5 広報いわぬま2016.7月号 広報いわぬま2016.7月号 4

前岩沼市長井口　経明さん （70）（中央二丁目）

保護司安島　功さん （71）（桜第一東）

元岩沼市消防長平間　光洋さん （65）（桜第一東）

　25歳で市議に初当選を果たし、平

成10年6月から市長を4期務め、

実に40年以上にわたって市政発展お

よび地方自治の振興に多大な貢献を

されました。市長在任中は、特に、

福祉や教育に重点を置き、市民が健

康で長生き、幸せが実感できる「健

幸」先進都市づくりを進め、平成23

年に発生した東日本大震災では、復

興のけん引役としてリーダーシップ

を発揮されました。

　これまでの功績が認められての受

章です。

　平成元年以来、法務大臣委嘱の保

護司として、罪を犯した人々の改善

更生と犯罪の予防に尽力された功績

により受章されました。

　

安島さんは、「特に印象的だった

のは、前科数犯の某組幹部組員を

4年余り担当した時のこと。毎月

面接を重ねていくうち、信頼関係が

醸成され、心を開いてくれるように

なりました。同時に、強面だった表

情も和やかになり、次第に友情的感

覚で面接するようになり、結果とし

て再犯することなく刑期を終えまし

た。まさに保護司冥利につき、やり

がいを実感したケースでした」と振

り返り、「保護司は無報酬ですが、

定年まで4年余り、社会奉仕の精

神を維持しつつ、任務を全うしてい

きたい」と力強く話されました。

　昭和44年、岩沼町役場に入署、平

成23年6月に消防長として退職さ

れるまで、42年の長きにわたり消防

行政の推進に尽力されました。定年

となる年に東日本大震災が発生し、

多忙を極め、3カ月職務が延長と

なりました。

　

平間さんは、「いろいろありまし

たが、やはり、一番記憶に残って

いるのは東日本大震災です。受章

の知らせに、自分がいただいてい

いのか、と思いましたが、職場や

消防団員、婦人防火クラブの皆さ

んの協力のおかげであり、大変感

謝しています」と話されていまし

た。最近は、健康のためにウオー

キングを始めた、とのこと。嫁い

だ娘さんや家族で温泉に行くのを

楽しみにされていました。

旭

日

中

綬

章

瑞　宝　双　光　章

栄えある受章　おめでとうございます～春の叙勲　受章者の紹介～

4 月 29 日付で平成 28 年春の叙勲が発令され、当市から多大な功績があった方が受章されました。

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5 広報いわぬま2016.7月号 広報いわぬま2016.7月号 4

　

5月26日、一般財団法

人空港環境整備協会に対

し、市から感謝状が贈ら

れました。

　

空港環境整備協会は、

これまで市に対し、消防

車を寄贈するなどの支援

を頂いており、また震災

復興に対しては東児童

館・東保育所の早期再開

などに格別のご尽力をい

ただきました。これまで

のご支援に感謝します。

　5月20日、東京大学で公

益社団法人日本都市計画学

会の表彰式が行われ、玉浦

西まちづくり住民協議会、

元岩沼市震災復興会議議長

の石川幹子中央大学教授、

岩沼市の三者が、同学会の

最高賞である「石川賞」を

受賞しました。

　この度の受賞は、コミュ

ニティを主体とする回復力

の高い復興計画の立案と、

その後の玉浦西の復興まち

づくりの取り組みが日本の

都市計画の進歩・発展に貢

献したと認められたもので

す。表彰式で菊地市長は

「住民の皆さんと話し合い

を重ねてまちづくりに取り

組んだ結果であり、大変う

れしい。今後は心の復興に

も力を注ぎたい」とあいさ

つしました。

　

6月4日、県道岩

沼蔵王線の志賀地区で

「主要地方道岩沼蔵王

線大師・姥う

ばがふところ

ヶ懐工区ト

ンネル工事着工式」が

開催され、関係者や地

元住民が参加して着工

を祝いました。

　

式中、菊地市長は

「積年の悲願だった志

賀地区のトンネル工事

着工はとてもうれし

い。完成すれば仙台空

港と東北道が直結し、

経済活動や観光にも期

待が大きい」と話しま

した。続いて地元住民

を代表して岩沼西小学

校4年の三浦彰太君が

「トンネルができたら、

村田町や蔵王町に行っ

て、おいしいものを食

べたりお祭りを見たり

して村田町の人たちと

も交流をしたい」と発

表しました。

　トンネル工事は平成

30年3月までに完了

し、周辺道路の改良を

含め、すべての事業が

完了するのは平成31年

3月の予定です。

　

5月22日、角田消防

署で人命救助の表彰式

がありました。表彰さ

れたのは市内栄町に住

む小梨和之さんと亘理

町に住む富谷亮さんの

お二人です。

　

小梨さんは4月15日、

丸森町耕野地内を車で走

行中、高齢の男性が阿武

隈川に転落したところを

目撃し、一緒にいた同僚

の富谷さんと協力してそ

の人を川岸に引き上げ、

救助が来るまでの間、支

えていたそうです。勇

気ある行動と適切な判断

は、ぜひ学びたいもので

す。

▲ 感謝状を手にする岩崎会長（右）と熊谷副市長

▲ 表彰状を手にする受賞者。左から玉浦西まちづくり住民協議会の小林副会長、石川教授、中川会長、菊地市長

▶

鍬入れを行う関係者

▲ 表彰状を手にする小梨さん（左）と富谷さん

岩沼駅

ＪＲ東北本線

JR東北新幹線

4

トンネル部

（主）岩沼蔵王線改良区間

長さ 1.28km

長さ 3.7km

　

6月8日、市消防本

部で人命救助をした3

人に消防功労者表彰（感

謝状）が贈られました。

3人は市内中央にある

セントケア岩沼の職員

で、守屋亜矢子さんと及

川智道さん、川口亮弘さ

ん。5月24日、小川地区

を走行中、交通事故では

ね飛ばされた大学生を

側溝から引き上げ、止血

などの応急処置をしな

がら救急車を待ったそ

うです。3人が看護師

と介護士であったこと

が幸いしました。「なん

とか助けたいと夢中で

したが、けがをした学生

さんが順調に回復して

いることが一番うれし

い」と話していました。

▲ 感謝状を手にする左から守屋さん、及川さん、川口さんと菅原消防長

地域経済や観光への効果を期待

～主要地方道岩沼蔵王線　トンネル工事着工式～

日本都市計画学会石川賞を受賞

～岩沼の復興のまちづくりが評価～

人命救助で2組が表彰されました

空港環境整備協会に感謝状

阿武隈川に転落した高齢者を救助

事故で側溝に落ちた学生を救助

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