機能強化へ組織改正 - 一般社団法人 東京都 ...事務局 第 51回 全国ドラコン...

8
1187 2019年 令和3 ••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••• 10 25 便49 42 29 27 37 86 15 22 59 10 11 11 60 10 10 54 81 52 45 51 12 15 10 20 10 26 27 27 27 11 51 西西14 10 17 11 会長候補者の選出 に関する規程改正 51 国土交通大臣賞 東京代表さん (多摩運送) 西東ト協    理事会 第3回 一見局長から国交大臣杯を贈られる 田さん㊨

Upload: others

Post on 19-Jul-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

  • 1187

    2019年(令和元年)

    国交省、五輪に向けて物流TDM強化

    全ト協・燃料対策費融資の追加公募

    児童絵画コンテスト、入賞作品選考

    東ト協、都備蓄倉庫2か所で運用訓練

    国交省、自動車関係功労者大臣表彰

    23457

    •••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

     国土交通省自動車局は

    10月25日、9月末時点の

    「ホワイト物流」推進運動

    の賛同企業数を集計し、

    公表した。それによると、

    同運動に基づき、自主行

    動宣言を提出した企業・

    組合・団体数は559と

    なっている。

     

    業態別にみると、「製造

    業」が239で最も多く、

    次いで「運輸業、郵便業」

    が205で、これらで全

    体の約8割を占めている。

     

    地域別では、東京都が

    180で最も多く、全体

    の約3分の1を占めてい

    る。以下、多い順に大阪

    府が49、愛知県が42、兵庫

    県が29、神奈川県が27と

    なっている。

     

    取り組み項目の宣言件

    数は延べ3450件で、

    ら、大括り化し改善する

    ことにした。

     

    あわせて、新たな人事

    制度を導入し、現行の等

    級と役職が連動した制度

    を見直し、役職者は等級

    に関わらず適任者を任用

    する。

     新役職制度は部長・次

    長・グループ長・グルー

    プ長代理の4段階とし、

    それぞれの役職の役割と

    権限を明確化する。また

    等級制度は、職務遂行能

    力のレベルに応じて8段

    階に設定する(1~5等

    級が一般職、6~8等級

    が管理職)。

     

    理事会では引き続き、

    会長候補者の選出に関す

    る規程の改正内容を説明

    し、原案通り承認した。

     

    具体的には、会長候補

    者の選出に関する方法や

    手続きなどを定めること

    を目的に、会長候補者選

     また「運送契約の方法」

    は377件で、このうち

    「運送契約の書面化の推

    進」が210件(同37・6

    %)と多いが、「運賃と料

    金の別建て契約」は86件

    (同15・4%)にとどまる。

     「運送契約の相手方の

    選定」に関しては186

    件で、このうち「契約の相

    手方を選定する際の法令

    遵守状況の考慮」が12

    7件(同22・7%)、「働き

    方改革等に取り組む物流

    事業者の積極的活用」が

    59件(同10・6%)。

     このほか、「独自の取り

    組み」も446件と少な

    くない。

     

    同運動はトラック輸送

    の生産性の向上や物流の

    は、11㌧部門に出場した

    𠮷田栄次さん(多摩運送

    八王子営業所)が、中小

    企業所属の総合得点第1

    位に贈られる国土交通大

    大臣賞を

    受賞し、

    プロドラ

    イバー日

    本一の栄

    冠に輝い

    た。

     東京都

    代表の出

    場選手で

     全日本トラック協会は

    このほど、「貨物自動車

    運送事業法の改正~トラ

    ックドライバーの労働条

    件改善に向けた制度改正

    ~」をまとめた。

     

    改正法のうち、荷主対

    策関係が7月から施行さ

    れたのに続き、事業者が

    遵守すべき事項関係など

    が11月から施行された。

     

    これに伴い、国土交通

    省自動車局貨物課の監修

    により、改正法をはじめ

    効率化を推進し、女性や

    60代以上の運転者なども

    働きやすい、より「ホワイ

    ト」な労働環境の実現を

    目指す取り組み。

     

    今年3月以降、上場企

    業など約6300社に参

    加要請文を送付するとと

    もに、各都道府県で説明

    会を開催するなど、運動

    への賛同表明(自主行動

    宣言)を働きかけてきた。

    また、同運動のポータル

    サイトも開設し、情報発

    信している。

     

    さらに10月以降、全国

    10ブロックで「ホワイト

    物流」推進運動セミナー

    を順次開催しており、こ

    れにより取り組みを推進

    していく方針だ。

    項目別にみると、「運送内

    容の見直し」が1867

    件で全体の約54%と半数

    以上を占める。このうち

    「物流の改善提案と協力」

    が454件(宣言比率81・

    2%)、「パレット等の活

    用」が292件(同52・2

    %)と多い。

     次いで「安全の確保」は

    542件で、このうち「荷

    役作業時の安全対策」が

    256件(同45・8%)、

    「異常気象時等の運行の

    中止・中断等」が286

    件(同51・2%)。

    代表)、女性部門が渡邊

    圭子さん(日立物流首都

    圏千葉北営業所・千葉県

    代表)。各部門優勝者に

    は、警察庁長官賞・全ト

    協会長賞が贈られた。

     

    表彰式では、坂本克己

    会長があいさつした後、

    各部門入賞者の発表と表

    彰が行われ、総合優勝の

    大原さんに対し、国交省

    の一見勝之自動車局長か

    ら内閣総理大臣杯が贈ら

    れた。また国交大臣賞の

    𠮷田さんは、同じく一見

    局長から表彰を受けた。

     

    同日は、来賓として一

    見局長と警察庁の高田陽

    介長官官房審議官が出席

    し、祝辞を述べた。

    施行規則、輸送安全規則

    などの改正内容・ポイン

    トについて、具体的に説

    明した資料をまとめたも

    の。

     

    主な改正事項は、①事

    業者が遵守すべき事項の

    明確化、②規制の適正化、

    ③荷主対策の深度化、④

    標準的な運賃の告示制度

    の導入。

     ④の標準的な運賃の告

    示制度については、昨年

    12月の改正法公布後2年

    以内に施行されることに

    なっている。

     

    説明資料は、全ト協ホ

    ームページに掲載。

     

    理事会では冒

    頭、浅井会長があ

    いさつに立ち、「会

    員重視の協会を目

    指し、業界の諸課

    題に取り組んでい

    きたい」と述べ、

    改めて協会運営へ

    の協力を要請した。

     

    この後、議事に

    入り、本部事務局

    の組織改正と新た

    期間は、来年度の通常総

    会(6月15日)終了まで

    とすることを承認した。

     

    理事会ではこのほか、

    「トラックフェスタ

    TO

    KYO

    2019」実施報

    告を了承するとともに、

    第3回「トラック輸送に

    おける取引環境・労働時

    間改善推進セミナー」開

    催について説明し、積極

    的な参加を呼びかけた。

    な人事制度の導入、これ

    に伴う事務局組織規程や

    職員賃金規程など関連規

    程の改正を審議・承認し

    た。

     

    組織改正は、協会に求

    められる「すべては会員

    のために」とのミッショ

    ンを実現するため、本部

    事務局の組織機能を強化

    し、効率的かつ高品質な

    業務運営体制を構築する

    出・管理委員会を設置

    する。同委員会は、常

    任理事会の構成員の中

    から、会長が指名する

    5人と、常任理事会が

    選出する支部長10人で

    構成する。

     

    会長候補者の資格

    は、同委員会で推薦さ

    れた者(委員会推薦会

    長候補者)、または理

    事20人以上から推薦さ

    れた者(理事推薦会長

    候補者)とする。理事

    臣賞を受賞した。

     全国ドラコンは10月26

    ・27日の2日間、茨城県

    ひたちなか市の自動車安

    全運転センター安全運転

    中央研修所で、学科・実

    科競技が行われ、全国か

    ら150人(うち女性27

    人)が出場。同27日に都

    内のホテルで表彰式が行

    われた。

     

    各部門の優勝者は、4

    ㌧部門が総合優勝の大原

    さん、11㌧部門が大居和

    久さん(日本通運青森支

    店青森中央事業所・青森

    県代表)、トレーラ部門

    が世田憲一さん(日本通

     全日本トラック協会主

    催の第51回全国トラック

    ドライバー・コンテスト

    で、4㌧部門に大阪府代

    表として出場した、大原

    晃さん(日立物流西日本

    西淀川第一営業所)が総

    合得点第1位で内閣総理

    による会長候補者の推薦

    については、委員会推薦

    会長候補者が報告された

    理事会から14日以内に限

    り、行うことができるこ

    ととする。

     委員会推薦と理事推薦

    の会長候補者が合わせて

    2人以上となった場合に

    は、理事による選挙で選

    出する。

     

    なお、同委員会の設置

    ことを目的に実施する。

     これに伴い、現行の1

    室10部17課を下図の通り、

    4部9グループに再編し

    大括り化する。現行では、

    同種・類似業務を複数部

    署で担当する一方、一連

    の業務が複数の部署にま

    たがるなど、業務効率が

    悪い面があったことか

    運埼玉支店新

    座コンテナ事

    業所・埼玉県

     

    東京都トラック協会(浅井隆会長)は11月6

    日、全日本トラック総合会館で令和元年度第3回

    理事会を開催し、本部事務局の組織改正・人事制

    度の概要と移行スケジュールや、これに伴う関連

    規程の改正案、および会長候補者の選出に関する

    規程の改正案などについて、原案通りに審議・承

    認した。組織改正と新たな人事制度は2年4月

    1日に実施し、新体制に移行する。

    会長候補者の選出に関する規程改正

    本 部

    事務局

    第51回

    全国ドラコン

    「ホワイト物流」

    推進運動

    国土交通大臣賞東京代表の𠮷田さん

    (多摩運送)

    機能強化へ組織改正

    国 交 省

    内閣総理大臣賞

    大原さん(日立物流西日本)

    運送内容の見直し

    半数以上を占める

    賛同企業・団体559

     (9月末時点)

    東ト協    理事会第 3 回

    来年4月新体制に

    事業法・省令など

    改正のポイント

    全ト協が作成

    新体制の組織図

    一見局長から国交大臣杯を贈られる𠮷田さん㊨

  • 第1187号 (2)総 合2019年(令和元年) 11月10日

    ❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖

    •••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

     

    国土交通省と、荷主業

    界を所管する経済産業省

    ・農林水産省は、来年の

    東京オリンピック・パラ

    リンピック競技大会開催

    に向けて今後、荷主と物

    流事業者が連携した交通

    需要マネジメント(TD

    M)への取り組みを強化

    する方針だ。

     

    政府の第6回「202

    0年東京オリンピック・

    パラリンピック競技大会

    に係る交通輸送円滑化推

    進会議」(10月18日開催)

    で、国交省などが物流関

    係のTDM推進に向けた

    方針を示したものだ。

     具体的には関係省庁が

    東京都と連携して、大手

    物流事業者各社や業界団

    体との個別協議を行い、

    これにより配送ルートの

    変更や配送時間帯の見直

    しの検討を働きかけ、実

    に対し、再配達の削減や

    大会期間中の関係地域に

    向けた発送の見直しなど

    を呼びかけるPRを展開

    する。

     同日の会議ではこれに

    先立ち、都と大会組織委

    員会が今夏の総合的な交

    通対策の試行に関する検

    証結果や、今後のTDM

    と交通システムマネジメ

    ント(TSM)の展開方

    策、および首都高速道路

    での料金施策について説

    明し、協力を要請した。

     

    これら対応策を踏ま

    え、意見交換を行い、経

    済団体などでは所属企業

    に対し、大会開催時の交

    通量削減への積極的な参

    画・協力を働きかけ、特

    に物流に関しては荷主と

    物流事業者が連携し、サ

    プライチェーン全体で交

    通量削減に向けた取り組

    みを強化することなどを

    確認した。

    施計画を策定する

    よう求める。

     

    一方、トラック

    輸送の利用頻度の

    高い業種(食料工

     

    国土交通省道路局は、

    特殊車両通行許可制度の

    改善に向けた今後の方向

    性として、道路情報の電

    子データ化などを推進す

    るとともに、手続きの簡

    素化と国への一元化を図

    るため、新たな制度創設

    を検討していく方針だ。

     

    同省は10月29日、社会

    資本整備審議会道路分科

    会基本政策部会の第20回

    物流小委員会を開催し、

    改善に向けた今後の方向

    性を示したものだ。

     特車制度の改善に関し

    ては、2020(令和2)

    年までに平均審査日数を

    10日程度に短縮すること

    を目標としている。

     高速自動車国道や一般

    国道は既に電子データ化

    が完了し、自動審査シス

    テムで審査が完結するた

    め、今年8月の平均審査

    日数は8・5日まで短縮

    した。ただ、同システム

    で完結しない、地方道を

    含む場合は依然35・7日

    もかかっている。

     このため目標達成に向

    け、電子データ化を一層

    推進するとともに、新た

    な申請・審査システム(来

    年度に運用開始予定)を

    導入し、これを前提とし

    て、従来の特車制度のほ

    かに新制度の創設を検討

    しているものだ。

     

    これにより、これまで

    の入口重視(事前審査)

    から、ICT(情報通信

    技術)を活用した走行確

    認重視へと枠組みの転換

    を図る方針。

     新制度の概要案による

    と、ETC2・0搭載や

    OBW(車載型重量計)

    による重量報告などの要

    件を満たす車両を登録

    し、登録を受けた車両は、

    国が車両重量などに応じ

    て提示する、通行可能経

     

    地方道についても、国

    が一元的に通行可能経路

    を提示し、登録車両は提

    示された経路を自由に選

    択して通行できるように

    する。

     新制度創設に当たって

    は、一部業務を外部機関

    にアウトソーシングする

    ことを検討。外部機関に

    通行可能経路情報などを

    請求し、通知(情報提供)

    を受けるといった仕組み

    が考えられている。

     

    同日はこのほか、重要

    物流道路における特車許

    可不要区間の指定状況な

    どについて報告した。

     

    政府は、戦略

    的イノベーショ

    ン創造プログラ

    ム(SIP)第

    2期「自動運転

    (システムとサ

    ービスの拡張)」

    などの参加により、実証

    実験を実施する。

     

    現時点では、交通環境

    が複雑な一般道路や交通

    量の多い高速道路におい

    ては、車両搭載のセンサ

    ーのみで自動運転を実現

    することは難しい状況に

    ある。

     

    このため、交通インフ

    ラなどから取得した信号

    情報や渋滞情報、本線合

    流支援情報などを活用し

    て自動運転を行う、イン

    フラ協調型の自動運転技

    術が必要なことから、そ

    の検証を行う。

     

    これに伴い、臨海部副

    都心地域や羽田空港地域

    において、高精度3次元

    地図情報やITS無線路

    側機による信号灯火色情

    報などを提供する環境を

     

    全日本トラック協会

    は、12月に行われる令和

    2年度の税制改正大綱決

    定や予算編成を控え、積

    極的に要望活動を展開

    し、業界要望の実現を働

    きかけている。

     全ト協の坂本克己会長

    は10月24日、税制委員長

    の浅井隆副会長(東京都

    トラック協会長)や、日

    本貨物運送協同組合連合

    会の吉野雅山会長などと

    ともに、麻生太郎財務大

    臣を訪問し、最重点要望

    事項のうち、特に高速道

    路料金大口・多頻度割引

    50%枠の堅持など、さら

    整備。

     

    また羽田空港と臨海副

    都心を結ぶ首都高速道路

    では、ETC2・0路側無

    線装置により、本線の走

    行車両に関する情報やE

    TCゲート開閉に関する

    情報を自動運転車に提供

    する環境の整備を進め、

    来年春ごろに実験を開始

    する予定。 

     

    SIP第2期では、自

    動運転の実用化を高速道

    路から一般道路へ拡張す

    るとともに、自動運転技

    術を活用した物流・移動

    サービスの実用化に取り

    組み、その実用化と普及

    拡大により、交通事故や

    渋滞の低減、物流・移動

    サービスのドライバー不

    足の解消などを目指して

    いる。

    実証実験を開始し、令和

    2年度末までの間に順

    次、実施する予定。

     

    SIP第2期は、内閣

    府をはじめ、国土交通省

    など関係省庁が連携して

    推進しているもので、今

    回、国内外の自動車・同

    部品メーカー、研究機関

    業品や日用品など)の荷

    主業界団体との個別協議

    を通じて、発着荷主間の

    協力による配送回数・時

    間帯の見直しや、複数荷

    主による共同輸配送の検

    討、および実施計画の策

    定を要請する。

     

    また宅配便に関して

    は、大手事業者との個別

    協議を通じて、配送ルー

    トの変更や配達回数の抑

    制、再配達の削減、複数

    事業者による共同輸配

    送、時間指定サービスの

    中止、配送時間帯の見直

    しなどを求める。

     

    あわせて、政府広報な

    どを通じて、一般消費者

    路を許可な

    く通行でき

    るようにす

    る。

    として、10月から東京臨

    海部における自動運転の

    なる料金引き下げを

    強く要請した。

     

    同日はまた、公明

    党トラック議員懇話

    会(北側一雄会長)

    に出席し、業界の最

    重点要望事項の実現

    に向けて理解と協力

    を要請した。

     

    今後、自由民主党

    トラック輸送振興議

    員連盟(細田博之会

    長)に対し、同様の

    要望を行う予定。

     

    なお、最重点要望

    事項は、高速道路料金の

    さらなる引き下げのほか、

    重要物流道路の拡充など

    道路の積極的な活用に向

    けた諸施策の実現、働き

    方改革実現のための諸対

    策の推進、自動車関係諸

    税の簡素化・軽減の実現

    を求めている。

    物流TDMを強化へ

    配送体制見直し求める

    東京2020大会交通輸送円滑化会議

    高速割引50%堅持を

    全 ト 協

    社整審・道路分科会

    物流小委で方針示す

    特車許可制度の改善へ

    新たな制度創設を検討

    インフラ協調型

    自動運転の実証実験

    東京臨海部で実施

    政 府

    税制改正・予算編成へ要望活動を活発に展開

    国交省など

    国交省

    麻生大臣に要望する全ト協・坂本

    会長(右隣り)、日貨協連・吉野会

    長(左隣り)、全ト協・浅井副会長

    (右端)

  • (3) 第1187号経 営 2019年(令和元年) 11月10日

     

    清水建設は、11月に

    新大阪で開業予定の高

    層ホテルの建設工事

    に、次世代建築生産シ

    ステムを適用し、作業

    の一部にロボットを導

    入した。

     

    建設業界では、熟練

    の技能労働者が高齢化

    する一方、若年労働者

    の確保も容易ではな

    く、人手不足が深刻化

    する中で、生産性向上

    が喫緊の課題となって

    いる。

     

    解決策の一つとし

    て、ゼネコン大手が取

    り組んでいるのがロボ

    ットの導入だ。

     

    清水建設では、資材

    搬送用ロボットや天井

     

    システム化によっ

    て、機材の所在や稼働

    状況を遠隔で正確に管

    理できるようになり、

    無駄な発注を防げるよ

    うになった。

     

    これに続き、本設工

    事用に調達する資材に

    ついて、QRコードな

    どの識別コードによる

    個体管理を導入する予

    定だ。施工現場で資材

    の搬入時にゲートでコ

    ードを読み、日付・時

    間を管理する。工事の

    進捗管理にも識別コー

    ドを活用する。

     

    デジタル化ととも

    に、工事現場の風景が

    様変わりし、輸送業務

    も新たな対応を求めら

    れそうだ。

    (ジャーナリスト

         

    未希)

    などの内装施工を行う

    多能工ロボット、鉄骨

    柱の溶接ロボットなど

    を開発し、昨年から現

    場で運用している。

     

    大成建設は一昨年、

    千葉工業大学と共同

    で、建物の骨組み工事

    の際に自動で鉄筋を結

    束する自律型鉄筋結束

    ロボットを開発した。

    鉄筋工事全体の2割を

    占める工程が省人化さ

    れ、鉄筋工の作業負荷

    も軽減された。

     鹿島建設も資材運搬

    などの単純作業、鉄骨

    の溶接や断熱性の高い

    材料で骨組みを覆う耐

    火被覆吹き付けなどの

    苦渋を伴う作業は、ロ

     

    機材をデジタル管理

     

    一方、社員の残業時

    間短縮も働き方改革を

    進める上で重点課題

    だ。施工現場ではゼネ

    コンの社員が建設現場

    を巡回し、資材の搬入

    や工事の進捗状況を確

    認している。

     鹿島では業務を効率

    化するため、現場から

    離れた事務所で管理で

    きるシステムの開発を

    進めている。手始めに、

    仮設工事の際にレンタ

    ルする高所作業車や脚

    立などの機材管理をデ

    ジタル化した。

     

    機材は、工事期間中

    に鹿島がレンタル会社

    から賃借して、協力会

    社の工事業者に貸し出

    す。必要な台数を発注

    し、機材が余ったり各

    業者の工事が終われ

    ば、その都度返却する。

    工事業者の数も機材の

    種類も多いため、管理

    は煩雑を極め、未返却

    や過剰な発注がしばし

    ば発生していた。

     

    解決策として、工事

    現場で機材の在庫を管

    理するシステムと、機

    材の位置や稼働状況を

    リアルタイムで管理す

    るシステムを構築した。

     レンタル会社が機材

    に付けている識別コー

    ドを、鹿島の機材リス

    トのコードと紐付けし

    て、発注管理や在庫管

    理を一元化する。現場

    に搬入後の機材の位置

    情報や稼働状況は、機

    材にビーコンを付けて

    見える化した。

    ボットに代替させる方

    針のもとで開発を進

    め、一部の現場で人と

    ロボットの協働を実現

    している。

     国土交通省自動車局は

    このほど、トラック運送

    業の生産性の向上や物流

    の効率化などに資する手

    引として、「中小トラッ

    ク運送業のためのITツ

    ール活用ガイドブック」

    を作成した。

     

    ガイドブッ

    クでは、トラ

    ック運送事業

    者の用途に合

    ったITツー

    ルが分かるよ

    うに、機器ご

    との導入効果

    を説明するとともに、そ

    の活用による長時間労働

    の改善などに向けた取り

    組み事例を紹介している。

     

    具体的には、デジタル

     

    全日本トラック協会

    は、第43回(令和元年度)

    中央近代化基金「燃料費

    対策特別融資」推薦申し

    込みの追加公募を行う。

     公募期間は11月18日か

    引資格のある事業者

    (予定を含む)。

     

    融資対象は、ポス

    ト新長期規制適合車

    または平成28年排出

    ガス規制適合車で、

    同27年度燃費基準を

    達成した車両の導入

    に必要な設備資金。

     融資限度は個別企

    業・共同体とも20

    00万円(都道府県

     厚生労働省は中小企業

    庁・公正取引委員会と連

    携し、11月を働き方改革

    に伴う「しわ寄せ防止キ

    ャンペーン月間」として、

    大企業への要請や啓発活

    動などを行っている。

     

    今年4月から、大企業

    に時間外労働の上限規制

    が適用されたことに伴い、

    大企業の働き方改革の取

    終了)。

     

    対象事業者は、各都道

    府県ト協に加入する貨物

    自動車運送事業法の許可

    を受けた事業者と、その

    共同体・持株会社(傘下

    の貨物運送事業者に係る

    資金調達を行う者に限

    る)で、商工組合中央金

    庫またはその代理店と取

    ら令和2年1

    月31日まで。

    所属の各都道

    府県トラック

    協会を通じて、

    申し込みを受

    け付ける。

     公募推薦総

    枠は20億円

    (公募枠に達

    し次第、受付

    り組みにより、

    適正なコスト

    負担を伴わな

    い短納期発注

    や発注内容の

    頻繁な変更な

    ど、下請中小

    企業などへの

    「しわ寄せ」が懸

    念されている。

     

    そこで、こう

    迷が続く見通し。

     

    輸送機関別

    「利用動向指数」

    をみると、10~

     厚生労働省はこのほど、

    パンフレット「働く女性

    の母性健康管理のため

    に」を作成した。

     男女雇用機会均等法で

    は、妊娠中または出産後

    の女性従業員の保

    護に関する事業主

    の義務を定め、労

    働基準法でも保護

    規定を設けている。

     

    パンフレットは、こう

    した働く女性の健康管理

    に関する法令や情報など

    を取りまとめ、紹介して

    いる。

    12月は全機関がいずれも

    低下し、引き続きマイナ

    ス水準で推移する見通し

    だ。

     一般トラックは△15で

    4㌽、特別積合せトラッ

    クは△16で6㌽、宅配便

    は△11で4㌽それぞれ低

    下し、悪化の方向。

     

    こうした中で「運賃・

    料金動向指数」は全機関

    がすべてプラス水準で、

    一般トラックなど2機関

    が上昇する見通し。

     一般トラックは39で5

    ㌽上昇と、前期の低下か

    ら再び上向き、また、特

    別積合わせトラックは33

    で横ばいの見通しだ。引

    き続き、トラックは他の

    輸送機関と比較して高い

    指数を保っている。

    タコグラフや車両動態管

    理システム、配車支援・

    計画システム、運行管理

    システム、勤怠管理シス

    テム、IT点呼、求荷求

    車システム、ETC2・

    0などの活用について説

    明している。

     

    業界では、運転者

    不足が深刻化する中

    で時間外労働の上限

    規制などへの対応を

    求められており、長

    時間労働の改善など

    働き方改革の推進に

    向け、これらITツ

    ールの活用を促している。

     

    ガイドブックの内容

    は、国交省ホームページ

    (政策情報・分野別一覧

    「自動車」)を参照。

    向指数」は、前期(7~9

    月実績見込み)より水準

    を下げるが、「運賃・料

    金動向指数」は高止まり

    で推移する見通しだ(以

    下、指数の動向は前期比)。

     

    国内向け出荷量「荷動

    き指数」は、今年に入り

    低下が続き、前期実績は

    やや戻したが、10~12月

    は△19で5㌽低下し、低

     

    日通総合研究所の「企

    業物流短期動向調査」(9

    月調査)によると、10~

    12月のトラック「利用動

    円を限度とする。

     

    なお、都道府県ト協の

    ポスト新長期規制融資を

    優先的に利用するよう呼

    びかけている。

     

    詳細は、全ト協および

    東京都トラック協会ホー

    ムページを参照(申込書

    類をダウンロード可能)。

     

    ▽問い合わせ先=

    東ト

    協交付金会計部(☎03・

    3359・4136)。

    ト協の限度枠とは別枠)。

    融資利率は取扱金融機関

    の所定利率(最優遇利率

    を適用)。

     全ト協が融資を受けた

    個別企業・共同体に対し、

    年0・3%の利子補給を

    行う。ただし、1事業者

    に対する利子補給は、推

    薦融資総額で2000万

    した「しわ寄せ」が下請中

    小企業などの働き方改革

    の妨げにならないように

    するため、今年6月に「し

    わ寄せ」防止総合対策を

    取りまとめ、推進している。

     

    この対策の一環として

    キャンペーン月間を設定

    し、実施しているもの。

    具体的には、「しわ寄せ」

    防止に向けた大企業・中

    小企業経営トップに対す

    るセミナー開催や労使団

    体への要請、さらに大企

    業への企業訪問による防

    止要請などを行い、適切

    な対応を求めることにし

    ている。

     熟練労働者不足が深刻化し、働き方改革の実現が課題となっている建設業界では、工事現場でのロボットの活用や業務プロセスの革新による生産性向上の取り組みを進めている。単純作業や苦渋を伴う作業はロボットにシフトし、資材の搬入や工事の進捗管理も社員が現場に出向かず、遠隔から管理できる仕組みの運用が始まっている。

    単純・苦渋作業にロボット活用資材搬入・作業進捗を遠隔管理へ

    ゼネコン大手

    建設現場の生産性向上

    中小の働き方改革推進へ

    受付期間11月18日~来年1月31日

    日通総研

    10~12月見通し

    企業物流短観

    利用指数は低下も

    運賃、高止まりに

    国 交 省トラック事業者向けIT活用ガイドブック

    ••••••••••••

    ••••••••••••

    「しわ寄せ」防止

    キャンペーン月間

    厚労省など

    働く女性の母性保護

    に関するパンフ作成

    今年度

    燃料費対策

    特別融資・追加公募

    全ト協

    11 月

    厚労省

  • 第1187号 (4)協 会2019年(令和元年) 11月10日

    【10月16〜31日】

    16日 

    指導監査▽グリー

    ン・エコプロジェクト

    セミナー(~18日)

    17日 

    組織整備特別委員

    会▽引越専門部会引越

    18日㈪ 

    7時40分=東ト

    協チャリティーゴルフ

    大会(狭山ゴルフ・ク

    ラブ)

    19日㈫ 

    14時=原価計算

    活用セミナー(全ト総

    合会館)

    20日㈬ 

    10時=東京都交

    付金事業実施計画案検

    討委員会(東ト総合会

    館)▼11時=海上コン

    テナ専門部会役員会

    (大井4号コンテナタ

    ーミナル)▼13時30分

    =中小トラック運送事

    業者のためのIT活用

    セミナー(全ト総合会

    館)▼14時=引越専門

    部会研修会(東ト総合

    会館)

    21日㈭ 

    11時=女性部正

    【11月16〜30日】

    副本部長会議(東ト総

    合会館)▼15時15分=

    紙・パルプ専門部会役

    員会(同)▼16時=日本

    製紙連合会物流委員

    会、東京洋紙代理店会

    物流委員会、東ト協紙・

    パルプ専門部会合同研

    修会(同)

    22日㈮ 

    13時30分=過労

    死等防止・健康起因事

    故防止セミナー(東ト

    総合会館)▼13時30分

    =総務委員会(同)

    23日㈯ 本部集団健診(東

    ト総合会館、~24日)

    25日㈪ 

    13時=トラック

    輸送における取引環境

    労働時間改善推進セ

    ミナー(たましんRI

    SURU)

    26日㈫ 

    8時=事務長連

    絡会秋期研修会(豊洲

    市場ほか)▼14時30分

    =運輸安全委員会(東

    ト総合会館)▼食糧専

    門部会麦・

    粉委員会(日

    基本講習

    18日 

    ロジ研温故創新セ

    ミナー(~19日)

    21日 事務局部長会

    23日 

    引越専門部会引越

    管理者講習

    24日 

    衛生委員会▽第20

    期物流経営士課程開講

    式▽同記念講演▽東京

    運輸支局との連絡会議

    25日 

    女性部正副本部長

    【江戸川支部】

     ◆株式会社小野寺商事

    =江戸川区松島2の39の

    10サンケイビル102▽

    ☎03・5879・938

     中原

    彬夫

    氏(開星運輸

    取締役会長・江戸川支部)

    10月17日、死去。80歳。

    通夜は10月26日、告別式

    は翌27日、いずれも中央

    区の築地本願寺第二伝道

    会館蓮華殿で。喪主は妻、

    和子氏。

     髙橋

    豊吉

    氏(福鉄運輸

    代表取締役会長・江戸川

    支部)10月22日、肺炎の

    ため死去。86歳。通夜は

    10月25日、告別式は翌26

    日、いずれも墨田区の萬

    年山明源寺で。喪主は子

    息、義忠氏(福鉄運輸代表

    取締役)。

    会議▽同幹事会▽事故

    防止セミナー▽関ト協

    海上コンテナ部会正副

    部会長・監事合同会議

    26日 

    東京都白鬚東備蓄

    倉庫・南千住備蓄倉庫

    運用訓練

    28

    日 事務局部長会

    29日 

    広報・情報、運輸

    安全委員会児童絵画作

    品コンテスト選考小委

    員会▽適正化事業指導

    委員会▽ロジ研正副本

    部長会議

    30日 

    青年部正副本部長

    会▽幹事会

    31日 

    第20期物流経営士

    課程「ビジネスデータ

    処理技術」講義事前打

    ち合わせ

    光千姫物語)

    28日㈭ 

    17時=ロジ研正

    副本部長会議・幹事会

    合同会議(ANAイン

    ターコンチネンタルホ

    テル)

    8▽一般貨物運送(小型

    車8台)

     ◆シン・ワート・ジャ

    パン株式会社=江戸川区

    鹿骨1の59の12▽☎03・

    5664・0555▽一

    般貨物運送(普通車17台、

    小型車3台)

    ••••••••••••

    ••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

     東京都トラック協会は

    10月29日、東ト総合会館

    で、広報・情報委員会(鎮

    目隆雄委員長)と運輸安

    全委員会(森本勝也委員

    長)で設置した、児童絵画

    作品コンテスト選考小委

    員会を開催し、令和元年

    度コンテストの入賞作品

     

    第3回「トラック輸送

    における取引環境・労働

    時間改善推進セミナー」

    が、11月25日に開催され

    る。時間は午後1~4時、

    会場はたましんRISU

    RU(立川市錦町3の3

    の20)。定員は1200

    人。参加費は無料。

     

    セミナーは、東ト協お

    よび関東運輸局・東京運

    輸支局・東京労働局が事

    務局を務める「トラック

    輸送における取引環境・

    はガイドラインの内容や

    具体的な改善事例などを

    紹介。また改正貨物自動

    車運送事業法や「ホワイ

    ト物流」推進運動、改正

    労働基準法への対応など

    について、関係行政の担

    当官が説明する。

     

    詳細は、東ト協ホーム

    ページを参照。

     ▽問い合わせ先=東ト

    協支部連絡部(☎03・3

    359・4132)

    集。都内71校の小学生な

    どから304点の応募が

    寄せられた。

     

    選考に当たっては、ま

    ず協会事務局の役職員全

    員の投票により1次選考

    を実施。同日の選考小委

    では、各委員と東運支局

    の高山和征支局長が1次

    選考を通過した作品を閲

    覧し、その上で投票によ

    り各入賞作品を決定した。

     

    なお、選考小委には浅

    井隆会長がオブザーバー

    として出席し、応募作品

    を閲覧した。

     同日は入賞作品の選考

    のほか、コンテストに応

    募した児童に贈る参加賞

    や、入賞者の表彰式につ

    いて報告。

     

    表彰式は12月1日、港

    の選考を行った。

     「トラックの日」児童

    絵画作品コンテストとし

    て行ったもので、選考の

    結果、最優秀賞(東京運輸

    支局長賞)は、日下真緒

    さん(荒川区立汐入小学

    校4年)の作品に決定し

    た。また優秀賞(東ト協

    会長賞、広報・情報委員

    長賞、運輸安全委員長賞)

    には低・中・高学年の部

    各3点の計9点、および

    佳作入賞の10点を決めた。

     今年度コンテストでは

    応募資格を都内に居住、

    または都内の小学校に在

    籍する小学生に広げ、「安

    全なトラック」「環境にや

    さしいトラック」「働くト

    ラック」「未来のトラッ

    ク」をテーマに作品を募

     

    東ト協フェスタ実行プ

    ロジェクト(リーダー・

    森本勝也副会長、運輸安

    全委員会委員長)は11月

    6日、東ト総合会館で第

    10回ワーキンググループ

    (WG、リーダー・中村克

    敏運輸安全委員会副委員

    長)会議を行い、令和2

    年度の「トラックフェス

    タ」開催方針などについ

    て検討した。

     

    その結果、来年度フェ

    スタは会場などを変更

    し、来年9月19・20日の

    2日間、世田谷区・駒沢

    公園の駒沢オリンピック

    公園中央広場で開催する

    ク・パラリンピック競技

    大会や関連イベントが開

    催されることに伴い、今

    年度の会場として使用し

    た渋谷区・代々木公園

    (野外ステージ・イベン

    ト広場・ケヤキ並木)が、

    方向で調整することを確

    認した。

     

    来年は東京オリンピッ

    労働時間改善東京都地方

    協議会」として開催する

    もの。

     荷主企業やトラック運

    送事業者を対象に、国土

    交通省などが策定した

    「荷主とトラック運送事

    業者の協力による取引環

    境と労働時間の改善に向

    けたガイドライン」に基

    づく、取り組みを推進す

    る目的で実施する。

     

    このため、セミナーで

    れれば、引き続き、WG

    を中心として開催準備を

    進めることにしている。

     

    同日のWGでは冒頭、

    中村WGリーダーがあ

    いさつし、今年度フェス

    タへの協力に感謝した上

    で、「来年度の開催につい

    てWGとしての方向性を

    決定したい」と述べた。

     

    引き続き、今年度フェ

    スタに関して、来場者や

    各支部・役職員に対する

    アンケート結果を踏まえ

    て総括を行い、その上で

    来年度フェスタの対応方

    針を検討し決定した。

     

    フェスタ実行プロジェ

    クト・リーダーの森本副

    会長は、「本部と支部が

    一丸となる取り組みとし

    て、継続して実施してい

    同時期には利

    用できない状

    況。このため

    WGや事務局

    で来年度の対

    応について検

    討し、実施時

    期や会場を変

    更して開催す

    る方針を固め

    たものだ。

     

    開催方針に

    ついては、理

    事会などに諮

    り正式決定さ

     東ト協は11

    月23・24日(土

    ・日曜日)、今

    年度第2回

    「本部集団健

    診(定期健康

    診断)」を実

    施する。

     10月に予定していた第

    2回本部健診が、台風19

    号の影響で中止になった

    ため、実施日を変更して

    行うもの。

     受診申し込みは11月18

    日まで(受診枠に空きが

    ある場合は、これ以降も

    受け付ける)。

     

    申し込みは原則とし

    て、下表の時間帯別に受

    け付ける。定員は各時間

    帯とも80人(11月23日㈯

    の①8時30分~10時は既

    に定員に達したため、受

    付終了)。会場は東ト総

    合会館7階大会議室。

     

    受診対象は、東ト協会

    員事業所に所属するトラ

    ック運転者。受診費用に

    ついては、要件に応じて

    一部を助成する。

     ▽申し込み・問い合わ

    せ先=東ト協運行管理部

    業務課(☎03・3359・

    6257、FAX03・3

    359・4983)

    きたい」と述べ、来年度

    開催に向けての決意を示

    した。

     

    東ト協引越専門

    部会(福本勝由部

    会長)は、11月13日

    に今年度第

    5回引越管理者講

    習を行い、引き続

    き令和2年1月15

    日に第6回目を実

    施する。

     

    全日本トラック

    協会の「引越事業

    者優良認定制度」

    では、引越に関わる全て

    の事業所(営業所)に、申

    請の前年から3年度以内

    に実施した、引越管理者

    講習の修了者が1人以上

    在籍していることが申請

    の資格要件となっ

    ている。

     

    このため同部

    会では、来年度の

    申請(更新を含む)

    に向けて、今年度

    中に同講習を修了

    する必要がある事

    業者に対し、受講

    を呼びかけている。

     

    詳細は、東ト協ホーム

    ページを参照。

    区の文化放送メデ

    ィアプラスホール

    で開催する。

    来年度

    駒沢公園で開催へ

    トラックフェスタWG

    優良認定申請へ引越講習受講を

    今年度の入賞作品決定最優秀賞 日下 真緒 さん(汐入小・4年)

    児童絵画作品コンテスト選考小委員会

    表彰式

    12月1日開催

    東ト協

    11月23・24日 振り替え実施

    第3回取引環境・労働時間改善推進セミナー

    東ト協や関係行政

    11月25日開催参加受付中

    東 ト 協

    第2回

    本部集団健診

    東ト協 東 ト 協

    11月23日(土) 11月24日(日)①8時30分~10時(受付終了)④ 8時30分~10時②10時30分~12時 ⑤10時30分~12時③13時30分~15時30分

    ※申し込みは原則、時間帯別とし、②~⑤のいずれ かの枠で。定員は各時間帯とも80人

  • (5) 第1187号2019年(令和元年) 11月10日協 会

    ••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

     東京都トラック

    協会と東京都福祉

    保健局は10月26日、

    都の「白鬚東備蓄

    倉庫」(墨田区)と

    「南千住備蓄倉庫」(荒川

    区)の2か所で令和元年

    度の合同運用訓練を実施

    した。

     

    東ト協は、都との協定

    に基づき、都内の各備蓄

    倉庫での運用訓練を実施

    しているが、備蓄倉庫2

    か所で同時に訓練を実施

    台、フォークリフト1台、

    作業員12人が参加。また、

    本部職員6人および都職

    員4人、各支部役員など

    15人が参加したほか、荒

    川区職員や都民ファース

    トの会の滝口学都議会議

    員が訓練を視察した。

     

    同日は、白鬚東・南千

    住各備蓄倉庫で同時に訓

    練。各消防署出張所から

    備蓄倉庫の鍵を受領し、

    倉庫を解錠する備蓄倉

    庫解錠訓練、倉庫内から

    救援物資を搬出し、トラ

    ックに積み込む訓練、各

    備蓄倉庫までの輸送訓

    練、救援物資の荷下ろし

    ・仕分訓練を実施した。

     

    白鬚東倉庫では、救援

    物資のパレット化が進ん

    でいるため、ハンドリフ

    ト、倉庫内エレベーター

    を使用するとともに、フ

    ォークリフトでの積み込

    みを実施し、作業時間や

    作業効率を検証した。ま

    た、南千住倉庫では、訓

    練参加者が救援物資保管

    状況から積載方法などを

    判断する実践的な訓練を

    実施し、今回は倉庫内コ

    ンベヤーと手荷役での積

    み込みを行った。

     各備蓄倉庫での訓練終

    了後、墨田区堤通の梅若

    橋コミュニティ会館で運

    用体制検討会を行い、訓

    練参加者が問題点や改善

    点について意見を交換し

    た。検討会で岸澤武春副

    会長(緊急輸送システム

    検討委員会委員長)は、

    「今ある設備を工夫して

    使っていかなければなら

    ない。物流のプロの力を

    借りて運用していくこと

    が重要になる」と訓練の

    重要性を指摘した。

     東ト協は10

    月25日、東ト

    総合会館で、

    全日本トラッ

    ク協会との共

    催により、令

    和元年度の事

    故防止セミナ

    ーを開催した。

     事業用トラ

    ック事故で多

    い交差点事故

    や追突事故を

    中心として、

    重大事故の防

    を説明。この後、東京海

    上日動リスクコンサルテ

    ィング運輸・モビリティ

    本部の亀井拓也氏(主任

    研究員)が、「60分でわか

    るトラック重大事故対

    策」と題して講義した。

     

    同氏は、交差点事故や

    追突事故について、実際

    の事故やヒヤリハット映

    像を交えながら、注意す

    べき事項などについて説

    明。

     

    交差点事故では直進・

    右折・左折の状況により、

    左右の歩行者や並進する

    自転車など警戒すべき対

    象が異なると注意を促し

    た。また交差点進入時に

    低速域(10㌔㍍)以下に

    することが危険認知につ

    ながるとし、速度管理や

     東ト協と東京運輸支局

    ・東京労働局など関係行

    政は10月30日、江東区の

    ティアラこうとうで、第

    2回「トラック輸送にお

    ける取引環境・労働時間

    改善推進セミナー」を開

    催し、運送事業者や荷主

    業界関係者など約180

    人が参加した。

     

    東運支局・東労局など

    関係行政と東ト協が事務

    局を務める「トラック輸

    送における取引環境・労

    働時間改善東京都地方協

    議会」として行ったもの。  

    同日は主催者を代表

    し、まず東労局の中村克

    美労働基準部長があいさ

    つし、必要な物流機能の

    維持には「トラック運転

    者の長時間労働の是正を

    はじめ、働き方改革を進

    める必要がある」と述べ、

    「取引環境と長時間労働

    改善に向けたガイドライ

    ン」に基づき、取り組み

    を推進するよう求めた。

     

    続いて、東ト協の原島

    藤壽副会長(物流政策委

    員会委員長)は、運転者

    不足の中で時間外労働の

    上限規制適用を控え、「新

    規労働力の確保とともに

    労働環境の整備が急務」

    と指摘し、荷主と協力し

    するのは初めての試

    み。

     

    訓練には、墨田・

    葛飾・荒川・足立各

    支部から4㌧車2

    画専門官が、「ホワイト

    物流」推進運動や長時間

    労働の改善に向けたガイ

    ドライン、改正貨物自動

    車運送事業法について、

    また東労局の福島憲一労

    働基準部監督課地方労働

    基準監察監督官が、改正

    労働基準法についてそれ

    ぞれ説明した。

     

    この後、流通経済大学

    の小野秀昭教授が、全日

    本トラック協会の「トラ

    ック運送業界の働き方改

    革実現に向けたアクショ

    ンプラン」について解説。

    労働環境の改善を図るこ

    とにより、トラック運転

    者の仕事を「魅力ある職

    業とし、優秀な人材を呼

    び込まなくてはならな

    い」と取り組みを求めた。

     

    また、NACマネジメ

    ント研究所の小林弘和所

    長(社会保険労務士)が、

    「働き方改革関連法への

    実務対応」と題して講演。

    有給休暇5日付与や労働

    時間規制に対応した36協

    定の届出、同一労働同一

    賃金への対応などについ

    て解説した。

     同日はセミナーに先立

    ち、東京都オリンピック・

    パラリンピック準備局の

    松本祐一大会施設部輸送

    課長が、東京2020大

    会の交通対策について説

    明し、交通量抑制への協

    力を要請した。

    て取り組むよう呼びかけ

    た。

     

    セミナーでは、東運支

    局の堀越千秋主席運輸企

    進入前の安全確認の徹底

    が重要と強調した。

     引き続き追突事故に関

    して、第一当事者のドラ

    イバー死亡率が他の事故

    類型の2倍以上も高く、

    停車中の車両への追突が

    8割以上を占めると説

    明。主な事故原因は「居

    眠り」「脇見」「だろう」運

    転にあるとし、適度な緊

    張感を持ち自己管理する

    ことなどを徹底するよう

    求めた。

     

    講義に続き、参加者が

    グループごとに分かれ、

    自社の事故防止への取り

    組みなどについて情報交

    換やディスカッションを

    行った。この後、その成

    果を発表し、参加者全体

    で共有化した。

    止を図る目的で実施して

    いるもの。

     

    セミナーではまず、東

    ト協運行管理部の遠藤登

    次長が、交通事故防止対

    策や死亡事故データなど

    近代化・合理化のための

    事務機器(コンピュータ

    ー・ソフトウエア・ファ

    クシミリ・複写機・MC

    A無線など/1品20万円

    以上)購入、②デジタル

    タコグラフ・ドライブレ

    コーダー、およびEMS

    (エコドライブ管理シス

    テム)機器などの省エネ

    関連機器購入

     

    ※購入車両は、都内・

    都外登録車とも対象。リ

    ース契約・割賦契約は対

    象外

     【融資限度額】

     ①個別企業/ポスト新

    長期等融資・一般融資各

    6000万円

     ②共同体/1億円

     ③組合/転貸先の企業

    ごとに6000万円

     【貸付金利】

     取扱金融機関の所定利率

     【償還期間】

     ①車両および車両搭載

    物5年以内(据置期間を

    含む)、②その他(償却期

    間内)最高10年(据置期

    間を含む)

     【償還方法】

     据置期間(償還期間の

    うち6か月以内)終了後、

    元金均等償還

     【担保・保証人】

     取扱金融機関の定めに

    よる

     【再融資の制限】

     ▽ポスト新長期等融資

    /前年度までの融資実績

    にかかわらず、限度額6

    000万円まで

     

    ▽一般融資(設備資金

    等)/融資残高が600

    0万円以下の場合、60

    00万円に達するまで(正

    常に償還されていること

    が前提)

     【利子補給率】

     ▽ポスト新長期等融資

     東ト協は今年度の第39

    回地方近代化基金融資申

    し込みを公募している。

    利子補給により長期低利

    の融資が受けられること

    から、積極的な活用を呼

    びかけている。

     【公募融資枠】

     35億円=ポスト新長期

    等規制適合車導入融資、

    一般融資(設備資金等)

    の総額

     【公募期間】

     令和2年1月31日まで

    (土・日曜日、祝日、年末

    年始の休日を除く)。なお、

    公募融資枠を超えた場合

    は受付終了

     【申し込み先】

     東ト協交付金会計部

     ※持参または郵送

     【融資対象者】

     

    東ト協会員(都外に本

    社を有する事業者は本社

    所在地のトラック協会へ)

     【対象事業】

     ▽ポスト新長期等融資

    /同規制適合の事業用

    貨物自動車購入

     ▽一般融資/①設備資

    金等=車両(フォークリ

    フトを含む)・荷役機械

    などの購入および車両の

    改造、福利厚生施設の整

    備、車庫・トラックター

    ミナル・配送センター・

    事務所などの物流施設の

    整備(補修・改修を含む)、

    =0・3%

     ▽一般融資=0・3%

     【留意事項】

     ①東ト協の融資推薦決

    定通知書は融資の決定と

    は異なる。同通知書に基

    づき、取扱金融機関が返

    済能力などの審査を行っ

    た上で、融資の可否を決

    定する

     ②推薦後、事業計画の変

    更(投資額変更・延期・中

    止など)が生じた場合、所

    定の手続きが必要なため、

    東ト協に申し出ること

     【取扱金融機関】

     商工組合中央金庫本・

    支店、および同金庫の代

    理店となっている信用組

    合の本・支店(ただし、転

    貸方式の場合は商工中金

    本・支店のみ)

     ▽問い合わせ先=東ト

    協交付金会計部(☎03・

    3359・4136)

    搬出・荷役作業効率検証

    交差点・追突事故の防止へ

    東ト協と東京都

    白鬚東・南千住備蓄倉庫で

    合同運用訓練

    防災訓練

    白鬚東倉庫㊤と南千住倉庫㊧で同時に実施

    労働環境を改善し 「魅力ある職業」に

    今年度 

    事故防止セミナー

    受付期限

    来年

    1月31日

    地方近代化基金

    融資公募中

    東 ト 協

    第2回

    東ト協全ト協

    取引環境・労働時間

    改善推進セミナー

    東ト協と関係行政

    第 3 9 回

  • 第1187号 (6)総 合2019年(令和元年) 11月10日

    •••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

     「東京20

    20オリンピ

    ック・パラリ

    証実験を実施する。

     大会期間中の輸送対策

    の一環として、空き駐車

    場を探して移動する、い

    わゆる「うろつき交通」

    による交通渋滞を抑制す

    るため、東京都や国土交

    通省をはじめ官民による

    駐車場対策協議会を設置

    し、会場周辺の駐車場対

    関係車両、障がい者のマ

    イカー利用などについて

    は、円滑な駐車場利用が

    可能な環境を整える方針。

     

    これに伴い、今夏に新

    国立競技場周辺で、時間

    貸駐車場を予約専用駐車

    場に転換する実証実験を

    行ったが、これに続き2

    回目の実験を国立代々木

    競技場周辺で行うもの。

     

    具体的には、今夏の実

    験と同様、時間貸駐車場

    を予約専用駐車場に転換

    し、事前に物流車両など

    に優先利用案内を行って

    実施。民間の駐車場2か

    所で、1日予約と時間帯

    予約枠(計31台分)を設

    定し、物流車両などの予

    約・利用状況の変化や、

    現地運用方法などを検証

    することにしている。

    策を検討している。

     対策の基本的な考

    え方としては、観客

    の自動車(マイカー)

    による会場周辺まで

    の移動を抑制する一

    方、経済活動への影

    響を最小限とするた

    め、物流車両や事業

    東京港青海で

    女王アリ確認

     政府は10月21日、「ヒア

    リ対策関係閣僚会議」を

    開催し、東京港青海埠頭

    でヒアリの巣が確認され

    たことを受け、緊急対応

    として港湾周辺の徹底し

    た調査と確実な防除を行

    い、国内での定着阻止に

    月に青海埠頭で発見され

    たヒアリの巣の中から、

    50個体以上の有翅女王ア

    リが確認され、速やかに

    徹底した防除などを行わ

    ないと国内での定着が危

    惧されることから、政府

    一丸で防除に取り組むこ

    とにした。

     これに伴い、環境省は、

    女王アリが確認された青

    海埠頭コンテナヤードの

    防除を最優先に行うとと

    もに、東京都などと連携

    して周辺地域の調査・防

    除を実施。

     

    また、ヒアリなどの発

     厚生労働省の労働災害

    発生状況(速報値)による

    と、陸上貨物運送事業の

    死傷者数(休業4日以上)

    は、9月末累計で1万43

    人と前年同期比275人

    (2・7%)減少してい

    るが、死亡者数は60人で

    同3人(5・3%)増加

    している。

     

    陸運業の死傷災害を事

    故の型別にみると、多い

    順に①墜落・転落281

    9人(前年同期比19人、

    0・7%減)、②転倒1

    594人(同212人、

    11・7%減)、③動作の反

    動・無理な動作1535

    人(同21人、1・4%増)、

    ④はさまれ・巻き込まれ

    1109人(同23人、2・

    1%増)、⑤激突767人

    (同8人、1・0%減)。

     

    死傷災害の3割近くを

    占める墜落・転落がわず

    かながら減少し、次いで

    多い転倒も減っている

    が、動作の反動・無理な

    動作などが増えている。

     

    なお、交通事故(道路)

    は543人で同21人(3・

    7%)減少している。

     

    死亡災害では、最も多

    い交通事故(道路)は27人

    で同1人(3・6%)減

    少しているが、次に多い

    墜落・転落が11人で同4

    人(57・1%)の大幅な増

    加となっている。

     

    全産業合計の死傷者数

    は7万9591人で同1

    861人(2・3%)、死

    ンピック競技大会に関す

    る駐車場対策協議会」は

    11月13・14日、国立代々

    木競技場周辺の駐車場対

    策として、物流車両など

    に対し、優先利用案内を

    した予約専用駐車場の実

    取り組むこと

    を申し合わせ

    た。

     

    今年9、10

    見時の対応や注意事項に

    関して情報発信するとと

    もに、「ヒアリ相談ダイ

    ヤル」(0570・046・

    110)を設置した。

     特にコンテナを扱う輸

    送事業者などに対し、開

    封時などにヒアリやアカ

    カミアリ、疑わしいアリ

    類を発見した場合、刺激

    することを避けつつ、ど

    の箇所にどの程度いるか

    など状況を確認し、速や

    かに関係機関に連絡する

    よう呼びかけている。

     

    詳細は、環境省ホーム

    ページ「特定外来生物ヒ

    アリに関する情報」や、

    都環境局特設サイト「気

    をつけて! 危険な外来

    生物」を参照。

    亡者数は548

    人で同29人(5・

    0%)それぞれ

    減少している。

     

    関東運輸局は、八王子

    自動車検査登録事務所が

    台風第19号に伴

    う土砂災害を受

    け、持ち込み検

    査による自動車

    検査業務を休止

    していたが、安

    全確保のための

    応急措置工事が

    終了したことに

    伴い11月5日から、検査

    業務を再開した。

     

    ただし、同事務所の一

    部は土砂災害特別

    警戒区域および土

    砂警戒区域に指定

    されているため、

    悪天候などにより

    土砂災害のおそれ

    があると認められ

    る場合は、検査業

    務などを休止する

    ことがある。

     

    環境省や国土

    交通省、経済産

    業省、警察庁で

    構成するエコド

    ライブ普及

    連絡会は、11月を「エ

    コドライブ推進月

    間」として、その普

    及・推進に向けてシ

    ンポジウムやセミナーな

    ど各種イベントを実施

    し、積極的に広報活動を

    行っている。

     11月27日には千代田区

    の内幸町ホールで、今年

    度「エコドライブシンポ

    ジウム」(主催=エコドラ

    イブ普及推進協議会と交

    通エコロジー・モビリテ

    ィ財団)が開催され、プ

    ログラムの一環として、

     令和元年台風第19号に

    よる災害が、特定非常災

    害に指定されたことに伴

    い、許認可などの有効期

    間に関する特例措置の一

    環として、自動車運転免

    許証についても、その有

    効期間(10月10日以後に

    満了するもの)が、来年

    3月31日まで延長されて

    いる。

     

    なお、自動車検査証や

    保安基準適合証などの有

    効期間は、既報(10月25日

    号)の通り、11月15日ま

    で延長されている。

    今年度「エコドライブ活

    動コンクール」表彰式が

    行われる。

     

    また、全国各地で交通

    安全と環境をテーマにし

    たフェアやセミナーなど

    が順次実施される。

     

    あわせて、同連絡会で

    推奨している『エコドラ

    イブ10のすすめ』の広報

    を行い、取り組みの推進

    を図ることにしている。

    台風19号災害

    運転免許証

    有効期間延長

    東京2020大会駐車場対策協議会

    物流車両などに対し

    優先利用案内し実験

    厚 労 省

    会場周辺の

    渋滞抑制へ

    政 府

    労 災発生状況9月末累計

    死傷者は減少も

    死亡5・3%増

    陸運業

    八王子検査登録事務所

    持ち込み検査再開

    環境省など

    エコドライブ

    推進月間実施

    11月

    ヒアリ防除を徹底

    国内への定着阻止

  • (7) 第1187号2019年(令和元年) 11月10日総 合

    ••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

    •••••••••••••••••••••••••

     国土交通省は

    10月31日、千代

    田区の同省共用

    大会議室で、令

    和元年「自動車

    関係功労者大臣

    表彰式」を開催

    し、貨物運送関

    係をはじめ各分

    野の事業者と運

    転者を合わせて

    207人を表彰

    した。

     貨物運送関係

    (通運関係を含

    む)の受賞者は

    69人。このうち

     

    関東運輸局

    は、令和元年「自

    動車運送事業運

    転者局長表彰」

    として、管内1

    都7県のトラッ

    ク部門113

    人、バス部門2

    49人、タクシ

    ー部門43人の合

    計405人を表

    彰した。東京都

    東京都トラック協会関係

    では、功労者5人と運転

    者2人が受賞した。

     表彰式では赤羽一嘉大

    臣が式辞に立ち、まず一

    連の台風災害に触れ、災

    害からの復旧・復興に対

    する自動車関係業界の尽

    力に感謝の意を示した。

     その上で受賞者の功績

    をたたえ、「自動車交通

    の最重要のテーマである

    安全・安心の確保に向け、

    事業用自動車の安全対策

    の推進、自動運転技術の

    開発・実用化の促進など

    にしっかりと取り組む」

    と強調。

     

    さらに「自

    動車運送業な

    どにおける人

    手不足や長時

    間労働の是正

    のため、働き

    方改革を推進

    するととも

    に、適正な運

    賃の実現や取

    引環境の適正

    化を進めてい

    く」と述べた。

     東ト協関係

    の受賞者は次

    の通り(敬

    称略、カッ

    コ内は会社

    名・支部名)

    〈功労者〉

     金井恵子(共運・大田)

    ▽國分正道(国分・文京)

    ▽田口精一(田口運送・

    北)▽山下義尚(大出運

    輸・足立)▽後藤裕隆(三

    鈴運送・多摩)

    〈運転者〉

     

    矢作良一(山一運輸、

    板橋)▽遠藤均(北斗シ

    ステム輸送・板橋)

    送への対応などを考慮

    し、開催を取り止めた。

     東ト協関係の受賞者は

    次の通り(敬称略、カッ

    コ内は会社名・支部名)。

     

    佐々木善五郎(アドバ

    ンス芙蓉・板橋)▽山本

    嗣和(同)▽山下勉(興真

    運送・板橋)▽小栗淳(徳

    丸商運・板橋)▽佐藤明

    (同)▽佐久間徹(山一運

    輸・板橋)▽小野豊治(同)

    ▽鎌田武男(北斗システ

    ム輸送・板橋)▽柴田誠

    (同)▽前田勇(上野運輸・

    北)▽谷平孝(福山通運・

    深川)▽青木謙昌(トー

    ショー・多摩)▽石川勝

    己(永山運送・多摩)▽

    岡田崇(北多摩運送・多

    摩)▽大村好忠(同)▽比

    奈岡雅智(同)

     

    政府は10月29日、令和

    元年台風第19号災害(10

    月11日から14日までの間

    の暴風雨および豪雨によ

    る災害)で、被害を受け

    た14都県の中小企業者な

    どに対し、中小企業信用

    保険の特例措置を講じる

    政令などを閣議決定し、

    激甚災害に指定した。

     

    これに伴い、経済産業

    省は追加の被災

    中小企業・小規

    模事業者対策を

    講じた。

     

    具体的には、

    中小企業信用保

    険の特例措置

    (11月1日施行)

    として、市町村長などか

    ら、事業所または主要な

    事業用資産に係る罹災証

    明を受けた中小企業

    者などが、事業再建

    に必要な資金を借り

    入れる際、一般保証

    とは別枠で信用保証

    する。

     

    災害関係保証の限

    度額は、一般保証と同

    様、普通保険2億円、

    無担保保険8000

    万円で、借入債務の

    額の100%を保証

    する。

     

    また、日本政策金融公

    庫による災害復旧貸付

    トラック協会関係では16

    人が受賞した。

     

    表彰式は10月25日に行

    う予定だったが、台風第

    19号による被害状況や被

    災地に対する救援物資輸

    について、貸付額のうち

    1000万円を上限とし

    て、貸付後3年間、金利

    を0・9%引き下げる。

     資金使途は運転資金ま

    たは設備資金で、貸付限

    度額については、中小企

    業事業は別枠で1億50

    00万円(貸付期間5年

    以内の基準利率1・11

    %)、国民生活事業は各貸

    付制度の限度額に300

    0万円を上乗せ(同1・

    36%)。

     

    経済産業省はこのほ

    ど、所管の関係事業者団

    体に対し、経産大臣名で

    「令和元年8月13日から

    9月24日までの間の暴風

    雨及び豪雨(台風第10号

    ・13号・15号・17号の暴

    風雨を含む)により影響

    を受けている下請中小企

    業との取引に関する配慮

    について」を発出した。

     これら暴風雨や豪雨に

    伴う取引上の影響が懸念

    されるため、関係業界団

    体を通じて親事業者に対

    し、経営基盤の弱い中小

    企業や小規模事業者との

    取引に配慮するよう要請

    したものだ。

     あわせて、他省庁所管

    の業界団体に対し、経産

    大臣と所管大臣の連名で

    同様の要請を行った。

     要請では、これら暴風

    雨や豪雨の発生を理由と

    して、下請事業者に一方

    的に負担を押しつけるこ

    とがないよう十分に配慮

    するとともに、影響を受

    けた下請事業者が事業活

    動を維持し、または今後

    再開する場合には、でき

    る限り従来の取引関係を

    維持し、あるいは優先的

    に発注するよう配慮する

    ことを求めている。

     厚生労働省は10月21日

    から、令和元年台風第15

    号および第19号災害に

    伴い、雇用調整助成金に

    ついて特例措置を講

    じ、実施している。

     これら災害に伴う

    経済上の理由により

    事業活動の縮小を余

    儀なくされ、雇用調整を

    行わざるを得ない事業主

    を対象としたもの。

     

    具体的には、助成対象

    の休業などを行う場合、

    事前に計画届を提出する

    必要があるが、来年1月

    20日までに提出すれば、

    災害発生日に遡って事前

    提出したものとみなす。

     

    また、適用要件を緩和

    し、事業活動の指標(生

    産指標や売上高などが前

    年同期比10%以上減少)

    の確認期間を、3か月か

    ら1か月に短縮する。加

    えて雇用指標の要件

    を撤廃し、最近3か

    月の雇用量が増加し

    ている場合でも助成

    対象とする。

     

    さらに、台風19号災害

    に関して10月30日から、

    特例措置を追加。休業(教

    育訓練、出向を除く)実

     

    全日本トラック協会

    は、「令和元年8月13日

    から9月24日まで及び令

    和元年10月11日から同月

    14日までの間の暴風雨及

    び豪雨によ

    る災害」で

    被害を受け

    たトラック

    運送事業者

    を対象に、

    中央近代化

    基金「激甚

    災害融資」

    の推薦申

    し込みを

    公募して

    いる。公募

    期間は令和2年1月31日

    まで。

     

    公募推薦総枠は5億

    円。各都道府県トラック

    協会を通じて、申し込み

    を受け付けている。

     

    融資推薦対象は、政令

    指定された災害で被害を

    受けた貨物自動車運送事

    業者と、その共同体また

    は持株会社(ただし、各

    都道府県ト協に加入し、

    商工組合中央金庫または

    その代理店と取引資格が

     

    中小企業庁は、令和元

    年8月13日から9月24日

    までの間の暴風雨および

    豪雨に加え、台風第19号

    災害に対する支援策をま

    とめた「被災中小企業者

    等支援策ガイドブック」

    を作成し、公表している。

     

    東京都版をはじめ、被

    災した都県ごとに支援策

    の内容を紹介したもの

    (内容は同庁ホームペー

    ジを参照)。

    施に対する助成率を引き

    上げる(中小企業の場合、

    通常の3分の2から5分

    の4に引き上げ)。

     

    また、休業などに係る

    1年間の支給制限日数に

    ついて、通常の100日

    から300日に引き上げ

    るとともに、過去に受給

    していた事業主に対する

    支給制限を廃止し、通常

    の制限とは別枠で受給す

    ることができる。

    ある者)で、次のいずれ

    かに該当する場合。

     

    これら暴風雨・豪雨・

    台風などの被害により、

    ①事業所もしくは主要な

    事業用資産について、全

    壊・半壊・その他これらに

    準ずる被害を受けた者、

    ②運送収入または輸送ト

    ン数について、被災後2

    か月の実績または今後2

    か月の見込みが、前年同

    期比20%以上の減少が見

    込まれる者。

     

    対象資金は、①設備資

    金(物流施設、福利厚生

    の設備、車両・荷役機械

    の購入およびその他これ

    らに準ずるもの)、②運転

    資金。

     融資限度額は個別企業

    ・共同体とも5000万

    円。融資利率は取扱金融

    機関(商工中金本・支店

    またはその代理店)の所

    定利率。

     推薦融資を受けた場合、

    全ト協が年0・3%の利

    子補給を行う。

     

    詳細は、全ト協および

    東京都トラック協会ホー

    ムページを参照(申込書

    類をダウンロード可能)。

     ▽問い合わせ先=東ト

    協交付金会計部(☎03・

    3359・4136)

    暴風雨・豪雨被害

    「激甚災害融資」公募

    経 産 省

    雇用調整助成金

    台風災害で特例

    厚 労 省

    全 ト 協

    自動車運転者表彰

    東ト協関係16人受賞

    東ト協関係7人が受賞

    台風19号災害

    激甚災害に指定

    信用保険の特例貸付金利引き下げ

    政 府

    国交省

    受 付 期 間来年 1月31日まで

    関運局

    令 和 元 年 自動車関係功労者表彰

    支援策ガイドブック

    中企庁

    暴風雨・豪雨被害下請への配慮を要請

  • (8)2019年(令和元年)11月10日第1187号

    は関東や信越、東北と

    東日本を中心に広範囲

    に及んだ。台風、豪雨

    の凄まじさを強烈に見

    せつけた◆特に想定外

    の悲劇的状況を感じさ

    せたのが、「自動車で避

    難中に浸水被害を受け

    た」ことである。自動

    車で逃げ切れなかった

    ことは、まさに無念の

    一語に尽きる◆自然災

    害にどう対応していく

    か、難しい課題である

    が、復旧・復興に必要

    な資金は山ほど積んで

    も足りない。わが国は

    どれほど復興に資金を

    注ぎ込めばいいのであ

    ろうか。財政は悲鳴を

    上げている◆とはいえ、

    被災地を救うためには

    あらゆる手段を使うべ

    きであり、金の問題は

    あるにしても、何とし

    ても復興を成し遂げな

    ければなるまい。被災

    した人々を救うためで

    ある◆想定外とは、人

    間の叡智を超えたこと

    を指すが、今年の災害

    は風の強さ、降水量の

    多さではまさに想定外

    だった。走っている最

    中の「車中死」は誰を

    恨めばいいのか。電柱

    も無残に折れた。さら

    に太い設計で造るとい

    うが、自然に負けない、

    この要諦をどう克服し

    ていくか。叡智を結集

    し取り組むしかない。

     

    今年は例年

    にも増して、

    厳しい自然災

    害に見舞われ

    た。その被害

    熟語のスケルトン

     官製はがきに、①答え②あなたの住所・郵便番号③会社名④氏名⑤年齢⑥本紙へのご意見・ご要望を明記し、お送りください。正解者の中から抽選で3名様に図書カード(1,000円分)をプレゼント。☆ インターネットでのご応募も可能です。 https://www.totokyo.or.jp/☆ インターネット応募の場合、解答フォー

    ムをご利用ください。東ト協HPトップ「会員の皆様へ」をクリックし、「東京都トラック時報→」から「パズル&クイズ解答フォーム」へ。

    ★10月10日号「数楽パズル」の正解は 「2+6=8」でした。

    ●締め切り11月末日(正解は12月10日号に掲載)

    ●宛先〒160‐0004 新宿区四谷3−1−8

    (一社)東京都トラック協会広報部 「トラック時報」係

    応 募 方 法

    リストの漢字名2文字をピッタリの熟語となるように空欄のマスに入れます。リストの漢字を全部入れて、最後に二重マスにできる4文字熟語が答えです。

    第93回

    まちかど写真家 筑峯 総太

     

    幼少期、上野動物園に行く

    と、あれに乗りたいとせがん

    だ記憶がある。「東京都交通

    局上野懸垂線」という正式名

    称で呼ぶより、上野動物園モ

    ノレールと言った方が親しみ

    がある(写真)。

     

    途中駅はなく、東園駅と西

    園駅間の0・3㌔㍍を結ぶ、

    わが国最初のモノレールであ

    る。動物園を訪れた誰もが、

    このモノレールに思い出があ

    るだろう。

     1957(昭和32)年、都心

    の渋滞を回避するためには、

    短路線の鉄道はモノレールが

    有効であるとして、各地で「都

    市モノレール構想」が推進さ

    れた。

     東京オリンピック開催を目

    途に開業した東京モノレール

    や多摩モノレールをはじめ、

    かつての横浜ドリームランド

    線は「跨座式」。それに対し、

    湘南や千葉のそれは「懸垂式」

    である。

     上野モノレールは「懸垂式」

    なのだが、ほかとは違って、

    片手でぶら下がる「上野式」