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道路施設基本データ作成要領(案) 平成24年11月 国土交通省 東北地方整備局

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  • 道路施設基本データ作成要領(案)

    平成24年11月

    国土交通省 東北地方整備局

  • 目 次 1.概 要 1-1 本要領(案)の位置付け 1

    1-2 目的 1

    1-3 道路施設基本データ作成の流れ 2

    1-4 対象工事 3

    1-5 工事施工業者が作成する道路施設基本データ 4

    2.事務所各担当職員における作成上の注意事項 2-1 工事担当課長 7

    2-2 主任工事監督員 7

    2-3 管理担当課 7

    3.特記仕様書への記載について 8

    4.道路施設基本データ作成手順と資料類の引継ぎ 9

    5.道路施設基本データ作成における事務所内の

    調整等が必要な工事の種類 5-1 多年度に亘る工事の場合 11

    5-2 施工段階毎に複数の工事施工業者が携わる工事の場合 11

    5-3 工事区間を分割して行う工事の場合 11

    5-4 ある区間を年間で一括発注する工事の場合 11

    5-5 管理区間を他機関へ移管または廃道とする場合 11

    別紙1 数値文字データ(CSV形式) 12

    別紙2 道路施設基本データ総括表 13

    別紙3 道路施設基本データ一覧表 14

    別紙4 道路施設基本データ詳細情報表 15

    別紙5 イメージデータ(現況写真) 16

    別紙6 イメージデータ(図面) 17

    別紙7 道路施設基本データ位置図 18

    別紙8 朱書き歩道データ 19

    別紙9 道路施設基本データ作成報告書 20

  • 1.概 要

    1-1 本要領(案)の位置付け

    本「道路施設基本データ作成要領(案)」は、「道路工事完成図等作成要領(案)」に規定

    された「道路施設基本データ」(※1)のデータ作成方法および電子媒体への格納方法につい

    て示したものである。

    これは「土木工事共通仕様書」及び「特記仕様書」に定められている資料の中で、電子的手

    段によって発注者に引き渡す「道路工事完成図書」の電子納品のうち、「道路施設基本データ」

    もそのひとつとして定められている。

    そこで本「道路施設基本データ作成要領(案)」は、全国標準版に準拠したうえで地方整備

    局独自の仕様を加味した「東北地方整備局版」の作業要領としてとりまとめたものである。

    ※1 「道路施設基本データ」とは、工事による施工施設の道路施設情報であり、MICHI(※2)

    データベースを更新するための原資情報に位置付けられる。

    ※2 MICHIとは、道路管理等に必要な施設等の情報データベースであり、そのデータは数値

    文字データとイメージデータ(現況写真・図面類)が格納されている。

    「道路施設基本データ作成要領(案)は、以下の構成からなる。

    ○道路施設基本データ作成要領(案) 道路施設基本データ作成の全体概要、運用面における内容を記載。

    1-2 目的

    本「道路施設基本データ作成要領(案)」は、毎年実施される各種道路工事において新設・改

    良等行なった道路施設に対する「道路施設基本データ」を、工事施工業者が作成する際の支援並

    びに、道路施設基本データを作成する際のデータの信頼性・統一性を確保する事を目的とした要

    領である。

    道路施設基本データは、直轄道路施設の改築や、維持・修繕工事を実施する際、工事に対する

    施工結果の完成図書の一部として工事施工業者が作成するものとする。

    図1-1 本要領(案)の位置付け

  • 1-3 道路施設基本データ作成の流れ

    道路施設基本データ作成の流れ(概略図)を以下に示す。

    ①道路施設基本データ作成ツールの入手

    【1. データの作成】 ダウンロードした道路施設基本データシステムにより、データを作成する。

    ②道路施設基本データを作成

    【2.チェックする】 ・ 道路施設基本データシステムのエラーチェック機能によりエラーの有無を確認 ・ エラーが発生した場合、修正を行う(エラーが出力されなくなるまで修正)

    ③監督職員へ提出

    『国土交通省 国土技術政策総合研究所』のホームページ(※)より 道路施設基本データ作成ツールをダウンロードして入手する。

    ※作成ツールの使い方は、道路施設基本データ作成システム 利用マニュアル H24.3 を参照

  • 1-4 対象工事

    対象となる工事は、以下のとおりとする。

    ○ 工事特記仕様書において、「道路施設基本データ」の作成が義務付けられている工事

    ○ 直轄道路施設の改築・維持・修繕の工事

    ○ 表1に示す施設(51工種)が含まれる新設・改良・撤去の工事

    注)次の工事は、道路施設基本データの作成対象外とする。

    ・ 旧道移管のための工事

    ・ 権限代行工事

  • 1-5 工事施工業者が作成する道路施設基本データ

    (1)作成資料

    工事施工業者は、「道路施設基本データ」に関する資料として、以下のデータを工事完

    成図電子納品の一部として作成する。

    ◆提出物一覧

    ※1)は工事の内容により作成不要の場合がある

  • 『橋梁点検結果』にもとづく橋梁補修補強工事の場合

    『橋梁点検結果』にもとづく橋梁(橋側歩道橋も含む)の補修補強工事を請負った

    場合、道路施設基本データとして、従来から整備している橋梁・橋側歩道橋の補修歴

    データに加え、点検補修履歴データも作成する。その際は、既存の橋梁点検調書を元

    に、以下に示す手順により橋梁点検補修履歴データを作成すること。

    橋梁点検調書が整備されていない状況で工事を行う場合には、部材番号が決定して

    いない。その場合は、工事施工業者から発注者にその旨報告し、部材番号を決定してもら

    うようにすること。

  • (2)電子媒体のフォルダ及びファイル構成

    電子媒体のフォルダ及びファイル構成は以下の通り。

  • 2.事務所各担当職員における作成上の注意事項(事務所の作業)

    2-1 工事担当課長

    (1)工事内容から必要とする「道路施設基本データ」の作成を「特記仕様書」に明記する。

    特記仕様書への記載方法については、「3.特記仕様書への記載について」に示す。

    (2)施設設置のための関連施設(舗装・歩道等)の打ち壊し後の現状復旧については、その

    関連施設のデータ作成は必要ない。

    (3)直轄管理外の区間または他機関へ移管および廃道とする区間の工事は、工事担当課と管

    理担当課で道路施設基本データの作成の否かを調整する。

    (4)主任工事監督員から「道路施設基本データ類」一式を受け取り、内容を確認後、管理担当

    課長へ引継ぐものとする。

    引継ぎに際し、その確認を「道路施設基本データ作成報告書」で行う。

    2-2 主任工事監督員

    (1)契約後、工事施工業者と道路施設基本とデータ作成について協議する。

    (2)工事施工業者から提出された「道路施設基本データ類」一式が、道路施設基本データの

    エラーチェック済みのものかどうか確認する。

    また、所定の資料が全て揃っているか確認する。

    (3)確認した「道路施設基本データ類」一式を工事担当課長に引継ぐものとする。

    引継ぎに際し、その確認を「道路施設基本データ作成報告書」で行う。

    2-3 管理担当課(管理担当課長、管理担当係長)

    (1)管理担当課長は、工事担当課長から「道路施設基本データ類」一式を受け取り、内容を

    確認後、管理担当係長へ引き継ぐものとする。

    引継ぎに際し、その確認を「道路施設基本データ作成報告書」で行う。

  • 3.特記仕様書への記載について

    当該工事で作成を必要とする「道路施設基本データ」の種類を追加特記仕様書に明記し、それ

    をもとに工事施工業者が道路施設基本データを作成する。特記仕様(案)を次に示す。

    工事特記仕様(案)

    XX-X 道路施設基本データの作成

    請負者は『道路施設基本データ』を作成するものとする。なお、詳細については監督

    職員との協議によるものとする。

    ※ 監督職員は下記事項を指示書に添付する

  • 4.道路施設基本データ作成手順と資料類の引継ぎ

    道路施設基本データ作成手順は以降に示すとおりとする。

    ※システムの操作方法等の詳細は、利用マニュアル(H24.3)を参照して下さい。

    作成した資料類の引継ぎは、道路施設基本データ作成ツールのエラーチェックを行った

    のち、エラーが無い状態で「道路施設基本データ作成報告書」と、その「道路施設基本デ

    ータ類資料一式」をもって、以下のとおり引き継ぐものとする。

    ◆工事施工業者→主任工事監督員→工事担当課長→管理担当課長→管理担当係長

  • ◆資

    料類

    引き

    継ぎ

    の流

  • 5.道路施設基本データ作成における事務所内の調整等が必要な工事の種類

    5-1 多年度に亘る工事の場合

    橋梁,橋側歩道橋,トンネル,共同溝のような大規模工事では、工事が多年度に亘る場合があ

    る。これらの工事に対しては、以下に示す点に留意する。

    (1)作成された「道路施設基本データ」は、年度単位に管理担当課が供用前データとして別

    途管理し、次年度の業務が発注される際に、工事施工業者に前年度「道路施設基本デー

    タ」(写し)を渡すことにより、年度単位の作成データを確実に管理する。

    (2)最終的な取りまとめ作業は、工事完成後、管理担当課が行い、年度別に実施した工事デ

    ータの整合を図る。

    5-2 施工段階毎に複数の工事施工業者が携わる工事の場合

    例えば、橋梁及び橋側歩道橋の工事では、下部工,上部工,付帯設備等の施工段階毎に、複数

    の工事施工業者が携わる場合がある。これらの工事に対しては、以下に示す点に留意する。

    (1)下部工、上部工、付帯設備等について、各々担当した工事施工業者が「道路施設基本デ

    ータ」を作成する。

    (2)重複や抜けが懸念される部分(基本諸元部)は、工事担当課が統一的に作成する。

    (3)最終的な取りまとめ作業は、工事完成後、管理担当課が行い、完成した構造物のデータ

    の一貫性を確保する。

    5-3 工事区間を分割して行う工事の場合

    新設のバイパス工事や大規模構造物の工事では、工事区間を分割して工事を行う場合がある。

    これらの工事に対しては、以下に示す点に留意する。

    (1)工事全体の整合性は、工事担当課が調整する。

    (2)最終的に一つに取りまとめる作業は、工事完成後、管理担当課が行う。

    (3)関連施設としては、以下の施設が考えられる。

    5-4 ある区間を年間で一括発注する工事の場合(○○管内○○工事)

    ある区間を年間で一括発注する工事の場合、通常工事と同様、年間の契約期間が終わった時点

    で、一括して提出させる。

    5-5 管理区間を他機関へ移管または廃道とする場合

    バイパス・局部改良等の完成により、管理道路を他機関へ移管または、廃道とする場合は、工

    事担当課と管理担当課で調整を行い、既存「道路施設基本データ」を廃止する。

  • 別紙 9