流動・乾燥場が誘起する 二峰性微粒子分散液の 構造形成...
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粉体工学会 第53回技術討論会 2018.9.3 - 4 /201
流動・乾燥場が誘起する二峰性微粒子分散液の構造形成シミュレーション
小池 修(PIA),辰巳 怜(東京大学),山口 由岐夫(PIA)
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粉体工学会 第53回技術討論会 2018.9.3 - 4 /202
外場 - 構造 - 物性研磨
(CMP)混練分散
塗布乾燥
成形ろ過
粒径分布偏析配向
粒子間接触
粘度 / 機械的強度電気/熱伝導度物質移動度光学特性
Pe = vf d /DPe = ve d /D
ペクレ数
ねらい: 粘度調節 充填率向上
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流動場おける二峰性微粒子分散液の振る舞い
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粉体工学会 第53回技術討論会 2018.9.3 - 4 /20
微粒子分散液のレオロジー①
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Shear-thickening
R. Mano, 2009, master thesis
Pe = γd2
D3πηs γd
2
kBT / d
Hydorodynamic force
Thermal forceShear-thinning
“せん断率” に対して非線形
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A. A. Zaman & C. S. Dutcher,J. Am. Ceram. Soc., 89 (2006) 422.
二峰性 三峰性微粒子分散液のレオロジー②
“大小粒子の配合率” に対して非線形
size ratio せん断率 103 [s-1]
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目的
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方法• IBM + DEM (SNAP-F) •圧力駆動流れを発生させて粘度評価
・二峰性分散液の粘度最小値の存在を調べる
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= 0Φ
= 1Φ
運動方程式 ∂v∂t+v ⋅∇v = −∇p+ν∇2v + 1
ρf∇⋅S+Φα
α =vp −vΔt
+v ⋅∇v −ν∇2v − 1ρf∇⋅S
流体加速度
体積力型埋め込み境界条件 →粒子内部:粒子速度に拘束
熱揺動項
運動方程式:流体(非圧縮)
粒子-流体連成項
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m dvdt= Fco +FD +Fh
T h = − rp (x)×ρfφp (x)α(x){ }dVV∫
Fh = − ρfφp (x)α(x)dVV∫
DLVO 力
接触力/トルク + Coulomb 摩擦則 Ftco =min Ft
co ,µ Fnco( )
運動方程式:粒子
流体力/トルク 流体加速度の体積積分
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計算条件①粒子 d [µm ] : 0.2, 0.1φp : 0.4ζ [mV] :-50
溶媒c [M ]:10-3, 10-1
Pe : 8×104
T [ K ]: 293.15
Case B
*せん断率 4×106 [s-1]
粒子d [µm ] :1, 0.5φp : 0.5ζ [mV] :-50
溶媒c [M ]:10-2
Pe :(2, 10)×104
T [ K ]: 293.15
*せん断率 (8, 40)×103 [s-1]
Case A
A. A. Zaman & C. S. Dutcher, 2006 に成るべく近い条件を設定
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計算条件②格子サイズの決定方針: 接触粒子間隙の解像
d
⊿
dΔ=
23−1
#
$%
&
'(−1
≈ 6.5
理想:解像度d =7⊿ 以上 流体力の精度も十分になる
実際:解像度d =5⊿ 以上Case A dL =10⊿ ; dS =5⊿ Case B dL =12⊿ ; dS =6⊿
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流動過程Pe = 2×104XS = 0.0 XS = 0.25
停滞 流動 (Lx, Ly, Lz) = (10dL , 10dL , 3dL)
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みかけ粘度の評価
みかけ粘度: η = Qφ=0Q
ηs
S :流路断面積,H:流路幅(高さ)
g = 12 (32) :channel (pipe)
:粒子なしの流量
Qφ=0 =SH 2
gηs∇P
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みかけ粘度Pe = 2×104
Pe = 1×105
Xs
∃ηamin
粘度ギャップ⊿η高せん断で減少
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乾燥場おける二峰性微粒子分散液の振る舞い
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粉体工学会 第53回技術討論会 2018.9.3 - 4 /2015図:ものづくりの化学工学山口由岐夫,丸善
微粒子分散液の乾燥特性
時間
乾燥速度
界面付近に偏析:大粒子だと思われがち
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目的
方法• DEM (SNAP-L) •片側移動界面(乾燥界面)を発生させて偏析を評価
・二峰性分散液が乾燥する際の偏析状態を調べる
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m dvdt= Fco +FD +Fh
運動方程式:粒子
回転運動は無視→・摩擦なし・回転拡散寄与しない
Stokes抵抗力, + 熱揺動力
偏析シミュレーションは,並進拡散を表現するモデルで行う
Langevin方程式DLVO 力
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乾燥過程
κ = 2, φp = 0.1; Pe = ved /D
Pe = 0.3, 5, 100
混合 混合 偏析
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偏析度
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粉体工学会 第53回技術討論会 2018.9.3 - 4 /2020
•現象に応じてモデルの近似度を調節 → 熱揺動Navier-Stokes方程式,Langevin方程式. . .
•現象を見出す計算領域を調節 → 今回,課された制限内で見出せた. → 制限:粒子追跡の空間解像度・許容CPU時間
•紹介した2つのシミュレーションは, 粉体プロセスでの類似現象の考察に展開可能だろう.
計算上の要点