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郵便受取代行業等の実態調査事業 報告書 平成19年3月 経 済 産 業 省 委託先 株式会社日本アプライドリサーチ研究所

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郵便受取代行業等の実態調査事業

報告書

平成19年3月

経 済 産 業 省

委託先 株式会社日本アプライドリサーチ研究所

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目 次

序章 調査の概要..........................................................................................................................................1 1.調査の背景..........................................................................................................................................1 2.調査の目的..........................................................................................................................................2 3.事業所アンケート調査の概要............................................................................................................2 4.利用者アンケート調査の概要............................................................................................................3 5.事業者ヒアリング調査の概要............................................................................................................4 第Ⅰ章 郵便受取代行業の概観...................................................................................................................5 1.代行サービス業の概要.......................................................................................................................5 2.郵便受取代行(私設私書箱)業の概要 ..........................................................................................14 第Ⅱ章 郵便受取代行業の利用動向 .........................................................................................................23 1.事業所アンケートより.....................................................................................................................24 2.利用者アンケートより.....................................................................................................................31 第Ⅲ章 疑わしい取引の実態について......................................................................................................35 1.本人確認について.............................................................................................................................35 2.トラブルの発生状況.........................................................................................................................38 3.疑わしい取引の状況.........................................................................................................................43 4.疑わしい取引の防止・抑止対策......................................................................................................48 5.事業所ヒアリングレポート .............................................................................................................51 第Ⅳ章 郵便受け取り代行業の課題と将来展望 ......................................................................................59 1.私設私書箱の運営上の悩みや課題..................................................................................................59 2.私設私書箱事業の今後の展望..........................................................................................................61 3.国等行政に対する意見・要望..........................................................................................................64 巻末資料 .......................................................................................................................................................67 1.事業所アンケート対象.....................................................................................................................69 2.事業所アンケート調査票.................................................................................................................71 3.事業所アンケート単純集計結果......................................................................................................79

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序章 調査の概要

1.調査の背景 現在、ベンチャー企業の立ち上げ支援や個人情報の漏洩防止等の観点から、郵便受取代行業(私設

私書箱)及び電話受信代行業を利用する法人及び個人が増加する傾向にある。

一方、国民生活センターによれば、架空請求に関する相談は 2002 年度ごろから急増し、大きな社

会問題となっているが、警察の取締り強化、預金口座の不正利用防止対策や携帯電話の犯罪利用防止

対策が講じられ、2005年度の相談件数は減少に転じた。しかしながら、相談全体に占める割合は2割

強(約25万件)と依然として高水準である。また、60歳代以上の高年齢層の割合は30.5%を占め、

前年度の3倍近くに急増した。各種対策が進められる一方で、架空請求の手口はより悪質かつ巧妙に

なってきている。

PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた架空請求の相談件数の推移

(性・年代・職業・地域別件数)

(件 )2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度17,308 75,749 483,304 675,645 266,222 152,273

男性 13,153 60,039 355,180 294,725 106,079 66,764女性 3,252 13,272 118,709 366,511 154,647 83,129団体 228 238 584 1,337 265 111不明・無回答 675 2,200 8,831 13,072 5,231 2,26910歳未満 5 21 324 584 90 5210歳代 905 8,722 24,674 22,002 5,458 2,90320歳代 3,804 23,646 160,461 100,651 30,785 14,98130歳代 4,690 26,777 150,333 210,437 50,404 29,02240歳代 2,581 7,234 69,667 153,334 44,699 22,83750歳代 1,898 3,636 35,829 93,539 41,964 29,54360歳代 1,238 1,649 17,052 40,992 55,380 22,77670歳以上 834 720 9,619 30,365 22,158 21,241不明・無回答 1,353 3,344 15,345 23,741 15,284 8,918給与生活者 10,287 50,130 329,180 341,998 110,860 57,487自営・自由業 1,081 3,054 19,281 25,948 10,871 6,385家事従事者 1,505 4,293 42,230 177,667 76,144 41,765学生 1,060 9,183 36,820 30,820 7,782 3,817無職 1,622 3,043 25,993 51,378 41,382 31,353その他 222 230 560 1,278 254 106不明・無回答 1,531 5,816 29,240 46,556 18,929 11,360北海道・東北 2,211 11,298 60,106 88,485 29,788 21,675関東・甲信越 5,453 23,691 151,001 224,399 72,410 47,472北陸・東海 2,421 8,722 62,904 76,397 39,594 23,895近畿 1,984 10,105 48,463 78,122 38,409 21,919山陰・山陽 1,152 5,018 39,076 55,212 35,339 11,714四国 958 1,454 13,658 25,060 12,391 8,907九州 1,149 7,121 62,594 68,374 32,786 13,927その他・不明 1,980 8,340 45,502 59,596 5,505 2,764

注1:(*1)(*2)(*3)(*4)は契約当事者

性別(*1)

年代(*2)

職業(*3)

地域別件数(*4)

年  度相談件数

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2.調査の目的 以上のような背景があるが、こうした郵便受取代行業については市場規模や事業者数等について、

正確に把握されていないことから、今後も利用ニーズの増加が見込まれる郵便受取代行業についての

事業実態の把握を行うことを目的とする。

また、現在検討をすすめている「犯罪による収益の移転防止に関する法律案(仮称)」において郵

便受取代行業が義務対象事業として規定される方向にあり、当該法案では、対象事業者は「疑わしい

取引」の行政への報告を義務付ける予定であることから、郵便受取代行業における「疑わしい取引」

の実態について調査することをも目的とし、事業所アンケート及び利用者アンケート、事業者ヒアリ

ング調査を行った。

3.事業所アンケート調査の概要 【目的】郵便受取代行業についての事業実態の把握を行うとともに、郵便受取代行業における「疑わ

しい取引」の実態について把握することを目的に実施した。

【対象】NTTインターネットタウンページにおいて、後掲する何らかの「代行業」を営んでいると

考えられる業種に登録している15,488事業所から、業種を複数登録している事業所について

単一化した10,632事業所(アンケート対象の業種別・都道府県別分布は、巻末資料参照。)

※本調査における調査対象は、「郵便受取代行業」であり、それに対応するNTTインターネットタ

ウンページにおける業種は「私設私書箱」であるが、電話番号を登録する際には、複数の業種を

登録することが多く、「私設私書箱」は、何らかの代行サービスと重複して登録していることが多

い。そこで、対象を前述のようにした。

【方法】郵送法

【期間】平成18年11月

【有効回答数(率)】845件、9.2%(宛先不明の返戻分が1,453通あったため、有効発送数は9,179通)

【調査項目】

事業所の概要(事業所の種類/事業所の形態/事業所開設年/経営組織/株式公開の状

況/資本金または出資金)

事業内容と売上高の動向

私設私書箱事業の開始時期と売上高の動向

私設私書箱事業に従事する従業者及びパート・アルバイトの人数

私設私書箱事業における利用者の構成

私設私書箱事業の料金体系

想定している私設私書箱の利用目的

郵便受取等の業務における何らかのトラブル発生の有無

トラブルの内容と対応方法、発生の動向

何らかの「疑わしい取引」と思われるものへの遭遇の有無

「疑わしい取引と思われるもの」の内容

「疑わしい取引」と思った理由と対応方法、発生の動向

本人確認の実施の有無と方法

何らかの疑わしい取引と思われるものに対する社内規定やマニュアルの有無と内容

「私設私書箱事業」の運営上の悩み、課題

「私設私書箱事業」の将来展望

今後の事業展開の方針

国等行政に対する意見・要望

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4.利用者アンケート調査の概要 【目的】郵便受取代行業の利用実態とニーズを把握することを目的に実施した。

【対象】iMiNetモニター会員

【方法】Webアンケート調査

スクリーニング用メールの送信(アンケート応募者の確定)

※会員約42万人のうち、20歳以上の会員に対し、年齢層別に層化して無作為

に抽出した計70,000人に対し送信。

↓ アンケート依頼メールの送信(アンケート応募者の中からアンケート対象者を選定)

※スクリーニングメールに返信のあった 6,337 人に対しアンケートへの回答

依頼メールを送信。

↓ WEBアンケートの実施(インターネット上のアンケートページから回答)

※アンケート回答依頼者のうち200名からの回答を満たすまで回収を行った。

↓ 回答結果の回収(Excelファイルデータとして回収)

【期間】平成18年11月

【調査項目】

性別/年齢/都道府県

(会社員の場合)業種

代行サービスの利用経験

利用したサービスの内容

私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行)の利用目的

私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行)を利用する際、身元確認を求められたか

求められた身元確認の方法

私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行)の今後の利用意向

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5.事業者ヒアリング調査の概要

(1) 事前ヒアリング 【目的】アンケート調査の方法・内容等を検討する。

【対象】郵便受取代行を行っている事業者3社である。

なお、業者の選定に当たっては、以下のような基準で行った。

・インターネット上に、ホームページがある

・ホームページ上に、所在地、電話番号などの記載がある

・電話で連絡した際に、ヒアリングの趣旨を理解してくれた

対象である3社のうち、純粋に郵便受取代行業といえるのは1社である。他の業者は、

オフィスの間貸し・賃机、電話代行業などのかたわら、郵便受取代行を営んでいる。

【内容】アンケート調査票の素案をもとに、様々なアドバイスを頂いた。

(2) アンケート回答事業者ヒアリング調査 【目的】アンケート調査結果の詳細確認。業界動向、疑わしい取引防止に対する考え方等の把握

【対象】本調査における事業所アンケート調査に回答した事業者2社である。

【調査項目】

業界動向

本人確認について

疑わしい取引防止に対する考え方

行政等への要望 等

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第Ⅰ章 郵便受取代行業の概観

1.代行サービス業の概要 (1) 代行サービスに関連する事業所の分布状況 代行サービス業については、日本標準産業分類においては、以下の「8099 他に分類されない専門

サービス業」に位置づけられると考えられるが、業界団体も存在しないため、業界の地図が正確には

把握されていない。

大分類 Q サービス業(他に分類されないもの)

80 専門サービス業(他に分類されないもの)

809 その他の専門サービス業

8099 他に分類されない専門サービス業

そこで、本調査においては、比較的実際の事業内容に沿った分類がされ、比較的小規模の事業所ま

で捕捉することが可能と考えられるNTTタウンページデータ(平成18年9月時点データ)を使用し

て、「代行サービス業」を概観することとした。それによると、何らかの代行サービスを営んでいると

考えられる事業所数の分布状況の概要は以下のとおり(次ページの図表Ⅰ-1-1参照)。

・ NTTタウンページデータにおいて、何らかの代行サービスを営んでいると考えられる業種と

しては、「荷物預かり」、「信書便」、「DMサービス」、「代行サービス(私書箱)」、「事務代行サ

ービス」、「代行サービス」、「便利屋」、「電話代行サービス」、「テレマーケティング」、「トラ

ンクルーム(貸収納)」、「ポスト投函サービス」などがある。

・ 事業所数としては、「便利屋」が6,930件で最も多く、「事務代行サービス」が2,030件、「ト

ランクルーム(貸収納)」1,703件、「代行サービス」1,576件、「電話代行サービス」1,353件

などが続いている。

・ 都道府県別の分布をみると、東京都が 3,462 件と全体の 22.2%を占め、「大阪府」が 10.6%

(1,648件)、「神奈川県」が7.9%(1,239件)、「愛知県」が6.2%(973件)など、大都市圏

に多く集積している。

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図表Ⅰ-1-1 代行サービスに関連する事業所の分布状況(平成18年9月時点)

都道府県

荷物預かり

信書便 DMサービス

代行サービス(私書箱)

事務代行サービス

代行サービス

便利屋 電話代行サービス

テレマーケティング

トランクルーム(貸収納)

ポスト投函サービス

総計 構成比(%)

北海道 8 1 25 1 79 55 287 26 25 26 4 537 3.4青森県  2 5 12 12 81 2 4 2 120 0.8岩手県  2 6 1 20 14 47 7 2 2 101 0.6宮城県  2 13 29 26 127 9 11 16 6 239 1.5秋田県  3 1 20 8 45 1 4 3 85 0.5山形県  3 19 11 27 4 3 5 2 74 0.5福島県  1 2 25 13 68 3 8 12 2 134 0.9茨城県  8 26 21 104 6 4 20 189 1.2栃木県  5 24 16 72 5 6 10 1 139 0.9群馬県  5 18 26 26 103 4 4 12 5 203 1.3埼玉県  7 78 54 58 459 15 12 114 15 812 5.2千葉県  8 45 84 44 305 10 11 88 12 607 3.9東京都  22 335 6 437 493 997 659 138 318 57 3,462 22.2神奈川県 7 44 113 81 652 122 17 181 22 1,239 7.9新潟県  2 8 39 16 82 5 14 6 1 173 1.1富山県  2 4 7 7 40 1 4 6 2 73 0.5石川県  1 5 14 7 62 6 9 16 1 121 0.8福井県  5 7 15 10 30 2 3 10 82 0.5山梨県  1 8 11 32 2 4 6 64 0.4長野県  4 8 24 7 115 9 12 12 3 194 1.2岐阜県  1 5 25 15 66 4 6 15 4 141 0.9静岡県  7 19 59 29 181 14 15 61 11 396 2.5愛知県  2 67 107 81 572 28 28 64 24 973 6.2三重県  2 2 25 21 115 4 6 11 3 189 1.2滋賀県  2 4 17 12 43 1 2 13 4 98 0.6京都府  2 9 48 36 79 9 4 40 3 230 1.5大阪府  12 102 5 188 194 673 184 37 247 6 1,648 10.6兵庫県  5 1 26 51 43 177 47 8 137 5 500 3.2奈良県  2 3 6 10 54 1 1 21 1 99 0.6和歌山県 1 7 1 37 5 13 1 65 0.4鳥取県  4 1 7 5 19 4 4 4 5 53 0.3島根県  1 1 6 3 37 3 2 2 2 57 0.4岡山県  13 18 16 20 62 7 4 17 2 159 1.0広島県  2 18 70 36 130 11 10 26 15 318 2.0山口県  6 5 10 7 101 3 1 1 4 138 0.9徳島県  3 6 16 10 22 5 13 4 2 81 0.5香川県  9 15 14 20 8 5 7 1 79 0.5愛媛県  2 7 21 6 49 3 12 7 107 0.7高知県  1 4 9 4 40 1 3 6 1 69 0.4福岡県  22 52 116 44 246 73 21 57 20 651 4.2佐賀県  3 4 5 5 39 4 6 1 67 0.4長崎県  4 10 27 4 99 7 10 24 4 189 1.2熊本県  7 12 24 10 79 6 6 14 1 159 1.0大分県  1 2 14 9 71 3 4 13 2 119 0.8宮崎県  4 1 19 6 67 4 1 13 2 117 0.8鹿児島県 2 6 19 6 74 9 4 8 2 130 0.8沖縄県  5 7 28 9 43 7 10 7 1 117 0.8

196 2 1,022 13 2,030 1,576 6,930 1,353 512 1,703 260 15,597 100.0

注)NTTタウンページデータにおける業種登録は、複数登録が可能であるため、実際の事業所数とは異なる。

資料:NTT情報開発(株)「NTTタウンページデータ」より作成(平成18年9月時点データ)

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(2) 事業所アンケート回答からみた代行サービス業の概観 本調査における事業所アンケート調査の回答から代行サービス業を概観すると、以下のとおり。

なお、前述のとおり、回答数は845件(9.2%)であった。

① 代行サービス業の事業内容の状況

代行サービスを行っている事業者の具体的な事業内容についてみてみると、「事務代行サービス・

秘書サービス」が27.8%で最も多く、「トランクルーム」が14.2%、「DM代行サービス」が13.1%で続

き、「私設私書箱」は7.9%(67件)である。

なお、「その他」が 43.9%あったが、具体的には、「不動産業」や「旅行代理店」、「倉庫業」、「保険

代理店」、「行政書士(代書)」、「清掃代行」などが含まれていた。

図表Ⅰ-1-2 代行サービス業の事業内容の状況(複数回答)

(n=845、単位:%)7.9

11.8

7.6

4.5

14.2

27.8

4.4

13.1

4.3

0.8

43.9

9.9

0 10 20 30 40 50

私設私書箱

電話代行・転送サービス

荷物預かり

オフィスの間貸し・貸机

トランクルーム

事務代行サービス・秘書サービス

テレマーケティング代行

DM代行サービス

ホームページ代行

電子メール送受信代行

その他

無回答

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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② 回答事業所の種類

事業所アンケート調査の回答事業所は「本社」が77.2%を占めているが、「支店・営業所」が8.0%

あった。

図表Ⅰ-1-3 回答事業所の種類

n=845

無回答

4.4%その他

8.9%

支店・営業所

8.0%

支社

1.5%

本社

77.2%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

③ 事業所の所有形態

アンケート回答事業所の所有形態は、「賃貸」が 53.9%と過半数を占め、「自己所有」は 36.2%で

あった。

図表Ⅰ-1-4 事業所の所有形態

n=845

その他

2.2%

無回答

3.0%

自己所有

36.2%

賃貸

53.9%

インキュベーション

施設等

0.1%

他企業など

の敷地・フロア

の一部を間

借り

4.6%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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④ 事業所の開設時期

事業所アンケート調査の回答事業所の開設時期は、「1996~2000年」が16.1%で最も多く、「1975

年以前」が 15.9%で続いているが、「1996 年以降」に開設した事業所が半数近くを占め、開設後10

年以内の比較的新しい事業所が多い。

図表Ⅰ-1-5 事業所の開設時期

n=845

2003~2004

9.8%

2005年以降

10.7%

無回答

3.0%

2001~2002

5.7% 1986~1990

12.4%

1981~1985

8.4%

1976~1980

4.3%

1975年以前

15.9%

1996~2000

16.1% 1991~1995

13.8%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

⑤ 本社の創業年と開業年

本社の創業年と開業年について質問したところ、本社の創業年は「(上記)開設年と同じ」とこ

ろが約7割を占めているが、「(上記)開設年と違う」事業所が20.9%あった。

そこで、後者について本社の開業年について質問したところ、「1980年以前」がほぼ半数を占め、

「1991~2000年」が23.2%で続き、「2001年以降」は9.0%であった。

図表Ⅰ-1-6 本社の創業年と開業年

n=845

無回答

9.7%

開設年と同じ

69.4%

開設年と違う

20.9%

n=177

2001年以降

9.0%

1991~2000年

23.2%

1981~1990年

15.8%

1980年以前

48.0%

無回答

4.0%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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⑥ 経営組織

「法人」が73.3%を占めているが、「個人経営」も18.8%あった。

図表Ⅰ-1-7 経営組織の形態

n=845

法人

73.3%

個人経営

18.8%

その他

0.6%

無回答

7.3%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

⑦ 資本金

資本金規模をみると、創業・開設時は「500万円未満」が43.7%を占めていたのに対し、現在で

は25.1%に縮小している。一方、創業・開設時には2番目で19.1%であった「1000万円以上2000

万円未満」が現在では 26.0%と最も多くなっており、また、「1 億円以上」の企業も創業・開設時

の 1.3%から 4.0%に増加しており、代行サービス業の事業者の資本金規模は徐々に大きくなって

いる様子が窺える。

図表Ⅰ-1-8 資本金

(無回答を除く)

43.7

25.1

7.5

5.9

19.1

5.8

1.7

4.4 4.0

22.4

21.826.0

2.8

7.0

1.7

1.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

創業・開設時

現在

500万円未満 500万円以上1000万円未満 1000万円以上2000万円未満 2000万円以上3000万円未満

3000万円以上5000万円未満 5000万円以上1億円未満 1億円以上 無回答

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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11

⑧ 株式公開の状況

「公開していない」企業が8割を占め、上場企業は1.4%であった。

図表Ⅰ-1-9 株式公開の状況

n=845

無回答

17.9%

公開していな

80.7%

上場している

1.4%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

⑨ 自社ホームページの有無

自社ホームページのある事業者は51.3%で、44.4%が自社のホームページを開設していない。

図表Ⅰ-1-10 自社ホームページの有無

n=845

無回答

4.3%

有り

51.3%無し

44.4%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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12

(3) 代行サービス業の売上の動向 ① 代行サービス業の平均売上高推移

代行サービス業の平均売上高の動向を見ると、直近年度では約3億3千万円で、2000年度の約3億

円からおよそ1割増となっており、順調に市場が拡大している様子がうかがえる。

図表Ⅰ-1-11 代行サービス業の平均売上高推移

(単位:百万円、n=845)

300.3

307.5

331.33

280.0

300.0

320.0

340.0

2000年度 2003年度 直近

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

② 代行サービス業の売上高規模の分布の推移

次に、代行サービス業の売上高規模をみると、直近年度では「1000万円以上3000万円未満」が20.0%

で最も多く、「500万円未満」が19.1%でほぼ肩を並べており、「1億円未満」が全体の7割近くを占め

ている。2000 年からの推移をみると、「3000 万円未満」の小規模な事業所が増加しており、「10 億円

以上」の比較的規模の大きな事業所もわずかながら増加傾向にある。

図表Ⅰ-1-12 代行サービス業の売上高規模の分布の推移

(無回答を除く)

19.1

17.2

16.7

10.7

9.0

9.2

20.0

18.8

19.0

8.6

8.8

9.5

9.1

10.4

10.0

14.5

16.3

17.4

9.5

11.1

11.5

8.6

8.4

6.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=560)

2003年度(n=442)

2000年度(n=390)

500万円未満 500万円以上1000万円未満 1000万円以上3000万円未満 3000万円以上5000万円未満

5000万円以上1億円未満 1億円以上3億円未満 3億円以上10億円未満 10億円以上 資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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13

③ 代行サービス業における事業内容別の売上割合の動向

代行サービス業における事業内容別の平均の割合をみると、「その他」を除けば、「事務代行サービ

ス・秘書サービス」の割合が最も大きく、「DM代行サービス」、「電話代行・転送サービス」などがそ

れに次いでいる。

「私設私書箱」は平均2.6割程度となっており、若干低下傾向にある。

図表Ⅰ-1-13 代行サービス業の売上高規模の分布の推移

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

売上全体に占めるおよその割合(平均) 事業内容

直近年度 2003年度 2000年度

1. 私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行) 2.6割程度 2.7割程度 3.0割程度

2. 電話代行・転送サービス 5.0割程度 5.3割程度 5.2割程度

3. 荷物預かり 3.5割程度 3.4割程度 3.6割程度

4. オフィスの間貸し・貸机 2.8割程度 3.1割程度 3.6割程度

5. トランクルーム 3.9割程度 3.6割程度 3.7割程度

6. 事務代行サービス・秘書サービス 6.6割程度 6.8割程度 6.9割程度

7. テレマーケティング代行 4.7割程度 5.2割程度 4.5割程度

8. DM代行サービス 5.4割程度 6.0割程度 6.6割程度

9. ホームページ代行(企画、制作、運用等) 1.7割程度 1.0割程度 0.5割程度

10. 電子メール送受信代行 1.4割程度 1.8割程度 1.0割程度

11. その他 7.6割程度 7.3割程度 7.3割程度

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14

2.郵便受取代行(私設私書箱)業の概要

事業所アンケート調査において、私設私書箱事業を行っている事業所は、アンケート回答事業所の

うちの7.9%(67件)であった。ここでは、それら「私設私書箱」事業を行っている事業者に絞って、

その実態についてまとめる。

ポイント

○ 私設私書箱事業へは、およそ半数が1996年以降に参入。

○ 私設私書箱業の売上高規模は、平均では、「2000 年度」と比較して「2003 年度」はやや減少したが、直近年度に300万円台を回復している。売上規模では、「500万円未満」はほぼ横ば

いであるのに対し、「500万円以上1000万円未満」と「5000万円以上」の増加が目立つ。

○ 従業者数の規模別分布をみると、「3名」以下の少人数の企業が多い。

○ 私設私書箱事業の市場規模は、約37億円と推計される。

○ 私設私書箱事業に従事する従業者数は、約2,100名と推計される。

(1) 私設私書箱事業の開始時期 私設私書箱事業の開始時期は、「2001年以降」が31.3%あり、1996年以降に参入した事業所がおよ

そ半数を占めていることがわかる。

一方、「1985年以前」から私設私書箱事業を行っている事業所は、20.9%あった。

図表Ⅰ-2-1 私設私書箱事業の開始時期

(n=67)

1986~19

11.9%

1985年以前

20.9%

1991~1995

11.9%1996~2000

16.4%

2001年以降

31.3%

無回答

7.5%

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

(2) 私設私書箱事業の売上規模の動向 私設私書箱業の売上高規模をみると、直近年度では平均301.3万円で、「500万円未満」が58.8%と

過半数を占め、「500万円以上1000万円未満」が15.7%と、「1000万円未満」が7割以上を占めている

が、「5000万円以上」の事業所も約1割ある。

2000年からの推移をみると、平均では、「2000年度」と比較して「2003年度」はやや減少したが、直

近年度に300 万円台を回復している。売上規模では、「500 万円未満」はほぼ横ばいであるのに対し、

「500万円以上1000万円未満」と「5000万円以上」の増加が目立つ。

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15

図表Ⅰ-2-2 私設私書箱事業の売上規模の動向

(無回答を除く)

58.8

58.5

56.8

15.7

9.8

16.2

13.7

22.0

16.2

9.8

7.3

8.1

2.0

2.4

2.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=51)

平均301.3万円

2003年度(n=41)

平均290.1万円

2000年度(n=37)

平均303.7万円

500万円未満 500万円以上1000万円未満 1000万円以上3000万円未満 3000万円以上5000万円未満 5000万円以上

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

(3) 従業者数の動向

① 会社全体の従業者数

従業者数の規模別分布をみると、直近年度では、「1 名」が 36.2%で最も多く、「2 名」が 19.1%、

「3名」が17.0%で続き、少人数の企業が多い。

2000年度からの推移をみると、「1名」のみは2000年度から微増傾向にある。一方、絶対数は少な

いが、「21名以上」の比較的従業者規模の大きい企業の比率が増加している。

図表Ⅰ-2-3 会社全体の従業者数の動向

(無回答を除く)

0.0

0.0

36.2

34.1

28.9

19.1

22.0

28.9

17.0

12.2

7.9

4.3

7.3

7.9

12.8

9.8

13.2

4.3

9.8

10.5

4.3

2.4

2.60.0

2.1

2.4

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=47)

2003年度(n=41)

2000年度(n=38)

0 1名 2名 3名 4名 5名 6~10名 11~20名 21名以上

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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16

② 当該事業所(事業部)の従業者数

回答数が少ないため、留意する必要があるが、回答した事業所に限って従業者数の規模別分布をみ

ると、直近年度では、「1名」と「2名」がそれぞれ33.3%で最も多く、「2名」以下が全体の7割以上

を占めている。

2000年度からの推移をみると、「2名」以下が増加傾向にある。

図表Ⅰ-2-4 当該事業所(事業部)の従業者数の動向

(無回答を除く)

9.5

10.5

33.3

31.6

18.8

33.3

21.1

31.3

9.5

15.8

12.5

10.5

6.3

9.5

5.3

18.8

5.3

6.36.3

0.00.0

0.0

0.0

4.8

0.0

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=21)

2003年度(n=19)

2000年度(n=16)

0 1名 2名 3名 4名 5名 6~10名 11~20名 21名以上

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

③ 当該事業所における私設私書箱事業の従業者数

回答数が少ないため、留意する必要があるが、回答した事業所に限って私設私書箱事業に従事する

従業者数の規模別分布をみると、直近年度では、「1名」が39.1%を占め、「2名」が26.1%で、「2名」

以下が全体の8割以上を占めている。

2000年度からの推移をみると、「2名」以下が増加傾向にある。

図表Ⅰ-2-5 当該事業所における私設私書箱事業の従業者数の動向

(無回答を除く)

17.4

20.0

39.1

45.0

36.8

26.1

10.0

21.1

13.0

20.0

15.8

4.3

5.0

5.315.8

0.0

0.0

5.3

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=23)

2003年度(n=20)

2000年度(n=19)

0 1名 2名 3名 4名 5名 6~10名 11~20名 21名以上

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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17

(4) パート・アルバイト数の動向

① 会社全体のパート・アルバイト数

パート・アルバイト数の規模別分布をみると、直近年度では、「1名」が30.3%で最も多く、「2名」

が18.2%、「3名」が12.1%で続き、少人数の企業が多い。

2000年度からの推移をみると、「1名」のみは2000年度から微増傾向にある。一方、絶対数は少な

いが、「21名以上」の比較的従業者規模の大きい企業の比率が増加している。

図表Ⅰ-2-6 会社全体のパート・アルバイト数

(無回答を除く)

12.1

19.2

30.3

26.9

27.3

18.2

15.4

18.2

12.1

11.5

9.1

6.1

11.5

4.5

6.1 9.1

7.7

9.1

3.8

4.5

6.1

3.8

4.522.7

0.0

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=33)

2003年度(n=26)

2000年度(n=22)

0 1名 2名 3名 4名 5名 6~10名 11~20名 21名以上

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

② 当該事業所(事業部)のパート・アルバイト数

回答数が少ないため、留意する必要があるが、回答した事業所に限ってパート・アルバイト数の規

模別分布をみると、直近年度では、「0名」と「2名」がそれぞれ22.2%で最も多く、「2名」以下が全

体のおよそ6割を占めている。

2000年度からの推移をみると、「6~10名」の比率が大きく増加していることが目立つ。

図表Ⅰ-2-7 当該事業所(事業部)のパート・アルバイト数

(無回答を除く)

22.2

26.7

16.7

26.7

16.7

22.2

13.3

16.7

11.1

26.7

16.7

5.6

0.0

16.7

6.7

8.341.7

0.0

0.0

5.6

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=18)

2003年度(n=18)

2000年度(n=12)

0 1名 2名 3名 4名 5名 6~10名 11~20名 21名以上

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

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18

③ 当該事業所における私設私書箱事業のパート・アルバイト数

回答数が少ないため、留意する必要があるが、回答した事業所に限って私設私書箱事業に従事する

従業者数の規模別分布をみると、直近年度では、「1名」が30.4%を占め、「0」が26.1%で、「3名」

以下が全体の8割以上を占めている。

2000年度からの推移をみると、「0」の比率が減少傾向にある。

図表Ⅰ-2-8 当該事業所における私設私書箱事業のパート・アルバイト数

(無回答を除く)

26.1

35.3

30.4

47.1

33.3

8.7

6.7

17.4

5.9

6.7

4.3

5.9

6.740.0

0.0

0.0

4.3

0.0

6.7

8.7

5.9

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=23)

2003年度(n=17)

2000年度(n=15)

0 1名 2名 3名 4名 5名 6~10名 11~20名 21名以上

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

(5) 私設私書箱事業の利用料金 私設私書箱事業の利用料金についてとりまとめると、以下のとおり。

① 入会金(開設費)・個人

個人の入会金(開設費)については、1,000円に設定している事業所が31.8%と最も多い。次に、

設定なし(無料)と10,000円が13.6%と続いている。

個人の初期費用としては、10,000 円以下に設定している事業所が回答全体の 90%以上を占めて

おり、入会金(開設費)の平均額は4,935円であった。

図表Ⅰ-2-9 入会金(開設費)・個人

順位 料金 件数1 1,000 7 31.8%2 0 3 13.6%3 10,000 3 13.6%4 33 1 4.5%4 2,000 1 4.5%4 2,100 1 4.5%4 3,000 1 4.5%4 3,150 1 4.5%4 5,000 1 4.5%4 6,300 1 4.5%4 20,000 1 4.5%4 30,000 1 4.5%

合計 22 100.0% 資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

② 入会金(開設費)・法人

法人の入会金(開設費)については、1,000 円に設定している事業所が最も多く、全体の 27.3%

であった。次に10,000円の18.3%、設定なし(無料)の13.6%と続いた。全体を見た場合、10,000

円以下に設定している事業所が86.5%を占めており、上位以下の順位についても個人の場合と同様

の結果となっている。入会金(開設費)の平均額は5,774円であった。

Page 23: 郵便受取代行業等の実態調査事業 報告書2 2.調査の目的 以上のような背景があるが、こうした郵便受取代行業については市場規模や事業者数等について、

19

図表Ⅰ-2-10 入会金(開設費)・法人

順位 料金 件数1 1,000 6 27.3%2 10,000 4 18.2%3 0 3 13.6%4 33 1 4.5%4 2,000 1 4.5%4 2,100 1 4.5%4 3,000 1 4.5%4 3,150 1 4.5%4 5,000 1 4.5%4 15,750 1 4.5%4 20,000 1 4.5%4 30,000 1 4.5%

合計 22 100.0% 資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

③ 利用料金(月額)・個人

基本的な使用料金となる月額料金については、個人の場合、5,000円が26.3%と最も多く、次に、

3,000円の21.1%、2,000円と10,000円がそれぞれ8.8%と続いた。個人の場合、月額料金を10,000

未満に設定している事業所が85%強と多く、平均額では4842円となった。

また、約14%の事業所が郵便受取代行以外のサービスを付帯して課金するなど、サービス提供料

金に幅を持たせている。

図表Ⅰ-2-11 利用料金(月額)・個人

料金 件数5,000 15 26.3%3,000 12 21.1%2,000 5 8.8%10,000 5 8.8%2,500 4 7.0%4,000 3 5.3%10,500 2 3.5%1,500 1 1.8%3,150 1 1.8%3,500 1 1.8%3,885 1 1.8%4,200 1 1.8%5,250 1 1.8%7,350 1 1.8%8,400 1 1.8%9,800 1 1.8%15,000 1 1.8%

合計 57 100.0%

変動性料金 件数 回答数81,500~5,000円 12,625~5,250円 25,000~10,000 15,000~15,000 15,250~33,600 1 他サービス6,000~7,000 120,000~30,000 1 他サービス

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

④ 利用料金(月額)・法人

法人の月額料金については、個人と同様に5000円が最も多く25.0%であった。次に、10,000円

が19.2%、4,000円の9.6%と続いた。法人の場合、月額料金を10,000円未満に設定している事業

所が71.2%と個人よりも13%以上少なく、逆に平均額は6,467 円で、個人の場合よりも1,625 円

高くなっている。また、個人の場合と同様に、郵便受取代行以外のサービスを付帯して課金するな

ど、サービス提供料金に幅を持たせている事業所は約21%であった。

Page 24: 郵便受取代行業等の実態調査事業 報告書2 2.調査の目的 以上のような背景があるが、こうした郵便受取代行業については市場規模や事業者数等について、

20

図表Ⅰ-2-12 利用料金(月額)・法人

料金 件数5,000 13 25.0%10,000 10 19.2%4,000 5 9.6%3,000 4 7.7%10,500 4 7.7%2,000 2 3.8%7,000 2 3.8%8,000 2 3.8%1,500 1 1.9%2,500 1 1.9%5,250 1 1.9%6,000 1 1.9%7,350 1 1.9%7,500 1 1.9%8,400 1 1.9%9,800 1 1.9%15,000 1 1.9%設定なし 1 1.9%

合計 52 100.0%

変動性料金 件数 回答数112,625~5,250円 25,000~8,000円 15,000~10,000円 35,000~15,000円 15,000~30,000円 15,250~33,600円 1 他サービス6,000~7,000円 120,000~30,000円 1 他サービス

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

⑤ 保証金(預かり金)

保証金については、「設定していない」と「5,000 円」がそれぞれ 31.3%で一番多く、全体で見

た場合も、5,000円以下に設定している事業所が75.2%であった。保証金に関しては、入会金(開

設費)と兼ねている事業所もあるため、他の料金に比べ回答数が少なくなっている。サービス解約

時の返還の有無については事業所により異なった。

図表Ⅰ-2-13 保証金(預かり金)

料金 件数 回答数16なし 5 31.3%

5000円 5 31.3%10000円 2 12.5%1000円 1 6.3%3000円 1 6.3%10500円 1 6.3%30000円 1 6.3%

合計 16 100.0% 資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

(6) 私設私書箱事業の市場規模及び従業者数の推計

① 私設私書箱事業の市場規模推計

以下のような手順で、私設私書箱事業の市場規模推計を試みる。

・ NTTタウンページデータより、何らかの代行サービスを営んでいると考えられる事業所数は

全国で15,597件であった(平成18年9月時点)。

・ そのうち、本アンケート調査において「私設私書箱」事業を行っているのは7.9%であった。

⇒「私設私書箱」の事業所は、全国で1,232事業所あると推計される。

・ また、私設私書箱業の売上高規模は、直近年度では平均301.3万円であった。

以上より、本アンケート調査結果をもとに私設私書箱事業の市場規模は、

1,232(事業所)×301.3万円=約37億円と推計される。

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② 私設私書箱事業の従業者数の推計

以下のような手順で、私設私書箱事業の従業者数の推計を試みる。

・ 本アンケート調査において回答のあった、私設私書箱事業の従業者及びパート・アルバイト数

の平均人数は、直近年度で1事業所あたり1.7名、パート・アルバイトの平均人数は、2.0名

であった。

・ ①より、「私設私書箱」の事業所は、全国で1,232事業所あると推計される。

・ したがって、「私設私書箱」事業に従事する従業者数及びパート・アルバイトの人数は、以下

のように推計される。

従業者数:1.7名×1,232(事業所)=約2,100名と推計される。

パート・アルバイト数:2.0名×1,232(事業所)=約2,460名と推計される。

図表Ⅰ-2-14 当該事業所における私設私書箱事業の従業者及びパート・アルバイト数

(平均人数総括表)

会社全体 貴事業所(事業部) 貴事業所の私設私書箱事業

従業者数

パート・

アルバイト従業者数

パート・

アルバイト従業者数

パート・

アルバイト

直近年度 18.3名 4.2名 3.0名 2.7名 1.7名 2.0名

2003年度 18.0名 4.1名 3.0名 2.0名 1.7名 1.5名

2000年又は設立年度 20.0名 3.9名 3.9名 1.8名 1.9名 1.7名

資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

(7) 事業者ヒアリング調査より 今回の事前ヒアリング調査では、郵便受取代行業の実態把握が、非常に難しいことが判明した。

ヒアリングを行った業者の指摘によれば、郵便受取代行業は、社会の表面に出てきづらい、アンダーグ

ラウンドな業種であるということである。一般生活を送っている住民には、ほとんど縁がないために、表立

って看板を出す必要もなく、宣伝を行う必要もない。利用者は口コミで紹介される、夕刊紙の広告やイン

ターネット等を利用して業者を探し当てるというのが一般的であるという。

事業をスタートするにあたっても、特に届出や許認可制度が設けられているわけでもないため、事業

開始後、数ヶ月でクローズしてしまうケースも非常に多くなっている。特に、短期間で金を儲けようとする

悪質な業者には、このケースが多く見られるという。

また、業界全体を統括する団体等も存在せず、業者同士の横のつながりも全く無い。ちなみに、「私設

私書箱連盟」、「郵便代行業連盟」加入などとうたっている業者もあるが、そのような連盟や団体は存在し

ないという。

こうした状況が、この業界の実態把握を非常に難しくしている一因ともなっている。また、こうした特殊な

業種であるために、架空請求や、悪質な販売業者による取引、会社の偽装などの犯罪の場として利用さ

れやすい一面も持っていると考えられる。

なお、事業所ヒアリングから得た具体的な意見については、以下のとおりである。

・ 横のつながりが少ないことと、入れ替わりの激しい業界なので、身を置いていても、動向を把握するの

が難しい。

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・ 本人確認にしても、長く営業している事業者や堅実な事業展開を基本としている事業者は、サービス提

供前に本人確認でふるいをかけている。顧客を得る機会は減らしてしまうが、自己防衛策になる。 ・ 将来的な展望などを持たずに、だめな時は撤退すればよいといった考えで参入してくる者は、自己防

衛という意識も乏しく、本人認証の必要性もあまり感じていないのではないか。 ・ 事業者の意識としては、この二つに大きく二分できるのではないか。 ・ 認可制度等がなく簡単に開業できるが撤退も早い。長く続いている業者は少ないが、残っている業者

は良質な事業者といえるのではないか。 ・ 人気の多い大通りなどに店舗を構えている事業者と賃料の安い裏路地などに店舗を構えている業者に

大きく分けられるが、やはり人目につかない店舗には客は足を運びにくく、長く営業している業者は立

地にも配慮している。立地に拘らない業者は考えが浅く、短命に終わるケースが多いようだ。

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23

第Ⅱ章 郵便受取代行業の利用動向

事業所アンケート調査及び利用者アンケート調査の結果より、郵便受取代行業の利用動向をとりま

とめると、以下のとおり。

ポイント

<事業所アンケート調査より>

○ 法人利用者数と個人利用者数を合計した件数の動向をみると、直近年度では、「21~50 件」(19.4%)、「5件以下」(17.9%)だが、「101件以上」も(16.4%)。2000年度からの推

移をみると、「5件以下」と「101件以上」が増加傾向。

○ 私設私書箱法人利用者の利用目的(直近):「1位」は、「会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある」(17.9%)、「起業・創業や開業のため」(16.4%)、「賃貸料金や保管業務のコス

ト削減したい」(14.9%)。総じて、「起業・創業や開業のため」、「会社登記、営業拠点等の所

在地として魅力がある」、「賃貸料金や保管業務のコスト削減したい」が上位を占めているが、

「賃貸料金や保管業務のコスト削減したい」が相対的に多いことが3年程前とは異なっている。

○ 私設私書箱個人利用者の利用目的(直近):「1位」は、「自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため」(16.4%)、「公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人

住所流出の防止対策として」・「自分が受け取りたい時に受け取りたいため」(11.9%)。3年程

前と比べて、「公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の

防止対策として」という目的が大幅に増加。

<利用者アンケート調査より>

○ 郵便受取代行サービスの利用経験:「仕事で利用したことがある」(53.5%)、「プライベートで利用したことがある」(49.5%)、「仕事で利用している」(12.5%)、「プライベートで利用し

ている」(7.5%)。

○ 郵便受取代行サービスの仕事での利用目的:「郵便物を大量に受け取るための保管目的」(40.0%)、「書類管理の能率を向上したい」(31.3%)、「保管業務のコスト削減したい」

(24.3%)。業務の効率化やコスト削減目的に利用していることが多いことがわかる。

○ 郵便受取代行サービスのプライベートでの利用目的:「自分が受け取りたいときに受け取りたいため」(35.6%)、「公募や懸賞応募、通信販売などの受取による個人住所流出の防止対策とし

て」(26.9%)、「(公募や懸賞応募、通信販売以外の受取で)自宅の郵便受けではプライバシ

ーが守れないため」(26.0%)等、個人のライフスタイルやプライバシー保護への対応が多い。

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1.事業所アンケートより

※図表資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(事業所版)

(1) 私設私書箱の利用者

① 私設私書箱の法人利用者数の動向

直近年度では、「5件以下」が37.0%で最も多いが、比較的件数の多い「21~50件」が24.1%で続

いており、「51件以上」も13.0%あった。

2000年度からの推移をみると、「5件以下」が増加しているものの、「51件以上」も比率は増加傾向

にある。

図表Ⅱ-1-1 私設私書箱の法人利用者数の動向

(無回答を除く)

37.0

25.6

11.1

23.1

24.2

14.8

21.2

24.1

20.5

18.227.3

20.5 10.3

13.0

9.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=54)

2003年度(n=39)

2000年度(n=33)

5件以下 6~10件 11~20件 21件~50件 51件以上

② 私設私書箱の個人利用者数の動向

直近年度では、「5人以下」が37.9%で最も多く、「6~10人」が19.0%で続き、「100人以下」がお

よそ8割を占める。

2000年度からの推移をみると、「5人以下」が若干減少している。

図表Ⅱ-1-2 私設私書箱の個人利用者数の動向

(無回答を除く)

37.9

45.5

19.0

11.4

16.2

10.3

13.5

12.1

9.1

10.840.5

15.9 9.1

10.3

8.1

9.1

10.3

10.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度(n=58)

2003年度(n=44)

2000年度(n=37)

5人以下 6~10人 11~20人 21~50人 51~100人 101人以上

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③ 私設私書箱法人・個人利用者数合計の動向

法人利用者数と個人利用者数を合計した件数の動向をみると、直近年度では、「21~50件」が19.4%

で最も多いが、「5件以下」が17.9%で続いており、「101件以上」の規模の大きい事業所も16.4%あ

った。2000 年度からの推移をみると、「5 件以下」が増加しているものの、「101 件以上」も比率は増

加傾向にある。

図表Ⅱ-1-3 私設私書箱法人・個人利用者数合計の動向

n=67

17.9

14.9

10.4

14.9

9.0

9.0

9.0

6.0

7.5

19.4

16.4

11.9

11.9

10.4

7.5

16.4

10.4

10.4

10.4

32.8

43.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直近年度

2003年度

2000年度

5件以下 6~10件 11~20件 21~50件 51~100件 101件以上 無回答

④ 私設私書箱法人利用者の業種構成

「1位」は「サービス業」が28.4%で最も多く、「卸・小売業」が19.4%で続いている。

「2位」も最も多いのは「サービス業」の19.4%であるが、次は「情報通信業」の16.4%で、「卸・

小売業」が11.9%で続いている。

この順位を「1位=5 ポイント」、「2位=4 ポイント」、「3位=3ポイント」とウェイトづけして分

布状況をみると、「サービス業」が27.8%を占め、「卸・小売業」が20.7%「情報通信業」が16.3%

で続いている。

図表Ⅱ-1-4 私設私書箱法人利用者の業種構成(順位)

(単位:%)3.0

19.4

7.5

28.4

4.5

7.5

11.9

4.5

11.9

16.4

19.4

7.5

7.5

3.0

3.0

10.4

11.9

6.0

10.4

1.5

10.4

0.0 20.0 40.0

製造業

卸・小売業

情報通信業

サービス業

NPO・組合・サークル

等非営利団体

金融・保険業

その他

1位

2位

3位

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図表Ⅱ-1-5 私設私書箱法人利用者の業種構成(ウェイト)

(n=67)

卸・小売業

20.7%

その他

12.1%

製造業

4.9%

金融・保険業

8.4%

NPO・組合・

サークル等非営

利団体

9.8% 情報通信業

16.3%

サービス業

27.8%

⑤ 私設私書箱個人利用者の男女構成

私設私書箱の個人利用者は、男性が大半を占めている。

図表Ⅱ-1-6 私設私書箱個人利用者の男女構成

(無回答を除く)

8.3

16.7 80.0

13.9 55.6 19.4

2.8

3.3

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

男性(n=36)

女性(n=30)

0 50%未満 50~80%未満 80~100%未満 100%

⑥ 私設私書箱個人利用者の年齢構成

私設私書箱個人利用者の年齢構成については順位の回答を求めたため、この順位を「1 位=5 ポイ

ント」、「2位=4ポイント」、「3位=3ポイント」、「4位=2ポイント」、「5位=1ポイント」とウェイ

トづけして分布状況をみると、「40歳代」が33.2%を占め、「30歳代」が28.2%、「50歳代」が18.5%

で続いている。

図表Ⅱ-1-7 私設私書箱個人利用者の年齢構成

(n=67)

20歳代

14.4%

20歳未満

0.2%

30歳代28.2%

40歳代

33.2%

50歳代

18.5%

60歳以上

5.5%

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(2) 私設私書箱利用者の利用目的 ここでは、事業者側がどのような法人利用者のニーズを想定して事業参入したか、また、事業を行

っているかについて質問した結果をまとめる。

① 法人利用者 私設私書箱法人利用者の利用目的については順位の回答を求めたため、この順位を「1 位=5 ポイ

ント」、「2位=4ポイント」、「3位=3ポイント」、「4位=2ポイント」、「5位=1ポイント」とウェイ

トづけして分布状況をみると、以下のとおり。

直近では、「起業・創業や開業のため」が140ポイントで最も高く、「会社登記、営業拠点等の所在

地として魅力がある」が120ポイントで続き、「賃貸料金や保管業務のコスト削減したい」が108ポイ

ントなどとなっている。3年程前と比較すると、傾向に大きな変化はないが、「賃貸料金や保管業務の

コスト削減したい」が著しくポイントが増加している。

図表Ⅱ-1-8 私設私書箱法人利用者の利用目的(直近と3年程前の順位の比較)

(n=67)

140

120

71

22

108

58

46

31

25

114

92

49

10

62

40

33

21

20

0 20 40 60 80 100 120 140 160

起業・創業や開業のため

会社登記、営業拠点等の

所在地として魅力がある

郵便物を大量に受け

取るための保管目的

書類管理の能率を向上したい

賃貸料金や保管業務

のコスト削減したい

アンケートや応募葉書などは、

一般郵便物とは分けて受け取りたい

セキュリティー対策を万全にしたい

出張時の東京連絡

拠点として利用したい

よくわからない物を受け取るため

直近合計ポイント(法人)

3年程前合計ポイント(法人)

なお、「その他」の内容としては、以下のようなものがあった。

・ 税務対策として

・ DMの戻りの受け取り用として

・ 名古屋の拠点を出すため

・ 受け取る時間が不在なので一時預かり、特に利用目的は聞いていない場合

・ 金融に関係物の書類が多いので心配

・ 自宅住所を名刺に入れたくない

・ 入札関係書類の受取り、再送

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図表Ⅱ-1-9 私設私書箱法人利用者の利用目的の順位内訳(直近の順位の比較)

図表Ⅱ-1-10 私設私書箱法人利用者の利用目的の順位内訳(3年程前)

0 20 40 60 80 100 120 140 160

起業・創業や開業のため

会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある

郵便物を大量に受け取るための保管目的

書類管理の能率を向上したい

賃貸料金や保管業務のコスト削減したい

アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい

セキュリティー対策を万全にしたい

出張時の東京連絡拠点として利用したい

よくわからない物を受け取るため

1位 2位 3位 4位 5位

140ポイント

120ポイント

71ポイント

22ポイント

108ポイント

58ポイント

25ポイント

46ポイント

31ポイント

(n=67)

0 20 40 60 80 100 120 140

起業・創業や開業のため

会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある

郵便物を大量に受け取るための保管目的

書類管理の能率を向上したい

賃貸料金や保管業務のコスト削減したい

アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい

セキュリティー対策を万全にしたい

出張時の東京連絡拠点として利用したい

よくわからない物を受け取るため

その他

1位 2位 3位 4位 5位

114ポイント

92ポイント

49ポイント

10ポイント

62ポイント

40ポイント

33ポイント

21ポイント

20ポイント

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(3) 個人利用者 法人利用者と同様、私設私書箱個人利用者の利用目的については順位の回答を求めたため、この順

位を「1 位=5 ポイント」、「2 位=4 ポイント」、「3 位=3 ポイント」、「4 位=2 ポイント」、「5 位=1

ポイント」とウェイトづけして分布状況をみると、以下のとおり。

直近では、「自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため」が 118 ポイントで最もポイントが高

く、「郵便物等の受取を家族等に知られたくないため」が97ポイント、「一人暮らしや不規則勤務等の

ため、自宅で受取れないため」が87ポイント、「公募や懸賞応募、インターネットオークションなど

の受取による個人住所流出の防止対策として」が84ポイントで続いている。

3年程前と比べて、「公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出

の防止対策として」と「自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため」という目的が大幅に増加し

ている様子がうかがえる。

図表Ⅱ-1-11 私設私書箱個人利用者の利用目的(直近と3年程前の順位の比較)

(n=67)

84

118

97

87

83

13

57

13

15

20

65

76

76

50

8

31

17

7

0 20 40 60 80 100 120 140

公募や懸賞応募、インターネットオークション

などの受取による個人住所流出の

防止対策として

自宅の郵便受けで

プライバシーが守れないため

郵便物等の受取を家族等

に知られたくないため

一人暮らしや不規則勤務等のため、

自宅で受取れないため

自分が受取りたい時に

受取りたいため

寮などに居住しているため、

管理人等に迷惑をかけたくない

自分の拠点としてロッカー

代わりに使いたいため

海外出張や海外留学などで

長期留守にする場合

その他

直近合計ポイント(個人)

3年程前合計ポイント(個人)

なお、「その他」の内容としては、以下のようなものがあった。

・ 確かな連絡場所として利用

・ 転居先のトラブルにて一時避難

・ サイドビジネス等

・ 借金の為

・ セキュリティ対策

・ 個人事業の為

Page 34: 郵便受取代行業等の実態調査事業 報告書2 2.調査の目的 以上のような背景があるが、こうした郵便受取代行業については市場規模や事業者数等について、

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図表Ⅱ-1-12 私設私書箱個人利用者の利用目的の順位内訳(直近)

図表Ⅱ-1-13 私設私書箱個人利用者の利用目的の順位内訳(3年程前)

(n=67)

0 20 40 60 80 100 120 140

公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の

防止対策として

自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため

郵便物等の受取を家族等に知られたくないため

一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため

自分が受取りたい時に受取りたいため

寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない

自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため

海外出張や海外留学などで長期留守にする場合

1位 2位 3位 4位 5位

20ポイント

65ポイント

76ポイント

76ポイント

50ポイント

31ポイント

8ポイント

17ポイント

(n=67)

0 20 40 60 80 100 120 140

公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の

防止対策として

自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため

郵便物等の受取を家族等に知られたくないため

一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため

自分が受取りたい時に受取りたいため

寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない

自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため

海外出張や海外留学などで長期留守にする場合

その他

1位 2位 3位 4位 5位

84ポイント

118ポイント

97ポイント

87ポイント

83ポイント

57ポイント

13ポイント

13ポイント

Page 35: 郵便受取代行業等の実態調査事業 報告書2 2.調査の目的 以上のような背景があるが、こうした郵便受取代行業については市場規模や事業者数等について、

31

2.利用者アンケートより ※図表資料:郵便受取代行業等に関する実態アンケート調査(利用者版)

(1) 利用者アンケート回答者のプロフィール アンケート回答者200名のプロフィールは以下のとおり。

① アンケート回答者の性別

男性が60.5%、女性が39.5%であった。

図表Ⅱ-2-1 アンケート回答者の性別

n=200

男性

60.5%

女性

39.5%

② アンケート回答者の職業

「サービス業」、「専業主婦」がともに 20.5%で最も多く、「製造業」が 15.5%、「卸・小売業」が

11.5%で続き、「情報通信業」、「学生」がそれぞれ5%などとなっている。

図表Ⅱ-2-2 アンケート回答者の職業

(n=200、単位:%)製造業, 15.5

卸・小売業,

11.5

専業主婦,

20.5

金融・保険

業, 2.0

飲食店、宿

泊業, 0.5

その他, 10.0 働いていな

い, 7.5

学生, 5.0

NPO・組

合・サーク

ル等非営利

団体, 2.0

情報通信業,

5.0

サービス業,

20.5

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32

(2) 郵便受取代行サービスの利用状況

① 郵便受取代行サービスの利用経験

「仕事で利用したことがある」が53.5%、「プライベートで利用したことがある」が49.5%、「仕

事で利用している」人は12.5%、「プライベートで利用している」人は7.5%となっている。

図表Ⅱ-2-3 郵便受取代行サービスの利用経験

(n=34、単位:%)

12.5

49.5

7.5

53.5

0 20 40 60 80

仕事で利用したことがある

仕事で現在利用している

プライベートで利用した事がある

プライベートで現在利用している

② 利用したサービスの内容

「私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行)」が67.5%と著しく多く、「荷物預かり」が31.0%、

「電話代行・転送サービス」が19.5%などと続いている。

図表Ⅱ-2-4 利用したサービスの内容

(n=200、単位:%)

19.5

31.0

11.0

15.0

8.5

4.5

8.5

7.5

2.0

1.0

1.0

67.5

0 20 40 60 80

私設私書箱(郵便物・

宅配物等の受領代行)

電話代行・転送サービス

荷物預かり

オフィスの間貸し・貸机

トランクルーム

事務代行サービス・秘書サービス

テレマーケティング代行

DM代行サービス

ホームページ代行

(企画、制作、運用等)

電子メール送受信代行

その他

この中にはない

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33

(3) 郵便受取代行サービスの利用目的

① 仕事での目的 「郵便物を大量に受け取るための保管目的」が 40.0%と最も多く、「書類管理の能率を向上した

い」31.3%、「保管業務のコスト削減したい」24.3%と続き、業務の効率化やコスト削減目的に利

用していることが多いことがわかる。

また、「起業・創業や開業のため」、「アンケートや応募はがきなどは、一般郵便物とは分けて受

け取りたい」は、ともに19.1%などとなっている。

図表Ⅱ-2-5 郵便受取代行サービスの利用目的(仕事)

(n=200、単位:%)

31.3

24.3

19.1

19.1

10.4

9.6

4.3

2.6

4.3

40.0

0 20 40 60

郵便物を大量に受け取る

ための保管目的

書類管理の能率を向上したい

保管業務のコスト削減したい

起業・創業や開業のため

アンケートや応募はがきなどは、

一般郵便物とは分けて受け取りたい

会社登記、営業拠点等の

所在地として魅力がある

住所、所在地を知られたくないため

出張時の東京連絡

拠点として利用したい

よくわからない物を受け取るため

その他

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34

② プライベートでの目的 「自分が受け取りたいときに受け取りたいため」が 35.6%で最も多く、「公募や懸賞応募、通信

販売などの受取による個人住所流出の防止対策として」26.9%、「(公募や懸賞応募、通信販売以

外の受取で)自宅の郵便受けではプライバシーが守れないため」26.0%、「一人暮らしや不規則勤

務等のため、自宅で受け取れないため」22.1%と続き、個人のライフスタイルやプライバシー保護

への対応を目的としたものが多くなっている。

図表Ⅱ-2-6 郵便受取代行サービスの利用目的(プライベート)

(n=200、単位:%)

26.0

18.3

22.1

35.6

3.8

18.3

13.5

1.9

26.9

0 20 40 60

公募や懸賞応募、通信販売などの

受取による個人住所流出の防止対策として

上記に挙げたもの以外の受取で

自宅の郵便受けではプライバシー

が守れないため

郵便物等の受取を家族等に

知られたくないため

一人暮らしや不規則勤務

等のため、自宅で受け取れ

ないため

自分が受け取りたいときに

受け取りたいため

寮などに居住しているため、

管理人等に迷惑をかけたくない

自分の拠点としてロッカー

代わりに使いたいため

海外出張や海外留学などで

長期間留守にする場合

その他

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35

第Ⅲ章 疑わしい取引の実態について

ポイント

<本人確認について>

○ 利用者の本人確認を「行っている」事業所は41.8%。

○ 本人確認の方法:「住民票や運転免許証など公的証明書の提示」(89.3%)、「法人登記簿の写しの提示」(46.4%)、「電話による確認」(14.3%)。

○ 本人確認を「求められた」利用者は57.5%。

<トラブルの発生状況>

○ これまでに何らかのトラブルが発生したことが「ある」という事業所が半数。

○ 個人利用者の割合が大きい事業者の方が、トラブル発生の割合が若干高い。

○ 本人確認を行っている事業者のトラブル発生経験は64.3%、本人確認を行っていない事業者は83.3%。

<疑わしい取引の状況>

○ これまでに私設私書箱等の業務において、何らかの「疑わしい取引」と思われるものに遭遇したことが「ある」事業所が40.3%。

<社内規定やマニュアルの有無>

○ 何らかの疑わしい取引と思われるものに対する社内規定やマニュアルのようなものを「定めている」事業者は41.8%、47.8%が「定めていない」。

1.本人確認について (1) 事業所アンケート調査より ① 本人確認実施の有無 サービス提供時に利用者の本人確認を行っているかどうかについて質問したところ、「行ってい

る」という事業所は41.8%であった。

図表Ⅲ-1-1 本人確認実施の有無(事業所アンケート)

n=67

行っていな

17.9%

行っている

41.8%

無回答

40.3%

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36

② 本人確認の方法 ①で「本人確認を行っている」と回答した事業者に、その方法を質問したところ、89.3%と大半

が「住民票や運転免許証など公的証明書の提示」を求めており、「法人登記簿の写しの提示」を求めて

いる事業者は46.4%、「電話による確認」を行っている事業者は14.3%であった。

図表Ⅲ-1-2 本人確認の方法(事業所アンケート)

(n=28、単位:%)

46.4

14.3

21.4

89.3

0 20 40 60 80 100

住民票や運転免許証など

公的証明書の提示

法人登記簿の写しの提示

電話による確認

その他

なお、「その他」の内容としては、以下のようなものがあった(社内規定の有無については、後掲

図表Ⅲ-4-1参照)。

・ 固定電話の確認。

・ 郵便物を送付し、記入返送してもらっている。

・ 公共料金明細、本人限定郵便の送付。

・ 面談

・ 当社指定書類に必要事項を記載。疑わしき場合は業務を拒否。

・ 本人確認と身分証明書(免許証、登記簿謄本等)のFAX又は郵送。

・ 本人確認を必ずとる。金融業は断る。

・ 当社の判断で解約が出来る契約書を取りかわしている。振込みによる契約はしない。必ず来訪

してもらっている。

・ 提示書類の規定。契約時の規定(面接を必ず行う等)。

・ 身分証明のコピー(免許証、パスポートなど写真付の物のコピーをもらう。)。

・ 通常郵便物(封書、ハガキ)のみの取扱いを確認の上、契約。書留、小荷物等は取扱わない。

・ 注意すべき物の規定。現金、書留、EXパックなどが到着した場合の身元確認など。

・ 法人もしくは個人事業としても会社案内等で会社の営業内容の確認が取れる事が条件。

・ 身分証の提示と保証人の記載を求め、審査。保証人への確認の電話、住宅地図での所在地と、

代表者、保証人の自宅の確認をして、人柄的にも問題がなければ契約するが、契約は直接面談。

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(2) 利用者アンケート調査より ① 本人確認を求められたか 利用者側がサービスを受ける際に本人確認を求められたかどうかについては、「求められた」利

用者は57.5%で、「とくに求められなかった」利用者が42.0%であった。

図表Ⅲ-1-3 本人確認を求められたか(利用者アンケート)

n=200

とくに求

められな

かった

42.0%求められ

57.5%

その他

0.5%

② 身元確認の方法 本人確認を求められた人にその方法を質問したところ、87.8%が「住民票や運転免許証など公的

証明書の提示」を求められており、「法人登記簿の写しの提示」を求められた利用者は20.0%、「電話

による確認」を求められた利用者は5.2%であり、事業者の回答とほぼ同様の傾向を示している。

図表Ⅲ-1-4 身元確認の方法(利用者アンケート)

(n=200、単位:%)

20.0

5.2

87.8

0 20 40 60 80 100

住民票や運転免許証など公的証明書の提示

法人登記簿の写しの提示

電話による確認

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2.トラブルの発生状況 (1) トラブル発生の有無 郵便受取等の業務において、オレオレ詐欺・振り込め詐欺、薬物・金銭の受け取り、私書箱へ送付

した方からのクレーム等、これまでに何らかのトラブルが発生したことがあるかどうか質問したとこ

ろ、「ある」という事業所が約半数あった。

これを法人・個人の利用者構成別にトラブル発生の有無をみてみると、あまり明確な傾向は読み取

れないが、利用時における本人確認の有無別にトラブルの発生の有無をみてみると、本人確認を行っ

ている事業者のトラブル発生経験は64.3%であるが、本人確認を行っていない事業者は83.3%がトラブ

ル発生の経験があり、本人確認を行っていない事業者の方がトラブルの発生率が高いことが明らかに

なった。

図表Ⅲ-2-1 トラブル発生の有無(事業所アンケート)

n=67

無回答

7.5%

ない

41.8%

ある

50.7%

図表Ⅲ-2-2 利用者の構成別トラブル発生の有無(事業所アンケート)

55.6

42.9

57.7

44.4

57.1

38.5

0.0

3.9

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

法人の割合が多い(n=27)

法人・個人の割合が同じ(n=7)

個人の割合が多い(n=26)

ある ない 無回答

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39

図表Ⅲ-2-3 本人確認の有無別トラブル発生の有無(事業所アンケート)

64.3

83.3

32.1

16.7

3.6

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

本人確認を行っている(n=28)

本人確認を行っていない(n=12)

ある ない 無回答

(2) トラブルの内容 ① 全体傾向 (1)で、「(トラブルが発生したことが)ある」と答えた事業所に、トラブルの内容を質問した

ところ、「オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた」及び「顧客との連絡がとれなかった」が 47.1%ず

つで最も多くなっている。次に「顧客の身元がわからなかった」44.1%、「郵便物等の送付者等からク

レームがあった」41.2%などと続いている。また、「法人利用で、登記簿登記されてしまった」(35.5%)

や「転居先として届けられてしまった」(32.4%)というトラブルも比較的多い。

図表Ⅲ-2-4 トラブルの内容(事業所アンケート)

(n=34、単位:%)

47.1

44.1

41.2

35.3

32.4

23.5

20.6

11.8

17.6

47.1

0 20 40 60

オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた

顧客との連絡がとれなかった

顧客の身元がわからなかった

郵便物等の送付者等からクレームがあった

法人利用で、登記簿登記されてしまった

転居先として届けられてしまった

借金の取立て業者が来た

多額の金銭の授受に使われた

違法薬物の授受に使われた

その他

なお、「その他」の内容としては、以下のようなものがあった。

・ ネットオークションでの詐欺

・ 利用料不払い

・ チケット代金詐欺

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40

・ 借金の取立て手紙、督促状等が来た。

・ 会社偽装に使われた。

・ 契約の際の身分証が偽造免許だった。

② 本人確認の有無別 トラブルの内容について、本人確認の有無別にみると、総じて本人確認を行っていない場合の方が

高い傾向があるが、特に「オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた」は、本人確認を行っている場合は

33.3%であるのに対し、行っていない場合は90.0%と非常に高くなっている。

また、「多額の金銭授受に使われた」も本人確認を行っている場合は 33.3%であるのに対し、行っ

ていない場合は80.0%となっている。

図表Ⅲ-2-5 本人確認の有無別トラブルの内容(複数回答、事業所アンケート)

33.3

11.1

11.1

33.3

33.3

38.9

27.8

44.4

38.9

22.2

90.0

20.0

50.0

80.0

30.0

30.0

20.0

60.0

40.0

20.0

0 20 40 60 80 100

オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた

違法薬物の授受に使われた

多額の金銭の授受に使われた

顧客の身元がわからなかった

転居先として届けられてしまった

法人利用で、登記簿登記されてしまった

借金の取立て業者が来た

顧客との連絡がとれなかった

郵便物等の送付者等からクレームがあった

その他

行っている(n=18)

行っていない(n=10)

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41

(3) トラブルへの対応方法 (2)のトラブルに対し、どのように対応したかについて質問したところ、「自社内で対応した」

が61.8%と最も多く、「警察に通報した」が44.1%となっており、以上の方法が主な対応方法となっ

ている。「消費者センター等に相談した」という事業所はなかった。

これをトラブルの内容別にみると、「オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた」場合には、「自社内で

対応した」43.8%より「警察に通報した」(62.5%)の方が多くなっている。「顧客との連絡がとれなか

った」や「顧客の身元がわからなかった」場合には「警察に通報した」より「自社内で対応した」方

が多くなっている。

図表Ⅲ-2-6 トラブルへの対応方法(事業所アンケート)

(n=34、単位:%)

11.8

0.0

61.8

8.8

17.6

44.1

0 20 40 60 80

警察に通報した

行政や弁護士に相談した

消費者センター等に相談した

自社内で対応した

特に対応していない

その他

図表Ⅲ-2-7 トラブルの内容別対応方法(事業所アンケート:複数回答)

         トラブルへの対応

トラブルの内容

合計 警察に通報した

行政や弁護士に相談した

消費者センター等に相談した

自社内で対応した

特に対応していない

その他

34 15 4 - 21 3 6100.0 44.1 11.8 - 61.8 8.8 17.616 10 3 - 7 2 4

100.0 62.5 18.8 - 43.8 12.5 25.04 3 3 - 2 - -

100.0 75.0 75.0 - 50.0 - -7 4 2 - 6 1 2

100.0 57.1 28.6 - 85.7 14.3 28.615 8 2 - 9 2 4

100.0 53.3 13.3 - 60.0 13.3 26.711 6 3 - 10 1 2

100.0 54.5 27.3 - 90.9 9.1 18.212 8 3 - 6 - 2

100.0 66.7 25.0 - 50.0 - 16.78 4 2 - 6 - 1

100.0 50.0 25.0 - 75.0 - 12.516 8 2 - 11 2 1

100.0 50.0 12.5 - 68.8 12.5 6.314 6 1 - 8 2 4

100.0 42.9 7.1 - 57.1 14.3 28.66 3 - - 4 - 1

100.0 50.0 - - 66.7 - 16.7(上段:実数/下段:構成比(%))

顧客との連絡がとれなかった

郵便物等の送付者等からクレームがあった

その他

顧客の身元がわからなかった

転居先として届けられてしまった

法人利用で、登記簿登記されてしまった

借金の取立て業者が来た

全体

オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた

違法薬物の授受に使われた

多額の金銭の授受に使われた

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(4) トラブルの動向 ① 全体傾向 トラブルは最近3年程度の間に増加しているかどうか質問したところ、「大いに減少」が 32.4%と

最も多かったが、「大いに増加」(8.8%)と「やや増加」(14.7%)を合わせると、2 割以上の事業所が

トラブルは増加傾向にあるとしている。

図表Ⅲ-2-8 トラブルの動向(事業所アンケート)

n=34

やや減少

11.8%

変わらな

29.4%

やや増加

14.7%

大いに増

8.8%

無回答

2.9%

大いに減

32.4%

なお、「その他」の内容としては、以下のようなものがあった。

・ 警察の調査のため、資料を渡した。警察の捜査に協力した。

・ 解約

・ こちらから転送先を、督促してきた業者に伝えた。

② 本人確認の有無別トラブルの動向 トラブルは最近3年程度の間に増加しているかについて、本人確認の有無別にみると、「大いに増

加」が本人確認を行っている事業所では 5.9%にすぎないのに対し、本人確認を行っていない事業所

では 20.0%となっている。一方、「大いに減少」しているという事業所は、本人確認を行っている事

業所では41.2%あるのに対し、本人確認を行っていない事業所では10.0%にすぎない。ここでも、本

人確認の有無によるトラブル発生の状況は大いに異なっている。

図表Ⅲ-2-9 本人確認の有無別トラブルの動向(事業所アンケート)

5.9

20.0

23.5

10.0

17.6 11.8

10.0

41.2

10.050.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

行っている(n=17)

行っていない(n=10)

大いに増加 やや増加 変わらない やや減少 大いに減少

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3.疑わしい取引の状況 (1) 疑わしい取引との遭遇の有無 これまでに私設私書箱等の業務において、何らかの「疑わしい取引」と思われるものに遭遇したこ

とがあるかどうかについて質問したところ、「ある」という事業所が40.3%あった。

これを法人・個人の利用者構成別にみると、何らかの「疑わしい取引」と思われるものに遭遇した

経験に大きな差はみられなかった。

また、利用時における本人確認の有無別にみても、何らかの「疑わしい取引」と思われるものに遭

遇した経験に大きな差はみられなかった。

図表Ⅲ-3-1 疑わしい取引との遭遇の有無(事業所アンケート)

n=67

無回答

13.4%

ある

40.3%

ない

46.3%

図表Ⅲ-3-2 利用者の構成別疑わしい取引との遭遇の有無(事業所アンケート)

48.2

28.6

46.2

51.9

57.1

42.3

0.0

14.3

11.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

法人の割合が多い(n=27)

法人・個人の割合が同じ(n=7)

個人の割合が多い(n=26)

ある ない 無回答

図表Ⅲ-3-3 本人確認の有無別疑わしい取引との遭遇の有無(事業所アンケート)

64.3

66.7

28.6

16.7

7.1

16.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

本人確認を行っている(n=28)

本人確認を行っていない(n=12)

ある ない 無回答

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(2) 遭遇した疑わしい取引の内容 (1)で、「(疑わしい取引と思われるものに遭遇したことがしたことが)ある」と答えた事業所

に、疑わしい取引の内容を質問したところ、「オレオレ詐欺や振込め詐欺」及び「闇金融業者の取引」

が55.6%ずつで最も多くなっている。次に「会社の偽装」33.3%、「悪質な販売業者による取引」29.6%

などと続いている。

これを、本人確認の有無別にみると、「オレオレ詐欺や振込め詐欺」及び「闇金融業者の取引」に

ついては、特に本人確認を行っていない事業者の方が遭遇する率は明らかに高くなっている。

図表Ⅲ-3-4 疑わしい取引の内容(事業所アンケート)

(n=27、単位:%)

55.6

33.3

29.6

7.4

7.4

55.6

0 20 40 60 80

オレオレ詐欺や振込め詐欺

闇金融業者の取引

会社の偽装

悪質な販売業者による取引

違法な薬物の授受

その他

図表Ⅲ-3-5 疑わしい取引の内容(事業所アンケート)

38.9

5.6

44.4

33.3

38.9

11.1

100.0

12.5

75.0

25.0

25.0

0.0

0 20 40 60 80 100 120

オレオレ詐欺や振込め詐欺

違法な薬物の授受

闇金融業者の取引

悪質な販売業者による取引

会社の偽装

その他

行っている(n=18)

行っていない(n=8)

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(3) 疑わしい取引と思われた要因 疑わしい取引と思った理由を質問したところ、「DM等戻ってきたはがき等の内容から」及び「顧

客との連絡がとれなかった」が44.4%ずつで最も多くなっている。次に「顧客あてに金融業者や架空

会社と思われる営業名称で書留や電信為替での送金があった」と「単独の顧客に対して様々な名義の

金融取引口座関係の郵便物が送付されてきた」が 33.3%、「頻繁に多額の金銭が送られてきた」が

29.6%などと続いている。

図表Ⅲ-3-6 疑わしい取引と思われた要因(事業所アンケート)

(n=27、単位:%)

44.4

33.3

33.3

29.6

18.5

14.8

0.0

22.2

44.4

0 20 40 60

DM等戻ってきたはがき

等の内容から

顧客との連絡がとれなかった

顧客あてに金融業者や架空会社

と思われる営業名称で書留や

電信為替での送金があった

単独の顧客に対して様々な

名義の金融取引口座関係の

郵便物が送付されてきた

頻繁に多額の金銭が送られてきた

郵便物等の送付者からクレームがあった

クーリングオフのはがきが頻繁にきた

株式関連の取引で利用されているが、

金融機関等から不審情報に関する

問い合わせがあった

その他

なお、「その他」の内容としては、以下のようなものがあった。

・ 多分現金と思われる送付物があった。

・ 顧客(知らない)から契約者に書留が送られ(手形、小切手と思われる)、転送。貸金の担保

と思われる。

・ 相手の態度がおかしい。

・ ユーザー宛てにお客様から通帳らしきものが郵送されてき、それをまとめてユーザー指定先へ

再送する。

・ 契約期間後に警察が捜査に来た。

・ ネット上に会社名と当住所があった。

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(4) 疑わしい取引への対応方法 疑わしい取引に対し、どのように対応したかについて質問したところ、「自社内で対応した」が

55.6%と最も多く、「警察に通報した」が 33.3%となっており、以上の方法が主な対応方法となって

いる。「消費者センター等に相談した」という事業所は3.7%であった。

これを疑わしい取引の内容別にみると、「オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた」場合には、「自社

内で対応した」が53.3%、「警察に通報した」が46.7%で、「闇金融業者の取引」では、「自社内で対

応した」が60.0%、「警察に通報した」が40.0%となっている。

図表Ⅲ-3-7 疑わしい取引への対応方法(事業所アンケート)

(n=27、単位:%)

33.3

18.5

14.8

3.7

14.8

55.6

0 20 40 60 80

自社内で対応した

警察に通報した

特に対応していない

行政や弁護士に相談した

消費者センター等に相談した

その他

図表Ⅲ-3-8 疑わしい取引の内容別対応方法(事業所アンケート:複数回答)

疑わしい取引の対応

疑わしい取引の内容

合計 警察に通報した

行政や弁護士に相談した

消費者センター等に相談した

自社内で対応した

特に対応していない

その他

27 9 4 1 15 5 4100.0 33.3 14.8 3.7 55.6 18.5 14.815 7 2 1 8 3 1

100.0 46.7 13.3 6.7 53.3 20.0 6.72 2 1 - 1 - -

100.0 100.0 50.0 - 50.0 - -15 6 1 - 9 3 3

100.0 40.0 6.7 - 60.0 20.0 20.08 4 2 - 6 1 1

100.0 50.0 25.0 - 75.0 12.5 12.59 4 1 - 7 - -

100.0 44.4 11.1 - 77.8 - -2 - 1 - - 1 -

100.0 - 50.0 - - 50.0 -(上段:実数/下段:構成比(%))

悪質な販売業者による取引

会社の偽装

その他

全体

オレオレ詐欺や振込め詐欺

違法な薬物の授受

闇金融業者の取引

なお、「その他」の内容としては、以下のようなものがあった。

・ 契約の解除

・ 契約者の身分を完全担保にしている(免許証、住所)。

・ 疑わしいものは警察に連絡しているが、警察は実際に事件にならないと動かない。警察がくる

頃には解約になっているケースが多い。

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47

(5) 疑わしい取引の動向 疑わしい取引は最近3年程度の間に増加しているかどうか質問したところ、「大いに減少」が

32.4%とおよそ3分の1を占めるものの、「やや増加」と「大いに増加」を合わせると37.0%の事業

所が疑わしい取引は増加傾向にあるとしている。

図表Ⅲ-3-9 疑わしい取引の動向(事業所アンケート)

n=27

大いに減

29.6%

無回答

7.4%

大いに増

7.4%

やや増加

29.6%

変わらな

18.5%やや減少

7.4%

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48

4.疑わしい取引の防止・抑止対策 (1) 社内規定やマニュアルの有無 事業所アンケート調査において、何らかの疑わしい取引と思われるものに対する社内規定やマニュ

アルのようなものを定めているかどうかについて質問したところ、「定めている」事業者は41.8%で、

47.8%が「定めていない」ことがわかった。

図表Ⅲ-4-1 社内規定やマニュアルの有無(事業所アンケート)

n=67

無回答

10.4%

定めてい

41.8%

定めてい

ない

47.8%

何らかの疑わしい取引と思われるものに対する社内規定やマニュアルについて、具体的には以下の

ような記述があった。

<社内規定の主な具体例> 疑わしい取引への対処について

・ 顧客との連絡がとれなくなった場合、業務停止→強制解約

・ クレームに対して対応しない場合、業務停止→強制解約

・ 弊社が疑わしい業務内容と判断した場合→強制解約

・ 疑わしい取引と思った時点で強制解約するという条項を明記している。

・ 疑わしい人との取引は中止している。少しでもおかしいと思った時点で中止。

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49

(2)ヒアリング調査より

疑わしい取引を防止、あるいは抑止するための対策として、ヒアリングを行った事業者の共通した

見解は、以下の2点である。

① 契約を結ぶ際には、本人確認を必ず行う。

② 現金(現金書留等)は、扱わない。

①に関しては、ヒアリングを行った5 社のうち、1 社を除いて、本人認証を必ず行っているとのこ

とであった。契約にいたる流れは、若干の差はあるが、おおよそ次のようになっている。

電話(またはインターネット)で、契約希望者から問い合わせ

身分を証明できる書類(免許証、パスポートなど)を持参して、本人の来社を依頼

本人確認が行われた後に、契約

本人確認を行っている業者では、身分を証明できる公的な書類は、本人(契約希望者)の承諾を得

た上で、必ず複写(コピー等)を作成し、業者側で保管している。同時に、契約者の私書箱をめぐっ

て犯罪等のトラブルが発生した場合には、警察等にこの情報を開示する許諾をとっている。

今回、ヒアリングを行った業者でも、電話等による問い合わせの時点で、本人確認が必要である旨

伝えると、そこで電話を切ってしまうケースが8割程度になるという。そのため、まず業者に本人確

認を徹底することで、かなりの確率で犯罪を防止、抑止できるのではないかというのが、業者の共通

した意見であった。

次に「現金等を扱わない」ということもすべての業者で共通の見解であった。現金を扱わないこと

により、かなりの犯罪が防止、抑止につながると考えられる。

また、悪質な通信販売等のトラブルを防止するという意味合いから、小包、高額商品等も扱わない

という業者も存在する。

しかし、あまり規制を厳しくしすぎると、ビジネスチャンスが失われる事態にも繋がりかねないと

いう危惧も一方では提示された。また、取締りを強化しすぎると、悪質な業者はさらに深く潜伏して

しまう恐れもあるという。悪質な業者を駆逐する規制の必要性は理解できるが、規制の強化によるビ

ジネスへの影響は最小限に止めたいというのが本音であろう。

なお、事業所ヒアリングから得た具体的な意見は以下のとおりである。

・ 本人確認を厳しくすることが、できる範囲での犯罪防止策と考えているが、犯罪を未然に防ぐと

いう意識から行っているのではなく、自己防衛策として行っている。 ・ サービスを提供時においても、疑わしいと判断した場合は、サービスの提供を中止するなどして

いるので、本人確認と併せ自己防衛策と言えるだろう。 ・ どの事業所も、犯罪防止という考え方ではピンとこないのではないか。優先するのは、自己防衛

であり、その捉え方を変えると犯罪防止といえるのかもしれない。 ・ 参入と撤退が激しい業界では、考え方が揃わないのも仕方のないことであり、長く営業している

会社については、どの会社も存続するための自己防衛策が必要となる。結果的には、本人確認等

が厳しくなるのではないか。

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50

・ 現金書留などを使う取引は時代の流れに即していないため、借りた住所に現金書留という組み合

わせだけで、疑わしい可能性があるので、現金は扱わないのが原則であり、利用規定にも盛り込

んでいる。 ・ 過去に悪質な業者が現金封筒を持ち逃げしたなどの事例が報告されているので、利用者は業者選

びには細心の注意を払ったほうがよい。 ・ 利用者が業者を選ぶ際には、利用規定の中に本人確認の有無を確認し、ホームページに店舗の所

在地などがはっきりと記されているかをチェックするとよい。 ・ 業者が行う利用者の選別方法としては、本人確認に応じるか否かが全てである。

なお、ヒアリング調査の意見の詳細については次ページ以降を参照。

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51

5.事業所ヒアリングレポート

郵便受取代行業等に関する実態調査

◎ A社

【調査実施日】 2006年11月2日(木)

【所在地】 東京都

<事業所の概要>

事業内容

① 私設私書箱 サービス

東京都内にて郵便物の受取代行。月額10,000円~20,000円(税込)

② 電話代行(電話秘書代行)サービス

契約者名(社名)で電話や郵便を受け取り、迅速に連絡します。料金は月額27,000円(税

込)で、サービス内容には、私設私書箱サービスも含まれている。

③ レンタルオフィスサービス

机・電話・コピー・FAX・レーザープリンターなど全て完備。料金は月額39,000円(税

込)で、サービス内容には、私設私書箱・電話代行サービスが含まれている。

入会金・保証金・光熱費・消費税等はなし。

■業界について

● 私設私書箱業者には専業と兼業があり、事業を始める際に免許制度はない。

● 当社は、業界内では古いほうである。

● このような業態は30年くらい前から存在していると思う。

● 業界内では、業者間の横のつながりはないと思われる。

● インターネットの普及とともに偏在が急激に増えてきており、インターネット上では、物品が動

かずに金銭だけを動かせるのが原因ではないか。

■事業展開について

● 事業の宣伝媒体ついては、以前は、夕刊紙等であったが、現在はネットに代わっている。

● 当社が東京を拠点にしているのは、会社の信用度を高めるためであり、インターネット上で運営

している会社との差別化の意味もある。

● 代行業者は、人と人とのビジネスであり、ある程度のキャリアが必要となるため、生き残るのは

容易ではない。

● サービスを提供するにあたり、利用者の身分証明確認を徹底している。郵便、ファックス等での

身分提示は認めず、必ず本人が持参することを義務付けている。

● 最初の電話での問い合わせの時点で約 80%が身分証明を嫌うなどの理由で利用を断っている。悪

質な利用を未然に防止できているのではないだろうか。

● 利用する際、身分証提示の必要がなく、安価な利用料金の会社は悪質な業者である可能性がある。

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52

● 以前、利用者が犯罪に関わっていて、警察に捜査協力をしたが、西日本で発覚した犯罪の捜査に

同地方の県警が東京に来ていた。私設私書箱に関する犯罪は全国規模であり、実態把握は難しい

のではないか。

● 私書箱の基本は「自分の住所を出さないこと」であり、それを良く使うか悪く使うかということ

である。私書箱の管理者の良心も問われる。

● レンタルオフィス業のほうが、所在を明かさなければならないし、大家との関係維持が重要とな

るので開業が難しい。そういう意味では、私書箱業よりも悪質業者が存在しにくいだろう。

■行政等への要望について

● 犯罪や悪質業者の横行を防ぐために、所轄の警察署に巡回や目配りをお願いしたい。

● 法制度が厳しくなると、悪質業者は地下に潜伏することになるので、法整備も難しい面があるの

ではないか。

● この業種は、許認可を必要としないため、開業するのは簡単であるが、厳しい世界でもあり、出

入りが激しい。安易に開業できる分、犯罪へつながるケースも出てくるのではないか。開業する

際や事業者に講習を受講させるなどはできないだろうか。

以上

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53

郵便受取代行業等に関する実態調査

◎ B社

【調査実施日】 2006年11月7日(火)

【所在地】 東京都

<事業所の概要>

事業内容

① 私設私書箱サービス

東京都内にて郵便物の受取代行。月額 2,625 円(税込)、開設費用無料。ビル名・ボック

ス番号の記載不要。

② 電話代行(電話秘書代行)サービス

当社負担にて専用の電話番号を取得し、電話応対(英語応対可)。私設私書箱サービスと

合わせて、バーチャルオフィスとしても可能。留守中にかかる電話を転送し、当社で応対

する転送電話秘書サービスもある。

③ レンタルオフィスサービス

東京都内に月額42,000 円で、約一畳ほどの広さの鍵付個室を、365 日24時間利用可能。

敷金・礼金・光熱費 0 円、電話・FAX・郵便受取・電話秘書サービスも含まれ、会社登記

も可能。高速インターネットが使い放題。

■疑わしい取引について

● 疑わしいと感じるのは、「DM」などの葉書があて先人不明で戻ってきたときや、クーリングオフの

葉書が頻繁にきたときなどもある。

■その他のコメント

【住所表示について】

● 郵便物のあて先として、はっきり「私書箱」と表示する人としない人と両方いる。

● また、メールボックス番号も表示する人としない人がいる。

【本人確認について】

● 本人確認は必ず行っており、顔写真が貼付された免許証やパスポート等の身分証明書の提示求め、

それがない場合には、カード類2点の提示を求めている。

● 電話等による問い合わせで、本人確認が必要なことを伝えると、利用を見送る人もいる。

● 利用者を減らすことに繋がるかもしれないが、実施している。

● 第三者を連れてくる場合や、身分証を偽造している場合などは、見分けることは出来ない。

● 目を瞑ってしまった方が楽だと思う事業者もあると思う。

【疑わしい取引について】

● 疑わしい取引について警察に届けたことがある。

● 未然に防げる法律ができることは良いことだと思う。

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54

【業界の同行について】

● 大手企業等もサービスを開始したようである。

以上

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55

郵便受取代行業等に関する実態調査

◎ C社

【調査実施日】 2006年11月13日(月)

【所在地】 東京都

<事業部の概要>

事業内容

○ 私設私書箱サービス 「会員制私書箱サービス」

都心にて郵便物の受取代行。月額2,400(税込)~、年会費500円。荷物が届くと、

メールに通知するサービスを行っている。

■利用者の構成について

● 法人利用の場合の業種については、サービス業や非営利団体などがある。

■利用目的について

● 利用者が個人の場合、「家族等に知られたくない」「地方在住のため、出張の際の東京拠点」「ファ

ンクラブの連絡先」「サークルの荷物の受け渡し」「ロッカー代わり」などの利用目的も考えられ

る。

■今後の事業展開について

● DVDやクリーニングの受取など、サービスメニューを増やしたい。

■その他のコメント

【本人確認について】

● HP上で仮登録を行ってもらい、本登録時に本人認証を行っている。

● 認証に必要な書類は、顔写真が貼付された免許証やパスポート等の身分証明書、現住所が確認で

きる保険証、印鑑、さらに法人の場合は登記簿謄本となっている。

● 電話等による問い合わせで、本人確認が必要なことを伝えると、利用を見送る人もいる。

● ひとつの私書箱で3名まで利用可能となっているが、すべての利用者の本人確認を行っている。

● 第三者が私書箱を利用した場合の対策として、私書箱設置場所にカメラを設置、また利用時に利

用者の写真を撮影できる内蔵カメラを設置している(契約時に説明し、了解を得ている)。

● 現在、取り扱えるのは普通郵便のみに限っている。

【疑わしい取引について】

● 未然に防げる法律ができることは良いことだと思う。これによって、この業界が今後、発展して

いくことを願っている。

以上

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56

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郵便受取代行業等に関する実態調査

◎ D社

【調査実施日】 2006年12月14日(木)

【所在地】 東京都

<事業所の概要>

● 事業内容

① 私設私書箱 サービス

東京都内にて郵便物の受取代行。

入会金3,000円、月額5,000円~8,000円(税込)、

別途、書留受取料金300円

② 電話代行(電話秘書代行)サービス

月額5,000円~8,000円(税込)、別途、転送料300円、

■業界の動向等について

● 横のつながりが少ないことと入れ替わりの激しい業界なので、身を置いていても、動向を把握す

るのが難しい。

● 本人確認にしても、長く営業している事業者や堅実な事業展開を基本としている事業者は、サー

ビス提供前に本人確認で利用者をふるいにかけている。

● 将来的な展望などを持たずに、だめな時は撤退すればよいといった考えで参入してくる者も少な

くない。そのような事業者と健全な事業者が一緒に扱われていることが懸念される。

■疑わしい取引の防止に対する考え方

● 本人確認を厳しくすることが、できる範囲での犯罪防止策と考えているが、犯罪を未然に防ぐと

いう意識から行っているというよりも自己防衛策として行っている。

● サービス提供時においても、疑わしいと判断した場合は、サービスの提供を中止するなどを徹底

しているので、本人確認と併せ自己防衛策と言えるだろう。

● どの事業所も、犯罪防止という考え方ではピンとこないのではないだろうか。優先するのは、自

己防衛であり、言いかえれば犯罪防止ということかもしれない。

● 参入と撤退が激しい業界では、考え方が揃わないのも仕方のないことであり、長く営業している

会社については、どの会社も存続するための自己防衛策が必要となる。結果的には、本人確認等

が厳しくなるのではないか。

● 本人確認を行う法的義務はないが、本人確認を徹底することで、かなりの確立で犯罪を防止でき

ると考えている。

● 無用なトラブルを回避するために、現金は取り扱わないようにしている。本人確認と併せること

で犯罪抑止効果は高いと考えている。

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58

■行政への要望などについて

● 確立された業界ではないので、現状において業界として特に行政へ要望することはない。

● 法整備については、優良な利用者が利用しにくくなるような制度は避けてほしい。

● 犯罪抑止という観点から、私設私書箱を利用した犯罪が発生した場合、業者側にも何らかの罰則を設

けたほうがよいのではないか。

● あまり罰則が厳しくなると、ビジネスチャンスを失うことにもなりかねないので、慎重に取り扱って

ほしい。

以上

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59

第Ⅳ章 郵便受け取り代行業の課題と将来展望

ポイント

○ 私設私書箱の運営上の悩みや課題:「疑わしい取引に利用されないようにする対策」41.8%、「悪質な事業者との差別化」37.3%、「本人確認の方法」35.8%など。

○ 本人確認を行っていない事業者は、疑わしい取引に利用されないようにする対策も大きな課題。

○ 私設私書箱事業の市場展望:伸びていくと考えている事業者が多い。

1.私設私書箱の運営上の悩みや課題 「疑わしい取引に利用されないようにする対策」を課題とする事業者が 41.8%と最も多く、「悪質

な事業者との差別化」が37.3%、「本人確認の方法」が35.8%などと続いている。

これを、本人確認を行っているかどうかでみると、無回答が多く、サンプル数が少なくなっている

ため、留意する必要があるが、「疑わしい取引に利用されないようにする対策」は、本人確認の有無に

関わらず高くなっているが、「収益率の向上」や「疑わしい取引と思われる利用に対する対処方法」に

ついては、本人確認を行っていない事業者のポイントが高い。一方、本人確認を行っている事業者は、

「悪質な事業者との差別化」を課題として挙げている事業者の割合が高い。

図表Ⅳ-1-1 私設私書箱の運営上の悩みや課題(複数回答、事業所アンケートより)

(n=67、単位:%)

37.3

35.8

28.4

28.4

23.9

17.9

14.9

3.0

1.5

0.0

4.5

7.5

41.8

0 20 40 60

疑わしい取引に利用

されないようにする対策

悪質な事業者との差別化

本人確認の方法

収益率の向上

疑わしい取引と思われる

利用に対する対処方法

いかに事業を拡大するか

特に困難等には直面していない

広告・宣伝などPRが難しい

従業員の確保

金融機関から融資を

受けるのが難しい

従業員の福利厚生

その他

無回答

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60

図表Ⅳ-1-2 本人確認の有無別私設私書箱の運営上の悩みや課題(複数回答、事業所アンケート)

53.6

46.4

39.3

28.6

35.7

32.1

17.9

17.9

3.6

3.6

0.0

10.7

58.3

41.7

33.3

50.0

41.7

16.7

8.3

8.3

0.0

0.0

0.0

0.0

0 10 20 30 40 50 60 70

疑わしい取引に利用

されないようにする対策

悪質な事業者との差別化

本人確認の方法

収益率の向上

疑わしい取引と思われる

利用に対する対処方法

いかに事業を拡大するか

特に困難等には直面していない

広告・宣伝などPRが難しい

従業員の確保

金融機関から融資を

受けるのが難しい

従業員の福利厚生

その他

行っている(n=28)

行っていない(n=12)

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2.私設私書箱事業の今後の展望

(1) 私設私書箱事業の市場展望 事業所アンケート調査において、「私設私書箱事業」の市場は今後伸びていくと考えているかどう

か質問したところ、「現状と同じ程度を維持していく」が 32.8%で最も多いが、「少しずつ伸びてい

く」が28.4%、「大きく伸びていく」が4.5%あり、伸びていくと考えている事業者が縮小すると考え

る事業者を上回っている。

図表Ⅳ-2-1 私設私書箱事業の市場展望(事業所アンケート)

n=67

少しずつ

縮小してい

22.4%

現状と同じ

程度を維

持していく

32.8%

少しずつ

伸びていく

28.4%

大きく伸び

ていく

4.5%

無回答

7.5%急激に縮

小していく

4.5%

今後の展望についての具体的記述の主なものを整理すると以下のとおり。

市場拡大(積極派)

・ 個人情報やプライバシーを守るため個人利用者が増える。

・ コスト削減のため、会社の利用が増える。

・ プライバシー保護のため、Pマーク保有会社に仕事が来る。

・ ベンチャー企業等のニーズが増える。

・ 就業意識の変化や起業環境により個人での起業、開業が増えていくと思われる。

・ 情報を守る方は増えると思います。

・ 会社としては第一にコスト削減のため、しかしながら安全性を求める声が高いため、ブランド

志向となるであろう。(たとえ乱立したとしても)

・ 営業拠点としての利用等は今までと同じようにあると思う。

・ ネット販売の普及により、郵便局の局留(私書箱)では利用制約が大きく、24 時間対応する

個人運営の私書箱はその利便性により伸びる業態と思われる。

市場横ばい(拮抗派)

・ 現実には会員数が減っていますが、期待をこめて現状維持。

・ SOHOにより自宅で開業する方の増加、及び悪徳業者の乱立。

・ システムは、その利用の仕方によって、善にもなり悪にもなるのだと感じます。

・ 利用客と廃止客が同数程度で推移するのでは?一時だまされた事があり、それ以来不正利用に

は注意している。(多分、ヤミ金の利用→明確には確認できなかったが解約)

・ 現状維持と考えられる。

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62

・ プライバシーを確保、コスト削減のための事業所の拠点として利用法人等は今後のニーズはあ

ると考えるも、反面、近年の利用者の中で社会問題となる事件が増加すれば、健全な利用者は

激減するのではと懸念。

市場縮小(懸念派)

・ プライバシーに関心が増えているから。

・ 収益性の低い事業であり、同業他社の値下げに伴い客単価が減少している。

・ 「私設私書箱事業」に対する悪評が高まり、ユーザーが離れていく。「私設私書箱事業」を行

う事業者が乱立し、利益があがらなくなる。

・ 私設私書箱事業に規制がかかり、ユーザーが離れていく。

・ 規制が厳しくなれば、おのずと利用者は減っていくと思います。

市場拡大

・ 個人情報やプライバシーを守るために個人利用者が増加する。

(2) 私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行)の今後の利用意向 次に、利用者の私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行)の今後の利用意向を質問したところ、

「必要が生じたら利用する」という人が70.0%を占め、「今後も継続して利用する」人も2 割近くあ

った。

図表Ⅳ-2-2 私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行)の今後の利用意向(利用者アンケート)

n=200

今後は利

用しない

11.5%

今後も継

続して利

用する

18.5%

必要が生

じたら利

用する

70.0%

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63

(3) 私設私書箱事業の今後の事業展開の方針 事業者における私設私書箱事業の今後の事業展開の方針としては、「現在の事業に磨きをかけ、専

門化していく」とする事業者が35.6%と最も多く、「現在の事業を中心に多角化していく」が30.7%

で続いている。事業の縮小や転換、廃業を考えている事業者は少なく、私設私書箱事業の市場の将来

性をうかがわせる。

図表Ⅳ-2-3 私設私書箱事業の今後の事業展開の方針(事業所アンケート)

(n=845、単位:%)

30.7

22.5

17.8

10.9

4.3

4.3

2.0

2.2

13.3

35.6

0 20 40 60

現在の事業に磨きをかけ、

専門化していく

現在の事業を中心に

多角化していく

現在のところ、事業の拡大や

新分野への進出などは考えていない

サービスメニューを増やしたい

新たな可能性を持った事業や

自分の意欲をかきたてられる

事業に転換していく

事業の縮小や転換を考えている

廃業を考えている

株式の上場を目標に展開していく

その他

無回答

今後の事業展開方針について「その他」における具体的記述の主なものは以下のとおり。

・ 個人情報やプライバシーを守るため個人利用者が増える。

・ 一般社会に受け入れられる事を望みたい。

・ リニューアルにて地域密着型へ

・ 将来的にできれば郵政と業務提携していきたい。

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64

3.国等行政に対する意見・要望

ポイント

○ 健全な事業者が悪質な事業者と同一視されることに対する抵抗感が大きい。

○ 業界自体の社会的認知により、市場の成長性に期待する意見も多い。

○ 参入にあたって、何らかの基準設置を求める声もある。

○ 支援策に関する情報提供も望まれている。

事業所アンケートより、国等行政に対する意見・要望の具体的記述の主なものは以下のとおり。

郵便受取、業界全般について

・ 広告会社に対して、法人・認定会社(電気通信事業)のみの広告を取り扱って頂くようお願い

したい。訳のわからない代行業者と一緒にされては困ります。

・ 良い業者もたくさんあるのでしょうが、問1のような業務を悪用する人が非常に多く発生して

いるので、ビシビシ取り締まってほしい。だまされて泣く人をあまりにもひんぱんにテレビ、

新聞等で見聞きする。

・ 当初スキ間産業と呼ばれていたこの業種も、今では社会的に認知され、便利で経済的に仕事を

サポートする業種として不可欠になって来た。行政も、デメリットばかりに目を向けず、利用

社(者)のメリットにも目を向けて欲しい。これからのサービス産業として大きく成長すると

思う。

・ 時代の流れに合わせての法人、個人の需要がまだまだある。現在、悪徳な顧客と善良な顧客の

判断をするマニュアルを社内で徹底して差別化をはかっているが、新規顧客からの問合せ、契

約説明時で身分証明提示などの理由で約 50%を断っている。たまに世間を騒がす顧客の差別

化をしない利益重視の代行業者も増えて、悪徳業種で呼ばれるのがとても腹立たしい。今の複

雑な社会では必要な業種で、社会貢献できる業種と確信している。

・ 不良業者の淘汰はしてほしいが、締付けが厳しくなって顧客が減少しても困る。不正利用客を

簡単に排除(最初から)できるシステムがあると良いが、顧客が不便でも困る。一律化したシ

ステムがあると良い。

・ 犯罪に利用されている部分があまりにも目立ち、悲しい。時には一生懸命お客様のために頑張

っている企業もある事を理解して欲しい。

・ 悪質業者との差別化を図れるよう整備してほしい。

・ 法律についてのマニュアルのようなものを作成してほしい。基準がわからないし、便利屋業は

犯罪にかかわってなくても秘密にしてほしがる顧客が多い。(ストーカーやいやがらせから逃

げる…)なので、話は聞いても実際に確認とっている理由はないので、その辺についてもアド

バイス的なものを対応してほしい。※わからないことは、2,3回ではありますが最寄りの杉並

警察に私書箱の件ではないが、足を運んで相談したことはある。

・ 事務所代行(私書箱兼用)に於いて、契約の段階できびしい審査をするので、数年前より利用

客は減る一方。当社で断った問い合わせ客は多勢いるが、他社代行会社では引き受けているの

か疑問に感じている。

・ 私書箱が悪いように思っている人が多いようだが、悪い事をするのは1%もいない。私達がお

かしいと思う者を事件が発生する前に警察に届けられるようにしてもらいたい。又事件になっ

てからの警察の動きや横の連絡が非常に悪いと思われる。個々に本人確認をすると顧客が半減

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する。

・ 悪質行為に加担しているような業者には、重い罰則を与えるべきである。

・ 犯罪に悪用され、それが報道される事で業界のイメージは悪くなる一方です。業者自体も被害

者であると思います。まずはこのような犯罪に対する何らかの規約、法律が必要であると考え

る。その上で、防犯の意識を高める為の防止策を一般の方に広めていく事が一番大事だ。

許認可等について

・ 会社が登録できるようにして、倉庫業のように認定制にしてほしい。信頼出来る会社とそうで

ない会社をしっかり分けてほしい。今のままでは誰でも出来る。

・ 弊社のような健全な会社のために早く法を作ってほしい。

・ 郵便受取の方法、私書箱自体の制度を見直し、撤廃しては。犯罪を起こさせない工夫を望む。

・ 開業に対して審査を厳しくする。郵便受取代行で利用していることが、はっきりするようにす

る。(あたかも自分の住所であるかのフリはできないようにする)。電話代行業者の人が社員の

ふりをして応対するのを禁じる。転送代行業者で受けていることがはっきりするようにする。

・ 最近、トランクルームや私書箱代行業者等の匿名性を利用した、違法な取引が増加しているよ

うだ。違法行為に利用されやすい業態なので、参入の際の基準等を設けてれば、健全な業界育

成の助けになると思う。

金融・税制面の支援について

・ 融資、助成企業の手続きをもっと簡素にかつ本当に必要としている会社に向けて行っていただ

けるよう、お願い申し上げます。

・ 融資制度をもっと充実させて欲しい。

・ 新分野等に事業進出する場合の資金等調達に関して、金額の拡大や事務手続き等の簡易化等、

支援いただきたい。

・ 事業資金を借りやすくして欲しい。国の金融機関の低金利貸し出し簡素化を希望する。これか

ら伸びる会社には、運営資金を融資していただきたい。

・ 新規開業者に対しての低金利融資制度の開設。新規開業者に対しての会社設立費用、登録税他

の優遇措置、免除等の措置。

・ 民間金融機関、銀行は小企業、零細企業には融資しないので、セーフティネットとして行政の

信用保証制度(長期・継続ベース)を是非確立して頂きたい。

個人情報保護について

・ 個人情報関係の取扱いが(考え方)過剰であると思われる。

・ 郵政公社(民営化)における個人情報の保護と、運送業者への強化をたかめてほしい。

・ 事務の代行業務において、個人情報保護は非常に大切な問題であるし、業務遂行上の生命線と

も言える。弊社もPマークを取得して、日々運用上そのセキュリティ管理を徹底しているが、

「個人情報保護法案」自体があいまいで、且つ統一化されておらず、しかも具体性に欠ける為、

その運用には非常に困る場面が多い。国として統一化された具体的指針を示して欲しいもので

ある。

・ 個人情報保護法のためクライアントからの審査が厳しくなり、仕事に影響が出ている。

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その他

・ トランクルームを営んで10年。女性が使いやすいおしゃれできれいな倉庫で、ドライブスル

ー型式になっています。倉庫は住宅の近くに女性達は必要としている。

・ 現行、身分証明にかかる公的証明書の識別ができない(本物か偽造か)。詐欺や犯罪の事象に

限らず、法令改正等行政からの告知の方法を検討下さい。

・ 代行サービス業の中心は、郵便受取代行(私書箱)ではなく、電話での直接対応の部分や、住

所の届けなどの手続きに使える部分である。これらの部分を利用しての犯罪があるはず。 ◆ 事業所ヒアリングより ・ 行政へのお願いとしては、免許制度を設けるよりも、事業者は利用者の身分提示(法人の場

合は登記書類)など本人確認の実施を義務化して頂きたい。本人確認を行うことで、悪質な利

用者を排除できる。また、悪質な利用者を排除すると利用者の数が減るので、安易な開業や悪

質な業者を淘汰することもできる。

・ 最近、銀行などで現金を扱う際、犯罪の抑止のために10万円以上の現金取引ができなくなっ

たが、一部の不正利用者のために、多数の優良な利用者が迷惑している点では策として疑問で

ある。同様に、代行業についても犯罪防止の観点から、優良な利用者が利用しにくくなるよう

な法整備が進むのは好ましくない。

・ 行政への要望といえば、法整備となりがちだが、犯罪を抑止しつつ、市場規模の拡大につなが

る措置があるとは考えにくいので、現状において行政へ要望することは特にない。

・ グレーゾーンを完全に取り除くのはかなり難しいが、本人確認は緩いようでいて厳しく、唯一

の有効な犯罪防止策である。

・ 前述のとおり、業界に身を置いていても不透明な部分が多いので、業界として要望するような

ことはない。

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巻末資料

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1.事業所アンケート対象

事業所アンケート対象事業所の業種別・都道府県別分布状況(平成18年9月時点) 都道府県 荷物預か

り信書便 DMサー

ビス代行サービス(私書

事務代行サービス

代行サービス

便利屋 電話代行サービス

テレマーケティング

トランクルーム

ポスト投函サービ

総計

北海道 8 1 23 1 65 42 252 7 12 14 3 428

青森県 2 3 10 8 67 2 1 2 95

岩手県 2 3 17 8 40 3 1 74

宮城県 2 12 20 18 96 4 5 9 2 168

秋田県 2 1 15 7 39 1 2 3 70

山形県 3 12 5 25 3 2 3 2 55

福島県 1 1 22 10 58 3 7 11 2 115

茨城県 8 17 17 93 4 2 15 156

栃木県 4 20 11 62 2 4 6 1 110

群馬県 5 16 24 20 75 4 3 11 5 163

埼玉県 7 70 41 46 332 10 7 88 11 612

千葉県 6 40 50 37 228 3 5 60 6 435

東京都 20 299 5 376 351 452 209 87 236 41 2,076

神奈川県 3 37 96 63 313 103 7 129 19 770

新潟県 1 6 33 11 70 4 10 4 1 140

富山県 1 2 6 5 33 3 1 1 52

石川県 1 3 12 5 56 5 5 13 100

福井県 5 6 12 4 29 2 2 3 63

山梨県 1 7 10 24 1 2 6 51

長野県 2 7 15 5 96 6 9 9 1 150

岐阜県 1 5 20 11 60 1 3 13 1 115

静岡県 5 18 35 21 134 9 5 36 7 270

愛知県 2 64 78 65 293 17 13 35 12 579

三重県 2 2 17 17 92 4 4 8 1 147

滋賀県 1 3 12 9 37 1 10 73

京都府 1 8 36 23 59 4 3 31 2 167

大阪府 10 91 5 159 166 197 64 22 207 2 923

兵庫県 5 24 40 28 134 45 7 112 4 399

奈良県 2 3 4 5 42 1 1 18 1 77

和歌山県 1 7 28 3 8 47

鳥取県 3 1 7 4 15 1 2 4 37

島根県 1 1 4 2 30 2 2 1 1 44

岡山県 11 13 12 11 48 4 2 13 1 115

広島県 1 16 60 22 96 5 4 19 6 229

山口県 5 5 8 5 84 3 2 112

徳島県 2 6 14 6 17 3 8 2 58

香川県 7 12 8 13 2 2 4 48

愛媛県 2 7 16 4 39 6 6 80

高知県 1 3 7 2 29 1 1 3 1 48

福岡県 17 36 95 29 196 57 10 33 10 483

佐賀県 3 3 4 2 31 2 4 49

長崎県 4 7 24 2 89 4 3 13 1 147

熊本県 7 7 21 7 69 4 4 13 132

大分県 1 2 11 7 59 2 2 8 1 93

宮崎県 3 1 17 5 56 3 1 8 1 95

鹿児島県 2 5 14 3 59 5 6 1 95

沖縄県 4 6 21 6 32 4 9 4 1 87

総計 164 1 890 11 1,625 1,153 4,478 626 290 1,239 155 10,632

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2.事業所アンケート調査票

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郵便受取代行業等に関する実態調査

2006年11月 委託元 :経済産業省 商務情報政策局 サービス産業課

実施機関:㈱日本アプライドリサーチ研究所

アンケートへのご協力のお願い

時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

近年、ベンチャー企業の立ち上げ支援や個人情報の漏洩防止等の観点から、郵便受取

代行業(私設私書箱)などの代行サービスを利用する法人及び個人が増加する傾向にあ

るといわれています。しかしながら、現在のところこれらの業界に関しては、市場規模

や事業者数等は正確に把握されておりません。

また、犯罪収益流通防止法案(仮称)が次期通常国会に提出される予定であり、当該

法案において、郵便受取代行業者は「疑わしい取引」を行政に報告する等が規定される

予定であるため、「疑わしい取引」の実情について把握したいと考えております。

そこで、この度、経済産業省では、郵便受取代行業等についての事業実態を把握する

とともに、業界の健全な発展のための基礎資料とするため、関連の事業者様を対象にア

ンケートを行うこととなりました。

つきましては、ご多忙のところ誠に恐縮ですが、本調査趣旨をご理解の上、ご協力賜

りますようお願い申し上げます。

1.本調査は、経済産業省が、(株)日本アプライドリサーチ研究所に委託して実施しています。

2.本調査票は、NTTタウンページより、代行業務に関連する事業を行っている可能性があると思

われる業種の企業・団体等にお送り致しております。

3.本調査におきましては、完全に機密を厳守し、調査結果の公表に際しては、統計的に処理し、個

票データが公表されることはありません。

4.ご回答に際しましては、記入欄には具体的な名称・数字などをご記入下さい。

5.なお、集計の都合上、誠に勝手ではございますが、ご回答は、12月4日(月)までに同封

の返信用封筒(切手不要)に入れて、ご投函頂きますようお願い申し上げます。

6.本調査に関するお問い合わせ先:

株式会社 日本アプライドリサーチ研究所 研究調査部 担当:友野、庄司

電話 03(3259)1900 FAX 03(5259)6381

〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2 興信ビル

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Ⅰ.事業の概要

問1. 貴事業所(事業部)では、どのような事業を営んでおられますか。当てはまる番号に○をお

付け下さい(○はいくつでも)。さらに、○をお付けになった事業について、「直近年度」、「2003年度」、「2000年度」の3時点におけるそれぞれの売上が全体の売上に占めるおよその割合をご記入下さい。(各年度で全体が10割になるようにお答え下さい。)また、一番下の欄に全体の

売上高もご記入下さい。創業後1年を経過していない場合は、今期の見込み売上高を直近年度

欄にご記入下さい。

「問2.」から「問14.」までは、「問1.」で「1.私設私書箱」事業を行っている方に伺います。

該当されない方は、6ページにお進み下さい。

問2. 貴事業所(事業部)における私設私書箱事業の開始時期はいつですか。西暦でご記入下さい。

問3. 私設私書箱事業について、「直近年度」、「2003 年度」、「2000 年度」の3時点における決算期

の売上高(年商)について百万円単位でご記入下さい。創業後1年を経過していない場合は、

今期の見込み売上高を直近年度欄にご記入下さい。

直近年度 百万円

2003年度 百万円

2000年度 百万円

売上全体に占めるおよその割合 記入例: 事業内容

直近年度 2003年度 2000年度 2000年度

記入例:○7. 事務代行サービス 5割程度 4割程度 3割程度 3割程度

12. 私設私書箱(郵便物・宅配物等の受領代行) 割程度 割程度 割程度 2割程度

13. 電話代行・転送サービス 割程度 割程度 割程度 割程度

14. 荷物預かり 割程度 割程度 割程度 割程度

15. オフィスの間貸し・貸机 割程度 割程度 割程度 割程度

16. トランクルーム 割程度 割程度 割程度 割程度

17. 事務代行サービス・秘書サービス 割程度 割程度 割程度 割程度

18. テレマーケティング代行 割程度 割程度 割程度 割程度

19. DM代行サービス 割程度 割程度 割程度 割程度

20. ホームページ代行(企画、制作、運用等) 割程度 割程度 割程度 割程度

21. 電子メール送受信代行 割程度 割程度 割程度 1割程度

22. その他(具体的に ) 割程度 割程度 割程度 割程度

合計 10割 10割 10割 10割

全体の売上高 百万円 百万円 百万円 2,10百万円

Ⅱ.私設私書箱事業について

西暦 年 月

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問4.貴社および貴事業所(事業部)において私設私書箱事業に従事する従業者及びパート・アルバ

イトの人数についてお答え下さい(従業者数は個人事業主、有給役員、家族従業員、常用雇用

者の合計)。※事業所が本社のみの場合には、「貴事業所欄」にはご記入頂かなくて結構です。

会社全体 貴事業所(事業部) 貴事業所の私設私書箱事業

従業者数 パート・

アルバイト 従業者数

パート・

アルバイト 従業者数

パート・

アルバイト

直近年度 名 名 名 名 名 名

2003年度 名 名 名 名 名 名

2000年又は設立年度 名 名 名 名 名 名

問5. 私設私書箱事業におけるご利用者の構成について伺います。

(1) ご利用者数(およその数で結構です)

直近年度 法人 件 個人 人

2003年度 法人 件 個人 人

2000年度 法人 件 個人 人

(2) 法人利用者の最近の業種構成はおよそどのようになっていますか。1~3位までの順位をつ

けて数字をご記入下さい。

業種 順位 記入例

1. 製造業

2. 卸・小売業

3. 飲食店、宿泊業 2

4. 情報通信業 3

5. サービス業

6. NPO・組合・サークル等非営利団体

7. 金融・保険業 1

8. その他(具体的に )

(3) 個人利用者の最近の構成はおよそどのような割合になっていますか。(性別は男女合わせて

10割になるようにお答え下さい。年齢層については、1~5位までの順位をつけて数字を

ご記入下さい。)

性別 1.男性( 割程度) 2.女性( 割程度)

区分 順位 記入例

1.20歳未満 4

2.20歳代 1

3.30歳代 2

4.40歳代 3

5.50歳代 5

年齢層

6.60歳以上

問6. 私設私書箱事業の料金はどのような体系になっていますか。

記入例:

開設費用(月額):法人5,000円/個人2,500円

保証金:5,000円

転送料:国内500円/国外1,000円など

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問7. 私書箱の利用者は、どのような目的で利用しているとお考えですか。「最近」と「3年くらい

前」のそれぞれについて、1~5位までの順位をつけて数字をご記入下さい。「3年くらい前」

には開業されていない場合には、設立年度でお答え下さい。

(1)利用者が法人(SOHO、ベンチャー事業者等)の場合 直近

年度

3年く

らい前 記入例

1. 起業・創業や開業のため 4

2. 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある

3. 郵便物を大量に受け取るための保管目的 1

4. 書類管理の能率を向上したい 3

5. 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい

6. アンケートや応募はがきなどは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 5

7. セキュリティ対策を万全にしたい 2

8. 出張時の東京連絡拠点として利用したい

9. よくわからない物を受け取るため

10. その他(具体的に: )

11. 不明

(2)利用者が個人の場合

1. 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人

住所流出の防止対策として 3

2. 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 4

3. 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため

4. 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受け取れないため 1

5. 自分が受け取りたいときに受け取りたいため

6. 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない

7. 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため

8. 海外出張や海外留学などで長期間留守にする場合 2

その他(具体的に: ) 5

不明

Ⅲ.トラブル等について

問8. 貴事業所では、これまでに郵便受取等の業務において、何らかのトラブルが発生したことが

ありますか。(例:オレオレ詐欺・振り込め詐欺、薬物・金銭の受け取り、私書箱へ送付した方

からのクレーム など)

1.ある ⇒ 問8-1.へ 2.ない ⇒ 問9.へ

問8-1.トラブルの内容はどのようなものですか。該当する番号に○をお付け下さい(○はいく

つでも)。

1. オレオレ詐欺や振り込め詐欺に使われた

2. 違法薬物の授受に使われた

3. 多額の金銭の授受に使われた

4. 顧客の身元がわからなかった

5. 転居先として届けられてしまった

6. 法人利用で、登記簿登記されてしまった

7. 借金の取立て業者が来た

8. 顧客との連絡がとれなかった

9. 郵便物等の送付者等からクレームがあった

10.その他

(具体的に )

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問8-2.「問8-1.」のトラブルにはどのように対応されましたか。該当する番号に○をお付け

下さい(○はいくつでも)。

1. 警察に通報した

2. 行政や弁護士に相談した

3. 消費者センター等に相談した

4. 自社内で対応した

5. とくに対応していない

6. その他( )

問8-3.トラブルは最近3年程度の間に増加していますか。該当する番号に○をお付け下さい。

(○は1つ)

1.大いに増加 2.やや増加 3.変わらない 4.やや減少 5.大いに減少

問9.貴事業所では、これまでに私設私書箱等の業務において、何らかの「疑わしい取引※」と思わ

れるものに遭遇されたことがありますか。※以下の( )内は一部具体的な例

1.ある ⇒ 問9-1.へ 2.ない ⇒ 問11.へ

問9-1.問9の「疑わしい取引と思われるもの」の内容はどのようなものですか。該当する番号

に○をお付け下さい(○はいくつでも)。

1. オレオレ詐欺や振り込め詐欺

2. 違法な薬物の授受

3. 闇金融業者の取引

4. 悪質な販売業者による取引

5. 会社の偽装

6. その他( )

問9-2.「疑わしい取引」と思われたのはどのようなことからですか。該当する番号に○をお付

け下さい(○はいくつでも)。

1. 顧客あてに金融業者や架空会社と思われる営業名称で書留や電信為替での送金があった

2. 頻繁に多額の金銭が送られてきた

3. 株式関連の取引で利用されているが、金融機関等から不審情報に関する問い合わせがあった

4. 単独の顧客に対して様々な名義の金融取引口座関係の郵便物が送付されてきた

5. DM等戻ってきたはがき等の内容から

6. クーリングオフのはがきが頻繁にきた

7. 顧客との連絡がとれなかった

8. 郵便物等の送付者からクレームがあった

9. その他 具体的に

問9-3.疑わしい取引と思われるものにはどのように対応されましたか。該当する番号に○をお

付け下さい(○はいくつでも)。

1. 警察に通報した

2. 行政や弁護士に相談した

3. 消費者センター等に相談した

4. 自社内で対応した

5. とくに対応していない

6. その他( )

問9-4.疑わしい取引は最近3年程度の間に増加していると思われますか。該当する番号に○を

お付け下さい。(○は1つ)

1.大いに増加 2.やや増加 3.変わらない 4.やや減少 5.大いに減少

・金融業者や架空会社らしき営業名称で顧客に書留や電信為替居宅払いで頻繁に金銭が送られてくる。

・株式の発行、株券の受取りで利用されているが、金融機関などから不審情報に関する問い合わせがある。

・単独の顧客に対して様々な名義の金融取引口座関係の郵便物が送付されてくる。 など

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問10.貴事業所ではサービス提供時に利用者の本人確認を行っていますか。

1.行っている ⇒問10―1へ 2.行っていない ⇒問11.へ

問10-1.本人確認はどのように行っていますか(○はいくつでも)。

1. 住民票や運転免許証など公的証明書の提

2. 法人登記簿の写しの提示

3. 電話による確認

4. その他( )

問11.貴事業所では、何らかの疑わしい取引と思われるものに対する社内規定やマニュアルのよう

なものを定めていますか。

1.定めている ⇒ 問11-1へ 2.定めていない ⇒ 問12へ

問11-1.社内規定またはマニュアルの内容はどのようなものですか。具体的にご記入下さい。

問12.貴事業所では、「私設私書箱事業」の運営上、どのような悩みや課題をお持ちですか(○はい

くつでも)。

1. いかに事業を拡大するか

2. 収益率の向上

3. 悪質な事業者との差別化

4. 疑わしい取引に利用されないようにする対策

5. 本人確認の方法

6. 疑わしい取引と思われる利用に対する対処方法

7. 従業員の確保

8. 従業員の福利厚生

9. 金融機関から融資を受けるのが難しい

10.広告・宣伝などPRが難しい

11.特に困難等には直面していない

12.その他

(具体的に: )

問13.「私設私書箱事業」の今後について伺います。「私設私書箱事業」の市場は今後伸びていくと

お考えでしょうか(○はひとつ)。

1. 大きく伸びていく

2. 少しずつ伸びていく

3. 現状と同じ程度を維持していく

4. 少しずつ縮小していく

5. 急激に縮小していく

問14.問13でお答え頂いた理由を簡単にご記述下さい。※以下の( )内は一部具体的な例

(ご自由にご記述下さい)

(例) ・個人情報やプライバシーを守るために個人利用者が増加する。

・コスト削減のために、会社の利用が増える。

・ベンチャー企業等のニーズが増える。

・「私設私書箱事業」に対する悪評が高まり、ユーザーが離れていく。

・「私設私書箱事業」を行う事業者が乱立し、利益があがらなくなる。 など

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問15.今後の事業展開の方針はどのようなものをお考えですか(○はいくつでも)

1. 現在の事業に磨きをかけ、専門化していく

2. 現在の事業を中心に多角化していく

3. サービスメニューを増やしたい

4. 新たな可能性を持った事業や自分の意欲をかきたてられる事業に転換していく

5. 株式の上場を目標に展開していく(すでに上場している場合の上位市場への上場も含みます)

6. 現在のところ、事業の拡大や新分野への進出などは考えていない

7. 事業の縮小や転換を考えている

8. 廃業を考えている

9. その他(具体的に: )

問16.国等行政に対する業界や事業への支援等、ご意見・ご要望がございましたら、ご記述下さい。

貴事業所の概要について 最後に、貴事業所の概要についてご回答下さい。

■貴事業所名

■ご記入者お役職・ご氏名

■TEL

貴事業所名等

■自社ホームページの有無( 1.有 2.無 )

貴社・事業所の種類 1.本社 2.支社 3.支店・営業所 4.その他( )

貴事業所の形態 1.自己所有 2.賃貸 3.インキュベーション施設等

4.他企業などの敷地・フロアの一部を間借り 5.その他( )

貴事業所開設年 西暦 年 本社創業年

1. 左記の開設年と同じ

2. 左記の開設年と違う年

(具体的な開業年:西暦 年)

★以下の問では、貴事業所が支社・支店等のためご回答できない場合は、本社の数値でご回答ください。

経営組織 1. 法人 2.個人経営 3.その他( )

株式公開の

状況

1. 上場している

2. 公開していない

資本金または出資

創業・開設時

( )万円

現在

( )万円

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79

3.事業所アンケート単純集計結果 Ⅰ-問1.事業内容(MA )

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 私設私書箱 67 7.9 8.82 電話代行・転送サービス 100 11.8 13.13 荷物預かり 64 7.6 8.44 オフィスの間貸し・貸机 38 4.5 5.05 トランクルーム 120 14.2 15.86 事務代行サービス・秘書サービス 235 27.8 30.97 テレマーケティング代行 37 4.4 4.98 DM代行サービス 111 13.1 14.69 ホームページ代行 36 4.3 4.710 電子メール送受信代行 7 0.8 0.911 その他 371 43.9 48.8無回答 84 9.9サンプル数(%ベース) 845 100.0 761

Ⅰ-問1-①.売上全体に占める割合(数量 )私設私書箱 合計 0 50%未満 50%以上

80%未満80%以上100%未

100% 無回答 平均

Ⅰ-問1-①(直近年度).売上全体に占める割合の項目 67 0 50 4 6 2 5 2.57100.0 0.0 74.6 6.0 9.0 3.0 7.5

Ⅰ-問1-①(2003年度).売上全体に占める割合の項目 67 1 38 3 2 4 19 2.69100.0 1.5 56.7 4.5 3.0 6.0 28.4

Ⅰ-問1-①(2000年度).売上全体に占める割合の項目 67 2 28 5 1 5 26 2.97100.0 3.0 41.8 7.5 1.5 7.5 38.8

電話代行・転送サービス 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-②(直近年度).売上全体に占める割合の項目 100 1 42 17 15 12 13100.0 1.0 42.0 17.0 15.0 12.0 13.0

Ⅰ-問1-②(2003年度).売上全体に占める割合の項目 100 1 30 13 11 11 34100.0 1.0 30.0 13.0 11.0 11.0 34.0

Ⅰ-問1-②(2000年度).売上全体に占める割合の項目 100 2 26 11 9 10 42100.0 2.0 26.0 11.0 9.0 10.0 42.0

荷物預かり 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-③(直近年度).売上全体に占める割合の項目 64 0 42 3 7 7 5100.0 0.0 65.6 4.7 10.9 10.9 7.8

Ⅰ-問1-③(2003年度).売上全体に占める割合の項目 64 0 36 2 6 5 15100.0 0.0 56.3 3.1 9.4 7.8 23.4

Ⅰ-問1-③(2000年度).売上全体に占める割合の項目 64 0 30 2 5 5 22100.0 0.0 46.9 3.1 7.8 7.8 34.4

オフィスの間貸し・貸机 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-④(直近年度).売上全体に占める割合の項目 38 1 27 3 3 0 4100.0 2.6 71.1 7.9 7.9 0.0 10.5

Ⅰ-問1-④(2003年度).売上全体に占める割合の項目 38 0 21 2 2 1 12100.0 0.0 55.3 5.3 5.3 2.6 31.6

Ⅰ-問1-④(2000年度).売上全体に占める割合の項目 38 0 16 4 3 1 14100.0 0.0 42.1 10.5 7.9 2.6 36.8

トランクルーム 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-⑤(直近年度).売上全体に占める割合の項目 120 0 71 7 5 28 9100.0 0.0 59.2 5.8 4.2 23.3 7.5

Ⅰ-問1-⑤(2003年度).売上全体に占める割合の項目 120 2 57 6 5 19 31100.0 1.7 47.5 5.0 4.2 15.8 25.8

Ⅰ-問1-⑤(2000年度).売上全体に占める割合の項目 120 2 48 4 4 19 43100.0 1.7 40.0 3.3 3.3 15.8 35.8

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80

事務代行サービス・秘書サービス 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-⑥(直近年度).売上全体に占める割合の項目 235 0 75 17 32 100 11100.0 0.0 31.9 7.2 13.6 42.6 4.7

Ⅰ-問1-⑥(2003年度).売上全体に占める割合の項目 235 1 57 18 26 86 47100.0 0.4 24.3 7.7 11.1 36.6 20.0

Ⅰ-問1-⑥(2000年度).売上全体に占める割合の項目 235 0 50 17 22 77 69100.0 0.0 21.3 7.2 9.4 32.8 29.4

テレマーケティング代行 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-⑦(直近年度).売上全体に占める割合の項目 37 1 14 11 4 4 3100.0 2.7 37.8 29.7 10.8 10.8 8.1

Ⅰ-問1-⑦(2003年度).売上全体に占める割合の項目 37 1 9 5 5 3 14100.0 2.7 24.3 13.5 13.5 8.1 37.8

Ⅰ-問1-⑦(2000年度).売上全体に占める割合の項目 37 1 11 4 5 2 14100.0 2.7 29.7 10.8 13.5 5.4 37.8

DM代行サービス 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-⑧(直近年度).売上全体に占める割合の項目 111 0 49 13 11 32 6100.0 0.0 44.1 11.7 9.9 28.8 5.4

Ⅰ-問1-⑧(2003年度).売上全体に占める割合の項目 111 0 35 12 10 33 21100.0 0.0 31.5 10.8 9.0 29.7 18.9

Ⅰ-問1-⑧(2000年度).売上全体に占める割合の項目 111 0 27 10 11 34 29100.0 0.0 24.3 9.0 9.9 30.6 26.1

ホームページ代行 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-⑨(直近年度).売上全体に占める割合の項目 36 0 28 3 0 1 4100.0 0.0 77.8 8.3 0.0 2.8 11.1

Ⅰ-問1-⑨(2003年度).売上全体に占める割合の項目 36 2 17 0 1 0 16100.0 5.6 47.2 0.0 2.8 0.0 44.4

Ⅰ-問1-⑨(2000年度).売上全体に占める割合の項目 36 2 10 0 0 0 24100.0 5.6 27.8 0.0 0.0 0.0 66.7

電子メール送受信代行 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-⑩(直近年度).売上全体に占める割合の項目 7 0 5 0 0 0 2100.0 0.0 71.4 0.0 0.0 0.0 28.6

Ⅰ-問1-⑩(2003年度).売上全体に占める割合の項目 7 0 4 0 0 0 3100.0 0.0 57.1 0.0 0.0 0.0 42.9

Ⅰ-問1-⑩(2000年度).売上全体に占める割合の項目 7 0 3 0 0 0 4100.0 0.0 42.9 0.0 0.0 0.0 57.1

電子メール送受信代行 合計 0 50%未満 50%以上80%未満

80%以上100%未

100% 無回答

Ⅰ-問1-⑪(直近年度).売上全体に占める割合の項目 371 5 68 48 80 153 17100.0 1.3 18.3 12.9 21.6 41.2 4.6

Ⅰ-問1-⑪(2003年度).売上全体に占める割合の項目 371 8 58 39 60 114 92100.0 2.2 15.6 10.5 16.2 30.7 24.8

Ⅰ-問1-⑪(2000年度).売上全体に占める割合の項目 371 9 46 37 52 103 124100.0 2.4 12.4 10.0 14.0 27.8 33.4

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Ⅰ-問1.全体の売上高(数量 )合計 500万円

未満500万円以上1000万

1000万円以上3000万

3000万円以上5000万

5000万円以上1億円未

1億円以上3億円未満

3億円以上10億円未満

10億円以上

無回答 平均

Ⅰ-問1-(直近年度).全体の売上高の項目 845 107 60 112 48 51 81 53 48 285 331.33100.0 12.7 7.1 13.3 5.7 6.0 9.6 6.3 5.7 33.7

Ⅰ-問1-(2003年度).全体の売上高の項目 845 76 40 83 39 46 72 49 37 403 307.47100.0 9.0 4.7 9.8 4.6 5.4 8.5 5.8 4.4 47.7

Ⅰ-問1-(2000年度).全体の売上高の項目 845 65 36 74 37 39 68 45 26 455 300.34100.0 7.7 4.3 8.8 4.4 4.6 8.0 5.3 3.1 53.8

Ⅱ-問2.私設私書箱事業開始時期(年)の項目(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 1985年以前 14 20.9 22.62 1986~1990年 8 11.9 12.93 1991~1995年 8 11.9 12.94 1996~2000年 11 16.4 17.75 2001年以降 21 31.3 33.9無回答 5 7.5サンプル数(%ベース) 67 100.0 62

Ⅱ-問2.私設私書箱事業開始時期(月)の項目(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 1月 6 9.0 10.32 2月 7 10.4 12.13 3月 4 6.0 6.94 4月 9 13.4 15.55 5月 6 9.0 10.36 6月 2 3.0 3.47 7月 2 3.0 3.48 8月 6 9.0 10.39 9月 6 9.0 10.310 10月 5 7.5 8.611 11月 1 1.5 1.712 12月 4 6.0 6.9無回答 9 13.4サンプル数(%ベース) 67 100.0 58

Ⅱ-問3..私設私書箱事業の売上高(数量 )合計 500万円

未満500万円以上1000万

1000万円以上3000万

3000万円以上5000万

5000万円以上

無回答 平均

Ⅱ-問3-(直近年度).私設私書箱事業の売上高の項目 67 30 8 7 1 5 16 301.29100.0 44.8 11.9 10.4 1.5 7.5 23.9

Ⅱ-問3-(2003年度).私設私書箱事業の売上高の項目 67 24 4 9 1 3 26 290.12100.0 35.8 6.0 13.4 1.5 4.5 38.8

Ⅱ-問3-(2000年度).私設私書箱事業の売上高の項目 67 21 6 6 1 3 30 303.72100.0 31.3 9.0 9.0 1.5 4.5 44.8

Ⅱ-問4.会社全体従業者数(数量 )合計 0 1名 2名 3名 4名 5名 6~10名 11~20 21名以 無回答

Ⅱ-問4-(直近年度).会社全体従業者数の項目 67 1 17 9 8 2 1 6 2 2 19100.0 1.5 25.4 13.4 11.9 3.0 1.5 9.0 3.0 3.0 28.4

Ⅱ-問4-(2003年度).会社全体従業者数の項目 67 1 14 9 5 3 1 4 4 1 25100.0 1.5 20.9 13.4 7.5 4.5 1.5 6.0 6.0 1.5 37.3

Ⅱ-問4-(2000年度).会社全体従業者数の項目 67 0 11 11 3 3 0 5 4 1 29100.0 0.0 16.4 16.4 4.5 4.5 0.0 7.5 6.0 1.5 43.3

Ⅱ-問4-(直近年度).会社全体パート・アルバイトの項目 67 4 10 6 4 2 2 3 0 2 34100.0 6.0 14.9 9.0 6.0 3.0 3.0 4.5 0.0 3.0 50.7

Ⅱ-問4-(2003年度).会社全体パート・アルバイトの項目 67 5 7 4 3 3 0 2 1 1 41100.0 7.5 10.4 6.0 4.5 4.5 0.0 3.0 1.5 1.5 61.2

Ⅱ-問4-(2000年度).会社全体パート・アルバイトの項目 67 5 6 4 2 1 0 2 1 1 45100.0 7.5 9.0 6.0 3.0 1.5 0.0 3.0 1.5 1.5 67.2

Ⅱ-問4-(直近年度).事業所従業者数の項目 67 2 7 7 2 0 0 2 1 0 46100.0 3.0 10.4 10.4 3.0 0.0 0.0 3.0 1.5 0.0 68.7

Ⅱ-問4-(2003年度).事業所従業者数の項目 67 2 6 4 3 2 0 1 1 0 48100.0 3.0 9.0 6.0 4.5 3.0 0.0 1.5 1.5 0.0 71.6

Ⅱ-問4-(2000年度).事業所従業者数の項目 67 1 3 5 2 1 0 3 1 0 51100.0 1.5 4.5 7.5 3.0 1.5 0.0 4.5 1.5 0.0 76.1

Ⅱ-問4-(直近年度).事業所パート・アルバイトの項目 67 4 3 4 2 1 1 3 0 0 49100.0 6.0 4.5 6.0 3.0 1.5 1.5 4.5 0.0 0.0 73.1

Ⅱ-問4-(2003年度).事業所パート・アルバイトの項目 67 4 4 2 4 0 0 1 0 0 52100.0 6.0 6.0 3.0 6.0 0.0 0.0 1.5 0.0 0.0 77.6

Ⅱ-問4-(2000年度).事業所パート・アルバイトの項目 67 5 2 2 2 0 0 1 0 0 55100.0 7.5 3.0 3.0 3.0 0.0 0.0 1.5 0.0 0.0 82.1

Ⅱ-問4-(直近年度).私設私書箱事業従業者数の項目 67 4 9 6 3 0 0 1 0 0 44100.0 6.0 13.4 9.0 4.5 0.0 0.0 1.5 0.0 0.0 65.7

Ⅱ-問4-(2003年度).私設私書箱事業従業者数の項目 67 4 9 2 4 0 0 1 0 0 47100.0 6.0 13.4 3.0 6.0 0.0 0.0 1.5 0.0 0.0 70.1

Ⅱ-問4-(2000年度).私設私書箱事業従業者数の項目 67 3 7 4 3 1 0 1 0 0 48100.0 4.5 10.4 6.0 4.5 1.5 0.0 1.5 0.0 0.0 71.6

Ⅱ-問4-(直近年度).私設私書箱パート・アルバイトの項目 67 6 7 2 4 1 2 1 0 0 44100.0 9.0 10.4 3.0 6.0 1.5 3.0 1.5 0.0 0.0 65.7

Ⅱ-問4-(2003年度).私設私書箱パート・アルバイトの項目 67 6 8 0 1 0 1 1 0 0 50100.0 9.0 11.9 0.0 1.5 0.0 1.5 1.5 0.0 0.0 74.6

Ⅱ-問4-(2000年度).私設私書箱パート・アルバイトの項目 67 6 5 1 1 0 1 1 0 0 52100.0 9.0 7.5 1.5 1.5 0.0 1.5 1.5 0.0 0.0 77.6

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Ⅱ-問5-(1).利用者法人件数(数量 )合計 5件以下 6~10件 11~20

件21件~50件

51件以上

無回答

Ⅱ-問5-(1)-(直近年度).利用者法人件数の項目 67 20 6 8 13 7 13100.0 29.9 9.0 11.9 19.4 10.4 19.4

Ⅱ-問5-(1)-(2003年度).利用者法人件数の項目 67 10 9 8 8 4 28100.0 14.9 13.4 11.9 11.9 6.0 41.8

Ⅱ-問5-(1)-(2000年度).利用者法人件数の項目 67 9 8 7 6 3 34100.0 13.4 11.9 10.4 9.0 4.5 50.7

Ⅱ-問5-(1).利用者個人数(数量 )合計 5人以下 6~10人 11~20

人21~50人

51~100人

101人以上

無回答

Ⅱ-問5-(1)-(直近年度).利用者個人数の項目 67 22 11 6 7 6 6 9100.0 32.8 16.4 9.0 10.4 9.0 9.0 13.4

Ⅱ-問5-(1)-(2003年度).利用者個人数の項目 67 20 5 7 4 4 4 23100.0 29.9 7.5 10.4 6.0 6.0 6.0 34.3

Ⅱ-問5-(1)-(2000年度).利用者個人数の項目 67 15 6 5 4 3 4 30100.0 22.4 9.0 7.5 6.0 4.5 6.0 44.8

Ⅱ-問5-(2).法人利用者最近の業種構成(1位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 製造業 2 3.0 3.62 卸・小売業 13 19.4 23.63 飲食店、宿泊業 0 0.0 0.04 情報通信業 5 7.5 9.15 サービス業 19 28.4 34.56 NPO・組合・サークル等非営利団体 3 4.5 5.57 金融・保険業 5 7.5 9.18 その他 8 11.9 14.5無回答 12 17.9サンプル数(%ベース) 67 100.0 55

Ⅱ-問5-(2).法人利用者最近の業種構成(2位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 製造業 3 4.5 6.42 卸・小売業 8 11.9 17.03 飲食店、宿泊業 0 0.0 0.04 情報通信業 11 16.4 23.45 サービス業 13 19.4 27.76 NPO・組合・サークル等非営利団体 5 7.5 10.67 金融・保険業 5 7.5 10.68 その他 2 3.0 4.3無回答 20 29.9サンプル数(%ベース) 67 100.0 47

Ⅱ-問5-(2).法人利用者最近の業種構成(3位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 製造業 2 3.0 5.62 卸・小売業 7 10.4 19.43 飲食店、宿泊業 0 0.0 0.04 情報通信業 8 11.9 22.25 サービス業 4 6.0 11.16 NPO・組合・サークル等非営利団体 7 10.4 19.47 金融・保険業 1 1.5 2.88 その他 7 10.4 19.4無回答 31 46.3サンプル数(%ベース) 67 100.0 36

Ⅱ-問5-(3).個人利用者の男女の割合(数量 )合計 0 50%未満 50~80%

未満80~100%未

100% 無回答

Ⅱ-問5-(3).個人利用者の男性の割合の項目 67 3 1 5 20 7 31100.0 4.5 1.5 7.5 29.9 10.4 46.3

Ⅱ-問5-(3).個人利用者の女性の割合の項目 67 5 24 1 0 0 37100.0 7.5 35.8 1.5 0.0 0.0 55.2

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Ⅱ-問5-(3).個人利用者の年齢層(1位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 20歳未満 0 0.0 0.02 20歳代 6 9.0 12.03 30歳代 22 32.8 44.04 40歳代 13 19.4 26.05 50歳代 9 13.4 18.06 60歳以上 0 0.0 0.0無回答 17 25.4サンプル数(%ベース) 67 100.0 50

Ⅱ-問5-(3).個人利用者の年齢層(2位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 20歳未満 0 0.0 0.02 20歳代 5 7.5 10.63 30歳代 10 14.9 21.34 40歳代 22 32.8 46.85 50歳代 6 9.0 12.86 60歳以上 4 6.0 8.5無回答 20 29.9サンプル数(%ベース) 67 100.0 47

Ⅱ-問5-(3).個人利用者の年齢層(3位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 20歳未満 0 0.0 0.02 20歳代 8 11.9 20.53 30歳代 11 16.4 28.24 40歳代 8 11.9 20.55 50歳代 10 14.9 25.66 60歳以上 2 3.0 5.1無回答 28 41.8サンプル数(%ベース) 67 100.0 39

Ⅱ-問5-(3).個人利用者の年齢層(4位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 20歳未満 1 1.5 3.22 20歳代 11 16.4 35.53 30歳代 2 3.0 6.54 40歳代 1 1.5 3.25 50歳代 13 19.4 41.96 60歳以上 3 4.5 9.7無回答 36 53.7サンプル数(%ベース) 67 100.0 31

Ⅱ-問5-(3).個人利用者の年齢層(5位)(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 20歳未満 6 9.0 25.02 20歳代 5 7.5 20.83 30歳代 0 0.0 0.04 40歳代 1 1.5 4.25 50歳代 1 1.5 4.26 60歳以上 11 16.4 45.8無回答 43 64.2サンプル数(%ベース) 67 100.0 24

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Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(直近1位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 11 16.4 22.02 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 12 17.9 24.03 郵便物を大量に受け取るための保管目的 5 7.5 10.04 書類管理の能率を向上したい 0 0.0 0.05 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 10 14.9 20.06 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 4 6.0 8.07 セキュリティー対策を万全にしたい 4 6.0 8.08 出張時の東京連絡拠点として利用したい 2 3.0 4.09 よくわからない物を受け取るため 2 3.0 4.010 その他 0 0.0 0.011 不明 0 0.0 0.0無回答 17 25.4サンプル数(%ベース) 67 100.0 50

Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(直近2位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 15 22.4 31.92 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 5 7.5 10.63 郵便物を大量に受け取るための保管目的 5 7.5 10.64 書類管理の能率を向上したい 3 4.5 6.45 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 7 10.4 14.96 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 4 6.0 8.57 セキュリティー対策を万全にしたい 4 6.0 8.58 出張時の東京連絡拠点として利用したい 1 1.5 2.19 よくわからない物を受け取るため 2 3.0 4.310 その他 0 0.0 0.011 不明 1 1.5 2.1無回答 20 29.9サンプル数(%ベース) 67 100.0 47

Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(直近3位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 7 10.4 17.52 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 11 16.4 27.53 郵便物を大量に受け取るための保管目的 5 7.5 12.54 書類管理の能率を向上したい 2 3.0 5.05 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 6 9.0 15.06 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 2 3.0 5.07 セキュリティー対策を万全にしたい 1 1.5 2.58 出張時の東京連絡拠点として利用したい 2 3.0 5.09 よくわからない物を受け取るため 1 1.5 2.510 その他 2 3.0 5.011 不明 1 1.5 2.5無回答 27 40.3サンプル数(%ベース) 67 100.0 40

Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(直近4位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 2 3.0 6.72 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 3 4.5 10.03 郵便物を大量に受け取るための保管目的 3 4.5 10.04 書類管理の能率を向上したい 2 3.0 6.75 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 6 9.0 20.06 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 7 10.4 23.37 セキュリティー対策を万全にしたい 1 1.5 3.38 出張時の東京連絡拠点として利用したい 4 6.0 13.39 よくわからない物を受け取るため 0 0.0 0.010 その他 1 1.5 3.311 不明 1 1.5 3.3無回答 37 55.2サンプル数(%ベース) 67 100.0 30

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Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(直近5位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 0 0.0 0.02 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 1 1.5 3.83 郵便物を大量に受け取るための保管目的 5 7.5 19.24 書類管理の能率を向上したい 0 0.0 0.05 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 0 0.0 0.06 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 2 3.0 7.77 セキュリティー対策を万全にしたい 5 7.5 19.28 出張時の東京連絡拠点として利用したい 3 4.5 11.59 よくわからない物を受け取るため 4 6.0 15.410 その他 2 3.0 7.711 不明 4 6.0 15.4無回答 41 61.2サンプル数(%ベース) 67 100.0 26

Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(3年程前1位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 10 14.9 27.82 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 8 11.9 22.23 郵便物を大量に受け取るための保管目的 4 6.0 11.14 書類管理の能率を向上したい 0 0.0 0.05 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 7 10.4 19.46 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 2 3.0 5.67 セキュリティー対策を万全にしたい 2 3.0 5.68 出張時の東京連絡拠点として利用したい 1 1.5 2.89 よくわからない物を受け取るため 2 3.0 5.610 その他 0 0.0 0.011 不明 0 0.0 0.0無回答 31 46.3サンプル数(%ベース) 67 100.0 36

Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(3年程前2位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 9 13.4 26.52 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 6 9.0 17.63 郵便物を大量に受け取るための保管目的 3 4.5 8.84 書類管理の能率を向上したい 1 1.5 2.95 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 2 3.0 5.96 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 3 4.5 8.87 セキュリティー対策を万全にしたい 4 6.0 11.88 出張時の東京連絡拠点として利用したい 2 3.0 5.99 よくわからない物を受け取るため 1 1.5 2.910 その他 1 1.5 2.911 不明 2 3.0 5.9無回答 33 49.3サンプル数(%ベース) 67 100.0 34

Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(3年程前3位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 6 9.0 22.22 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 8 11.9 29.63 郵便物を大量に受け取るための保管目的 3 4.5 11.14 書類管理の能率を向上したい 1 1.5 3.75 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 4 6.0 14.86 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 2 3.0 7.47 セキュリティー対策を万全にしたい 1 1.5 3.78 出張時の東京連絡拠点として利用したい 0 0.0 0.09 よくわからない物を受け取るため 1 1.5 3.710 その他 0 0.0 0.011 不明 1 1.5 3.7無回答 40 59.7サンプル数(%ベース) 67 100.0 27

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Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(3年程前4位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 5 7.5 21.72 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 2 3.0 8.73 郵便物を大量に受け取るための保管目的 2 3.0 8.74 書類管理の能率を向上したい 1 1.5 4.35 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 3 4.5 13.06 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 5 7.5 21.77 セキュリティー対策を万全にしたい 1 1.5 4.38 出張時の東京連絡拠点として利用したい 3 4.5 13.09 よくわからない物を受け取るため 0 0.0 0.010 その他 1 1.5 4.311 不明 0 0.0 0.0無回答 44 65.7サンプル数(%ベース) 67 100.0 23

Ⅱ-問7-(1).私設私書箱利用者の目的(法人の場合)(3年程前5位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 起業・創業や開業のため 0 0.0 0.02 会社登記、営業拠点等の所在地として魅力がある 0 0.0 0.03 郵便物を大量に受け取るための保管目的 4 6.0 20.04 書類管理の能率を向上したい 1 1.5 5.05 賃貸料金や保管業務のコスト削減したい 1 1.5 5.06 アンケートや応募葉書などは、一般郵便物とは分けて受け取りたい 2 3.0 10.07 セキュリティー対策を万全にしたい 2 3.0 10.08 出張時の東京連絡拠点として利用したい 2 3.0 10.09 よくわからない物を受け取るため 3 4.5 15.010 その他 3 4.5 15.011 不明 2 3.0 10.0無回答 47 70.1サンプル数(%ベース) 67 100.0 20

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(直近1位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 8 11.9 17.82 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 11 16.4 24.43 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 6 9.0 13.34 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 4 6.0 8.95 自分が受取りたい時に受取りたいため 8 11.9 17.86 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 0 0.0 0.07 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 4 6.0 8.98 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 0 0.0 0.09 その他 2 3.0 4.410 不明 2 3.0 4.4無回答 22 32.8サンプル数(%ベース) 67 100.0 45

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(直近2位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 5 7.5 12.22 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 8 11.9 19.53 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 7 10.4 17.14 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 10 14.9 24.45 自分が受取りたい時に受取りたいため 4 6.0 9.86 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 0 0.0 0.07 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 5 7.5 12.28 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 2 3.0 4.99 その他 0 0.0 0.010 不明 0 0.0 0.0無回答 26 38.8サンプル数(%ベース) 67 100.0 41

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Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(直近3位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 6 9.0 17.62 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 6 9.0 17.63 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 10 14.9 29.44 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 3 4.5 8.85 自分が受取りたい時に受取りたいため 4 6.0 11.86 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 2 3.0 5.97 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 3 4.5 8.88 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 0 0.0 0.09 その他 0 0.0 0.010 不明 0 0.0 0.0無回答 33 49.3サンプル数(%ベース) 67 100.0 34

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(直近4位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 2 3.0 6.32 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 5 7.5 15.63 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 4 6.0 12.54 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 6 9.0 18.85 自分が受取りたい時に受取りたいため 6 9.0 18.86 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 3 4.5 9.47 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 1 1.5 3.18 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 1 1.5 3.19 その他 2 3.0 6.310 不明 2 3.0 6.3無回答 35 52.2サンプル数(%ベース) 67 100.0 32

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(直近5位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 2 3.0 6.92 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 3 4.5 10.33 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 1 1.5 3.44 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 6 9.0 20.75 自分が受取りたい時に受取りたいため 3 4.5 10.36 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 1 1.5 3.47 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 6 9.0 20.78 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 3 4.5 10.39 その他 1 1.5 3.410 不明 3 4.5 10.3無回答 38 56.7サンプル数(%ベース) 67 100.0 29

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(3年程前1位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 0 0.0 0.02 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 5 7.5 16.73 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 8 11.9 26.74 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 7 10.4 23.35 自分が受取りたい時に受取りたいため 4 6.0 13.36 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 0 0.0 0.07 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 2 3.0 6.78 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 1 1.5 3.39 その他 1 1.5 3.310 不明 2 3.0 6.7無回答 37 55.2サンプル数(%ベース) 67 100.0 30

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(3年程前2位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 1 1.5 3.82 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 6 9.0 23.13 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 6 9.0 23.14 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 6 9.0 23.15 自分が受取りたい時に受取りたいため 3 4.5 11.56 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 0 0.0 0.07 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 2 3.0 7.78 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 1 1.5 3.89 その他 0 0.0 0.010 不明 1 1.5 3.8無回答 41 61.2サンプル数(%ベース) 67 100.0 26

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Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(3年程前3位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 3 4.5 15.02 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 3 4.5 15.03 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 2 3.0 10.04 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 5 7.5 25.05 自分が受取りたい時に受取りたいため 4 6.0 20.06 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 2 3.0 10.07 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 0 0.0 0.08 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 1 1.5 5.09 その他 0 0.0 0.010 不明 0 0.0 0.0無回答 47 70.1サンプル数(%ベース) 67 100.0 20

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(3年程前4位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 3 4.5 16.72 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 3 4.5 16.73 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 3 4.5 16.74 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 1 1.5 5.65 自分が受取りたい時に受取りたいため 2 3.0 11.16 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 0 0.0 0.07 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 3 4.5 16.78 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 1 1.5 5.69 その他 1 1.5 5.610 不明 1 1.5 5.6無回答 49 73.1サンプル数(%ベース) 67 100.0 18

Ⅱ-問7-(2).私設私書箱利用者の目的(個人の場合)(3年程前5位)(SA)

№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 公募や懸賞応募、インターネットオークションなどの受取による個人住所流出の防止対策として 1 1.5 5.92 自宅の郵便受けでプライバシーが守れないため 1 1.5 5.93 郵便物等の受取を家族等に知られたくないため 0 0.0 0.04 一人暮らしや不規則勤務等のため、自宅で受取れないため 0 0.0 0.05 自分が受取りたい時に受取りたいため 2 3.0 11.86 寮などに居住しているため、管理人等に迷惑をかけたくない 2 3.0 11.87 自分の拠点としてロッカー代わりに使いたいため 7 10.4 41.28 海外出張や海外留学などで長期留守にする場合 3 4.5 17.69 その他 0 0.0 0.010 不明 1 1.5 5.9無回答 50 74.6サンプル数(%ベース) 67 100.0 17

Ⅲ-問8.トラブル発生の有無(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 ある 34 50.7 54.82 ない 28 41.8 45.2無回答 5 7.5サンプル数(%ベース) 67 100.0 62

Ⅲ-問8-1.トラブルの内容(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 オレオレ詐欺や振込め詐欺に使われた 16 47.1 47.12 違法薬物の授受に使われた 4 11.8 11.83 多額の金銭の授受に使われた 7 20.6 20.64 顧客の身元がわからなかった 15 44.1 44.15 転居先として届けられてしまった 11 32.4 32.46 法人利用で、登記簿登記されてしまった 12 35.3 35.37 借金の取立て業者が来た 8 23.5 23.58 顧客との連絡がとれなかった 16 47.1 47.19 郵便物等の送付者等からクレームがあった 14 41.2 41.210 その他 6 17.6 17.6無回答 0 0.0サンプル数(%ベース) 34 100.0 34

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Ⅲ-問8-2.トラブルの対応(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 警察に通報した 15 44.1 44.12 行政や弁護士に相談した 4 11.8 11.83 消費者センター等に相談した 0 0.0 0.04 自社内で対応した 21 61.8 61.85 特に対応していない 3 8.8 8.86 その他 6 17.6 17.6無回答 0 0.0サンプル数(%ベース) 34 100.0 34

Ⅲ-問8-3.トラブルの増加について(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 大いに増加 3 8.8 9.12 やや増加 5 14.7 15.23 変わらない 10 29.4 30.34 やや減少 4 11.8 12.15 大いに減少 11 32.4 33.3無回答 1 2.9サンプル数(%ベース) 34 100.0 33

Ⅲ-問9.「疑わしい取引」に遭遇の有無(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 ある 27 40.3 46.62 ない 31 46.3 53.4無回答 9 13.4サンプル数(%ベース) 67 100.0 58

Ⅲ-問9-1.疑わしい取引の内容(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 オレオレ詐欺や振込め詐欺 15 55.6 55.62 違法な薬物の授受 2 7.4 7.43 闇金融業者の取引 15 55.6 55.64 悪質な販売業者による取引 8 29.6 29.65 会社の偽装 9 33.3 33.36 その他 2 7.4 7.4無回答 0 0.0サンプル数(%ベース) 27 100.0 27

Ⅲ-問9-2.疑わしいと思ったこと(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 顧客あてに金融業者や架空会社と思われる営業名称で書留や電信為替での送金があった 9 33.3 33.32 頻繁に多額の金銭が送られてきた 8 29.6 29.63 株式関連の取引で利用されているが、金融機関等から不審情報に関する問い合わせがあった 0 0.0 0.04 単独の顧客に対して様々な名義の金融取引口座関係の郵便物が送付されてきた 9 33.3 33.35 DM等戻ってきたはがき等の内容から 12 44.4 44.46 クーリングオフのはがきが頻繁にきた 4 14.8 14.87 顧客との連絡がとれなかった 12 44.4 44.48 郵便物等の送付者からクレームがあった 5 18.5 18.59 その他 6 22.2 22.2無回答 0 0.0サンプル数(%ベース) 27 100.0 27

Ⅲ-問9-3.疑わしい取引の対応(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 警察に通報した 9 33.3 33.32 行政や弁護士に相談した 4 14.8 14.83 消費者センター等に相談した 1 3.7 3.74 自社内で対応した 15 55.6 55.65 特に対応していない 5 18.5 18.56 その他 4 14.8 14.8無回答 0 0.0サンプル数(%ベース) 27 100.0 27

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Ⅲ-問9-4.疑わしい取引の増加について(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 大いに増加 2 7.4 8.02 やや増加 8 29.6 32.03 変わらない 5 18.5 20.04 やや減少 2 7.4 8.05 大いに減少 8 29.6 32.0無回答 2 7.4サンプル数(%ベース) 27 100.0 25

Ⅲ-問10.利用者の本人確認(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 行っている 28 41.8 70.02 行っていない 12 17.9 30.0無回答 27 40.3サンプル数(%ベース) 67 100.0 40

Ⅲ-問10-1.本人確認方法(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 住民票や運転免許証など公的証明書の提示 25 89.3 89.32 法人登記簿の写しの提示 13 46.4 46.43 電話による確認 4 14.3 14.34 その他 6 21.4 21.4無回答 0 0.0サンプル数(%ベース) 28 100.0 28

Ⅲ-問11.疑わしい取引に対する社内規定やマニュアルについて(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 定めている 28 41.8 46.72 定めていない 32 47.8 53.3無回答 7 10.4サンプル数(%ベース) 67 100.0 60

Ⅲ-問12.私設私書箱の運営上に悩みや課題(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 いかに事業を拡大するか 16 23.9 25.82 収益率の向上 19 28.4 30.63 悪質な事業者との差別化 25 37.3 40.34 疑わしい取引に利用されないようにする対策 28 41.8 45.25 本人確認の方法 24 35.8 38.76 疑わしい取引と思われる利用に対する対処方法 19 28.4 30.67 従業員の確保 2 3.0 3.28 従業員の福利厚生 0 0.0 0.09 金融機関から融資を受けるのが難しい 1 1.5 1.610 広告・宣伝などPRが難しい 10 14.9 16.111 特に困難等には直面していない 12 17.9 19.412 その他 3 4.5 4.8無回答 5 7.5サンプル数(%ベース) 67 100.0 62

Ⅲ-問13.私設私書箱の今後(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 大きく伸びていく 3 4.5 4.82 少しずつ伸びていく 19 28.4 30.63 現状と同じ程度を維持していく 22 32.8 35.54 少しずつ縮小していく 15 22.4 24.25 急激に縮小していく 3 4.5 4.8無回答 5 7.5サンプル数(%ベース) 67 100.0 62

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Ⅳ-問15.今後の事業展開の方針(MA )№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 現在の事業に磨きをかけ、専門化していく 301 35.6 41.12 現在の事業を中心に多角化していく 259 30.7 35.33 サービスメニューを増やしたい 150 17.8 20.54 新たな可能性を持った事業や自分の意欲をかきたてられる事業に転換していく 92 10.9 12.65 株式の上場を目標に展開していく 17 2.0 2.36 現在のところ、事業の拡大や新分野への進出などは考えていない 190 22.5 25.97 事業の縮小や転換を考えている 36 4.3 4.98 廃業を考えている 36 4.3 4.99 その他 19 2.2 2.6無回答 112 13.3サンプル数(%ベース) 845 100.0 733

F-自社ホームページの有無(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 有 434 51.4 53.62 無 375 44.4 46.4無回答 36 4.3サンプル数(%ベース) 845 100.0 809

F-事業所の種類(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 本社 652 77.2 80.72 支社 13 1.5 1.63 支店・営業所 68 8.0 8.44 その他 75 8.9 9.3無回答 37 4.4サンプル数(%ベース) 845 100.0 808

F-事業所の形態(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 自己所有 306 36.2 37.32 賃貸 455 53.8 55.53 インキュベーション施設等 1 0.1 0.14 他企業などの敷地・フロアの一部を間借り 39 4.6 4.85 その他 19 2.2 2.3無回答 25 3.0サンプル数(%ベース) 845 100.0 820

F-事業所開設年の項目(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 1975年以前 134 15.9 16.32 1976~1980年 36 4.3 4.43 1981~1985年 71 8.4 8.74 1986~1990年 105 12.4 12.85 1991~1995年 117 13.8 14.36 1996~2000年 136 16.1 16.67 2001~2002年 48 5.7 5.98 2003~2004年 83 9.8 10.19 2005年以降 90 10.7 11.0無回答 25 3.0サンプル数(%ベース) 845 100.0 820

F-本社創業年(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 開設年と同じ 586 69.3 76.82 開設年と違う年 177 20.9 23.2無回答 82 9.7サンプル数(%ベース) 845 100.0 763

F-本社の開業年の項目(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 1980年以前 85 48.0 50.02 1981~1990年 28 15.8 16.53 1991~2000年 41 23.2 24.14 2001年以降 16 9.0 9.4無回答 7 4.0サンプル数(%ベース) 177 100.0 170

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F-経営組織(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 法人 619 73.3 79.12 個人経営 159 18.8 20.33 その他 5 0.6 0.6無回答 62 7.3サンプル数(%ベース) 845 100.0 783

F-株式公開の状況(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 上場している 12 1.4 1.72 公開していない 682 80.7 98.3無回答 151 17.9サンプル数(%ベース) 845 100.0 694

F-創業・開設時の資本金または出資金の項目(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 500万円未満 369 43.7 56.32 500万円以上1000万円未満 63 7.5 9.63 1000万円以上2000万円未満 161 19.1 24.54 2000万円以上3000万円未満 24 2.8 3.75 3000万円以上5000万円未満 14 1.7 2.16 5000万円以上1億円未満 14 1.7 2.17 1億円以上 11 1.3 1.7無回答 189 22.4サンプル数(%ベース) 845 100.0 656

F-現在の資本金または出資金の項目(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 500万円未満 212 25.1 32.12 500万円以上1000万円未満 50 5.9 7.63 1000万円以上2000万円未満 220 26.0 33.34 2000万円以上3000万円未満 59 7.0 8.95 3000万円以上5000万円未満 49 5.8 7.46 5000万円以上1億円未満 37 4.4 5.67 1億円以上 34 4.0 5.1無回答 184 21.8サンプル数(%ベース) 845 100.0 661

概要の送付方法(SA)№ カテゴリ 件数 (全体)% (除不)%1 郵送 394 46.6 80.92 E‐Mail 93 11.0 19.1無回答 358 42.4サンプル数(%ベース) 845 100.0 487