避 難 マ マ が 作 る 、 避 難 マ マ の た め の 広 報 誌 A H A H Aみんなで AHAHA！ みんなで HAPPY！

2014 .8 .31　2014 年第一号A H A H A

発行者 【山形避難者母の会Ahaha編集部】

〒990-0044　山形県山形市木の実町8-3 日本興亜山形ビル4F　URL: http://yamagatahinanhaha.jimdo.com/【編集長】中村美紀　【取材・編集】阿部かずみ　【編集・デザイン】フクベヨシノブ

※この会報誌は、東日本大震災現地NPO応援基金の助成を受け発行されています。

AHAHAちゃんADRでお金もらいましたAHAHA(あはは)ちゃんプロフィール

2012年の4月に自主避難子ども2人（小学校低学年・幼稚園児）のママ

パパを福島県郡山市に残し 現在は山形県山形市で避難生活を送っています

長い沈黙を経てAhahaちゃん(以下Aちゃん）は消費税のあがるギリギリの3月31日にお金もらいました！正確には平成26年3月12日和解、3月24日和解金送付。それから法テラスへの償還金10,500円と法テラスの弁護団報酬金決定額を引かれたものが弁護士事務所

から3月31日にAちゃんの口座へ振り込まれました。Aちゃんが無事にお金がもらえるまで約半年でした。周りの話を聞くと最短で2か月で和解となった人もいたのでケースバイケースのようですが、2か月から半年なのかな？と思います。

弁護士事務所より平成２５年7月19に申立書を提出しましたという文章と仲介委員の指名の連絡があった。

★Ａちゃんアドバイス★※提出するまでが結構大変…。AhahaのVol.7に詳しく書いてあります。出すことが大事。出さねば、書かねばはじまらない。

東電からの答弁書の提出や紛争解決センターから連絡があったらご連絡致しますという文章が届いた。

その仲介委員の指名という文書のなかに東電の答弁書は8/28ころまでに直送される予定ですと記載されていた。

弁護士さんより8/29付けの手紙で、「東電から答弁書が届きましたのでお送りしたします。この答弁書への対応につきましては、原紛センターからの８月12日付文書にありますとおり、センターからの指示や連絡を待って正式に対応したいと思いますが、答弁

書に目を通して頂き、相手方が質問している事項について予め打ち合わせをしておきたいと思いますので9/4に当事務所にお越しください」とあり。

同封されていた東電からの答弁書には「否認します」とか「合理性がない」とか、とにかく私が書いたものに対して全否定の答弁書があって、ショックで内容が頭に入らなかったので、一日寝かせてから気力を振り絞ってちゃんと読んでみた。ところが、避難する必要性はないとか書いてあり、もう怒りがこみあげてくるような内容ばかりでどうやって反論してやろう！とプリプリしながら、子

ども未来広場に持ってって避難ママたちに「何それー！」と怒りを共感してもらって、反論の文章をわざわざ作って弁護士さんとの打ち合わせに臨みました。★Aちゃんアドバイス★※ひとりでやっていると気が滅入るので、避難ママと気持ちを共有しながらやっていくのがおススメ！わたしだけしんどいんじゃないんだ！と勇気がもらえました。

フンフンと息巻いて打ち合わせにいったら、弁護士の先生が「この答弁書っていうのはみんなにこういう風に送ってくるもので、東電の言い分が書いてあるものだからイチイチ反論しなくていいんだよ」と言われて一気に脱力しました。その後は細かい点の確認な

どをして打ち合わせは終わりました。★Aちゃんアドバイス★※いちいち一喜一憂すると疲れるので、東電からの文書に対して反論するのは弁護士さんにお任せしよう！

山形で子育てするママをサポートします！という趣旨で始まったサービスですが、まだ登録者も利用者も少ないようなのでご紹介します。現在は山形市でのサポートですが、範囲を拡げる準備中ですので山形市以外の方も要チェックです！

ままレスキュー＆ままはぐ

ままレスキュー 小学校までのお子さまのいる家庭

ま ま は ぐ 現在妊娠中 または 1歳未満の乳児のいる家庭

サ ー ビ ス 内 容 利用者さんのご自宅へ地域の協力会員さんがお伺いし「困った！」をサポートします

お金がもらえるまでの経緯を詳しく説明すると、去年にさかのぼります…。

料金など詳しいことは下記にお問い合わせください 山形のママの優しい西尾さんが担当です(*^^*)おいしいケーキ屋さんも教えてくれたりしますよｗ

りとる福島 ままはぐ＆ママサポ事務局 担当 西尾

山形市城西町１丁目7-19　山形県ＮＰＯ支援センター 2Ｆ

【TEL】 070-5472-5759　【E-mail】 little.mamahug@gmail.com

申込みはメールにて下記必要事項をお送りください little.mamahug@gmail.com

【登録だけでは料金はかからないので何かあった時のために登録だけしておくと安心です】

ガンバレ！

ご 存 じ で す か ？

2011年東日本大震災・福島第一原子力発電所事故の影響で山形市に避難している方利 用 で き る 方

早速申し込む！という方は…早速申し込む！という方は…

ままレスキュー

件名

の場合 の場合ま ま は ぐ

本文

ままレスキュー

利用者氏名(ママ)対象となるお子さまの生年月日現住所電話番号

件名

本文

ままはぐ

利用者氏名(ママ)出産予定日または対象となるお子さまの生年月日現住所電話番号

→

みんなで AHAHA！ みんなで HAPPY！

『AHAHA』とは「あははっ！」という笑い声と、「a 母（ひとりの母）」の２つの意味をもつ造語です。お母さん一人ひとりに笑顔になってもらえるようにさまざまな情報を共有していきます。

後日の流れは仲介委員の方からきた質問に対して弁護士の先生から確認の電話があって、電話で回答くらいでした。例えば100円ショップのレシートの「雑貨って書いてあるのは具体的になにですか？」とかで記憶にないとのでその分は諦めますといったやりとりなどをしました。

★Aちゃんアドバイス★※あんまり細かいものまで粘っているとそのたびにいちいち回答が必要で大変。具体的な打ち合わせが必要なのが子どももいて大変なところだけど、ある程度プロである弁護士さんにゆだねてしまおう！

そして、２月ごろになって弁護士さんから電話がきて「和解ができそうなんだけど、山形に避難する前の外遊びの為の交通費は領収書がないか？とかそれは帰省じゃないのか？と突っ込まれた」と言われました。ETCのない車での移動だったので記録に残ってない

し、日記つけてないし証拠はない...そこでグダグダやりとりしてるとそれ以外では和解案はできてるから、すぐに和解できそうなのに時間がかかってしまうかも...ということでその分は請求しないということにしました。

そしてそしてついに平成26年3月12日に和解となりました。

「本当は金額出したくないけど、ADRって本当にお金もらえるの？とか手間ばっかかかっていくらもらえるか分かんないからやらないという声をよく耳にするので、思い切って金額出します！」と太っ腹なＡちゃんはみんなのために全部教えてくれました(Ａちゃん、ありがとう！涙)。

Aちゃんの和解金額は4,030,081円でしたが、既にもらっている子供６０万×２人分、大人８万×２人分(平成23年度分の賠償分 合計136万円)を差し引いた2,670,081円の支払いとなりました。

請求した分の何がいくら出たのかという詳細は添付されていないので、弁護士先生との推測ですが、車関係(避難するために仕方なく車を2台に増やした分、冬タイヤ等)、パソコン関係は却下されたと思われます。

そして、面会交通費は標準交通費の８割の金額で月２回まで（平均ではなく毎週きている月でも２回、一回もきてない月は０回というカウントでした）、一時帰宅の費用は冠婚葬祭はOKだが、それ以外の理由では却下でした。

訳もわからずにとりあえずやってみたADRでしたが、半年で無事に避難していた分のお金がこうしてちゃーんと戻ってきました！なんとなーくでやってみた結果がこれなので、キッチリカッチリできる方はもっともらえるのでは？？？今は家財道具を写真でとって領収書を添付せずに請求したりと手続きも簡略化してるし、山形弁護団の先生方もできるだけ簡単にできるようにしてくださっているのでまだの方は是非やってみてはいかがですか？

ADRや訴訟のプロである弁護士さんが、具体的にどんな内訳で請求できるのか直接教えてもらえる会です。あれは請求できるの？これはダメ？聞きにくいこともみんなで聞けばこわくない！ご興味がある方は参加してみるのもいいかも。

■山形市　日時：9月21日（日）※託児有り　　　　10:00‒12:00 座談会／ 13:00‒16:00 個別相談　場所：山形市総合福祉センター

■米沢市　日時：9月28日（日）※託児有り　　　　10:00‒12:00 座談会／ 13:00‒16:00 個別相談　場所：米沢市置賜総合文化センター

■高畠町　日時：9月27日（土）　　　　10:00‒16:00 個別相談　場所：高畠町中央公民館

■鶴岡市　日時：9月19日（金）　　　　11:00‒16:00 座談会・個別相談　場所：鶴岡市宝田雇用促進住宅 集会所

■酒田市　日時：9月20日（土）　　　　10:00‒16:00 個別相談　場所：酒田市総合文化センター

※これは特定の家族の事例であり，全ての家族が同様に賠償を受けられるとは限りません。

詳しくは、お話会で聞いてみよう

実際の和解契約書

申込・お問合せは…原子力損害賠償支援機構　TEL: 0120-330-540（年中無休9‒17時）