずれかに該

当する情報(以下「不開示情報」という。)が記録されているときは、これを開示しないこと

ができる。

(1) 法令若しくは他の条例の定めるところにより又は実施機関が法律上従う義務を有する各大

臣その他国の機関の指示により、公にすることができないと認められる情報

(2) 個人に関する情報(事業を営む個人の当該事業に関する情報を除く。)であって特定の個人

を識別することができるもの又は特定の個人を識別することはできないが、公にすることによ

り、なお個人の権利利益を害するおそれがあるもの。ただし、次に掲げる情報を除く。

ア 法令若しくは他の条例の規定により又は慣行として公にされ、又は公にすることが予定され

ている情報

イ 人の生命、身体、健康、財産、生活又は環境を保護するため、公にすることが必要であると

認められる情報

ウ 当該個人が公務員(国家公務員法(昭和22年法律第120号)第2条第1項に規定する国家公務

員及び地方公務員法(昭和25年法律第261号)第2条に規定する地方公務員をいう。)である場

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合において、当該情報がその職務の遂行に係る情報であるときは、当該情報のうち、当該公務

員の職、氏名及び当該職務の内容に係る部分

(3) 法人その他の団体(国及び地方公共団体を除く。以下「法人等」という。)に関する情報又

は事業を営む個人の当該事業に関する情報であって、公にすることにより、当該法人等又は当

該個人の事業上の地位その他正当な利益を害すると認められるもの。ただし、次に掲げる情報

を除く。

ア 事業活動によって生じ、又は生ずるおそれのある危害から人の生命、身体、健康又は財産を

保護するため、公にすることが必要であると認められる情報

イ 違法又は不当な事業活動によって生じ、又は生ずるおそれのある影響から市民等の生活又は

環境を保護するため、公にすることが必要であると認められる情報

ウ ア又はイに掲げる情報に準ずる情報であって、公益上公にすることが必要であると認められ

るもの

(4) 公にすることにより、犯罪の予防、捜査その他の公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすお

それがあると実施機関が認めることにつき相当の理由がある情報

(5) 市、国及び市以外の地方公共団体の内部又は相互間における審議、検討又は協議に関する情

報であって、公にすることにより、率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に損な

われるおそれ、不当に市民等の間に混乱を生じさせるおそれ又は特定の者に不当に利益を与え、

若しくは不利益を及ぼすおそれがあるもの

(6) 市、国又は市以外の地方公共団体が行う事務又は事業に関する情報であって、公にすること

により、次に掲げるおそれその他当該事務又は事業の性質上、当該事務又は事業の適正な遂行

に著しい支障を及ぼすおそれがあるもの

ア 監査、検査、取締り又は試験に係る事務に関し、正確な事実の把握を困難にするおそれ又は

違法若しくは不当な行為を容易にし、若しくはその発見を困難にするおそれ

イ 契約、交渉又は争訟に係る事務に関し、市、国又は市以外の地方公共団体の財産上の利益又

は当事者としての地位を不当に害するおそれ

ウ 調査研究に係る事務に関し、その公正かつ能率的な遂行を不当に阻害するおそれ

エ 人事管理に係る事務に関し、公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれ

オ 市、国又は市以外の地方公共団体が経営する企業に係る事業に関し、その企業経営上の利益

を不当に害するおそれ

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(公益上の理由による裁量的開示)

第8条 実施機関は、開示請求に係る行政情報に不開示情報(第7条第2項第1号に該当する情

報を除く。)が記録されている場合であっても、公益上特に必要があると認めるときは、開示

請求者に対し、当該行政情報を開示することができる。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(行政情報の存否に関する情報)

第9条 開示請求に対し、当該開示請求に係る行政情報が存在しているか否かを答えるだけで、

不開示情報を開示することとなるときは、実施機関は、当該行政情報の存否を示さないで、当

該行政情報の開示をしないことができる。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(開示請求に対する措置)

第10条 実施機関は、開示請求に係る行政情報の全部を開示するときは、その旨の決定をし、開

示請求者に対し、その旨及び開示の実施に関し必要な事項を書面により通知しなければならな

い。この場合において、請求書の提出があった日に行政情報の開示をするときは、口頭により

通知することができる。

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2 実施機関は、開示請求に係る行政情報に記録されている不開示情報に係る部分を区分して除

くことができるときは、当該不開示情報に係る部分以外の部分を開示しなければならない。こ

の場合において、実施機関は、一部を除いて開示する旨の決定をし、開示請求者に対し、その

旨、理由及び開示の実施に関し必要な事項を書面により通知しなければならない。

3 実施機関は、開示請求に係る行政情報の全部を開示しないとき(前条の規定により開示をし

ないとき及び開示請求に係る行政情報を保有していないときを含む。)は、開示をしない旨の

決定をし、開示請求者に対し、その旨及び理由を書面により通知しなければならない。

4 前2項の規定による理由は、開示しないこととする根拠規定及び当該規定を適用する根拠が、

当該書面の記載自体から理解され得るものでなければならない。

5 第2項又は第3項の場合において、実施機関は、当該理由がなくなる期日をあらかじめ明示

することができるときは、その期日を記載しなければならない。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(開示決定等の期限)

第11条 実施機関は、開示請求書が実施機関の事務所に到達した日から起算して15日以内に前条

第1項から第3項までの決定(以下「開示決定等」という。)をしなければならない。ただし、

第6条第3項の規定により補正を求めた場合にあっては、当該補正に要した日数は、当該期間

に算入しない。

2 前項の規定にかかわらず、実施機関は、事務処理上の困難その他正当な理由があるときは、

同項に規定する期間を30日以内に限り延長することができる。この場合において、実施機関は、

開示請求者に対し、速やかに、延長の期間及び延長の理由を書面により通知しなければならな

い。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(開示決定等の期限の特例)

第12条 開示請求に係る行政情報が著しく大量であるため、開示請求書が実施機関の事務所に到

達した日から起算して45日以内にそのすべてについて開示決定等をすることにより事務の遂行

に著しい支障が生ずるおそれがある場合には、前条の規定にかかわらず、実施機関は、開示請

求に係る行政情報のうちの相当の部分につき当該期間内に開示決定等をし、残りの行政情報に

ついては相当の期間内に開示決定等をすれば足りる。この場合において、実施機関は、同条第

1項に規定する期間内に、開示請求者に対し、次に掲げる事項を書面により通知しなければな

らない。

(1) 本条を適用する旨及びその理由

(2) 残りの行政情報について開示決定等をする期限

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(第三者に対する通知等)

第13条 開示請求に係る行政情報に市、国、市以外の地方公共団体及び開示請求者以外の者(以

下この条、第17条第2項、第18条及び第20条において「第三者」という。)に関する情報が記

録されているときは、実施機関は、開示決定等をするに当たって、当該情報に係る第三者に対

し、開示請求に係る行政情報の名称その他実施機関が別に定める事項を通知しなければならな

い。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合については、この限りでない。

(1) 当該第三者に関する情報が不開示情報に明らかに該当しないとき。

(2) 当該第三者に関する情報が不開示情報に該当するとして、開示しないとき。

(3) 当該第三者の所在が判明しないとき。

2 前項の規定による通知に対し、当該第三者は、実施機関に意見書を提出することができる。

3 実施機関は、前2項の規定により提出された意見書が当該行政情報の開示に反対の意思を表

示したものである場合において、開示決定をするときは、開示決定の日と開示を実施する日と

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の間に少なくとも2週間を置かなければならない。この場合において、実施機関は、開示決定

後直ちに、当該意見書(第17条及び第18条において「反対意見書」という。)を提出した第三

者に対し、開示決定をした旨及びその理由並びに開示を実施する日を書面により通知しなけれ

ばならない。

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号〕)

(開示の実施)

第14条 行政情報の開示は、文書、図画又は写真については閲覧又は写しの交付により、フィル

ムについては視聴又は写しの交付により、電磁的記録については視聴、閲覧、写しの交付等で

その種別、情報化の進展状況等を勘案して別に定める方法により行う。

2 行政情報の開示に当たっては、実施機関は、当該行政情報が汚損され、又は破損されるおそ

れがあるときその他やむを得ない理由があるときは、その写しにより、これを行うことができ

る。

3 開示決定に基づき行政情報の開示を受けた者は、最初に開示を受けた日から30日以内に限り、

実施機関に対し、別の方法により当該行政情報の開示を受ける旨を申し出ることができる。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(他の法令等による開示の実施との調整)

第15条 実施機関は、法令、他の条例、規則、規程等(以下「法令等」という。)の規定により、

何人にも開示請求に係る行政情報が前条第1項に規定する方法と同一の方法で開示することと

されている場合(開示の期間が定められている場合にあっては、当該期間内に限る。)には、

同項の規定にかかわらず、当該行政情報については、当該同一の方法による開示を行わない。

ただし、当該法令等の規定に一定の場合には開示をしない旨の定めがあるときは、この限りで

ない。

2 法令等の規定に定める開示の方法が縦覧であるときは、当該縦覧を前条第1項の閲覧とみな

して、前項の規定を適用する。

(一部改正〔平成18年条例27号〕)

(手数料)

第16条 行政情報の写しの交付に係る手数料の額は、次の各号に掲げる交付の方法の区分に応じ、

当該各号に定める額とする。

(1) 白黒で交付する場合 用紙1枚(A3判以内の大きさに限る。以下同じ。)につき10円(両

面に複写又は出力された用紙については、20円)

(2) カラーで交付する場合 用紙1枚につき30円(両面に複写又は出力された用紙については、

60円)

(3) 前2号に掲げる場合以外の場合 市長が別に定める額

2 前項に定めるもののほか、手数料の減免その他手数料の徴収に関する事項については、四日

市市手数料条例(平成12年四日市市条例第10号)の例による。

(一部改正〔平成18年条例27号・28年3号〕)

第2節 審査請求に基づく諮問等

(改称〔平成28年条例3号〕)

(審理員の指名の適用除外)

第17条 開示決定等又は開示請求に係る不作為に係る審査請求(行政不服審査法(平成26年法律

第68号)の規定による審査請求をいう。以下同じ。)については、同法第9条第1項の規定は、

適用しない。

(追加〔平成28年条例3号〕)

(諮問等)

第18条 開示決定等又は開示請求に係る不作為に係る審査請求があったときは、当該審査請求に

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対する裁決をすべき実施機関(議会を除く。以下この条及び次条において同じ。)は、次の各

号のいずれかに該当する場合を除き、速やかに、四日市市情報公開・個人情報保護審査会(以

下「審査会」という。)に諮問しなければならない。

(1) 審査請求が不適法であり、却下する場合

(2) 裁決で、審査請求の全部を認容し、当該審査請求に係る行政情報の全部を開示することとす

る場合(当該行政情報の開示について反対意見書が提出されている場合を除く。)

2 開示決定に対する第三者からの審査請求があったときは、実施機関は、審査会の答申を受け

るまで、開示を停止するものとする。

3 実施機関は、第1項の規定による諮問に対する答申を受けたときは、これを尊重して、速や

かに、当該審査請求に対する裁決をしなければならない。

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号・28年3号〕)

(諮問をした旨の通知)

第19条 前条第1項の規定により諮問をした実施機関は、次に掲げる者に対し、諮問をした旨を

通知しなければならない。

(1) 審査請求人及び参加人(行政不服審査法第13条第4項に規定する参加人をいう。以下同じ。)

(2) 開示請求者(開示請求者が審査請求人又は参加人である場合を除く。)

(3) 当該審査請求に係る行政情報の開示について反対意見書を提出した第三者(当該第三者が審

査請求人又は参加人である場合を除く。)

(一部改正〔平成18年条例27号・28年3号〕)

(議会からの諮問等)

第20条 議会が行った開示決定等について行政不服審査法の規定による審査請求があったときは、

議会は、第18条第1項各号のいずれかに該当する場合を除き、審査会に諮問することができる。

2 前項の規定により議会が諮問する場合においては、第18条第2項及び第3項並びに前条の規

定を準用する。

(一部改正〔平成18年条例27号・28年3号〕)

(第三者からの審査請求を棄却する場合等における手続)

第21条 第13条第3項の規定は、次の各号のいずれかに該当する裁決をする場合について準用す

る。

(1) 開示決定に対する第三者からの審査請求を却下し、又は棄却する裁決

(2) 審査請求に係る開示決定等(開示請求に係る行政情報の全部を開示する旨の決定を除く。)

を変更し、当該審査請求に係る行政情報を開示する旨の裁決(第三者である参加人が当該行政

情報の開示に反対の意思を表示している場合に限る。)

(一部改正〔平成18年条例27号・28年3号〕)

第3章 情報公開の総合的推進

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号〕)

(情報公開の総合的推進)

第22条 市は、情報公開を総合的に推進するため、前章に定める行政情報の開示のほか、情報公

表義務制度の整備、情報提供施策の拡充等に努めるものとする。

(全部改正〔平成18年条例27号〕、一部改正〔平成21年条例3号・28年3号〕)

(情報公表義務制度)

第23条 実施機関は、市民の市政への参加をより一層推進し、又は市民の福祉を向上させるため

に必要な情報については、別に定めるところにより、当該情報を積極的に公表しなければなら

ない。

2 実施機関は、開示をした行政情報と同一のものに対する開示請求を複数回受けた場合等で、

市民の利便又は市政運営の効率化に資すると認められるときは、当該行政情報を公表するよう

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努めるものとする。

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号・28年3号〕)

(情報提供施策の拡充)

第24条 実施機関は、広報手段の充実及び広報媒体の積極的な活用に努めるとともに、市政に関

する情報を提供する施設を一層市民の利用しやすいものにする等情報提供施策の拡充に努めな

ければならない。

2 実施機関は、効果的な情報提供を実施するため、市民が必要とする情報を的確に把握し、こ

れを収集するよう努めるものとする。

(追加〔平成18年条例27号〕、一部改正〔平成21年条例3号・28年3号〕)

(会議の公開)

第25条 実施機関に置く附属機関及びこれに類するものは、その会議(法令又は他の条例の規定

により公開することができないとされている会議を除く。)を公開するものとする。ただし、

第7条第2項各号に定める不開示情報に該当するおそれがあると認められる事項を取り扱うと

きは、この限りでない。

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号・28年3号〕)

(出資法人等の情報公開)

第26条 法人その他の団体で市が出資その他の財政支出を行うもののうち、市長が別に定めるも

の(以下「出資法人等」という。)は、当該出資等の公共性にかんがみ、この条例の趣旨にの

っとり、当該出資法人等の保有する情報の公開に関し必要な措置を講ずるよう努めるものとす

る。

2 市長は、出資法人等に対し、情報公開を推進するため、前項に定める必要な措置を講ずるよ

う指導に努めるものとする。

(追加〔平成18年条例27号〕、一部改正〔平成21年条例3号・28年3号〕)

(指定管理者の情報公開)

第27条 市が設置する公の施設(地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条第1項に規定する公

の施設をいう。以下同じ。)の管理を行う指定管理者(同法第244条の2第3項に規定する指定

管理者をいう。以下同じ。)は、この条例の趣旨にのっとり、当該公の施設の管理に係る情報

の公開に関し必要な措置を講ずるよう努めるものとする。

2 実施機関は、指定管理者に対し、情報公開を推進するため、前項に定める必要な措置を講ず

るよう指導に努めるものとする。

(追加〔平成18年条例27号〕、一部改正〔平成21年条例3号・28年3号〕)

第4章 補則

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号〕)

(行政情報の管理)

第28条 実施機関は、この条例の適正かつ円滑な運用に資するため、行政情報の分類、作成、保

存及び廃棄に関する基準その他の行政情報の管理に関する必要な事項について定めを設け、こ

れに基づき行政情報を適正に管理するものとする。

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号・28年3号〕)

(制度の周知)

第29条 実施機関は、市民がこの条例を適正かつ有効に活用できるようにするため、この条例の

目的、利用方法等について広く周知を図るよう努めるものとする。

(一部改正〔平成21年条例3号・28年3号〕)

(実施状況の公表等)

第30条 市長は、毎年1回、各実施機関の行政情報の開示等についての実施状況を取りまとめ、

審査会に報告するとともに、公表しなければならない。

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2 審査会は、前項の規定による報告について、意見を述べることができる。

(一部改正〔平成18年条例27号・21年3号・28年3号〕)

(委任)

第31条 この条例に定めるもののほか、この条例の実施に関し必要な事項は、実施機関が別に定

める。

(一部改正〔平成17年条例78号・18年27号・21年3号・28年3号〕)

附 則

1 この条例は、平成13年4月1日から施行する。

2 この条例の施行前にこの条例による改正前の四日市市情報公開条例の規定によりされた処分、

手続その他の行為はこの条例の相当規定によりされた処分、手続その他の行為とみなす。

3 この条例の施行の際、現に改正前の四日市市情報公開条例第13条第3項の規定により四日市

市情報公開審査会の委員に委嘱されている者は、この条例の施行の日に、この条例第26条第1

項の規定により審査会の委員として任命されたものとみなし、その任期は、同条第2項本文の

規定にかかわらず、平成14年3月31日までとする。

附 則(平成17年12月27日条例第78号)

この条例は、平成18年4月1日から施行する。

附 則(平成18年6月29日条例第27号)

(施行期日)

1 この条例は、平成18年7月1日(以下「施行日」という。)から施行する。

(経過措置)

2 施行日前に改正前の四日市市情報公開条例(以下「旧条例」という。)の規定によりされた

処分、手続その他の行為は改正後の四日市市情報公開条例(以下「新条例」という。)の相当

規定によりされた処分、手続その他の行為とみなす。

3 この条例の施行の際、現に旧条例第26条第1項の規定により四日市市情報公開審査会の委員

に任命されている者は、施行日に、新条例第24条第1項の規定により審査会の委員として委嘱

されたものとみなし、その任期は、同条第2項本文の規定にかかわらず、平成19年3月31日

までとする。

附 則(平成21年3月24日条例第3号抄)

(施行期日)

1 この条例は、平成21年4月1日から施行する。

附 則(平成28年3月23日条例第3号抄)

(施行期日)

1 この条例は、平成28年4月1日から施行する。

(四日市市情報公開条例の一部改正に伴う経過措置)

3 第2条の規定による改正後の四日市市情報公開条例第17条から第21条までの規定は、施行日

以後にされた四日市市情報公開条例第11条第1項に規定する開示決定等(以下「開示決定等」

という。)又は同条例第5条第1項に規定する開示の請求(以下「開示の請求」という。)に

係る不作為に対する審査請求から適用し、施行日前にされた開示決定等又は開示の請求に係る

不作為に対する不服申立てについては、なお従前の例による。

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○市長専決処分事項の指定について

昭和52年10月4日議決

改正 平成13年3月26日議決

市長専決処分事項の指定について(昭和35年9月30日議決)の全部を改正する。

地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条第1項の規定により、市長において専決処分することが

できる事項を次のとおり指定する。

1 1件30万円以下の権利を放棄すること。

2 裁判所法(昭和22年法律第59号)第33条第1項第1号の規定により簡易裁判所が裁判権を有する

こととされる価額の訴訟の提起、和解、調停及び法律上の義務に属する損害賠償の額を定めること

(市が加入している保険等による保険金等により補填される場合は、当該保険金等の額を控除した

額が当該価額となるとき。)

3 市営住宅に関する調停及び訴訟に関すること。

4 工事又は製造の請負契約について、議決契約金額の5%以内の変更契約を締結すること。ただし、

契約変更額は5千万円以内とする。

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○議決事件に該当しない契約についての報告に関する条例

平成14年3月28日条例第25号

(目的)

第1条 この条例は、地方自治法(昭和22年法律第67号)及び市の条例の規定に基づき議決事件とさ

れる契約を除く契約について議会への報告義務を課すことにより、議会の検査機能の充実を図ると

ともに、市が資本金、基本金その他これらに準ずるものを出資する法人(以下「出資法人」という。)

が締結する契約の透明性を高め、契約事務の適正な執行に資することを目的とする。

(議決事件以外の契約)

第2条 市長は、市が締結する次の各号に掲げる契約について、その締結後速やかに契約の名称、履

行の場所、契約の金額、契約の方法、契約の相手方の住所及び氏名、契約締結の年月日並びに契約

の期間(以下「契約の名称等」という。)を議会の開会議会、定例月議会、緊急議会、閉会議会又

は臨時会に報告するものとする。

(1) 市が賃借人となる予定価格2千万円以上の賃貸借の契約

(2) 地方公営企業の業務に関する予定価格1億5千万円以上の工事又は製造の請負の契約

2 前項の報告は、契約締結後に開かれる直近の開会議会、定例月議会、緊急議会、閉会議会又は臨

時会(以下単に「議会」という。)に行うものとする。ただし、直近の議会の初日前3週間に締結

したものについては、直近の議会の次に開かれる議会において報告するものとする。

3 市長は、第1項第1号に掲げる契約のうち地方公営企業の業務に関するもの及び同項第2号に掲

げる契約については、地方公営企業の管理者からの報告に基づき、同項の規定による報告を行うも

のとする。

(出資法人の契約)

第3条 市長は、市の出資の割合が2分の1以上の出資法人(以下「2分の1以上出資法人」という。)

が発注者として市以外のものと締結する予定価格1億5千万円以上の工事又は製造の請負の契約で

あって、当該契約に係る財源の全部又は一部を市が負担するものについて、当該2分の1以上出資

法人から契約の名称等の報告を求めるものとする。

2 市長は、市の出資の割合が4分の1以上2分の1未満の出資法人(以下「4分の1以上出資法人」

という。)が発注者として市以外のものと締結する予定価格1億5千万円以上の工事又は製造の請

負の契約であって、当該契約に係る財源の全部又は一部を市が負担するものについて、当該4分の

1以上出資法人から契約の名称等の報告を求めるよう努めるものとする。ただし、市長が次の各号

のいずれかに該当すると認めたときはこの限りでない。

(1) 4分の1以上出資法人から契約の名称等を報告させることにより、当該4分の1以上出資法

人の運営に支障を来すおそれがあるとき。

(2) 4分の1以上出資法人から契約の名称等を報告させることにより、市以外の出資者の利益を

侵害するおそれがあるとき。

3 市長は、前2項の規定に基づく報告を受けたときは、速やかに議会の開会議会、定例月議会、緊

急議会、閉会議会又は臨時会に報告するものとする。

4 前項の報告は、前条第2項の規定を準用する。

(議会の措置)

第4条 議会は、前2条の規定に基づく報告について、必要があると認めたときは、議決により意見

を述べることができる。

(尊重義務)

第5条 市長は、議会から前条の意見が述べられたときには、当該意見の趣旨を尊重して対応するよ

う努めるものとする。

附 則

この条例は、平成14年4月1日から施行する。

附 則(平成23年3月31日条例第1号抄)

(施行期日)

1 この条例は、平成23年5月1日から施行する。

附 則

この条例は、平成26年3月25日から施行する。

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○四日市市市民自治基本条例(理念条例)

平成17年2月4日条例第1号

目次

前文

第1章 総則(第1条~第3条)

第2章 市民の役割(第4条、第5条)

第3章 市の執行機関の役割(第6条~第10条)

第4章 市議会の役割(第11条~第14条)

第5章 行政運営に関する基本姿勢(第15条~第21条)

第6章 市民投票(第22条)

第7章 条例の位置付け等(第23条、第24条)

第8章 委任(第25条)

附則

私たちのまち四日市は、鈴鹿山脈や伊勢湾などの素晴しい自然に恵まれ、宿場町として、また古く

から「市」が開かれたまちとして栄えてきました。現在では、世界に開かれた四日市港を基盤として

石油化学コンビナートや各種産業が集積しており、万古焼、お茶、そうめんなどの地場産業とあわせ

て盛んな生産活動が行われる活気あふれる都市としてさらに発展しています。

本市は、長らく国の指導のもとに画一的行政運営を行ってきましたが、既にこれまでの行政運営の

限界が明らかとなってきています。本来、四日市のことは私たち自らが責任を持って決定するもので

なければなりません。そこでは、本市が、本市の地域特性を踏まえた、行政運営を行うにあたっての

拠りどころとなる条例を新たに定めることが必要となってきています。

また、本市が今後も三重県下最大の人口を有する中核都市として発展を続けていくためには、新し

い無駄のない行政運営を行うこととともに、市民憲章の精神を活かして市民にとって暮らしやすいま

ちづくり、住み続けたいまちづくりを行っていくことが求められます。

従って、これからの時代にふさわしい、四日市市市民自治基本条例(理念条例)の制定により、市

民主権の市政の実現を宣言し、その実現に向けた行政運営のあり方及び市民、市の執行機関及び市議

会の役割や協働のあり方を明らかにすることで、市民誰もが様々な形で市政に参加し、市の執行機関

や市議会とともにより良い四日市の「まちづくり」を担っていけるような仕組みを作り上げることで、

豊かで人権が尊重される地域社会の実現を目指していくものです。

第1章 総則

(目的)

第1条 この条例は、本市の行政運営に関する基本理念を定めるとともに、市民等、市の執行機関及

び市議会の役割を定めることにより、市政における協働のあり方を明確にし、もって地方自治の本

旨に基づく市民自治を実現することを目的とします。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるところによります。

(1) 市民 本市の区域内に居住する者をいいます。

(2) 市民等 市民のほか、本市の区域内に存する事業所等に勤務する者及び本市の区域内に存す

る学校に通学する者をいいます。

(3) 事業者 本市の区域内に事業所、営業所その他の施設を設置し、事業活動を行うものをいい

ます。

(4) 市の執行機関 市長のほか、教育委員会及び消防本部をいいます。

(5) 市長等 市長その他市の執行機関の長をいいます。

(6) 市議会 市議会議員をもって構成される本市の意思決定機関をいいます。

(7) 市民参加 市民が、市の行政運営(地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」といいます。)

第2条第3項の規定により市が処理するものとされている事務を執行する際に、市の執行機関が

行う活動をいいます。以下同じ。)に主体的に参加し、市の政策に関する計画、実施及び評価の過

程において、自己の意思を反映させるために意見を述べ、又は提案することをいいます。

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(8) 市民自治 市民、市の執行機関及び市議会が、市民参加を適正に行うことにより、それぞれ

の役割に応じて連携、協働して豊かな地域社会を実現することをいいます。

(基本理念)

第3条 市民、市の執行機関及び市議会は、相互に協力して市民自治の実現に努めるものとします。

2 市民、市の執行機関及び市議会は、それぞれの立場及び特性を理解し、相互の信頼関係を保持す

るように努めるとともに、それぞれの意思を尊重するものとします。

3 市民、市の執行機関及び市議会は、常に平等公正を旨とし、人種、信条、性別、社会的身分又は

門地を理由にした差別の根絶に全力を尽くすものとします。

4 市民、市の執行機関及び市議会は、市の行政運営及び市議会の運営に関する情報を共有し、公正

かつ効率的な市政の実現に努めるものとします。

第2章 市民の役割

(市民の権利)

第4条 市民は、この条例に定めるところにより、次の各号に定める権利を有します。

(1) 市の行政運営に関する情報を知る権利

(2) 市の政策の立案から評価に至る過程において自己の意見を表明し、かつ、市の意思形成に関

与する権利

(市民の責務)

第5条 市民は、前条に規定する権利を保有していることを自覚し、積極的に市の行政運営に参加す

るよう努めるものとします。

2 市民は、前条に規定する権利の行使に当たり、他の市民の意思及び意見を尊重するよう努めるも

のとします。

3 市民は、自らの発言及び行動に責任を持つとともに、本来の目的を逸脱して他の目的のために前

条に規定する権利を濫用することのないよう努めるものとします。

4 事業者は、市民自治の実現に協力するとともに、その従業員たる市民が前条に規定する権利を行

使しようとするときは、可能な限り便宜を図るよう努めるものとします。

第3章 市の執行機関の役割

(意向の把握等)

第6条 市の執行機関は、基本理念にのっとり行政運営に当たるとともに、行政運営に対する市民等

の満足度を高めるため、常に市民等及び市議会の意向の把握及びその意向の尊重に努めるものとし

ます。

(情報の公開)

第7条 市の執行機関は、市民参加を推進するため、行政運営に関する情報を多様な媒体を用いて積

極的に公開するよう努めるものとします。

(説明責任等)

第8条 市の執行機関は、市民等に対して、行政運営の内容を明確かつ平易に説明するよう努めるも

のとします。

2 市長は、市議会に対して、行政運営の状況を随時報告するとともに、市議会から行政運営の状況

について報告するよう要求があったときは、速やかに当該行政運営の状況について報告するよう努

めるものとします。

(市民参加の実施等)

第9条 市の執行機関は、別に条例及び規則を定めることにより市民等から募集した意見を市の政策

形成に反映させることを目的とする制度その他市民参加にかかる制度を導入し、政策の立案、実施

及び評価の各過程において、市の行政運営に市民等の意見を可能な限り反映させるよう努めるもの

とします。

(市長等の責務等)

第10条 市長等は、所管の事務を管理し、又は執行するに当たっては、この条例の趣旨を尊重し、誠

実かつ公正に職務を遂行するよう努めるものとします。

2 市長等は、職員を適切に指揮監督するとともに、職員の知識と能力の向上を図り、効果的かつ効

率的な組織運営に努めるものとします。

3 市の執行機関の職員は、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を遂行するとともに、政策の立

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案及び遂行に関する能力の向上に努めるものとします。

第4章 市議会の役割

(市議会の責務)

第11条 市議会は、本市の意思決定機関としての責任を自覚するとともに、行政運営に関する監視機

能、検査機能及び政策立案機能の充実を図り、市民自治の推進に努めるものとします。

(議長の責務)

第12条 市議会の議長(以下「議長」といいます。)は、誠実かつ公正な職務遂行に努めるとともに、

効果的かつ効率的な議会運営を図るよう努めるものとします。

2 議長は、市議会の事務局職員を適切に指揮監督するとともに、市議会の事務局職員の知識と能力

の向上を図るよう努めるものとします。

(市議会議員の責務)

第13条 市議会議員は、市民の負託を受け市議会議員に選出された責任を自覚し、政策形成能力その

他の市議会議員として必要な能力の向上に努めることにより、誠実かつ公正な職務遂行に努めるも

のとします。

2 市議会議員は、公職選挙法(昭和25年法律第100号)その他の関係法令を遵守し、市民の信頼を確

保するとともに、清浄かつ健全な市政の発展に寄与するよう努めるものとします。

(情報の公開等)

第14条 市議会は、市民との情報の共有を推進するため、市議会が保有する情報を公開するとともに、

本会議、委員会等の会議の公開その他積極的な情報提供の手段を用いて開かれた議会運営を行うよ

う努めるものとします。

2 市議会は、市民参加を推進するため、市民の意見を市議会運営に反映させることを目的とする制

度その他の市民参加にかかる制度を導入するよう努めるものとします。

第5章 行政運営に関する基本姿勢

(個人情報の保護)

第15条 市の執行機関は、基本的人権の擁護及び公正で民主的な行政運営を図るため、個人に関する

情報の収集、利用、提供、管理その他の取扱いを適正に行うものとします。

(手続の適正性確保)

第16条 市の執行機関は、公正かつ民主的な行政運営の推進を図るため、市が行う処分及び行政指導

並びに市への届出に関する手続を適正に行うものとします。

(苦情等の処理)

第17条 市の執行機関は、市民等から行政運営に関する意見、要望又は苦情が提出されたときは、事

実関係の調査に着手し、その結果を速やかに提出者に回答するよう努めるものとします。

(総合計画)

第18条 市の執行機関は、総合計画(本市における総合的かつ計画的な行政の運営を図るために定め

る基本構想並びに基本構想を具体化するため行政運営の基本方針等を定める基本計画及び推進計画

で構成されるものをいいます。)を作成し、効果的かつ効率的に市の施策を推進するとともに、そ

の進捗状況を公表するものとします。

(行政評価)

第19条 市の執行機関は、効果的かつ効率的な行政運営を推進するため、行政評価を実施し、その結

果を公表するものとします。

(財政運営等)

第20条 市の執行機関は、中長期的な展望に立ち、自主的かつ健全な財政運営を行うよう努めるもの

とします。

2 市の執行機関は、予算、決算その他の財政状況(以下この項において「財政状況」といいます。)

を公表するとともに、市民等に財政状況を平易に説明するものとします。

(執行体制の整備)

第21条 市長等は、社会情勢の変化及び本市が直面する課題に対応するため、並びに市民等及び市議

会からの要求に的確に対応するため、その組織及び機構の妥当性を絶えず検証し、効果的で効率的

な執行体制を整備するとともに、必要に応じて組織横断的な調整を図り、適切な対応を行うよう努

めるものとします。

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第6章 市民投票

第22条 市は、市政に係る重要事項について、直接、市民の意見を確認するため、別に条例を定める

ことにより、市民投票を実施することができます。

第7章 条例の位置付け等

(条例の位置付け)

第23条 この条例は、市の行政運営に関する基本理念を定めたものであり、市が他の条例を制定又は

改正するときは、この条例の趣旨を尊重し、この条例の規定との整合性を確保するよう努めるもの

とします。

(条例の見直し)

第24条 市長は、この条例の施行から4年を超えない期間ごとに、この条例が第1条に規定する目的

を達成するに適当であるか否かを検討するとともに、必要と認めたときは、条例の改正その他の適

切な措置を講じるものとします。

第8章 委任

第25条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に規則で定めます。

附 則

この条例は、公布の日から起算して1年を超えない範囲内において、市長が規則で定める日から施

行します。(平成17年8月規則第67号で、同年9月1日から施行)

附 則

この条例は、地方自治法の一部を改正する法律(平成23年法律第35号)の施行の日から施行します。

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市民自治の早期実現に関する決議

四日市市市民自治基本条例(理念条例)の施行にあたり、四日市市長は次の諸点につい

て、誠意を持って対処すべきである。

1 本条例の重要性に鑑み、本条例の趣旨、内容について、市民への周知徹底を図ること。

2 本条例の目的実現にあたって、その基盤の一つである男女共同参画社会を実現するた

めの条例及び規則の早急な制定を図ること。

3 本条例の趣旨に鑑み、本市の附属機関及びこれに類するものを設置する際は、公募に

応じた市民を複数名加えるとともに、より一層の会議公開に努めること。

4 パブリックコメント等市民参加を実現するための制度を定める条例及び規則を早急に

制定すること。また制定に際しては、公募に応じた市民が参加した附属機関に付議する

などして、市民の意見を最大限反映させた内容とすること。

平成17年 1月31日

四 日 市 市 議 会

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平成14年度

平成14年度平成14年度

平成14年度

平成15年度

平成15年度平成15年度

平成15年度

平成16年度

平成16年度平成16年度

平成16年度

四日市市市民自治基本条例(理念条例)の制定までの経緯

会派及び会派グループに

おける調査研究

ニセコ町・杉並区等の

先進地調査

条例の草案作成

(全52条)15.6頃

市政活性化推進等

議員懇談会

議員から示された

条例案について議論

(全10章32条)

特別委員会の

設置について確認

H15.11.25

H16. 1.19

H16. 1.30

H16. 2.13

自治基本条例

調査特別委員会

H16. 3.24

H16.11.19

(合計19回)

市議会モニター・

自治会連合会の

傍聴・意見聴取

学識経験者の

意見聴取

市政活性化推進等

議員懇談会

特別委員会の条例

案・決議案について

議論したが、結論は

次回へ持ち越し

12月定例会開会 特別委員会報告書提出

H16.11.24

H16.12. 1

市政活性化推進等

議員懇談会

12月定例会での上程

について各会派の意向

を確認する

H16.12.10

各派代表者会議

1月臨時会開催及び市

活懇小委員会の設置を

確認した

H16.12.22

市政活性化推進等

議員懇談会小委員会

条例案について議論

H17. 1.14

H17. 1.24

臨時会開催

条例・決議成立

(賛成多数)

H17. 1.31

条例 公布

H17. 2. 4

楠町と合併

H17. 2. 7

条例 施行

H17. 9. 1

-29-

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○議会基本条例とは…議会の基本理念や基本方針など、議会に関する基本的事項を定めるもの これまでの議会改革に加え、近年の地方分権の進展を受けて、さらなる改革を目指す

条例制定にあたっては、平成17年に議員提案で制定した四日市市市民自治基本条例(理念条例)に規定する

市民自治の考え方をもとにしている

○四日市市議会基本条例の特徴 ~基本方針の三本柱~

「市民との情報共有」(第20条~第23条)

議会活動について積極的に情報を公開し、市民等との情報共有に努める

・議会内の会議を原則公開、市民等の傍聴の促進

・議会における決定事項について、議長からの積極的な情報発信

・議会活動について、市民等に対し報告を行う場の設置による情報の提供・共有

「市民参加の推進」(第24条~第26条)

議会における討議に市民意見を反映させる仕組みを構築する

・委員会における公聴会制度・参考人制度を活用、有識者等の識見の討議への反映

・議員提案条例等に関し、パブリックコメントの実施等による市民意見の反映

・請願の審査にあたり、請願趣旨の理解のため、紹介議員又は請願者からの意見聴取

「議員間討議の活性化」(第27条~第31条)

議員間での討議を活性化し、集約された意見から政策立案・政策提言を行う

・あらゆる会議において、議員間での討議を中心とした会議の運営、意見集約

・議員間討議を尽くし、意見集約がなされた内容の政策提言・条例制定

・議会活動や政策の重要案件への参考とするため、学識経験者等で構成する調査機関の活用

・予算・政策の策定過程で、議会で集約された意見の最大限の尊重を執行部に求める

・議員の政策立案能力・政策提言能力向上を目的とした積極的な研修の実施

・議会基本条例制定への動き

平成21年6月 全議員で構成する議員政策研究会に議会基本条例分科会を設置

9回にわたる会議や、有識者による講演会の開催等の調査研究を実施し分科会原案を策定

平成22年6月 議会基本条例調査特別委員会を設置、分科会原案をもとにさらなる検討を開始

26回にわたる会議において調査研究を実施し、四日市市議会基本条例案を策定

条例案に対する意見募集の実施、条例施行後の議会運営について執行部との調整

議員政策研究会において四日市市議会基本条例の最終案を策定

平成23年3月 条例制定議案を全会一致で可決

・他の自治体議会における議会基本条例制定状況

平成23年3月8日現在、全国168自治体において議会基本条例が制定・公布済み

三重県内では、三重県議会、伊賀市議会、亀山市議会、鳥羽市議会で制定・施行済み

・通年議会の実施により用語が変わります 「開会議会」 :定例会の招集により、最初に開く会議(これまでの5月臨時会)

会期決定、正副議長・組合議会議員選挙・議会役員の選任等を実施

「定例月議会」:6月、9月、11月、2月に定例的に開く会議(これまでの各定例会)

一般質問を実施(2月は代表質問も)

長提案議案審議・委員会審査(決算議案は9月、当初予算議案は2月)等を実施

※各議会の名称は、議会期間ごとに、招集された日又は議会を開く日の属する月を冠して呼称する

例)平成23年5月開会議会、平成23年6月定例月議会、平成23年○月緊急議会

「緊急議会」 :定例月議会以外に緊急に必要が生じた際に開く会議(これまでの臨時会)

「閉会議会」 :閉会に際し、必要に応じて開く会議

「議会期間」 :上記の議会の開催する期間(これまでの会期)

「休会」 :これまでの閉会中に相当する。議長の権限で本会議を、委員長の権限で委員会を開催できる

○新たな取組み

「通年議会」(第9条) <定例会を年1回とし、会期を通年に> 導入前:議会の閉会中は、市長が臨時会を招集、付議事件の審査

導入後:5月から翌年4月までの1年を通して議会が開会

休会中の場合、災害等の突発的事件や緊急性のある課題、これまで地方自治法第179条第1項により

専決処分を行っていた議決事件は、原則として議長の権限で緊急議会を開催し、審議することとなる

四日市市議会基本条例について

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通年議会の開催イメージ

「反問権」(第13条) 本会議における質問や委員会における質疑において、執行部から議員への逆質問を可能とする

質問趣旨の確認にとどまらず、議員の考え方や対案の提示を求める反論も含まれる

「文書質問」(第16条) 議員は、議会期間中を除き、文書により執行部に対して質問を行うことができる

質問内容は、一般質問として行う内容に相当する程度とし、質問書に具体的に記載する

質問書は、議長を経由して執行部に送付し、執行部は速やかに回答するものとする

四日市市情報公開条例に規定する「不開示情報」は、答弁の対象としない

質問書・答弁書については、写しを議会事務局で保存するとともに全議員に配付することで、議会内の情報

共有を図る。また、市議会ホームページ等で公開する

・所管事務調査について

導入前:開会中の委員会における、委員からの提案による所管事務調査、または、閉会中継続調査として、特定

の課題についての調査研究を実施

導入後:1年間の会期を通じ、委員会所管部局の事項に関する調査研究を実施

(議会期間中は付託議案及び請願の審査を優先する)

※調査の日程は、あらかじめ執行部と十分に協議の上決定

※執行部の出席は最小限にとどめるとともに、委員間討議に努める

「政策提案の説明要求」(第11条) 執行部が議会に対して重要な政策、計画、事業等を提案するときは、議会での審議に必要な情報として、背

景・目的・効果、総合計画等における根拠や位置付け、関係する法令や条例との関係、実施にあたっての財

源や将来に渡ってのコストといった事項について、説明を執行部に求める

「附帯決議」(第17条)、「採択請願への対応」(第18条) 執行部は、本会議及び委員会において付された附帯決議を尊重するとともに、当該附帯決議に関する事後の

状況、対応等を議会に報告しなければならない

また、議会が採択した請願のうち、市の事務に関わるものについて、執行部が請願趣旨の実現に努めるとと

もに、実現に向けた対応の経過等を議会へ報告しなければならない

「議会意見の尊重」(第30条) 執行部は、予算案や各種政策の策定にあたり、議員間討議により集約された意見を最大限尊重することを定

めている

「発言の取消し勧告」(第14条) 本会議・委員会における議員、執行部の不穏当な発言(無礼の言葉、他人の私生活にわたる発言等)に対し、

議長・委員長が発言の取消しを勧告できる

本会議(委員会)においては議長(委員長)が、議員(委員)から発言の取消し勧告を求められた場合又は

議長(委員長)が不穏当な発言があったと判断した場合、各派代表者会議(当該委員会)で全会一致で不穏

当な発言と判断された場合、議長(委員長)は発言した者に対し、発言の取消しを勧告する

休  会休  会休  会休会

定例会 定例会 定例会

会定例会

5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月

定例月

議会

定例月

議会

定例月

議会

定例月

議会

導入後

導入前

定  例  会  (  通  年  議  会  )定  例  会  (  通  年  議  会  )定  例  会  (  通  年  議  会  )定  例  会  (  通  年  議  会  )

(平成24年

 定例会)

休 会

    ★・・・休会中または閉会中の常任委員会開催イメージ

緊急議会休会

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四日市市議会基本条例

目次

前文

第1章 総則(第1条~第6条)

第2章 議員の活動原則(第7条、第8条)

第3章 議案及び政策の審議及び調査(第9条~第19条)

第4章 市民との情報共有(第20条~第23条)

第5章 市民参加の推進(第24条~第26条)

第6章 議員間討議及び政策提案(第27条~第31条)

第7章 政治倫理及び議員報酬(第32条、第33条)

第8章 議会事務局等の充実(第34条、第35条)

第9章 見直し手続(第36条)

附則

地方議会は、二元代表制のもと、地方公共団体の立法機能及び事務執行の監視機能を

併せ持つ議事機関として、その権能を発揮しながら、日本国憲法に定める地方自治の本

旨の実現を目指すものである。平成12年のいわゆる地方分権一括法の施行に始まる地

方分権の進展に伴い、その果たすべき役割や責務は重要性を増している。

四日市市議会は、市民から選挙で選ばれた議員で構成され、同じく市民から選挙で選

ばれた本市の執行機関である四日市市長とともに、互いに市民の負託に応える責務を負

っている。

四日市市市民自治基本条例(理念条例)(平成17年四日市市条例第1号)に基づく

本市の意思決定機関である四日市市議会は、市民自治の実現により、市政の発展並びに

市民の生活及び福祉の向上に寄与するために、以下に掲げる二つを推進するものとする。

一つは、「開かれた議会」として、市民との情報共有及び市民参加の推進であり、市

政が直面する問題等を市民に明らかに示し、議会の議論の中に市民意見を反映する仕組

みを構築する。

もう一つは、「言論の府」及び「立法の府」として、徹底した議論及び政策提言であ

り、議員間の討議を活性化するとともに、議論を尽くした上で多様な意見を集約し、政

策立案及び政策提言を行う。

ここに、四日市市議会は、その基本理念、基本方針等を定め、市民、市の執行機関及

び議会の関係を明らかにし、品格ある議会としてあるべき姿を定めるものとして、四日

市市議会における最高規範であるこの条例を制定する。

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【解説】

四日市市議会は、平成 17 年に議員提案で制定した四日市市市民自治基本条例

(理念条例)に基づき、市民にとって暮らしやすく住み続けたい、より良い四日市

のまちづくりが実現するよう、市議会としての役割を果たすため活動しています。

また、地方のことは地方で決めるという地方分権の時代において、議会の役割はま

すます重要になってきています。

本市議会では、これまでも、平成9年からの常任委員会・議会運営委員会の公開、

平成 10 年の本会議のテレビ放送開始、平成 12 年の四日市市情報公開条例の全部

改正をはじめとした議員提案による政策条例の制定改正、平成 16 年の議会運営に

ついてさまざまなご意見をいただく市議会モニターの設置、平成 17 年の市政に関

するさまざまな課題について全議員が一堂に会して意見交換を行う議員政策研究

会の設置、平成 18 年からの市民との意見交換会としてのシティ・ミーティングの

開催、平成 21 年からの各派代表者会議や議員説明会といった議会が開催する各種

会議を原則公開など、さまざまな議会改革に取り組んできました。

さらに、今後求められる議会の機能、果たすべき役割を検証する中で、議会基本

条例制定の必要性が認識され、条例制定に向けた検討を開始する契機となりました。

平成 21 年6月に議員政策研究会議会基本条例分科会において始められた検討

により、平成 22 年 6 月には議会基本条例調査特別委員会に場を移し、条例につ

いての調査研究・協議が重ねられ、その結果、議会のあるべき姿を「開かれた議会」、

「言論の府」及び「立法の府」とし、「市民との情報共有」、「市民参加の推進」及

び「議員間討議と政策提案」の三本柱を基本方針とした本条例を制定することとし

ました。

ここでは、前文として条例制定の背景及び必要性並びに本市議会の目指すべき

方向性を規定しています。

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第1章第1章第1章第1章 総則総則総則総則

(目的)

第1条 この条例は、四日市市議会(以下「議会」という。)の基本理念、基本方針そ

の他の議会に関する基本的事項を定めることにより、議会がその権能を発揮し真に市

民の負託に応え、もって市政の発展並びに市民等の生活及び福祉の向上に寄与するこ

とを目的とする。

【解説】

本市議会は、四日市市が誰もが暮らしやすいまちとなるよう、市政の発展に貢献

しなければなりません。この条例は、市政の発展のために議会が*

権能を発揮でき

るように、議会の基本理念・基本方針・基本的事項を示したことを説明するもので

す。

【用語解説】

*権能:法律上、ある事柄について権利を主張し、行使できる能力のことをいいます。本

市議会には、予算や条例制定などの市の重要事項について意思決定を行う議決権、

独自に策定した条例案などについての議案提出権、市長等が行う事務に対する監

視権、市政全般について独自に調査を行う調査権などのさまざまな権能が与えら

れています。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるところ

による。

(1) 市民 本市の区域内に居住する者

(2) 市民等 市民のほか、本市の区域内に存する事業所等に勤務する者及び本市の区

域内に存する学校に通学する者

(3) 市長等 市長その他の市の執行機関の長

【解説】

この条例でよく使う用語で、明確な定義が必要なものについて定義をしています。

議会で議決し、市長等により執行される予算や実施される施策などは、本市内の

事業所や学校に通勤・通学する人も対象となるものもあることから、「市民等」と

いう用語も定義しています。

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(本条例の位置付け)

第3条 この条例は、四日市市市民自治基本条例(理念条例)(平成17年四日市市条

例第1号。以下「市民自治基本条例」という。)の規定に基づく条例であり、議会に

関するすべての例規に先んずる、議会における最高規範である。

【解説】

この条例を、本市議会に関するすべての*

例規に優先するものと位置付けていま

す。

この条例の目的や考え方が、議会に関するすべての例規に反映されなければなり

ません。

【用語解説】 *

例規:条例や規則のことをいいます。本市議会に関するものとして、四日市市議会会議

規則や四日市市議会委員会条例などがあります。

(基本理念)

第4条 議会は、市民から選挙で選ばれた議員で構成する市の意思決定機関として、そ

の自覚と誇りを持ち、市民自治の考えを基本に真の地方自治の実現に全力を挙げるも

のとする。

【解説】

議会のあるべき姿を、四日市市市民自治基本条例(理念条例)に規定されている*

市民自治の考え方をもとに定めています。

【用語解説】

*市民自治:市民、市の執行機関及び市議会が、市民参加を適正に行うことにより、それぞ

れの役割に応じて連携、協働して豊かな地域社会を実現することをいいます。

(四日市市市民自治基本条例(理念条例)第2条第8号)

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(基本方針)

第5条 議会は、前条に規定する基本理念に従い、次の各号に掲げる基本方針を確実に

実現するものとする。

(1) 議会及び市政について、市民との情報共有を図ること。

(2) 議会活動の諸場面において、市民参加を推進すること。

(3) 議員間の討議を大いに活性化し、政策立案及び政策提言を行うこと。

【解説】

前条の基本理念に従い、議会が取り組むべき方針を定めています。

「市民との情報共有」、「議会活動への市民参加の推進」、「議員間討議の活性化によ

る*1

政策立案、*2

政策提言」の3項目を柱とし、これらの実現に向けて、議会運

営を行うことを定めています。

【用語解説】

*1政策立案:市政における課題の解決を図るため、政策を構想し、その実現のために必要

なしくみに関する条例案を議会に提案することをいいます。

*2政策提言:市政における課題の解決を図るため、必要と思われる政策を、本会議の質問

の場や委員会の場で市長等に対して提案することをいいます。

(議会の位置付け)

第6条 議会は、市民の代表者である議員で構成する議論の場であり、市長等の行政運

営に関する監視機能、検査機能並びに政策立案機能及び政策提言機能を併せ持ち、予

算及び決算の議決をはじめとした、市政に係る様々な事件についての意思決定を行う

議事機関である。

【解説】

ここでは、議会の位置付けを明確にし、役割を定めています。

議会は、予算や条例制定など、市の重要案件に対して意思決定を行う権限を持っ

ており、そのために市民の代表者である議員が議論を尽くす必要があります。また、

市長等による行政執行や予算執行が適正に行われているかをチェックする役割や、

積極的な議論により、政策立案や政策提言を行う役割を併せ持っています。

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第2章第2章第2章第2章 議員の活動原則議員の活動原則議員の活動原則議員の活動原則

(議員の活動原則)

第7条 議員は、市民の負託を受けて議員に選出されたことを自覚し、議員として必要

な資質の向上に努めるとともに、誠実かつ公正な職務の遂行に努めなければならない。

2 議員は、市民の多様な意思を的確に把握し必要な政策立案及び政策提言を行うとと

もに、議会活動について市民に対して説明に努めなければならない。

【解説】

ここでは、議員個人としての活動原則を定めています。

議員は、選挙により選ばれた市民の代表であることを常に自覚し、議員としての

資質向上に努めるとともに、誠実かつ公正に職務を行うことで、常に市民から信頼

を得られるよう努めなければなりません。

また、議員は、市民が持つさまざまな意見の把握による政策立案や政策提言の実

施や、議会活動について市民への説明に努めなければなりません。

(会派)

第8条 議員は、議会活動を円滑に実施するために、会派を結成することができる。

2 会派は、議員の活動を支援するとともに、政策立案及び政策提言のために調査研究

を行い、必要に応じて会派間の調整に努めるものとする。

【解説】

ここでは、議会内で考えを同じくする議員同士が*

会派を結成することで、条例

案の提出などの議会活動を円滑に実施できるよう定めています。

また、会派で調査研究を実施し、政策立案や政策提言を行うことや、会派同士の

意見の調整などを行うことにより、議会活動・議会運営の円滑な実施に努める必要

があります。

【用語解説】

*会派:本市議会では3人以上の所属議員を有する団体を会派としています。

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第3章第3章第3章第3章 議案及び政策の審議議案及び政策の審議議案及び政策の審議議案及び政策の審議及び及び及び及び調査調査調査調査

(通年議会)

第9条 議会は、定例会の回数を年1回とし、会期を通年とする。

2 常任委員会は、精力的に所管事務調査を行うものとする。

3 議会の会期を通年とする必要な事項は、別に定める。

【解説】

これまでは、3か月ごとに開かれる定例会か、必要に応じて開かれる臨時会によ

り、提案される議案に対する審査・議決を行ってきました。しかし、定例会、臨時

会の開会手続に時間を要することや、議会の閉会中には、市長により地方自治法第

179 条第 1 項の規定に基づく*1専決処分が行われることなどの課題がありまし

た。

会期を通年とすることで、議長により速やかに本会議を開くことができ、災害な

どの突発的な事件や緊急の行政課題に対応することができます。

また、*2

常任委員会・*3

特別委員会の活動を活発化し、より慎重な議案審査や、

より専門的な調査を行うことが可能になります。ここでは、特に常任委員会におい

て、*4

所管事務調査が精力的に行われるよう定め、これにより各常任委員会が所

管する部局の課題に対して素早い対応ができると考えられます。

【用語解説】

*1専決処分:本来、議会の議決が必要な事項について、市長が議会の議決を経ずに自ら処

理することをいいます。緊急を要するため議会を開いて議決する時間がない

場合(地方自治法第 179 条第 1 項)や、議会の権限に属する軽易な事項で、

議会が議決により特に指定した事項(地方自治法第 180 条第 1 項)につい

て行われます。

*2常任委員会:それぞれの委員会に属する市の事務に関する調査を行い、議案等を審査し

ます(地方自治法第 109 条第2項)。本市議会には、総務、教育民生、産

業生活、都市・環境の各部門別の常任委員会に加え、予算、決算に関する

各常任委員会の計6常任委員会があります。

*3特別委員会:常任委員会とは別に、特定の事項や、複数の常任委員会にまたがる事項に

ついて審査する必要があるときに、議会の議決により設置される委員会の

ことをいいます。

*4所管事務調査:常任委員会が、所管する部局の事務に関する調査を行うことをいいます。

(地方自治法第 109 条第2項、四日市市議会会議規則第100条第 1 項)

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(議会の議決事件)

第10条 議会は、行政に対する監視機能を強化するため、地方自治法 (昭和22年

法律第67号。以下「法」という。)第96条第2項の規定により特に重要な計画等

を議決事件として加えるものとする。

2 前項の規定に基づく議会の議決すべき事件については、次の各号に掲げるとおりと

する。ただし、軽微な変更を除く。

(1) 災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第42条第1項に規定する地域防

災計画の策定及び変更に関すること。

(2) 水防法(昭和24年法律第193号)第33条に規定する水防計画の策定及び変

更に関すること。

(3) 老人福祉法(昭和38年法律第133号)第20条の8第1項に規定する老人福

祉計画の策定及び変更に関すること。

(4) 介護保険法(平成9年法律第123号)第117条第1項に規定する介護保険事

業計画の策定及び変更に関すること。

(5) 都市計画法(昭和43年法律第100号)第18条の2第1項に規定する都市計

画に関する基本的な方針のうち、全体構想の策定及び変更に関すること。

(6) 市民自治基本条例第18条に規定する総合計画のうち、基本構想及び基本計画の

策定及び変更に関すること。

【解説】

地方自治法第96 条第1項では、条例の制定や改正・廃止、予算の議決、決算の

認定など地方公共団体の議会が議決しなければならない事件(議決事件)が挙げら

れています。加えて、同条第2項では、地方公共団体に関する事件で議会が議決す

べきものを条例により定めることができるという規定があります。

現在、本市議会では、各法律及び条例に基いて市が策定する、市の基本構想及び

基本計画、地域防災計画、水防計画、老人福祉計画等の特に重要な計画等の策定や

変更について、議決事件としています。これにより、計画策定時点から議会意見の

反映を可能としています。

今後も必要に応じて、議決事件の追加、見直しを行います。

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(政策提案の説明要求)

第11条 議会は、市長が提案する重要な政策、計画、事業等(以下本条において「政

策等」という。)について、市長に対し、次の各号に掲げる事項の説明を求めるもの

とする。

(1) 政策等の背景、目的及び効果

(2) 総合計画等における根拠又は位置付け

(3) 関係ある法令、条例等

(4) 政策等の実施に係る財源措置及びコスト計算

【解説】

市長が議会に重要政策等を提案しようとするときは、その背景・目的・効果、

総合計画等における根拠や位置付け、関係する法令や条例との関係、実施にあた

っての財源や将来に渡ってのコストといった事項について、議会での審議に必要

な情報として、説明を市長に求めることを定めています。

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(質問)

第12条 議員は、本会議において、代表質問、一般質問、関連質問及び緊急質問(以

下本条において「質問」という。)を行うことができる。

2 議員は、代表質問、一般質問及び緊急質問を行う場合においては、質問事項を議長

に通告しなければならない。

3 議員は、質問を行う場合においては、市政における論点及び争点を明確にするため

に、対面による一問一答方式等で行うことができる。

4 その他質問に関し必要な事項は、別に定める。

【解説】

本会議において、議員が行う質問の種類、通告の義務、手法を規定しています。

質問には下記のものがあり、四日市市議会会議規則、四日市市議会における主な慣

例・申し合わせで定めています。

代表質問:毎年度の当初予算を審議する会議で市長が行う施政方針、または、市長

当選後初めての会議で市長が行う所信表明に対して行う質問をいいま

す。各会派の代表が質問を行います。

一般質問:議員が、市の一般事務について、市長等に対して行う質問をいいます。

関連質問:一般質問を行った議員と同一会派の議員が、一般質問の内容に関連して、

市長等に対して行う質問をいいます。

緊急質問:緊急を要するときや、真にやむを得ないと認められるときに、市長等に

対して行う質問をいいます。

一問一答方式:質問項目のうち、ひとつずつの尋ねたい内容を、議員の発言、市長

等の答弁というかたちで問答を繰り返す方式をいいます。これに対

し、質問項目すべてを一括して議員が質問し、その後一括して市長

等が答弁する質問の方法を「一括質問一括答弁方式」といいます。

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(反問権)

第13条 本会議又は委員会において、議員の質問に対し答弁をする者は、論点を明確

化し議論を深める目的で反問することができる。

【解説】

本会議や委員会において、市職員は、議員からの質問や質疑に対して答弁を行い

ます。答弁を行うにあたり、質問や質疑の内容が不明確であった場合、議員が知り

たいことを聞けないばかりか、傍聴される方にも議論がわかりにくいものとなって

しまいます。そこで、市職員が質問や質疑を行った議員に対して、質問の趣旨の確

認をすることができるよう定めることで、議論を明確にしようとするものです。

また、反問には、議論の明確化に加え、市職員から議員の考え方を問い返したり、

対案の提示を求める、「反論」も含まれます。これにより、本会議・委員会におけ

る議員と市職員との議論が深まることが期待されます。

(発言の取消し勧告)

第14条 議長又は委員長は、本会議又は委員会において不穏当な発言を行った者に対

し、発言の取消しを勧告することができる。

【解説】

議会の会議における発言の訂正、取消しについては、地方自治法及び四日市市

議会会議規則において、議員の発言については秩序維持の範囲内で行うことがで

きると規定されていますが、これは市長をはじめとする市職員(以下解説におい

て「市職員」といいます。)には及びません。そのため、議員はもちろん、市職

員が、本会議・委員会において無礼の言葉、他人の私生活にわたる発言等の不穏

当な発言を行ったときに、議長・委員長が、発言の取消しを勧告できることを定

めています。

(専門的知見の活用)

第15条 議会は、法第100条の2に規定する学識経験を有する者等による、議案の

審査又は本市の事務に関する調査のために必要な専門的事項に係る調査を活用して、

討議に反映させるよう努めるものとする。

【解説】

本市の事務は多岐にわたっており、また、専門性の高いものが少なくありません。

そのため、学識経験者等の専門的な知識を有する人に、議案や本市の事務に関する

調査を積極的に依頼し、その調査結果を議案の審査や議会が行う討議に反映しよう

とするものです。

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(文書質問)

第16条 議員は、議案、政策、施策等をより深く理解するために、議長を経由して市

長等に対し文書質問を行うことができる。

2 議長は、前項の文書質問があったときは、速やかにこれを市長等に送付しなければ

ならない。

3 市長等は、前項の規定により送付された文書質問に速やかに応えなければならない。

【解説】

議員が、市政に関して文書による質問を、議長を経由して行うことができること

とし、これに対して市長等は速やかに回答する義務があることを定めています。

(附帯決議)

第17条 市長等は、議会との信頼関係を重んじ、本会議及び委員会において可決され

た附帯決議を最大限尊重するとともに、当該附帯決議に関する事後の状況、対応等を

遅滞なく議会に報告しなければならない。

【解説】

附帯決議とは、議決された議案に対して付され、予算の執行や条例の施行に関す

る議会としての意見や要望を表明するものです。市長等は、付された附帯決議の内

容を尊重するとともに、附帯決議の内容に関する事後の状況や対応を議会に報告す

る義務があることを定めています。

(採択請願への対応)

第18条 市長等は、議会が採択した請願のうち、議会が市長等において措置すること

が適当と認めるものについて、その趣旨を実現するよう努めるとともに、当該請願に

関する事後の状況、対応等を遅滞なく議会に報告しなければならない。

【解説】

憲法では、損害の救済、公務員の罷免ひ め ん

、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改

正その他の事項に関し、誰もが請願を行う権利があることが規定されています。

ここでは、議会として賛意を表した(採択した)請願のうち、市の事務に関わる

ものについて、市長等が請願趣旨の実現に努めることや、実現に向けた対応の経過

などを議会へ報告することを義務付けています。

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(政務活動費)

第19条 会派又は議員は、政策立案能力及び政策提言能力の向上等を図るため、法第

100条第14項に規定する政務活動費を有効に活用し、積極的に調査研究及びその

他の活動を行うものとする。

2 会派又は議員は、四日市市議会政務活動費の交付に関する条例(平成25年四日市

市条例第5号)第7条に規定する政務活動費を充てることができる経費の範囲におい

て、政務活動費を適正に執行し、常に市民に対して使途の説明責任を負うものとする。

【解説】

政務活動費は、議員の調査研究及びその他の活動に役立てるため、地方公共団体

が会派又は議員に対し交付できることが地方自治法に定められており、本市におい

ても条例に基づき交付されています。

ここでは、会派又は議員が政務活動費を有効に活用し積極的に調査研究及びその

他の活動を行うことを定めていますが、使途基準に従った適正な執行でなければな

りません。また、市民に対して使途の説明責任があることを定めています。

本市議会では、政務活動費に関して、収支報告書、すべての支出にかかる領収書、

視察研修報告書等の写しを公開し、使途の説明に努めています。

第4第4第4第4章章章章 市民との情報共有市民との情報共有市民との情報共有市民との情報共有

(情報共有)

第20条 議会は、議会活動に関して市民等に対し情報を公開し、市民等と情報の共有

に努めなければならない。

【解説】

議会は、市の予算や条例など、皆さんの生活に密着した事項を取り扱っています。

そのため、議会は、市議会だよりや市議会ホームページにより議会活動についての

情報を積極的に公開することで、皆さんと情報を共有する必要があります。

本市議会では、情報の共有に向けた取組の一環として、平成 18 年度から毎年度、

議会に対する意見等を把握する意見交換会として「シティ・ミーティング」を開催

していますが、ここでは、今後さらにそういった取組を推進していこうという議会

としての姿勢を示しており、そのための具体的な手段については本章において次条

以降に定めています。

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(会議の公開)

第21条 議会は、本会議のほか、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会及び各派

代表者会議その他の議会内会議を原則公開とするとともに、市民等の傍聴を促進する

積極的な取組を進めるものとする。

【解説】

皆さんに議会の情報を公開し、情報共有を図るため、議会が開催する各種会議は

原則公開とすることで、いつでも傍聴できるように定めています。

また、今以上に皆さんに傍聴していただけるような取組を行うことを定めていま

す。

(議長の情報発信)

第22条 議長は、議会における決定事項について、積極的な情報の発信に努めなけれ

ばならない。

【解説】

議会からの情報発信の手段として、議長が議会の代表として、さまざまなメディ

アを活用し、議会における決定事項や決定にいたった議論の経過などの情報の提供

に努めることを定めています。

(報告会等)

第23条 議会は、議会活動について市民等に対し報告等を行う場(以下、本条におい

て「報告会等」という。)を設け、情報提供及び情報共有に努めなければならない。

2 報告会等に関し必要な事項は、別に定める。

【解説】

皆さんと議会活動や市政に関する情報を共有するため、議会自らが地域に出向き、

直接議会活動についての報告を行うことを定めています。議案の審査における議論

の経過や審査結果など、議会としての考え方を報告するとともに、それに対する意

見を伺うことで、議会運営や市政発展への参考にしたいと考えています。

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第5第5第5第5章章章章 市民参加の市民参加の市民参加の市民参加の推進推進推進推進

(公聴会等)

第24条 議会は、法第115条の2に規定する本会議における公聴会制度及び参考人

制度並びに法第109条第5項において準用する法第115条の2の規定に基づく

常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会における公聴会制度及び参考人制度を活

用して、市民等及び有識者の専門的又は政策的識見等を討議に反映させるよう努める

ものとする。

【解説】

本会議等における討議に市民等及び有識者の意見を反映させるため、地方自治法

に規定されている*1

公聴会制度及び*2

参考人制度を積極的に活用することを定

めています。

【用語解説】

*1公聴会制度:議会が、一定の事項について判断、決定するときに、広く利害関係者や学

識経験者等の意見を聴き、参考とすることをいいます。地方議会において

は常任委員会等が、予算その他の重要な議案に関して、公聴会を開催する

ことができます。公聴会では、賛成、反対それぞれの立場の人から交互に

意見を聴きます。

*2参考人制度:常任委員会等が、地方公共団体の事務に関する調査または審査のため必要

あると認めたときに、審査の参考とするため利害関係者や学識経験者等の

第三者に参考人として出頭を求め、意見を聴くことをいいます。

(市民意見の反映)

第25条 議会は、議員提案条例等に関し、パブリックコメントの実施等様々な手法に

より、市民等の意見を反映させるよう努めるものとする。

【解説】

議員が条例制定等をするにあたっては、制定過程で*パブリックコメントの実施

や様々な手法により、市民等に対しその素案の説明を行うとともに、意見を募集し、

条例案等に反映させることを定めています。

本市議会では、平成 16 年度の議員提案による「四日市市市民自治基本条例(理

念条例)」制定過程においては、市民参加の取組として「市議会モニター」を設置

し、条例案に対する意見をいただき、現在は議会運営等についてのさまざまなご意

見をいただいています。

【用語解説】 *

パブリックコメント:本市の計画等の策定過程において、案の段階で広く公表し市民等か

らの意見を求め、寄せられた意見に対する本市の考え方を明らかに

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するとともに、有益な意見を考慮して本市としての意思決定を行う

しくみ(四日市市パブリックコメント手続条例第 2 条第1項)

(請願趣旨の聴取)

第26条 委員会は、請願の審査に当たって、請願趣旨を十分に理解するために、紹介

議員又は請願者からの意見聴取の機会を設けることができる。

【解説】

議会に提出された請願については、委員会において詳細な審査が行われます。こ

こでは、委員会における審査を充実させるため、請願の*紹介議員や請願者から、

請願を提出するにいたった背景や目的などの意見を聴取する機会を設けることが

できることとしています。

【用語解説】

*紹介議員:地方公共団体の議会に請願しようとする者は、議員の紹介により請願書を提

出しなければなりません(地方自治法第 124 条)。紹介議員は、請願書の表

紙に署名を行うことから、少なくとも請願の趣旨に賛同している必要があり

ます。

第6章第6章第6章第6章 議員間討議及び政策提案議員間討議及び政策提案議員間討議及び政策提案議員間討議及び政策提案

(議員間討議及び意見集約)

第27条 議員は、あらゆる会議において、自らの意見、考えを丁寧に述べるとともに、

他の意見に対しても真摯に耳を傾け、議員間での討議を尽くさなければならない。

2 議長、委員長等は、議員間での討議を中心に会議を運営し、その結果を市政に反映

させられるよう意見集約に努めるものとする。

【解説】

これまで、議会の会議においては、必ずしも議員間の議論が活発であったと

は言えず、市長等に対する質疑が中心でした。今後はそれを改め、議員間での議論

を活発化していこうという姿勢に加え、議長、委員長といった会議の長が、議論の

結果を市政に反映させるための意見集約を行うことを定めています。

(政策提言等)

第28条 議会は、議員間討議を尽くし、意見集約がなされた内容について、政策提言

及び条例制定の提案に努めるものとする。

【解説】

前条でも触れましたが、議会は、あらゆる会議において、議員間での討議に努め

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ます。その結果、意見集約がなされた事項については、議会として、市長等に対し

て政策として提言したり、議員から条例制定議案を提出したりするなど、実際の予

算、施策に結びつけていかなければなりません。

(調査機関の設置)

第29条 議会は、議会活動及び政策の重要案件に関する調査のため必要があると認め

るときは、議決により、学識経験を有する者等で構成する調査機関を設置することが

できる。

2 前項の調査機関に関し必要な事項は、議長が別に定める。

【解説】

議会が、本条例第 15条の議案の審査又は本市の事務に関する調査を除いた、議

会活動や政策の重要案件についての調査のため、必要に応じ調査機関を設置できる

ことを定めています。

学識経験者等の専門的な知識を有する人で構成する調査機関が、当該案件の内容

等の調査を行い、議会に対して報告を行うことにより、その報告を議会活動や審査

の参考にしようとするものです。

(議会意見の尊重)

第30条 市長等は、予算及び政策の策定過程において、議会で集約された意見を最大

限尊重するものとする。

【解説】

市長等は、予算案や各種政策の策定にあたり、前条における、議員間討議により

集約された意見を最大限尊重することを定めています。

(議員研修)

第31条 議会は、議員の政策立案能力及び政策提言能力の向上を目的に、各種の研修

を積極的に実施しなければならない。

【解説】

議会は、本市の抱える課題について、自ら解決策を考え、提案する能力を身につ

ける必要があります。そのために、議員にとって必要な研修を実施する義務がある

ことを定めています。

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第7章第7章第7章第7章 政治倫理政治倫理政治倫理政治倫理及び及び及び及び議員報酬議員報酬議員報酬議員報酬

(政治倫理)

第32条 議員は、選挙で選ばれた市民の代表として、高い倫理観を持ち、品位の保持

に努めなければならない。

【解説】

議員は、市民の代表であり、本市の意思決定機関である議会の構成員として、市

政の発展や市民生活の向上に携わっています。そのため、誠実かつ公正に職務を行

わなければなりません。

本市議会では、四日市市議会政治倫理要綱により、議員としての責務と政治倫理

基準を定めており、議員は、この内容を遵守じゅんしゅ

し、品位を保持する義務があること

を定めています。

(議員報酬)

第33条 議員報酬は、市民の負託に応える議員活動への対価であることを基本とし、

定められなければならない。

2 議会は、議員提案に係る議員報酬の改定に当たっては、公聴会の活用等により市民

等の意見の聴取及び反映に努めなければならない。

【解説】

ここでは、議員報酬についての考え方を定めています。

議員は、市の意思決定などについて市民を代表しており、議員報酬は、議員活動

への対価であり、多岐にわたる議員活動の状況を反映するものとして定められなけ

ればなりません。

また、議員報酬の改定方法として、市民が議員報酬に関する条例改正の直接請求

を行う場合、四日市市特別職報酬等審議会の答申に基づいて市長が改正案を提出す

る場合、議員が議員報酬改正議案を提出する場合があり、議員が議員報酬改正議案

を提出する場合は、事前に公聴会などを開催することにより、意見の聴取や、改正

案への意見の反映に努めることを定めています。

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第8章第8章第8章第8章 議会事務局等の充実議会事務局等の充実議会事務局等の充実議会事務局等の充実

(議会事務局)

第34条 議会は、議員の政策立案機能及び政策提言機能を高めるため、議会事務局の

機能強化及び組織体制の充実に努めるものとする。

2 議会事務局職員は、常に議会の活性化、充実及び発展を心がけ、行動するものとす

る。

【解説】

議会事務局は、地方自治法により議会に設置できると規定されています。本市議

会でも議会事務局を設置しており、議会に関する事務を行っています。

政策立案や政策提言を行うにあたり、議員にはさまざまな調査研究や法制に関す

る知識が必要となるため、議会事務局の組織の充実を図ろうとするものです。

また、現在、議会事務局職員は、市職員が出向というかたちで議会に携わってい

ますが、議会の活性化、充実、発展を心がけて事務にあたらなければなりません。

(議会図書室)

第35条 議会は、議員の調査研究に資するため議会図書室を設置し、その充実に努め

るとともに、誰もが利用できるものとする。

【解説】

地方自治法では、議員の調査研究のために、議会図書室を設置することが定めら

れています。議員の政策立案及び政策提言のために、電子化されたものを含む書籍、

資料等をより一層充実させる必要があります。

また、議会図書室は、誰もが利用できるものであり、利用しやすいものとするこ

とで、皆さんと議員との交流の場所としての活用も考えられます。

第9章第9章第9章第9章 見直し手続見直し手続見直し手続見直し手続

(見直し手続)

第36条 議会は、一般選挙を経た任期開始毎に、社会情勢の変化等を勘案し、この条

例の規定について検討を加えるとともに、見直しが必要と判断したときは、市民等の

意見を聴取し、適切な措置を講ずるものとする。

【解説】

通常 4 年に 1度行われる一般選挙後に、この条例に書かれた内容を点検し、必

要に応じて条例改正を行うことで、皆さんの信頼を得られる市議会であり続けよう

とすることを定めています。

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附附附附 則則則則

(施行期日)

1 この条例は、平成23年5月1日から施行する。

(四日市市議会定例会の招集回数に関する条例及び四日市市議会の議決すべき事件を

定める条例の廃止)

2 次の各号に掲げる条例は、廃止する。

(1) 四日市市議会定例会の招集回数に関する条例(昭和31年四日市市条例第21

号)

(2) 四日市市議会の議決すべき事件を定める条例(平成13年四日市市条例第24

号)

(議決事件に該当しない契約についての報告に関する条例の一部改正)

3 議決事件に該当しない契約についての報告に関する条例(平成14年四日市市条例

第25号)の一部を次のように改正する。

(次のよう略)

(四日市市土地開発公社の健全経営に関する特例条例の一部改正)

4 四日市市土地開発公社の健全経営に関する特例条例(平成20年四日市市条例第1

8号)の一部を次のように改正する。

(次のよう略)

附 則 (平成23年7月12日 四日市市条例第25号)

この条例は、地方自治法の一部を改正する法律(平成23年法律第35号)の施行の

日から施行する。

附 則 (平成24年3月28日 四日市市条例第1号)

この条例は、公布の日から施行する。

附 則 (平成25年2月26日 四日市市条例第1号)

この条例は、地方自治法の一部を改正する法律(平成24年法律第72号)附則第1条た

だし書に規定する政令で定める日から施行する。ただし、第24条の規定は、公布の日か

ら施行する。

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              第3章 議案及び政策の審議及び調査

第9条 通年議会

第10条 議会の議決事件

第11条 政策提案の説明要求

第12条 質問

第13条 反問権

第14条 発言の取消し勧告

第15条 専門的知見の活用

第16条 文書質問

第17条 附帯決議

第18条 採択請願への対応

第19条 政務活動費

四日市市議会基本条例の構成図

前文

                     第1章 総則

第1条 目的

第2条 定義

第3条 本条例の位置付け

第4条 基本理念

第5条 基本方針

第6条 議会の位置付け

                 第2章 議員の活動原則

第7条 議員の活動原則

第8条 会派

附 則

                   第9章 見直し手続

第36条 見直し手続

  第7章 政治倫理及び議員報酬

第32条 政治倫理

第33条 議員報酬

 第4章 市民との

         情報共有

第20条 情報共有

第21条 会議の公開

第22条 議長の情報発信

第23条 報告会等

 第5章 市民参加の

           推進

第24条 公聴会等

第25条 市民意見の反映

第26条 請願趣旨の聴取

  第8章 議会事務局等の充実

第34条 議会事務局

第35条 議会図書室

 第6章 議員間討議

       及び政策提案

第27条 議員間討議及び

         意見集約

 第28条 政策提言等

 第29条 調査機関の設置

 第30条 議会意見の尊重

 第31条 議員研修

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四日市市議会基本条例運用規程

(趣旨)

第1条 この規程は、四日市市議会基本条例(平成23年四日市市条例第1号。以

下「条例」という。)の施行に関し、必要な事項を定めるものとする。

(議会の名称)

第2条 各議会の名称は、議会期間ごとに、招集された日又は議会を開く日の属す

る月を冠して呼称するものとする。

(議会期間日程の調整)

第3条 開会議会、定例月議会、緊急議会及び閉会議会の日程(以下「議会期間日

程」という。)の決定に当たっては、議長、市長等の公式行事、公式訪問等の公務

に配慮し、あらかじめ執行部との十分な調整のうえ決定し、円滑な議会運営及び

行政運営に努めるものとする。

2 前項に規定する議会期間日程のうち、定例月議会に係るものは、各定例月議会

最終日又はその前日(その日が市の休日に当たるときは、当該休日の前日)に開

催する議会運営委員会において、次々回の定例月議会までの議会期間日程を確認

するものとする。議会期間日程の最終調整は、各定例月議会の初日の7日前まで

に執行部と行うものとする。

3 緊急議会に係る議会期間日程の決定に際しては、議長、市長等の公式行事、公

式訪問等の公務による不在等に配慮し執行部と協議するものとし、決定した日程

においてやむを得ない理由により議長又は市長が不在の場合の取扱いは、次のと

おりとする。

(1) 議長が不在の場合 副議長が議長の職務を代理する。

(2) 市長が不在の場合 副市長が市長の職務を受任又は代理する。

(議会運営委員会の開催)

第4条 議会期間日程等の協議のため、議会期間の初日の7日前に議会運営委員会

を開催する。ただし、緊急に議案の審議等が必要な場合は、この限りでない。

(議事日程の作成)

第5条 議事日程は、議会期間ごとに一連の番号を付けるものとする。

(代表質問等)

第6条 代表質問は、2月定例月議会及び市長選挙後、最初の議会期間において行

う。ただし、都合によりこれを変更することができる。

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2 一般質問は、各定例月議会において行う。

(委員会審査期限)

第7条 四日市市議会会議規則(昭和42年議会規則第1号。以下「会議規則」と

いう。)第41条第1項に定める委員会の審査等の期限は、第4条に定める議会運

営委員会において決定した期間までとする。ただし、緊急を要する場合は、この

限りでない。

2 委員会は、前項に定める審査期限を、議会に諮り、延長することができる。

(所管事務調査)

第8条 常任委員会は、必要な手続を経て、会期中いつでも所管事務調査を行うこ

とができる。ただし、議会期間中は、付託された議案及び請願の審査を優先して

行わなければならない。

2 所管事務調査の日程は、あらかじめ執行部と十分な協議の上、決定する。

3 所管事務調査における執行部の出席は、最小限にとどめるとともに、委員間討

議に努めるものとする。

4 所管事務調査の終了後に報告書を作成し、議長に報告する。

(反問権)

第9条 条例第13条に規定する反問権に係る運用等は、次の各号に定めるとおり

とする。

(1) 反問には、単に語句を聞き直す程度のものの他、議員の考え方を質したり、

対案の提示を求める等の反論を含むものとする。

(2) 反問をできる者は、もとの質問に対して答弁すべき者に限るものとする。

(3) 議長又は委員長は、反問の内容がそぐわない場合において、注意をした後、

反問を制止することができる。

(4) 質問者は、反問に対し答弁しなければならない。

(5) 本会議における反問は、代表質問、一般質問、緊急質問、関連質問及び議案

質疑に対して行うことができる。

(本会議における発言の取消し勧告)

第10条 条例第14条に規定する発言の取消し勧告のうち、本会議に係る運用等

は、次の各号に定めるとおりとする。

(1) 議員は、本会議において、不穏当な発言があったと思われるときは、議長に

対し、その発言の取消しを勧告することを求めることができる。

(2) 議長は、議員から発言の取消し勧告を求められた場合又は議長において不穏

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当な発言があったと判断した場合、調査のため会議規則第159条第1項に規

定する各派代表者会議を招集するものとする。

(3) 調査のため招集された各派代表者会議において、全会一致で不穏当な発言と

判断された場合は、議長は、発言した者に対し、発言の取消しを勧告する。

(4) 発言の取消し勧告を受けた者が、勧告に応じ取消しの申出を行った場合は、

議長はこれを認め、発言取消しの措置をしなければならない。

(委員会における発言の取消し勧告)

第11条 条例第14条に規定する発言の取消し勧告のうち、委員会に係る運用等

は、次の各号に定めるとおりとする。

(1) 委員は、委員会において、不穏当な発言があったと思われるときは、委員長

に対し、その発言の取消しを勧告することを求めることができる。

(2) 委員長は、委員から発言の取消し勧告を求められた場合又は委員長において

不穏当な発言があったと判断した場合は、委員会で調査を行うものとする。

(3) 委員会において、全会一致で不穏当な発言と判断された場合は、委員長は、

発言した者に対し、発言の取消しを勧告するものとする。

(4) 発言の取消し勧告を受けた者が、勧告に応じ取消しの申出を行った場合は、

委員長はこれを認め、発言取消しの措置をしなければならない。

(文書質問)

第12条 条例第16条に規定する文書質問に係る運用等は、次の各号に定めると

おりとする。

(1) 文書質問の内容は、一般質問として行う内容に相当する程度とし、質問書(別

記様式第1号)においてその趣旨が理解できるよう具体的に記載するものとす

る。

(2) 文書質問は、議会期間中はできないものとする。

(3) 四日市市情報公開条例(平成12年条例第63号)第7条第2項に規定する

不開示情報は、答弁の対象としない。

(4) 市長等は、質問書の送付を受けた後、速やかに答弁書(別記様式第2号)を

議長に提出するものとする。ただし、答弁書を提出できない場合は、その理由

を議長に連絡するものとする。

(5) 議長は、前号に定める連絡を受けたときは、速やかに当該質問者にその旨を

連絡するものとする。

(6) 議長は、第4号の答弁書の提出を受けたときは、速やかに当該質問者に送付

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するものとする。

(7) 議長は、質問書及び答弁書について、その写しを議会事務局で保存させると

ともに、全議員に配付するものとする。

(8) 質問書及びその答弁書の内容は、市議会ホームページ等で公開することとす

る。

(9) 議会は、文書質問に当たっては、大量等の質問により執行部の職務に支障の

生じることのないよう配慮するものとし、大量等の文書質問がなされた場合に

は、議会運営委員会においてその取扱いを協議するものとする。

(10) 議長は、文書質問に関し、必要があると認めるときは、事前に執行部と協議

し、合意を得た上で運用方法を見直すものとする。

(請願趣旨の聴取)

第13条 条例第26条に規定する請願趣旨の聴取に係る運用等は、次の各号に定

めるとおりとする。

(1) 請願者が、委員会に出席し、請願趣旨の説明又は意見陳述をしようとする場

合は、請願書を提出するときに、文書にて議長に申し出るものとする。ただし、

請願の審査期限が延長された場合又は継続審査となった場合には、請願者は、

新たに又は再度、委員会への出席を申し出ることができる。

(2) 委員会が請願者の出席を許可した場合は、議長は請願者にその日時、場所そ

の他必要な事項を通知するものとする。

(3) 紹介議員が、委員会に出席し、請願趣旨の説明又は意見陳述をしようとする

場合は、文書にて当該請願書の審査を行う委員会に申し出なければならない。

(4) 委員会は、委員会の要求により紹介議員を委員会に出席させる場合は、紹介

議員にその日時、場所その他必要な事項を通知しなければならない。

(5) 請願者が委員会に出席し意見陳述、趣旨説明する場合においては、委員から

質疑を行うことができる。

(請願に関する報告書)

第14条 会議規則第138条の規定により送付した請願について、市長等から当

該請願に関する事後の状況、対応等の報告書が提出された場合、議長は、その写

しを議員に配布するものとする。

(規程の見直し)

第15条 この規程を改正する場合は、事前に市長と議会が協議し、合意を得た上

で行うものとする。

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附 則

(施行期日)

1 この規程は、平成23年5月1日から施行する。

(四日市市議会図書室規程の一部改正)

2 四日市市議会図書室規程(昭和37年議会訓令甲第3号)の一部を次のように改正

する。

(次のよう略)

(四日市市議会報発行規程の一部改正)

3 四日市市議会報発行規程(昭和53年議会訓令甲第1号)の一部を次のように改正

する。

(次のよう略)

附 則 (平成24年3月29日 四日市市議会訓令第1号)

この規程は、公布の日から施行する。

附 則 (平成25年2月26日 四日市市議会訓令第3号 )

この規程は、公布の日から施行する。

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別記様式第1号(第12条関係)

文書質問書

四日市市議会基本条例第16条第1項の規定に基づき、下記のとおり質問いたし

ます。

質問者氏名

所管部局

【件名及び質問の要旨】

※内容は、一般質問として行う内容に相当する程度とし、その趣旨が理解できるよ

う具体的に記載する。

受付番号 平成 年 第 号

受付日 平成 年 月 日

送付日 平成 年 月 日

答弁受理日 平成 年 月 日

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別記様式第2号(第12条関係)

文書質問答弁書

回 答 日:平成 年 月 日

担 当 部 局:

四日市市議会基本条例第16条第1項の規定に基づく 議員の文書質問

について、同条第3項の規定に基づき、下記のとおり答弁いたします。

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通年議会関係例規

四日市市議会基本条例(抜粋)四日市市議会基本条例(抜粋)四日市市議会基本条例(抜粋)四日市市議会基本条例(抜粋)

(通年議会)

第9条 議会は、定例会の回数を年1回とし、会期を通年とする。

2 常任委員会は、精力的に所管事務調査を行うものとする。

3 議会の会期を通年とする必要な事項は、別に定める。

四日市市議会定例会の招集に関する規則(抜粋)四日市市議会定例会の招集に関する規則(抜粋)四日市市議会定例会の招集に関する規則(抜粋)四日市市議会定例会の招集に関する規則(抜粋)

四日市市議会基本条例(平成23年四日市市条例第1号)第9条第1項に基づく本市議会の定例会の招

集は、毎年5月にこれを行うものとする。ただし、都合によりこれを変更することができる。

四日市市議会会議規則(抜粋)四日市市議会会議規則(抜粋)四日市市議会会議規則(抜粋)四日市市議会会議規則(抜粋)

(会期)

第4条 会期は、毎会期の初めに議会の議決で定める。

2 前項の会期は、招集された日から翌年の当該招集された日の属する月の前月の末日までの間で定め

る。

3~5 略

(会議の種類等)

第5条 定例会において開く各会議の定義は、次の各号に定めるところによる。

(1) 開会議会 定例会の招集により開く会議

(2) 定例月議会 定例的に開く会議をいい、原則として6月、9月、11月及び2月に開くものとする。

ただし、開会月は都合によりこれを変更することができる。

(3) 緊急議会 市長又は議員からの要請に基づき、緊急に開く会議

(4) 閉会議会 定例会の閉会に際し開く会議

2 前項各号に定める各会議の期間(以下「議会期間」という。)は、議長が議会運営委員会に諮った

うえで決定し、当該各会議の初めに議長が宣告するものとする。

3 議長は、定例会の開会日の7日前に、議員に当該日を通知するものとする。

4 議長は、開会議会を除く各議会の7日前に、議員及び市長等に、当該日を通知するものとする。た

だし、緊急に議案の審議等が必要な場合は、この限りではない。

(緊急議会の開会)

第6条 議員は、議長に対し、会議に付議すべき事件を示して緊急議会の開会を請求することができる。

2 市長は、議長に対し、会議に付議すべき事件を示して緊急議会の開会を請求することができる。

3 議長は、市長又は議員から緊急議会開会の請求があった日から原則として7日以内に、緊急議会を

開くことについて、議会運営委員会に諮るものとする。

4 議長は、緊急議会を開く場合は、原則として7日以内に開くものとする。

(一事不再議)

第14条 議会で議決された事件については、同一議会期間中は再び提出することができない。

(委員会の審査又は調査期限)

第41条 議会は、必要があると認めるときは、委員会に付託した事件の審査又は調査につき期限を付け

ることができる。ただし、委員会は、期限の延期を議会に求めることができる。

2 前項の期限までに審査又は調査を終わらなかったときは、その事件は、第36条(委員会に付託した

事件の審議順序)の規定にかかわらず、会議において審議することができる。

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四日市市議会政治倫理要綱四日市市議会政治倫理要綱四日市市議会政治倫理要綱四日市市議会政治倫理要綱

(平 成 10 年 3 月 9 日 各 派 代 表 者 会 議 )

( 目 的 )

第 1 条 こ の 要 綱 は 、 四 日 市 市 議 会 議 員 ( 以 下 「 議 員 」 と い う 。)

の 責 務 と 政 治 倫 理 に 関 す る 規 律 の 基 本 と な る 事 項 を 認 識 す る と と

も に 、 四 日 市 市 議 会 ( 以 下 「議 会 」と い う 。) の 権 威 と 名 誉 を 守 り 、

誠 実 か つ 公 正 に そ の 職 務 を 行 い 、も っ て 市 民 に 信 頼 さ れ る 清 浄 で 健

全 な 市 政 の 発 展 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と す る 。

( 議 員 の 責 務 )

第 2 条 議 員 は 、市 民 全 体 の 代 表 者 と し て 、市 政 に 携 わ る 権 能 と 責

務 を 深 く 自 覚 す る と と も に 、地 方 自 治 の 本 旨 に の っ と り 、そ の 使 命

の 達 成 に 努 め な け れ ば な ら な い 。

( 政 治 倫 理 基 準 )

第 3 条 議 員 は 、次 に 掲 げ る 政 治 倫 理 基 準 を 遵 守 し な け れ ば な ら な

い 。

(1) 市 が 行 う 工 事 等 の 請 負 契 約 、業 務 委 託 契 約 、物 品 購 入 契 約 そ の

他 の 契 約 に 関 し 、特 定 の 企 業 又 は 団 体 等 の た め に 有 利 な 取 り 計 ら

い を し な い こ と 。

(2) 政 治 活 動 に 関 し 、寄 附 等 を 受 け る に つ い て は 、政 治 資 金 規 正 法

( 昭 和 23 年 法 律 第 194 号 ) を 遵 守 し て 、 政 治 的 又 は 道 義 的 批 判

を 受 け る お そ れ の あ る 寄 附 等 は 受 け な い も の と し 、議 員 の 後 援 団

体 に つ い て も 同 様 に 措 置 す る こ と 。

(3) 常 に 市 民 全 体 の 利 益 の み を そ の 指 針 と し て 行 動 す る も の と し 、

市 の 機 関 及 び 職 員 に そ の 地 位 を 利 用 し て 、不 正 に そ の 影 響 力 を 行

使 し な い こ と 。

(4) 市 民 の 範 と し て 交 通 事 故 防 止 に 努 め 、飲 酒 運 転 を 行 わ な い こ と 。

(5) 前 条 に 定 め る 責 務 を 自 覚 す る と と も に 、市 民 の 規 範 と な る よ う

法 令 を 遵 守 し 、常 に そ の 人 格 と 倫 理 の 向 上 に 努 め 、議 会 の 品 位 と

名 誉 を 損 な う よ う な 一 切 の 行 為 を 慎 む こ と 。

2 議 員 は 、前 項 に 規 定 す る 政 治 倫 理 基 準 に 反 す る 行 為 と し て 政 治 的 、

道 義 的 批 判 を 受 け た と き は 、誠 実 に 疑 惑 を 解 明 し 、そ の 責 任 を 明 ら

か に し な け れ ば な ら な い 。

( 調 査 機 関 等 )

第 4 条 議 長 は 、議 員 が 前 条 第 1 項 に 掲 げ る 政 治 倫 理 基 準 に 反 す る

行 為 を 行 っ た と 疑 う に 足 り る 事 情 が あ る と 認 め た と き は 、各 派 代 表

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者 会 議 に 報 告 し た 上 で 四 日 市 市 議 会 議 員 倫 理 検 討 調 査 会 ( 以 下 「調

査 会 」と い う 。)を 設 置 し 、当 該 事 案 に 関 す る 調 査 を 付 託 し な け れ ば

な ら な い 。

2 議 員 が 前 条 第 1 項 に 掲 げ る 政 治 倫 理 基 準 に 反 す る 行 為 を 行 っ た

疑 い が あ る と 認 め ら れ る と き は 、こ れ を 証 す る 書 面 を 添 え て 、議 員

3 人 以 上 の 連 署 を も っ て 、そ の 代 表 者 か ら 議 長 に 対 し 、調 査 会 の 設

置 及 び 当 該 事 案 に 関 す る 調 査 を 請 求 す る こ と が で き る 。

3 調 査 会 は 、各 派 代 表 者 に よ っ て 組 織 さ れ 、議 長 及 び 副 議 長 は 、調

査 会 の 会 議 に 出 席 し 、 発 言 す る こ と が で き る 。

4 調 査 会 の 会 議 は 、公 開 と す る 。た だ し 、出 席 委 員 の 3 分 の 2 以 上

の 者 の 合 意 に よ り 非 公 開 と す る こ と が で き る 。

5 調 査 会 は 、調 査 が 終 了 し た と き は 、そ の 調 査結果を 議 長 に文書 で

報 告 し な け れ ば な ら な い 。

( 調 査 会 の 職 務 等 )

第 5 条 調 査 会 は 、付 託 さ れ た 事 案 の 調 査 を 行 う た め 、当 該 調 査 の

対象と な っ て い る 議 員 に 対 し 、資料請 求 、事 情聴取 そ の 他必要 な 調

査 を 行 う こ と が で き る 。

2 調 査 会 は 、 対象議 員 に弁明 の 機 会 を 付 与 し な け れ ば な ら な い 。

( 調 査結果の尊重)

第 6 条 議 長 は 、調 査 会 が 行 っ た 調 査結果の 報 告 を尊重し 、第 3 条

第 1 項 に 定 め る 政 治 倫 理 基 準 に違反 し た と 認 め ら れ る 議 員 に 対 し て 、

次 に 掲 げ る 措 置 を と る よ う に勧告 し な け れ ば な ら な い 。

(1) 議場等 に お け る陳謝

(2) 議 会 に お け る役職 の辞任

(3) 議 員 の辞職

(4) そ の 他 議 長 が必要 と 認 め た 措 置

(誓約 書 の提出 )

第 7 条 議 員 は 、こ の 要 綱 を 遵 守 す る 旨 の誓約 書( 第 1 号 様式)を

議 会 に提出 し な け れ ば な ら な い 。

( 要 綱 の見直し )

第 8 条 議 会 は 、社会 情勢の変化等 を勘案 し 、必要 に応じて 、こ の

要 綱 の 規 定 に つ い て 検 討 を 行 い 、そ の結果に 基づい て改正 そ の 他 の

適切 な 措 置 を講ずる も の と す る 。

( 委 任 )

第 9 条 こ の 要 綱 に 定 め る も の のほか 、こ の 要 綱 の施行 に つ い て必

要 な 事 項 は 、 議 長 が 定 め る 。

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附 則

こ の 要 綱 は 、平成 10 年 4月1 日 か ら施行 す る 。

附 則

こ の 要 綱 は 、平成 16 年 11 月 24 日 か ら施行 す る 。

附 則

こ の 要 綱 は 、平成 30 年 1月 24 日 か ら施行 す る 。

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第 1 号 様 式 (第 7 条 関 係 )

誓 約 書

私 は 市 政 に 対 す る 市 民 の 厳 粛 な 信 託 に よ る も の で あ る こ と を 深 く

認 識 し 、法 令 及 び 四 日 市 市 議 会 政 治 倫 理 要 綱 を 遵 守 し 、市 民 全 体 の 奉

仕 者 と し て 常 に 良 心 に 従 い 、公 正 か つ 清 廉 を 基 本 姿 勢 と し て 職 務 を 行

う こ と を 誓 約 い た し ま す

平 成 年 月 日

四 日 市 市 議 会 殿

四 日 市 市 議 会 議 員

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四日市市議会モニター設置要綱

(目的)

第1条 この要綱は、市議会モニターを設置することにより、四日市市議会(以下「市議会」と

いう。)の運営等に関し、市民からの要望、提言その他の意見を広く聴取し、市議会の運営等に

反映させ、もって市議会の円滑かつ民主的な運営を推進することを目的とする。

(定義)

第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 市民 本市の区域内に居住する者をいう。

(2) 会議 市議会の本会議、常任委員会、特別委員会及び市議会議長(以下「議長」という。)

の下に設置される検討会等をいう。

(定員)

第3条 市議会モニターの定員は、50人程度とする。

(資格)

第4条 市議会モニターは、次の各号に定める要件を満たす者とする。

(1) 年齢満 18年以上の市民であり、かつ、公務員、各種議会議員又は各種行政委員でないこ

と。ただし、四日市大学に在籍する学生(社会人学生を含む。)については、市民であること

を必要としない。

(2) 市議会のしくみ及び運営に関心があること。

(3) 市政及び地域社会の発展に関心があること。

(職務)

第5条 市議会モニターは、次の各号に定める職務を行なうものとする。

(1) 会議(非公開で行われるものを除く。)を傍聴し、当該会議の運営に関する意見を文書(電

子メールを含む。以下この条において同じ。)により提出すること。

(2) 「よっかいち市議会だより」及び市議会ホームページに関する意見を文書により提出する

こと。

(3) 議長が依頼した市議会の運営に関する調査事項に回答すること。

(4) 市議会議員と意見交換を行うこと。

(5) その他議長が必要と認めたこと。

(提出された提言等の処理)

第6条 市議会モニターから提言等が提出されたときは、議長は必要に応じ関係する会議に当該

提言等を送付し、当該会議において検討させるものとする。

2 前項の規定による検討結果は、原則として当該提言等を提出した市議会モニターに通知する

とともに、議長が別に定める方法により公表するものとする。

(募集方法)

第7条 議長は、市議会モニターの募集にあたり、以下の方法で募集するものとする。

(1) 議長が適当と認めた団体等からの推薦

(2) 公募

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(委嘱)

第8条 市議会モニターは、前条の規定に基づき推薦された者及び応募した者のうちから議長が

委嘱する。

2 議長は、前項の規定による市議会モニターの委嘱に当たっては、市議会モニターの年齢・性

別・居住地等に著しい偏りが生じないように配慮しなければならない。

(解任)

第9条 市議会モニターが次の各号のいずれかに該当するときは、議長は当該市議会モニターを

解任できるものとする。

(1) 第4条に規定する資格を失ったとき。

(2) 市議会モニターから辞任の申し出があったとき。

(3) その他議長が必要と認めたとき。

(任期)

第10条 市議会モニターの任期は、1年とする。ただし、再任することを妨げない。

(報酬等)

第11条 市議会モニターは、無報酬とする。ただし、議長が必要と認めたときは、交通費相当

額又は記念品を支給することができる。

(その他)

第12条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は議長が別に定める。

附 則

1 この要綱は、平成16年11月1日から施行する。

2 この要綱の施行後初めて委嘱を受ける市議会モニターの任期は、第10条の規定にかかわら

ず平成17年3月31日までとする。

附 則

この要綱は、平成24年2月1日から施行する。

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四日市市議会モニター 活動概要

1. 制度発足までの経緯

平成 16 年度の議長の発案(5月の議長選挙時の所信表明演説会で、市議会モニター制度の

設置について提案した)を受け、各派代表者会議で議論を重ねて、本制度の発足に至った。

2. 市議会モニターの仕事

・ 当市議会の本会議、常任委員会等を可能な範囲で傍聴し、意見を文書で提出する。

・ ケーブルテレビで中継している議会の代表・一般質問の様子、インターネットで中継してい

る本会議の様子などを可能な範囲で視聴して、意見を文書で提出する。

・ 研修会、意見交換会等に出席し、意見を述べる。

・ 随時、議会運営等に関する意見や提言を文書で提出する。

・ 議長が依頼した市議会の運営に関する調査事項等に回答する。

3. 報酬 特に報酬は支給していないが、年度末に記念品を贈呈している。

4. 選考方法

・ 地区市民センターの館長に、各1~2名の推薦を依頼(※1)。

(※1) 平成 16 年度中(平成 17 年 2 月 7 日楠町の編入合併により)、23 地区から 24 地区に増える

基本的には人口 1 万人未満の地区は 1 人、1 万人以上の地区は 2 人(男女各 1 人)

・ 四日市大学に、市議会モニターとして大学生の推薦を依頼(5名程度)。

・ 一般公募(10 名程度)。

5. 任期 1年とする。再任することを妨げないが、再任は1年限りとしている。

6. 市議会モニターの構成

モニター人数 男性 女性 前年度からの継続

平成 16 年度 42人 23人 19人

平成 17 年度 43人(※1) 22人 21人 30人

平成 18 年度 43人 22人 21人 30人(※2)

平成 19 年度 43人 24人 19人 28人(※3)

平成 20 年度 42人 26人 16人 7人(※4)

平成 21 年度 42人 25人 17人 23人

平成 22 年度 42人 24人 18人 8人

平成 23 年度 42人 26人 16人 18人

平成 24 年度 49人 推薦 43人 25人 18人

17人(※5) 公募 6人 5人 1人

平成 25 年度 52人 推薦 43人 30人 13人

18人 公募 9人 9人 0人

平成 26 年度 50人 推薦 42人 26人 16人

19人 公募 8人 6人 2人

平成 27 年度 48人 推薦 42人 28人 14人

10人 公募 6人 3人 3人

平成 28 年度 47人 推薦 42人 30人 12人

24人 公募 5人 4人 1人

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モニター人数 男性 女性 前年度からの継続

平成 29 年度 41人 推薦 39人 22人 17人

14人(※6) 公募 2人 2人 0人

平成 30 年度 43人 推薦 42人 25人 17人

15人(※6) 公募 1人 1人 0人

令和元年度 52人 推薦 42人 29人 13人

16人 公募 10人 7人 3人

(※1) H17 年度当初は 43 名だったが、年度途中に市外転出によって1名減

(※2) H16 年度から継続 23 人、H17 年度から継続 7 人、新規 13 人

(※3) H16 年度から継続 15 人、H17 年度から継続 6 人、H18 年度から継続 7 人、新規 15 人

(※4) 再任(前年度からの継続)を1回に限る[任期を最大2年間とする]

(※5) H24 年度から一般公募を開始

(※6) 過去に1年モニター活動された方も含む

7. 年齢分布 (年度)

H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1

10 歳代 2 人 3 人 1 人 0 人 2 人 1 人 1 人 2 人 0 人

20 歳代 2 人 1 人 3 人 4 人 2 人 3 人 0 人 2 人 4 人

30 歳代 0 人 3 人 3 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 1 人

40 歳代 1 人 3 人 3 人 5 人 2 人 3 人 4 人 6 人 3 人

50 歳代 6 人 8 人 7 人 5 人 7 人 8 人 5 人 2 人 3 人

60 歳代 19 人 24 人 19 人 20 人 23 人 22 人 19 人 16 人 15 人

70 歳代 12 人 8 人 15 人 16 人 11 人 9 人 11 人 14 人 20 人

80 歳代 0 人 0 人 1 人 0 人 1 人 1 人 1 人 1 人 3 人

平均年齢 61 歳 59 歳 60 歳 61 歳 62 歳 62 歳 65 歳 61 歳 63 歳

(H30 年度) 最年少 19 歳、最年長 79 歳

8. 活動概要

意見交換会意見交換会意見交換会意見交換会

傍傍傍傍 聴聴聴聴

本会議 常任・特別委員会

アンケートアンケートアンケートアンケート

平成 23 年度 1 回 23 人 のべ 68 人 2 回

平成 24 年度 1 回 26 人 のべ 161 人 1 回

平成 25 年度 1 回 29 人 のべ 138 人 1 回

平成 26 年度 1 回 31 人 のべ 131 人 1 回

平成 27 年度 1 回 28 人 のべ 65 人 1 回

平成 28 年度 1 回 19 人 のべ 59 人 1 回

平成 29 年度 1 回 23 人 のべ 68 人 1 回

平成 30 年度 1 回 23 人 のべ 84 人 1 回

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9. モニター通信等による市議会モニターからの提言状況 (年度)

H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

受理件数 39 件 40 件 52 件 53 件 9件 13 件 16 件 12 件

<平成 30 年度内訳>

代表質問・一般質問について 4 件 傍聴について 1件 議会運営について 3件

議会・議員活動について 0件 議会広報について 2件 その他 2件

10. 市議会モニター設立の経緯と活動内容

16

平成 16 年 5 月 14 日 議長選挙での立会い演説会にて「市議会モニター制度」を創設した議長選挙での立会い演説会にて「市議会モニター制度」を創設した議長選挙での立会い演説会にて「市議会モニター制度」を創設した議長選挙での立会い演説会にて「市議会モニター制度」を創設した

い旨の所信表明い旨の所信表明い旨の所信表明い旨の所信表明がなされる

平成 16 年 5 月~9 月 各派代表者会議での議論(8回)

平成 16 年 9 月 15 日 地区市民センター館長会議で市議会モニターの推薦を依頼

(23 地区:37 人)

平成 16 年 9 月 16 日 四日市大学に学生の市議会モニターの推薦を依頼(5人程度)

平成 16 年 9 月 17 日 四日市市自治会連合会会議で、市民生活課長を通じて自治会への協

力を依頼

平成 16 年 11 月 2 日 1.平成平成平成平成 16161616 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

2.「「「「 自治基本条例調査特別委員会自治基本条例調査特別委員会自治基本条例調査特別委員会自治基本条例調査特別委員会 協議会協議会協議会協議会 」」」」に市議会モニターに市議会モニターに市議会モニターに市議会モニター ((((38383838

人)が出席し、意見発表を行う人)が出席し、意見発表を行う人)が出席し、意見発表を行う人)が出席し、意見発表を行う

3.傍聴した感想についてアンケートを実施

平成 16 年 11 月 9 日 自治基本条例調査特別委員会傍聴(市議会モニター参加者:14 人)

平成 16 年 11 月 19 日 自治基本条例調査特別委員会傍聴(市議会モニター参加者:5人)

平成 16 年 12 月 3 日 1.1.1.1.正副議長との意見交換会正副議長との意見交換会正副議長との意見交換会正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:27 人)

2.2.2.2.市議会だより市議会だより市議会だより市議会だより((((議会広報紙議会広報紙議会広報紙議会広報紙))))について、アンケートについて、アンケートについて、アンケートについて、アンケートを実施

平成 16 年 12 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 15 人)

平成 17 年 1 月臨時会 市議会モニターの傍聴人数(のべ9人)

平成 17 年 3 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ7人)

平成 17 年 3 月~5 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

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17

平成 17 年 5 月 9 日 平成平成平成平成 17171717 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:35 人)

6 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 16 人)

平成 17 年 6 月 28 日 議了後、広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催

(市議会モニター参加者:27 人)

9 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ4人)

12 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ3人)

平成 18 年 1 月 31 日 議会運営委員会・常任委員会の正副委員長との意見交換会を開催議会運営委員会・常任委員会の正副委員長との意見交換会を開催議会運営委員会・常任委員会の正副委員長との意見交換会を開催議会運営委員会・常任委員会の正副委員長との意見交換会を開催

(市議会モニター参加者:29 人)

議会広報について、アンケート議会広報について、アンケート議会広報について、アンケート議会広報について、アンケートを実施

3 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 19 人)

平成 18年 3月~5月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

18

平成 18 年 5 月 19 日 平成平成平成平成 18181818 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:30 人)

6 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 11 人)

9 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ7人)

平成18年 10月 26日 広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催

(市議会モニター参加者:21 人)

平成 18 年

11 月 3日、11 日、25 日

シティ・ミーティングを開催シティ・ミーティングを開催シティ・ミーティングを開催シティ・ミーティングを開催

(市議会モニター参加者:計 11 人)

12 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 10 人)

3 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ4人)

平成 19年 3月~5月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

19

平成 19 年 5 月 23 日 平成平成平成平成 19191919 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:37 人)

6 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 18 人)

平成 19 年 8 月 22 日 広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催

(市議会モニター参加者:26 人)

9 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 7 人)

12 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 8 人)

平成 20 年 1 月 18 日 意見交換会を開催意見交換会を開催意見交換会を開催意見交換会を開催(市議会モニター参加者:21 人)

平成 20 年 2 月 6 日 シティ・ミーティングシティ・ミーティングシティ・ミーティングシティ・ミーティング inininin キャンパスを開催キャンパスを開催キャンパスを開催キャンパスを開催

(市議会モニター傍聴者:3 人)

3 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 6 人)

平成 20 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

(継続期間を1年に限る)

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

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20

平成20年 5月 27日 平成平成平成平成 20202020 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:31 人)

6 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 33 人)

平成20年 7月 18日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催

(市議会モニター参加者:25 人)

7 月臨時会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 30 人)

9 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 29 人)

平成20年 10月 9日 広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催広報広聴委員会委員との意見交換会を開催

(市議会モニター参加者:31 人)

12 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 17 人)

1 月臨時会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 20 人)

3 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 19 人)

平成 21年 3月~4月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等市市市市

議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケートを実施

21

平成21年 5月 21日 平成平成平成平成 21212121 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:29 人)

6 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 30 人)

平成 21 年 6 月 9 日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:30 人)

9 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 42 人)

平成21年 11月 5日 各常任委員との意見交換会を開催各常任委員との意見交換会を開催各常任委員との意見交換会を開催各常任委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:21 人)

11 月 27 日 議員政策研究会市民協働促進条例分科会の傍聴人数( 8 人 )

12 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 16 人)

3 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 12 人)

平成 22年 3月~4月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等市市市市

議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケートを実施

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22

平成22年 5月 25日 平成平成平成平成 22222222 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:39 人)

6 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 26 人)

平成 22 年 6 月 8 日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:32 人)

9 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 15 人)

平成22年 10月 30日、

11 月 4 日、13 日 シティ・ミーティングを開催シティ・ミーティングを開催シティ・ミーティングを開催シティ・ミーティングを開催(市議会モニター参加者:のべ 5 人)

平成 22 年 11 月 15 日 広報広聴委員及び各派代表者との意見交換会を開催広報広聴委員及び各派代表者との意見交換会を開催広報広聴委員及び各派代表者との意見交換会を開催広報広聴委員及び各派代表者との意見交換会を開催

(市議会モニター参加者:21 人)

12 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 14 人)

3 月定例会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 11 人)

平成 23年 3月~4月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

23

平成 23年 5月 23日 平成平成平成平成 23232323 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催正副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:31 人)

6 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 23 人)

平成 23 年 6 月 8 日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:27 人)

平成 23 年 7 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 1 人)

平成 23年 8月 19日 広報広聴委員との意見交換会を開催広報広聴委員との意見交換会を開催広報広聴委員との意見交換会を開催広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:23 人)

9 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 13 人)

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 14 人)

平成 24 年 2 月 市議会の情報発信に関するアンケート市議会の情報発信に関するアンケート市議会の情報発信に関するアンケート市議会の情報発信に関するアンケートを実施

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 17 人)

平成 24 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等市市市市

議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケート議会モニター活動に関するアンケートを実施

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24

平成 24 年 5 月 25 日 平成平成平成平成 24242424 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式

副議長との意見交換会を開催副議長との意見交換会を開催副議長との意見交換会を開催副議長との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:41 人)

6 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 54 人)

平成 24 年 6 月 8 日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:35 人)

平成 24 年 7 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 3人)

平成 24 年 8 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 5人)

8 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 37 人)

平成24年10月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 3人)

平成 24 年 11 月 13 日 広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:26 人)

平成24年11月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 4人)

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 30 人)

平成 25 年 1 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 3人)

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 22 人)

平成 25 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

25

平成 25 年 5 月 24 日 平成平成平成平成 25252525 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式(市議会モニター参加者:35 人)

6 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 38 人)

平成 25 年 6 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 1人)

平成25年 6月 24日 議員政策研究会議会改革分科会の傍聴人数( 2人 )

平成25年 7月 19日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:34 人)

8 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 39 人)

平成 25 年 10 月 15 日 広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:29 人)

平成25年10月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 2人)

平成25年11月 議会報告会の開催に関するアンケート議会報告会の開催に関するアンケート議会報告会の開催に関するアンケート議会報告会の開催に関するアンケートを実施

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 21 人)

平成 26 年 1 月 27 日 議員説明会の傍聴人数( 1人 )

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 34 人)

平成 26 年 2 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 3人)

平成 26 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

Page 89: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

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26

平成 26 年 5 月 23 日 平成平成平成平成 26262626 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式(市議会モニター参加者:38 人)

6 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 46 人)

平成26年 7月 18日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:36 人)

平成 26 年 7 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ3人)

平成 26 年 8 月 休会中の委員会 市議会モニターの傍聴人数(のべ3人)

8 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 28 人)

平成 26 年 10 月 22 日 広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:31 人)

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 25 人)

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 23 人)

平成 27 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

27

平成 27 年 7 月 14 日 平成平成平成平成 27272727 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式・研修会を開催市議会モニター委嘱式・研修会を開催市議会モニター委嘱式・研修会を開催市議会モニター委嘱式・研修会を開催

(市議会モニター参加者:38 人)

8 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 27 人)

平成 27 年 11 月 9 日 広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:28 人)

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 18 人)

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 20 人)

平成 28 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

28

平成 28 年 5 月 24 日 平成平成平成平成 28282828 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式(市議会モニター参加者:30 人)

6 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 11 人)

平成28年 7月 12日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:25 人)

8 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 11 人)

平成 28 年 10 月 25 日 広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:19 人)

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 15 人)

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 9 人)

平成 29 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

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- 75 -

29

平成 29 年 5 月 25 日 平成平成平成平成 29292929 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式(市議会モニター参加者:31 人)

6 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 35 人)

平成 29 年 7 月 7 日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:27 人)

8 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 18 人)

平成 29 年 11 月 7 日 広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:23 人)

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 12 人)

平成 29 年 11 月 28 日 議員研修会 市議会モニターの傍聴人数(1人)

平成 29 年 12 月 18 日 議員研修会 市議会モニターの傍聴人数(7人)

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 9人)

平成 30 年 3 月 19 日 議員研修会 市議会モニターの傍聴人数(9人)

平成 30 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

30

平成 30 年 6 月 7 日 平成平成平成平成 30303030 年度年度年度年度 市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式市議会モニター委嘱式(市議会モニター参加者:31 人)

6 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 28 人)

平成 30 年 7 月 19 日 市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催市議会モニター研修会を開催 (市議会モニター参加者:26 人)

8 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 22 人)

平成 30 年 11 月 8 日 広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会広報広聴委員との意見交換会を開催(市議会モニター参加者:23 人)

11 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 13 人)

平成 31 年 1 月 21 日 議員説明会の傍聴人数(1人)

2 月定例月議会 市議会モニターの傍聴人数(のべ 19 人)

平成 31 年 3 月~4 月 市議会モニターへの継続意向確認及び新規モニターの推薦依頼等

市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケート市議会モニター活動に関するアンケートを実施

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四日市市議会広報広聴委員会規程四日市市議会広報広聴委員会規程四日市市議会広報広聴委員会規程四日市市議会広報広聴委員会規程

平成17年5月12日

議会訓令第2号

(趣旨)

第1条 この規程は、四日市市議会(以下「議会」という。)の活動状況を広く市民に周知

を図るため、四日市市議会広報広聴委員会(以下「委員会」という。)を設置するに当た

り必要な事項を定めるものとする。

(所掌事務)

第2条 委員会は次の各号に掲げる事項を処理する。

(1) 「よっかいち市議会だより」の編集に関すること。

(2) 議会のホームページに関すること。

(3) 市議会モニターに関すること。

(4) その他議会の広報及び広聴に関すること。

(委員会の構成)

第3条 委員会は、正副議長及び各会派から1名ずつ選出された議員をもって構成し、委

員については議長が委嘱する。

2 その他議長が必要と認めた場合は、いずれの会派にも属さない議員の中から 1 名の委

嘱ができるものとする。

(委員の任期)

第4条 委員会の委員の任期は、議会の常任委員の任期の例による。

(委員長及び副委員長)

第5条 委員会に委員長及び副委員長1人を置く。

2 委員長には議長を、副委員長には副議長をもって充てる。

3 委員長及び副委員長の任期は、委員の任期による。

(会議)

第6条 委員長は委員会の会議を招集する。

2 委員会の議事は、委員長が総括する。ただし、委員長に事故あるときは、副委員長が

その職務を代理する。

(補則)

第7条 この規程に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員長が委員

会に諮り定める。

附 則

(施行期日)

1 この規程は、公布の日から施行する。

2 四日市市議会報発行規程(昭和53年議会訓令第1号)の一部を次のように改正する。

(次のように省略)

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平成18年度

本市議会で初の試み「シティ・ミーティング」を開催

市議会では、これまで取り組んできた議会改革や情報公開をより具体的なものとし、四日市市市民自

治基本条例に掲げる議会への市民参加を実現するように努めてきました。そこで、議会自らが地域へ出

かけ、市民へ議会活動について説明・報告することで、議会としての説明責任を果たし、市民が行政に

何を求め、議会にどのような政策を求めているのかを把握するため、市民の皆さんとの意見交換会「シ

ティ・ミーティング」を平成18年11月に3回開催しました。

下記のとおり、内容の一部をご紹介させていただきます。

第 1 回 第 2 回 第 3 回

日 時 11月3日(金・祝)

午後7時~8時30分

11月11日(土)

午後7時~8時30分

11月25日(土)

午後7時~8時30分

場 所 あさけプラザ 市議会本会議場 三重北勢健康増進センター

テーマ 共通 防災対策

個別 子どもたちの安全安心 中核市への移行 高齢社会とまちづくり

参 加 者 市民:90人 議員:10人 市民:30人 議員:11人 市民:36人 議員:17人

※各会場では、上記のテーマ以外に、参加者からのさまざまなご意見もお聞きしました。

平成 19 年度 学生との意見交換会

「シティ・ミーティング in キャンパス」を開催

次代の四日市を担う若者と議員が直接意見交換をすることにより、これから社会に出る若者が行政・議

会に何を求めているかを把握し、今後の議会活動に活かしていくことを目的とするとともに、若者の政治

への関心を高めるために、大学生を対象とした意見交換会「シティ・ミーティング in キャンパス」を開

催しました。

○日 時 平成20年2月6日(水)午後1時30分~3時

○場 所 四日市大学 9号館2階ホール

○テ ー マ 議会・市政に関して思うこと

○参 加 者 40人(四日市大学・四日市看護医療大学等の学生)

○参加議員 16人

平成 20 年度

「シティ・ミーティング(市議会との意見交換会)」を開催

市議会議員が、将来の本市の産業を担うことを期待される工業系・商業系・農業系の専門高等学校

の生徒たちや、現在、産業振興を担っている商工会議所の会員と、直接意見を交換し、本市のまちづ

くりについて考え、今後の議会活動に生かすことを目的に「シティ・ミーティング(市議会議員との

意見交換会)」を開催しました。

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○日 時 平成21年2月6日(金)午後1時30分~4時30分

○会 場 四日市商工会議所 3階大会議室

○参 加 者 35人 第1部 市内の専門高等学校の生徒 23人

(四日市工業、四日市商業、四日市中央工業、四日市農芸)

第2部 四日市商工会議所会員 12人

○参加議員 17人

平成 21 年度

「シティ・ミーティング」を開催

四日市市議会では、平成 18 年度から市議会議員と市民との意見交換会である「シティ・ミー

ティング」を開催しています。平成 21 年度については、明るい豊かなまちの実現を目指し、さま

ざまな活動に取り組まれている四日市青年会議所の会員との意見交換を第1部とし、四日市の将

来を担うことが期待される高校生との意見交換を第2部として開催しました。

○開催日 平成21年10月26日(月) 午後2時30分~6時

○会 場 四日市商工会議所 1階ホール

○参加者 46人 第1部 四日市青年会議所の会員 24人

第2部 普通科を設置している高等学校の生徒 22人

(暁高校、朝明高校、海星高校、四日市西高校、四日市南高校、四日市四郷高校)

○参加議員 18人

平成 22 年度

「シティ・ミーティング」を開催

四日市市議会では、平成 18 年度から市議会議員と市民との意見交換会である「シティ・ミーティング」

を開催しています。平成 22 年度については、市内の3会場で開催しました。

いただいたご意見については、市議会で周知を図り、今後の議会活動における一般質問や委員会での審

査の中で参考とさせていただきます。

第 1 回 第 2 回 第 3 回

日 時 10 月 30 日(土)

13:30~15:30

11 月 4 日(木)

18:30~20:30

11 月 13 日(土)

13:30~15:30

会 場 あさけプラザ ホール 文化会館 2 階第 3 ホール ヘルスプラザ 1階研修

テーマ 共通 より活力のある四日市にするために、議員に期待すること

個別 公共交通の利便性について 救急医療体制について 市民の生活ごみについて

参 加 者 市民:53 人 議員:12 人 市民:68 人 議員:14 人 市民:45 人 議員:11 人

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四日市市議会議会報告会設置要綱

(趣旨)

第1条 この要綱は、四日市市議会における議会活動について市民等に対し報告等を行

うため、議会報告会(以下「報告会」という。)を設置する。

(報告会)

第2条 報告会は、議長が主宰する。

(協議事項)

第3条 報告会の内容等の協議事項については、議会運営委員会において決定する。

(補則)

第4条 この要綱に定めるもののほか、報告会の運営に関し必要な事項は、議長が別に

定める。

附 則

この要綱は、平成 23 年 10 月7日から施行する。

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四日市市議会議会報告会運営細則

(趣旨)

第1条 この細則は、四日市市議会基本条例(平成23年四日市市条例第1号)第23条

第2項及び四日市市議会報告会設置要綱第4条の規定に基づき、議会報告会(以下「報

告会」という。)の運営に関し、必要な事項について定めるものとする。

(開催の単位)

第2条 開催の単位は、総務常任委員会、教育民生常任委員会、産業生活常任委員会、

都市・環境常任委員会の4つの常任委員会ごととする。

(開催の時期)

第3条 報告会は年4回開催し、各定例月議会終了後、速やかに開催するものとする。

(開催内容)

第4条 開催時間は2時間程度とし、第1部は議会からの報告、第2部は市民との意見

交換会としてシティ・ミーティングを実施するものとする。

2 シティ・ミーティングのテーマについては、各常任委員会において協議し決定する

ものとする。

(会場)

第5条 報告会を開催する4会場は、議長及び副議長が各常任委員会委員長と協議した

上で議会運営委員会において決定するものとする。

(報告内容)

第6条 報告会において報告する事項は、次のとおりとする。

(1) 各常任委員会に付託された議案、請願並びに予算及び決算常任委員会の分科会

として審査された予算及び決算に関すること

(2) 各常任委員会の所管事務調査に関すること

(3) 議会の活動に関すること

(4) その他議長が必要と認める事項

(出席議員)

第7条 報告会に出席する議員は、全議員とする。

(役割)

第8条 報告会における司会進行及び報告者は、各常任委員会において協議し決定する。

2 質疑応答については、各常任委員で行うものとする。

(記録及び公表)

第9条 報告会の内容について概要をまとめ、市議会のホームページに掲載するものと

する。

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(報告会における意見)

第10条 報告会において、特に対応が必要と思われる意見については、正副議長及び各

常任委員会正副委員長において対応を協議する。

(補則)

第11条 この細則に定めるもののほか、報告会の運営に関し必要な事項は、議会運営委

員会において諮り定めるものとする。

附 則

この細則は、平成24年3月23日から施行する。

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議会基本条例の制定に伴い、平成23年9月定例月議会から議会報告会を開催しています。毎回、常

任委員会(総務、教育民生、産業生活、都市・環境)ごとに会場をわけ、第1部を議会報告会として各

定例月議会の報告を行い、第2部をシティ・ミーティング(意見交換会)として決められたテーマにつ

いて市民との意見交換を実施しました。

平成23年9月定例月議会と11月定例月議会の2回は、各定例月議会の議会期間最終日の夜間に4

常任委員会が4会場に分かれ、同時刻に開催しました。

議会報告会開催時の参加者アンケートから、「他の常任委員会の話を聴きたい」、「もう少し時間を

長くとってほしい」というご意見を多くいただいたことを受け、第3回目の平成24年2月定例月議会

からは、2常任委員会ごとに2日間に分けて時間も30分長くした18時30分からの開催としました。

また、平成24年6月定例月議会までは会場をほぼ固定し、常任委員会で順番に回っていましたが、

市内24地区を丁寧に回れるよう会場を変えて開催しています。

定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

23 年

9月

23 年 10 月 7 日(金)

19:00~20:45

総務 防災教育センター(北消防

署併設)2階防災センター

防災対策について 34 人

教育民生 三重北勢健康増進センター

(ヘルスプラザ)1階研修室

特定のテーマを設けず教育

民生常任委員会の所管事

項全般について

46 人

産業生活 総合会館7階第1研修室 ・中心市街地活性化

・自治会と地域社会

・有害鳥獣(サル、イノ

シシなど)対策

・消防救急(消防分団、

現場到着時間)

63 人

都市・環境 中消防署中央分署

3階多目的ホール

防災対策について 43 人

23 年

11 月

23年12月22日(木)

19:00~20:45

総務 中消防署中央分署

3階多目的ホール

防災対策について 30 人

教育民生 防災教育センター(北消防

署併設)2階防災センター

・防災対策について

・教育全般について

35 人

産業生活 三重北勢健康増進センター

(ヘルスプラザ)1階研修室

地域社会づくりについて ~地域の絆を深めるために、

議会は、市民は、何をすべきか~

32 人

都市・環境 総合会館7階第1研修室 ・防災対策について

・交通施策について

31 人

議会報告会の開催状況議会報告会の開催状況議会報告会の開催状況議会報告会の開催状況

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定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

24 年

2月

24 年 3 月 27 日(火)

18:30~20:45

総務 総合会館7階第1研修室 防災対策について 45 人

都市・環境 三重北勢健康増進センター

(ヘルスプラザ)1階研修室

・防災対策について

・交通施策について

68 人

24 年 3 月 28 日(水)

18:30~20:45

教育民生 中消防署中央分署

3階多目的ホール

・教育全般について

・福祉・医療について

16 人

産業生活 あさけプラザ

2階第4・5会議室

8,358 人の外国人市民とど

う暮らすか

18 人

24 年

6月

24 年 7 月 3 日(火)

18:30~20:45

教育民生 総合会館7階第1研修室 高齢者施策全般について 18 人

産業生活 中消防署中央分署

3階多目的ホール

消防・防災について 15 人

24 年 7 月 4 日(水)

18:30~20:45

総務 三重北勢健康増進センター

(ヘルスプラザ)1階研修室

防災対策について 27 人

都市・環境 あさけプラザ

2階第4・5会議室

・防災対策について

・交通施策について

13 人

24 年

8月

24 年 10 月 18 日(木)

18:30~20:45

教育民生 橋北中学校

3階視聴覚室

いじめ問題について(教育

全般について)

48 人

産業生活 勤労者・市民交流センター

東館3階大会議室

四日市市の産業・観光・文

化について

30 人

24年10月19日(金)

18:30~20:45

総務 桜中学校

1階視聴覚室

本市の危機管理について 10 人

都市・環境 三重地区市民センター

別館大ホール

・防災対策について

・交通施策について

21 人

24 年

11 月

24年12月26日(水)

18:30~20:45

総務 海蔵小学校

1階多目的室

防災対策について 19 人

教育民生 下野小学校

1階開放室

市民の健康について 19 人

24年12月27日(木)

18:30~20:45

産業生活 茶業振興センター

会議室

有害鳥獣対策・農業振興に

ついて

27 人

都市・環境 河原田小学校

ランチルーム

・防災対策について

・交通施策について

28 人

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定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

25 年

2月

25 年 3 月 27 日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 保々小学校

1階視聴覚室

本市の危機管理について 20 人

産業生活 富田小学校

2階多目的会議室

産業振興・文化振興につい

31 人

25 年 3 月 28 日(木)

18:30 ~ 20:45

教育民生 楠総合支所

3階大会議室

不登校の状況分析と対応

について

20 人

都市・環境 内部地区市民センター

本館1階会議室

・防災対策について

・交通施策について

29 人

25 年

6月

25 年 7 月 3 日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 ときわ保育園

ホール

市政の企画、財務、

危機管理、消防など

16 人

教育民生 四郷地区市民センター

2階ホール

教育、こども、

健康福祉など

51 人

25 年 7 月 4 日(木)

18:30 ~ 20:45

産業生活 県小学校

1階多目的室

商工業、農林水産業、

市民文化、市立病院など

51 人

都市・環境 羽津地区市民センター

2階大会議室

道路、住宅、上下水道、

区画整理、環境衛生など

48 人

シティ・ミーティングでは特にテーマを設けず、各常任委員会の所管する

事項について自由に意見交換を行った

25 年

8月

25 年 10 月7日(月)

18:30 ~ 20:45

総務 川島地区市民センター

2階大会議室

防災対策について 46 人

都市・環境 八郷地区市民センター

2階大会議室

交通施策について 49 人

25 年 10 月8日(火)

18:30 ~ 20:45

教育民生 富洲原地区市民センター

2階大会議室

地域における学校施設に

ついて

26 人

産業生活 三重北勢健康増進センター

(ヘルスプラザ)1階研修室

四日市の文化振興につい

12 人

25 年

11 月

26 年 1 月 7 日(火)

18:30 ~ 20:45

総務 あさけプラザ

2階第4・5会議室

防災対策について 13 人

産業生活 小山田地区市民センター

2階大会議室

四日市の農業政策事業に

ついて

26 人

26 年 1 月 8 日(水)

18:30 ~ 20:45

教育民生 中消防署中央分署

3階多目的ホール

子ども子育てについて 24 人

都市・環境 総合会館7階

第1研修室

交通施策について 16 人

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定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

26 年

2月

26 年 3 月 26 日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 総合会館8階

第4会議室

防災対策について 11 人

教育民生 三重地区市民センター

別館大ホール

これからの高齢者福祉に

ついて

16 人

26 年 3 月 27 日(木)

18:30 ~ 20:45

産業生活 海蔵小学校

1階多目的ホール

地場産業・観光について 14 人

都市・環境 楠福祉会館

2階第1会議室

交通施策について 25 人

26 年

6月

26 年7月8日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 南中学校

1階多目的会議室

防災対策について 21 人

都市・環境 県地区市民センター

2階大会議室

交通施策について 18 人

26 年7月9日(木)

18:30 ~ 20:45

教育民生 総合会館7階

第1研修室

子ども子育てについて 45 人

産業生活 下野地区市民センター

2階大会議室

四日市市の産業振興につ

いて

33 人

26 年

8月

26 年 10 月6日(月)

18:30 ~ 20:45

教育民生 河原田小学校

ランチルーム

教育民生常任委員会の所

管事項全般について

28 人

都市・環境 保々地区市民センター

2階会議室

公共交通とインフラ整備

について

17 人

26 年 10 月7日(火)

18:30 ~ 20:45

総務 常磐地区市民センター

2階大会議室

防災対策について 30 人

産業生活 総合会館7階

第1研修室

市立四日市病院にきたい

すること

39 人

26 年

11 月

27 年 1 月 8 日(木)

18:30~20:45

総務 羽津地区市民センター

2階大会議室

防災対策について 28 人

教育民生 桜地区市民センター

2階大会議室

子どもたちにとって最善

の教育環境とは? ~学

校・学級の規模ほか~

19 人

27 年 1 月 9 日(金)

18:30~20:45

産業生活 楠総合支所

3階大会議室

合併 10年を振り返って 19 人

都市・環境 総合会館7階第1研修室 公共交通とインフラ整備

について

10 人

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定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

27 年

2月

27 年 3 月 24 日(火)

18:30 ~ 20:45

教育民生 防災教育センター(北消防

署併設)2階防災センター

高齢者の健康福祉

について

13 人

都市・環境 内部地区市民センター

本館1階会議室

公共交通について 27 人

27 年 3 月 25 日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 総合会館8階第4会議室 防災対策について 6 人

産業生活 橋北地区市民センター

2階大会議室

中心市街地活性化につい

14 人

27 年

6月

27 年 7 月 6 日(月)

18:30 ~ 20:45

総務 塩浜地区市民センター

2階大会議室

防災対策について 25 人

都市・環境 神前地区市民センター

2階大会議室

ごみ・リサイクルについて 60 人

27 年 7 月 7 日(火)

18:30 ~ 20:45

教育民生 総合会館8階第4会議室 教育民生常任委員会の所

管事項全般について

12 人

産業生活 あさけプラザ

2階第4・5会議室

四日市市の観光・文化振興

について

22 人

27 年

8月

27 年 10 月 8 日(木)

18:30~20:45

総務 常磐地区市民センター

2階大会議室

防災対策について 17 人

教育民生 日永地区市民センター

2階大会議室

スポーツ施設整備

について

22 人

27 年 10 月 9 日(金)

18:30~20:45

産業生活 総合会館7階第1研修室 四日市市の産業振興つい

20 人

都市・環境 富洲原地区市民センター

2階大会議室

ごみ・リサイクル等

について

47 人

27 年

11 月

28 年 1 月 7 日(木)

18:30~20:45

都市・環境 総合会館7階第1研修室 ごみ・リサイクル等

について

27 人

28 年 1 月 8 日(金)

18:30~20:45

総務 下野地区市民センター

2階大会議室

防災対策について 37 人

28 年 1 月 9 日(土)

9:45~12:00

教育民生 川島地区市民センター

2階大会議室

教育民生常任委員会の所

管事項全般について

40 人

28 年 1 月 9 日(土)

13:00~15:15

産業生活 水沢地区市民センター

2階大会議室

・農業について

・安心安全なまちづくりに

ついて

40 人

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定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

28 年

2月

28 年 3 月 26 日(土)

18:30 ~20:45

総務 総合会館7階第1研修室 防災対策について 17 人

都市・環境 小山田地区市民センター

2階大会議室

ごみ・リサイクル等

について

8 人

28 年 3 月 28 日(月)

18:30 ~20:45

産業生活 海蔵地区市民センター

2階中会議室

地場産業について 20 人

28 年 3 月 30 日(水)

18:30 ~20:45

教育民生 八郷地区市民センター

2階大会議室

学校教育について 34 人

28 年

6月

28 年 7 月 13 日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 四郷地区市民センター

2階大会議室

ふるさと納税について 29 人

都市・環境

総合会館7階第1研修室 ごみ・リサイクルについて 20 人

28 年 7 月 15 日(金)

18:30 ~ 20:45

産業生活 三重地区市民センター

別館大ホール

地域社会づくりについて 24 人

都市・環境 桜地区市民センター

2階大会議室

・クリーンセンターの

稼働に関して

・防災観点からの

水の備蓄について

22 人

28 年

8月

28 年 10 月6日(木)

18:30 ~ 20:45

総務 常磐地区市民センター

2階大会議室

投票率向上について 15 人

都市・環境 防災教育センター(北消防

署併設)2階防災センター

空き家問題について 2人

28 年 10 月7日(木)

18:30 ~ 20:45

教育民生 河原田小学校

ランチルーム

地域と学校の連携につい

て(防災対策やコミュニティスクール

等の取り組みについて)

12 人

産業生活 総合会館7階

第1研修室

地場産業・観光について 8人

28 年

11 月

28年12月23日(祝)

9:45 ~12:00

産業生活 楠地区市民センター

3階大会議室

地域・まちづくりについ

19 人

28年12月23日(祝)

13:00 ~15:15

都市・環境 総合会館7階

第1研修室

市民が暮らしやすい中心

市街地のまちづくりにつ

いて

10 人

28年12月24日(土)

18:30 ~20:45

教育民生 県地区市民センター

2階大会議室

障害者・障害児施策等につ

いて

17 人

29 年1月 15 日(日)

18:30 ~20:45

総務 羽津地区市民センター

2階大会議室

防災対策について 3人

Page 103: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

- 88 -

定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

29 年

2月

29 年 3 月 28 日(火)

18:30 ~ 20:45

教育民生 あさけプラザ

2階第4・5会議室

教育行政全般について 18 人

産業生活 橋北交流会館

3階第6会議室

商工業の振興について 11 人

29 年 3 月 29 日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 総合会館7階

第1研修室

防災対策について 15 人

都市・環境 塩浜地区市民センター

2階大会議室

運転免許自主返納と

高齢社会における公共交

通のあり方について

12 人

29 年

6月

29 年 7 月3日(月)

18:30 ~ 20:45

総務 内部地区市民センター

別館2階大ホール

・投票率向上について

・防災全般について

34 人

産業生活 富洲原地区市民センター

2階大会議室

地域社会づくりについて 43 人

29 年 7 月4日(火)

18:30 ~ 20:45

教育民生 総合会館7階

第1研修室

教育民生常任委員会の所

管事項全般について

27 人

都市・環境 川島地区市民センター

2階大会議室

公共交通のあり方につい

14 人

29 年

8月

29年10月16日(月)

18:30 ~ 20:45

教育民生 日永カヨーショッピングセンター

1階中央広場

教育全般について 30 人

都市・環境 下野地区市民センター

2階大会議室

公共交通とインフラ整備

について

23 人

29年10月17日(火)

18:30 ~ 20:45

総務 水沢地区市民センター

2階大会議室

防災全般について 9人

産業生活 羽津地区市民センター

2階大会議室

地域の地場産業について 7人

29 年

11 月

30 年1月 21 日(日)

13:00 ~16:00

総務

総合会館8階

(視聴覚室他)

選挙

教育民生 市議会・市議会議員のイ

メージ

161

産業生活 市議会の必要性・期待す

る役割

都市・環境

市民参加の議会

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- 89 -

定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

30 年

2月

30 年 3 月 27 日(火)

18:30 ~ 20:45

総務 橋北交流会館

3階第6会議室

防災全般について 13 人

都市・環境 常磐地区市民センター

2階大会議室

交通施策について 10 人

30 年 3 月 28 日(水)

18:30 ~ 20:45

教育民生 四郷地区市民センター

2階大会議室

教育民生常任委員会の所

管事項全般について

16 人

産業生活 保々地区市民センター

2階会議室

市立四日市病院に期待す

る役割

38 人

30 年

6月

30 年 7 月 5 日(木)

18:30 ~ 20:45

総務 神前地区市民センター

2階大会議室

防災全般について 34 人

産業生活

河原田地区市民センター

2階大会議室

マイナンバーカードの活

用について

27 人

30 年 7 月 9 日(月)

18:30 ~ 20:45

教育民生 防災教育センター

2階防災センター

介護・福祉について 20 人

都市・環境 小山田地区市民センター

2階大会議室

公共交通について 29 人

30 年

8月

30 年 10 月 9 日(火)

18:30 ~ 20:45

総務 楠地区市民センター

3階 301 会議室

防災全般について 50 人

教育民生

三重地区市民センター

別館大ホール

教育民生常任委員会の所

管事項全般について

12 人

30年10月10日(水)

18:30 ~ 20:45

産業生活 四郷地区市民センター

2階大会議室

多文化共生について 13 人

都市・環境 海蔵地区市民センター

2階大会議室

スポーツについて 14 人

30 年

11 月

30年12月27日(木)

18:30 ~ 20:45

都市・環境 八郷地区市民センター

3階 301 会議室

スポーツについて(三重

とこわか国体・大会に向け

て)

24 人

30年12月28日(金)

18:30 ~ 20:45

産業生活 富洲原地区市民センター

2階大会議室

広報よっかいちについて 16 人

31 年 1 月 7 日(月)

18:30 ~ 20:45

総務 小山田地区市民センター

2階大会議室

防災全般について 9 人

教育民生 塩浜地区市民センター

2階大会議室

教育民生常任委員会の所

管事項全般について

39 人

Page 105: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

- 90 -

定例月

議会 日 時

常任

委員会 会 場

シティ・ミーティング

テーマ

参加

人数

31 年

2月

31 年 3 月 27 日(水)

18:30 ~ 20:45

総務 羽津地区市民センター

2階大会議室

防災全般について 26 人

都市・環境

日永カヨーショッピングセンター

1階中央広場

所管全般(あすなろう鉄

道・中央緑地など)

14 人

31 年 3 月 28 日(木)

18:30 ~ 20:45

教育民生 桜地区市民センター

2階大会議室

教育民生常任委員会の

所管事項全般について

7 人

産業生活 県地区市民センター

2階大会議室

農業について 14 人

Page 106: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

総務 教民 産生 都環 全体

参加者数 62 67 62 46 237

【性別】

総務 教民 産生 都環 全体

男 33 18 41 26 118

女 16 20 3 2 41

【年齢】

総務 教民 産生 都環 全体

10歳代 0 1 7 1 9

20歳代 3 2 3 0 8

30歳代 2 2 0 1 5

40歳代 1 3 3 1 8

50歳代 9 4 10 3 26

60歳代 15 17 9 19 60

70歳代~ 19 9 14 5 47

【住まい】

総務 教民 産生 都環 全体

市内 45 37 41 30 153

市外 4 1 5 0 10

【職業】

総務 教民 産生 都環 全体

学生 3 2 11 1 17

会社員 3 4 6 3 16

自営業 1 1 5 3 10

主婦 11 9 1 0 21

無職 22 13 14 19 68

その他 9 9 7 4 29

【4会場の中からこの会場を選んだ理由】

総務 教民 産生 都環 全体

22 25 14 15 76

21 13 26 12 72

2 0 4 0 6

7 2 2 3 14

5 1 4 3 13

【議会報告会の開催を何で知ったか】

総務 教民 産生 都環 全体

4 2 1 0 7

1 0 0 0 1

14 17 14 7 52

公共施設にあるポスターやチラシ 21 8 16 16 61

18 15 16 8 57

総務 教民 産生 都環 全体

3 4 1 0 8

3 8 7 3 21

28 22 23 18 91

4 5 7 1 17

2 6 0 6 14

7 7 6 6 26

1 0 1 0 2

新聞

平成28年度 議会報告会アンケート集計平成28年度 議会報告会アンケート集計平成28年度 議会報告会アンケート集計平成28年度 議会報告会アンケート集計

1.参加者数

1.参加者数1.参加者数

1.参加者数

2.議会報告会アンケート集計

2.議会報告会アンケート集計2.議会報告会アンケート集計

2.議会報告会アンケート集計

興味がある委員会のため

(6月定例月議会、8月定例月議会、11月定例月議会、2月定例月議会)

自宅から近いため

勤務先に近い

交通の便が良い

その他

その他

CTYのテレビ放送

市議会ホームページ

その他

【開催日時について、参加しやすいものは】

平日の午前

平日の午後

平日の夜

土日・祝日の午前

土日・祝日の午後

土日・祝日の夜

-91-

Page 107: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

総務 教民 産生 都環 全体

参加者数 56 73 88 47 264

【性別】

総務 教民 産生 都環 全体

男 35 24 57 30 146

女 5 17 11 5 38

【年齢】

総務 教民 産生 都環 全体

10歳代 7 7 10 5 29

20歳代 6 6 10 4 26

30歳代 1 4 0 0 5

40歳代 0 4 2 1 7

50歳代 6 3 12 3 24

60歳代 6 13 18 12 49

70歳代~ 15 5 18 11 49

【住まい】

総務 教民 産生 都環 全体

市内 31 36 63 34 164

市外 8 6 8 2 24

【職業】

総務 教民 産生 都環 全体

学生 13 11 21 9 54

会社員 3 5 11 5 24

自営業 2 1 4 2 9

主婦 0 5 5 4 14

無職 13 11 20 10 54

その他 9 9 10 4 32

【4会場の中からこの会場を選んだ理由】(複数回答可)

総務 教民 産生 都環 全体

15 19 16 9 59

20 14 35 19 88

1 3 2 0 6

2 0 2 0 4

6 11 17 9 43

【議会報告会の開催を何で知ったか】(複数回答可)

総務 教民 産生 都環 全体

3 0 1 1 5

0 0 1 0 1

6 13 5 5 29

公共施設にあるポスターやチラシ 14 9 29 19 71

18 24 37 14 93

総務 教民 産生 都環 全体

1 2 2 2 7

8 6 12 7 33

24 17 38 22 101

4 4 6 2 16

2 8 3 4 17

2 7 8 1 18

1 1 2 0 4

その他

CTYのテレビ放送

市議会ホームページ

その他

【開催日時について、参加しやすいものは】(複数回答可)

平日の午前

平日の午後

平日の夜

土日・祝日の午前

土日・祝日の午後

土日・祝日の夜

新聞

平成29年度 議会報告会アンケート集計平成29年度 議会報告会アンケート集計平成29年度 議会報告会アンケート集計平成29年度 議会報告会アンケート集計

1.参加者数

1.参加者数1.参加者数

1.参加者数

2.議会報告会アンケート集計

2.議会報告会アンケート集計2.議会報告会アンケート集計

2.議会報告会アンケート集計

興味がある委員会のため

(6月定例月議会、8月定例月議会、2月定例月議会、11月については120周年記念のため全体数を集計)

自宅から近いため

勤務先に近い

交通の便が良い

その他

-92-

Page 108: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

総務 教民 産生 都環 全体

参加者数 119 78 70 81 348

【性別】

総務 教民 産生 都環 全体

男 80 30 40 43 193

女 15 16 7 6 44

【年齢】

総務 教民 産生 都環 全体

10歳代 0 3 0 0 3

20歳代 7 7 2 2 18

30歳代 0 0 2 1 3

40歳代 3 4 2 1 10

50歳代 11 8 7 6 32

60歳代 33 19 15 22 89

70歳代~ 45 6 19 17 87

【住まい】

総務 教民 産生 都環 全体

市内 95 39 45 48 227

市外 4 6 3 1 14

【職業】

総務 教民 産生 都環 全体

学生 6 8 2 2 18

会社員 15 8 10 5 38

自営業 20 0 4 8 32

主婦 9 9 4 2 24

無職 36 6 16 23 81

その他 12 14 11 7 44

【4会場の中からこの会場を選んだ理由】(複数回答可)

総務 教民 産生 都環 全体

26 17 11 13 67

60 19 28 36 143

3 5 2 1 11

0 4 0 3 7

16 3 7 1 27

【議会報告会の開催を何で知ったか】(複数回答可)

総務 教民 産生 都環 全体

3 0 0 1 4

1 0 0 1 2

17 16 11 14 58

公共施設にあるポスターやチラシ 47 12 28 22 109

33 18 11 14 76

総務 教民 産生 都環 全体

1 5 5 3 14

8 10 10 6 34

70 26 25 34 155

2 5 5 3 15

4 7 2 1 14

12 6 8 7 33

3 1 3 1 8

新聞

平成30年度 議会報告会アンケート集計平成30年度 議会報告会アンケート集計平成30年度 議会報告会アンケート集計平成30年度 議会報告会アンケート集計

1.参加者数

1.参加者数1.参加者数

1.参加者数

2.議会報告会アンケート集計

2.議会報告会アンケート集計2.議会報告会アンケート集計

2.議会報告会アンケート集計

興味がある委員会のため

(6月定例月議会、8月定例月議会、11月定例月議会、2月定例月議会)

自宅から近いため

勤務先に近い

交通の便が良い

その他

その他

CTYのテレビ放送

市議会ホームページ

その他

【開催日時について、参加しやすいものは】(複数回答可)

平日の午前

平日の午後

平日の夜

土日・祝日の午前

土日・祝日の午後

土日・祝日の夜

-93-

Page 109: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

- 94 -

市制120周年記念 シティ・ミーティング

(平成29年11月定例月議会の議会報告会)の概要

平成 29 年 11 月定例月議会の議会報告会とあわせて、「市制 120 周年記念 シティ・ミーティング これ

でええんか!?四日市市議会」を、平成 30 年1月 21 日に開催しました。

当日は高校生の皆さんを含み 161 名もの方にご参加いただき、第1部を議会報告会、第2部をシティ・ミ

ーティング(意見交換会)として実施しました。議会報告会では、議員からの 11 月定例月議会での活動報

告に対して質疑をいただき、また、シティ・ミーティングでは、常任委員会ごとに議会に関するテーマを設

定して意見交換を行いました。

いただいたご意見については、市議会で周知を図り、今後の議会活動における一般質問や委員会での審査、

次回以降の議会報告会の開催に当たっての参考とさせていただきます。また、概要としてまとめたものを市

議会ホームページに掲載しています。

◆会場でいただいた意見・質疑(抜粋)

議会報告会、シティ・ミーティングでは、市民の方から議会報告に関することや、シティ・ミーティング

のテーマに沿って自由にご意見をいただき、意見交換を行っています。各会場での主な意見交換の内容を要

約してご紹介します。

総務常任委員会

○四日市港への外国客船の寄港が大きく取り上げられているが、

本市にどのような期待が寄せられているのか。

⇒委員)本市への外国客船の寄港は、これまで四日市港を整備

してきた成果の一つであり、併せて、霞4号幹線の整備

に伴い、四日市港を中心とした交通網がさらに充実し、

本市は近隣市町を含めた拠点として、広域的な行政課題

の解決に向けて大きな期待が寄せられている。

○今回、市議会が高校生を対象に実施したアンケート結果によると「18 歳になったら選挙に行きますか」

との質問に対し、「必ず行く」が 18%、「多分行く」が 48%という回答であり、選挙に行くと思われ

る高校生の割合が低いと感じるが、選挙権年齢が引き下げられた際に、議会において 10 代の投票率の

向上に向けた議論は行ったのか。

⇒委員)これまでも投票率の向上について議論を行っており、例えば、四日市大学への期日前投票所の設

置や、四日市大学と連携し、学生とともに選挙啓発活動に注力しているが、十分な成果が上がって

いないのが現状である。今回アンケートに回答いただいた高校生が必ず投票に行ってもらえるよう、

効果的な施策を講ずべきであると考えており、市民の皆さんからも意見をいただきたい。

教育民生常任委員会

教育民生常任委員会では、まず参加者の皆さんへ「議員が少しでも名前を知ってもらうためには、どの

ような活動をすればよいと考えますか?」という問いかけを行いました。参加者からは次のような意見が

出され、次のような意見交換が行われました。

市制120周年記念 シティ・ミーティング

これでええんか!?四日市市議会

第1部:議会報告会 第2部:シティ・ミーティング(意見交換会)

日 時 平成30年1月 21日(日) 13:00 ~ 16:00

会 場 総合会館 8階 (視聴覚室他) 諏訪町2番2号

常 任

委員会 総 務 産 業 生 活 教 育 民 生 都 市・環 境

シティ・

ミーティング

テーマ 選挙

市議会・市議会

議員のイメージ

市議会の必要性・

期待する役割 市民参加の議会

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○市民 関心があれば、インターネットや議会報告会等で容易

に情報を得ることはできるが、まず市民に議会活動自体に

関心を持たせるようにしなければ、名前を覚えてもらうこ

とは難しいと考える。

○市民 大学の授業の一環でシティ・ミーティングに参加し、

議会活動に興味を持った。高校や大学等へ働きかけるなど、

今後の未来を担う若い世代へ積極的にアピールすべきと考

える。

⇒委員)国会議員や県議会議員よりも市民に近い「市議会議員」であることに誇りを持って仕事をしてい

る。いかに市議会が大事な役割を果たしているか市民に見てもらえるよう取り組むことは重要であ

り、個々の議員の立場としても、議会としてもより市議会活動に関心を持ってもらえるよう努めた

い。

⇒委員)若い世代へのアピールについて、個々の議員においても活用しているSNS等からの繋がりがで

きればよいと考える。

産業生活常任委員会

○市立四日市病院に非常に性能の良い医療機器が導入されたと

聞いたが、そうした情報を広く周知するべきではないか。市

民の老後の安心にもつながるので、この場を借りてどのよう

な機器が導入されたか教えてほしい。

⇒委員)高度ながん治療が可能となる高精度放射線治療機器や

抗がん剤を効果的に投与するための化学療法設備の充実

を図っている。

○議員は市民の声をどのくらい聞いているのか。また、意見を議員に伝える方法がわからないので、市民

センターに目安箱を設置する等、市民の意見を広く聴き取るための仕組みづくりを検討すべきである。

○市政報告会に来た人の意見だけを聞くのではなく、議員が様々な場所に赴き、市民の意見に耳を傾ける

ことが重要である。

⇒委員)議員によっては市政報告会を開催しており、そのような場を活用して市民の声を聴くよう努めて

いる。

⇒委員)定例月議会前に、議案に対する市民意見募集をインターネットを活用して行っている。

⇒委員)議員の電話番号を市議会ホームページに公開しているので、気軽にご相談いただきたい。

都市・環境常任委員会

○道路の損傷が激しい箇所の舗装を行うための予算を国からの内示額を受けて路線ごとに配分したこと

に関して優先順位はどのように決定したのか。

⇒委員)優先順位を決めるプロセスの細部の確認はしていないが、例えば、交通量や歩車の分離がなされ

ているか等の交通安全に係る部分で生命の危険性がより高い方に優先的に予算を配分したと理解

している。

○選挙権年齢が 18 歳以上に引き下げられて高校生でも選挙で投票することができるようになったことか

ら、市議会議員も高校に出向いて活動等を報告してほしい。議員が高校生と関わることによって、市議

会のホームページの閲覧数が増えたり、市議会議員になりた

いと興味をもつ生徒が出てくれば、今後の四日市市議会の発

展につながると考える。

⇒委員)先日、高校生に市議会議員の仕事について講師として

説明する機会があったが、非常に好評であったため、議

会としてどのように高校生と関わっていくのか改めて

考えていきたい。

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年月 項   目

H9.6 議案聴取会の実施

H9.6 常任委員会・議会運営委員会を公開

H9.6 委員会室へのマイク設備、傍聴用テレビカメラの設置

H9.12 議会ホームページ(以下、「HP」)を開設し、議員の紹介、会議録、会期日程等を掲載

H10.3 三重テレビで代表・一般質問を放送開始

H10.3 四日市市議会政治倫理要綱の制定

H10.5 市外郭団体審議会の設置

H10.6 CTYでもテレビ放送開始

H11.6 市議会だよりに質問議員名を掲載

H12. 議会活性化検討会の設置(*現在は設置されていない)

H12.5 正副議長選挙における立候補制の導入

H12.6 一般質問の制限時間の緩和(議員一人当たり20分を会派に割り振っていたが、30分に増やす)

H12.8 市政活性化推進等議員懇談会の設置(*H17 「議員政策研究会」に改編)

H12.9 四日市市情報公開条例の全部改正(議員提案)

H13.3

常任委員会(予算・決算常任委員会を除く)の開催について、日程が許すかぎり、4委員会同時開

催から1日2委員会開催に改善

H13.3地方自治法第96条第2項を活用し、四日市市議会の議決すべき事件を定める条例の制定(議員提案)

H13.3 市長専決処分事項の指定についての一部改正(議員提案)

H13.4 事務局体制を整備、調査係を調査法制係へと組織変更

H13.5 四日市市議会正副議長選出に関する内規を作成

H13.6 市議会だよりに質問議員の顔写真を掲載

H13.8 議員全員に1台ずつパソコンを貸与

H13.12 四日市市安全なまちづくり条例の制定(議員提案)

H14.3 議決事件に該当しない契約についての報告に関する条例の制定(議員提案)

H14.6 四日市市文化振興条例の制定(議員提案)

H14.9 代表・一般質問、委員会の中継をFMよっかいちで放送開始(*H18年度から休止)

H15.3 特別・常任委員会の閉会中調査 及び 委員会協議会を公開

H16.3 自治基本条例調査特別委員会の設置

H16.6 テレビ放送をCTYに一元化

H16.9 議場にテレビ中継用の固定カメラを設置

H16.11 市議会モニターの設置

四日市市議会の議会改革の取り組み

-96-

Page 112: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

年月 項   目

四日市市議会の議会改革の取り組み

H16.11 市議会モニターに自治基本条例調査特別委員会を傍聴してもらい、協議会で意見を聴取

H17.1 四日市市市民自治基本条例(理念条例)の制定(議員提案)

H17.1 市民自治の早期実現に関する決議

H17.3 一問一答方式の採用、質問者席の設置(対面式)

H17.4 調査法制係を「調査法制係」と「広報広聴係」に再編

H17.5 広報広聴委員会の設置

H17.10 議員政策研究会の設置(*「市政活性化推進等議員懇談会」から改編)

H18.11 シティ・ミーティングを市内3会場で開催

H18.11 第1回マニフェスト大賞審査委員会特別賞を受賞

H18.12 HPで、代表・一般質問の録画映像を配信開始

H20.1 会派ごとの政務調査費の収支状況をHPで公開

H20.2 シティ・ミーティング in キャンパスを四日市大学で開催

H20.3 本会議の傍聴手続きの簡素化(住所・氏名の記入を廃止し、傍聴券の交付に変更)

H20.5 市議会だよりの形式を縦書き・右綴じから、横書き・左綴じに変更

H20.6 委員会傍聴時の入退室を自由とした

H20.7 市政情報センターで政務調査費の収支状況を自由に閲覧できるようにした

H20.9 HPのインターネット会議録閲覧・検索システムを更新

H21.2 シティ・ミーティング(市議会との意見交換会)を商工会議所で開催

H21.4 四日市市議会役員選考委員会設置要綱を制定

H21.4 議員説明会、各派代表者会議等を会議規則に位置づけ、各要綱で各会議の公開を明文化

H21.5 予算常任委員会、決算常任委員会を設置

H21.6 議員政策研究会において、議会基本条例分科会を設置

H21.6 議員政策研究会において、市民協働促進条例分科会を設置

H21.10 シティ・ミーティングを商工会議所で開催

H22.4 HPで、委員会等の開催案内を掲載

H22.5 正副議長選挙において、所信表明に対する質疑を行うことを可とした

H22.10・11

シティ・ミーティングを市内3会場で開催

H23.3 四日市市議会基本条例を制定(議員提案)

H23.5 四日市市議会基本条例が施行

H23.5 通年議会の開始

-97-

Page 113: 議会運営委員会 視察調査結果報告書 - Sapporo2.決算・予算の審査方法 決算 ・議案が付託された都度、決算特別委員会を設置。 ・各会派の所属議員数の比率により会派に委員数を割り

年月 項   目

四日市市議会の議会改革の取り組み

H23.5 文書質問が可能となる

H23.5 HPで、本会議・正副議長立候補者の所信表明演説会等の映像を生中継・録画配信開始

H23.6 地上デジタル放送で代表・一般質問を放送開始

H23.6 請願趣旨の聴取の実施

H23.10 初の議会報告会を開催(以降、定例月議会ごとに開催)

H24.3 四日市市議会における参考人の実費弁償に関する条例を制定(議員提案)

議案、請願等の議員個人の表決及び討論の内容を市議会だよりに掲載(平成24年2月定例

月議会・3月緊急議会合併号から)

H24.8 議案書・予算書等のインターネットでの公開を開始

H24.10 四日市市観光大使設置条例を制定(議員提案)

H24.11 本会議・委員会等における申し込みによる手話通訳を開始

H24.11 代表質問・一般質問において使用したパネルをHPに掲載

議会報告会、シティ・ミーティングの市民からの意見について、議会として

協議し、市民へフィードバックすることとした

H24.11

平成24年6月定例月議会からの総務、教育民生、産業生活、都市・環境常任委員会の会議録及

び平成24年度以降に調査が終了した特別委員会の会議録をHPに掲載することとした

H24.12 議長の定例記者会見を開始

H25.4 総務、教育民生、産業生活、都市・環境常任委員会の行政視察報告をHPに掲載

H25.5 各種委員会、審議会等への参画の見直し

H25.6 総務、教育民生、産業生活、都市・環境常任委員会の模様のインターネット中継を開始

H25.9 予算、決算常任委員会の模様のインターネット中継を開始

H25.10 本市のスポーツ振興に関して市長に提言した

H26.3 市議会交際費の支出状況をHPに掲載

H26.3 決算常任委員会所管事務調査報告書「補助金調査について」市長に提言した

H26.4 議会をより活性化するための方策を検討する議会活性化検討会を設置

H26.5 広報広聴委員会の模様のインターネット中継を開始

H26.6 早稲田大学マニフェスト研究所の「議会改革度調査2013」で三重県に次いで2位となった

H26.6

日経グローカルの第3回議会改革度調査において全国市区議会の「議会改革度」ランキング1位と

なった

H26.8 各定例月議会における議案に対する意見募集を8月定例月議会から開始

H26.11 第9回マニフェスト大賞において優秀成果賞を受賞した

H26.12 四日市市市民協働促進条例を制定(議員提案)

H27.3 四日市市開発許可等に関する条例の一部改正(議員提案)

H24.5

H24.11

-98-

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年月 項   目

四日市市議会の議会改革の取り組み

H27.10 議員全員に1台ずつタブレットを貸与

H28.2 本会議場に大型スクリーンを設置し、採決システムを導入

H28.3 四日市市障害者の医療費の助成に関する条例の一部改正(議員提案)

H28.4 フェイスブックを開始

H28.5 新しい図書館構想に向けた提言を市長に行った

H28.10 四日市市幼稚園保育料及び教育委託料徴収条例の一部改正(議員提案)

H28.12 四日市市みんなのスポーツ応援条例の制定(議員提案)

H29.2 会議用システムを導入

H29.4 政務活動費の後払い方式を開始

H29.4 4常任委員会報告会を開催した

H29.5 新しいデマンド型公共交通ネットワークの構築に向けた提言を市長に行った

H29.5 防災力のさらなる向上に向けた提言を市長に行った

H29.11 市議会アンケート、高校生アンケートを実施した

H30.1 市制120周年記念シティ・ミーティングを開催した

H30.7 四日市市障害を理由とする差別の解消を推進する条例の制定(議員提案)

H30.12 四日市市防災対策条例の制定(議員提案)

H31.1 四日市市議会高校生議会を開催した

H31.3 次期総合計画策定に当たっての検討課題についての提言を市長に行った

H31.3 市議会委員会条例の一部改正を行い、常任委員会委員の任期を1年から2年とした

-99-

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四日市市議会での質疑応答

1 議員定数・議会構成等について

質問: 定数削減について、議会の中でさまざまな議論をされているようであり、

直近では平成27年に2人削減しているが、全会一致で削減を決定したのか。

回答: 現定数の34人とした際は、相当な議論があり、32人案、34人案、現状維持

(36人)案の3案が出されていて、それぞれの賛同議員数も拮抗していたが、

最終的には採決方法の関係もあり、34人案が賛成多数で可決に至った。

質問: 通年議会については、どのような効果が現れていると考えているのか。

回答: 議会の招集権は、法律上、市長にあるが、通年議会では、一度市長が招集

を行えば、それ以降、定例会は、実質的に議長が招集できる形になるため、

形式上、大きなことと考える。所管事務調査について、会期制では、閉会中

も行う場合、各定例会で議決しなければならないが、通年議会の場合は、1

年間を通じて、各常任委員会は自由に活動できるので、委員会活動に柔軟性

を持たせることができる。

また、専決処分をなくすことができ、必要に応じていつでも議会を招集し

て、議決を行える。四日市市議会の場合、導入以前の4定例会と比べて、マイ

ナス要素はなく、プラス面が多いと考える。

2 本会議及び予・決算審査の委員会運営について

質問: 一般質問の質問方法として、一問一答方式と一括質問方式を選択できるよ

うになっているが、現状、どちらの方法を選択する議員が多いのか。

また、一問一答方式の導入に伴い、議会としてどのような効果があり、市

民からは、どのような評価を得ているのか。

回答: 質問方法の選択制の導入を開始した平成17年当時は、議員も未経験のため

一問一答方式の選択者は多くはなかったが、現在は、ほぼ全ての議員が一問

一答方式を選択している。

一問一答は、質問・答弁が会話のようなやりとりになるので、市民からは、

傍聴や視聴していてわかりやすいという声はいただいている。また、議員と

しても質問しやすいと考えている。

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質問: 反問権について、札幌市議会では導入されていないので、はっきりとした

イメージが湧かないが、具体的にどのような形のやりとりがあるのか。

回答: 反問権について、一般的には、理事者が委員長の許可を得て、行使ができ

る場合が多いと認識しているが、四日市市議会の場合は、特に許可は必要と

していない。

例えば、議員が、事業の実施について質問・主張をすると、理事者からは、

主張している事業の実施財源について見解を問われることなどがある。

普通に質問・答弁の中で使われているので、議会として特に、行使回数は

把握していないが、使用頻度が少ないという認識はなく、各議員も質問を終

えてから、反問権が行使されていたと思う程度で、特別なことと意識してい

ない。

四日市市議会としては、2元代表制の理念に基づき、議会と行政は対等な

立場であるべきと考えているため、その一環として、反問権も認めるに至っ

た。

3 議会活性化に向けた取り組みについて

質問: 議会のICT化としてのタブレット端末の活用について、具体的にどのような

場面で、どう活用しているのか。

回答: 基本的には、議案書や委員会資料各種をデータ化してタブレットに入れて

おり、ペーパーレス化を進めている。

質問: 議会として、市民へ積極的に情報発信を行っていると考えるが、インター

ネットやケーブルテレビなどの活用において、障がいがある方々への配慮と

して、手話通訳や字幕テロップなど工夫している点はあるのか。

回答: Facebookなどを活用して情報発信をしているほか、公開の会議などを積極

的に生中継しているが、字幕表示など、障がい者への配慮は、生中継・録画

中継ともに、手が回っていない状況である。年16回開催している議会報告会

では、手話通訳者を設置するなどの対応は行っている。

質問: 積極的な議会改革の推進によって、議員提案条例の提出、反問権がある中

での質問の作成や議会報告会の開催など、議員活動の負担は大きいと考える

が、会派に政策スタッフなどを配置しているのか。

回答: 会派で契約する政策スタッフはいない。議員各自が有識者などから意見を

いただいている事例はあると思う。

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質問: 議会モニターが確保され、その他、議会報告会などもたくさん開催される

など、より「開かれた議会」の姿になっていると考えるが、市民からは、ど

のように評価されているのか。

回答: よくその辺りを質問いただく。議会改革に積極的に取り組み、市民への情

報公開を進めても、市議会議員選挙の投票率は低下を続けおり、市民の議会

への評価は、高いとは言えないと考えている。

大前提として、市民の市議会への興味や関心が低いため、他の地方議会と

比較して議会改革が進んでいると評価されていること自体、浸透していない

と思われる。年16回開催している議会報告会も、開始当初は、多くの市民に

参加していただいていたが、現在は減少傾向にある。

質問: ケーブルテレビでの議会の中継の経費は、どの程度になっているのか。ま

た、市民の視聴状況や評価などは、把握しているのか。

回答: 質問者の数で金額が変動する契約だが、昨年は年間740万円であった。視聴

率はケーブルテレビなので仕組み的に把握できないが、テレビを観たと言っ

てくれる市民は、感覚としてはそれなりにいると考える。

質問: 議員政策研究会について、議員が一堂に会して、政策を提言するために勉

強されているようだが、目的や意図は何であったのか。

回答: 会派内を除き、議員同士が政策について議論し合う場がなかったため、平

成12年に、会議体を設けようという議論になり、市政活性化推進等議員懇談

会を設置した。現在は、議員政策研究会と名称を変え、3つほどのテーマを

設定して、テーマごとに分科会をつくり、1年間、研究や議論を行っている。

調査特別委員会と似ているが、より柔軟性があると考えている。

質問: 議会改革がこれほどまでに進んでいる原動力は、どこからきているのか。

回答: 現6期目に当たる平成11年に初当選した新人議員の8人で会派を結成し、

1つの勢力なった。1期生とはいえ、議会内のことについて主義・主張を言

える会派であって、そこが原動力のはじまりであると考えている。以降、議

員となった新人は、そのような雰囲気の議会であったため、絶えず新しいこ

とを求めるのが当たり前であった。

議会改革について、ランキングで上位と評価してもらえているが、順位を

落としたくないという意識は議員全員にあり、新たな取組について誰かが提

案してくる、そんな土壌はあると考えている。

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4 正副議長選挙における所信表明演説について

質問: 四日市市議会の場合、会派数が比較的多く、単独会派では過半数近くまで

もいかない議会構成と思うが、そのような議会構成が要因となって、所信表

明演説を導入して、立候補制の創設となっていったのか。

回答: 過去においても、会派構成は、国政政党に必ずしも一致しているわけでは

なく、さまざまであるため、要因の1つと考えることもできる。

所信表明演説・立候補制の提案は、当時、初当選の1期生議員全員で組んだ

会派が行ったもので、大きな目的は少しでも市民に正副議長の選出過程が見

えるようにすることで、形だけでも立候補制をという思いから始まったと記

憶している。

質問: 立候補制を設けて以降、少数会派から正副議長が選出された事例はあった

のか。

所信表明演説について、正副議長の職務の範囲で所信を述べるものと考え

るが、職務の範囲はそれほど大きくなく限りがある中、どのような所信が述

べられているのか。

回答: 例年、5~6会派ある中で、所信表明演説を導入してから、3人会派など

の少数会派から正副議長が選出された事例は少なくはない。

演説内容については、議会運営はもちろん、新たな議会改革の取組につい

て表明するケースが多い。議長選挙の際の所信表明は、ある種、公約の位置

づけにあり、当選した場合、議会の実質的なコンセンサスが得られたことと

なり、議長は公約達成に向かって邁進をしていくことになる。

質問: 所信表明演説において、これまでの間に、市政に関わる政策的な内容につ

いてまで言及されことはあるのか。

回答: 正副議長としての職務の権限を超え、行政権や執行権に関わるに内容にま

で言及することは基本的にはありえない。

質問: 所信表明演説から投票までの間に、いわゆる運動期間のような時間は確保

されているのか。

回答: 午前中に所信表明演説を行い、質疑を行った後、一旦散会、午後から投票

という流れになっており、2時間程度の間はある。所信表明演説を受け、投

票行動に変化が現れることはあると思う。

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質問: 所信表明演説は、傍聴することができ、インターネット中継もしていると

のことだが、演説の内容について、市民から評価や意見はあるのか。

また、議員提案の条例制定が非常に多いと考えるが、所信表明演説から反

映された条例はあるのか?

回答: 「選挙過程を見れてよかった」「公開のもとで決定していてありがたい」な

どの意見をいただいたことはある。

議員提案条例に係る発言は、毎年ではないが相当数あり、実現された条例

もある。

質問: 所信表明演説の導入により、どのような議会改革が実現しているのか。

回答: 高校生議会の実施、議場へのスクリーンの設置、各議員の表決結果の議会

だよりへの掲載などがある。

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札幌市議会運営委員会 視察調査票

( 呉市議会 )

1 議員定数・議会構成等について

⑴ 法定数(平成23年自治法

改正までのもの)及び条例

定数(これまでの推移を含

む)

・条例定数 32人

・現 員 数 32人

選 挙 年 法 定 数 条例定数

昭和58年 44 40

平成 7年 44 38

平成11年 44 34

平成15年

(1町合併)

38 35

(定数特例)

平成16年

(1町合併)

38 37

(定数特例)

平成17年

(6町合併)

38 46

(定数特例)

平成19年 38 38

平成23年 38 34

平成27年 32

平成31年 32

⑵ 選挙区毎の人口と議員条

例定数及びその格差

(単位 人)

選挙区名 平成 27年国勢

調 査 人 口

現行議員

定 数

議員一人当た

り の 人 口

人口比例

議員定数

呉市 228,552 32 7,142.3

選挙区名 議員一人当たりの人口 格 差

⑶ 定数算定の基準、考え方 議会基本条例に議員定数に係る規定を設け,改選期ごとに見

直しを行っている。

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⑷ 議員定数の見直し 平成31年の改選期については,代表者会議で協議した結

果,呉市は市域が広いため,市民の多様な意見を市政に反映す

るためには安易に議員定数を減らすべきではないこと,人口2

0~30万人未満の都市の議員定数は平均31.2人であり,

呉市の議員定数は平均的であるといえることから,来期の議員

定数は「現状維持の32人とすべきである」と結論づけ,改選

後,すみやかに次期の議員定数について議論を開始することを

申し合わせた。

現在,その申し合わせを受け,令和5年の改選期に向け,議

員定数見直しについて議会運営委員会で検討を行っており,参

考人招致や市民との意見交換会等を実施する予定である。

⑸ 会派構成

会 派 名 称 人 数

誠志会 8人

仁友会 6人

同志会 6人

公明党呉市議会議員団 4人

市民フォーラム 3人

⑹ 交渉団体となる会派の条

件設定

3人以上の議員で構成される会派

⑺ 議会運営委員の選出方法 各会派(小会派が3人以上ある場合は,これを1つの会派とみ

なす)の所属議員数の比率により会派に委員数を割り当てる。

※現在の委員構成

誠志会 2名(委員長を含む)

仁友会 2名(副委員長を含む)

同志会 2名

公明党呉市議会議員団 1名

市民フォーラム 1名

小会派 1名

※小会派:所属議員が1~2名の会派

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2 本会議及び予・決算審査の委員会運営について

⑴ 本会議について

ア 質疑・質問の範囲・形態 【一般質問】

・一般質問は「代表質問」と「個人質問」に分ける。

・「個人質問」は代表質問に盛り込まれなかった項目のうち,

会派で了承が得られた項目について行う。

・3月定例会は予算総体質問を行い,一般質問は行わない。

・発言順位は会派順によるリンク制とする。なお,小会派の

質問は,会派の質問が終了後,リンク制により行う。

【議案質疑】

・質疑内容は,大綱的なものにとどめる。

・発言順位は,一般質問の順位を一位繰り下げたリンク制と

する。なお,小会派の質疑は,会派の質疑が終了後,リンク

制により行う。

イ 人数・時間制限の有無 【代表質問】

・会派に1人割り当てる。

・一括質問方式の場合は,1回目20分以内,2,3回目は

それぞれ10分以内(答弁を除く)。

・一問一答方式の場合は,60分以内。

【個人質問】

・人数に制限はないが,代表質問をした者は,個人質問は行

わない。

・40分以内(答弁を含む)。

【議案質疑】

・人数に制限はないが,同一議案に対する質疑は,同一会派

又は同一小会派においては1人が代表して行う。

・一括質問方式の場合は,1回目20分以内,2,3回目は

それぞれ10分以内(答弁を除く)。

・一問一答方式の場合は,40分以内(答弁を含む)。

ウ 説明員出席者の範囲及

び主な答弁者

・市長,副市長,教育長,企業管理者,各部長等が出席。

・答弁は,代表質問は市長以下,個人質問は主に部長。

エ 一問一答制採用の有無 ・代表質問:一括質問方式と一問一答方式の選択制

・個人質問:一問一答方式

・議案質疑:一括質問方式と一問一答方式の選択制

オ 質疑・質問が行われる本

会議日数

・代表質問:2日

・個人質問:1日

・議案質疑:1日

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カ 1日あたりの総質疑・質

問時間

・初日:代表質問2時間

・2日目:代表質問3時間

・3日目:質疑1~2時間

・4日目:個人質問4~5時間

※通告者数による

キ 平成30年度の質疑質問

者数の実績

※災害のため,9月定例会の質問及び議案質疑は行わなかった。

6定 9定 12定 3定

予算総体質問 ― ― ― 10人

代 表 質 問 4人 ― 5人 ―

個 人 質 問 5人 ― 6人 ―

議 案 質 疑 2人 ― 3人 0人

ク 傍聴者への対応・市民へ

の情報提供

・傍聴は自由としており申請は不要

・傍聴者へは当日の議事日程及び質問項目を配付

・議案等を貸与

・本会議で議席に配付する資料を,事前に報道機関へ提供

・平成22年12月からインターネット中継,録画配信を行い,平

成28年10月からスマートフォンに対応。

・配信はAPSサービスで行っており,年間経費(R元年度予

算)は,委員会中継を含め約336万円。

⑵ 予・決算審査の委員会について

ア 設置形態 【予算特別委員会】

・議案が付託されたら設置

・議員全員で構成

【決算特別委員会】

・議案が付託されたら設置

・各会派(小会派が3人以上ある場合は,これを1つの会派

とみなす)の所属議員数の比率により会派に委員数を割り当

てる。

・平成30年は13人,令和元年は15人

イ 事前通告制の有無 ・予算特別委員会の総括質疑のみ通告制

ウ 人数・回数・時間制限の

有無

【予算特別委員会】

・発言は会派等の持ち時間制

※1日単位とし,答弁を含める

・人数及び回数に制限なし

【決算特別委員会】

・時間,人数及び回数に制限なし

エ 説明員出席者の範囲及

び主な答弁者

【予算特別委員会】

・市長,副市長,審査費目を担当する部局の管理職

・答弁は主に課長職

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【決算特別委員会】

・審査費目を担当する部局の管理職

・答弁は主に課長職

オ 質疑を行う審査日数 ・予算特別委員会,決算特別委員会とも6日間

※平成30年の決算特別委員会は災害のため審査日数を短縮

カ 平成30年度の質疑者数

の実績

決算

(平成30年9定)

当初予算

(平成31年3定)

質 疑 者 数 制限なし 96人

キ 傍聴者への対応・市民へ

の情報提供

・傍聴は自由としており申請は不要

・予算書・決算書等,会議資料を貸与

・予算特別委員会,議会協議会は平成22年12月からインターネ

ット中継,録画配信を行い,平成28年10月からスマートフォン

に対応。

・各常任委員会,特別委員会,決算特別委員会は,平成28年10

月からインターネット中継,録画配信(スマートフォン対応)

・配信はASPサービスで行っている。

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3 議会活性化に向けた取り組みについて

別添資料参照

4 大規模災害時の議会対応について

別添資料参照

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所管事務調査について

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1.導入経緯

1

委員会運営の問題点として、委員会への報告案件は市側の裁量で決められている上、行政報告をもって議会の同意が得られたかのような政策執行がなされ、議会は報告を聞くだけで何も意見を述べることができないという現状があった。

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1.導入経緯

2

常任委員会

執行部

説明・報告

質疑

行政報告…執行部が議会へ報告したい内容(議案以外)

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1.導入経緯

3

常任委員会

執行部

質問・

資料要求

所管事務調査…委員会主導で調査を行う

状況報告・

資料提供

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2.進め方

4

テーマの決定

状況報告・質疑応答

課題・問題点の把握

先進都市視察

視察の振り返り

論点の抽出

論点の決定

委員間で意見交換

当局と意見交換

調査報告書の協議

調査報告書の提出

7月

8月下旬

9月中旬

10

10~11

3月定例会

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5

1 提案する所管事務調査項目

2 提案理由

3 提案する所管事務調査項目における呉市の課題・問題点等

4 提案する所管事務調査項目を調査・研究することにより予想される効果

所管事務調査項目提案書

総務委員長 殿

次のとおり提案いたします。

委員名

平成 年 月 日

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6

1 あるべき姿(終着点)

2 現 状

3 呉市の課題,問題点として検討する項目

所管事務調査論点提案書

総務委員長 殿

テーマ:〇〇〇について

委員名

平成 年 月 日

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3.これまでの調査項目

7

総務委員会

平成21・22年度

①第3次呉市長期総合計画の検証と次期総合計画策定へ向けて②公共施設の再配置における今後の考え方について

平成23・24年度

①危機管理室の機能強化について②自主防災組織の活性化について③消防出張所の体制について④避難所の体制について

平成25・26年度

①人事制度について

平成27・28年度

①投票率の向上について②ふるさと納税とクラウドファンディングについて

平成29・30年度

①市中心部の回遊性向上について②避難所のあり方について

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3.これまでの調査項目

8

民生委員会

平成21・22年度

①地域医療施策について②子育て施策について

平成23・24年度

①特定健診受診率向上について②介護支援ボランティア制度について③民生・児童委員の負担軽減について

平成25・26年度

①子育て支援について②ごみの減量化について

平成27・28年度

①子育て支援について

平成29・30年度

①食品ロスについて

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3.これまでの調査項目

9

文教企業委員会

平成21・22年度

①家庭教育力の向上について②小中学校統合計画と小中一貫教育の整合性について

平成23・24年度

①学力の向上について②代替教員の確保について③上下水道の一元化について④特別支援教育の推進について

平成25・26年度

①中学校給食について②学校施設の耐震化について③教育環境の整備について

平成27・28年度

①学校防災について②学校における諸課題(発達障害)について

平成29・30年度

①教員の勤務実態について②障害者スポーツの推進について

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3.これまでの調査項目

10

産業建設委員会

平成21・22年度

①観光振興について

平成23・24年度

①産業を活かした観光について②有害鳥獣対策について③地域ブランド戦略について

平成25・26年度

①6次産業化による流通・販売促進について②市営駐車場のあり方について

平成27・28年度

①地域資源を活用したUIJターンの促進について

平成29・30年度

①観光振興について

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4.実績

11

〇人事制度について職員採用の年齢制限の引き上げ」を提言

技術職の年齢制限を29歳⇒34歳に引き上げ新規採用職員の3割が社会人経験者に

〇投票率の向上について市民との意見交換会で出た「立候補者の顔が見えない」という意見

委員会発議による『選挙公報条例』の制定

総務委員会

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3.実績

12

〇民生・児童委員の負担軽減について「民生・児童委員の負担軽減」を提言

民生委員協力員制度の創設

〇子育て支援について「乳幼児等医療費助成制度を拡充すべき」という意見に対し

通院は小学生まで,入院は中学生までと拡充された

民生委員会

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3.実績

13

〇教育環境の整備について「小中学校の普通教室への空調設備設置」を提言

中学校は29年度、小学校は30年度から施工

〇中学校給食について「将来の呉市を担う中学生のために,できる範囲で,きめ細やかな対応をとっていくべきである」と提言

提供方式の違いはあるが,早期の完全実施

文教企業委員会

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3.実績

14

〇地域ブランド戦略について「地域ブランド商品のPRや販売促進」を提言

商工振興課内に販路拡大グループを設置

〇市営駐車場のあり方について「老朽化が進んでおり廃止もやむなし」と意見集約

執行部側から市営車駐車場廃止議案の提出

産業建設委員会

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4.課題

15

委員長のリーダーシップ

調査項目(テーマ)の設定

一方通行の委員間討議

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5.今後の方向性

16

調査報告書の提出

検証作業

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2019/7/22

1

平成30年7月豪雨災害における

呉市議会の対応について

災害対応連絡会議の様子

呉市議会における災害発生時の対応要領の概要

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2019/7/22

2

1.設置の経緯議会における災害発生時の対応要領を策定

(H28.2)

▪ 呉市では、過去に多くの災害が発生していますが、これまで、

災害発生時における議会・議員の対応が示されておらず、議員

がそれぞれ独自の判断で行動・対応していましたが,新たな防

災拠点となる市役所新庁舎の完成を契機に、議会・議員の適切

な対応を定めることとしました。

2.対応要領の概要

〇 災害対策連絡会議の設置

呉市災害対策本部が設置された場合,議長が必要に応じて設置。

【 構 成 】

議長・副議長

各会派代表者(5名)

会派に所属しない議員の代表者(1名)

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2019/7/22

3

(1)議員の安否確認を行うこと(2)市対策本部から災害情報を収集し、議員に情報提供を

行うこと(3)議員から災害情報を収集、整理し、市対策本部に情報

提供を行うこと(4)その他議長が必要と認める事項に関すること

〇 連絡会議の任務

安否確認や情報提供等は,H27.12に導入した

タブレット端末を活用することとした

(1) 自らの安否,居所及び連絡場所を連絡会議に報告し,

連絡体制を確立すること。

(2) 連絡会議から情報提供を受け,地域の災害対応に資す

ること。

(3) 被災地,避難所等の状況について,必要に応じて連絡

会議へ報告すること。

(4) 被災地における救援活動に協力すること。

〇 議員の対応-1

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2019/7/22

4

(5) 被災者に対する相談又は助言を行うこと。

(6) 災害初期においては,当局ができる限り災害対応に専

念できるよう,当局への要望は,緊急の場合を除き,

連絡会議に提出すること。

(7) 前6号に掲げるもののほか,必要と認める事項に関す

ること。

〇 議員の対応-2

他都市において災害発生時に最も問題となっているのが,

議員個々が当局に問い合わせや要望を行うことであり,特に

災害初期においては当局が混乱を来している事例も見受けら

れることから,当局が災害対応に専念できるよう,議会側

の窓口を一本化するため規定したもの。

(6) 災害初期においては,当局ができる限り災害対応に専

念できるよう,当局への要望は,緊急の場合を除き,

連絡会議に提出すること。

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2019/7/22

5

(1) 事務局長は,市対策本部の会議等に出席し,情報収集

に努めるとともに,連絡会議に情報提供すること。

(2) 事務局職員は,連絡会議の事務に従事すること。

〇 議会事務局の対応

※事務局職員は連絡会議の事務に従事するため,人事課と協議し,

避難所開設職員等の指定を受けないこととしていた。

呉市議会災害対応連絡会議

議員の

①安否

②居所

③連絡場所

を確認する

議員

自らの

①安否

②居所

③連絡場所

を報告する

〇 議長・副議長 〇 各会派の代表者 〇 会派に所属しない議員の代表者

【安否確認フロー図】

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6

情報提供

呉市災害対策本部

議員の被災地における活動

○救援活動への協力

○被災者に対する相談又は助言

○その他

議員

市対策本部からの

災害情報

(全市の被災状況,

災害対応等)

を各議員へ提供する

情報収集

事務局長が

会議に出席

現地の災害情報

①被災地等の場所

②被害状況

を報告する

…議員からの情報

…市災害対策本部からの情報

【情報収集、情報提供フロー図】

3.実施訓練

代表者会議において災害発生時の要領は策定したが,訓練

を実施する必要があるのではないかと提案があり,平成30年

6月25日に安否確認のメールをやりとりする訓練を実施した。

その結果,30分以内に返信があったのは21名,写真をタブ

レットで送信することができたのは10名だった。

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7

平成30年7月豪雨の概要

(1)降雨の状況

■ 降 り 始 め 7月3日(火)6時

■ 降り終わり 7月9日(月)8時

■ 市内最大雨量 累加雨量 677ミリ

時間雨量 64ミリ

※7月6日(金)~7日(土)に降雨が集中

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8

(2)警報・避難情報の状況(抜粋)日 付 時 刻 内 容

7/5 8:08 大雨注意報発表

16:33 洪水注意報発表

7/6 5:40 大雨警報発表

7:45 避難準備・高齢者等避難準備発令

10:06 洪水警報発表

18:10 土砂災害警戒情報発表

19:10 避難勧告発令(市内全域)

19:40 大雨特別警報発表

21:05 避難指示発令(市内全域)

日 付 時 刻 内 容

7/7 10:50 大雨特別警報解除→大雨警報

※正午ごろから市内約70%の世帯で断水

15:35 洪水警報解除→洪水注意報

7/8 14:45 洪水注意報解除

7/9 4:00 土砂災害警戒情報解除

4:23 大雨警報解除→大雨注意報

8:30 避難指示解除(一部)

10:06 大雨注意報解除

7/14 19:35 避難指示解除(市内全域)

(3) 被災の状況(H31.4.22現在)

人的被害

家屋の被害状況(棟)

※ り災証明に係る現地調査完了件数による。

死 亡 負 傷

直接死:25名関連死: 3名

重傷5名 軽傷17名

全 壊 大規模損壊 半壊 一部損壊 床下浸水 計

320 133 759 1,248 740 3,200

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9

避難所(最大)

※10月2日に全て廃止

断水(最大)

※8月2日に解消(一部を除く)

避難所数 避難世帯数 避難者数

134施設 409世帯 1,418人

断水世帯 断水人口 給水拠点

7万8,006世帯 15万3,520人 60箇所

鉄道(JR呉線)

土石流による線路の流出や冠水などにより,市内全域で

運転見合わせ

写真:JR西日本ホームページより

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10

道路

土石流・土砂崩れにより,市内全域で通行止めが発生

参考:国道・県道の通行規制の状況(H30/7/7)

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11

市議会の対応

■ 発災からの主な動き

※被害状況等については随時タブレットに配信

月 日 時 刻 対応状況

7/6(金) 17:00 第1配備体制【事務局職員2名待機】

19:00 第2配備体制【事務局職員4名を追加招集】

19:10災害対策本部設置市内全域に避難勧告発令

21:10 災害対策本部会議

22:11 災害対策本部会議の内容をタブレットに配信

7/7(土) 1:03 断水に関する第1報をタブレットに配信

7/9(月) 8:06 全議員に安否確認メールをタブレットに送信

11:00 全議員の安否確認完了

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12

月 日 対応状況

7/15 小此木防災担当大臣 来呉市長と連名で災害に対する緊急要望書を提出

7/18 第1回 災害対応連絡会議

〃 稲山消防庁長官 来呉市長と連名で災害に対する緊急要望書を提出

7/21 安倍内閣総理大臣 来呉市長と連名で災害に対する緊急要望書を提出

月 日 対応状況

7/26 第2回 災害対応連絡会議

7/31 代表者会議災害復旧費等の専決処分について市長及び財務部長より説明

〃 第3回 災害対応連絡会議

〃 市長に要望書を提出

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13

月 日 対応状況

8/2 議会運営委員会議会協議会の開会を決定/9月定例会の運営について協議

8/13 議会協議会(全員協議会) 平成30年7月豪雨災害による被害状況及び対応について

月 日 対応状況

8/13 議会運営委員会9月定例会の会期短縮を決定

〃 政策研究会豪雨災害に関する決議・意見書について協議

8/20 代表者会議豪雨災害復旧・復興対策特別委員会(委員数9名)の設置を決定

8/22 中川環境大臣 来呉市長と連名で災害に対する緊急要望書を提出

9/3 代表者会議天皇皇后両陛下のご訪問に伴う対応について協議

〃 政策研究会豪雨災害に関する決議・意見書について協議

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14

月 日 対応状況

9/6 議会運営委員会9月定例会の審議日割を決定(会期短縮)

9/10 9月定例会開会 平成30年7月豪雨からの復旧・復興に関する決議を可決 豪雨災害復旧・復興対策特別委員会の設置を可決し、委員を選任 復興総室を設置する条例案 を可決

月 日 対応状況

9/10 政策研究会豪雨災害に関する意見書について協議

9/11 災害対策本部の廃止に伴い災害対応連絡会議を廃止

9/21 9月定例会閉会(最終日)平成30年7月豪雨災害における特別の財政支援を求める意見書可決

9/21 天皇皇后両陛下 行幸啓

9/28 豪雨災害復旧・復興対策特別委員会 平成30年7月豪雨災害からの復興に向けた現状及び今後の対応等

について 平成30年7月豪雨災害に係る呉市災害廃棄物等処理実行計画につ

いて

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15

■ 会議等の中止

9月定例会までに予定していた行事・会議の中止7月12日 代表者会議

7月13日 議会運営委員会

7月18~20日 常任委員会視察

7月23~27日 常任委員会

7月30~8月2日 常任委員会視察

7月12日・7月31~8月3日 議会報告会(5箇所)

8月20~24日 常任委員会

■ 9月定例会の会期短縮

災害対応を最優先するため,会期を大幅に短縮

することを議会運営委員会で決定

26日間 16日間

代表質問・一般質問の取り止め

決算特別委員会の短縮(6日→2日)

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16

■ 特別委員会の設置

名称 豪雨災害復旧・復興対策特別委員会

目的 平成30年7月豪雨による被災者の一日も早い

生活の再建及び,災害からの復旧・復興に関

する調査・検討

定数 9名

H30.7.18 第1回 災害対応連絡会議■ 事務局より災害対応状況を説明

■ 議会として当局へ要望を行うことを決定

■ 8月上旬までのすべての会議や行事の中止を報告

■ 議会協議会開会の検討

H30.7.26 第2回 災害対応連絡会議■ 当局より被害状況について説明

■ 各会派から提出された当局への要望事項の取りまとめ

■ 8月20日から予定していた定例会前の委員会の中止を報告

災害対応連絡会議での対応

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17

H30.7.31 第3回 災害対応連絡会議■要望書の内容確認

同日市長へ要望書を提出

H30.9.10 災害対応連絡会議廃止(市災害対策本部廃止に伴い)

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18

(1)議員から事務局 574件

災害対応要領に基づく情報提供(7月6日~9月26日)

月日 時間 議員名 内容 対応・経過

7月7日 9:50 ●●議員 小坪が孤立している。 状況を消防に連絡

7月7日 9:50 ●●議員 断水について防災行政無線で周知

すべき

上下水道局に連絡して

対応

7月7日 9:50 ●●議員 小坪に給水ポイントがない。 上下水道局に連絡

7月7日 9:50 ●●議員 断水を自治会の放送で周知しても

よいか。

よいと回答

7月7日 10:24 ●●議員 一人で避難されている人がいる。

市営住宅に入れないか。

取りあえず避難所にい

てもらい,月曜日に住

宅政策課へ相談に行く

よう依頼

7月7日 10:27 ●●議員 中央部はどこが断水になるのか 高地部と回答

(例)

NO 日付 タイトル名1 7月6日 大雨被害状況1報

2 7月6日 大雨被害状況2報

3 7月6日 大雨の現状について

4 7月6日 大雨被害状況3報

5 7月7日 県送水トンネルの水位低下について1報

6 7月7日 大雨被害状況4報

7 7月7日 国県道の通行規制5時現在

(2)事務局から議員 520件(例)

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参考:事務局の対応■ 夜間・休日対応 7月6日~9月2日

7月6日~8月9日(24時間対応)

8月10日~8月19日(22時まで)

8月20日~8月30日(21時まで)

休日対応:9月2日まで

■ 各対策班等の支援(延べ74名)

給 水 避 難 所 市民センター 災害対策本部

63名 4名 3名 4名

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呉市議会での質疑応答

1 議員定数・議会構成等について

質問: 議員定数について、市町村合併が何度もあり、その都度、定数の見直しも

されてきているが、定数削減の際に人口が少ない地域などから、地域の代表

者が減ることを心配する声などはなかったのか。

また、呉市は離島も抱えているが、地理的に遠方な市民の声は、どのよう

に把握しているのか。

回答: 市内を24地区に分けており、すべての地区で議会報告会など開催し、対応

している。離島は4つあり、足を運びにくいのは事実であるが、それぞれの

離島の代表者から情報等をもらえる環境になっている。

質問: 正副議長の選出はどのように行っているのか。立候補制などは導入してい

るのか。

回答: 議長になる権利は、全議員が有していることから、公式には立候補制は設

けていない。選出方法については、議員間の協議で決している。

質問: 女性議員は、現職3人とのことだが、少ないと考えているのか。また今後

増えていく兆しはあるのか。

回答: 多いとは思っていないが、女性に限らず、議員のなり手不足が前提として

あると考える。

2 本会議及び予・決算審査の委員会運営について

質問: 本会議における質問方法について、一括質問答弁と一問一答を選択できる

ようだが、一問一答は、ある程度はまとめて質問しているのか、それとも、

真に一問一答なのか。一問一答方式を導入して、議員としてどのような実感

を得ているのか。

回答: 一問一答の質問範囲については、厳密には特定はされていなく、2~3点

まとめて質問している議員も稀にいるが、基本は文字通り、真の意味で一問

一答であるべきと考える。一問一答方式は、再質問・再々質問を行いやすく、

議論がわかりやすいのが魅力と考える。

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3 議会活性化に向けた取り組みについて

質問: 議会報告会は、どのような構成メンバーで、どのような運営を行っている

のか。

回答: 年1回、市内の24地区のすべてで、4つある常任委員会のそれぞれが報告

会を開催しており、準備から運営まで、ほぼ議員で行っている。

質問: 市民のために議会の見える化が進んでいる四日市市議会を前日視察したが、

取組を積極的に進めても、議員選挙の投票率向上には、なかなか結び付かな

いという課題を伺ってきたが、呉市の場合は、どうであるのか。

また、議員のなり手不足は、全国的な問題となっているが、呉市の状況は

どうであるのか。

回答: 投票率は上がらない状況にあり、現在は、特に高校生への啓蒙に力を入れ

ており、平成28年から授業の一環として、議会報告会で高校へ赴いている。

また、ここ数回の市議会議員選挙では、議員定数を越える立候補者は2~

3人である。議員報酬額の関係もあるせいか、40~50代は選挙に出にくい環

境にあると思われる。

質問: 議会報告会に参加される市民は、どの程度であるのか。

回答: 地区によりばらつきがあり、多い時は30人参加していただけることもある

が、少ない時は1人の時もある。開催時間を夜間にするなど、工夫したこと

もある。

質問: タブレット端末について、持ち運びを不便に思う議員もいると考えるが、

共有アプリやアカウント制など、携帯電話などでログインして情報を得るこ

とはできるのか。

回答: グーグルのドライブ機能を活用しているので、携帯電話などで代用可能で

ある。

現在は、情報共有や情報交換に用いているが、今後は、予算書なども入れ

ていくことになると思う。

質問: タブレット端末について、運用面で単年度の予算額はどの程度なのか。

また、端末はリース契約なのか。

回答: 支出は、通信費の月額3,500円のみで、端末は買い取りである。議員へは貸

与という形をとっている。

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4 大規模災害時の議会対応について

質問: 呉市も大きな災害被害があった平成30年7月の大規模豪雨について、市の

災害対策本部が7月10日に設置されてから、約10日後に議会で第1回の災害

対応連絡会議が開かれているが、連絡会議の設置権限のある議長には、どの

タイミングで指示を仰いだのか。

回答: 現在まさに検証中の点であり、7月18日に連絡会議を初開催したが、発災

当時は、連絡会議を立ち上げるための会議を開かなければならないと考えて

いた。7月8日に正副議長名で議員の安否確認を行っていたが、時系列でと

らえると連絡会議として実施していないことが、検証段階でも課題となって

おり、市の対策本部が設置された時点で、すぐに連絡会議の設置について判

断いただくべきだったと考えている。

質問: 災害対応連絡会議の機能として、1番発揮できた点は何であったのか。

回答: 議員からの問い合わせや情報提供を、連絡会議として議会事務局でとりま

とめて1本化することができたため、効率よく市と連携ができ、現場の災害

対応に支障を与えず、情報提供も行えた。

質問: 災害対応連絡会議では、市から災害状況の情報提供を受け、また議員も把

握できた災害状況を市に情報提供していくこととしているが、関係者が共有

するためのフォーマットなどはあったのか。

回答: 特段フォーマット等は作成していなかった。課題としては、連絡会議とし

て各議員から集まる情報については、議員が確認できる方法があればよかっ

たと考えている。

質問: 約3か月間で574件もの問合せや情報提供が議員から議会事務局にされてい

るが、災害発災当時、議会は何名体制で備えていたのか。

また、安否確認をはじめ、情報提供・情報共有の手段してタブレットを活

用していたとのことだが、通信障害等による支障はなかったのか。

回答: 7月7日は、事務局6名で対応していた。通信障害は数時間あったと聞い

ているが、特に困難な状況には陥らなかった。