賦形剤・崩壊剤・分散剤 「hps-101」 の特長...hps-101...

2
0-1 Freund Excipients Report No. HPS-0-0704 賦形剤・崩壊剤・分散剤 賦形剤・崩壊剤・分散剤 賦形剤・崩壊剤・分散剤 賦形剤・崩壊剤・分散剤 H H P P S S - - 1 1 0 0 1 1 HPS-101 は、医薬品添加物規格収載のヒドロキシプロピルスターチに該当するデンプンの エーテル誘導体であり、賦形剤・崩壊剤・分散剤として使用されております。 《ラインナップ》 原料コーンスターチの種類(White 種・Yellow 種)により、HPS-101(W)HPS-101(Y)2 種類を取り揃えております。 《特長》 崩壊性が良好 崩壊性が良好 崩壊性が良好 崩壊性が良好 乳糖 G をベースに HPS-101 を 5%添加した処方にて、打錠圧を 6、8、10、12kN の 4 水準で 製した錠剤の錠剤硬度及び崩壊時間を下のグラフに示します。HPS-101 の添加により、硬度 を低下させることなく、崩壊時間を短縮することができます。 主薬との安定性に優れる 主薬との安定性に優れる 主薬との安定性に優れる 主薬との安定性に優れる デンプンのエーテル誘導体ですので、主薬との相互作用が起きにくいです。 デンプンより糊化開始が早く、老化 デンプンより糊化開始が早く、老化 デンプンより糊化開始が早く、老化 デンプンより糊化開始が早く、老化 しにくい しにくい しにくい しにくい 老化とは、糊化の逆の現象で、水に不溶化する現象です。 乳糖G HPS-101 5% 添加 0 4 8 12 16 20 6kN 8kN 10kN 12kN 打錠圧 崩壊時間(分) 50 70 90 110 130 6kN 8kN 10kN 12kN 打錠圧 硬度(N)

Upload: others

Post on 09-Sep-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 賦形剤・崩壊剤・分散剤 「HPS-101」 の特長...HPS-101 は、医薬品添加物規格収載のヒドロキシプロピルスターチに該当するデンプンの エーテル誘導体であり、賦形剤・崩壊剤・分散剤として使用されております。

0-1

Freund Excipients Report No. HPS-0-0704

賦形剤・崩壊剤・分散剤賦形剤・崩壊剤・分散剤賦形剤・崩壊剤・分散剤賦形剤・崩壊剤・分散剤 HHPPSS--110011

HPS-101 は、医薬品添加物規格収載のヒドロキシプロピルスターチに該当するデンプンの

エーテル誘導体であり、賦形剤・崩壊剤・分散剤として使用されております。

《ラインナップ》

原料コーンスターチの種類(White 種・Yellow 種)により、HPS-101(W)と HPS-101(Y)の 2

種類を取り揃えております。

《特長》

◆ 崩壊性が良好崩壊性が良好崩壊性が良好崩壊性が良好

乳糖 G をベースに HPS-101 を 5%添加した処方にて、打錠圧を 6、8、10、12kN の 4 水準で

製した錠剤の錠剤硬度及び崩壊時間を下のグラフに示します。HPS-101 の添加により、硬度

を低下させることなく、崩壊時間を短縮することができます。

◆ 主薬との安定性に優れる主薬との安定性に優れる主薬との安定性に優れる主薬との安定性に優れる

デンプンのエーテル誘導体ですので、主薬との相互作用が起きにくいです。

◆ デンプンより糊化開始が早く、老化デンプンより糊化開始が早く、老化デンプンより糊化開始が早く、老化デンプンより糊化開始が早く、老化※※※※しにくいしにくいしにくいしにくい

※ 老化とは、糊化の逆の現象で、水に不溶化する現象です。

乳糖G HPS-101 5% 添加

0

4

8

12

16

20

6kN 8kN 10kN 12kN

打錠圧

崩壊

時間

(分

50

70

90

110

130

6kN 8kN 10kN 12kN

打錠圧

硬度

(N)

Page 2: 賦形剤・崩壊剤・分散剤 「HPS-101」 の特長...HPS-101 は、医薬品添加物規格収載のヒドロキシプロピルスターチに該当するデンプンの エーテル誘導体であり、賦形剤・崩壊剤・分散剤として使用されております。

0-2

◆ 懸濁液の安定化効果がある懸濁液の安定化効果がある懸濁液の安定化効果がある懸濁液の安定化効果がある

HPS-101 溶液は、水不溶性物質の沈降を抑制し、長時間懸濁状態を保つことができます。

懸濁液の調製例:

HPS-101 を 7.5%濃度となるように水に懸濁させ、80~85℃にて 10

分間加熱し糊化させます。これに炭酸カルシウム分散液を撹拌しな

がら添加し、さらに水を加えて、HPS-101 3%、炭酸カルシウム 1%

の濃度となるように調整します。

※ 右の写真は、上記懸濁液の一晩静置後の分散状態です。

《性質》

ヒドロキシプロポキシル基 5.1%

糊化温度 62℃

※数値は代表値です。

左:無添加、右:添加