音響機器共用 ic an7551z - panasonic · 2017. 5. 26. · 音響機器共用ic an7551z 5 pin...

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音響機器共用 IC

AN7551ZBTLカーオーディオ用パワーIC

概　要AN7551Zは、カー用音声出力(35 W × 4-ch)として開発されたオーディオ用パワー ICです。出力端子とGND間の発振止めCRを内蔵しており、セットの省スペース化が可能です。また、ショック音のない完璧なミューティング回路を内蔵しており、スタンバイ機能と併せて、セット過渡状態におけるショック音の設計を容易にすることができます。さらに、パワーICの重要課題であるGNDオープン地絡、電源サージ等の破壊から ICを保護する各種保護回路を内蔵し、セットの高信頼性設計に寄与します。

特　長•入出力パターンが交差しない端子配置で、片面プリント基板でのパターン設計が可能

•各種保護回路内蔵(温度保護、天絡、VCCオープン天絡、地絡、GNDオープン地絡、過電圧、電源サージ、ASO保護、etc.)

•スタンバイ機能内蔵(STB-on/off時のショック音がない)

•ミューティング機能内蔵(Mute-on/off時のショック音がない)

•外付部品の削減•ビープ音入力端子付き•補助音声入力端子付き• AN7550NZの左右反転ピンレイアウト品

用　途•カーステレオ、ミニコンポ、カラオケ、その他オーディオ機器

HZIP025-P-0980

Unit : mm

(10.50)(10.50)21.0±0.1 1.5±0.127.0±0.3 4.5±0.231.0±0.3

3.6±

0.1

14.5

±0.3

(1.9

5)(2

.15)

15.5

±0.3

(3.3

0)2.

4±0.

5(5

.70)

18.7

5±0.

30(2

4.45

)3.

75±0

.10

(1.26)

0.40

+0.2– 0.1

+0.15– 0.05

SEATING PLANE

φ3.6±0.1

R1.8±0.1

0.6 (5.08) (4.29)1.27

1 25

33.0±0.333.36±0.30

保守廃止

保守予定品種、保守品種、廃品種を

一括して保守廃止と表記しています。

AN7551Z 音響機器共用 IC

2

ブロック図

端子説明

Pin No. 説明

1 リップルフィルタ

2 ミュート

3 ch.3入力

4 GND(Sub)

5 ch.4入力

6 接地(入力)

7 ch.2入力

8 Beep入力

9 ch.1入力

10 スタンバイ

11 ch.1 − 出力

12 接地(ch.1出力)

13 ch.1 + 出力

Pin No. 説明

14 電源電圧VCC

15 ch.2 − 出力

16 AUX入力

17 ch.2 + 出力


19 ch.3 − 出力


21 ch.3 + 出力

22 電源電圧VCC

23 ch.4 − 出力


25 ch.4 + 出力

注 ) 出力端子には発振止めのコンデンサおよび抵抗は必要ありません。

ノイズ対策で必要な場合は必ず確認の上、ご使用ください。

1

25

24

23 15

21

20

19

RippleFilter

ProtectionCircuit

AttenuatorAttenuator

BeepInput

AttenuationControl

AUXInput

6 3 16 4

GN

D(入力

)GND(出力)

GND(出力)

GND(出力)

GND(出力)8

Bee

p

AU

X

92M

utin

g

GN

D(S

ub)

VC

C

VC

C

5 22 14 7

18

17

10

12

11

13

保守廃止



音響機器共用 IC AN7551Z

3

推奨動作範囲

項目記号範囲単位

電源電圧 VCC 8.0 ∼ 18.0 V

注 ) *1 : 動作周囲温度および保存温度、許容損失の項目以外はすべて Ta = 25°Cとする。

*2 : 無信号時

*3 : Time = 0.2 s

*4 : Ta = 85 °C

絶対最大定格

項目記号定格単位

電源電圧 *2 VCC 25 V

尖頭電源電圧 *3 VSurge 65 V

電源電流 ICC 12 A

許容損失 *4 PD 59 W

動作周囲温度 *1 Topr −30 ∼ +85 °C

保存温度 *1 Tstg −55 ∼ +150 °C

電気的特性 VCC = 13.2 V,freq = 1 kHz,Ta = 25°C項目記号条件最小標準最大単位

静止回路電流 ICQ RG = 10 kΩ,RL = 4 Ω 300 450 mA

スタンバイ電流 ISTB RG = 10 kΩ,RL = 4 Ω 1 10 µA

出力雑音電圧 * 1 VNO RG = 10 kΩ,RL = 4 Ω 0.15 0.5 mVrms

電圧利得 GV VIN = 40 mV,RL = 4 Ω 32 34 36 dB

全高調波歪率 1 THD1 VIN = 40 mV,RL = 4 Ω 0.05 0.2 %

最大出力電力 PO THD = 10 %,RL = 4 Ω 16.0 19.5 W

リップル除去率 *1 RR RL = 4 Ω,RG = 10 kΩ 60 68 dBVR = 1 Vrms,fr = 1 kHz

チャネルバランス CB VIN = 40 mV,RL = 4 Ω 0 1 dB

クロストーク CT VIN = 40 mV,RL = 4 Ω,RG = 10 kΩ 60 70 dB

出力オフセット電圧 VOFF RG = 10 kΩ,RL = 4 Ω −250 0 250 mV

ミューティング効果 *1 MT VIN = 40 mV,RL = 4 Ω 70 86 dB

入力インピーダンス ZI VIN = ± 0.3 VDC 24 30 36 kΩ

ショック音 *2 VS RL = 4 Ω,RG = 10 Ω,VMUTE = 5 V −100 0 100 mVP0

VSTB = On/Off,50 Hz HPF

全高調波歪率 2 THD2 VIN = 20 mV,fIN = 20 kHz 0.1 0.5 %RG = 10 Ω,RL = ∞

注 ) *1 : 測定時は、帯域15 Hz ∼ 30 kHz(12 dB/OCT)のフィルタを使用

*2 : スタンバイ端子を0 V、5 Vで下記の時間で切り換える

スタンバイ端子電圧 5 V

500 ms 500 ms0 V

保守廃止




4

•設計参考資料 VCC = 13.2 V,f = 1 kHz,測定帯域巾15 Hz ∼ 30 kHz(12 dB/OCT)のフィルタを使用注 ) 下記特性は、設計上の理論値であり、保証値ではありません。

電気的特性(つづき)VCC = 13.2 V,freq = 1 kHz,Ta = 25°C項目記号条件最小標準最大単位

ミュートOn MTON VIN = 40 mV,RL = 4 Ω 4 Vスレッショルド電圧

ミュートOff MT OFF VIN = 40 mV,RL = 4 Ω 0.8 Vスレッショルド電圧

遮断周波数 fC VIN = 40 mV,RL = 4 Ω 20 40 kHzGV = −1 dB(0 dB : 1 kHz)

項目記号条件最小標準最大単位

最大出力電力 POmax max.Power,RL = 4 Ω 28 W

最大出力電力 PO2 VCC = 14.4 V,THD = 10%,RL = 4 Ω 21 W

最大出力電力 POmax2 VCC = 14.4 V,max.Power,RL = 4 Ω 34 W

パワーバンド fPL VCC = 14.4 V,THD = 1%,RL = 4 Ω 10 HzPOL = −3 dB(1 kHz : 0 dB)

パワーバンド fPH VCC = 14.4 V,THD = 1%,RL = 4 Ω 18 kHzPOH = −3 dB(1 kHz : 0 dB)

STBスレッショルド電圧 VSTB1 RG = 10 kΩ,RL = 4 Ω,STB → ACT 2.2 V

STBスレッショルド電圧 VSTB2 RG = 10 kΩ,RL = 4 Ω,ACT → STB 1.5 V

保守廃止




5

Pin No. 等価回路説明 DC電圧

1 リップルフィルタ端子 : 13 V

出力電流3 ∼ 10 mA

2 Mute端子 : 0 V

ミュート切換端子スレショルド電圧約2.1 V

3 ch.3入力端子 : 0 ∼ 10 mV

ch.3入力信号印加端子入力インピーダンス30 kΩ

4 GND(基盤) : 基盤 0 V

端子等価回路

1

1.7 mA

15 kΩ

20 kΩ

350 µA

VCC

2

10 kΩ100 kΩ

200 Ω

3

200 Ω

30 kΩ

600 Ω

約15 µA 約15 µA

保守廃止




6


5 ch.4入力端子 : 0 ∼ 10 mV


6 GND(入力) : 入力用接地端子 0 V

7 ch.2入力端子 : 0 ∼ 10 mV


8 Beep音入力端子 : 0 V

Beep音信号入力端子入力インピーダンス15 kΩ

　

端子等価回路(つづき)

5

200 Ω

30 kΩ

600 Ω

約15 µA 約15 µA

7

200 Ω

30 kΩ

600 Ω

約15 µA 約15 µA

13 kΩ

2 kΩ 2 kΩ 2 kΩ

15 kΩ

15 kΩ

600 Ω

600 Ω

600 Ω

600 Ω813

17VREF = 6.3 V

VREF = 6.3 V

Beep入力

保守廃止




7


9 ch.1入力端子 : 0 ∼ 10 mV


10 スタンバイ制御端子 : 5 V

スタンバイ切換端子スレショルド電圧約2.1 V

11 ch.1出力端子(−) : 6.3 V

ch.1逆相出力端子

12 GND(出力) : ch.1出力用接地端子 0 V　


9

200 Ω

30 kΩ

600 Ω

約15 µA 約15 µA

10

2 kΩ

10 kΩ

14

11

15 kΩ 600 Ω

12

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

保守廃止




8


13 ch.1出力端子(+) : 6.3 V

ch.1正相出力端子

14 電源電圧端子 : 電源接続端子 13.2 V

15 ch.2出力端子(−) : 6.3 V


16 AUX入力端子 : 6.3 V

入力インピーダンス10.6 kΩ

　


14

13

15 kΩ 600 Ω

12

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

VREF = 6.3 V

14

15

15 kΩ 600 Ω

18

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

15 kΩ

10 kΩ

600 Ω

600 Ω16

17VREF = 6.3 V

保守廃止




9


17 ch.2出力端子(+) : 6.3 V


18 GND(出力) : ch.2出力用接地端子 0 V

19 ch.3出力端子(−) : 6.3 V



21 ch.3出力端子(+) : 6.3 V


　


14

17

15 kΩ 600 Ω

18

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

VREF = 6.3 V

22

19

15 kΩ 600 Ω

20

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

VREF = 6.3 V

22

21

15 kΩ 600 Ω

24

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

VREF = 6.3 V

保守廃止




10


22 電源電圧端子 : 電源接続端子 13.2 V

23 ch.4出力端子(−) : 6.3 V



25 ch.4出力端子(+) : 6.3 V


　


22

23

15 kΩ 600 Ω

24

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

22

25

15 kΩ 600 Ω

24

駆動回路

駆動回路

Pre-amp.

VREF = 6.3 V

保守廃止




11

応用回路例

1

25

244 Ω

4 Ω

33 µF

23 15

21

20

19

6 3 16 48B

eep

AU

X

92M

utin

g

VCC

5 22 14 7

18

17

10

12

11

13

4 Ω

10 kΩ 1 µF2200 µF1 µF

4 Ω

1 µF

1 µF1 µF10 kΩ

22 kΩ10 kΩ

5 V

5 V0 V

10 kΩ

使用上の注意事項1.必ず、外部放熱板を付けてご使用ください。なお、外部放熱板はシャーシ等に固定してご使用ください。2.放熱フィンは、GND電位に接続してください。3.天絡保護回路、地絡保護回路、ASO保護回路を内蔵しておりますが、天絡、地絡、負荷短絡などは避けてください。

4.温度保護回路は、Tj = 約150 °Cで動作します。ただし、温度の降下により自動復帰します。5.過電圧保護回路は、VCC = 約20 Vで動作します。6.VCCを高くして使用する場合は、特に放熱設計に注意してください。7.Beep音機能を使用しない場合は、Beep音入力端子をGNDと接続してください。8.Beep音入力端子は− 0.3 V以下に下げないでください。9.AUX機能を使用しない場合は、AUX入力端子はオープンにしてください。10.接地(信号源)のみ前段のアンプの信号GNDと接続してください。

•以下のような条件では破壊の可能性があります。1.電源端子とGND端子を電源に逆に接続する。

2.電源端子とGND端子をオープンの状態で、出力端子間に電源を接続する。

3.GND端子をオープンにして、出力端子を地絡する。

4.保護回路が動作しない1.3 Ω以上のショート抵抗で3つ以上の出力端子を同時に地絡する。

5.保護回路が動作しない1 Ω以上のショート抵抗で+、−出力端子を同時に天絡する。6.RF端子と出力端子をショートして地絡する。

保守廃止




12

技術資料• HZP025-P-0980パッケージ許容損失

PD Ta

周囲温度 Ta (˚C)

許容損失

P D

( W

)

00

20

40

60

80

100

113.6

59.5

40.3

20.5

4.02

120

25 50 75 100 125 150

パッケージ単体

無限大放熱板

1 °C / W放熱板

2 °C / W放熱板

Rth(j − c) = 1.1 °C/ WRth(j − a) = 31.1 °C/ W

5 °C / W放熱板

保守廃止



本書に記載の技術情報および半導体のご使用にあたってのお願いと注意事項

(1) 本書に記載の製品および技術情報を輸出または非居住者に提供する場合は、当該国における法令、特に安全保障輸出

管理に関する法令を遵守してください。

(2) 本書に記載の技術情報は、製品の代表特性および応用回路例などを示したものであり、弊社または他社の知的財産権

もしくはその他の権利に基づくライセンスは許諾されていません。したがって、上記技術情報のご使用に起因して第三

者所有の権利にかかわる問題が発生した場合、弊社はその責任を負うものではありません。

(3)　本書に記載の製品は、標準用途－一般電子機器(事務機器、通信機器、計測機器、家電製品など)に使用されること

を意図しております。

特別な品質、信頼性が要求され、その故障や誤動作が直接人命を脅かしたり、人体に危害を及ぼす恐れのある用途

－特定用途(航空・宇宙用、交通機器、燃焼機器、生命維持装置、安全装置など)にご使用をお考えのお客様および弊

社が意図した標準用途以外にご使用をお考えのお客様は、事前に弊社営業窓口までご相談願います。

(4)　本書に記載の製品および製品仕様は、改良などのために予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。した

がって、最終的な設計、ご購入、ご使用に際しましては、事前に最新の製品規格書または仕様書をお求め願い、ご確認

ください。

(5)　設計に際しては、絶対最大定格、動作保証条件(動作電源電圧、動作環境等)の範囲内でご使用いただきますようお願

いいたします。特に絶対最大定格に対しては、電源投入および遮断時、各種モード切替時などの過渡状態においても、

超えることのないように十分なご検討をお願いいたします。保証値を超えてご使用された場合、その後に発生した機器

の故障、欠陥については弊社として責任を負いません。

また、保証値内のご使用であっても、半導体製品について通常予測される故障発生率、故障モードをご考慮の上、弊

社製品の動作が原因でご使用機器が人身事故、火災事故、社会的な損害などを生じさせない冗長設計、延焼対策設計、

誤動作防止設計などのシステム上の対策を講じていただきますようお願いいたします。

(6)　製品取扱い時、実装時およびお客様の工程内における外的要因（ESD、EOS、熱的ストレス、機械的ストレス）による

故障や特性変動を防止するために、使用上の注意事項の記載内容を守ってご使用ください。

また、防湿包装を必要とする製品は、保存期間、開封後の放置時間など、個々の仕様書取り交わしの折に取り決めた

条件を守ってご使用ください。

(7)　本書の一部または全部を弊社の文書による承諾なしに、転載または複製することを堅くお断りいたします。

090506

保守廃止



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