長期成長エンジン ロボティクス日興amファンドアカデミー ベーシック...
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日興AMファンドアカデミー
ベーシック
2 0 1 6 . 9
「わからないから 何もしない」 は正解か?
不透明な市場環境の今こそ
こんな時だからこそ “株式の柱”を立てておく
“長期成長エンジン”としてのロボティクス
長期成長エンジン
としての ロボティクス
“株式の柱”を立てておく
2015年 2014年 2016年
「わからないから 何もしない」 は正解か?
2014年は全般に好調だったマーケットも、2015年の夏には中国の景気悪化懸念を
発端に世界株安となり、年末には米国が約10年ぶりの利上げに転換、以降神経質な
展開が続いています。
ここ数年で投資信託を始められた方は、おそらく初めてのストレスに困惑されていること
でしょう。
しかし、忘れていただきたくないことが2つあります。
世界景気は、ペースダウンを懸念されつつも、全体としては緩やかな回復基調
にある。
世界的な金融緩和のもと、運用マネーは市場に溢れており、(乱高下の一因
でもあるが)基本的には資産価格を押し上げる力が働いている。
● 世界REIT
● 世界株式
● 日本株式
● 新興国株式
■ 主要資産の推移 (2014年1月6日~2016年7月29日)
(出所)信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
日本株式:TOPIX、世界株式:MSCI-KOKUSAI指数、新興国株式:MSCI新興国指数、世界REIT:S&PグローバルREIT ※TOPIX以外はすべて米ドルベースを日興アセットマネジメントが円換算 ※すべて配当込みトータルリターン ※上記グラフは過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
(年/月)
※起点を100として指数化
1
2
1 2015年半ばから
確かに色々ありました。
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2014/1 2014/7 2015/1 2015/7 2016/1 2016/7
米
国
利
上
げ転
換
原
油
再
び
下
落
日銀マイナス金利導入
英EU離脱派勝利
原油価格急落
中国景気不安
プロの懸念/日々の“相場解説”
確かに現在は不透明要素が多く、市場の変動も大きくなりがち。こんな時はじっとしている
のが一番でしょうか? 買ったファンドはどうしたらいいのでしょうか?
日々のニュースはどうしても短期目線で、かつ悲観論が幅をきかせるもの。ここからは特に、
あえて大きく構えるのが正解かもしれません。
2 現在も確かに不透明。
だからこそ、「あえて楽観が吉」かも。
イエレン米FRB議長
不透明要因 米国利上げ
1
米国の次の利上げはいつ?
その後の利上げペースも気になる…
不透明要因 米国大統領選
2
個人がゆったりと持っておきたい考え方 米金利の魅力が上がることで新興国への投資資金
が引き揚げられ、新興国経済がおかしくなるかも…
金利が上がるとお金を借りる人が減って
景気が悪くなるし、お金を借りて投資する
人も減って相場が下落するかも…
利上げがあるとしたら、それは米国景気が良い“証拠”のはず。
そして米国景気が良くなることは、世界経済にとっても長期的に
プラスのはず。
市場は「トランプ大統領」を恐れ、11月の選挙の前後はそれを
材料に売買する人もいるかもしれないが、どちらになったとしても
経済重視は変わらないはず。
ヒラリー民主党候補
トランプ共和党候補
不透明要因 中国の景気減速懸念 3 習近平 中国国家主席
世界の消費を左右する中国景気は確かに重要だが、リーマン・
ショック後の強引な財政投入を反省した現在の安定成長路線は、
世界経済にとっても長期的にプラスのはず。
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2000 2005 2010 2015
こんな時だからこそ “株式の柱”を立てておく
時間が解決する側面も
1年2年だと方向感の見えないグラフも、
5年10年の時間軸だとまた違った印象に。
結局、その時々の市場の“一大事”は
解決または消化され、再度持ち直して
いったケースは少なくありません。
100年に1度と騒がれた2008年のリーマン
ショック時も、あらゆる資産が大きく下落し
ましたが、その後一定の時間を経て、その
多くが高値を更新していきました。
1 REITもいいが、
今こそ株式にも目を向けたい。
※上記2つのグラフは一般的なデータの過去および予想の値によるものであり、将来の特定の運用戦略や商品の運用成果等を約束するものではありません。※信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成。
■ 世界株価指数と世界のGDPの推移
(出所)国際通貨基金(IMF)「World Economic Outlook, April 2016」
* GDPは名目GDPの1990年~2020年予想(予想はIMF)、世界株価 指数は1989年12月末~2016年7月末まで
世界株価指数はMSCI ACワールド指数(配当込み、米ドルベース)
(1990年~2020年*)
「株は本来上がるもの」なのでは?
さらに長期で見ると、株価と経済成長は
面白いようにリンクしています。
IMF*が予想しているように、世界が今後
も経済成長の歩みを止めないのであれ
ば、株式、特に世界に分散した株式は、
長期で大きく報われる投資対象のひと
つと考えることができます。
*International Monetary Fund/国際通貨基金
GDP
予想
■ 主要資産の推移 (1999年12月末~2016年7月末)
※起点を100として指数化
世界
REIT
新興国
株式
世界株式
日本株式
(出所)信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
日本株式:TOPIX、世界株式:MSCI-KOKUSAI指数、新興国株式:MSCI新興国指数、世界REIT:S&PグローバルREIT ※TOPIX以外はすべて米ドルベースを日興アセットマネジメントが円換算 ※すべて配当込みトータルリターン
(年)
(兆米ドル) (ポイント)
(年)
リーマン ショック
3
世界の名目GDP (右軸)
世界株価指数
不透明さを逆手に、今こそ“株式の柱”を
投資信託は本来、「相場に賭けて儲けを得る」といった投資には向いていません。あくまでも
預金をベースに、金融資産全体を構築するためのパーツとして、各ファンドの役割(目的)を
意識することが大切です。
バランスファンドなどのコア運用と共に、今取り入れておきたいのが、“長期成長エンジン”として
の“株式の柱”。
株式が長期で報われるものだとしても、割高な時期に買ってしまうとダメなのは、バブルの頃の
日本株式で明らかです。だからこそ、目先の不透明要因でウロウロしている今、少し先を見て
株式の柱を立てておきたいのです。
目的別の追加投資
サテライト運用
長期成長エンジン
株 式 の 柱
ベースとなる 預貯金
ほどよい投資
コア運用
2 長期成長エンジンとして、
株式の柱を立てておく。
一度に買わない“分けて買い”で
株式ファンドの買い方にはコツがあります。それは、一度
に買わない「分けて買い」。
思い立ったらまず、タイミングを計ったりせずに
予算の半分の金額で買う。
買った基準価額から、たとえば1割*下がったら、
もう半分を買う。
もし下がることなく上がっていっても、欲張る必要はありま
せん。またいつか、何かの不透明要因で下がったときに、
「待ってました」とばかりに買えば良いのです。
1
2
思い立ったら
まず半分
たとえば 1割下落で
もう半分
*1割はあくまで一例であり、投資者の皆様がそれぞれに設定されるようお願いいたします。 ※上記および上図は購入方法に関するひとつの考え方の提示であり、その効用を保証するものではありません。
役割(目的)の例
短期的な値上がり益のため
毎月分配金を得るため
役割(目的)の例
長期的に金融資産
を増大させるため
役割(目的)の例
リスクを抑えながら、預貯金に
プラスアルファを乗せるため
※上図は資産運用の方法の一例を示したイメージ図であり、特定の商品や資産構成を推奨するものではありません。 なお、面の大きさは金額、高さは期待リターンをイメージしています。
4
すべての企業・産業が平均的に成長する世の中でないとすると、長期で
成長する確度の高い“鉄板の成長産業”に投資するのが賢い投資という
考え方も。
その有力候補のひとつが、ロボット工学/技術=ロボティクス です。
ロボットというと夢の世界のような、掴みどころのないイメージがあるかもしれ
ません。しかし実は、ロボティクス投資とは、先進国の労働力不足という
「目の前の問題解決」と、私たちの生活の「さらなる豊かさ」の2つ、つまり
“必然とワクワク”の両方に支えられた骨太の成長テーマなのです。
1 “必然とワクワク”の両方に支えられた
骨太の成長テーマ、ロボティクス
“長期成長エンジン”としての ロボティクス
さ ら な る 豊 か さ のためのロボ
IoT
生 活 の 質
AI 人工知能
「モノの インターネット」化
土木・ 建築
農業
工場
インフラ
保守
物流
危険
作業
介護
健康
住宅 設備
家電
医療
自動車
すべてのモノがインターネットにつながる IoT(Internet of
Things/「モノのインターネット」化) と人工知能(AI)が、従
来のロボット技術を飛躍的に進化させています。
5
目の前の 問題解決 のためのロボ
労 働 力 不 足
6.5
7.0
7.5
8.0
8.5
1980 1995 2010 2025 2040
先進国の労働力は2015年から減少を始め、新興国
の賃金も上昇中。
労働力不足という「目の前の問題解決」を、ロボ技術
による自動化・効率化でいかに進めるかが、各国の
国家的課題となっています。
たとえば土木の現場の一部では、ドローンで測量を行
なって瞬時に施工計画を作成したり、高度に知能化
された建機により、経験の浅いオペレーターでも施工
を可能にしたりしています。
(出所) World Population Prospects: The 2015 Revision
※2015年以降は予想値です。
生産年齢人口:15~64歳
期間:1980年~2050年(予想)
※上記グラフ・データは過去のものおよび予想であり、将来の
運用成果等を約束するものではありません。
■ 先進国の生産年齢人口の推移 (億人)
ここ数年、IT企業などがIoT分野にこぞって進出しているのは、彼らがこの“必然とワクワク”の
ポテンシャルに気づいているから。それを個人が将来設計に活かす試みが、「長期成長エン
ジンで株式の柱を立てる」ということです。
ロボティクスの根底に流れるイノベーション(技術革新)は、
前進こそすれ後退はしないはず。ただし、市場が楽観的に
なりすぎると割高な水準で買ってしまう可能性も高まります。
不透明で皆が迷っている今のような時期にこそ、ロボティ
クスで株式の柱を立てておきたいものです。
一方、最近話題のクルマの自動運転など、私たちの生活の
「さらなる豊かさ」を実現するロボ技術も重要です。
医療や介護・福祉も大きな期待が持たれる分野。また今後は、
AIやIoTを用いた、私たちをワクワクさせるような製品もどんど
ん出てくることでしょう。
2 景気は循環するが、
イノベーションは前進する。
いわば“必然のロボ”
いわば“ワクワクのロボ”
英アーム社の買収を発表する ソフトバンク孫社長 6 上記銘柄の売買などを推奨するものではありません。
写真:ロイター/アフロ
(年)
新聞記事に見る
ロボティクスの話題性・将来性
Appendix
日本経済新聞社から許諾を得ています。無断複製転載は禁じられています。
7
当ページ以降の新聞記事では個別企業が紹介されていますが、弊社はそれら企業および銘柄、またその商品やサービスについて、売買などを推奨するものではありません。また弊社ファンドにおける保有の有無、並びに 将来の組み入れ、もしくは売却を示唆するものでもありません。
(出所)日本経済新聞 2015年11月19日
ロボット活用工事 本格普及へ
ロボット技術を活用した建築・土木
工事を、公共事業でも活用すべき
と国交省が検討をスタート。労働力
不足の克服は国家的課題となって
います。
目の前の問題解決のための
必然のロボ
日本経済新聞社から許諾を得ています。無断複製転載は禁じられています。
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目 の前 の問題解決のためのロボ
労 働 力 不 足
土木・建築
農業
工場
インフラ
保守
物流
危険作業
(出所)日本経済新聞 2016年1月22日
FAも最新ロボ技術でさらに進化
従来から日本が強みを持ってきた
FA(ファクトリーオートメーション/生
産工程の自動化)技術にIoTなどが
結びつき、最先端のロボット技術を
活用した工場へと進化が始まって
います。
目の前の問題解決のための
必然のロボ ファクトリーオートメーション
日本経済新聞社から許諾を得ています。無断複製転載は禁じられています。
自動運転技術の 製品化が加速
クルマの自動運転と聞くと、人が
まったく関与しない少し不安なイ
メージを持つ人も多いかもしれませ
んが、その段階(Level4)の前に、
実用的な安全技術の製品化が
着々と進んでいます。
さらなる豊かさのための
ワクワクのロボ
(出所)日本経済新聞 2016年4月15日
さ ら な る豊 か さのためのロボ
生 活 の 質
介護
健康
住宅設備家電
医療
自動車
Level4
Level1
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日本経済新聞社から許諾を得ています。無断複製転載は禁じられています。
難病患者のサポート にもロボット技術
高齢化に伴なう障害の克服やリハ
ビリの高度化は、高齢化の進む先
進国共通の課題。厚生労働省が前
例のない装着型ロボットを医療機器
として認定したのは、その課題への
危機意識の現れといえます。
医療機器のロボットとしては他に、内
視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」も
普及し始めています。
さらなる豊かさのための
ワクワクのロボ
(出所)日本経済新聞 2015年11月26日
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●当資料は、日興アセットマネジメントが投資信託についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。●投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。●当資料の図表等はすべて過去のものであり、将来の市況環境の変動等を約束するものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また記載内容の正確性を保証するものでもありません。