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EYECAD ネットワーク認証方式について

2021年 02月 09日 2.概要、9.Q&Aを追加

2020年 10月 23日ネットワーク環境、VPN についての記載を変更

5-5.ネットワーク認証テストを追加

8.オプションライセンス追加・ライセンス更新の手順を追加

2020年 04月 22日 NetLicTool.exe,NetLicServer.exeの実行時の権限について追記

2020年 02月 20日新規作成

作成日コメント

日本インターグラフ株式会社〒220-6213 横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズタワーC 13階

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EYECADネットワーク認証方式について

EYECAD ネットワーク認証方式について 1


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目次

1. はじめに ........................................................................................................................................................ 3

2. 概要 ............................................................................................................................................................... 4

2-1. ネットワーク認証方式とは ................................................................................................................. 4

2-2. 動作環境............................................................................................................................................... 5

3. 準備とドライバのインストール ................................................................................................................... 6

3-1. ドライバ、テスト、ツールのダウンロード ....................................................................................... 6

3-2. ドライバ、テスト、ツールの解凍 ...................................................................................................... 6

3-3. ライセンスサーバーPCへのドライバのインストール ...................................................................... 7

3-4. クライアントPCへのドライバのインストール ................................................................................ 7

4. ネットワーク認証方式の利用可否テスト .................................................................................................... 8

4-1. テストライセンスの作成 ..................................................................................................................... 8

4-2. 接続のテスト ....................................................................................................................................... 9

4-3. 接続中クライアントPC数の確認 .................................................................................................... 11

4-4. 接続の解除 ......................................................................................................................................... 11

4-5. ネットワーク認証テスト ................................................................................................................... 12

4-6. テストライセンスの削除 ................................................................................................................... 14

5. ネットワーク認証方式の導入手順 ............................................................................................................. 15

5-1. ライセンスサーバー情報ファイル:hostid(PC名).c2vの作成 .......................................................... 16

5-2. 日本インターグラフへライセンスサーバー情報ファイルの送付.................................................... 17

5-3. ライセンスサーバーでライセンスのインストール .......................................................................... 18

5-4. KeyID情報ファイルKeyID.c2vを日本インターグラフへ送付 ....................................................... 19

5-5. 最大借用可能日数の変更 ................................................................................................................... 20

6. クライアントPCの設定 ............................................................................................................................ 21

6-1. ネットワーク認証方式(Net認証)への切替え ................................................................................... 21

7. オプションライセンス追加・ライセンス更新の手順 ............................................................................... 22

7-1. KeyID情報ファイルKeyID.c2vの作成 ............................................................................................ 22


7-3. ライセンスサーバーPCでライセンスのインストール .................................................................... 24


8. ネットワーク認証方式Q&A ...................................................................................................................... 26

8-1. 基本 .................................................................................................................................................... 26

8-2. 使用環境............................................................................................................................................. 26




8-3. ライセンスと保守 .............................................................................................................................. 27

8-4. ソフト起動のライセンス ................................................................................................................... 28

8-5. ライセンスの借用 .............................................................................................................................. 29

9. お問い合わせ............................................................................................................................................... 30




1. はじめに

⚫ EYECADのライセンス認証方式はV9から従来のHASP方式(Local認証)に加え

ネットワーク認証方式(Net認証)が追加されました。

⚫ 本書は、EYECADのネットワーク認証方式の概要、利用可否テスト、新規導入手

順およびライセンス更新手順について記載しています。

⚫ 導入検討している方は概要をお読みください。

⚫ ネットワーク認証方式の利用可否を確認したい方は準備とドライバのインストー

ル、ネットワーク認証方式の利用可否テストをお読みください。

⚫ 実際の運用は準備とドライバのインストール、ネットワーク認証方式導入手順、

クライアントPCの設定、オプションライセンス追加・ライセンス更新の手順を

お読みください。

⚫ ネットワーク認証方式について疑問点がある方は、ネットワーク認証方式Q&Aを

お読みください。

⚫ 記載内容はバージョンアップ等によって予告なしに変更する場合があります。




2. 概要

2-1. ネットワーク認証方式とは

ネットワーク認証方式はネットワーク上のライセンスサーバーPCでEYECADラ

イセンス情報を管理します。

※ライセンス情報は従来のHASPキーに相当するKeyID単位で管理されます。

同一ネットワーク上の各クライアントPCでEYECADプログラムを実行時にライ

センスサーバー上のEYECADライセンス情報を確認します。

2.1-1 ネットワークライセンス利用のメリット

・ HASPキーの紛失、破損リスクの解消

・オプションソフトウェアライセンスの共有使用

・ライセンスを借用することで外出先などオフライン環境でも使用可能

・ライセンスサーバPCの変更手続きはお客様ご自身で可能

2.1-2 ネットワークライセンス利用のデメリット

・ネットワークトラブルが発生した場合、全ライセンスが使用不可

・ Ver.8以前のバージョンでは使用不可

2.1-3 ネットワークライセンス利用の注意点

・ライセンスサーバPC のOSがインストールされているドライブ全体もし

くはディスクのクローンを作成してください。

・ライセンスサーバPCのマザーボードとOSがインストールされているド

ライブが同時に変更になった場合、全てのライセンスが無効になります。

・当社では原則ライセンスの再発行はできません。

2.1-4 ネットワークライセンス利用の制約事項

・ネットワークライセンス認証の使用にはソフトウェア保守契約が必須で

す。

・保守契約を解約した場合、解約日以降は使用できません。

・例）KeyID:1234567(PIPE,SUPT)の内SUPTのみ保守解約した場合、

SUPTのみ使用できません。

ライセンスサーバーPC

EYECAD プログラム EYECAD プログラム EYECAD プログラムイメージ

ライセンス情報

クライアント PC




2.1-5 ライセンスの移行

(1) HASPキー→ネットワークライセンスへライセンス移行する場合

当社からネットワークライセンス（KeyID）をE-Mailで納品します。

ネットワークライセンス（KeyID）の動作確認後、移行対象のHASPキーを日

本インターグラフへ返却します。

例）HASP No.11223344(PIPE,SUPT) → KeyID 5566778899(PIPE,SUPT)

(2) ネットワークライセンス→HASPキーへライセンス移行する場合

日本インターグラフから新規HASPキーを納品します。

新規HASPキーの動作確認後、ライセンスサーバPCから移行対象のネットワ

ークライセンス（KeyID）を削除します。

例）KeyID 5566778899(PIPE,SUPT) → HASP No.11223344(PIPE,SUPT)

2-2. 動作環境

2.2-1 ライセンスサーバーPC

※ライセンスサーバーPCは仮想マシン環境ではお使いいただけません。

2.2-2 クライアントPC（EYECAD用PC）

※詳細は「EYECADセットアップの手引き」をご参照下さい。

2.2-3 ネットワーク環境

ライセンスサーバーPCとクライアントPCは同一のサブネットにあること。

TCP/UDPのポート 1947で通信が可能であること。

※VPN環境ではお客様の環境によりお使いいただけない場合があります。

別途ご相談お願います。


OS Windows Server 2012 R2、Windows 10 Pro (64bit)

クライアントPC

OS Windows 8.1、 Windows 10 Pro (32/64bit)

CPU Core i5、Core i7、Core i9、Xeon E3 以上

メモリ 8GB 以上

HDD 80GB 以上

グラフィックボード NVIDIA社QuadroまたはGeForceシリーズ




3. 準備とドライバのインストール

3-1. ドライバ、テスト、ツールのダウンロード

ダウンロードサイトからドライバ、テスト、ツール一式をダウンロードします。

(1) ブラウザで下記サイトにアクセスし、ダウンロードをクリックします。

https://bit.ly/2tPUnxk

(2) ダウンロードしたNetTest.zipを任意のフォルダに保存します。

3-2. ドライバ、テスト、ツールの解凍

ダウンロードしたNetTest.zipをライセンスサーバーPCとクライアントPCの任

意のフォルダにコピーして解凍します。

NetTestフォルダにドライバ、テスト、ツールに関するファイルが解凍されます。

NetTestフォルダ内ファイル一覧・HASPUserSetup.exe

・NetDetachMaxDays.exe

・NetLicTool.exe

・NetTestClient.exe

・NetTestServer.exe

・NetTestView.exe

・RUS_QTQMC.exe

・hasp_windows_48350.dll

・hasp_windows_demo.dll

・haspvlib_48350.dll

・sntl_adminapi_windows.dll

・sntl_licgen_windows.dll

ダウンロード

解凍

https://bit.ly/2tPUnxk




3-3. ライセンスサーバーPCへのドライバのインストール

ライセンスサーバーPC で解凍したHASPUserSetup.exeを実行します。

※ネットワーク認証方式の利用は本ドライバをインストールする必要があります。

インストールは管理者権限が付与されているユーザで行って下さい。

3-4. クライアントPCへのドライバのインストール

クライアントPCでも 4-3.の手順に従ってクライアントPCで解凍した

HASPUserSetup.exeを実行します。

※ネットワーク認証方式の利用は本ドライバをインストールする必要があります。

全てのクライアントPCにドライバをインストールする必要があります。

インストールは管理者権限が付与されているユーザで行って下さい。

実行




4. ネットワーク認証方式の利用可否テスト

ご使用中のネットワーク環境でネットワーク認証方式がご利用可能かのテストを行い

ます。

ライセンスサーバーPCにテストライセンスを作成し、各クライアントPCから接続テ

ストを行います。

※事前に4.準備とドライバのインストールを行って下さい。

4-1. テストライセンスの作成

ライセンスサーバーPCでテストライセンスを作成します。

(1) NetTestServer.exeを実行します。

※実行は管理者権限が付与されているユーザで行って下さい。

エラーメッセージが表示された場合はライセンスサーバーPCに正しいHASP

ドライバがインストールされていません。

4-3. ライセンスサーバーPCへのドライバのインストールを行って下さい。


接続テスト接続テスト接続テスト

イメージ

テストライセンス

クライアント PC




(2) KeyID作成数を入力し作成ボタンをクリックします。

(KeyID作成数：HASPキーに相当する使用予定のライセンス数)

サーバー名、KeyID、ライセンス、ログイン数が表示されます。

※全てのテストが終了するまでダイアログを閉じないで下さい。

4-2. 接続のテスト

クライアントPCで接続テストをします。

※全てのクライアントPCで接続テストを実行して下さい。

(1) NetTestClient.exeを実行します。

エラーメッセージが表示された場合はクライアントPCに正しいHASPドライ

バがインストールされていません。

4-4. クライアントPCへのドライバのインストールを行って下さい。

※サーバー名はライセンスサーバーPC名 KeyIDはテストライセンス作成時のたびに生成される ID

実行

NetTestServer.exe




(2) 接続ボタンをクリックします。

接続が成功すると、接続先、KeyID、ライセンスにライセンスサーバーの情報

が表示されます。成功したクライアントPCでネットワーク認証方式のご利用

が可能です。

エラーメッセージが表示される場合や、ライセンスサーバーの情報が表示され

ない場合、問題を解消するまでネットワーク認証方式のご利用が出来ません。

※全てのテストが終了するまでダイアログを閉じないで下さい。

エラーメッセージ(code=7)が表示された場合は

クライアントPCにドライバがインストールされていないか、

ライセンスサーバーからライセンスを取得できない状況です。


または、貴社内の情報システム管理者に相談して下さい。

※接続先はライセンスサーバーPC名 KeyIDはテストライセンス作成時のたびに生成される ID

実行

NetTestClient.exe

PC-A

PC-B




4-3. 接続中クライアントPC数の確認

ライセンスサーバーPCで接続中のクライアントPC数の確認をします。

(1) 確認ボタンをクリックします。

ログイン数が更新されます。

ライセンスサーバーに接続しているクライアントPC数と表示されているログ

イン数が一致していることを確認して下さい。

4-4. 接続の解除

クライアントPCで接続を解除します。

※全てのクライアントPCで接続の解除を実行して下さい。

(1) 解除ボタンをクリックします。

(2) 接続先、KeyID、ライセンスが空欄になったことを確認し閉じるボタンをクリ

ックします。


※接続先はライセンスサーバーPC名 KeyIDはテストライセンス作成時のたびに生成される ID




4-5. ネットワーク認証テスト

クライアントPCでネットワーク認証のテストをします。

※全てのクライアントPCでネットワーク認証のテストを実行して下さい。

(1) NetTestView.exeを実行します。

下の画面が表示されネットワーク認証のテストが始まります。

(2) テスト用Mrviewが起動し、ネットワーク認証テストの説明ダイアログが表示

されます。

下のダイアログでOKボタンをクリックします。

(3) 下のダイアログで前回と同じ画面を復元ボタンをクリックします。




(4) 3Dモデルデータが表示されます。

ネットワーク認証テストの結果が表示されるまで待ちます。

成功／失敗ダイアログが表示されたらOKボタンを押します。

失敗ダイアログが表示された場合、問題を解消するまでネットワーク認証方式

のご利用が出来ません。

※ネットワーク認証テストプログラムが終了すると、自動でテストデータの削

除が行われます。

License-PC

成功ダイアログ失敗ダイアログ




4-6. テストライセンスの削除

ライセンスサーバーPCでテストライセンスを削除します。

(1) 削除ボタンをクリックします。

(2) 閉じるボタンをクリックします。


クライアントPCの接続が解除されていません。

5-4. 接続の解除を行ったのち、テストライセンスの削除をして下さい。

※全てのクライアントPCで接続の解除を実行して下さい。





5. ネットワーク認証方式の導入手順

ネットワーク認証方式ではお客様がライセンスサーバーPCで作成するライセンスサ

ーバー情報や既存ライセンスのKeyID情報を元に日本インターグラフがライセンスイ

ンストールプログラムの作成を行います。

ネットワークライセンスのインストールには、事前に日本インターグラフへライセン

スサーバー情報ファイルやKeyID情報ファイルの送付が必要です。

導入時の流れ

・ライセンスサーバー情報ファイル:hostid(PC名).c2vの作成（6-1.）

・日本インターグラフへライセンスサーバー情報ファイルの送付（6-2.）

・ライセンスサーバーでライセンスのインストール（6-3.）

・ KeyID情報ファイル:KeyID.c2vを日本インターグラフへ送付（6-4.）

6-2.

6-1.

お客様日本インターグラフ

ライセンスインストールプログラム



6-3.

ライセンスサーバー情報ファイル

KeyID情報ファイル

6-4.

ライセンスサーバー情報をメールで送信

ライセンスインストールのお知らせ

KeyID情報をメールで送信

ライセンスサーバー情報ファイルを元にライセンスインストールプログラムを作成




5-1. ライセンスサーバー情報ファイル:hostid(PC名).c2vの作成

ライセンスサーバーPCでライセンスサーバー情報ファイル:hostid(PC名).c2vを

作成します。

※事前に 4. 準備とドライバのインストールを行って下さい。

(1) NetLicTool.exeを実行します。


(2) ライセンスサーバー情報ファイルの作成ボタンをクリックします。

(3) 任意のフォルダに保存します。

※ファイル名は hostid(ライセンスサーバーPC名).c2v




保存

NetLicTool.exe

実行





5-2. 日本インターグラフへライセンスサーバー情報ファイルの送付

(1) ライセンスサーバー情報ファイルを日本インターグラフへ送付します。

送付先メールアドレス:[email protected]

(2) 後日「ライセンスインストールのお知らせ」のメールが日本インターグラフか

ら届きます。

(3) 「ライセンスインストールのお知らせ」に従ってライセンスインストールプロ

グラムをダウンロードします。

※ライセンスインストールプログラムはKeyIDごとに作成されます。

615861068395417945_Setup.exe

メールで送信


ダウンロード



日本インターグラフお客様

mailto:[email protected]




5-3. ライセンスサーバーでライセンスのインストール

(1) ダウンロードしたライセンスインストールプログラムをライセンスサーバーPC

で実行します。


※全てのライセンスインストールプログラムを実行して下さい。

(2) インストールボタンをクリックします。

ライセンスをインストールするとKeyID情報ファイルを作成します。

OKボタンをクリックします。

(3) 任意のフォルダにKeyID情報ファイル:KeyID.c2vを保存します。



ライセンスサーバー情報ファイルを作成したPCと異なるPCでライセンスイ

ンストールプログラムが実行されています。

ライセンスサーバー情報ファイルを作成したPCで実行して下さい。

615861068395417945_Setup.exe

615861068395417945

615861068395417945_Setup

C:\C2vFolder\615861068395417945.c2v

保存

615861068395417945_Setup


実行


615861068395417945_Setup




5-4. KeyID情報ファイルKeyID.c2vを日本インターグラフへ送付

(1) KeyID情報ファイルを日本インターグラフへ送付します。


メールで送信







5-5. 最大借用可能日数の変更

ライセンスの借用機能を利用することでオフラインでの使用が可能です。

デフォルトの最大借用可能日数は 14日間です。

ライセンスサーバーPCで最大借用可能日数の変更が可能です。

※最大借用可能日数を大きくしても、借用終了日は保守終了日以前となります。

(1) ライセンスサーバーPC上でNetDetachMaxDays.exeを実行します。


(2) 最大借用可能日数を変更してOKボタンをクリックします。

(3) クライアントPCで借用時の最大借用可能日が更新されていることを確認して

ください。

※最大借用可能日数が更新されていない場合は、キャンセルしてしばらく待っ

てから再度、借用を実行してください

※最大借用可能日数を大きくしても、最大借用可能日数、借用終了日は保守終

了日となります。




6. クライアントPCの設定

6-1. ネットワーク認証方式(Net認証)への切替え

※ネットワーク認証方式(Net認証)を使用する全てのクライアントPCで設定して

下さい。

(1) ランチャを起動します。

(2) ライセンス表示ボタンをクリックします。

HASPキーが挿入されていない場合は以下のメッセージが表示されます。

はいボタンをクリックするとネットワーク認証方式(Net認証)に切り替わりま

す。

HASPキーが挿入されている場合は Local認証からNet認証へ切替えます。

ネットワーク上のライセンスが表示されます。

(3) 起動時に取得するライセンスの設定を行います。

使用するプログラムが必要なライセンスを設定して下さい。

※Net認証の詳細についてはHelp Manualの 01-02-6-2以降ご参照下さい。

エラーメッセージが表示された場合は

クライアントPCに正しいHASPドライバがインストールされていません。


ランチャを起動

実行

Net認証へ切替え

起動時に取得するライセンスの設定




7. オプションライセンス追加・ライセンス更新の手順

オプションライセンスの追加やライセンスの更新は、現在のライセンスサーバーPC

のKeyID情報ファイルが必要です。

7-1. KeyID情報ファイルKeyID.c2vの作成

ライセンスサーバーPCでKeyID情報ファイルKeyID.c2vを作成します。

※事前に 4. 準備とドライバのインストールを行って下さい。

(1) NetLicTool.exeを実行します。


(2) KeyIDをすべて選択します。

(3) KeyID情報ファイルの作成ボタンをクリックします。

(4) 任意のフォルダに保存します。

※KeyIDごとにファイルが作成されます(ファイル名はKeyID.c2v)




保存

NetLicTool.exe

実行








(2) 後日「ライセンスインストールのお知らせ」のメールが日本インターグラフか

ら届きます。

(3) 「ライセンスインストールのお知らせ」に従ってライセンスインストールプロ

グラムをダウンロードします。


615861068395417945_Setup.exe

メールで送信


ダウンロード








7-3. ライセンスサーバーPCでライセンスのインストール

(1) ダウンロードしたライセンスインストールプログラムをライセンスサーバーPC

で実行します。


※全てのライセンスインストールプログラムを実行して下さい。

(2) インストールボタンをクリックします。

ライセンスをインストールするとKeyID情報ファイルを作成します。


(3) 任意のフォルダにKeyID情報ファイル:KeyID.c2vを保存します。



ライセンスサーバー情報ファイルを作成したPCと異なるPCでライセンスイ

ンストールプログラムが実行されています。

ライセンスサーバー情報ファイルを作成したPCで実行して下さい。

615861068395417945_Setup.exe

615861068395417945

615861068395417945_Setup

C:\C2vFolder\615861068395417945.c2v

保存

615861068395417945_Setup


実行


615861068395417945_Setup







メールで送信







8. ネットワーク認証方式Q&A

8-1. 基本

Q.1-1 ネットワーク認証方式とはどのようなものですか？

A.1-1 ネットワーク認証方式はネットワーク上のライセンスサーバーPCでEYECAD

ライセンス情報を管理する方式です。

EYECADライセンス情報が設定されたKeyIDをライセンスサーバーPCに作成

します。KeyIDは従来のHASPキーに相当するもので固有の番号を持ちます。

各クライアントPCでEYECADプログラムを実行する際このKeyIDに設定さ

れたEYECADライセンス情報を確認します。

Q.1-2 V8以前のバージョンのEYECADでネットワーク認証方式は使用可能ですか？

A.1-2 使用できません。

Q.1-3 自社のネットワーク環境で使用可能か事前に確認できますか？

A.1-3 事前確認用のプログラムを提供しています。

Q.1-4 HASPライセンスとKeyIDライセンスは同時使用できますか？

例えばHASPライセンスにEYEPIPE、KeyIDにEYESUPTがある場合、

HASPライセンスでMrout起動し、KeyIDのEYESUPTを使用できますか？

A.1-4 HASPライセンスとKeyIDライセンスは同時使用できません。

Q.1-5 「ライセンス表示」プログラムでNet認証に切り替えても「ネットワークライ

センスがみつかりません」と表示されます。

A.1-5 ネットワークライセンスが必要です。詳しくは「EYECADネットワーク認証方

式導入手順書」を参照してください。

8-2. 使用環境

Q.2-1 仮想環境のPCをライセンスサーバーPCとして使用可能ですか？

A.2-1 使用できません。

Q.2-2 Windowsの「リモートデスクトップ接続」でEYECADを使用可能ですか？

A.2-2 接続先PCでネットワーク認証方式が使用可能であればEYECADは使用可能

です。

Q.2-3 VPN接続でネットワーク認証方式は使用可能ですか？

A.2-3 VPN環境ではお客様の環境によりお使いいただけない場合があります。

別途ご相談お願います。




8-3. ライセンスと保守

Q.3-1 ネットワーク認証方式の使用にはソフトウェア保守契約が必須ですが、一部の

ソフトウェアの保守契約を解約した場合どうなりますか？

A.3-1 保守更新しないライセンスは保守期限日が過ぎると動作しなくなります。

ソフトウェア使用権は残るので実際に使用するにはKeyID上のライセンスを

LocalHaspに移行する必要があります。移行は有償です。

例) EYEPIPEとEYESUPTを購入、2021/03/31でEYESUPTの保守契約解除

の場合（EYEPIPEは保守更新中）

保守終了日：2022/03/31, EYEPIPEの有効期限：9999/99/99, EYESUPTの有

効期限：9921/03/31

2021/01/31にEYECAD V9.10がReleaseされたとすると、V9.10は

2021/03/31時点ではEYEPIPE,EYESUPTともに実行可能ですが、2021/04/01

になるとEYEPIPEは実行可能ですがEYESUPTは実行不可となります。

LocalHaspの場合 2021/04/01でもV9.10はEYEPIPE,EYESUPTとも実行可能

です。

Q.3-2 ライセンス構成を変更できますか？(オプションのEYESUPTを追加など)

A.3-2 変更可能です。

ライセンス構成が変わるときはKeyIDを更新する必要があります。KeyIDの作

成と更新方法については「EYECADネットワーク認証方式導入手順書」を参照

願います。

Q.3-3 保守対象外(EYEOIV,EYEORDERなど)や販売終了（Conv3Dなど）している

ソフトウェアライセンスのあるHASPをネットワーク認証方式に移行できます

か？

A.3-3 移行可能です。

ただし保守対象外、販売終了しているソフトウェアはV9では対応していない

ため、これらのソフトウェアを使うにはKeyIDから LocalHaspにライセンスを

戻す必要があります。ライセンスの移行は有償です。




Q.3-4 ライセンスサーバーPCが故障した場合、登録されているライセンスは無効と

なりますか？

A.3-4 ライセンスサーバーPCはマザーボードとOSがインストールされているドラ

イブが同時に変更となった場合にライセンスが無効となります。

例えば、ドライブが故障してもマザーボードに変更がなければそのドライブの

バックアップから新しいドライブにリストアすればライセンスは使用可能で

す。

ライセンスサーバーPCのバックアップは起動ドライブ全体もしくはディスク

のクローンを必ず作成してください。

弊社で実績があるのは以下のバックアップツールです。

・Acronis True Image

・EaseUS Todo Backup

・Windowsの標準機能のシステムイメージの作成

ドライブ内の全てのフォルダやファイルをバックアップしたものを新しいドラ

イブにコピーした場合はライセンスが無効となります。

不明点がございましたら弊社サポートまでご相談下さい。

8-4. ソフト起動のライセンス

Q.4-1 使用するライセンスは選択可能ですか？

例えばEYESUPTを使わない作業者がEYESUPTを使用しないようにする方法

はありますか？

A.4-1 「ライセンス表示」プログラムで使用するライセンスのOn/Offが個別に設定可

能です。

Q.4-2 Mrviewを起動するとEYEPIPEとEYEVIEW-LTのどちらのライセンスを使用

しますか？

A.4-2 MrviewはEYEVIEW-LT→EYEPIPEの順でライセンス情報を確認します。

EYEVIEW-LTが見つかればそのライセンスを使用します。

Q.4-3 1つのPCでMrout起動後、Mrviewを起動するとEYEPIPEとEYEVIEW-LT

の両方のライセンスを使用するのですか？

A.4-3 その通りです。「ライセンス表示」プログラムでEYEVIEW-LTのライセンス

取得をOffにすればEYEPIPEのライセンス消費だけで済みます。




8-5. ライセンスの借用

Q.5-1 外出先などのオフラインで使用することはできますか？

A.5-1 ライセンスの借用機能を利用することでオフラインでの使用が可能です。

ライセンスの借用機能は期間を指定してクライアントPCに一時的にKeyID作

成しそのKeyIDにライセンスを借用します。借用期間が過ぎるとクライアント

PCのKeyIDは自動的に削除され、ライセンスサーバーPCに返却されます。

Q.5-2 ライセンスを借用したPCを別のネットワークに接続し、ライセンスサーバー

PCとして使用することはできますか？

A.5-2 借用したPC以外では使用できません。

Q.5-3 ライセンスを借用した後、ライセンスサーバーPCに強制的にライセンスを返

却させる事は可能ですか？

A.5-3 ライセンスを借用したPCとライセンスサーバーPCが同一ネットワーク上に

あれば可能です。ネットワークにつながっていない場合はできません。

返却は借用したPCからのみ可能です。

ライセンスサーバーPCから強制的にライセンスを戻すことはできません。

※借用期間が過ぎると自動的に返却されます。

Q.5-4 KeyID内のライセンス(一部または全部)が借用中の場合、オプションの追加や

保守更新をすることは可能ですか？

A.5-4 できません。

オプションの追加や保守更新時はサーバーでKeyIDの更新が必要です。

KeyIDの更新にはKeyID内全ての借用ライセンスの返却が必要です。

※KeyID内の全てのライセンスが返却状態にならないと更新出来ません。

Q.5-5 KeyID内のライセンス(一部または全部)が借用中の場合、ライセンスサーバー

PC上の他のKeyIDのオプションの追加や保守更新をすることは可能ですか？

A.5-5 KeyIDごとに更新しますので借用中ではない他のKeyIDは更新可能です。

Q.5-6 ライセンスの借用期間は最大何日間ですか？

A.5-6 デフォルトの最大借用可能日数は 14日間です。

ライセンスサーバーPCで最大借用可能日数の変更が可能です

変更手順は最大借用可能日数の変更をお読みください。

※最大借用可能日数を大きくしても、借用終了日は保守終了日以前となりま

す。




9. お問い合わせ

本書に関するお問合せは、下記までお願いいたします。

保守契約、製品購入のお問合せ先：

日本インターグラフ株式会社

PPM開発・技術部営業担当

TEL.045-640-1193 / FAX.045-683-6160

EYECAD操作等技術的なお問合せ先：

日本インターグラフ株式会社

PPM開発・技術部 EYECADサポート担当

TEL.045-640-1193 / FAX.045-683-6160

E-Mail：[email protected]


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