ewf-843 443 993工説 - サンポット株式会社 · 2019. 11. 7. · ewf-843・ewf-443・ewf-993...

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電力カード(別梱)の取付け タイマー(別売)の取付け HA接続線(別売)の取付け 循環液(不凍液)の温度制御 配管の洗浄 リモコンコードとボイラの接続 リモコン(別売)の取付け 接地(アース)工事 取付け場所の選定 取付け場所は、下記の点を注意して選定してください。 ¡次の場所には取り付けないでください。 取付け時は、下記の点に注意して取付けを行ってください。 ¡ ¡ ¡ ¡ 機器とリモコンの接続は小勢力回路の工事に該当し、電気工事氏の資格がなくても工事が できますが、電気設備に関する技術基準に従って工事を行ってください。 リモコンコードは電源プラグを抜いた状態で接続してください。 電動ドライバーは絶対に使用しないでください。端子のねじ穴が破損して接触不良を起こ す恐れがあります。 リモコンコードは無極性ですので+-はありません。ドライバーなどがほかの電子部品に 接触しないように注意してください。 ・操作しにくい場所     ・湿気が多い場所 ・幼児の手が届く場所    ・上記、水滴、水しぶきなどがかかる場所 ・表示が見えにくい場所   ・ガステーブル、コンロなどの燃焼器具の上部 ・直射日光のあたる場所   ・特殊薬品を使用する場所 ・ストーブなどに近い場所 ・テレビやラジオから1m以内、テレビのアンテナから3m以内 ¡必ず室内に取り付けてください。 ※リモコンコードは別売です。 リモコン取付け場所に応じて長さを選定してください。 据付け場所の選定 ¡機器を据付ける場所は「特に注意していただきたいこと 注意 次の場所 には据付けない」の項をよく守り、配管工事および電気工事が可能で、適 切な耐力を持つ壁面に据付けてください。 器具本体と接続するまえに、必ず事前にシステム内を洗浄し、配管途中のご み・スケールなどを除去してください。 据付け方法 電源の相と電圧 引込み口装置(配線用遮断器など)から ボイラ本体までの200V電源配線 次の場所には据付けない ■水平・垂直でない場所、不安定な場所 ■本体を裏面で固定できない場所 ■不安定な物を乗せた棚などの下 ■可燃性ガスの発生する場所、たまる 場所 ■雨水のかかる場所 ■湿度の高い場所 ■浴室と同一室内 ■排水のしにくい場所 ■ほこりの多い場所 ■燃えやすいものや障害物のある場所 ■階段、避難口などの付近で避難の支 障になる場所 ■耐熱性が80℃以下の材質(ビニー ルクロス等)で仕上げた壁面 火災や予想しない事故の原因になります 附属品の確認 サンポット電気温水ボイラ 工事説明書 EWF-843・EWF-443・EWF-993 特に注意していただきたいこと (つづき) 電気配線 (つづき) 標準据付け例 ■ボイラから周囲の可燃物までの離隔距離は 図のようにしてください。 ¡本体の前方は50cm以上、壁などから間隔をあけ、保守点検できる スペースをとってください。 ※1,2保守点検のため 但し、※2に関してはメンテナンス時に小型ドライバ(2番) 使用する場合、10cm以上とする ¡ダンボール箱からボイラを取り出し、パッキン材、テープなどを取り除いてください。 ¡附属品として次のものが用意されています。梱包材といっしょに捨てることの ないよう点検し、ご使用ください。 開こん 据付け (つづき) 電気配線 本体外形寸法図 据付け ¡ここに示した事項は 警告、 注意 に区分しています。 この表示を無視して作業を誤った場合に設置工事作業者が、また は設置工事の不具合によって使用者が、死亡、重傷を負う可能性 または火災の可能性が想定される場合 この表示を無視して作業を誤った場合に設置工事作業者が、また は設置工事の不具合によって使用者が、傷害を負う可能性や物的 損害の発生が想定される場合 ■取付工事店様へ 設置工事の前に、この工事説明書をよくお読みのうえ正しく据付けてください。 なお、この工事説明書は、工事終了後に、必ずお客様にお渡しください。 ●施工上の責任は当社では負いかねますので、万一施工上に起因する不具合が生じた場合は、貴店の保証規定 によって修理いただくようお願いいたします。 ●取扱説明書に従って「特に注意していただきたいこと」「使用方法」「アフターサービス」「保証書」につい てお客様に説明してください。 特に注意していただきたいこと 循環ポンプ特性 据付けや移設は必ず販売店及び電気工事店に依頼 すること ¡お客様ご自身で据付けをされ、不備があると感電や火災の原因になります。 電気設備に関する技術基準、電気工事は指定の工 事店に依頼するなど法令の基準を守ってください ¡資格・指定のない方が工事をすると法令違反になる場合があります。 ¡イラスト(まんが)の横にあるマークは次のように表しています。 配線器具の定格を越える使い方はしないでください ¡感電や火災、予想しない事故の原因になります。 屋外設置禁止 ¡必ず屋内に設置してください。 感電や火災、予想しない事故の原因になります。 アース工事をすること ¡アース工事を確実に行ってください。 故障や漏電のときに感電する恐れがあります。 アース工事は販売店にご相談ください。 マーク 禁止 、 マーク 指示 、 マーク 注意 安全弁(別売)を取り付けてください ¡暖房システムの戻り配管に必ず安全弁WSVを組み込んでくだ さい。往き配管には組み込まないでください。安全弁のドレン から液漏れする原因となります。 ¡附属部品を使用し、手順に従って据付けてください。 電源コンセント、及び200V電源線は雨・飛水があたらず、足を引掛けたり しない位置に設けてください。100V電源コードの長さは2.3mです。 適切な位置に電源コンセントのない場合、及び200V電源線は電気配線を電 力会社の指定工事店に依頼し、所定の配線をしてください。 1.使用電源は、単相100V及び単相200Vです。 2.単相100Vには専用のコンセントを設けてください。 3.単相100Vに関して、運転時電圧が110Vを超える場合は、電力 会社の指定工事店に依頼し、対策してください。 4.単相200Vに関して、運転時電圧が180V以下及び220Vを超 える場合は電力会社の指定工事店に依頼し、対策してください。 工事は電気設備技術基準および内線規定に基づき、電気工事の有資格 者が施工してください。 1.機器までの配線は専用分岐配線としてください。 2.電線の太さは下表を参照してください。 但し、配線方法(金属管配線、合成樹脂管配線、可とう管配線、ケーブル配線)や、 使用周囲温度、電線の長さ等に配慮し、基準に応じた選定をしてください。 3.電線太さに適合する丸端子と絶縁スリーブを選定してください。 4.絶縁スリーブを電線側にあらかじめ通しておき、 丸端子の筒中央部を専用工具で圧着してください。 ※電線の心線が端子筒部より1mm程度出るように圧着してください。 5.ボイラ本体内の漏電ブレーカーに200V配線を接続します。 ※下表の推奨締付トルクを参照し、確実にねじ締め付け作業を行ってください。 1.電気設備に関する技術基準を定める省令に従いD種接地工事(接地抵抗100Ω 以下)を必ず行ってください。 2.既設のアース端子がある場合 器具のアース線を既設のアース端子に接続してください。 3.集合住宅などの場合 所定のアース配線に接続してください。 ¡ガス管や水道管、避雷針や電話のアース回路、又はろう電しゃ断器を入れた他の製品 のアース回路には絶対に接続しないでください。(法令などで禁止) 電力カード ERC-D2~D8(EWF-843・EWF-443用) ERC-Q5~Q10(EWF-993用) 外形及び取付け時の注意 ¡リモコンの外形は下図のとおりです。 取付け方法 リモコンの取付けは、リモコンセット付属の「工事説明書」をご覧ください。 ¡器具内の高温部にリモコンコードが触れないようにしてください。 ¡電源コードなど大きな電流が流れるコードとは、なるべく離して配線してください。 電気温水ボイラは電力カード(別梱)を制御基板上の所定の位置に挿入しないと、動作しません。 電力カードの設定値と契約電力量が一致していることを必ず確認してから、手順に 従って、正しく作業をおこなってください。 ボイラをタイマー(別売)等の外部スイッチで運転する場合、制御基板上のリモ ート入力端子に接続されている短絡コネクタの線をカットし、カットした線に タイマー等の接点端子に配線された線と接続してください。接続部はハンダ付 けし、絶縁テープで被服してください。 AC100Vへの接続は絶対行わないでください。制御基板が故障します。 4.電力カード同梱の管理シール(シリアルナンバー記載)を、取扱説 明書巻末の保証書に必ず貼ってください。 5.電力カードに関する故障・異常の見分け方と処置方法 ¡リモート入力端子には必ず無電圧接点を使用してください。 運転 入力 12 この端子に電圧がかかると制御基板が故障します。 ¡暖房配管工事は次の各項目に注意して正しく工事してください。 ¡このボイラは温水暖房システム専用の熱源機です。 給湯には絶対に使用しないでください。 ¡システム部品は当社純正部品を使用してください。 ¡配管には熱損失防止のため、保温工事を行ってください。 別売のリモコンで湯温を制御することができます。 6.空気抜きが終わった後、膨張タンクの入口空気を抜くために一度、 ②排水バルブを開き、圧力を落とした後、②排水バルブを閉じて、 再度加圧を行い、圧力を合わせてください。 5.配管経路の給水・空気抜きが終わった後、③中間バルブを開き、④ 排水バルブを閉じて加圧し、3~4分待った後、各放熱器の空気抜 き弁を開いて空気を抜いてください。 ¡放熱の空気抜きの途中で圧力が落ちてきたら、再度加圧してから放熱 器の空気を抜いてください。 ¡各放熱器の空気抜きは1台ずつ行ってください。 加圧:0.05~0.07MPa (0.5~0.7kgf/c㎡) 不凍液の給水及び空気抜き・加圧 循環水の準備 温水配管 4.加圧ポンプの貯水槽に循環水を入れ、加圧ポンプで循環水を給水し てください。 ¡配管を分岐している場合は1経路毎に空気を抜いてください。 3.温水配管の、①給水バルブ、②排水バルブを開き、③中間バルブを 閉じてください。 2.温水配管の排水口にホースを接続し、 ホースの片側を加圧ポンプの貯水槽の 中に入れてください。 1.給水用の加圧ポンプを用意し、加圧 ポンプの出水口と温水配管の給水口 を、ホースで接続してください。 器具本体の据付け、温水配管工事、電気配線工事が正しく施工されていること を再確認してから給水してください。 試運転が終わりましたら、附属のオーバーフロー タンクをボイラーの下面に設置し、ボイラー本体 下部のゴムホース(2本)をオーバーフロータンク の長穴の部分から差し込んでください。 オーバーフロータンクの据付け 試運転 試運転は使用者とご一緒に必ず行ってください。 詳しくは、取扱説明書の37ページを参照してください。 ¡試運転時、器具下面のドレンホースより循環液(不凍液)が出てくる場合が ありますのでドレンホースを大きな容器で受けてください。 ¡各放熱器の回路、温水制御器はすべて「開」状態にしてください。 ¡設定温度を最高にして、温水温度が上がりきるまで確認してください。 7.加圧が終わった後、①給水バルブを閉じてください。 ¡機器内の循環ポンプは、制御基板右下方向に位置するポンプスイッチに て単独運転が可能です。 「入」システム内空気抜き時: ポンプ単独運転 「切」ボイラ通常使用時 : ポンプ単独運転停止 システム内空気抜き終了後は、必ず「切」に戻してください。 ¡配管、各部からの水漏れがないか確認してください。 ¡空気抜きが完全に終了したのを確認したあと空気抜き弁のバルブを閉 止してください。 給水と空気抜き・加圧 (つづき) ボイラの制御基板上には、JEM-A(日本電機工業会)規格によるHA(ホーム オートメーション)端子を備えています。 HA端子からIFU(インターフェイスユニット)を経由し、家庭内または外部 ネットワークを介して、機器を相互に連携するシステムに接続した場合は、リ モコン以外の外部端末からも『運転・停止』の操作が可能となります。 ¡リモコン(別売)は、運転・停止の管理と湯温設定をするために必要です。 給水と空気抜き・加圧 配管施工上の注意 3.配管は空気溜りができないように凸配管にしないでください。 2.ボイラの取外しができるように、ユニオン継手を使用して接続し てください。 1.配管は必ず、銅管、ステンレス管、又は指定の架橋ポリエチレン管 などの防錆、耐熱、耐圧及び耐久性のあるものを使用してください。 ¡鉄系配管「白ガス管」の場合、水アカが付着し沸騰音が発生したり、 循環ポンプの故障などの原因になりますので使用しないでください。 4.このボイラは密閉配管専用です。 配管には注水・加圧の為給水口 (バルブ)、排水口(バルブ)、その 中間にバルブを設けてください。 システム最大水容量以下でシステムを組んでください。 最大水容量以上のシステムで使用すると、ドレンホースから循環液(不凍液) があふれることがあります。 5.配管工事の際には、配管内にごみ・工事材料くずなどが入らない ようにしてください。 7.すべての接続が終わりましたら、必ず漏れ試験を行い、漏れのな いことを確認してください。 6.放熱器は、ボイラ本体の据付け底面から5m以内の高さに設置し てください。 ¡システム最大水容量 システム最大水容量は右記の表のとおりです。 機種名 EWF-843 EWF-443 最大水容量[L] 45 45 EWF-993 45 ¡機器の定格表示は義務付けられています。 ¡定格の明示がないと、電力会社との電力契約の際にも支障が出ることがあ りますので必ず確認してください。 1.漏電ブレーカーが「OFF」になっていること、電源プラグ がコンセントに接続されていないことを確認してください。 ※200Vおよび100V電源に接続したままの作業は、機器の故 障・誤作動の原因になりますので絶対に行わないでください。 2.制御基板上の所定の位置に電力カードを挿入してください。 3.電力カード同梱の定格表示シールを、機器表面の所定の位置に必ず貼ってください。 約1mm ¡器具内の高温部にHA接続線が触れないようにしてください。 ¡電源コードなど大きな電流が流れるコードとは、なるべく離して配線して ください。 取付方法 1.器具下面にあるゴムブッシュからHA接続線の一端(コネクタが ついている方)を、器具内に入れてください。 2.HA接続線のコネクタを基板の右上方向に位置するJEM-A端子 に差し込んでください。 3.器具下面のコードクリップを外し、リモ コンコードとHA接続線を合わせて通し た後、元どおり締め付けてください。 1.循環水には凍結予防及び腐食防止のため、必ずサンポット純正温水 暖房用不凍液を使用してください。他の不凍液は使用しないでく ださい。他の不凍液を使用すると配管内部に不純物が付着し、ボ イラーの寿命が短くなることがあります。 2.不凍液の割合は各地の凍結温度条件により、選定してください。 ¡不凍液割合と凍結温度は不凍液の容器に記載しています。 計算式 [(器具本体容量)+(放熱器などの総容量)+(配管の総容量)]× 不凍液割合×0.01=不凍液の必要量 ¡循環水は6~7年を目安に交換してください。 32400059500 ¡本体の重量は満水時30kg以上になります。据付の 際は壁面の強度が必要になりますので強度がない壁 面を使用する場合は必ず「下地」を入れてください。 1. 据付箇所の強度が十分にあることを確認します。 3. 背面より配線を通す場合は配線取り出し口 を外してください。 ¡本体下面の前扉固定ネジ(3本)を外します。 ¡前扉を一度手前に引いてから下へずらすと外れます。 ¡標準設置型紙(本紙)を壁に押し当てて、取り付け位置を決める。 ¡木ネジの穴位置に印をつける。(穴位置が決まりましたら型紙をはがし てください。) ¡中央の取付ネジを5ミリ程度残して打ち込む。 ¡取付ネジ寸法図 5. 本体の取り付け位置を決め、取付ネジを打ち込む ¡キャビネット底面に付属の4×10タッピ ンネジで壁取付板を本体に取り付ける。 4. キャビネットに壁取付板を取り付ける 2. 前扉を外します 9. 前扉を取り付ける ¡前扉のツメをキャビネットに引っかける。 ¡本体下面の前扉固定ネジを締める。 ¡水準器を用いて機器を水平に保つ。 ¡左右の取付ネジを打ち込む。 ¡中央の取付ネジを完全に打ち込む。 ¡壁取付板を取付ネジで壁面に固定する。 6. 本体を取付ネジに引っかける 7. 取付ネジで固定する ①圧縮補強材 本体中央付近に挿入されている円筒状ボール紙を取り外してください。 ②ポンプ押さえ ポンプ付近の段ボール折曲材を、一度機器内左側に寄せてから、静かに 引き抜いてください。 8. 梱包緩衝材を取り外す ¡バイパスバルブ調整方法 ①図に示すストッパーねじ を緩めてください。 ②マイナスドライバーなどを 使用して、バルブの開度を 適切に調整してください。 ③ストッパーねじを確実に 締め戻してください。 バイパス部のバルブを操作することによって機器内配管を流れる循環液の流量を適切な値に調整できます。 バイパス開度によって、循環ポンプの器具外特性はグラフのとおり変化します。グラフ上方から、開度90°(垂直)、75° 、60° 、50° 、45° 40° 、30° 、15° 、0°(水平)の順に特性を示しています。出荷時のバイパス開度は45°に設定しています。 暖房配管の口径及び長さは循環ポンプの特性の範囲内としてください。 EWF-843、EWF-443、EWF-993 [50Hz] EWF-843、EWF-443、EWF-993 [60Hz] 443 843 993 443 843 993 843 443 993 843 843,443 993 843,443 993 443 993 843 443 993 1.電源プラグがコンセントに差し込まれていないことを確認します。電源プラ グを差したままリモコンコードを接続しないでください。 2.器具下面にあるゴムブッシュからリモコンコードの一端を器具内に入れてく ださい。 3.リモコンコードを小基板の左側にあるリモコン端子台に接続します。 4.器具下面のコードクリップを外し、リモコンコードを通した後、元どおり締 め付けてください。 運転 入力 12 エラーコード 70 71

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Page 1: EWF-843 443 993工説 - サンポット株式会社 · 2019. 11. 7. · ewf-843・ewf-443・ewf-993 特に注意していただきたいこと(つづき) 電気配線(つづき)

電力カード(別梱)の取付け

タイマー(別売)の取付け

HA接続線(別売)の取付け

循環液(不凍液)の温度制御

配管の洗浄

リモコンコードとボイラの接続

リモコン(別売)の取付け

接地(アース)工事

取付け場所の選定取付け場所は、下記の点を注意して選定してください。¡次の場所には取り付けないでください。

取付け時は、下記の点に注意して取付けを行ってください。¡

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機器とリモコンの接続は小勢力回路の工事に該当し、電気工事氏の資格がなくても工事ができますが、電気設備に関する技術基準に従って工事を行ってください。リモコンコードは電源プラグを抜いた状態で接続してください。電動ドライバーは絶対に使用しないでください。端子のねじ穴が破損して接触不良を起こす恐れがあります。リモコンコードは無極性ですので+-はありません。ドライバーなどがほかの電子部品に接触しないように注意してください。

・操作しにくい場所     ・湿気が多い場所・幼児の手が届く場所    ・上記、水滴、水しぶきなどがかかる場所・表示が見えにくい場所   ・ガステーブル、コンロなどの燃焼器具の上部・直射日光のあたる場所   ・特殊薬品を使用する場所・ストーブなどに近い場所・テレビやラジオから1m以内、テレビのアンテナから3m以内

¡必ず室内に取り付けてください。※リモコンコードは別売です。リモコン取付け場所に応じて長さを選定してください。

据付け場所の選定¡機器を据付ける場所は「特に注意していただきたいこと 注意 次の場所には据付けない」の項をよく守り、配管工事および電気工事が可能で、適切な耐力を持つ壁面に据付けてください。

器具本体と接続するまえに、必ず事前にシステム内を洗浄し、配管途中のごみ・スケールなどを除去してください。

据付け方法

電源の相と電圧

引込み口装置(配線用遮断器など)からボイラ本体までの200V電源配線

次の場所には据付けない

■水平・垂直でない場所、不安定な場所■本体を裏面で固定できない場所■不安定な物を乗せた棚などの下■可燃性ガスの発生する場所、たまる場所■雨水のかかる場所■湿度の高い場所

■浴室と同一室内■排水のしにくい場所■ほこりの多い場所■燃えやすいものや障害物のある場所■階段、避難口などの付近で避難の支障になる場所

■耐熱性が80℃以下の材質(ビニールクロス等)で仕上げた壁面

火災や予想しない事故の原因になります

附属品の確認

サンポット電気温水ボイラ

工事説明書EWF-843・EWF-443・EWF-993

特に注意していただきたいこと(つづき)

電気配線(つづき)

標準据付け例■ボイラから周囲の可燃物までの離隔距離は図のようにしてください。

¡本体の前方は50cm以上、壁などから間隔をあけ、保守点検できるスペースをとってください。

※1,2保守点検のため但し、※2に関してはメンテナンス時に小型ドライバ(2番)使用する場合、10cm以上とする

¡ダンボール箱からボイラを取り出し、パッキン材、テープなどを取り除いてください。

¡附属品として次のものが用意されています。梱包材といっしょに捨てることのないよう点検し、ご使用ください。

開こん 据付け(つづき) 電気配線

本体外形寸法図

据付け

¡ここに示した事項は 警告、 注意 に区分しています。

この表示を無視して作業を誤った場合に設置工事作業者が、または設置工事の不具合によって使用者が、死亡、重傷を負う可能性または火災の可能性が想定される場合

この表示を無視して作業を誤った場合に設置工事作業者が、または設置工事の不具合によって使用者が、傷害を負う可能性や物的損害の発生が想定される場合

■取付工事店様へ設置工事の前に、この工事説明書をよくお読みのうえ正しく据付けてください。なお、この工事説明書は、工事終了後に、必ずお客様にお渡しください。●施工上の責任は当社では負いかねますので、万一施工上に起因する不具合が生じた場合は、貴店の保証規定によって修理いただくようお願いいたします。

●取扱説明書に従って「特に注意していただきたいこと」「使用方法」「アフターサービス」「保証書」についてお客様に説明してください。

特に注意していただきたいこと

循環ポンプ特性

据付けや移設は必ず販売店及び電気工事店に依頼すること¡お客様ご自身で据付けをされ、不備があると感電や火災の原因になります。

電気設備に関する技術基準、電気工事は指定の工事店に依頼するなど法令の基準を守ってください¡資格・指定のない方が工事をすると法令違反になる場合があります。

¡イラスト(まんが)の横にあるマークは次のように表しています。

配線器具の定格を越える使い方はしないでください¡感電や火災、予想しない事故の原因になります。

屋外設置禁止¡必ず屋内に設置してください。感電や火災、予想しない事故の原因になります。

アース工事をすること¡アース工事を確実に行ってください。故障や漏電のときに感電する恐れがあります。アース工事は販売店にご相談ください。

マーク 禁止、 マーク 指示、 マーク 注意

安全弁(別売)を取り付けてください¡暖房システムの戻り配管に必ず安全弁WSVを組み込んでください。往き配管には組み込まないでください。安全弁のドレンから液漏れする原因となります。

¡附属部品を使用し、手順に従って据付けてください。

電源コンセント、及び200V電源線は雨・飛水があたらず、足を引掛けたりしない位置に設けてください。100V電源コードの長さは2.3mです。適切な位置に電源コンセントのない場合、及び200V電源線は電気配線を電力会社の指定工事店に依頼し、所定の配線をしてください。

1.使用電源は、単相100V及び単相200Vです。2.単相100Vには専用のコンセントを設けてください。3.単相100Vに関して、運転時電圧が110Vを超える場合は、電力会社の指定工事店に依頼し、対策してください。

4.単相200Vに関して、運転時電圧が180V以下及び220Vを超える場合は電力会社の指定工事店に依頼し、対策してください。

工事は電気設備技術基準および内線規定に基づき、電気工事の有資格者が施工してください。1.機器までの配線は専用分岐配線としてください。2.電線の太さは下表を参照してください。

但し、配線方法(金属管配線、合成樹脂管配線、可とう管配線、ケーブル配線)や、使用周囲温度、電線の長さ等に配慮し、基準に応じた選定をしてください。

3.電線太さに適合する丸端子と絶縁スリーブを選定してください。

4.絶縁スリーブを電線側にあらかじめ通しておき、丸端子の筒中央部を専用工具で圧着してください。※電線の心線が端子筒部より1mm程度出るように圧着してください。

5.ボイラ本体内の漏電ブレーカーに200V配線を接続します。※下表の推奨締付トルクを参照し、確実にねじ締め付け作業を行ってください。

1.電気設備に関する技術基準を定める省令に従いD種接地工事(接地抵抗100Ω以下)を必ず行ってください。

2.既設のアース端子がある場合器具のアース線を既設のアース端子に接続してください。

3.集合住宅などの場合所定のアース配線に接続してください。

¡ガス管や水道管、避雷針や電話のアース回路、又はろう電しゃ断器を入れた他の製品のアース回路には絶対に接続しないでください。(法令などで禁止)

電力カード ERC-D2~D8(EWF-843・EWF-443用)ERC-Q5~Q10(EWF-993用)

外形及び取付け時の注意¡リモコンの外形は下図のとおりです。

取付け方法リモコンの取付けは、リモコンセット付属の「工事説明書」をご覧ください。

¡器具内の高温部にリモコンコードが触れないようにしてください。¡電源コードなど大きな電流が流れるコードとは、なるべく離して配線してください。

電気温水ボイラは電力カード(別梱)を制御基板上の所定の位置に挿入しないと、動作しません。電力カードの設定値と契約電力量が一致していることを必ず確認してから、手順に従って、正しく作業をおこなってください。

ボイラをタイマー(別売)等の外部スイッチで運転する場合、制御基板上のリモート入力端子に接続されている短絡コネクタの線をカットし、カットした線にタイマー等の接点端子に配線された線と接続してください。接続部はハンダ付けし、絶縁テープで被服してください。AC100Vへの接続は絶対行わないでください。制御基板が故障します。

4.電力カード同梱の管理シール(シリアルナンバー記載)を、取扱説明書巻末の保証書に必ず貼ってください。

5.電力カードに関する故障・異常の見分け方と処置方法

¡リモート入力端子には必ず無電圧接点を使用してください。

運転入力

12

この端子に電圧がかかると制御基板が故障します。

¡暖房配管工事は次の各項目に注意して正しく工事してください。¡このボイラは温水暖房システム専用の熱源機です。給湯には絶対に使用しないでください。

¡システム部品は当社純正部品を使用してください。¡配管には熱損失防止のため、保温工事を行ってください。

別売のリモコンで湯温を制御することができます。

6.空気抜きが終わった後、膨張タンクの入口空気を抜くために一度、②排水バルブを開き、圧力を落とした後、②排水バルブを閉じて、再度加圧を行い、圧力を合わせてください。

5.配管経路の給水・空気抜きが終わった後、③中間バルブを開き、④排水バルブを閉じて加圧し、3~4分待った後、各放熱器の空気抜き弁を開いて空気を抜いてください。

¡放熱器の空気抜きの途中で圧力が落ちてきたら、再度加圧してから放熱器の空気を抜いてください。

¡各放熱器の空気抜きは1台ずつ行ってください。

加圧:0.05~0.07MPa (0.5~0.7kgf/c㎡)

不凍液の給水及び空気抜き・加圧

循環水の準備

温水配管

4.加圧ポンプの貯水槽に循環水を入れ、加圧ポンプで循環水を給水してください。¡配管を分岐している場合は1経路毎に空気を抜いてください。

3.温水配管の、①給水バルブ、②排水バルブを開き、③中間バルブを閉じてください。

2.温水配管の排水口にホースを接続し、ホースの片側を加圧ポンプの貯水槽の中に入れてください。

1.給水用の加圧ポンプを用意し、加圧ポンプの出水口と温水配管の給水口を、ホースで接続してください。

器具本体の据付け、温水配管工事、電気配線工事が正しく施工されていることを再確認してから給水してください。

試運転が終わりましたら、附属のオーバーフロータンクをボイラーの下面に設置し、ボイラー本体下部のゴムホース(2本)をオーバーフロータンクの長穴の部分から差し込んでください。

オーバーフロータンクの据付け

試運転試運転は使用者とご一緒に必ず行ってください。詳しくは、取扱説明書の37ページを参照してください。

¡試運転時、器具下面のドレンホースより循環液(不凍液)が出てくる場合がありますのでドレンホースを大きな容器で受けてください。

¡各放熱器の回路、温水制御器はすべて「開」状態にしてください。¡設定温度を最高にして、温水温度が上がりきるまで確認してください。

7.加圧が終わった後、①給水バルブを閉じてください。

¡機器内の循環ポンプは、制御基板右下方向に位置するポンプスイッチにて単独運転が可能です。「入」システム内空気抜き時: ポンプ単独運転「切」ボイラ通常使用時 : ポンプ単独運転停止システム内空気抜き終了後は、必ず「切」に戻してください。

¡配管、各部からの水漏れがないか確認してください。¡空気抜きが完全に終了したのを確認したあと空気抜き弁のバルブを閉止してください。

給水と空気抜き・加圧(つづき)

ボイラの制御基板上には、JEM-A(日本電機工業会)規格によるHA(ホームオートメーション)端子を備えています。HA端子からIFU(インターフェイスユニット)を経由し、家庭内または外部ネットワークを介して、機器を相互に連携するシステムに接続した場合は、リモコン以外の外部端末からも『運転・停止』の操作が可能となります。

¡リモコン(別売)は、運転・停止の管理と湯温設定をするために必要です。

給水と空気抜き・加圧

配管施工上の注意

3.配管は空気溜りができないように凸配管にしないでください。

2.ボイラの取外しができるように、ユニオン継手を使用して接続してください。

1.配管は必ず、銅管、ステンレス管、又は指定の架橋ポリエチレン管などの防錆、耐熱、耐圧及び耐久性のあるものを使用してください。¡鉄系配管「白ガス管」の場合、水アカが付着し沸騰音が発生したり、循環ポンプの故障などの原因になりますので使用しないでください。

4.このボイラは密閉配管専用です。配管には注水・加圧の為給水口(バルブ)、排水口(バルブ)、その中間にバルブを設けてください。

システム最大水容量以下でシステムを組んでください。最大水容量以上のシステムで使用すると、ドレンホースから循環液(不凍液)があふれることがあります。

5.配管工事の際には、配管内にごみ・工事材料くずなどが入らないようにしてください。

7.すべての接続が終わりましたら、必ず漏れ試験を行い、漏れのないことを確認してください。

6.放熱器は、ボイラ本体の据付け底面から5m以内の高さに設置してください。

¡システム最大水容量システム最大水容量は右記の表のとおりです。

機種名 EWF-843 EWF-443最大水容量[L] 45 45

EWF-99345

¡機器の定格表示は義務付けられています。¡定格の明示がないと、電力会社との電力契約の際にも支障が出ることがありますので必ず確認してください。

1.漏電ブレーカーが「OFF」になっていること、電源プラグがコンセントに接続されていないことを確認してください。※200Vおよび100V電源に接続したままの作業は、機器の故障・誤作動の原因になりますので絶対に行わないでください。

2.制御基板上の所定の位置に電力カードを挿入してください。3.電力カード同梱の定格表示シールを、機器表面の所定の位置に必ず貼ってください。

約1mm

¡器具内の高温部にHA接続線が触れないようにしてください。¡電源コードなど大きな電流が流れるコードとは、なるべく離して配線してください。

取付方法1.器具下面にあるゴムブッシュからHA接続線の一端(コネクタがついている方)を、器具内に入れてください。

2.HA接続線のコネクタを基板の右上方向に位置するJEM-A端子に差し込んでください。

3.器具下面のコードクリップを外し、リモコンコードとHA接続線を合わせて通した後、元どおり締め付けてください。

1.循環水には凍結予防及び腐食防止のため、必ずサンポット純正温水暖房用不凍液を使用してください。他の不凍液は使用しないでください。他の不凍液を使用すると配管内部に不純物が付着し、ボイラーの寿命が短くなることがあります。

2.不凍液の割合は各地の凍結温度条件により、選定してください。¡不凍液割合と凍結温度は不凍液の容器に記載しています。計算式 [(器具本体容量)+(放熱器などの総容量)+(配管の総容量)]×

不凍液割合×0.01=不凍液の必要量¡循環水は6~7年を目安に交換してください。

32400059500

¡本体の重量は満水時30kg以上になります。据付の際は壁面の強度が必要になりますので強度がない壁面を使用する場合は必ず「下地」を入れてください。

1. 据付箇所の強度が十分にあることを確認します。

3. 背面より配線を通す場合は配線取り出し口を外してください。

¡本体下面の前扉固定ネジ(3本)を外します。¡前扉を一度手前に引いてから下へずらすと外れます。

¡標準設置型紙(本紙)を壁に押し当てて、取り付け位置を決める。¡木ネジの穴位置に印をつける。(穴位置が決まりましたら型紙をはがしてください。)

¡中央の取付ネジを5ミリ程度残して打ち込む。¡取付ネジ寸法図

5. 本体の取り付け位置を決め、取付ネジを打ち込む

¡キャビネット底面に付属の4×10タッピンネジで壁取付板を本体に取り付ける。

4. キャビネットに壁取付板を取り付ける

2. 前扉を外します

9. 前扉を取り付ける¡前扉のツメをキャビネットに引っかける。¡本体下面の前扉固定ネジを締める。

¡水準器を用いて機器を水平に保つ。¡左右の取付ネジを打ち込む。¡中央の取付ネジを完全に打ち込む。¡壁取付板を取付ネジで壁面に固定する。

6. 本体を取付ネジに引っかける7. 取付ネジで固定する

①圧縮補強材本体中央付近に挿入されている円筒状ボール紙を取り外してください。

②ポンプ押さえポンプ付近の段ボール折曲材を、一度機器内左側に寄せてから、静かに引き抜いてください。

8. 梱包緩衝材を取り外す

¡バイパスバルブ調整方法①図に示すストッパーねじを緩めてください。

②マイナスドライバーなどを使用して、バルブの開度を適切に調整してください。

③ストッパーねじを確実に締め戻してください。

バイパス部のバルブを操作することによって機器内配管を流れる循環液の流量を適切な値に調整できます。バイパス開度によって、循環ポンプの器具外特性はグラフのとおり変化します。グラフ上方から、開度90°(垂直)、75°、60°、50°、45°、40°、30°、15°、0°(水平)の順に特性を示しています。出荷時のバイパス開度は45°に設定しています。暖房配管の口径及び長さは循環ポンプの特性の範囲内としてください。

EWF-843、EWF-443、EWF-993 [50Hz]

EWF-843、EWF-443、EWF-993 [60Hz]

443843993

443

843993

843443993

843 843,443 993

843,443 993

443993

843 443 993

1.電源プラグがコンセントに差し込まれていないことを確認します。電源プラグを差したままリモコンコードを接続しないでください。

2.器具下面にあるゴムブッシュからリモコンコードの一端を器具内に入れてください。

3.リモコンコードを小基板の左側にあるリモコン端子台に接続します。4.器具下面のコードクリップを外し、リモコンコードを通した後、元どおり締め付けてください。

運転入力

12

エラーコード

70

71