西いぶり「生涯活躍のまち」構想 【資料編】 - muroran · 2019-10-24 · 2...
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西いぶり「生涯活躍のまち」構想
【資料編】
平成 29 年 3 月
西いぶり「生涯活躍のまち」構想推進協議会
(室蘭市・登別市・伊達市・豊浦町・壮瞥町・洞爺湖町)
目次
第1 地域資源の状況...................................................................................................................................................................................11 医療・介護の状況..............................................................................................................................................................................12 居住環境の状況...................................................................................................................................................................................33 その他地域資源の状況....................................................................................................................................................................4
第2 移住意向調査の結果.........................................................................................................................................................................7第3 伊達ウェルシーランド構想の検証........................................................................................................................................121 社会増減の状況................................................................................................................................................................................122 経済効果の試算................................................................................................................................................................................13
1
第1 地域資源の状況
1 医療・介護の状況
(1) 西いぶり圏域の医療受療状況
• 西いぶり圏域全体では高い自給率(入院 94.1%、外来 97.5%)となっている。
• 自市町外への受療では、登別市は室蘭市、3町は伊達市への受療割合が高い。
■西いぶり圏域の入院動向(自給率 94.1%)
■西いぶり圏域の外来動向(自給率 97.5%)
出所:北海道医療計画[改訂版]西胆振地域推進方針(北海道胆振総合振興局保健環境部)
2
室蘭市 登別市 伊達市 豊浦町 壮瞥町 洞爺湖町 西いぶり 北海道 全国平均
介護施設(入所型)
定員数 829 417 559 266 270 184 2,525 - -
人口割合 55.82 51.78 89.04 296.21 365.85 90.77 76.88 75.45 70.42
介護施設(特定施設)
定員数 344 132 136 0 0 0 612 - -
人口割合 23.16 16.39 21.66 0.00 0.00 0.00 18.63 18.09 16.52
介護職員人数 1,134 454 546 181 169 205 2,689 - -
人口割合 76.36 56.34 87.01 201.41 228.46 101.23 81.86 95.18 93.03
室蘭市 登別市 伊達市 豊浦町 壮瞥町 洞爺湖町 西いぶり 北海道 全国平均
病院
箇所数 7 6 3 1 2 2 21 - -
人口割合 7.90 12.09 8.57 23.30 68.45 21.51 11.07 10.48 6.58
病床数 2,142 1,360 832 60 380 508 5,282 - -
人口割合 2,418.59 2740.55 2377.48 1,398.28 13,004.79 5,462.95 2,784.46 1,768.09 1,215.00
一般診療所
箇所数 47 16 19 3 0 7 92 - -
人口割合 53.07 32.24 54.29 69.91 0.00 75.28 48.50 50.71 67.88
病床数 24 19 57 0 0 0 100 - -
人口割合 27.10 38.29 162.88 0.00 0.00 0.00 52.72 114.81 80.90
医師数人数 252 55 58 7 6 19 397 - -
人口割合 284.54 110.83 165.74 163.13 205.34 204.32 209.28 211.73 245.93
看護師数人数 1,554 473 463 24 95 197 2,806 - -
人口割合 1,644.15 918.57 1,275.98 530.04 2,926.98 1,947.30 1,401.58 1,138.92 840.13
(2) 医療資源の状況
• 西いぶり圏域の人口 10 万人当たりの病院数や病床数は、全国や北海道平均を上回っている。
• 一方で、一般診療所数や病床数は全国・北海道平均を下回っている。
■西いぶり圏域の病院数など
(3) 介護資源の状況
• 西いぶり圏域の 75 歳以上人口 1千人当たりの介護施設入所定員数は、全国・北海道平均を
上回っている。
• 西いぶり圏域の 75 歳以上 1千人当たりの介護職員の数は、全国・北海道平均を下回ってい
る。
■西いぶり圏域の介護施設定員数など
出所:地域医療情報システム(日本医師会)地域内医療機関情報の集計値人口割合は10万人当たりの数(2015年国勢調査人口で計算、看護師は2010年国勢調査人口で計算)
出所:地域医療情報システム(日本医師会)地域内医療機関情報の集計値人口割合は75歳以上1千人当たりの数(2015年国勢調査人口で計算)
3
250
100
300
50
100
0
250
100
280
33
100
0
100% 100% 93%
66%
100%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0
50
100
150
200
250
300
350
室蘭市 登別市 伊達町 豊浦町 壮瞥町 洞爺湖町
介護老人保健施設
定員合計 入所合計 入所合計/定員合計
353
200
239
180
50
139
353
200230
180
50
139
100%100%
96% 100% 100% 100%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0
50
100
150
200
250
300
350
400
室蘭市 登別市 伊達市 豊浦町 壮瞥町 洞爺湖町
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
定員合計 入所合計 入所合計/定員合計
(人数) (人数)
145
52
86
144
50
80
99%96%
93%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0
40
80
120
160
200
室蘭市 登別市 伊達市
有料老人ホーム定員・入所合計
定員合計 入所合計 入所合計/定員合計
54
30
51
30
94%100%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0
20
40
60
80
100
室蘭市 登別市
サービス付高齢者向け住宅定員・入所合計
定員合計 入所合計 入所合計/定員合計
(4) 介護施設の入所状況
• 介護老人福祉施設は、ほぼ定員に達している。介護老人保健施設についても同様だが、一部
の自治体で若干の受け入れ余地がある。
■市町別介護保険施設の定員数・入所数
2 居住環境の状況
(1) 有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅の状況
• 3 市の有料老人ホーム・サービス付高齢者向け住宅については、ほぼ定員に達している。
■市別有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅の定員数・入所数
出所:各市町提供資料 H28年
出所:各市町提供資料 H28年
4
3 その他地域資源の状況
室蘭市 登別市 伊達市 豊浦町 壮瞥町 洞爺湖町
住まい
空き家
• 総数 2,578 戸• 空き家バンク制度あり
• 空き家活用への補助制度あり(リフォ
ーム・解体)
• 総数 263 戸 • 総数 510 戸• 空き家バンク制度により管理
• 住み替えサービス(住宅相談会・空き
家実態調査)
• 空き家活用への補助制度(リフォーム)
• 総数 149 戸• 空き家バンク制度により管理
• 空き家活用への補助制度(リフォーム)
• 総数 13 戸• 空き家バンクにより管理
• 住替えサービス(中古住宅購入助成)
• 空き家活用への補助制度(改修・不要
物処理)
• 総数 76 戸• 空き家バンクにより管理
空き家率・
状況
※平成 25
年住宅・
土地統計
調査結果
14.9%
⇒道内市(35 自治体)
の中で 16 番目
⇒破損あり空き家が
42.5%と全国
(26.0%)や北海道
(28.2%)と比較して
高い
14.1%
⇒道内市(35 自治体)
の中で、18 番目
⇒破損あり空き家が
39.0%と全国や北海
道と比較して高い
12.5%
⇒道内市(35 自治体)
の中で、23 番目
⇒破損あり空き家が
27.4%と全国や北海
道並み
― ― ―
観光・体験
温泉施設全 11 施設 全 21 施設 全 10 施設(日帰り
温泉施設)
1施設 全 4施設(町営日帰
り入浴施設)
全 16 施設
アクティブ
メニュー
• 釣り、クルージング、サーフィン、登山、
スキーなど
• 自然散策体験、川遊び・リバートレッキ
ング、乗馬、クラフト
体験、スノーシュ
ー、スノーモービル
体験、スキー場など
• ノルディックウォーキング、クロスカントリ
ースキーなど
• キャンプ場、パークゴルフ場、昆布岳で
の自然探索など
• パークゴルフ場、キャンプ場、スキー場
• 食体験、農業体験、乗馬、カヌー、トレッ
キング、スノーシュ
ー、クラフト経験など
5
室蘭市 登別市 伊達市 豊浦町 壮瞥町 洞爺湖町
健康づくり・介護予防
• 介護予防教室「えみなくらぶ」や健康講
座「えみなメイト」な
どを実施
• 介護支援ボランティア事業
• 町内会、老人クラブ、サロンの場を利
用した介護予防教
室の実施
• 男性栄養教室• 地区栄養教室• はつらつ元気塾(健康カラオケで健康づ
くり・介護予防)
• 介護予防地域住民等支援グループ活
動事業
• いきいきサロン• はつらつ教室• ホームヘルパー等各種介護予防事業
• 介護予防教室「ころばん塾」開設
• 高齢者の交流機会創出
• 通所型介護予防事業(住民主体の通い
の場への支援)
生涯学習
行政
• 悠悠ライフ(高齢者教室)、室蘭港立市
民大学など市民の
自主活動が中心
• 登別ときめき大学による多様な市民講
座
• だて市民カレッジや伊達長生大学にお
ける市民講座、健康
推進課による健康
づくり啓蒙活動など
多数実施
• 豊浦(高齢者)大学 • 山美湖(高齢者)大学の運営
―
大学• 室蘭工業大学による市民公開講座
― ― ― ― • 「生物多様性フォーラム」酪農学園大学
文化・
スポーツ
施設
• 文化センター、市民会館、図書館など
• 市体育館、プール、陸上競技場など
• 市民会館、図書館など
• 総合体育館、市民プール、運動公園など
• カルチャーセンター、図書館など
• 総合体育館、プール、サッカー場など
• ふるさとドームなど • 交流センター山美湖など
• 洞爺湖文化センター、虻田ふれあいセ
ンターなど
• あぶた体育館など
社会参加 市民活動
【活動内容】
市民活動団体 123
各種スポーツ、文化
団体など
【活動拠点】
室蘭市市民活動セ
ンターほか、市民会
館や町内会館、研
修センターなど
【活動内容】
書道、伝統芸能、絵
画、陶芸など
【活動拠点】
登別市市民活動セ
ンターほか、市民会
館、鷲別公民館な
ど
【活動内容】
スポーツ運動・食生
活栄養・心の健康な
ど
【活動拠点】
伊達市市民活動セ
ンターほか、コミュニ
ティーセンター、大
滝総合運動公園な
ど
― 【活動内容】
スポーツ運動、伝統
文 化 保 存 ( 獅 子
舞)、婦人会など
【活動拠点】
町民会館、遊学館、
農村環境改善セン
ターなど
【活動内容】
とうや文化協会、ア
プタフレナイの会、
洞爺湖町体育協
会、洞爺湖町少年
団など
【活動拠点】
虻田ふれ合いセン
ター、あぶた体育
館、母と子の館など
6
室蘭市 登別市 伊達市 豊浦町 壮瞥町 洞爺湖町
地域産業
• 製鉄、製鋼など製造業を中心としたも
のづくりのまち
• 室工大やテクノセンターなど研究機
関が設置
• 温泉資源を活かした観光業が盛ん
• 西部沿岸では製造業等の工業団地が
集積
• 農水畜産業や食品加工業が盛ん
• 「伊達野菜」等の地域ブランドも推進
• 第 1次産業が盛ん• ホタテ・イチゴ・豚肉は3大特産品として
質の高さが認知
• 温泉資源を活かした観光業が盛ん
• 温泉資源を活かした観光業が盛ん
• 3 町の中では医療機関も多く、医療
福祉産業も盛ん
就労 高齢者
シルバー人材センター
【会員数】665 人
【受注件数】5,981 件
シルバー人材センター
【会員数】378 名
【受注件数】2,435 件
シルバー人材センター
【会員数】320 人
【受注件数】4,259 件
高齢者事業団
【会員数】33 人
シルバー人材センター
【会員数】40 人
シルバー人材センター
【会員数】44 人
交通
オンデマン
ドバス
取組状況なし 取組状況なし 取組状況なし 取状状況なし 取組状況なし 虻田本町地区におい
てコミュニティバスを
実施(町内巡回)
停留所数:13 箇所
乗り合い
タクシー
取組状況なし 取組状況なし 運行台数: 13,219 台
(延数、市内巡回)
取組状況なし 運行台数:2 台(町内
全域及び伊達市通院
送迎のみ)
運行台数:1台(町内
一部巡回)
移住支援
PR活動
• Web・冊子(HP・移住リーフレット)
• 移住フェアへの出展(本気の移住相談
会)
• Web・冊子(移住情報パンフレット、移住
促進 PR ポータルサ
イト)
• 移住フェアへの出展(北海道暮らしフェア
大阪会場、東京会
場)
• Web・冊子(HP に移住専用ページ設置、
移住者向け冊子発
行、移住支援サイト
の運営)
• 移住者フェアへの出展(北海道暮らしフ
ェア東京会場)
• Web・冊子(移住ガイド)
• Web・冊子(移住情報ウェブサイト運
営、ガイドブック制作
等)
• Web・冊子(移住者向けパンフレット作
成、HP における情
報発信)
相談体制・
体験施設
• 移住相談ワンストップ窓口設置(企画
課)
• 移住体験施設(室蘭市シーズンステイ住
宅 1室)
• 移住相談ワンストップ窓口設置(企画調
整グループ)
• 移住体験施設(民間企業管理の施設)
• 相談ワンストップ窓口の設置(企画課)
• 移住体験施設(グランデージ北湘南※
伊達市認定安心ハ
ウス)
• 移住コンシェルジュ配置
• 移住体験施設(礼文華地区に 2戸)
• 移住相談対応(企画調整課)
• 移住相談ワンストップサービス(産業振
興課)
• 移住体験施設(2棟)
(※地域資源の状況に関する各市町提供資料はH28.7月調査時点)
7
N=300 N=300
68.7 31.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
男性 女性
4.3 12.3 31.3 33.7 18.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
20代 30代 40代 50代 60代
20.0 22.7 19.0 21.7 16.7
0% 20% 40% 60% 80% 100%
思う どちらかといえば思うどちらかといえば思わない 思わないわからない
12.5 22.7 20.3 33.6 10.9
0% 20% 40% 60% 80% 100%
思う どちらかといえば思う
どちらかといえば思わない 思わない
わからない
N=300 N=128
第2 移住意向調査の結果
(1)回答者の属性
• 年齢:20 代 4.3%、30代 12.3%、40代 31.3%、50 代 33.7%、60 代 18.3%
• 性別:男性 68.7%、女性 31.3%
■年齢 ■性別
(2)将来的な移住意向
• 将来的に別の地域に移住(完全移住、二地域居住・シーズンステイ含む)したいとの回答は
42.7%(「思う」「どちらかといえば思う」の合計)
• 一方、「思わない」「どちらかといえば思わない」の合計は 40.7%
• 移住したいと回答した人のうち、移住先として西いぶり圏域を選んでもよい・検討してもよ
いとの回答は 35.2%(「思う」「どちらかといえば思う」の合計)
■今住んでいる地域から別の地域に移住したいか ■移住先として西いぶり圏域を選ぶ・検討してもよい
と思うか
8
■移住するとしたら、どのようなタイミングが好ましいか
53.0 15.3 31.0
0% 20% 40% 60% 80% 100%
完全移住 二地域居住 シーズンステイ その他:
N=300
37.7 20.3 8.0 23.3 9.0
0% 20% 40% 60% 80% 100%
持ち家(一戸建て) 持ち家(マンション)
賃貸(一戸建て) 賃貸(マンション)
賃貸(高齢者向け住宅) その他:
N=300
(3)移住を考えるタイミング
• 移住を考えるきっかけ、好ましいタイ
ミングとして、「定年退職」が 46.0%と
最も高い。
• 次いで「わからない」(26.0%)、「就職・
転職」(21.3%)となっている。
• 「早期退職が 15.0%で、「定年退職」と
合わせると 61.0%の回答
(4)移住の際に好ましい移住・居住形態
• 移住の際に好ましいと考える移住形態について、「完全移住」が 53.0%で最も高い。
次いで「シーズンステイ」(31.0%)、「二地域居住」(15.3%)となっている。
• 移住の際に好ましいと考える居住形態について、「持ち家(一戸建て)」が 37.7%で最も高い。
次いで「持ち家(マンション)」(20.3%)、「賃貸(高齢者向け住宅)」(9.0%)となっている。
21.3
12.7
5.3
4.3
11.7
15.0
46.0
26.0
4.0
0% 20% 40% 60%
就職 ・転職するとき
結婚するとき
子どもができたとき
子どもが増えたとき
(居住環境を広くしたい等)
子どもが独立したとき
早期退職したとき
定年退職したとき
わからない
その他:
N=300
■移住する際に、どのような移住形態が好ましいか ■移住する際に、どのような居住形態が好ましいか
9
• 移住を考える際に欲しい支援・サポー
トは、「移住に関し何でも相談できる
相談窓口」が45.0%で最も高い。
• 次いで「移住に関する情報がわかる総
合情報サイト」(41.3%)、「引越し
費用や移住先の住宅に係る費用に対
する補助」(41.0%)となっている。
• 移住を考える際に欲しい情報は、「日常
の買い物拠点」が41.7%で最も高い。
• 次いで「住宅情報」(36.7%)、「医療環境」
(35.3%)となっている。
■移住を考える際に、どのような情報が欲しいか
29.0
36.7
34.0
41.7
8.3
0.7
0.7
35.3
12.3
3.0
4.7
1.3
17.0
4.0
20.3
1.3
0% 20% 40% 60%
地域の企業や求人など仕事に関
する情報
住宅の規模や価格、家賃等の住
宅情報
公共交通機関や移動支援サービ
スなど交通の利便性
スーパー等の日常の買い物拠点
緑地の多さ等の自然環境
保育所(園)・幼稚園や子育て支
援・サービス等の状況
小中学校、高校、大学等の教育
環境
総合病院や診療所等の医療環境
介護施設や高齢者向けサービス
等の福祉環境
体育館や健康づくり・アクティブ活
動など健康・スポーツ環境
趣味・サークル団体や大学等での
学び直しなど生涯学習環境
ボランティア団体や町会など地域
活動の状況
自然災害(台風、地震等)の発生
状況や防災対策の状況
地場産品、観光名所に関する情
報
移住した人の声や感想
その他:
N=300
■移住を考える際に、どのような支援・サポートが
欲しいか
45.0
41.3
13.7
8.3
26.0
41.0
33.0
1.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
仕事や暮らしなど移住に関し何で
も相談できる総合窓口
仕事や暮らしなど移住に関する情
報がわかる総合情報サイト
都市部で開催する移住相談会・セ
ミナー
都市部で開催する地域企業の説
明会・面接会
移住希望者や関心がある人向け
のお試し体験
引越し費用や移住先の住宅にか
かる費用(家賃等)に対する補助
移住した後のサポート・フォロー体
制(地域住民との交流会やコミュニ
ティ活動等)
その他:
N=300
(5)移住を考える際に欲しい情報 (6)移住を考える際に欲しい支援・サポート
10
• 移住先で希望する働き方について、
「主にパートなど補助的に働く」が
39.0%で最も高い。
• 次いで「フルタイムで働く」(29.0%)、
「働かない」(21.3%)となっている。
• 移住先の余暇時間で行いたいことは、「自
然環境の中でのスポーツ・アクティブ活
動」が50.3%と最も高い。
• 次いで「農業や自家菜園を行う」(39.0%)、
「西いぶりや北海道内の観光拠点を散策
する」(37.0%)となっている。
■移住先で希望する働き方■移住をイメージした時、移住先の余暇時間で何を
したいか
29.0 39.0 9.7 21.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
現在の生活水準を維持できるよう、フルタイムで働く
主に年金や貯蓄で生活する、または配偶者等の主な収入が
あるため、パートタイムなど補助的に働く
特技や資格・これまでの経験を活かし、起業・創業する
働かない
その他:
N=300
50.3
25.7
37.0
39.0
10.7
13.3
14.3
5.0
0% 20% 40% 60%
自然環境の中でのスポーツ・アク
ティブ活動
(ハイキング等)を行う
体育館や公園などでの気軽なス
ポーツ・
健康づくり活動を行う
西いぶり圏域内や北海道内の観光
拠点を散策する
農業や自家菜園を行う
地場産品を使用した料理・レシピ開
発等を行う
大学等の市民講座やサークル活動
など
生涯学習活動を行う
ボランティア活動等を通じた社会貢
献活動を行う
(子育て・高齢者支援、環境保全等)
その他:
N=300
• 移住先での仕事の選び方について、「定時
あるいは時間に拘束されない仕事」が52.3%
で最も高い。
■移住先での仕事の選び方
20.0 17.0 52.3 8.3 2.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
収入が下がっても、特技や資格・これまでの経歴を活かした
仕事がしたい
特技や資格・これまでの経歴より、現在の収入を維持できる
仕事がしたい
プライベートを充実させたいので、定時あるいは時間に拘束
されない仕事がしたい
農業などの1次産業、食や観光関連など、北海道だからでき
る仕事がしたい
その他:
N=300
(7)移住先の余暇時間で行いたいこと (8)移住先で希望する働き方、仕事の選び方
11
35.3
37.7
41.3
47.0
13.7
14.3
13.7
3.0
0% 20% 40% 60%
インターネット上では公開されていない
求人企業や地場企業の情報提供・紹介
詳細な仕事内容・業務内容(必要とする
専門知識・PCスキル・対人能力等)の情報提供
詳細な就業条件(1日の就業スタイル、出退勤時間、残業の有無等)の情報提供
雇用条件(自分の能力・経験に則した
給与・時給、年間労働時間等)の情報提供
実際に働いている従業員との
交流・相談支援
就業後のサポート・フォロー体制
(就業相談やカウンセリング等)
今後のキャリア形成や人生設計に
係る情報提供や相談支援
その他:
N=300
(9)移住先での就労を考える際に欲しい支援・サポート
• 移住先での就労を考える際に欲しい支援・サポートについて、「雇用条件の情報提供」が 47.0%
と最も高い。
• 次いで「詳細な就業条件の情報提供」(41.3%)、「詳細な仕事・業務内容の情報提供」(37.7%)
となっている。
■移住先での就労を考えたとき、どのような支援・サポートが欲しいか
12
16
67
2137
68
-40-20
020
4060
80
H23
-37
H17 H21H20H19H18 H22
-27
-267-367-350
-417-317
-410
-800
-600
-400
-200
0
200
H23H22H21H17 H20H18 H19
-730
室蘭市
-138-207-246
10
-500
-400
-300
-200
-100
0
100
-44
H20 H22 H23H21
-67
H19
-428
H17 H18
登別市
-468-371
-467-509-459
-757
-536
-800
-600
-400
-200
0
H21H17 H20 H23H19H18 H22
胆振地区の町村計(【西胆振】豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町【東胆振】白老町、安平町、厚真町、むかわ町)
伊達市の社会増減 室蘭市の社会増減
登別市の社会増減 胆振地区の町村合計の社会増減
(人) (人)
(人)(人)
伊達市
-140
-120
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
H21H18H17 H19 H22H20 H23
40代50代
30代20代
60歳以上
未成年
安心ハウス入居開始
田園せきない入居開始(人)
第3 伊達ウェルシーランド構想の検証
1 社会増減の状況
(1) 人口の社会増減の状況
• 伊達ウェルシーランド構想の事業期間である H17~23年度における社会増減の状況では、室
蘭市や登別市、胆振地区の町合計と比較して、伊達市は社会増の傾向にある。
■社会増減の状況
(2) 伊達市の年代別社会増減の状況
• 伊達市の H17~23 年度における社会増減の年代別状況では、伊達版安心ハウスの入居開始時
期(H18)、田園せきないの分譲開始時期(H20)において、60歳以上の社会増が大きくなって
おり、事業効果があらわ
れているものと推察さ
れる。
• そのほか、30~50代も
社会増の傾向となって
おり、高齢者に限らず
多世代の移住定住につ
ながったものと推察さ
れる。
■伊達市の年齢別社会増減の状況
13
3535
2124
5053
183
148127
53
218
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
020406080100120140160180200220
H19 H23H21
103
H22H20H18
合計の60歳以上の累計移住者数当該年度の60歳以上の移住者数
(人) (人)
200
100
0
250
50
150
143
178
23
3529
H21
196
162
24
121
17
H23
240
27
6
8
5575
16 21
133
40
H20
96
16
H19
14
H18
106
H22
後期高齢者医療保険(総医療費)国民健康保険(総医療費)
介護保険給付費
(百万円)
※斜線のとおり、H20までは後期高齢者医療保険ではなく、老人保健医療費を使用する
※端数処理の関係上、合計値が合わない場合があります
2 経済効果の試算
(1) 伊達市の移住者数の試算
• 伊達ウェルシーランド構想では多世代の移住効果がみられた中で、移住者数の正確な把握が困
難であることを踏まえ、経済効果の試算にあたっては、特に医療費・介護費等の歳出の影響が
大きい 60歳以上を対象に試算する。
• 事業開始した H17 年度の 60 歳以上の転入者数を基準に、H18~23 各年度の 60歳以上の転入
者数から H17年度の 60歳以上転入者数を差し引いた人数を構想の効果として移住した人数と
仮定し、218人と試算
(2)移住による医療・介護費への影響
• 移住者 218人の医療費・介護費への影響について、伊達市の 1人当たりの国民健康保険(総医
療費)、後期高齢者医療保険(総医療費)、介護保険給付費から試算
• 事業期間における移住者に対する医療費・介護費の支出総額は約 9億円と試算
■伊達ウェルシーランド構想における移住者数
■移住者の医療費・介護費の推移
14
0
150
50
250
300
200
100
H19H18
134
H20
69
165
H22H21 H23
193
238
28460歳以上の移住者の消費額
(百万円)
0
10,00011,000
3,000
5,0006,0007,0008,0009,000
4,000
1,0002,000
H19H18 H20
2,536
6,0954,972
H22H21 H23
10,241
8,614
7,001
60歳以上の移住者の納税額
(千円)
(3) 税収入
• 移住者 218人の市民税収入について、伊達市の年齢別 1人当たりの納税額と納税義務者数から
試算
• 事業期間における移住者の市民税納税額の総額は約 4,000 万円と試算
(4)消費額
• 移住者 218人による消費額を、北海道の平均世帯消費支出額から試算
• 事業期間における移住者による消費支出額の総額は約 11億円と試算
■移住者の消費額
■移住者の市民税納税額の推移
西いぶり「生涯活躍のまち」構想
【資料編】
西いぶり「生涯活躍のまち」構想推進協議会
事務局:室蘭市企画財政部企画課
伊達市企画財政部企画課