強豪が揃うオーストラリアのインディーズ・シーンから、 新鋭 ... · 2012....

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強豪が揃うオーストラリアのインディーズ・シーンから、 新鋭ポスト・スクリーモ・バンドが誕生! 「自分たちの理想のサウンドを求めて、 今まであった曲を磨き上げて、渾身の作品作りに臨んだよ」 Luke McKenzie (Dr) インタビュアー:MAY-E -初めてのインタビューですので、まずはバンド結成までの経緯を教えてください。 皆さん、FOR THIS CAUSE が初めてのバンドですか? 実は俺と Reuben Chant は従兄弟なんだ。それから Damon が加入して、ちょっ としたサイド・プロジェクトとして始めたのさ。最初は、ただ曲作って楽しむ程度 だったんだ。そして、Rhys Crowley が加入してから本気でバンド活動を始めた んだけど、自分たちにとってこのバンドが一番大切なものになったよ。そういう意 味では FOR THIS CAUSE が俺たちにとって最初のバンドさ。 -音楽的にどのような方向性を目指して、このバンドは結成されたのでしょうか? このバンドを始めた時は、もっとヘヴィな音楽をやろうと思っていたよ。その時に 凄い影響を受けたのが UNDEROATH、THE DEVIL WEARS PRADA、 PARKWAY DRIVE の様なバンドだった。でも、たくさんの曲を書いたりライヴ を重ねていく毎に、もっと自分達らしい音楽をやろうと思うようになって。自分ら しさを持つことで、バンドも凄く成長したと思うよ。 -メンバー皆さんのバック・グラウンドを教えてください。 俺とReubenは小さい頃から、常に周りに音楽が溢れている環境で育ってきたんだ。 そういう意味では本当にラッキーだった。Damon と Rhys は高校に入ってから本 格的に音楽に打ち込むようになったみたいだね。今では、俺たちは音楽が本当に生 き甲斐になっているよ。 -デビュー作『Journeys』の日本リリースおめでとうございます。イントロを含 め 7 曲、実質 6 曲入りの EP ですが、処女作とは思えない楽曲が揃い、ましてや自 主制作盤とは思えないほどサウンドもクリアでダイナミックですよね。2009 年の バンド結成から長い時間をかけて制作されたとか。今作の制作時の背景を教えてく ださい。 このアルバムに収録されている曲は、レコーディングに至るまでに長い間暖めてき た曲ばかりさ。自分たちの理想のサウンドを求めて、スタジオ探しにも時間をかけ て、メンバー全員のモチベーションが高まった状態でスタジオを予約して、今まで あった曲を磨き上げて、渾身の作品作りに臨んだんだ。 -『Journeys』というタイトルには、どのような意味が込められているのでしょ うか? 『Journeys』は、今までのバンド人生の全てが基になって書かれた曲で構成され ているよ。この EP は俺たちにとって現時点に至るまでの“旅(=Journey)”なんだ。 -作品の世界観を大切にした作品だと感じました。今作のテーマやコンセプトがあ れば教えてください。 今までバンドが経験してきたことだけではなくて、メンバー各々がバンド以外で “旅”として経験してきたことをテーマとしているよ。バンドが過去と未来にどう 向き合っていくかということだね。 -拘った点や苦労した点を教えてください。 レコーディングでは終始苦労したよ。常に時間との闘いだったからね。楽しかった 思い出は、スタジオからの帰りの車の中で、仕上がっていく EP を聴いて、誇りに 思える最高な作品が出来ていく過程を楽しめたことかな。 -メンバー皆さん、今作の仕上がりには満足しているでしょう。音源を手にした本 国のファンからはどのようなリアクションが届いていますか? 今回のリリースは、バンドにとってもとても大きな出来事だった。以前は、それほ どツアーに出ていた訳でもないし、レコーディングといってもデモぐらいだったか らね。その成果はあったよ。このリリースがあって、俺たちがバンドとしてどのよ うに活動したていきたいのかということが、音源を聴いてくれた人にも伝わったよ うだからね。この EP は凄くみんな気に入ってくれているし、評判もとてもいいよ。 ーの >> GEKIROCK.COM -レーベルから音源をリリースするのは、これが初だそうですね。こういった形での 日本デビューは予想していましたか? もちろんレーベルと契約、リリースすることは初めから視野にあったけど、まさか ZESTONE RECORDSと契約できるとは思っていなかったから、本当に興奮したよ。 -今後、本国での展開はどのように考えていますか? 今のところはツアーを続けながら、今行なっているフル・アルバムのレコーディング を終わらせる予定さ。でも俺たちはツアーを続けてバンドをもっと成長させたいと 思っているよ。新しいアルバムをリリースしたら、どこまでいけるか試したいな。 -エモ・ロックまたはポスト・スクリーモなんて言い方も出来そうなサウンドですが、 そう呼ばれることに抵抗はありますか? そう言われてもおかしくないと思うよ。でも、俺たちは特にジャンルにそこまでこだ わっている訳じゃないんだ。一番こだわっているのは俺たちが自分の作る音楽に誇り を持てることと、それを聴く人全てが楽しんでくれたらいいなってことさ。 -SWITCHFOOT といったビッグ・バンドとも既に共演を果たしていますね。共演 はいかがでしたか? 大きなバンドのサポートが出来ることは俺たちにとっても嬉しいことだよ。彼らのよ うに有名なバンドには、いつも尊敬の気持ちを持っている。先人である彼らがこれま で苦労してシーンを作ってきたんだからね。有名なバンドとプレイ出来ることは良い 経験になるし、光栄に思うよ。 -PARKWAY DRIVE、CLOSURE IN MOSCOW、DREAM ON, DREAMER 等 を輩出しているオーストラリアのロック・シーンは、日本からも高い注目を集めてい ます。切磋琢磨出来る良いシーンが根付いているということでしょうか? オーストラリアの音楽シーンは凄く良いし、みんな才能あるアーティストばかりだ よ!きっと、こういうシーンをサポートする環境が整っているからだと思う。アン ダー・グラウンドのシーンからたくさん成功しているバンドがいることは、本当に誇 りに思っているよ。 -SOUNDWAVE FES というオーストラリアの超巨大フェスが世界中で話題になっ ていますが、あなたがたにとっても SOUNDWAVE に出演することは1つの目標で しょうか? もちろんだよ! SOUNDWAVE でプレイするのも一つの目標だしオーストラリア のバンドマンは SOUNDWAVE に影響されいるだろうから思うから、そこでプレイ するという目標はみんな同じだと思うよ。 -最後に、日本のロック・ファンへ向けてメッセージをお願いします。 日本のファンのみんな、俺たちの EP 『Journeys』が 3 月に日本で発売されるんだ。 いつか日本へ行ってサポートしてくれているみんなの前で最高のライヴをしたいと 思っているよ!ありがとう!! オージー産のポスト・スクリーモ・バンド FOR THIS CAUSE のデ ビュー EP。自主制作盤ながらそのサウンドはとても細やかでダイナ ミック。よく作り込まれていると感じるが、今流行りの過度なメタ ル/ハードコア、はたまたエレクトロといった要素からは手を引き、 スクリームも一切なし。SAOSIN を髣髴とさせる冷やかな世界観を 大切にした、一本芯の通ったロック・バンドの登場だ。09 年に結成 したばかりのこの若手バンドが、CLOSURE IN MOSCOW や DREAM ON,DREAMER ら強者が揃うオーストラリアのシーンで 叩き上げられ、今後どんなバンドに成長していくのか実に楽しみだ。 MAY-E FOR THIS CAUSE Journeys 2012.3.21 ON SALE!! LABEL ZESTONE RECORDS GENRE POST SCREEMO FOR FANS OF CLASSIC CASESAOSINCLOSURE IN MOSCOW

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強豪が揃うオーストラリアのインディーズ・シーンから、新鋭ポスト・スクリーモ・バンドが誕生!

「自分たちの理想のサウンドを求めて、今まであった曲を磨き上げて、渾身の作品作りに臨んだよ」

Luke McKenzie (Dr) インタビュアー:MAY-E

-初めてのインタビューですので、まずはバンド結成までの経緯を教えてください。皆さん、FOR THIS CAUSE が初めてのバンドですか?

実は俺と Reuben Chant は従兄弟なんだ。それから Damon が加入して、ちょっとしたサイド・プロジェクトとして始めたのさ。最初は、ただ曲作って楽しむ程度だったんだ。そして、Rhys Crowley が加入してから本気でバンド活動を始めたんだけど、自分たちにとってこのバンドが一番大切なものになったよ。そういう意味では FOR THIS CAUSE が俺たちにとって最初のバンドさ。

-音楽的にどのような方向性を目指して、このバンドは結成されたのでしょうか?

このバンドを始めた時は、もっとヘヴィな音楽をやろうと思っていたよ。その時に凄い影響を受けたのが UNDEROATH、THE DEVIL WEARS PRADA、PARKWAY DRIVE の様なバンドだった。でも、たくさんの曲を書いたりライヴを重ねていく毎に、もっと自分達らしい音楽をやろうと思うようになって。自分らしさを持つことで、バンドも凄く成長したと思うよ。

-メンバー皆さんのバック・グラウンドを教えてください。

俺とReubenは小さい頃から、常に周りに音楽が溢れている環境で育ってきたんだ。そういう意味では本当にラッキーだった。Damon と Rhys は高校に入ってから本格的に音楽に打ち込むようになったみたいだね。今では、俺たちは音楽が本当に生き甲斐になっているよ。

-デビュー作『Journeys』の日本リリースおめでとうございます。イントロを含め 7 曲、実質 6 曲入りの EP ですが、処女作とは思えない楽曲が揃い、ましてや自主制作盤とは思えないほどサウンドもクリアでダイナミックですよね。2009 年のバンド結成から長い時間をかけて制作されたとか。今作の制作時の背景を教えてください。

このアルバムに収録されている曲は、レコーディングに至るまでに長い間暖めてきた曲ばかりさ。自分たちの理想のサウンドを求めて、スタジオ探しにも時間をかけて、メンバー全員のモチベーションが高まった状態でスタジオを予約して、今まであった曲を磨き上げて、渾身の作品作りに臨んだんだ。

-『Journeys』というタイトルには、どのような意味が込められているのでしょうか?

『Journeys』は、今までのバンド人生の全てが基になって書かれた曲で構成されているよ。このEPは俺たちにとって現時点に至るまでの“旅(=Journey)”なんだ。

-作品の世界観を大切にした作品だと感じました。今作のテーマやコンセプトがあれば教えてください。

今までバンドが経験してきたことだけではなくて、メンバー各々がバンド以外で“旅”として経験してきたことをテーマとしているよ。バンドが過去と未来にどう向き合っていくかということだね。

-拘った点や苦労した点を教えてください。

レコーディングでは終始苦労したよ。常に時間との闘いだったからね。楽しかった思い出は、スタジオからの帰りの車の中で、仕上がっていく EP を聴いて、誇りに思える最高な作品が出来ていく過程を楽しめたことかな。

-メンバー皆さん、今作の仕上がりには満足しているでしょう。音源を手にした本国のファンからはどのようなリアクションが届いていますか?

今回のリリースは、バンドにとってもとても大きな出来事だった。以前は、それほどツアーに出ていた訳でもないし、レコーディングといってもデモぐらいだったからね。その成果はあったよ。このリリースがあって、俺たちがバンドとしてどのように活動したていきたいのかということが、音源を聴いてくれた人にも伝わったようだからね。この EP は凄くみんな気に入ってくれているし、評判もとてもいいよ。

インタビューの続きは激ロックウェブサイトをチェック!!>>GEKIROCK.COM

-レーベルから音源をリリースするのは、これが初だそうですね。こういった形での日本デビューは予想していましたか?

もちろんレーベルと契約、リリースすることは初めから視野にあったけど、まさかZESTONE RECORDS と契約できるとは思っていなかったから、本当に興奮したよ。

-今後、本国での展開はどのように考えていますか?

今のところはツアーを続けながら、今行なっているフル・アルバムのレコーディングを終わらせる予定さ。でも俺たちはツアーを続けてバンドをもっと成長させたいと思っているよ。新しいアルバムをリリースしたら、どこまでいけるか試したいな。

-エモ・ロックまたはポスト・スクリーモなんて言い方も出来そうなサウンドですが、そう呼ばれることに抵抗はありますか?

そう言われてもおかしくないと思うよ。でも、俺たちは特にジャンルにそこまでこだわっている訳じゃないんだ。一番こだわっているのは俺たちが自分の作る音楽に誇りを持てることと、それを聴く人全てが楽しんでくれたらいいなってことさ。

-SWITCHFOOT といったビッグ・バンドとも既に共演を果たしていますね。共演はいかがでしたか?

大きなバンドのサポートが出来ることは俺たちにとっても嬉しいことだよ。彼らのように有名なバンドには、いつも尊敬の気持ちを持っている。先人である彼らがこれまで苦労してシーンを作ってきたんだからね。有名なバンドとプレイ出来ることは良い経験になるし、光栄に思うよ。

-PARKWAY DRIVE、CLOSURE IN MOSCOW、DREAM ON, DREAMER 等を輩出しているオーストラリアのロック・シーンは、日本からも高い注目を集めています。切磋琢磨出来る良いシーンが根付いているということでしょうか?

オーストラリアの音楽シーンは凄く良いし、みんな才能あるアーティストばかりだよ!きっと、こういうシーンをサポートする環境が整っているからだと思う。アンダー・グラウンドのシーンからたくさん成功しているバンドがいることは、本当に誇りに思っているよ。

-SOUNDWAVE FES というオーストラリアの超巨大フェスが世界中で話題になっていますが、あなたがたにとっても SOUNDWAVE に出演することは1つの目標でしょうか?

もちろんだよ! SOUNDWAVE でプレイするのも一つの目標だしオーストラリアのバンドマンは SOUNDWAVE に影響されいるだろうから思うから、そこでプレイするという目標はみんな同じだと思うよ。

-最後に、日本のロック・ファンへ向けてメッセージをお願いします。

日本のファンのみんな、俺たちの EP 『Journeys』が 3 月に日本で発売されるんだ。いつか日本へ行ってサポートしてくれているみんなの前で最高のライヴをしたいと思っているよ!ありがとう!!

オージー産のポスト・スクリーモ・バンド FOR THIS CAUSE のデビュー EP。自主制作盤ながらそのサウンドはとても細やかでダイナミック。よく作り込まれていると感じるが、今流行りの過度なメタル/ハードコア、はたまたエレクトロといった要素からは手を引き、スクリームも一切なし。SAOSIN を髣髴とさせる冷やかな世界観を大切にした、一本芯の通ったロック・バンドの登場だ。09 年に結成したばかりのこの若手バンドが、CLOSURE IN MOSCOW やDREAM ON,DREAMER ら強者が揃うオーストラリアのシーンで叩き上げられ、今後どんなバンドに成長していくのか実に楽しみだ。 MAY-E

FOR THIS CAUSEJourneys2012.3.21 ON SALE !!

LABEL : ZESTONE RECORDSGENRE :POST SCREEMOFOR FANS OF :CLASSIC CASE,SAOSIN,CLOSURE IN MOSCOW