在ナッシュビル日本国総領事館

○ 州都： バトンルージュ（Baton Rouge） ○ 最大都市： ニューオリンズ（New Orleans）

○ 人口： 4,670,724人（全米25位：US Census Bureau (2015)）○ 面積： 135,382平方キロメートル／51,843平方マイル（全米31位）

○ 略史： 1530年にスペイン人探検家がヨーロッパ人としてこの地域を初めて訪れたが、17世紀末頃からフランスがミシシッピ河流域一帯の植民地化を進めた。1803年、ナポレオン一世のルイジアナ売却により米国の領土となり、その後、現在のフロリダからルイジアナに至る地域を巡る米国とスペインの領有権争いを経て、1819年に米国帰属が決定した。ルイジアナの名称はルイ14世に由来する。

2016年10月現在

918人

（在留届けベース）

１2

白人 59.1%

アフリカ系 32.5%

アジア系 1.8%

ヒスパニック系 5.0%

①州都

バトンルージュ

228,590

②ニューオーリンズ

389,617

（出典： U.S. Census Bureau (2015)）

在ナッシュビル日本国総領事館

2005年のハリケーン・カトリーナ後、民主党の支持層であったニューオリンズ周辺のアフリカ系有権者が少なからず他州に移住したこともあり、近年では共和党優位の傾向が一層強まっている。2008年より2期州知事を務めたジンダル前知事（共）は、同党の期待の若手として注目を集め、2016年大統領選挙にも出馬したが早々に撤退。ジンダル政権への不満が、保守色の濃いルイジアナ州において、8年ぶりの民主党知事の誕生へと繋がった。

○ 州知事（任期4年）

ジョン・エドワーズ（John Bel Edwards）

民主党。1966年9月16日生まれ。2008年より州下院議員を務め2016年1月より現職。現在1期目。次回州知事改選は2019年11月。

上院

下院

共和党 民主党

上院： 定数39議席、任期4年下院： 定数105議席、任期4年

58

25

41

13

連邦上院議員（任期6年）

Bill Cassidy 共和党

John Kennedy (新) 共和党

連邦下院議員

（任期2年）

１区 Steve Scalise 共和党

２区 Cedric L. Richmond 民主党

３区 Clay Higgins (新) 共和党

4区 Mike Johnson (新) 共和党

5区 Ralph Abraham 共和党

6区 Garret Graves 共和党

共和党候補 民主党候補

58

58

59

38

41

40

2016年

2012年

2008年 McCain

Romney Obama

Obama

ClintonTrump

（出典：ルイジアナ州務長官）

○ 州議会（2017年会期）（2017年2月末時点）

【注】上院に1名、下院に3名空席。下院に無所属3名。

製造18.7%

金融・不動産13.9%

行政11.0%

専門サービス8.9%

ヘルスケア・

教育8.1%

小売6.7%

鉱業6.6%

卸売5.3%

建設5.2%

芸術・娯楽4.3%

物流4.1%

情報通信2.8%

農林水産0.6%

その他3.8%

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ルイジアナ州では、２００５年のハリケーン・カトリーナの復興事業の特需などもあり、リーマンショックによる景気後退の影響は他州と比較して少なく、州失業率は全米平均を下回る水準で推移していた。州経済の基盤は、天然資源が豊富なメキシコ湾の沿岸地域に立地するエネルギー・石油化学産業であり、原油の生産量は全米２位、天然ガスの生産量は全米第３位。州政府は、エネルギー産業だけに依存しない経済の多角化に取り組んでいる。

（US Department of Labor）

州失業率 全米失業率

2

4

6

8

10

12

2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017

2017年3月

州 5.7%全米 4.5%

実質GDP（億ドル）

2009年 2,208.8

2010年 2,091.5

2011年 2,093.7

2012年 2,022.9

2013年 2,056.9

2014年 2,068.0

2015年 2,208.8

（Bureau of Economic Analysis, US Department of Commerce）

中国7,978 17.2%

メキシコ5,484 11.8%

カナダ2,682 5.8%

オランダ2,370 5.1%

日本2,002 4.3%

その他25,937 55.8%

サウジアラビア4,64914%

ベネズエラ3,33810%

ロシア2,3978% イラク

2,0316%

アルジェリア

1,8716%

日本4401%

その他17,698 55%

■ ルイジアナ州の対外貿易は、輸出は中国、メキシコ、カナダなど、輸入はサウジアラビア、ベネズエラ、ロシアなどが主な貿易相手国。日本は輸出で第5位、輸入で第16位。■ 主な対世界輸出品目は油糧種子・穀物、石油・石炭製品、化学製品など、輸入品目は石油・天然ガス、石油・石炭製品、農薬・肥料など。■ 対日輸出額の約8割を油糧種子・穀物が占めており、その他に化学製品、天然ガスなど、輸入品目は鉄鋼材、石油・石炭製品輸送機器、一般機械など。

輸出総額48,419

単位：百万ドル

(出典：ITA, US Department of Commerce） (出典：ITA, US Department of Commerce）

単位：百万ドル

輸入総額32,424

■ ルイジアナ州内で活動している日系企業は約20社（2016年。当館調べ）で、日系企業による雇用者数は約3,400人（ルイジアナ州発表）。

■ ルイジアナ州内では、信越化学やデンカが化学製品の生産を行っているほか、JA全農が穀物の集荷・輸出事業を行っている。