みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別...

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みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届出書 東北電企経第2号 令和元年7月26日 経済産業大臣 世 耕 弘 成 殿 仙台市青葉区本町一丁目7番1号 東 北 電 力 株 式 会 社 取締役社長 社長執行役員 原 田 宏 哉 みなし小売電気事業者部門別収支計算規則第2条第2項及び第3項の規定に より,別紙のとおり事業者設定基準を定めたので届け出ます。

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Page 1: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

みなし小売電気事業者部門別収支計算規則

事業者設定基準届出書

東北電企経第2号

令和元年7月26日

経済産業大臣 世 耕 弘 成 殿

仙台市青葉区本町一丁目7番1号

東 北 電 力 株 式 会 社

取締役社長 社長執行役員

原 田 宏 哉

みなし小売電気事業者部門別収支計算規則第2条第2項及び第3項の規定に

より,別紙のとおり事業者設定基準を定めたので届け出ます。

Page 2: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1. 別表第1 3.(2)に規定する基準

3.2.により各欄に整理された額を,次の方法により,各部門の欄に整理すること。

(2)次に掲げるものを,それぞれ,次の比率により,特定需要部門及び一般

需要部門の欄に配分することにより整理すること。

営業収益

電気事業営業収益

電気事業雑収益 料金収入比

2.設定した基準

電気事業雑収益のうちのアンシラリーサービス(※)料について,全額を一般需要

部門の欄に配分し,その他の電気事業雑収益を料金収入比にて,特定需要部門及び

一般需要部門の欄に配分する。

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

アンシラリーサービス料は,一般需要部門に係る収益であるが,別表第1 3.

(2)の基準に基づき配分すると特定需要部門にも整理されるため,別表第1 3.

(2)の基準によらず,一般需要部門へ直接整理する上記の基準を設定することと

した。

(※)アンシラリーサービスとは,電源・送配電ネットワークが一体となり,瞬時瞬

時の需要と発電出力のバランスを維持することにより,周波数を基準周波数に

維持すること。

Page 3: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 5.(1)②に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 5.(1)②に規定する基準

5.2.により整理された電気事業営業収益に係る額のうち,電灯料(特定需要に

係るもの(再エネ特措法賦課金を除く。)に限る。)及び電力料(特定需要に係るもの

(再エネ特措法賦課金を除く。)に限る。)(以下この5.において「特定需要電灯料等」

という。)を,次の方法により,特定需要部門及び一般需要部門の欄に整理すること。

(1) 次の額及び値を算定すること。

② 当該特定需要電灯料等について,小売料金算定規則第44条の規定により

行った増額及び減額により得られた額を合計した額

2.設定した基準

当該特定需要電灯料等について,託送料金算定規則第32条第1項の規定により

行ったとみなされる増額及び減額により得られた額を合計した額

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

「小売料金算定規則第44条の規定により行った増額及び減額により得られた額を

合計した額」は,小売料金算定規則第44条における小売料金算定規則第21条第2

項,第22条第7項,第23条第6項,第36条第2項,第37条第 7 項,第38条

第6項,第40条第7項または第42条第7項の規定により設定した特定小売料金に

増減される金額であるが,当該規定にもとづく料金設定を行っていないため,

別表第1 5.(1)②に定める基準からは,この額を算定することができない。

このため,小売料金算定規則第44条は,託送料金算定規則第32条第1項の規定

に基づき算定された額により増額又は減額を行うこととしていることから,上記基準

を設定することとした。

Page 4: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(1)①に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(1)①に規定する基準

① 電気事業財務費用を,次の方法により,水力発電費,火力発電費,原子力発電費,

新エネルギー等発電費,送電費,変電費,配電費,一般管理費,休止設備費,貸付

設備費及び営業外費用に配分することにより整理すること。

1) 発生の主な原因を勘案して,水力発電設備(水力発電所内に存する送電設備,

変電設備及び配電設備を除く。以下同じ。),火力発電設備(汽力発電設備及び内

燃力発電設備をいい,火力発電所内に存する送電設備,変電設備及び配電設備を

除く。以下同じ。),原子力発電設備(原子力発電所内に存する送電設備,変電設

備及び配電設備を除く。以下同じ。),新エネルギー等発電設備(新エネルギー等

発電所内に存する送電設備,変電設備及び配電設備を除く。以下同じ。),送電設

備(発電所内に存する送電設備を含む。以下同じ。),変電設備(発電所内に存す

る変電設備を含む。以下同じ。),配電設備(発電所内に存する配電設備を含む。

以下同じ。),業務設備,休止設備,貸付設備及び事業外固定資産の固定資産帳簿

価額(リース資産及び資産除去債務相当資産を除く。以下同じ。)を算定し,これ

らを合計した額(以下「固定資産合計額」という。)を算定すること。

この際,一の発電所内に存する発電設備,送電設備,変電設備及び配電設備の

全部又は一部に共通して利用される設備の固定資産帳簿価額については,当該発

電所ごとの当該発電設備,送電設備,変電設備及び配電設備の全部又は一部の帳

簿価額比を用いて発電設備,送電設備,変電設備及び配電設備の固定資産帳簿価

額に整理して算定すること。

2) 電気事業財務費用に,次の割合を乗じて得た額を,それぞれ次の費用に配分す

ることにより整理すること。

水力発電設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 水力発電費

火力発電設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 火力発電費

原子力発電設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 原子力発電費

新エネルギー等発電設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 新エネルギー

等発電費

送電設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 送電費

変電設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 変電費

配電設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 配電費

Page 5: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

業務設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 一般管理費

休止設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 休止設備費

貸付設備の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 貸付設備費

事業外固定資産の固定資産帳簿価額/固定資産合計額 営業外費用

2.設定した基準

固定資産帳簿価額(リース資産及び資産除去債務相当資産を除く。)については,

資産の主な用途を勘案して整理した額とする。

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

固定資産帳簿価額(リース資産及び資産除去債務相当資産を除く。)の,水力発電

設備,火力発電設備,原子力発電設備,新エネルギー等発電設備,送電設備,変電

設備,配電設備,業務設備,休止設備,貸付設備及び事業外固定資産への整理にあた

り,財務会計上の整理と発生の主な原因が異なる資産について,資産の主な用途を

勘案したより適切な整理を行なうため,上記基準を設定することとした。

Page 6: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(3)②に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(3)②に規定する基準

6. 2.により各欄に整理された額のうち,3.から5.までに掲げるもの以外

のものを,それぞれ次の方法により,それぞれ,各部門に配分することにより整理す

ること。

(3) 一般管理費を,次の方法により,水力発電費,火力発電費,原子力発電費,

新エネルギー等発電費,送電費,変電費,配電費及び販売費に配分すること

により整理すること。

② ①の整理により難い費用を,別表第3に定める活動帰属基準又は配賦基準

により,営業費用項目ごとに整理すること。

別表第3

配 分 基 準

賃借料 各部門業務用建物床面積比(建物については,

賃借物件に限る。)(活動帰属基準)

電気事業財務費用 直課された各部門設備別帳簿価額比

(配賦基準)

2.設定した基準

別表第1 6.(3)②に規定する一般管理費の8部門への配分については,別表

第1 6.(3)②に規定する基準によらず,次の基準により8部門への費用として

整理する。

配 分 基 準

賃借料(借地借家料を除く)

各部門業務用建物床面積比(建物については,

自己所有物件及び賃借物件とする。)

(活動帰属基準)

電気事業財務費用

各部門業務用建物床面積比(建物については,

自己所有物件及び賃借物件とする。)

(配賦基準)

Page 7: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

賃借料のうち借地借家料以外の費用については,賃借物件だけでなく自己所有物件

とも相関があることから,自己所有物件及び賃借物件の合計床面積比を用いることが

適切であり,当該費用の発生により関連が見られる「各部門業務用建物床面積比(建

物については,自己所有物件及び賃借物件とする。)」を設定することとした。

また,電気事業財務費用については,販売部門を含む各部門の事業運営に要する費

用であることから,当該費用の発生により関連が見られる「各部門業務用建物床面積

比(建物については,自己所有物件及び賃借物件とする。)」を設定することとした。

Page 8: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(4)②に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(4)②に規定する基準

①の整理により難い費用を,営業費用項目ごとに,別表第4に定める活動帰属基準

又は配賦基準により,離島供給費用又は非離島供給費用に配分することにより整理す

ること。

別表第4

配 分 基 準

役員給与 直課された人員数比(活動帰属基準)

給料手当 直課された人員数比(活動帰属基準)

給料手当振替額(貸方) 直課された人員数比(活動帰属基準)

退職給与金 直課された人員数比(活動帰属基準)

厚生費 直課された人員数比(活動帰属基準)

雑給 直課された人員数比(活動帰属基準)

消耗品費 直課された人員数比(活動帰属基準)

2.設定した基準

別表第1 6.(4)②に規定する離島供給費用又は非離島供給費用への配分につ

いては,別表第1 6.(4)②に規定する基準によらず,次の基準により離島供給

費用又は非離島供給費用として整理する。

Page 9: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

配 分 基 準

役員給与 発電設備の帳簿原価比(配賦基準)

給料手当 発電設備の帳簿原価比(配賦基準)

給料手当振替額(貸方) 発電設備の帳簿原価比(配賦基準)

退職給与金 発電設備の帳簿原価比(配賦基準)

厚生費 発電設備の帳簿原価比(配賦基準)

雑給 発電設備の帳簿原価比(配賦基準)

消耗品費 発電設備の帳簿原価比(配賦基準)

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

別表第4に規定する基準により水力・火力・新エネルギー等発電費を上記営業費用

項目ごとに離島供給費用に整理する場合,離島供給に係る人員数を合理的に特定する

ことが困難である。

上記営業費用項目は,発電設備の規模と相関があると考えられることから,より適

切な整理を行うため,上記基準を設定することとした。

Page 10: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(7)②に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(7)②に規定する基準

② ①の整理により難い費用を,営業費用項目ごとに,別表第4に定める活動帰属

基準又は配賦基準により,離島供給費用又は非離島供給費用に配分することにより整

理すること。

別表第4

配 分 基 準

賃借料 業務用建物床面積比(建物については,賃借物件

に限る。)(活動帰属基準)

電気事業財務費用 直課された人員数比(配賦基準)

2.設定した基準

別表第1 6.(7)②に規定する離島供給費用又は非離島供給費用への配分に

ついては,別表第1 6.(7)②に規定する基準によらず,次の基準により離島

供給費用又は非離島供給費用として整理する。

配 分 基 準

賃借料 業務用建物床面積比(建物については,自己所有

物件及び賃借物件とする。)(活動帰属基準)

電気事業財務費用 業務用建物床面積比(建物については,自己所有

物件及び賃借物件とする。)(配賦基準)

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

賃借料については,賃借物件だけでなく自己所有物件とも相関があることから,自

己所有物件及び賃借物件の合計床面積比を用いることが適切であり,当該費用の発生

により関連が見られる「業務用建物床面積比(建物については,自己所有物件及び賃

借物件とする。)」を設定することとした。

また,電気事業財務費用については,販売事業の運営に要する費用であり,当該費

用の発生により関連が見られる「業務用建物床面積比(建物については,自己所有物

件及び賃借物件とする。)」を設定することとした。

Page 11: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(7)③ 2),4),6)および8)に規定する基準に代わるも

のとして設定した基準

1.別表第1 6.(7)③ 2),4),6)および8)に規定する基準

③ ①及び②により整理された非離島供給費用を,次の方法により,ネットワーク

給電費用,非ネットワーク給電費用,ネットワーク販売需要家費用,非ネットワーク

販売需要家費用,ネットワーク一般販売費用及び非ネットワーク一般販売費用に整理

すること。

2) 1)の整理により難い費用を,別表第3に定める活動帰属基準又は配賦基準に

より,営業費用項目ごとに,給電費用,販売需要家費用又は一般販売費用に配分する

ことにより整理すること。

4) 3)の整理により難い費用を,別表第3に定める活動帰属基準又は配賦基準に

より,営業費用項目ごとに,ネットワーク給電費用又は非ネットワーク給電費用に配

分することにより整理すること。

6) 5)の整理により難い費用を,別表第3に定める活動帰属基準又は配賦基準に

より,営業費用項目ごとに,ネットワーク販売需要家費用又は非ネットワーク販売需

要家費用に配分することにより整理すること。

8) 7)の整理により難い費用を,別表第3に定める活動帰属基準又は配賦基準に

より,営業費用項目ごとに,ネットワーク一般販売費用又は非ネットワーク一般販売

費用に配分することにより整理すること。

別表第3

配 分 基 準

賃借料 業務用建物床面積比(建物については,賃借物件に限る。)

(活動帰属基準)

電気事業財務費用 直課された人員数比(配賦基準)

2.設定した基準

別表第1 6.(7)③ 2),4),6)および8)に規定するネットワーク給電費

用,非ネットワーク給電費用,ネットワーク販売需要家費用,非ネットワーク販売需

要家費用,ネットワーク一般販売費用及び非ネットワーク一般販売費用への整理につ

いては,別表第1 6.(7)③ 2),4),6)および8)に規定する基準によらず,

次の基準によりネットワーク給電費用,非ネットワーク給電費用,ネットワーク販売

需要家費用,非ネットワーク販売需要家費用,ネットワーク一般販売費用及び非ネッ

トワーク一般販売費用として整理する。

Page 12: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

配 分 基 準

賃借料 業務用建物床面積比(建物については,自己所有物件及び

賃借物件とする。)(活動帰属基準)

電気事業財務費用 業務用建物床面積比(建物については,自己所有物件及び

賃借物件とする。)(配賦基準)

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

賃借料については,賃借物件だけでなく自己所有物件とも相関があることから,自

己所有物件及び賃借物件の合計床面積比を用いることが適切であり,当該費用の発生

により関連が見られる「業務用建物床面積比(建物については,自己所有物件及び賃

借物件とする。)」を設定することとした。

また,電気事業財務費用については,販売事業の運営に要する費用であり,当該費

用の発生により関連が見られる「業務用建物床面積比(建物については,自己所有物

件及び賃借物件とする。)」を設定することとした。

Page 13: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(8)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(8)に規定する基準

(8) (1)から(7)までにより整理された送電費,アンシラリーサービス費

用,受電用変電サービス費用,配電用変電サービス費用,配電需要家費用,低圧配電

費用,高圧配電費用,ネットワーク給電費用,ネットワーク販売需要家費用及びネッ

トワーク一般販売費用を合計したもの(以下この(8),(9)及び(15)において

「送配電関連費用」という。)と水力発電費のうちの非アンシラリーサービス費用,火

力発電費のうちの非アンシラリーサービス費用,新エネルギー等発電費のうちの非ア

ンシラリーサービス費用,原子力発電費(使用済燃料再処理等既発電費を除く。),非

ネットワーク給電費用,非ネットワーク販売需要家費用及び非ネットワーク一般販売

費用を合計したもの(以下この(8),(9)及び(16)において「送配電非関連費

用」という。)とに整理すること。

この際,地帯間購入送電費(電源線に係る費用に限る。),他社購入電源費(特定抑

制依頼に係る費用を含み,原子力廃止関連仮勘定償却費,再エネ特措法交付金相当額

及び再エネ特措法第16条第1項に基づき一般送配電事業者が認定事業者より調達し

た電気の代金のうち,再エネ特措法第17条第1項各号に掲げる方法により供給した

電気に係るもの(再エネ特措法交付金相当額に係るものを除く。)を除く。),他社購入

送電費(電源線に係る費用に限る。),非化石証書購入費,地帯間販売送電料(電源線

に係る収益に限る。),他社販売電源料(原子力廃止関連仮勘定償却費に相当する収益

及び再エネ特措法第17条第1項各号に掲げる方法により供給した電気の料金を除

く。)及び他社販売送電料(電源線に係る収益に限る。)(以下この(8)において「地

帯間購入送電費等」という。)を,発生の主な原因に応じて,離島供給費用又は非離島

供給費用に配分することにより整理し,非離島供給費用に整理された地帯間購入送電

費等を,アンシラリーサービス費用,水力発電費のうちの非アンシラリーサービス費

用,火力発電費のうちの非アンシラリーサービス費用,新エネルギー等発電費のうち

の非アンシラリーサービス費用及び原子力発電費に,発電原動力の種別及び発生の主

な原因を勘案して,配分することにより整理すること。また,地帯間購入送電費(電

源線に係る費用を除く。),他社購入送電費(電源線に係る費用を除く。),地帯間販売

送電料(電源線に係る収益を除く。)及び他社販売送電料(電源線に係る収益を除く。)

を,送電費に整理すること。また,地帯間購入電源費及び地帯間販売電源料を,送配

電関連費用に配分することにより整理すること。

Page 14: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

2.設定した基準

非離島供給費用に整理するもののうち,他社購入電源費(特定抑制依頼に係る費用

を含み,原子力廃止関連仮勘定償却費,再エネ特措法交付金相当額及び再エネ特措法

第16条第1項に基づき一般送配電事業者が認定事業者より調達した電気の代金のう

ち,再エネ特措法第17条第1項各号に掲げる方法により供給した電気に係るもの(再

エネ特措法交付金相当額に係るものを除く。)を除く。)及び他社販売電源料(原子力

廃止関連仮勘定償却費に相当する収益及び再エネ特措法第17条第1項各号に掲げる

方法により供給した電気の料金を除く。)であって,再エネ特措法に基づき一般送配電

事業者が購入,販売したものについては,送配電関連費用に整理する。

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

他社購入電源費及び他社販売電源料のうち,2.に掲げるものについては,再エネ

特措法に基づき一般送配電事業者が購入及び販売したものであるため,送配電関連費

用に整理すべきものと考えられるが,別表第1 6.(8)に規定する基準に基づき

発電原動力の種別及び発生の主な原因を勘案して配分すると「送配電非関連費用」に

整理されることとなることから,より適切な整理を行うため,上記基準を設定するこ

ととした。

Page 15: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(8)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(8)に規定する基準

(8) (1)から(7)までにより整理された送電費,アンシラリーサービス費用,

受電用変電サービス費用,配電用変電サービス費用,配電需要家費用,低圧配電費用,

高圧配電費用,ネットワーク給電費用,ネットワーク販売需要家費用及びネットワー

ク一般販売費用を合計したもの(以下この(8),(9)及び(15)において「送配

電関連費用」という。)と水力発電費のうちの非アンシラリーサービス費用,火力発電

費のうちの非アンシラリーサービス費用,新エネルギー等発電費のうちの非アンシラ

リーサービス費用,原子力発電費(使用済燃料再処理等既発電費を除く。),非ネット

ワーク給電費用,非ネットワーク販売需要家費用及び非ネットワーク一般販売費用を

合計したもの(以下この(8),(9)及び(16)において「送配電非関連費用」と

いう。)とに整理すること。

この際,地帯間購入送電費(電源線に係る費用に限る。),他社購入電源費(特定抑

制依頼に係る費用を含み,原子力廃止関連仮勘定償却費,再エネ特措法交付金相当額

及び再エネ特措法第16条第1項に基づき一般送配電事業者が認定事業者より調達し

た電気の代金のうち,再エネ特措法第17条第1項各号に掲げる方法により供給した

電気に係るもの(再エネ特措法交付金相当額に係るものを除く。)を除く。),他社購入

送電費(電源線に係る費用に限る。),非化石証書購入費,地帯間販売送電料(電源線

に係る収益に限る。),他社販売電源料(原子力廃止関連仮勘定償却費に相当する収益

及び再エネ特措法第17条第1項各号に掲げる方法により供給した電気の料金を除

く。)及び他社販売送電料(電源線に係る収益に限る。)(以下この(8)において「地

帯間購入送電費等」という。)を,発生の主な原因に応じて,離島供給費用又は非離島

供給費用に配分することにより整理し,非離島供給費用に整理された地帯間購入送電

費等を,アンシラリーサービス費用,水力発電費のうちの非アンシラリーサービス費

用,火力発電費のうちの非アンシラリーサービス費用,新エネルギー等発電費のうち

の非アンシラリーサービス費用及び原子力発電費に,発電原動力の種別及び発生の主

な原因を勘案して,配分することにより整理すること。また,地帯間購入送電費(電

源線に係る費用を除く。),他社購入送電費(電源線に係る費用を除く。),地帯間販売

送電料(電源線に係る収益を除く。)及び他社販売送電料(電源線に係る収益を除く。)

を,送電費に整理すること。また,地帯間購入電源費及び地帯間販売電源料を,送配

電関連費用に配分することにより整理すること。

Page 16: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

2.設定した基準

非離島供給費用に整理するもののうち,他社購入電源費(特定抑制依頼に係る費用

を含み,原子力廃止関連仮勘定償却費,再エネ特措法交付金相当額及び再エネ特措法

第16条第1項に基づき一般送配電事業者が認定事業者より調達した電気の代金の

うち,再エネ特措法第17条第1項各号に掲げる方法により供給した電気に係るもの

(再エネ特措法交付金相当額に係るものを除く。)を除く。)及び他社販売電源料(原

子力廃止関連仮勘定償却費に相当する収益及び再エネ特措法第17条第1項各号に

掲げる方法により供給した電気の料金を除く。)であって,地帯間電力融通契約に基

づく地帯間連系線に係るものについては,送配電関連費用に整理する。

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

他社購入電源費及び他社販売電源料のうち,2.に掲げるものについては,実質的

に一般送配電業務に関連して発生したものであるため,送配電関連費用に整理すべき

ものと考えられるが,別表第1 6.(8)に規定する基準に基づき発電原動力の種別

及び発生の主な原因を勘案して配分すると「送配電非関連費用」に整理されることと

なることから,より適切な整理を行うため,上記基準を設定することとした。

Page 17: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(9)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(9)に規定する基準

(9) (8)により整理された送配電関連費用(配電需要家費用,ネットワーク販

売需要家費用及びネットワーク一般販売費用を除く。以下この(9)において同じ。)

を,直近の託送供給等約款の認可等に当たり,旧託送料金算定規則第11条又は託送

料金算定規則第11条において使用された基準により,販売電力量にかかわらず必要

な送配電関連費用(以下この(9)及び(10)において「送配電関連固定費用」と

いう。)及び販売電力量によって変動する送配電関連費用(以下この(9)及び(13)

において「送配電関連可変費用」という。)に配分することにより・・・(略)・・・

整理すること。ただし,これにより難いときは,託送料金算定規則第11条・・・

(略)・・・に規定された基準により整理すること。

この際,・・・(略)・・・他社販売送電料(電源線に係る収益を除く。)を,第2

条第2項の基準により,送配電関連固定費用及び送配電関連可変費用に配分すること

により整理すること。

2.設定した基準

送配電関連固定費用又は送配電関連可変費用への配分基準

配 分 基 準

給料手当(環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

給料手当振替額(貸方)

(環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

雑給(環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

消耗品費(環境対策費を除く)

送電費,受電用変電サービス費用,配電用変電

サービス費用,低圧配電費用,高圧配電費用及び

ネットワーク給電費用にあっては,送配電関連固定

費用と送配電関連可変費用の比が1:1になるよう

に,送配電関連固定費用及び送配電関連可変費用に

配分する。

修繕費(環境対策費を除く)

全額を送配電関連固定費用に配分する。

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託送料

電力量の多寡によらない料金を送配電関

連固定費用,電力量に応じて変動する料金を

送配電関連可変費用に配分する。

事業者間精算費 全額を送配電関連可変費用に配分する。

委託費(環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

養成費(環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

諸費(環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

地帯間購入電源費

電力量の多寡によらない料金を送配電関

連固定費用,電力量に応じて変動する料金を

送配電関連可変費用に配分する。

地帯間購入送電費(電源線に係る費用に

限る。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関

連固定費用,電力量に応じて変動する料金を

送配電関連可変費用に配分する。

地帯間購入送電費(電源線に係る費用を

除く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関

連固定費用,電力量に応じて変動する料金を

送配電関連可変費用に配分する。

他社購入電源費(特定抑制依頼に係る費

用を含み,原子力廃止関連仮勘定償却費,

再エネ特措法交付金相当額及び再エネ特

措法第16条第1項に基づき一般送配電

事業者が認定事業者より調達した電気の

代金のうち,再エネ特措法第17条第1

項各号に掲げる方法により供給した電気

に係るもの(再エネ特措法交付金相当額

に係るものを除く。)を除く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関

連固定費用,電力量に応じて変動する料金を

送配電関連可変費用に配分する。

他社購入送電費(電源線に係る費用を除

く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関

連固定費用,電力量に応じて変動する料金を

送配電関連可変費用に配分する。

他社購入送電費(電源線に係る費用に限

る。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関

連固定費用,電力量に応じて変動する料金を

送配電関連可変費用に配分する。

建設分担関連費振替額(貸方)

(環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

附帯事業営業費用分担関連費振替額(貸

方) (環境対策費を除く) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

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3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

送配電関連費用について,別表1.6.(9)の規定により,送配電関連固定費用又

は送配電関連可変費用に整理することとなっている営業費用等について,事業者設定基

準により配分する必要がある。当該営業費用等の内容に応じて整理するための基準とし

て明確にするため,上記基準を設定することとした。

地帯間販売電源料

電力量の多寡によらない料金を送配電関連固定費

用,電力量に応じて変動する料金を送配電関連可変費

用に配分する。

地帯間販売送電料(電源線に係る

収益に限る。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関連固定費

用,電力量に応じて変動する料金を送配電関連可変費

用に配分する。

地帯間販売送電料(電源線に係る

収益を除く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関連固定費

用,電力量に応じて変動する料金を送配電関連可変費

用に配分する。

他社販売電源料(原子力廃止関連

仮勘定償却費に相当する収益及

び再エネ特措法第17条第1項

各号に掲げる方法により供給し

た電気の料金を除く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関連固定費

用,電力量に応じて変動する料金を送配電関連可変費

用に配分する。

他社販売送電料(電源線に係る収

益に限る。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関連固定費

用,電力量に応じて変動する料金を送配電関連可変費

用に配分する。

他社販売送電料(電源線に係る収

益を除く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電関連固定費

用,電力量に応じて変動する料金を送配電関連可変費

用に配分する。

電気事業財務費用

(環境対策費に限る。) 全額を送配電関連可変費用に配分する。

電気事業財務費用

(環境対策費を除く。) 全額を送配電関連固定費用に配分する。

アンシラリーサービス費用

電力量の多寡によらない料金を送配電関連固定費

用,電力量に応じて変動する料金を送配電関連可変費

用に配分する。

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(別 紙)

別表第1 6.(9)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(9)に規定する基準

(9) (8)により整理された送配電関連費用・・・(略)・・・に配分すること

により整理し,(8)により整理された送配電非関連費用(非ネットワーク販売需要家

費用及び非ネットワーク一般販売費用を除く。以下この(9)において同じ。)を,・・・

(略)・・・販売電力量にかかわらず必要な送配電非関連費用(以下この(9)及び

(11)において「送配電非関連固定費用」という。)及び販売電力量によって変動す

る送配電非関連費用(以下この(9)及び(13)において「送配電非関連可変費用」

という。)に配分することにより整理すること。

ただし,これにより難いときは,託送料金算定規則第11条又は小売料金算定規則

第8条に規定された基準により整理すること。

この際,・・・(略)・・・送配電非関連固定費用に配分することにより整理する

こと。また,他社販売送電料(電源線に係る収益を除く。)を,第2条第2項の基準に

より,送配電関連固定費用及び送配電関連可変費用に配分することにより整理するこ

と。

2.設定した基準

送配電非関連固定費用又は送配電非関連可変費用への配分基準

配 分 基 準

給料手当(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

給料手当振替額(貸方)

(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

雑給(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

消耗品費(環境対策費を除く。)

水力発電費,火力発電費及び新エネルギー等発電

費にあっては,固定費用と可変費用の比が1:1と

なるように配分する。

原子力発電費及び非ネットワーク給電費用にあ

っては,送配電非関連固定費用と送配電非関連可変

費用の比が1:1となるように,送配電非関連固定

費用及び送配電非関連可変費用に配分する。

修繕費(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

Page 21: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

託送料

電力量の多寡によらない料金を送配電非関連固

定費用,電力量に応じて変動する料金を送配電非関

連可変費用に配分する。

委託費(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

養成費(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

諸費(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

他社購入電源費(特定抑制依頼に

係る費用を含み,原子力廃止関連

仮勘定償却費,再エネ特措法交付

金相当額及び再エネ特措法第16

条第1項に基づき一般送配電事業

者が認定事業者より調達した電気

の代金のうち,再エネ特措法第1

7条第1項各号に掲げる方法によ

り供給した電気に係るもの(再エ

ネ特措法交付金相当額に係るもの

を除く。)を除く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電非関連固

定費用,電力量に応じて変動する料金を送配電非関

連可変費用に配分する。

他社購入送電費(電源線に係る費

用に限る。)

電力量の多寡によらない料金を送配電非関連固

定費用,電力量に応じて変動する料金を送配電非関

連可変費用に配分する。

建設分担関連費振替額(貸方)

(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

附帯事業営業費用分担関連費振替

額(貸方)(環境対策費を除く。) 全額を送配電非関連固定費用に配分する。

他社販売電源料(原子力廃止関連

仮勘定償却費に相当する収益及び

再エネ特措法第17条第1項各号

に掲げる方法により供給した電気

の料金を除く。)

電力量の多寡によらない料金を送配電非関連固

定費用,電力量に応じて変動する料金を送配電非関

連可変費用に配分する。

他社販売送電料(電源線に係る収

益に限る。)

電力量の多寡によらない料金を送配電非関連固

定費用,電力量に応じて変動する料金を送配電非関

連可変費用に配分する。

電気事業財務費用 環境対策費を送配電非関連可変費用に配分し,そ

れ以外を送配電非関連固定費用に配分する。

非アンシラリーサービス費用

電力量の多寡によらない料金を送配電非関連固

定費用,電力量に応じて変動する料金を送配電非関

連可変費用に配分する。

Page 22: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

3. 事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

送配電非関連費用について,別表1.6.(9)の規定により,送配電非関連固定費

用又は送配電非関連可変費用に整理することとなっている営業費用等について,事業者

設定基準により配分する必要がある。当該営業費用等項目の内容に応じて整理するため

の基準として明確にするため,上記基準を設定することとした。

Page 23: みなし小売電気事業者部門別収支計算規則 事業者設定基準届 …...(別 紙) 別表第1 3.(2)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

(別 紙)

別表第1 6.(12)に規定する基準に代わるものとして設定した基準

1.別表第1 6.(12)に規定する基準

(12) (6)及び(7)により整理された配電需要家費用及びネットワーク販売

需要家費用を,送配電関連需要に係る非特定需要及び特定需要の口数の合計のうちに非

特定需要及び特定需要ごとの口数の占める割合により,非特定需要及び特定需要ごとに,

配分することにより整理し,(7)により整理された非ネットワーク販売需要家費用を,

送配電非関連需要に係る非特定需要及び特定需要の口数の合計のうちに非特定需要及

び特定需要ごとの口数の占める割合により,非特定需要及び特定需要ごとに,配分する

ことにより整理すること。

2.設定した基準

別表第1 6.(12)に掲げる配電需要家費用のうち,需要家設備関連費用につい

ては,設備の差異,費用の発生の原因等を反映し整理する。

具体的には,配電設備のうち,架空引込線,地中引込線,電流制限器,計器に係る費

用および屋内配線の調査・測定に係る費用については,口数比で配分せずに,各設備に

対応する電圧区分に応じて,特別高圧需要,高圧需要および低圧需要に直課し,低圧需

要に直課された費用を,低圧需要に係る非特定需要(特別高圧需要及び高圧需要を除

く。)及び特定需要の口数の合計のうちに非特定需要(特別高圧需要及び高圧需要を除

く。)及び特定需要ごとの口数の占める割合により,非特定需要(特別高圧需要及び高

圧需要を除く。)及び特定需要ごとに配分することにより整理する。

3.事業者の実情に応じた基準により算定することが適当である理由

配電需要家費用のうち需要家設備関連費用については,需要規模,契約等に応じて費

用の発生に差異がみられることから,電圧区分および需要区分ごとにより適切な整理を

行うため,上記基準を設定することとした。