平成 27（2015）年度

事業報告書及び財務諸表

自 平成 27年 4月 1日

至 平成 28年 3月 31日

公益財団法人神戸ファッション協会

◆ 目 次 ◆

◇平成 27年度 事業報告書

Ⅰ．総括的概要 ･････････････････････････････････････････････････････････ 1

Ⅱ．組 織 ･････････････････････････････････････････････････････････････ 1

１．会 員

２．役 員

３．委員会

４．事務局

Ⅲ．会議開催状況 ･･･････････････････････････････････････････････････････ 4

１．理事会

２．評議員会

３．企画委員会

Ⅳ．事業実施状況 ･･･････････････････････････････････････････････････････ 6

１．情報の収集・発信・調査事業

２．企業および人材の交流事業

３．ファッションイベントの開催

４．後援・協力

◇平成 27年度 決算報告書

正味財産増減計算書 ････････････････････････････････････････････････････ 19

正味財産増減計算書内訳表 ･･････････････････････････････････････････････ 20

貸借対照表 ････････････････････････････････････････････････････････････ 22

貸借対照表内訳表 ･･････････････････････････････････････････････････････ 24

財務諸表に対する注記 ･･････････････････････････････････････････････････ 26

財産目録 ･･････････････････････････････････････････････････････････････ 32

監査報告書 ････････････････････････････････････････････････････････････ 33

－1－

平成 27年度 事業報告書

Ⅰ 総括的概要

平成 27 年度は、当協会の設立目的であるファッション産業の振興を図るため、各種

イベントの開催などを通じ、3 本柱である①販路開拓・消費拡大、②人材の育成・確保、

③都市ブランドの強化に取り組むとともに、情報の収集・発信・調査、会員企業および

人材の交流事業などを実施しました。

販路開拓・消費拡大のための事業としては、県下地場産業やクリエーターの販路開拓

や PR 強化を目的とした展示販売イベントの開催や、百貨店や量販店などの催事への出

展支援、常設販売に向けた支援などに取り組んだほか、灘の酒と兵庫・神戸の豊かな食

材を紹介する「灘の酒と食を愉しむ会」を開催しました。

人材の育成・確保のための事業としては、ファッション業界の次代を担うクリエータ

ーに海外留学の機会を提供する「第 42 回神戸ファッションコンテスト 2015」を開催

したほか、全国のファッション系の大学や専門学校の学生を対象とした「インターカレ

ッジキッズファッションデザインコンテスト KOBE」を新規に開催しました。

都市ブランドの強化のための事業としては、洋菓子の販売やケーキコンテストなどに

よる「2015 洋菓子フェスタ in KOBE」や、神戸コレクションに連動して街ぐるみで

ファッション都市・神戸をアピールする「神戸ファッションウィーク」などを開催しま

した。また、毎週月曜日にいつもより少しだけおしゃれをして仕事に向かうことを啓蒙

する「神戸スタイリッシュデー」については、ファッションショーやトークイベント、

キャンペーン事業などを通じて展開しました。

また、会員相互のネットワークの拡大や交流を目的に会員視察会や会員交流会を開催

したほか、企業ブランドの創出や発展を学ぶ「ブランディング研究会」、ファッション

業界の次代を担う若手経営者の勉強会「新・次世代の会」を開催しました。

さらに本年度は、3 年に一度の頻度で実施している「神戸ファッション産業規模調査」

を実施、神戸・兵庫におけるファッション産業の売上高や企業数、各業界の動向や海外

市場との関係、今後の展望などについて取りまとめました。

なお当協会の基本財産は、平成 28 年 3 月 31 日現在、615,830,349 円です。

Ⅱ 組 織

１．会 員

本年度の会員の異動および本年度末の会員数は次のとおりです。

平成27年4月1日 入会数 退会数 平成28年3月31日

企業会員 85 2 7 80

団体会員 31 0 0 31

個人会員 11 0 2 9

特別会員 2 0 0 2

計 129 2 9 122

－2－

２．役 員

（敬称略・順不同、平成 28 年 3 月 31 日現在）

〔顧 問〕

井 戸 敏 三 兵庫県知事

久 元 喜 造 神戸市長

大 橋 忠 晴 神戸商工会議所 会頭

〔会 長〕

小 田 倶 義 (株)イズム 代表取締役社長

〔副 会 長〕

大 月 京 一 (株)大月真珠 代表取締役社長

齋 藤 太紀雄 (公財)北播磨地場産業開発機構 理事長

白 樫 達 也 灘五郷酒造組合 相談役

山 口 信 二 モロゾフ(株) 代表取締役社長

〔専務理事〕

小 寺 隆

〔理 事〕

石 井 隆 伊藤ハム(株) 取締役専務執行役員

岩 田 弘 三 (株)ロック・フィールド 代表取締役会長兼 CEO

大津寄 正 登 (株)ジャヴァホールディングス 代表取締役会長

河 野 忠 友 カワノ(株) 代表取締役社長

河 本 篤 UCC ホールディングス(株) 取締役副会長

小 室 貴 史 (株)神戸ポートピアホテル 取締役総支配人

中 島 雅 一 六甲バター(株) 専務取締役営業本部長

畑 崎 充 義 (株)ワールド 執行役員コーポレートプラットフォーム本部副本部長

松 田 卓 巳 (株)アシックス 秘書室マネジャー

竹 村 正 樹 兵庫県 産業労働部産業振興局長

山 本 猛 神戸市 産業振興局長

〔監 事〕

森 田 成 敏 (株)みなと銀行 理事・地域戦略部長

安 田 義 秀 神戸商工会議所 常務理事・事務局長

－3－

〔評 議 員〕

浅 川 岳 彦 (株)キムラタン 代表取締役社長

池 澤 憲 司 (株)大丸松坂屋百貨店 大丸心斎橋店営業推進部長

植 木 砂 織 (学)育成学園 理事長

小 野 博 志 (一社)神戸貿易協会 常務理事

小 野 行 由 (株)F・O・ホールディングス 代表取締役社長

椎 葉 房 次 兵庫県洋菓子協会 専務理事

下 村 俊 子 (株)神戸凮月堂 代表取締役会長

高 田 恵太郎 (株)ぜんまい 代表取締役

瀧 川 博 司 兵庫トヨタ自動車(株) 代表取締役会長

塚 田 久 兼 沢の鶴(株) 取締役特別顧問

蒔 田 潤 也 (株)ノーリツ 管理本部総務部長

水 野 隆 生 ダンロップスポーツ(株) 取締役専務執行役員

見 寺 貞 子 神戸芸術工科大学 芸術工学部長・教授

三 宅 寛 (株)神戸商工貿易センター 神戸ファッションマート総務部長

山 田 勝 重 フジッコ(株) 取締役人事総務部長

－4－

３．企画委員会（敬称略・順不同）

浅 川 岳 彦 (株)キムラタン 代表取締役社長

大 月 康 史 (株)大月真珠 取締役

河 野 忠 友 カワノ(株) 代表取締役社長

白 樫 政 孝 剣菱酒造(株) 専務取締役

高 田 恵太郎 (株)ぜんまい 代表取締役

山 口 信 二 モロゾフ(株) 代表取締役社長

安 部 則 行 兵庫県 産業労働部産業振興局工業振興課長

飯 田 恒 久 神戸市 産業振興局観光コンベンション部ファッション産業課長

西 口 基 之 神戸商工会議所 産業部課長

４．事務局

事務局長 1 名

事務局員 4 名

5 名

事務局所在地 神戸市中央区港島中町 6 丁目 1 番地 神戸商工会議所会館 6 階

TEL：078-303-3123 FAX：078-303-3122

Web サイト http://www.kfo.or.jp/

Ⅲ 会議開催状況

１．理事会

本年度は理事会を 4 回開催しました。

(1) 第 1 回理事会（通算第 56 回）※決議の省略

日 時 4 月 10 日（金）

出席者 17 名（理事総数 17 名）

議 案 第 1 回評議員会（決議の省略）の実施について

(2) 第 2 回理事会（通算第 57 回）

日 時 6 月 8 日（月） 午前 10 時 30 分～正午

場 所 アリストンホテル神戸 15 階「アンダルシア」

出席者 14 名（理事総数 17 名）

議 案 平成26年度事業報告の承認に関する件／平成26年度収支決算報告の

承認に関する件／評議員会の招集の件／事務局長の任免に関する件

(3) 第 3 回理事会（通算第 58 回）※決議の省略

日 時 12 月 22 日（火）

出席者 17 名（理事総数 17 名）

議 案 「特定個人情報の適正な取り扱いに関する基本方針」の策定につい

て／「特定個人情報等取扱規程」の策定について

－5－

(4) 第 4 回理事会（通算第 59 回）

日 時 平成 28 年 3 月 14 日（月） 午後 1 時 30 分～3 時

場 所 アリストンホテル神戸 15 階「アンダルシア」

出席者 12 名（理事総数 17 名）

議 案 平成 28 年度事業計画の承認に関する件／平成 28 年度収支予算の

承認に関する件／その他

２．評議員会

本年度は評議員会を 2 回開催しました。

(1) 第 1 回評議員会（通算第 48 回）※決議の省略

日 時 4 月 10 日（金）

出席者 15 名（評議員総数 15 名）

議 案 評議員会議長の互選について／理事の選任について／監事の選任に

ついて／評議員の選任について

(2) 第 2 回評議員会（通算第 49 回）

日 時 6 月 23 日（火） 午後 3 時～4 時 30 分

場 所 アリストンホテル神戸 15 階「アンダルシア」

出席者 8 名（評議員総数 15 名）

議 案 平成 26 年度事業報告の承認に関する件／平成 26 年度収支決算報

告の承認に関する件

３．企画委員会

本年度は企画委員会を 2 回開催しました。

(1) 第 1 回

日 時 平成 28 年 1 月 22 日（金） 午前 10 時～11 時 30 分

場 所 アリストンホテル神戸 6 階「ポートアイランド」

出席者 14 名

議 案 平成 27 年度事業の進捗状況について／平成 28 年度事業計画（案）

について

(2) 第 2 回

日 時 平成 28 年 2 月 29 日（月） 午後 2 時～3 時 30 分

場 所 アリストンホテル神戸 6 階「ポートアイランド」

出席者 18 名

議 案 平成 28 年度事業計画（案）について／NHK 連続テレビ小説「べ

っぴんさん」との連動による事業について

－6－

Ⅳ．事業実施状況

１．情報の収集・発信・調査事業

(1) 「KFO ニュース」の発行

賛助会員に対して KFO ニュースを 2 か月に一度発行し、当協会が主催するイ

ベントなどの情報や、会員から提供された最新情報などの発信に努めました。

(2) Web サイトの運営（http://www.kfo.or.jp/）

オフィシャルサイトに当協会の概要、主催イベントや関連イベントなどの告知

や開催結果などを掲載したほか、「神戸ファッションコンテスト」や「神戸スタ

イリッシュデー」については Facebook を活用して最新情報の発信に努めました。

(3) 神戸靴ファッション化指導・調査事業

神戸靴の需要開拓に関する新商品企画・開発やデザイン力向上を支援するため、

最新の婦人靴デザインの情報収集やトレンド分析を行うとともに、靴関連事業者

への情報提供、コンサルティングなどを行いました。

(4) 神戸ファッション産業規模調査

3 年に一度の頻度で実施しているもので、神戸・兵庫のファッション産業（衣

食住遊に関する生活文化産業）のうち 11 業種について、2014 年度決算データを

もとに「売上高」「企業数」「従業員数」などについて調査したほか、企業・団

体などへのヒアリングをもとに、業界の動向や振興策、海外市場との関係、今後

の展望などについても取りまとめ、3 月に報告書を発刊しました。

２．企業および人材の交流事業

(1) ブランディング研究会

企業のブランド構築をテーマに、各

界からゲストスピーカーをお招きし、

ブランディングやマーケティング、商

品開発などに関する講話を聞き、懇談

する研究会を開催しました。特に本年

度は、研究会メンバーの発案による講

師選定や運営に新たに取り組み、内容

の充実を図りました。

・コーディネーター 流通科学大学 学長 石井 淳蔵 氏

・会員数 23 名（平成 28 年 3 月 31 日現在）

◇第１回（10 月 28 日）「家電ではなく体験を販売するバルミューダのマーケテ

ィング」／講師：バルミューダ(株) 代表取締役 寺尾 玄 氏

◇第２回（11 月 11 日）「もはやブームでなく市場～謎解きイベントが創る新し

い地方の未来」／講師：クロネコキューブ(株) 代表取締役 岡田 充弘 氏

◇第３回（平成 28 年 1 月 29 日）「『ガリガリ君』成長の軌跡とこれからの挑

戦」／講師：赤城乳業(株) 営業本部マーケティング部長 萩原 史雄 氏

－7－

◇第４回（3 月 2 日）「企業におけるデザインとブランドの保護戦略及びリスク

対策」／藤本昇特許事務所 所長 藤本 昇 氏

(2) 新・次世代の会

ファッション産業の次代を担う若手経営

者を対象とした、MBA 的手法による勉強会

で、本年度は「ビジネス・アイデア創造法」

をテーマに、レクチャー、企業のケースス

タディ、ケースメソッドなどを通じて、現

場で役立つビジネス・アイデアを創造する

方法について学びました。

・コーディネーター 関西学院大学 経営戦略研究科教授 佐藤 善信 氏

・会員数 21 名（平成 28 年 3 月 31 日現在）

・開催回数 10 回

(3) 会員視察会「神戸ファッション美術館視察会」

神戸ファッション美術館において、服飾文化の面白さについてのレクチャーを

受けたほか、普段は見ることのできない収蔵庫の貴重な衣装や資料などを、同館

の学芸員などの案内で見学しました。

・開 催 日 平成 28 年 3 月 1 日（火） 午後 2 時～5 時

・参加者数 13 名

(4) 会員交流会「前園真聖スタイリッシュトーク」

サッカー元日本代表・前園真聖氏をゲストにお迎えし、ファッションやライフ

スタイルについて「自分らしくスタイルを楽しむ」をテーマにトークショーを開

催、終了後は前園氏を交えて交流会を行いました。

・開 催 日 平成 28 年 3 月 4 日（金） 午後 6 時～8 時

・場 所 ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン「オーシャンズホール」

・参加者数 66 名

－8－

(5) KFO クリエーターズ倶楽部

兵庫県下においてものづくりの現場で活躍しているクリエーターやデザイナー、

セレクトショップ、素材や生産に携わる企業など幅広い業種のネットワーク組織

で、本年度は主に各社の百貨店の催事への出展を支援し、年間 3,247 万円を売り

上げるなど、販売促進とブランド認知強化を図りました。

・会員数 149 社・名（平成 28 年 3 月 31 日現在）

・百貨店の催事への出展

出展先 主な出展内容 催事回数 出展者数

JR 京都伊勢丹 雑貨 2 回 2

伊勢丹浦和店 アクセサリー 1 回 1

伊勢丹相模原店 革雑貨、アクセサリー 1 回 4

伊勢丹立川店 革雑貨、アクセサリー 2 回 8

近鉄奈良店 アクセサリー、バッグ 2 回 5

西武高槻店 ストール、バッグ、播州織 10 回 16

そごう神戸店 ストール、バッグ、播州織 4 回 4

そごう西神店 ストール、バッグ、播州織 6 回 9

そごう徳島店 ストール、バッグ、播州織 1 回 2

三田阪急 バッグ、真珠 3 回 5

宝塚阪急 雑貨、バッグ 4 回 5

西宮阪急 バッグ 2 回 2

広島三越 真珠、アクセサリー、バッグ 3 回 9

札幌丸井三越 バッグ 1 回 1

松山三越 真珠、アクセサリー、革雑貨 2 回 6

新潟三越 真珠、アクセサリー 2 回 5

名古屋三越 真珠、アクセサリー、時計 1 回 7

計 47 回 91

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伊勢丹相模原店「神戸・兵庫雑貨フェア」

松山三越「神戸・兵庫雑貨フェア」

３．ファッションイベントの開催

●販路開拓・消費拡大のために

(1) 地場産業総合振興事業

古くから受け継がれてきた兵庫県下の地場産業や伝統的工芸品の振興と活性化

を図るため、大手流通業とのタイアップによる催事や、産業企画展「ひょうごじ

ばさん広場」を開催したほか、大手流通業での常設販売に向けた支援などに取り

組み、PR 強化と販路拡大を図りました。

(ア)大手流通業とのタイアップによる地場産品の PR

「イトーヨーカドー甲子園店」とタイア

ップし、同店の催事や産地企業の商品シー

ズンなどに合わせて展示販売を行い、ビジ

ネスチャンスの創出や販路拡大に向けた支

援を行いました。

・開催期間：①4/11～12、②4/16～30、

③5/27～31、④6/20～21、

⑤7/25～26、⑥7/28～8/23、

⑦8/1～14、⑧8/8～9、⑨9/8～13、⑩10/28～11/1、⑪11/28～29、

⑫12/22～H28/1/31、⑬2/5～9、⑭3/9～13

・出展業種：有馬炭酸泉煎餅、加古川靴下、播州織、三木金物、洋菓子、和ろ

うそくなど

(イ)産業企画展「ひょうごじばさん広場」の開催

「きて、みて、ふれて、みんなで楽しむものづくり」をテーマに、県下の地

場産業や伝統的工芸に関わる 20 の企業や団体が出展し、伝統工芸士や職人の

技の実演、製作体験、展示販売などのブースを展開して、“手しごと”の面白

さ、楽しさ、大切さを来場者に実感していただきました。また出展者には、異

業種企業との交流や販路拡大の場となり、ビジネスチャンスが広がりました。

・開催期間：6 月 27 日～28 日 午前 10 時～午後 6 時（2 日目は 5 時まで）

－10－

・開催場所：デュオこうべ「デュオドーム」

・来場者数：約 12,000 人（2 日間計）

・出展企業：20 社・団体

◇製作実演 4 業種：城崎麦わら細工／赤穂段通／淡路瓦／丹波布

◇製作体験 8 業種：ネームタグ刻印体験：姫路天然皮革／マイそ

ろばん作り：播州そろばん(小野)／動物革細工教室：たつの天

然皮革／ロールキャンドルを作ろう：和ろうそく(西宮)／コマ

の絵付け：姫路独楽／陶芸手ひねり体験：丹波立杭焼(篠山)／

パールアクセサリー作り：真珠(神戸)／木工体験：神戸家具

◇展示販売 8 業種：三木金物／書写塗(姫路)／播州織(西脇)／美

吉籠(三木)／靴下(加古川)／線香(淡路)／杉原紙(多可町)／兵

庫県特産品

(ウ) 大手流通業での常設販売に向けた支援

当協会がコーディネーターとなって、地場産業の産地企業とイトーヨーカド

ー甲子園店の商談・調整を行い、「三木金物」（三寿ゞ刃物製作所、田中一之

刃物製作所）、「和ろうそく」（松本商店）、「丹波立杭焼」（丹久窯、昇陽

窯、悟窯、市野伝市窯）の 3 業種の常設販売コーナーを開設しました。

また、産地企業と大手セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」の子会社

「コーエン」とのパイプ役となり、平成 28 年 4 月 27 日にコーエンが大阪・

－11－

阿倍野でオープンする、伝統工芸品などを販売する店舗「coen GENERAL

STORE」において「淡路瓦」「淡路線香」「播州織」「杉原紙」を販売する

ことになりました。

さらに、産地企業と大手セレクトショップ「ビームス」とのパイプ役となり、

平成 28 年 4 月 28 日にビームスが東京・新宿に開設する、国内の銘品などを

販売する店舗「BEAMS JAPAN」において「丹波布ランチョンマット」「三

木金物」「神戸マッチ」「淡路手延素麺」などを販売することになりました。

イトーヨーカドーでの「三木金物」の常設販売 BEAMS JAPANで販売する「神戸マッチ」

(エ) 兵庫天然皮革海外展示会進出事業プロジェクトへの支援

兵庫県皮革産業協同組合連合会が、ひょうご天然皮革の魅力を世界に発信す

ることを目的に取り組んだプロジェクトにおいて、デザイナーとタンナーの連

携によるジャケットやバッグ、扇子などの商品づくりや、「パリ・メンズ・フ

ァッションウイーク Fall-Winter 16/17」（平成 28 年 1 月 22 日～30 日）へ

の出展を支援しました。会期中は多くのバイヤーが訪れ、受注につながるなど

具体的な結果を残しました。

(2) じばさん活力強化事業

各種イベントなどへの出展、展示会の開催などを通じて産地ブランドを PR し、

産地企業の収益向上、ひいては企業の従業員の処遇改善を目指すとともに、若年

者などの地場産業への就業促進も視野に入れた事業を展開しました。

(ア)第 45 回神戸まつり「おまつり広場」

「おまつり広場」にブースを設置し、加

古川の靴下、西脇の播州織など地場産品の

展示販売を行いました（5 月 17 日）。

(イ)第 38 回丹波焼「陶器まつり」への出展

「陶器まつり」にブースを設置し、レザ

ー小物、バッグ、端材などの地場産品の展

示販売を行いました（10 月 17 日～18 日）。 「陶器まつり」

－12－

(ウ)「2015 ひょうごじばさんマルシェ」の開催

兵庫県下における地場産業の産地企業の振興や収益向上、従業員の処遇改善

を目指し、20 の産地企業や団体が製作実演や製作体験、展示販売などを行う

イベントを開催しました。

・開催期間：9 月 6 日～7 日 午前 10 時～午後 6 時（2 日目は 5 時まで）

・開催場所：デュオこうべ「デュオドーム」

・来場者数：約 9,000 人（2 日間計）

・出展企業：20 社・団体

◇製作実演 2 業種：城崎麦わら細工／丹波布

◇製作体験 5 業種：マイそろばん作り：播州そろばん(小野)／陶

芸手ひねり体験：丹波立杭焼(篠山)／竹とんぼ作り：美吉籠

(三木)／レザータグ刻印体験：姫路天然皮革／レザークラフト

体験：たつの天然皮革

◇展示販売 12 業種：三木金物／播州織(西脇)／靴下(加古川)／

淡路線香／淡路瓦／和洋菓子(丹波)／ジェラート(三木)／ハー

ブ(三木)／紅茶(神戸)／炭酸泉せんべい(神戸)／淡路特産品／

兵庫県特産品

－13－

(3) 「第 22 回 灘の酒と食を愉しむ会」

食関連企業の振興を目的に、日本一の酒どころである灘五郷の「灘の酒」と、

神戸・阪神間の食品や地場食材によるグルメパーティを、灘五郷酒造組合などの

協力を得て開催しました。またパーティに先立って、5 種類の異なるタイプの酒

を飲み比べる「きき酒会」を開催しました。

・開 催 日：11 月 19 日（木） 午後 6 時 30 分～9 時

・場 所：神戸ポートピアホテル

・参加者数：第１部 きき酒会 287 名、第２部 グルメパーティ 379 名

・協賛企業：19 社・団体

●人材の育成・確保のために

(1) 第 42 回神戸ファッションコンテスト 2015

「ファッション都市・神戸」のアピールと、ファッションビジネス界の次代を

担うクリエーターの育成を目的に、レディスウェアのデザインを全国から公募し、

特選受賞者に海外のファッション系大学・専門学校への留学資格を付与し、副賞

のペンタブレット（(株)ワコム製）を贈呈しました。

【一次審査】

応募総数 86 名のデザイン画やポートフォリオなどを審査し、最終審査に臨む

20 名を選出しました（7 月 24 日、神戸ファッション美術館、非公開）。

【最終審査】

展示形式の面接審査、ショー形式のランウェイ審査により特選受賞者 5 名を選

出しました（12 月 5 日～6 日、神戸ファッション美術館、一部公開）。

・特選受賞者

氏 名 留学先

橋 七夏海 パリ・クチュール組合学校（フランス・パリ）

水上 誠二郎 エスモード パリ（フランス・パリ）

穴澤 洋太 アカデミア・コストゥーメ・エ・モーダ（イタリア・ローマ）

日野 美穂 ノッティンガム芸術大学（イギリス・ノッティンガム）

山本 恵里子 ノッティンガム芸術大学（イギリス・ノッティンガム）

－14－

(2) インターカレッジキッズファッションデザインコンテスト KOBE

ファッション業界の人材育成と「ファッション都市・神戸」の振興を目的に、

キッズウェアのデザインを全国のファッション系の大学や専門学校から公募、キ

ッズアパレル企業のデザイナーなどが審査し、各賞を選出しました。

【一次審査】

応募総数 1,215 点のデザイン画を審査し、最終審査に臨む 30 名を選出しまし

た（11 月 27 日、デザイン・クリエイティブセンター神戸、非公開）。

【最終審査】

展示形式の面接審査、ショー形式のランウェイ審査により受賞者 12 名と受賞

校 1 校を選出しました（平成 28 年 3 月 20 日、神戸ハーバーランド スペースシ

アター、一部公開）。

－15－

・受賞者

賞 氏 名 学校名

グランプリ 吉崎 舞 東京モード学園

準グランプリ 高岩 明弘 大阪モード学園

奨励賞 大田 脩花 大阪モード学園

奨励賞 岸 ゆりな マロニエファッションデザイン専門学校

奨励賞 松永 沙耶加 愛知文化服装専門学校

F・O・インターナショナル賞 中尾 拓馬 神戸ファッション専門学校

キッズ・ジョイ賞 伊藤 来夢 名古屋学芸大学

キムラタン賞 佐々木 優子 名古屋学芸大学

ファミリア賞 岡崎 仁美 名古屋学芸大学

フェリシモ賞 青島 里奈 名古屋学芸大学

べべ賞 加島 千紗子 大阪モード学園

ワールド賞 吉川 真央 中部ファッション専門学校

優秀学校賞 大阪モード学園

●都市ブランドの強化のために

(1) 2015 洋菓子フェスタ in Kobe

「洋菓子のまち・神戸」を広く PR し、洋菓子産業の振興に資することを目的

に、阪神間などで話題の店舗や人気店舗などが一堂に会する販売コーナーやイー

トインコーナー、工芸菓子やデコレーションケーキのコンテスト、有名パティシ

エによるケーキ教室など、様々な趣向を凝らしたイベントを(一社)兵庫県洋菓子

協会との共催により開催しました。

コンテストは「希望と絆 いつも力強く前向きに咲く花 ひまわり」をテーマに

71 点の作品が出品され、多くのパティシエが技を競い合いました。

・開催期間：4 月 29 日～5 月 5 日

・場 所：大丸神戸店 9 階「イベントホール」ほか

・来場者数：約 58,000 人

－16－

(2) 神戸ファッションウィーク

「神戸コレクション」の開催に伴い、多くの人が訪れるなど神戸に注目が集ま

る機会をとらえて、お洒落で楽しい街として「ファッション都市・神戸」をアピ

ールし、神戸の街全体を活性化することを目的に、地元企業や商業施設、行政、

教育機関などが協力してイベントを集中的に展開する街ぐるみの取り組み「神戸

ファッションウィーク」を開催しました。

本年度は、市内各地でのファッションショーや音楽イベントの開催はもとより、

帽子やケミカルシューズ、真珠、播州織、鞄、天然皮革など兵庫・神戸の地場産

品を「KOBE♡HYOGO FAVORITES」ブランドとして、神戸コレクションのス

テージやブース、ガイドブックなどで PR しました。

・主催：神戸ファッションウィーク推進協議会（兵庫県／神戸市／(公財)神戸フ

ァッション協会／神戸新聞社／地元企業）

・「神戸ファッションウィーク 2015 AUTUMN / WINTER」（第 19 回）

開催期間：9 月 4 日～19 日

関連イベント数：26

・「神戸ファッションウィーク 2016 SPRING / SUMMER」（第 20 回）

開催期間：平成 28 年 3 月 11 日～27 日

関連イベント数：28

(3) 神戸スタイリッシュデー

毎週月曜日を「神戸スタイリッシュデー」とし、神戸で働くすべての人に少し

だけオシャレして働く「かっこいい大人」像を提案するようなイベントや広報活

動を通じて普及啓発を図りました。

・「クールビズ ファッションショー」の開催（5 月 5 日、そごう神戸店）

・キャンペーン「元町商店街をもっとオシャレに。」の開催（6 月 1 日、元町 1

番街商店街の独自実施によるスタイリッシュデーの PR）

・映画「キングスマン」とのタイアップキャンペーン（8 月 17 日～9 月 18 日、

対象店舗で 10,000 円以上購入するとネクタイなどの商品を抽選でプレゼント）

・写真撮影とアンケートの実施（10 月 30 日～31 日、元町六丁目商店街「モト

－17－

ロクワインアベニュー」、撮影した写真は Facebook に掲載）

・トークイベント「心くばりのビジネス・スタイル」の開催（11 月 24 日、スペ

ースアルファ三宮、SHIPS の鈴木晴生顧問によるトークショーとガイドブッ

ク配布、参加者 48 名）

・スタイルブック・パネル展の開催（平成 28 年 1 月 4 日～31 日、兵庫県中央

労働センター）

・Facebook での情報発信

－18－

４．後援・協力

次の事業に対して後援あるいは協力しました。

【後援】

開催日 内 容 主 催 者

1 5/15～16 UCCコーヒーマスターズ全国大会 UCCホールディングス(株)／UCC

コーヒーアカデミー

2 6/2 灘の酒レディースデイ「トークライブ

＆銘酒と料理を楽しむ女性の集い」 灘五郷酒造組合

3 6/4 NYマダムのおしゃれスナップ展 (株)そごう・西武 そごう神戸店

4 6/7 第37回くつっ子まつり（春） 日本ケミカルシューズ工業組合

5 7/1～

2016/1/20 ファッションシューズコンテスト2016 日本ケミカルシューズ工業組合

6 7/1～9/29 第18回全国高校生デザイン画コン

クール 神戸ファッション専門学校

7 7/6～8 灘の酒・SUMMERガーデン 灘五郷酒造組合

8 7/18 神戸ファッション専門学校作品発表

会KFI MOVE 2015 神戸ファッション専門学校

9 9/6 三宮コレクション 2015 A/W 三宮コレクション実行委員会

10 10/3～4 アート・クラフトフェスティバル IN

たんば2015

アート・クラフトフェスティバル IN

たんば実行委員会

11 10/18 プリティマドンナ フォーシーズンカ

ラーコレクション in KOBE 2015 NPO法人カラーリストジャパン協会

12 10/30～31 モトロクワインアヴェニュー2015 元町六丁目商店街(振)

13 11/9～11 灘五郷・SAKEプラザ 灘五郷酒造組合

14 11/21 KOBE SAKE TOWER KOBE SAKE TOWER 実行委員会

15 12/6 第38回くつっ子まつり（秋） 日本ケミカルシューズ工業組合

16 2016/1/30 2016ファッションフェア 神戸ファッション専門学校

17 2/23～24 播州織総合素材展2016 (公財)北播磨地場産業開発機構

18 3/11～5/28 第1回高校生ウエディングドレスデ

ザイン画コンクール 神戸ファッション専門学校

19 3/13 三宮コレクション 2016 S/S 三宮コレクション実行委員会

【協力】

1 8/1～

2016/3/31 神戸セレクション.9 (公財)神戸市産業振興財団

（単位：円）

科　　目 当 年 度 前 年 度 増　減

Ⅰ　一般正味財産増減の部

1. 経常増減の部

(1)経常収益

基本財産運用益 6,324,168 6,143,419 180,749

基本財産受取利息 6,324,168 6,143,419 180,749

受取賛助会費 13,200,000 13,500,000 △300,000

事業収益 9,285,605 6,235,689 3,049,916

協賛金収益 5,284,673 5,222,704 61,969

補助金等収益 24,068,001 13,923,175 10,144,826

補助金収益 21,208,000 8,900,000 12,308,000

受託事業収益 2,860,001 5,023,175 △2,163,174

受取負担金 45,526,000 33,998,000 11,528,000

雑収益 66,079 51,442 14,637

経常収益計 103,754,526 79,074,429 24,680,097

(2)経常費用

事業費 93,748,774 66,733,108 27,015,666

管理費 15,027,143 14,650,982 376,161

経常費用計 108,775,917 81,384,090 27,391,827

評価損益等調整前当期経常増減額 △5,021,391 △2,309,661 △2,711,730

投資有価証券償還損益・売却損益 △3,297,000 △836,500 △2,460,500

評価損益等計 △3,297,000 △836,500 △2,460,500

当期経常増減額 △8,318,391 △3,146,161 △5,172,230

2. 経常外増減の部

(1)経常外収益

経常外収益計 0 0 0

(2)経常外費用

経常外費用計 0 0 0

当期経常外増減額 0 0 0

当期一般正味財産増減額 △8,318,391 △3,146,161 △5,172,230

一般正味財産期首残高 95,154,905 98,301,066 △3,146,161

一般正味財産期末残高 86,836,514 95,154,905 △8,318,391

Ⅱ　指定正味財産増減の部

基本財産評価損益 4,201,200 △263,400 4,464,600

基本財産評価損益 4,201,200 △263,400 4,464,600

当期指定正味財産増減額 4,201,200 △263,400 4,464,600

指定正味財産期首残高 618,560,649 618,824,049 △263,400

指定正味財産期末残高 622,761,849 618,560,649 4,201,200

Ⅲ 正味財産期末残高 709,598,363 713,715,554 △4,117,191

正味財産増減計算書

平成27年4月1日 から 平成28年3月31日 まで

平成27年度　決算報告書

－19－

（単位：円）

科 目 公益目的事業会計 その他会計 法人会計 内部取引消去 合　計

Ⅰ 一般正味財産増減の部

1. 経常増減の部

(1)経常収益

基本財産運用益 0 0 6,324,168 0 6,324,168

基本財産受取利息 0 0 6,324,168 0 6,324,168

受取賛助会費 0 0 13,200,000 0 13,200,000

受取賛助会費（企業） 0 0 10,100,000 0 10,100,000

受取賛助会費（団体） 0 0 2,650,000 0 2,650,000

受取賛助会費（個人） 0 0 450,000 0 450,000

事業収益 6,091,000 3,194,605 0 0 9,285,605

灘の酒と食事業収益 1,869,000 0 0 0 1,869,000

神戸ファッションコンテスト事業収益 172,000 0 0 0 172,000

神戸ファッションウィーク事業収益 4,050,000 0 0 0 4,050,000

講演会・視察会事業収益 0 10,000 0 0 10,000

クリエーター支援事業収益 0 566,375 0 0 566,375

次世代の会事業収益 0 1,240,000 0 0 1,240,000

ブランディング研究会事業収益 0 1,110,000 0 0 1,110,000

その他事業収益（他） 0 268,230 0 0 268,230

協賛金収益 5,284,673 0 0 0 5,284,673

補助金等収益 24,068,001 0 0 0 24,068,001

補助金収益 21,208,000 0 0 0 21,208,000

受託事業収益 2,860,001 0 0 0 2,860,001

受取負担金 45,526,000 0 0 0 45,526,000

雑収益 0 10,000 56,079 0 66,079

経常収益計 80,969,674 3,204,605 19,580,247 0 103,754,526

(2)経常費用

事業費 88,753,569 4,995,205 0 0 93,748,774

給料手当 4,640,240 0 0 0 4,640,240

臨時雇賃金 147,200 0 0 0 147,200

福利厚生 465,232 0 0 0 465,232

会議費 3,707,625 798,925 0 0 4,506,550

旅費交通費 2,832,734 303,110 0 0 3,135,844

通信運搬費 505,163 69,991 0 0 575,154

消耗品費 1,428,467 187,193 0 0 1,615,660

印刷製本費 1,830,438 156,600 0 0 1,987,038

賃借料 1,461,078 268,240 0 0 1,729,318

保険料 36,450 0 0 0 36,450

諸謝金 395,685 740,440 0 0 1,136,125

租税公課 56,150 2,500 0 0 58,650

負担金 300,000 0 0 0 300,000

委託費 70,917,307 2,468,206 0 0 73,385,513

雑費 29,800 0 0 0 29,800

正味財産増減計算書内訳表

平成27年4月1日 から 平成28年3月31日 まで

－20－

管理費 0 0 15,027,143 0 15,027,143

給料手当 0 0 5,288,579 0 5,288,579

退職給付 0 0 199,103 0 199,103

福利厚生費 0 0 1,258,387 0 1,258,387

会議費 0 0 52,452 0 52,452

旅費交通費 0 0 11,970 0 11,970

通信運搬費 0 0 94,359 0 94,359

消耗品費 0 0 118,424 0 118,424

図書費 0 0 176,784 0 176,784

印刷製本費 0 0 185,760 0 185,760

事務所費 0 0 4,191,264 0 4,191,264

賃借料 0 0 120,576 0 120,576

諸謝金 0 0 840,000 0 840,000

租税公課 0 0 359,000 0 359,000

諸会費 0 0 600,000 0 600,000

委託費 0 0 510,072 0 510,072

雑費 0 0 36,648 0 36,648

減価償却費 0 0 983,765 0 983,765

経常費用計 88,753,569 4,995,205 15,027,143 0 108,775,917

評価損益等調整前当期経常増減額 △ 7,783,895 △ 1,790,600 4,553,104 0 △ 5,021,391

投資有価証券償還損益・売却損益 0 0 △ 3,297,000 0 △ 3,297,000

評価損益等計 0 0 △ 3,297,000 0 △ 3,297,000

当期経常増減額 △ 7,783,895 △ 1,790,600 1,256,104 0 △ 8,318,391

2.経常外増減の部

当期経常外増減額 0 0 0 0 0

当期一般正味財産増減額 △ 7,783,895 △ 1,790,600 1,256,104 0 △ 8,318,391

一般正味財産期首残高 △ 32,072,277 △ 1,277,965 128,505,147 0 95,154,905

一般正味財産期末残高 △ 39,856,172 △ 3,068,565 129,761,251 0 86,836,514

Ⅱ 指定正味財産増減の部

基本財産評価損益 4,201,200 0 0 0 4,201,200

基本財産評価損益 4,201,200 0 0 0 4,201,200

当期指定正味財産増減額 4,201,200 0 0 0 4,201,200

指定正味財産期首残高 618,560,649 0 0 0 618,560,649

指定正味財産期末残高 622,761,849 0 0 0 622,761,849

Ⅲ 正味財産期末残高 582,905,677 △ 3,068,565 129,761,251 0 709,598,363

－21－

(単位：円)

科　　目 当 年 度 前 年 度 増　　減

Ⅰ 資産の部

1. 流動資産

現金 214,574 153,861 60,713

普通預金

三井住友銀行① 10,816,526 22,752,469 △11,935,943

三井住友銀行② 8,763,005 5,030,709 3,732,296

みなと銀行 6,921,254 6,097,610 823,644

神戸信用金庫 618,868 582,826 36,042

普通預金合計 27,119,653 34,463,614 △7,343,961

定期預金

三井住友銀行 0 10,000,000 △10,000,000

神戸信用金庫 30,000,000 20,000,000 10,000,000

定期預金合計 30,000,000 30,000,000 0

未収金 16,820,001 8,606,092 8,213,909

前払金 349,272 349,272 0

仮払金 60,000 60,000 0

流動資産合計 74,563,500 73,632,839 930,661

2. 固定資産

(1)基本財産

定期預金

三井住友銀行 0 101,000,000 △101,000,000

みなと銀行 49,000,000 49,000,000 0

定期預金合計 49,000,000 150,000,000 △101,000,000

投資有価証券

投資有価証券（指定） 549,806,000 467,055,000 82,751,000

投資有価証券合計 549,806,000 467,055,000 82,751,000

普通預金

三井住友銀行 17,024,349 1,505,649 15,518,700

普通預金合計 17,024,349 1,505,649 15,518,700

基本財産合計 615,830,349 618,560,649 △2,730,300

貸借対照表

平成28年3月31日 現在

－22－

(2)特定資産

特別積立財産

定期預金

三井住友銀行 40,000,000 40,000,000 0

定期預金合計 40,000,000 40,000,000 0

特別積立財産合計 40,000,000 40,000,000 0

特定資産合計 40,000,000 40,000,000 0

(3)その他固定資産

什器備品 3,623,028 2,618,705 1,004,323

ソフトウェア 105,000 210,000 △105,000

電話加入権 374,920 374,920 0

その他固定資産合計 4,102,948 3,203,625 899,323

固定資産合計 659,933,297 661,764,274 △1,830,977

資産合計 734,496,797 735,397,113 △900,316

Ⅱ 負債の部

1. 流動負債

未払金 11,808,522 12,070,412 △261,890

前受金 3,000,000 0 3,000,000

預り金 115,798 115,554 244

仮受金 196,786 566,592 △369,806

流動負債合計 15,121,106 12,752,558 2,368,548

2. 固定負債

退職給付引当金 7,240,204 7,041,101 199,103

長期未払金 2,537,124 1,887,900 649,224

固定負債合計 9,777,328 8,929,001 848,327

負債合計 24,898,434 21,681,559 3,216,875

Ⅲ 正味財産の部

1. 指定正味財産 622,761,849 618,560,649 4,201,200

寄附金 622,761,849 618,560,649 4,201,200

（うち基本財産への充当額） (615,830,349) (618,560,649) (△2,730,300)

2. 一般正味財産 86,836,514 95,154,905 △8,318,391

（うち特定資産への充当額） (40,000,000) (40,000,000) (0)

正味財産合計 709,598,363 713,715,554 △4,117,191

負債及び正味財産合計 734,496,797 735,397,113 △900,316

－23－

（単位：円）

科 目 公益目的事業会計 その他会計 法人会計 内部取引消去 全体

Ⅰ 資産の部

1. 流動資産

現金 0 0 214,574 0 214,574

普通預金

三井住友銀行① 0 0 10,816,526 0 10,816,526

三井住友銀行② 0 0 8,763,005 0 8,763,005

みなと銀行 0 0 6,921,254 0 6,921,254

神戸信用金庫 0 0 618,868 0 618,868

普通預金合計 0 0 27,119,653 0 27,119,653

定期預金

神戸信用金庫 0 0 30,000,000 0 30,000,000

定期預金合計 0 0 30,000,000 0 30,000,000

未収金 16,796,001 24,000 0 0 16,820,001

前払金 0 0 349,272 0 349,272

仮払金 0 0 60,000 0 60,000

流動資産合計 16,796,001 24,000 57,743,499 0 74,563,500

2. 固定資産

(1)基本財産

定期預金

みなと銀行 49,000,000 0 0 0 49,000,000

定期預金合計 49,000,000 0 0 0 49,000,000

投資有価証券

投資有価証券（指定） 549,806,000 0 0 0 549,806,000

投資有価証券合計 549,806,000 0 0 0 549,806,000

普通預金

三井住友銀行 17,024,349 0 0 0 17,024,349

普通預金合計 17,024,349 0 0 0 17,024,349

基本財産合計 615,830,349 0 0 0 615,830,349

(2)特定資産

特別積立財産

定期預金

三井住友銀行 0 0 40,000,000 0 40,000,000

定期預金合計 0 0 40,000,000 0 40,000,000

特別積立財産合計 0 0 40,000,000 0 40,000,000

特定資産合計 0 0 40,000,000 0 40,000,000

(3)その他固定資産

什器備品 0 0 3,623,028 0 3,623,028

ソフトウェア 0 0 105,000 0 105,000

電話加入権 0 0 374,920 0 374,920

その他固定資産合計 0 0 4,102,948 0 4,102,948

固定資産合計 615,830,349 0 44,102,948 0 659,933,297

資産合計 632,626,350 24,000 101,846,447 0 734,496,797

貸借対照表内訳表

平成28年3月31日 現在

－24－

Ⅱ 負債の部

1. 流動負債

未払金 9,725,094 26,319 2,057,109 0 11,808,522

前受金 3,000,000 0 0 3,000,000

預り金 0 0 115,798 0 115,798

仮受金 0 196,786 0 0 196,786

流動負債合計 12,725,094 223,105 2,172,907 0 15,121,106

2. 固定負債

退職給付引当金 0 0 7,240,204 0 7,240,204

長期未払金 0 0 2,537,124 0 2,537,124

固定負債合計 0 0 9,777,328 0 9,777,328

負債合計 12,725,094 223,105 11,950,235 0 24,898,434

Ⅲ 正味財産の部

1. 指定正味財産 622,761,849 0 0 0 622,761,849

寄附金 622,761,849 0 0 0 622,761,849

（うち基本財産への充当額） (615,830,349) (0) (0) (0) (615,830,349)

2. 一般正味財産 △39,856,172 △3,068,565 129,761,251 0 86,836,514

（うち特定資産への充当額） (0) (0) (40,000,000) (0) (40,000,000)

正味財産合計 582,905,677 △3,068,565 129,761,251 0 709,598,363

負債及び正味財産合計 595,630,771 △2,845,460 141,711,486 0 734,496,797

－25－

－26－

財務諸表に対する注記

平成 27 年度

１．継続事業の前提に関する注記

該当はありません。

２．重要な会計方針

(1) 有価証券の評価基準及び評価方法

その他有価証券

時価のあるもの・・・・期末日の市場価格等に基づく時価法（売却原価は移動平

均法により算定）によっております。

時価のないもの・・・・移動平均法による原価法によっております。

(2) 固定資産の減価償却の方法

①有形固定資産

什器備品・・・・・定額法によっております。

②リース資産（什器備品に含まれます。）

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リー

ス期間を耐用年数とし、残存価格をゼロとして算定する方法によっております。

なお、リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイ

ナンス・リース取引で、リース総額が 3,000 千円以上のものについては、通常

の売買取引に係る方法に準じた会計処理によっております。なお、リース料総

額が 3,000 千円未満のものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた

会計処理によっております。

③無形固定資産

定額法によっております。なお、ソフトウェアについては法人内における利

用可能期間（5 年）に基づき定額法によっております。

(3) 引当金の計上基準

貸倒引当金・・・・・・債権について個別に回収可能性を検討し、回収不能見積

額を計上しております。

退職給付引当金・・・・職員の退職金の支出に備えるため、期末における協会都

合要支給額から特定退職金共済積立額を控除した金額を

計上しております。

(4) 消費税等の会計処理

消費税等の会計処理は、税込方式によっております。

(5) 税効果会計の適用について

税効果会計は適用しておりません。

－27－

３．表示方法の変更

当期より、一般正味財産増減の部における投資有価証券の償還や売却に伴う損益の

重要性が増したため、従来、基本財産運用益の「基本財産受取利息」に含めていたこ

れらの損益については「投資有価証券償還損益・売却損益」として区分表示しており

ます。なお、前年度分についても同様に区分表示しております。

４．基本財産及び特定資産の増減額及びその残高

（単位：円）

科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高

基本財産

預金

投資有価証券

151,505,649

467,055,000

－

351,746,800

85,481,300

268,995,800

66,024,349

549,806,000

小 計 618,560,649 351,746,800 354,477,100 615,830,349

特定資産

預金

40,000,000

－

－

40,000,000

小 計 40,000,000 － － 40,000,000

合 計 658,560,649 351,746,800 354,477,100 655,830,349

５．基本財産及び特定資産の財源等の内訳

基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりです。

（単位：円）

科 目 当期末残高 （うち指定正味財

産からの充当額）

（うち一般正味財

産からの充当額）

（うち負債に対応

する額）

基本財産

預金

投資有価証券

66,024,349

549,806,000

66,024,349

549,806,000

－

－

－

－

小 計 615,830,349 615,830,349 － －

特定資産

預金

40,000,000

－

40,000,000

－

小 計 40,000,000 － 40,000,000 －

合 計 655,830,349 615,830,349 40,000,000 －

６．担保に供している資産

該当事項はありません。

－28－

７．固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高

固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高は、次のとおりです。

（単位：円）

科 目 取得価額 減価償却累計額 当期末残高

什器備品

ソフトウェア

電話加入権

5,537,088

525,000

374,920

1,914,060

420,000

－

3,623,028

105,000

374,920

合 計 6,437,008 2,334,060 4,102,948

８．債権の債権金額、貸倒引当金の当期末残高及び当該債権の当期末残高

債権の債権金額、貸倒引当金の当期末残高及び当該債権の当期末残高は、次のとお

りです。

（単位：円）

科 目 債権金額 貸倒引当金の

当期末残高

債権の

当期末残高

未収金 16,820,001 0 16,820,001

合 計 16,820,001 0 16,820,001

９．保証債務等の偶発債務

該当事項はありません。

－29－

10．補助金等の内訳並びに交付者、当期の増減額及び残高は、次のとおりです。

（単位：千円）

補助金等の名称 交付者 前期末

残高

当期

増加額

当期

減少額

当期末

残高

貸借対照

表上の記

載区分

（補助金等）

地域企業市場開拓支援事業 兵庫県 0 17,308 17,308 0 －

地場産業総合振興事業 兵庫県 0 2,400 2,400 0 －

中内力コンベンション振興財団 同左 0 1,500 1,500 0 －

じばさん活力強化事業（受託） 兵庫県 0 2,510 2,510 0 －

神戸靴ファッション化指導業務（受託） 神戸市 0 350 350 0 －

合 計 0 24,068 24,068 0

（負担金）

神戸ファッションフェスティバル 神戸市 0 14,326 14,326 0 －

神戸ファッションフェスティバル 神戸商工会議所 0 2,000 2,000 0 －

神戸ファッションウイーク 神戸市 0 25,400 25,400 0 －

アパレルプロジェクト 神戸市 0 3,300 3,300 0 －

神戸ファッションコンテスト 神戸商工会議所 0 500 500 0 －

合 計 0 45,526 45,526 0 －

11．関連当事者との取引の内容

該当事項はありません。

12．重要な後発事象

該当事項はありません。

－30－

13．その他

(1) リース取引関係

（リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・

リース取引）

①リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

（単位：円）

什器備品 その他 合 計

取得価額相当額 5,537,088 － 5,537,088

減価償却累計額相当額 1,914,060 － 1,914,060

期末残高相当額 3,623,028 － 3,623,028

②未経過リース料期末残高相当額

（単位：円）

1 年以内 1 年超 合 計

未経過リース料期末残高相当額 1,085,904 2,537,124 3,623,028

③当期の支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額

（単位：円）

支払リース料 878,760

減価償却費相当額 878,760

注）支払利息相当額については、重要性が乏しいので減価償却費相当額に含め

ております。

(2) 退職給付関係

①採用している退職給付制度の概要

当協会は退職給付一時金制度を採用しております。

②退職給付債務及びその内訳 （単位：円）

退職給付債務 11,542,500

特定退職金共済積立額 4,302,296

（差引）未積立退職給付債務 7,240,204

退職給付引当金残高 7,240,204

③退職給付費用に関する事項 （単位：円）

勤務費用 199,103

退職給付費用合計 199,103

－31－

附属明細書

平成 27 年度

１．基本財産及び特定財産の明細

基本財産及び特定財産の明細については、「財務諸表に対する注記」の４「基本財

産及び特定資産の増減額及びその残高」を参照して下さい。

２．引当金の明細 （単位：円）

科 目 期首残高 当期

増加額

当期減少額 期末残高

目的使用 その他

退職給付引当金 7,041,101 199,103 － － 7,240,204

(単位：円)

場所・物量等 使用目的等 金　額

（流動資産） 現金 手元保管 運転資金として 214,574

普通預金 運転資金として

三井住友銀行神戸営業部 10,816,526

三井住友銀行神戸営業部 8,763,005

みなと銀行三宮支店 6,921,254

神戸信用金庫ポートアイランド支店 618,868

定期預金 運転資金として

神戸信用金庫ポートアイランド支店 30,000,000

未収金 国・県・市他補助金未収額 受託事業収入・補助金収入ほか 16,820,001

前払金 翌事業年度事業にかかる前払金 事務所賃借料 349,272

仮払金 タイムズ24㈱ レンタカー支払保証金 60,000

流動資産合計 74,563,500

（固定資産）

基本財産 定期預金 運用益を管理運営の財源に供している

みなと銀行三宮支店 49,000,000

投資有価証券 運用益を管理運営の財源に供している

第60回・第306回利付国債他 549,806,000

普通預金 運用益を管理運営の財源に供している

三井住友銀行神戸営業部 17,024,349

特定資産 定期預金 運用益を管理運営の財源に供している

三井住友銀行神戸営業部 40,000,000

その他固定資産 什器備品 神戸市中央区港島中町・什器一式 管理運営の用に供している 3,623,028

ソフトウェア 会計システムソフト 管理運営の用に供している 105,000

電話加入権 電話加入権（8本） 管理運営の用に供している 374,920

固定資産合計 659,933,297

資産合計 734,496,797

（流動負債） 未払金 日本郵便他に対する未払額 郵税、事務用品、分担金等支払ほか 11,808,522

前受金 翌事業年度事業にかかる前受金 「べっぴんさん」関連事業費 3,000,000

預り金 社会保険料ほか 源泉徴収税、健康保険等預り金 115,798

仮受金 百貨店等催事 クリエーター催事売上仮受 196,786

流動負債合計 15,121,106

（固定負債） 退職給付引当金 職員に対するもの 職員に対する退職金の支給に備えたもの 7,240,204

長期未払金 什器備品に対するもの リース債務 2,537,124

固定負債合計 9,777,328

負債合計 24,898,434

正味財産 709,598,363

貸借対照表科目

財産目録

平成28年3月31日 現在

－32－

－33－

監 査 報 告 書

平成 28 年 6 月 8 日

公益財団法人神戸ファッション協会

会長 小 田 俱 義 様

監事 森 田 成 敏 印

監事 安 田 義 秀 印

私たち監事は、当協会の平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの平成 27

年度における理事の職務の執行について監査を行いましたので、一般社団法人及び一般

財団法人に関する法律第 99 条第 1 項（同法第 197 条において準用する第 99 条第 1 項）

（並びに公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律施行規則第 33 条第 2 項）

の規定に基づき本監査報告書を作成し、以下のとおり報告いたします。

１．監査の方法およびその内容

私たち監事は、理事および使用人などと意思疎通を図り、情報の収集および監査の環

境の整備に努めるとともに、理事会その他重要な会議に出席し、理事などからその職務

の執行について報告を受け、重要な決済書類などを閲覧し、当協会の事務所において業

務および財産の状況を調査しました。

以上の方法によって、当該年度に係る事業報告および附属明細書を監査しました。さ

らに、会計帳簿またはこれに関する資料の調査を行い、当該年度に係る計算書類および

その附属明細書ならびに財産目録などについて監査しました。

２．監査の結果

（１）事業報告などの監査結果

①事業報告およびその附属明細書は、法令および定款に従い、当協会の状況を正

しく示しているものと認めます。

②理事の職務の執行に関する不正の行為または法令もしくは定款に違反する重大

な事実は認められません。

③内部統制システムの整備に関する理事会決議およびその体制下の理事の職務の

執行は相当であると認めます。

（２）計算書類およびその附属明細書ならびに財産目録などの監査結果

計算書類およびその附属明細書ならびに財産目録などは、当協会の財産および

損益の状況をすべて重要な点において適正に表示しているものと認めます。

以 上

独立監査人の監査報告書

平成２８年５月２７日

公益財団法人神戸ファッション協会

会 長 小 田 倶 義 殿

神 明 監 査 法 人

代 表 社 員

業務執行社員 公認会計士 田 村 一 美 ㊞

＜財務諸表監査＞

当監査法人は、公益財団法人神戸ファッション協会の平成２７年４月１日から平成２８年３月３１日までの事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書（公益認定等ガイドラインⅠ－５（１）の定めによる「正味財産増減計算書」をいう。）及び注記並びに附属明細書について監査し、併せて、貸借対照表内訳表及び正味財産増減計算書内訳表（以下、これらの監査の対象書類を「財務諸表等」という。）について監査を行った。

財務諸表等に対する理事者の責任

理事者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会計の基準に準拠して財務諸表等を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表等を作成し適正に表示するために理事者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

監査人の責任

当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表等に対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に財務諸表等に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。

監査においては、財務諸表等の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表等の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表等の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、理事者が採用した会計方針及びその適用方法並びに理事者によって行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表等の表示を検討することが含まれる。

当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

監査意見

当監査法人は、上記の財務諸表等が、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会計の基準に準拠して、当該財務諸表等に係る期間の財産及び損益（正味財産増減）の状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。

＜財産目録に対する意見＞

当監査法人は、公益財団法人神戸ファッション協会の平成２８年３月３１日現在の事業年度の財産目録（「貸借対照表科目」、「金額」及び「使用目的等」の欄に限る。以下同じ。）について監査を行った。

財産目録に対する理事者の責任

理事者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会計の基準に準拠するとともに、公益認定関係書類と整合して作成することにある。

監査人の責任

当監査法人の責任は、財産目録が、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会計の基準に準拠しており、公益認定関係書類と整合して作成されているかについて意見を表明することにある。

財産目録に対する監査意見

当監査法人は、上記の財産目録が、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会計の基準に準拠しており、公益認定関係書類と整合して作成されているものと認める。

利害関係

公益財団法人神戸ファッション協会と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

以 上