消防団活動協力事業所応援減税制度 - fdma.go.jp · 〇応用ポンプ操法訓練...

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消防団充実強化に係る取組事例 NO. 20-1 分野 5.事業所関係 (1)減税等優遇措置関係 作成年月 令和元年8月 地方公共団体名 長野県 担当課 危機管理部消防課 連絡先 Tel 026-235-7182 E-mail [email protected] タイトル 消防団活動協力事業所応援減税制度 取組の概要 消防団が活動しやすい環境整備や消防団員の確保を促進するため、消防団活動に協力 している事業所等を事業税減税などにより支援する「消防団活動協力事業所応援減税制 度」を全国に先駆け平成 19 年度から導入しました。 制度概要 (1)対象税目及び減税額 法人事業税又は個人事業税について、税額の 2 分の 1(上限 10 万円)を減税 (2)対象者 法人又は個人事業主(平成 27 年4月条例改正により資本金要件を撤廃) (3)次に掲げる要件のすべてを満たすものとして知事の認定を受けた事業者 県内に所在するすべての事業所等が「消防団協力事業所表示制度」に基づく消防 団協力事業所に認定されていること。 県内の事業所等において消防団員が下記の人数以上であること。 資本金 3,000 万円以下の法人又は個人事業主:2人 資本金 3,000 万円超 1 億円以下の法人:3人 資本金1億円超の法人:5人 県内に所在するすべての事業所等が就業規則等に消防団員が消防団活動を行うこ とにより、昇進、賃金、労働時間その他等の処遇面での扱いが不利にならないことを 記載していること。 実績 減税制度や入札参加資格等の消防団協力事業所に対する優遇措置により、県内 77 市町村すべてが消防団協力事業所表示制度を導入し、 平成30年4月現在では、 全国3位となる 1,171 事業所が認定されています。 その他参考情報 ○長野県庁ホームページ https://www.pref.nagano.lg.jp/shobo/kurashi/shobo/shobodan/ouengenzei.html

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-1 分野 5.事業所関係

(1)減税等優遇措置関係 作成年月 令和元年8月

地方公共団体名 長野県 担当課 危機管理部消防課

連絡先 Tel 026-235-7182

E-mail [email protected]

タイトル 消防団活動協力事業所応援減税制度

取組の概要

消防団が活動しやすい環境整備や消防団員の確保を促進するため、消防団活動に協力

している事業所等を事業税減税などにより支援する「消防団活動協力事業所応援減税制

度」を全国に先駆け平成 19 年度から導入しました。

○ 制度概要

(1)対象税目及び減税額

法人事業税又は個人事業税について、税額の 2 分の 1(上限 10 万円)を減税

(2)対象者

法人又は個人事業主(平成 27 年4月条例改正により資本金要件を撤廃)

(3)要 件

次に掲げる要件のすべてを満たすものとして知事の認定を受けた事業者

ア 県内に所在するすべての事業所等が「消防団協力事業所表示制度」に基づく消防

団協力事業所に認定されていること。

イ 県内の事業所等において消防団員が下記の人数以上であること。

資本金 3,000 万円以下の法人又は個人事業主:2人

資本金 3,000 万円超 1 億円以下の法人:3人

資本金1億円超の法人:5人

ウ 県内に所在するすべての事業所等が就業規則等に消防団員が消防団活動を行うこ

とにより、昇進、賃金、労働時間その他等の処遇面での扱いが不利にならないことを

記載していること。

○ 実績

減税制度や入札参加資格等の消防団協力事業所に対する優遇措置により、県内

77 市町村すべてが消防団協力事業所表示制度を導入し、 平成30年4月現在では、

全国3位となる 1,171 事業所が認定されています。

その他参考情報

○長野県庁ホームページ

https://www.pref.nagano.lg.jp/shobo/kurashi/shobo/shobodan/ouengenzei.html

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-2 分野 2.処遇改善関係

(1)消防団応援の店関係 作成年月 令和元年10月

地方公共団体名 長野県 諏訪市 担当課 消防庶務係

連絡先 Tel 0266-52-0299

E-mail [email protected]

タイトル 諏訪市消防団員サポート事業

取組の概要

○ 諏訪市消防団員(以下「団員」という。)及び団員と同一世帯の家族に対して、事

業所等の協力を得てサポート事業を実施することにより、継続的に団員を確保

し、地域の消防防災力の充実強化を図っています。

〇 令和元年10月1日現在、49の事業所が登録しています。

<優待サービス>

○ 団員及び団員と同一世帯の者は団員サポートショップにおいて、代金の割引・特

典の付与・その他支援を受けられます。

(例) 飲食店・・・・・・・・最初の生ビール1杯無料 など

市施設関連・・・・入館料割引・使用料 10 割減免 など

・優待サービスを提供するサポート事業所は、左図のステッカーを掲示します。

・団員はサポートカードの交付を受け、サポートカードを提示することで、優待サ

ービスを受けることができます。

その他参考情報

ステッカー サポートカード

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-3 分野 1.加入促進関係

(1)女性関係 作成年月 令和元年10月

地方公共団体名 長野県 須坂市 担当課 消防本部 総務課

連絡先 Tel 026-245-4100

E-mail [email protected]

タイトル 女性消防団 カラーガード隊 かんな

取組の概要

○ 女性消防団で構成するカラーガード隊かんなは、「須坂カッタカタまつり」など

市の事業のオープニングパレードや平成30年度で34回目の開催を迎えた音楽

隊定期演奏会で、音楽隊及びラッパ隊とコラボレーションし、消防団の魅力を広

めました。

○ また、同隊は、福祉施設等を訪問し防火寸劇を行い、火災予防思想の普及啓

発を図りました。

その他参考情報

須坂カッタカタまつり 音楽隊定期演奏会

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-4 分野 2.処遇改善関係

(1)消防団応援の店関係 作成年月 令和元年10月

地方公共団体名 長野県 須坂市 担当課 消防本部 総務課

連絡先 Tel 026-245-4100

E-mail [email protected]

タイトル 消防団サポート事業~地域をあげて消防団を応援します~

取組の概要

○ 目的

消防団サポート事業は、消防団員への優遇措置等により顧客拡大を図る事業所と、

入団することにメリットを与え、加入促進を図る消防団と連携協力しながら実施している

事業です。事業所のご理解とご協力をいただきながら、消防団の将来にわたっての充

実強化を目指し地域一体となって防災力を強化します。

○ 内容

市内の飲食店、33店舗(令和元年10月1日現在)の小売店などの各事業所等からご

理解とご協力をいただき、消防団員等に対し、飲食や物品購入等について優遇措置を

設けていただくことにより、消防団員の確保を含めた活性化を図ります。

○ 期待される効果

事業所 ホームページ及び広報誌等での広報、

顧客の確保と拡大と地域貢献、地元商店の活性化

消防団 各種割引 → 入団してよかった → 加入促進→ 団の充実 → 地域防災力

の向上

その他参考情報

http://www.city.suzaka.nagano.jp/seikatsu/bousai/syoubousyo/syouboudan/support/

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-5 分野 2.処遇改善関係

(1)消防団応援の店関係 作成年月 令和元年10月

地方公共団体名 長野県 小諸市 担当課 総務部 消防課

連絡先 Tel 0267-24-0119

E-mail [email protected]

タイトル 小諸市消防団員応援の店制度

取組の概要

【取組の背景】

〇当市では、消防団協力事業所制度を導入していますが、認定事業所が増加し

ても消防団員の増加には繋がっていませんでした。※53事業所(平成31年3月3

1日現在)

【取組内容】

〇そこで、団員本人だけでなく家族に対しても、各事業者から優遇サービスを提

供していただくことによって、団員本人をはじめ団員を支える家族に対してもメ

リットとなりうる制度(消防団応援の店)を設ける取組を行いました。各事業者に

おいても消防団員に優遇サービスを行うことにより、売り上げの増加などのメリ

ットが見込まれます。

その他参考情報

○http://www.city.komoro.lg.jp/doc/2014121800072/

事業所入り口に張り出された表示証

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-6 分野 2.処遇改善関係

(1)消防団応援の店関係 作成年月 令和元年10月

地方公共団体名 長野県 伊那市 担当課 危機管理課

連絡先 Tel 0265-78-4111 内線2051

E-mail [email protected]

タイトル 消防団員優遇制度(伊那市消防団サポート店)

取組の概要

伊那市消防団員915名(定数)の日々の活動の慰労の場として、平成26年11月か

ら伊那商工会議所の「消防団サポート事業」が開始されました。

令和元年10月1日現在では、会員事業所47店舗(上記ステッカー表示店)が登

録しており、伊那市消防団員証の提示により、料金割引や飲み物サービスなど

様々な特典が受けられます。

消防団、消防団サポート店の両者にとって良い制度になるように、また登録店が

増え、より様々なサービスが提供される取組となるように、制度の周知や店舗への

登録依頼を行っていく予定です。

その他参考情報

○http://www.geocities.jp/ina_firewe/dan/index.html

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-7 分野 6.その他 作成年月 令和元年8月

地方公共団体名 長野県 中野市 担当課 消防部消防課

連絡先 Tel 0269-22-3386

E-mail [email protected]

タイトル 独身消防団員の「出会い・結婚」を支援

取組の概要

〇消防団員の確保を図るため、平成 28 年度に策定した「中野市消防団活性化計

画」の施策に基づき、結婚支援事業として婚活イベントを開催しています。

〇独身消防団員に出会いの場を提供し、私生活面での充実を図り、消防団活動の

強化につなげてもらうことを目的とし、また、将来家庭を持ち地元「中野市」での

更なる活躍に期待しています。

〇過去 3 回の開催により団員 130 人、女性 126 人にご参加いただき、27 組のカ

ップルが誕生しました。1 組から御成婚の報告をいただいています。

その他参考情報

○中野市消防団ホームページ

http://www.city.nakano.nagano.jp

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-8 分野 4.教育訓練 (3)その他 作成年月 令和元年8月

地方公共団体名 長野県 中野市 担当課 消防部消防課

連絡先 Tel 0269-22-3386

E-mail [email protected]

タイトル 消防団活動を強化「総合技術訓練」

取組の概要

〇中野市では、消防団活動を強化するために消防団向け総合技術訓練を平成 29 年度から導入し

ました。従来のポンプ操法訓練及びラッパ吹奏大会に加え、応用ポンプ操法訓練、応急救護訓

練、大規模災害対応訓練を取り入れた大会です。

〇応用ポンプ操法訓練

従来の基本操法に加え、中継を活用した小型ポンプ、ポンプ自動車の2台運用による放水訓

練を実施、現在の消防団が所持している資機材(二股分岐金具など)を活用し訓練を競います。

また、伝令方法も携帯無線機及び簡易携帯無線機(トランシーバー)、車両搭載の拡声器など

隊員個々の負担軽減も考慮されています。

〇応急救護訓練

近年、頻繁に大規模な災害が発生していることから、消防団員による救護活動は重要な役割

を果たします。そこで、平成 29 年度から消防団活性化計画に基づき、各分団及び女性消防隊

に救護バッグ及びAEDを配布しました。三角巾による応急手当や心肺蘇生法につき、競技形式

で技術の正確性や傷に応じた適切な処置を行える知識を競います。

〇大規模災害対応訓練

当管内で大規模な災害が発生したことを想定し消防団が訓練を実施します。消火訓練、救護

訓練、救助隊による倒壊建物救出訓練など多種災害に応じ各消防団がそれぞれの役割に応じ

た活動を行います。

〇ラッパ吹奏、音楽隊演奏・・・選抜チームによるラッパ吹奏、音楽隊演奏を披露します。

その他参考情報

○中野市消防団ホームページ

https://www.city.nakano.nagano.jp

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-9 分野 2.処遇改善関係

(1)消防団応援の店関係 作成年月 令和元年10月

地方公共団体名 長野県 佐久市 担当課 総務部 危機管理課消防団係

連絡先 TEL 0267-64-4119

E-mail [email protected]

タイトル 消防団応援事業所制度の導入

取組の概要

○佐久市では、平成27年4月から、消防団応援事業所制度を導入しています。

消防団員証を作成し、市内店舗、事業所等に提示することにより、消防団員、

ご家族が優遇を受けることができます。

〇令和元年10月1日現在、91の事業所が登録しています。

団員証(斜線部に顔写真入り) 表示証(協力していただく事業所に掲示)

その他参考情報

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-10 分野 2.処遇改善関係

(1)消防団応援の店関係 作成年月 令和元年8月

地方公共団体名 長野県 千曲市 担当課 総務部 危機管理防災課

連絡先 Tel 026-273-1111(内線 4164)

E-mail [email protected]

タイトル 消防団サポートショップ事業

取組の概要

消防団員は、自営業やサラリーマンなどいろいろな職業を持ちながら、火災や災害から

住民の生命、身体、財産を守るため、日々活動しています。

近年、消防団員の確保が課題となっている中、地域で消防団を応援(サポート)していく

ことが求められています。

「消防団サポートショップ事業」は、事業所や店舗のみなさまが「サポートショップ」と

して、消防団員やその家族に優待サービス(特典)を提供し、消防団や消防団活動への応

援、協力をいただくものです。

サポートショップは、この事業の趣旨に賛同いただき、消防団員等が利用した際に各種

サービスや割引などの優待サービス(特典)を提供していただける事業所・店舗です。

この制度を利用できるのは、千曲市消防団に所属している消防団員と同居するその家

族です。

消防団員は、サポートショップを利用する際に消防団員証を提示することで、その事業

所・店舗の優待サービス (特典)を受けることができます。

その他参考情報

○https://www.city.chikuma.lg.jp/docs/2015022600020/(市HP)

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消防団充実強化に係る取組事例

NO. 20-11 分野 1.加入促進関係

(4)機能別団員・機能別分団関係 作成年月 令和元年10月

地方公共団体名 長野県 山ノ内町 担当課 消防課

連絡先 Tel 0260-33-3119 E-mail [email protected]

タイトル 水防団を解散し、機能別消防団員として活動

取組の概要

消防団は、地域防災の中核となって地域の安心・安全を守る組織として、大きな

役割を果たしており、地域から厚い信頼を寄せられています。

山ノ内町水防団は、昭和31年1月1日長野県下で初の条例に基づく水防団として

発足、一級河川夜間瀬川等の水害に活動してきましたが、近年の複雑多様化する

災害に対応するため、また、近年の社会環境の変化等で地域に必要な消防団員の

確保に苦慮していることから、水防団を解散(平成27年3月31日)しました。

新たに消防団 OB と水防団 OB で構成した「機能別消防団員制度」(平成27年

4月1日)を導入しました。

水防団OBが機能別消防団員として入団することにより、基本団員と共に防災訓

練等に参加し、消防団を今まで以上に充実強化することにしました。

(水防団解散式) (機能別消防団発足式)

その他参考情報