大谷化学工業株式会社...

会社紹介

2014年12月

会社概要

• 会社名大谷化学工業株式会社

• 所在地福岡県糟屋郡粕屋町仲原２５６７番地

• 代表者代表取締役社長大谷勝己

• 創業昭和36年3月

• 設立昭和40年1月

• 資本金 1,000万円

• 従業員数 41名（役員・顧問5名及びパート1名を含む）

• 平均年齢 39.7歳

• 関連会社ダイシン商事(株)

(株)オータニ

(株)大谷化学大阪（大阪市）

(有)大谷化学薬品研究所（宇部市）

Y’s Tech West Pte Ltd（シンガポール）

OTANI CHEMICAL INDUSTRIES CO., LTD.

1. 『資源（貴金属・レアメタル）リサイクル』

銀廃液およびスクラップ類

ニッケル（リン）無電解ニッケルめっき廃液排水処理汚泥（スラッジ）

その他貴金属･レアメタル含有スクラップ貴金属・レアメタル（Au、Pt、Pd、Ru、In、Co、Ta、Nbなど）を

含有するスクラップ及び廃棄物類

2. 『廃棄物処理』

医療廃棄物

めっき・半導体、空調廃液等

廃試薬、特殊廃液

その他、資源リサイクル事業に関連して排出される廃棄物

3. 『その他』

解体、リプレイス工事における廃棄物管理

商社（取引先から排出される生産過剰物の販売など）

事業内容（取扱い品目）


沿革（転換期のみ）

• 昭和36年3月福岡市博多区にて大谷信男（現相談役）が個人創業

• 昭和40年1月現住所にて法人化

• 昭和48年6月産業廃棄物処理業許可

• 平成5年3月代表取締役社長に梅田佳暉就任

• 平成5年7月特別管理産業廃棄物処理業許可

• 平成13年3月 ISO14001認証取得

• 平成14年5月梅田佳暉が社団法人（現公益社団法人）福岡県産業廃棄物協会会長就任

• 平成14年10月廃棄物追跡システム「環境ガードシステム」特許出願

• 平成17年7月社団法人全国産業廃棄物連合会副会長就任

• 平成18年6月～廃棄物処理業者優良性評価制度（基準適合）

（山口県、福岡県、北九州市、福岡市、大牟田市、佐賀県、長崎県、長崎市、佐世保市、熊本県、熊本市、大分市、鹿児島県、鹿児島市）

• 平成20年1月代表取締役社長に大谷勝己就任

• 平成20年4月～福岡県レアメタルリサイクル委員会委員

• 平成21年4月平成21年度福岡県リサイクル総合研究センター研究会採択

• 平成21年8月「無電解ニッケルめっき廃液からニッケルを回収する方法及びそれに用いるニッケルイオン抽出剤」特許出願

• 平成23年9月平成23年度福岡県リサイクル総合研究センター共同研究プロジェクト採択

• 平成23年10月～優良産廃処理業者認定制度（平成22年廃棄物処理法改正後）（山口県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、福岡県［平成24年10月末現在］）

• 平成24年9月「無電解ニッケルめっき廃液からニッケルを回収する方法及びそれに用いるニッケルイオン抽出剤」特許取得（第5360483号）


2014年組織体制取締役会

社長

常務

資源リサイクル事業部

資源開発G 生産技術G

環境保全事業部

営業１G 営業２G 産廃処理G

営業部経営管理部

総務経理販売管理

顧問・相談役

CSR（法務）

経営企画室


社是・経営理念

社是

『和合・誠実』（わごう・せいじつ）

「和合」とは、様々な要素が結合して１つのものを構成すること。

「誠実」とは、偽りがなく、まじめなこと。真心が感じられる様。

経営理念

『社会と共生し、会社と全従業員が実感できる成長をする。』

資源リサイクル及び環境保全事業を通じ、社会に必要とされる存在として、成長し続ける会社

会社の成長と従業員の成長がリンクし、実感できる会社

を目指す。


① 社会的意義

② 経済合理性

a. 良質な廃棄物の確保（入口）

b. 資源化・製品化技術の確立（技術）

c. リサイクル製品の販路確保（出口）

入口

出口技術

リサイクルビジネス成立のための条件

リサイクルの経済合理性を保つための要点


貴金属・レアメタルリサイクル事業スキーム

大谷化学工業

分別濃縮分金精錬評価

国内外の協力会社

縮分サンプリング分析集荷

自社精製

製錬所

鉱山製造スクラップ＆使用済スクラップ銀金プラチナパラジウムルテニウムインジウムニッケルコバルトタンタルニオブ


＜入口＞＜技術＞＜出口＞

大谷化学工業

縮分サンプリング分析集荷

『銀のリサイクル』


精錬炉フィルム回収

• 病院 • 歯科 • 現像所 • めっき工場 • 分析機関 • その他

定着液フィルムめっき液現像液塩化銀硝酸銀

電気分解化学処理焼却

精錬精製

フィルムメーカー

電気接点メーカー

純銀インゴット電解装置

『資源(貴金属・レアメタル)リサイクル』


1. 透明導電膜スクラップからのインジウム回収

2. 無電解ニッケルめっき廃液からのニッケル、

亜リン酸回収

3. リードフレームスクラップ類からの金、パラ

ジウム回収

4. ハードディスクメディア製造スクラップから

のプラチナ、ルテニウムおよびその他レアメ

タル回収

5. リチウムイオン電池正極材工程廃棄物からの

ニッケル、コバルト、マンガン及びリチウム

の回収

6. その他

インジウム粉末

白金粉末

酸化ルテニウム粉末

『廃棄物処理』


• 病院 • めっき工場 • IC工場 • 分析機関 • 研究所 • 教育機関 • その他

感染性廃棄物廃酸廃アルカリ汚泥廃プラスチック金属くずガラスくず廃油その他

＜中間処理＞

中和酸化・還元脱水破砕圧縮

＜最終処分＞

焼却・埋立再資源化

中和施設・保管場所酸化・還元施設脱水施設感染性廃棄物

無電解ニッケルめっき廃液からのニッケル、亜リン酸回収

＜ニッケルの日本国内主要用途＞ステンレス、特殊鋼、硬貨などの合金

ニッケル水素電池、リチウムイオン電池の正極材

ハードディスク、プリンター、車載用電子部品

無電解めっき向け１０００ｔ


ニッケル（Ni）めっきについて

電気めっき向け２０００ｔ

日本国内めっき用途３０００ｔ

排出される「無電解めっき廃液」のニッケルは、６００～７００ｔ／年

ほとんどが産業廃棄物として処分 ⇒ 環境負荷も大きい！！

工場が東南アジアに集積！！

無電解ニッケルめっき廃液リサイクルフロー

ナトリウム分除去

無電解ニッケルめっき廃液

抽残液濃縮蒸留水 → 排水硫酸ﾅﾄﾘｳﾑ → ガラス原料等


ニッケル溶媒抽出

ニッケル回収液

ニッケルスラッジ又は金属ニッケル

亜リン酸肥料原料化カルシウム塩又は液体原料

回文操作によるニッケル抽出及び剥離実験の様子

抽出操作前ニッケルの抽出後ニッケルの剥離後 (a) (b)

抽出撹拌中


ミキサーセトラーによる連続式抽出(図上段)―剥離(図下段)操作

無電解ニッケルめっき廃液

抽出剤ニッケル回収後の抽出剤

約５％希硫酸硫酸ニッケル溶液回収

抽出剤

抽出剤

抽出剤

抽残液

硫酸ニッケル溶液


ミキサーセトラー

ミキサーセトラー実証実験機全体

ミキサーセトラー実証実験機(側方から)


※ 本小型ミキサーセトラー（撹拌槽容量約2L）で12L/h程度、24時間稼働で300L/dayの処理が可能

抽出工程（奥）と剥離工程（手前）抽出工程（左の透明な液が抽残液）

無電解ニッケルめっき廃液リサイクルの事業化モデル

ニッケルスラッジ


回収された

ニッケルの製品例

金属ニッケル

//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/57/Nickel_chunk.jpg

無電解ニッケルめっき廃液からのニッケル抽出処理前後の含有金属組成の変化

成分処理前濃度(ppm) 処理後濃度(ppm)

ニッケル(Ni) 6,269.0 53.6

亜鉛(Zn) 20.7 0.4

鉄(Fe) 13.9 7.7

クロム(Cr) 1.34 ―

鉛(Pb) 2.97 ―

カドミウム(Cd) 0.26 ―

pH: 4.4


＜肥料取締法から抜粋＞抽残液中の亜リン酸を原料とした製品としては；

① 副産リン酸肥料（く溶性リン酸15％以上） ② 液状複合肥料（リン酸全量1％以上）などが考えられ、リン酸(P2O5換算)1％当り：

水銀０.５ｐｐｍカドミウム０.７５ｐｐｍヒ素２０ｐｐｍ鉛３０ｐｐｍニッケル５０ｐｐｍチタン２００ｐｐｍクロム５００ｐｐｍ

※ 他に硫青酸化物50ppm、スルファミン酸50ppm、ビウレット性窒素100ppm、亜硝酸200ppmなど ※ ニッケルは概ね９５%以上の抽出（除去）が求められる。

＝肥料原料として基準は満たしている。

無電解ニッケルめっき廃液リサイクルの事業化モデル


＜スローガン＞

BUILD YOUR

FUTURE!

Thank you.


Going to ship with non-electronic nickel plating waste recycling flow


Non-electronic nickel plating waste

Nickel sludge About 90kg／㎥

（27ｔ／Years）

Concentration

Solvent extraction of nickel liquid waste

Sodium removed

Phosphite fertilizer raw materials

Distilled water The water used for cleaning

of ion exchange resin

Reference value of phosphite acid as raw materials for fertilizers < Excerpt from the Fertilizer Control Act of Japan >

Phosphite acid after the extraction can use for the product as raw materials under the below conditions;

① Phosphate (Phosphite) fertilizer as a byproduct Phosphate fertilizer component in dilute solution of citric acid should be 15% or more.

② Liquid compound fertilizer Total volume of phosphite acid contains 1% or more.

Per 1% of phosphoric acid (Phosphorus Pentoxide Acid(P2O5) conversion) content;

Cadmium（Cd）０.７５ｐｐｍ Mercury（Hg）０.５ｐｐｍ Arsenic（As）２０ｐｐｍ Lead（Pb）３０ｐｐｍ Nickel（Ni）５０ｐｐｍ Titanium（Ti）２００ｐｐｍ Chromium（Cr）５００ｐｐｍ

Other conditions such as Thiocyanate 50ppm, Sulfamic acid 50ppm, Biuret nitrogen 100ppm, Nitrous acid 200ppm.


大谷化学工業株式会社...

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